JPH1045746A - 光学活性化合物の製造法 - Google Patents
光学活性化合物の製造法Info
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- JPH1045746A JPH1045746A JP8208203A JP20820396A JPH1045746A JP H1045746 A JPH1045746 A JP H1045746A JP 8208203 A JP8208203 A JP 8208203A JP 20820396 A JP20820396 A JP 20820396A JP H1045746 A JPH1045746 A JP H1045746A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】α-アドレナリン遮断薬,コレステロール低下
剤等の医薬品の中間体として有用な光学活性化合物の製
造法を提供する。 【解決手段】式(I) 【化1】 〔式中、環Eは、さらに1ないし4の置換基を有してい
てもよいベンゼン環を示す〕で表される化合物と、グリ
シジル 3−ニトロベンゼンスルホン酸エステルの光学
活性体とを、有機溶媒中、塩基の存在下に反応させるこ
とを特徴とする、式(II) 【化2】 〔式中、環Eは前記と同意義を示す〕で表される化合物
の光学活性体の製造法。
剤等の医薬品の中間体として有用な光学活性化合物の製
造法を提供する。 【解決手段】式(I) 【化1】 〔式中、環Eは、さらに1ないし4の置換基を有してい
てもよいベンゼン環を示す〕で表される化合物と、グリ
シジル 3−ニトロベンゼンスルホン酸エステルの光学
活性体とを、有機溶媒中、塩基の存在下に反応させるこ
とを特徴とする、式(II) 【化2】 〔式中、環Eは前記と同意義を示す〕で表される化合物
の光学活性体の製造法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、α-アドレナリン
遮断薬,コレステロール低下剤等の医薬品の中間体とし
て有用な光学活性化合物の製造法に関する。
遮断薬,コレステロール低下剤等の医薬品の中間体とし
て有用な光学活性化合物の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明で目的とする光学活性化合物、す
なわち、光学活性な 2-ヒドロキシメチル-2,3-ジヒドロ
-1,4-ベンゾジオキサン誘導体の製造法としては、例え
ば 1)カテコールと(2S)-3-ベンジルオキシ-1,2-プロパン
ジオールトシレートとを、エタノール中、ナトリウムメ
トキシドの存在下に反応させる方法(Journal ofMedici
nal Chemistry, 20, 880-885 (1977)); 2)カテコールとエピクロロヒドリンとの反応を使用す
る方法(Journal of Medicinal Chemistry, 30, 49-57
(1987)); 3)カテコールと光学活性グリシジルトシレートとを、
有機溶媒中、水素化ナトリウムまたは炭酸カリウムの存
在下に反応させる方法(Journal of Medicinal Chemist
ry, 32, 1402-1407 (1989);Tetrahedron Letter, 29,
3671-3674 (1988)); 4)ラセミ体の2-ヒドロキシメチル-2,3-ジヒドロ-1,4-
ベンゾジオキサンをリパーゼにより光学分割する方法
(Tetrahedron Letter, 33, 6283-6286 (1992))等が知
られている。しかしながら、グリシジル 3−ニトロベ
ンゼンスルホン酸エステルの光学活性体を用いて、本発
明の目的とする光学活性化合物を製造する方法は知られ
ていない。
なわち、光学活性な 2-ヒドロキシメチル-2,3-ジヒドロ
-1,4-ベンゾジオキサン誘導体の製造法としては、例え
ば 1)カテコールと(2S)-3-ベンジルオキシ-1,2-プロパン
ジオールトシレートとを、エタノール中、ナトリウムメ
トキシドの存在下に反応させる方法(Journal ofMedici
nal Chemistry, 20, 880-885 (1977)); 2)カテコールとエピクロロヒドリンとの反応を使用す
る方法(Journal of Medicinal Chemistry, 30, 49-57
(1987)); 3)カテコールと光学活性グリシジルトシレートとを、
有機溶媒中、水素化ナトリウムまたは炭酸カリウムの存
在下に反応させる方法(Journal of Medicinal Chemist
ry, 32, 1402-1407 (1989);Tetrahedron Letter, 29,
3671-3674 (1988)); 4)ラセミ体の2-ヒドロキシメチル-2,3-ジヒドロ-1,4-
ベンゾジオキサンをリパーゼにより光学分割する方法
(Tetrahedron Letter, 33, 6283-6286 (1992))等が知
られている。しかしながら、グリシジル 3−ニトロベ
ンゼンスルホン酸エステルの光学活性体を用いて、本発
明の目的とする光学活性化合物を製造する方法は知られ
ていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の製造法
は、収率,光学純度等の面で、α-アドレナリン遮断
薬,コレステロール低下剤等の医薬品の中間体として有
用な光学活性化合物である光学活性な 2-ヒドロキシメ
チル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキサン誘導体を製造
するための満足な製造法であるとは言い難い。したがっ
て、該誘導体を立体選択的にかつ高収率で製造すること
のできる方法が求められている。
は、収率,光学純度等の面で、α-アドレナリン遮断
薬,コレステロール低下剤等の医薬品の中間体として有
用な光学活性化合物である光学活性な 2-ヒドロキシメ
チル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキサン誘導体を製造
するための満足な製造法であるとは言い難い。したがっ
て、該誘導体を立体選択的にかつ高収率で製造すること
のできる方法が求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I)
【化3】 〔式中、環Eは、さらに1ないし4の置換基を有してい
てもよいベンゼン環を示す〕で表される化合物(以下、
化合物(I)と略する)と、グリシジル3−ニトロベン
ゼンスルホン酸エステルの光学活性体とを、有機溶媒
中、塩基の存在下に反応させることを特徴とする、式
(II)
てもよいベンゼン環を示す〕で表される化合物(以下、
化合物(I)と略する)と、グリシジル3−ニトロベン
ゼンスルホン酸エステルの光学活性体とを、有機溶媒
中、塩基の存在下に反応させることを特徴とする、式
(II)
【化4】 〔式中、環Eは前記と同意義を示す〕で表される化合物
(以下、化合物(II)と略する)の光学活性体の製造法
に関する。
(以下、化合物(II)と略する)の光学活性体の製造法
に関する。
【0005】式(I)において、環Eが有する置換基と
しては、ハロゲン原子,炭化水素基,置換されていても
よいチオール基,アシル基,置換されていてもよいヒド
ロキシル基,ニトロ基,シアノ基,置換されていてもよ
いアミノ基が挙げられる。
しては、ハロゲン原子,炭化水素基,置換されていても
よいチオール基,アシル基,置換されていてもよいヒド
ロキシル基,ニトロ基,シアノ基,置換されていてもよ
いアミノ基が挙げられる。
【0006】ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭
素およびヨウ素が挙げられる。炭化水素基としては、C
1-15炭化水素基、例えばC1-10アルキル基、C2-10アル
ケニル基、C2-10アルキニル基、C3-10シクロアルキル
基、C3-10シクロアルケニル基、C4-10シクロアルカジ
エニル基、C6-14アリール基、C7-10アラルキル基等が
挙げられる。C1-10アルキル基の好適な例としては、例
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec.−ブチル、tert.−ブチル、ペン
チル、イソペンチル、ネオペンチル、tert.−ペンチ
ル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、
1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,
3−ジメチルブチル、2−エチルブチル、ヘキシル、ペ
ンチル、オクチル、ノニル、デシルなどが挙げられる。
C2-10アルケニル基の好適な例としては、例えばビニ
ル、アリル、イソプロペニル、1−プロペニル、2−メ
チル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、
3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、3−メチル
−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3
−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペン
テニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセ
ニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニルなどが挙げられ
る。C2-10アルキニル基の好適な例としては、例えばエ
チニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニ
ル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2
−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−
ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘ
キシニル、5−ヘキシニルなどが挙げられる。
素およびヨウ素が挙げられる。炭化水素基としては、C
1-15炭化水素基、例えばC1-10アルキル基、C2-10アル
ケニル基、C2-10アルキニル基、C3-10シクロアルキル
基、C3-10シクロアルケニル基、C4-10シクロアルカジ
エニル基、C6-14アリール基、C7-10アラルキル基等が
挙げられる。C1-10アルキル基の好適な例としては、例
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec.−ブチル、tert.−ブチル、ペン
チル、イソペンチル、ネオペンチル、tert.−ペンチ
ル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、
1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,
3−ジメチルブチル、2−エチルブチル、ヘキシル、ペ
ンチル、オクチル、ノニル、デシルなどが挙げられる。
C2-10アルケニル基の好適な例としては、例えばビニ
ル、アリル、イソプロペニル、1−プロペニル、2−メ
チル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、
3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、3−メチル
−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3
−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペン
テニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセ
ニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニルなどが挙げられ
る。C2-10アルキニル基の好適な例としては、例えばエ
チニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニ
ル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2
−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−
ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘ
キシニル、5−ヘキシニルなどが挙げられる。
【0007】C3-10シクロアルキル基の好適な例として
は、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチ
ル、ビシクロ〔2.2.1〕ヘプチル、ビシクロ〔2.2.
2〕オクチル、ビシクロ〔3.2.1〕オクチル、ビシク
ロ〔3.2.2〕ノニル、ビシクロ〔3.3.1〕ノニル、
ビシクロ〔4.2.1〕ノニル、ビシクロ〔4.3.1〕デ
シルなどが挙げられる。C3-10シクロアルケニル基の好
適な例としては、例えば2−シクロペンテン−1−イ
ル、3−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセ
ン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イルなどが挙
げられる。C4-10シクロアルカジエニル基の好適な例と
しては、例えば2,4−シクロペンタジエン−1−イ
ル、2,4−シクロヘキサジエン−1−イル、2,5−シ
クロヘキサジエン−1−イルなどが挙げられる。C6-14
アリール基の好適な例としては、例えばフェニル、ナフ
チル、アントリル、フェナントリル、アセナフチレニル
などが挙げられる。C7-10アラルキル基の好適な例とし
ては、例えばベンジル、フェネチルなどが挙げられる。
は、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチ
ル、ビシクロ〔2.2.1〕ヘプチル、ビシクロ〔2.2.
2〕オクチル、ビシクロ〔3.2.1〕オクチル、ビシク
ロ〔3.2.2〕ノニル、ビシクロ〔3.3.1〕ノニル、
ビシクロ〔4.2.1〕ノニル、ビシクロ〔4.3.1〕デ
シルなどが挙げられる。C3-10シクロアルケニル基の好
適な例としては、例えば2−シクロペンテン−1−イ
ル、3−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセ
ン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イルなどが挙
げられる。C4-10シクロアルカジエニル基の好適な例と
しては、例えば2,4−シクロペンタジエン−1−イ
ル、2,4−シクロヘキサジエン−1−イル、2,5−シ
クロヘキサジエン−1−イルなどが挙げられる。C6-14
アリール基の好適な例としては、例えばフェニル、ナフ
チル、アントリル、フェナントリル、アセナフチレニル
などが挙げられる。C7-10アラルキル基の好適な例とし
ては、例えばベンジル、フェネチルなどが挙げられる。
【0008】置換されていてもよいチオール基におい
て、置換されたチオール基としては、例えばC1-10アル
キルチオ基、C3-10シクロアルキルチオ基、C2-10アル
ケニルチオ基、C3-10シクロアルケニルチオ基、C7-10
アラルキルチオ基、C2-4アルカノイルチオ基、C6-14
アリールチオ基などが挙げられる。C1-10アルキルチオ
基の好適な例としては、例えばメチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、イ
ソブチルチオ、sec.−ブチルチオ、tert.−ブチルチ
オ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、ネオペンチルチ
オ、ヘキシルチオ、ヘプチルチオ、ノニルチオ等が挙げ
られる。C3-10シクロアルキルチオ基の好適な例として
は、例えばシクロブチルチオ、シクロペンチルチオ、シ
クロヘキシルチオ等が挙げられる。C2-10アルケニルチ
オ基の好適な例としては、例えばアリルチオ、クロチル
チオ、2−ペンテニルチオ、3−ヘキセニルチオ等が挙
げられる。C3-10シクロアルケニルチオ基の好適な例と
しては、例えば2−シクロペンテニルチオ、2−シクロ
ヘキセニルチオ等が挙げられる。C7-10アラルキルチオ
基の好適な例としては、例えばベンジルチオ、フェネチ
ルチオ等が挙げられる。C2-4アルカノイルチオ基の好
適な例としては、例えばアセチルチオ、プロピオニルチ
オ、ブチリルチオ、イソブチリルチオ等が挙げられる。
C6-14アリールチオ基の好適な例としては、例えばフェ
ニルチオ、ナフチルチオ等が挙げられる。
て、置換されたチオール基としては、例えばC1-10アル
キルチオ基、C3-10シクロアルキルチオ基、C2-10アル
ケニルチオ基、C3-10シクロアルケニルチオ基、C7-10
アラルキルチオ基、C2-4アルカノイルチオ基、C6-14
アリールチオ基などが挙げられる。C1-10アルキルチオ
基の好適な例としては、例えばメチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、イ
ソブチルチオ、sec.−ブチルチオ、tert.−ブチルチ
オ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、ネオペンチルチ
オ、ヘキシルチオ、ヘプチルチオ、ノニルチオ等が挙げ
られる。C3-10シクロアルキルチオ基の好適な例として
は、例えばシクロブチルチオ、シクロペンチルチオ、シ
クロヘキシルチオ等が挙げられる。C2-10アルケニルチ
オ基の好適な例としては、例えばアリルチオ、クロチル
チオ、2−ペンテニルチオ、3−ヘキセニルチオ等が挙
げられる。C3-10シクロアルケニルチオ基の好適な例と
しては、例えば2−シクロペンテニルチオ、2−シクロ
ヘキセニルチオ等が挙げられる。C7-10アラルキルチオ
基の好適な例としては、例えばベンジルチオ、フェネチ
ルチオ等が挙げられる。C2-4アルカノイルチオ基の好
適な例としては、例えばアセチルチオ、プロピオニルチ
オ、ブチリルチオ、イソブチリルチオ等が挙げられる。
C6-14アリールチオ基の好適な例としては、例えばフェ
ニルチオ、ナフチルチオ等が挙げられる。
【0009】アシル基としては、C1-13アシル基、例え
ばホルミル、C2-10アルカノイル基、C3-10アルケノイ
ル基、C4-10シクロアルカノイル基、C4-10シクロアル
ケノイル基、C6-12芳香族カルボニル基等が挙げられ
る。C2-10アルカノイル基の好適な例としては、例えば
アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バ
レリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘ
プタノイル、オクタノイルなどが挙げられる。C3-10ア
ルケノイル基の好適な例としては、例えばアクリロイ
ル、メタクリロイル、クロトノイル、イソクロトノイル
等が挙げられる。C4-10シクロアルカノイル基の好適な
例としては、例えばシクロブタンカルボニル、シクロペ
ンタンカルボニル、シクロヘキサンカルボニル、シクロ
ヘプタンカルボニル等が挙げられる。C4-10シクロアル
ケノイル基の好適な例としては、例えば2−シクロヘキ
センカルボニル等が挙げられる。C6-12芳香族カルボニ
ル基の好適な例としては、例えばベンゾイル、ナフトイ
ル等が挙げられる。
ばホルミル、C2-10アルカノイル基、C3-10アルケノイ
ル基、C4-10シクロアルカノイル基、C4-10シクロアル
ケノイル基、C6-12芳香族カルボニル基等が挙げられ
る。C2-10アルカノイル基の好適な例としては、例えば
アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バ
レリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘ
プタノイル、オクタノイルなどが挙げられる。C3-10ア
ルケノイル基の好適な例としては、例えばアクリロイ
ル、メタクリロイル、クロトノイル、イソクロトノイル
等が挙げられる。C4-10シクロアルカノイル基の好適な
例としては、例えばシクロブタンカルボニル、シクロペ
ンタンカルボニル、シクロヘキサンカルボニル、シクロ
ヘプタンカルボニル等が挙げられる。C4-10シクロアル
ケノイル基の好適な例としては、例えば2−シクロヘキ
センカルボニル等が挙げられる。C6-12芳香族カルボニ
ル基の好適な例としては、例えばベンゾイル、ナフトイ
ル等が挙げられる。
【0010】置換されていてもよいヒドロキシル基にお
いて、置換されたヒドロキシル基としては、例えばC
1-10アルコキシ基、C3-10シクロアルキルオキシ基、C
2-10アルケニルオキシ基、C3-10シクロアルケニルオキ
シ基、C7-10アラルキルオキシ基、C2-4アルカノイル
オキシ基、C6-14アリールオキシ基等が挙げられる。C
1-10アルコキシ基の好適な例としては、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ、sec.−ブトキシ、t.−ブトキシ、ペ
ンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチルオキ
シ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、ノニルオキシ等
が挙げられる。C3-10シクロアルキルオキシ基の好適な
例としては、例えばシクロブトキシ、シクロペンチルオ
キシ、シクロヘキシルオキシ等が挙げられる。C2-10ア
ルケニルオキシ基の好適な例としては、例えばアリルオ
キシ、クロチルオキシ、2−ペンテニルオキシ、3−ヘ
キセニルオキシ等が挙げられる。C3-10シクロアルケニ
ルオキシ基の好適な例としては、例えば2−シクロペン
テニルオキシ、2−シクロヘキセニルオキシ等が挙げら
れる。C7-10アラルキルオキシ基の好適な例としては、
例えばベンジルオキシ、フェネチルオキシ等が挙げられ
る。C2-4アルカノイルオキシ基の好適な例としては、
例えばアセチルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリル
オキシ、イソブチリルオキシ等が挙げられる。C6-14ア
リールオキシ基の好適な例としては、例えばフェノキ
シ、ナフチルオキシ等が挙げられる。
いて、置換されたヒドロキシル基としては、例えばC
1-10アルコキシ基、C3-10シクロアルキルオキシ基、C
2-10アルケニルオキシ基、C3-10シクロアルケニルオキ
シ基、C7-10アラルキルオキシ基、C2-4アルカノイル
オキシ基、C6-14アリールオキシ基等が挙げられる。C
1-10アルコキシ基の好適な例としては、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ、sec.−ブトキシ、t.−ブトキシ、ペ
ンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチルオキ
シ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、ノニルオキシ等
が挙げられる。C3-10シクロアルキルオキシ基の好適な
例としては、例えばシクロブトキシ、シクロペンチルオ
キシ、シクロヘキシルオキシ等が挙げられる。C2-10ア
ルケニルオキシ基の好適な例としては、例えばアリルオ
キシ、クロチルオキシ、2−ペンテニルオキシ、3−ヘ
キセニルオキシ等が挙げられる。C3-10シクロアルケニ
ルオキシ基の好適な例としては、例えば2−シクロペン
テニルオキシ、2−シクロヘキセニルオキシ等が挙げら
れる。C7-10アラルキルオキシ基の好適な例としては、
例えばベンジルオキシ、フェネチルオキシ等が挙げられ
る。C2-4アルカノイルオキシ基の好適な例としては、
例えばアセチルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリル
オキシ、イソブチリルオキシ等が挙げられる。C6-14ア
リールオキシ基の好適な例としては、例えばフェノキ
シ、ナフチルオキシ等が挙げられる。
【0011】置換されていてもよいアミノ基において、
置換されたアミノ基としては、N−モノ置換アミノ基お
よびN,N−ジ置換アミノ基が挙げられる。該置換アミ
ノ基における置換基としては、例えば前記したC1-10ア
ルキル基、C2-10アルケニル基、C2-10アルキニル基、
C6-14アリール基およびC2-10アルカノイル基が挙げら
れる。置換されたアミノ基の好適な例としては、例えば
メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチ
ルアミノ、ジブチルアミノ、ジアリルアミノ、フェニル
アミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、アセチルア
ミノ、プロピオニルアミノ等が挙げられる。
置換されたアミノ基としては、N−モノ置換アミノ基お
よびN,N−ジ置換アミノ基が挙げられる。該置換アミ
ノ基における置換基としては、例えば前記したC1-10ア
ルキル基、C2-10アルケニル基、C2-10アルキニル基、
C6-14アリール基およびC2-10アルカノイル基が挙げら
れる。置換されたアミノ基の好適な例としては、例えば
メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチ
ルアミノ、ジブチルアミノ、ジアリルアミノ、フェニル
アミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、アセチルア
ミノ、プロピオニルアミノ等が挙げられる。
【0012】式(I)において、環Eが有する置換基
は、好ましくはハロゲン原子,C1-10アルキル基,ヒド
ロキシル基,C1-10アルコキシ基またはニトロ基であ
る。また、環Eが有する置換基の数は、1ないし4個、
好ましくは1ないし2個である。式(I)において、環
Eは、好ましくはニトロ基を1個有していてもよいベン
ゼン環、さらに好ましくは無置換のベンゼン環である。
は、好ましくはハロゲン原子,C1-10アルキル基,ヒド
ロキシル基,C1-10アルコキシ基またはニトロ基であ
る。また、環Eが有する置換基の数は、1ないし4個、
好ましくは1ないし2個である。式(I)において、環
Eは、好ましくはニトロ基を1個有していてもよいベン
ゼン環、さらに好ましくは無置換のベンゼン環である。
【0013】以下、本発明の製造法について詳述する。
化合物(II)の光学活性体は、化合物(I)とグリシジ
ル 3−ニトロベンゼンスルホン酸エステルの光学活性
体とを、有機溶媒中、塩基の存在下に反応させることに
より製造される。化合物(I)としては、文献公知の化
合物、例えば試薬として市販されている化合物を用いる
ことができる。
化合物(II)の光学活性体は、化合物(I)とグリシジ
ル 3−ニトロベンゼンスルホン酸エステルの光学活性
体とを、有機溶媒中、塩基の存在下に反応させることに
より製造される。化合物(I)としては、文献公知の化
合物、例えば試薬として市販されている化合物を用いる
ことができる。
【0014】有機溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさ
ない有機溶媒が用いられる。このような溶媒としては、
例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テ
トラヒドロフランなどのエーテル類;ベンゼン、トルエ
ンなどの芳香族炭化水素類;クロロホルム、ジクロロメ
タンなどのハロゲン化炭化水素類;アセトン、メチルエ
チルケトンなどのケトン類;酢酸エチル、酢酸メチルな
どのエステル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミドなどのアミド類;ジメチルスルホキシドなどの
スルホキシド類が挙げられる。これらの有機溶媒は、適
宜の割合で混合して用いてもよい。有機溶媒は、好まし
くはエーテル類であり、さらに好ましくはジメチルホル
ムアミドである。有機溶媒の使用量は、個々の反応に応
じて適宜選択することが好ましいが、化合物(I)1重
量部に対し、例えば1から100重量部、好ましくは5
から50重量部である。
ない有機溶媒が用いられる。このような溶媒としては、
例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テ
トラヒドロフランなどのエーテル類;ベンゼン、トルエ
ンなどの芳香族炭化水素類;クロロホルム、ジクロロメ
タンなどのハロゲン化炭化水素類;アセトン、メチルエ
チルケトンなどのケトン類;酢酸エチル、酢酸メチルな
どのエステル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミドなどのアミド類;ジメチルスルホキシドなどの
スルホキシド類が挙げられる。これらの有機溶媒は、適
宜の割合で混合して用いてもよい。有機溶媒は、好まし
くはエーテル類であり、さらに好ましくはジメチルホル
ムアミドである。有機溶媒の使用量は、個々の反応に応
じて適宜選択することが好ましいが、化合物(I)1重
量部に対し、例えば1から100重量部、好ましくは5
から50重量部である。
【0015】グリシジル 3−ニトロベンゼンスルホン
酸エステルの光学活性体は、(2R)−(−)−グリシ
ジル 3−ニトロベンゼンスルホン酸エステル(以下、
(R)-グリシジルノシレートと略することもある)または
(2S)−(+)−グリシジル 3−ニトロベンゼンス
ルホン酸エステル(以下、(S)-グリシジルノシレートと
略することもある)のいずれでもよい。前者を用いる場
合、化合物(II)のS体が、後者を用いる場合、化合物
(II)のR体が得られる。ここにおいて、グリシジル
3−ニトロベンゼンスルホン酸エステルの光学活性体
は、試薬として一般に入手可能であり、例えば(R)-グリ
シジルノシレートまたは(S)-グリシジルノシレートとし
てダイソー株式会社より市販されている。グリシジル
3−ニトロベンゼンスルホン酸エステルの光学活性体の
使用量は、化合物(I)に対し、例えば0.1から5当
量、好ましくは0.5から2当量である。
酸エステルの光学活性体は、(2R)−(−)−グリシ
ジル 3−ニトロベンゼンスルホン酸エステル(以下、
(R)-グリシジルノシレートと略することもある)または
(2S)−(+)−グリシジル 3−ニトロベンゼンス
ルホン酸エステル(以下、(S)-グリシジルノシレートと
略することもある)のいずれでもよい。前者を用いる場
合、化合物(II)のS体が、後者を用いる場合、化合物
(II)のR体が得られる。ここにおいて、グリシジル
3−ニトロベンゼンスルホン酸エステルの光学活性体
は、試薬として一般に入手可能であり、例えば(R)-グリ
シジルノシレートまたは(S)-グリシジルノシレートとし
てダイソー株式会社より市販されている。グリシジル
3−ニトロベンゼンスルホン酸エステルの光学活性体の
使用量は、化合物(I)に対し、例えば0.1から5当
量、好ましくは0.5から2当量である。
【0016】塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムなどの水酸化アルカリ金属類;炭酸カリウムな
どの炭酸アルカリ金属類;ナトリウムハイドライドなど
のアルカリ金属ハイドライド類;ブチルリチウムなどの
アルキルアルカリ金属類;ナトリウムエトキシドなどの
アルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムアミドなどの
アルカリ金属アミド類等が挙げられる。塩基は、好まし
くは炭酸アルカリ金属類であり、さらに好ましくは炭酸
カリウムである。塩基の使用量は、化合物(I)に対
し、例えば0.1から5当量、好ましくは0.5から2
当量である。
カリウムなどの水酸化アルカリ金属類;炭酸カリウムな
どの炭酸アルカリ金属類;ナトリウムハイドライドなど
のアルカリ金属ハイドライド類;ブチルリチウムなどの
アルキルアルカリ金属類;ナトリウムエトキシドなどの
アルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムアミドなどの
アルカリ金属アミド類等が挙げられる。塩基は、好まし
くは炭酸アルカリ金属類であり、さらに好ましくは炭酸
カリウムである。塩基の使用量は、化合物(I)に対
し、例えば0.1から5当量、好ましくは0.5から2
当量である。
【0017】反応温度は、通常0℃から使用する有機溶
媒の沸点までの温度であり、好ましくは室温(1から3
0℃)から80℃である。反応時間は、通常0.5から
48時間であり、好ましくは1から20時間である。こ
のようにして得られる化合物(II)の光学活性体は、公
知の単離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、
晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより、
単離精製することができる。
媒の沸点までの温度であり、好ましくは室温(1から3
0℃)から80℃である。反応時間は、通常0.5から
48時間であり、好ましくは1から20時間である。こ
のようにして得られる化合物(II)の光学活性体は、公
知の単離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、
晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより、
単離精製することができる。
【0018】本発明の製造法により得られる化合物(I
I)の光学活性体、特に環Eが無置換である化合物(I
I)の光学活性体は、不斉炭素を有する各種の医薬品や
農薬などを合成する際の重要な中間体であり、例えば下
式で表されるプロシムパル、ピペロキサン、N-[2-(2,6-
ジメトキシフェノキシ)エチル]-1,4-ベンゾジオキサン-
2-メチルアミン 塩酸塩(WB4101)などのα-アドレナリ
ン遮断薬,抗胃炎薬,鎮痙薬,抗不安薬などの合成に極
めて有用である。
I)の光学活性体、特に環Eが無置換である化合物(I
I)の光学活性体は、不斉炭素を有する各種の医薬品や
農薬などを合成する際の重要な中間体であり、例えば下
式で表されるプロシムパル、ピペロキサン、N-[2-(2,6-
ジメトキシフェノキシ)エチル]-1,4-ベンゾジオキサン-
2-メチルアミン 塩酸塩(WB4101)などのα-アドレナリ
ン遮断薬,抗胃炎薬,鎮痙薬,抗不安薬などの合成に極
めて有用である。
【化5】 また、下式に示すように、環Eが無置換である化合物
(II)の光学活性体は、例えばジャーナル・オブ・メデ
ィシナル・ケミストリー(Journal of MedicinalChemis
try),30巻,49-57頁(1987年)に記載の方法により、
光学活性な 2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキサン-2-カ
ルボン酸誘導体に酸化することも可能であり、4-アミノ
-2-[4-(1,4-ベンゾジオキサン-2-イルカルボニル)ピペ
ラジン-1-イル]-6,7-ジメトキシキナゾリン (ドキサ
ゾシン(Doxazosin))の原料としても有用である。
(II)の光学活性体は、例えばジャーナル・オブ・メデ
ィシナル・ケミストリー(Journal of MedicinalChemis
try),30巻,49-57頁(1987年)に記載の方法により、
光学活性な 2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキサン-2-カ
ルボン酸誘導体に酸化することも可能であり、4-アミノ
-2-[4-(1,4-ベンゾジオキサン-2-イルカルボニル)ピペ
ラジン-1-イル]-6,7-ジメトキシキナゾリン (ドキサ
ゾシン(Doxazosin))の原料としても有用である。
【化6】
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、実施例および比較例を挙
げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれにより
限定されるものではない。実施例中のNMRスペクトル
は、内部または外部基準としてテトラメチルシランを用
いて日立製作所製 90MHzスペクトロメーターで測
定し、δ値(ppm)で示した。光学活性化合物の光学
純度は、高速液体クロマトグラフィー法により決定し
た。すなわち、各エナンチオマーが分離するような光学
活性カラムおよび溶出条件等を適宜選択して各エナンチ
オマーのピーク面積〔S1,S2(ただしS1>S2)〕を
求め、ついで次式により対掌体過剰率(エナンチオマー
・エクセス、以下e.e.と略記)を算出することによっ
て表した。 光学純度=〔(S1−S2) /(S1+S2)〕×100
(%e.e.) また、実施例および比較例中の光学純度は、次のような
条件下での高速液体クロマトグラフィーを用いて算出し
た。 カラム:キラルセル(CHIRALCEL)OD-H (ダイセル化
学工業製) 移動層:n-ヘキサン / 2-プロパノール=96 / 4(v/
v) 流速:0.8 ml / min 検出: UV (280 nm) 温度:26℃ 注入:5.0 ml (2.0 mg / ml) なお、実施例中の文献値は、ジャーナル・オブ・メディ
シナル・ケミストリー(Journal of Medicinal Chemist
ry), 20巻, 880-885頁(1977年)に記載の数値であ
る。
げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれにより
限定されるものではない。実施例中のNMRスペクトル
は、内部または外部基準としてテトラメチルシランを用
いて日立製作所製 90MHzスペクトロメーターで測
定し、δ値(ppm)で示した。光学活性化合物の光学
純度は、高速液体クロマトグラフィー法により決定し
た。すなわち、各エナンチオマーが分離するような光学
活性カラムおよび溶出条件等を適宜選択して各エナンチ
オマーのピーク面積〔S1,S2(ただしS1>S2)〕を
求め、ついで次式により対掌体過剰率(エナンチオマー
・エクセス、以下e.e.と略記)を算出することによっ
て表した。 光学純度=〔(S1−S2) /(S1+S2)〕×100
(%e.e.) また、実施例および比較例中の光学純度は、次のような
条件下での高速液体クロマトグラフィーを用いて算出し
た。 カラム:キラルセル(CHIRALCEL)OD-H (ダイセル化
学工業製) 移動層:n-ヘキサン / 2-プロパノール=96 / 4(v/
v) 流速:0.8 ml / min 検出: UV (280 nm) 温度:26℃ 注入:5.0 ml (2.0 mg / ml) なお、実施例中の文献値は、ジャーナル・オブ・メディ
シナル・ケミストリー(Journal of Medicinal Chemist
ry), 20巻, 880-885頁(1977年)に記載の数値であ
る。
【0020】
実施例1 カテコール 5.29 g (48 mmol) に、(S)-グリシジルノシ
レート 10.4 g (40 mmol)、炭酸カリウム 6.63 g (48 m
mol)、ジメチルホルムアミド 70 ml を加え、60 ℃で 5
時間撹拌した。反応液を氷水に加え、ジエチルエーテ
ルで抽出した。エーテル層を硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下濃縮乾固した。残さを高速液体クロマトグ
ラフィーにより分析したところ、(R)-2-ヒドロキシメチ
ル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキサンの生成量は、4.
57g (収率 86.3%) であった。また、その光学純度は高
速液体クロマトグラフィーによる分析の結果より 97.0
%e.e. と算出された。この残さをシリカゲルクロマトグ
ラフィー(310 g, クロロホルムで溶出)で精製し、ジ
エチルエーテルとヘキサン (容積比:1 / 1) の混合溶
媒から再結晶し、(R)-2-ヒドロキシメチル-2,3-ジヒド
ロ-1,4-ベンゾジオキサンの無色針状結晶 1.88 g を得
た。その光学純度は 99.4 %e.e. であった。また、母液
から再結晶を行い、さらに 0.38 g の (R)-2-ヒドロキ
シメチル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキサンの無色針
状結晶を得た。その光学純度は 99.2%e.e. であった。1 H-NMR (CDCl3, 90MHz) δ 1.9 (1H, br s), 3.8-4.0
(2H, m), 4.1-4.3 (3H, m), 6.87 (4H, m). IR (KBr) 3400, 1600, 1505, 1280 cm-1. m.p. 74-75 ℃ (diethyl ether / n-hexane) 〔文献値
71-73 ℃〕. [α]D 25 =+32.5°(c = 0.1, EtOH) 〔文献値 +34.0°
(c = 0.1, EtOH)〕.
レート 10.4 g (40 mmol)、炭酸カリウム 6.63 g (48 m
mol)、ジメチルホルムアミド 70 ml を加え、60 ℃で 5
時間撹拌した。反応液を氷水に加え、ジエチルエーテ
ルで抽出した。エーテル層を硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下濃縮乾固した。残さを高速液体クロマトグ
ラフィーにより分析したところ、(R)-2-ヒドロキシメチ
ル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキサンの生成量は、4.
57g (収率 86.3%) であった。また、その光学純度は高
速液体クロマトグラフィーによる分析の結果より 97.0
%e.e. と算出された。この残さをシリカゲルクロマトグ
ラフィー(310 g, クロロホルムで溶出)で精製し、ジ
エチルエーテルとヘキサン (容積比:1 / 1) の混合溶
媒から再結晶し、(R)-2-ヒドロキシメチル-2,3-ジヒド
ロ-1,4-ベンゾジオキサンの無色針状結晶 1.88 g を得
た。その光学純度は 99.4 %e.e. であった。また、母液
から再結晶を行い、さらに 0.38 g の (R)-2-ヒドロキ
シメチル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキサンの無色針
状結晶を得た。その光学純度は 99.2%e.e. であった。1 H-NMR (CDCl3, 90MHz) δ 1.9 (1H, br s), 3.8-4.0
(2H, m), 4.1-4.3 (3H, m), 6.87 (4H, m). IR (KBr) 3400, 1600, 1505, 1280 cm-1. m.p. 74-75 ℃ (diethyl ether / n-hexane) 〔文献値
71-73 ℃〕. [α]D 25 =+32.5°(c = 0.1, EtOH) 〔文献値 +34.0°
(c = 0.1, EtOH)〕.
【0021】実施例2 カテコール 12.74 g (116 mmol) に、(R)-グリシジルノ
シレート 25.0 g (96.4 mmol)、炭酸カリウム 16.0 g
(116 mmol)、ジメチルホルムアミド 170 ml を加え、60
℃で 4.5 時間撹拌した。反応液を氷水に加え、ジエチ
ルエーテルで抽出した。エーテル層を硫酸マグネシウム
で乾燥した後、減圧下濃縮乾固した。残さを高速液体ク
ロマトグラフィーで分析したところ、(S)-2-ヒドロキシ
メチル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキサンの生成量
は、10.11 g (収率 63.1%) であった。また、その光学
純度は高速液体クロマトグラフィーによる分析の結果よ
り 95.6 %e.e. と算出された。この残さをシリカゲルク
ロマトグラフィー(750 g, ジイソプロピルエーテルで
溶出)で精製し、ジエチルエーテルとヘキサン (容積
比:1 / 1) の混合溶媒から再結晶し、(S)-2-ヒドロキ
シメチル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキサンの無色針
状結晶 5.87 g を得た。その光学純度は 99.4 %e.e. で
あった。また、母液から再結晶を行い、さらに 2.02 g
の (S)-2-ヒドロキシメチル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾ
ジオキサンの無色針状結晶を得た。その光学純度は 90.
2%e.e. であった。
シレート 25.0 g (96.4 mmol)、炭酸カリウム 16.0 g
(116 mmol)、ジメチルホルムアミド 170 ml を加え、60
℃で 4.5 時間撹拌した。反応液を氷水に加え、ジエチ
ルエーテルで抽出した。エーテル層を硫酸マグネシウム
で乾燥した後、減圧下濃縮乾固した。残さを高速液体ク
ロマトグラフィーで分析したところ、(S)-2-ヒドロキシ
メチル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキサンの生成量
は、10.11 g (収率 63.1%) であった。また、その光学
純度は高速液体クロマトグラフィーによる分析の結果よ
り 95.6 %e.e. と算出された。この残さをシリカゲルク
ロマトグラフィー(750 g, ジイソプロピルエーテルで
溶出)で精製し、ジエチルエーテルとヘキサン (容積
比:1 / 1) の混合溶媒から再結晶し、(S)-2-ヒドロキ
シメチル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキサンの無色針
状結晶 5.87 g を得た。その光学純度は 99.4 %e.e. で
あった。また、母液から再結晶を行い、さらに 2.02 g
の (S)-2-ヒドロキシメチル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾ
ジオキサンの無色針状結晶を得た。その光学純度は 90.
2%e.e. であった。
【0022】実施例3 4-ニトロカテコール 3.72 g (24 mmol) に、(S)-グリシ
ジルノシレート5.18 g(20 mmol)、炭酸カリウム 3.32 g
(24 mmol)、ジメチルホルムアミド 30 ml を加え、60
℃で 18 時間撹拌した。反応液を氷水に加え、ジエチル
エーテルで抽出した。エーテル層を硫酸ナトリウムで乾
燥した後、減圧下濃縮乾固した。残さをシリカゲルクロ
マトグラフィー(120 g, クロロホルム・アセトンにて
溶出)により精製して、(R)-ニトロ-2-ヒドロキシメチ
ル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキサンの結晶 2.18 g
(収率 51.6%) を得た。これをさらにトルエンから再結
晶して無色針状結晶 1.15 g を得た。1 H-NMR (CDCl3, 90MHz) δ 1.8-2.0 (1H, br s), 3.8-
4.0 (2H, m), 4.15-4.48(3H, m), 6.92-7.00 (1H, m),
7.75-7.83 (1H, m). IR (KBr) 3350, 1610, 1510, 1530, 1360, 1290 cm-1. m.p. 101-103 ℃ (toluene). [α]D 26 =+74.5° (c = 0.1, EtOH)
ジルノシレート5.18 g(20 mmol)、炭酸カリウム 3.32 g
(24 mmol)、ジメチルホルムアミド 30 ml を加え、60
℃で 18 時間撹拌した。反応液を氷水に加え、ジエチル
エーテルで抽出した。エーテル層を硫酸ナトリウムで乾
燥した後、減圧下濃縮乾固した。残さをシリカゲルクロ
マトグラフィー(120 g, クロロホルム・アセトンにて
溶出)により精製して、(R)-ニトロ-2-ヒドロキシメチ
ル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキサンの結晶 2.18 g
(収率 51.6%) を得た。これをさらにトルエンから再結
晶して無色針状結晶 1.15 g を得た。1 H-NMR (CDCl3, 90MHz) δ 1.8-2.0 (1H, br s), 3.8-
4.0 (2H, m), 4.15-4.48(3H, m), 6.92-7.00 (1H, m),
7.75-7.83 (1H, m). IR (KBr) 3350, 1610, 1510, 1530, 1360, 1290 cm-1. m.p. 101-103 ℃ (toluene). [α]D 26 =+74.5° (c = 0.1, EtOH)
【0023】比較例1 カテコール 0.264 g (2.4 mmol) に、(S)-グリシジルト
シレート0.457 g (2.0mmol) 、炭酸カリウム0.332 g
(2.4 mmol)、ジメチルホルムアミド 3.5 ml を加え、60
℃で 7 時間撹拌した。反応液を氷水に加え、ジエチル
エーテルで抽出した。エーテル層を硫酸ナトリウムで乾
燥した後、減圧下濃縮乾固し、油状物 0.52 gを得た。
残さを高速液体クロマトグラフィーで分析したところ、
(R)-2-ヒドロキシメチル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオ
キサンの生成量は、0.182 g (収率 54.8%) であった。
また、その光学純度は高速液体クロマトグラフィーの分
析結果より 73.7 %e.e. であった。
シレート0.457 g (2.0mmol) 、炭酸カリウム0.332 g
(2.4 mmol)、ジメチルホルムアミド 3.5 ml を加え、60
℃で 7 時間撹拌した。反応液を氷水に加え、ジエチル
エーテルで抽出した。エーテル層を硫酸ナトリウムで乾
燥した後、減圧下濃縮乾固し、油状物 0.52 gを得た。
残さを高速液体クロマトグラフィーで分析したところ、
(R)-2-ヒドロキシメチル-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオ
キサンの生成量は、0.182 g (収率 54.8%) であった。
また、その光学純度は高速液体クロマトグラフィーの分
析結果より 73.7 %e.e. であった。
【0024】
【発明の効果】本発明の製造法によれば、α-アドレナ
リン遮断薬,コレステロール低下剤等の医薬品の中間体
として有用な光学活性化合物を、立体選択的にかつ高収
率で製造することができる。
リン遮断薬,コレステロール低下剤等の医薬品の中間体
として有用な光学活性化合物を、立体選択的にかつ高収
率で製造することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】式(I) 【化1】 〔式中、環Eは、さらに1ないし4の置換基を有してい
てもよいベンゼン環を示す〕で表される化合物と、グリ
シジル 3−ニトロベンゼンスルホン酸エステルの光学
活性体とを、有機溶媒中、塩基の存在下に反応させるこ
とを特徴とする、式(II) 【化2】 〔式中、環Eは前記と同意義を示す〕で表される化合物
の光学活性体の製造法。 - 【請求項2】置換基が、ハロゲン原子,炭化水素基,置
換されていてもよいチオール基,アシル基,置換されて
いてもよいヒドロキシル基,ニトロ基,シアノ基または
置換されていてもよいアミノ基である請求項1記載の製
造法。 - 【請求項3】置換基が、ハロゲン原子,C1-10アルキル
基,ヒドロキシル基,C1-10アルコキシ基またはニトロ
基である請求項1記載の製造法。 - 【請求項4】環Eが、ニトロ基を1個有していてもよい
ベンゼン環である請求項1記載の製造法。 - 【請求項5】有機溶媒が、エーテル類である請求項1記
載の製造法。 - 【請求項6】塩基が、炭酸アルカリ金属類である請求項
1記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8208203A JPH1045746A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 光学活性化合物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8208203A JPH1045746A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 光学活性化合物の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1045746A true JPH1045746A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16552379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8208203A Withdrawn JPH1045746A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 光学活性化合物の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1045746A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6020503A (en) * | 1997-05-12 | 2000-02-01 | Daiso Co., Ltd. | Process for producing 1,4-benzodioxane derivatives |
| JP2001316385A (ja) * | 2000-03-03 | 2001-11-13 | Daiso Co Ltd | 1,4−ベンゾジオキサン誘導体の製造法 |
-
1996
- 1996-08-07 JP JP8208203A patent/JPH1045746A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6020503A (en) * | 1997-05-12 | 2000-02-01 | Daiso Co., Ltd. | Process for producing 1,4-benzodioxane derivatives |
| JP2001316385A (ja) * | 2000-03-03 | 2001-11-13 | Daiso Co Ltd | 1,4−ベンゾジオキサン誘導体の製造法 |
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