JPH1045944A - 合成樹脂用防曇防霧剤、並びにこれを含有する合成樹脂組成物および農業用フィルム - Google Patents

合成樹脂用防曇防霧剤、並びにこれを含有する合成樹脂組成物および農業用フィルム

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JPH1045944A
JPH1045944A JP8208395A JP20839596A JPH1045944A JP H1045944 A JPH1045944 A JP H1045944A JP 8208395 A JP8208395 A JP 8208395A JP 20839596 A JP20839596 A JP 20839596A JP H1045944 A JPH1045944 A JP H1045944A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリオレフィン系樹脂などの合成樹脂に添加
することによって優れた防曇性能と防霧性能を付与でき
る合成樹脂用防曇防霧剤、及びそれを用いた低温防曇
性、防曇持続性、透明性、防霧性に優れた農業用フィル
ムを提供する。 【解決手段】 (A)特定のポリオキシエチレンアルキ
ルアミンもしくはアミド(以下、化合物(1)という)
又は化合物(1)の脂肪酸エステル、(B)炭素数2〜
18の多価アルコールの脂肪酸エステル又は該脂肪酸エス
テルのアルキレンオキシド付加物、及び(C)特定の分
岐鎖高級脂肪酸、又は化合物(1)と該分岐鎖高級脂肪
酸とのエステルを重量比で(A)+(B)/(C)=50
/50〜98/2、かつ(A)/(B)= 100/0〜0/10
0 の割合で含有する合成樹脂用防曇防霧剤、並びにこれ
を含有する合成樹脂組成物および農業用フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂用防曇防
霧剤、それを用いた合成樹脂組成物および農業用フィル
ム、さらに詳しくは、ポリオレフィン系樹脂などの合成
樹脂に添加することによって優れた防曇性能と防霧性能
を付与できる合成樹脂用防曇防霧剤、およびそれを用い
た低温防曇性、防曇持続性、透明性、防霧性に優れた農
業用フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】合成樹脂
は、その優れた性質のため、現在幅広い分野で使用され
ている。しかし、元来合成樹脂表面は疎水性であるた
め、成形された製品を使用するとき、温度や湿度等の条
件によっては、吸着もしくは凝集した水分が微細な水滴
として表面を覆い、曇りを生ずるため種々の不都合をき
たしている。
【0003】例えば、合成樹脂製フィルムを農業用ハウ
ス又はトンネル栽培などに利用する場合、地表あるいは
作物から蒸発した水分が、微細な水滴としてフィルム内
表面に凝集し、作物の生育を遅くしたり、水滴が作物に
落下することで病害が発生する原因となる。
【0004】これらの欠点を防止するために、現在最も
多く用いられている方法としては、合成樹脂製品を成形
する際に、防曇剤を配合して練り込む方法か、あるい
は、成形した後、その表面に防曇剤を塗布する方法があ
る。これらの方法で用いられる防曇剤としては、ソルビ
タン高級脂肪酸エステル(特公昭38-6572 号)およびそ
れらの酸化エチレン付加物(特公昭55-9431 号) 、グリ
セリン脂肪酸エステル(特公昭38-4174 号)、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル(特公昭43-8605 号) などの多価
アルコール高級脂肪酸エステルが挙げられる。しかし、
これらの防曇剤は、防曇レベル(低温防曇性、初期防曇
性)と防曇持続性の両立が困難であり、気温の日較差が
大きい場所や、かなり低温となる地域では、防曇性能が
不足する問題があった。
【0005】その問題点を解決すべき防曇剤としては、
ポリオキシエチレンアルキルアミン(特公昭44-15184
号)、その高級脂肪酸エステル(特公昭62-33256号)お
よびこれらと多価アルコール脂肪酸エステルの配合物
(特開昭48-104638)などがある。後者の2種の防曇剤
は、防曇レベルおよび持続性ともに良好であるが、フィ
ルム表面でブルーミング現象が起こって透明性を著しく
低下させ、使用に耐えうるものではなかった。
【0006】また、防曇剤を含む合成樹脂製フィルムを
使用した農業用ハウスやトンネルは新たな問題が生ずる
場合がある。フィルム内外の温度差が大きくなる朝や夕
方、湿度の高い夜や降雨時などに、フィルム内側表面近
傍において霧が発生する現象がしばしば観測される。こ
の霧の発生は、ハウスやトンネル内で栽培している作物
を枯らすか、あるいは腐らせたり、さらには種々の病害
の原因となる。
【0007】これらの問題を解決する手段としては、防
曇剤と合わせて防霧剤と称するフッ素系の界面活性剤
(特公昭59-35573号) およびフッ素系のオリゴマー(特
公昭62-18579号)などを合成樹脂に練り込む方法があ
る。これらの添加剤は、良好な防霧効果が得られるが、
しかし、高価であるために製品の製造コストが高くなる
問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、こ
れらの問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ポリ
オレフィン系樹脂などの合成樹脂に添加することによっ
て、優れた防曇性能と防霧性能を付与できる防曇防霧剤
を提供するに至ったものである。
【0009】すなわち、本発明は、(A)下記の一般式
(1)
【0010】
【化5】
【0011】(式中、R1は炭素数12〜22のアルキル基、
アルケニル基又はアシル基であり、mおよびnはm+n
=2〜10(平均値)となる1以上の数である)で表され
る化合物(以下、化合物(1)という)又は化合物
(1)の脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は炭素数12〜22
の飽和又は不飽和脂肪酸であり、化合物(1)の2個の
水酸基のうち 0.5〜2.0 個が該脂肪酸とのエステル結合
を形成する)(以下、(A)成分と称する)、(B)炭
素数2〜18の多価アルコールの脂肪酸エステル(但し、
脂肪酸は炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸である)
又は該脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付加物(但
し、アルキレンオキシドの炭素数は2〜3であり、平均
付加モル数は脂肪酸エステル1モルに対して 0.1〜20モ
ルである)(以下(B)成分と称する)、及び(C)下
記の一般式(2)
【0012】
【化6】
【0013】(式中、R2およびR3は炭素数が5〜16で直
鎖又は分岐鎖のアルキル基である)で表される分岐鎖高
級脂肪酸、又は化合物(1)の脂肪酸エステル(但し、
脂肪酸は一般式(2)で表される脂肪酸であり、化合物
(1)の2個の水酸基のうち0.5〜2.0 個が該脂肪酸と
のエステル結合を形成する)(以下、(C)成分と称す
る)を重量比で[(A)+(B)]/(C)=50/50〜98/
2、かつ(A)/(B)= 100/0〜0/100 の割合で
含有する合成樹脂用防曇防霧剤に関する。
【0014】また、本発明は、合成樹脂 100重量部に対
して上記の防曇防霧剤を 0.1〜5重量部、好ましくは
0.5〜4重量部含有することを特徴とする合成樹脂組成
物に関する。
【0015】また、本発明は、上記の合成樹脂組成物か
らなる農業用フィルムに関する。
【0016】また、本発明は、上記の合成樹脂組成物か
らなるフィルムを少なくとも1層含む2層以上からなる
農業用フィルムに関する。
【0017】また、本発明は、ポリオレフィン系樹脂 1
00重量部に対して(A)下記の一般式(1)
【0018】
【化7】
【0019】(式中、R1は炭素数12〜22のアルキル基、
アルケニル基又はアシル基であり、mおよびnはm+n
=2〜10(平均値)となる1以上の数である)で表され
る化合物(以下、化合物(1)という)又は化合物
(1)の脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は炭素数12〜22
の飽和又は不飽和脂肪酸であり、化合物(1)の2個の
水酸基のうち 0.5〜2.0 個が該脂肪酸とのエステル結合
を形成する)、(B)炭素数2〜18の多価アルコールの
脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は炭素数12〜22の飽和又
は不飽和脂肪酸である)又は該脂肪酸エステルのアルキ
レンオキシド付加物(但し、アルキレンオキシドの炭素
数は2〜3であり、平均付加モル数は脂肪酸エステル1
モルに対して 0.1〜20モルである)、及び(C)下記の
一般式(2)
【0020】
【化8】
【0021】(式中、R2およびR3は炭素数が5〜16で直
鎖又は分岐鎖のアルキル基である)で表される分岐鎖高
級脂肪酸、又は化合物(1)の脂肪酸エステル(但し、
脂肪酸は一般式(2)で表される脂肪酸であり、化合物
(1)の2個の水酸基のうち0.5〜 2.0個が該脂肪酸と
のエステル結合を形成する)を重量比で[(A)+(B)]
/(C)=70/30〜90/5、かつ(A)/(B)= 100
/0〜10/90の割合で含有する防曇防霧剤を 0.1〜5重
量部、好ましくは 0.5〜4重量部含有することを特徴と
する合成樹脂組成物からなる農業用フィルム、又は該合
成樹脂組成物からなるフィルムを少なくとも1層含む2
層以上からなる農業フィルムに関する。
【0022】さらに、本発明は、(C)成分に使用され
る分岐鎖高級脂肪酸又は該脂肪酸エステルにおいて、一
般式(2)におけるR2及びR3がメチル基をそれぞれ2個
以上有する分岐鎖のアルキル基である上記の農業用フィ
ルムに関する。
【0023】尚、本発明の上記農業用フィルムは、低温
防曇性、防曇持続性、透明性及び防霧性に優れたもので
ある。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。一般的には農業用フィルム用防曇剤としてソルビ
タン高級脂肪酸エステルやポリグリセリン高級脂肪酸エ
ステル等が用いられるが、これらの防曇レベル、初期防
曇性および低温防曇性を向上させる助剤(ここでは濡れ
向上剤と称する)として多価アルコール脂肪酸エステル
のエチレンオキサイド付加物や高級アルコールのエチレ
ンオキサイド付加物などを使用する。通常、これらの濡
れ向上剤を使用した場合は、添加しない場合と比較して
防曇持続性が低下する。
【0025】本発明の(A)成分である、化合物(1)
は優れた防曇レベルを発現するが、単独で用いた場合は
防曇持続性が劣るため、本発明では化合物(1)の高級
脂肪酸エステルや、(B)成分の多価アルコール脂肪酸
エステルと併用する。これにより、防曇持続性を低下さ
せることなく防曇レベル、初期防曇性および低温防曇性
を向上させることができる。
【0026】化合物(1)において、一般式(1)中の
アルキル基R1の炭素数は12〜22であり、一般的な環境下
でこの剤を使用する場合は、特に16〜22が好ましい。一
方、一般式(1)中のm+nで表されるエチレンオキサ
イドの付加モル数は平均値が2〜10であり(mおよびn
は1以上の数)、好ましくはm+n=2〜4(平均値)
である。特に防曇レベル、初期防曇性および低温防曇性
を向上させたい場合あるいは融点を低く(常温で液状)
してブルームを抑えたい場合には、m+nは平均値が4
より大きい化合物を少量使用すると良い。
【0027】また、本発明の(A)成分である、化合物
(1)の脂肪酸エステルは、単独で使用しても防曇レベ
ル、初期防曇性、低温防曇性および防曇持続性に優れ
る。この化合物のエステル化度は、化合物(1)1モル
に対して脂肪酸が 0.5〜2.0 モルエステル結合したもの
であり、特に 1.0〜1.5 モルが好ましい。これよりエス
テル化度が低いと防曇持続性の低下やブルームが悪化を
起こし、エステル化度が高すぎると低温防曇性や初期防
曇性が低下する。また、使用する脂肪酸は飽和又は不飽
和の高級脂肪酸であり、脂肪酸の炭素数は12〜22が適当
であるが、特にミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、ベヘニン酸およびこれらの混酸が良好である。
【0028】上記の(A)成分は単独で、あるいは2種
以上の混合物として使用することができる。
【0029】本発明の(B)成分である多価アルコール
の脂肪酸エステルとしては、これを構成する多価アルコ
ールが炭素数2〜18のものであり、例えば、ソルビタ
ン、ソルビトール、グリセリン、ポリグリセリン、ペン
タエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ショ糖、
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ネオペン
チルグリコール、 1,4−ブタンジオール、 1,6−ヘキサ
ンジオールおよびトリメチロールプロパンよりなる群か
ら選ばれるものが好ましいが、その中でもソルビタン、
ソルビトール、グリセリン、ポリグリセリン、ペンタエ
リスリトール、ジペンタエリスリトールが防曇持続性の
点で好ましい。また、当該エステルを構成する脂肪酸
は、飽和又は不飽和の高級脂肪酸であり、脂肪酸の炭素
数は12〜22、好ましくは14〜18のものである。これらの
脂肪酸は単独又は2種以上の組み合わせで使用すること
ができる。
【0030】本発明で使用される(B)成分は、分子中
少なくとも1個のエステル基を有し、そして分子中、
(エステルの数)/(エステル化される前の多価アルコ
ールの水酸基の数)≦ 0.5であることが好ましい。
【0031】多価アルコール脂肪酸エステルのアルキレ
ンオキサイド付加物としては、炭素数2〜3のアルキレ
ンオキサイド、好ましくはエチレンオキサイドが単独で
付加したものが挙げられる。その付加モル数は、当該エ
ステル1モルに対し、 0.1〜20モル、特にソルビタン脂
肪酸エステルの場合には1〜10モルが好ましい。これら
のアルキレンオキサイド付加物は、2種以上の混合物と
して使用することができる。
【0032】また、上記の(B)成分は、単独で又は2
種以上の混合物として使用することができる。
【0033】本発明において(A)成分および(B)成
分の配合比は、(A)/(B)= 100/0〜0/100 の
任意の配合比率であり、特にポリオレフィン系樹脂から
なる農業用フィルムの場合、好ましくは 100/0〜10/
90で、(A)成分を必須成分とする。その理由は、
(A)成分を必須成分にすることにより、防曇持続性を
低下させることなく、防曇レベル、初期防曇性および低
温防曇性を向上でき、かつ霧の発生が少なくなるためで
ある。
【0034】本発明の(C)成分である、一般式(2)
で表される分岐鎖高級脂肪酸の式中のアルキル基R2およ
びR3は、炭素数が5〜16で直鎖又は分岐鎖のアルキル基
である。分岐鎖高級脂肪酸としてR2およびR3が直鎖のア
ルキル基のものは、2−ヘキシルデカン酸、2−ヘプチ
ルウンデカン酸、2−オクチルドデカン酸、2−デシル
テトラデカン酸、2−ウンデシンペンタデカン酸、2−
ドデシルヘキサデカン酸、2−テトラデシルオクタデカ
ン酸、2−ヘキサデシルオクタデカン酸、2−テトラデ
シルエイコサン酸、2−ヘキサデシルエイコサン酸等が
挙げられ、R2およびR3が分岐鎖のアルキル基のものは、
2,10−ジメチル−5−ウンデカン酸、 4,8−ジメチル−
5−ウンデカン酸(イソミリスチン酸)、 2,2,4,8,10,
10−ヘキサメチル−5−ウンデカン酸(イソステアリン
酸)、4,12−ジメチル−9−ペンタデカン酸等が挙げら
れる。この中でも農業用フィルムに使用する場合は、分
岐鎖高級脂肪酸又は該脂肪酸エステルにおいて、一般式
(2)におけるR2及びR3がメチル基をそれぞれ2個以上
有する分岐鎖のアルキル基であることが一般的に好まし
い。特に、ポリオレフィン系樹脂を使用する場合に有効
である。また、化合物(1)と上記分岐鎖高級脂肪酸と
のエステルは、化合物(1)1モルに対して上記の分岐
鎖高級脂肪酸 0.5〜2.0 モルがエステル結合した化合物
である。
【0035】本発明は、(C)成分を必須成分とするこ
とが特徴であり、(C)成分を添加することによって、
防曇剤によるフィルム表面のブルーミング現象を防止
し、かつ農業用ハウス内で発生する霧を防止するもので
ある。その機能としては、防曇剤のブリード量を制御
し、かつフィルム表面での防曇剤の結晶化を抑制する効
果が挙げられる。防霧効果はアルキル基の炭素数が多い
ほど、また同じ炭素数であればアルキル基の分岐鎖(側
鎖)の数が多いほど優れている。ゆえに一般式(2)中
のR2とR3はメチル基をそれぞれ2つ以上含むアルキル基
であることが好ましい。
【0036】また、上記の(C)成分は、単独で又は2
種以上の混合物として使用することができる。
【0037】防曇剤(A)成分+(B)成分と(C)成
分の配合比は、重量比で [(A)+(B)]/(C)=50/50〜98/2 であり、特にポリオレフィン系樹脂からなる農業用フィ
ルムに使用する場合は [(A)+(B)]/(C)=70/30〜95/5 が好ましい。(C)成分の比率が上記の範囲より大きい
と防曇性に悪影響を及ぼし、逆に小さいとブルーム防止
効果および防霧効果が有効に働かない。また、(A)成
分との併用により、さらに優れた防霧効果を発揮する。
【0038】本発明の防曇防霧剤を使用することのでき
る合成樹脂は、ポリ塩化ビニル樹脂、又はポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)などのポリオレフィン系樹脂が挙げられ、特
にポリオレフィン系樹脂に適している。
【0039】本発明の防曇防霧剤の使用方法としては、
例えば合成樹脂成形時に混練する方法、又は本発明の防
曇防霧剤を適当な溶媒中に溶解し、この溶液を合成樹脂
成形品に塗布する方法等が挙げられるが、成形時に混練
する方法が好ましい。
【0040】本発明の防曇防霧剤の合成樹脂への添加量
は、成形品の種類、厚さ、および光線透過等によって異
なるが、合成樹脂 100重量部に対して防曇防霧剤 0.1〜
5重量部であり、特に 0.5〜4.0 重量部が好ましい。添
加量が 0.1重量部未満であると、防曇性能が充分に得ら
れない。また、5重量部を超えるとフィルムに本発明の
防曇防霧剤が過剰にブリードアウトし、表面がべたつい
たり、ブルーミング現象を起こすので好ましくない。
【0041】尚、本発明の合成樹脂組成物および農業用
フィルムには、本発明の防曇防霧剤以外に、必要に応じ
て可塑剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、シリ
カなどのアンチブロッキング剤、およびフッ素系界面活
性剤(防霧剤)を添加しても差し支えない。
【0042】本発明の農業用多層合成樹脂フィルムは、
フィルムの機械的物性(強靱性、引張強度など)、保温
性、透明性(樹脂自体)、防曇剤のブリードコントロー
ル、防塵性、フィルムの重さ(密度)等の性質を、用途
に応じてバランスをとるためにあるものであり、使用す
る樹脂は限定しない。しかし、2層以上からなる多層合
成樹脂フィルムのうち少なくとも1層が、本発明の合成
樹脂フィルムでなければならない。また、本発明の防曇
防霧剤は内層、外層に関わらず、任意の層に添加しても
よく、1層に限らず2層以上の層に添加しても良い。多
層フィルムの例としては、VA%(ビニルアセテート単
位の含量%)の異なるエチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)を用いたEVA−EVA−EVAの3層フィ
ルム、ポリエチレン(LDPE)−EVA−LDPEの
3層フィルム、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDP
E)−EVA−LLDPEの3層フィルム等が挙げられ
る。
【0043】
【発明の効果】本発明の防曇防霧剤を合成樹脂フィル
ム、特にポリオレフィン系樹脂フィルムとそれを含む合
成樹脂多層フィルムに添加することにより、優れた初期
防曇性、低温防曇性、防曇持続性、透明性および防霧性
を発揮する。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れに限定されるものではない。実施例および比較例に
は、ポリ塩化ビニル、低密度ポリエチレン(LDP
E)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体(EVA)をベースにして得
られた単層および多層フィルムにおいての防曇性、防霧
性及び透明性の試験結果を記載した。また、本発明の防
曇防霧剤は、次に示す方法で用意し、各種評価を行っ
た。
【0045】(A)成分:脂肪酸から1級アルキルアミ
ン又はアミドを合成し、エチレンオキサイドを付加し
た。さらにこれを原料としてその脂肪酸エステルを合成
した。
【0046】(B)成分:市販されているものはそれを
用い、市販されていないものは多価アルコールと脂肪酸
でエステル化した。必要に応じてエチレンオキサイド付
加を行った。
【0047】(C)成分:市販されているものはそれを
用い、市販されていないものは市販の分岐鎖高級アルコ
ールをアルカリ溶融下で酸化反応を行い、分岐鎖高級脂
肪酸を得た。
【0048】〔防曇性能試験〕防曇性能試験を次に示す
方法にて行った。すなわち、ステンレスパイプ製小型ハ
ウス(縦 330×横 290×高さ 250mm、水平面に対する屋
根面角度12度)を作り、側面には市販の農業用ビニール
フィルムを、屋根面には防曇試験用フィルムサンプルを
覆い、しかる後にこのハウスを一定温度に保たれた恒温
水槽に浸け、恒温室に放置する(ハウス内は床面を水面
で塞がれた密閉系であり、水蒸気が充満している)。こ
の装置で初期防曇性、低温防曇性および防曇持続性を評
価した。
【0049】その評価結果は以下の基準で表した。 (評価ランク) 5:完全に透明で曇りがない。 4:ほとんど透明であるが、僅かに水滴がつく。 3:大きい水滴が付着するが、かなり透明感がある。 2:全体的に大きい水滴が付着し、不透明である。 1:細かい水滴が全体的に付着し、不透明である。
【0050】各性能の評価は以下の条件で行った。 ・初期防曇性:室温5℃/水温15℃、2時間放置後の防
曇レベルで下記の評価基準とした。 ◎:2時間後に4を超えるレベルである。 ○:2時間後に4レベルである。 △:2時間後に3レベルである。 ×:2時間後に2レベルである。 ××:2時間後に1レベルである。 ・低温防曇性:室温5℃/水温15℃、6時間後の防曇レ
ベルを評価した。 ・防曇持続性:室温5℃/水温40℃、 100日後までの防
曇レベルを評価した。
【0051】〔防霧性能試験〕側面の4面のみを木製の
板で囲んだ霧測定用ハウス(縦 330×横 290×高さ 560
mm、水平面に対する屋根面角度10度)を作り、その屋根
面および側面内側に評価用フィルムを覆い、そのハウス
を40℃に保たれた恒温水槽に浸け、室温25℃で24時間放
置する。しかる後に恒温水槽を40℃に保ちながら5℃の
恒温室に入れる。ハウスには、ハウス内部に供給する水
蒸気量を調節する仕切板の挿入口に水槽水面上部に設け
てあり、水槽水面から発生する湯気に邪魔されないよう
にこの仕切板を調節して、フィルム内表面近傍から発生
する霧を観測しやすい条件にする。この霧の発生状況を
15分後に目視で観測する。この評価結果は下記の基準で
表した。 (評価ランク) ○:フィルム内表面近傍からの霧の発生は観測されな
い。 △:フィルム内表面近傍からの僅かな霧の発生が観測さ
れる。 ×:フィルム内表面近傍からの霧の発生が観測される。 ××:フィルム内表面近傍から非常に多くの霧の発生が
観測される。
【0052】〔白化試験〕フィルム表面での防曇剤によ
るブルーミング現象を試験するために、フィルムを40℃
で2週間処理し、ヘイズメーターでフィルムの濁度を測
定した。これから求められた透明性のランクを下記の5
段階で表した。 (透明性ランク) 良い ◎>○>△×>×× 悪い。
【0053】実施例1〜11 組成: ポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度1300) 100重量部 ジ−2−エチルヘキシルフタレート 45重量部 (花王(株)、ビニサイザー80) トリクレジルホスフェート 5重量部 (大八化学工業所(株)) 安定剤(Ba−Zn系) 1.5重量部 (勝田加工(株)、BZ-330M) 安定剤(勝田加工(株)、PSE-1020B) 1.0重量部 エポキシ樹脂(シェル、エピコート828) 1.5重量部 メチレンビスステアリルアマイド 0.3重量部 (日本化成(株)、ビスアマイドLA) 本発明の防曇防霧剤 (B)成分 2.0重量部 (C)成分 0.3重量部 上記組成からなる配合物を表面温度 160℃のテストロー
ルで7分間溶融混練した後、 160℃の温度で5分間プレ
スを行い、 100μmの厚さのフィルムを得て、防曇性、
防霧性及び透明性試験に用いた。防曇防霧剤の配合処方
を表1に、評価結果を表2に示す。
【0054】比較例1〜3 比較のために、実施例で示した配合組成の本発明防曇防
霧剤の代わりにソルビタンモノパルミテート(花王
(株)、レオドール SP-P10)を 3.0重量部添加したフィ
ルム(比較例1)、さらにフッ素系界面活性剤(ユニダ
イン DS-403)を 0.3重量部添加したフィルム(比較例
2)、および防曇剤、防霧剤を添加しないフィルム(比
較例3)での防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。
防曇防霧剤の配合処方を表1に、評価結果を表2に示
す。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】実施例12〜19 組成: 低密度ポリエチレン樹脂(LDPE) 100重量部 (メルトインデックス 1.3) 本発明の防曇防霧剤 (A)成分+(B)成分 1.5重量部 (C)成分 0.3重量部 まず、2軸押出機で5重量%の防曇防霧剤マスターバッ
チを作成し、かかる後にマスターバッチとバージンペレ
ットを混ぜて上記の濃度に調製したものをTダイ単軸押
出機で80μmの厚さのフィルムを成形し、防曇性、防霧
性及び透明性試験に用いた。防曇防霧剤の配合処方を表
3に、評価結果を表4に示す。
【0058】比較例4〜8 比較のために、実施例で示した配合組成の本発明防曇防
霧剤の代わりにソルビタンモノパルミテート(比較例
4)、ポリオキシエチレン(2) ステアリルアミンモノス
テアレート(比較例5)を 1.5重量部添加したフィル
ム、比較例4および比較例5のフィルムにさらにフッ素
系界面活性剤(ユニダイン DS-403)を 0.3重量部添加し
たフィルム(比較例6および比較例7)、および防曇
剤、防霧剤を添加しないフィルム(比較例8)での防曇
性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇防霧剤の配合
処方を表3に、評価結果を表4に示す。
【0059】
【表3】
【0060】
【表4】
【0061】実施例20〜24 組成: エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)樹脂 100重量部 (メルトインデックス 0.5,VA%=5%) 本発明の防曇防霧剤 (A)成分+(B)成分 1.5重量部 (C)成分 0.3重量部 まず、2軸押出機で5重量%の防曇防霧剤マスターバッ
チを作成し、かかる後にマスターバッチとバージンペレ
ットを混ぜて上記の濃度に調製したものをTダイ単軸押
出機で80μmの厚さのフィルムを成形し、防曇性、防霧
性及び透明性試験に用いた。防曇防霧剤の配合処方を表
5に、評価結果を表6に示す。
【0062】比較例9〜11 比較のために、実施例で示した配合組成の本発明防曇防
霧剤の代わりにソルビタンモノパルミテートを 1.5重量
部添加したフィルム(比較例9)、比較例9のフィルム
にさらにフッ素系界面活性剤(ユニダイン DS-403)を
0.3重量部添加したフィルム(比較例10)、および防曇
剤、防霧剤を添加しないフィルム(比較例11)での防曇
性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇防霧剤の配合
処方を表5に、評価結果を表6に示す。
【0063】
【表5】
【0064】
【表6】
【0065】実施例25〜29 組成: 直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE) 100重量部 (メルトインデックス 1.9) 本発明の防曇防霧剤 (A)成分+(B)成分 1.5重量部 (C)成分 0.3重量部 まず、2軸押出機で5重量%の防曇防霧剤マスターバッ
チを作成し、かかる後にマスターバッチとバージンペレ
ットを混ぜて上記の濃度に調製したものをTダイ単軸押
出機で80μmの厚さのフィルムを成形し、防曇性、防霧
性及び透明性試験に用いた。防曇防霧剤の配合処方を表
7に、評価結果を表8に示す。
【0066】比較例12〜14 比較のために、実施例で示した配合組成の本発明防曇防
霧剤の代わりにソルビタンモノパルミテートを 1.5重量
部添加したフィルム(比較例12)、比較例12のフィルム
にさらにフッ素系界面活性剤(ユニダインDS-403) を
0.3重量部添加したフィルム(比較例13)、および防曇
剤、防霧剤を添加しないフィルム(比較例14)での防曇
性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇防霧剤の配合
処方を表7に、評価結果を表8に示す。
【0067】
【表7】
【0068】
【表8】
【0069】実施例30〜32 外層組成: エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)樹脂 100重量部 (メルトインデックス 0.5,VA%=5%) 本発明の防曇防霧剤 (A)成分+(B)成分 0.5重量部 (C)成分 0.1重量部 内層組成: エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)樹脂 100重量部 (メルトインデックス 1.5,VA%=15%) 本発明の防曇防霧剤 (A)成分+(B)成分 2.5重量部 (C)成分 0.5重量部 上記の配合にて、あらかじめ2軸押出機外で混練してペ
レット化し、かかる後にこのペレットを用い、3層イン
フレーション成形機で 100μm(外層/内層/外層=20
μm/60μm/20μm)の多層フィルムを得た。このフ
ィルムの防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇
防霧剤の配合処方を表9に、評価結果を表10に示す。
【0070】比較例15 比較のために、実施例で示した配合組成の本発明防曇防
霧剤の代わりにソルビタンモノパルミテートを内層部に
2.5重量部、外層部に 0.5重量部添加したフィルム(比
較例15)の防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防
曇防霧剤の配合処方を表9に、評価結果を表10に示す。
【0071】
【表9】
【0072】
【表10】
【0073】実施例33〜35 外層組成: 低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂 100重量部 (メルトインデックス 0.8) 本発明の防曇防霧剤 (A)成分+(B)成分 0.5重量部 (C)成分 0.1重量部 内層組成: エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)樹脂 100重量部 (メルトインデックス 1.5 VA%=15%) 本発明の防曇防霧剤 (A)成分+(B)成分 2.5重量部 (C)成分 0.5重量部 上記の配合にて、あらかじめ2軸押出機外で混練してペ
レット化し、かかる後にこのペレットを用い、3層イン
フレーション成形機で 100μm(外層/内層/外層=20
μm/60μm/20μm)の多層フィルムを得た。このフ
ィルムの防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇
防霧剤の配合処方を表11に、評価結果を表12に示す。
【0074】比較例16 比較のために、実施例で示した配合組成の本発明防曇防
霧剤の代わりにソルビタンモノパルミテートを内層部に
2.5重量部、外層部に 0.5重量部添加したフィルム(比
較例16)の防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防
曇防霧剤の配合処方を表11に、評価結果を表12に示す。
【0075】
【表11】
【0076】
【表12】
【0077】実施例36〜38 外層組成: 直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)樹脂 100重量部 (メルトインデックス 0.7) 本発明の防曇防霧剤 (A)成分+(B)成分 0.5重量部 (C)成分 0.1重量部 内層組成: エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)樹脂 100重量部 (メルトインデックス 1.5 VA%=15%) 本発明の防曇防霧剤 (A)成分+(B)成分 2.5重量部 (C)成分 0.5重量部 上記の配合にて、あらかじめ2軸押出機外で混練してペ
レット化し、かかる後にこのペレットを用い、3層イン
フレーション成形機で 100μm(外層/内層/外層=20
μm/60μm/20μm)の多層フィルムを得た。このフ
ィルムの防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防曇
防霧剤の配合処方を表13に、評価結果を表14に示す。
【0078】比較例17 比較のために、実施例で示した配合組成の本発明防曇防
霧剤の代わりにソルビタンモノパルミテートを内層部に
2.5重量部、外層部に 0.5重量部添加したフィルム(比
較例17)の防曇性、防霧性及び透明性試験を行った。防
曇防霧剤の配合処方を表13に、評価結果を表14に示す。
【0079】
【表13】
【0080】
【表14】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/00 KEG C08L 23/00 KEG 101/00 101/00 C09K 3/18 C09K 3/18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)下記の一般式(1) 【化1】 (式中、R1は炭素数12〜22のアルキル基、アルケニル基
    又はアシル基であり、mおよびnはm+n=2〜10(平
    均値)となる1以上の数である)で表される化合物(以
    下、化合物(1)という)又は化合物(1)の脂肪酸エ
    ステル(但し、脂肪酸は炭素数12〜22の飽和又は不飽和
    脂肪酸であり、化合物(1)の2個の水酸基のうち 0.5
    〜2.0 個が該脂肪酸とのエステル結合を形成する)、 (B)炭素数2〜18の多価アルコールの脂肪酸エステル
    (但し、脂肪酸は炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸
    である)又は該脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付
    加物(但し、アルキレンオキシドの炭素数は2〜3であ
    り、平均付加モル数は脂肪酸エステル1モルに対して
    0.1〜20モルである)、及び(C)下記の一般式(2) 【化2】 (式中、R2およびR3は炭素数が5〜16で直鎖又は分岐鎖
    のアルキル基である)で表される分岐鎖高級脂肪酸、又
    は化合物(1)の脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は一般
    式(2)で表される脂肪酸であり、化合物(1)の2個
    の水酸基のうち0.5〜2.0 個が該脂肪酸とのエステル結
    合を形成する)を重量比で[(A)+(B)]/(C)=50
    /50〜98/2、かつ(A)/(B)= 100/0〜0/10
    0 の割合で含有する合成樹脂用防曇防霧剤。
  2. 【請求項2】 合成樹脂 100重量部に対して請求項1記
    載の防曇防霧剤を 0.1〜5重量部含有することを特徴と
    する合成樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 合成樹脂 100重量部に対して請求項1記
    載の防曇防霧剤を 0.5〜4重量部含有することを特徴と
    する合成樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の合成樹脂組成物からなる
    農業用フィルム。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の合成樹脂組成物からなる
    農業用フィルム。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の合成樹脂組成物からなる
    フィルムを少なくとも1層含む2層以上からなる農業用
    フィルム。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の合成樹脂組成物からなる
    フィルムを少なくとも1層含む2層以上からなる農業用
    フィルム。
  8. 【請求項8】(A)下記の一般式(1) 【化3】 (式中、R1は炭素数12〜22のアルキル基、アルケニル基
    又はアシル基であり、mおよびnはm+n=2〜10(平
    均値)となる1以上の数である)で表される化合物(以
    下、化合物(1)という)又は化合物(1)の脂肪酸エ
    ステル(但し、脂肪酸は炭素数12〜22の飽和又は不飽和
    脂肪酸であり、化合物(1)の2個の水酸基のうち 0.5
    〜2.0 個が該脂肪酸とのエステル結合を形成する)、 (B)炭素数2〜18の多価アルコールの脂肪酸エステル
    (但し、脂肪酸は炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸
    である)又は該脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付
    加物(但し、アルキレンオキシドの炭素数は2〜3であ
    り、平均付加モル数は脂肪酸エステル1モルに対して
    0.1〜20モルである)、及び(C)下記の一般式(2) 【化4】 (式中、R2およびR3は炭素数が5〜16で直鎖又は分岐鎖
    のアルキル基である)で表される分岐鎖高級脂肪酸、又
    は化合物(1)の脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は一般
    式(2)で表される脂肪酸であり、化合物(1)の2個
    の水酸基のうち0.5〜2.0 個が該脂肪酸とのエステル結
    合を形成する)を重量比で[(A)+(B)]/(C)=70
    /30〜90/5、かつ(A)/(B)= 100/0〜10/90
    の割合で含有する防曇防霧剤を含有し、合成樹脂がポリ
    オレフィン系樹脂である、請求項4〜7の何れか1項に
    記載の農業用フィルム。
  9. 【請求項9】 (C)成分に使用される分岐鎖高級脂肪
    酸又は該脂肪酸エステルにおいて、一般式(2)におけ
    るR2及びR3がメチル基をそれぞれ2個以上有する分岐鎖
    のアルキル基である請求項8記載の農業用フィルム。
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