JPH1045961A - 高純度過酸化水素水容器用樹脂組成物 - Google Patents

高純度過酸化水素水容器用樹脂組成物

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JPH1045961A
JPH1045961A JP20998196A JP20998196A JPH1045961A JP H1045961 A JPH1045961 A JP H1045961A JP 20998196 A JP20998196 A JP 20998196A JP 20998196 A JP20998196 A JP 20998196A JP H1045961 A JPH1045961 A JP H1045961A
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hydrogen peroxide
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purity hydrogen
water container
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JP20998196A
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Shoichiro Kajiwara
庄一郎 梶原
Yuichi Serizawa
裕一 芹沢
Takamitsu Tsuruga
貴光 敦賀
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体製造用等極めて高純度な品質を要求さ
れる高純度過酸化水素水を高度に保持し、過酸化水素水
による劣化を生じない過酸化水素水容器用樹脂組成物を
提供する。 【解決手段】 チーグラー触媒により重合したポリエチ
レンまたはエチレン・α−オレフィン共重合体からなる
樹脂組成物において、第三級ブチル基を少なくとも一つ
有するフェノール系化合物からなる分子量400以下の
ヒンダードフェノール系化合物の中から選択された少な
くとも1種の化合物を100〜1000重量ppm含有
する樹脂からなる高純度過酸化水素水容器用樹脂組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は過酸化水素水用樹脂
組成物に関する。更に詳しくは含有不純物濃度が極めて
低い高純度な品質が要求される半導体製造分野、医療品
分野等に使用される、過酸化水素水による劣化が抑制さ
れた高純度過酸化水素水容器用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造分野では半導体を形成するシ
リコンウエハの処理を始め多くの工程で、過酸化水素
水、硫酸、ふっ酸、アンモニア水等、種々の高純度薬品
が使用されている。これらの薬品には半導体の歩留まり
低下を引き起こす不純物、微粒子が極めて少ない高純度
な品質が要求される。例えば要求される品質は各金属不
純物の含有量は1.0重量ppb未満、0.2μm以上
の微粒子が100個/ml以下と厳しい。さらには、金
属不純物0.1重量ppb未満、0.1μm以上の微粒
子が100個/ml以下という極めて高い品質が近年要
求されつつある。したがって、これら高純度薬品の品質
を保持し輸送、保存するためには不純物、微粒子の発生
がない容器が要求される。
【0003】高純度過酸化水素水の容器材質としては成
形性、価格等の面からポリオレフィンが多く使用されて
おり、中でも特に高密度ポリエチレンもしくはエチレン
・α−オレフィン共重合体が多く使用されている。しか
しながら、従来のポリエチレンもしくはエチレン・α−
オレフィン共重合体を使用する場合、樹脂中の低分子量
のオリゴマー溶出による微粒子発生、添加剤に起因する
微粒子、不純物溶出等が起こり、高純度薬品用容器材質
としては使用に耐えない。このため、これらの問題を解
決するために本発明者らは特開平7−62161号公報
で、ポリオレフィン中のオリゴマー含有量の目安となる
沸騰n−ヘキサンによる抽出した際の抽出量が0.2重
量%以下、ポリオレフィンに対する添加剤の量が全体で
100重量ppm以下であることを特徴とする高品質な
ポリエチレン樹脂組成物からなる過酸化水素水容器を開
示した。
【0004】また、ポリエチレンもしくはエチレン・α
−オレフィン共重合体は通常、チーグラー触媒もしくは
フィリップス触媒により製造されるが、高純度過酸化水
素水用材質としては特にチーグラー触媒で重合されたポ
リエチレンもしくはエチレン・α−オレフィン共重合体
もしくはそれに改質のために必要な最小限の量の添加剤
を添加した樹脂組成物が好ましい。これはフィリップス
触媒に比べチーグラー触媒で重合されたポリエチレンも
しくはエチレン・α−オレフィン共重合体の方が、樹脂
中に残存している金属触媒の過酸化水素水への溶出が少
ないためである。一方、フィリップス触媒で重合された
ポリエチレンもしくはエチレン・α−オレフィン共重合
体からなる樹脂組成物は樹脂中に残存する金属触媒の過
酸化水素水への溶出が多く、高純度に過酸化水素水を保
持できない。
【0005】しかしながら、チーグラー触媒で重合され
たポリエチレンもしくはエチレン・α−オレフィン共重
合体、あるいはこれによる樹脂組成物を容器材質として
用いる場合でも、過酸化水素水との接触により残存する
触媒が原因で容器が劣化する現象があり、その結果、輸
送、貯蔵中における容器の破損、それに伴う過酸化水素
水の漏洩、更には漏洩した過酸化水素水の急激な分解等
の問題が起こることがあった。
【0006】チーグラー触媒によるポリエチレンもしく
はエチレン・α−オレフィン共重合体あるいはこれによ
る樹脂組成物のこの現象は過酸化水素水を用いたときに
極めて顕著である。例えば薬液としてアンモニア水、ふ
っ酸等を用いた場合はこのような劣化はほとんど起こら
ない。
【0007】チーグラー触媒による上記の問題に対して
は、例えばステアリン酸カルシウム等金属石鹸を添加し
た樹脂組成物とすることで解決できるが、このような樹
脂組成物を高純度過酸化水素水用容器に使用した場合、
金属石鹸に由来する金属不純物が過酸化水素水中へ溶出
してしまう。さらに、微粒子も多く発生する。その結
果、これら樹脂組成物は高純度過酸化水素水容器用材質
としては使用できなくなるという問題があった。
【0008】以上のことから、高純度過酸化水素水の品
質を低下させずかつ過酸化水素水による劣化がないポリ
エチレンもしくはエチレン・α−オレフィン共重合体あ
るいはそれによる樹脂組成物からなる高純度過酸化水素
水容器用樹脂組成物を提供することは困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は半導体製造用
等極めて高純度な品質を要求される高純度過酸化水素水
を高度に保持し、過酸化水素水による劣化を生じない過
酸化水素水容器用樹脂組成物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意努力の
結果、微粒子の発生、不純物の溶出無しに過酸化水素水
による劣化が防止されたポリエチレンまたはエチレン・
α−オレフィン共重合体による樹脂組成物からなる高純
度過酸化水素水容器用樹脂組成物を見いだした。
【0011】すなわち、本発明はチーグラー触媒により
重合したポリエチレンまたはエチレン・α−オレフィン
共重合体からなる樹脂組成物において、分子量が400
以下のヒンダードフェノール系化合物から選択された少
なくとも1種の化合物を100〜1000重量ppm含
有する樹脂からなる高純度過酸化水素水容器用樹脂組成
物に係わる。
【0012】
【発明の実施の形態】チーグラー触媒により重合したポ
リエチレンまたはエチレン・α−オレフィン共重合体と
は、マグネシウム化合物、チタン等の遷移金属化合物、
及び有機アルミニウム化合物からなる触媒を使用し、エ
チレン、もしくは少なくとも一種類の炭素数3〜20の
α−オレフィンとを所望密度になるような割合で重合さ
せることにより得られる。重合はスラリー重合、気相重
合、溶液重合など種々の方法により行ないうる。
【0013】また、密度が0.930〜0.980g/
cm3 、MI(メルトインデックス)が0.01〜1.
0g/10minのポリエチレンまたはエチレン・α−
オレフィン共重合体が本発明で使用される。ここで、密
度が0.930g/cm3 未満では溶出成分が増加し微
粒子の原因となってしまい、0.980g/cm3 より
大きいと耐衝撃強度が劣る。またMIが0.01g/1
0min未満では成形流動性が劣り、1.0g/10m
inより大きいと衝撃強度や溶融張力が劣ってしまい適
当ではない。
【0014】本発明におけるヒンダードフェノール系化
合物は分子量が400以下の化合物が使用される。ここ
でヒンダードフェノール系化合物とは、第三級ブチル基
を少なくとも一つ有するフェノール系化合物である。ま
た、分子内に第三級ブチル化ヒドロキシフェニル基を複
数含有しても良い。具体的には、2,6−ジ−t−ブチ
ルフェノール(分子量206)、2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−メチルフェノール(分子量220)、2,6−
ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール(分子量23
4)、2,6−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシメチル
フェノール(分子量236)、2−t−ブチル−4−メ
トキシフェノール(分子量180)、3−t−ブチル−
4−メトキシフェノール(分子量180)、2,4−ジ
メチル−6−t−ブチルフェノール(分子量178)、
2,2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)(分子量340)、2,2’−メチレ
ン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)
(分子量368)、4,4’−ブチリデン−ビス−(3
−メチル−6−t−ブチルフェノール)(分子量38
2)等が挙げられる。
【0015】この中でも2,6−ジ−t−ブチル−4−
メチルフェノール(BHT)が極めて好ましく、これを
用いた場合、少量の含有量で過酸化水素水による劣化を
抑制することができ、さらに樹脂からの不純物溶出、微
粒子発生も充分抑えることができる。それに対し、分子
量が400を越えるヒンダードフェノール系化合物は、
過酸化水素水による劣化に対する防止効果が著しく低く
なるため使用に耐えない。
【0016】またこのヒンダードフェノール系化合物の
含有量はポリエチレンまたはエチレン・α−オレフィン
共重合体に対して100〜1000重量ppmが好まし
い。含有量が100重量ppm未満であると過酸化水素
水による樹脂組成物の劣化を充分抑えることはできな
く、一方、1000重量ppmを超えると許容できない
量の微粒子発生、不純物溶出が起こることがある。
【0017】なお、本発明に用いられるヒンダードフェ
ノール系化合物の等級に制限はない。ここで等級とはヒ
ンダードフェノール系化合物の純度をいう。但し、等級
によってはヒンダードフェノール系化合物の製造時、保
管時等に金属を代表とする不純物、微粒子の混入も否定
できず、これが問題となることもありうる。この場合は
必要に応じて公知の方法、すなわち洗浄、蒸留、再結晶
化等の方法でそれを精製して使用することが好ましい。
【0018】ヒンダードフェノール系化合物の、ポリエ
チレンまたはエチレン・α−オレフィン共重合体からな
る樹脂組成物へ含有させる方法に制限はない。例とし
て、重合後のポリエチレンまたはエチレン・α−オレフ
ィン共重合体の粉体をペレット化する段階に添加する方
法、または予めバンバリーミキサー、ミキシングロー
ル、その他特殊ミキサーなどで製造されたヒンダードフ
ェノール系化合物を高濃度に含むマスターバッチと、ポ
リエチレンまたはエチレン・α−オレフィン共重合体と
を成形前、あるいは成形機内でブレンドする方法、もし
くはヒンダードフェノール系化合物を容器成形時に直接
添加する方法等が挙げられる。
【0019】本発明による樹脂組成物を用いて高純度過
酸化水素水用容器を成形する方法及び成形する環境に制
限はない。成形方法は例としてブロー成形、回転成形、
射出成形、押田成形等既知の成形方法が、環境としては
通常の室内環境下や、空気中の浮遊粒子を適切なフィル
ターで除去し得られた空気からなる清浄な空間、いわゆ
るクリーンルーム内等が挙げられる。中でもクリーンル
ーム内で、かつ微粒子を除去したガスを用いたブロー成
形による成形方法は、清浄度の高い高純度過酸化水素水
用容器を成形するためにより好ましい。
【0020】また、ヒンダードフェノール系化合物及び
有機、無機顔料を除き、その他の改質のための添加剤の
合計含有量が100重量ppm以下の樹脂組成物が、本
発明による高純度過酸化水素水用樹脂組成物として使用
される。その他の改質のための添加剤合計含有量が10
0重量ppmを越えると微粒子が発生することがあり、
高純度過酸化水素水の容器材質として使用できないこと
が多々ある。このため、必要に応じそれらを用いる場合
は添加量を100ppm以下にする必要がある。さらに
は一切添加しないことが、より好ましい。
【0021】ここでいうその他の改質のための添加剤と
は例えばヒンダードアミン系化合物などの耐光安定剤、
ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛等の金属石
鹸、あるいはハイドロタルサイトなどの中和剤、滑剤等
が挙げられる。また、有機顔料として、フタロシアニン
系、キナクリドン系、アゾ系等が、無機顔料として、酸
化チタン、カーボンブラック、ベンガラ等が挙げられ
る。
【0022】有機、無機顔料の本発明による高純度過酸
化水素水用樹脂組成物における含有量に制限はない。し
かしながら、含有量が少ない場合は充分な遮光効果、着
色効果が得られず、また極めて含有量が多いと許容でき
ない微粒子発生が懸念されることがある。このため、好
ましい含有量の例として0.01重量%〜5重量%が挙
げられる。これらの有機、無機顔料、あるいはその他の
改質のための添加剤の、本発明における高純度過酸化水
素水用樹脂組成物への含有させる方法に制限はない。例
としてこれらを高濃度に含有するマスターバッチを使用
する方法等が挙げられる。さらには樹脂中のオリゴマー
含有量の指針となる沸騰n−ヘキサンによる抽出した際
の抽出量が0.2重量%以下であるポリエチレンまたは
エチレン・α−オレフィン共重合体を用いることが好ま
しい。
【0023】抽出操作はソックスレー抽出装置を用いて
充分な時間、例えば20時間沸騰n−ヘキサンにより抽
出することで行なわれる。これにより、微粒子発生原因
の一つである樹脂中のオリゴマー含有量の指針が求めら
れる。抽出量が0.2重量%を超えるポリエチレンまた
はエチレン・α−オレフィン共重合体を用いた場合は微
粒子発生が著しくなり、高純度過酸化水素水容器用樹脂
として使用に耐えなくなる。このため、本発明にこれら
を使用することはできない。
【0024】以上のことから、チーグラー触媒によるポ
リエチレンまたはエチレン・α−オレフィン共重合体の
劣化を防止する従来の添加剤、例えばステアリン酸カル
シウム等金属石鹸などが添加された従来の樹脂組成物と
は異なり、本発明によれば、高純度過酸化水素水を充填
しても微粒子増加、不純物特に金属類溶出が起こらず、
かつ過酸化水素水による劣化が充分抑えられた優れた高
純度過酸化水素水容器用樹脂組成物を提供することがで
きる。なお、本発明における容器に充填される過酸化水
素水の濃度に制限はないが通常5〜60重量%のものが
用いられる。
【0025】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるも
のでない。なお、測定した金属系不純物の種類は「Book
of SEMI Standards 1995 Process Chemical Volume」に
おける「SEMI C 8.5-95Standard for hydrogen peroxid
e, grade 3 」中の「Specification 」に記載されてい
る金属であった。また、これらの金属系不純物の測定
は、ICP−MS(Inductive Coupling-Mass spectrom
etry)法もしくは原子吸光法によった。また、微粒子測
定はレーザー光散乱を利用する測定方法によった。
【0026】実施例1 チーグラー触媒で重合し、かつヒンダードフェノール系
化合物を添加する前の密度が0.956g/cm3 、M
Iが0.35g/10min であり、また沸騰n−ヘキサン
による抽出した際の抽出量が0.08重量%以下のポリ
エチレンからなる高密度ポリエチレン樹脂組成物(東ソ
ー製、商品名ニポロンハード8022)に2,6−ジ−
t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)のみを所
定量添加し、その樹脂組成物を用いて約26cm×26
cm×35cmのほぼ直方体の容器を成形した。これに
31重量%過酸化水素水を20kg充填し、60℃で4
ヶ月放置した。その後内容物を20kgの水に代え、底
面を下にし垂直方向から落下させ、破損の有無を求め
た。なお、最初の落下高さは1.0mとし、破損しない
場合は高さを各0.5m加え、5.0mまで落下を継続
し、落下試験を行なった。
【0027】また、落下試験を行なっていない、同じ種
類の容器を用い、31%重量%過酸化水素水を20kg
充填した。その後、50℃で1ヶ月放置し、放置により
樹脂からの過酸化水素水への不純物溶出濃度を求める溶
出試験を行なった。なお、溶出金属濃度の定量下限は
0.01ppbであった。さらに、落下試験、溶出試験
を行なっていない、同じ種類の容器を用い、31重量%
過酸化水素水を20kg充填した。続いてリオン社製
0.1μm対応パーティクルカウンター(KL−24)
を用い、過酸化水素水中の微粒子量を測定した。その
後、トラック積載により300kmの輸送を行なった
後、再度同様に微粒子量を測定し、輸送による微粒子増
加量を求める微粒子発生試験を行なった。試験で得られ
た結果を表1に示す。これらすべての種類の容器は高純
度過酸化水素水用容器として適当であった。
【0028】
【0029】比較例1 BHTの添加量を変えた以外は実施例1と同様に行ない
各種試験を行なった。得られた結果を表2に示す。これ
らすべての容器は高純度過酸化水素水用容器としては不
適当であった。
【0030】
【0031】実施例2 BHTの代わりに表3に示すヒンダードフェノール系化
合物、添加量にした以外は実施例1と同様に行なった。
得られた結果を表3に示す。これらすべての容器は高純
度過酸化水素水用容器として適当であった。
【0032】
【0033】比較例2 BHTの代わりに表4に示す化合物、添加量にした以外
は実施例1と同様に行なった。得られた結果を表4に示
す。これらすべての容器は高純度過酸化水素水用容器と
しては不適当であった。
【0034】
【0035】比較例3 フィリップス触媒で製造され、またBHT等ヒンダード
フェノール系化合物を添加せず、さらにその他の添加さ
れた添加剤の総量が100重量ppm以下、及び沸騰n
−ヘキサンによる抽出した際の抽出量が0.07重量%
以下である高密度ポリエチレン樹脂組成物(東燃製、商
品名RS1000)を用いた以外は実施例1と同様に行
なった。得られた結果を表5に示す。この容器は高純度
過酸化水素水用容器としては不適当であった。
【0036】
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、高純度過酸化水素水を
充填しても微粒子増加、不純物特に金属類溶出が起こら
ず、かつ過酸化水素水による劣化が充分抑えられた優れ
た高純度過酸化水素水容器用樹脂組成物を提供すること
ができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】
【表1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【表2】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チーグラー触媒により重合したポリエチ
    レンまたはエチレン・α−オレフィン共重合体からなる
    樹脂組成物において、第三級ブチル基を少なくとも一つ
    有するフェノール系化合物からなる分子量400以下の
    ヒンダードフェノール系化合物の中から選択された少な
    くとも1種の化合物を100〜1000重量ppm含有
    する樹脂からなる高純度過酸化水素水容器用樹脂組成物
  2. 【請求項2】 ポリエチレンまたはエチレン・α−オレ
    フィン共重合体において、沸騰n−ヘキサンによる抽出
    量が0.2重量%以下であることを特徴とする請求項1
    記載の高純度過酸化水素水容器用樹脂組成物
  3. 【請求項3】 ヒンダードフェノール系化合物及び無機
    顔料、有機顔料を除く、他の含有添加剤の総量が100
    重量ppm以下の樹脂組成物であることを特徴とする請
    求項1又は2記載の高純度過酸化水素水容器用樹脂組成
  4. 【請求項4】 選択されたヒンダードフェノール系化合
    物が2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールで
    あることを特徴とする請求項1〜3記載の高純度過酸化
    水素水容器用樹脂組成物
JP20998196A 1996-08-08 1996-08-08 高純度過酸化水素水容器用樹脂組成物 Pending JPH1045961A (ja)

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