JPH1046022A - 光拡散性樹脂組成物 - Google Patents

光拡散性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH1046022A
JPH1046022A JP20196996A JP20196996A JPH1046022A JP H1046022 A JPH1046022 A JP H1046022A JP 20196996 A JP20196996 A JP 20196996A JP 20196996 A JP20196996 A JP 20196996A JP H1046022 A JPH1046022 A JP H1046022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
resin
polyorganosiloxane
resin composition
aromatic polycarbonate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20196996A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Okamoto
正哉 岡本
Hiroyuki Kawahigashi
宏至 川東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP20196996A priority Critical patent/JPH1046022A/ja
Publication of JPH1046022A publication Critical patent/JPH1046022A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光拡散板用に好適な光拡散効果に
優れる成形材料で、具体的には全光線透過率が高く、か
つヘーズ(全光線透過率に対する拡散光線透過率の割
合)の高い光拡散性樹脂組成物の提供を目的とする。 【解決手段】ポリオルガノシロキサンのブロックを含む
芳香族ポリカーボネート樹脂(A)又は該樹脂(A)と
ポリオルガノシロキサンのブロックを含まない芳香族ポ
リカーボネート樹脂(B)との混合物であって、ポリオ
ルガノシロキサンの含有率が0.01〜5重量%である
芳香族ポリカーボネート系樹脂100重量部とビーズ状
架橋アクリル樹脂0.01〜30重量部とからなる光拡
散性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶画面のバックラ
イト拡散板や看板、照明具、表示灯の保護カバーほかに
用いられる光拡散板に好適な成形材料となる光拡散性樹
脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光拡散板は通常、照明具の保護カバー等
成形品で構成され、その背面後方に配置された光源より
発した光を分散された光散乱体により、散乱光を生ぜし
め、板全体が一様に明るく、光源の像を見えなくさせた
ものである。このような機能を有する光拡散板には明る
く、均一で高い光拡散性が求められるが、このような光
拡散板をつくるのに必要な成形材料としては全光線透過
率の高く且つヘーズ(拡散光線透過率/全光線透過率)
が高いものが要求される。
【0003】従来、透明性、耐衝撃性、耐熱性に優れる
ポリカーボネート樹脂を基材に、ガラス繊維、硫酸バリ
ウム、酸化チタン、タルク等の無機質充填材を分散させ
たものが提案されている。しかし、これら充填材を分散
しても全光線透過率が低下して、暗い光拡散板となり、
性能が不充分なものしか得られない。これに対し、ポリ
カーボネート樹脂にスチレン−シクロヘキシルマレイミ
ド架橋粒子、或いは酸化チタン含有スチレン−シクロヘ
キシルマレイミド架橋粒子を配合した樹脂組成物が提案
されている(特開平4−161448号公報、特開平4
−161449号公報)。これら樹脂材料は全光線透過
率が高いが拡散光が充分に得られず、ヘーズが不充分
で、バランスに欠けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で光拡散板用に好適な光拡散効果に優れる成形材
料で、具体的には全光線透過率が高く、かつヘーズ(全
光線透過率に対する拡散光線透過率の割合)の高い光拡
散性樹脂組成物を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記好まし
い性質を有する光拡散性樹脂組成物を開発すべく鋭意検
討した結果、特定の芳香族系ポリカーボネート系樹脂に
ビーズ状架橋アクリル樹脂を配合することにより、上記
発明の目的を達成することを見出し、本発明を完成した
ものである。すなわち、本発明の要旨は次の通りであ
る。 (1)ポリオルガノシロキサンのブロックを含む芳香族
ポリカーボネート樹脂(A)又は該樹脂(A)とポリオ
ルガノシロキサンのブロックを含まない芳香族ポリカー
ボネート樹脂(B)との混合物であって、ポリオルガノ
シロキサンの含有率が0.01〜5重量%である芳香族
ポリカーボネート系樹脂100重量部とビーズ状架橋ア
クリル樹脂0.01〜30重量部とからなる光拡散性樹
脂組成物。 (2)ポリオルガノシロキサンの繰り返し単位が式
(I)で表されるものである 上記(1)に記載の光拡散性樹脂組成物。
【0006】
【化2】
【0007】〔Ra 、Rb は炭素数1〜6のアルキル基
又はフェニル基であり、同じであっても異なるものであ
ってもよい。〕
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。 (1)ポリオルガノシロキサンのブロックを含む芳香族
ポリカーボネート樹脂本発明に用いるポリオルガノシロ
キサンのブロックを含む芳香族ポリカーボネート樹脂と
は典型的なものしては上記繰り返し単位が式(I)を含
むものであり、より具体的な例としては式 (II) で表さ
れるポリオルガノシロキサンと式(III )で表される繰
り返し単位からなる芳香族ポリカーボネートとのブロッ
ク共重合体である。
【0009】
【化3】
【0010】〔R1〜R4は炭素数1〜8のアルキル基
(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、アミル基、イソアミル基、ヘキシル
基など)又は炭素数6〜20、好ましくは6〜18のア
リール基(例えばフェニル基、トリル基、キシリル基、
ナフチル基など)を示す、それぞれ同じであっても異な
るものであってもよい。Yは脂肪族又は芳香族を含む二
価の有機残基で例えばメチレン基、エチレン基、プロピ
レン基、ブチレン基、ペンテリン基、ヘキシレン基、エ
チリデン基、イソプロピリデン基、シクロペンチレン
基、シクロヘキシレン基、シクロペンチリデン基、シク
ロヘキシリデン基などやo−アリルフェノール残基、p
−ビニルフェノール残基、オイゲノール残基、ビスフェ
ノールA残基などである。nは1〜500の整数であ
る。〕
【0011】
【化4】
【0012】〔R5、R6はハロゲン原子(塩素原子、臭
素原子、フッ素原子、沃素原子)炭素数1〜8のアルキ
ル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、アミル基、イソアミル基、ヘ
キシル基など)又は炭素数6〜20、好ましくは6〜1
8のアリール基(例えばフェニル基、トリル基、キシリ
ル基、ナフチル基など)を示し、それぞれ同じであって
も異なってもよい。p、qは0〜4の整数である。Zは
単結合、炭素数1〜20、好ましくは2〜18のアルキ
レン基もしくはアルキリデン基(例えばメチレン基、エ
チレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンテリレン
基、ヘキシレン基、エチリデン基、イソプロピリデン基
など)、炭素数5〜20のシクロアルキレン基もしくは
シクロアルキリデン基(例えばシクロペンチレン基、シ
クロヘキシレン基、シクロペンチリデン基、シクロヘキ
シリデン基など)、アルキレンエステル基、アルキレン
カルボニル基、−O−,−S−,−SO2 −,又は−C
O−結合で表される結合を示す。mは1〜150の整数
である。〕
【0013】ブロック共重合体には上記式(II) 、式
(III )の繰り返し単位をそれぞれII、III と表したと
き、III −II−III 型、III −II型、II−III −II型又
はマルチブロック型等があるがいずれでもよい。特に、
生産の工程の簡略なIII −II型が好適に用いることがで
きる。全光線透過率が高いものがが要求されることか
ら、シロキサン単位の繰り返し数nが60超えると共重
合体が白濁し、全光線透過率が低下するので不適当であ
る。従って60以下では透明となるので通常、1〜60
の範囲、好ましくは5〜50のものが、より好ましくは
10〜40である。
【0014】本発明の芳香族ポリカーボネート−ポリオ
ルガノシロキサンブロック共重合体(上記III −II型)
の製造方法は本出願人による特開平7−292113号
公報に記載されている。具体的にはポリカーボネートオ
リゴマーと片末端封止ポリオルガノシロキサンを別個に
製造し、それぞれポリカーボネートオリゴマー100重
量部に対して、片末端封止ポリオルガノシロキサンを
0.12〜35重量部の割合で有機溶媒に溶解させ、二
価フェノールのアルカリ金属の水酸化物の水溶液や一価
フェノールの末端停止剤を加え、さらに、触媒として通
常ポリカーボネートの製造に用いられている第3級アミ
ンや第4級アンモニウム塩などの触媒を用いて、界面重
縮合反応することにより、ポリカーボネート−ポリオル
ガノシロキサンブロック共重合体を得ることができる。
【0015】前記片末端封止ポリオルガノシロキサンの
代表的な製造方法としては下記式(IV)で表される両末
端反応性ポリオルガノシロキサン1モルに対し、一般式
(V)で表されるハロホーメート基又はカルボン酸ハラ
イド基等を有する化合物、すなわち変成剤を0.1モル
以上2モル未満を反応させることにより、式(VI)で表
される片末端封止変成ポリオルガノシロキサンを製造す
ることができる。
【0016】
【化5】
【0017】〔R1〜R4およびYは上記式(II)と同じ
である。〕
【0018】
【化6】
【0019】〔Xはハロゲン原子、Dは単結合又は−O
−結合を示す。R7 は炭素数1〜20のアルキル基、炭
素数7〜20のアリールアルキル基で表される基を示
す。〕
【0020】
【化7】
【0021】〔R1〜R4およびYは上記式(II)と同じ
であり、DおよびR7 は上記式(V)と同じである。〕 ポリカーボネートオリゴマーの代表的な製造方法として
は、下記一般式(VII)で表される二価フェノール10
0モルに対して、ホスゲン110〜150モルの割合で
塩化メチレンなどの溶剤中で、必要に応じてトリエチル
アミン等の触媒を混合させて、反応させて得られる式
(III )を有するポリカーボネートオリゴマーを得るこ
とができる。
【0022】
【化8】
【0023】〔R5 ,R6 ,Z,p,qは上記式(III
)と同じである。〕 通常、共重合体の製造ではポリカーボネートのホモポリ
マーも製造され、実質的には共重合体とホモポリカーボ
ネートの混合品であるが、本発明においてはこれを「ポ
リオルガノシロキサンのブロックを含む芳香族ポリカー
ボネート樹脂」又は単に「共重合体」と呼称することと
する。
【0024】ポリオルガノシロキサンのブロックを含む
芳香族ポリカーボネート樹脂にはその他、ポリシロキサ
ン繰り返し単位がグラフト重合したグラフト共重合体が
ある。その代表的なポリマー構造は式(VIII) で表され
るポリシロキサン部と式(III)で表される主繰り返し単
位からなり、シロキサン分子の自由度の高い、ポリマー
アロイ材料に好適な材料である。
【0025】
【化9】
【0026】〔R5 ,R6 ,p,qは上記式(III )と
同じである。Zは上記式(III)式中で示されるものの
中、アルキレン基、アルキレンエステル基、アルキレン
カルボニル基である。R8 ,R9 ,R10,R11,R12
アルキル基またはアリール基である。kは0〜1000
である。〕
【0027】具体的にはポリシロキサン基がポリジメチ
ルシロキサン、ポリジエチルシロキサン、ポリジフェニ
ルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサン等であ
る。ポリシロキサンと反応する不飽和基を有する二価フ
ェノールは4−メチル−2,4−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)−1−ペンテン、4−メチル−2,4−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−2−ペンテン、4,4'
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−ペンテン、
4,4' −ジヒドロキシカルコン、2,2' −ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−2−アクリロイルタン、1,
3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブテン−1
−オンである。
【0028】
【化10】
【0029】〔R5 ,R6 ,Z,p,q,mは上記式
(III )と同じである。〕 当該グラフト共重合体に関しては特開平7−16589
7号公報に記載されている。
【0030】(2)ポリオルガノシロキサンのブロック
を含まない芳香族ポリカーボネート樹脂 本発明では、上記(1)の共重合体に、必要に応じて芳
香族ポリカーボネートのホモポリマー、すなわちポリオ
ルガノシロキサンのブロックを含まない芳香族ポリカー
ボネートを混合して用いることができる。
【0031】この芳香族ポリカーボネートは通常、前記
式(III )と同じ繰り返し単位を有するものであり、2
価フェノールとホスゲンまたは炭酸エステル化合物とを
界面重合法等公知の方法で反応させることにより容易に
製造でき、原料、製法等において特に制限はない。2価
フェノールとしては、ハイドロキノン、4、4’−ジヒ
ドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
アルカン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロアル
カン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)オキシド、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニルスルホン、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)ケトン、9,9−ビス(4-ヒドロキシフェニル)
フルオレン等やそれらのハロゲン誘導体があげられ、中
でも2、2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
(ビスフェノールA)が適している。炭酸エステル化合
物としては、ジフェニルカーボネート等のジアリールカ
ーボネート、ジメチルカーボネート、ジメチルカーボネ
ート等のジアルキルカーボネートがあげられる。
【0032】また、末端停止剤としては、1価フェノー
ルであればどのような構造のものでもよく、特に制限は
ない。例えば、p-tert-ブチルフェノール、p-tert-オク
チルフェノール、p-クミルフェノール、フェノール、p-
tert-アミルフェノール、p-ノニルフェノール、p-クレ
ゾール、トリブロモフェノール、p-ブロモフェノール、
4-ヒドロキシベンゾフェノン等が挙げられ、これらは単
独で用いても2種以上併用してもよい。
【0033】さらに、本発明の効果を損なわない範囲で
分岐剤を併用してもよい。分岐剤として、1,1,1-トリス
(4-ヒドロキシフェニル)エタン、α,α',α''-トリス
(4-ヒドロキシフェニル)-1,3,5-トリイソプロピルベン
ゼン、1-[α-メチル-α-(4'ヒドロキシフェニル)エチ
ル]-4-[α',α'-ビス(4''-ヒドロキシフェニル)エチ
ル]ベンゼンフロログルシン、トリメリット酸、イサチ
ンビス(o-クレゾール)等官能基を3つ以上有する化合
物が適している。
【0034】(3)ポリオルガノシロキサンブロックを
含む芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物 上記(1)のポリオルガノシロキサンブロックを含む芳
香族ポリカーボネート樹脂又は該樹脂(1)とポリオル
ガノシロキサンのブロックを含まない芳香族ポリカーボ
ネート樹脂(2)との混合物からなり、混練機でブレン
ドしたものであっても、ドライブレンドでも差支えな
い。
【0035】上記のような混合物を用いる場合も含め
て、樹脂組成物中のポリオルガノシロキサン含有率は、
0.01〜5重量%であり、好ましくは、0.1〜3重
量%、より好ましくは0.3〜1重量%である。ポリオ
ルガノシロキサン含有率が0.01重量%より小さいと
ポリオルガノシロキサンによる全光線透過率とヘーズの
上昇効果が小さく、また耐衝撃性が低下する。5重量%
を超えると全光線透過率が低下し、耐熱性及び剛性も低
下する。
【0036】樹脂組成物の粘度平均分子量(Mv)は通
常、10000〜50000であり、好ましくは120
00〜40000であり、より好ましくは14000〜
32000である。粘度平均分子量(Mv)が1000
0より小さいと耐衝撃性が低下し、50000を超える
と流動性が低下する場合がある。
【0037】(4)ビーズ状架橋アクリル樹脂 本発明に用いるビーズ状架橋アクリル樹脂とは、アクリ
ル系非架橋性モノマーに架橋モノマ−を添加して懸濁重
合して得られる共重合体である。アクリル系非架橋性モ
ノマーとしてはアクリルモノマー単独またはアクリルモ
ノマーおよび芳香族ビニルモノマーほかの混合したもの
用いるが、アクリルモノマーとしてはメチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチ
ルアクリレート、2−エチル−ヘキシルアクリレート、
メチルメタアクリレート、エチルメタアクリレート、プ
ロピルメタアクリレート、ブチルメタアクリレート等を
一種単独又は二種以上組み合わせて用いることができ
る。中でも、メチルメタクリレートが好適に用いられ
る。又、芳香族ビニルモノマーとしてはスチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエン等であり、これら芳香
族ビニルモノマー以外にはフマル酸、マレイン酸等のカ
ルボン酸が挙げられる。
【0038】一方、架橋モノマーとしては分子内に2個
以上の不飽和結合を持つ化合物が用いられる。例えばア
リルメタクリレート、トリアリルシアヌレート、トリア
リルイソシアネート、エチレングリコールジメタクリレ
ート、プロピレングリコールジアリルエーテル、ジビニ
ルベンゼン、ジエチレングリコールジメタクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジメタアクリレート等が挙げ
られる。中でも、少なくとも一つのアリル基を有するア
リルメタクリレートなどが耐熱性にすぐれた架橋物が得
られるので、好ましい。ビーズ状架橋アクリル樹脂の粒
子径は特に制限はないが、光拡散効果上、通常、0.1
〜50μm品を用い、より好ましくは1〜10μmであ
る。又、粒子径分布は単分散に近いのが好ましい。
【0039】(5)光拡散性樹脂組成物 本発明の光拡散性樹脂組成物はポリオルガノシロキサン
のブロックを含む芳香族ポリカーボネート樹脂(A)又
は該樹脂(A)とポリオルガノシロキサンのブロックを
含まない芳香族ポリカーボネート樹脂(B)との混合物
であって、ポリオルガノシロキサンの含有率が0.01
〜5重量%である芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物
100重量部とビーズ状架橋アクリル樹脂0.01〜3
0重量部とからなる。
【0040】本発明の樹脂組成物は、全光線透過率が高
い、非常に明るい光源を形成しうるポリオルガノシロキ
サンブロックを含む芳香族ポリカーボネートを基材に、
光拡散剤としてビーズ状架橋アクリル樹脂を添加したも
のからなる。この光拡散性樹脂組成物を成形して板状成
形物となした光拡散板は、板厚みが増せば同じビーズ状
架橋アクリル樹脂の添加濃度でも全光線透過率が低下す
る。すなわち、光路長が増せば吸光量が増し、透過光の
光量が減衰することによるものである。実用上は板厚さ
が0.1〜8mmの範囲で、全光線透過率とヘーズがと
もに高い樹脂組成物が望まれる。
【0041】本発明によれば、光拡散板の板厚みが0.
1〜2mmの範囲ではビーズ状架橋アクリル樹脂1〜3
0重量部を添加した光拡散性樹脂組成物が好適に用いら
れ、板厚みが2〜8mmの範囲ではビーズ状架橋アクリ
ル樹脂0.01〜1重量部を添加した光拡散性樹脂組成
物が好適に用いられる。前者ではビーズ状架橋アクリル
樹脂の添加濃度が30重量部を超えるともはやヘーズが
上昇することなく、全光線透過率も低下していく一方で
あり、望ましい光拡散板は得られなくなる。後者ではビ
ーズ状架橋アクリル樹脂の添加濃度が0.01〜1重量
部までの範囲で効果的に拡散光量を増していき、ヘーズ
の上昇となって表れるが1重量部を超えるともはや拡散
光の増大はピークを過ぎており、全光線透過率も低下し
ていく一方でり、好ましくない。更に、板厚みが8mm
を超えた場合はビーズ状架橋アクリル樹脂添加量の上限
も下降することとなる。
【0042】また、本発明の効果を損なわない範囲で各
種添加剤、例えば、酸化防止剤、離型剤、耐候剤、紫外
線防止剤、着色剤等を配合しても差支えない。本発明の
光拡散性樹脂組成物を配合及び混練方法は通常の方法で
行えばよく、例えばリボンブレンダー、ヘンシェルミキ
サー、バンバリーミキサー、ドラムタンブラー、単軸ス
クリュー押出機、2軸スクリユー押出機、コニーダ、多
軸スクリュー押出機等により行うことができる。混練の
温度条件は通常、280〜320℃が適当である。
【0043】
【実施例】実施例、比較例により、本発明を更に詳し
く、説明する。 ポリオルガノシロキサンブロックを含む芳香族ポリカー
ボネート樹脂の製造例 (1)ポリカーボネートオリゴマーの製造 400リットルの5%水酸化ナトリウム水溶液に60k
gのビスフェノールAを溶解し、ビスフェノールAの水
酸化ナトリウム水溶液を調製した。次いで、室温に保持
したこのビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶液を
138リットル/時間の流量で、またメチレンクロライ
ドを69リットル/時間の流量で、内径10mm、管長
10mの管型反応器にオリフィス板を通して導入し、こ
れにホスゲンを並流して10.7kg/時間の流量で吹
き込み、3時間連続的に反応させた。ここで用いた管型
反応器は二重管となっており、ジャケット部分には冷却
水を通して反応液の排出温度を25℃に保った。また、
排出液のpHは10〜11を示すように調整した。この
ようにして得られた反応液を静置すること により、水
相を分離除去し、メチレンクロライド相(220リット
ル)を採取し、ポリカーボネートオリゴマー(濃度31
7g/リットル)を得た。ここで得られたポリカーボネ
ートオリゴマーの重合度は2〜4であり、クロロホーメ
イト基の濃度は0.7Nであった。
【0044】(2)反応性ポリジメチルシロキサン(P
DMS)の合成 1483gのオクタメチルシクロテトラシロキサン、9
6gの1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン 及び35g
の86%硫酸を混ぜ、室温で17時間攪拌した。その後
オイル相を分離し、25gの炭酸 水素ナトリウムを加
え1時間攪拌した。ろ過し、150℃、3torrで真空蒸
留し、低沸点物を除いた。60gの2-アリルフェノール
と0.0014gの塩化白金−アルコラート錯体として
のプラチナとの混合物に、294gの上記で得られたオ
イルを90℃の温度で添加した。この混合物を90〜1
15℃の温度に保ちながら3時間攪拌した。生成物を塩
化メチレンで抽出し、80%の水性メタノールで3回洗
浄し、過剰の2-アリルフェノールを除いた。その生成物
を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で115℃の温
度まで溶剤を留去した。得られた末端フェノールPDM
SはNMRの測定により、ジメチルシラノオキシ単位の
繰り返しは30であった。
【0045】(3)PC−PDMS共重合体の合成例 反応性PDMS91gをメチレンクロライド2リットル
に溶解させ、ポリカーボネートオリゴマー10リットル
と混合した。そこへ、水酸化ナトリウム26gを水1リ
ットルに溶解させたものとトリエチルアミン5.7cc
を加え500rpmで室温にて1時間撹拌した。その
後、5.2wt%の水酸化ナトリウム水溶液5リットル
にビスフェノールA600gを溶解させたもの、メチレ
ンクロライド8リットル及びp-tert- ブチルフェノール
81gを加え500rpmで室温にて2時間撹拌した。
しかる後に、メチレンクロライド5リットルを加え、さ
らに水5リットルで水洗、0.01規定水酸化ナトリウ
ム水溶液5リットルでアルカリ洗浄、0.1規定塩酸5
リットルで酸洗浄及び水5リットルで水洗を順次行な
い、最後にメチレンクロライドを除去しフレーク状のP
C−PDMS共重合体を得た。得られたPC−PDMS
共重合体を120℃で24時間真空乾燥した。粘度平均
分子量が20100であり、PDMS含有率は2.0w
t%であった。PDMS含有率はHNMRにより測定し
た。粘度平均分子量はウベローデ型粘度管にて、20℃
における塩化メチレン溶液の極限粘度[η]を測定し、
次の関係式により計算した。 [η]=1.23×10-5・Mv0.83
【0046】実施例1〜7、比較例1〜6、参考例1 上記(3)PC−PDMS共重合体の合成例で得られた
PC−PDMS共重合体、ポリカーボネート樹脂として
出光石油化学株式会社製タフロンFN2200A(M
v:21000)、ビース状架橋アクリル樹脂として
(A)積水化成品工業株式会社製テクノポリマーMBX
−5(平均粒子径5μm、粒子径5.04〜6.35:
30%)、(B)積水化成品工業株式会社製テクノポリ
マーMB30X−5SS(平均粒子径5μm 粒子径
5.04〜6.35:80%以上)を用い、表1に示す
割合で配合し、280℃で押出し、ペレット化した。な
お各原料樹脂等を配合するに際し、酸化防止剤として、
トリス(2,4-ジ-tert-ブチルフェニル)フォスファイト
500ppmを添加した。また、実施例6及び比較例3
には、離型剤として、ステアリン酸モノグリセライド2
000ppmも配合した。得られたペレットを280℃
で成形し、全光線透過率及びヘーズを測定した。結果を
表1に示す。全光線透過率及びヘーズはJIS−K−7
105に準拠する。なお、試験片の大きさは縦40m
m、横40mm、厚み1mmである。
【0047】
【表1】
【0048】実施例8〜13、比較例7、参考例2〜3 上記(3)PC−PDMS共重合体の合成例で得られた
PC−PDMS共重合体、ポリカーボネート樹脂として
出光石油化学株式会社製タフロンFN2200A(M
v:21000)、ビーズ状架橋アクリル樹脂として
(A)積水化成品工業株式会社製テクノポリマーMBX
−5(平均粒子径5μm、粒子径5.04〜6.35:
30%)、(B)積水化成品工業株式会社製テクノポリ
マーMB30X−5SS(平均粒子径5μm、粒子径
5.04〜6.35:80%以上)を用い、表2に示す
割合で配合し、280℃で押出し、ペレット化した。な
お各原料樹脂等を配合するに際し、酸化防止剤として、
トリス(2,4-ジ-tert-ブチルフェニル)フォスファイト
500ppmを添加した。得られたペレットを280℃
で成形し、全光線透過率及びヘーズを測定した。結果を
表2に示す。全光線透過率及びヘーズはJIS−K−7
105に準拠する。なお、試験片の大きさは縦40m
m、横40mm、厚み3mmである。
【0049】
【表2】
【0050】
【発明の効果】全光線透過率が高く且つヘーズも高くバ
ランスしており、明るく、均一な光拡散板として優れた
性能を発揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33:06)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオルガノシロキサンのブロックを含む
    芳香族ポリカーボネート樹脂(A)又は該樹脂(A)と
    ポリオルガノシロキサンのブロックを含まない芳香族ポ
    リカーボネート樹脂(B)との混合物であって、ポリオ
    ルガノシロキサンの含有率が0.01〜5重量%である
    芳香族ポリカーボネート系樹脂100重量部とビーズ状
    架橋アクリル樹脂0.01〜30重量部とからなる光拡
    散性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】ポリオルガノシロキサンの繰り返し単位が
    式(I)で表されるものである請求項1に記載の光拡散
    性樹脂組成物。 【化1】 〔Ra 、Rb は炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル
    基であり、同じであっても異なるものであってもよ
    い。〕
JP20196996A 1996-07-31 1996-07-31 光拡散性樹脂組成物 Pending JPH1046022A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20196996A JPH1046022A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 光拡散性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20196996A JPH1046022A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 光拡散性樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1046022A true JPH1046022A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16449773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20196996A Pending JPH1046022A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 光拡散性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1046022A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007016079A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Idemitsu Kosan Co Ltd 光拡散性ポリカーボネート系樹脂組成物、および同樹脂組成物を用いた光拡散板
US7582720B2 (en) 2005-03-03 2009-09-01 Bayer Material Science Ag Light-scattering shaped articles of high light transmission and the use thereof in flat screens
US8169706B2 (en) 2003-06-04 2012-05-01 Nippon Polyester Co., Ltd. Light-diffusing plate for liquid crystal display device and polycarbonate resin composition for light-diffusing plate for liquid crystal display device
WO2013045549A1 (de) 2011-09-28 2013-04-04 Bayer Materialscience Gmbh Verwendung einer lichtstreuenden polycarbonat-platte als leuchtenabdeckung
WO2013141005A1 (ja) 2012-03-21 2013-09-26 帝人株式会社 光拡散性樹脂組成物
CN104672879A (zh) * 2015-02-13 2015-06-03 厦门市天宇塑料工业有限公司 耐应力开裂led包铝灯杯用光扩散pc材料及其制备方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8169706B2 (en) 2003-06-04 2012-05-01 Nippon Polyester Co., Ltd. Light-diffusing plate for liquid crystal display device and polycarbonate resin composition for light-diffusing plate for liquid crystal display device
US7582720B2 (en) 2005-03-03 2009-09-01 Bayer Material Science Ag Light-scattering shaped articles of high light transmission and the use thereof in flat screens
JP2007016079A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Idemitsu Kosan Co Ltd 光拡散性ポリカーボネート系樹脂組成物、および同樹脂組成物を用いた光拡散板
WO2013045549A1 (de) 2011-09-28 2013-04-04 Bayer Materialscience Gmbh Verwendung einer lichtstreuenden polycarbonat-platte als leuchtenabdeckung
US20140357809A1 (en) * 2012-03-21 2014-12-04 Teijin Limited Light-diffusing resin compostion
KR20140138735A (ko) 2012-03-21 2014-12-04 데이진 가부시키가이샤 광 확산성 수지 조성물
WO2013141005A1 (ja) 2012-03-21 2013-09-26 帝人株式会社 光拡散性樹脂組成物
CN104204094A (zh) * 2012-03-21 2014-12-10 帝人株式会社 光扩散性树脂组合物
JPWO2013141005A1 (ja) * 2012-03-21 2015-08-03 帝人株式会社 光拡散性樹脂組成物
EP2829574A4 (en) * 2012-03-21 2015-10-28 Teijin Ltd LIGHT DIFFUSIBILITY RESIN COMPOSITION
TWI560238B (ja) * 2012-03-21 2016-12-01 Teijin Chemicals Ltd
EP2829574B1 (en) 2012-03-21 2018-09-19 Teijin Limited Light-diffusible resin composition
CN104672879A (zh) * 2015-02-13 2015-06-03 厦门市天宇塑料工业有限公司 耐应力开裂led包铝灯杯用光扩散pc材料及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102906195B (zh) 聚碳酸酯树脂组合物及聚碳酸酯树脂成型体
KR101393822B1 (ko) 광 확산성 수지 조성물 및 그것을 이용한 광 확산판
JP3516908B2 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物および成形品
CN101213256B (zh) 光扩散性聚碳酸酯类树脂组合物以及使用该树脂组合物的光扩散板
CN100393803C (zh) 聚碳酸酯树脂组合物和光学部件
CN101585961A (zh) 阻燃性聚碳酸酯树脂组合物和光反射部件
CN101772548A (zh) 光反射性聚碳酸酯树脂组合物及其成形体
JPH11158364A (ja) ポリカーボネート樹脂組成物及び導光板
TW201741391A (zh) 聚碳酸酯樹脂組成物及使用彼之光學模製品
WO2001055755A1 (en) Light guide plates and process for producing the same
JP2001215336A (ja) 導光板及びその製造方法
JPH1046022A (ja) 光拡散性樹脂組成物
JP2619576B2 (ja) ポリカーボネート樹脂組成物
JPH1046018A (ja) 光拡散性樹脂組成物
JP2015160941A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP3228309B2 (ja) ポリカーボネート樹脂組成物
JPH1145139A (ja) キートップ部材製造用材料
JPH07173275A (ja) ポリカーボネート系樹脂、その製造方法及び樹脂組成物
JP2015160942A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH10245711A (ja) 透明バイザー付きヘルメット
JP3287414B2 (ja) ポリカーボネート樹脂組成物
JPH07207140A (ja) ポリカーボネート系樹脂組成物
JP3312630B2 (ja) ポリカーボネート樹脂組成物
JP2002146194A (ja) ポリカーボネート樹脂組成物
JP3259493B2 (ja) 難燃化ポリカーボネート系樹脂組成物