JPH1046380A - 小型機械部品の脱脂洗浄方法及び装置 - Google Patents
小型機械部品の脱脂洗浄方法及び装置Info
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- JPH1046380A JPH1046380A JP20360996A JP20360996A JPH1046380A JP H1046380 A JPH1046380 A JP H1046380A JP 20360996 A JP20360996 A JP 20360996A JP 20360996 A JP20360996 A JP 20360996A JP H1046380 A JPH1046380 A JP H1046380A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オゾン層を破壊するトリクロロエタン等の脱
脂洗浄溶剤を使用することなく、加工した小型機械部品
に付着した金属加工油、防錆油、焼入れ油、はんだフラ
ックス等を除去することができ、洗浄後の錆の発生を防
止でき、乾燥工程を省略できる、小型機械部品の脱脂洗
浄処理を得る。 【解決手段】 蒸気発生装置(ボイラー)2と、一端に
蒸気入口3を、他端に蒸気出口5を有する密閉可能な容
器6に小型機械部品(リベット等)を入れて密閉し、そ
の後に、容器6に、飽和蒸気または過熱蒸気を、蒸気入
口3から小型機械部品を経由して蒸気出口5から流出す
るように供給して、部品に付着した油等を洗浄する。脱
脂した部品も蒸気による熱で乾燥する。過熱蒸気流の温
度及び流動時間を、小型機械部品の焼鈍に必要な温度及
び時間に設定し、過熱蒸気により洗浄と同時に焼鈍を行
うこともできる。排出された蒸気流の油は蒸気発生装置
の燃焼バーナーによる燃焼によって処理でき、復水は蒸
気発生装置にへ戻して再使用できる。
脂洗浄溶剤を使用することなく、加工した小型機械部品
に付着した金属加工油、防錆油、焼入れ油、はんだフラ
ックス等を除去することができ、洗浄後の錆の発生を防
止でき、乾燥工程を省略できる、小型機械部品の脱脂洗
浄処理を得る。 【解決手段】 蒸気発生装置(ボイラー)2と、一端に
蒸気入口3を、他端に蒸気出口5を有する密閉可能な容
器6に小型機械部品(リベット等)を入れて密閉し、そ
の後に、容器6に、飽和蒸気または過熱蒸気を、蒸気入
口3から小型機械部品を経由して蒸気出口5から流出す
るように供給して、部品に付着した油等を洗浄する。脱
脂した部品も蒸気による熱で乾燥する。過熱蒸気流の温
度及び流動時間を、小型機械部品の焼鈍に必要な温度及
び時間に設定し、過熱蒸気により洗浄と同時に焼鈍を行
うこともできる。排出された蒸気流の油は蒸気発生装置
の燃焼バーナーによる燃焼によって処理でき、復水は蒸
気発生装置にへ戻して再使用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ねじやリベット等を含
む小型機械部品に付着した油等を除去・洗浄する脱脂洗
浄方法及び装置に関する。
む小型機械部品に付着した油等を除去・洗浄する脱脂洗
浄方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ねじやリベット等の加工した小型
機械部品に付着した金属加工油、防錆油、焼入れ油、は
んだフラックス等を除去するため、トリクロロエタンが
小型機械部品の脱脂洗浄溶剤として用いられてきた。と
ころが、トリクロロエタンは、フロン113と同様にオ
ゾン層を破壊し、地球上の生物に重大な影響を及ぼす恐
れがあるとして、1995年に生産や輸入を中止するに
至っている。
機械部品に付着した金属加工油、防錆油、焼入れ油、は
んだフラックス等を除去するため、トリクロロエタンが
小型機械部品の脱脂洗浄溶剤として用いられてきた。と
ころが、トリクロロエタンは、フロン113と同様にオ
ゾン層を破壊し、地球上の生物に重大な影響を及ぼす恐
れがあるとして、1995年に生産や輸入を中止するに
至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】トリクロロエタンに替
わる洗浄剤が種々検討されているが、それらの洗浄剤が
地球環境の温室効果を促進する物質である等の新たな問
題が生じている。また、脱脂洗浄剤を用いた脱脂洗浄方
法では、洗浄後に部品を乾燥させる必要があり、小型機
械部品の焼鈍と合わせて、多大な電力を用いるととも
に、分離した油の処理も厄介であった。
わる洗浄剤が種々検討されているが、それらの洗浄剤が
地球環境の温室効果を促進する物質である等の新たな問
題が生じている。また、脱脂洗浄剤を用いた脱脂洗浄方
法では、洗浄後に部品を乾燥させる必要があり、小型機
械部品の焼鈍と合わせて、多大な電力を用いるととも
に、分離した油の処理も厄介であった。
【0004】自動車のエンジンルーム等に蒸気を吹きつ
けてその中にある構成部品の脱脂洗浄を行う装置があ
る。この脱脂洗浄の場合は、脱脂洗浄後の部品についた
水分の除去が厄介であり、水分の除去をおろそかにする
と錆が発生し、更に、部品から除去した油の回収や処理
も厄介である。
けてその中にある構成部品の脱脂洗浄を行う装置があ
る。この脱脂洗浄の場合は、脱脂洗浄後の部品についた
水分の除去が厄介であり、水分の除去をおろそかにする
と錆が発生し、更に、部品から除去した油の回収や処理
も厄介である。
【0005】本発明の目的は、オゾン層を破壊するトリ
クロロエタン等の脱脂洗浄溶剤を使用することなく、加
工した小型機械部品に付着した金属加工油、防錆油、焼
入れ油、はんだフラックス等を除去することができ、洗
浄後の錆の発生を防止でき、乾燥工程を省略できる、小
型機械部品の脱脂洗浄方法及び装置を提供することにあ
る。
クロロエタン等の脱脂洗浄溶剤を使用することなく、加
工した小型機械部品に付着した金属加工油、防錆油、焼
入れ油、はんだフラックス等を除去することができ、洗
浄後の錆の発生を防止でき、乾燥工程を省略できる、小
型機械部品の脱脂洗浄方法及び装置を提供することにあ
る。
【0006】本発明のもう1つの目的は、前記の小型機
械部品の脱脂洗浄と同時に焼鈍を行うことのできる方法
及び装置を提供することにある。
械部品の脱脂洗浄と同時に焼鈍を行うことのできる方法
及び装置を提供することにある。
【0007】本発明の更に別の目的は、小型機械部品か
ら除去した油の処理を簡単に行うことのできる脱脂洗浄
装置を提供することにある。
ら除去した油の処理を簡単に行うことのできる脱脂洗浄
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するため、本発明によれば、一端に蒸気入口、他端に蒸
気出口を有する密閉可能な容器に小型機械部品を入れて
密閉し、その後に、前記容器に、飽和蒸気または過熱蒸
気を、前記蒸気入口から前記小型機械部品を経由して前
記蒸気出口から流出するように供給して前記部品に付着
した油等を洗浄することから成ることを特徴とする小型
機械部品の脱脂洗浄方法が提供される。また、本発明に
よれば、蒸気発生装置と、一端に蒸気入口を他端に蒸気
出口を有し小型機械部品を収容して密閉できる容器とか
ら成り、蒸気発生装置から飽和蒸気流または過熱蒸気流
を前記容器の蒸気入口に供給し、前記蒸気流によって前
記部品に付着した油等を洗浄することを特徴とする小型
機械部品の脱脂洗浄装置が提供される。
するため、本発明によれば、一端に蒸気入口、他端に蒸
気出口を有する密閉可能な容器に小型機械部品を入れて
密閉し、その後に、前記容器に、飽和蒸気または過熱蒸
気を、前記蒸気入口から前記小型機械部品を経由して前
記蒸気出口から流出するように供給して前記部品に付着
した油等を洗浄することから成ることを特徴とする小型
機械部品の脱脂洗浄方法が提供される。また、本発明に
よれば、蒸気発生装置と、一端に蒸気入口を他端に蒸気
出口を有し小型機械部品を収容して密閉できる容器とか
ら成り、蒸気発生装置から飽和蒸気流または過熱蒸気流
を前記容器の蒸気入口に供給し、前記蒸気流によって前
記部品に付着した油等を洗浄することを特徴とする小型
機械部品の脱脂洗浄装置が提供される。
【0009】
【作用】本発明による上記の方法及び装置では、蒸気流
によって脱脂洗浄が行われるので、オゾン層を破壊する
トリクロロエタン等の脱脂洗浄溶剤を使用せずに、加工
した小型機械部品に付着した金属加工油、防錆油、焼入
れ油、はんだフラックス等を除去することができ、脱脂
した部品も蒸気による熱で乾燥するので水分が残ること
がなく、洗浄後の錆の発生を防止でき、乾燥工程を省略
できる。
によって脱脂洗浄が行われるので、オゾン層を破壊する
トリクロロエタン等の脱脂洗浄溶剤を使用せずに、加工
した小型機械部品に付着した金属加工油、防錆油、焼入
れ油、はんだフラックス等を除去することができ、脱脂
した部品も蒸気による熱で乾燥するので水分が残ること
がなく、洗浄後の錆の発生を防止でき、乾燥工程を省略
できる。
【0010】上記のもう1つの目的を達成するため、本
発明によれば、前記容器に流す過熱蒸気流の温度及び流
動時間を、小型機械部品の焼鈍に必要な温度及び時間に
設定し、過熱蒸気により洗浄と同時に焼鈍を行う方法及
び装置が提供される。このように、過熱蒸気流を利用し
てそのまま小型機械部品の焼鈍を行うことができる。ま
た、上記の更に別の目的を達成するため、前記容器の蒸
気出口から排出された蒸気流を受入れて液体に戻す冷却
器と、該冷却手段からの油を含有する液体を受入れて水
と油を分離する油水分離器と、該油水分離器からの油を
前記蒸気発生装置の燃焼バーナーに戻す手段とを備えた
ことを特徴とする装置が提供される。除去された油は、
蒸気発生装置の燃焼バーナーによる燃焼によって、簡単
且つ無駄のない処理が行われる。また、油水分離器から
の復水を蒸気発生装置に戻す手段を設けて、水を再使用
することもできる。
発明によれば、前記容器に流す過熱蒸気流の温度及び流
動時間を、小型機械部品の焼鈍に必要な温度及び時間に
設定し、過熱蒸気により洗浄と同時に焼鈍を行う方法及
び装置が提供される。このように、過熱蒸気流を利用し
てそのまま小型機械部品の焼鈍を行うことができる。ま
た、上記の更に別の目的を達成するため、前記容器の蒸
気出口から排出された蒸気流を受入れて液体に戻す冷却
器と、該冷却手段からの油を含有する液体を受入れて水
と油を分離する油水分離器と、該油水分離器からの油を
前記蒸気発生装置の燃焼バーナーに戻す手段とを備えた
ことを特徴とする装置が提供される。除去された油は、
蒸気発生装置の燃焼バーナーによる燃焼によって、簡単
且つ無駄のない処理が行われる。また、油水分離器から
の復水を蒸気発生装置に戻す手段を設けて、水を再使用
することもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、ねじやリ
ベット等を含む小型機械部品の脱脂洗浄を行う本発明の
脱脂洗浄装置について説明する。図1において、小型機
械部品の脱脂洗浄装置1は、プラントのような設備とし
て設置され、その全体機構は、例えば、コンピュータを
内蔵したシーケンスコントローラ等の電子制御装置(図
示せず)によって、自動運転できるように制御され、オ
ペレータは制御パネル(図示せず)の操作で小型機械部
品の脱脂洗浄を行うことができる。
ベット等を含む小型機械部品の脱脂洗浄を行う本発明の
脱脂洗浄装置について説明する。図1において、小型機
械部品の脱脂洗浄装置1は、プラントのような設備とし
て設置され、その全体機構は、例えば、コンピュータを
内蔵したシーケンスコントローラ等の電子制御装置(図
示せず)によって、自動運転できるように制御され、オ
ペレータは制御パネル(図示せず)の操作で小型機械部
品の脱脂洗浄を行うことができる。
【0012】脱脂洗浄装置1は、基本的には、蒸気発生
装置としてのボイラー2と、一端に蒸気入口3を他端に
蒸気出口5を有し且つねじやリベット等を含む小型機械
部品を中に収容して密閉できる容器6とを備えている。
容器6には、ボイラー2からの飽和蒸気または過熱蒸気
が、蒸気入口3から中にある小型機械部品を経由して蒸
気出口5から流出するように供給されて、容器6の中に
収容された小型機械部品に付着した油等を除去するよう
に脱脂洗浄が行われる。ボイラー2は、150°C〜1
70°Cの飽和蒸気から約400°Cまでの過熱蒸気を
発生するように作られている。このように、容器6には
高温の蒸気が供給されるので、脱脂洗浄後の小型機械部
品も高温にされ、容器から取り出された小型機械部品の
水分はすぐに大気中へ拡散し、乾燥工程は不要である。
装置としてのボイラー2と、一端に蒸気入口3を他端に
蒸気出口5を有し且つねじやリベット等を含む小型機械
部品を中に収容して密閉できる容器6とを備えている。
容器6には、ボイラー2からの飽和蒸気または過熱蒸気
が、蒸気入口3から中にある小型機械部品を経由して蒸
気出口5から流出するように供給されて、容器6の中に
収容された小型機械部品に付着した油等を除去するよう
に脱脂洗浄が行われる。ボイラー2は、150°C〜1
70°Cの飽和蒸気から約400°Cまでの過熱蒸気を
発生するように作られている。このように、容器6には
高温の蒸気が供給されるので、脱脂洗浄後の小型機械部
品も高温にされ、容器から取り出された小型機械部品の
水分はすぐに大気中へ拡散し、乾燥工程は不要である。
【0013】また、飽和蒸気より高温の過熱蒸気の場合
には、小型機械部品は一層高温に加熱される。これを利
用して、容器6の小型機械部品の焼鈍を行うことができ
る。すなわち、容器6に流す過熱蒸気流の温度及び流動
時間を、小型機械部品の焼鈍に必要な温度及び時間に設
定することによって、脱脂洗浄と焼鈍とを一緒に行うこ
とができる。なお、実施例においては、過熱蒸気は後述
のように過熱器を経由することによって作られる。本発
明の実験において、容器6には小型機械部品として加工
後のリベットが多数収容され、一端の蒸気入口3と他端
の蒸気出口5との間の容器中には、リベットを層状に配
列して成るリベット層が形成された。容器6は、リベッ
ト層の全体に蒸気流が均一になるような大きさと形状を
もつように形成されている。因みに、実験において、リ
ベット層の高さは約200mm、リベット層の内径は約4
0mmになる円筒状容器が選定され、容器6に供給される
蒸気流の圧力は、約0.5〜0.8MPaに設定された。
勿論、これらの値は、1つの例であって、本発明の範囲
を定めるものではない。
には、小型機械部品は一層高温に加熱される。これを利
用して、容器6の小型機械部品の焼鈍を行うことができ
る。すなわち、容器6に流す過熱蒸気流の温度及び流動
時間を、小型機械部品の焼鈍に必要な温度及び時間に設
定することによって、脱脂洗浄と焼鈍とを一緒に行うこ
とができる。なお、実施例においては、過熱蒸気は後述
のように過熱器を経由することによって作られる。本発
明の実験において、容器6には小型機械部品として加工
後のリベットが多数収容され、一端の蒸気入口3と他端
の蒸気出口5との間の容器中には、リベットを層状に配
列して成るリベット層が形成された。容器6は、リベッ
ト層の全体に蒸気流が均一になるような大きさと形状を
もつように形成されている。因みに、実験において、リ
ベット層の高さは約200mm、リベット層の内径は約4
0mmになる円筒状容器が選定され、容器6に供給される
蒸気流の圧力は、約0.5〜0.8MPaに設定された。
勿論、これらの値は、1つの例であって、本発明の範囲
を定めるものではない。
【0014】ボイラー2には、燃焼バーナー7と、ボイ
ラー用水供給部9とが設けられ、その中で、飽和蒸気を
発生させている。飽和蒸気は、ボイラー2の出力側の第
1バルブ10を通して出力される。また、ボイラー2の
別の出力側には、飽和蒸気を過熱して過熱蒸気を発生す
る過熱器11が設けられている。過熱器11の出力側に
は第2バルブ13が設けられ、第2バルブ13の出口は
第1バルブ10の出口に合流している。第1バルブ10
と第2バルブ13の開閉を選択することによって、飽和
蒸気と過熱蒸気を選択的に容器6へ供給することができ
る。なお、燃焼バーナー7には燃料源14からバルブ1
5を介して燃料が供給される。ボイラー2から容器6へ
供給される飽和蒸気または過熱蒸気は、第3のバルブ1
7を介して出力され、その蒸気流の圧力が、圧力センサ
としての圧力計18によって監視される。圧力計18か
らは、容器へ流入する蒸気流の圧力のデータが出力さ
れ、このデータが、電子制御装置に送られ、電子制御装
置によって、第3バルブ17を調整して、容器6へ蒸気
流の圧力を所定の圧力に維持することができる。
ラー用水供給部9とが設けられ、その中で、飽和蒸気を
発生させている。飽和蒸気は、ボイラー2の出力側の第
1バルブ10を通して出力される。また、ボイラー2の
別の出力側には、飽和蒸気を過熱して過熱蒸気を発生す
る過熱器11が設けられている。過熱器11の出力側に
は第2バルブ13が設けられ、第2バルブ13の出口は
第1バルブ10の出口に合流している。第1バルブ10
と第2バルブ13の開閉を選択することによって、飽和
蒸気と過熱蒸気を選択的に容器6へ供給することができ
る。なお、燃焼バーナー7には燃料源14からバルブ1
5を介して燃料が供給される。ボイラー2から容器6へ
供給される飽和蒸気または過熱蒸気は、第3のバルブ1
7を介して出力され、その蒸気流の圧力が、圧力センサ
としての圧力計18によって監視される。圧力計18か
らは、容器へ流入する蒸気流の圧力のデータが出力さ
れ、このデータが、電子制御装置に送られ、電子制御装
置によって、第3バルブ17を調整して、容器6へ蒸気
流の圧力を所定の圧力に維持することができる。
【0015】容器6は1つでもよいが、図示のように、
複数個の容器6を並列に配置するのが好ましい。これに
よって、同じ時間に、1つの容器6に脱脂洗浄すべきリ
ベット等の小型機械部品の装填を行い、他の1つの容器
6から洗浄後の小型機械部品の取り出しを行い、それ以
外の容器6では脱脂洗浄処理を行うことができ、無駄な
く、効率よく脱脂洗浄作業を行うことができる。各容器
6への飽和蒸気または過熱蒸気の供給及び排出のため、
各容器6には、入口側バルブ19と出口側バルブ21と
が蒸気入口3と蒸気出口5とに設けられている。これら
のバルブ19及び21の開閉を選択することによって、
小型機械部品の脱脂洗浄、装填、取り出し等の作業を選
択的に行うことができる。これらの制御も、電子制御装
置によって行われる。
複数個の容器6を並列に配置するのが好ましい。これに
よって、同じ時間に、1つの容器6に脱脂洗浄すべきリ
ベット等の小型機械部品の装填を行い、他の1つの容器
6から洗浄後の小型機械部品の取り出しを行い、それ以
外の容器6では脱脂洗浄処理を行うことができ、無駄な
く、効率よく脱脂洗浄作業を行うことができる。各容器
6への飽和蒸気または過熱蒸気の供給及び排出のため、
各容器6には、入口側バルブ19と出口側バルブ21と
が蒸気入口3と蒸気出口5とに設けられている。これら
のバルブ19及び21の開閉を選択することによって、
小型機械部品の脱脂洗浄、装填、取り出し等の作業を選
択的に行うことができる。これらの制御も、電子制御装
置によって行われる。
【0016】また、容器6と並列に、バイパス配管22
が設けられ、このバイパス配管22にも、入口側バルブ
19と出口側バルブ21が設けられ、第3バルブ17か
ら容器6へ供給されるが飽和蒸気または過熱蒸気供給さ
れて排出されるようになっている。バイパス配管22に
は、両バルブ19及び21の間に温度センサとしての温
度計23が設けられ、バイパス配管22を通る飽和蒸気
または過熱蒸気の温度が監視され、温度データが出力さ
れる。この温度データは電子制御装置に入力され、その
温度データから、容器6へ供給される蒸気流の温度を知
ることができ、電子制御装置は、ボイラー2で発生する
蒸気温度の調整を行って、容器6への蒸気流温度を所定
の温度に維持することができる。容器6に温度センサが
設けられる場合には、その温度センサからのデータを利
用することができる。バイパス配管22は、容器6への
蒸気流の圧力が高い場合に圧力逃がし経路として機能す
ることができる。
が設けられ、このバイパス配管22にも、入口側バルブ
19と出口側バルブ21が設けられ、第3バルブ17か
ら容器6へ供給されるが飽和蒸気または過熱蒸気供給さ
れて排出されるようになっている。バイパス配管22に
は、両バルブ19及び21の間に温度センサとしての温
度計23が設けられ、バイパス配管22を通る飽和蒸気
または過熱蒸気の温度が監視され、温度データが出力さ
れる。この温度データは電子制御装置に入力され、その
温度データから、容器6へ供給される蒸気流の温度を知
ることができ、電子制御装置は、ボイラー2で発生する
蒸気温度の調整を行って、容器6への蒸気流温度を所定
の温度に維持することができる。容器6に温度センサが
設けられる場合には、その温度センサからのデータを利
用することができる。バイパス配管22は、容器6への
蒸気流の圧力が高い場合に圧力逃がし経路として機能す
ることができる。
【0017】容器6及びバイパス配管22から排出され
た油分を含む蒸気は、冷却器25に送られる。この冷却
器25によって蒸気が冷却され油を含有した液体に戻さ
れ、この油分含有液は、バルブ26及びポンプ27を経
由して油水分離器29に送られる。油水分離器29は、
受入れた油分含有液を、水成分(すなわち復水)と油成
分(油を含むエマルジョン)に分離する。油水分離器2
9から排出された油成分すなわち油を含むエマルジョン
は、バルブ30、ポンプ31、バルブ33を介して、ボ
イラー2の燃焼バーナー34に送られる。この燃焼バー
ナー34によって、小型機械部品から除去した油分が燃
焼し、除去後の油の処理が簡単且つ適切に行われる。
た油分を含む蒸気は、冷却器25に送られる。この冷却
器25によって蒸気が冷却され油を含有した液体に戻さ
れ、この油分含有液は、バルブ26及びポンプ27を経
由して油水分離器29に送られる。油水分離器29は、
受入れた油分含有液を、水成分(すなわち復水)と油成
分(油を含むエマルジョン)に分離する。油水分離器2
9から排出された油成分すなわち油を含むエマルジョン
は、バルブ30、ポンプ31、バルブ33を介して、ボ
イラー2の燃焼バーナー34に送られる。この燃焼バー
ナー34によって、小型機械部品から除去した油分が燃
焼し、除去後の油の処理が簡単且つ適切に行われる。
【0018】他方、油水分離器29から排出された復水
は、バルブ35及びポンプ37を経由して、カスケード
タンク38に送られる。このタンク38で、更に油分を
除去され、水が出力される。カスケードタンク38から
の水は、ボイラー2に戻される。ボイラー2の用水供給
部9には、給水源39からバルブ41、ポンプ42及び
バルブ43を経由して水が供給されている。カスケード
タンク38からの排出された水は、バルブ45を経由し
て、ボイラー2の給水系統の配管46に合流しており、
容器6に使用された蒸気からの復水を、ボイラー用水と
して再使用される。
は、バルブ35及びポンプ37を経由して、カスケード
タンク38に送られる。このタンク38で、更に油分を
除去され、水が出力される。カスケードタンク38から
の水は、ボイラー2に戻される。ボイラー2の用水供給
部9には、給水源39からバルブ41、ポンプ42及び
バルブ43を経由して水が供給されている。カスケード
タンク38からの排出された水は、バルブ45を経由し
て、ボイラー2の給水系統の配管46に合流しており、
容器6に使用された蒸気からの復水を、ボイラー用水と
して再使用される。
【0019】ボイラー2の運転、容器6への蒸気の供
給、冷却器25と油水分離器29とカスケードタンク3
8の運転、及び各バルブの制御は、前記したように、コ
ンピュータで支援された電子制御装置が行っており、オ
ペレータは、蒸気流の圧力や温度の設定や他のパラメー
タの設定を制御パネルで行うことにより、自動運転でき
る。
給、冷却器25と油水分離器29とカスケードタンク3
8の運転、及び各バルブの制御は、前記したように、コ
ンピュータで支援された電子制御装置が行っており、オ
ペレータは、蒸気流の圧力や温度の設定や他のパラメー
タの設定を制御パネルで行うことにより、自動運転でき
る。
【0020】リベットを用いた脱脂洗浄の実験におい
て、リベット層の高さを約200mm、リベット層の内径
を約40mmにして、0.6MPaの160°Cの飽和蒸気
流を容器6に供給した場合、約1分間の短時間で、満足
な脱脂洗浄が行われた。この脱脂洗浄は、約260°C
の過熱蒸気を用いた場合も同様な脱脂洗浄結果が得られ
た。
て、リベット層の高さを約200mm、リベット層の内径
を約40mmにして、0.6MPaの160°Cの飽和蒸気
流を容器6に供給した場合、約1分間の短時間で、満足
な脱脂洗浄が行われた。この脱脂洗浄は、約260°C
の過熱蒸気を用いた場合も同様な脱脂洗浄結果が得られ
た。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、蒸気流によって脱脂洗
浄が行われるので、オゾン層を破壊するトリクロロエタ
ン等の脱脂洗浄溶剤を使用せずに、加工した小型機械部
品に付着した金属加工油、防錆油、焼入れ油、はんだフ
ラックス等を除去することができ、脱脂した部品も蒸気
による熱で乾燥するので水分で濡れることがなく、洗浄
後の錆の発生を防止でき、乾燥工程を省略できる。ま
た、過熱蒸気流を利用してそのまま小型機械部品の焼鈍
を行うことができる。更に、除去された油は、蒸気発生
装置の燃焼バーナーによる燃焼によって、簡単且つ無駄
なく処理でき、水も再使用できる。
浄が行われるので、オゾン層を破壊するトリクロロエタ
ン等の脱脂洗浄溶剤を使用せずに、加工した小型機械部
品に付着した金属加工油、防錆油、焼入れ油、はんだフ
ラックス等を除去することができ、脱脂した部品も蒸気
による熱で乾燥するので水分で濡れることがなく、洗浄
後の錆の発生を防止でき、乾燥工程を省略できる。ま
た、過熱蒸気流を利用してそのまま小型機械部品の焼鈍
を行うことができる。更に、除去された油は、蒸気発生
装置の燃焼バーナーによる燃焼によって、簡単且つ無駄
なく処理でき、水も再使用できる。
【図1】本発明に係る脱脂洗浄装置のブロック図であ
る。
る。
1 脱脂洗浄装置 2 ボイラー(蒸気発生装置) 3 容器の蒸気入口 5 容器の蒸気出口 6 容器 7 燃焼バーナー 9 ボイラー用水の供給部 10、13 ボイラーの出力側のバルブ 11 過熱器 14 燃料源 18 圧力計 19、21 容器のバルブ 22 バイパス配管 23 温度計 25 冷却器 29 油水分離器 34 燃焼バーナー 38 カスケードタンク 39 給水源
Claims (9)
- 【請求項1】 一端に蒸気入口、他端に蒸気出口を有す
る密閉可能な容器に小型機械部品を入れて密閉し、 前記容器に、飽和蒸気または過熱蒸気を、前記蒸気入口
から前記小型機械部品を経由して前記蒸気出口から流出
するように供給して前記部品に付着した油等を洗浄する
ことから成ることを特徴とする小型機械部品の脱脂洗浄
方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記容
器に流す過熱蒸気流の温度及び流動時間を、小型機械部
品の焼鈍に必要な温度及び時間に設定し、前記過熱蒸気
により洗浄と同時に焼鈍を行うことを特徴とする方法。 - 【請求項3】 蒸気発生装置と、一端に蒸気入口を他端
に蒸気出口を有し小型機械部品を収容して密閉できる容
器とから成り、蒸気発生装置から飽和蒸気流または過熱
蒸気流を前記容器の蒸気入口に供給し、前記蒸気流によ
って前記部品に付着した油等を洗浄することを特徴とす
る小型機械部品の脱脂洗浄装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、前記容
器の蒸気出口から排出された蒸気流を受入れて液体に戻
す冷却器と、該冷却器からの含油液体を受入れて水成分
と油成分に分離する油水分離器と、該油水分離器からの
復水を前記蒸気発生装置に戻す手段とを備えたことを特
徴とする装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、前記油
水分離器からの油成分を蒸気発生装置の燃焼バーナーに
戻す手段を有することを特徴とする装置。 - 【請求項6】 請求項3に記載の装置において、前記容
器の蒸気出口から排出された蒸気流を受入れて液体に戻
す冷却器と、該冷却手段からの油を含有する液体を受入
れて水成分と油成分に分離する油水分離器と、該油水分
離器からの油を蒸気発生装置の燃焼バーナーに戻す手段
とを備えたことを特徴とする装置。 - 【請求項7】 請求項3〜6のいずれか1項に記載の装
置において、前記容器が複数設けられ、これらの容器に
は、バルブの切り換えによって順次前記蒸気流が供給さ
れて小型機械部品が洗浄されることを特徴とする装置。 - 【請求項8】 蒸気発生装置と、一端に蒸気入口を他端
に蒸気出口を有し小型機械部品を収容して密閉できる容
器と、前記蒸気発生装置と前記容器のバルブとに電気
的、電子的に接続された電子制御装置とを備え、該電子
制御装置は、前記容器に小型機械部品を入れて密閉した
後、該容器の蒸気入口に、飽和蒸気流または過熱蒸気流
を供給して容器の中にある小型機械部品を洗浄するよう
に制御することを特徴とする小型機械部品の脱脂洗浄装
置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の装置において、電子制
御装置はコンピュータを含んでおり、前記容器へ流入す
る前記蒸気の圧力を検出するセンサと容器への蒸気流の
温度を検出するセンサとが設けられ、前記電子制御装置
は、前記圧力センサ及び温度センサからのデータを用い
て、蒸気発生装置の燃焼バーナー及び容器の蒸気入口及
び蒸気出口に設けられたバルブを包含する機器を制御し
て、前記容器へ所定圧力で且つ所定温度の蒸気流を供給
することを特徴とする装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20360996A JP3190261B2 (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 小型機械部品の脱脂洗浄方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20360996A JP3190261B2 (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 小型機械部品の脱脂洗浄方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1046380A true JPH1046380A (ja) | 1998-02-17 |
| JP3190261B2 JP3190261B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=16476881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20360996A Expired - Fee Related JP3190261B2 (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 小型機械部品の脱脂洗浄方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3190261B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9555449B2 (en) | 2010-07-06 | 2017-01-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Flux cleaning method |
| CN109772783A (zh) * | 2017-11-15 | 2019-05-21 | 三星显示有限公司 | 蒸汽清洗装置 |
| CN113462863A (zh) * | 2021-06-02 | 2021-10-01 | 苏州市锐意金属制品有限公司 | 一种耐高温且不易变形的金属件制备工艺 |
| CN113758266A (zh) * | 2020-06-05 | 2021-12-07 | 株式会社岛津制作所 | 脱脂炉及脱脂方法 |
-
1996
- 1996-08-01 JP JP20360996A patent/JP3190261B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9555449B2 (en) | 2010-07-06 | 2017-01-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Flux cleaning method |
| CN109772783A (zh) * | 2017-11-15 | 2019-05-21 | 三星显示有限公司 | 蒸汽清洗装置 |
| CN113758266A (zh) * | 2020-06-05 | 2021-12-07 | 株式会社岛津制作所 | 脱脂炉及脱脂方法 |
| CN113462863A (zh) * | 2021-06-02 | 2021-10-01 | 苏州市锐意金属制品有限公司 | 一种耐高温且不易变形的金属件制备工艺 |
| CN113462863B (zh) * | 2021-06-02 | 2022-11-18 | 苏州市锐意金属制品有限公司 | 一种耐高温且不易变形的金属件制备工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3190261B2 (ja) | 2001-07-23 |
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