JPH1046383A - Ni−Fe合金電気めっき方法およびNi−Fe合金電気めっき膜 - Google Patents
Ni−Fe合金電気めっき方法およびNi−Fe合金電気めっき膜Info
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- JPH1046383A JPH1046383A JP19995496A JP19995496A JPH1046383A JP H1046383 A JPH1046383 A JP H1046383A JP 19995496 A JP19995496 A JP 19995496A JP 19995496 A JP19995496 A JP 19995496A JP H1046383 A JPH1046383 A JP H1046383A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気記録用ヘッドで使用される軟磁性材料と
して有用な、飽和磁歪値の低いNi−Fe合金電気めっ
き膜およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 NiイオンおよびFeイオンを含むめっ
き浴中で、電流密度を、1.0〜5.0mA/cm2
(ON/OFF=2/1秒パルス)として、電気分解を
行うことによって、45Ni−Fe合金電気めっき膜を
形成し、その結晶構造が(100)配向となる領域1,
4を定め、Ni−Feの合計重量に対するFeの重量の
比が55±1%であり、飽和磁歪値が6.6×10-6以
下であり、膜厚が2μmとなる45Ni−Fe合金電気
めっき膜を形成する。
して有用な、飽和磁歪値の低いNi−Fe合金電気めっ
き膜およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 NiイオンおよびFeイオンを含むめっ
き浴中で、電流密度を、1.0〜5.0mA/cm2
(ON/OFF=2/1秒パルス)として、電気分解を
行うことによって、45Ni−Fe合金電気めっき膜を
形成し、その結晶構造が(100)配向となる領域1,
4を定め、Ni−Feの合計重量に対するFeの重量の
比が55±1%であり、飽和磁歪値が6.6×10-6以
下であり、膜厚が2μmとなる45Ni−Fe合金電気
めっき膜を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Ni−Fe合金電
気めっき方法およびNi−Fe合金めっき膜に関する。
気めっき方法およびNi−Fe合金めっき膜に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気記録用薄膜ヘッドのコア
部には、NiおよびFeの合計重量に対するFeの重量
比が約18%の、Ni−Fe合金(以下、パーマロイと
略す)等の軟磁性材料が使用されている。
部には、NiおよびFeの合計重量に対するFeの重量
比が約18%の、Ni−Fe合金(以下、パーマロイと
略す)等の軟磁性材料が使用されている。
【0003】これらの軟磁性材料は、透磁率が高く、保
磁力および異方性磁界が小さいことから、磁気記録用ヘ
ッドの材料としては、理想的な特性を有している。
磁力および異方性磁界が小さいことから、磁気記録用ヘ
ッドの材料としては、理想的な特性を有している。
【0004】しかし、より高密度記録に対応するため、
高飽和磁束密度の特性を有する材料が求められている。
この例として、NiおよびFeの合計の重量に対するF
eの重量の比が、約55%のNi−Fe合金(以下、4
5Ni−Feと略す)が挙げられる。このNi−Fe合
金膜を形成する方法として、従来は、パーマロイめっき
浴でFeイオンのみを増加し、パーマロイめっき膜形成
と同様のめっき方法で形成していた。
高飽和磁束密度の特性を有する材料が求められている。
この例として、NiおよびFeの合計の重量に対するF
eの重量の比が、約55%のNi−Fe合金(以下、4
5Ni−Feと略す)が挙げられる。このNi−Fe合
金膜を形成する方法として、従来は、パーマロイめっき
浴でFeイオンのみを増加し、パーマロイめっき膜形成
と同様のめっき方法で形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法で
形成された45Ni−Fe合金電気めっき膜は、高飽和
磁束密度の特性を持つ反面、飽和磁歪値が、1×10-5
〜2×10-5程度と、パーマロイの飽和磁歪値−2×1
0-6〜−3×10-6と比較して一桁高い値を示してお
り、磁化すると外形が変形し易い性質を有する。その理
由は、比較的低温でめっき膜が形成されるので、めっき
膜の結晶構造は極めて微細となり、結晶の成長も低い温
度で容易にでき、その結晶構造が(111)配向とな
り、それに伴って、磁気特性が劣化するからである。
形成された45Ni−Fe合金電気めっき膜は、高飽和
磁束密度の特性を持つ反面、飽和磁歪値が、1×10-5
〜2×10-5程度と、パーマロイの飽和磁歪値−2×1
0-6〜−3×10-6と比較して一桁高い値を示してお
り、磁化すると外形が変形し易い性質を有する。その理
由は、比較的低温でめっき膜が形成されるので、めっき
膜の結晶構造は極めて微細となり、結晶の成長も低い温
度で容易にでき、その結晶構造が(111)配向とな
り、それに伴って、磁気特性が劣化するからである。
【0006】従って、従来の方法で形成される45Ni
−Fe合金電気めっき膜は、飽和磁歪値が大きいため、
磁気記録用ヘッドの材料として不適である。
−Fe合金電気めっき膜は、飽和磁歪値が大きいため、
磁気記録用ヘッドの材料として不適である。
【0007】本発明は、上記問題点を解決しようとする
ものであり、その目的とするところは、特に、磁気記録
用ヘッドで使用される軟磁性材料として有用な、飽和磁
歪値の低いNi−Fe合金電気めっき膜を提供すること
にある。
ものであり、その目的とするところは、特に、磁気記録
用ヘッドで使用される軟磁性材料として有用な、飽和磁
歪値の低いNi−Fe合金電気めっき膜を提供すること
にある。
【0008】さらに、上記Ni−Fe合金電気めっき膜
を形成する方法を提供することにある。
を形成する方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、NiイオンおよびFeイオンを含むめ
っき浴において、めっき浴にめっき形成用の基板を浸積
して1.0〜5.0mA/cm2 (ON/OFF=2/
1秒パルス)の電流密度で電気分解を行うことによっ
て、その結晶構造が(100)配向となるNi−Fe合
金電気めっき膜を形成した。
に、本発明では、NiイオンおよびFeイオンを含むめ
っき浴において、めっき浴にめっき形成用の基板を浸積
して1.0〜5.0mA/cm2 (ON/OFF=2/
1秒パルス)の電流密度で電気分解を行うことによっ
て、その結晶構造が(100)配向となるNi−Fe合
金電気めっき膜を形成した。
【0010】形成されたNi−Fe合金電気めっき膜
は、Ni−Feの合計重量に対するFeの重量の比が、
55±1%で、45Ni−Fe合金電気めっき膜である
ことが好ましい。
は、Ni−Feの合計重量に対するFeの重量の比が、
55±1%で、45Ni−Fe合金電気めっき膜である
ことが好ましい。
【0011】また、飽和磁歪値は、6.6×10-6以下
であれば好ましく、磁気記録用ヘッドとしては充分であ
る。
であれば好ましく、磁気記録用ヘッドとしては充分であ
る。
【0012】さらに、その膜厚は1μm〜5μmである
のが好ましい。
のが好ましい。
【0013】めっき条件としては、上記の電流密度1.
0〜5.0mA/cm2 であれば、(100)配向のめ
っき膜を形成できるが、特に、3.5mA/cm2 であ
ることが好ましいめっき浴の組成は、硫酸ニッケル,硫
酸第一鉄,ホウ酸,サッカリン,ラウリル硫酸ナトリウ
ムである。
0〜5.0mA/cm2 であれば、(100)配向のめ
っき膜を形成できるが、特に、3.5mA/cm2 であ
ることが好ましいめっき浴の組成は、硫酸ニッケル,硫
酸第一鉄,ホウ酸,サッカリン,ラウリル硫酸ナトリウ
ムである。
【0014】本発明のNi−Fe合金電気めっき方法に
よれば、めっき膜の結晶構造が変化することを利用し、
電流密度を1.0〜5.0mA/cm2 の範囲に調整す
ることにより、Ni−Fe電気めっき膜の結晶構造が
(100)配向となる。これにより、飽和磁歪値が充分
に小さく、磁気記録用ヘッドで使用される軟磁性材料と
して有用なNi−Fe合金電気めっき膜が形成される。
よれば、めっき膜の結晶構造が変化することを利用し、
電流密度を1.0〜5.0mA/cm2 の範囲に調整す
ることにより、Ni−Fe電気めっき膜の結晶構造が
(100)配向となる。これにより、飽和磁歪値が充分
に小さく、磁気記録用ヘッドで使用される軟磁性材料と
して有用なNi−Fe合金電気めっき膜が形成される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明によるNi−Fe合金電気
めっき方法およびNi−Fe合金電気めっき膜の実施例
について、図面を参照にして説明する。
めっき方法およびNi−Fe合金電気めっき膜の実施例
について、図面を参照にして説明する。
【0016】まず、本発明のNi−Fe合金電気めっき
膜を形成する過程を説明すると、ガラス基板上に、薄膜
磁気記録用ヘッドで使用される軟磁性材料めっきの下地
として、パーマロイ合金をスパッタリングで1000Å
の厚さに形成する。パーマロイ合金を使用する理由は、
その磁歪定数がほぼ零付近にあることと、異方性磁界が
低く、保持力が低いことから透磁率が高いことによっ
て、薄膜磁気記録用ヘッドの材料として適しているから
である。次に、めっき槽内で電気めっきを行い、めっき
膜を形成する。その際、めっき浴の組成およびめっき条
件は、以下の通りである。
膜を形成する過程を説明すると、ガラス基板上に、薄膜
磁気記録用ヘッドで使用される軟磁性材料めっきの下地
として、パーマロイ合金をスパッタリングで1000Å
の厚さに形成する。パーマロイ合金を使用する理由は、
その磁歪定数がほぼ零付近にあることと、異方性磁界が
低く、保持力が低いことから透磁率が高いことによっ
て、薄膜磁気記録用ヘッドの材料として適しているから
である。次に、めっき槽内で電気めっきを行い、めっき
膜を形成する。その際、めっき浴の組成およびめっき条
件は、以下の通りである。
【0017】[めっき浴組成] 硫酸ニッケル 90g/l(リットル) 硫酸第一鉄 10g/l ホウ酸 25g/l サッカリン 1.5g/l ラウリル硫酸ナトリウム 0.1g/l ここで、ホウ酸はpH緩衝剤,サッカリンは応力緩和
剤,ラウリル硫酸ナトリウムは界面活性剤として使用す
る。
剤,ラウリル硫酸ナトリウムは界面活性剤として使用す
る。
【0018】[めっき条件] 電流密度 3.5mA/cm2 (ON/OFF=2/1
秒パルス) 通電時間 60分間 電流密度は、従来の方法と比較して、小さくしている
が、これは、電流密度を大きくするにつれて、全重量に
対するFeの重量の比が大きくなり、結晶構造が、(1
00)配向から(111)配向となるからである。
秒パルス) 通電時間 60分間 電流密度は、従来の方法と比較して、小さくしている
が、これは、電流密度を大きくするにつれて、全重量に
対するFeの重量の比が大きくなり、結晶構造が、(1
00)配向から(111)配向となるからである。
【0019】実際に、このNi−Fe合金電気めっき膜
を分析した結果、NiおよびFeの合計重量に対するF
eの重量比は55%であり、膜厚は2μmであった。ま
た、Ni−Fe合金電気めっき膜について、結晶構造を
X線回折装置により調査した。その結果、形成されたN
i−Fe合金電気めっき膜は、(111)配向のピーク
強度I2 (X線ビームのピーク強度を示す。以下同様)
=552cps(サイクル/秒)に対し、(100)配
向のピーク強度I2 =580cpsとなり、ピーク強度
比I2 /I1 =105%となった。(100)配向と
(111)配向がランダムに配列したランダム配向時に
おけるピーク強度比I2 /I1 =80%なので、このN
i−Fe合金電気めっき膜の結晶構造は、(100)配
向であることが確認できた。さらに、この試料のNi−
Fe合金電気めっき膜の飽和磁歪値を飽和磁歪測定器に
より測定したところ、2.5×10-6であり、6.6×
10 -6以下であった。
を分析した結果、NiおよびFeの合計重量に対するF
eの重量比は55%であり、膜厚は2μmであった。ま
た、Ni−Fe合金電気めっき膜について、結晶構造を
X線回折装置により調査した。その結果、形成されたN
i−Fe合金電気めっき膜は、(111)配向のピーク
強度I2 (X線ビームのピーク強度を示す。以下同様)
=552cps(サイクル/秒)に対し、(100)配
向のピーク強度I2 =580cpsとなり、ピーク強度
比I2 /I1 =105%となった。(100)配向と
(111)配向がランダムに配列したランダム配向時に
おけるピーク強度比I2 /I1 =80%なので、このN
i−Fe合金電気めっき膜の結晶構造は、(100)配
向であることが確認できた。さらに、この試料のNi−
Fe合金電気めっき膜の飽和磁歪値を飽和磁歪測定器に
より測定したところ、2.5×10-6であり、6.6×
10 -6以下であった。
【0020】上述した実施例では、電流密度3.5mA
/cm2 で行ったが、さらに、電流密度を変えて実験を
行い、その結晶構造をX線回折装置により調査してピー
ク強度比を求めて、電流密度とピーク強度比との関係を
示したものが図1である。従って、図1は、本発明によ
るNi−Fe合金電気めっき膜を形成するときの電流密
度と、形成されためっき膜のピーク強度比との関係を示
すグラフである。図中、電流密度(mA/cm2 )を横
軸で示し、(100)配向のピーク強度をI1,(11
1)配向のピーク強度をI2 としたとき、その強度比I
2 /I1 を%で示したものを縦軸に示している。そし
て、ランダム配向時の強度比I2 /I1 が80%である
ので、80%以上を(100)配向、80%以下を(1
11)配向とする。曲線は、曲線1の(100)配向領
域から、境界点2を通過して、曲線3の(111)配向
領域に移っている。
/cm2 で行ったが、さらに、電流密度を変えて実験を
行い、その結晶構造をX線回折装置により調査してピー
ク強度比を求めて、電流密度とピーク強度比との関係を
示したものが図1である。従って、図1は、本発明によ
るNi−Fe合金電気めっき膜を形成するときの電流密
度と、形成されためっき膜のピーク強度比との関係を示
すグラフである。図中、電流密度(mA/cm2 )を横
軸で示し、(100)配向のピーク強度をI1,(11
1)配向のピーク強度をI2 としたとき、その強度比I
2 /I1 を%で示したものを縦軸に示している。そし
て、ランダム配向時の強度比I2 /I1 が80%である
ので、80%以上を(100)配向、80%以下を(1
11)配向とする。曲線は、曲線1の(100)配向領
域から、境界点2を通過して、曲線3の(111)配向
領域に移っている。
【0021】図1のデータによると、45Ni−Fe合
金の電気めっき膜の結晶構造は、電流密度により変化し
て、電流密度5.0mA以下の範囲では(100)配向
となっている。一方、電流密度5.0mA/cm2 以上
の範囲では(111)配向となっている。この結果、電
流密度は、5.0mA/cm2 以下でなくてはならな
い。しかし、電流密度1.0mA/cm2 以下の範囲で
は、Ni−Fe合金の電気めっき膜の成膜に要する時間
が、非常に長くなり量産には適さない。従って、電流密
度の範囲は、1.0mA/cm2 〜5.0mA/cm2
が最適であるという結果となった。
金の電気めっき膜の結晶構造は、電流密度により変化し
て、電流密度5.0mA以下の範囲では(100)配向
となっている。一方、電流密度5.0mA/cm2 以上
の範囲では(111)配向となっている。この結果、電
流密度は、5.0mA/cm2 以下でなくてはならな
い。しかし、電流密度1.0mA/cm2 以下の範囲で
は、Ni−Fe合金の電気めっき膜の成膜に要する時間
が、非常に長くなり量産には適さない。従って、電流密
度の範囲は、1.0mA/cm2 〜5.0mA/cm2
が最適であるという結果となった。
【0022】次に、電流密度を変化させて形成しためっ
き膜の飽和磁歪値を測定した結果、図2のような電流密
度と飽和磁歪値との関係を示すグラフができた。図2に
よると、電流密度5.0mA/cm2 以下の範囲では、
飽和磁歪値が6.6×10-6以下となっている。一方、
電流密度5.0mA以上の範囲では、6.6×10-6以
上である。
き膜の飽和磁歪値を測定した結果、図2のような電流密
度と飽和磁歪値との関係を示すグラフができた。図2に
よると、電流密度5.0mA/cm2 以下の範囲では、
飽和磁歪値が6.6×10-6以下となっている。一方、
電流密度5.0mA以上の範囲では、6.6×10-6以
上である。
【0023】この磁歪値は、磁化に伴う、強磁性体の長
さの変化、より一般的には、強磁性体のひずみがその磁
化の方向と大きさに依存するもので、これが大きくなる
原因は、結晶磁気異方性エネルギーが結晶格子の歪みに
依存することによる。結晶の変形(例えばのび)に伴う
異方性エネルギーの低下が弾性エネルギーの増加よりも
大きいと、歪んだ状態の方が優先的に実現する。ニッケ
ルの場合、磁化に平行な方向の格子間隔が垂直なそれよ
りも大きい。従って、軟磁性材料では、格子のひずみに
よって生じる磁気異方性を小さくするために、磁歪値を
なるべく小さくしなければならない。
さの変化、より一般的には、強磁性体のひずみがその磁
化の方向と大きさに依存するもので、これが大きくなる
原因は、結晶磁気異方性エネルギーが結晶格子の歪みに
依存することによる。結晶の変形(例えばのび)に伴う
異方性エネルギーの低下が弾性エネルギーの増加よりも
大きいと、歪んだ状態の方が優先的に実現する。ニッケ
ルの場合、磁化に平行な方向の格子間隔が垂直なそれよ
りも大きい。従って、軟磁性材料では、格子のひずみに
よって生じる磁気異方性を小さくするために、磁歪値を
なるべく小さくしなければならない。
【0024】以上の結果によって、Ni−Fe合金電気
めっき膜において、結晶構造が(100)配向、飽和磁
歪値が6.6×10-6以下のものを形成するためには、
電流密度が、5.0mA/cm2 以下の範囲であること
が解った。そして、時間的,経済的な面から、電流密度
1.0mA/cm2 が電流密度の下限となる。このよう
にして形成した結晶構造が(100)配向、飽和磁歪値
が6.6×10-6以下のNi−Fe合金電気めっき膜
は、磁気特性に優れ、磁気記録ヘッドの材料として適し
ている。
めっき膜において、結晶構造が(100)配向、飽和磁
歪値が6.6×10-6以下のものを形成するためには、
電流密度が、5.0mA/cm2 以下の範囲であること
が解った。そして、時間的,経済的な面から、電流密度
1.0mA/cm2 が電流密度の下限となる。このよう
にして形成した結晶構造が(100)配向、飽和磁歪値
が6.6×10-6以下のNi−Fe合金電気めっき膜
は、磁気特性に優れ、磁気記録ヘッドの材料として適し
ている。
【0025】
【発明の効果】本発明のNi−Fe合金電気めっき方法
で形成されるNi−Fe合金電気めっき膜の結晶構造
は、(100)配向となる。従って、飽和磁歪値が充分
小さいNi−Fe合金電気めっき膜形成方法およびNi
−Fe合金電気めっき膜を提供することができる。
で形成されるNi−Fe合金電気めっき膜の結晶構造
は、(100)配向となる。従って、飽和磁歪値が充分
小さいNi−Fe合金電気めっき膜形成方法およびNi
−Fe合金電気めっき膜を提供することができる。
【図1】本発明のNi−Fe合金電気めっき方法におけ
る、電流密度と、形成されたNi−Fe合金電気めっき
膜のピーク強度比との関係を示すグラフである。
る、電流密度と、形成されたNi−Fe合金電気めっき
膜のピーク強度比との関係を示すグラフである。
【図2】本発明のNi−Fe合金電気めっき方法におけ
る、電流密度と、形成されたNi−Fe合金電気めっき
膜の飽和磁歪値との関係を示すグラフである。
る、電流密度と、形成されたNi−Fe合金電気めっき
膜の飽和磁歪値との関係を示すグラフである。
1 (100)配向領域 2 境界点 3 (111)配向領域 4 (100)配向領域 5 境界点 6 (111)配向領域
Claims (7)
- 【請求項1】NiイオンおよびFeイオンを含むめっき
浴中に、基板を浸漬して、一定の電流密度で電気分解を
行うことによって、前記基板上にめっきを行う、Ni−
Fe合金電気めっき方法において、 前記電流密度を、1.0〜5.0mA/cm2 (ON/
OFF=2/1秒パルス)として、前記電気分解を行う
ことによって、その結晶構造が(100)配向となるN
i−Fe合金電気めっき膜を形成する、Ni−Fe合金
電気めっき方法。 - 【請求項2】前記Ni−Fe合金電気めっき膜におい
て、Ni−Feの合計重量に対するFeの重量の比が、
55±1%であることを特徴とする、請求項1に記載の
Ni−Fe合金電気めっき方法。 - 【請求項3】前記Ni−Fe合金電気めっき膜の飽和磁
歪値が、6.6×10-6以下であることを特徴とする、
請求項1または2に記載のNi−Fe合金電気めっき方
法。 - 【請求項4】前記Ni−Fe合金電気めっき膜の厚さ
が、1μm〜5μmであることを特徴とする、請求項1
〜3のいずれかに記載のNi−Fe合金電気めっき方
法。 - 【請求項5】前記電流密度が、3.5mA/cm2 であ
ることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の
Ni−Fe合金電気めっき方法。 - 【請求項6】前記めっき浴の組成が、硫酸ニッケル,硫
酸第一鉄,ホウ酸,サッカリン,ラウリル硫酸ナトリウ
ムであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに
記載のNi−Fe合金電気めっき方法。 - 【請求項7】NiイオンおよびFeイオンを含むめっき
浴中に、基板を浸漬して、一定の電流密度で電気分解を
行うことによって、前記基板上にめっきされるNi−F
e合金電気めっき膜において、 前記電流密度を、1.0〜5.0mA/cm2 (ON/
OFF=2/1msパルス)として、前記電気分解を行
うことによって、その結晶構造が(100)配向となる
ことを特徴とするNi−Fe合金電気めっき膜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19995496A JP2901549B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | Ni−Fe合金電気めっき方法およびNi−Fe合金電気めっき膜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19995496A JP2901549B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | Ni−Fe合金電気めっき方法およびNi−Fe合金電気めっき膜 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1046383A true JPH1046383A (ja) | 1998-02-17 |
| JP2901549B2 JP2901549B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=16416370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19995496A Expired - Lifetime JP2901549B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | Ni−Fe合金電気めっき方法およびNi−Fe合金電気めっき膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2901549B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100352313B1 (ko) * | 1999-09-02 | 2002-09-12 | 알프스 덴키 가부시키가이샤 | 박막자기헤드 및 그 제조방법 |
| KR100858507B1 (ko) | 2007-04-02 | 2008-09-12 | 충남대학교산학협력단 | 연자성 니켈-철 퍼말로이의 제조 방법 및 그에 의해 제조된연자성 퍼말로이 박막 |
| JP2010150622A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Hitachi Ltd | めっき液,凸状金属構造体を有する導電体基板、及び、その製造方法 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP19995496A patent/JP2901549B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100352313B1 (ko) * | 1999-09-02 | 2002-09-12 | 알프스 덴키 가부시키가이샤 | 박막자기헤드 및 그 제조방법 |
| KR100858507B1 (ko) | 2007-04-02 | 2008-09-12 | 충남대학교산학협력단 | 연자성 니켈-철 퍼말로이의 제조 방법 및 그에 의해 제조된연자성 퍼말로이 박막 |
| JP2010150622A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Hitachi Ltd | めっき液,凸状金属構造体を有する導電体基板、及び、その製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2901549B2 (ja) | 1999-06-07 |
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