JPH1046432A - ポリウレタン糸の乾式紡糸法 - Google Patents
ポリウレタン糸の乾式紡糸法Info
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- JPH1046432A JPH1046432A JP8214218A JP21421896A JPH1046432A JP H1046432 A JPH1046432 A JP H1046432A JP 8214218 A JP8214218 A JP 8214218A JP 21421896 A JP21421896 A JP 21421896A JP H1046432 A JPH1046432 A JP H1046432A
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- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01F—CHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
- D01F6/00—Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
- D01F6/58—Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products
- D01F6/70—Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products from polyurethanes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、熱セット性が高く、糸の均一性が高
く、高次加工性が優れ、さらに、編物や織物など製編織
したとき、良好な光沢と品位のものを提供することがで
き、しかも形態安定性の高い優れたポリウレタン糸を安
定かつ容易に製造する方法を提供せんとするものであ
る。 【解決手段】本発明のポリウレタン糸の乾式紡糸法は、
デフアレンシャル・スキャニング・カロリメーター(以
下DSCと称する)で測定した時、150〜270℃に
融点、かつ、0℃以下にガラス転移点(以下Tgと称す
る)を有するポリウレタンを溶質とする溶液を口金から
加熱雰囲気中に吐出せしめ、吐出糸とし、加熱・乾燥
し、次に、非仮より方式で引揃え、熱融着せしめること
を特徴とするものである。
く、高次加工性が優れ、さらに、編物や織物など製編織
したとき、良好な光沢と品位のものを提供することがで
き、しかも形態安定性の高い優れたポリウレタン糸を安
定かつ容易に製造する方法を提供せんとするものであ
る。 【解決手段】本発明のポリウレタン糸の乾式紡糸法は、
デフアレンシャル・スキャニング・カロリメーター(以
下DSCと称する)で測定した時、150〜270℃に
融点、かつ、0℃以下にガラス転移点(以下Tgと称す
る)を有するポリウレタンを溶質とする溶液を口金から
加熱雰囲気中に吐出せしめ、吐出糸とし、加熱・乾燥
し、次に、非仮より方式で引揃え、熱融着せしめること
を特徴とするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリウレタン糸の
乾式紡糸法に関する。
乾式紡糸法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタン糸は高い弾性を有する特徴
を生かして各種の用途に拡大している。そして、用途の
拡大と共にポリウレタン糸に要求される特性も新たなも
のが出てきた。その代表的特性として、たとえば熱セッ
ト性が高く、糸の均一性が高く、高次加工性が優れ、し
かも、ポリウレタン糸を用い、編物や織物などに用した
とき、良好な品位となり、しかも形態安定性が高いとい
うことなどが要求されているが、これらの特性を満たす
ポリウレタン糸は、いまだ存在していない。
を生かして各種の用途に拡大している。そして、用途の
拡大と共にポリウレタン糸に要求される特性も新たなも
のが出てきた。その代表的特性として、たとえば熱セッ
ト性が高く、糸の均一性が高く、高次加工性が優れ、し
かも、ポリウレタン糸を用い、編物や織物などに用した
とき、良好な品位となり、しかも形態安定性が高いとい
うことなどが要求されているが、これらの特性を満たす
ポリウレタン糸は、いまだ存在していない。
【0003】かかる要求の高度化と共に、熱可塑性のポ
リウレタンを溶融紡糸する検討が強化され、生産されて
いることは広く公知のことである。
リウレタンを溶融紡糸する検討が強化され、生産されて
いることは広く公知のことである。
【0004】熱可塑性のポリウレタンを溶融紡糸するこ
とは、溶液からの乾式紡糸や湿式紡糸に比較してエネル
ギー効率が高いなどの利点のあることは事実である。
とは、溶液からの乾式紡糸や湿式紡糸に比較してエネル
ギー効率が高いなどの利点のあることは事実である。
【0005】しかし、ポリウレタンの分子を構成するウ
レタン結合は該ポリマの溶融紡糸温度近辺で熱分解しや
すいのもまた事実である。◎また、溶融重合工程におい
ても、架橋などの副反応が生じやすい。◎これらの結
果、異物が多いポリマが生成し、種々のトラブルになり
やすいのである。
レタン結合は該ポリマの溶融紡糸温度近辺で熱分解しや
すいのもまた事実である。◎また、溶融重合工程におい
ても、架橋などの副反応が生じやすい。◎これらの結
果、異物が多いポリマが生成し、種々のトラブルになり
やすいのである。
【0006】かかる問題点を回避する手段として、特開
平4−146915号公報が開示されている。即ち、高
速度で回転する反応機の中で安定なポリマを合成するこ
とにより良好なポリウレタンを得ようとするものであ
る。
平4−146915号公報が開示されている。即ち、高
速度で回転する反応機の中で安定なポリマを合成するこ
とにより良好なポリウレタンを得ようとするものであ
る。
【0007】しかし、かかる方法の場合、ポリマの主鎖
が回転により切断されたり、また剪断発熱が多くコント
ロールが容易でないこと、さらに過大なエネルキーを要
することなどの問題点がある。即ち、均整度の高いポリ
ウレタン繊維を溶融紡糸で安定に紡糸することは容易で
ないのである。
が回転により切断されたり、また剪断発熱が多くコント
ロールが容易でないこと、さらに過大なエネルキーを要
することなどの問題点がある。即ち、均整度の高いポリ
ウレタン繊維を溶融紡糸で安定に紡糸することは容易で
ないのである。
【0008】一方、乾式紡糸においては、熱を吐出糸に
かけ、乾燥することにより繊維とし、しかる後、仮より
に該繊維を接着させてポリウレタン糸とすることは公知
のことである。
かけ、乾燥することにより繊維とし、しかる後、仮より
に該繊維を接着させてポリウレタン糸とすることは公知
のことである。
【0009】しかし、かかる方法で軟化温度が低いポリ
ウレタン糸を製造すると、糸むらが大きくなりやすいの
である。即ち、乾式紡糸において軟化温度が低いポリウ
レタン糸を安定に製造する技術がなかったのである。
ウレタン糸を製造すると、糸むらが大きくなりやすいの
である。即ち、乾式紡糸において軟化温度が低いポリウ
レタン糸を安定に製造する技術がなかったのである。
【0010】なお、特開昭53−139847号公報に
は、熱可塑性ポリウレタン糸およびその製法が記載され
ているが、該方法は溶融紡糸に限定しており、乾式紡糸
を示唆するものはない。
は、熱可塑性ポリウレタン糸およびその製法が記載され
ているが、該方法は溶融紡糸に限定しており、乾式紡糸
を示唆するものはない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる技術
的背景に鑑み、熱セット性が高く、糸の均一性が高く、
高次加工性が優れ、さらに、編物や織物など製編織した
とき、良好な光沢と品位のものを提供することができ、
しかも形態安定性の高い優れたポリウレタン糸を安定か
つ容易に製造する方法を提供せんとするものである。
的背景に鑑み、熱セット性が高く、糸の均一性が高く、
高次加工性が優れ、さらに、編物や織物など製編織した
とき、良好な光沢と品位のものを提供することができ、
しかも形態安定性の高い優れたポリウレタン糸を安定か
つ容易に製造する方法を提供せんとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、つぎのような手段を採用する。すなわち、
本発明のポリウレタン糸の乾式紡糸法は、デフアレンシ
ャル・スキャニング・カロリメーター(以下DSCと称
する)で測定した時、150〜270℃に融点、かつ、
0℃以下にガラス転移点(以下Tgと称する)を有する
ポリウレタンを溶質とする溶液を口金から加熱雰囲気中
に吐出せしめ、吐出糸とし、加熱・乾燥し、次に、非仮
より方式で引揃え、熱融着せしめることを特徴とするも
のである。
するために、つぎのような手段を採用する。すなわち、
本発明のポリウレタン糸の乾式紡糸法は、デフアレンシ
ャル・スキャニング・カロリメーター(以下DSCと称
する)で測定した時、150〜270℃に融点、かつ、
0℃以下にガラス転移点(以下Tgと称する)を有する
ポリウレタンを溶質とする溶液を口金から加熱雰囲気中
に吐出せしめ、吐出糸とし、加熱・乾燥し、次に、非仮
より方式で引揃え、熱融着せしめることを特徴とするも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明者らは、従来の乾式紡糸に
おいて、モノフイラメント以外の糸は主にその製造工程
で仮よりをかけることにより合着し作られている。その
ときのよりの力は時間とともに変動し、そのため、糸の
長さ方向に対して、仮よりの掛かる力が均一でなくな
り、そのため、また、繊維の太さが均一でなくなること
などが種々の問題を起こすことに着目したものである。
おいて、モノフイラメント以外の糸は主にその製造工程
で仮よりをかけることにより合着し作られている。その
ときのよりの力は時間とともに変動し、そのため、糸の
長さ方向に対して、仮よりの掛かる力が均一でなくな
り、そのため、また、繊維の太さが均一でなくなること
などが種々の問題を起こすことに着目したものである。
【0014】つまり、本発明は、ポリウレタン糸の乾式
紡糸に新規な概念を構築することにより、新規な特性の
糸を容易に製造する方法、特に良好な特性の軟化温度が
低いポリウレタン糸を製造する方法を、従来概念に囚わ
れず鋭意検討した結果、本発明に到達したものである。
紡糸に新規な概念を構築することにより、新規な特性の
糸を容易に製造する方法、特に良好な特性の軟化温度が
低いポリウレタン糸を製造する方法を、従来概念に囚わ
れず鋭意検討した結果、本発明に到達したものである。
【0015】本発明のポリウレタンは、ポリウレタン結
合から主になる糸であっても、また、ポリウレタン・ウ
レア結合から主になる糸であってもよく、特に限定され
るものではなく、さらにまた、ポリウレタン結合とポリ
ウレタン・ウレア結合からなるもののブレンド物であっ
てもよい。
合から主になる糸であっても、また、ポリウレタン・ウ
レア結合から主になる糸であってもよく、特に限定され
るものではなく、さらにまた、ポリウレタン結合とポリ
ウレタン・ウレア結合からなるもののブレンド物であっ
てもよい。
【0016】本発明のポリウレタン糸は、DSCで測定
した時、150〜270℃、好ましくは160〜250
℃に融点を有し、かつ、0℃以下、好ましくは−20℃
以下にガラス転移点(以下Tgと称する)を有するポリ
ウレタンで構成されているものである。
した時、150〜270℃、好ましくは160〜250
℃に融点を有し、かつ、0℃以下、好ましくは−20℃
以下にガラス転移点(以下Tgと称する)を有するポリ
ウレタンで構成されているものである。
【0017】DSC測定用のフィルムの作成方法は下記
による。つまり、ポリウレタン溶液をガラスや該ポリウ
レタン溶液を不活性のフイルム上にコートし、該コート
物を15℃〜150℃の乾燥気体中で溶媒を乾燥し、該
溶媒の残量を2%以下にしたフィルムを使用した。ま
た、DSCの測定法は2ndランめとした。
による。つまり、ポリウレタン溶液をガラスや該ポリウ
レタン溶液を不活性のフイルム上にコートし、該コート
物を15℃〜150℃の乾燥気体中で溶媒を乾燥し、該
溶媒の残量を2%以下にしたフィルムを使用した。ま
た、DSCの測定法は2ndランめとした。
【0018】本発明における融点とは、いわゆるハード
・セグメントの融点であり、軟化点(Tg)とはソフト
・セグメントのTgである。ハード・セグメントの融点
が270℃を超過するものは、実際の工業的な意味での
熱セット性がないので、本発明の目的に合致しないので
除外する。一方、該融点が150℃未満のものは、熱セ
ット性は極めて高いものとなるが、耐熱性が実用的に低
すぎるので、本発明には含まれない。
・セグメントの融点であり、軟化点(Tg)とはソフト
・セグメントのTgである。ハード・セグメントの融点
が270℃を超過するものは、実際の工業的な意味での
熱セット性がないので、本発明の目的に合致しないので
除外する。一方、該融点が150℃未満のものは、熱セ
ット性は極めて高いものとなるが、耐熱性が実用的に低
すぎるので、本発明には含まれない。
【0019】一方、Tgに関しては0℃以下が必須であ
る。なお、ポリウレタンの場合、いわゆるソフト・セグ
メントの融点が明らかにあるものもあるが、本発明にお
いては該融点は見出されなくてもなんら構わない。
る。なお、ポリウレタンの場合、いわゆるソフト・セグ
メントの融点が明らかにあるものもあるが、本発明にお
いては該融点は見出されなくてもなんら構わない。
【0020】本発明でいうポリウレタンは、主にジオー
ル鎖伸長剤からなるポリウレタンからなり、その融点が
150〜260℃であるもの、あるいは、ジイソシアネ
ート成分として、主に脂肪族ジイソシアネートからなる
ポリウレタンからなり、その融点が150〜260℃で
あるものの2つのポリウレタンが使用される。
ル鎖伸長剤からなるポリウレタンからなり、その融点が
150〜260℃であるもの、あるいは、ジイソシアネ
ート成分として、主に脂肪族ジイソシアネートからなる
ポリウレタンからなり、その融点が150〜260℃で
あるものの2つのポリウレタンが使用される。
【0021】そして、特に好ましいのは該融点が160
〜250℃であるものである。かかる融点の糸の場合、
他の通常の繊維と併用すると、双方の繊維を同様の温度
でセットできるためか、良好な品位の編物や織物を提供
することができ、特に、ウールなどの併用する時、大き
な利点を発揮するものである。
〜250℃であるものである。かかる融点の糸の場合、
他の通常の繊維と併用すると、双方の繊維を同様の温度
でセットできるためか、良好な品位の編物や織物を提供
することができ、特に、ウールなどの併用する時、大き
な利点を発揮するものである。
【0022】かかるポリウレタンが、主にエチレングラ
イコール(以下EGと略称する)、1,3−プロパンジ
オール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグライ
コール、1,2−プロピレングライコール、1,4−シ
クロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール,1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベン
ゼン(以下BHEBと略称する)、ビス(β−ヒドロキ
シエチル)テレフタレート、パラキシレンジオールなど
の、ジオール鎖伸長剤からなるポリウレタンからなる場
合、耐酸化窒素性や耐光性も高くでき、さらに耐塩素性
なども高くなるという利点があり好ましい。
イコール(以下EGと略称する)、1,3−プロパンジ
オール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグライ
コール、1,2−プロピレングライコール、1,4−シ
クロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール,1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベン
ゼン(以下BHEBと略称する)、ビス(β−ヒドロキ
シエチル)テレフタレート、パラキシレンジオールなど
の、ジオール鎖伸長剤からなるポリウレタンからなる場
合、耐酸化窒素性や耐光性も高くでき、さらに耐塩素性
なども高くなるという利点があり好ましい。
【0023】主にジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ート(以下HMDIと略称する)、ヘキサメンレンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの脂肪
族ジイソシアネートからなるポリウレタンは、耐光性が
特に高くできる利点がある。
ート(以下HMDIと略称する)、ヘキサメンレンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの脂肪
族ジイソシアネートからなるポリウレタンは、耐光性が
特に高くできる利点がある。
【0024】特にポリウレタンが、主にジオール鎖伸長
剤からなるポリウレタンで、その融点が150〜270
℃であるものの場合は、いわゆるプレポリマ法、ワン・
ショット法、さらにまた、溶融重合法、溶液重合法など
の方法でも問題なく製造することができる。
剤からなるポリウレタンで、その融点が150〜270
℃であるものの場合は、いわゆるプレポリマ法、ワン・
ショット法、さらにまた、溶融重合法、溶液重合法など
の方法でも問題なく製造することができる。
【0025】一方、鎖伸長剤にジアミンを使用する場合
には、いわゆるプレポリマ法で行う方が良好なポリマと
しやすいことが多い。たとえば、ポリウレタン糸がジイ
ソシアネート成分として、主に脂肪族ジイソシアネート
からなり、かつ鎖伸長剤としてエチレンジアミンなどを
はじめとするジアミンからなる時は、いわゆるプレポリ
マ法で行う方が好ましい。かかるポリマの場合には、溶
液重合法で行う方が好ましい。
には、いわゆるプレポリマ法で行う方が良好なポリマと
しやすいことが多い。たとえば、ポリウレタン糸がジイ
ソシアネート成分として、主に脂肪族ジイソシアネート
からなり、かつ鎖伸長剤としてエチレンジアミンなどを
はじめとするジアミンからなる時は、いわゆるプレポリ
マ法で行う方が好ましい。かかるポリマの場合には、溶
液重合法で行う方が好ましい。
【0026】このようにポリマ溶液を製造する方法は、
特に限定されるものではなく、任意の方法で製造するこ
とができる。代表的な方法は、溶液中でポリウレタンを
合成する方法である。また、溶融重合されたポリウレタ
ンを溶媒に溶解する方法、また、紡糸された糸を溶解し
て再利用する方法、またこれらの組合せなど任意の方法
が適用できる。なお、当然のことではあるが、溶融重合
法の場合、ポリマとなった後にしかるべき溶剤に溶解す
る。溶解法は任意の方法が適用でき、限定されるもので
はない。また、溶液は1種のポリウレタンから構成され
ても、また2種以上のポリウレタンから構成されてもよ
く、限定されるものではない。
特に限定されるものではなく、任意の方法で製造するこ
とができる。代表的な方法は、溶液中でポリウレタンを
合成する方法である。また、溶融重合されたポリウレタ
ンを溶媒に溶解する方法、また、紡糸された糸を溶解し
て再利用する方法、またこれらの組合せなど任意の方法
が適用できる。なお、当然のことではあるが、溶融重合
法の場合、ポリマとなった後にしかるべき溶剤に溶解す
る。溶解法は任意の方法が適用でき、限定されるもので
はない。また、溶液は1種のポリウレタンから構成され
ても、また2種以上のポリウレタンから構成されてもよ
く、限定されるものではない。
【0027】例えば、鎖伸剤がジアミンであるポリウレ
タンとジオール鎖伸長剤からなるポリウレタンのブレン
ド物であってもよい。ただし、この場合においても、融
点は270℃以下とすることが重要である。
タンとジオール鎖伸長剤からなるポリウレタンのブレン
ド物であってもよい。ただし、この場合においても、融
点は270℃以下とすることが重要である。
【0028】かかるポリマ溶液には、適宜、各種の薬剤
などが添加されていてもよく、また、添加剤の添加方法
も、任意の方法を使用することができ、耐光、耐酸化防
止剤などとしていわゆるBHTや住友化学製のスミライ
ザーGA−80などをはじめとするヒンダードフェノー
ル系薬剤、各種のチヌビンをはじめとするベンゾトリア
ゾール系薬剤、住友化学製のスミライザーP−16はじ
めとするリン系薬剤、各種のチヌビンをはじめとするヒ
ンダードアミン系薬剤、さらに酸化チタン、カーボンブ
ラックをはじめとする無機顔料、ステアリンサンマグネ
シウムをはじめとする金属石鹸、また、銀や亜鉛やこれ
らの化合物など含む殺菌剤、消臭剤、また各種のシリコ
ーン、鉱物油などの滑剤、硫酸バリウム、酸化セリウ
ム、ベタインやリン酸系などをはじめとする各種の帯電
防止剤などが含まれたり、またポリマと反応していても
なんら構わない。
などが添加されていてもよく、また、添加剤の添加方法
も、任意の方法を使用することができ、耐光、耐酸化防
止剤などとしていわゆるBHTや住友化学製のスミライ
ザーGA−80などをはじめとするヒンダードフェノー
ル系薬剤、各種のチヌビンをはじめとするベンゾトリア
ゾール系薬剤、住友化学製のスミライザーP−16はじ
めとするリン系薬剤、各種のチヌビンをはじめとするヒ
ンダードアミン系薬剤、さらに酸化チタン、カーボンブ
ラックをはじめとする無機顔料、ステアリンサンマグネ
シウムをはじめとする金属石鹸、また、銀や亜鉛やこれ
らの化合物など含む殺菌剤、消臭剤、また各種のシリコ
ーン、鉱物油などの滑剤、硫酸バリウム、酸化セリウ
ム、ベタインやリン酸系などをはじめとする各種の帯電
防止剤などが含まれたり、またポリマと反応していても
なんら構わない。
【0029】特に光や各種の酸化窒素などへの耐久性を
高めたい場合には、酸化窒素補足剤、例えば日本ヒドラ
ジン製のHN−150、熱酸化安定剤、例えば住友化学
製のスミライザーGA−80、光安定剤、例えば住友化
学製のスミゾブ300#622などを使用することが有
効である。
高めたい場合には、酸化窒素補足剤、例えば日本ヒドラ
ジン製のHN−150、熱酸化安定剤、例えば住友化学
製のスミライザーGA−80、光安定剤、例えば住友化
学製のスミゾブ300#622などを使用することが有
効である。
【0030】これらの添加時期・方法も特に限定され
ず、ポリウレタンの溶液に添加してもよいし、溶融重合
からの溶液であれば、溶融重合やその後に添加してもよ
い。添加方法はスタテックキサー方式など従来公知の方
法を採用することができる。
ず、ポリウレタンの溶液に添加してもよいし、溶融重合
からの溶液であれば、溶融重合やその後に添加してもよ
い。添加方法はスタテックキサー方式など従来公知の方
法を採用することができる。
【0031】こうして、作られたポリマ溶液は、口金か
ら吐出される。次にかかる溶液を口金から加熱雰囲気中
に吐出せしめ、吐出糸とする。通常、加熱雰囲気は、不
活性ガスが主体であるが、不活性ガスには水分などが含
有されていても構わない。また、バキューム下の加熱雰
囲気中に溶液が吐出されてもなんら構わない。
ら吐出される。次にかかる溶液を口金から加熱雰囲気中
に吐出せしめ、吐出糸とする。通常、加熱雰囲気は、不
活性ガスが主体であるが、不活性ガスには水分などが含
有されていても構わない。また、バキューム下の加熱雰
囲気中に溶液が吐出されてもなんら構わない。
【0032】本発明の方法において、口金の孔配置は特
に限定されるものではない。しかし、より生産性を高く
する場合には、合着させる吐出糸同志の孔間隔は、合着
させない糸の孔と比較してある程度広いことが好まし
い。吐出液は加熱により乾燥され、糸状となる。かかる
糸を引揃え、熱融着せしめるのである。かかる処理にお
いて、本発明においては、仮より方式は採用しない。す
なわち、引揃え、熱融着せしめるにおいて、糸には仮よ
りや、真よりがかからない方式で行う。かかる方式の好
ましいものとして、次ぎの方法を採用するのが好まし
い。
に限定されるものではない。しかし、より生産性を高く
する場合には、合着させる吐出糸同志の孔間隔は、合着
させない糸の孔と比較してある程度広いことが好まし
い。吐出液は加熱により乾燥され、糸状となる。かかる
糸を引揃え、熱融着せしめるのである。かかる処理にお
いて、本発明においては、仮より方式は採用しない。す
なわち、引揃え、熱融着せしめるにおいて、糸には仮よ
りや、真よりがかからない方式で行う。かかる方式の好
ましいものとして、次ぎの方法を採用するのが好まし
い。
【0033】A.2本以上の吐出されたウレタン糸をス
リットに通す方法 B.2本以上の吐出されたウレタン糸を溝が切られたス
リットを有するローラーに通す方法 C.2本以上の吐出されたウレタン糸をリング状物また
はスネールワイヤーに通す方法。
リットに通す方法 B.2本以上の吐出されたウレタン糸を溝が切られたス
リットを有するローラーに通す方法 C.2本以上の吐出されたウレタン糸をリング状物また
はスネールワイヤーに通す方法。
【0034】これら、A〜Cの方式は単独でも、また組
合せても、また単独方式を重複して実施してもよい。
合せても、また単独方式を重複して実施してもよい。
【0035】なお、かかる処理は、該合着糸に油剤を付
与するのであれば、油剤を付与する前に、行うことが好
ましい。
与するのであれば、油剤を付与する前に、行うことが好
ましい。
【0036】本発明にかかるポリウレタン糸は単独での
使用はもとより、各種の繊維と組合せ種々な用途に展開
可能である。たとえば、ゾッキ、ストッキング、パンテ
イーストッキング、丸編、トリコット、水着、スキーズ
ボン、靴下、作業服、煙火服、洋服、ウールとの併用に
よる紳士・婦人用衣服、ゴルフズボン、ウエットスー
ツ、ブラジャー、ガードル、手袋や靴下をはじめとする
各種繊維製品の締め付け材料、紙おしめなどサニタニー
品の漏れ防止用締め付け材料、防水資材の締め付け材
料、安全衣服や実験着の締め付け材料、ヘアキャップの
締め付け材料、果実用袋の締め付け材料、似せ餌、造
花、電気絶縁材、ワイピングクロス、コピークリーナ
ー、ガスケットなどのようとに好適に使用することがで
きる。
使用はもとより、各種の繊維と組合せ種々な用途に展開
可能である。たとえば、ゾッキ、ストッキング、パンテ
イーストッキング、丸編、トリコット、水着、スキーズ
ボン、靴下、作業服、煙火服、洋服、ウールとの併用に
よる紳士・婦人用衣服、ゴルフズボン、ウエットスー
ツ、ブラジャー、ガードル、手袋や靴下をはじめとする
各種繊維製品の締め付け材料、紙おしめなどサニタニー
品の漏れ防止用締め付け材料、防水資材の締め付け材
料、安全衣服や実験着の締め付け材料、ヘアキャップの
締め付け材料、果実用袋の締め付け材料、似せ餌、造
花、電気絶縁材、ワイピングクロス、コピークリーナ
ー、ガスケットなどのようとに好適に使用することがで
きる。
【0037】
【実施例】以下実施例によりさらに本発明を詳細に説明
する。なお、当然のことであるが、本発明はこれに限定
されるものではない。 実施例1 分子量2500のPTMGを1590gとMDIを31
8g窒素シールされた攪拌容器中に投入し、85℃で反
応せしめ、MDI末端のプレポリマを得た。次に該プレ
ポリマをDMAC3050gに溶解し、さらに鎖伸長剤
として、エチレングライコールを39g添加、引続き9
0℃で6時間反応せしめ、さらに末端封鎖剤として、ブ
タノールを20g添加し、ポリウレタン溶液を得た。
する。なお、当然のことであるが、本発明はこれに限定
されるものではない。 実施例1 分子量2500のPTMGを1590gとMDIを31
8g窒素シールされた攪拌容器中に投入し、85℃で反
応せしめ、MDI末端のプレポリマを得た。次に該プレ
ポリマをDMAC3050gに溶解し、さらに鎖伸長剤
として、エチレングライコールを39g添加、引続き9
0℃で6時間反応せしめ、さらに末端封鎖剤として、ブ
タノールを20g添加し、ポリウレタン溶液を得た。
【0038】得られたポリウレタンの分子量をGPC法
で測定したところ、数平均分子量は約8万であった。ま
た、該ポリウレタン溶液を用いてフイルムを成型し、融
点を測定したところ、約240℃、Tgは−70℃であ
った。
で測定したところ、数平均分子量は約8万であった。ま
た、該ポリウレタン溶液を用いてフイルムを成型し、融
点を測定したところ、約240℃、Tgは−70℃であ
った。
【0039】次に該溶液に添加剤として、シリコーンを
0.8%、日本ヒドラジン製のHN−150を0.65
%、住友化学製のスミイザーGA−80を0.33%、
スミソーブ300#622を0.12%それぞれ付与
し、紡糸溶液とした。
0.8%、日本ヒドラジン製のHN−150を0.65
%、住友化学製のスミイザーGA−80を0.33%、
スミソーブ300#622を0.12%それぞれ付与
し、紡糸溶液とした。
【0040】この紡糸溶液を孔径が0.25mmの2コ
の孔が接近して配列した口金を用いて、窒素の加熱ガス
温度380℃の加熱雰囲気中に吐出し吐出糸とし、次に
該吐出糸をコデロール前に設けたスリットに2本通し合
着処理し、次にコデロールを通し、さらに油剤を付与
し、巻取速度は650m/mで巻取った。
の孔が接近して配列した口金を用いて、窒素の加熱ガス
温度380℃の加熱雰囲気中に吐出し吐出糸とし、次に
該吐出糸をコデロール前に設けたスリットに2本通し合
着処理し、次にコデロールを通し、さらに油剤を付与
し、巻取速度は650m/mで巻取った。
【0041】得られた糸のデニールは22デニールであ
り、本糸の形状は2つの円が接着された眼鏡条であっ
た。この糸の均一性を示す指標、デニール変動係数は1
1であり、極めて良好であった。この糸の強度は35
g、伸度は430%であった。すなわち、極めて高強度
のポリウレタン糸が得られた。
り、本糸の形状は2つの円が接着された眼鏡条であっ
た。この糸の均一性を示す指標、デニール変動係数は1
1であり、極めて良好であった。この糸の強度は35
g、伸度は430%であった。すなわち、極めて高強度
のポリウレタン糸が得られた。
【0042】さらに、この糸に12デニールのナイロン
糸を巻きつけ、シングルカバードヤーンにし、ゾッキを
試作したところ、熱セットが効き、目標の幅にしあが
り、編面も良好にできた。また、幅が目標どおりにでき
たので、着用しやすく、また実用テストしたところ18
日の実用に耐えた。 実施例2 実施例1のポリウレタン溶液を用い、孔径が0.25m
mの3コの孔が接近して配列した口金を用いて窒素の加
熱ガス温度420℃の加熱雰囲気中に吐出し吐出糸と
し、次に該吐出糸をコデロール前に設けたスリットに3
本通しし合着処理し、次にコデロールを通し、さらに油
剤を付与し、巻取速度は650m/mで巻取った。
糸を巻きつけ、シングルカバードヤーンにし、ゾッキを
試作したところ、熱セットが効き、目標の幅にしあが
り、編面も良好にできた。また、幅が目標どおりにでき
たので、着用しやすく、また実用テストしたところ18
日の実用に耐えた。 実施例2 実施例1のポリウレタン溶液を用い、孔径が0.25m
mの3コの孔が接近して配列した口金を用いて窒素の加
熱ガス温度420℃の加熱雰囲気中に吐出し吐出糸と
し、次に該吐出糸をコデロール前に設けたスリットに3
本通しし合着処理し、次にコデロールを通し、さらに油
剤を付与し、巻取速度は650m/mで巻取った。
【0043】得られた糸のデニールは45デニールであ
った。この糸の形状は3つの円が接着された変形三角形
のような糸であった。この糸のデニール変動係数は12
であり、良好であった。
った。この糸の形状は3つの円が接着された変形三角形
のような糸であった。この糸のデニール変動係数は12
であり、良好であった。
【0044】さらに、この糸とウールを併用してコア・
スパンヤーンとし、このコア・スパンヤーンとウールの
紡績糸を併用し丸編とし、さらに、染色し110℃で熱
セットしたところ、目標の幅で、かつ良好な編面のニッ
トとできた。 比較例1 実施例1と下記部分のみ変え、紡糸した。すなわち、口
金からの吐出糸を2本、コデロール前に設けたエアー仮
より装置に通し、合着処理を実施した。
スパンヤーンとし、このコア・スパンヤーンとウールの
紡績糸を併用し丸編とし、さらに、染色し110℃で熱
セットしたところ、目標の幅で、かつ良好な編面のニッ
トとできた。 比較例1 実施例1と下記部分のみ変え、紡糸した。すなわち、口
金からの吐出糸を2本、コデロール前に設けたエアー仮
より装置に通し、合着処理を実施した。
【0045】得られた糸のデニールは22デニールであ
った。この糸の形状は2つの円が接着された実施例1と
同様であった。この糸の均一性を示す指標、デニール変
動係数は22と高く、糸の均一性は低いもので合った。
なお、この糸の強度は36g、伸度は450%であっ
た。すなわち、極めて高強度のポリウレタン繊維が得ら
れた。この糸を実施例1と同様にしてゾッキとしたとこ
ろ、編段が多発し、商品となるものではなかった。 実施例3 分子量2500のPTMGを1235gとHMDIを2
60g窒素シールされた攪拌容器中に投入し、100℃
で反応せしめ、HMDI末端のプレポリマを得た。次に
該プレポリマをDMAC3390gに溶解し、さらに鎖
伸長剤として、HMDI103g、ジエチルアミンを7
g添加しポリウレタンウレア溶液を得た。
った。この糸の形状は2つの円が接着された実施例1と
同様であった。この糸の均一性を示す指標、デニール変
動係数は22と高く、糸の均一性は低いもので合った。
なお、この糸の強度は36g、伸度は450%であっ
た。すなわち、極めて高強度のポリウレタン繊維が得ら
れた。この糸を実施例1と同様にしてゾッキとしたとこ
ろ、編段が多発し、商品となるものではなかった。 実施例3 分子量2500のPTMGを1235gとHMDIを2
60g窒素シールされた攪拌容器中に投入し、100℃
で反応せしめ、HMDI末端のプレポリマを得た。次に
該プレポリマをDMAC3390gに溶解し、さらに鎖
伸長剤として、HMDI103g、ジエチルアミンを7
g添加しポリウレタンウレア溶液を得た。
【0046】該ポリマ溶液を用いてフィルムを成型し、
その融点を測定したところ約240℃であった。Tgは
−70℃であった。
その融点を測定したところ約240℃であった。Tgは
−70℃であった。
【0047】次に該ポリマ溶液に添加剤として、シリコ
ーンを0.8%、日本ヒドラジン製のHN−150を
0.65%、住友化学製のスミイザーGA−80を0.
33%、スミソーブ300#622を0.12%それぞ
れ付与し、紡糸溶液とした。
ーンを0.8%、日本ヒドラジン製のHN−150を
0.65%、住友化学製のスミイザーGA−80を0.
33%、スミソーブ300#622を0.12%それぞ
れ付与し、紡糸溶液とした。
【0048】この紡糸溶液を孔径が0.25mmの2コ
の孔が接近して配列した口金を用いて窒素の加熱ガス温
度360℃の加熱雰囲気中に吐出し吐出糸とし、次に該
吐出糸をコデロール前に設けたスリットに2本通し、コ
デロールを通し、さらに油剤を付与し、巻取速度は58
0m/mで巻取った。
の孔が接近して配列した口金を用いて窒素の加熱ガス温
度360℃の加熱雰囲気中に吐出し吐出糸とし、次に該
吐出糸をコデロール前に設けたスリットに2本通し、コ
デロールを通し、さらに油剤を付与し、巻取速度は58
0m/mで巻取った。
【0049】得られた糸のデニールは20デニールであ
った。この糸の形状は2つの円が接着された実施例1と
同様の眼鏡状であった。この糸の均一性を示す指標、デ
ニール変動係数は12であり、良好であった。この糸の
強度は26g、伸度は440%であった。すなわち、高
伸度のポリウレタン糸が得られた。
った。この糸の形状は2つの円が接着された実施例1と
同様の眼鏡状であった。この糸の均一性を示す指標、デ
ニール変動係数は12であり、良好であった。この糸の
強度は26g、伸度は440%であった。すなわち、高
伸度のポリウレタン糸が得られた。
【0050】さらに、この糸に12デニールのナイロン
糸を巻きつけ、シングルカバードヤーンにし、12デニ
ールのナイロンと交編したところ、目標の幅にしあが
り、編面も良好にできた。また、熱セットが効き、幅が
目標どおりにできたので、着用しやすく、また実用テス
トしたところ10日の実用に耐えた。
糸を巻きつけ、シングルカバードヤーンにし、12デニ
ールのナイロンと交編したところ、目標の幅にしあが
り、編面も良好にできた。また、熱セットが効き、幅が
目標どおりにできたので、着用しやすく、また実用テス
トしたところ10日の実用に耐えた。
【0051】なお、この糸をウエザオメーターで50時
間処理したところ、後から述べる比較例3の糸に比較し
て、色の黄色化比は半部であった。 比較例2 分子量1800のPTMGを1410gとMDIを31
0g窒素シールされた攪拌容器中に投入し、85℃で反
応せしめ、MDI末端のプレポリマを得た。次に該プレ
ポリマをDMACを3250gに溶解し、さらに鎖伸長
剤として、エチレンジミンを28g、ジエチルアミンを
4g添加しポリウレタンウレアを得た。
間処理したところ、後から述べる比較例3の糸に比較し
て、色の黄色化比は半部であった。 比較例2 分子量1800のPTMGを1410gとMDIを31
0g窒素シールされた攪拌容器中に投入し、85℃で反
応せしめ、MDI末端のプレポリマを得た。次に該プレ
ポリマをDMACを3250gに溶解し、さらに鎖伸長
剤として、エチレンジミンを28g、ジエチルアミンを
4g添加しポリウレタンウレアを得た。
【0052】該溶液をフイルムに成型し、融点を測定し
たところ、約280℃であった。Tgは−70℃であっ
た。この溶液を実施例1と同様にして紡糸したが糸は2
本が独立した円形の断面の繊維からなるものであり、本
発明にかかる糸は得られなかった。また、窒素ガスの温
度を高くしてみたが、良好に実施例1のような断面の糸
はやはりできなかった。 比較例3 比較例2の溶液を用い、比較例1と同様にして紡糸した
ところ、合着した糸が得られた。
たところ、約280℃であった。Tgは−70℃であっ
た。この溶液を実施例1と同様にして紡糸したが糸は2
本が独立した円形の断面の繊維からなるものであり、本
発明にかかる糸は得られなかった。また、窒素ガスの温
度を高くしてみたが、良好に実施例1のような断面の糸
はやはりできなかった。 比較例3 比較例2の溶液を用い、比較例1と同様にして紡糸した
ところ、合着した糸が得られた。
【0053】繊度は20デニールで、この糸の形状は実
施例1と同様のもので、糸の均一性を示す指標、デニー
ル変動係数は12と良好であった。この糸の強度は20
g、伸度は510%であった。すなわち、極めて高伸度
のポリウレタン繊維が得られた。この糸を実施例1と同
様にしてゾッキとしたところ、原因は不明であったが、
編段が一部に発生した。また、熱セット性が低いため
か、目標の幅より狭いもととなった。このため、着用に
くく、また着用感も締め付け感が強すぎ良くないもので
あった。また実用テストしたところ4日でポリウレタン
繊維が切断してしまった。 実施例4 分子量2500のPTMGを1590gとMDIを47
5g、1,3プロパンジオールを95g、をDMAC3
050gに投入し窒素シールし、攪拌容器中で85℃で
約9時間反応せしめ、ブタノールを20g添加し、ポリ
ウレタン溶液を得た。
施例1と同様のもので、糸の均一性を示す指標、デニー
ル変動係数は12と良好であった。この糸の強度は20
g、伸度は510%であった。すなわち、極めて高伸度
のポリウレタン繊維が得られた。この糸を実施例1と同
様にしてゾッキとしたところ、原因は不明であったが、
編段が一部に発生した。また、熱セット性が低いため
か、目標の幅より狭いもととなった。このため、着用に
くく、また着用感も締め付け感が強すぎ良くないもので
あった。また実用テストしたところ4日でポリウレタン
繊維が切断してしまった。 実施例4 分子量2500のPTMGを1590gとMDIを47
5g、1,3プロパンジオールを95g、をDMAC3
050gに投入し窒素シールし、攪拌容器中で85℃で
約9時間反応せしめ、ブタノールを20g添加し、ポリ
ウレタン溶液を得た。
【0054】得られたポリウレタンの分子量をGPC法
で測定したところ、数平均分子量は約9万であった。ま
た、該ポリマ溶液を用いてフイルムを成型し、融点を測
定したところ、約230℃であった。Tgは−70℃で
あった。
で測定したところ、数平均分子量は約9万であった。ま
た、該ポリマ溶液を用いてフイルムを成型し、融点を測
定したところ、約230℃であった。Tgは−70℃で
あった。
【0055】次に該溶液に添加剤として、シリコーンを
0.8%、日本ヒドラジン製のHN−150を0.65
%、住友化学製のスミイザーGA−80を0.33%、
スミソーブ300#622を0.12%それぞれ付与
し、紡糸溶液とした。
0.8%、日本ヒドラジン製のHN−150を0.65
%、住友化学製のスミイザーGA−80を0.33%、
スミソーブ300#622を0.12%それぞれ付与
し、紡糸溶液とした。
【0056】この紡糸溶液を孔径が0.25mmの2コ
の孔が接近して配列した口金を用いて、窒素の加熱ガス
温度380℃の加熱雰囲気中に吐出し吐出糸とし、次に
該吐出糸をコデロール前に設けたスリットに2本通し合
着処理し、次にコデロールを通し、さらに油剤を付与
し、巻取速度は670m/mで巻取った。
の孔が接近して配列した口金を用いて、窒素の加熱ガス
温度380℃の加熱雰囲気中に吐出し吐出糸とし、次に
該吐出糸をコデロール前に設けたスリットに2本通し合
着処理し、次にコデロールを通し、さらに油剤を付与
し、巻取速度は670m/mで巻取った。
【0057】得られた糸のデニールは21デニールであ
り、この糸の形状は2つの円が接着された眼鏡条であっ
た。この糸の均一性を示す指標、デニール変動係数は1
1であり、極めて良好であった。この糸の強度は35
g、伸度は430%であった。すなわち、極めて高強度
のポリウレタン糸が得られた。
り、この糸の形状は2つの円が接着された眼鏡条であっ
た。この糸の均一性を示す指標、デニール変動係数は1
1であり、極めて良好であった。この糸の強度は35
g、伸度は430%であった。すなわち、極めて高強度
のポリウレタン糸が得られた。
【0058】さらに、この糸に12デニールのナイロン
糸を巻きつけ、シングルカバードヤーンにし、ゾッキを
試作したところ、熱セットが効き、目標の幅にしあが
り、編面も良好にできた。また、幅が目標どおりにでき
たので、着用しやすく、また実用テストしたところ15
日の実用に耐えた。
糸を巻きつけ、シングルカバードヤーンにし、ゾッキを
試作したところ、熱セットが効き、目標の幅にしあが
り、編面も良好にできた。また、幅が目標どおりにでき
たので、着用しやすく、また実用テストしたところ15
日の実用に耐えた。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、熱セット性が高く、耐
久性が高く、糸むらが少なく、高次加工性が良好で、最
終繊維製品にした時にも、良好な形態安定性のポリウレ
タン糸が安定かつ容易に製造できる。
久性が高く、糸むらが少なく、高次加工性が良好で、最
終繊維製品にした時にも、良好な形態安定性のポリウレ
タン糸が安定かつ容易に製造できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 デフアレンシャル・スキャニング・カロ
リメーター(以下DSCと称する)で測定した時、15
0〜270℃に融点、かつ、0℃以下にガラス転移点
(以下Tgと称する)を有するポリウレタンを溶質とす
る溶液を口金から加熱雰囲気中に吐出せしめ、吐出糸と
し、加熱・乾燥し、次に、非仮より方式で引揃え、熱融
着せしめることを特徴とするポリウレタン糸の乾式紡糸
法。 - 【請求項2】 該ポリウレタンが、主にジオール鎖伸長
剤からなるポリウレタンであり、該ハード・セグメント
の融点が160〜250℃である請求項1記載のポリウ
レタン糸の乾式紡糸法。 - 【請求項3】 該ポリウレタンが、主に脂肪族ジイソシ
アネートをジイソシアネート成分としてなるポリウレタ
ンであり、該ハード・セグメントの融点が160〜25
0℃である請求項1記載のポリウレタン糸の乾式紡糸
法。 - 【請求項4】 該熱融着せしめる方式が、下記のいずれ
かである請求項1〜3のいずれかに記載のポリウレタン
糸の乾式紡糸法。 A.2本以上のウレタン糸をスリットに通す方法 B.2本以上のウレタン糸を溝が切られたスリットを有
するローラーに通す方法 C.2本以上のウレタン糸をリング状物またはスネール
ワイヤーに通す方法
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8214218A JPH1046432A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | ポリウレタン糸の乾式紡糸法 |
| EP97933567A EP0914504B1 (en) | 1996-07-24 | 1997-07-24 | Coalesced multifilament spandex and method for its preparation |
| DE69710072T DE69710072T2 (de) | 1996-07-24 | 1997-07-24 | Verwachsenes multifiles spandexgarn und verfahren zu seiner herstellung |
| PCT/US1997/012810 WO1998028471A1 (en) | 1996-07-24 | 1997-07-24 | Coalesced multifilament spandex and method for its preparation |
| US09/230,194 US6214145B1 (en) | 1996-07-24 | 1997-07-24 | Coalesced multifilament spandex and method for its preparation |
| US09/791,919 US6623585B2 (en) | 1996-07-24 | 2001-02-23 | Coalesced multifilament spandex and method for its preparation |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8214218A JPH1046432A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | ポリウレタン糸の乾式紡糸法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1046432A true JPH1046432A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16652177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8214218A Pending JPH1046432A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | ポリウレタン糸の乾式紡糸法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0914504B1 (ja) |
| JP (1) | JPH1046432A (ja) |
| DE (1) | DE69710072T2 (ja) |
| WO (1) | WO1998028471A1 (ja) |
Cited By (6)
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| JP2007533109A (ja) * | 2004-04-15 | 2007-11-15 | テクストロニクス, インク. | 電気的伝導性エラストマ、それを製造する方法及びそれを含む物品 |
| WO2009101995A1 (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-20 | Opelontex Co., Ltd. | 消臭材 |
| JP2013047409A (ja) * | 2012-10-31 | 2013-03-07 | Asahi Kasei Fibers Corp | 伸縮性布帛及びその製造方法 |
| WO2013089280A1 (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-20 | 住友化学株式会社 | 繊維およびその製造方法 |
| JP2015158038A (ja) * | 2015-04-30 | 2015-09-03 | 旭化成せんい株式会社 | 伸縮性布帛及びその製造方法 |
| JP2017512863A (ja) * | 2014-03-25 | 2017-05-25 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | Tpu空気ホース |
Family Cites Families (7)
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|---|---|---|---|---|
| NL280787A (ja) * | 1961-07-11 | |||
| US3558757A (en) * | 1964-07-02 | 1971-01-26 | Celanese Corp | False twisting |
| US3342027A (en) * | 1965-05-04 | 1967-09-19 | Du Pont | Coalesced multifilament yarn |
| US3777470A (en) * | 1968-11-19 | 1973-12-11 | Asahi Chemical Ind | Method of forming a yarn package |
| JPS53139847A (en) * | 1977-05-13 | 1978-12-06 | Unitika Ltd | Polyurethane elastic yarn and method of manufacture thereof |
| BR8505705A (pt) * | 1984-11-15 | 1986-08-12 | Du Pont | Fieira |
| JP2724214B2 (ja) * | 1989-07-25 | 1998-03-09 | 旭化成工業株式会社 | 分繊用弾性糸及びその製造方法 |
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1996
- 1996-07-24 JP JP8214218A patent/JPH1046432A/ja active Pending
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1997
- 1997-07-24 EP EP97933567A patent/EP0914504B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-24 DE DE69710072T patent/DE69710072T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-24 WO PCT/US1997/012810 patent/WO1998028471A1/en not_active Ceased
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| JP2007533109A (ja) * | 2004-04-15 | 2007-11-15 | テクストロニクス, インク. | 電気的伝導性エラストマ、それを製造する方法及びそれを含む物品 |
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