JPH104658A - 誘導電動機 - Google Patents
誘導電動機Info
- Publication number
- JPH104658A JPH104658A JP15254796A JP15254796A JPH104658A JP H104658 A JPH104658 A JP H104658A JP 15254796 A JP15254796 A JP 15254796A JP 15254796 A JP15254796 A JP 15254796A JP H104658 A JPH104658 A JP H104658A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bar
- induction motor
- rotor
- solid bar
- rotor core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Induction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は、効率がよく、しかも、製作精
度の向上した誘導電動機を提供するにある。 【解決手段】誘導電動機10は、固定子巻線24を巻回
した固定子鉄心22を有する固定子20と、回転子30
から構成されている。回転子30は、固定子20の内周
に回転可能に保持された回転子鉄心32と、回転子鉄心
32の両端にダイカストにより形成されたエンドリング
36A,36Bと、回転子鉄心32の外周側に形成され
たスロットに挿入されるとともに、両端に形成されたエ
ンドリング36A,36Bと電気的に接続された固体バ
ー34と、形成される回転子鉄心32の内周側に形成さ
れた複数の第2のスロット内にエンドリングと一体的に
形成されたダイカストバー36Cから構成されている。
度の向上した誘導電動機を提供するにある。 【解決手段】誘導電動機10は、固定子巻線24を巻回
した固定子鉄心22を有する固定子20と、回転子30
から構成されている。回転子30は、固定子20の内周
に回転可能に保持された回転子鉄心32と、回転子鉄心
32の両端にダイカストにより形成されたエンドリング
36A,36Bと、回転子鉄心32の外周側に形成され
たスロットに挿入されるとともに、両端に形成されたエ
ンドリング36A,36Bと電気的に接続された固体バ
ー34と、形成される回転子鉄心32の内周側に形成さ
れた複数の第2のスロット内にエンドリングと一体的に
形成されたダイカストバー36Cから構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導電動機に係
り、特に、かご形回転子を用いる誘導電動機に関する。
り、特に、かご形回転子を用いる誘導電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の小型のかご形誘導電動機において
は、回転子導体は、一般にはアルミダイカストによって
製作されている。一方、大型のかご形誘導電動機におい
ては、回転子導体は、導体の抵抗を下げるために、銅バ
ーを使用している。しかしながら、銅バーを使用する方
式においては、回転子の軸方向の両端に配置されたエン
ドリングと回転子の中を貫通する銅バ−とを電気的に接
続する必要があるが、アルミ製のエンドリングと銅を接
続するため、その接続作業が非常に煩雑なものとなって
いた。
は、回転子導体は、一般にはアルミダイカストによって
製作されている。一方、大型のかご形誘導電動機におい
ては、回転子導体は、導体の抵抗を下げるために、銅バ
ーを使用している。しかしながら、銅バーを使用する方
式においては、回転子の軸方向の両端に配置されたエン
ドリングと回転子の中を貫通する銅バ−とを電気的に接
続する必要があるが、アルミ製のエンドリングと銅を接
続するため、その接続作業が非常に煩雑なものとなって
いた。
【0003】それに対して、例えば、特開平4−888
55号公報に記載のように、回転子のスロットの中に、
スロットの断面積よりも小さい断面積を有する銅バーを
挿入した状態で、ダイカスト製法により、エンドリング
を形成するとともに、スロットの中にもアルミを流し込
み、回転子導体をアルミダイカストと銅バーにより形成
し、エンドリングと回転子導体の接続を行うようにする
方法が知られている。
55号公報に記載のように、回転子のスロットの中に、
スロットの断面積よりも小さい断面積を有する銅バーを
挿入した状態で、ダイカスト製法により、エンドリング
を形成するとともに、スロットの中にもアルミを流し込
み、回転子導体をアルミダイカストと銅バーにより形成
し、エンドリングと回転子導体の接続を行うようにする
方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転子
導体をアルミダイカストと銅バーにより形成する方式で
は、回転子のスロット内の挿入された固体バ−との隙間
の部分にアルミダイカストが軸方向に通る構成としてい
るため、アルミダイカストの通路面積を大きくすると、
銅バ−部の断面積が十分確保できず、回転子の抵抗を十
分低下させることができないため、回転子損失が大きく
なるという問題があった。回転子損失が大きくなると、
効率が低下するという問題があった。
導体をアルミダイカストと銅バーにより形成する方式で
は、回転子のスロット内の挿入された固体バ−との隙間
の部分にアルミダイカストが軸方向に通る構成としてい
るため、アルミダイカストの通路面積を大きくすると、
銅バ−部の断面積が十分確保できず、回転子の抵抗を十
分低下させることができないため、回転子損失が大きく
なるという問題があった。回転子損失が大きくなると、
効率が低下するという問題があった。
【0005】一方、銅バーの断面積を十分に大きくする
と、スロット内のダイカスト部の軸方向の断面積が小さ
くなる。従って、アルミダイカスト時に、一方のエンド
リング部よりスロット内を通過して他のエンドリング部
にアルミ湯を回そうとすると、十分湯がまわらずに、ス
ロット内でのバ−切れの問題やエンドリングにおける巣
の発生等問題が発生する。その結果、回転子の抵抗が部
分的に変化するという問題がある。回転子の抵抗の部分
的変化は、誘導電動機の駆動時の騒音の発生や回転特性
のバラツキを生ぜしめる。即ち、製作精度が低下すると
いう問題があった。
と、スロット内のダイカスト部の軸方向の断面積が小さ
くなる。従って、アルミダイカスト時に、一方のエンド
リング部よりスロット内を通過して他のエンドリング部
にアルミ湯を回そうとすると、十分湯がまわらずに、ス
ロット内でのバ−切れの問題やエンドリングにおける巣
の発生等問題が発生する。その結果、回転子の抵抗が部
分的に変化するという問題がある。回転子の抵抗の部分
的変化は、誘導電動機の駆動時の騒音の発生や回転特性
のバラツキを生ぜしめる。即ち、製作精度が低下すると
いう問題があった。
【0006】本発明の目的は、効率がよく、しかも、製
作精度の向上した誘導電動機を提供するにある。
作精度の向上した誘導電動機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、固定子巻線を巻回した固定子鉄心を有
する固定子と、この固定子の内周に回転可能に保持され
た回転子鉄心と、この回転子鉄心の両端にダイカストに
より形成されたエンドリングと、上記回転子鉄心に形成
されたスロットに挿入されるとともに、上記両端に形成
されたエンドリングと電気的に接続された固体バーとを
有する誘導電動機において、上記固体バーは、上記回転
子鉄心の外周部に形成された複数のスロットに挿入され
るとともに、上記回転子鉄心の内周側に上記スロットと
は独立して形成された複数の第2のスロット内に上記エ
ンドリングと一体的に形成されるダイカストバーを備え
るようにしたものであり、かかる構成により、回転子導
体の電気抵抗を小さくして、効率がよく、しかも、ダイ
カストバーの製作精度を向上し得るものとなる。
めに、本発明は、固定子巻線を巻回した固定子鉄心を有
する固定子と、この固定子の内周に回転可能に保持され
た回転子鉄心と、この回転子鉄心の両端にダイカストに
より形成されたエンドリングと、上記回転子鉄心に形成
されたスロットに挿入されるとともに、上記両端に形成
されたエンドリングと電気的に接続された固体バーとを
有する誘導電動機において、上記固体バーは、上記回転
子鉄心の外周部に形成された複数のスロットに挿入され
るとともに、上記回転子鉄心の内周側に上記スロットと
は独立して形成された複数の第2のスロット内に上記エ
ンドリングと一体的に形成されるダイカストバーを備え
るようにしたものであり、かかる構成により、回転子導
体の電気抵抗を小さくして、効率がよく、しかも、ダイ
カストバーの製作精度を向上し得るものとなる。
【0008】上記誘導電動機において、好ましくは、上
記固体バーは、この固体バーを構成する金属とは異なる
金属であるとともに、上記エンドリングを構成する金属
と相性のよい金属によって覆われているようにしたもの
であり、かかる構成により、固体バーとエンドリングの
接続を容易にし得るものとなる。
記固体バーは、この固体バーを構成する金属とは異なる
金属であるとともに、上記エンドリングを構成する金属
と相性のよい金属によって覆われているようにしたもの
であり、かかる構成により、固体バーとエンドリングの
接続を容易にし得るものとなる。
【0009】上記誘導電動機において、好ましくは、上
記固体バーは、円筒形の金属内に固体バーを挿入して引
き抜きにより一体的に構成するようにしたものであり、
かかる構成により、固体バーの電気抵抗を十分に小さく
し得るものとなる。
記固体バーは、円筒形の金属内に固体バーを挿入して引
き抜きにより一体的に構成するようにしたものであり、
かかる構成により、固体バーの電気抵抗を十分に小さく
し得るものとなる。
【0010】上記誘導電動機において、好ましくは、上
記固体バーの両端外周部は、上記金属によりメッキする
ようにしたものであり、かかる構成により、エンドリン
グとの接続を容易とし得るものとなる。
記固体バーの両端外周部は、上記金属によりメッキする
ようにしたものであり、かかる構成により、エンドリン
グとの接続を容易とし得るものとなる。
【0011】上記誘導電動機において、好ましくは、上
記ダイカストバーを形成するスロット数は、上記固体バ
−を挿入するスロット数よりも少なくするようにしたも
のであり、かかる構成により、ダイカストバーの断面積
を大きくし得るものとなる。
記ダイカストバーを形成するスロット数は、上記固体バ
−を挿入するスロット数よりも少なくするようにしたも
のであり、かかる構成により、ダイカストバーの断面積
を大きくし得るものとなる。
【0012】上記誘導電動機において、好ましくは、上
記回転子鉄心の内周側に上記スロットとは独立して形成
された複数の冷却通路用のスロットを備えるようにした
ものであり、かかる構成により、運転時の温度上昇を低
減し得るものとなる。
記回転子鉄心の内周側に上記スロットとは独立して形成
された複数の冷却通路用のスロットを備えるようにした
ものであり、かかる構成により、運転時の温度上昇を低
減し得るものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を用いて、本発
明の一実施形態による誘導電動機について説明する。図
1は、本発明の一実施形態による誘導電動機の部分断面
図である。
明の一実施形態による誘導電動機について説明する。図
1は、本発明の一実施形態による誘導電動機の部分断面
図である。
【0014】図1において、誘導電動機10の固定子2
0は、固定子鉄心22と、この固定子鉄心22に巻回さ
れた多相の固定子巻線24とから構成されている。、固
定子20は、ハウジング26の内周面に固定保持されて
いる。回転子30は、シャフト38に固定された積層珪
素鋼板によって構成された回転子鉄心32と、回転子鉄
心32の外周側に形成されたスロットに挿入された固体
バー34と、回転子鉄心32の両端に形成されたエンド
リング36A,36Bと、回転子鉄心32を貫通するス
ロット内に形成されたダイカストバー36Cとから構成
されている。
0は、固定子鉄心22と、この固定子鉄心22に巻回さ
れた多相の固定子巻線24とから構成されている。、固
定子20は、ハウジング26の内周面に固定保持されて
いる。回転子30は、シャフト38に固定された積層珪
素鋼板によって構成された回転子鉄心32と、回転子鉄
心32の外周側に形成されたスロットに挿入された固体
バー34と、回転子鉄心32の両端に形成されたエンド
リング36A,36Bと、回転子鉄心32を貫通するス
ロット内に形成されたダイカストバー36Cとから構成
されている。
【0015】固体バー34の詳細構造については、図3
を用いて後述するが、例えば、銅によって製造されてい
る。エンドリング36A,36Bとダイカストバー36
Cは、ダイカスト製法により、一体的に形成される。ダ
イカスト製法としては、例えば、アルミダイカスト製法
を用いる。ダイカストバー36Cは、回転子鉄心32の
内周側に形成されている。
を用いて後述するが、例えば、銅によって製造されてい
る。エンドリング36A,36Bとダイカストバー36
Cは、ダイカスト製法により、一体的に形成される。ダ
イカスト製法としては、例えば、アルミダイカスト製法
を用いる。ダイカストバー36Cは、回転子鉄心32の
内周側に形成されている。
【0016】シャフト38は、ベアリング42,44に
よって回転自在に保持されている。ベアリング42,4
4は、エンドブラケット46,48によって支持されて
おり、エンドブラケット46,48は、ハウジング26
の両端にそれぞれ固定されている。
よって回転自在に保持されている。ベアリング42,4
4は、エンドブラケット46,48によって支持されて
おり、エンドブラケット46,48は、ハウジング26
の両端にそれぞれ固定されている。
【0017】次に、図2を用いて、回転子の断面構造に
ついて説明する。図2は、本発明の一実施形態による誘
導電動機の回転子の断面を示し、図1のA−A断面図で
ある。
ついて説明する。図2は、本発明の一実施形態による誘
導電動機の回転子の断面を示し、図1のA−A断面図で
ある。
【0018】回転子30の回転子導体は、積層珪素鋼板
からなる回転子鉄心32の外周側に等間隔で挿入された
12本の固体バー34と、回転子鉄心32の内周側に等
間隔で形成されたアルミダイカスト製法により形成され
る6本のダイカストバー36Cから構成されている。
からなる回転子鉄心32の外周側に等間隔で挿入された
12本の固体バー34と、回転子鉄心32の内周側に等
間隔で形成されたアルミダイカスト製法により形成され
る6本のダイカストバー36Cから構成されている。
【0019】回転子鉄心32は、積層された珪素鋼板か
ら構成されており、個々の珪素鋼板には、打ち抜きプレ
スにより、予め2種類の穴が形成されている。第1の種
類の穴は、外周側に等間隔で形成され、固体バー34が
挿入される。第2の種類の穴は、内周側に等間隔で形成
され、ダイカストバー36Cが形成される。このような
2種類の穴の形成された珪素鋼板を、穴を一致させて積
層することにより、内周と外周に2種類のスロットを有
する回転子鉄心32が形成されている。
ら構成されており、個々の珪素鋼板には、打ち抜きプレ
スにより、予め2種類の穴が形成されている。第1の種
類の穴は、外周側に等間隔で形成され、固体バー34が
挿入される。第2の種類の穴は、内周側に等間隔で形成
され、ダイカストバー36Cが形成される。このような
2種類の穴の形成された珪素鋼板を、穴を一致させて積
層することにより、内周と外周に2種類のスロットを有
する回転子鉄心32が形成されている。
【0020】固体バー34が挿入されるスロットの内径
は、固体バー34の外径とほぼ同じであり、このスロッ
ト内に固体バー34を打ち込むことにより、挿入され
る。固体バー34の打ち込まれた回転子鉄心32をダイ
カストマシンの型(ダイス)内に取付け、アルミの湯を
注入することにより、ダイカストバー36Cが形成され
る。また、図1に示したエンドリング36A,36B
も、ダイカストバー36Cと一体的に成形される。
は、固体バー34の外径とほぼ同じであり、このスロッ
ト内に固体バー34を打ち込むことにより、挿入され
る。固体バー34の打ち込まれた回転子鉄心32をダイ
カストマシンの型(ダイス)内に取付け、アルミの湯を
注入することにより、ダイカストバー36Cが形成され
る。また、図1に示したエンドリング36A,36B
も、ダイカストバー36Cと一体的に成形される。
【0021】次に、図3を用いて、固体バー34の構成
について説明する。図3は、本発明の一実施形態による
誘導電動機の回転子の回転子導体を構成する固体バーの
斜視図である。
について説明する。図3は、本発明の一実施形態による
誘導電動機の回転子の回転子導体を構成する固体バーの
斜視図である。
【0022】個体バー34は、銅製のバー34Aと、こ
の銅製のバー34Aの外周を覆う円筒形のアルミ材34
Bから構成され、両者を例えば、引き抜き等によって一
体に作られる。銅とアルミとの接触は、一体製作時に機
械的に圧力をかけて接触させることにより、電気抵抗を
十分低く製作できる。
の銅製のバー34Aの外周を覆う円筒形のアルミ材34
Bから構成され、両者を例えば、引き抜き等によって一
体に作られる。銅とアルミとの接触は、一体製作時に機
械的に圧力をかけて接触させることにより、電気抵抗を
十分低く製作できる。
【0023】以上のような構成において、固体バー34
は、回転子30の回転子導体として機能する。即ち、固
体バー34は、図3において説明したように、その中心
は、銅製のバーにより構成されているため、導電率が高
く、固体バー34内を流れる電流を大きくできる。従っ
て、誘導電動機の効率を高めることができ、誘導電動機
の発生トルクを大きくすることができる。
は、回転子30の回転子導体として機能する。即ち、固
体バー34は、図3において説明したように、その中心
は、銅製のバーにより構成されているため、導電率が高
く、固体バー34内を流れる電流を大きくできる。従っ
て、誘導電動機の効率を高めることができ、誘導電動機
の発生トルクを大きくすることができる。
【0024】発生トルクを大きくするためには、固体バ
ー34の断面積を大きくする必要があるが、回転子鉄心
32の外周側に形成されるスロットは、固体バー34と
ほぼ同じ断面積を有するものであり、例えば、特開平4
−88855号公報に記載の回転子導体をアルミダイカ
ストと銅バーにより形成する従来の方式に比べて、固体
バー34である銅製のバー34Aの断面積を大きくする
ことができるため、誘導電動機の効率を高めることがで
きる。
ー34の断面積を大きくする必要があるが、回転子鉄心
32の外周側に形成されるスロットは、固体バー34と
ほぼ同じ断面積を有するものであり、例えば、特開平4
−88855号公報に記載の回転子導体をアルミダイカ
ストと銅バーにより形成する従来の方式に比べて、固体
バー34である銅製のバー34Aの断面積を大きくする
ことができるため、誘導電動機の効率を高めることがで
きる。
【0025】また、固体バー34の外周には、円筒形の
アルミ材34Bが銅バー34Aと一体的に形成されてお
り、エンドリング36A,36Bと同一材料のアルミで
あるため、相性がよく、固体バー34の両端は、エンド
リング36A,36Bと電気的に十分に接触させること
ができる。即ち、回転子導体とエンドリングの接続が、
銅製の回転子導体とアルミ製のエンドリングを接続する
場合に比べて容易である。
アルミ材34Bが銅バー34Aと一体的に形成されてお
り、エンドリング36A,36Bと同一材料のアルミで
あるため、相性がよく、固体バー34の両端は、エンド
リング36A,36Bと電気的に十分に接触させること
ができる。即ち、回転子導体とエンドリングの接続が、
銅製の回転子導体とアルミ製のエンドリングを接続する
場合に比べて容易である。
【0026】一方、ダイカストバー36Cは、両側のエ
ンドリング36A,36Bの成形及び固定のために使用
されている。エンドリング36A及びエンドリング36
Bをアルミダイカストにより製造する際には、アルミの
湯は、例えば、エンドリング36A側注入され、その
時、エンドリング36B側から真空引きしておくことに
より、湯は、ダイカストバー36C用のスロットを通っ
て、エンドリング36B側に回り、両側のエンドリング
36A,36B及びダイカストバー36Cは、一体的に
製造される。即ち、ダイカストバー36Cは、エンドリ
ング36A,36Bの成形時の通路に回ったアルミの湯
が固まることにより形成されるものである。また、同時
に、エンドリング36A及びエンドリング36Bは、ダ
イカストバー36Cによって、回転子鉄心32に固定さ
れる。
ンドリング36A,36Bの成形及び固定のために使用
されている。エンドリング36A及びエンドリング36
Bをアルミダイカストにより製造する際には、アルミの
湯は、例えば、エンドリング36A側注入され、その
時、エンドリング36B側から真空引きしておくことに
より、湯は、ダイカストバー36C用のスロットを通っ
て、エンドリング36B側に回り、両側のエンドリング
36A,36B及びダイカストバー36Cは、一体的に
製造される。即ち、ダイカストバー36Cは、エンドリ
ング36A,36Bの成形時の通路に回ったアルミの湯
が固まることにより形成されるものである。また、同時
に、エンドリング36A及びエンドリング36Bは、ダ
イカストバー36Cによって、回転子鉄心32に固定さ
れる。
【0027】ここで、ダイカストバー36Cのためのス
ロットの断面積を大きくすることにより、アルミの湯
は、エンドリング36Aからエンドリング36Bに掛け
て十分に回り、エンドリングにおける巣の発生やバーの
切れを防止することができる。特開平4−88855号
公報に記載の回転子導体をアルミダイカストと銅バーに
より形成する従来の方式においては、同一のスロット内
に、銅バーとアルミダイカストを混在させるため、アル
ミダイカストの断面積を十分に大きくすることができな
いが、ダイカストバー36Cを独立して設けることによ
り、断面積を大きくできるため、エンドリングにおける
巣の発生やバーの切れを防止することができる。
ロットの断面積を大きくすることにより、アルミの湯
は、エンドリング36Aからエンドリング36Bに掛け
て十分に回り、エンドリングにおける巣の発生やバーの
切れを防止することができる。特開平4−88855号
公報に記載の回転子導体をアルミダイカストと銅バーに
より形成する従来の方式においては、同一のスロット内
に、銅バーとアルミダイカストを混在させるため、アル
ミダイカストの断面積を十分に大きくすることができな
いが、ダイカストバー36Cを独立して設けることによ
り、断面積を大きくできるため、エンドリングにおける
巣の発生やバーの切れを防止することができる。
【0028】さらに、固体バー34の数(12本)に比
べて、ダイカストバー36Cの数(6本)を少なくして
ある。これは、ダイカストバー36Cの1本当たりの断
面積を大きくするためであり、このようにすることによ
って、エンドリングにおける巣の発生やバーの切れをさ
らに確実に防止することができる。
べて、ダイカストバー36Cの数(6本)を少なくして
ある。これは、ダイカストバー36Cの1本当たりの断
面積を大きくするためであり、このようにすることによ
って、エンドリングにおける巣の発生やバーの切れをさ
らに確実に防止することができる。
【0029】ここで、ダイカストバー36Cは、回転子
鉄心32の内周側であって、シャフト38の挿入される
側に近い位置に形成され、固体バー34から離れた位置
に形成されるため、ダイカストバー36Cを流れる電流
は、誘導電動機の発生トルクには、直接的には寄与しな
いものである。即ち、ダイカストバー36Cは、2重か
ご形誘導電動機における内周側の導体とは機能が異なる
ものである。
鉄心32の内周側であって、シャフト38の挿入される
側に近い位置に形成され、固体バー34から離れた位置
に形成されるため、ダイカストバー36Cを流れる電流
は、誘導電動機の発生トルクには、直接的には寄与しな
いものである。即ち、ダイカストバー36Cは、2重か
ご形誘導電動機における内周側の導体とは機能が異なる
ものである。
【0030】ダイカストバー36Cは、銅製の固体バー
34とは異なり、アルミ製である点において電気抵抗が
大きく、また、ダイカスト製である点で、電気抵抗が大
きくなっている。従って、ダイカストバー36Cを流れ
る電流は、固体バー34を流れる電流に比べて極めて小
さい。ダイカストバー36Cを流れる電流によって形成
される磁界は、固定子から回転子を介して固定子に流れ
る磁束を、図2に示す断面図において、固体バー34と
ダイカストバー36Cの間に集中させる作用を有するた
め、この点において、誘導電動機の効率を多少向上させ
る機能を有している。
34とは異なり、アルミ製である点において電気抵抗が
大きく、また、ダイカスト製である点で、電気抵抗が大
きくなっている。従って、ダイカストバー36Cを流れ
る電流は、固体バー34を流れる電流に比べて極めて小
さい。ダイカストバー36Cを流れる電流によって形成
される磁界は、固定子から回転子を介して固定子に流れ
る磁束を、図2に示す断面図において、固体バー34と
ダイカストバー36Cの間に集中させる作用を有するた
め、この点において、誘導電動機の効率を多少向上させ
る機能を有している。
【0031】以上の構成で、回転子鉄心32のコア部に
ダイカストバ−36Cのスロットを設けると、回転子3
0のコア部の磁束密度が増加し、損失が増加することが
考えられるが、一般に回転子30のコア部の磁束密度は
他に磁路に比較して十分小さいので問題は無い。
ダイカストバ−36Cのスロットを設けると、回転子3
0のコア部の磁束密度が増加し、損失が増加することが
考えられるが、一般に回転子30のコア部の磁束密度は
他に磁路に比較して十分小さいので問題は無い。
【0032】なお、以上の説明では、固体バー34とし
て、図3に示したように、銅製のバー34Aの外周をア
ルミ製の円筒34Bで覆う構成としているが、例えば、
銅製のバーの両端の外周部にニッケルやクロムのメッキ
層を形成しても、銅製のバーとアルミ製のエンドリング
36A,36Bを、ダイカスト製法により、容易に接続
することが可能である。
て、図3に示したように、銅製のバー34Aの外周をア
ルミ製の円筒34Bで覆う構成としているが、例えば、
銅製のバーの両端の外周部にニッケルやクロムのメッキ
層を形成しても、銅製のバーとアルミ製のエンドリング
36A,36Bを、ダイカスト製法により、容易に接続
することが可能である。
【0033】本実施形態によれば、固体バーの断面積を
大きくすることができるため、回転子導体の電気抵抗を
下げて、誘導電動機の効率を高めることができる。
大きくすることができるため、回転子導体の電気抵抗を
下げて、誘導電動機の効率を高めることができる。
【0034】また、ダイカスト用のスロットを、固体バ
ーのスロットとは独立して回転子鉄心の内周側に設ける
ことにより、スロットの断面積を大きくすることがで
き、エンドリングにおける巣の発生やバーの切れを防止
することができるので、製作精度を向上することができ
る。
ーのスロットとは独立して回転子鉄心の内周側に設ける
ことにより、スロットの断面積を大きくすることがで
き、エンドリングにおける巣の発生やバーの切れを防止
することができるので、製作精度を向上することができ
る。
【0035】次に、図4を用いて、本発明の他の実施形
態による誘導電動機について説明する。図4は、本発明
の他の実施形態による誘導電動機の回転子の断面を示す
図である。なお、本実施形態においても、図1と図3に
示す構成は同様であり、図4は、図1のA−A断面図に
相当する図である。
態による誘導電動機について説明する。図4は、本発明
の他の実施形態による誘導電動機の回転子の断面を示す
図である。なお、本実施形態においても、図1と図3に
示す構成は同様であり、図4は、図1のA−A断面図に
相当する図である。
【0036】回転子30の回転子導体は、積層珪素鋼板
からなる回転子鉄心32の外周側に等間隔で挿入された
12本の固体バー34と、回転子鉄心32の内周側に等
間隔で形成されたアルミダイカスト製法により形成され
る6本のダイカストバー36C’から構成されている。
ここで、ダイカストバー36C’は、図2に示した断面
形状が円形のものとは異なり、断面形状がだ円形となっ
ている。
からなる回転子鉄心32の外周側に等間隔で挿入された
12本の固体バー34と、回転子鉄心32の内周側に等
間隔で形成されたアルミダイカスト製法により形成され
る6本のダイカストバー36C’から構成されている。
ここで、ダイカストバー36C’は、図2に示した断面
形状が円形のものとは異なり、断面形状がだ円形となっ
ている。
【0037】回転子鉄心32は、積層された珪素鋼板か
ら構成されており、個々の珪素鋼板には、打ち抜きプレ
スにより、予め2種類の穴が形成されている。第1の種
類の穴は、外周側に等間隔で形成され、固体バー34が
挿入される。第2の種類のだ円形状の穴は、内周側に等
間隔で形成され、ダイカストバー36C’が形成され
る。このような2種類の穴の形成された珪素鋼板を、穴
を一致させて積層することにより、2種類のスロットを
有する回転子鉄心32が形成されている。
ら構成されており、個々の珪素鋼板には、打ち抜きプレ
スにより、予め2種類の穴が形成されている。第1の種
類の穴は、外周側に等間隔で形成され、固体バー34が
挿入される。第2の種類のだ円形状の穴は、内周側に等
間隔で形成され、ダイカストバー36C’が形成され
る。このような2種類の穴の形成された珪素鋼板を、穴
を一致させて積層することにより、2種類のスロットを
有する回転子鉄心32が形成されている。
【0038】固体バー34が挿入されるスロットの内径
は、固体バー34の外径とほぼ同じであり、このスロッ
ト内に固体バー34を打ち込むことにより、挿入され
る。固体バー34の打ち込まれた回転子鉄心32をダイ
カストマシンの型(ダイス)内に取付け、アルミの湯を
注入することにより、ダイカストバー36C’が形成さ
れる。また、図1に示したエンドリング36A,36B
も、ダイカストバー36Cと一体的に成形される。
は、固体バー34の外径とほぼ同じであり、このスロッ
ト内に固体バー34を打ち込むことにより、挿入され
る。固体バー34の打ち込まれた回転子鉄心32をダイ
カストマシンの型(ダイス)内に取付け、アルミの湯を
注入することにより、ダイカストバー36C’が形成さ
れる。また、図1に示したエンドリング36A,36B
も、ダイカストバー36Cと一体的に成形される。
【0039】ダイカストバー36C’をだ円形状として
いるため、ダイカストバー36C’を形成するための回
転子鉄心32に形成されるスロットの断面積を、図2に
示す場合に比べて大きくできるため、さらに、エンドリ
ングにおける巣の発生やバーの切れを防止することがで
きる。また、ダイカストの湯が十分軸方向に流れること
ができてエンドリング36A,36Bを強固に作ること
ができる。
いるため、ダイカストバー36C’を形成するための回
転子鉄心32に形成されるスロットの断面積を、図2に
示す場合に比べて大きくできるため、さらに、エンドリ
ングにおける巣の発生やバーの切れを防止することがで
きる。また、ダイカストの湯が十分軸方向に流れること
ができてエンドリング36A,36Bを強固に作ること
ができる。
【0040】本実施形態によれば、固体バーの断面積を
大きくすることができるため、回転子導体の電気抵抗を
下げて、誘導電動機の効率を高めることができる。
大きくすることができるため、回転子導体の電気抵抗を
下げて、誘導電動機の効率を高めることができる。
【0041】また、ダイカスト用のスロットを、固体バ
ーのスロットとは独立して回転子鉄心の内周側に設ける
ことにより、スロットの断面積を大きくすることがで
き、エンドリングにおける巣の発生やバーの切れをさら
に防止することができるので、製作精度を向上すること
ができる。
ーのスロットとは独立して回転子鉄心の内周側に設ける
ことにより、スロットの断面積を大きくすることがで
き、エンドリングにおける巣の発生やバーの切れをさら
に防止することができるので、製作精度を向上すること
ができる。
【0042】次に、図5,図6を用いて、本発明の第3
の実施形態による誘導電動機について説明する。図5
は、本発明の第3の実施形態による誘導電動機の回転子
の断面を示す図であり、図6は、本発明の第3の実施形
態による誘導電動機の回転子の側面図である。なお、本
実施形態においても、図1と図3に示す構成は同様であ
り、図5は、図1のA−A断面図に相当する図であり、
図6は、図1に示す回転子の側面図に相当する図であ
る。
の実施形態による誘導電動機について説明する。図5
は、本発明の第3の実施形態による誘導電動機の回転子
の断面を示す図であり、図6は、本発明の第3の実施形
態による誘導電動機の回転子の側面図である。なお、本
実施形態においても、図1と図3に示す構成は同様であ
り、図5は、図1のA−A断面図に相当する図であり、
図6は、図1に示す回転子の側面図に相当する図であ
る。
【0043】回転子30の回転子導体は、積層珪素鋼板
からなる回転子鉄心32の外周側に等間隔で挿入された
12本の固体バー34と、回転子鉄心32の内周側に等
間隔で形成されたアルミダイカスト製法により形成され
る6本のダイカストバー36Cから構成されている。さ
らに、回転子鉄心32には、6本のダイカストバー36
Cと同心円上に、6本のダイカストバー36Cのそれぞ
れの間に、冷却通路32Aが形成されている。
からなる回転子鉄心32の外周側に等間隔で挿入された
12本の固体バー34と、回転子鉄心32の内周側に等
間隔で形成されたアルミダイカスト製法により形成され
る6本のダイカストバー36Cから構成されている。さ
らに、回転子鉄心32には、6本のダイカストバー36
Cと同心円上に、6本のダイカストバー36Cのそれぞ
れの間に、冷却通路32Aが形成されている。
【0044】回転子鉄心32は、積層された珪素鋼板か
ら構成されており、個々の珪素鋼板には、打ち抜きプレ
スにより、予め2種類の穴が形成されている。第1の種
類の円形の穴は、外周側に等間隔で12個形成され、固
体バー34が挿入される。第2の種類の円形の穴は、内
周側に等間隔で12個形成され、その内の6本には、ダ
イカストバー36Cが形成され、残りは、冷却通路を形
成するように空間のまま保持される。このような2種類
の穴の形成された珪素鋼板を、穴を一致させて積層する
ことにより、2種類のスロットを有する回転子鉄心32
が形成されている。
ら構成されており、個々の珪素鋼板には、打ち抜きプレ
スにより、予め2種類の穴が形成されている。第1の種
類の円形の穴は、外周側に等間隔で12個形成され、固
体バー34が挿入される。第2の種類の円形の穴は、内
周側に等間隔で12個形成され、その内の6本には、ダ
イカストバー36Cが形成され、残りは、冷却通路を形
成するように空間のまま保持される。このような2種類
の穴の形成された珪素鋼板を、穴を一致させて積層する
ことにより、2種類のスロットを有する回転子鉄心32
が形成されている。
【0045】固体バー34が挿入されるスロットの内径
は、固体バー34の外径とほぼ同じであり、このスロッ
ト内に固体バー34を打ち込むことにより、挿入され
る。固体バー34の打ち込まれた回転子鉄心32をダイ
カストマシンの型(ダイス)内に取付け、冷却通路32
Aが形成される6個のスロットの両端を塞いだ状態で、
アルミの湯を注入することにより、ダイカストバー36
C’及び冷却通路32Aが形成される。また、図1に示
したエンドリング36A,36Bも、ダイカストバー3
6Cと一体的に成形される。
は、固体バー34の外径とほぼ同じであり、このスロッ
ト内に固体バー34を打ち込むことにより、挿入され
る。固体バー34の打ち込まれた回転子鉄心32をダイ
カストマシンの型(ダイス)内に取付け、冷却通路32
Aが形成される6個のスロットの両端を塞いだ状態で、
アルミの湯を注入することにより、ダイカストバー36
C’及び冷却通路32Aが形成される。また、図1に示
したエンドリング36A,36Bも、ダイカストバー3
6Cと一体的に成形される。
【0046】エンドリング36Aの形状は、図6に示す
ようになっており、冷却通路32Aの部分は、開放され
ており、外部から冷却用の空気が回転子鉄心32の内部
に流通する構成となっている。このように冷却通路32
Aを確保することによって、回転子30の運転時の温度
上昇を低減することができる。
ようになっており、冷却通路32Aの部分は、開放され
ており、外部から冷却用の空気が回転子鉄心32の内部
に流通する構成となっている。このように冷却通路32
Aを確保することによって、回転子30の運転時の温度
上昇を低減することができる。
【0047】回転子鉄心32のコア部にダイカストバ−
36Cのスロットを設けると、回転子のコア部の磁束密
度が増加し、損失が増加することが考えられるが、一般
に回転子のコア部の磁束密度は他に磁路に比較して十分
小さいので問題は無い。さらに、上述したように、回転
子鉄心32のコア部に冷却用の通風孔(冷却通路32
A)を設けることによって磁気的に何ら影響を与えるこ
と無く上記の構造とすることができる。
36Cのスロットを設けると、回転子のコア部の磁束密
度が増加し、損失が増加することが考えられるが、一般
に回転子のコア部の磁束密度は他に磁路に比較して十分
小さいので問題は無い。さらに、上述したように、回転
子鉄心32のコア部に冷却用の通風孔(冷却通路32
A)を設けることによって磁気的に何ら影響を与えるこ
と無く上記の構造とすることができる。
【0048】本実施形態によれば、固体バーの断面積を
大きくすることができるため、回転子導体の電気抵抗を
下げて、誘導電動機の効率を高めることができる。
大きくすることができるため、回転子導体の電気抵抗を
下げて、誘導電動機の効率を高めることができる。
【0049】また、ダイカスト用のスロットを、固体バ
ーのスロットとは独立して回転子鉄心の内周側に設ける
ことにより、スロットの断面積を大きくすることがで
き、エンドリングにおける巣の発生やバーの切れを防止
することができるので、製作精度を向上することができ
る。
ーのスロットとは独立して回転子鉄心の内周側に設ける
ことにより、スロットの断面積を大きくすることがで
き、エンドリングにおける巣の発生やバーの切れを防止
することができるので、製作精度を向上することができ
る。
【0050】以上説明したように、回転子鉄心32の内
周側のダイカストバ−36C及びエンドリング36A,
36Bとして、例えば、高強度のアルミニウムを使用
し、一方、固体バ−34として、銅を使用することによ
り、回転子として強度が強く、高速に適し、かつ回転子
導体の抵抗を十分低くすることができる。これによっ
て、小形軽量,高効率の誘導電動機を構成することがで
きる。なお、本発明は上記で示したスロット形状、導電
材料に限定されるものではない。
周側のダイカストバ−36C及びエンドリング36A,
36Bとして、例えば、高強度のアルミニウムを使用
し、一方、固体バ−34として、銅を使用することによ
り、回転子として強度が強く、高速に適し、かつ回転子
導体の抵抗を十分低くすることができる。これによっ
て、小形軽量,高効率の誘導電動機を構成することがで
きる。なお、本発明は上記で示したスロット形状、導電
材料に限定されるものではない。
【0051】これは、例えば、電気自動車の駆動電動機
として見れば、高速回転の電動機とすることで小形軽量
にすることができ、かつ、回転子導体の抵抗を減らすこ
とによって、損失を低減することができる。バッテリの
限られたエネルギ−で運転する電気自動車の最も良い駆
動電動機となる。
として見れば、高速回転の電動機とすることで小形軽量
にすることができ、かつ、回転子導体の抵抗を減らすこ
とによって、損失を低減することができる。バッテリの
限られたエネルギ−で運転する電気自動車の最も良い駆
動電動機となる。
【0052】また、回転子において、損失の発生が少な
くなると、回転子の温度上昇が少なくなり、ベアリング
の寿命も長くなり、故障が少なく、かつ、バッテリの一
充電走行距離を長くできる電気自動車駆動電動機を提供
することができる。
くなると、回転子の温度上昇が少なくなり、ベアリング
の寿命も長くなり、故障が少なく、かつ、バッテリの一
充電走行距離を長くできる電気自動車駆動電動機を提供
することができる。
【0053】以上の実施形態においては、本発明を回転
型のモ−タ駆動に適用した場合について示したが、リニ
アモ−タ駆動にも適用することができる。また、同期電
動機のダンパ−巻線等にも使用可能である。
型のモ−タ駆動に適用した場合について示したが、リニ
アモ−タ駆動にも適用することができる。また、同期電
動機のダンパ−巻線等にも使用可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、誘導電動機における効
率を向上し、しかも、製作精度を向上することができ
る。
率を向上し、しかも、製作精度を向上することができ
る。
【図1】本発明の一実施形態による誘導電動機の部分断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の一実施形態による誘導電動機の回転子
の断面を示し、図1のA−A断面図である。
の断面を示し、図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の一実施形態による誘導電動機の回転子
の回転子導体を構成する固体バーの斜視図である。
の回転子導体を構成する固体バーの斜視図である。
【図4】本発明の他の実施形態による誘導電動機の回転
子の断面を示す図である。
子の断面を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態による誘導電動機の回
転子の断面を示す図である。
転子の断面を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態による誘導電動機の回
転子の側面図である。
転子の側面図である。
10…永久磁石回転電機 20…固定子 22…固定子鉄心 24…固定子巻線 26…ハウジング 30…回転子 32…回転子鉄心 32A…冷却通路 34…固体バー 36A,36B…エンドリング 36C,36C’…ダイカストバー 38…シャフト 46,48…エンドブラケット 42,44…ベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋川 末太郎 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内
Claims (6)
- 【請求項1】 固定子巻線を巻回した固定子鉄心を有す
る固定子と、 この固定子の内周に回転可能に保持された回転子鉄心
と、 この回転子鉄心の両端にダイカストにより形成されたエ
ンドリングと、 上記回転子鉄心に形成されたスロットに挿入されるとと
もに、上記両端に形成されたエンドリングと電気的に接
続された固体バーとを有する誘導電動機において、 上記固体バーは、上記回転子鉄心の外周部に形成された
複数のスロットに挿入されるとともに、 上記回転子鉄心の内周側に上記スロットとは独立して形
成された複数の第2のスロット内に上記エンドリングと
一体的に形成されるダイカストバーを備えることを特徴
とする誘導電動機。 - 【請求項2】 請求項1記載の誘導電動機において、 上記固体バーは、この固体バーを構成する金属とは異な
る金属であるとともに、上記エンドリングを構成する金
属と相性のよい金属によって覆われていることを特徴と
する誘導電動機。 - 【請求項3】 請求項2記載の誘導電動機において、 上記固体バーは、円筒形の金属内に固体バーを挿入して
引き抜きにより一体的に構成されることを特徴とする誘
導電動機。 - 【請求項4】 請求項2記載の誘導電動機において、 上記固体バーの両端外周部は、上記金属によりメッキさ
れていることを特徴とする誘導電動機。 - 【請求項5】 請求項1記載の誘導電動機において、 上記ダイカストバーを形成するスロット数は、上記固体
バ−を挿入するスロット数よりも少ないことを特徴とす
る誘導電動機。 - 【請求項6】 請求項1記載の誘導電動機において、 上記回転子鉄心の内周側に上記スロットとは独立して形
成された複数の冷却通路用のスロットを備えたことを特
徴とする誘導電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15254796A JPH104658A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 誘導電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15254796A JPH104658A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 誘導電動機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH104658A true JPH104658A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15542854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15254796A Pending JPH104658A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 誘導電動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH104658A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100434289B1 (ko) * | 2001-12-08 | 2004-06-05 | 엘지전자 주식회사 | 농형 유도전동기의 회전자 |
| WO2009084245A1 (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-09 | Mitsubishi Electric Corporation | 圧縮機用電動機及び圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
| WO2010016106A1 (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-11 | 三菱電機株式会社 | 誘導電動機及び密閉型圧縮機 |
| ITPD20100261A1 (it) * | 2010-08-23 | 2012-02-24 | Eme Spa | Rotore a gabbia per motori asincroni |
| US8319388B2 (en) | 2008-01-25 | 2012-11-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Induction motor and hermetic compressor |
| US8344581B2 (en) | 2007-12-27 | 2013-01-01 | Mitsubishi Electric Corporation | Induction motor rotor core having shaped slots |
| EP2744089A1 (de) * | 2012-12-14 | 2014-06-18 | Siemens Aktiengesellschaft | Zuverlässiger Käfigläufer |
| CN109217506A (zh) * | 2017-07-07 | 2019-01-15 | 发那科株式会社 | 转子和电动机 |
| EP3627659A1 (fr) | 2018-09-19 | 2020-03-25 | GE Energy Power Conversion Technology Limited | Rotor pour machine electrique asynchrone a arbre non traversant |
| KR20210071518A (ko) * | 2019-12-06 | 2021-06-16 | 한국전기연구원 | 유도전동기용 회전자, 그 제조방법 및 그를 가지는 유도전동기 |
| WO2023164885A1 (zh) * | 2022-03-03 | 2023-09-07 | 罗灿 | 轭部笼形线圈感应转子 |
-
1996
- 1996-06-13 JP JP15254796A patent/JPH104658A/ja active Pending
Cited By (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100434289B1 (ko) * | 2001-12-08 | 2004-06-05 | 엘지전자 주식회사 | 농형 유도전동기의 회전자 |
| WO2009084245A1 (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-09 | Mitsubishi Electric Corporation | 圧縮機用電動機及び圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
| US8466597B2 (en) | 2007-12-27 | 2013-06-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Induction motor rotor core having shaped slots |
| JPWO2009084245A1 (ja) * | 2007-12-27 | 2011-05-12 | 三菱電機株式会社 | 圧縮機用電動機及び圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
| US8344581B2 (en) | 2007-12-27 | 2013-01-01 | Mitsubishi Electric Corporation | Induction motor rotor core having shaped slots |
| US8319388B2 (en) | 2008-01-25 | 2012-11-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Induction motor and hermetic compressor |
| JP5042365B2 (ja) * | 2008-08-05 | 2012-10-03 | 三菱電機株式会社 | 誘導電動機及び密閉型圧縮機 |
| KR101188558B1 (ko) * | 2008-08-05 | 2012-10-08 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 유도 전동기 및 밀폐형 압축기 |
| TWI398077B (zh) * | 2008-08-05 | 2013-06-01 | Mitsubishi Electric Corp | Induction motor and hermetic compressor |
| WO2010016106A1 (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-11 | 三菱電機株式会社 | 誘導電動機及び密閉型圧縮機 |
| US8740584B2 (en) | 2008-08-05 | 2014-06-03 | Mitsubishi Electric Corporation | Induction motor and hermetic compressor |
| ITPD20100261A1 (it) * | 2010-08-23 | 2012-02-24 | Eme Spa | Rotore a gabbia per motori asincroni |
| WO2014090694A1 (de) * | 2012-12-14 | 2014-06-19 | Siemens Aktiengesellschaft | Zuverlässiger käfigläufer |
| EP2744089A1 (de) * | 2012-12-14 | 2014-06-18 | Siemens Aktiengesellschaft | Zuverlässiger Käfigläufer |
| CN104871415A (zh) * | 2012-12-14 | 2015-08-26 | 西门子公司 | 可靠的笼形转子 |
| CN104871415B (zh) * | 2012-12-14 | 2017-10-31 | 西门子公司 | 可靠的笼形转子 |
| CN109217506A (zh) * | 2017-07-07 | 2019-01-15 | 发那科株式会社 | 转子和电动机 |
| JP2019017202A (ja) * | 2017-07-07 | 2019-01-31 | ファナック株式会社 | 回転子及び電動機 |
| US10804760B2 (en) | 2017-07-07 | 2020-10-13 | Fanuc Corporation | Rotor and motor |
| EP3627659A1 (fr) | 2018-09-19 | 2020-03-25 | GE Energy Power Conversion Technology Limited | Rotor pour machine electrique asynchrone a arbre non traversant |
| KR20210071518A (ko) * | 2019-12-06 | 2021-06-16 | 한국전기연구원 | 유도전동기용 회전자, 그 제조방법 및 그를 가지는 유도전동기 |
| WO2023164885A1 (zh) * | 2022-03-03 | 2023-09-07 | 罗灿 | 轭部笼形线圈感应转子 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4536672A (en) | Flat type rotary electric machine | |
| EP1953896B1 (en) | Rotor for electric rotating machine and electric rotating machine | |
| US20050194855A1 (en) | Axial gap rotating electrical machine | |
| CN114498977A (zh) | 一种转子铁芯、转子、电机、电机驱动系统及电动车 | |
| JP2008187778A (ja) | 永久磁石埋込型モータの回転子及び送風機及び圧縮機 | |
| JPH11146615A (ja) | リラクタンスモータ | |
| JP2000175410A (ja) | 液冷式電気機械 | |
| JP4339721B2 (ja) | 誘導同期機の回転子及びその製作方法 | |
| EP1794869A1 (en) | Axial flux induction electric machine | |
| US7109626B2 (en) | Compact dynamoelectric machine | |
| CN110492630A (zh) | 旋转电机 | |
| JPH0767272A (ja) | 同期機のステータ構造,その製造方法並びにティース片 | |
| JPH104658A (ja) | 誘導電動機 | |
| JPH11234931A (ja) | 永久磁石式回転電機 | |
| JPH1094230A (ja) | 外転型集中巻回転電機とそれを用いた電動車両 | |
| EP0133571B1 (en) | Flat type rotary electric machine | |
| JP4211200B2 (ja) | 磁石併用同期機 | |
| JPH11262206A (ja) | 圧縮機用電動機の回転子 | |
| JP7283361B2 (ja) | 回転電機のロータ | |
| JPH08237891A (ja) | 回転電機の固定子鉄心 | |
| EP4693851A1 (en) | Axial field motor | |
| CN111934507A (zh) | 旋转电机 | |
| JP5894359B2 (ja) | ランデル型回転機 | |
| JPH089604A (ja) | 誘導電動機の回転子 | |
| JP5129518B2 (ja) | 回転電機 |