JPH1047589A - 磁気浮上防振装置 - Google Patents
磁気浮上防振装置Info
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- JPH1047589A JPH1047589A JP22053996A JP22053996A JPH1047589A JP H1047589 A JPH1047589 A JP H1047589A JP 22053996 A JP22053996 A JP 22053996A JP 22053996 A JP22053996 A JP 22053996A JP H1047589 A JPH1047589 A JP H1047589A
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Landscapes
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、浮上ヘッドに載置した被振動体の
重心の位置に関係なく垂直軸を少数の永久磁石により傾
かないようにし、且つ、垂直軸の水平面内での回動を確
実に防止することを目的としている。 【解決手段】 浮上ヘッドの垂直軸を内胴円筒上面部に
固定した軸受に上下動のみ可能に挿通し、その下端に固
定した垂直浮上用永久磁石取付板と内胴円筒底面とに上
下方向に反撥する永久磁石を環状に対向配設し、内胴円
筒底部外面に水平移動板を一体に取り付け、該水平移動
板上面及び下面X方向、Y方向にリニアボールガイドを
固定し、内胴円筒底部外面と外胴底部内面に前記リニア
ボールガイドに係合スライドするリニアボールベアリン
グボックスを固定し、外胴円筒内周面と内胴円筒外周面
とに反撥する磁石を環状に配設し、浮上ヘッド上に載置
した機器の垂直方向、水平方向の振動を防止する如くし
たこと特徴とする磁気浮上防振装置。
重心の位置に関係なく垂直軸を少数の永久磁石により傾
かないようにし、且つ、垂直軸の水平面内での回動を確
実に防止することを目的としている。 【解決手段】 浮上ヘッドの垂直軸を内胴円筒上面部に
固定した軸受に上下動のみ可能に挿通し、その下端に固
定した垂直浮上用永久磁石取付板と内胴円筒底面とに上
下方向に反撥する永久磁石を環状に対向配設し、内胴円
筒底部外面に水平移動板を一体に取り付け、該水平移動
板上面及び下面X方向、Y方向にリニアボールガイドを
固定し、内胴円筒底部外面と外胴底部内面に前記リニア
ボールガイドに係合スライドするリニアボールベアリン
グボックスを固定し、外胴円筒内周面と内胴円筒外周面
とに反撥する磁石を環状に配設し、浮上ヘッド上に載置
した機器の垂直方向、水平方向の振動を防止する如くし
たこと特徴とする磁気浮上防振装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行車、船舶、或
いは航空機に搭載して周囲の状況を監視するテレビカメ
ラ、写真カメラ、測距儀或いは半導体微細回路パターン
露光装置等に付設して周囲からの全方向の振動を除振す
る磁気浮上防振装置に関する。
いは航空機に搭載して周囲の状況を監視するテレビカメ
ラ、写真カメラ、測距儀或いは半導体微細回路パターン
露光装置等に付設して周囲からの全方向の振動を除振す
る磁気浮上防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気浮上除振台100は図8乃至
図15に示す如く、回転ディスク101と回転ディスク
台座102とから成っていた。詳細な構造は回転ディス
ク101には下部の中心に中心軸103を装着し、回転
ディスク台座102の中心の軸孔を貫通し、回転ディス
ク101が振動絶縁回転カプラー104を経由して回転
角制御モーター105からの回転力で回転ディスク台座
102の上で水平回転するようになっていた。回転ディ
スク101が回転ディスク台座102の上に永久磁石1
11,112,113の磁気的な反撥力で回転ディスク
台座102上面の円筒凹面の中心に空間に磁気浮上させ
ていた。実際に回転ディスク101を回転ディスク台座
102の上の中心に浮上させ振動を遮断する方法は、永
久磁石111,112,113の3種類の扇形形状の強
磁性体の永久磁石をN組用意し、夫々の磁極方向を夫々
の対向磁極が同極となり、且つ、等しい磁束密度となる
ように磁化させる。材質が非磁性体金属導体である回転
ディスク101と回転ディスク台座102の中に永久磁
石111を回転ディスク101の下側面に全周の1/N
の等角に放射状に埋め込み、永久磁石112を回転ディ
スク台座102の側面内周に、そして回転ディスク台座
102の上面の円柱凹部の底面に永久磁石113を全周
の1/Nの等角に放射状に埋め込む。そして、回転ディ
スク101の中心軸103が回転ディスク台座102の
中心軸を通過するように回転ディスク101を回転デイ
スク台座102に搭載すると永久磁石111と永久磁石
113の同磁極の反撥力で垂直方向に回転ディスク10
1が空間に浮上し、しかも回転ディスク101の永久磁
石111と回転ディスク台座102の永久磁石112の
同磁極の間の反撥力で回転ディスク101は水平方向に
回転ディスク台座102の中心に位置するように空間に
保持されるとしていた。回転ディスク101の中心下部
から下方に垂直に突出している中心軸103は回転ディ
スク台座102の中心の軸孔を貫通し振動絶縁回転カプ
ラー104を経由して回転角制御モーター105の回転
軸に連結していた。該回転角制御モーター105は回転
ディスク101を回転させるようにすると共に停止時に
は回転ディスク101が自由に水平回転を行わないよう
なブレーキの作用を兼ねていた。
図15に示す如く、回転ディスク101と回転ディスク
台座102とから成っていた。詳細な構造は回転ディス
ク101には下部の中心に中心軸103を装着し、回転
ディスク台座102の中心の軸孔を貫通し、回転ディス
ク101が振動絶縁回転カプラー104を経由して回転
角制御モーター105からの回転力で回転ディスク台座
102の上で水平回転するようになっていた。回転ディ
スク101が回転ディスク台座102の上に永久磁石1
11,112,113の磁気的な反撥力で回転ディスク
台座102上面の円筒凹面の中心に空間に磁気浮上させ
ていた。実際に回転ディスク101を回転ディスク台座
102の上の中心に浮上させ振動を遮断する方法は、永
久磁石111,112,113の3種類の扇形形状の強
磁性体の永久磁石をN組用意し、夫々の磁極方向を夫々
の対向磁極が同極となり、且つ、等しい磁束密度となる
ように磁化させる。材質が非磁性体金属導体である回転
ディスク101と回転ディスク台座102の中に永久磁
石111を回転ディスク101の下側面に全周の1/N
の等角に放射状に埋め込み、永久磁石112を回転ディ
スク台座102の側面内周に、そして回転ディスク台座
102の上面の円柱凹部の底面に永久磁石113を全周
の1/Nの等角に放射状に埋め込む。そして、回転ディ
スク101の中心軸103が回転ディスク台座102の
中心軸を通過するように回転ディスク101を回転デイ
スク台座102に搭載すると永久磁石111と永久磁石
113の同磁極の反撥力で垂直方向に回転ディスク10
1が空間に浮上し、しかも回転ディスク101の永久磁
石111と回転ディスク台座102の永久磁石112の
同磁極の間の反撥力で回転ディスク101は水平方向に
回転ディスク台座102の中心に位置するように空間に
保持されるとしていた。回転ディスク101の中心下部
から下方に垂直に突出している中心軸103は回転ディ
スク台座102の中心の軸孔を貫通し振動絶縁回転カプ
ラー104を経由して回転角制御モーター105の回転
軸に連結していた。該回転角制御モーター105は回転
ディスク101を回転させるようにすると共に停止時に
は回転ディスク101が自由に水平回転を行わないよう
なブレーキの作用を兼ねていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、 回転ディスクと搭載、固着されるテレビカメラ、写
真機、光学的観測、測定機等の合計重量以外の垂直上方
方向への拘束力が全く無く、垂直方向の上向き衝撃に対
して無防備である。 回転ディスクの中心軸と回転角制御モーターの回転
駆動軸とを振動絶縁回転カプラーにて連結しているが、
もし振動絶縁回転カプラーあるいは回転角制御モーター
を取り外すと回転ディスクの軸を中心に回転ディスクが
自由に拘束なく回転してしまって搭載した観測装置の方
位が不安定になって実用上支障が生じる。 垂直に磁気浮上させる反撥力を永久磁石で浮上軸の
周囲にある範囲で均等に発生させるには多数の永久磁石
を均等に配列しなければならず、且つ、これらの永久磁
石は均等な磁力を持つ必要がある。もし、配列または磁
力が不均等であると浮上軸が傾きを示す。 上部ディスク板上に搭載させる被振動体の重心は、
浮上軸の中心軸の付近に位置させる必要がある。搭載体
の重心が偏ると浮上軸が傾く原因となる。 水平方向の振動を防除するための垂直軸を中心とし
た放射線方向に多数組配設する水平方向に反撥する永久
磁石を均等に、且つ、密接に配列しなければならず、さ
らにこれらの永久磁石は均等な磁力を持つ必要がある。
もし配列または磁力が不均等であると垂直軸の傾き、軸
偏心の原因となる。 垂直軸の傾きは、垂直浮上の距離が振動で変化した
場合、全体の複雑な磁気回路の影響で傾きが複雑に変化
し、横揺れをも惹起す事になる。 均等に着磁した垂直浮上永久磁石、垂直浮上用固定
側永久磁石、中心保持用周囲永久磁石そして外側周囲永
久磁石の所要個数をかなり多数用意し、適所に均等に配
列しなければ垂直浮上軸の傾き発生、中心保持が不完全
になる。等の問題があった。
は、 回転ディスクと搭載、固着されるテレビカメラ、写
真機、光学的観測、測定機等の合計重量以外の垂直上方
方向への拘束力が全く無く、垂直方向の上向き衝撃に対
して無防備である。 回転ディスクの中心軸と回転角制御モーターの回転
駆動軸とを振動絶縁回転カプラーにて連結しているが、
もし振動絶縁回転カプラーあるいは回転角制御モーター
を取り外すと回転ディスクの軸を中心に回転ディスクが
自由に拘束なく回転してしまって搭載した観測装置の方
位が不安定になって実用上支障が生じる。 垂直に磁気浮上させる反撥力を永久磁石で浮上軸の
周囲にある範囲で均等に発生させるには多数の永久磁石
を均等に配列しなければならず、且つ、これらの永久磁
石は均等な磁力を持つ必要がある。もし、配列または磁
力が不均等であると浮上軸が傾きを示す。 上部ディスク板上に搭載させる被振動体の重心は、
浮上軸の中心軸の付近に位置させる必要がある。搭載体
の重心が偏ると浮上軸が傾く原因となる。 水平方向の振動を防除するための垂直軸を中心とし
た放射線方向に多数組配設する水平方向に反撥する永久
磁石を均等に、且つ、密接に配列しなければならず、さ
らにこれらの永久磁石は均等な磁力を持つ必要がある。
もし配列または磁力が不均等であると垂直軸の傾き、軸
偏心の原因となる。 垂直軸の傾きは、垂直浮上の距離が振動で変化した
場合、全体の複雑な磁気回路の影響で傾きが複雑に変化
し、横揺れをも惹起す事になる。 均等に着磁した垂直浮上永久磁石、垂直浮上用固定
側永久磁石、中心保持用周囲永久磁石そして外側周囲永
久磁石の所要個数をかなり多数用意し、適所に均等に配
列しなければ垂直浮上軸の傾き発生、中心保持が不完全
になる。等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決することを目的とし、浮上ヘッドの垂直軸を内胴円筒
上面部に固定した軸受に上下動のみ可能に挿通し、その
下端に固定した垂直浮上用永久磁石取付板と内胴円筒底
面とに上下方向に反撥する永久磁石を環状に対向配設
し、内胴円筒底部外面に水平移動板を一体に取り付け、
該水平移動板上面及び下面X方向、Y方向にリニアボー
ルガイドを固定し、内胴円筒底部外面と外胴底部内面に
前記リニアボールガイドに係合スライドするリニアボー
ルベアリングボックスを固定し、外胴円筒内周面と内胴
円筒外周面とに反撥する磁石を環状に配設し、浮上ヘッ
ド上に載置した機器の垂直方向、水平方向の振動を防止
する如くしたこと特徴とする。
決することを目的とし、浮上ヘッドの垂直軸を内胴円筒
上面部に固定した軸受に上下動のみ可能に挿通し、その
下端に固定した垂直浮上用永久磁石取付板と内胴円筒底
面とに上下方向に反撥する永久磁石を環状に対向配設
し、内胴円筒底部外面に水平移動板を一体に取り付け、
該水平移動板上面及び下面X方向、Y方向にリニアボー
ルガイドを固定し、内胴円筒底部外面と外胴底部内面に
前記リニアボールガイドに係合スライドするリニアボー
ルベアリングボックスを固定し、外胴円筒内周面と内胴
円筒外周面とに反撥する磁石を環状に配設し、浮上ヘッ
ド上に載置した機器の垂直方向、水平方向の振動を防止
する如くしたこと特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例の形態を
図に基いて詳細に説明する。1は外胴円筒、2は内胴
部、2aは内胴上部円盤、2bは内胴円筒、2cは内胴
底付加円盤、3aは垂直浮上永久磁石、3bは垂直浮上
用固定永久磁石、4xaは水平中心保持用X軸外側永久
磁石、4xbは水平中心保持用X軸内側永久磁石、4y
aは水平中心保持用Y軸外側永久磁石、4ybは水平中
心保持用Y軸内側永久磁石、5は垂直軸、5aは垂直浮
上用永久磁石取付板、5bは回転留めキー、5cはキー
溝、5dがキー抑えネジ、6はリニアボールベアリン
グ、7は垂直軸受け、8は浮上ヘッド、8aは抑えリン
グ、9は水平移動板、10はX方向リニアボールガイ
ド、11はY方向リニアボールガイド、12はX方向ス
トップ爪、13はY方向ストップ爪、14はリニアボー
ルベアリングボックス、15はボールベアリングガイド
である。
図に基いて詳細に説明する。1は外胴円筒、2は内胴
部、2aは内胴上部円盤、2bは内胴円筒、2cは内胴
底付加円盤、3aは垂直浮上永久磁石、3bは垂直浮上
用固定永久磁石、4xaは水平中心保持用X軸外側永久
磁石、4xbは水平中心保持用X軸内側永久磁石、4y
aは水平中心保持用Y軸外側永久磁石、4ybは水平中
心保持用Y軸内側永久磁石、5は垂直軸、5aは垂直浮
上用永久磁石取付板、5bは回転留めキー、5cはキー
溝、5dがキー抑えネジ、6はリニアボールベアリン
グ、7は垂直軸受け、8は浮上ヘッド、8aは抑えリン
グ、9は水平移動板、10はX方向リニアボールガイ
ド、11はY方向リニアボールガイド、12はX方向ス
トップ爪、13はY方向ストップ爪、14はリニアボー
ルベアリングボックス、15はボールベアリングガイド
である。
【0006】(永久磁石の種類、個数、着磁)磁気浮上
用の永久磁石として、垂直浮上永久磁石3aを複数個、
垂直浮上用固定永久磁石3bを複数個用意する。実施例
においてはKは6個である。水平中心保持用X軸外側永
久磁石4xaとして2個、水平中心保持用Y軸外側永久
磁石4yaは2個、水平中心保持用X軸内側永久磁石4
xbは2個、そして水平中心保持用Y軸内側永久磁石4
ybを2個用意する、実施例では永久磁石は全て円柱状
としている。垂直浮上永久磁石3aと垂直浮上用固定永
久磁石3bの合計2×複数個の永久磁石の形状寸法は同
一とし、且つ、磁力の方向を円柱軸と平行に磁力は全て
等しく着磁させる。また、水平中心保持用X軸外側永久
磁石4xa、水平中心保持用X軸内側永久磁石4xb、
水平中心保持用Y軸外側永久磁石4ya、そして水平中
心保持用Y軸内側永久磁石4ybのそれぞれ2個ずつ合
計8個の永久磁石の形状寸法は同一とし、且つ、磁力の
方向を円柱軸と平行に磁力は全て等しく着磁させる。
用の永久磁石として、垂直浮上永久磁石3aを複数個、
垂直浮上用固定永久磁石3bを複数個用意する。実施例
においてはKは6個である。水平中心保持用X軸外側永
久磁石4xaとして2個、水平中心保持用Y軸外側永久
磁石4yaは2個、水平中心保持用X軸内側永久磁石4
xbは2個、そして水平中心保持用Y軸内側永久磁石4
ybを2個用意する、実施例では永久磁石は全て円柱状
としている。垂直浮上永久磁石3aと垂直浮上用固定永
久磁石3bの合計2×複数個の永久磁石の形状寸法は同
一とし、且つ、磁力の方向を円柱軸と平行に磁力は全て
等しく着磁させる。また、水平中心保持用X軸外側永久
磁石4xa、水平中心保持用X軸内側永久磁石4xb、
水平中心保持用Y軸外側永久磁石4ya、そして水平中
心保持用Y軸内側永久磁石4ybのそれぞれ2個ずつ合
計8個の永久磁石の形状寸法は同一とし、且つ、磁力の
方向を円柱軸と平行に磁力は全て等しく着磁させる。
【0007】(図面の方向の定義)図1の紙面左右方向
をX方向(紙面左方向を+X方向、紙面右方向を−X方
向)、紙面の垂直方向をY方向(紙面奥行き方向を+Y
方向、紙面手前方向を−Y方向)、紙面の上下方向をZ
方向(紙面上方に+Z方向、紙面下方に−Z方向)とす
る。Z方向を垂直方向、XY方向を水平方向と別称する
事もある。
をX方向(紙面左方向を+X方向、紙面右方向を−X方
向)、紙面の垂直方向をY方向(紙面奥行き方向を+Y
方向、紙面手前方向を−Y方向)、紙面の上下方向をZ
方向(紙面上方に+Z方向、紙面下方に−Z方向)とす
る。Z方向を垂直方向、XY方向を水平方向と別称する
事もある。
【0008】(内胴部の構造)実施例に示す如く、浮上
ヘッド8、垂直軸5、垂直軸受け7、垂直浮上用永久磁
石取付板5a、垂直浮上永久磁石3a、垂直浮上用固定
永久磁石3b、内胴上部円盤2a、内胴円筒2bからな
る内胴部2の構造は主として垂直方向の磁気浮上構造機
能を有する。円盤状の浮上ヘッド8の中心下部には非磁
性体金属の垂直軸5が垂直方向に垂下し固着される。該
垂直軸5は非磁性体金属の内胴上部円盤2aを垂直軸受
け7にて貫通し、磁性体金属の円盤状の垂直浮上用永久
磁石取付板5aの中心を最下部にて吊持している。また
該垂直軸5は垂直軸受け7内のリニアボールベアリング
6内側を貫通し、自由に軸方向に滑動できるようにす
る。また、該垂直軸5は軸に沿ってキー溝5cを有し、
該キー溝5cに嵌合する非磁性体金属の回転留めキー5
bによって軸を中心とした回転ができないように拘束さ
れている。なお、回転留めキー5bはキー抑えネジ5d
で垂直軸受け7に固着されている。
ヘッド8、垂直軸5、垂直軸受け7、垂直浮上用永久磁
石取付板5a、垂直浮上永久磁石3a、垂直浮上用固定
永久磁石3b、内胴上部円盤2a、内胴円筒2bからな
る内胴部2の構造は主として垂直方向の磁気浮上構造機
能を有する。円盤状の浮上ヘッド8の中心下部には非磁
性体金属の垂直軸5が垂直方向に垂下し固着される。該
垂直軸5は非磁性体金属の内胴上部円盤2aを垂直軸受
け7にて貫通し、磁性体金属の円盤状の垂直浮上用永久
磁石取付板5aの中心を最下部にて吊持している。また
該垂直軸5は垂直軸受け7内のリニアボールベアリング
6内側を貫通し、自由に軸方向に滑動できるようにす
る。また、該垂直軸5は軸に沿ってキー溝5cを有し、
該キー溝5cに嵌合する非磁性体金属の回転留めキー5
bによって軸を中心とした回転ができないように拘束さ
れている。なお、回転留めキー5bはキー抑えネジ5d
で垂直軸受け7に固着されている。
【0009】(垂直浮上永久磁石の取付)垂直浮上用永
久磁石取付板5aの下面に垂直軸5を中心に同心円状に
磁極と着磁方向を揃えて放射状に等配に複数個の垂直浮
上永久磁石3aを配列固着する。磁極の方向は図では
↑、数は6個となっている。
久磁石取付板5aの下面に垂直軸5を中心に同心円状に
磁極と着磁方向を揃えて放射状に等配に複数個の垂直浮
上永久磁石3aを配列固着する。磁極の方向は図では
↑、数は6個となっている。
【0010】(垂直浮上用固定永久磁石の取付)内胴円
筒2bの底上面には垂直浮上用固定永久磁石3bを該底
面に固着する。即ち、位置としては垂直浮上用永久磁石
取付板5aに固着された複数個の垂直浮上永久磁石3a
のそれぞれ直下で、且つ、各永久磁石の中心軸上の位置
に複数個垂直浮上用固定永久磁石3bを着磁方向を揃
え、磁極の方向は垂直浮上永久磁石3aと反対の方向、
即ち、各対向する垂直浮上永久磁石3aと垂直浮上用固
定永久磁石3bとが互いに反撥するように固着する。垂
直浮上用固定永久磁石3bの磁極の方向は図では↓、数
は6個となっている。
筒2bの底上面には垂直浮上用固定永久磁石3bを該底
面に固着する。即ち、位置としては垂直浮上用永久磁石
取付板5aに固着された複数個の垂直浮上永久磁石3a
のそれぞれ直下で、且つ、各永久磁石の中心軸上の位置
に複数個垂直浮上用固定永久磁石3bを着磁方向を揃
え、磁極の方向は垂直浮上永久磁石3aと反対の方向、
即ち、各対向する垂直浮上永久磁石3aと垂直浮上用固
定永久磁石3bとが互いに反撥するように固着する。垂
直浮上用固定永久磁石3bの磁極の方向は図では↓、数
は6個となっている。
【0011】(水平中心保持用X軸内側永久磁石の取
付)図2に示すように、2個の水平中心保持用X軸内側
永久磁石4xbは垂直軸5の中心軸Zに交わり、内胴円
筒2bの上底面より高いX方向の軸上にあって、且つ、
X方向の軸が内胴円筒2bの外側面と交わる紙面左右の
位置でそれぞれ磁極の方向が内胴円筒2bの外側を向
き、永久磁石の円柱中心軸がX軸に一致するようにそれ
ぞれ固着する。左側の水平中心保持用X軸内側永久磁石
4xbの磁力の方向は←、右側の水平中心保持用X軸内
側永久磁石4xbの磁力の方向は→となっている。
付)図2に示すように、2個の水平中心保持用X軸内側
永久磁石4xbは垂直軸5の中心軸Zに交わり、内胴円
筒2bの上底面より高いX方向の軸上にあって、且つ、
X方向の軸が内胴円筒2bの外側面と交わる紙面左右の
位置でそれぞれ磁極の方向が内胴円筒2bの外側を向
き、永久磁石の円柱中心軸がX軸に一致するようにそれ
ぞれ固着する。左側の水平中心保持用X軸内側永久磁石
4xbの磁力の方向は←、右側の水平中心保持用X軸内
側永久磁石4xbの磁力の方向は→となっている。
【0012】(水平中心保持用Y軸内側永久磁石の取
付)図2に示すように、2個の水平中心保持用Y軸内側
永久磁石4ybは垂直軸5の中心軸Zに交わり、内胴円
筒2bの上底面より高いY方向の軸上にあって、且つ、
Y方向の軸が内胴円筒2bの外側面と交わる紙面上下の
位置でそれぞれ磁極の方向が内胴円筒2bの外側を向
き、永久磁石の円柱中心軸がY軸に一致するようにそれ
ぞれ固着する。上側の水平中心保持用Y軸内側永久磁石
4ybの磁力の方向は↑、下側の水平中心保持用Y軸内
側永久磁石4ybの磁力の方向は↓となっている。
付)図2に示すように、2個の水平中心保持用Y軸内側
永久磁石4ybは垂直軸5の中心軸Zに交わり、内胴円
筒2bの上底面より高いY方向の軸上にあって、且つ、
Y方向の軸が内胴円筒2bの外側面と交わる紙面上下の
位置でそれぞれ磁極の方向が内胴円筒2bの外側を向
き、永久磁石の円柱中心軸がY軸に一致するようにそれ
ぞれ固着する。上側の水平中心保持用Y軸内側永久磁石
4ybの磁力の方向は↑、下側の水平中心保持用Y軸内
側永久磁石4ybの磁力の方向は↓となっている。
【0013】(水平中心保持用X軸外側永久磁石の取
付)図2に示すように、2個の水平中心保持用X軸外側
永久磁石4xaは磁性体金属の外胴円筒1の内側側面に
内胴部2に取り付けられて水平中心保持用X軸内側永久
磁石4xbに対向するX方向の予定位置でそれぞれ磁極
の方向が水平中心保持用X軸内側永久磁石4xbに同極
で反撥するような方向に固着する。左側の水平中心保持
用X軸外側永久磁石4xaの磁力の方向は→、右側の水
平中心保持用X軸外側永久磁石4xaの磁力の方向は←
となっている。
付)図2に示すように、2個の水平中心保持用X軸外側
永久磁石4xaは磁性体金属の外胴円筒1の内側側面に
内胴部2に取り付けられて水平中心保持用X軸内側永久
磁石4xbに対向するX方向の予定位置でそれぞれ磁極
の方向が水平中心保持用X軸内側永久磁石4xbに同極
で反撥するような方向に固着する。左側の水平中心保持
用X軸外側永久磁石4xaの磁力の方向は→、右側の水
平中心保持用X軸外側永久磁石4xaの磁力の方向は←
となっている。
【0014】(水平中心保持用Y軸外側永久磁石の取
付)図2に示すように、2個の水平中心保持用Y軸外側
永久磁石4yaは外胴円筒1の内側側面に内胴部2に取
り付けられた水平中心保持用Y軸内側永久磁石4ybに
対向するY方向の予定位置でそれぞれ磁極の方向が水平
中心保持用Y軸内側永久磁石4ybに同極で反撥するよ
うな方向に固着する。上側の水平中心保持用Y軸外側永
久磁石4yaの磁力の方向は↓、下側の水平中心保持用
Y軸外側永久磁石4yaの磁力の方向は↑となってい
る。内胴部2と同軸状に外胴円筒1を配置し図3及び図
7に図示の如く連結する。連結の詳細は以下の通りであ
る。
付)図2に示すように、2個の水平中心保持用Y軸外側
永久磁石4yaは外胴円筒1の内側側面に内胴部2に取
り付けられた水平中心保持用Y軸内側永久磁石4ybに
対向するY方向の予定位置でそれぞれ磁極の方向が水平
中心保持用Y軸内側永久磁石4ybに同極で反撥するよ
うな方向に固着する。上側の水平中心保持用Y軸外側永
久磁石4yaの磁力の方向は↓、下側の水平中心保持用
Y軸外側永久磁石4yaの磁力の方向は↑となってい
る。内胴部2と同軸状に外胴円筒1を配置し図3及び図
7に図示の如く連結する。連結の詳細は以下の通りであ
る。
【0015】(水平移動板の説明)即ち、水平移動板9
は図3に示すように、X方向寸法とY方向寸法が等しい
8角形をなした適度の厚みを有する非磁性体金属板であ
る。
は図3に示すように、X方向寸法とY方向寸法が等しい
8角形をなした適度の厚みを有する非磁性体金属板であ
る。
【0016】(リニアボールガイドの説明)リニアボー
ルガイドは図6に示す如き構造のものを用いる。ボール
ベアリングガイド15の上に2個のリニアボールベアリ
ングボックス14がそれぞれ中心位置で距離Lを隔てて
嵌合している。リニアボールベアリングボックス14は
両側面にボール14aを内蔵し、且つボールはボールベ
アリングガイド15の側面の横溝15aに嵌合している
ので、リニアボールベアリングボックス14はボールベ
アリングガイド15上をボールベアリングガイド15の
方向にのみ円滑に移動できる構造である。
ルガイドは図6に示す如き構造のものを用いる。ボール
ベアリングガイド15の上に2個のリニアボールベアリ
ングボックス14がそれぞれ中心位置で距離Lを隔てて
嵌合している。リニアボールベアリングボックス14は
両側面にボール14aを内蔵し、且つボールはボールベ
アリングガイド15の側面の横溝15aに嵌合している
ので、リニアボールベアリングボックス14はボールベ
アリングガイド15上をボールベアリングガイド15の
方向にのみ円滑に移動できる構造である。
【0017】(X方向リニアボールガイドのボールベア
リングガイドの取付)水平移動板9上面の中心を通るX
軸からY方向に中心から等配に±L/2隔てる2本のX
方向の平行線上のそれぞれに、X方向リニアボールガイ
ド10のボールベアリングガイド15の中心がY軸に重
畳する如く、2本のボールベアリングガイド15を水平
移動板9の上面に固着する。水平移動板9下面の中心を
通るY軸からX方向に中心から等配に±L/2隔てる2
本のY方向の平行線上のそれぞれに、Y方向リニアボー
ルガイド11のボールベアリングガイド15の中心がX
軸に重畳する如く、2本のボールベアリングガイド15
を水平移動板9の下面に固着する。
リングガイドの取付)水平移動板9上面の中心を通るX
軸からY方向に中心から等配に±L/2隔てる2本のX
方向の平行線上のそれぞれに、X方向リニアボールガイ
ド10のボールベアリングガイド15の中心がY軸に重
畳する如く、2本のボールベアリングガイド15を水平
移動板9の上面に固着する。水平移動板9下面の中心を
通るY軸からX方向に中心から等配に±L/2隔てる2
本のY方向の平行線上のそれぞれに、Y方向リニアボー
ルガイド11のボールベアリングガイド15の中心がX
軸に重畳する如く、2本のボールベアリングガイド15
を水平移動板9の下面に固着する。
【0018】(X方向リニアボールガイドのリニアボー
ルベアリングボックスの取付)水平移動板9の上面に平
行して取り付けられた2本のX方向リニアボールガイド
10のそれぞれ2個づつのリニアボールベアリングボッ
クス14を、内胴底付加円盤2cの下面の中心を通るX
軸からY方向に±L/2隔てる2本のX方向の平行線上
に、且つ、X方向リニアボールガイド10のボールベア
リングガイド15の中心がY軸に重畳する如くそれぞれ
リニアボールベアリングボックス14の上部取付孔14
bを利用して2組の該リニアボールベアリングボックス
を固着する。
ルベアリングボックスの取付)水平移動板9の上面に平
行して取り付けられた2本のX方向リニアボールガイド
10のそれぞれ2個づつのリニアボールベアリングボッ
クス14を、内胴底付加円盤2cの下面の中心を通るX
軸からY方向に±L/2隔てる2本のX方向の平行線上
に、且つ、X方向リニアボールガイド10のボールベア
リングガイド15の中心がY軸に重畳する如くそれぞれ
リニアボールベアリングボックス14の上部取付孔14
bを利用して2組の該リニアボールベアリングボックス
を固着する。
【0019】(X方向ストップ爪の取付)水平移動板9
の上面中心を通るX軸の上の左右両端の位置に2個のX
方向ストップ爪12を固着する。
の上面中心を通るX軸の上の左右両端の位置に2個のX
方向ストップ爪12を固着する。
【0020】(Y方向ストップ爪の取付)外胴円筒1の
底部上面の中心を通るY軸上の中心点から水平移動板9
のY方向寸法の1/2よりやや長い±Yの2点に2個の
Y方向ストップ爪13を固着する。
底部上面の中心を通るY軸上の中心点から水平移動板9
のY方向寸法の1/2よりやや長い±Yの2点に2個の
Y方向ストップ爪13を固着する。
【0021】(内胴底部に内胴底付加円盤2cの取付)
内胴円筒2bの底の下面中心に、内胴円筒2bの側面に
固着した2個の水平中心保持用X軸外側永久磁石4xa
の中心を通るX軸と、水平移動板9の上部に固着された
平行する2本のX方向リニアボールガイド10のX方向
の平行中心線を上下に正確に平行するように内胴底付加
円盤2cを固着する。
内胴円筒2bの底の下面中心に、内胴円筒2bの側面に
固着した2個の水平中心保持用X軸外側永久磁石4xa
の中心を通るX軸と、水平移動板9の上部に固着された
平行する2本のX方向リニアボールガイド10のX方向
の平行中心線を上下に正確に平行するように内胴底付加
円盤2cを固着する。
【0022】(Y方向リニアボールガイドのリニアボー
ルベアリングボックスの取付)水平移動板9の下面に平
行して取り付けられた2本のY方向リニアボールガイド
11のそれぞれ2個づつのリニアボールベアリングボッ
クス14を外胴円筒1の底部上面の中心を通るY軸から
X方向に±L/2隔てる2本のY方向の平行線上に、且
つ、Y方向リニアボールガイド11のボールベアリング
ガイド15の中心がX軸に重畳する如くそれぞれリニア
ボールベアリングボックス14の下向きになっている取
付孔14bを利用して2組の該リニアボールベアリング
ボックスを外胴円筒1の底部上面に固着する。
ルベアリングボックスの取付)水平移動板9の下面に平
行して取り付けられた2本のY方向リニアボールガイド
11のそれぞれ2個づつのリニアボールベアリングボッ
クス14を外胴円筒1の底部上面の中心を通るY軸から
X方向に±L/2隔てる2本のY方向の平行線上に、且
つ、Y方向リニアボールガイド11のボールベアリング
ガイド15の中心がX軸に重畳する如くそれぞれリニア
ボールベアリングボックス14の下向きになっている取
付孔14bを利用して2組の該リニアボールベアリング
ボックスを外胴円筒1の底部上面に固着する。
【0023】(内胴部と外胴円筒との連結状況の要約)
以上詳細に述べた通り本発明の磁気浮上防振装置は、要
約すると垂直磁気浮上機能を有する内胴部2と外胴円筒
との間をそれぞれ底部において水平移動板9、2組のX
方向リニアボールガイドとそして2組のY方向リニアボ
ールガイドとからなる水平xy自由移動構造によって連
結する構造を有するものである。
以上詳細に述べた通り本発明の磁気浮上防振装置は、要
約すると垂直磁気浮上機能を有する内胴部2と外胴円筒
との間をそれぞれ底部において水平移動板9、2組のX
方向リニアボールガイドとそして2組のY方向リニアボ
ールガイドとからなる水平xy自由移動構造によって連
結する構造を有するものである。
【0024】
【作用】次に作用について説明する。互いに反撥する磁
極が対向している2つの永久磁石が垂直方向にあってそ
の磁力が強力であると、下方の永久磁石を固定するとき
に上の永久磁石が垂直方向のみに自由で、2つの永久磁
石の姿勢変化が拘束され、且つその他の方位での動きが
拘束される様な環境である場合には上に位置する永久磁
石は反撥磁力によって浮上する現象が見られる。これを
磁気浮上現象という。しかし、2つの永久磁石が互いに
全方位に互いに自由であり、姿勢変化も自由であるとき
には磁気浮上現象が起らずに2つの永久磁石は互いに引
力を発生する磁極(異極性)を持つ2点間で相互に引き
合い瞬間的に衝突し接触してしまう。また水平方向に磁
化された2つの永久磁石を同一平面に配置する場合に互
いに反撥力を発生する如く配置し、反撥力の働く方向の
み自由であり、反撥力の方向以外に拘束するような環境
を永久磁石の周囲に与えれば2つの永久磁石の間で反撥
力が有効に働くが、上記の垂直配置の場合と同様に2つ
の永久磁石の姿勢を自由にし、姿勢変化も自由である時
には、斥力が働くことなく姿勢変化を自動的に行い、引
力を発生する異極磁極で相互に引力を発生し、瞬間的に
衝突、接触してしまう。垂直方向に互いに反撥し合う垂
直浮上している永久磁石と、固定側永久磁石との間、ま
たは、水平方向に互いに反撥し合う2つの永久磁石の間
には、それぞれ永久磁石の周囲に磁力線と垂直の平面方
向に閉電流(渦電流ともいう)が流れる電導体がある時
には外力によって2つの永久磁石間の距離を変化させよ
うとすると変化している時間の間は電導体中に2組の磁
石の距離を変化させまいとする方向の閉電流が発生す
る。ここで、この閉電流が逆磁極性を与える如き方向に
流れ、磁性体中に逆方向の磁力線を発生させる現象があ
るが実際には磁性体中ではヒステリシス特性を有する為
に実際の逆磁性発生現象は時間的な遅れを持つ。このヒ
ステリシス効果の為に周期の早い振動である外力の場合
には結果として一つの永久磁石に与えられた振動エネル
ギーは大部分が閉電流発生のエネルギーとして消費さ
れ、更に他の一方の永久磁石の持つ質量の為に運動エネ
ルギーとして伝達されない。
極が対向している2つの永久磁石が垂直方向にあってそ
の磁力が強力であると、下方の永久磁石を固定するとき
に上の永久磁石が垂直方向のみに自由で、2つの永久磁
石の姿勢変化が拘束され、且つその他の方位での動きが
拘束される様な環境である場合には上に位置する永久磁
石は反撥磁力によって浮上する現象が見られる。これを
磁気浮上現象という。しかし、2つの永久磁石が互いに
全方位に互いに自由であり、姿勢変化も自由であるとき
には磁気浮上現象が起らずに2つの永久磁石は互いに引
力を発生する磁極(異極性)を持つ2点間で相互に引き
合い瞬間的に衝突し接触してしまう。また水平方向に磁
化された2つの永久磁石を同一平面に配置する場合に互
いに反撥力を発生する如く配置し、反撥力の働く方向の
み自由であり、反撥力の方向以外に拘束するような環境
を永久磁石の周囲に与えれば2つの永久磁石の間で反撥
力が有効に働くが、上記の垂直配置の場合と同様に2つ
の永久磁石の姿勢を自由にし、姿勢変化も自由である時
には、斥力が働くことなく姿勢変化を自動的に行い、引
力を発生する異極磁極で相互に引力を発生し、瞬間的に
衝突、接触してしまう。垂直方向に互いに反撥し合う垂
直浮上している永久磁石と、固定側永久磁石との間、ま
たは、水平方向に互いに反撥し合う2つの永久磁石の間
には、それぞれ永久磁石の周囲に磁力線と垂直の平面方
向に閉電流(渦電流ともいう)が流れる電導体がある時
には外力によって2つの永久磁石間の距離を変化させよ
うとすると変化している時間の間は電導体中に2組の磁
石の距離を変化させまいとする方向の閉電流が発生す
る。ここで、この閉電流が逆磁極性を与える如き方向に
流れ、磁性体中に逆方向の磁力線を発生させる現象があ
るが実際には磁性体中ではヒステリシス特性を有する為
に実際の逆磁性発生現象は時間的な遅れを持つ。このヒ
ステリシス効果の為に周期の早い振動である外力の場合
には結果として一つの永久磁石に与えられた振動エネル
ギーは大部分が閉電流発生のエネルギーとして消費さ
れ、更に他の一方の永久磁石の持つ質量の為に運動エネ
ルギーとして伝達されない。
【0025】以上の如く、互いに反撥力の働くような2
つの永久磁石を配置した場合、反撥力の働く方向に一致
する振動、衝撃は 大きな磁束密度で同極性の対向磁極間に反撥力によ
る空間的な距離のギャップを発生させれば直接振動伝達
が遮断できる。 ヒステリシス効果の為に周期の早い振動はエネルギ
ー損失が大きく、振動伝達を遮断できる。 外部から振動が与えられた場合、互いに反撥する永
久磁石の反撥力は距離の二乗に反比例する特性があり特
定の周波数で起る共振が起り難く、過励振現象を抑制す
る為、冗長な固有振動(サージング現象)を短時間で消
滅せしめる効果を発揮する。
つの永久磁石を配置した場合、反撥力の働く方向に一致
する振動、衝撃は 大きな磁束密度で同極性の対向磁極間に反撥力によ
る空間的な距離のギャップを発生させれば直接振動伝達
が遮断できる。 ヒステリシス効果の為に周期の早い振動はエネルギ
ー損失が大きく、振動伝達を遮断できる。 外部から振動が与えられた場合、互いに反撥する永
久磁石の反撥力は距離の二乗に反比例する特性があり特
定の周波数で起る共振が起り難く、過励振現象を抑制す
る為、冗長な固有振動(サージング現象)を短時間で消
滅せしめる効果を発揮する。
【0026】以上の3つの効果を利用でき、磁気浮上防
振装置として長所を発揮できる。本発明では上記の理由
から永久磁石の姿勢を一定に固定して最も効率の良い磁
気的な反撥力を利用し空間を作り振動を遮断する作用を
実現しようとするものである。即ち、垂直浮上機構にお
いては、垂直軸5の軸回転を拘束し垂直浮上永久磁石3
aと垂直浮上用固定永久磁石3bの対向性を最良の状態
に保ち、水平面方向のX方向及びY方向のみの自由な摺
動をそれぞれ独立に許容し、浮上ヘッド8、垂直軸5を
磁気浮上せしめ、更にX軸及びY軸上の中央に2組の水
平永久磁石の水平反撥力で垂直浮上機構を保持する如く
して水平永久磁石の対向性をも最良にする水平中心保持
構造を実現しようとするものである。図示の通り、円盤
状の浮上ヘッド8の中心下部には垂直軸5が垂直方向に
垂下し、該垂直軸5は内胴上部円盤2aを垂直軸受け7
にて貫通し、円盤状の垂直浮上用永久磁石取付板5aの
中心を最下部にて吊持している。また該垂直軸5は垂直
軸受け7内のリニアボールベアリング6内側を貫通し自
由に軸方向に滑動できるようになっている。垂直浮上用
永久磁石取付板5aの下面に垂直軸5を中心に同心円状
に磁極と着磁方向を揃えて放射状に等配に複数個の垂直
浮上永久磁石3aを配列固着している。磁極の方向は図
例では↑、数は6個となっている。
振装置として長所を発揮できる。本発明では上記の理由
から永久磁石の姿勢を一定に固定して最も効率の良い磁
気的な反撥力を利用し空間を作り振動を遮断する作用を
実現しようとするものである。即ち、垂直浮上機構にお
いては、垂直軸5の軸回転を拘束し垂直浮上永久磁石3
aと垂直浮上用固定永久磁石3bの対向性を最良の状態
に保ち、水平面方向のX方向及びY方向のみの自由な摺
動をそれぞれ独立に許容し、浮上ヘッド8、垂直軸5を
磁気浮上せしめ、更にX軸及びY軸上の中央に2組の水
平永久磁石の水平反撥力で垂直浮上機構を保持する如く
して水平永久磁石の対向性をも最良にする水平中心保持
構造を実現しようとするものである。図示の通り、円盤
状の浮上ヘッド8の中心下部には垂直軸5が垂直方向に
垂下し、該垂直軸5は内胴上部円盤2aを垂直軸受け7
にて貫通し、円盤状の垂直浮上用永久磁石取付板5aの
中心を最下部にて吊持している。また該垂直軸5は垂直
軸受け7内のリニアボールベアリング6内側を貫通し自
由に軸方向に滑動できるようになっている。垂直浮上用
永久磁石取付板5aの下面に垂直軸5を中心に同心円状
に磁極と着磁方向を揃えて放射状に等配に複数個の垂直
浮上永久磁石3aを配列固着している。磁極の方向は図
例では↑、数は6個となっている。
【0027】一方、内胴円筒2bの底上面には垂直浮上
用固定永久磁石3bを該底面に固着されている。即ち、
位置としては垂直浮上用永久磁石取付板5aに固着され
た複数個の垂直浮上永久磁石3aのそれぞれ直下で、且
つ、各永久磁石の中心軸上の位置に複数個垂直浮上用固
定永久磁石3bを着磁方向を揃え、磁極の方向は垂直浮
上永久磁石3aと反対の方向、即ち、各対向する垂直浮
上永久磁石3aと垂直浮上用固定永久磁石3bとが互い
に反撥するように固着する。垂直浮上用固定永久磁石3
bの磁極の方向は図では↓、数は6個となっている。従
って、垂直浮上永久磁石3aと垂直浮上用固定永久磁石
3bとの間は磁極が同極であるので垂直方向に互いに磁
気的な反撥力が働く。この時、垂直浮上用永久磁石取付
板5a、垂直軸5及び浮上ヘッド8及び浮上ヘッド8上
に搭載する被除振物体の総合重量が反撥力より小である
なら垂直浮上用永久磁石取付板5a、垂直軸5及び浮上
ヘッド8及び浮上ヘッド8上に搭載する被除振物体が垂
直方向に浮上する。浮上方向が垂直方向以外の方向に傾
かないように、且つ、浮上動作が円滑になるようにリニ
アボールベアリング6が作用する。
用固定永久磁石3bを該底面に固着されている。即ち、
位置としては垂直浮上用永久磁石取付板5aに固着され
た複数個の垂直浮上永久磁石3aのそれぞれ直下で、且
つ、各永久磁石の中心軸上の位置に複数個垂直浮上用固
定永久磁石3bを着磁方向を揃え、磁極の方向は垂直浮
上永久磁石3aと反対の方向、即ち、各対向する垂直浮
上永久磁石3aと垂直浮上用固定永久磁石3bとが互い
に反撥するように固着する。垂直浮上用固定永久磁石3
bの磁極の方向は図では↓、数は6個となっている。従
って、垂直浮上永久磁石3aと垂直浮上用固定永久磁石
3bとの間は磁極が同極であるので垂直方向に互いに磁
気的な反撥力が働く。この時、垂直浮上用永久磁石取付
板5a、垂直軸5及び浮上ヘッド8及び浮上ヘッド8上
に搭載する被除振物体の総合重量が反撥力より小である
なら垂直浮上用永久磁石取付板5a、垂直軸5及び浮上
ヘッド8及び浮上ヘッド8上に搭載する被除振物体が垂
直方向に浮上する。浮上方向が垂直方向以外の方向に傾
かないように、且つ、浮上動作が円滑になるようにリニ
アボールベアリング6が作用する。
【0028】(垂直軸の回転留め)複数組の浮上用永久
磁石の反撥浮上効果を最大限に活用するために、垂直軸
5の浮上のどの位置でも浮上用の永久磁石と固定側の永
久磁石の垂直方向の対向性を確保する目的で、該垂直軸
5は軸に沿ってキー溝5cを有し、該キー溝5cに嵌合
する回転留めキー5bによって軸を中心とした回転がで
きないように拘束させる。なお回転留めキー5bはキー
抑えネジ5dで垂直軸受け7に固着させる。この構造を
採用すると、例えば大きな浮上力を必要としない小型の
磁気浮上除振装置の場合に、浮上用の永久磁石の数を減
らして、例えば、磁気浮上用の永久磁石(浮上用と固定
用)の組数が2つであっても、浮上軸が回転せず永久磁
石の対向性を確保でき常に望ましい磁気浮上効果を支障
なく実現できる。
磁石の反撥浮上効果を最大限に活用するために、垂直軸
5の浮上のどの位置でも浮上用の永久磁石と固定側の永
久磁石の垂直方向の対向性を確保する目的で、該垂直軸
5は軸に沿ってキー溝5cを有し、該キー溝5cに嵌合
する回転留めキー5bによって軸を中心とした回転がで
きないように拘束させる。なお回転留めキー5bはキー
抑えネジ5dで垂直軸受け7に固着させる。この構造を
採用すると、例えば大きな浮上力を必要としない小型の
磁気浮上除振装置の場合に、浮上用の永久磁石の数を減
らして、例えば、磁気浮上用の永久磁石(浮上用と固定
用)の組数が2つであっても、浮上軸が回転せず永久磁
石の対向性を確保でき常に望ましい磁気浮上効果を支障
なく実現できる。
【0029】(垂直方向の浮上の除振作用)以上の浮上
ヘッド8、垂直軸5、内胴上部円盤2a、リニアボール
ベアリング6、垂直浮上用永久磁石取付板5a、内胴円
筒2b、垂直浮上永久磁石3aそして垂直浮上用固定永
久磁石3bからなる垂直浮上構造は、磁気的に垂直軸5
と浮上ヘッド8が浮上しており、且つ、垂直軸5がリニ
アボールベアリング6によって垂直方向に円滑に自由に
支えられているので、外部からの振動の内の垂直方向の
振動成分は、浮上ヘッド8に搭載した被振動体に伝達さ
れない除振作用が生まれる。なお垂直軸5の軸方向に沿
ってキー溝5cと回転留めキー5bによって回転方向に
垂直軸5が回転しないようになっているが、回転留めキ
ー5bとキー溝5cが緩く嵌合し、且つ回転留めキー5
bとキー溝5cの接触する面を充分に平滑に加工してあ
れば垂直方向の除振効果の妨げにならない。
ヘッド8、垂直軸5、内胴上部円盤2a、リニアボール
ベアリング6、垂直浮上用永久磁石取付板5a、内胴円
筒2b、垂直浮上永久磁石3aそして垂直浮上用固定永
久磁石3bからなる垂直浮上構造は、磁気的に垂直軸5
と浮上ヘッド8が浮上しており、且つ、垂直軸5がリニ
アボールベアリング6によって垂直方向に円滑に自由に
支えられているので、外部からの振動の内の垂直方向の
振動成分は、浮上ヘッド8に搭載した被振動体に伝達さ
れない除振作用が生まれる。なお垂直軸5の軸方向に沿
ってキー溝5cと回転留めキー5bによって回転方向に
垂直軸5が回転しないようになっているが、回転留めキ
ー5bとキー溝5cが緩く嵌合し、且つ回転留めキー5
bとキー溝5cの接触する面を充分に平滑に加工してあ
れば垂直方向の除振効果の妨げにならない。
【0030】(水平振動の防除作用)垂直磁気浮上機能
を有する内胴部2と外胴円筒1との間をそれぞれ底部に
おいて水平移動板9、2組のX方向リニアボールガイド
と、そして2組のY方向リニアボールガイドとからなる
水平xy自由移動構造によって連結する構造を有してい
るが、その構造が水平振動の防除作用を持つ。以下に詳
細を述べる。水平移動板9の下面にY軸に沿ってX方向
に+L/2と−L/2離れた位置に平行に固着された2
本のY方向リニアボールガイド11のボールベアリング
ガイド15は一方において、該Y方向リニアボールガイ
ドのリニアボールベアリングボックス14が外胴円筒1
の上面に固着されているので、水平移動板9は外胴円筒
1の内底のY方向に沿ったY方向の2個のY方向ストッ
プ爪13の間を水平移動板9のY方向のいずれかの縁が
抵触するまで水平移動板9が自由に円滑に移動できる。
を有する内胴部2と外胴円筒1との間をそれぞれ底部に
おいて水平移動板9、2組のX方向リニアボールガイド
と、そして2組のY方向リニアボールガイドとからなる
水平xy自由移動構造によって連結する構造を有してい
るが、その構造が水平振動の防除作用を持つ。以下に詳
細を述べる。水平移動板9の下面にY軸に沿ってX方向
に+L/2と−L/2離れた位置に平行に固着された2
本のY方向リニアボールガイド11のボールベアリング
ガイド15は一方において、該Y方向リニアボールガイ
ドのリニアボールベアリングボックス14が外胴円筒1
の上面に固着されているので、水平移動板9は外胴円筒
1の内底のY方向に沿ったY方向の2個のY方向ストッ
プ爪13の間を水平移動板9のY方向のいずれかの縁が
抵触するまで水平移動板9が自由に円滑に移動できる。
【0031】さらに、水平移動板9の上面にX軸に沿っ
てY方向に+L/2と−L/2離れた位置に平行に固着
された2本のX方向リニアボールガイド10のボールベ
アリングガイド15は該X方向リニアボールガイドのリ
ニアボールベアリングボックス14が内胴底付加円盤2
cの下面に固着されているので、内胴底付加円盤2cの
上面に固着された内胴部2をX方向に左右のX方向スト
ップ爪12のいずれか一方が内胴底付加円盤2cの縁に
抵触する迄X方向に自由に円滑に移動できることにな
る。
てY方向に+L/2と−L/2離れた位置に平行に固着
された2本のX方向リニアボールガイド10のボールベ
アリングガイド15は該X方向リニアボールガイドのリ
ニアボールベアリングボックス14が内胴底付加円盤2
cの下面に固着されているので、内胴底付加円盤2cの
上面に固着された内胴部2をX方向に左右のX方向スト
ップ爪12のいずれか一方が内胴底付加円盤2cの縁に
抵触する迄X方向に自由に円滑に移動できることにな
る。
【0032】即ち、水平移動板9を上下の境として下方
に設置されたY方向の自由移動機構は、外胴円筒1の内
側のY方向に水平移動板9の上にある構造体を自由に移
動させる作用をなし、水平移動板9の上方に設置された
X方向の自由移動機構は、外胴円筒1の内側のX方向に
内胴部2(垂直磁気浮上機構)を自由に移動させる作用
を持つことになる。換言すれば、Y方向自由機構とX方
向自由機構の2階建て構造である。
に設置されたY方向の自由移動機構は、外胴円筒1の内
側のY方向に水平移動板9の上にある構造体を自由に移
動させる作用をなし、水平移動板9の上方に設置された
X方向の自由移動機構は、外胴円筒1の内側のX方向に
内胴部2(垂直磁気浮上機構)を自由に移動させる作用
を持つことになる。換言すれば、Y方向自由機構とX方
向自由機構の2階建て構造である。
【0033】次に、水平方向の振動を防除する水平中心
保持の永久磁石群の作用を述べる。水平中心保持用X軸
外側永久磁石4xa、水平中心保持用X軸内側永久磁石
4xb、水平中心保持用Y軸外側永久磁石4yaそして
水平中心保持用Y軸内側永久磁石4ybの磁化力が全て
等しいとする。先ず、2個の水平中心保持用X軸外側永
久磁石4xaが外胴円筒1の内側側面に垂直浮上永久磁
石3aと垂直浮上用固定永久磁石3bとの磁気的な反撥
力で生じる垂直方向の磁気浮上空間ギャップのほぼ中間
の高さのX軸に沿って取り付けられ、更に、2個の水平
中心保持用X軸内側永久磁石4xbが同じX軸上にある
内胴円筒2bの外側の位置に取り付けられ、X方向の予
定位置で対向するそれぞれ磁極の方向が同極で反撥する
ような方向に固着されているので、先述のX方向の自由
移動機構の作用と相まってX方向上で内胴部2は左右均
等の磁気反撥力を受けバランスして外胴円筒1内のX方
向の中央に位置するようになる。
保持の永久磁石群の作用を述べる。水平中心保持用X軸
外側永久磁石4xa、水平中心保持用X軸内側永久磁石
4xb、水平中心保持用Y軸外側永久磁石4yaそして
水平中心保持用Y軸内側永久磁石4ybの磁化力が全て
等しいとする。先ず、2個の水平中心保持用X軸外側永
久磁石4xaが外胴円筒1の内側側面に垂直浮上永久磁
石3aと垂直浮上用固定永久磁石3bとの磁気的な反撥
力で生じる垂直方向の磁気浮上空間ギャップのほぼ中間
の高さのX軸に沿って取り付けられ、更に、2個の水平
中心保持用X軸内側永久磁石4xbが同じX軸上にある
内胴円筒2bの外側の位置に取り付けられ、X方向の予
定位置で対向するそれぞれ磁極の方向が同極で反撥する
ような方向に固着されているので、先述のX方向の自由
移動機構の作用と相まってX方向上で内胴部2は左右均
等の磁気反撥力を受けバランスして外胴円筒1内のX方
向の中央に位置するようになる。
【0034】次に、2個の水平中心保持用Y軸内側永久
磁石4ybが、外胴円筒1の内側側面に垂直浮上永久磁
石3aと垂直浮上用固定永久磁石3bとの磁気的な反撥
力で生じる垂直方向の磁気浮上空間ギャップのほぼ中間
の高さのY軸に沿って取り付けられ、2個の水平中心保
持用Y軸内側永久磁石4ybが同じY軸上にある内胴円
筒2bの外側の位置に取り付けられ、Y方向の予定位置
で対向するそれぞれ磁極の方向が同極で反撥するような
方向に固着されているので、Y方向の自由移動機構の作
用と相まってY方向上で内胴部2は左右均等の磁気反撥
力を受けバランスして外胴円筒1内のY方向の中央に位
置するようになる。以上の様に、X方向及びY方向のそ
れぞれに永久磁石の反撥力と水平自由移動作用を有した
ダンピング機構を組み合わせると、外部から振動が与え
られるときに、その振動の水平振幅成分は水平自由移動
範囲内であればXY方向の如何にかかわらず、水平ダン
ピング効果で吸収され、内胴部2には振動エネルギーに
大幅な減衰が起り伝達されなくなる。以上の如く、垂直
方向の除振作用と水平方向の除振作用が複合的に作用
し、本発明の磁気浮上除振装置は全方向の除振作用を発
揮することになる。
磁石4ybが、外胴円筒1の内側側面に垂直浮上永久磁
石3aと垂直浮上用固定永久磁石3bとの磁気的な反撥
力で生じる垂直方向の磁気浮上空間ギャップのほぼ中間
の高さのY軸に沿って取り付けられ、2個の水平中心保
持用Y軸内側永久磁石4ybが同じY軸上にある内胴円
筒2bの外側の位置に取り付けられ、Y方向の予定位置
で対向するそれぞれ磁極の方向が同極で反撥するような
方向に固着されているので、Y方向の自由移動機構の作
用と相まってY方向上で内胴部2は左右均等の磁気反撥
力を受けバランスして外胴円筒1内のY方向の中央に位
置するようになる。以上の様に、X方向及びY方向のそ
れぞれに永久磁石の反撥力と水平自由移動作用を有した
ダンピング機構を組み合わせると、外部から振動が与え
られるときに、その振動の水平振幅成分は水平自由移動
範囲内であればXY方向の如何にかかわらず、水平ダン
ピング効果で吸収され、内胴部2には振動エネルギーに
大幅な減衰が起り伝達されなくなる。以上の如く、垂直
方向の除振作用と水平方向の除振作用が複合的に作用
し、本発明の磁気浮上除振装置は全方向の除振作用を発
揮することになる。
【0035】
【発明の効果】本発明の磁気浮上防振装置は、 X方向及びY方向にそれぞれ自由移動が可能となる
4組のリニアボールガイドの円滑作用、及び中心保持用
水平用永久磁石の反撥作用によって内胴部が外胴円筒の
内部で中心に保持される作用で、内胴部に外部からの振
動エネルギーの内の水平成分が伝達されるのを減衰防除
される効果と、且つ、浮上ヘッドの下部中心から固着垂
下されている垂直軸の下端に装着された垂直浮上用永久
磁石取付板に固着された垂直浮上永久磁石と内胴部の底
面上部に垂直浮上永久磁石に垂直方向に対向するように
固着された垂直浮上用固定永久磁石との間で発生する垂
直方向の反撥力で垂直軸と浮上ヘッドを磁気浮上する作
用で、外部からの振動エネルギーの内の垂直成分が、磁
気浮上空間ギャップで防除される効果があるので、浮上
ヘッド上面に装着された被振動体に外部からの全方向の
振動が伝搬されない総合的な防振効果がある。 外部から振動が与えられた場合、互いに反撥する永
久磁石の反撥力は距離の二乗に反比例する特性があり特
定の周波数で起る共振が起り難く、過励振現象を抑制す
る為、冗長な固有振動(サージング現象)を短時間で消
滅せしめる効果を発揮する。 構造的に、垂直浮上用永久磁石と水平防振用永久磁
石との相互作用が起らない単純な構造なので、複雑な異
方向性永久磁石を製作する必要がなく、容易に製作が可
能である。
4組のリニアボールガイドの円滑作用、及び中心保持用
水平用永久磁石の反撥作用によって内胴部が外胴円筒の
内部で中心に保持される作用で、内胴部に外部からの振
動エネルギーの内の水平成分が伝達されるのを減衰防除
される効果と、且つ、浮上ヘッドの下部中心から固着垂
下されている垂直軸の下端に装着された垂直浮上用永久
磁石取付板に固着された垂直浮上永久磁石と内胴部の底
面上部に垂直浮上永久磁石に垂直方向に対向するように
固着された垂直浮上用固定永久磁石との間で発生する垂
直方向の反撥力で垂直軸と浮上ヘッドを磁気浮上する作
用で、外部からの振動エネルギーの内の垂直成分が、磁
気浮上空間ギャップで防除される効果があるので、浮上
ヘッド上面に装着された被振動体に外部からの全方向の
振動が伝搬されない総合的な防振効果がある。 外部から振動が与えられた場合、互いに反撥する永
久磁石の反撥力は距離の二乗に反比例する特性があり特
定の周波数で起る共振が起り難く、過励振現象を抑制す
る為、冗長な固有振動(サージング現象)を短時間で消
滅せしめる効果を発揮する。 構造的に、垂直浮上用永久磁石と水平防振用永久磁
石との相互作用が起らない単純な構造なので、複雑な異
方向性永久磁石を製作する必要がなく、容易に製作が可
能である。
【図1】本発明の磁気浮上防振装置台断面図である。
【図2】図1のX2断面図である。
【図3】図1のX1断面図である。
【図4】図1の垂直軸受け部拡大図である。
【図5】図4のX3断面図である。
【図6】リニアガイドの説明図である。
【図7】水平除振機構の詳細図である。
【図8】従来の磁気浮上除振装置と回転用モーターの外
観図である。
観図である。
【図9】従来の磁気浮上除振装置の縦断面図である。
【図10】図9のA−A′断面図である。
【図11】図9のB−B′断面図である。
【図12】図8の永久磁石配列を示す部分拡大図であ
る。
る。
【図13】永久磁石113の形状図である。
【図14】永久磁石112の形状図である。
【図15】永久磁石111の形状図である。
1 外胴円筒 2 内胴部 2a 内胴上部円盤 2b 内胴円筒 2c 内胴底付加円盤 3a 垂直浮上永久磁石 3b 垂直浮上用固定永久磁石 4xa 水平中心保持用X軸外側永久磁石 4xb 水平中心保持用X軸内側永久磁石 4ya 水平中心保持用Y軸外側永久磁石 4yb 水平中心保持用Y軸内側永久磁石 5 垂直軸 5a 垂直浮上用永久磁石取付板 5b 回転留めキー 5c キー溝 5d キー抑えネジ 6 リニアボールベアリング 7 垂直軸受け 8 浮上ヘッド 8a 抑えリング 9 水平移動板 10 X方向リニアボールガイド 11 Y方向リニアボールガイド 12 X方向ストップ爪 13 Y方向ストップ爪
Claims (1)
- 【請求項1】 浮上ヘッドの垂直軸を内胴円筒上面部に
固定した軸受に上下動のみ可能に挿通し、その下端に固
定した垂直浮上用永久磁石取付板と内胴円筒底面とに上
下方向に反撥する永久磁石を環状に対向配設し、内胴円
筒底部外面に水平移動板を一体に取り付け、該水平移動
板上面及び下面X方向、Y方向にリニアボールガイドを
固定し、内胴円筒底部外面と外胴底部内面に前記リニア
ボールガイドに係合スライドするリニアボールベアリン
グボックスを固定し、外胴円筒内周面と内胴円筒外周面
とに反撥する磁石を環状に配設し、浮上ヘッド上に載置
した機器の垂直方向、水平方向の振動を防止する如くし
たこと特徴とする磁気浮上防振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22053996A JPH1047589A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 磁気浮上防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22053996A JPH1047589A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 磁気浮上防振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1047589A true JPH1047589A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16752585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22053996A Pending JPH1047589A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 磁気浮上防振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1047589A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006211597A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Seiko Precision Inc | 固体撮像装置及びこれを備えた電子機器 |
| US7872472B2 (en) | 2006-09-29 | 2011-01-18 | Hitachi, Ltd. | Eddy current testing apparatus and eddy current testing method |
| CN107942726A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-04-20 | 浙江工业大学 | 一种基于快速模型的磁悬浮球杆系统半实物仿真实验平台 |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP22053996A patent/JPH1047589A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006211597A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Seiko Precision Inc | 固体撮像装置及びこれを備えた電子機器 |
| US7872472B2 (en) | 2006-09-29 | 2011-01-18 | Hitachi, Ltd. | Eddy current testing apparatus and eddy current testing method |
| CN107942726A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-04-20 | 浙江工业大学 | 一种基于快速模型的磁悬浮球杆系统半实物仿真实验平台 |
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