JPH1047681A - ガスこんろ - Google Patents
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- JPH1047681A JPH1047681A JP21675496A JP21675496A JPH1047681A JP H1047681 A JPH1047681 A JP H1047681A JP 21675496 A JP21675496 A JP 21675496A JP 21675496 A JP21675496 A JP 21675496A JP H1047681 A JPH1047681 A JP H1047681A
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Landscapes
- Gas Burners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バーナのコンパクト性を損なうことなく確実
に鍋の取っ手や使用者の袖を焦がすことを防止するガス
こんろを提供する。 【解決手段】 炎口ユニット40は、炎口41aが所定
距離おいて多数穿設された耐熱炎口板31の内側壁面に
沿って多孔質体からなる環状のガス浸透部材37を装着
して形成した。
に鍋の取っ手や使用者の袖を焦がすことを防止するガス
こんろを提供する。 【解決手段】 炎口ユニット40は、炎口41aが所定
距離おいて多数穿設された耐熱炎口板31の内側壁面に
沿って多孔質体からなる環状のガス浸透部材37を装着
して形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスこんろのバーナ
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内周面の周方向に多数の炎口
を列設した環状バーナを備え、火炎を鍋中央に向けて加
熱して熱効率を良くすると共に、鍋周囲への火炎の溢れ
を少なくしてバーナの火炎で調理鍋の取っ手や使用者の
袖を焦がすことを防止するガスこんろが知られている。
例えば、実開平2ー100102に提案されたガスこん
ろは、図6に示すように、天板1に載置した汁受皿2
と、汁受皿2に形成した開口6の上方に調理鍋8を載置
する五徳爪5と、燃料ガスを燃焼させるバーナ本体3
と、汁受皿2の中心位置にバーナ本体3の頭部同軸状に
着脱自由に載置される環状のバーナヘッド4aとを備
え、環状バーナが良好燃焼するようにバーナヘッド4a
の中央開口部7に2次空気を供給し、汁受皿2とバーナ
ヘッド4aとの間にも2次空気を効果的に供給してい
る。
を列設した環状バーナを備え、火炎を鍋中央に向けて加
熱して熱効率を良くすると共に、鍋周囲への火炎の溢れ
を少なくしてバーナの火炎で調理鍋の取っ手や使用者の
袖を焦がすことを防止するガスこんろが知られている。
例えば、実開平2ー100102に提案されたガスこん
ろは、図6に示すように、天板1に載置した汁受皿2
と、汁受皿2に形成した開口6の上方に調理鍋8を載置
する五徳爪5と、燃料ガスを燃焼させるバーナ本体3
と、汁受皿2の中心位置にバーナ本体3の頭部同軸状に
着脱自由に載置される環状のバーナヘッド4aとを備
え、環状バーナが良好燃焼するようにバーナヘッド4a
の中央開口部7に2次空気を供給し、汁受皿2とバーナ
ヘッド4aとの間にも2次空気を効果的に供給してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のガスこんろにあっては、中央に燃焼空間を確保
する必要があることからバーナ全体の径が大きくなりバ
ーナのコンパクト性が損なわれると共に、燃焼空間を形
成する中央開口部にふきこぼれた煮汁が器具に侵入する
ことがあった。そのため、器内に落下する煮汁を受ける
ための受皿9を設ける必要があった。そこで、火炎が外
に向いて燃焼するコンパクトな環状バーナを用いて、燃
焼炎を短炎にして鍋8周囲への火炎の溢れを少なくする
ことも考えられるが、短炎にするためにはバーナの各炎
口の面積を増したり、燃料ガスの燃焼速度が最大になる
1次空気比に設定する必要がある。ところが、そうした
場合、噴出速度はより遅く燃焼速度はより速くなるた
め、火炎が炎口から逆流してバーナ内の混合気に引火す
るバックファイアが起こるといった問題が新たに生じて
しまう。
た従来のガスこんろにあっては、中央に燃焼空間を確保
する必要があることからバーナ全体の径が大きくなりバ
ーナのコンパクト性が損なわれると共に、燃焼空間を形
成する中央開口部にふきこぼれた煮汁が器具に侵入する
ことがあった。そのため、器内に落下する煮汁を受ける
ための受皿9を設ける必要があった。そこで、火炎が外
に向いて燃焼するコンパクトな環状バーナを用いて、燃
焼炎を短炎にして鍋8周囲への火炎の溢れを少なくする
ことも考えられるが、短炎にするためにはバーナの各炎
口の面積を増したり、燃料ガスの燃焼速度が最大になる
1次空気比に設定する必要がある。ところが、そうした
場合、噴出速度はより遅く燃焼速度はより速くなるた
め、火炎が炎口から逆流してバーナ内の混合気に引火す
るバックファイアが起こるといった問題が新たに生じて
しまう。
【0004】本発明のガスこんろは、上記課題を解決
し、バーナのコンパクト性を損なうことなく鍋の取っ手
や使用者の袖を焦がすことを確実に防止するガスこんろ
を提供する。
し、バーナのコンパクト性を損なうことなく鍋の取っ手
や使用者の袖を焦がすことを確実に防止するガスこんろ
を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のガスこんろは、中央に開口部を設け
た環状混合気室の外周に炎口部を形成したバーナを備
え、該バーナの上方に載置した調理鍋を加熱して調理す
るガスこんろにおいて、上記炎口部は、複数の炎口を所
定間隔あけて穿設した環状の耐熱炎口板を備え、該耐熱
炎口板の内側壁面に沿って多孔質体からなる環状のガス
浸透部材を装着したことを要旨とする。
明の請求項1記載のガスこんろは、中央に開口部を設け
た環状混合気室の外周に炎口部を形成したバーナを備
え、該バーナの上方に載置した調理鍋を加熱して調理す
るガスこんろにおいて、上記炎口部は、複数の炎口を所
定間隔あけて穿設した環状の耐熱炎口板を備え、該耐熱
炎口板の内側壁面に沿って多孔質体からなる環状のガス
浸透部材を装着したことを要旨とする。
【0006】本発明の請求項2記載のガスこんろは、上
記バーナの1次空気比(理論空気量に対する1次空気量
の割合)を0.9〜1.0に設定したことを要旨とす
る。
記バーナの1次空気比(理論空気量に対する1次空気量
の割合)を0.9〜1.0に設定したことを要旨とす
る。
【0007】本発明の請求項3記載のガスこんろは、上
記ガス浸透部材を構成する多孔質体のガスの浸透する通
路幅を0.95mm以下に形成したことを要旨とする。
記ガス浸透部材を構成する多孔質体のガスの浸透する通
路幅を0.95mm以下に形成したことを要旨とする。
【0008】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
ガスこんろは、炎口部を炎口が所定間隔あけて穿設した
環状の耐熱炎口板の内側壁面に沿って多孔質体からなる
環状のガス浸透部材を装着して形成したので、バーナ内
の混合ガスはガス浸透部材の全面にわたって裏面側から
表面側に浸透して耐熱炎口板の炎口から外部に噴出し火
炎を形成する。この場合、炎口部の表面が火炎温度で高
温になっても浸透部材の裏面は混合ガスにより冷却され
て十分低い温度となる。そのため、浸透部材の裏面が熱
伝導で高温になってバーナ内部の混合ガスに引火すると
いったことはなく、燃焼速度の速い空気比の混合ガスに
おいても火炎がバーナ内部に逆流するバックファイアの
発生は確実に防止される。従って、混合ガスの空気比を
調整して燃焼反応の速い燃焼を行うことで短い火炎を得
ることができる。また、炎口は所定距離おいて多数穿設
されているので火炎は周方向に連続することはなく炎口
ごとに形成されるため、その火炎間で2次空気が十分接
触する。従って、1次空気比が理論空気量に満たなくて
も不完全燃焼が生じることはないので良好燃焼する1次
空気比の範囲は広がる。
ガスこんろは、炎口部を炎口が所定間隔あけて穿設した
環状の耐熱炎口板の内側壁面に沿って多孔質体からなる
環状のガス浸透部材を装着して形成したので、バーナ内
の混合ガスはガス浸透部材の全面にわたって裏面側から
表面側に浸透して耐熱炎口板の炎口から外部に噴出し火
炎を形成する。この場合、炎口部の表面が火炎温度で高
温になっても浸透部材の裏面は混合ガスにより冷却され
て十分低い温度となる。そのため、浸透部材の裏面が熱
伝導で高温になってバーナ内部の混合ガスに引火すると
いったことはなく、燃焼速度の速い空気比の混合ガスに
おいても火炎がバーナ内部に逆流するバックファイアの
発生は確実に防止される。従って、混合ガスの空気比を
調整して燃焼反応の速い燃焼を行うことで短い火炎を得
ることができる。また、炎口は所定距離おいて多数穿設
されているので火炎は周方向に連続することはなく炎口
ごとに形成されるため、その火炎間で2次空気が十分接
触する。従って、1次空気比が理論空気量に満たなくて
も不完全燃焼が生じることはないので良好燃焼する1次
空気比の範囲は広がる。
【0009】上記構成を有する本発明の請求項2記載の
ガスこんろは、バーナの1次空気比を0.9〜1.0に
設定したので、燃料ガスの燃焼速度が最大となると共
に、燃焼に必要な空気を殆ど1次空気として供給するの
で、バーナ火炎は外炎が形成されずに短炎となる。尚、
一般のブンゼンバーナでは1次空気比が0.6付近に設
定されているので燃焼速度は比較的遅くなり2次空気を
摂取しながら燃焼する。従って、火炎はバックすること
はなく上方に長く延びた状態に形成される。
ガスこんろは、バーナの1次空気比を0.9〜1.0に
設定したので、燃料ガスの燃焼速度が最大となると共
に、燃焼に必要な空気を殆ど1次空気として供給するの
で、バーナ火炎は外炎が形成されずに短炎となる。尚、
一般のブンゼンバーナでは1次空気比が0.6付近に設
定されているので燃焼速度は比較的遅くなり2次空気を
摂取しながら燃焼する。従って、火炎はバックすること
はなく上方に長く延びた状態に形成される。
【0010】上記構成を有する本発明の請求項3記載の
ガスこんろは、ガス浸透部材を構成する多孔質体の通路
壁間の間隙を燃料ガスの消炎距離(火炎伝播が行われな
い流路の幅)に相当する0.95mm以下に形成したの
で、火炎がガス浸透部材の隙間を通ってバーナ内部に侵
入するといったことは確実に防止できる。
ガスこんろは、ガス浸透部材を構成する多孔質体の通路
壁間の間隙を燃料ガスの消炎距離(火炎伝播が行われな
い流路の幅)に相当する0.95mm以下に形成したの
で、火炎がガス浸透部材の隙間を通ってバーナ内部に侵
入するといったことは確実に防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明のガスこんろの
バーナの好適な実施例について図を用いて説明する。図
1は一実施例としてのガスこんろの概略構成図である。
本実施例のガスこんろは、大別すると燃料ガスの供給や
調整を行う点火部10と燃料ガスの燃焼を行う燃焼部2
0とから構成される。点火部10は、前面の操作パネル
17と、プッシュ式の操作ボタン11と、燃料ガスの流
路を開閉するマグネット安全弁22と、その下流で燃料
ガスの流路を開閉するメイン弁23と、メイン弁23を
途中に挿通し先端でマグネット安全弁22を押し開くス
ピンドル18と、さらにその下流で燃焼部20への燃料
ガス流量を調整するニードル弁24と、そのニードル弁
24を操作してバーナ火炎の火力調整を行なう火力調整
ツマミ15を備える。
を一層明らかにするために、以下本発明のガスこんろの
バーナの好適な実施例について図を用いて説明する。図
1は一実施例としてのガスこんろの概略構成図である。
本実施例のガスこんろは、大別すると燃料ガスの供給や
調整を行う点火部10と燃料ガスの燃焼を行う燃焼部2
0とから構成される。点火部10は、前面の操作パネル
17と、プッシュ式の操作ボタン11と、燃料ガスの流
路を開閉するマグネット安全弁22と、その下流で燃料
ガスの流路を開閉するメイン弁23と、メイン弁23を
途中に挿通し先端でマグネット安全弁22を押し開くス
ピンドル18と、さらにその下流で燃焼部20への燃料
ガス流量を調整するニードル弁24と、そのニードル弁
24を操作してバーナ火炎の火力調整を行なう火力調整
ツマミ15を備える。
【0012】燃焼部20は、燃料ガスを燃焼させるバー
ナ30と、バーナ30へ燃料ガスを噴出するノズル21
と、高電圧を印加されて放電することにより混合ガスに
点火する電極26と、バーナ30の炎を監視する熱電対
28とを備える。バーナ30は、ステンレス薄板をプレ
ス成形したバーナ本体29と、そのバーナ本体29に上
から載置された黄銅等の熱間鍛造品からなる円盤状のバ
ーナヘッド27と、バーナ本体29とバーナヘッド27
との間に挟持されたリング状の炎口ユニット40とから
構成される。バーナ本体29は、燃料ガスと1次空気と
を混合する混合管32と、その下流にあって混合気を均
一に分布する環状の混合気室36と、混合気室36の中
央部に設けられた中央開口部25とからなる。また、図
2に示すように、混合気室36の上面には周縁よりやや
内側に炎口ユニット40を嵌着固定するリング状の溝4
2が一体に形成されている。バーナヘッド27は、中央
部に下方へ延びた筒状の嵌合部39と、その嵌合部39
の中央に形成される開口穴33の上方に設けた傘34
と、周縁の全周に設けたリング状の煮こぼれ付着防止片
35とが形成されている。また、下面には周縁よりやや
内側に炎口ユニット40を嵌着固定するリング状の溝で
形成された支持部38が一体的に形成されている。そし
て、バーナヘッド27はその嵌合部39をバーナ本体の
中央開口部25に嵌合して固定されている。
ナ30と、バーナ30へ燃料ガスを噴出するノズル21
と、高電圧を印加されて放電することにより混合ガスに
点火する電極26と、バーナ30の炎を監視する熱電対
28とを備える。バーナ30は、ステンレス薄板をプレ
ス成形したバーナ本体29と、そのバーナ本体29に上
から載置された黄銅等の熱間鍛造品からなる円盤状のバ
ーナヘッド27と、バーナ本体29とバーナヘッド27
との間に挟持されたリング状の炎口ユニット40とから
構成される。バーナ本体29は、燃料ガスと1次空気と
を混合する混合管32と、その下流にあって混合気を均
一に分布する環状の混合気室36と、混合気室36の中
央部に設けられた中央開口部25とからなる。また、図
2に示すように、混合気室36の上面には周縁よりやや
内側に炎口ユニット40を嵌着固定するリング状の溝4
2が一体に形成されている。バーナヘッド27は、中央
部に下方へ延びた筒状の嵌合部39と、その嵌合部39
の中央に形成される開口穴33の上方に設けた傘34
と、周縁の全周に設けたリング状の煮こぼれ付着防止片
35とが形成されている。また、下面には周縁よりやや
内側に炎口ユニット40を嵌着固定するリング状の溝で
形成された支持部38が一体的に形成されている。そし
て、バーナヘッド27はその嵌合部39をバーナ本体の
中央開口部25に嵌合して固定されている。
【0013】炎口ユニット40は、図2,図3,図4に
示すように、金属の多孔質体で形成された環状のガス浸
透部材37とステンレス板の外リング板46,内リング
板45を断面U字状に底部で連結して一体的に形成した
環状の耐熱炎口板31とからなる。また、耐熱炎口板3
1の外リング板46には矩形の炎口41aが等間隔に穿
設され、内リング板45には混合気の進入開口部41b
が等間隔に穿設されている。また、図4に示すように、
外リング板46の炎口41aは内リング板45の無開口
部、即ち隣り合う開口部41bとの間にできる隙間と対
向するように設けている。そして、耐熱炎口板31のU
字部の空間にガス浸透部材37を挿入して炎口ユニット
40を形成し、その下端側を環状混合気室36の溝42
に嵌着し、その上端側をバーナヘッド27の支持部38
に嵌着し、バーナ本体29とバーナヘッド27との周空
間領域を塞ぐようにして取り付けられる。
示すように、金属の多孔質体で形成された環状のガス浸
透部材37とステンレス板の外リング板46,内リング
板45を断面U字状に底部で連結して一体的に形成した
環状の耐熱炎口板31とからなる。また、耐熱炎口板3
1の外リング板46には矩形の炎口41aが等間隔に穿
設され、内リング板45には混合気の進入開口部41b
が等間隔に穿設されている。また、図4に示すように、
外リング板46の炎口41aは内リング板45の無開口
部、即ち隣り合う開口部41bとの間にできる隙間と対
向するように設けている。そして、耐熱炎口板31のU
字部の空間にガス浸透部材37を挿入して炎口ユニット
40を形成し、その下端側を環状混合気室36の溝42
に嵌着し、その上端側をバーナヘッド27の支持部38
に嵌着し、バーナ本体29とバーナヘッド27との周空
間領域を塞ぐようにして取り付けられる。
【0014】また、ガス浸透部材37は、表面から内部
にかけて連続した小孔が無数に開いた通気性のある多孔
質体、例えば、ファイバー状の耐熱金属線材をプレスに
より加圧することで、あるいはプレス加工後焼結するこ
とで形成した物体、の通路壁間の間隙が0.95mm以
下になるように板状(マット状)に一体的に形成されて
いる。また、この耐熱材ファイバー線材の長さは特に限
定されることなく、長繊維のものでも、例えば数mm程
度の短繊維のものでもよい。耐熱金属材料として、例え
ば、鉄−クロム系(fe−cr)等のファイバー状線材
が用いられている。
にかけて連続した小孔が無数に開いた通気性のある多孔
質体、例えば、ファイバー状の耐熱金属線材をプレスに
より加圧することで、あるいはプレス加工後焼結するこ
とで形成した物体、の通路壁間の間隙が0.95mm以
下になるように板状(マット状)に一体的に形成されて
いる。また、この耐熱材ファイバー線材の長さは特に限
定されることなく、長繊維のものでも、例えば数mm程
度の短繊維のものでもよい。耐熱金属材料として、例え
ば、鉄−クロム系(fe−cr)等のファイバー状線材
が用いられている。
【0015】次に、本実施例のガスこんろの動作につい
て説明する。操作ボタン11を押すと、その後方の点火
レバー12を介してボタン軸13が押される。すると前
述したスピンドル18が摺動して、燃料ガス通路のメイ
ン弁23、マグネット安全弁22を開くと共に、ボタン
軸13の動きに連動したイグナイタ(図示略)がオンと
なる。そして、乾電池(図示略)より通電され、イグナ
イタの働きにより電極26において放電が行なわれる。
燃料ガスと1次空気との混合ガスは炎口41aから放出
され、この放電により着火する。そして、操作ボタン1
1を離してもボタン軸13が後退途中でロックされてメ
イン弁23は開弁保持される。同時に燃焼熱による熱電
対28の起電力によりマグネット安全弁22を開弁保持
するので、燃料ガスが連続して供給され、燃焼が続行す
る。この時、調理の必要に応じて火力調節レバー15を
操作してニードル弁24により燃料ガス流量を調節し、
バーナ火炎の火力調節を行なう。操作ボタン11を再度
押すと、ボタン軸13のロックが外れ、スピンドル18
が後退してメイン弁23が閉じ消火する。同時に熱電対
28の起電力発生がなくなりマグネット安全弁22も閉
じる。
て説明する。操作ボタン11を押すと、その後方の点火
レバー12を介してボタン軸13が押される。すると前
述したスピンドル18が摺動して、燃料ガス通路のメイ
ン弁23、マグネット安全弁22を開くと共に、ボタン
軸13の動きに連動したイグナイタ(図示略)がオンと
なる。そして、乾電池(図示略)より通電され、イグナ
イタの働きにより電極26において放電が行なわれる。
燃料ガスと1次空気との混合ガスは炎口41aから放出
され、この放電により着火する。そして、操作ボタン1
1を離してもボタン軸13が後退途中でロックされてメ
イン弁23は開弁保持される。同時に燃焼熱による熱電
対28の起電力によりマグネット安全弁22を開弁保持
するので、燃料ガスが連続して供給され、燃焼が続行す
る。この時、調理の必要に応じて火力調節レバー15を
操作してニードル弁24により燃料ガス流量を調節し、
バーナ火炎の火力調節を行なう。操作ボタン11を再度
押すと、ボタン軸13のロックが外れ、スピンドル18
が後退してメイン弁23が閉じ消火する。同時に熱電対
28の起電力発生がなくなりマグネット安全弁22も閉
じる。
【0016】次に、図5を用いて火炎形状と1次空気比
との関係について説明する。燃料ガスに対する1次空気
比が理論空気比1.0に近付くにつれて燃焼反応が速く
なるので火炎は短かくなる。そして、理論空気比より大
きい比率になると今度はまた大きくなっていく。これは
火炎の大きさが混合気の噴出速度と燃焼速度のバランス
に基づくことによる。一般的に、ガス燃料となる重炭化
水素の混合ガスは1次空気比が理論空気比付近に有る時
が一番燃焼速度が速くなる。また、同量の燃料ガスを燃
焼させた時に発生する熱量は火炎の大きさとは無関係に
ほぼ同程度である。
との関係について説明する。燃料ガスに対する1次空気
比が理論空気比1.0に近付くにつれて燃焼反応が速く
なるので火炎は短かくなる。そして、理論空気比より大
きい比率になると今度はまた大きくなっていく。これは
火炎の大きさが混合気の噴出速度と燃焼速度のバランス
に基づくことによる。一般的に、ガス燃料となる重炭化
水素の混合ガスは1次空気比が理論空気比付近に有る時
が一番燃焼速度が速くなる。また、同量の燃料ガスを燃
焼させた時に発生する熱量は火炎の大きさとは無関係に
ほぼ同程度である。
【0017】本実施例のガスこんろによれば、ガスノズ
ル21から燃料ガスがバーナ30のガス導入口に噴出さ
れる時に、そのエジェクタ作用により理論空気量に相当
する多量の空気を吸引するように設定したので、バーナ
30内部で理論空気量付近の予混合ガスが作り出され、
この予混合ガスは内リング板45の開口部41bから入
ってガス浸透部材37の隙間を通って表面側に浸透し、
外リング板46に設けた炎口41aから噴出して燃焼火
炎が形成される。また、内リング板に設けた開口部41
bは外リング板46の無炎口部と対向し、炎口41aと
は斜めに向合っているので外リング板46の炎口41a
までガス浸透部材37を通過する距離は長くなるので、
ガス浸透部材37を必要以上に厚く形成することもなく
材料の節約ができる。また、火炎を形成する炎口41a
間は所定の隙間を介して列設しているので、その隙間に
2次空気が供給され、火炎の両側面で摂取される。ま
た、バーナヘッド27中央の開口穴33から供給された
2次空気は火炎の背面で摂取される。従って、ノズルの
ガス圧を落としてガス量調整を行う場合、エジェクタ作
用による1次空気の吸引量が不足して理論空気量を下ま
わるといった事態が生じても2次空気の摂取により不完
全燃焼は発生しないので、火力調整範囲が広くなると共
に、良好燃焼する空気比の範囲は広くなる。
ル21から燃料ガスがバーナ30のガス導入口に噴出さ
れる時に、そのエジェクタ作用により理論空気量に相当
する多量の空気を吸引するように設定したので、バーナ
30内部で理論空気量付近の予混合ガスが作り出され、
この予混合ガスは内リング板45の開口部41bから入
ってガス浸透部材37の隙間を通って表面側に浸透し、
外リング板46に設けた炎口41aから噴出して燃焼火
炎が形成される。また、内リング板に設けた開口部41
bは外リング板46の無炎口部と対向し、炎口41aと
は斜めに向合っているので外リング板46の炎口41a
までガス浸透部材37を通過する距離は長くなるので、
ガス浸透部材37を必要以上に厚く形成することもなく
材料の節約ができる。また、火炎を形成する炎口41a
間は所定の隙間を介して列設しているので、その隙間に
2次空気が供給され、火炎の両側面で摂取される。ま
た、バーナヘッド27中央の開口穴33から供給された
2次空気は火炎の背面で摂取される。従って、ノズルの
ガス圧を落としてガス量調整を行う場合、エジェクタ作
用による1次空気の吸引量が不足して理論空気量を下ま
わるといった事態が生じても2次空気の摂取により不完
全燃焼は発生しないので、火力調整範囲が広くなると共
に、良好燃焼する空気比の範囲は広くなる。
【0018】また、本実施例のバーナ30はガス浸透部
材37の火炎をバーナ内部に伝播させない働きにより燃
焼速度が速い予混合ガスで燃焼させてもバックファイア
を生じることはない。つまり、燃焼速度が速くバックし
やすい理論空気量付近の予混合ガスで燃焼させることが
できる。また、理論空気量付近の予混合ガスは、ほぼ1
次空気のみで燃焼し、内炎外炎といった区別の無い短い
高温の火炎が形成される。従って、強火力で鍋料理した
時も、調理鍋の側面から溢れる炎の量は少ないので鍋の
取手や使用者の袖をこがすといったことは防止される。
材37の火炎をバーナ内部に伝播させない働きにより燃
焼速度が速い予混合ガスで燃焼させてもバックファイア
を生じることはない。つまり、燃焼速度が速くバックし
やすい理論空気量付近の予混合ガスで燃焼させることが
できる。また、理論空気量付近の予混合ガスは、ほぼ1
次空気のみで燃焼し、内炎外炎といった区別の無い短い
高温の火炎が形成される。従って、強火力で鍋料理した
時も、調理鍋の側面から溢れる炎の量は少ないので鍋の
取手や使用者の袖をこがすといったことは防止される。
【0019】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこうした実施例に何等限定されるものでは
なく、例えば、多孔質体は表面から内部にかけて連続し
た小孔が無数に開いた通気性を有するものであればよ
く、実施例のガス浸透部材に使用した多孔質体は金属を
用いたが、耐熱無機物を用いてもよい。また、耐熱炎口
板の炎口および開口部の形状は、図7に示すように、丸
穴43a,43bでもよく本発明の趣旨を逸脱しない範
囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論であ
る。
が、本発明はこうした実施例に何等限定されるものでは
なく、例えば、多孔質体は表面から内部にかけて連続し
た小孔が無数に開いた通気性を有するものであればよ
く、実施例のガス浸透部材に使用した多孔質体は金属を
用いたが、耐熱無機物を用いてもよい。また、耐熱炎口
板の炎口および開口部の形状は、図7に示すように、丸
穴43a,43bでもよく本発明の趣旨を逸脱しない範
囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論であ
る。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のガスこんろは、炎口が所定距離おいて多数穿設さ
れた環状の耐熱炎口板の内側壁面に沿って多孔質体から
なる環状のガス浸透部材を装着して形成したので、バー
ナ内部に火炎が侵入するバックファイアが生じない。従
って、燃焼速度が速い理論空気量の予混合ガスでの燃焼
を行うことができ、鍋の側面から火炎が溢れることのな
い短炎が得られるので、溢れた火炎で取手や使用者の袖
を焦がすといったことを防止できる。また、耐熱炎口板
の炎口は所定間隔をあけて穿設したので火炎の2次空気
の接触は良く、火力調整の影響で1次空気量が理論空気
量以下になっても良好な燃焼性が保たれる。また、火炎
を短炎にするといった簡単な方法で袖焦がしの防止がで
きるので、中央に燃焼空間を確保する必要のあるバーナ
と比較してコンパクトに作ることができる。
記載のガスこんろは、炎口が所定距離おいて多数穿設さ
れた環状の耐熱炎口板の内側壁面に沿って多孔質体から
なる環状のガス浸透部材を装着して形成したので、バー
ナ内部に火炎が侵入するバックファイアが生じない。従
って、燃焼速度が速い理論空気量の予混合ガスでの燃焼
を行うことができ、鍋の側面から火炎が溢れることのな
い短炎が得られるので、溢れた火炎で取手や使用者の袖
を焦がすといったことを防止できる。また、耐熱炎口板
の炎口は所定間隔をあけて穿設したので火炎の2次空気
の接触は良く、火力調整の影響で1次空気量が理論空気
量以下になっても良好な燃焼性が保たれる。また、火炎
を短炎にするといった簡単な方法で袖焦がしの防止がで
きるので、中央に燃焼空間を確保する必要のあるバーナ
と比較してコンパクトに作ることができる。
【0021】請求項2記載のガスこんろは、バーナの1
次空気比を0.9〜1.0に設定し、火力を変えずに燃
焼火炎を最短長さにしたので、調理鍋の周囲にあふれる
火炎の量が減少し、取手や使用者の袖を焦がすことがな
くなり安全である。
次空気比を0.9〜1.0に設定し、火力を変えずに燃
焼火炎を最短長さにしたので、調理鍋の周囲にあふれる
火炎の量が減少し、取手や使用者の袖を焦がすことがな
くなり安全である。
【0022】請求項3記載のガスこんろは、ガス浸透部
材の隙間を燃料ガスの消炎距離(火炎伝播が行われない
流路の幅)に相当する0.95mm以下で形成し、バー
ナ内部に火炎が侵入するバックファイアを確実に防止し
たので安全である。
材の隙間を燃料ガスの消炎距離(火炎伝播が行われない
流路の幅)に相当する0.95mm以下で形成し、バー
ナ内部に火炎が侵入するバックファイアを確実に防止し
たので安全である。
【図1】一実施例としてのガスこんろの概略構成図であ
る。
る。
【図2】炎口ユニットの一構成例を示す説明断面図であ
る。
る。
【図3】炎口ユニットの一構成例を示す説明図である。
【図4】炎口ユニットの実施例を示す説明部である。
【図5】1次空気比と火炎の長さを示した説明図であ
る。
る。
【図6】従来例としてのガスこんろの概略構成図であ
る。
る。
【図7】炎口ユニットの他の実施例を示す説明部であ
る。
る。
10…点火部 15…火力調節レバー 20…燃焼部 21…ノズル 23…メイン弁 24…ニードル弁 25…中央開口部 26…電極 27…バーナヘッド 28…熱電対 29…バーナ本体 30…バーナ 31…耐熱炎口板 33…開口穴 35…汁切り部 36…環状混合気室 37…ガス浸透部材 38…支持部 39…嵌合部 40…炎口ユニット 41a…炎口 42…溝 43a,43b…丸穴 45…内リング板 46…外リング板
Claims (3)
- 【請求項1】 中央に開口部を設けた環状混合気室の外
周に炎口部を形成したバーナを備え、該バーナの上方に
載置した調理鍋を加熱して調理するガスこんろにおい
て、 上記炎口部は、複数の炎口を所定間隔あけて穿設した環
状の耐熱炎口板を備え、該耐熱炎口板の内側壁面に沿っ
て多孔質体からなる環状のガス浸透部材を装着したこと
を特徴とするガスこんろ。 - 【請求項2】 上記バーナの1次空気比(理論空気量に
対する1次空気量の割合)を0.9〜1.0に設定した
ことを特徴とする請求項1記載のガスこんろ。 - 【請求項3】 上記ガス浸透部材を構成する多孔質体の
ガスの浸透する通路幅を0.95mm以下に形成したこ
とを特徴とする請求項1または2記載のガスこんろ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21675496A JPH1047681A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | ガスこんろ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21675496A JPH1047681A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | ガスこんろ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1047681A true JPH1047681A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16693404
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21675496A Pending JPH1047681A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | ガスこんろ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1047681A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6371754B1 (en) * | 2000-01-04 | 2002-04-16 | General Electric Company | Flame stabilizing channel for increased turn down of gas burners |
| JP2008117724A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 鉛蓄電池 |
| JP2009517619A (ja) * | 2005-11-01 | 2009-04-30 | マイクロゲン エナジー リミテッド | 環状バーナセンブリ |
| JP2009281609A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Rinnai Corp | コンロ用バーナ |
| CN112082177A (zh) * | 2020-08-25 | 2020-12-15 | 朱鹏飞 | 一种家用燃气灶双引擎增压混气引射系统 |
| WO2024237030A1 (ja) * | 2023-05-17 | 2024-11-21 | 株式会社H2&Dx社会研究所 | 水素燃焼装置及び水素調理装置 |
| WO2025169522A1 (ja) * | 2024-02-09 | 2025-08-14 | リンナイ株式会社 | ガスバーナ並びに加熱調理器 |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP21675496A patent/JPH1047681A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6371754B1 (en) * | 2000-01-04 | 2002-04-16 | General Electric Company | Flame stabilizing channel for increased turn down of gas burners |
| JP2009517619A (ja) * | 2005-11-01 | 2009-04-30 | マイクロゲン エナジー リミテッド | 環状バーナセンブリ |
| JP2008117724A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 鉛蓄電池 |
| JP2009281609A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Rinnai Corp | コンロ用バーナ |
| CN112082177A (zh) * | 2020-08-25 | 2020-12-15 | 朱鹏飞 | 一种家用燃气灶双引擎增压混气引射系统 |
| WO2024237030A1 (ja) * | 2023-05-17 | 2024-11-21 | 株式会社H2&Dx社会研究所 | 水素燃焼装置及び水素調理装置 |
| WO2025169522A1 (ja) * | 2024-02-09 | 2025-08-14 | リンナイ株式会社 | ガスバーナ並びに加熱調理器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040617 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050301 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050705 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |