JPH1047742A - 空調チャンバ装置 - Google Patents

空調チャンバ装置

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Publication number
JPH1047742A
JPH1047742A JP16080996A JP16080996A JPH1047742A JP H1047742 A JPH1047742 A JP H1047742A JP 16080996 A JP16080996 A JP 16080996A JP 16080996 A JP16080996 A JP 16080996A JP H1047742 A JPH1047742 A JP H1047742A
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JP
Japan
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air
partition
conditioning chamber
flow
holes
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Application number
JP16080996A
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English (en)
Inventor
Yukio Kuno
幸男 久野
Akira Torimi
明 鳥実
Shinichi Abe
慎一 安部
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Kyoritsu Air Tech Inc
Original Assignee
Kyoritsu Air Tech Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 質の異なる複数系統の流入する空気を均一に
混合させて流出させ、負荷側に対して精度の良い空調空
気を供給させる。 【構成】 中空箱体形状のチャンバ本体12と、このチ
ャンバ本体の壁12aに設けられ、空気を流入させるよ
うに設けられた複数の空気の流入口14、16と、この
チャンバ本体から空気を流出させるための複数の流出口
18、20と、を有し、チャンバ本体内には空気の流入
口側と流出口側を区画するように仕切りベーン22が設
けられ、この仕切りベーン22は空気の流れ上流側に突
出するように形成され、さらに、この仕切りベーンには
複数の通孔24が設けられた空調チャンバ装置から構成
される。複数の通孔により混合を充分に行なって均質な
空気を各流出口から流出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井裏面側などに配置
され、空調用の冷温風混合用、気流分配用等に用いられ
る空調チャンバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数ダクト方式における冷温風混合用や
空調空気・外気混合用、或は定風量保持、消音、気流分
配等のために建物天井裏空間等において空調機本体、メ
インダクト、その他の空気ダクト、それらと室内空気吹
出口等との中間に介在して空調チャンバが設置される。
図12、13には、このような従来の空調チャンバが示
されており、並列状に架設された空気ダクトJ1、J2
が中空の矩形箱体Kに接続され、例えばJ2から新鮮外
気を取り入れるとともにJ1から暖気が送り込まれ、こ
の箱体K内部でミキシングされて設計された空調空気を
この箱体Kの側壁側に接続された複数のフレキシブルダ
クトFから各室内空気吹出口等へ流通させるようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
のような空調チャンバによれば、負荷側における例えば
換気のための環境等により、箱体Kからの流出口である
フレキシブルダクトFからは吸引方向のある程度の動圧
が働いているため、平行流として流入してくるJ1、J
2からの空気はそのままJ1側、及びJ2側の箱体Kの
壁側のフレキシブルダクトFから吸い込まれて流出す
る。したがって、箱体内部で空気のミキシングが充分行
なわれないままで負荷側に流れることとなり、設計通り
の空調温湿度の空気を精度良く負荷側に送ることが困難
であるという問題があった。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は極めて簡単な構造であるにも
かかわらず、流量の異なる複数系統の流入する空気を均
一に混合させるようにして流出させ、負荷側に対して精
度の良い空調空気を供給させることのできる改良された
空調チャンバ装置を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、中空箱体形状のチャンバ
本体12と、このチャンバ本体12の壁12aに設けら
れ、空気ダクト26、28に接続されて該チャンバ本体
12内に、ほぼ同じ方向に向けて空気を流入させるよう
に設けられた複数の空気の流入口14、16と、このチ
ャンバ本体12の他の壁12c、12dに設けられ、こ
のチャンバ本体12から空気を流出させるための複数の
流出口18、20と、を有し、前記チャンバ本体12内
には、前記空気の流入口14、16近傍であって、前記
空気の流入口側Nと流出口側Tを区画するように仕切り
ベーン22が設けられ、この仕切りベーン22は空気の
流れ上流側に突出するように形成され、さらに、この仕
切りベーン22には複数の通孔24が設けられてなる空
調チャンバ装置10から構成される。
【0006】また、請求項2に係る空調チャンバ装置で
は前記通孔24は前記仕切りベーン22の任意の位置に
非対称、不整列状に設けられてなることとしても良い。
【0007】また、請求項3に係る空調チャンバ装置で
は、前記空気の流入口14、16は並列状に2個設けら
れ、前記仕切りベーン22は、これらの2個の流入口1
4、16の間隔中央部分となる幅方向位置に突出端が位
置するようにV字状に設けられてなることとしても良
い。
【0008】また、請求項4に係る空調チャンバ装置で
は、前記仕切りベーン22は、前記流入口14、16か
らの空気の流れ方向に対してV字状に拡大するように設
けられた第1、第2羽根体34、36を有し、この第
1、第2羽根体34、36の拡大端部側には更に外側に
折曲された折曲羽根部38、40を備えてなることとし
ても良い。
【0009】また、請求項5に係る空調チャンバ装置で
は、前記折曲羽根部38、40にも1個または複数の通
孔41が設けられてなることとしても良い。
【0010】また、請求項6に係る空調チャンバ装置で
は、前記通孔24は、前記仕切りベーン22において左
右に高さ方向位置をずらすように配置された長孔である
こととしても良い。
【0011】また、請求項7に係る空調チャンバ装置で
は、直接に室内吹出口に接続可能な末端の空調チャンバ
装置であることとしても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の空調チャンバ装置は、中
空箱体形状のチャンバ本体と、このチャンバ本体の壁に
設けられ、空気ダクトに接続されて該チャンバ本体内
に、ほぼ同じ方向に向けて空気を流入させるように設け
られた複数の空気の流入口と、このチャンバ本体の他の
壁に設けられ、このチャンバ本体から空気を流出させる
ための複数の流出口と、を有し、前記チャンバ本体内に
は、前記空気の流入口近傍であって、前記空気の流入口
側と流出口側を区画するように仕切りベーンが設けら
れ、この仕切りベーンは空気の流れ上流側に突出するよ
うに形成され、さらに、この仕切りベーンには複数の通
孔が設けられている。
【0013】チャンバ本体は通常は中空の直方体状とし
て構成されているが、形状は三角柱、五角柱、六角柱、
その他任意の形状でも良い。ほぼ同じ方向に向けて空気
を流入させるように接続させ、質の異なる空気を送り込
んで混合させる場合のすべての空調チャンバ装置につい
て適用できる。同じ方向に向けてというのは略同じ側面
側に取り付けられて空気がチャンバ本体内に流入するよ
うな取り付け構造であり、例えば中空直方体状の四角筒
のチャンバ本体の場合には同じ側面側、あるいはそれ以
上の多角形の中空立体形状の場合には隣接する他の側面
側も含めてこれらに形成される流入口に空調ダクトを接
続して本体内に空気を流入させるすべての場合を含む。
空調ダクトのチャンバ本体に対する相互の取り付け角度
は任意に設定しても良く、例えば、2本の空調ダクトを
互いに30度、45度、その他の角度に開くようにチャ
ンバ本体に接続させても良い。平行流あるいは平行流に
近いような角度で空気が流入する場合の空気ダクトから
送られる異質の空気の混合については特に効果を発揮さ
せる。空気のミキシングのための機械的な駆動機構が不
要であるから軽量で、取扱しやすく、量産も簡単に行な
え、製造コストも安価である。材質は、金属、軽金属、
合金等が外板部分について好適に用いられる。仕切りベ
ーンは例えばガラスクロス、その他の不燃性、難燃性、
防炎性等火災に対して抵抗性のある化学繊維等を用いて
も良い。軽量である方が、天井裏のスラブに吊支した
り、あるいは構造材に架設させる場合に荷重負担がない
から良好である。流入口側、あるいは流出口側に接続さ
れるダクトの形状は任意のもので良い。金属ダクトであ
ってもフレキシブルダクトであっても良い。チャンバ本
体内にはグラスウ−ル、グラスマット、その他の消音、
断熱素材を壁の内側に内張りしても良い。通孔の大きさ
は任意に設定しても良いが、空気の圧力損失を軽減する
ためにダクト開口よりも多少広めにする方がより好適で
ある。
【0014】請求項2の空調チャンバ装置では、前記通
孔は前記仕切りベーンの任意の位置に非対称、不整列状
に設けられている。対称に通孔を形成しても良いが、非
対称、不整列状に形成した方が混合効果に優れより好適
である。
【0015】請求項3の空調キャンバ装置では、前記空
気の流入口は並列状に2個設けられ、前記仕切りベーン
は、これらの2個の流入口の間隔中央部分となる幅方向
位置に突出端が位置するようにV字状に設けられてい
る。U字状、台形状、円弧状、楕円状その他任意の仕切
りベーン形状構成としても良い。仕切りベーンそのもの
をジグザグ状に折り込んでアコーデオン形状にしたり、
波形その他の形状に変形して用いるようにしても良い。
【0016】請求項4の空調チャンバ装置では、前記仕
切りベーンは、前記流入口からの空気の流れ方向に対し
てV字状に拡大するように設けられた第1、第2羽根体
を有し、この第1、第2羽根体の拡大端部側には更に外
側に折曲された折曲羽根部を備えている。折曲角度を任
意に調整できるように蝶番状に折曲が自在な構成として
も良い。側壁側は単にじかに固定するようにしても良い
し、側壁側に長孔状のガイドを付設させ、これに沿って
折曲羽根部の延長端部がスライド移動できるようにし、
折曲角度を自在に設定できるようにしても良い。
【0017】請求項5の空調チャンバ装置では、前記折
曲羽根部にも1個または複数の通孔が設けられている。
この折曲羽根部における通孔の形状、数、面積、分布、
配置、その他の構成は任意である。
【0018】請求項6の空調チャンバ装置では、前記通
孔は、前記仕切りベーンにおいて左右に高さ方向位置を
ずらすように配置された長孔として構成される。このよ
うにすることで仕切りベーンそのものの流路側に突出さ
せた構成とあいまって相乗的に空気のミキシング効果を
向上させる。
【0019】請求項7の空調チャンバ装置では、前記空
調チャンバ装置は、直接に室内吹出口に接続可能な末端
の空調チャンバ装置である。室内等の負荷に直結するよ
うな用い方がされれば各室内ごとにきめの細かな空調空
気を送給でき、空調の精度を良好なものとする。
【0020】
【実施例】以下、添付図面に基づき本発明の好適な実施
例を説明する。図1ないし図3には、本発明の第1実施
例に係る空調チャンバ装置10が示されており、図にお
いて、この空調チャンバ装置10は、中空箱体形状のチ
ャンバ本体12と、このチャンバ本体12に取り付けら
れた2個の空気の流入口14、16と、流出口18、2
0と、を有している。そして、このチャンバ本体12の
内部には、仕切りベーン22が設けられ、更に、この仕
切りベーン22に空気の通流用の通孔24が複数個設け
られている。
【0021】チャンバ本体12は、鋼板製でやや平坦な
直方体形状であり、第1、第2の空気の流入口14、1
6が開口された第1壁12aと、これと間隔を置いて対
向して平行に配置された第2壁12bと、これら第1、
第2壁12a、12bを連結するように対向して平行に
配置された第3、第4側壁12c、12dと、天壁12
eと底壁12fを備え、これらを気密状に箱形に組み付
けて構成されている。
【0022】本実施例において第1、第2流入口14、
16は四角形状であり、チャンバ本体12の内部にほぼ
同じ方向に向けて空気を流入させるように第1壁12a
に隣接して開口形成されている。この流入口14、16
には、空気通流用の例えば第1、第2の金属製角ダクト
26、28が連結接続され、この角ダクト26、28か
ら空気が送られて平行流として流入口14、16からチ
ャンバ本体12の内部に流入する。角ダクトに接続され
る流入口14、16の形状は四角でなくとも丸型ダクト
に対応する円形であっても良い。この第1壁12aに略
直角方向に連結され、かつ対向して互いに平行に設置さ
れた第3、第4側壁には、同チャンバ本体12から空気
を流出させるための第1、第2流出口18、20が複数
個設けられている。
【0023】実施例において、第3、第4の側壁12
c、12dにはそれぞれ4個の第1、第2流出口18、
20が設けられ、計8個の流出口が設置されている。こ
れらの各流出口にはそれぞれフレキシブルダクト30、
32が接続され、他端側は各室内吹出口や他のダクトへ
の接続その他必要に応じた空調機や空調周辺機器、空調
すべき空間等へ空気を送り込むようになっている。流出
口の個数は具体的な設置現場の状況に対応した個数が必
要であるから、2個から3、4...8...その他任
意の複数個が設けられ、それに対応したフレキシブルダ
クトが接続されたり、あるいは負荷側の状況に応じて特
定の流出口が閉塞されて使用される場合もある。
【0024】図2、3に示すように、チャンバ本体12
内には空気の流入口近傍であって、空気の流入口側と流
出口側を区画するように仕切りベーン22が配設されて
いる。そして、この仕切りベーン22は、空気の流れ上
流側に突出するように設けられている。実施例において
この仕切りベーン22は、金属またはプラスチック合成
樹脂等からなる板状体からなる。そして、チャンバ本体
の第1壁12aであって、空気の流入口14、16の隣
接間隔部Wにその突出端が位置するように流入口14、
16側からの空気の流れ方向に対して拡大するようにV
字状に取り付けられた第1、第2羽根体34、36から
形成されている。すなわち、実施例において空気の流入
口14、16は並列状に2個設けられ、仕切りベーン2
2は、これらの2個の流入口の間隔中央部分となる幅方
向位置に突出端が位置するようになっている。
【0025】このV字状の突出端部分は前記隣接間隔部
Wに第1、第2羽根体34、36の一端側が例えば溶接
やあるいは、取り付け用の縁取り部にビス止め固定さ
れ、V字状に延びて拡大した他端部側は第1、第2側壁
12a、12dに溶接、その他任意の固定方法により固
定されている。これによって、仕切りベーン22は、第
1、第2羽根体によりこのチャンバ本体12の内部を空
気の流入口側Nと、流出口側Tに仕切り区画している。
すなわち、この仕切りベーン22は、上下は天壁12e
から底壁12fの高さまで気密状に遮蔽するように取り
付けられている。従って、実施例においては流入口側N
の空間そのものも第1、第2流入口部分に分割遮蔽され
ている。この仕切りベーン22は、空気の流れ上流側す
なわち流入口側に突出形成して構成されておれば良く、
例えば、V字状に限らず、U字状、円弧状、台形状その
他任意の流れ上流側突出構成とすれば良い。
【0026】本発明において、1つの特徴的なことは、
中空のチャンバ本体内部を上流側に突出形成させた仕切
りベーンにより流入口側と流出口側に仕切り区画させ、
さらに、この仕切りベーンに空気を通流させるための1
個又は複数の通孔24を設けたことである。
【0027】図において、この通孔24は仕切りベーン
22において左右に高さ方向位置をずらすように配置さ
れた長孔として形成されている。すなわち、図2、3に
示すように、仕切りベーンを構成する第1、第2羽根体
34、36にはV字の突出端部から拡大する方向に向け
て長く形成された矩形の長孔が上下に層状に配置されて
穿孔されている。そして、この長孔は第1羽根板の穿孔
位置と第2羽根板の高さ方向の穿孔位置を相互にずらせ
るように配置して層状に形成されている。
【0028】この通孔24を形成させた残余のベーン本
体部分(フレーム部分)23が空気の通流の抵抗とな
る。そして、通孔24付近の流入口側Nにある空気は仕
切りベーン22の前後の圧力差による仕切りベーンに直
交する方向への力と流入口からの速度圧(動圧)を受け
ることとなり、これによってダクト26、28内を直進
してきた空気は該仕切りベーン22の開口である通孔2
4を通過後、複雑に変化しながらもおおむね互いに交差
する方向に流れの向きを変向させ、空気混合を充分に行
なうこととなる。
【0029】そして、図2、図3に示すように、通過後
の流れは互いに交差方向の流れとして流れが生じるばか
りでなく、通孔24の高さ方向の穿孔位置が交互にずれ
たように配置されているから、上下方向の空気層の混合
も同時に行われることとなる結果、この仕切りベーン2
2を通過後の空気は充分にミキシングされ、温度、湿度
等の均一な空気となり、流出口18、20から室内負荷
側等に送られることとなる。しかも、このように流れ上
流側に凸となるような仕切りベーン構成とすることによ
り、空気の流入口側に対応する側壁側の流出口からその
まま流出するのではなく、複雑にミキシングされた空気
が種々の経路で流出するからそのぶん均一な、かつ均質
な空気を各室内吹出口等へ送り出すこととなる。
【0030】この通孔24は、実施例のように、長矩形
状に限ることはない。例えば、丸孔、楕円孔、正方形、
三角形、五角形、六角形その他の多角形、その他の異形
形状の孔形状としても良い。穿孔する個数も2、3、
4、5...その他必要に応じて任意の個数としても良
い。
【0031】また、この通孔24は仕切りベーン22の
任意の位置に非対称、あるいは、不整列状に設けること
がより空気の混合効果を促進させるために好適である。
高さ方向の配置構成は第1、第2の羽根体34、36の
孔穿孔位置を完全にずらせるようにするのではなく、高
さ位置として重複する部分があっても良い。また、第
1、第2羽根体のV字状の羽根の長さは左右均等長さで
無くとも良く、いずれかの方を長く形成しても良い。こ
のような空調チャンバ装置10は、例えば、常時定風量
の新鮮外気を第1角ダクト26から第1流入口14へ送
るとともに、第2角ダクト28から負荷側である各室内
の温度、湿度を感知して快適な温度、湿度条件を作り出
せるような暖気あるいは、冷気その他の空調空気を流入
させて混合させるように使用するとより適切な性能を発
揮させる。
【0032】次に、本発明の第2実施例について図5お
よび図6に基づいて説明するが、第1実施例と同一部材
には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。本実
施例においては、仕切りベーン22は、前記流入口1
4、16からの空気の流れ方向に対してV字状に拡大す
るように設けられた第1、第2羽根体34、36の拡大
端部側には更に外側に折曲された折曲羽根部38、40
が設けられ、これらが全体として仕切りベーン22を構
成している。
【0033】すなわちこの実施例では、第1、第2角ダ
クト26、28から送られる空気を第1、第2流入口1
4、16部分で2分割するように隣接間隔部WをV字状
の基部として流れ方向に拡大するようにV字状に第1、
第2羽根体34、36が延長され、さらにこの第1、第
2羽根体34、36の延長端側にこれらの第1、第2羽
根体との接続角度をさらに拡大させるようにして屈曲状
に折曲羽根部38、40が接続され、これらの折曲羽根
部38、40の流れ下流側延長端を第1、第2側壁12
a、12bに固定してチャンバ本体内空間を流入口側と
流出口側に仕切り分割している。このように、折曲羽根
部を設けるようにして仕切りベーンを構成しても同様に
充分な程度の空気のミキシング効果を生じさせることが
できる。
【0034】このように第1、第2羽根体の拡大端部側
にさらに拡大角度を大きくして外側に折曲して折曲羽根
部38、40を設けることにより、第1、第2羽根体の
延長端部までの長さを長く取ることなく、チャンバ本体
のサイズをコンパクトに維持しつつ例えば両側壁側に可
能な限り多くの流出口18、20を設けることができ、
かつ対応するフレキシブルダクトによる空気通流経路を
確保することができる。
【0035】更に、実施例において、第2羽根体36と
それに接続される折曲羽根部40との接続角度は、第1
羽根体側の折曲羽根部に比較してより直線状の接続に近
いように大きな角度として取り付けられている。すなわ
ち、第2の空気流入口14に対応する第2羽根体側の折
曲羽根部40の方は第4側壁12dに対して鋭角状に当
接して固定され、第1羽根体側の折曲羽根部38は空気
の流れに略直交するように側壁12aに対して直角状に
取り付けられている。この場合には例えば流入口16の
定風量よりもバランスとしてより大きな風量を他方の流
入口14から送り込むような場合には偏流となり第1流
入口側から多くの風量があるため第2流入口側の折曲羽
根部40の裏面側に空気が滞留しやすくなる傾向があ
り、これを確実に防止して混合効率をきめ細かに向上さ
せることとなる。
【0036】実施例において、この折曲羽根部38、4
0にも1個または複数の通孔41が穿孔されている。こ
れによって、この仕切りベーン通過後の流出口側となる
空間側における折曲羽根部38、40の裏面側での空気
の滞留が防止でき、流出口側での空気の混合効率を向上
させることとなる。
【0037】この通孔24は、実施例のように、長矩形
状に限ることはない。例えば、図7、8、9に示すよう
に丸孔、四角孔、平行四辺形孔、楕円孔、正方形、三角
形、五角形、六角形その他の多角形、その他の異形形状
の孔形状としても良い。穿孔する個数も2、3、4、
5...その他必要に応じて任意の個数としても良い。
この折曲羽根部38、40の幅や通孔の形状、大きさ、
配置、分布等は任意に構成しても良い。
【0038】第1、第2羽根体34、36と折曲羽根部
38、40の接続角度は任意に設定しても良く、上記の
第2実施例のように第1羽根体とその折曲羽根部との接
続角度を第2羽根体とその折曲羽根部との接続角度を違
えて設定しても良いし、図10、11のように両方とも
に同じ接続角度で対称に仕切りベーンを形成しても良
い。また、接続角度も図のように、側壁12a、12b
に対し直角状に設定しても良い。
【0039】このばあいも第1、第2羽根体の拡大端部
までの長さを長く取ることなく、チャンバ本体のサイズ
をコンパクトに維持しつつ例えば両側壁側に可能な限り
多くの流出口18、20を設けることができ、かつ対応
するフレキシブルダクトによる空気通流経路を確保する
ことができるとともに、混合効率をきめ細かに向上さ
せ、均一な空気の混合生成を確実に行なわせることとな
る。
【0040】上記した実施例に係る空調チャンバ装置
は、流出口18、20に接続させたフレキシブルダクト
を介して直接に室内空気吹出口に接続可能な末端の空調
チャンバとして適用することにより、より効果的に実用
化し得る。すなわち、混合を行なわせるための特別の駆
動装置等を備えることなく、単なる箱体内の仕切りベー
ンのみの構成であるから、構造が簡単で、軽量であり、
したがって、運搬、施工その他の取扱が容易である。従
って、天井裏面の空気吹出口に近接するような場所で、
大きな荷重をかけ得ないような空間でも簡易に吊架させ
ることができ、適用場所をほとんど選ばせることがな
く、設置場所の汎用性が極めて高いものである。
【0041】また、第3、第4側壁に長孔を開口させ、
この長孔に折曲羽根部の最端部側からピンを貫通突出さ
せ、任意の位置でナット固定させるようにし、長孔に沿
ってピンをスライドさせて任意の角度位置で係止させる
ようにしても良い。尚、本発明に係る空調チャンバ装置
は前記した特許請求の範囲に記載した発明の本質を逸脱
しない範囲において任意の設計変更を加えてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る空
調チャンバ装置によれば、中空箱体形状のチャンバ本体
と、このチャンバ本体の壁に設けられ、空気ダクトに接
続されて該チャンバ本体内に、ほぼ同じ方向に向けて空
気を流入させるように設けられた複数の空気の流入口
と、このチャンバ本体の他の壁に設けられ、このチャン
バ本体から空気を流出させるための複数の流出口と、を
有し、前記チャンバ本体内には、前記空気の流入口近傍
であって、前記空気の流入口側と流出口側を区画するよ
うに仕切りベーンが設けられ、この仕切りベーンは空気
の流れ上流側に突出するように形成され、さらに、この
仕切りベーンには複数の通孔が設けられているので、基
本的には箱体と仕切りベーンという極めて簡単な構造で
特別の駆動手段を必要とすることなく異質の複数種類の
空気をミキシングして温度、湿度等について均質な空気
を各室内吹出口やダクトその他の負荷側に通流させるこ
とができ、空調設計通りの精度の高い空調を行なうこと
が可能である。しかも、構造が簡単で、軽量で簡易に短
時間で施工できるから、室内吹出口等にフレキシブルダ
クト等で直結するような末端のダクト回りについて好適
に適用され得る。
【0043】また、請求項2に係る空調チャンバ装置に
よれば、前記通孔は前記仕切りベーンの任意の位置に非
対称、不整列状に設けられているので、これらの通孔を
通過した空気は複雑に方向、速度等を変化させながら渦
流を生じさせ、空気の混合効果を実効あらしめることが
可能である。
【0044】また、請求項3に係る空調チャンバ装置に
よれば、前記空気の流入口は並列状に2個設けられ、前
記仕切りベーンは、これらの2個の流入口の間隔中央部
分となる幅方向位置に突出端が位置するようにV字状に
設けられているので、仕切りベーンそのものの製作が容
易であり、また、チャンバ本体側に取り付ける際にもV
字の谷の部分を溶接、ビス止めその他の方法で簡単か
つ、短時間で組立製作ができる。
【0045】また、請求項4に係る空調チャンバ装置に
よれば、前記仕切りベーンは、前記流入口からの空気の
流れ方向に対してV字状に拡大するように設けられた第
1、第2羽根体を有し、この第1、第2羽根体の拡大端
部側には更に外側に折曲された折曲羽根部を備えている
ので、V字状の羽根の延長側の長さを短くし、かつ空気
の混合効果を生じさせることができるから、チャンバ本
体の空気流れ方向の長さをコンパクトに維持しながら、
より多くの均一に混合された空気の流出口、及びそれに
対応するフレキシブルダクトの接続ができ、運搬、保管
時に小さな収納スペースで取り扱いできるとともに、天
井裏等の狭小な施工現場での適用上の汎用度が高いもの
となる。
【0046】また、請求項5に係る空調チャンバ装置に
よれば、前記折曲羽根部にも1個または複数の通孔が設
けられているので、折曲羽根部の流出口側となる裏面側
に空気滞留を生じさせることなく、多数の流出側のダク
ト接続を可能としつつ空気の混合をほぼ完全に行なえ
る。
【0047】さらに、請求項6の空調チャンバ装置によ
れば、前記通孔は、前記仕切りベーンにおいて左右に高
さ方向位置をずらすように配置された長孔であるから、
長孔を通過後に流れ方向に互いに交差するような流れを
生じさせると同時に高さ方向についても無駄なく空気混
合が行なわれ、ミキシングをほぼ完全に達成させること
が可能である。また、長孔として流れ方向に沿って孔を
形成できるから、より一層の混合効率を簡単な製造方法
により実現させることが可能である。
【0048】また、請求項7に係る空調チャンバ装置に
よれば、前記空調チャンバ装置は、直接に室内吹出口に
接続可能な末端の空調チャンバ装置であるから、軽量で
あり、施工が簡単でかつ混合効率に優れた空調チャンバ
を天井裏等に設置でき、各負荷側の室内等に送る空気の
空調精度を飛躍的に向上させることが可能であるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る空調チャンバ装置の平面
図である。
【図2】同空調チャンバ装置の天壁を外した状態の全体
斜視説明図である。
【図3】同空調チャンバ装置の要部拡大斜視説明図であ
る。
【図4】同空調チャンバ装置の水平断面を平面側から見
た内部構造説明図である。
【図5】本発明の空調チャンバ装置の第2実施例を示す
一部切欠要部説明図である。
【図6】同空調チャンバ装置の水平断面を平面側から見
た内部構造説明図である。
【図7】仕切りベーンの通孔の他の実施例を示す断面説
明図である。
【図8】仕切りベーンの通孔の他の実施例を示す断面説
明図である。
【図9】仕切りベーンの通孔の他の実施例を示す断面説
明図である。
【図10】本発明の空調チャンバ装置の第2実施例の変
形例を示す内部斜視説明図である。
【図11】その要部斜視説明図である。
【図12】従来の空調チャンバの内部斜視説明図であ
る。
【図13】従来の空調チャンバの内部を側壁側から見た
斜視説明図である。
【符号の説明】
10 空調チャンバ装置 12 チャンバ本体 14 空気の流入口 16 空気の流入口 18 空気の流出口 20 空気の流出口 22 仕切りベーン 24 通孔 26 角ダクト 28 角ダクト 34 第1羽根体 36 第2羽根体 38 折曲羽根部 40 折曲羽根部 N 空気の流入口側 T 空気の流出口側 W 隣接間隔部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空箱体形状のチャンバ本体と、 このチャンバ本体の壁に設けられ、空気ダクトに接続さ
    れて該チャンバ本体内に、ほぼ同じ方向に向けて空気を
    流入させるように設けられた複数の空気の流入口と、 このチャンバ本体の他の壁に設けられ、このチャンバ本
    体から空気を流出させるための複数の流出口と、を有
    し、 前記チャンバ本体内には、前記空気の流入口近傍であっ
    て、前記空気の流入口側と流出口側を区画するように仕
    切りベーンが設けられ、 この仕切りベーンは空気の流れ上流側に突出するように
    形成され、さらに、この仕切りベーンには複数の通孔が
    設けられてなる空調チャンバ装置。
  2. 【請求項2】前記通孔は前記仕切りベーンの任意の位置
    に非対称、不整列状に設けられてなる請求項1記載の空
    調チャンバ装置。
  3. 【請求項3】 前記空気の流入口は並列状に2個設けら
    れ、前記仕切りベーンは、これらの2個の流入口の間隔
    中央部分となる幅方向位置に突出端が位置するようにV
    字状に設けられてなる請求項1または2記載の空調チャ
    ンバ装置。
  4. 【請求項4】 前記仕切りベーンは、前記流入口からの
    空気の流れ方向に対してV字状に拡大するように設けら
    れた第1、第2羽根体を有し、 この第1、第2羽根体の拡大端部側には更に外側に折曲
    された折曲羽根部を備えてなる空調チャンバ装置。
  5. 【請求項5】 前記折曲羽根部にも1個または複数の通
    孔が設けられてなる請求項4記載の空調チャンバ装置。
  6. 【請求項6】 前記通孔は、前記仕切りベーンにおいて
    左右に高さ方向位置をずらすように配置された長孔であ
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の空調チャンバ装
    置。
  7. 【請求項7】 前記空調チャンバ装置は、直接に室内吹
    出口に接続可能な末端の空調チャンバ装置である請求項
    1ないし6のいずれかに記載の空調チャンバ装置。
JP16080996A 1996-05-25 1996-05-30 空調チャンバ装置 Pending JPH1047742A (ja)

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