JPH1048333A - 車載用レーダ装置 - Google Patents
車載用レーダ装置Info
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- JPH1048333A JPH1048333A JP8202257A JP20225796A JPH1048333A JP H1048333 A JPH1048333 A JP H1048333A JP 8202257 A JP8202257 A JP 8202257A JP 20225796 A JP20225796 A JP 20225796A JP H1048333 A JPH1048333 A JP H1048333A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 晴天時、降雨時、降雪時、着雪時でそれぞれ
電波の空間伝搬損失量が異なるため、それぞれの状況に
最適な送信電力の調整を行いたい。 【解決手段】 数十GHz帯の周波数を用いる車載用レ
ーダ装置の送信周波数を短時間にf0からf1に変化さ
せ、それぞれの受信電力値を求める。この受信電力差に
よって、天候を判定する。また、ビート周波数の零周波
数近傍のビート信号の増加を検出して着雪を判定する。 【効果】 天候状態に応じて必要最小限の送信電力を自
動的に確保できる。
電波の空間伝搬損失量が異なるため、それぞれの状況に
最適な送信電力の調整を行いたい。 【解決手段】 数十GHz帯の周波数を用いる車載用レ
ーダ装置の送信周波数を短時間にf0からf1に変化さ
せ、それぞれの受信電力値を求める。この受信電力差に
よって、天候を判定する。また、ビート周波数の零周波
数近傍のビート信号の増加を検出して着雪を判定する。 【効果】 天候状態に応じて必要最小限の送信電力を自
動的に確保できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載し電
波を送信しその電波の反射波を受信するレーダ装置に関
する。本発明は、自動車に搭載し、走行中に先行する車
両との車間距離を自動的に計測し、その車間距離が短く
なるときに警報を発生する装置として利用する。本発明
は、レーダ装置の送信電力を天候に応じて最適な状態に
調整する技術に関する。
波を送信しその電波の反射波を受信するレーダ装置に関
する。本発明は、自動車に搭載し、走行中に先行する車
両との車間距離を自動的に計測し、その車間距離が短く
なるときに警報を発生する装置として利用する。本発明
は、レーダ装置の送信電力を天候に応じて最適な状態に
調整する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】車両前方に向け数十GHz帯の電波を送
信し、その電波の反射波を受信し、その送信タイミング
から受信タイミングまでの時間差により、車両前方にあ
る物体までの距離を測定する車載用レーダが開発されて
いる。近年、日本国では60GHz(波長5mm)帯を
車載用レーダの周波数として利用することが指定され、
この周波数帯の車間距離警報装置が研究されている。こ
の従来例の概念を図16および図17を参照して説明す
る。図16はレーダ装着車両とターゲット車の悪天候下
での走行例を示す図である。図17はアンテナの実装例
を示す図である。図17の例では、アンテナ2は自動車
のバンパに一辺が数cm程度の四角形の穴を設けて取付
けられる。
信し、その電波の反射波を受信し、その送信タイミング
から受信タイミングまでの時間差により、車両前方にあ
る物体までの距離を測定する車載用レーダが開発されて
いる。近年、日本国では60GHz(波長5mm)帯を
車載用レーダの周波数として利用することが指定され、
この周波数帯の車間距離警報装置が研究されている。こ
の従来例の概念を図16および図17を参照して説明す
る。図16はレーダ装着車両とターゲット車の悪天候下
での走行例を示す図である。図17はアンテナの実装例
を示す図である。図17の例では、アンテナ2は自動車
のバンパに一辺が数cm程度の四角形の穴を設けて取付
けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この周波数帯の電波を
試験すると、空間伝搬時にきわめて天候の影響を受けや
すい。図18は周波数および波長と大気伝搬損失との関
係を示す図である(ミリ波センシングシステムの開発に
関する調査研究報告」財団法人 無線設備検査検定協会
昭和63年3月発行)。横軸の上段に波長をとり、横
軸に下段に周波数をとる。縦軸には伝搬損失をとる。図
18の中で曲線Aは降雨であり、降雨量として150m
m/h(毎時150mm)、25mm/h(毎時25m
m)、0.25mm/h(毎時0.25mm)を示す。
図18の中で曲線Bは霧であり、空気中の水分含有量と
して0.1g/m3 を示す。図18の中で曲線Cは大気
ガスであり、60GHz付近は酸素(O2 )による伝搬
損失が大きい。
試験すると、空間伝搬時にきわめて天候の影響を受けや
すい。図18は周波数および波長と大気伝搬損失との関
係を示す図である(ミリ波センシングシステムの開発に
関する調査研究報告」財団法人 無線設備検査検定協会
昭和63年3月発行)。横軸の上段に波長をとり、横
軸に下段に周波数をとる。縦軸には伝搬損失をとる。図
18の中で曲線Aは降雨であり、降雨量として150m
m/h(毎時150mm)、25mm/h(毎時25m
m)、0.25mm/h(毎時0.25mm)を示す。
図18の中で曲線Bは霧であり、空気中の水分含有量と
して0.1g/m3 を示す。図18の中で曲線Cは大気
ガスであり、60GHz付近は酸素(O2 )による伝搬
損失が大きい。
【0004】本願発明者は、この周波数帯では空間伝搬
損失特性が、降雨あるいは降雪により大きく変動するこ
とを観測している。図16に示すような降雨時あるいは
降雪時には、アンテナ2から送信された電波がターゲッ
ト車に反射して再びアンテナ2に戻ってくるまでの空間
に水滴または雪片が介在するため、電波の空間伝搬損失
が晴天時に比較して増加する。さらに、降雪時にはアン
テナ2の表面に着雪し、電波の一部が空間に送出されず
ターゲット車に反射して戻ってくる電波の受信電力レベ
ルが低下する。
損失特性が、降雨あるいは降雪により大きく変動するこ
とを観測している。図16に示すような降雨時あるいは
降雪時には、アンテナ2から送信された電波がターゲッ
ト車に反射して再びアンテナ2に戻ってくるまでの空間
に水滴または雪片が介在するため、電波の空間伝搬損失
が晴天時に比較して増加する。さらに、降雪時にはアン
テナ2の表面に着雪し、電波の一部が空間に送出されず
ターゲット車に反射して戻ってくる電波の受信電力レベ
ルが低下する。
【0005】自動車が走行中に遭遇する環境はめまぐる
しく変化する。このため、車載用レーダ装置の送信電力
もこの変化に応じて適宜変更することが必要である。し
かし、運転者が運転操作を行いながら、車載用レーダ装
置の送信電力を変更するための操作を行うことは困難で
あり、また、運転操作以外にそのような煩雑な操作を運
転者に要求することは好ましいことではない。
しく変化する。このため、車載用レーダ装置の送信電力
もこの変化に応じて適宜変更することが必要である。し
かし、運転者が運転操作を行いながら、車載用レーダ装
置の送信電力を変更するための操作を行うことは困難で
あり、また、運転操作以外にそのような煩雑な操作を運
転者に要求することは好ましいことではない。
【0006】また、降雨、降雪、着雪のいかなる天候条
件下でも車載用レーダ装置が使用できるように、あらか
じめ送信電力を高く設定しておくことも考えられるが、
多数の車両がそのような高い送信電力を用いることを想
定すると、混信が発生して正確な距離あるいは相対速度
の測定ができなくなる事態が予想される。したがって、
送信電力をあらかじめ高く設定しておくという発想は電
波の有効利用の観点からみて好ましくない。
件下でも車載用レーダ装置が使用できるように、あらか
じめ送信電力を高く設定しておくことも考えられるが、
多数の車両がそのような高い送信電力を用いることを想
定すると、混信が発生して正確な距離あるいは相対速度
の測定ができなくなる事態が予想される。したがって、
送信電力をあらかじめ高く設定しておくという発想は電
波の有効利用の観点からみて好ましくない。
【0007】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、自動車に搭載する数十GHz帯のレーダ電波を
利用して天候判定を行い、その天候に最適な送信電力調
整を自動的に行うことを目的とする。本発明は、いかな
る天候下でも使用することができる車載用レーダ装置を
提供することを目的とする。本発明は、送信電力を必要
最小限に設定し電波の有効利用を図ることができる車載
用レーダ装置を提供することを目的とする。
あって、自動車に搭載する数十GHz帯のレーダ電波を
利用して天候判定を行い、その天候に最適な送信電力調
整を自動的に行うことを目的とする。本発明は、いかな
る天候下でも使用することができる車載用レーダ装置を
提供することを目的とする。本発明は、送信電力を必要
最小限に設定し電波の有効利用を図ることができる車載
用レーダ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、空間伝搬
損失特性が、降雨あるいは降雪により大きく変動するこ
とを積極的に利用することにより天候の測定をすること
ができることに気付いた。
損失特性が、降雨あるいは降雪により大きく変動するこ
とを積極的に利用することにより天候の測定をすること
ができることに気付いた。
【0009】本発明は車載用レーダ装置であって、発振
周波数が数十GHz帯の発振器と、この発振器出力を電
波として車両の走行方向空間に向けて送信しこの電波の
反射波を受信するアンテナと、前記電波の送信タイミン
グと前記反射波の受信タイミングとの時間差から車両の
前方にある物体までの距離を演算する演算回路とを備え
た車載用レーダ装置である。本発明の特徴とするところ
は、前記演算回路に、天候判定演算手段を設け、この天
候判定演算手段に降雨およびまたは降雪が検出されると
きに前記発振器出力電力を増大させる手段を備えたとこ
ろにある。
周波数が数十GHz帯の発振器と、この発振器出力を電
波として車両の走行方向空間に向けて送信しこの電波の
反射波を受信するアンテナと、前記電波の送信タイミン
グと前記反射波の受信タイミングとの時間差から車両の
前方にある物体までの距離を演算する演算回路とを備え
た車載用レーダ装置である。本発明の特徴とするところ
は、前記演算回路に、天候判定演算手段を設け、この天
候判定演算手段に降雨およびまたは降雪が検出されると
きに前記発振器出力電力を増大させる手段を備えたとこ
ろにある。
【0010】すなわち、降雨時と降雪時とでは空間伝搬
損失量が異なり、さらに降雪時には着雪が発生する可能
性も高い。このようなさまざまな天候条件の中でレーダ
装置を用いるために、自動的に必要最小限の送信電力に
調整を行う。
損失量が異なり、さらに降雪時には着雪が発生する可能
性も高い。このようなさまざまな天候条件の中でレーダ
装置を用いるために、自動的に必要最小限の送信電力に
調整を行う。
【0011】前記天候判定演算手段は、前記演算回路で
割込処理により実行され、前記発振器の出力周波数をご
く短時間だけステップ的に二つの周波数(f0とf1)
にシフトさせる手段と、この二つの周波数の空間伝搬損
失量を比較することにより前記電波の伝搬空間の天候を
判定する手段とを含むことが望ましい。ここに|f0−
f1|は0.5〜5GHzの間に設定することが望まし
い。
割込処理により実行され、前記発振器の出力周波数をご
く短時間だけステップ的に二つの周波数(f0とf1)
にシフトさせる手段と、この二つの周波数の空間伝搬損
失量を比較することにより前記電波の伝搬空間の天候を
判定する手段とを含むことが望ましい。ここに|f0−
f1|は0.5〜5GHzの間に設定することが望まし
い。
【0012】すなわち、車載用レーダ装置のアンテナか
ら送信された電波は、前方を走行中の車両その他の被測
定物に反射されて再びアンテナに戻ってくる。晴天時で
あれば、電波の伝搬過程には電波を反射する被測定物を
除いては空気が介在するだけである。ところが、降雨時
または降雪時には、電波の伝搬過程には水滴、あるいは
雪片が介在する。
ら送信された電波は、前方を走行中の車両その他の被測
定物に反射されて再びアンテナに戻ってくる。晴天時で
あれば、電波の伝搬過程には電波を反射する被測定物を
除いては空気が介在するだけである。ところが、降雨時
または降雪時には、電波の伝搬過程には水滴、あるいは
雪片が介在する。
【0013】発明者は、既知のデータから電波が水滴等
を含む空間を伝搬するときの空間伝搬損失に着目し、発
振器の出力周波数を二つの周波数(f0、f1)にシフ
トさせ、その空間伝搬損失量をそれぞれ測定した結果、
晴天時、降雨時、降雪時ではそれぞれ空間伝搬損失量が
異なることに注目した。本発明はこの空間伝搬損失量の
差異にしたがって、天候を判定するものである。
を含む空間を伝搬するときの空間伝搬損失に着目し、発
振器の出力周波数を二つの周波数(f0、f1)にシフ
トさせ、その空間伝搬損失量をそれぞれ測定した結果、
晴天時、降雨時、降雪時ではそれぞれ空間伝搬損失量が
異なることに注目した。本発明はこの空間伝搬損失量の
差異にしたがって、天候を判定するものである。
【0014】また、車載用レーダ装置の本来の目的は、
前方を走行中の車両との距離および相対速度を測定する
ことにある。したがって、その本来の目的の達成を妨げ
ないように、天候の判定は、タイマにより周期的に割込
制御を実行し演算を行うことがよい。さらに、アンテナ
に戻ってくる電波がなければ、天候の判定を行うことも
できないので、反射波のレベルが所定以上であるときに
実行するように制御することがよい。
前方を走行中の車両との距離および相対速度を測定する
ことにある。したがって、その本来の目的の達成を妨げ
ないように、天候の判定は、タイマにより周期的に割込
制御を実行し演算を行うことがよい。さらに、アンテナ
に戻ってくる電波がなければ、天候の判定を行うことも
できないので、反射波のレベルが所定以上であるときに
実行するように制御することがよい。
【0015】前記発振器には周波数変調が施され、前記
演算回路は、送信周波数と受信周波数とのビート周波数
を検出する手段を含み、このビート周波数の零周波数近
傍の信号レベルが所定値を越えたときに前記アンテナの
着雪を検出する手段を含むことが望ましい。すなわち、
アンテナに着雪があるときは、発振器により発振された
電波の一部がそのまま着雪に反射して戻ってくる。した
がって、着雪があるときにはビート周波数の零周波数近
傍の信号レベルが増加する。この信号レベルの増加によ
り着雪を検出することができる。着雪があるときには、
着雪による伝搬損失の分、送信電力を増加させることに
より対応することができる。
演算回路は、送信周波数と受信周波数とのビート周波数
を検出する手段を含み、このビート周波数の零周波数近
傍の信号レベルが所定値を越えたときに前記アンテナの
着雪を検出する手段を含むことが望ましい。すなわち、
アンテナに着雪があるときは、発振器により発振された
電波の一部がそのまま着雪に反射して戻ってくる。した
がって、着雪があるときにはビート周波数の零周波数近
傍の信号レベルが増加する。この信号レベルの増加によ
り着雪を検出することができる。着雪があるときには、
着雪による伝搬損失の分、送信電力を増加させることに
より対応することができる。
【0016】車載用レーダ装置により天候の測定を行う
ものとして、特開平4−309883号公報に開示の技
術が知られているが、この技術は降雨と降雪とを区別し
て判定することはできない。
ものとして、特開平4−309883号公報に開示の技
術が知られているが、この技術は降雨と降雪とを区別し
て判定することはできない。
【0017】
【0018】
【実施例】本発明実施例の構成を図1ないし図3を参照
して説明する。図1は本発明実施例装置のブロック構成
図である。図2は演算回路のブロック構成図である。図
3は天候判定演算部のブロック構成図である。
して説明する。図1は本発明実施例装置のブロック構成
図である。図2は演算回路のブロック構成図である。図
3は天候判定演算部のブロック構成図である。
【0019】本発明は車載用レーダ装置10であって、
発振周波数が60GHz帯の発振器1と、この発振器1
の出力を電波として車両の走行方向空間に向けて送信し
この電波の反射波を受信するアンテナ2と、前記電波の
送信タイミングと前記反射波の受信タイミングとの時間
差から車両の前方にある物体までの距離を演算する演算
回路4とを備えた車載用レーダ装置10である。
発振周波数が60GHz帯の発振器1と、この発振器1
の出力を電波として車両の走行方向空間に向けて送信し
この電波の反射波を受信するアンテナ2と、前記電波の
送信タイミングと前記反射波の受信タイミングとの時間
差から車両の前方にある物体までの距離を演算する演算
回路4とを備えた車載用レーダ装置10である。
【0020】ここで、本発明の特徴とするところは、演
算回路4に、天候判定演算部43および着雪検出部46
を設け、この天候判定演算部43および着雪検出部46
に降雨およびまたは降雪あるいは着雪が検出されるとき
に発振器1の出力電力を増大させる手段としての出力調
整部45を備えたところにある。
算回路4に、天候判定演算部43および着雪検出部46
を設け、この天候判定演算部43および着雪検出部46
に降雨およびまたは降雪あるいは着雪が検出されるとき
に発振器1の出力電力を増大させる手段としての出力調
整部45を備えたところにある。
【0021】天候判定演算部43は、演算回路4で割込
処理により実行され、発振器1の出力周波数をごく短時
間だけステップ的に二つの周波数(f0とf1)にシフ
トさせる手段としての周波数シフト回路56と、この二
つの周波数の空間伝搬損失量を比較することにより前記
電波の伝搬空間の天候を判定する手段としてのバッファ
回路50および51、比較回路53、天候判定回路5
4、データ記憶回路55とを含む。
処理により実行され、発振器1の出力周波数をごく短時
間だけステップ的に二つの周波数(f0とf1)にシフ
トさせる手段としての周波数シフト回路56と、この二
つの周波数の空間伝搬損失量を比較することにより前記
電波の伝搬空間の天候を判定する手段としてのバッファ
回路50および51、比較回路53、天候判定回路5
4、データ記憶回路55とを含む。
【0022】発振器1には周波数変調が施され、送信周
波数と受信周波数とのビート周波数の零周波数近傍の信
号レベルを検出する手段としての低周波電流測定部13
を含み、このビート周波数の零周波数近傍の信号レベル
が所定値を越えたときにアンテナ2の着雪を検出する手
段としての着雪検出部46を含む。
波数と受信周波数とのビート周波数の零周波数近傍の信
号レベルを検出する手段としての低周波電流測定部13
を含み、このビート周波数の零周波数近傍の信号レベル
が所定値を越えたときにアンテナ2の着雪を検出する手
段としての着雪検出部46を含む。
【0023】天候判定回路54は、複数の異なる天候状
態について二つの周波数f0およびf1について空間伝
搬損失量の比を記憶するメモリ手段としてのデータ記憶
回路55を備え、その二つの周波数f0およびf1につ
いて実測された空間伝搬損失量の比をこのデータ記憶回
路55に記憶された値と比較して天候を判定する。二つ
の周波数f0およびf1は数GHz離れた周波数を用い
ることが望ましいが、本発明第一実施例では1GHz離
れた周波数を用いた。
態について二つの周波数f0およびf1について空間伝
搬損失量の比を記憶するメモリ手段としてのデータ記憶
回路55を備え、その二つの周波数f0およびf1につ
いて実測された空間伝搬損失量の比をこのデータ記憶回
路55に記憶された値と比較して天候を判定する。二つ
の周波数f0およびf1は数GHz離れた周波数を用い
ることが望ましいが、本発明第一実施例では1GHz離
れた周波数を用いた。
【0024】天候判定演算部43は、前記割込処理をタ
イマ58により周期的に、かつアンテナ2に到来する反
射波のレベルが所定以上であるときに実行する手段とし
ての天候判定制御回路57を含む。
イマ58により周期的に、かつアンテナ2に到来する反
射波のレベルが所定以上であるときに実行する手段とし
ての天候判定制御回路57を含む。
【0025】発振器1と方向性結合器9の間にはアッテ
ネータ11が介挿され、方向性結合器9とミキサ5の間
にはアッテネータ12が介挿されている。アッテネータ
11は発振器1から発生した電波をアンテナ2に送出す
るときの電波の減衰率を調整し、アッテネータ12はロ
ーカル信号がミキサ5に入力されるときの電波の減衰率
を調整する。
ネータ11が介挿され、方向性結合器9とミキサ5の間
にはアッテネータ12が介挿されている。アッテネータ
11は発振器1から発生した電波をアンテナ2に送出す
るときの電波の減衰率を調整し、アッテネータ12はロ
ーカル信号がミキサ5に入力されるときの電波の減衰率
を調整する。
【0026】次に、本発明第一実施例の動作を図4ない
し図11を参照して説明する。図4は発振器1が発生す
る送信電波の波形を示す図である。図5は天候判定区間
と距離計測区間を説明するための図である。図6は晴天
時の受信スペクトラムを示す図である。図4および図5
は、横軸に時間をとり縦軸に周波数をとる。図6は横軸
にミキサ出力の周波数をとり縦軸に受信電力をとる。図
7は晴天時の空間伝搬損失を示す図である。図8は降雨
時の空間伝搬損失を示す図である。図9は降雪時の空間
伝搬損失を示す図である。図7ないし図9は、横軸に周
波数をとり縦軸に空間伝搬損失をとる。図10は距離測
定動作を示すフローチャートである。図11は天候判定
動作を示すフローチャートである。
し図11を参照して説明する。図4は発振器1が発生す
る送信電波の波形を示す図である。図5は天候判定区間
と距離計測区間を説明するための図である。図6は晴天
時の受信スペクトラムを示す図である。図4および図5
は、横軸に時間をとり縦軸に周波数をとる。図6は横軸
にミキサ出力の周波数をとり縦軸に受信電力をとる。図
7は晴天時の空間伝搬損失を示す図である。図8は降雨
時の空間伝搬損失を示す図である。図9は降雪時の空間
伝搬損失を示す図である。図7ないし図9は、横軸に周
波数をとり縦軸に空間伝搬損失をとる。図10は距離測
定動作を示すフローチャートである。図11は天候判定
動作を示すフローチャートである。
【0027】発振器1は図4に実線で示すように60G
Hzの電波を連続的に発振している。この電波は60G
Hz〜60.075GHzの間で周波数変調され、中心
周波数は60.0375GHzである。周波数変調の繰
り返し周波数は750KHzである。この電波はアンテ
ナ2からこの車載用レーダ装置10を搭載している自動
車の前方に向けて照射される。図17に示すターゲット
車に反射された電波は再びアンテナ2に受信される。
Hzの電波を連続的に発振している。この電波は60G
Hz〜60.075GHzの間で周波数変調され、中心
周波数は60.0375GHzである。周波数変調の繰
り返し周波数は750KHzである。この電波はアンテ
ナ2からこの車載用レーダ装置10を搭載している自動
車の前方に向けて照射される。図17に示すターゲット
車に反射された電波は再びアンテナ2に受信される。
【0028】ミキサ5では、方向性結合器9を介して入
力される発振器1により発振された電波とアンテナ2に
受信された電波とが混合される。その結果、ミキサ5か
らは二つの電波の位相差から生じたビート信号が出力さ
れる。このビート信号はAD変換器6によりアナログ・
ディジタル変換され、利得が調整されて、周波数分析器
7により周波数分析される。周波数分析器7はFFT(F
ast Fourier Transform:高速フーリエ変換) により実現
できる。周波数分析器7の出力は演算回路4の受信電力
測定部41に入力されて周波数分布とその受信電力が測
定される。この周波数分布とその受信電力の値からター
ゲット車との距離および相対速度が測定される。すなわ
ち、ターゲット車との距離が短ければビート信号の周波
数は低く、ターゲット車との距離が長ければビート信号
の周波数は高い、図6に示すように、このビート信号の
周波数分布によりターゲット車との距離を測定する。
力される発振器1により発振された電波とアンテナ2に
受信された電波とが混合される。その結果、ミキサ5か
らは二つの電波の位相差から生じたビート信号が出力さ
れる。このビート信号はAD変換器6によりアナログ・
ディジタル変換され、利得が調整されて、周波数分析器
7により周波数分析される。周波数分析器7はFFT(F
ast Fourier Transform:高速フーリエ変換) により実現
できる。周波数分析器7の出力は演算回路4の受信電力
測定部41に入力されて周波数分布とその受信電力が測
定される。この周波数分布とその受信電力の値からター
ゲット車との距離および相対速度が測定される。すなわ
ち、ターゲット車との距離が短ければビート信号の周波
数は低く、ターゲット車との距離が長ければビート信号
の周波数は高い、図6に示すように、このビート信号の
周波数分布によりターゲット車との距離を測定する。
【0029】さらに詳細に説明すると、ターゲット車に
反射してアンテナ2に戻って来る電波は、図4に破線で
示すように、発振器1が発振する電波に比較してΔt=
2L/c(Lはターゲット車とレーダ搭載車との距離、
cは電磁波の速度)だけ位相がずれる。これにともなっ
て、Δfだけ周波数がずれる。このΔfがビート信号の
周波数になる。このΔfは距離Lに比例して大きくな
る。距離演算部42は、この受信電力の周波数分布にし
たがってターゲット車との距離および相対速度を測定す
る。警報発生部44は、距離演算部42からの距離およ
び相対速度情報を表示器8に出力するとともに、距離お
よび相対速度情報が所定値を越えている場合には、警報
出力を行う。警報出力は、表示器8への出力および外部
出力の双方を行うことができる。
反射してアンテナ2に戻って来る電波は、図4に破線で
示すように、発振器1が発振する電波に比較してΔt=
2L/c(Lはターゲット車とレーダ搭載車との距離、
cは電磁波の速度)だけ位相がずれる。これにともなっ
て、Δfだけ周波数がずれる。このΔfがビート信号の
周波数になる。このΔfは距離Lに比例して大きくな
る。距離演算部42は、この受信電力の周波数分布にし
たがってターゲット車との距離および相対速度を測定す
る。警報発生部44は、距離演算部42からの距離およ
び相対速度情報を表示器8に出力するとともに、距離お
よび相対速度情報が所定値を越えている場合には、警報
出力を行う。警報出力は、表示器8への出力および外部
出力の双方を行うことができる。
【0030】天候判定演算部43は、周波数シフト回路
56により発振器1の出力周波数をごく短時間だけステ
ップ的に二つの周波数f0およびf1にシフトさせる。
本発明第一実施例では周波数f0=60GHz、周波数
f1=61GHzとした。シフトのタイミングは図5に
示すように、タイマ58の計時結果にしたがって周期的
に行われる。この割込制御は天候判定制御回路57によ
り行われる。バッファ回路50および51は、周波数f
0およびf1のタイミングでその反射電波の受信電力の
値をそれぞれ一時的に記憶する。バッファ回路50およ
び51に記憶された受信電力の値は比較回路53により
比較される。例えば、晴天時であれば、バッファ回路5
0には図7に示すように、周波数f0に対しては受信電
力値L0が記憶されており、バッファ回路51には周波
数f1に対しては受信電力値L1が記憶されている。降
雨時であれば、バッファ回路50には図8に示すよう
に、周波数f0に対しては受信電力値L0′が記憶され
ており、バッファ回路51には周波数f1に対しては受
信電力値L1′が記憶されている。降雪時であれば、バ
ッファ回路50には図9に示すように、周波数f0に対
しては受信電力値L0″が記憶されており、バッファ回
路51には周波数f1に対しては受信電力値L1″が記
憶されている。比較回路53では、これらの受信電力値
の差PL0、PL1、PL2を求めてその結果を出力す
る。天候判定回路54では、入力されたこれらの受信電
力値の差PL0、PL1、PL2をデータ記憶回路55
にあらかじめ記憶されている晴天時、降雨時、降雪時の
受信電力値の差PL0、PL1、PL2と比較し、現在
の天候を判定する。判定結果は、表示器8への出力およ
び外部出力の双方を行うことができる。
56により発振器1の出力周波数をごく短時間だけステ
ップ的に二つの周波数f0およびf1にシフトさせる。
本発明第一実施例では周波数f0=60GHz、周波数
f1=61GHzとした。シフトのタイミングは図5に
示すように、タイマ58の計時結果にしたがって周期的
に行われる。この割込制御は天候判定制御回路57によ
り行われる。バッファ回路50および51は、周波数f
0およびf1のタイミングでその反射電波の受信電力の
値をそれぞれ一時的に記憶する。バッファ回路50およ
び51に記憶された受信電力の値は比較回路53により
比較される。例えば、晴天時であれば、バッファ回路5
0には図7に示すように、周波数f0に対しては受信電
力値L0が記憶されており、バッファ回路51には周波
数f1に対しては受信電力値L1が記憶されている。降
雨時であれば、バッファ回路50には図8に示すよう
に、周波数f0に対しては受信電力値L0′が記憶され
ており、バッファ回路51には周波数f1に対しては受
信電力値L1′が記憶されている。降雪時であれば、バ
ッファ回路50には図9に示すように、周波数f0に対
しては受信電力値L0″が記憶されており、バッファ回
路51には周波数f1に対しては受信電力値L1″が記
憶されている。比較回路53では、これらの受信電力値
の差PL0、PL1、PL2を求めてその結果を出力す
る。天候判定回路54では、入力されたこれらの受信電
力値の差PL0、PL1、PL2をデータ記憶回路55
にあらかじめ記憶されている晴天時、降雨時、降雪時の
受信電力値の差PL0、PL1、PL2と比較し、現在
の天候を判定する。判定結果は、表示器8への出力およ
び外部出力の双方を行うことができる。
【0031】図10を参照して距離および相対速度の測
定と天候判定との関係を示す。S1〜S7はすでに説明
したとおりである。このとき、天候判定制御回路57
は、受信電力情報を入力し、受信電力が所定値以上か否
かを判定する(S8)。受信電力が所定値以上であれ
ば、アンテナ2から送信された電波がターゲット車その
他に反射されて再びアンテナ2に戻って来ていることを
示している。したがって、天候判定が可能な状態にある
ことがわかる。さらに、このときに、タイマ58が割込
みタイミングを示していれば(S9)、天候判定制御回
路57は、天候測定処理を実行する(S10)。
定と天候判定との関係を示す。S1〜S7はすでに説明
したとおりである。このとき、天候判定制御回路57
は、受信電力情報を入力し、受信電力が所定値以上か否
かを判定する(S8)。受信電力が所定値以上であれ
ば、アンテナ2から送信された電波がターゲット車その
他に反射されて再びアンテナ2に戻って来ていることを
示している。したがって、天候判定が可能な状態にある
ことがわかる。さらに、このときに、タイマ58が割込
みタイミングを示していれば(S9)、天候判定制御回
路57は、天候測定処理を実行する(S10)。
【0032】図11を参照して天候判定動作を詳細に説
明する。発振器1は周波数f0の電波を発振し、アンテ
ナ2からその電波を送信する(S11)。その反射波が
再びアンテナ2に受信され、ミキサ5で周波数f0との
ビート信号が生成される。このビート信号はAD変換器
6によりアナログ・ディジタル変換される(S12)。
周波数分析器7により分析された信号から受信電力測定
部41は受信電力L0を求める(S13)。発振器1は
周波数f1の電波を発振し、アンテナ2からその電波を
送信する(S14)。その反射波が再びアンテナ2に受
信され、ミキサ5で周波数f1とのビート信号が生成さ
れる。このビート信号はAD変換器6によりアナログ・
ディジタル変換される(S15)。周波数分析器7によ
り分析された信号から受信電力測定部41は受信電力L
1を求める(S16)。受信電力L1およびL0から受
信電力差PLを求める(S17)。この受信電力差PL
が降雪時の閾値を越えていれば(S18)、降雪と判定
する(S19)。また、この受信電力差PLが降雨時の
閾値を越えていれば(S20)、降雨と判定する(S2
1)。降雪時および降雨時のいずれの閾値も越えていな
ければ晴天と判定する(S22)。
明する。発振器1は周波数f0の電波を発振し、アンテ
ナ2からその電波を送信する(S11)。その反射波が
再びアンテナ2に受信され、ミキサ5で周波数f0との
ビート信号が生成される。このビート信号はAD変換器
6によりアナログ・ディジタル変換される(S12)。
周波数分析器7により分析された信号から受信電力測定
部41は受信電力L0を求める(S13)。発振器1は
周波数f1の電波を発振し、アンテナ2からその電波を
送信する(S14)。その反射波が再びアンテナ2に受
信され、ミキサ5で周波数f1とのビート信号が生成さ
れる。このビート信号はAD変換器6によりアナログ・
ディジタル変換される(S15)。周波数分析器7によ
り分析された信号から受信電力測定部41は受信電力L
1を求める(S16)。受信電力L1およびL0から受
信電力差PLを求める(S17)。この受信電力差PL
が降雪時の閾値を越えていれば(S18)、降雪と判定
する(S19)。また、この受信電力差PLが降雨時の
閾値を越えていれば(S20)、降雨と判定する(S2
1)。降雪時および降雨時のいずれの閾値も越えていな
ければ晴天と判定する(S22)。
【0033】降雪と判定された場合には(S19)、そ
れに応じてアッテネータ11および12を調整する(S
23)。また、降雨と判定された場合にも(S21)、
それに応じてアッテネータ11および12を調整する
(S24)。アッテネータ11および12の調整により
受信電力レベルが所定値以上になるまで、アッテネータ
11および12の調整を繰り返す(S25)。アッテネ
ータ11および12の調整は、あらかじめ出力調整部4
5に記憶されている調整手順にしたがって行われる。
れに応じてアッテネータ11および12を調整する(S
23)。また、降雨と判定された場合にも(S21)、
それに応じてアッテネータ11および12を調整する
(S24)。アッテネータ11および12の調整により
受信電力レベルが所定値以上になるまで、アッテネータ
11および12の調整を繰り返す(S25)。アッテネ
ータ11および12の調整は、あらかじめ出力調整部4
5に記憶されている調整手順にしたがって行われる。
【0034】次に、着雪の検出について図12ないし図
14を参照して説明する。図12は着雪時の受信スペク
トラムを示す図である。図12は横軸にミキサ出力周波
数をとり縦軸に受信電力をとる。図13は着雪の厚みと
ミキサ5からの低周波電流との関係を示す図であり、横
軸に着雪の厚みをとり縦軸に低周波電流値をとる。図1
4は着雪検出の動作を示すフローチャートである。
14を参照して説明する。図12は着雪時の受信スペク
トラムを示す図である。図12は横軸にミキサ出力周波
数をとり縦軸に受信電力をとる。図13は着雪の厚みと
ミキサ5からの低周波電流との関係を示す図であり、横
軸に着雪の厚みをとり縦軸に低周波電流値をとる。図1
4は着雪検出の動作を示すフローチャートである。
【0035】受信電力測定部41により測定された受信
電力Pの受信スペクトラムは、晴天時であれば図6に示
すように、波形P0のような電力波形を生じる。図12
に着雪時の受信スペクトラムを示す。アンテナ2に着雪
があると、発振器1で発生した電波はサーキュレータ3
を介してアンテナ2に供給されるが、その一部が雪によ
って反射され再びサーキュレータ3を介してミキサ5に
戻って来る。この場合の電波の伝搬距離は、装置内部の
ごく短い距離に限定されるため、ミキサ5により発振器
1の電波とこの雪によって反射された電波とを混合する
と周波数がきわめて小さいビート信号を生じる。
電力Pの受信スペクトラムは、晴天時であれば図6に示
すように、波形P0のような電力波形を生じる。図12
に着雪時の受信スペクトラムを示す。アンテナ2に着雪
があると、発振器1で発生した電波はサーキュレータ3
を介してアンテナ2に供給されるが、その一部が雪によ
って反射され再びサーキュレータ3を介してミキサ5に
戻って来る。この場合の電波の伝搬距離は、装置内部の
ごく短い距離に限定されるため、ミキサ5により発振器
1の電波とこの雪によって反射された電波とを混合する
と周波数がきわめて小さいビート信号を生じる。
【0036】この周波数がきわめて小さいビート信号
は、ミキサ5からの低周波電流出力として測定される。
したがってミキサ5の出力周波数が零の付近には、図1
2に示すように、この低周波電流出力により波形P1の
ような電力波形を生じる。波形P0′はターゲット車に
反射された電波による電力波形であるが、波形P1の増
加に反比例して減少する。低周波電流測定部13はミキ
サ5から出力されるこの低周波電流値を測定する。アン
テナ2の着雪の厚みの増加にともなって雪により反射さ
れる電波も増加する。したがって、図13に示すよう
に、この低周波電流値はアンテナ2の着雪の厚さに比例
して増加する。
は、ミキサ5からの低周波電流出力として測定される。
したがってミキサ5の出力周波数が零の付近には、図1
2に示すように、この低周波電流出力により波形P1の
ような電力波形を生じる。波形P0′はターゲット車に
反射された電波による電力波形であるが、波形P1の増
加に反比例して減少する。低周波電流測定部13はミキ
サ5から出力されるこの低周波電流値を測定する。アン
テナ2の着雪の厚みの増加にともなって雪により反射さ
れる電波も増加する。したがって、図13に示すよう
に、この低周波電流値はアンテナ2の着雪の厚さに比例
して増加する。
【0037】図14を参照して着雪検出部46の動作を
示す。S31〜S34はすでに説明したとおりである。
低周波電流測定部13によりミキサ5からの低周波電流
I0を求める(S35)。受信電力測定部41により測
定された受信電力L0と低周波電流測定部13により測
定された低周波電流I0との関係が着雪の閾値を越えて
いれば、アッテネータ11および12を調整する(S3
7)。受信電力レベルが所定値をこえるまでアッテネー
タ11および12の調整は繰り返される(S38)。ア
ッテネータ11および12の調整は、あらかじめ出力調
整部45に記憶されている調整手順にしたがって行われ
る。
示す。S31〜S34はすでに説明したとおりである。
低周波電流測定部13によりミキサ5からの低周波電流
I0を求める(S35)。受信電力測定部41により測
定された受信電力L0と低周波電流測定部13により測
定された低周波電流I0との関係が着雪の閾値を越えて
いれば、アッテネータ11および12を調整する(S3
7)。受信電力レベルが所定値をこえるまでアッテネー
タ11および12の調整は繰り返される(S38)。ア
ッテネータ11および12の調整は、あらかじめ出力調
整部45に記憶されている調整手順にしたがって行われ
る。
【0038】ここで、受信電力L0と低周波電流I0と
の関係から着雪を検出する原理について説明する。すな
わち、図12に示すように、波形P0′で示したターゲ
ット車に反射した電波の受信電力L0と波形P1で示し
た着雪に反射した電波の受信電力とは反比例関係にあ
る。着雪に反射した電波の受信電力レベルは低周波電流
I0に比例しているので、低周波電流I0の値が増加す
れば、それはすなわちターゲット車に向けて送信される
べき電波の一部が着雪に反射して本来の役割を果たして
いないことを示す。したがって、ターゲット車に反射し
て戻って来た電波の受信電力L0の値は減少する。よっ
て、受信電力L0および低周波電流I0の二つの数値に
それぞれ閾値を設けておき、例えば、受信電力L0が閾
値Aを下回り、低周波電流I0が閾値Bを上回ったとき
に着雪と判定する。なお、この閾値の設定は、低周波電
流I0の値だけに設定しておき、低周波電流I0が閾値
Bを越えることによって着雪を判定してもよい。
の関係から着雪を検出する原理について説明する。すな
わち、図12に示すように、波形P0′で示したターゲ
ット車に反射した電波の受信電力L0と波形P1で示し
た着雪に反射した電波の受信電力とは反比例関係にあ
る。着雪に反射した電波の受信電力レベルは低周波電流
I0に比例しているので、低周波電流I0の値が増加す
れば、それはすなわちターゲット車に向けて送信される
べき電波の一部が着雪に反射して本来の役割を果たして
いないことを示す。したがって、ターゲット車に反射し
て戻って来た電波の受信電力L0の値は減少する。よっ
て、受信電力L0および低周波電流I0の二つの数値に
それぞれ閾値を設けておき、例えば、受信電力L0が閾
値Aを下回り、低周波電流I0が閾値Bを上回ったとき
に着雪と判定する。なお、この閾値の設定は、低周波電
流I0の値だけに設定しておき、低周波電流I0が閾値
Bを越えることによって着雪を判定してもよい。
【0039】出力調整部45に記憶されている調整手順
について図15を参照して説明する。図16は調整手順
を示すフローチャートである。天候判定演算部43から
天候判定データを入力し(S41)、降雨であれば(S
42)、アッテネータ11を制御して送信減衰率をα%
下げる(S43)。このαの値は繰り返し行われた降雨
中の走行実験のデータにしたがってあらかじめ設定され
た値である。送信減衰率をα%下げた結果としてアンテ
ナ2からの送信電力が増加されるが、そのときの受信電
力データを受信電力測定部41から入力し、アッテネー
タ12を制御して受信減衰率を再調整する(S44)。
この再調整は受信電力が所定値になるまで繰り返し行わ
れる(S45)。天候判定演算部43から天候判定デー
タを入力し(S41)、降雪であれば(S42)、アッ
テネータ11を制御して送信減衰率をβ%下げる(S4
7)。このβの値は繰り返し行われた降雪中の走行実験
のデータにしたがってあらかじめ設定された値である。
送信減衰率をβ%下げた結果としてアンテナ2からの送
信電力が増加されるが、そのときの受信電力データを受
信電力測定部41から入力し、アッテネータ12を制御
して受信減衰率を再調整する(S48)。この再調整は
受信電力が所定値になるまで繰り返し行われる(S4
9)。天候判定演算部43から天候判定データを入力し
(S41)、降雪であって(S42)、着雪があれば
(S46)、アッテネータ11を制御して送信減衰率を
γ%下げる(S50)。このγの値は繰り返し行われた
降雪中の走行実験のデータにしたがってあらかじめ設定
された値である。また、着雪検出部46からは着雪の厚
さに関するデータも入力されており、γの値は着雪の厚
さにしたがって変化する。なお、α、β、γの関係は、 α(固定)>β(固定)>γ(可変) である。送信減衰率をγ%下げた結果としてアンテナ2
からの送信電力が増加されるが、そのときの受信電力デ
ータを受信電力測定部41から入力し、アッテネータ1
2を制御して受信減衰率を再調整する(S51)。この
再調整は受信電力が所定値になるまで繰り返し行われる
(S52)。
について図15を参照して説明する。図16は調整手順
を示すフローチャートである。天候判定演算部43から
天候判定データを入力し(S41)、降雨であれば(S
42)、アッテネータ11を制御して送信減衰率をα%
下げる(S43)。このαの値は繰り返し行われた降雨
中の走行実験のデータにしたがってあらかじめ設定され
た値である。送信減衰率をα%下げた結果としてアンテ
ナ2からの送信電力が増加されるが、そのときの受信電
力データを受信電力測定部41から入力し、アッテネー
タ12を制御して受信減衰率を再調整する(S44)。
この再調整は受信電力が所定値になるまで繰り返し行わ
れる(S45)。天候判定演算部43から天候判定デー
タを入力し(S41)、降雪であれば(S42)、アッ
テネータ11を制御して送信減衰率をβ%下げる(S4
7)。このβの値は繰り返し行われた降雪中の走行実験
のデータにしたがってあらかじめ設定された値である。
送信減衰率をβ%下げた結果としてアンテナ2からの送
信電力が増加されるが、そのときの受信電力データを受
信電力測定部41から入力し、アッテネータ12を制御
して受信減衰率を再調整する(S48)。この再調整は
受信電力が所定値になるまで繰り返し行われる(S4
9)。天候判定演算部43から天候判定データを入力し
(S41)、降雪であって(S42)、着雪があれば
(S46)、アッテネータ11を制御して送信減衰率を
γ%下げる(S50)。このγの値は繰り返し行われた
降雪中の走行実験のデータにしたがってあらかじめ設定
された値である。また、着雪検出部46からは着雪の厚
さに関するデータも入力されており、γの値は着雪の厚
さにしたがって変化する。なお、α、β、γの関係は、 α(固定)>β(固定)>γ(可変) である。送信減衰率をγ%下げた結果としてアンテナ2
からの送信電力が増加されるが、そのときの受信電力デ
ータを受信電力測定部41から入力し、アッテネータ1
2を制御して受信減衰率を再調整する(S51)。この
再調整は受信電力が所定値になるまで繰り返し行われる
(S52)。
【0040】本発明実施例では、アッテネータ11およ
び12を備え、送信電力および受信電力の双方について
減衰率を調整する構成としたが、アッテネータ11のみ
を備え、送信電力の減衰率だけを調整する構成とするこ
ともできる。この場合には、構成を簡単化することがで
きる。
び12を備え、送信電力および受信電力の双方について
減衰率を調整する構成としたが、アッテネータ11のみ
を備え、送信電力の減衰率だけを調整する構成とするこ
ともできる。この場合には、構成を簡単化することがで
きる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動車に搭載する数十GHz帯のレーダ電波を利用して
天候判定を行い、その天候に最適な送信電力調整を自動
的に行うことができる。したがって、いかなる天候下で
も使用することができる車載用レーダ装置を実現するこ
とができる。また、送信電力を必要最小限に設定し電波
の有効利用を図ることができる。
自動車に搭載する数十GHz帯のレーダ電波を利用して
天候判定を行い、その天候に最適な送信電力調整を自動
的に行うことができる。したがって、いかなる天候下で
も使用することができる車載用レーダ装置を実現するこ
とができる。また、送信電力を必要最小限に設定し電波
の有効利用を図ることができる。
【図1】本発明実施例装置のブロック構成図。
【図2】演算回路のブロック構成図。
【図3】天候判定演算部のブロック構成図。
【図4】発振器が発生する送信電波の波形を示す図。
【図5】天候判定区間と距離計測区間を説明するための
図。
図。
【図6】晴天時の受信スペクトラムを示す図。
【図7】晴天時の空間伝搬損失を示す図。
【図8】降雨時の空間伝搬損失を示す図。
【図9】降雪時の空間伝搬損失を示す図。
【図10】距離測定動作を示すフローチャート。
【図11】天候判定動作を示すフローチャート。
【図12】着雪時の受信スペクトラムを示す図。
【図13】着雪の厚みと低周波電流との関係を示す図。
【図14】着雪検出の動作を示すフローチャート。
【図15】調整手順を示すフローチャート。
【図16】レーダ装着車両とターゲット車の悪天候下で
の走行例を示す図。
の走行例を示す図。
【図17】アンテナの実装例を示す図。
【図18】周波数および波長と大気伝搬損失との関係を
示す図。
示す図。
1 発振器 2 アンテナ 3 サーキュレータ 4 演算回路 5 ミキサ 6 AD変換器 7 周波数分析器 8 表示器 9 方向性結合器 10 車載用レーダ装置 11、12 アッテネータ 13 低周波電流測定部 41 受信電力測定部 42 距離演算部 43 天候判定演算部 44 警報発生部 45 出力調整部 46 着雪検出部 50、51 バッファ回路 53 比較回路 54 天候判定回路 55 データ記憶回路 56 周波数シフト回路 57 天候判定制御回路 58 タイマ
Claims (3)
- 【請求項1】 発振周波数が数十GHz帯の発振器と、
この発振器出力を電波として車両の走行方向空間に向け
て送信しこの電波の反射波を受信するアンテナと、前記
電波の送信タイミングと前記反射波の受信タイミングと
の時間差から車両の前方にある物体までの距離を演算す
る演算回路とを備えた車載用レーダ装置において、 前記演算回路に、天候判定演算手段を設け、この天候判
定演算手段に降雨およびまたは降雪が検出されるときに
前記発振器出力電力を増大させる手段を備えたことを特
徴とする車載用レーダ装置。 - 【請求項2】 前記天候判定演算手段は、前記演算回路
で割込処理により実行され、前記発振器の出力周波数を
ごく短時間だけステップ的に二つの周波数(f0とf
1)にシフトさせる手段と、この二つの周波数の空間伝
搬損失量を比較することにより前記電波の伝搬空間の天
候を判定する手段とを含む請求項1記載の車載用レーダ
装置。 - 【請求項3】 前記発振器には周波数変調が施され、前
記演算回路は、送信周波数と受信周波数とのビート周波
数を検出する手段を含み、このビート周波数の零周波数
近傍の信号レベルが所定値を越えたときに前記アンテナ
の着雪を検出する手段を含む請求項1記載の車載用レー
ダ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8202257A JPH1048333A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 車載用レーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8202257A JPH1048333A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 車載用レーダ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1048333A true JPH1048333A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16454556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8202257A Pending JPH1048333A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 車載用レーダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1048333A (ja) |
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-
1996
- 1996-07-31 JP JP8202257A patent/JPH1048333A/ja active Pending
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