JPH1048406A - ダイクロイックプリズム及びその製造方法 - Google Patents
ダイクロイックプリズム及びその製造方法Info
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- JPH1048406A JPH1048406A JP22454396A JP22454396A JPH1048406A JP H1048406 A JPH1048406 A JP H1048406A JP 22454396 A JP22454396 A JP 22454396A JP 22454396 A JP22454396 A JP 22454396A JP H1048406 A JPH1048406 A JP H1048406A
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- prism
- rectangular
- angle
- rectangular surface
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Abstract
(57)【要約】
【課題】低コストで高精度のダイクロイックプリズムを
提供する。 【解決手段】直角を挟む矩形面に所要の反射膜を形成し
た略同一幅を有する直角プリズム4個をそれぞれの直角
部を中心として接合したダイクロイックプリズムにおい
て、少なくとも第2プリズムの第1プリズムと当接する
矩形面と該矩形面と直交する面とがなす角部及び第4プ
リズムの第3プリズムと当接する矩形面と該矩形面と直
交する面とがなす角部に面取りを施したことを特徴とす
る。
提供する。 【解決手段】直角を挟む矩形面に所要の反射膜を形成し
た略同一幅を有する直角プリズム4個をそれぞれの直角
部を中心として接合したダイクロイックプリズムにおい
て、少なくとも第2プリズムの第1プリズムと当接する
矩形面と該矩形面と直交する面とがなす角部及び第4プ
リズムの第3プリズムと当接する矩形面と該矩形面と直
交する面とがなす角部に面取りを施したことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶プロジェクタ装
置等に用いられるダイクロイックプリズム及びその製造
方法に関する。
置等に用いられるダイクロイックプリズム及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディアの進展に伴い各種画像装
置の開発、普及が図られており、これらのなかで液晶プ
ロジェクタはパーソナルコンピュータを用いたプレゼン
テーション等に利用され、今後も高精度な液晶プロジェ
クタを低コストで供給することが期待されている。この
液晶プロジェクタにおいては色合成用のダイクロイック
プリズムが用いられており、このダイクロイックプリズ
ムの性能が液晶プロジェクタの性能を決定する一つの要
因となっている。
置の開発、普及が図られており、これらのなかで液晶プ
ロジェクタはパーソナルコンピュータを用いたプレゼン
テーション等に利用され、今後も高精度な液晶プロジェ
クタを低コストで供給することが期待されている。この
液晶プロジェクタにおいては色合成用のダイクロイック
プリズムが用いられており、このダイクロイックプリズ
ムの性能が液晶プロジェクタの性能を決定する一つの要
因となっている。
【0003】図4は特開平7−294845号公報に開
示された色合成用ダイクロイックプリズムを示した図で
あり、同図において21、22、23、及び24はそれ
ぞれ直角プリズムからなる第1乃至第4プリズムであ
る。また、第1プリズム及び第3プリズムの横幅は第2
及び第4プリズムの横幅より広く、その端部が突出した
形状となっている。
示された色合成用ダイクロイックプリズムを示した図で
あり、同図において21、22、23、及び24はそれ
ぞれ直角プリズムからなる第1乃至第4プリズムであ
る。また、第1プリズム及び第3プリズムの横幅は第2
及び第4プリズムの横幅より広く、その端部が突出した
形状となっている。
【0004】このようなダイクロイックプリズムを製造
するには、先ず、第1プリズム21と第2プリズム22
との接合において矩形面21bと22bとを平面治具上
に当接するように載置した上で矩形面21aと22aと
の接合面に接着剤を塗布し、同様に第3プリズム23と
第4プリズム24とを接合する場合には、矩形面23b
と24bとを平面治具の表面に接触させて矩形面23a
と24aとの接合面に接着剤を塗布することにより2つ
の直角プリズムを接合した接合物を2つ形成する。その
後、図5に示すような治具30を用い、第1プリズム2
1の突出した面21cと第3プリズム23の突出した面
23cとを治具30の基準面30aに当接した状態で載
置し、夫々の接合物の接合面に接着剤を塗布し、接合す
ることにより第1プリズムの面21aと第3プリズムの
面23aとを正確な平面とすることができ、また第2プ
リズムの面22aと第4プリズムの面24aとを正確な
平面としたプリズムを得ることができる。
するには、先ず、第1プリズム21と第2プリズム22
との接合において矩形面21bと22bとを平面治具上
に当接するように載置した上で矩形面21aと22aと
の接合面に接着剤を塗布し、同様に第3プリズム23と
第4プリズム24とを接合する場合には、矩形面23b
と24bとを平面治具の表面に接触させて矩形面23a
と24aとの接合面に接着剤を塗布することにより2つ
の直角プリズムを接合した接合物を2つ形成する。その
後、図5に示すような治具30を用い、第1プリズム2
1の突出した面21cと第3プリズム23の突出した面
23cとを治具30の基準面30aに当接した状態で載
置し、夫々の接合物の接合面に接着剤を塗布し、接合す
ることにより第1プリズムの面21aと第3プリズムの
面23aとを正確な平面とすることができ、また第2プ
リズムの面22aと第4プリズムの面24aとを正確な
平面としたプリズムを得ることができる。
【0005】すなわち、図6に示すように第1プリズム
の直角を挟む2面にうち一方の面21a及び第4プリズ
ムの直角をはさむ2面のうち一方の面24aには青色を
反射する青色反射膜が形成され、また、第2プリズム及
び第4プリズムの一方の面22a及び23aには赤色を
反射する赤色反射膜が形成されているため、上述したよ
うな構成をとることにより青反射膜及び赤反射膜が形成
された夫々の面を精度よく同一平面とし、且つ青反射膜
と赤反射膜とを直交した状態で接合することができる。
の直角を挟む2面にうち一方の面21a及び第4プリズ
ムの直角をはさむ2面のうち一方の面24aには青色を
反射する青色反射膜が形成され、また、第2プリズム及
び第4プリズムの一方の面22a及び23aには赤色を
反射する赤色反射膜が形成されているため、上述したよ
うな構成をとることにより青反射膜及び赤反射膜が形成
された夫々の面を精度よく同一平面とし、且つ青反射膜
と赤反射膜とを直交した状態で接合することができる。
【0006】したがって、青色液晶パネル26Bより出
射される青色のイメージ像のビームは青反射面21a及
び24aで均一に反射し、また赤色液晶パネル26Rよ
り出射される赤色のイメージ像のビームも赤反射面22
a、23aで均一に反射し、それぞれの色成分は第2プ
リズム22より出射する。更に、緑色液晶パネル26G
より出射される緑色のイメージ像は何れの接合面に設け
られた反射膜にて反射されず、そのまま第2プリズム2
2を透過するため、色ずれの発生しないダイクロイック
プリズムを得ることができる。
射される青色のイメージ像のビームは青反射面21a及
び24aで均一に反射し、また赤色液晶パネル26Rよ
り出射される赤色のイメージ像のビームも赤反射面22
a、23aで均一に反射し、それぞれの色成分は第2プ
リズム22より出射する。更に、緑色液晶パネル26G
より出射される緑色のイメージ像は何れの接合面に設け
られた反射膜にて反射されず、そのまま第2プリズム2
2を透過するため、色ずれの発生しないダイクロイック
プリズムを得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たダイクロイックプリズムおいては第1プリズムと第3
プリズムの横幅が他のプリズムの横幅よりも広く、プリ
ズムとして余分な材料が必要となると共に小型化するこ
とが困難であり、且つ少なくとも2種類の形状のプリズ
ムの加工が必要であり、さらにプリズムの形状が異なる
ために赤色或いは青色の反射膜を形成する際に必要な蒸
着治具等もそれぞれの形状に合った治具を用意する必要
が生じ製造コストが高くなると云う問題点があった。本
発明は上記問題点を解決するためになされたものであっ
て低コストで高精度のダイクロイックプリズムを提供す
ることを目的とする。
たダイクロイックプリズムおいては第1プリズムと第3
プリズムの横幅が他のプリズムの横幅よりも広く、プリ
ズムとして余分な材料が必要となると共に小型化するこ
とが困難であり、且つ少なくとも2種類の形状のプリズ
ムの加工が必要であり、さらにプリズムの形状が異なる
ために赤色或いは青色の反射膜を形成する際に必要な蒸
着治具等もそれぞれの形状に合った治具を用意する必要
が生じ製造コストが高くなると云う問題点があった。本
発明は上記問題点を解決するためになされたものであっ
て低コストで高精度のダイクロイックプリズムを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るダイクロイックプリズムとその製造方法
の請求項1記載の発明は、直角を挟む矩形面に所要の反
射膜を形成した略同一幅を有する直角プリズム4個をそ
れぞれの直角部を中心として接合したダイクロイックプ
リズムにおいて、少なくとも第2プリズムの第1プリズ
ムと当接する矩形面と該矩形面と直交する面とがなす角
部及び第4プリズムの第3プリズムと当接する矩形面と
該矩形面と直交する面とがなす角部に面取りを施したこ
とを特徴とする。請求項2記載の発明は、直角を挟む矩
形面に所要の反射膜を形成した略同一幅を有する直角プ
リズム4個をそれぞれの直角部を中心として接合したダ
イクロイックプリズムの製造方法において、第1プリズ
ムと当接する矩形面と該矩形面と直交する面とがなす角
部に面取りを施した第2プリズムと前記第1プリズムと
を、直角を挟む矩形面であって且つ面取りが施されてい
ないそれぞれの矩形面を所定の平面基準面に当接させた
状態で、面取りが施されている面及びそれに対向する面
を接合して接合面端部に所定の溝を有する接合物を構成
し、第3プリズムと当接する矩形面と該矩形面と直交す
る面とがなす角部に面取りを施した第4プリズムと前記
第3プリズムとを、直角を挟む矩形面であって且つ面取
りが施されていないそれぞれの矩形面を所定の平面基準
面に当接させた状態で、面取りが施されている面及びそ
れに対向する面を接合して接合面端部に所定の溝を有し
た接合物を構成し、前記接合物の溝のうち、第1プリズ
ム及び第3プリズムが露出した面を所定の基準面に当接
させて第1及び第2プリズムからなる接合物及び第3及
び第4プリズムからなる接合物とを接合させてダイクロ
イックプリズムを得たことを特徴とする。
に本発明に係るダイクロイックプリズムとその製造方法
の請求項1記載の発明は、直角を挟む矩形面に所要の反
射膜を形成した略同一幅を有する直角プリズム4個をそ
れぞれの直角部を中心として接合したダイクロイックプ
リズムにおいて、少なくとも第2プリズムの第1プリズ
ムと当接する矩形面と該矩形面と直交する面とがなす角
部及び第4プリズムの第3プリズムと当接する矩形面と
該矩形面と直交する面とがなす角部に面取りを施したこ
とを特徴とする。請求項2記載の発明は、直角を挟む矩
形面に所要の反射膜を形成した略同一幅を有する直角プ
リズム4個をそれぞれの直角部を中心として接合したダ
イクロイックプリズムの製造方法において、第1プリズ
ムと当接する矩形面と該矩形面と直交する面とがなす角
部に面取りを施した第2プリズムと前記第1プリズムと
を、直角を挟む矩形面であって且つ面取りが施されてい
ないそれぞれの矩形面を所定の平面基準面に当接させた
状態で、面取りが施されている面及びそれに対向する面
を接合して接合面端部に所定の溝を有する接合物を構成
し、第3プリズムと当接する矩形面と該矩形面と直交す
る面とがなす角部に面取りを施した第4プリズムと前記
第3プリズムとを、直角を挟む矩形面であって且つ面取
りが施されていないそれぞれの矩形面を所定の平面基準
面に当接させた状態で、面取りが施されている面及びそ
れに対向する面を接合して接合面端部に所定の溝を有し
た接合物を構成し、前記接合物の溝のうち、第1プリズ
ム及び第3プリズムが露出した面を所定の基準面に当接
させて第1及び第2プリズムからなる接合物及び第3及
び第4プリズムからなる接合物とを接合させてダイクロ
イックプリズムを得たことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示した実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るダ
イクロイックプリズムの斜視図であり、1、2、3及び
4は略同一の横幅を有す第1乃至第4直角プリズムであ
る。また同図に示すように、直角プリズム1乃至4のそ
れぞれの直角を中心に矩形面同志を接合し、ダイクロイ
ックプリズムを構成している。
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るダ
イクロイックプリズムの斜視図であり、1、2、3及び
4は略同一の横幅を有す第1乃至第4直角プリズムであ
る。また同図に示すように、直角プリズム1乃至4のそ
れぞれの直角を中心に矩形面同志を接合し、ダイクロイ
ックプリズムを構成している。
【0010】前記直角プリズム2において、直角プリズ
ム1と当接する矩形面2aと直交する面2cとがなす角
部に面取りが施されており、その結果、面2dが構成さ
れている。また直角プリズム4も、矩形面4aと直交す
る面4cとがなす角部に面取りが施され、面4dが構成
されている。なお、各プリズムの接合面には予め青また
は赤の反射膜を蒸着等の手段を用いて形成する必要があ
り、例えば、直角プリズム1の直角を挟む一方の矩形面
1a若しくは直角プリズム2の直角を挟む一方の矩形面
2aのいずれか一方、及び直角プリズム3の直角を挟む
一方の矩形面3a若しくは直角プリズム4の直角を挟む
一方の矩形面4aのいずれか一方に青色反射膜を形成す
る。この場合、接着剤を用いて各直角プリズムを接着す
るとき前記青反射膜は接着層を挟んで同一側、即ち直角
プリズム1の矩形面1aに青色反射膜を形成するときは
直角プリズム3の矩形面3aに青色反射膜を形成するに
する。または、直角プリズム2、4のそれぞれの矩形面
2a、4a面に前記反射膜を形成してもよい。
ム1と当接する矩形面2aと直交する面2cとがなす角
部に面取りが施されており、その結果、面2dが構成さ
れている。また直角プリズム4も、矩形面4aと直交す
る面4cとがなす角部に面取りが施され、面4dが構成
されている。なお、各プリズムの接合面には予め青また
は赤の反射膜を蒸着等の手段を用いて形成する必要があ
り、例えば、直角プリズム1の直角を挟む一方の矩形面
1a若しくは直角プリズム2の直角を挟む一方の矩形面
2aのいずれか一方、及び直角プリズム3の直角を挟む
一方の矩形面3a若しくは直角プリズム4の直角を挟む
一方の矩形面4aのいずれか一方に青色反射膜を形成す
る。この場合、接着剤を用いて各直角プリズムを接着す
るとき前記青反射膜は接着層を挟んで同一側、即ち直角
プリズム1の矩形面1aに青色反射膜を形成するときは
直角プリズム3の矩形面3aに青色反射膜を形成するに
する。または、直角プリズム2、4のそれぞれの矩形面
2a、4a面に前記反射膜を形成してもよい。
【0011】同様に、直角プリズム1の矩形面1b或い
は直角プリズム3の矩形面3bのいずれか一方、及び直
角プリズム2の矩形面2b或いは直角プリズム4の矩形
面4bのいずれか一方にも赤色反射膜を形成し、該赤色
反射膜は接着層を挟んで同一側、即ち直角プリズム1の
矩形面1bに赤色反射膜を形成するときは直角プリズム
2の矩形面2bに赤色反射膜を形成するにする。また
は、直角プリズム3、直角プリズム4のそれぞれの矩形
面3b、4b面に前記反射膜を形成してもよい。
は直角プリズム3の矩形面3bのいずれか一方、及び直
角プリズム2の矩形面2b或いは直角プリズム4の矩形
面4bのいずれか一方にも赤色反射膜を形成し、該赤色
反射膜は接着層を挟んで同一側、即ち直角プリズム1の
矩形面1bに赤色反射膜を形成するときは直角プリズム
2の矩形面2bに赤色反射膜を形成するにする。また
は、直角プリズム3、直角プリズム4のそれぞれの矩形
面3b、4b面に前記反射膜を形成してもよい。
【0012】本実施例においてはそれぞれ直角プリズム
1〜4を同一形状に加工してから、例えば直角プリズム
2と4を図1(b)(直角プリズム4を例として示す)
に示すように直角プリズムの直角を挟む矩形面の一方の
面と、該面と直交する面とがなす角部(2カ所)をラッ
ピング等の手段を用いて削り落として面2d、4dを形
成する。なお、削り落とす幅は数mm〜数cm程度とす
る。従って直角プリズム1〜4をそれぞれの直角を中心
として接合した状態では「レ」状の溝が接合物の端面に
対角線上に形成される。このダイクロイックプリズムを
点P方向から見た側面図は図1(c)のようになり、
「レ」状の溝は面3a(1a)の一部である面3ap
(1ap)と4d(2d)とで構成される。
1〜4を同一形状に加工してから、例えば直角プリズム
2と4を図1(b)(直角プリズム4を例として示す)
に示すように直角プリズムの直角を挟む矩形面の一方の
面と、該面と直交する面とがなす角部(2カ所)をラッ
ピング等の手段を用いて削り落として面2d、4dを形
成する。なお、削り落とす幅は数mm〜数cm程度とす
る。従って直角プリズム1〜4をそれぞれの直角を中心
として接合した状態では「レ」状の溝が接合物の端面に
対角線上に形成される。このダイクロイックプリズムを
点P方向から見た側面図は図1(c)のようになり、
「レ」状の溝は面3a(1a)の一部である面3ap
(1ap)と4d(2d)とで構成される。
【0013】前記直角プリズム1〜4を接合してダイク
ロイックプリズムを構成する順序を図2を用いて説明す
る。なお、同図において、赤色若しくは青色反射膜をそ
の膜厚に比して強調して示し、一方、接着剤については
その厚みを無視して示す。先ず、図2(a)に示すよう
に、直角プリズム1の赤色反射膜5aが形成された矩形
面1bと、直角プリズム2の赤色反射膜5aが形成され
た矩形面2bとを平面治具P1に接触した上で直角プリ
ズム1の矩形面1aと、青色反射膜5bが形成され、且
つ角を面取りした直角プリズム2の矩形面2aとを接着
剤等を用いて接合すれば、図2(b)に示すように矩形
面1bと矩形面2bは正確な水平な面となる。なお、直
角プリズム2には面取りした面2dが加工してあるの
で、直角プリズム1と2との接合物の前後面には矩形面
1aの一部(1ap)と面2dとで形成した「レ」状の
溝が、矩形面1bと2bに対し垂直方向に形成される。
ロイックプリズムを構成する順序を図2を用いて説明す
る。なお、同図において、赤色若しくは青色反射膜をそ
の膜厚に比して強調して示し、一方、接着剤については
その厚みを無視して示す。先ず、図2(a)に示すよう
に、直角プリズム1の赤色反射膜5aが形成された矩形
面1bと、直角プリズム2の赤色反射膜5aが形成され
た矩形面2bとを平面治具P1に接触した上で直角プリ
ズム1の矩形面1aと、青色反射膜5bが形成され、且
つ角を面取りした直角プリズム2の矩形面2aとを接着
剤等を用いて接合すれば、図2(b)に示すように矩形
面1bと矩形面2bは正確な水平な面となる。なお、直
角プリズム2には面取りした面2dが加工してあるの
で、直角プリズム1と2との接合物の前後面には矩形面
1aの一部(1ap)と面2dとで形成した「レ」状の
溝が、矩形面1bと2bに対し垂直方向に形成される。
【0014】次に、図2(c)に示すように、直角プリ
ズム3の矩形面3bと、直角プリズム4の矩形面4bと
を平面治具P1に接触せしめた状態で直角プリズム3の
矩形面3aと、角を2カ所削り落とし、且つ青色反射膜
5bが施された直角プリズム4の矩形面4aとを接着剤
等を用いて接合する。したがって、矩形面3bと矩形面
4bは正確に水平面になる。なお、直角プリズム4には
前述のように面4dが加工してあるので、矩形面3aの
一部の3apと面4dとで形成した「レ」状の溝が、矩
形面3bと4bとの水平面に対し垂直方向に形成され
る。
ズム3の矩形面3bと、直角プリズム4の矩形面4bと
を平面治具P1に接触せしめた状態で直角プリズム3の
矩形面3aと、角を2カ所削り落とし、且つ青色反射膜
5bが施された直角プリズム4の矩形面4aとを接着剤
等を用いて接合する。したがって、矩形面3bと矩形面
4bは正確に水平面になる。なお、直角プリズム4には
前述のように面4dが加工してあるので、矩形面3aの
一部の3apと面4dとで形成した「レ」状の溝が、矩
形面3bと4bとの水平面に対し垂直方向に形成され
る。
【0015】次に、図2(d)示すように直角プリズム
1の面1apと直角プリズム3の面3apとを平面P2
に接触せしめ、直角プリズム1と2との接合物と、直角
プリズム3と4との接合物との接合することにより図2
(e)に示すように赤色及び青色反射膜5a、5bの各
々が正確に同一面であり且つ互いに直交した状態のダイ
クロイックプリズムを得ることができる。
1の面1apと直角プリズム3の面3apとを平面P2
に接触せしめ、直角プリズム1と2との接合物と、直角
プリズム3と4との接合物との接合することにより図2
(e)に示すように赤色及び青色反射膜5a、5bの各
々が正確に同一面であり且つ互いに直交した状態のダイ
クロイックプリズムを得ることができる。
【0016】さらに詳しく説明すると、図3に示すよう
に直角プリズム1と2とからなる接合物Aと直角プリズ
ム3と4とからなる接合物Bとを、接合物Aの断面が
「レ」状の溝及び接合物Bの断面が「レ」状の溝とが治
具Tの平面部分P2にそれぞれ遊嵌するように矢印の方
向から挿入し、各「レ」状溝のうち矩形面1aの一部が
構成する細長い面1apと、同様に「レ」状の溝のうち
矩形面3aの一部が構成する細長い面3apとが治具T
の両側に設けられた細長い平面部分P2、P2に当接す
るように載置する。その状態にて上記2つの接合物A及
びBの対向する平面、すなわち、面1bと2bとからな
る面と、面3bと4bとからなる面同士を接着剤にて接
合することにより面1aと面3aとは正確な水平面を構
成することができる。また、同時に面1b(3b)と2
b(4b)が構成する面と1a(2a)と3a(4a)
とが構成する面は、互いに直交する状態に構成すること
ができる。なお、図4に示す治具TのP2、P2面は水
平面を保つように構成されていることは当然である。
に直角プリズム1と2とからなる接合物Aと直角プリズ
ム3と4とからなる接合物Bとを、接合物Aの断面が
「レ」状の溝及び接合物Bの断面が「レ」状の溝とが治
具Tの平面部分P2にそれぞれ遊嵌するように矢印の方
向から挿入し、各「レ」状溝のうち矩形面1aの一部が
構成する細長い面1apと、同様に「レ」状の溝のうち
矩形面3aの一部が構成する細長い面3apとが治具T
の両側に設けられた細長い平面部分P2、P2に当接す
るように載置する。その状態にて上記2つの接合物A及
びBの対向する平面、すなわち、面1bと2bとからな
る面と、面3bと4bとからなる面同士を接着剤にて接
合することにより面1aと面3aとは正確な水平面を構
成することができる。また、同時に面1b(3b)と2
b(4b)が構成する面と1a(2a)と3a(4a)
とが構成する面は、互いに直交する状態に構成すること
ができる。なお、図4に示す治具TのP2、P2面は水
平面を保つように構成されていることは当然である。
【0017】以上説明したように、本発明に係るダイク
ロイックプリズムによると、赤色反射膜及び青色反射膜
が形成された各面が完全に平面となると共に、赤色及び
青色反射膜が形成された2つの面を正確に直交せしめる
ことができる。上記説明では、直角プリズム2と4との
角を削り落とし、面取りを行う例を挙げて説明したが、
直角プリズム1と3とに面取りと施してもよいことは当
然である。また、接合面の直交精度は直角プリズムの平
面1ap、3apで決まるため、上記プリズムの削り落
とし幅あるいは角度は接合面の直交性に関係はない。更
に上記説明においては、直角プリズム2の直角を挟む2
面に青色及び赤色の反射膜を設けたものを用いて説明し
たが、各反射膜の膜厚及び接着剤の膜厚が僅少であるこ
とを考慮すれば、4つのプリズムの直角を挟む2面のう
ち、一方の矩形面に青色あるいは赤色の反射膜を形成し
ても良い。
ロイックプリズムによると、赤色反射膜及び青色反射膜
が形成された各面が完全に平面となると共に、赤色及び
青色反射膜が形成された2つの面を正確に直交せしめる
ことができる。上記説明では、直角プリズム2と4との
角を削り落とし、面取りを行う例を挙げて説明したが、
直角プリズム1と3とに面取りと施してもよいことは当
然である。また、接合面の直交精度は直角プリズムの平
面1ap、3apで決まるため、上記プリズムの削り落
とし幅あるいは角度は接合面の直交性に関係はない。更
に上記説明においては、直角プリズム2の直角を挟む2
面に青色及び赤色の反射膜を設けたものを用いて説明し
たが、各反射膜の膜厚及び接着剤の膜厚が僅少であるこ
とを考慮すれば、4つのプリズムの直角を挟む2面のう
ち、一方の矩形面に青色あるいは赤色の反射膜を形成し
ても良い。
【0018】上記説明では直角プリズムの角2カ所を削
り落とすように加工したが、本発明はこれに限定する必
要はなく、2つの直角プリズムに面取りを施し、面取り
を施さないプリズムの矩形面の平面を基準面として利用
する代わりに2つの直角プリズムに溝等を形成し、該溝
の面を利用して接合物A及びBを接合しても直交する2
つの接合面を正確にあわせることができる。
り落とすように加工したが、本発明はこれに限定する必
要はなく、2つの直角プリズムに面取りを施し、面取り
を施さないプリズムの矩形面の平面を基準面として利用
する代わりに2つの直角プリズムに溝等を形成し、該溝
の面を利用して接合物A及びBを接合しても直交する2
つの接合面を正確にあわせることができる。
【0019】
【発明効果】本発明は、以上説明したように構成したの
で、ダイクロイックプリズムを構成する直角プリズムの
製造に当たっては同一の形状のプリズムのみを製造し、
その後、4つのプリズムのうち2個について面取りを施
す加工だけで直角プリズムの面に形成した赤色若しくは
青色反射膜を正確に直交せしめ、また直角プリズムに反
射膜を形成する際のマスク等を共通にすることができる
ので、直角プリズムの材料コストを低減し、且つダイク
ロイックプリズムを構成するための製造コストを低減す
ることができるという効果を奏する。
で、ダイクロイックプリズムを構成する直角プリズムの
製造に当たっては同一の形状のプリズムのみを製造し、
その後、4つのプリズムのうち2個について面取りを施
す加工だけで直角プリズムの面に形成した赤色若しくは
青色反射膜を正確に直交せしめ、また直角プリズムに反
射膜を形成する際のマスク等を共通にすることができる
ので、直角プリズムの材料コストを低減し、且つダイク
ロイックプリズムを構成するための製造コストを低減す
ることができるという効果を奏する。
【図1】(a)は本発明に係るダイクロイックプリズム
の実施の一形態例を示す図、(b)は2つ角を削り落と
した直角プリズム、(c)は(a)の斜め側面を示す
図。
の実施の一形態例を示す図、(b)は2つ角を削り落と
した直角プリズム、(c)は(a)の斜め側面を示す
図。
【図2】(a)は治具と2つの直角プリズムを示す図、
(b)は2つの直角プリズムを接合した図、(c)は治
具と2つの直角プリズムを示す図、(d)は治具平面と
2つの接合物を接合する図、(e)ダイクロイックプリ
ズムを示す図。
(b)は2つの直角プリズムを接合した図、(c)は治
具と2つの直角プリズムを示す図、(d)は治具平面と
2つの接合物を接合する図、(e)ダイクロイックプリ
ズムを示す図。
【図3】2つの接合物を治具を用いて接合する手順を説
明する図。
明する図。
【図4】従来の色合成ダイクロイックプリズムを示す
図。
図。
【図5】従来の色合成ダイクロイックプリズムにおいて
治具を使用して接合する状態を示す図。
治具を使用して接合する状態を示す図。
【図6】従来の色合成ダイクロイックプリズムを示す
図。
図。
1・・・第1直角プリズム、 2・・・第2直角プリズム、 3・・・第3直角プリズム、 4・・・第4直角プリズム、 1a、1b、2a、2b、2c、3a、3b、4a、4
b、4c・・・プリズムの矩形面、 2d、4d・・・面取りを施した面、 1ap、3ap・・・細長い平面、 P1、P2・・・治具の平面、 A、B・・・接合物、 T・・・治具。
b、4c・・・プリズムの矩形面、 2d、4d・・・面取りを施した面、 1ap、3ap・・・細長い平面、 P1、P2・・・治具の平面、 A、B・・・接合物、 T・・・治具。
Claims (2)
- 【請求項1】 直角を挟む矩形面に所要の反射膜を形成
した略同一幅を有する直角プリズム4個をそれぞれの直
角部を中心として接合したダイクロイックプリズムにお
いて、 少なくとも第2プリズムの第1プリズムと当接する矩形
面と該矩形面と直交する面とがなす角部及び第4プリズ
ムの第3プリズムと当接する矩形面と該矩形面と直交す
る面とがなす角部に面取りを施したことを特徴とするダ
イクロイックプリズム。 - 【請求項2】 直角を挟む矩形面に所要の反射膜を形成
した略同一幅を有する直角プリズム4個をそれぞれの直
角部を中心として接合したダイクロイックプリズムの製
造方法において、 第1プリズムと当接する矩形面と該矩形面と直交する面
とがなす角部に面取りを施した第2プリズムと前記第1
プリズムとを、直角を挟む矩形面であって且つ面取りが
施されていないそれぞれの矩形面を所定の平面基準面に
当接させた状態で、面取りが施されている面及びそれに
対向する面を接合して接合面端部に所定の溝を有する接
合物を構成し、 第3プリズムと当接する矩形面と該矩形面と直交する面
とがなす角部に面取りを施した第4プリズムと前記第3
プリズムとを、直角を挟む矩形面であって且つ面取りが
施されていないそれぞれの矩形面を所定の平面基準面に
当接させた状態で、面取りが施されている面及びそれに
対向する面を接合して接合面端部に所定の溝を有した接
合物を構成し、 前記接合物の溝のうち、第1プリズム及び第3プリズム
が露出した面を所定の基準面に当接させて第1及び第2
プリズムからなる接合物及び第3及び第4プリズムから
なる接合物とを接合させてダイクロイックプリズムを得
たことを特徴とするダイクロイックプリズムの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22454396A JPH1048406A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | ダイクロイックプリズム及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22454396A JPH1048406A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | ダイクロイックプリズム及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1048406A true JPH1048406A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16815451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22454396A Pending JPH1048406A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | ダイクロイックプリズム及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1048406A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100468241B1 (ko) * | 1998-04-08 | 2005-01-26 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 광선택 프리즘 및 그것을 이용한 투사형 디스플레이장치, 그리고 |
| USRE39859E1 (en) | 1996-12-06 | 2007-09-25 | Seiko Epson Corporation | Dichroic prism, prism unit, and projection display apparatus |
| JP2009282261A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | Konica Minolta Opto Inc | 光学素子の製造方法 |
| US8911663B2 (en) | 2009-03-05 | 2014-12-16 | Quebec Metal Powders, Ltd. | Insulated iron-base powder for soft magnetic applications |
-
1996
- 1996-08-07 JP JP22454396A patent/JPH1048406A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USRE39859E1 (en) | 1996-12-06 | 2007-09-25 | Seiko Epson Corporation | Dichroic prism, prism unit, and projection display apparatus |
| KR100468241B1 (ko) * | 1998-04-08 | 2005-01-26 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 광선택 프리즘 및 그것을 이용한 투사형 디스플레이장치, 그리고 |
| JP2009282261A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | Konica Minolta Opto Inc | 光学素子の製造方法 |
| US8911663B2 (en) | 2009-03-05 | 2014-12-16 | Quebec Metal Powders, Ltd. | Insulated iron-base powder for soft magnetic applications |
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