JPH1048602A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents
液晶表示装置およびその製造方法Info
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- JPH1048602A JPH1048602A JP20807196A JP20807196A JPH1048602A JP H1048602 A JPH1048602 A JP H1048602A JP 20807196 A JP20807196 A JP 20807196A JP 20807196 A JP20807196 A JP 20807196A JP H1048602 A JPH1048602 A JP H1048602A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低電圧駆動可能で残像のない面内応答型液晶
表示装置を提供する。 【解決手段】 櫛型形状の画素電極2および対向電極3
を有する基板1aおよび対向基板1bの双方の表面に液
晶分子を平行配向させるための表面処理を行ない配向膜
7を形成し、2枚の基板を張り合わせセルを作成する。
このセルに、不飽和結合を含む単量体である光反応性モ
ノマと正の誘電異方性を有する液晶4の混合液を注入
後、封止する。次に、液晶セルに一定時間光照射を行う
ことにより、光反応性モノマが重合し、液晶4中に網目
状に存在する高分子重合体55となる。本発明による液
晶表示装置では、液晶4中に高分子の網目構造が形成さ
れるため、液晶配向がある程度保持され、電圧印加/非
印加によるディスクリネーションラインの発生/消失が
抑制され、良好な表示特性が得られる。また正の誘電異
方性を有する液晶4を用いることができるので低電圧駆
動が可能である。
表示装置を提供する。 【解決手段】 櫛型形状の画素電極2および対向電極3
を有する基板1aおよび対向基板1bの双方の表面に液
晶分子を平行配向させるための表面処理を行ない配向膜
7を形成し、2枚の基板を張り合わせセルを作成する。
このセルに、不飽和結合を含む単量体である光反応性モ
ノマと正の誘電異方性を有する液晶4の混合液を注入
後、封止する。次に、液晶セルに一定時間光照射を行う
ことにより、光反応性モノマが重合し、液晶4中に網目
状に存在する高分子重合体55となる。本発明による液
晶表示装置では、液晶4中に高分子の網目構造が形成さ
れるため、液晶配向がある程度保持され、電圧印加/非
印加によるディスクリネーションラインの発生/消失が
抑制され、良好な表示特性が得られる。また正の誘電異
方性を有する液晶4を用いることができるので低電圧駆
動が可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、面内応答型の液
晶表示装置とその製造方法について、特にその表示特性
の改善に関するものである。
晶表示装置とその製造方法について、特にその表示特性
の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は薄型、軽量、低消費電力
等の特長を有するため、腕時計、電卓等の表示装置とし
て広く用いられている。特に薄膜トランジスタ(TF
T)等によりアクティブ駆動を行うTN型液晶表示装置
は、ワードプロセッサー、パーソナルコンピュータ等の
表示装置やテレビ等において、従来の最も一般的な表示
装置であるCRTに置き換わりつつある。しかしこのT
N型液晶表示装置は一般に視野角が狭く、斜め方向から
眺めたときにコントラスト低下、階調反転として観察さ
れるという問題をもっている。特に近年液晶表示装置の
大型化が進み、同一の観察点から表示面の上下左右端を
眺めた場合にでさえ表示に差が見られるため視野角の拡
大が求められている。
等の特長を有するため、腕時計、電卓等の表示装置とし
て広く用いられている。特に薄膜トランジスタ(TF
T)等によりアクティブ駆動を行うTN型液晶表示装置
は、ワードプロセッサー、パーソナルコンピュータ等の
表示装置やテレビ等において、従来の最も一般的な表示
装置であるCRTに置き換わりつつある。しかしこのT
N型液晶表示装置は一般に視野角が狭く、斜め方向から
眺めたときにコントラスト低下、階調反転として観察さ
れるという問題をもっている。特に近年液晶表示装置の
大型化が進み、同一の観察点から表示面の上下左右端を
眺めた場合にでさえ表示に差が見られるため視野角の拡
大が求められている。
【0003】TN型液晶表示装置の表示原理を次に述べ
る。ノーマリホワイトモードでは偏光板はクロスニコル
に設置されている。電圧非印加時上下基板間で液晶分子
は90°ねじれており、このねじれによる旋光作用によ
り光が透過する。これに対し電圧印加時、液晶分子が立
ち上がり旋光作用が消失し、光が遮光される。TN型液
晶表示装置において、斜め方向から観察したときの表示
品位低下は、液晶分子の立ち上がり方向に異方性がある
ため生じると考えられている。つまり一方向から立ち上
がる液晶分子を種々の方向から眺めるとその光学的寄与
が変化するため視野角に対する表示変化が生じると考え
られ、TN型液晶表示装置の本質的問題であると言え
る。この問題を解決するために最近、面内応答型液晶表
示装置が提案されている。この面内応答型液晶表示装置
は、同一基板上に2つの櫛型電極(インターディジタル
電極)を作成し、この電極間に電圧を印加し、基板面に
平行な電界を発生させ、液晶分子を応答させるものであ
る。液晶材料としては一般的に誘電異方性が負(n型)
のネマチック液晶が用いられている。
る。ノーマリホワイトモードでは偏光板はクロスニコル
に設置されている。電圧非印加時上下基板間で液晶分子
は90°ねじれており、このねじれによる旋光作用によ
り光が透過する。これに対し電圧印加時、液晶分子が立
ち上がり旋光作用が消失し、光が遮光される。TN型液
晶表示装置において、斜め方向から観察したときの表示
品位低下は、液晶分子の立ち上がり方向に異方性がある
ため生じると考えられている。つまり一方向から立ち上
がる液晶分子を種々の方向から眺めるとその光学的寄与
が変化するため視野角に対する表示変化が生じると考え
られ、TN型液晶表示装置の本質的問題であると言え
る。この問題を解決するために最近、面内応答型液晶表
示装置が提案されている。この面内応答型液晶表示装置
は、同一基板上に2つの櫛型電極(インターディジタル
電極)を作成し、この電極間に電圧を印加し、基板面に
平行な電界を発生させ、液晶分子を応答させるものであ
る。液晶材料としては一般的に誘電異方性が負(n型)
のネマチック液晶が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
面内応答型液晶表示装置においては、一般に誘電異方性
の絶対値が小さなn型のネマチック液晶を用いていたの
で、駆動電圧が高くなるという問題があった。また、図
3は従来の面内応答型液晶表示装置に正の誘電異方性
(p型)のネマチック液晶を用いた場合の液晶の配向状
態を示す部分断面図である。図において、2は櫛型形状
の画素電極、3は同じく櫛型形状の対向電極、1aは2
つの櫛型電極を有する基板、1bは対向基板、4は正の
誘電異方性を有する液晶、6はディスクリネーションラ
イン、7は配向膜を示す。図3に示ように、従来の液晶
表示装置においてp型のネマチック液晶4を用いた場
合、櫛形形状の画素電極2および対向電極3間に電圧を
印加した時、電極間で電気力線が山なりに歪みを生じ、
液晶分子4は電界方向に沿って配列しようとするため、
電極間の中央付近で異なる配向状態のドメインが隣合
い、その結果ディスクリネーションライン6が発生す
る。ディスクリネーションライン6の発生/消失にはヒ
ステリシスを伴うため、残像が発生し、表示品位が低下
するという問題点があった。図4は、ヒステリシスの概
念を説明する電圧−透過率曲線を示す図である。図にお
いて、△Tはヒステリシス幅を示す。ヒステリシスが存
在する場合、同じ電圧を液晶に印加した場合でも昇圧過
程と降圧過程で透過率が異なることになり、このような
液晶表示装置を用いて表示を行った場合残像が現われ、
表示品位が極端に低下するという問題があった。
面内応答型液晶表示装置においては、一般に誘電異方性
の絶対値が小さなn型のネマチック液晶を用いていたの
で、駆動電圧が高くなるという問題があった。また、図
3は従来の面内応答型液晶表示装置に正の誘電異方性
(p型)のネマチック液晶を用いた場合の液晶の配向状
態を示す部分断面図である。図において、2は櫛型形状
の画素電極、3は同じく櫛型形状の対向電極、1aは2
つの櫛型電極を有する基板、1bは対向基板、4は正の
誘電異方性を有する液晶、6はディスクリネーションラ
イン、7は配向膜を示す。図3に示ように、従来の液晶
表示装置においてp型のネマチック液晶4を用いた場
合、櫛形形状の画素電極2および対向電極3間に電圧を
印加した時、電極間で電気力線が山なりに歪みを生じ、
液晶分子4は電界方向に沿って配列しようとするため、
電極間の中央付近で異なる配向状態のドメインが隣合
い、その結果ディスクリネーションライン6が発生す
る。ディスクリネーションライン6の発生/消失にはヒ
ステリシスを伴うため、残像が発生し、表示品位が低下
するという問題点があった。図4は、ヒステリシスの概
念を説明する電圧−透過率曲線を示す図である。図にお
いて、△Tはヒステリシス幅を示す。ヒステリシスが存
在する場合、同じ電圧を液晶に印加した場合でも昇圧過
程と降圧過程で透過率が異なることになり、このような
液晶表示装置を用いて表示を行った場合残像が現われ、
表示品位が極端に低下するという問題があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、低電圧駆動が可能であり、残像
のない、表示特性に優れた面内応答型の液晶表示装置を
提供することを目的とする。
ためになされたもので、低電圧駆動が可能であり、残像
のない、表示特性に優れた面内応答型の液晶表示装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる液晶表
示装置は、互いに平行に配置された複数本の電極を有す
る基板と、上記基板および対向基板間に配向膜を介して
配置された液晶を備え、電極間に電圧を印加し、基板面
にほぼ水平方向に電界を発生させ、液晶を面内応答させ
る液晶表示装置であって、液晶中に高分子重合体を含む
ものである。また、電極は、櫛型電極の各電極間に別の
櫛型電極が配置されたものである。また、液晶は、正の
誘電異方性を有するものである。また、互いに平行に配
置された複数本の電極を有する基板と、上記基板に対向
する基板を、液晶を配向させるための表面処理を施した
後に張り合わせる工程と、基板間に液晶と光反応性単量
体の混合液を注入し、液晶セルを形成する工程と、液晶
セルに一定時間光照射を行い、光反応性単量体を重合さ
せる工程を含んで製造するようにしたものである。
示装置は、互いに平行に配置された複数本の電極を有す
る基板と、上記基板および対向基板間に配向膜を介して
配置された液晶を備え、電極間に電圧を印加し、基板面
にほぼ水平方向に電界を発生させ、液晶を面内応答させ
る液晶表示装置であって、液晶中に高分子重合体を含む
ものである。また、電極は、櫛型電極の各電極間に別の
櫛型電極が配置されたものである。また、液晶は、正の
誘電異方性を有するものである。また、互いに平行に配
置された複数本の電極を有する基板と、上記基板に対向
する基板を、液晶を配向させるための表面処理を施した
後に張り合わせる工程と、基板間に液晶と光反応性単量
体の混合液を注入し、液晶セルを形成する工程と、液晶
セルに一定時間光照射を行い、光反応性単量体を重合さ
せる工程を含んで製造するようにしたものである。
【0007】また、液晶と光反応性単量体の混合液とし
て、液晶相を示すものを用いるものである。また、光反
応性単量体として、少なくとも1種類以上のアクリル系
単量体を用いるものである。さらに、液晶と光反応性単
量体の混合液として、アクリル系単量体を1wt%以上
10wt%以下の重量比で含むもの用いるものである。
また、光照射は、櫛型電極間に電圧を印加した状態で行
うものである。
て、液晶相を示すものを用いるものである。また、光反
応性単量体として、少なくとも1種類以上のアクリル系
単量体を用いるものである。さらに、液晶と光反応性単
量体の混合液として、アクリル系単量体を1wt%以上
10wt%以下の重量比で含むもの用いるものである。
また、光照射は、櫛型電極間に電圧を印加した状態で行
うものである。
【0008】
実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1である面
内応答型の液晶表示装置を示す部分断面図である。図に
おいて、1aは2つの櫛型電極(インターディジタル電
極)を有する基板、1bは対向基板、2は櫛型形状の画
素電極、3は同じく櫛型形状の対向電極、4は正の誘電
異方性を有する液晶、7は配向膜、55は液晶4中に網
目状に存在する高分子重合体であり、光反応性単量体
(モノマ)が光照射により重合したものである。本実施
の形態は、基板1a上に配置された櫛型形状の画素電極
2および対向電極3間に電圧を印加し、基板面にほぼ水
平方向に電界を発生させ、液晶分子4を面内駆動させる
液晶表示装置において、液晶4中に光反応性モノマを混
合し、光照射により重合させ、高分子重合体とするもの
である。
内応答型の液晶表示装置を示す部分断面図である。図に
おいて、1aは2つの櫛型電極(インターディジタル電
極)を有する基板、1bは対向基板、2は櫛型形状の画
素電極、3は同じく櫛型形状の対向電極、4は正の誘電
異方性を有する液晶、7は配向膜、55は液晶4中に網
目状に存在する高分子重合体であり、光反応性単量体
(モノマ)が光照射により重合したものである。本実施
の形態は、基板1a上に配置された櫛型形状の画素電極
2および対向電極3間に電圧を印加し、基板面にほぼ水
平方向に電界を発生させ、液晶分子4を面内駆動させる
液晶表示装置において、液晶4中に光反応性モノマを混
合し、光照射により重合させ、高分子重合体とするもの
である。
【0009】本実施の形態における液晶表示装置の作成
方法および動作について説明する。櫛型形状の画素電極
2および対向電極3を有する基板1aおよび対向基板1
bの双方の表面に液晶分子を平行配向させるための表面
処理を行ない配向膜7を形成する。2枚の基板を張り合
わせセルを作成する。このセルに、不飽和結合を含む単
量体である光反応性モノマと液晶4の混合液を注入後、
封止する。次に、液晶セルに一定時間光照射を行うこと
により、光反応性モノマが重合し、液晶4中に網目状に
存在する高分子重合体55となり、所望の液晶表示装置
が得られる。このようにして作成された液晶表示装置で
は、液晶4中に高分子の網目構造が形成されるため、光
照射時すなわち電圧非印加時の液晶配向がある程度保持
され、その結果電圧印加/非印加によるディスクリネー
ションラインの発生/消失が抑制され、良好な表示特性
が保持される効果がある。
方法および動作について説明する。櫛型形状の画素電極
2および対向電極3を有する基板1aおよび対向基板1
bの双方の表面に液晶分子を平行配向させるための表面
処理を行ない配向膜7を形成する。2枚の基板を張り合
わせセルを作成する。このセルに、不飽和結合を含む単
量体である光反応性モノマと液晶4の混合液を注入後、
封止する。次に、液晶セルに一定時間光照射を行うこと
により、光反応性モノマが重合し、液晶4中に網目状に
存在する高分子重合体55となり、所望の液晶表示装置
が得られる。このようにして作成された液晶表示装置で
は、液晶4中に高分子の網目構造が形成されるため、光
照射時すなわち電圧非印加時の液晶配向がある程度保持
され、その結果電圧印加/非印加によるディスクリネー
ションラインの発生/消失が抑制され、良好な表示特性
が保持される効果がある。
【0010】なお、液晶4と光反応性モノマの混合液と
して液晶相を示すものを用いることにより、さらに良好
な表示特性が保持される。また、光反応性モノマとして
は、少なくとも1種類以上のアクリル系モノマを使用す
ることにより、光照射による高分子重合体55の液晶配
向保持特性が良好となる。さらに、液晶4と光反応性モ
ノマの混合液において、アクリル系モノマの重量比が1
wt%以上10wt%以下とすることにより、良好な液
晶配向保持特性が得られる。
して液晶相を示すものを用いることにより、さらに良好
な表示特性が保持される。また、光反応性モノマとして
は、少なくとも1種類以上のアクリル系モノマを使用す
ることにより、光照射による高分子重合体55の液晶配
向保持特性が良好となる。さらに、液晶4と光反応性モ
ノマの混合液において、アクリル系モノマの重量比が1
wt%以上10wt%以下とすることにより、良好な液
晶配向保持特性が得られる。
【0011】なお、本実施の形態では、水平方向の電界
を発生させるための画素電極2および対向電極3を櫛型
とし、同一平面上に配置したが、同一平面上でなくても
良く、例えば絶縁膜を挟んで異なる層に形成する構造で
も良い。さらに、電極構造は液晶4に水平方向の電界が
印加できる形状であれば良く、櫛型形状に限定されるも
のではない。
を発生させるための画素電極2および対向電極3を櫛型
とし、同一平面上に配置したが、同一平面上でなくても
良く、例えば絶縁膜を挟んで異なる層に形成する構造で
も良い。さらに、電極構造は液晶4に水平方向の電界が
印加できる形状であれば良く、櫛型形状に限定されるも
のではない。
【0012】以上のように、本実施の形態によれば、液
晶4が網目構造を形成する高分子重合体55を含むこと
により、従来、正の誘電異方性の液晶4を用いた場合に
問題となっていた電圧印加/非印加時のディスクリネー
ションラインの発生/消失が抑制され、残像現象が無く
なり、表示特性が良好な液晶表示装置が得られる。
晶4が網目構造を形成する高分子重合体55を含むこと
により、従来、正の誘電異方性の液晶4を用いた場合に
問題となっていた電圧印加/非印加時のディスクリネー
ションラインの発生/消失が抑制され、残像現象が無く
なり、表示特性が良好な液晶表示装置が得られる。
【0013】実施の形態2.図2は、本発明の実施の形
態2である面内応答型液晶表示装置を示す部分断面図で
ある。図2−aは、櫛形形状の画素電極2および対向電
極3間に電圧を印加した状態、図2−bは電圧の非印加
状態を示す。図において、5は不飽和結合を含む単量体
である光反応性モノマ、6はディスクリネーションライ
ンを示す。なお、図中、同一、相当部分には同一符号を
付し、説明を省略する。
態2である面内応答型液晶表示装置を示す部分断面図で
ある。図2−aは、櫛形形状の画素電極2および対向電
極3間に電圧を印加した状態、図2−bは電圧の非印加
状態を示す。図において、5は不飽和結合を含む単量体
である光反応性モノマ、6はディスクリネーションライ
ンを示す。なお、図中、同一、相当部分には同一符号を
付し、説明を省略する。
【0014】本実施の形態における液晶表示装置は、実
施の形態1と同様の方法によって作成される。ただし、
本実施の形態では、液晶4と光反応性モノマ5の混合液
を注入した液晶セルに、電圧を印加した状態で一定時間
光照射を行うものである。電圧の印加時には、画素電極
2および対向電極3の間で電気力線が山なりに歪みを生
じ、正の誘電異方性を有する液晶4は電界方向に沿って
配列しようとするため、電極間の中央付近で液晶配向の
異なるドメインが隣合い、その結果ディスクリネーショ
ンライン6が発生する。この電圧を印加した状態で、液
晶4と光反応性モノマ5の混合液に光照射、例えば紫外
線照射を行い光反応性モノマ5を重合させ、図2−bに
示すように液晶4中に網目状に存在する高分子重合体5
5とすることで、電圧非印加時にもディスクリネーショ
ンライン6が発生した状態となる。従来の面内応答型液
晶表示装置では、ディスクリネーション6の発生/消失
にヒステリシスを伴うため、残像が発生し、表示品位が
低下するという問題があったが、本実施の形態によれば
電圧の印加/非印加によるディスクリネーションライン
6の発生/消失がなくなるため、動画表示時の残像の発
生が抑制され、表示品位が向上する効果がある。
施の形態1と同様の方法によって作成される。ただし、
本実施の形態では、液晶4と光反応性モノマ5の混合液
を注入した液晶セルに、電圧を印加した状態で一定時間
光照射を行うものである。電圧の印加時には、画素電極
2および対向電極3の間で電気力線が山なりに歪みを生
じ、正の誘電異方性を有する液晶4は電界方向に沿って
配列しようとするため、電極間の中央付近で液晶配向の
異なるドメインが隣合い、その結果ディスクリネーショ
ンライン6が発生する。この電圧を印加した状態で、液
晶4と光反応性モノマ5の混合液に光照射、例えば紫外
線照射を行い光反応性モノマ5を重合させ、図2−bに
示すように液晶4中に網目状に存在する高分子重合体5
5とすることで、電圧非印加時にもディスクリネーショ
ンライン6が発生した状態となる。従来の面内応答型液
晶表示装置では、ディスクリネーション6の発生/消失
にヒステリシスを伴うため、残像が発生し、表示品位が
低下するという問題があったが、本実施の形態によれば
電圧の印加/非印加によるディスクリネーションライン
6の発生/消失がなくなるため、動画表示時の残像の発
生が抑制され、表示品位が向上する効果がある。
【0015】実施例1.以下に、本発明の実施例1であ
る面内応答型液晶表示装置の作成方法および表示特性の
評価結果について説明する。本実施例の液晶表示装置の
構造は、実施の形態1と同様であり、図1に示すように
櫛型形状の画素電極2および対向電極3が形成された基
板1aと対向基板1bとの間に正の誘電異方性を有する
液晶4および高分子重合体55を配置したものである。
画素電極2および対向電極3の幅および間隔は共に10
μmとし、電極材料としてはクロムを用いた。双方の基
板1a、1b表面には、液晶4を平行配向させるための
表面処理を施し、セルギャップ4μmとなるように張り
合わせた。
る面内応答型液晶表示装置の作成方法および表示特性の
評価結果について説明する。本実施例の液晶表示装置の
構造は、実施の形態1と同様であり、図1に示すように
櫛型形状の画素電極2および対向電極3が形成された基
板1aと対向基板1bとの間に正の誘電異方性を有する
液晶4および高分子重合体55を配置したものである。
画素電極2および対向電極3の幅および間隔は共に10
μmとし、電極材料としてはクロムを用いた。双方の基
板1a、1b表面には、液晶4を平行配向させるための
表面処理を施し、セルギャップ4μmとなるように張り
合わせた。
【0016】液晶材料としては、メルク社製液晶E8を
用い、これに重合開始剤である2、2−ジメトキシ−2
−フェニルアセトフェノンを5wt%含んだ光反応性モ
ノマ2−エチルヘキシルアクリレートを20wt%混合
したところ、等方性液体状態となった。この液体を上記
基板間に注入後、照度50mW/cm2 の紫外光を4
0秒照射したところ、相分離が生じ再び液晶相になり、
目的のセルを作成した。上記の液晶表示装置にて動画表
示したところ、残像のない良好な表示特性を示した。
用い、これに重合開始剤である2、2−ジメトキシ−2
−フェニルアセトフェノンを5wt%含んだ光反応性モ
ノマ2−エチルヘキシルアクリレートを20wt%混合
したところ、等方性液体状態となった。この液体を上記
基板間に注入後、照度50mW/cm2 の紫外光を4
0秒照射したところ、相分離が生じ再び液晶相になり、
目的のセルを作成した。上記の液晶表示装置にて動画表
示したところ、残像のない良好な表示特性を示した。
【0017】実施例2.本発明の実施例2による液晶表
示装置の構造は、上記実施例1と同様であり、説明を省
略する。液晶材料としては、メルク社製液晶E8を用
い、これに重合開始剤である2、2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノンを15wt%含んだ光反応性モ
ノマ混合物(2−エチルヘキシルアクリレート/1、6
−ヘキシルジアクリレート=7/3)を4wt%混合し
たところ、液晶相を示した。この液体を基板間に注入
後、照度50mW/cm2 の紫外光を60秒照射し、
目的のセルを作成した。上記の液晶表示装置にて動画表
示したところ、残像のない良好な表示特性を示した。
示装置の構造は、上記実施例1と同様であり、説明を省
略する。液晶材料としては、メルク社製液晶E8を用
い、これに重合開始剤である2、2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノンを15wt%含んだ光反応性モ
ノマ混合物(2−エチルヘキシルアクリレート/1、6
−ヘキシルジアクリレート=7/3)を4wt%混合し
たところ、液晶相を示した。この液体を基板間に注入
後、照度50mW/cm2 の紫外光を60秒照射し、
目的のセルを作成した。上記の液晶表示装置にて動画表
示したところ、残像のない良好な表示特性を示した。
【0018】実施例3.本発明の実施例3による液晶表
示装置の構造は、上記実施例1と同様であり、説明を省
略する。液晶材料としては、メルク社製液晶E8を用
い、これに重合開始剤である2、2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノンを5wt%含んだ光反応性モノ
マ混合物(2−エチルヘキシルアクリレート/1、6−
ヘキシルジアクリレート=7/3)を4wt%混合し
た。この液体を基板間に注入後、照度50mW/cm2
の紫外光を60秒照射し、目的のセルを作成した。上
記の液晶表示装置にて動画表示したところ、残像のない
良好な表示特性を示した。
示装置の構造は、上記実施例1と同様であり、説明を省
略する。液晶材料としては、メルク社製液晶E8を用
い、これに重合開始剤である2、2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノンを5wt%含んだ光反応性モノ
マ混合物(2−エチルヘキシルアクリレート/1、6−
ヘキシルジアクリレート=7/3)を4wt%混合し
た。この液体を基板間に注入後、照度50mW/cm2
の紫外光を60秒照射し、目的のセルを作成した。上
記の液晶表示装置にて動画表示したところ、残像のない
良好な表示特性を示した。
【0019】実施例4.本発明の実施例4による液晶表
示装置の構造は、上記実施例1と同様であり、説明を省
略する。液晶材料としては、メルク社製液晶E8を用
い、これに重合開始剤である2、2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノンを5wt%含んだ光反応性モノ
マ混合物(2−エチルヘキシルアクリレート/1、6−
ヘキシルジアクリレート=7/3)を1wt%混合し
た。この液体を基板間に注入後、照度50mW/cm2
の紫外光を60秒照射し、目的のセルを作成した。上
記の液晶表示装置にて動画表示したところ、残像のない
良好な表示特性を示した。
示装置の構造は、上記実施例1と同様であり、説明を省
略する。液晶材料としては、メルク社製液晶E8を用
い、これに重合開始剤である2、2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノンを5wt%含んだ光反応性モノ
マ混合物(2−エチルヘキシルアクリレート/1、6−
ヘキシルジアクリレート=7/3)を1wt%混合し
た。この液体を基板間に注入後、照度50mW/cm2
の紫外光を60秒照射し、目的のセルを作成した。上
記の液晶表示装置にて動画表示したところ、残像のない
良好な表示特性を示した。
【0020】実施例5.本発明の実施例5による液晶表
示装置の構造は、上記実施例1と同様であり、説明を省
略する。液晶材料としては、メルク社製液晶E8を用
い、これに重合開始剤である2、2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノンを5wt%含んだ光反応性モノ
マ混合物(2−エチルヘキシルアクリレート/1、6−
ヘキシルジアクリレート=7/3)を4wt%混合し
た。この液体を基板間に注入後、電圧を6V印加しなが
ら照度50mW/cm2 の紫外光を60秒照射し、目
的のセルを作成した。上記の液晶表示装置にて動画表示
したところ、残像のない良好な表示特性を示した。
示装置の構造は、上記実施例1と同様であり、説明を省
略する。液晶材料としては、メルク社製液晶E8を用
い、これに重合開始剤である2、2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノンを5wt%含んだ光反応性モノ
マ混合物(2−エチルヘキシルアクリレート/1、6−
ヘキシルジアクリレート=7/3)を4wt%混合し
た。この液体を基板間に注入後、電圧を6V印加しなが
ら照度50mW/cm2 の紫外光を60秒照射し、目
的のセルを作成した。上記の液晶表示装置にて動画表示
したところ、残像のない良好な表示特性を示した。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、液晶
中に高分子重合体が網目構造を形成するように構成した
ので、電圧の印加/非印加時のディスクリネーションラ
インの発生/消失を抑制することができ、残像の無い、
表示特性が良好な液晶表示装置を得ることができる。
中に高分子重合体が網目構造を形成するように構成した
ので、電圧の印加/非印加時のディスクリネーションラ
インの発生/消失を抑制することができ、残像の無い、
表示特性が良好な液晶表示装置を得ることができる。
【0022】また、誘電異方性の絶対値の大きなP型液
晶を用いることができるため、低電圧駆動が可能な液晶
表示装置を得ることができる。
晶を用いることができるため、低電圧駆動が可能な液晶
表示装置を得ることができる。
【図1】 この発明の実施の形態1である面内応答型液
晶表示装置を示す部分断面図である。
晶表示装置を示す部分断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2である液晶表示装置
に電圧を印加しながら光照射を行う場合を示す部分断面
図である。
に電圧を印加しながら光照射を行う場合を示す部分断面
図である。
【図3】 従来の面内応答型液晶表示装置に正の誘電異
方性を有する液晶を用いた場合の配向状態を示す部分断
面図である。
方性を有する液晶を用いた場合の配向状態を示す部分断
面図である。
【図4】 ヒステリシスの概念を説明する電圧−透過率
曲線図である。
曲線図である。
1a 2つの櫛型電極を有する基板、1b 対向基板、
2 画素電極、3 対向電極、4 正の誘電異方性を有
する液晶、5 光反応性モノマ、6 ディスクリネーシ
ョンライン、7 配向膜 55 高分子重合体。
2 画素電極、3 対向電極、4 正の誘電異方性を有
する液晶、5 光反応性モノマ、6 ディスクリネーシ
ョンライン、7 配向膜 55 高分子重合体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田畑 伸 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 水沼 昌也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 森井 康裕 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 藤井 雅之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 互いに平行に配置された複数本の電極を
有する基板、 上記基板および対向基板間に配向膜を介して配置された
液晶を備え、上記複数本の電極間に電圧を印加し、基板
面にほぼ水平方向に電界を発生させ、上記液晶を面内応
答させる液晶表示装置であって、上記液晶中に高分子重
合体を含むことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 電極は、櫛型電極の各電極間に別の櫛型
電極が配置されたものであることを特徴とする請求項1
記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】 液晶は、正の誘電異方性を有することを
特徴とする請求項1または請求項2記載の液晶表示装
置。 - 【請求項4】 互いに平行に配置された複数本の電極を
有する基板と、上記基板に対向する基板を、液晶を配向
させるための表面処理を施した後に張り合わせる工程、
上記基板間に液晶と光反応性単量体の混合液を注入し、
液晶セルを形成する工程、上記液晶セルに一定時間光照
射を行い、上記光反応性単量体を重合させる工程を含ん
で製造することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項5】 液晶と光反応性単量体の混合液として、
液晶相を示すものを用いることを特徴とする請求項4記
載の液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項6】 光反応性単量体として、少なくとも1種
類以上のアクリル系単量体を用いることを特徴とする請
求項4または請求項5記載の液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項7】 液晶と光反応性単量体の混合液として、
アクリル系単量体を1wt%以上10wt%以下の重量
比で含むものを用いることを特徴とする請求項6記載の
液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項8】 光照射は、電極間に電圧を印加した状態
で行うことを特徴とする請求項4〜請求項7のいずれか
一項に記載の液晶表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20807196A JPH1048602A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 液晶表示装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20807196A JPH1048602A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 液晶表示装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1048602A true JPH1048602A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16550170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20807196A Pending JPH1048602A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 液晶表示装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1048602A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6281953B1 (en) | 1998-08-24 | 2001-08-28 | Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. | Liquid crystal display having high aperture ratio and high transmittance and method of manufacturing the same |
| KR100431910B1 (ko) * | 2000-06-09 | 2004-05-17 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 액티브 매트릭스형 액정 표시 장치 및 액정 조성물질 |
| JP2012078875A (ja) * | 2001-10-02 | 2012-04-19 | Sharp Corp | 液晶表示装置用基板及びそれを用いた液晶表示装置 |
| CN103631060A (zh) * | 2012-08-20 | 2014-03-12 | 乐金显示有限公司 | 水平电场型液晶显示装置及其制造方法 |
| JP2016502144A (ja) * | 2012-12-14 | 2016-01-21 | エルジー・ケム・リミテッド | 液晶素子(LiquidCrystalElement) |
| JP2016194700A (ja) * | 2010-07-27 | 2016-11-17 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMerck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung | 液晶ディスプレイおよびその製造方法 |
-
1996
- 1996-08-07 JP JP20807196A patent/JPH1048602A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6281953B1 (en) | 1998-08-24 | 2001-08-28 | Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. | Liquid crystal display having high aperture ratio and high transmittance and method of manufacturing the same |
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| KR101379330B1 (ko) * | 2012-08-20 | 2014-04-04 | 부산대학교 산학협력단 | 수평전기장 방식 액정표시장치 및 그 제조방법 |
| US9025110B2 (en) | 2012-08-20 | 2015-05-05 | Lg Display Co., Ltd. | Horizontal electric field-type liquid crystal display device and method of fabricating the same |
| CN103631060B (zh) * | 2012-08-20 | 2016-12-28 | 乐金显示有限公司 | 水平电场型液晶显示装置及其制造方法 |
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| US9828550B2 (en) | 2012-12-14 | 2017-11-28 | Lg Chem, Ltd. | Polymerizable composition and method for manufacturing liquid crystal device |
| US9840668B2 (en) | 2012-12-14 | 2017-12-12 | Lg Chem, Ltd. | Liquid crystal device |
| US10370591B2 (en) | 2012-12-14 | 2019-08-06 | Lg Chem, Ltd. | Liquid crystal device |
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