JPH1048737A - 写真撮影装置及びフィルム再生装置 - Google Patents

写真撮影装置及びフィルム再生装置

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Publication number
JPH1048737A
JPH1048737A JP8206829A JP20682996A JPH1048737A JP H1048737 A JPH1048737 A JP H1048737A JP 8206829 A JP8206829 A JP 8206829A JP 20682996 A JP20682996 A JP 20682996A JP H1048737 A JPH1048737 A JP H1048737A
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JP
Japan
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film
video
data
stereoscopic
eye
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP8206829A
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English (en)
Inventor
Naoki Kamaya
直樹 釜谷
Yoshiki Shirochi
義樹 城地
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムに記録された映像が立体写真である
ことを情報としてフィルムに残す。 【解決手段】 立体撮影用アダプター3を写真機2に装
着したことを検出する検出スイッチSWを設け、装着状
態で写真撮影されたときにはID信号書き込み回路21
が立体写真である旨の識別データを磁気ヘッド22によ
りフィルムFに記録する。フィルム再生時には記録され
た識別データを所望の立体映像表示に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、立体写真(ステ
レオペア)を撮影することが可能な写真撮影装置と、そ
の撮影された立体写真から立体映像信号を作るフィルム
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】立体写真(ステレオペア)を撮影するた
めに、写真機用の立体撮影用アダプターが周知である。
この立体撮影用アダプターにおいては、左右それぞれ2
枚の傾いた平面鏡を組み合わせたものあって、これを写
真機に装着して撮影すると、右眼で見たのに相当する映
像フィルムのコマの右半分に、左眼で見たのに相当する
映像はフィルムのコマの左半分に記録される仕組みのも
のである。
【0003】また、いわゆるAPS(Advanced
Photo System)と呼ばれる新規格フィル
ムを採用した銀塩写真システムによれば、フィルム上に
磁気記録用コーティングが施されており、ここにデータ
を磁気情報記録することが可能なようになっている。
【0004】さらにこのAPSでは、現像済みのフィル
ムはもとのパトローネ(カートリッジ)に入れて返却さ
れる。これを例えばビデオ信号に変換して再生しようと
するときには、フィルム再生装置に現像済みフィルムを
カートリッジに入れたまま装着すれば、自動的にローデ
ィングされ映像はスキャナーで読み取られ、ビデオ信号
として出力される。このとき同時に磁気記録されたデー
タも読み取られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
立体撮影用アダプターを写真機に装着したとき、確かに
立体写真は撮影できるが、立体撮影用アダプターを写真
機に装着したという情報は写真フィルムには記録され
ず、映像を人が見て判断する他なかった。
【0006】また、立体写真を立体視するためには、立
体写真用のビューワーか、または平行法による裸眼立体
視することになる。
【0007】一方、ビデオ映像信号では、立体映像信号
としてはフィールド毎に右眼用と左眼用の映像信号が交
互に入った、フィールドシーケンシャルな映像信号とし
てテレビ上に映し出し、これを左眼と右眼をフィールド
毎に交互に同期させて塞ぐようにしたシャッター眼鏡を
かけて、立体視することが行われる。
【0008】すなわち、立体写真による立体視と、ビデ
オ映像機器による立体視はまったく手段の異なるものだ
った。
【0009】もちろん、立体写真をそのままビデオ信号
に変換し、テレビ画面の右半分に右眼の画面を、左半分
に左眼の画面を映し出すことは簡単にできるものであ
り、これを平行法による裸眼立体視することは可能であ
った。
【0010】しかしながら、平行法による裸眼立体視は
通常左右の画面のずれが、左右の眼の間隔(眼幅=概略
65mm)以下の場合のみ可能である。
【0011】すなわち、小型液晶テレビのような小さな
サイズの画面ならそのままで立体視できるが、通常のテ
レビでは左右の画面のずれが眼幅をはるかに越えるの
で、このままでは裸眼立体視できないという不都合があ
った。
【0012】そこで、フィルムに記録された映像が立体
写真であることを情報としてフィルムに残すことができ
る写真撮影装置を提供することを課題とする。また、フ
ィルムに記録された立体写真を所望の立体視に適した映
像信号に処理するフィルム再生装置を提供することを課
題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の写真撮影装置は、映像を露光して記録する映像記録領
域とデータを記録するデータ記録領域とを持つフィルム
を用い、撮像レンズを通って導かれる被写体からの光情
報を前記映像記録領域に記録する手段と、前記データ記
録領域にデータを書き込む手段と、立体撮影用アダプタ
ーが写真機に着脱自在であり、この立体撮影用アダプタ
ーを装着したことを検出する手段と、前記立体撮影用ア
ダプターを装着して撮影したときに、立体写真を撮影し
たという識別データを前記データ記録領域に自動的に記
録する手段と、を備えたものである。
【0014】従って、立体撮影用アダプターを装着して
撮影すれば、フィルム上に立体写真である旨の識別デー
タが記録される。
【0015】また、上記課題を達成するためのフィルム
再生装置は、右眼で見たのに相当する映像がフィルムの
コマの右半分領域に、左眼で見たのに相当する映像がフ
ィルムのコマの左半分領域にそれぞれ記録され、このフ
ィルムの映像を電気的な映像信号に変換する映像読み取
り手段と、この映像信号の右眼用の映像データと左眼用
の映像データとを再生画面のアスペクト比に適合する大
きさに処理し、且つ、フィールド毎に交互に右眼用の映
像データと左眼用の映像データとが配置される立体映像
信号に変換する信号処理手段と、を備えたものである。
【0016】従って、フィルムを例えばビデオ信号に変
換しようとするとき、立体写真についてはフィールド毎
に右眼用と左眼用の映像信号が交互に入った、フィール
ドシーケンシャルな映像信号としてテレビ上に映し出さ
れるので、これを左眼と右眼をフィールド毎に交互に同
期させて塞ぐようにしたシャッター眼鏡をかけて、立体
視することが可能となる。
【0017】さらに、上記課題を達成するためのフィル
ム再生装置は、右眼で見たのに相当する映像がフィルム
のコマの右半分領域に、左眼で見たのに相当する映像が
フィルムのコマの左半分領域にそれぞれ記録され、この
フィルムの映像を電気的な映像信号に変換する映像読み
取り手段と、この映像信号の右眼用の映像データを再生
画面の左半分領域に、左眼用の映像データを再生画面の
右半分領域にそれぞれ映し出されるように映像信号を処
理する信号処理手段と、を備えたものである。
【0018】従って、左右映像のずれ量が眼幅を越える
画面サイズのものについて、交差法による裸眼立体視が
可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1には写真撮影装置1の斜視図が
示されている。図1において、写真撮影装置1はAPS
(アドバンスフォトシステム)用の写真機2とこの写真
機2に着脱自在な立体撮影用アダプター3とから構成さ
れている。
【0020】写真機2は一眼レフで、その上面にはシャ
ッターボタン4やセレクトダイヤル5が付いていると共
に写真機2の後面にはファインダ6の覗き窓が開口して
いる。又、写真機2の前面側の鏡筒部7には撮像レンズ
8が内蔵され、この撮像レンズ8を通って導かれる被写
体からの光情報を光学的にフィルムF(図2(a)に示
す。)に露光する手段を有する。写真機2にはフィルム
ドロップイン用の蓋(図示せず)が設けられ、APSで
はフィルムF装着に際してカートリッジ(パトローネ)
36を単にドロップインするだけであとは自動的にロー
ディングされる。そして、APS用のフィルムFは、図
2(a)に示す如く、映像を露光して記録する映像記録
領域S1とデータを磁気記録するデータ記録領域S2とを
有する。このデータ記録領域S2にデータを書き込める
磁気情報記録手段を有し、この詳細は下記する。尚、光
学的手段によりデータを書き込むよう構成しても良い。
【0021】前記鏡筒部7の内面にはネジ成形部9が設
けられ、又、鏡筒部7の前端面にはスイッチ穴10が形
成され、このスイッチ穴10の内部には検出スイッチS
W(図3に示す。)が配置されている。
【0022】立体撮影用アダプター3は、その前面に左
右2つの光入射口11R,11Lが形成され、この光入
射口11R,11Lより入射した各光は各2枚の平面鏡
12R,12L,13R,13Lで反射された後、後面
側にそれぞれ射出されるよう構成されている。立体撮影
用アダプター3の後部の上下にはつめ状部14がそれぞ
れ設けられ、このつめ状部14の各外周面にはネジ部が
それぞれ形成されている。立体撮影用アダプター3を写
真機1の鏡筒部7のネジ成形部9に螺入することによっ
て装着される。
【0023】又、立体撮影用アダプター3の後面には突
起部15が設けられている。この突起部15は、図2
(b)に示すように、圧縮コイルバネ16によって後方
向に付勢され、一定の力以上で押されると中に後退する
よう構成されている。立体撮影用アダプター3が写真機
2に装着されたときには突起部15が検出スイッチSW
をオン又はオフして立体撮影用アダプター3が装着され
たことが検出される。一方、立体撮影用アダプター3が
スイッチ穴のない写真機に取り付けられたときには突起
部15が中に後退して取り付けの邪魔にならないように
なっている。
【0024】尚、この実施形態では、立体撮影用アダプ
ター3が装着されたことを検出する手段は、突起部15
によって検出スイッチSWをオンするメカ式であるが、
接点をつけ電気的に処理するものでも良い。
【0025】図3には写真撮影装置1の光学系・電気系
の概略構成図が示されている。図3において、立体撮影
用アダプター3の左右の各光入射口11R,11Lより
入射した各光は、2枚の平面鏡12R,12L,13
R,13Lを経て写真機2に入射される。写真機2に入
射した左右の各光は撮像レンズ8を経てはね上げ平面ミ
ラー17でピントを合わせ、シャッターSを操作するシ
ャッター釦4を押すと、はね上げ平面ミラー17がはね
上がりフィルムFが露光される。このはね上げ平面ミラ
ー17で反射された光は反射鏡18を経てファインダ6
に入る。フィルムFとファインダ6にはその右半分には
右側の光入射口11Rから入射した光が、その左半分に
は左側の光入射口11Lから入射した光がそれぞれ投射
される。
【0026】ID信号発生回路20には検出スイッチS
Wの出力を含む各種データが入力され、入力情報に応じ
たデータをID信号書き込み回路21に出力する。例え
ば、ID信号発生回路21は検出スイッチSWのオン時
又はオフ時にシャッターボタン4が押下されたことを検
出すると、立体撮影である旨の識別データをID信号書
き込み回路21に出力する。ID信号書き込み回路21
は前記IDデータが供給されると、IDデータを磁気ヘ
ッド22によりフィルムFに書き込む。
【0027】図4にはフィルム再生システムの斜視図が
示されている。図4において、フィルム再生システム
は、フィルムF内に記録された映像を電気的な映像信号
に変換するフィルム再生装置30と、このフィルム再生
装置30の出力映像信号が信号ケーブル31を介して供
給されるテレビモニタ32と、このテレビモニタ32に
て映し出される立体映像を見るシャッター眼鏡33とを
備えている。
【0028】フィルム再生装置30の前面にはフィルム
挿入蓋34が設けられ、このフィルム挿入蓋34内のフ
ィルム挿入孔35にカートリッジ(パトローネ)36を
挿入すると自動的ににフィルムFがローディングされ
る。又、フィルム再生装置30の前面には各種の操作ボ
タンのある操作部37が設けられ、これら操作部37や
リモートコントローラ38によりコマを選んだり、処理
方法(下記する各種モード等)を選択したり等の指令を
行うことができる。
【0029】テレビモニタ32の上面には赤外線発光器
39が設けられ、この赤外線発光器39からシャッター
同期信号が赤外線によりワイヤレスでシャッター眼鏡3
3に伝送される。シャッター同期信号はテレビモニタ3
2により立体映像信号を映し出す場合にのみ伝送され
る。
【0030】シャッター眼鏡33は光の通過・しゃ断が
それぞれ制御される右眼シャッター部33Rと左眼シャ
ッター部33Lとを有すると共に赤外線受光器(図示せ
ず)を有する。そして、赤外線受光器により受光したシ
ャッター同期信号に基づいて右眼シャッター部33Rと
左眼シャッター部33Lとの制御を行う。具体的には右
眼用の映像が映し出されているフィールド区間は左眼シ
ャッター部33Lをしゃ断状態とし、左眼用の映像が映
し出されているフィールド区間は右眼シャッタ部33R
をしゃ断状態とすることによって右眼用の映像は右眼の
みで、左眼用の映像は左眼のみでそれぞれ見るように制
御する。
【0031】図5にはフィルム再生装置30の回路ブロ
ック図が示されている。図5において、映像読み取り手
段40は、フィルムFの一方側に配されたライト41
と、フィルムFの他方側に配されたレンズ42及びライ
ン読み出し用固体撮像素子43とから構成され、フィル
ムFと映像読み取り手段40との相対的移動によってフ
ィルムFに記録された映像をライン毎に電気的な映像信
号に変換する。
【0032】映像信号処理回路44はライン読み出し用
固体撮像素子43からの映像信号をいったん画像メモリ
45に蓄えた後、一枚の映像信号(R,G,B)として
信号処理手段46に出力する。
【0033】信号処理手段46は、上記映像信号をディ
ジタル化するA(アナログ)/D(ディジタル)変換器
47とこのディジタル化した映像信号を書き込む2次元
メモリ48とこの2次元メモリ48より読み出された映
像信号を再びアナログ化するD(ディジタル)/A(ア
ナログ)変換器49とを有し、2次元メモリ48の読み
出し・書き込みはタイミングコントローラ50によって
制御される。このタイミングコントローラ50には同期
分離回路51から垂直・水平同期信号が供給されている
と共に読み出し・書き込みデータ発生部52から読み出
し・書き込みデータが供給され、タイミングコントロー
ラ50はこの読み出し・書き込みデータに基づき書き込
み範囲,書き込みクロック周波数,読み出し範囲,読み
出しクロック周波数,読み出し順序等を制御する。
【0034】信号切換スイッチ53はID信号読み出し
回路からの切換制御信号に基づき映像信号処理回路44
の出力映像信号と2次元メモリ48の読み出し映像信号
とのいずれか一方を選択し、選択された映像信号はバッ
ファメモリ55を経てRGB/NTSC変換回路56に
出力される。RGB/NTSC変換回路56はR,G,
Bの映像信号をNTSC方式のコンポジット映像信号に
変換し、このコンポジット映像信号がテレビモニタ32
に出力される。尚、ビデオテープレコーダ57に転送し
て記録しても良い。
【0035】一方、磁気ヘッド58はフィルムFのデー
タ記録部S2に書き込まれたデータを読み、この読み出
したデータをID信号読み出し回路59に出力する。I
D信号読み出し回路59は上記データをデコードし、こ
のデータに基づき指令・制御信号を読み出し・書き込み
データ発生部53や信号切換スイッチ54に出力する。
例えば読み出した識別データが立体撮影である旨のデー
タである場合には立体再生モードの指令信号を読み出し
・書き込みデータ発生部53に出力し、2次元メモリ4
8の読み出し映像信号を選択する旨の制御信号を信号切
換スイッチ54に出力する。立体再生モードの指令を受
けた読み出し・書き込みデータ発生部53の動作内容に
ついては下記の作用の箇所で説明する。
【0036】操作部37又はリモートコントローラ38
からの指令信号もID信号読み出し回路59に出力さ
れ、ID信号読み出し回路59は操作者からのモード指
令に基づく制御をも実行する。指令者からのモード指令
としては、2次元映像の通常再生モード,立体映像の右
画面モード,左画面モード,平行法裸眼立体視モード,
交差法裸眼立体視モード等があり、2次元映像の通常再
生モードや立体映像の平行法裸眼立体視モードでは映像
信号処理回路44の出力映像信号を選択する旨の制御信
号を信号切換スイッチ54に出力する。尚、フィルムF
のコマのアスペクト比とテレビモニタ32のそれとが異
なる場合には信号処理手段46にてアスペクト比を再生
画面のものに適合させる処理を行わせる必要がある。
【0037】次に、上記構成の作用を説明する。写真機
2に立体撮影用アダプター3を装着し、図6(A)のよ
うな海を背景にした女性の映像を撮影する。このとき、
立体撮影用アダプター3によって、右眼で見た映像が画
面の右半分に、左眼で見た映像が画面の左半分になるよ
うに撮像レンズから入光し、図6(B)のようにフィル
ム上に結像し撮影される。但し、左右画面(BL,BR
では女性に対し背景の椰子の木,ヨット,雲などがその
距離により微妙にずれている。
【0038】又、立体撮影用アダプター3を装着するこ
とによって検出スイッチSWがオン又はオフ状態となっ
ているため、撮影時にはフィルムFのデータ記録部S2
に他の撮影条件などのデータと併せて立体写真の識別デ
ータが書き込まれる。
【0039】上述の如く撮影されたフィルムFを現像に
出すと、もとのカートリッジ(パトローネ)36に入れ
て返却される。この現像済みフィルムF入りのカートリ
ッジ36をフィルム再生装置30に装着すると、フィル
ムFが自動的にローディングされ、フィルムFの映像が
映像読み取り手段40によって、フィルムFの磁気デー
タが磁気ヘッド58によってそれぞれ読み取られる。
【0040】磁気ヘッド58からのデータによってID
信号読み出し回路59は立体写真の識別データを読み取
るため、ID信号読み出し回路59は立体再生モードを
読み出し・書き込みデータ発生部53に指令し、2次元
メモリ48の読み出し映像を選択するよう信号切換スイ
ッチ54を制御する。すると、タイミングコントローラ
50は図6(C)にてハッチングした領域以外の映像信
号のみを、且つ、右側画面CRと左側画面CLのそれぞれ
が1フィールドの映像信号となる書き込みクロックで2
次元メモリ48に書き込む。この書き込んだデータに対
して右側画面CRのデータのみを1フィールドの映像信
号として読み出し、次に左側画面CLのデータのみを1
フィールドの映像信号として読み出し、この読み出しパ
ターンを繰り返す。尚、タイミングコントローラ50は
書き込みに際してはフィルムFのコマの全データを2次
元メモリ48に書き込み,読み出しに際して図6(C)
にてハッチングした領域以外のデータに対して、右側画
面CRと左側画面CLのそれぞれが1フィールドの映像信
号となるよう読み出しを行っても良い。
【0041】即ち、映像信号の右眼用の映像データと左
眼用の映像データの各一部をそれぞれ排除すると共に排
除しなかった各データを拡大し、且つ、フィールド毎に
交互に右眼用の拡大映像信号と左眼用の拡大映像信号と
が交互に配置される立体映像信号に変換する。
【0042】信号処理手段46からはフィールド毎に交
互に左眼用の映像信号(図6(D)の左図に相当する信
号)と右眼用の映像信号(図6(D)の右図に相当する
信号)とが配置された、いわゆるシーケンシャルな立体
映像信号が出力される。そして、この立体映像信号がテ
レビモニタ32に映し出され、これを左眼と右眼をフィ
ールド毎に交互に同期させて塞ぐよう制御されたシャッ
ター眼鏡33をかけることによって立体映像が見える。
【0043】ここで、図5のバッファメモリ55は1フ
レーム分の映像情報を記録できるので、変換されたフィ
ールドシーケンシャルな立体ビデオ信号をここに一旦記
録してから出力するようにして、スキャナーによる読み
取りは1回だけにするようにしてもよい。
【0044】フィルムの情報量はビデオ信号と比較して
はるかに情報量が多いので、以上のように拡大しても良
好な画質を得ることができる。
【0045】また、フィルム再生装置30の操作部37
又はリモートコントローラ38を操作して立体映像の左
画面モード、又は、右画面モードを選択すると、タイミ
ングコントローラ50は図6(C)の左側画面CLのみ
のデータを1フィールドの映像信号として、又、図6
(C)の右側画面CRのみのデータを1フィールドの映
像信号としてそれぞれ読み出し、図6(D)のCL又は
Rのみ表示することにより、静止した1枚の映像を得
ることができる。
【0046】さらに、図7(A)の立体写真を図7
(B)のような小型のモニタ60で見る場合には、左右
の画像のずれが眼幅D以下なので、平行法裸眼立体視モ
ードを選択する。すると、図7(A)の立体写真がその
まま小型のモニタ60に映し出されるため、いわゆる平
行法による裸眼立体視ができる。
【0047】また、通常のテレビモニタ上では左右の画
像のずれが眼幅を越えてしまって裸眼立体視ができない
ため、交差法裸眼立体視モードを選択する。すると、タ
イミングコントローラ50が2次元メモリ48への読み
出し又は書き込みを制御して図7(A)の立体写真の左
右画面を左右入れ替えた映像信号として読み出す。この
ように立体写真の左右を入れ替えた映像を、テレビモニ
タ61上に表示した場合、左右の映像のずれが眼幅以上
であっても、図7(C)に示すようにいわゆる交差法に
より裸眼立体視ができる。
【0048】このように構成することによって、小型液
晶テレビのような小さなサイズの画面ならそのままで平
行法により裸眼立体視することが可能であるとともに、
ずれ量が眼幅を越える画面サイズのものについても、交
差法による裸眼立体視が可能となる。
【0049】次に、他の実施形態の撮影状態を図8に示
す。この実施例では、APS写真システムに3種類のプ
リントタイプがあることを応用し、画面のアスペクトレ
シオ9:16のいわゆるハイビジョンサイズにおいて、
良好な立体映像を得ようとするものである。
【0050】APS写真システムでは下記の〈表1〉の
3種類のプリントタイプがあり、撮影時に選択できる。
【0051】
【表1】
【0052】このパノラマサイズが、H−DTVサイズ
を2つ横並べにしたアスペクト比であることに着目し、
上記実施形態と同様のシステムで、図8(A)のように
パノラマサイズで撮影し、図8(B)の様にH−DTV
サイズでビデオ映像信号として出力するようにした。な
おこの撮影時においては、写真機のファインダにはどの
サイズが写っているかの画角のサイズと、立体撮影であ
るという表示が出されることになる。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、映像
を露光して記録する映像記録領域とデータを記録するデ
ータ記録領域とを持つフィルムを用い、撮像レンズを通
って導かれる被写体からの光情報を前記映像記録領域に
記録する手段と、前記データ記録領域にデータを書き込
む手段と、立体撮影用アダプターが写真機に着脱自在で
あり、この立体撮影用アダプターを装着したことを検出
する手段と、前記立体撮影用アダプターを装着して撮影
したときに、立体写真を撮影したという識別データを前
記データ記録領域に自動的に記録する手段と、を備えた
ので、立体撮影用アダプターを装着して撮影すればフィ
ルム上に立体写真である旨の識別データが記録されると
いう効果がある。
【0054】また、本発明によれば、右眼で見たのに相
当する映像がフィルムのコマの右半分領域に、左眼で見
たのに相当する映像がフィルムのコマの左半分領域にそ
れぞれ記録され、このフィルムの映像を電気的な映像信
号に変換する映像読み取り手段と、この映像信号の右眼
用の映像データと左眼用の映像データとを再生画面のア
スペクト比に適合する大きさに処理し、且つ、フィール
ド毎に交互に右眼用の映像データと左眼用の映像データ
とが配置される立体映像信号に変換する信号処理手段
と、を備えたので、フィルムに記録された立体写真をシ
ャッター眼鏡をかけて立体視できるという効果がある。
【0055】さらに、本発明によれば、右眼で見たのに
相当する映像がフィルムのコマの右半分領域に、左眼で
見たのに相当する映像がフィルムのコマの左半分領域に
それぞれ記録され、このフィルムの映像を電気的な映像
信号に変換する映像読み取り手段と、この映像信号の右
眼用の映像データを再生画面の左半分領域に、左眼用の
映像データを再生画面の右半分領域にそれぞれ映し出さ
れるように映像信号を処理する信号処理手段と、を備え
たので、左右映像のずれ量が眼幅を越える画面サイズの
ものについて、交差法による裸眼立体視ができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真撮影装置の斜視図(実施形態)。
【図2】(a)は立体撮影用アダプターの突出部付近の
斜視図、(b)はフィルムの構成を示す図(実施形
態)。
【図3】立体撮影用アダプターの光学系・回路系の構成
図(実施形態)。
【図4】フィルム再生システムの斜視図(実施形態)。
【図5】フィルム再生装置の回路ブロック図(実施形
態)。
【図6】(A)は被写体を示す図、(B)は立体写真の
状態を示す図、(C)は信号処理の説明に用いる図、
(D)は再生画面上で表示される図(実施形態)。
【図7】(A)は立体写真の状態を示す図、(B)は平
行法の裸眼立体視の状態を示す図、(C)は交差法の裸
眼立体視の状態を示す図(実施形態)。
【図8】(A)はフィルム上のサイズを示す図、(B)
は再生画面上のサイズを示す図(他の実施形態)。
【符号の説明】
1…写真撮影装置、2…写真機、3…立体撮影用アダプ
ター、6…ファインダ、8…撮像レンズ、30…フィル
ム再生装置、36…カートリッジ、40…映像読み取り
手段、46…信号処理手段、F…フィルム、S1…映像
記録領域、S2…データ記録領域。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を露光して記録する映像記録領域と
    データを記録するデータ記録領域とを持つフィルムを用
    い、 撮像レンズを通って導かれる被写体からの光情報を前記
    映像記録領域に記録する手段と、 前記データ記録領域にデータを書き込む手段と、 立体撮影用アダプターが写真機に着脱自在であり、この
    立体撮影用アダプターを装着したことを検出する手段
    と、 前記立体撮影用アダプターを装着して撮影したときに、
    立体写真を撮影したという識別データを前記データ記録
    領域に自動的に記録する手段と、 を備えたことを特徴とする写真撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記立体撮影用アダプターは、左右それ
    ぞれ2枚の傾いた平面鏡を組み合わせたものであって、
    これを使用して撮影すると、右眼で見たのに相当する映
    像はフィルムのコマの右半分に、左眼で見たのに相当す
    る映像はフィルムのコマの左半分に記録されるものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の写真撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記立体撮影用アダプターの装着時に
    は、立体写真撮影の画枠の大きさを、ファインダーに自
    動的に表示したことを特徴とする請求項1に記載の写真
    撮影装置。
  4. 【請求項4】 右眼で見たのに相当する映像がフィルム
    のコマの右半分領域に、左眼で見たのに相当する映像が
    フィルムのコマの左半分領域にそれぞれ記録され、この
    フィルムの映像を電気的な映像信号に変換する映像読み
    取り手段と、 この映像信号の右眼用の映像データと左眼用の映像デー
    タとを再生画面のアスペクト比に適合する大きさに処理
    し、且つ、フィールド毎に交互に右眼用の映像データと
    左眼用の映像データとが配置される立体映像信号に変換
    する信号処理手段と、 を備えたことを特徴とするフィルム再生装置。
  5. 【請求項5】 前記信号処理手段は、映像信号の右眼用
    の映像データと左眼用の映像データの各一部をそれぞれ
    排除すると共に排除しなかった各映像信号を拡大し、且
    つ、フィールド毎に交互に右眼用の拡大映像信号と左眼
    用の拡大映像信号とが交互に配置される立体映像信号に
    変換することを特徴とする請求項4に記載のフィルム再
    生装置。
  6. 【請求項6】 再生画面のアスペクト比に適合する大き
    さに処理した右眼用の映像データと左眼用の映像データ
    とを選択的に出力可能に構成したことを特徴とする請求
    項4に記載のフィルム再生装置。
  7. 【請求項7】 前記フィルムが映像を露光して記録する
    映像記録領域とデータを記録するデータ記録領域とを持
    つものである場合に、このデータ記録領域に立体写真を
    撮影したという識別データが記録されていることを検出
    する手段を有し、 前記識別データを検出したときには前記信号処理手段が
    立体映像信号を出力するよう構成したことを特徴とする
    請求項4に記載のフィルム再生装置。
  8. 【請求項8】 現像済みのフィルムを入れたカートリッ
    ジを装着すると、自動的に前記フィルムがローディング
    され、且つ、信号処理動作がなされることを特徴とする
    請求項7に記載のフィルム再生装置。
  9. 【請求項9】 右眼で見たのに相当する映像がフィルム
    のコマの右半分領域に、左眼で見たのに相当する映像が
    フィルムのコマの左半分領域にそれぞれ記録され、この
    フィルムの映像を電気的な映像信号に変換する映像読み
    取り手段と、 この映像信号の右眼用の映像データを再生画面の左半分
    領域に、左眼用の映像データを再生画面の右半分領域に
    それぞれ映し出されるように映像信号を処理する信号処
    理手段と、 を備えたことを特徴とするフィルム再生装置。
JP8206829A 1996-08-06 1996-08-06 写真撮影装置及びフィルム再生装置 Abandoned JPH1048737A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000063198A (ko) * 2000-05-09 2000-11-06 최부진 쌍눈 입체촬영기

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