JPH1049197A - 音声復元装置及び音声復元方法 - Google Patents
音声復元装置及び音声復元方法Info
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- JPH1049197A JPH1049197A JP8207134A JP20713496A JPH1049197A JP H1049197 A JPH1049197 A JP H1049197A JP 8207134 A JP8207134 A JP 8207134A JP 20713496 A JP20713496 A JP 20713496A JP H1049197 A JPH1049197 A JP H1049197A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 雑音重畳音声から復元する音声に高域成分の
欠落が生ずることを極力防止して、聴感上、原音声に近
い音声を復元する。 【解決手段】 本発明の音声復元装置は、雑音重畳音声
を入力し、この雑音重畳音声を神経回路網を用いて音声
推定値と雑音推定値とに分離する神経回路網演算部14
を備えると共に、雑音重畳音声、音声推定値、雑音推定
値の荷重平均を求め、この荷重平均を復元音声として出
力する荷重平均演算部15を備えて構成されている。こ
の構成によれば、音声推定値及び雑音推定値から欠落し
た高域成分が、雑音重畳音声には含まれていることか
ら、雑音重畳音声、音声推定値、雑音推定値の荷重平均
をとったものは、高域成分の欠落が少ない原音声に近い
音声となる。
欠落が生ずることを極力防止して、聴感上、原音声に近
い音声を復元する。 【解決手段】 本発明の音声復元装置は、雑音重畳音声
を入力し、この雑音重畳音声を神経回路網を用いて音声
推定値と雑音推定値とに分離する神経回路網演算部14
を備えると共に、雑音重畳音声、音声推定値、雑音推定
値の荷重平均を求め、この荷重平均を復元音声として出
力する荷重平均演算部15を備えて構成されている。こ
の構成によれば、音声推定値及び雑音推定値から欠落し
た高域成分が、雑音重畳音声には含まれていることか
ら、雑音重畳音声、音声推定値、雑音推定値の荷重平均
をとったものは、高域成分の欠落が少ない原音声に近い
音声となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雑音重畳音声から
音声を復元する音声復元装置及び音声復元方法に関す
る。
音声を復元する音声復元装置及び音声復元方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】音声認識装置や音声通信装置(例えば携
帯電話等)においては、使用環境の騒音や雑音が重畳し
た音声を入力して、その中から音声だけを抽出する装置
を備えたものがあり、使用環境の騒音や雑音の影響を受
け難くするように構成されている。上記音声抽出装置と
しては、従来より、スペクトラムサブトラクション方式
を用いた装置が知られており、広く使用されている。し
かし、上記スペクトラムサブトラクション方式によっ
て、入力した雑音重畳音声から音声を抽出した場合、非
定常雑音を除去することができないという欠点があっ
た。
帯電話等)においては、使用環境の騒音や雑音が重畳し
た音声を入力して、その中から音声だけを抽出する装置
を備えたものがあり、使用環境の騒音や雑音の影響を受
け難くするように構成されている。上記音声抽出装置と
しては、従来より、スペクトラムサブトラクション方式
を用いた装置が知られており、広く使用されている。し
かし、上記スペクトラムサブトラクション方式によっ
て、入力した雑音重畳音声から音声を抽出した場合、非
定常雑音を除去することができないという欠点があっ
た。
【0003】この欠点を解消する装置として、人間の脳
をモデルとする神経回路網を用いた雑音除去装置が考え
られている。この雑音除去装置では、雑音重畳音声を入
力し、その中に含まれる音声を神経回路網を用いて推定
して音声推定値を出力し、この音声推定値を復元音声と
している。このような雑音除去装置の一例として、特公
平5−19337号公報に開示された神経回路網モデル
を用いた雑音除去装置がある。
をモデルとする神経回路網を用いた雑音除去装置が考え
られている。この雑音除去装置では、雑音重畳音声を入
力し、その中に含まれる音声を神経回路網を用いて推定
して音声推定値を出力し、この音声推定値を復元音声と
している。このような雑音除去装置の一例として、特公
平5−19337号公報に開示された神経回路網モデル
を用いた雑音除去装置がある。
【0004】この装置においては、神経回路網モデルと
して階層型神経回路網を用いており、この階層型神経回
路網を学習させることにより、雑音重畳音声の中に含ま
れる音声を推定して音声推定値を出力させるようにして
いる。上記階層型神経回路網の動作を図11を参照して
説明する。この図11に示すように、まず、雑音重畳音
声A1のデータを音声切り出し区間Tの長さ分だけ切り
出し、これを入力信号A2(具体的には、入力値I1 、
I2 、………Ip-1 、Ip )として学習済みの階層型神
経回路網1に与える。すると、階層型神経回路網1は、
入力信号A2に含まれる音声を抽出し、出力信号A3
(具体的には、出力値S1 、S2 、………Sp-1 、Sp
)として出力する。階層型神経回路網1は、上記動作
を繰り返して出力信号A3を順次出力することにより、
音声(音声推定値)A4を出力するように構成されてい
る。
して階層型神経回路網を用いており、この階層型神経回
路網を学習させることにより、雑音重畳音声の中に含ま
れる音声を推定して音声推定値を出力させるようにして
いる。上記階層型神経回路網の動作を図11を参照して
説明する。この図11に示すように、まず、雑音重畳音
声A1のデータを音声切り出し区間Tの長さ分だけ切り
出し、これを入力信号A2(具体的には、入力値I1 、
I2 、………Ip-1 、Ip )として学習済みの階層型神
経回路網1に与える。すると、階層型神経回路網1は、
入力信号A2に含まれる音声を抽出し、出力信号A3
(具体的には、出力値S1 、S2 、………Sp-1 、Sp
)として出力する。階層型神経回路網1は、上記動作
を繰り返して出力信号A3を順次出力することにより、
音声(音声推定値)A4を出力するように構成されてい
る。
【0005】また、上記雑音除去装置の他の例として特
開平2−72398号公報に開示された音声信号用前処
理装置がある。この装置では、複数のマイクロフォンで
得た複数のマイクロフォン信号を階層型神経回路網へ入
力すると共に、この階層型神経回路網を学習させること
により、雑音を除去した音声推定値を出力信号として出
力させるようにしている。
開平2−72398号公報に開示された音声信号用前処
理装置がある。この装置では、複数のマイクロフォンで
得た複数のマイクロフォン信号を階層型神経回路網へ入
力すると共に、この階層型神経回路網を学習させること
により、雑音を除去した音声推定値を出力信号として出
力させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような神経回
路網を用いた雑音除去装置では、出力した音声推定値に
高域成分の欠落が生ずるという問題がある。特に、高域
成分が多い子音の音声を復元する場合、上記欠落が顕著
に現われる傾向がある。このため、神経回路網を用いた
雑音除去装置から出力される音声推定値には子音の音声
が欠落するようになり、音声推定値は元の音声に比べて
聴感上明瞭性が低下して聞き取り難い音声となってい
た。上記高域成分の欠落が生ずる実例を、図12を参照
して具体的に説明する。
路網を用いた雑音除去装置では、出力した音声推定値に
高域成分の欠落が生ずるという問題がある。特に、高域
成分が多い子音の音声を復元する場合、上記欠落が顕著
に現われる傾向がある。このため、神経回路網を用いた
雑音除去装置から出力される音声推定値には子音の音声
が欠落するようになり、音声推定値は元の音声に比べて
聴感上明瞭性が低下して聞き取り難い音声となってい
た。上記高域成分の欠落が生ずる実例を、図12を参照
して具体的に説明する。
【0007】図12(a)は、男性話者が「すいちょ
く」と発声したときの原音声の波形を示している。そし
て、この原音声に雑音を重畳した雑音重畳音声を、上記
神経回路網を用いた雑音除去装置へ入力し、該雑音除去
装置から出力された音声推定値の波形を図12(b)に
示している。これら図12(a)及び(b)から明らか
なように、音声推定値の波形からは、子音「s」、「c
h」、「k」が欠落していると共に、「ui」の音声部
分についても高域成分が欠落していることがわかる。こ
のような音声推定値(図12(b)参照)を聴者が聴く
と、「ういよく」というような感じに聴こえてしまう。
く」と発声したときの原音声の波形を示している。そし
て、この原音声に雑音を重畳した雑音重畳音声を、上記
神経回路網を用いた雑音除去装置へ入力し、該雑音除去
装置から出力された音声推定値の波形を図12(b)に
示している。これら図12(a)及び(b)から明らか
なように、音声推定値の波形からは、子音「s」、「c
h」、「k」が欠落していると共に、「ui」の音声部
分についても高域成分が欠落していることがわかる。こ
のような音声推定値(図12(b)参照)を聴者が聴く
と、「ういよく」というような感じに聴こえてしまう。
【0008】一方、本発明者は、神経回路網を用いて1
つの信号を入力して2つの信号を出力する信号抽出装置
を発明し、先に出願している(実願平7−324565
号)。この装置においては、図13に示すように、雑音
重畳音声B1を入力して、神経回路網2により雑音重畳
音声B1の中から音声と雑音を分離して音声推定値B2
と雑音推定値B3を出力するように構成されている。し
かし、この装置の場合も、出力された音声推定値B2及
び雑音推定値B3には、それぞれ高域成分の欠落が生じ
てしまい、音声推定値B2をそのまま復元音声とする
と、やはり聴き取り難いものであった。
つの信号を入力して2つの信号を出力する信号抽出装置
を発明し、先に出願している(実願平7−324565
号)。この装置においては、図13に示すように、雑音
重畳音声B1を入力して、神経回路網2により雑音重畳
音声B1の中から音声と雑音を分離して音声推定値B2
と雑音推定値B3を出力するように構成されている。し
かし、この装置の場合も、出力された音声推定値B2及
び雑音推定値B3には、それぞれ高域成分の欠落が生じ
てしまい、音声推定値B2をそのまま復元音声とする
と、やはり聴き取り難いものであった。
【0009】そこで、本発明の目的は、雑音重畳音声か
ら復元する音声に高域成分の欠落が生ずることを極力防
止して、聴感上、原音声に近い音声を復元することがで
きる音声復元装置及び音声復元方法を提供するにある。
ら復元する音声に高域成分の欠落が生ずることを極力防
止して、聴感上、原音声に近い音声を復元することがで
きる音声復元装置及び音声復元方法を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1または8の発明
においては、入力した雑音重畳音声を神経回路網を用い
て音声推定値と雑音推定値とに分離した後、雑音重畳音
声、音声推定値、雑音推定値の荷重平均を求めることに
より音声を復元する構成とした。この構成の場合、音声
推定値及び雑音推定値から欠落した高域成分が、雑音重
畳音声には含まれていることから、雑音重畳音声、音声
推定値、雑音推定値の荷重平均をとったものは、高域成
分の欠落が少ない原音声に近い音声となる。
においては、入力した雑音重畳音声を神経回路網を用い
て音声推定値と雑音推定値とに分離した後、雑音重畳音
声、音声推定値、雑音推定値の荷重平均を求めることに
より音声を復元する構成とした。この構成の場合、音声
推定値及び雑音推定値から欠落した高域成分が、雑音重
畳音声には含まれていることから、雑音重畳音声、音声
推定値、雑音推定値の荷重平均をとったものは、高域成
分の欠落が少ない原音声に近い音声となる。
【0011】請求項2または9の発明によれば、荷重平
均を求める際に使用する荷重係数として、サンプル音声
に対する復元音声の自乗誤差を最小にするような荷重係
数を使用するように構成したので、復元音声(即ち、雑
音重畳音声、音声推定値、雑音推定値の荷重平均)は原
音声に極めて近い音声となる。
均を求める際に使用する荷重係数として、サンプル音声
に対する復元音声の自乗誤差を最小にするような荷重係
数を使用するように構成したので、復元音声(即ち、雑
音重畳音声、音声推定値、雑音推定値の荷重平均)は原
音声に極めて近い音声となる。
【0012】請求項3または10の発明においては、雑
音重畳音声、音声推定値及び雑音推定値にそれぞれ対応
する3個の荷重係数から構成された1組の荷重係数デー
タを複数組備え、音声を話す話者によって最適な荷重係
数データを選択するように構成した。これにより、話者
に対応して音声を復元することができるから、復元音声
は原音声に近くなる。
音重畳音声、音声推定値及び雑音推定値にそれぞれ対応
する3個の荷重係数から構成された1組の荷重係数デー
タを複数組備え、音声を話す話者によって最適な荷重係
数データを選択するように構成した。これにより、話者
に対応して音声を復元することができるから、復元音声
は原音声に近くなる。
【0013】この場合、請求項4または11の発明のよ
うに、使用環境の騒音の種類によって最適な荷重係数デ
ータを選択するように構成すると、使用環境の騒音の種
類に対応して音声を復元することができるから、復元音
声は原音声に近くなる。また、請求項5または12の発
明のように、雑音重畳音声のS/N比によって最適な荷
重係数データを選択するように構成すると、雑音重畳音
声のS/N比に対応して音声を復元することができるか
ら、やはり復元音声は原音声に近くなる。
うに、使用環境の騒音の種類によって最適な荷重係数デ
ータを選択するように構成すると、使用環境の騒音の種
類に対応して音声を復元することができるから、復元音
声は原音声に近くなる。また、請求項5または12の発
明のように、雑音重畳音声のS/N比によって最適な荷
重係数データを選択するように構成すると、雑音重畳音
声のS/N比に対応して音声を復元することができるか
ら、やはり復元音声は原音声に近くなる。
【0014】一方、従来は、入力する雑音重畳音声のS
/N比を検知する手段や方法はなかった。これに対し
て、請求項6または13の発明によれば、神経回路網を
用いて分離した音声推定値及び雑音推定値の各平均電力
を計算すると共に、これら平均電力の比を計算し、この
平均電力比を雑音重畳音声のS/N比であると推定し
た。これにより、入力する雑音重畳音声のS/N比を検
知することができる。
/N比を検知する手段や方法はなかった。これに対し
て、請求項6または13の発明によれば、神経回路網を
用いて分離した音声推定値及び雑音推定値の各平均電力
を計算すると共に、これら平均電力の比を計算し、この
平均電力比を雑音重畳音声のS/N比であると推定し
た。これにより、入力する雑音重畳音声のS/N比を検
知することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて図1ないし図6を参照しながら説明する。まず、図
1は音声復元装置の電気的構成を機能ブロックの組み合
わせにて示す図である。この図1において、音声復元装
置11は、マイクロフォン12と、A/D変換器13
と、神経回路網演算部14と、荷重平均演算部15と、
D/A変換器16と、スピーカ17とから構成されてい
る。上記マイクロフォン12は、音声D1に雑音D2が
加わった音である雑音重畳音声D3を入力してアナログ
入力信号D4を出力する。このアナログ入力信号D4
は、雑音重畳音声D3を電気信号に変換した信号であ
る。
いて図1ないし図6を参照しながら説明する。まず、図
1は音声復元装置の電気的構成を機能ブロックの組み合
わせにて示す図である。この図1において、音声復元装
置11は、マイクロフォン12と、A/D変換器13
と、神経回路網演算部14と、荷重平均演算部15と、
D/A変換器16と、スピーカ17とから構成されてい
る。上記マイクロフォン12は、音声D1に雑音D2が
加わった音である雑音重畳音声D3を入力してアナログ
入力信号D4を出力する。このアナログ入力信号D4
は、雑音重畳音声D3を電気信号に変換した信号であ
る。
【0016】また、A/D変換器13は、マイクロフォ
ン12と、このマイクロフォン12から出力されたアナ
ログ入力信号D4を入力してA/D変換し、デジタル信
号D5を出力する。このデジタル信号D5は、雑音重畳
音声D3をデジタル電気信号に変換した信号、即ち、雑
音重畳音声信号である。この場合、A/D変換器13
は、アナログ入力信号D4を、例えば12kHzで(1
/12000秒のサンプリング時間で)サンプリングし
てデジタル信号D5に変換するように構成されている。
尚、マイクロフォン12とA/D変換器13との間に、
アナログ入力信号D4を増幅するアンプを設けるように
構成しても良い。
ン12と、このマイクロフォン12から出力されたアナ
ログ入力信号D4を入力してA/D変換し、デジタル信
号D5を出力する。このデジタル信号D5は、雑音重畳
音声D3をデジタル電気信号に変換した信号、即ち、雑
音重畳音声信号である。この場合、A/D変換器13
は、アナログ入力信号D4を、例えば12kHzで(1
/12000秒のサンプリング時間で)サンプリングし
てデジタル信号D5に変換するように構成されている。
尚、マイクロフォン12とA/D変換器13との間に、
アナログ入力信号D4を増幅するアンプを設けるように
構成しても良い。
【0017】そして、神経回路網演算部14は、A/D
変換器13から出力された雑音重畳音声信号(デジタル
信号)D5を入力し、神経回路網を用いて上記雑音重畳
音声信号D5を音声推定値(音声信号成分)D6と雑音
推定値(雑音信号成分)D7とに分離して、これら音声
推定値D6及び雑音推定値D7を出力する機能を有して
いる。この神経回路網演算部14が音声抽出手段を構成
している。この場合、神経回路網演算部14は、神経回
路網として例えばリカレントニューラルネットワーク
(以下、RNNと称す)を用いて信号抽出処理を実行す
るように構成されている。
変換器13から出力された雑音重畳音声信号(デジタル
信号)D5を入力し、神経回路網を用いて上記雑音重畳
音声信号D5を音声推定値(音声信号成分)D6と雑音
推定値(雑音信号成分)D7とに分離して、これら音声
推定値D6及び雑音推定値D7を出力する機能を有して
いる。この神経回路網演算部14が音声抽出手段を構成
している。この場合、神経回路網演算部14は、神経回
路網として例えばリカレントニューラルネットワーク
(以下、RNNと称す)を用いて信号抽出処理を実行す
るように構成されている。
【0018】上記RNNは、帰還結合(再帰結合)を有
する神経回路網のモデルであり、複数個のニューロンを
自分自身を含めて互いに結合(再帰結合)して構成され
ている。尚、本実施例においては、RNNを例えば30
個のニューロンで構成している。上記RNNの各ニュー
ロンは、膜電位という状態を持つ。そして、各ニューロ
ンの出力は、膜電位の関数(この関数を出力関数とい
う)として決まる。ここで、ニューロンの個数をNと
し、i番目(i=1、2、………、N)のニューロンの
出力関数をfi、時刻tにおける膜電位及び出力値をそ
れぞれxi(t)、yi(t)とすると、次の式が成立
する。
する神経回路網のモデルであり、複数個のニューロンを
自分自身を含めて互いに結合(再帰結合)して構成され
ている。尚、本実施例においては、RNNを例えば30
個のニューロンで構成している。上記RNNの各ニュー
ロンは、膜電位という状態を持つ。そして、各ニューロ
ンの出力は、膜電位の関数(この関数を出力関数とい
う)として決まる。ここで、ニューロンの個数をNと
し、i番目(i=1、2、………、N)のニューロンの
出力関数をfi、時刻tにおける膜電位及び出力値をそ
れぞれxi(t)、yi(t)とすると、次の式が成立
する。
【0019】yi(t)=fi(xi(t)) そして、RNNにおいては、各ニューロンの膜電位が時
間的に変化する。この場合、時間に対する膜電位の変化
率は次の式で与えられる。
間的に変化する。この場合、時間に対する膜電位の変化
率は次の式で与えられる。
【0020】
【数1】 ここで、dxi(t)/dtは膜電位の変化率、τiは
i番目のニューロンの時定数、Ii(t)はi番目のニ
ューロンへの入力信号、wijはj番目のニューロンか
らi番目のニューロンへの結合荷重である。
i番目のニューロンの時定数、Ii(t)はi番目のニ
ューロンへの入力信号、wijはj番目のニューロンか
らi番目のニューロンへの結合荷重である。
【0021】また、上記RNNは、図2に示すように、
1入力(雑音重畳音声)2出力(音声推定値及び雑音推
定値)のモデルである。この場合、時刻tにおける入力
信号をI(t)、この入力信号I(t)に含まれる音声
及び雑音をそれぞれs(t)、n(t)とすると、上記
RNNの入出力関係は次の式で表現される。
1入力(雑音重畳音声)2出力(音声推定値及び雑音推
定値)のモデルである。この場合、時刻tにおける入力
信号をI(t)、この入力信号I(t)に含まれる音声
及び雑音をそれぞれs(t)、n(t)とすると、上記
RNNの入出力関係は次の式で表現される。
【0022】 入力 I(t)(=s(t)+n(t)) 出力1 s(t) 出力2 n(t) そして、RNNが上記入出力関係を獲得するように、適
当に選んだサンプル音声及びサンプル雑音を用いてRN
Nに対して予め学習を行い、RNNの結合荷重wij及び
時定数τiを調整(決定)するように構成されている。
この学習のアルゴリズムは公知技術であり、例えば「Sa
to M."A learning algorithm to spatio-temporal patt
srns to recurrent neural networks",Biol.Cybern.,6
2,pp.259-263(1990) 」に記載された方法があり、この
方法により上記学習を実行することができる。尚、先願
(実願平7−324565号)にも、RNNに対する学
習の一例が示されている。そして、本実施例の場合、神
経回路網演算部14は、上述した学習を予めさせたおい
たRNNを用いるように構成されている。
当に選んだサンプル音声及びサンプル雑音を用いてRN
Nに対して予め学習を行い、RNNの結合荷重wij及び
時定数τiを調整(決定)するように構成されている。
この学習のアルゴリズムは公知技術であり、例えば「Sa
to M."A learning algorithm to spatio-temporal patt
srns to recurrent neural networks",Biol.Cybern.,6
2,pp.259-263(1990) 」に記載された方法があり、この
方法により上記学習を実行することができる。尚、先願
(実願平7−324565号)にも、RNNに対する学
習の一例が示されている。そして、本実施例の場合、神
経回路網演算部14は、上述した学習を予めさせたおい
たRNNを用いるように構成されている。
【0023】また、荷重平均演算部15は、A/D変換
器13から出力された雑音重畳音声信号D5と、上記神
経回路網演算部14から出力された音声推定値D6及び
雑音推定値D7とを入力し、これら3つの信号の荷重平
均を算出し、算出した荷重平均を復元音声信号D8とし
て出力する機能を有している。この荷重平均演算部15
が音声復元手段を構成している。上記荷重平均演算部1
5の音声復元機能の原理及び動作については後述する。
器13から出力された雑音重畳音声信号D5と、上記神
経回路網演算部14から出力された音声推定値D6及び
雑音推定値D7とを入力し、これら3つの信号の荷重平
均を算出し、算出した荷重平均を復元音声信号D8とし
て出力する機能を有している。この荷重平均演算部15
が音声復元手段を構成している。上記荷重平均演算部1
5の音声復元機能の原理及び動作については後述する。
【0024】続いて、D/A変換器16は、上記荷重平
均演算部15から出力された復元音声信号D8を入力
し、これをアナログ出力信号D9に変換して出力する。
そして、スピーカ17は、D/A変換器16から出力さ
れたアナログ出力信号D9を入力し、これを音に変換し
て出力音声(復元音声)D10として出力するように構
成されている。尚、D/A変換器16とスピーカ17と
の間に、アナログ出力信号D9を増幅するアンプを設け
るように構成しても良い。
均演算部15から出力された復元音声信号D8を入力
し、これをアナログ出力信号D9に変換して出力する。
そして、スピーカ17は、D/A変換器16から出力さ
れたアナログ出力信号D9を入力し、これを音に変換し
て出力音声(復元音声)D10として出力するように構
成されている。尚、D/A変換器16とスピーカ17と
の間に、アナログ出力信号D9を増幅するアンプを設け
るように構成しても良い。
【0025】次に、荷重平均演算部15の音声復元機能
の原理及び動作について説明する。まず、時刻tにおけ
る雑音重畳音声信号D5、音声推定値D6、雑音推定値
D7をI(t)、sout(t)、nout(t)と
し、復元音声信号D8をS(t)とし、雑音重畳音声信
号D5に含まれる音声信号(原音声信号)をsr(t)
とする。今、神経回路網演算部14が音声推定値D6と
雑音推定値D7を正しく推定できたと仮定すると、次の
2式が成り立つ。
の原理及び動作について説明する。まず、時刻tにおけ
る雑音重畳音声信号D5、音声推定値D6、雑音推定値
D7をI(t)、sout(t)、nout(t)と
し、復元音声信号D8をS(t)とし、雑音重畳音声信
号D5に含まれる音声信号(原音声信号)をsr(t)
とする。今、神経回路網演算部14が音声推定値D6と
雑音推定値D7を正しく推定できたと仮定すると、次の
2式が成り立つ。
【0026】 S(t)=sout(t)=sr(t) (1) S(t)=I(t)−nout(t)=sr(t) (2) ここで、式(2)の場合は、雑音重畳音声信号D5から
雑音推定値D7を引き算することにより音声信号を求め
ている。
雑音推定値D7を引き算することにより音声信号を求め
ている。
【0027】しかし、神経回路網演算部14により抽出
された音声推定値D6と雑音推定値D7には、高域成分
の欠落が生ずるので、上記式(1)及び式(2)のいず
れの場合も音声信号を正しく復元しない。即ち、式
(1)の場合は、音声推定値D6(復元音声信号D8)
に高域成分として例えば前述した子音の欠落が発生する
ので、復元音声信号D8は聴き取り難い不明瞭な音声と
なる。また、式(2)の場合は、雑音の高域成分が復元
音声信号D8に混入することになる。ここで、雑音の高
域成分が復元音声信号D8に混入する理由を説明する。
された音声推定値D6と雑音推定値D7には、高域成分
の欠落が生ずるので、上記式(1)及び式(2)のいず
れの場合も音声信号を正しく復元しない。即ち、式
(1)の場合は、音声推定値D6(復元音声信号D8)
に高域成分として例えば前述した子音の欠落が発生する
ので、復元音声信号D8は聴き取り難い不明瞭な音声と
なる。また、式(2)の場合は、雑音の高域成分が復元
音声信号D8に混入することになる。ここで、雑音の高
域成分が復元音声信号D8に混入する理由を説明する。
【0028】まず、雑音重畳音声信号D5に含まれる雑
音信号をnr(t)とし、この雑音信号nr(t)の低
域成分及び高域成分をそれぞれnrL(t)及びnrH
(t)とする。これにより、次の2式が成立する。
音信号をnr(t)とし、この雑音信号nr(t)の低
域成分及び高域成分をそれぞれnrL(t)及びnrH
(t)とする。これにより、次の2式が成立する。
【0029】I(t)=sr(t)+nr(t) nr(t)=nrL(t)+nrH(t) これら2式を用いて上記式(2)を変形すると、次に示
すように変形される。この場合、雑音推定値には高域清
部の欠落が生ずるので、 nout(t)=nrL(t) となる関係が成立し、これを用いて上記式(2)を下記
のように変形する。
すように変形される。この場合、雑音推定値には高域清
部の欠落が生ずるので、 nout(t)=nrL(t) となる関係が成立し、これを用いて上記式(2)を下記
のように変形する。
【0030】 S(t)=I(t)−nout(t) =(sr(t)+nr(t))−nout(t) =(sr(t)+(nrL(t)+nrH(t)))−nout(t) =sr(t)+nrH(t) これにより、雑音の高域成分nrH(t)が復元音声信
号sr(t)に混入していることがわかる。そして、こ
の式(2)により音声を復元した場合、この復元音声信
号D8には、高域成分、即ち、子音の欠落が発生しない
という長所がある。しかし、この場合、雑音重畳音声信
号D5に含まれる雑音信号の音圧が高くなると、その高
域成分nrH(t)が大きくなり、聴感を悪化させ、聴
き取り難くなるという問題がある。
号sr(t)に混入していることがわかる。そして、こ
の式(2)により音声を復元した場合、この復元音声信
号D8には、高域成分、即ち、子音の欠落が発生しない
という長所がある。しかし、この場合、雑音重畳音声信
号D5に含まれる雑音信号の音圧が高くなると、その高
域成分nrH(t)が大きくなり、聴感を悪化させ、聴
き取り難くなるという問題がある。
【0031】この問題を解決する方法として、式(1)
と式(2)を組み合わせて構成された下記の式(3)で
音声信号を復元することが考えられる。この式(3)
は、式(1)と式(2)の荷重平均を求めることであ
る。
と式(2)を組み合わせて構成された下記の式(3)で
音声信号を復元することが考えられる。この式(3)
は、式(1)と式(2)の荷重平均を求めることであ
る。
【0032】 S(t)=A(I(t)−nout(t))+Bsout(t) (3) 但し、A≧0、B≧0、A+B=1であり、これら係数
A、Bは荷重係数である。
A、Bは荷重係数である。
【0033】この式(3)において、荷重係数A、Bは
一般的に次のように設定する。即ち、雑音重畳音声信号
D5のS/N比が高い場合は、音声の子音の欠落を防止
するため、A>Bとする。反対に、雑音重畳音声信号D
5のS/N比が低い場合は、雑音の高域成分の混入を防
止するため、A<Bとする。従って、荷重係数A、B
は、音声の子音の欠落、雑音の高域成分の混入のトレー
ドオフを調整する係数であると考えることができる。こ
のため、荷重係数A、Bを適切な値に決定すれば、音声
の子音の欠落及び雑音の高域成分の混入を防止すること
ができ、聴き取り易い明瞭な音声を復元することができ
る。
一般的に次のように設定する。即ち、雑音重畳音声信号
D5のS/N比が高い場合は、音声の子音の欠落を防止
するため、A>Bとする。反対に、雑音重畳音声信号D
5のS/N比が低い場合は、雑音の高域成分の混入を防
止するため、A<Bとする。従って、荷重係数A、B
は、音声の子音の欠落、雑音の高域成分の混入のトレー
ドオフを調整する係数であると考えることができる。こ
のため、荷重係数A、Bを適切な値に決定すれば、音声
の子音の欠落及び雑音の高域成分の混入を防止すること
ができ、聴き取り易い明瞭な音声を復元することができ
る。
【0034】さて、本実施例の荷重平均演算部15にお
いては、上記式(3)を一般化した下記の式(4)によ
って、雑音重畳音声信号D5、音声推定値D6、雑音推
定値D7の荷重平均を計算している。
いては、上記式(3)を一般化した下記の式(4)によ
って、雑音重畳音声信号D5、音声推定値D6、雑音推
定値D7の荷重平均を計算している。
【0035】 S(t)=αI(t)−βnout(t)+γsout(t) (4) ここで、α、β、γは、雑音重畳音声信号D5、音声推
定値D6、雑音推定値D7の各荷重係数である。そし
て、本実施例では、上記荷重係数α、β、γを次に説明
する方法、即ち、いわゆる最小自乗係数法により決定す
るように構成されている。
定値D6、雑音推定値D7の各荷重係数である。そし
て、本実施例では、上記荷重係数α、β、γを次に説明
する方法、即ち、いわゆる最小自乗係数法により決定す
るように構成されている。
【0036】荷重係数α、β、γを決定するに際して、
まず、適当に選んだサンプル音声に対して適当な雑音を
重畳して、雑音重畳音声I(t)を生成する。そして、
この雑音重畳音声I(t)をマイクロフォン12及びA
/D変換器13を介して神経回路網演算部14に入力
し、神経回路網演算部14から音声推定値s
out(t)及び雑音推定値nout(t)を出力させ
る。
まず、適当に選んだサンプル音声に対して適当な雑音を
重畳して、雑音重畳音声I(t)を生成する。そして、
この雑音重畳音声I(t)をマイクロフォン12及びA
/D変換器13を介して神経回路網演算部14に入力
し、神経回路網演算部14から音声推定値s
out(t)及び雑音推定値nout(t)を出力させ
る。
【0037】また、雑音重畳音声I(t)に含まれるサ
ンプル音声をsr(t)と定義する。ここで、サンプル
音声の長さをLとして、復元音声のサンプル音声に対す
る自乗誤差Eを下記の式で定義する。このEは、復元音
声とサンプル音声との「ずれ」を表わす指標である。そ
して、このEを最小化するように荷重係数α、β、γを
決定することにより、復元音声の最適化を実現すること
ができる。
ンプル音声をsr(t)と定義する。ここで、サンプル
音声の長さをLとして、復元音声のサンプル音声に対す
る自乗誤差Eを下記の式で定義する。このEは、復元音
声とサンプル音声との「ずれ」を表わす指標である。そ
して、このEを最小化するように荷重係数α、β、γを
決定することにより、復元音声の最適化を実現すること
ができる。
【0038】
【数2】 尚、上記自乗誤差Eの式において、tは時刻であるが、
雑音重畳音声信号をA/D変換器13によりデジタル信
号に変換していることから、tはサンプリングの番号と
なっている。具体的には、本実施例では、雑音重畳音声
信号を例えば12kHzで(1/12000秒のサンプ
リング時間で)サンプリングしているので、Lを例えば
1秒の長さとすると、tは1〜12000までの番号と
なる。
雑音重畳音声信号をA/D変換器13によりデジタル信
号に変換していることから、tはサンプリングの番号と
なっている。具体的には、本実施例では、雑音重畳音声
信号を例えば12kHzで(1/12000秒のサンプ
リング時間で)サンプリングしているので、Lを例えば
1秒の長さとすると、tは1〜12000までの番号と
なる。
【0039】さて、復元音声を原音声(サンプル音声)
に最も近い音声とするには、上記自乗誤差Eを最小にす
るように荷重係数α、β、γの各値を設定すれば良い。
このような荷重係数α、β、γの各値は、次の連立方程
式を解くことにより得ることができる。
に最も近い音声とするには、上記自乗誤差Eを最小にす
るように荷重係数α、β、γの各値を設定すれば良い。
このような荷重係数α、β、γの各値は、次の連立方程
式を解くことにより得ることができる。
【0040】
【数3】 上記連立方程式を展開すると、次の3元連立方程式とな
り、この3元連立方程式をα、β、γについて解けば良
い。
り、この3元連立方程式をα、β、γについて解けば良
い。
【0041】A11α−A12β+A13γ=A14 A21α−A22β+A23γ=A24 A31α−A32β+A33γ=A34 尚、上記3元連立方程式における係数A11〜A
34は、下記のように定義されている。
34は、下記のように定義されている。
【0042】
【数4】 そして、本実施例の荷重平均演算部15においては、上
述した方法により決定した荷重係数α、β、γを用いて
雑音重畳音声信号D5、音声推定値D6、雑音推定値D
7の荷重平均S(t)を計算し、この計算した荷重平均
S(t)を復元音声信号D8として出力する。この復元
音声信号D8、即ち、スピーカ17から出力される出力
音声(復元音声)D10は、音声の子音の欠落及び雑音
の高域成分の混入が最も少ない音声となる。これによ
り、聴き取り易い明瞭な音声を復元することができる。
述した方法により決定した荷重係数α、β、γを用いて
雑音重畳音声信号D5、音声推定値D6、雑音推定値D
7の荷重平均S(t)を計算し、この計算した荷重平均
S(t)を復元音声信号D8として出力する。この復元
音声信号D8、即ち、スピーカ17から出力される出力
音声(復元音声)D10は、音声の子音の欠落及び雑音
の高域成分の混入が最も少ない音声となる。これによ
り、聴き取り易い明瞭な音声を復元することができる。
【0043】また、荷重平均演算部15において用いる
荷重係数α、β、γの各値は、使用するサンプル音声及
び重畳させる雑音にかなり依存する傾向がある。このた
め、音声復元装置11を使用する環境に最も近い話者及
び雑音を使用して、荷重係数α、β、γの各値を決定す
ることが好ましい。具体的には、音声を話す話者を特定
できる場合には、その話者の音声をサンプル音声とす
る。また、雑音源を特定できる場合には、その雑音を重
畳させる雑音とする。そして、このようなサンプル音声
及び重畳雑音を用いて前述した最小自乗係数法により荷
重係数α、β、γの各値を決めることが好ましい。
荷重係数α、β、γの各値は、使用するサンプル音声及
び重畳させる雑音にかなり依存する傾向がある。このた
め、音声復元装置11を使用する環境に最も近い話者及
び雑音を使用して、荷重係数α、β、γの各値を決定す
ることが好ましい。具体的には、音声を話す話者を特定
できる場合には、その話者の音声をサンプル音声とす
る。また、雑音源を特定できる場合には、その雑音を重
畳させる雑音とする。そして、このようなサンプル音声
及び重畳雑音を用いて前述した最小自乗係数法により荷
重係数α、β、γの各値を決めることが好ましい。
【0044】次に、上記した本実施例の音声復元装置1
1により復元した音声を評価する実験について説明す
る。この評価実験においては、本実施例の音声復元装置
11を使用すると共に、これと比較する装置として、従
来構成の欄で説明したSS方式を用いた音声復元装置
(以下、SS法比較装置と称す)と、先願(実願平7−
324565号)の装置(以下、先願比較装置と称す)
とを使用した。また、評価実験として、大きく分けて2
つの実験、即ち、各装置による復元音声のS/N比を比
較する実験Aと、各装置による復元音声を複数の聴者に
聴かせて比較する実験(聴感実験)Bとを行った。以
下、これら2つの実験A、Bについて順に説明する。
1により復元した音声を評価する実験について説明す
る。この評価実験においては、本実施例の音声復元装置
11を使用すると共に、これと比較する装置として、従
来構成の欄で説明したSS方式を用いた音声復元装置
(以下、SS法比較装置と称す)と、先願(実願平7−
324565号)の装置(以下、先願比較装置と称す)
とを使用した。また、評価実験として、大きく分けて2
つの実験、即ち、各装置による復元音声のS/N比を比
較する実験Aと、各装置による復元音声を複数の聴者に
聴かせて比較する実験(聴感実験)Bとを行った。以
下、これら2つの実験A、Bについて順に説明する。
【0045】まず、実験Aの要領について述べる。男性
話者1名の音声により、カーナビゲーションの地図操作
コマンドである例えば7単語(具体的には、「上」、
「下」、「右」、「左」、「拡大」、「縮小」、「ワイ
ド」)を1組の音声データとして、10組の音声データ
を用意した。この10組の音声データには、第0番から
第9番の番号を付した。そして、雑音データとしては、
トヨタランドクルーザの走行時(具体的には、国道1号
を窓開でエアコンを使用した状態で走行したとき)の車
内騒音を使用した。また、神経回路網演算部14で使用
する神経回路網としては、ニューロン数が30のRNN
を使用すると共に、第0番の音声データを使って400
時間学習させたものを使用した。そして、次の2つのス
テップの実験を行った。
話者1名の音声により、カーナビゲーションの地図操作
コマンドである例えば7単語(具体的には、「上」、
「下」、「右」、「左」、「拡大」、「縮小」、「ワイ
ド」)を1組の音声データとして、10組の音声データ
を用意した。この10組の音声データには、第0番から
第9番の番号を付した。そして、雑音データとしては、
トヨタランドクルーザの走行時(具体的には、国道1号
を窓開でエアコンを使用した状態で走行したとき)の車
内騒音を使用した。また、神経回路網演算部14で使用
する神経回路網としては、ニューロン数が30のRNN
を使用すると共に、第0番の音声データを使って400
時間学習させたものを使用した。そして、次の2つのス
テップの実験を行った。
【0046】ステップ1においては、第0番から第4番
までの音声データに対して、即ち、7単語×5組=35
単語のそれぞれに対して、雑音データを重畳して、S/
N比が10、5、0、−5dBとなる雑音重畳音声を生
成する。そして、この雑音重畳音声を神経回路網演算部
14へ入力して、音声推定値及び雑音推定値を求める。
更に、最小自乗係数法により荷重係数α、β、γを決定
する。
までの音声データに対して、即ち、7単語×5組=35
単語のそれぞれに対して、雑音データを重畳して、S/
N比が10、5、0、−5dBとなる雑音重畳音声を生
成する。そして、この雑音重畳音声を神経回路網演算部
14へ入力して、音声推定値及び雑音推定値を求める。
更に、最小自乗係数法により荷重係数α、β、γを決定
する。
【0047】この場合、第i番目の単語(i=1、2、
………、35)の長さをLiとすると、下記の式によ
り、荷重係数αi、βi、γiを決定する。
………、35)の長さをLiとすると、下記の式によ
り、荷重係数αi、βi、γiを決定する。
【0048】
【数5】 ここで、SRi(t)、Ii(t)、ni(t)、si
(t)は、それぞれ原音声、雑音重畳音声、雑音推定
値、音声推定値である。
(t)は、それぞれ原音声、雑音重畳音声、雑音推定
値、音声推定値である。
【0049】次に、ステップ2においては、荷重平均演
算部15において上記ステップ1で決定した荷重係数α
i、βi、γiを用いて荷重平均を計算するように構成
する。そして、上記10組の音声データに対して、雑音
データを重畳して、S/N比が10、5、0、−5dB
となる雑音重畳音声を生成する。続いて、この雑音重畳
音声を音声復元装置11に入力させ、この音声復元装置
11から復元音声を出力させる。また、上記雑音重畳音
声をSS法比較装置に入力させ、このSS法比較装置か
ら復元音声を出力させる。更に、上記雑音重畳音声を先
願比較装置に入力させ、この先願比較装置から復元音声
を出力させる。この後、各装置による復元音声のS/N
比を比較する。
算部15において上記ステップ1で決定した荷重係数α
i、βi、γiを用いて荷重平均を計算するように構成
する。そして、上記10組の音声データに対して、雑音
データを重畳して、S/N比が10、5、0、−5dB
となる雑音重畳音声を生成する。続いて、この雑音重畳
音声を音声復元装置11に入力させ、この音声復元装置
11から復元音声を出力させる。また、上記雑音重畳音
声をSS法比較装置に入力させ、このSS法比較装置か
ら復元音声を出力させる。更に、上記雑音重畳音声を先
願比較装置に入力させ、この先願比較装置から復元音声
を出力させる。この後、各装置による復元音声のS/N
比を比較する。
【0050】次に、上記ステップ1、2の実験結果につ
いて説明する。まず、入力信号である雑音重畳音声のS
/N比が10、5、0、−5dBである各場合につい
て、ステップ1で求めた荷重係数αi、βi、γi(i
=1、2、………、35)の相関を示す散布図を図3な
いし図6に示す。この場合、図3はS/N比が10dB
の場合であり、図4はS/N比が5dBの場合であり、
図5はS/N比が0dBの場合であり、図6はS/N比
が−5dBの場合である。これら図3ないし図6から、
αiとβiとの間には正の相関があることがわかり、α
iとγiとの間には負の相関があることがわかる。ま
た、雑音重畳音声のS/N比が低下するに伴い、αi、
βiは減少し、γiは増加していることがわかる。ここ
で、入力信号(雑音重畳音声)の各S/N比において求
められた荷重係数の平均値を下記の表1に示す。
いて説明する。まず、入力信号である雑音重畳音声のS
/N比が10、5、0、−5dBである各場合につい
て、ステップ1で求めた荷重係数αi、βi、γi(i
=1、2、………、35)の相関を示す散布図を図3な
いし図6に示す。この場合、図3はS/N比が10dB
の場合であり、図4はS/N比が5dBの場合であり、
図5はS/N比が0dBの場合であり、図6はS/N比
が−5dBの場合である。これら図3ないし図6から、
αiとβiとの間には正の相関があることがわかり、α
iとγiとの間には負の相関があることがわかる。ま
た、雑音重畳音声のS/N比が低下するに伴い、αi、
βiは減少し、γiは増加していることがわかる。ここ
で、入力信号(雑音重畳音声)の各S/N比において求
められた荷重係数の平均値を下記の表1に示す。
【0051】
【表1】 また、別の実験により、車内におけるカーナビゲーショ
ン地図操作コマンドの音声のS/N比は、ほぼ5dBか
ら0dBの範囲にあることがわかっている。そこで、荷
重係数α、β、γの値を、S/N比が5dBの値と0d
Bの値の平均値に設定して、具体的には、α=0.51
8、β=0.450、γ=0.479として、ステップ
2の実験を実行した。
ン地図操作コマンドの音声のS/N比は、ほぼ5dBか
ら0dBの範囲にあることがわかっている。そこで、荷
重係数α、β、γの値を、S/N比が5dBの値と0d
Bの値の平均値に設定して、具体的には、α=0.51
8、β=0.450、γ=0.479として、ステップ
2の実験を実行した。
【0052】ここで、ステップ2の実験結果について説
明する。この場合、本実施例の音声復元装置11では、
上記ステップ1で決定した荷重係数α、β、γ(α=
0.518、β=0.450、γ=0.479)を用い
て音声を復元した。尚、先願比較装置では、本実施例の
音声復元装置11の神経回路網演算部14と同じ構成の
神経回路網演算部を使用し、雑音重畳音声から雑音推定
値を引き算したものを復元音声とした。従って、先願比
較装置は、本実施例の音声復元装置11において荷重係
数α=1、β=1、γ=0を用いた場合と等価な装置で
ある。
明する。この場合、本実施例の音声復元装置11では、
上記ステップ1で決定した荷重係数α、β、γ(α=
0.518、β=0.450、γ=0.479)を用い
て音声を復元した。尚、先願比較装置では、本実施例の
音声復元装置11の神経回路網演算部14と同じ構成の
神経回路網演算部を使用し、雑音重畳音声から雑音推定
値を引き算したものを復元音声とした。従って、先願比
較装置は、本実施例の音声復元装置11において荷重係
数α=1、β=1、γ=0を用いた場合と等価な装置で
ある。
【0053】まず、本実施例の音声復元装置11によ
り、第0番から第4番の音声データに雑音データを重畳
した雑音重畳信号を入力して、復元した音声のS/N比
を下記の表2に示す。この表2において、平均の欄を除
く各単語の欄の数字は、第0番から第4番の音声データ
(雑音重畳信号)に対する5つの復元音声のS/N比の
平均値を示している。
り、第0番から第4番の音声データに雑音データを重畳
した雑音重畳信号を入力して、復元した音声のS/N比
を下記の表2に示す。この表2において、平均の欄を除
く各単語の欄の数字は、第0番から第4番の音声データ
(雑音重畳信号)に対する5つの復元音声のS/N比の
平均値を示している。
【0054】
【表2】 そして、先願比較装置により、第0番から第4番の音声
データに雑音データを重畳した雑音重畳信号を入力し
て、復元した音声の各S/N比を下記の表3に示す。
データに雑音データを重畳した雑音重畳信号を入力し
て、復元した音声の各S/N比を下記の表3に示す。
【0055】
【表3】 また、SS法比較装置により、第0番から第4番の音声
データに雑音データを重畳した雑音重畳信号を入力し
て、復元した音声の各S/N比を下記の表4に示す。
データに雑音データを重畳した雑音重畳信号を入力し
て、復元した音声の各S/N比を下記の表4に示す。
【0056】
【表4】 更に、本実施例の音声復元装置11により、第5番から
第9番の音声データに雑音データを重畳した雑音重畳信
号を入力して、復元した音声の各S/N比を下記の表5
に示す。
第9番の音声データに雑音データを重畳した雑音重畳信
号を入力して、復元した音声の各S/N比を下記の表5
に示す。
【0057】
【表5】 更にまた、先願比較装置により、第5番から第9番の音
声データに雑音データを重畳した雑音重畳信号を入力し
て、復元した音声の各S/N比を下記の表6に示す。
声データに雑音データを重畳した雑音重畳信号を入力し
て、復元した音声の各S/N比を下記の表6に示す。
【0058】
【表6】 そして、SS法比較装置により、第5番から第9番の音
声データに雑音データを重畳した雑音重畳信号を入力し
て、復元した音声の各S/N比を下記の表7に示す。
声データに雑音データを重畳した雑音重畳信号を入力し
て、復元した音声の各S/N比を下記の表7に示す。
【0059】
【表7】 上記6つの表から、最小自乗係数法を用いた本実施例の
音声復元装置11が最も良好な復元音声を出力している
ことがわかる。具体的には、本実施例の音声復元装置1
1は、先願比較装置に比べて、S/N比が0.1〜0.
3dB高くなっていることがわかる。そして、本実施例
の音声復元装置11は、SS法比較装置に比べると、S
/N比が1〜2dB高くなっていることがわかる。ここ
で使用した荷重係数(α、β、γ)=(0.518、
0.450、0.479)は第0〜4番のデータに基づ
いて決定したものであるが、それ以外の未知のデータ第
5番〜9番のデータに対してもS/N比が改善されてい
ることに注意されたい。また、S/N比の比較は、全体
で(7単語)×(4通りのS/N比)×(10発声)=
280個のデータについて行ったが、本実施例の音声復
元装置11による復元音声のS/N比が先願比較装置に
よるものよりも下回ったデータの数は、わずか5個であ
った。これにより、本実施例の音声復元装置11は、デ
ータ依存性が少なく、その効果が非常に安定しているこ
とがわかる。
音声復元装置11が最も良好な復元音声を出力している
ことがわかる。具体的には、本実施例の音声復元装置1
1は、先願比較装置に比べて、S/N比が0.1〜0.
3dB高くなっていることがわかる。そして、本実施例
の音声復元装置11は、SS法比較装置に比べると、S
/N比が1〜2dB高くなっていることがわかる。ここ
で使用した荷重係数(α、β、γ)=(0.518、
0.450、0.479)は第0〜4番のデータに基づ
いて決定したものであるが、それ以外の未知のデータ第
5番〜9番のデータに対してもS/N比が改善されてい
ることに注意されたい。また、S/N比の比較は、全体
で(7単語)×(4通りのS/N比)×(10発声)=
280個のデータについて行ったが、本実施例の音声復
元装置11による復元音声のS/N比が先願比較装置に
よるものよりも下回ったデータの数は、わずか5個であ
った。これにより、本実施例の音声復元装置11は、デ
ータ依存性が少なく、その効果が非常に安定しているこ
とがわかる。
【0060】次に、聴感実験Bについて説明する。この
実験Bでは、本実施例の音声復元装置11と先願比較装
置により復元された音声を複数の聴者に実際に聴かせて
聴感(聴き取り易さ)を比較させた。具体的には、次の
2つのステップの実験を行った。尚、本実施例の音声復
元装置11の荷重平均演算部15において用いる荷重係
数α、β、γとしては、前記実験Aで使用した荷重係数
(α=0.518、β=0.450、γ=0.479)
を使用した。
実験Bでは、本実施例の音声復元装置11と先願比較装
置により復元された音声を複数の聴者に実際に聴かせて
聴感(聴き取り易さ)を比較させた。具体的には、次の
2つのステップの実験を行った。尚、本実施例の音声復
元装置11の荷重平均演算部15において用いる荷重係
数α、β、γとしては、前記実験Aで使用した荷重係数
(α=0.518、β=0.450、γ=0.479)
を使用した。
【0061】ステップ1においては、まず、1名の男性
話者及び1名の女性話者が発声した「北海道札幌市豊平
区」という地名の音声データに、雑音を重畳してS/N
比が5dBとなる雑音重畳音声を生成する。そして、こ
の雑音重畳音声を本実施例の音声復元装置11と先願比
較装置に入力して、それぞれ音声を復元させる。これに
より、次の4つの音声データが生成される。第1の音声
データは、男性話者の音声を本実施例の音声復元装置1
1により復元した音声である。第2の音声データは、男
性話者の音声を先願比較装置により復元した音声であ
る。第3の音声データは、女性話者の音声を本実施例の
音声復元装置11により復元した音声である。第4の音
声データは、女性話者の音声を先願比較装置により復元
した音声である。
話者及び1名の女性話者が発声した「北海道札幌市豊平
区」という地名の音声データに、雑音を重畳してS/N
比が5dBとなる雑音重畳音声を生成する。そして、こ
の雑音重畳音声を本実施例の音声復元装置11と先願比
較装置に入力して、それぞれ音声を復元させる。これに
より、次の4つの音声データが生成される。第1の音声
データは、男性話者の音声を本実施例の音声復元装置1
1により復元した音声である。第2の音声データは、男
性話者の音声を先願比較装置により復元した音声であ
る。第3の音声データは、女性話者の音声を本実施例の
音声復元装置11により復元した音声である。第4の音
声データは、女性話者の音声を先願比較装置により復元
した音声である。
【0062】ステップ2においては、10名の被験者に
上記4つの音声データを聴かせてどちらが優れているか
を比較させる。具体的には、まず、第1の音声データと
第2の音声データを聴かせて、聴き取り易いと感じた方
に2点の点数を与え、両者に差がないと感じたときには
それぞれに1点の点数を与えるようにした。続いて、第
3の音声データと第4の音声データを聴かせ、同じよう
に点数を与えるようにした。そして、各音声データにつ
いて、与えられた点数の合計を求め、合計点数が高い方
が聴感が優れていると判断した。
上記4つの音声データを聴かせてどちらが優れているか
を比較させる。具体的には、まず、第1の音声データと
第2の音声データを聴かせて、聴き取り易いと感じた方
に2点の点数を与え、両者に差がないと感じたときには
それぞれに1点の点数を与えるようにした。続いて、第
3の音声データと第4の音声データを聴かせ、同じよう
に点数を与えるようにした。そして、各音声データにつ
いて、与えられた点数の合計を求め、合計点数が高い方
が聴感が優れていると判断した。
【0063】上記した実験Bの結果を下記の表8に示
す。この表8から、男性話者の音声及び女性話者の音声
いずれの場合も、本実施例の音声復元装置11による復
元した音声の方が先願比較装置のそれよりも合計点数が
高く、従って、聴き取り易く且つ聴感が優れていること
がわかる。
す。この表8から、男性話者の音声及び女性話者の音声
いずれの場合も、本実施例の音声復元装置11による復
元した音声の方が先願比較装置のそれよりも合計点数が
高く、従って、聴き取り易く且つ聴感が優れていること
がわかる。
【0064】
【表8】 図7は本発明の第2の実施例を示すものであり、第1の
実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と
同一部分には、同一符号を付している。上記第2の実施
例では、音声復元装置11を使用する環境の変動が激し
くて、例えば話者や騒音を特定できないような場合に対
応して、3個の荷重係数α、β、γからなる1組の荷重
係数データを複数組備え、話者や騒音に応じて最適な荷
重係数データを選択して使用するように構成されてい
る。
実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と
同一部分には、同一符号を付している。上記第2の実施
例では、音声復元装置11を使用する環境の変動が激し
くて、例えば話者や騒音を特定できないような場合に対
応して、3個の荷重係数α、β、γからなる1組の荷重
係数データを複数組備え、話者や騒音に応じて最適な荷
重係数データを選択して使用するように構成されてい
る。
【0065】具体的には、図7に示すように、係数デー
タベース18を設け、この係数データベース18内に、
荷重係数α、β、γからなる1組の荷重係数データを複
数組(係数1、係数2、………、係数n)格納してい
る。そして、話者を判別する話者判別機構19と、騒音
の種類を判別する騒音判別機構20とを設けている。こ
の場合、話者判別機構19は、神経回路網演算部14か
ら出力された音声推定値を入力し、この音声推定値に基
づいて話者を自動的に判別する構成であることが好まし
い。また、騒音判別機構20は、神経回路網演算部14
から出力された雑音推定値を入力し、この雑音推定値に
基づいて雑音の種類を自動的に判別する構成であること
が好ましい。
タベース18を設け、この係数データベース18内に、
荷重係数α、β、γからなる1組の荷重係数データを複
数組(係数1、係数2、………、係数n)格納してい
る。そして、話者を判別する話者判別機構19と、騒音
の種類を判別する騒音判別機構20とを設けている。こ
の場合、話者判別機構19は、神経回路網演算部14か
ら出力された音声推定値を入力し、この音声推定値に基
づいて話者を自動的に判別する構成であることが好まし
い。また、騒音判別機構20は、神経回路網演算部14
から出力された雑音推定値を入力し、この雑音推定値に
基づいて雑音の種類を自動的に判別する構成であること
が好ましい。
【0066】そして、話者判別機構19及び騒音判別機
構20により判別された判別結果は、係数選択器21へ
与えられる。この係数選択器21は、係数データベース
18に記憶された複数組の荷重係数データ(係数1、係
数2、………、係数n)の中から、話者の判別結果と騒
音の種類の判別結果に応じた最適な荷重係数データを選
択し、選択した荷重係数データを荷重平均演算部15へ
与えるように構成されている。尚、上述した以外の第2
の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成とな
っている。
構20により判別された判別結果は、係数選択器21へ
与えられる。この係数選択器21は、係数データベース
18に記憶された複数組の荷重係数データ(係数1、係
数2、………、係数n)の中から、話者の判別結果と騒
音の種類の判別結果に応じた最適な荷重係数データを選
択し、選択した荷重係数データを荷重平均演算部15へ
与えるように構成されている。尚、上述した以外の第2
の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成とな
っている。
【0067】従って、第2の実施例においても、第1の
実施例と同じ作用効果を得ることができる。特に、第2
の実施例では、話者の判別結果と騒音の種類の判別結果
に応じて最適な荷重係数データを選択して使用する構成
としたので、使用環境が激しく変動する場合でも、荷重
平均演算部15により復元される音声は、原音声により
一層近くなる。
実施例と同じ作用効果を得ることができる。特に、第2
の実施例では、話者の判別結果と騒音の種類の判別結果
に応じて最適な荷重係数データを選択して使用する構成
としたので、使用環境が激しく変動する場合でも、荷重
平均演算部15により復元される音声は、原音声により
一層近くなる。
【0068】尚、話者判別機構19による話者の判別と
しては、男性話者または女性話者の判別(性別判定)
や、話者の個人名の判別や、話者の声の性質(高い声や
低い声等)の判別をすることが考えられる。そして、話
者の性別を判別するときは、性別に応じた荷重係数デー
タを係数データベース18に格納しておくことが好まし
い。同様にして、話者の個人名を判別するときは、個人
名に応じた荷重係数データを、また、話者の声の性質を
判別するときは、声の性質に応じた係数データベース1
8に格納しておくことが好ましい。
しては、男性話者または女性話者の判別(性別判定)
や、話者の個人名の判別や、話者の声の性質(高い声や
低い声等)の判別をすることが考えられる。そして、話
者の性別を判別するときは、性別に応じた荷重係数デー
タを係数データベース18に格納しておくことが好まし
い。同様にして、話者の個人名を判別するときは、個人
名に応じた荷重係数データを、また、話者の声の性質を
判別するときは、声の性質に応じた係数データベース1
8に格納しておくことが好ましい。
【0069】また、上記第2の実施例では、話者判別機
構19により話者を自動判別する構成としたが、話者を
指示する複数の操作スイッチを設け、これら操作スイッ
チを操作することにより話者を指示するように構成して
も良い。更に、騒音判別機構20により騒音の種類を自
動判別する構成の代わりに、騒音の種類を指示する複数
の操作スイッチを設け、これら操作スイッチを操作する
ことにより騒音の種類を指示するように構成しても良
い。
構19により話者を自動判別する構成としたが、話者を
指示する複数の操作スイッチを設け、これら操作スイッ
チを操作することにより話者を指示するように構成して
も良い。更に、騒音判別機構20により騒音の種類を自
動判別する構成の代わりに、騒音の種類を指示する複数
の操作スイッチを設け、これら操作スイッチを操作する
ことにより騒音の種類を指示するように構成しても良
い。
【0070】更にまた、上記第2の実施例では、話者判
別機構19及び騒音判別機構20を設け、話者及び騒音
の種類の両方を判別するように構成したが、話者判別機
構19または騒音判別機構20のいずれか一方だけを設
け、話者または騒音の種類の一方を判別するように構成
しても良い。
別機構19及び騒音判別機構20を設け、話者及び騒音
の種類の両方を判別するように構成したが、話者判別機
構19または騒音判別機構20のいずれか一方だけを設
け、話者または騒音の種類の一方を判別するように構成
しても良い。
【0071】ところで、荷重係数α、β、γの各値に影
響を与える要因として、上述した話者や騒音の他に、入
力する雑音重畳音声のS/N比がある。一般的に、雑音
重畳音声のS/N比が低下するに伴って、荷重係数α、
βを小さくし、荷重係数γを大きくした方が良いことが
わかっている。そこで、図8に示す第3の実施例のよう
に構成することが好ましい。尚、第3の実施例の構成に
おいて、第2の実施例の構成と同一部分には、同一符号
を付している。
響を与える要因として、上述した話者や騒音の他に、入
力する雑音重畳音声のS/N比がある。一般的に、雑音
重畳音声のS/N比が低下するに伴って、荷重係数α、
βを小さくし、荷重係数γを大きくした方が良いことが
わかっている。そこで、図8に示す第3の実施例のよう
に構成することが好ましい。尚、第3の実施例の構成に
おいて、第2の実施例の構成と同一部分には、同一符号
を付している。
【0072】上記第3の実施例では、図3に示すよう
に、係数データベース18内に、3個の荷重係数α、
β、γからなる1組の荷重係数データをS/N比に対応
して複数組、例えば3組(10dB用の荷重係数デー
タ、5dB用の荷重係数データ、0dB用の荷重係数デ
ータ)格納している。また、入力する雑音重畳音声のS
/N比を判定するS/N比判定手段22を設けている。
に、係数データベース18内に、3個の荷重係数α、
β、γからなる1組の荷重係数データをS/N比に対応
して複数組、例えば3組(10dB用の荷重係数デー
タ、5dB用の荷重係数データ、0dB用の荷重係数デ
ータ)格納している。また、入力する雑音重畳音声のS
/N比を判定するS/N比判定手段22を設けている。
【0073】このS/N比判定手段22は、神経回路網
演算部14により分離抽出された音声推定値及び雑音推
定値の各平均電力を計算すると共に、これら平均電力の
比を計算し、この計算した平均電力比を雑音重畳音声の
S/N比であると推定するように構成されている。この
場合、音声推定値及び雑音推定値をsout(t)及び
nout(t)とし、音声推定値及び雑音推定値の各平
均電力をEs及びEnとすると、Es及びEnは次の式
で計算されるように構成されている。
演算部14により分離抽出された音声推定値及び雑音推
定値の各平均電力を計算すると共に、これら平均電力の
比を計算し、この計算した平均電力比を雑音重畳音声の
S/N比であると推定するように構成されている。この
場合、音声推定値及び雑音推定値をsout(t)及び
nout(t)とし、音声推定値及び雑音推定値の各平
均電力をEs及びEnとすると、Es及びEnは次の式
で計算されるように構成されている。
【0074】
【数6】 そして、平均電力比Es/Enの値を雑音重畳音声のS
/N比であると推定している。この場合、S/N比判定
手段22が平均電力比計算手段を構成している。更に、
神経回路網演算部14とS/N比判定手段22とからS
/N比推定装置が構成されている。
/N比であると推定している。この場合、S/N比判定
手段22が平均電力比計算手段を構成している。更に、
神経回路網演算部14とS/N比判定手段22とからS
/N比推定装置が構成されている。
【0075】また、係数選択器21は、上記S/N比判
定手段22からのS/N比推定値(具体的には、平均電
力比Es/Enの値)を入力し、係数データベース18
内の複数組の荷重係数データの中から上記S/N比推定
値に最も近いS/N比用の荷重係数データを選択し、選
択した荷重係数データを荷重平均演算部15へ与えるよ
うに構成されている。尚、上述した以外の第3の実施例
の構成は、第2の実施例の構成と同じ構成となってい
る。従って、第3の実施例においても、第2の実施例と
同じ作用効果を得ることができる。
定手段22からのS/N比推定値(具体的には、平均電
力比Es/Enの値)を入力し、係数データベース18
内の複数組の荷重係数データの中から上記S/N比推定
値に最も近いS/N比用の荷重係数データを選択し、選
択した荷重係数データを荷重平均演算部15へ与えるよ
うに構成されている。尚、上述した以外の第3の実施例
の構成は、第2の実施例の構成と同じ構成となってい
る。従って、第3の実施例においても、第2の実施例と
同じ作用効果を得ることができる。
【0076】図9及び図10は本発明の第4の実施例を
示すものであり、第3の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第3の実施例と同一部分には、同一符号を付し
ている。上記第4の実施例では、係数選択器21に代え
て係数補間器23を設けている。この係数補間器23
は、雑音重畳音声のS/N比に対する荷重係数α、β、
γの性質を利用して、複数組の荷重係数データ(S/N
比の複数の値にそれぞれ対応する複数組の荷重係数デー
タ)から線形補間することにより、推定されたS/N比
の値に対応する荷重係数α、β、γを算出し、算出した
荷重係数α、β、γを荷重平均演算部15へ与えるよう
に構成されている。
示すものであり、第3の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第3の実施例と同一部分には、同一符号を付し
ている。上記第4の実施例では、係数選択器21に代え
て係数補間器23を設けている。この係数補間器23
は、雑音重畳音声のS/N比に対する荷重係数α、β、
γの性質を利用して、複数組の荷重係数データ(S/N
比の複数の値にそれぞれ対応する複数組の荷重係数デー
タ)から線形補間することにより、推定されたS/N比
の値に対応する荷重係数α、β、γを算出し、算出した
荷重係数α、β、γを荷重平均演算部15へ与えるよう
に構成されている。
【0077】ここで、上記係数補間器23の線形補間計
算について、図10を参照して説明する。今、S/N比
判定手段22により推定されたS/N比の値が7dBで
あったとする。この場合、図10に示すように、5dB
用の荷重係数α、β、γ(点P1、点P2、点P3)と
10dB用の荷重係数α、β、γ(点Q1、点Q2、点
Q3)とから、線形補間(比例計算)することにより、
7dBの荷重係数α、β、γ(点R1、点R2、点R
3)を計算する。
算について、図10を参照して説明する。今、S/N比
判定手段22により推定されたS/N比の値が7dBで
あったとする。この場合、図10に示すように、5dB
用の荷重係数α、β、γ(点P1、点P2、点P3)と
10dB用の荷重係数α、β、γ(点Q1、点Q2、点
Q3)とから、線形補間(比例計算)することにより、
7dBの荷重係数α、β、γ(点R1、点R2、点R
3)を計算する。
【0078】尚、上述した以外の第4の実施例の構成
は、第3の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、第4の実施例においても、第3の実施例と同じ作用
効果を得ることができる。特に、第4の実施例では、推
定されたS/N比の値に対応する荷重係数α、β、γを
線形補間することにより算出する構成としたので、S/
N比に対応してより一層適切な荷重係数α、β、γを設
定することができる。
は、第3の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、第4の実施例においても、第3の実施例と同じ作用
効果を得ることができる。特に、第4の実施例では、推
定されたS/N比の値に対応する荷重係数α、β、γを
線形補間することにより算出する構成としたので、S/
N比に対応してより一層適切な荷重係数α、β、γを設
定することができる。
【0079】尚、上記第3及び第4の実施例において
は、S/N比判定手段22の他に、話者判別機構19及
び騒音判別機構20を設け、話者及び騒音の種類を判別
するように構成し、そして、判別した話者、騒音の種
類、S/N比に対応して最も適した荷重係数データを選
択して使用するように構成しても良い。
は、S/N比判定手段22の他に、話者判別機構19及
び騒音判別機構20を設け、話者及び騒音の種類を判別
するように構成し、そして、判別した話者、騒音の種
類、S/N比に対応して最も適した荷重係数データを選
択して使用するように構成しても良い。
【0080】また、上記各実施例においては、神経回路
網演算部14で使用する神経回路網としてRNNを用い
る構成としたが、これに代えて、例えば階層型神経回路
網を用いる構成としても良い。
網演算部14で使用する神経回路網としてRNNを用い
る構成としたが、これに代えて、例えば階層型神経回路
網を用いる構成としても良い。
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図
【図2】リカレントニューラルネットワークを示す図
【図3】荷重係数α、β、γの相関関係を示す図
【図4】異なるS/N比に対応する図3相当図
【図5】異なるS/N比に対応する図3相当図
【図6】異なるS/N比に対応する図3相当図
【図7】本発明の第2の実施例を示す要部のブロック図
【図8】本発明の第3の実施例を示す図7相当図
【図9】本発明の第4の実施例を示す図7相当図
【図10】荷重係数α、β、γの線形補間計算を説明す
るための図
るための図
【図11】従来構成を示す図2相当図
【図12】(a)は原音声を示す図、(b)は音声推定
値を示す図
値を示す図
【図13】音声推定値と雑音推定値を出力する神経回路
網を示す図
網を示す図
11は音声復元装置、12はマイクロフォン、14は神
経回路網演算部、15は荷重平均演算部、17はスピー
カ、18は係数データベース、19は話者判別機構、2
0は騒音判別機構、21は係数選択器、22はS/N比
判定手段(平均電力比計算手段)、23は係数補間器を
示す。
経回路網演算部、15は荷重平均演算部、17はスピー
カ、18は係数データベース、19は話者判別機構、2
0は騒音判別機構、21は係数選択器、22はS/N比
判定手段(平均電力比計算手段)、23は係数補間器を
示す。
Claims (14)
- 【請求項1】 雑音が重畳された音声である雑音重畳音
声を入力し、この雑音重畳音声を神経回路網を用いて音
声推定値と雑音推定値とに分離する音声抽出手段と、 前記雑音重畳音声、前記音声推定値及び前記雑音推定値
に対し、それぞれに対応する荷重係数を乗じて、前記雑
音重畳音声、前記音声推定値、前記雑音推定値の荷重平
均を求めることにより音声を復元する音声復元手段とを
備えて成る音声復元装置。 - 【請求項2】 前記音声復元手段は、荷重平均を求める
際に使用する荷重係数として、サンプル音声に対する復
元音声の自乗誤差を最小にするような荷重係数を使用す
るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
の音声復元装置。 - 【請求項3】 前記音声復元手段は、前記雑音重畳音
声、前記音声推定値及び前記雑音推定値にそれぞれ対応
する3個の荷重係数から構成された1組の荷重係数デー
タを複数組備え、音声を話す話者によって最適な荷重係
数データを選択するように構成されていることを特徴と
する請求項1または2記載の音声復元装置。 - 【請求項4】 前記音声復元手段は、前記雑音重畳音
声、前記音声推定値及び前記雑音推定値にそれぞれ対応
する3個の荷重係数から構成された1組の荷重係数デー
タを複数組備え、使用環境の騒音の種類によって最適な
荷重係数データを選択するように構成されていることを
特徴とする請求項1または2記載の音声復元装置。 - 【請求項5】 前記音声復元手段は、前記雑音重畳音
声、前記音声推定値及び前記雑音推定値にそれぞれ対応
する3個の荷重係数から構成された1組の荷重係数デー
タを複数組備え、前記雑音重畳音声のS/N比によって
最適な荷重係数データを選択して使用するように構成さ
れていることを特徴とする請求項1または2記載の音声
復元装置。 - 【請求項6】 雑音重畳音声を入力し、この雑音重畳音
声を神経回路網を用いて音声推定値と雑音推定値とに分
離する音声抽出手段と、 前記音声推定値及び前記雑音推定値の各平均電力を計算
すると共に、これら平均電力の比を計算する平均電力比
計算手段とを備え、 前記平均電力比を前記雑音重畳音声のS/N比であると
推定することを特徴とするS/N比推定装置。 - 【請求項7】 前記音声推定値及び前記雑音推定値の各
平均電力を計算すると共に、これら平均電力の比を計算
する平均電力比計算手段と、 前記平均電力比を前記雑音重畳音声のS/N比であると
推定する推定手段とを備え、 前記音声復元手段は、前記雑音重畳音声、前記音声推定
値及び前記雑音推定値にそれぞれ対応する3個の荷重係
数から構成された1組の荷重係数データを複数組備え、
前記推定された前記雑音重畳音声のS/N比によって最
適な荷重係数データを選択して使用するように構成され
ていることを特徴とする請求項1または2記載の音声復
元装置。 - 【請求項8】 入力した雑音重畳音声を、神経回路網を
用いた音声抽出手段によって音声推定値と雑音推定値と
に分離した後、 前記雑音重畳音声、前記音声推定値、前記雑音推定値の
荷重平均を求めることにより音声を復元することを特徴
とする音声復元方法。 - 【請求項9】 サンプル音声に対する復元音声の自乗誤
差を最小にする荷重係数を計算し、この計算した荷重係
数を前記雑音重畳音声、前記音声推定値、前記雑音推定
値の荷重平均を求める際に使用することを特徴とする請
求項8記載の音声復元方法。 - 【請求項10】 前記雑音重畳音声、前記音声推定値及
び前記雑音推定値にそれぞれ対応する3個の荷重係数か
ら構成された1組の荷重係数データを複数組備え、 音声を話す話者によって前記複数組の荷重係数データの
中から最適な荷重係数データを選択することを特徴とす
る請求項8または9記載の音声復元方法。 - 【請求項11】 前記雑音重畳音声、前記音声推定値及
び前記雑音推定値にそれぞれ対応する3個の荷重係数か
ら構成された1組の荷重係数データを複数組備え、 環境の騒音の種類によって前記複数組の荷重係数データ
の中から最適な荷重係数データを選択することを特徴と
する請求項8または9記載の音声復元方法。 - 【請求項12】 前記雑音重畳音声、前記音声推定値及
び前記雑音推定値にそれぞれ対応する3個の荷重係数か
ら構成された1組の荷重係数データを複数組備え、 前記雑音重畳音声のS/N比によって前記複数組の荷重
係数データの中から最適な荷重係数データを選択するこ
とを特徴とする請求項8または9記載の音声復元方法。 - 【請求項13】 雑音重畳音声を入力し、この雑音重畳
音声を神経回路網を用いて音声推定値と雑音推定値とに
分離した後、 これら音声推定値及び雑音推定値の各平均電力を計算す
ると共に、この計算した平均電力の比を計算し、そし
て、 前記平均電力比を前記雑音重畳音声のS/N比であると
推定することを特徴とするS/N比推定方法。 - 【請求項14】 前記雑音重畳音声、前記音声推定値及
び前記雑音推定値にそれぞれ対応する3個の荷重係数か
ら構成された1組の荷重係数データを複数組備え、 前記音声推定値及び前記雑音推定値の各平均電力を計算
すると共に、この計算した平均電力の比を求め、この平
均電力比を前記雑音重畳音声のS/N比であると推定
し、そして、 この推定した前記雑音重畳音声のS/N比によって前記
複数組の荷重係数データの中から最適な荷重係数データ
を選択することを特徴とする請求項8または9記載の音
声復元方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8207134A JPH1049197A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 音声復元装置及び音声復元方法 |
| US08/766,633 US5960391A (en) | 1995-12-13 | 1996-12-13 | Signal extraction system, system and method for speech restoration, learning method for neural network model, constructing method of neural network model, and signal processing system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8207134A JPH1049197A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 音声復元装置及び音声復元方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1049197A true JPH1049197A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16534767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8207134A Pending JPH1049197A (ja) | 1995-12-13 | 1996-08-06 | 音声復元装置及び音声復元方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1049197A (ja) |
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1996
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