JPH1049300A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH1049300A
JPH1049300A JP20843996A JP20843996A JPH1049300A JP H1049300 A JPH1049300 A JP H1049300A JP 20843996 A JP20843996 A JP 20843996A JP 20843996 A JP20843996 A JP 20843996A JP H1049300 A JPH1049300 A JP H1049300A
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JP
Japan
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lcd
liquid crystal
crystal display
information processing
elastic member
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JP20843996A
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Inventor
Ryoichi Kobayashi
良一 小林
Hisamitsu Gomita
寿光 五味田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯性、収納性を考慮した薄形軽量化のノート
形情報処理装置の性能を損なうことなく、LCDを閉じ
た状態で誤って手などで押し付けるような荷重をかけて
も、LCDガラス破損や陰極蛍光管破損を防止する。 【解決手段】キーボード6のキートップ29集合体を支
持する支持部材32が本体ケース2に弾性部材31を介
して支持され、液晶ディスプレイ1を閉じた状態で液晶
ディスプレイ1に外部から押し圧が加わってキートップ
29の少なくとも一つに異常な押し下げ力がかかると、
弾性部材31が弾性変形してキートップ29集合体を支
持板32と一体に沈ませる。前記キーボードに代わって
ペンタッチの液晶ディスプレイを本体ケースに弾性部材
で支持してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばノート型,
ラップトップ型等の携帯用に適した情報処理装置に係
り、さらに詳細には、液晶ディスプレイに無理な力が加
わった場合の破損防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からワードプロセッサ,パーソナル
コンピュータ,携帯情報通信端末等の情報処理装置にお
いて、ノート型,ラップトップ型では表示装置として液
晶ディスプレイが広く使用されている。
【0003】図4を用いて代表的な外観構成例を説明す
る。なお、図4は本発明の適用対象であるノート型情報
処理装置の一例としてワードプロセッサを例示したもの
であり、その構成の詳細については、発明の実施の形態
の項で説明する。
【0004】図4に示すように、キーボード6の本体ケ
ース2に液晶ディスプレイ(以下、Liqued Cr
ystal Displayの頭文字を取りLCDと称
する)1が回動機構(ヒンジ)25を介して開閉自在に
取付けられ、LCD1を閉じることでキーボード6とL
CD1の表示画面(ガラス)15とが対向するよう収納
される。
【0005】LCD1は、LCDユニット26をそのデ
ィスプレイケース(LCDケース)21に装着して成
る。LCDユニット26の構成要素となるLCDガラス
15は、上ガラスと下ガラスとの合わせガラスになって
おり、その間に液晶が封入されている。
【0006】LCD1をキーボード側のケース本体2に
閉じた状態において、LCDケース21を誤って手等で
押し付けると、LCD1のガラス15や陰極蛍光管10
等の破損を招く原因となる。
【0007】このような事態の従来の対処は、LCDケ
ース21のケース要素21A(ケース21を閉じたとき
に上側に位置するケース要素)にLCDユニット26を
取付けた状態(この取付けはケース要素21Aと一体の
ボス27にLCDユニット26をねじ28で4箇所固定
することで行われる)において、ケース要素21Aの内
側面とLCDユニット26の間に1〜2mm程度の空間
を確保しているだけであった。
【0008】なお、キーボード6のキートップ29のス
トロークを3〜4mmとし、キートップ29を押した状
態で、キートップ29の頂点は、キーボード側の本体ケ
ース2(上ケース2A)表面より上に位置する構成であ
った。
【0009】そのほかの従来例としては、例えば、特開
平3−286318号公報,特開平5−80880号公
報のようにキーボードユニットのキートップ集合体をば
ね及び押し下げ板を介して支持し、LCDを閉じると、
LCD側に設けた爪が前記押し下げ板を前記ばねの力に
抗して押し下げることで、キートップを押し下げる技術
がある。
【0010】この従来例は、LCDとキーボードユニッ
トとを対向して収納させる際に、LCDとキートップと
の接触によりLCDの接触防止(損傷防止)を図ると共
に、装置全体の薄形化を図ったものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】例えば、この種の情報
処理装置が机上にLCDを閉じた状態で置いてある場
合、そのケース上面を誤って手等で押し付けてしまうと
(人が誤って片手で机上に手でついた時の押し圧力は最
大で15kgf程度になる)、板厚2mm程度のLCD
ケース要素21Aはすぐに撓み変形してしまう。
【0012】このケース上面(ケース要素21A)のう
ち中央付近を押し付けた場合は、変形量が特に大きいた
め、変形の大きなケース中央箇所がLCDユニット26
の中央付近を押し付ける。この押し付けにより、剛性の
高い(変形の少ない)LCDガラス15は、その外周部
の被支持箇所(LCDガラス15の外周は電極部が接着
されており、例えばフレームを介してLCDケース21
のボス部27にねじ止めされている)に力が加わること
となる。なお、LCDユニット26は、LCDガラス1
5の剛性でユニット全体の剛性が保持される。
【0013】この外力の集中が電極部(図示せず)とL
CDガラス15との接着部に応力を集中せしめ、図8に
示すようにキートップ29の先端エッジがLCDガラス
15に当接すると、図7に示す如くLCDガラス15の
外周部よりガラス割れEを発生させる。また、LCDユ
ニット26内に配置されているLCD1の明度可変の発
光源である陰極蛍光管10も、上記外力により割れを生
じることがある。
【0014】実験によれば、特にLCDユニット26で
弱い所は、陰極蛍光管10の上からの加圧であることが
わかり、その中でも図9の押し圧解析モデル図と図10
の押し付け位置の違いによる応力を示すグラフから明ら
かなように、弱点ポイントがある。
【0015】このポイントは、LCDユニット26のキ
ーボード6の前端面より約50mmの地点である。ここ
で図9と図10について説明する。図9は、CAE(C
omputer Aided Engineerin
g)解析のモデル化を示した図である。
【0016】S点とE点を支点とし、a点,b点,c
点,d点の各部に幅約40mmの範囲で押し圧0.98
×106(N/m2)をLCDケース要素21Aにかけ
る。そして、最大応力が発生する点MがS点よりどのく
らいの位置にあるかLmの値を算出した。
【0017】図10がその結果を示すグラフである。b
点を押した時、最大応力が発生し、S点の支点より50
mmが最大となった。この部分のLCDガラス15と陰
極蛍光管10の割れメカニズムは、以下のようになって
いる。
【0018】LCDケース要素21A面の陰極蛍光管1
0中央部付近が押されると、図8に示すように、LCD
ユニット26はLの分だけたわむ。Lはキーボード6の
ストローク分を含む距離であり、これ以上加圧するとキ
ーボード6のキートップ29から反作用でガラス15面
が点接触で押される。
【0019】キートップ29は、角部が高くなっている
のが操作性の面から一般的であり、LCDケース要素2
1Aにキートップ29からの局部的な圧力が加わると、
この力がLCDケース要素21Aを介してLCDガラス
15の外周部にかかり、その結果割れが生じる。キート
ップ29の当りは、加圧により色の付く感圧紙を使用し
た実験により明らかになった。
【0020】なお、前述の特開平3−286318号,
特開平5−80880号公報のように、LCDを閉じた
状態でばねの力に抗して押し下げ板ひいてはキートップ
全体を押し下げたとしても、この状態では上記ばねは既
に収縮状態にあるので、LCDケース要素が上から強く
押し付けられてLCDガラスがキートップに接触する
と、上記同様にキートップからの局部的圧力がLCDガ
ラスに加わり、上記のようなガラス割れが生じるおそれ
がある。
【0021】このようにLCDガラス15や陰極蛍光管
10が破損してしまうと、情報処理装置はLCD自体の
機能が損なわれ、表示不能となり機能が失われる。
【0022】さらに、該破損は、LCDユニット26を
そっくり交換しなければならず、顧客は、多大な出費を
余儀なくされることとなる。
【0023】前記問題点を解決する一つの考えとして、
LCDケースの剛性をアップして、押し付け力に対する
変形量を少なくするのも1つの手段ではあるが、ノート
形情報処理装置のような薄形の情報処理装置において
は、剛性のアップを本体のLCDケースに施すには、L
CDユニット全面のプラスチックの厚さを上げるか、該
ケース内に厚い平板の鉄板をLCDユニット全面に貼り
付ける必要がある。しかし、ノート形情報処理装置の場
合、軽量化(製品重量1.8kg以内)も必須条件であ
り、前記の対策では目標を達しえない。
【0024】なお、上記のような問題は、ペンタッチ式
入力手段を備えたLCDの本体ケースに回動機構を介し
て蓋体が開閉自在に取付けられた携帯用の情報処理装置
でも起こり得る。この場合には、蓋体を介してLCDに
無理な力が加わることで、LCDガラスに割れが生じ
る。
【0025】本発明は以上の点に鑑みてなされ、その目
的は、LCD付きのノート型等の携帯情報処理装置を閉
じた状態でそのLCDや蓋体に上から無理な力がかかっ
た場合でもLCDの破損防止を図り得る情報処理装置を
提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、基本的には、次のような課題解決手段を提
案する。
【0027】第1の発明は、キーボードの本体ケースに
液晶ディスプレイが回動機構を介して開閉自在に取付け
られ、前記液晶ディスプレイを閉じることで前記キーボ
ードと前記液晶ディスプレイの表示画面とが対向するよ
う収納される折り畳み式の情報処理装置において、前記
キーボードのキートップ集合体を支持する支持部材が前
記本体ケースに弾性部材を介して支持され、前記液晶デ
ィスプレイを閉じた状態で該液晶ディスプレイに外部か
ら押し圧が加わって前記キートップの少なくとも一つに
異常な押し下げ力がかかると、前記弾性部材(いわゆる
緩衝部材)が弾性変形して前記キートップ集合体を前記
支持板と一体に沈ませる構造にした。
【0028】上記構成によれば、次のような作用がなさ
れる。LCDを閉じた状態で、LCDケース上面に無理
な押し付け力(押し圧力)が加わると、LCDケース
(図4でいえばLCDケース要素21A)が撓み変形す
るため、LCDガラスがキートップの先端に接触し、先
ず、キートップの少なくとも一つがキーストローク最大
押し下げ位置まで変位し(この変位はキートップ自身の
ストローク用の戻しばねに抗して行われる)、その後に
この押し下げられたキートップからキートップ集合体の
支持板を介して該支持板を支持する弾性部材に上記押し
圧が伝わり、この弾性部材が弾性変形(たとえば収縮)
する。
【0029】したがって、キートップ集合体がその支持
板と一体に本体ケース内に沈むので、LCDガラスに対
するキートップの接触圧を逃す(いわゆる緩衝作用)。
【0030】その結果、キートップが点接触での反作用
による力をLCDガラスに与えないため、LCDガラス
破損、陰極蛍光管破損を防止できる。
【0031】なお、本発明では、キートップがキースト
ロークの最大押し下げ位置まで変位する前にキートップ
集合体の支持板を支持する弾性部材が変形することはな
いので(換言すれば、キーストローク用の各キートップ
の戻しばねの力に比べて上記弾性部材の力を大きくして
いる)、通常のキーストローク操作を行っている時に
は、キーボード全体が上記弾性部材のために沈むという
ことはなく、キーボードのキーストローク操作に支障を
きたすことはない。
【0032】実験の結果では、キーボードのキートップ
のストローク操作に使われる通常の押し下げ力はキート
ップを指で弱く叩く場合〜強く叩く場合を見積もって
も、一般には0.245(N)〜1.96(N)すなわ
ち25(gf)〜200(gf)であるので、上記の弾
性部材(緩衝部材)が収縮する条件を4.9(N)すな
わち500(gf)以上とすれば、安定したキーストロ
ーク操作を保証しつつ、上記のような異常な押し圧(押
し付け力)に対するLCDガラスの破損防止機能(緩衝
機能)も充分に満足させることができた。
【0033】なお、上記のキーストローク操作に使われ
る通常の押し下げ力の数値は、情報処理装置がうす形化
するほど小さな力で足りる傾向があり、機種によっては
0.245(N)〜0.343(N)すなわち25(g
f)〜35(gf)程度が適しているもの、0.49
(N)前後すなわち50(gf)前後程度が適している
もの、0.735(N)〜1.18(N)すなわち75
(gf)〜120(gf)が適しているものがあり、ま
た、キーを強く叩く場合でも1.47(N)〜1.96
(N)すなわち150(gf)〜200(gf)である
ので、これらを総括すると導かれる数値である。
【0034】第2の発明は、ペンタッチ式入力手段を備
えた液晶ディスプレイの本体ケースに回動機構を介して
蓋体が開閉自在に取付けられた携帯用の情報処理装置に
おいて、前記液晶ディスプレイが前記本体ケースに弾性
部材を介して支持され、前記蓋体を閉じた状態で該蓋体
に外部から押し圧が加わって前記液晶ディスプレイに前
記蓋体から通常のペンタッチ操作の押し圧を超える過大
な押し下げ力がかかると、前記弾性部材が弾性変形して
前記液晶ディスプレイを沈ませる構造にした。
【0035】第2の発明では、その適用対象の情報処理
装置が、例えば携帯用の情報通信端末装置のようなもの
であり、キーボード操作に代わってペンタッチでLCD
の画面を通して入力操作されるが、この場合でも、上記
蓋体に無理な押し力が加わって蓋体が撓み変形し、過大
な押し下げ力がLCDに加わると、LCDを支持する弾
性部材が弾性変形してLCDがその本体ケース中に逃げ
る(沈む)ので、LCDガラス,陰極蛍光管の破損防止
を図り得る。この場合も、ペンタッチ操作の押し圧より
も大きな力で上記弾性部材が弾性変形するようにしてあ
るので、通常のペンタッチ操作を行っている時には、L
CD全体が上記弾性部材のために沈むということはな
い。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0037】図1〜図6は第1の実施形態であり、ノー
ト型情報処理装置の適用対象として例えばワードプロセ
ッサを例示している。
【0038】図1はLCDの開閉状態の一例を一部断面
して示す図、図2は上記情報処理装置のLCDケースに
過大な押し圧力を与えた場合の動作説明図、図3はキー
ボードをケース本体から取り出して示す斜視図、図4は
一部を開披して示す全体斜視図、図5はLCDユニット
の分解斜視図、図6は上記情報処理装置の縦断面図であ
る。
【0039】先ずノート形情報処理装置の概要を図4〜
図6を用いて説明する。図4に示すように、LCD1は
本体ケース2の後端部にヒンジ(回動機構)25によっ
て開閉自在に取り付けられる。LCDは、LCDケース
21にLCDユニット26を装着して成る。
【0040】本体ケース2には、電力供給用ユニットや
マイクロコンピュータ,制御LSI,IC及びプリント
配線等を具備するメイン制御基板3、FDD(Flop
pyDisk Drive)4等を配設している。キー
ボード6は、この本体ケース2の手前側に配置され、文
字キーや右側のテンキーのキートップが本体ケース2の
上ケース要素2Aの上面よりも突出している。
【0041】これらのキートップ29は、文書やグラフ
ィック等の入力キーあるいは印刷の指定キーとして使用
される。7は電源スイッチ、8はプリンタケーブルであ
る。
【0042】LCDガラス15は、LCD1の表示画面
に使用されている。LCD1側のケース21に内装され
ているインバータ回路9は、本体2側のメイン制御基板
3で、指令,電源供給されたものをある周波数で調光
し、陰極蛍光管10を介してLCD1に明るさを供給し
ている。5は、LCD1のコントラストを調整するため
のコントラストボリュームである。
【0043】LCD1のケース21は、上下に合わせた
ケース要素21A,21Bより成り、このうち、LCD
1を閉じたときに上側に位置するケース要素21Aの内
面にLCDユニット26のねじ止め用ボス28が一体成
形してある。
【0044】LCDユニット26は、図5に示すように
インバータ回路9,陰極蛍光管10,導光体11,IC
担持体14,LCDガラス15等で構成される。
【0045】LCDガラス15は、上ガラスと下ガラス
との合わせガラスになっており、ガラス15と上フレー
ム17との間に軟質部材16が配置されている。LCD
上フレーム17は鉄板でできている。
【0046】インバータ制御される陰極蛍光管10の光
は、板状の導光体11によって表示画面の全範囲に供給
され、導光体11の上に設けられた拡散板(図示せず)
を通してLCD素子をそれぞれ均一に照明する仕組みに
なっている。12は、モールドフレームであり、前記導
光体11や陰極蛍光管10等を担持する。
【0047】このモールドフレーム12は、アルミ板の
LCD下フレーム13で押える構造となっている。IC
担持体14には、ドライブIC等が実装されている。L
CDガラス15は、2枚合わせられたガラスからなり、
その間に液晶を封じ込めている。
【0048】ガラス15面の周辺に設けられた配線パタ
ーンとIC担持体14に設けられている複数のIC電極
とが接着され、本体ケースに設けられているLCDの駆
動回路により、LCDを駆動させる。LCDは、電界効
果型素子であるため、画素部を繁ぐセグメントの配線パ
ターンが、液晶層を挟んだ対向基板にある電極を横切ら
ないように設計されている。
【0049】16はシリコンゴムあるいはプラスチック
等の軟質部材である。17はLCD上フレームであり、
ユニット化する場合、LCD下フレーム13の押え穴1
8に上フレーム17の爪19を合わせ固定する方式とな
っている。20は、フレーム脚であり、LCDケース要
素21Aのボス部27にねじ28で固定する構造となっ
ている。
【0050】次に本発明の主要構造であるキーボードの
構造について、図1,図3にて説明する。
【0051】キーボード6は、図1,図3に示す如く、
キートップ29の集合体(例えば全部)が共通の支持体
(プレート)32により支持されて1つのユニットにな
っていおり、さらに支持部材32が、ばね31を介して
弾性支持されている。キートップ29は、各自のキース
トローク操作用の戻しばね34を介して支持体32上で
支持される。すなわち、各キートップ29は、自身の戻
しばね34の他に共通のばね31を介して2段で弾性支
持される。支持体32は、アルミ製でありこの中にシー
ト状のキー入力用配線が施されており、図3に示すよう
に配線板が止めねじ33により固定されている。30
は、ばね31を支持する凸部で、支持部材32に配設し
てある。
【0052】ここで、ばね31のばね定数は、各キート
ップ29の戻しばね34のばね定数よりも充分に大きく
してあり、通常のキーストローク操作、すなわちキース
トローク操作でキートップ29を強く叩くような場合で
あっても、ばね31は弾性変形(圧縮)しないように設
定してあり、戻しばね34のみが弾性変形する。
【0053】ここでは、戻しばね34については、一例
として、通常のキートップ29のキーストローク操作に
要する力として0.735(N)〜1.18(N)すな
わち75(gf)〜125(gf)が適するものと設定
し、指で強く叩く場合でも1.47(N)〜1.96
(N)すなわち150(gf)〜200(gf)である
ことを考慮して、ばね31については、4.90(N)
すなわち500(gf)以上の力が加わると、ばね31
は2mm程度収縮するように設定されている。これによ
って、キートップ29の頂点部分は、本体上ケースの表
面よりも2mm程度下がった位置にくる。
【0054】LCD1を閉じた状態で、図2に示すよう
にLCDケース21上面に無理な押し付け力(押し圧
力)が加わると、LCDケース(図4でいえばLCDケ
ース要素21A)が撓み変形するため、LCDガラス1
5がキートップ29の先端に接触し、先ず、キートップ
の少なくとも一つがキーストローク最大押し下げ位置ま
で変位し(この変位はキートップ自身のストローク用の
戻しばね34に抗して行われる)、その後にこの押し下
げられたキートップ29からキートップ集合体の支持板
32を介してばね34が圧縮する。
【0055】したがって、キートップ29の集合体がそ
の支持部材32と一体に本体ケース2内に2mm沈むの
で、LCDガラス15に対するキートップ29の接触圧
を逃す。
【0056】その結果、LCDのガラス破損や陰極蛍光
管の破損が大幅に改善され、本体を押し付けたときの耐
圧性を向上させることができる。
【0057】図11〜図13に本発明の第2の実施形態
を示す。図11はその使用状態の一例を示す斜視図、図
12は蓋を閉じた状態を示す断面図である。
【0058】本実施形態は、適用対象の情報処理装置
が、例えば携帯用の情報通信端末装置であり、キーボー
ド操作に代わってペンタッチでLCDの画面を通して入
力操作される方式のものである。
【0059】ペンタッチ式入力手段(入力部)44を備
えたLCD40は、本体ケース42側に装着され、この
本体ケース42にヒンジ43を介して蓋体45が開閉自
在に取付けられている。41はLCDガラス、47は入
力用のタッチペンである。
【0060】LCD40が本体ケース42にばね46を
介して支持される。本実施形態では、通常のペンタッチ
操作の押し圧を超える過大な押し下げ力がLCD1を介
してばね46にかかると、ばね46が弾性変形,ここで
は圧縮するように設定してある。この場合の数値設定
も、ペンタッチ入力操作に要する通常のタッチ圧がほゞ
0.245(N)〜1.96(N)の範囲にあるので、
LCD40に例えば4.9(N)以上の押し下げ力が加
わるとばね46が圧縮するように設定して、ペンタッチ
操作でばね46が変形しないようにして、安定したペン
タッチ操作を保証している。
【0061】この場合にも、図13に示すように蓋体4
5に無理な押し力が加わって蓋体45が撓み変形し、過
大な押し下げ力がLCD40に加わると、LCD40を
支持する弾性部材46が弾性変形してLCD40がその
本体ケース42中に逃げる(沈む)ので、LCDガラス
41,陰極蛍光管の破損防止を図ることができる。
【0062】なお弾性部材31は、ばねに限定されず、
そのほかにゴム等の緩衝部材を用いてもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、LCDユニットを配置
させたノート形などの携帯用の情報処理装置において、
薄形、軽量化、携帯性,操作性を損なうことなく、LC
Dユニットに無理な外力が加わっても、その外力を簡単
且つ低コストな構造で逃すことで、LCDガラス破損や
陰極蛍光管の割れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態をLCDを開閉させ
て、且つその内部構造を一部開披して示す説明図。
【図2】上記実施形態の情報処理装置に無理な力を加え
た場合の説明図。
【図3】上記実施形態に用いるキーボードを取り出して
示す斜視図。
【図4】上記実施形態をその内部を一部開披して示す斜
視図。
【図5】上記実施形態に用いるLCDユニットの分解斜
視図。
【図6】上記実施形態の断面正面図。
【図7】LCDユニットに割れが生じた場合を示す説明
図。
【図8】キーボードのキーとLCDユニットとの接触状
態を示す略断面図。
【図9】ノート型情報処理装置のCAE解析モデル化の
図。
【図10】LCDへの押し付け位置の違いによる応力を
示すグラフ。
【図11】本発明の第2の実施形態を示す使用状態斜視
図。
【図12】第2の実施形態の断面図。
【図13】第2の実施形態に無理な力を加えた場合の説
明図。
【符号の説明】
1…LCD(液晶ディスプレイ)、2…本体ケース、6
…キーボード、15…LCDガラス、21…LCDケー
ス、26…LCDユニット、29…キートップ、31…
弾性部材(ばね)、34…キーストローク用戻しばね、
40…LCDユニット、41…LCDガラス、42…L
CDケース、45…蓋体、46…弾性部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーボードの本体ケースに液晶ディスプ
    レイが回動機構を介して開閉自在に取付けられ、前記液
    晶ディスプレイを閉じることで前記キーボードと前記液
    晶ディスプレイの表示画面とが対向するよう収納される
    折り畳み式の情報処理装置において、 前記キーボードのキートップ集合体を支持する支持部材
    が前記本体ケースに弾性部材を介して支持され、前記液
    晶ディスプレイを閉じた状態で該液晶ディスプレイに外
    部から押し圧が加わって前記キートップの少なくとも一
    つに異常な押し下げ力がかかると、前記弾性部材が弾性
    変形して前記キートップ集合体を前記支持板と一体に沈
    ませる構造にしたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記キーボードのキートップのストロー
    ク操作に要する通常の押し下げ力が0.245(N)〜
    1.96(N)で、前記キートップに4.9(N)以上
    の押し下げ力が加わると前記弾性部材が弾性変形して前
    記キートップ集合体を前記支持板と一体に沈ませるよう
    設定してある請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 ペンタッチ式入力手段を備えた液晶ディ
    スプレイの本体ケースに回動機構を介して蓋体が開閉自
    在に取付けられた携帯用の情報処理装置において、 前記液晶ディスプレイが前記本体ケースに弾性部材を介
    して支持され、前記蓋体を閉じた状態で該蓋体に外部か
    ら押し圧が加わって前記液晶ディスプレイに前記蓋体か
    ら通常のペンタッチ操作の押し圧を超える過大な押し下
    げ力がかかると、前記弾性部材が弾性変形して前記液晶
    ディスプレイを沈ませる構造にしたことを特徴とする情
    報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材は、ばねである請求項1な
    いし請求項3のいずれか1項記載の情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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