JPH1049894A - フォーカス引き込み装置 - Google Patents

フォーカス引き込み装置

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JPH1049894A
JPH1049894A JP20185596A JP20185596A JPH1049894A JP H1049894 A JPH1049894 A JP H1049894A JP 20185596 A JP20185596 A JP 20185596A JP 20185596 A JP20185596 A JP 20185596A JP H1049894 A JPH1049894 A JP H1049894A
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focus
signal
light amount
objective lens
amount signal
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JP20185596A
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Hiroto Kitai
博人 北井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズが合焦点から離れた位置では駆動
力が低下し、外部振動が加わると、対物レンズの位置制
御が外れる。 【解決手段】 半導体レーザの光ビームを光カード上に
収束する対物レンズ212をフォーカス光量信号Pf と
所定の目標信号PfTの差分に応じて制御する位置制御ル
ープを備え、フォーカスの引き込み時に位置制御ループ
の制御動作によって対物レンズ212を合焦位置に向け
て移動させるフォーカス引き込み装置において、フォー
カス光量信号の値からフォーカス光量信号の傾きx′を
出力する手段と、出力された傾きと予め対物レンズの所
定の位置で得られたフォーカス光量信号の傾きXL ′か
らゲイン補正係数Kを算出する手段と、算出されたゲイ
ン補正係数を位置制御ループの制御値に乗算する手段を
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的情報記録媒
体の媒体面に光ビームのフォーカスを合わせるフォーカ
ス引き込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に情報を記録し、また記録
されている情報を読み出す記録媒体の形態としては、デ
ィスク状、カード状、テープ状のものなど各種のものが
知られている。これらの光学的情報記録媒体には、随意
に記録、再生の可能なものや、追記的に記録、再生可能
なものや、再生のみ可能なもの等がある。特に、記録媒
体としての光カードは製造の容易さ、携帯性のよさ、ア
クセス性のよさなどの特徴から用途が拡大されて行くと
考えられている。そして、この光カードを対象とする光
学的情報記録再生装置として、種々のものが提供されて
いる。
【0003】ところで、このような光学的情報記録再生
装置では、常にオートトラッキングやオートフォーカス
制御を行いつつ、情報の記録、再生を行っている。ま
た、記録媒体への情報の記録は記録情報に従って変調さ
れ、微小スポット状に絞られた光ビームで情報トラック
を走査することにより行い、光学的に検出可能な情報ピ
ット列として一連の情報が記録される。また、記録媒体
からの情報の再生は、媒体に記録が行われない程度の低
パワーの光ビームスポットで、情報トラックの情報ピッ
ト列を走査し、記録媒体から反射光、または透過光を検
出し、得られた検出信号をもとに記録情報が再生され
る。
【0004】図7は従来の光学的情報記録再生装置の光
学系の構成例を示した図である。図7において、101
は記録、再生光源の半導体レーザである。半導体レーザ
101から射出された発光光束は、コリメータレンズ1
02で平行化された後、回折格子103で複数光束に分
割される。分割された光束は偏光ビームスプリッタ10
4、1/4波長板105を通り、対物レンズ106で光
カード107上に微小光スポットとして集光される。ま
た、光カード107からの反射光は、対物レンズ10
6、1/4波長板105、偏光ビームスプリッタ10
4、トーリックレンズ108を経由して光検出器109
で検出され、光検出器109の検出信号によって情報の
再生信号、トラッキング及びフォーカスの制御信号が作
成される。また、回折格子103で分割された光束のう
ち、0次回折光を用いて記録、再生、及びフォーカス制
御(以下、AFと称す)が行われ、±1次回折光を用い
てトラッキング制御(以下、ATと称す)が行われる。
なお、この場合、AFは非点収差方式、ATは3ビーム
方式である。
【0005】図8(a)は光カードの概略的平面図であ
る。光カード107には情報記録再生トラックが多数平
行に配列されており、その一部がT1,T2,T3…と
して示されている。このトラックはトラッキングトラッ
クtt1〜tt4でそれぞれ区分されている。トラッキ
ングトラックtt1〜tt4は、溝又はトラックT1〜
T3とは光の反射率の異なる物質で形成され、トラッキ
ング信号を得るガイドとして使用される。図8(a)は
トラックT3に情報を記録、または再生する場合の例を
示しており、記録、再生、AF用の0次回折光110は
トラックT3上に、AT用±1次回折光111,112
は各々トラッキングtt3,tt4に照射されている。
ここで、回折光111,112からの反射光によりトラ
ッキング制御信号が得られ、0次回折光110が正しく
トラックT3上を走査する様に制御される。また、回折
光110,111,112は、AF及びAT制御のもと
で同一の位置関係を保ったまま図示しない機構で光カー
ド107の情報トラック上を図面上左右に走査される。
【0006】この走査方式には、光学系を動かす方式と
光カードを動かす方式とがあるが、どちらの方式であっ
ても、光学系と光カードは相対往復運動をするために、
光カード両端に一定速度でない部分が生じる。この様子
を図8(b)に示している。図8(b)の横軸は光カー
ドの左右方向を表わし、縦軸は光学系と光カードとの相
対走査速度を表わしている。通常、光カード107の中
央部の定速走査領域が記録領域として使用される。
【0007】図9は図8(a)の各回折光110〜11
2の部分拡大図である。記録、再生及びAF用の0次回
折光110は、AT用の±1次回折光111,112の
中心に位置し、トラックT3の中心を走査する。斜線部
113a,b,cは、半導体レーザ101の強パワーに
よる0次回折光110による記録列で、一般的にはピッ
トと呼ばれている。ピット113a,b,cはそれ以外
の記録列周辺と反射率が異なる為、再度弱い光スポット
110で走査すると0次回折光110の反射光はピット
113a,b,cで変調され、再生信号が得られる。ま
た、AT用の±1次回折光111,112は記録列周辺
とトラッキングトラックtt3とtt4とに照射され、
その反射光によってトラッキング制御信号が得られる。
【0008】図10は図7の光検出器109の詳細と信
号処理回路を示した回路図である。図10において、光
検出器109は4分割光センサ114、光センサ11
5,116の合計6ケの光センサから構成されている。
また、光スポット110a,111a,112aは、各
々図8(a)、図9における各回折光110,111,
112の光カードからの反射光を示している。光スポッ
ト110aは4分割光センサ114上に集光され、光ス
ポット111a,112aは各々光センサ115,11
6上に集光される。4分割センサ114の各対角方向の
センサ出力は、加算回路117,118で各々加算され
る。
【0009】加算回路117,118の出力は同じく加
算回路121で加算され、情報再生信号RFとして再生
される。即ち、情報再生信号RFは4分割光センサ11
4に集光する光スポット110aの総和に相当する。ま
た、加算回路117,118の出力は差動回路120で
減算され、フォーカス制御信号Af となる。即ち、フォ
ーカス制御信号Af は4分割光センサ114の各対角方
向の和同士の差分である。この非点収差方式は文献に詳
しいのでここでは説明を省略する。光センサ115,1
16の出力は差動回路119で減算され、トラッキング
制御信号At となる。通常、このトラッキング制御信号
At が零になる様に制御され、これによって光スポット
を情報トラックに追従して走査させるためのトラッキン
グ制御が行われる。また、加算回路117,118の出
力は加算回路122で加算され、フォーカス光量信号P
f となる。フォーカス光量信号は4分割センサ114、
光センサ115,116に集光する光スポット110
a,111a,112aの総和に相当する。
【0010】図11は従来の光学的情報記録再生装置の
フォーカス引き込み装置を示した図である。図11にお
いては、図10で作成されたフォーカス光量信号Pf と
フォーカス制御信号Af を用いてフォーカスの引き込み
を行う。以下、具体的に説明する。まず、201はフォ
ーカス制御信号の位相補償を行う位相補償回路、202
はフォーカス制御信号のレベルを所定値と比較して2値
化するためのコンパレータである。コンパレータ202
は後述するようにフォーカス制御信号Af のゼロクロス
や所定のレベルを検出し、MPU203に出力する。ま
た、204は差動増幅器であり、図10のフォーカス光
量信号Pf とフォーカス目標位置信号を発生する目標位
置信号発生回路205の出力との差を検出する。
【0011】差動増幅器204の出力信号は位相補償器
206を経由して切換SW207のX端に出力される。
一方、切換SW207のW端には位相補償器201の出
力信号が入力され、切換SW207ではMPU203の
指令に基づいてWまたはXに切り換える。切換SW20
7の出力は切換SW208のY端に接続され、そのZ端
はAF引込みパルス発生回路209の出力に接続されて
いる。AF引込みパルス発生回路209はMPU203
の制御に基づいてフォーカスの引き込みに必要な引込み
パルスを出力する回路である。切換SW208は、MP
U203の指令によってYまたはZ端に切り換えられ
る。切換SW208の出力は、AFコイル211を駆動
するAFコイルドライバー210に入力され、対物レン
ズ212はAFドライバー210の駆動によって記録担
体面(光カード)と垂直方向に移動するように構成され
ている。
【0012】図12(a)は対物レンズを光カード面に
対して垂直方向に駆動したときの距離xに対するフォー
カス光量信号の変化を示した図である。図12(a)に
おいて、まずx=0は合焦位置、距離xの負側は光カー
ドのある方向を示している。また、距離xの近いは光カ
ード面に対して近い、距離xの正側の遠いは光カード面
に対して遠いを意味している。ここで、対物レンズを距
離の負側から合焦位置に向けて移動させると、始めはフ
ォーカス光量信号Pf は徐々に増加するが、合焦位置に
近づくにつれ、xL 点までは急激に増加している。そし
て、それからフォーカス光量信号の増加率は小さくなっ
て、合焦位置を過ぎると徐々に減少している。
【0013】図12(b)は図12(a)と同様に距離
に対するフォーカス制御信号Af の変化を示した図であ
る。同様に対物レンズを距離の負側から合焦位置に向け
て移動させると、フォーカス制御信号Af は合焦点近傍
で一旦負になり、合焦点で0になる。また、合焦点を通
り過ぎると、一旦正になり、それから対物レンズが遠ざ
かるにつれ、0に収束していく。
【0014】次に、従来のフォーカス引込み動作につい
て説明する。まず、MPU203はフォーカスの引き込
みに際し、対物レンズを合焦位置に向けて移動させるた
めに目標位置信号発生回路205に引込み開始指令信号
を出力する。これを受けて、目標位置信号発生回路20
3は時間とともに増加する目標光量信号PfTを差動増幅
器204に出力する。差動増幅回路204ではフォーカ
ス光量信号Pf と目標光量信号PfTの差分に比例した出
力信号を位相補償器206に出力し、位相補償器206
では位相補償後の信号を切換SW207のX端子に出力
する。
【0015】この場合、切換SW207はMPU203
の指令によりX端子側に、切換SW208もMPU20
3の指令によりY端子側に接続されており、位相補償器
206の出力信号は切換SW207,208を経由して
AFコイルドライバー210に供給される。これによ
り、位置制御ループの働きでAFコイル211が駆動さ
れ、対物レンズは合焦位置に向けて徐々に移動する。こ
のとき、図11(b)のように合焦点に近づくにつれ、
フォーカス制御信号は負側に増加し、フォーカス制御信
号が所定レベルのAL に達した時に、コンパレータ20
2はMPU203にタイミング信号を送出する。MPU
203はタイミング信号を受けると、切換SW208を
Z端子に切換えると共に、AF引込みパルス発生回路2
09にAF引込みパルスの発生を指示する。これは、対
物レンズを図12(a)のxL の位置から合焦点に向け
て駆動するオープン制御のパルスである。
【0016】合焦位置に近づくと、図12(b)のよう
にフォーカス制御信号Af は合焦点でゼロクロスする。
コンパレータ202はこのゼロクロスを検出しており、
MPU203にゼロクロスのタイミングを知らせる。M
PU203はゼロクロスのタイミングで切換SW207
をW端子側に、切換SW208をY端子側に切り換える
ことにより、フォーカス制御ループをオンし、フォーカ
スの引き込みを行う。以後、フォーカス制御信号Af に
よるフォーカスサーボ状態となる。従来はこのようにし
てフォーカス引込みを行っている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図12
(a)のフォーカス光量信号においては、必ずしも光カ
ードと対物レンズの距離xとは比例関係になっていな
い。ここで、図12(a)の横軸の負側において、距離
が合焦点0から遠いところでは(対物レンズは光カード
面に近い)、距離xに対するフォーカス光量信号の変化
率は小さく、それから合焦点0に近づくにつれ、xL 点
近傍まではフォーカス光量信号の変化率は急激に大きく
なっている。
【0018】このような場合、前述のように目標光量信
号とフォーカス光量信号の差分に比例した駆動力で対物
レンズの位置制御を行うと、距離xが負側の合焦点から
離れた位置では制御ゲインが低下してしまう。即ち、こ
のような位置においては、図12(a)に示すように距
離変化Δxに対する光量信号の変化はΔPfAであるのに
対し、合焦点の近傍では同じΔxに対する光量信号の変
化はΔPfBであり、同じ距離ΔxであってもΔPfAはΔ
PfBよりも小さい。そのため、特に前述のように距離x
が負側の合焦点から離れた位置においては制御ゲインが
低下し、対物レンズの駆動力が低下してしまう。従っ
て、フォーカス引き込み時に制御ゲインが低下した状態
で、外部振動が装置に加わると、対物レンズの位置制御
が外れやすく、制御不能な状態になってフォーカスを引
き込むことができないという問題があった。
【0019】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
み、外部振動が加わった場合においても、安定してフォ
ーカスの引き込みを行うことができるフォーカス引き込
み装置を提供することを目的としたものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、光源の
光ビームを記録媒体上に収束する対物レンズをフォーカ
ス光量信号と所定の目標信号の差分に応じて制御する位
置制御ループを備え、フォーカスの引き込み時に前記位
置制御ループの制御動作によって、前記対物レンズを合
焦位置に向けて移動させるフォーカス引き込み装置にお
いて、前記フォーカス光量信号の値からフォーカス光量
信号の傾きを出力する手段と、出力された傾きと予め対
物レンズの所定の位置で得られたフォーカス光量信号の
傾きからゲイン補正係数を算出する手段と、算出された
ゲイン補正係数を前記位置制御ループの制御値に乗算す
る手段とを有することを特徴とするフォーカス引き込み
装置によって達成される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1
の実施形態を示したブロック図である。なお、図1では
図11の従来装置と同一部分は同一符号を付して詳しい
説明を省略する。即ち、図1において位相補償器20
1、切換SW207、切換SW208、AFコイルドラ
イバー210、AFコイル211は図11のものと同じ
である。図10の信号処理回路で生成されたフォーカス
制御信号Af は位相補償器201に入力され、位相補償
した信号をAFドライバー210に供給することによっ
て対物レンズ212をフォーカス方向に駆動し、フォー
カス制御を行う。なお、この場合、図1では示していな
いが、実際には図7の光学系が設けられていて、半導体
レーザ101からの光ビームはコリメータレンズ10
2、回折格子103、対物レンズ212(図7の対物レ
ンズ106に対応)などを通して光カード107上に照
射されているものとする。
【0022】また、コンパレータ202、位相補償器2
06、AF引込みパルス発生回路209、MPU203
も図11のものと同じである。コンパレータ202はフ
ォーカス制御信号Af の所定のレベルAL 及びフォーカ
ス制御信号Af のゼロクロスを検出し、MPU203に
通知する。また、本実施形態では、A/Dコンバータ2
13、D/Aコンバータ214が設けられ、フォーカス
引き込み時にA/Dコンバータ213でフォーカス光量
信号Pf が一定時間ごとにMPU203に取り込まれ
る。フォーカス光量信号Pf は図10の信号処理回路で
生成された信号である。D/Aコンバータ214はMP
U203からの制御値をアナログ信号に変換し、位相補
償器206に出力する。本実施形態では、詳しく後述す
るようにMPU203は対物レンズ212の合焦点まで
の距離によらず制御ゲインを一定に補正する機能を持っ
ており、補正した制御値をD/Aコンバータ214を介
して位置制御ループに供給することにより、安定してフ
ォーカスの引き込みを行うものである。
【0023】次に、本発明による制御ゲインの補正方法
の原理を図2に基づいて説明する。まず、図2(a)は
フォーカス光量信号の傾き(変化率)を示した図で、横
軸がフォーカス光量信号Pf 、縦軸が図12(a)のフ
ォーカス光量信号の微分値、つまり傾きx′である。ま
た、図2(b)はフォーカス光量信号の振幅と対物レン
ズの光カード面に対する距離の関係を示している。即
ち、図2(b)は横軸がフォーカス光量信号Pf 、縦軸
が図12(a)の負側の距離、つまり対物レンズが合焦
点から光カード面に対して近づく方向の距離−xであ
る。図2(b)において、x=f(Pf )は距離がフォ
ーカス光量信号Pf の関数であることを示しており、フ
ォーカス光量信号Pf の値がわかれば距離−xがわか
る。また、図2(a)において、傾きx′はx′=f′
(Pf )=g(Pf )で表わされ、フォーカス光量信号
Pf の値がわかると、傾きx′を得ることができる。
【0024】ここで、対物レンズのx方向の位置を何ら
かの方法で測定し、フォーカス光量信号Pf との関係が
わかっていれば、x′=g(Pf )を求めることができ
る。本実施形態では、予め対物レンズの位置とフォーカ
ス光量信号の関係がわかっており、関数g(Pf )は既
知であるものとする。なお、f(Pf )は図2に示すよ
うにフォーカス光量信号Pf =PfNで最小であり、詳し
く後述するようにPf=PfN〜PfLまでの間で制御ゲイ
ンを補正するものである。
【0025】具体的には、まず図2に示すようにx=x
L におけるフォーカス光量信号Pf=PfLでの傾きをx
L ′=g(PfL)として算出しておく。xL は図12
(a)のxL に対応し、図12(b)のフォーカス制御
信号Af がAL になるときの距離に対応している。つま
り、対物レンズを位置制御するときの最終位置の距離に
対応している。但し、xL としてはこれに限ることはな
く、位置制御の最終位置付近であってもよい。このよう
にして予めxL ′の値を求め、メモリに記憶させてお
く。次に、制御周期ごとにフォーカス光量信号Pf の値
から傾きをx′=g(Pf )として算出し、得られた
x′の値と先のxL ′の値からゲイン補正係数をK=
x′/xL ′として算出する。そして、制御周期ごとに
ゲイン補正係数Kを位置制御ループの制御値に乗算す
る。こうすることにより、図12(a)のように対物レ
ンズの距離とフォーカス光量信号が比例関係にない場合
であっても、対物レンズの各位置において制御ゲインが
一定となるように補正でき、特に対物レンズが合焦点か
ら遠い場合の制御ゲインの低下による駆動力の不足を補
うことができる。
【0026】また、図2(a),(b)の破線は、各々
フォーカス光量信号にオフセットΔPN が発生した場合
のフォーカス光量信号の傾きと対物レンズの距離を示し
ている。このようにフォーカス光量信号にオフセットが
ある場合の傾きx′は図2(a)の破線のように、x′
=g(Pf −ΔPN )となり、Pf からΔPN を引いて
関数gに代入することにより、傾きを得ることができ
る。
【0027】次に、本実施形態の具体的な動作を図3、
図4に基づいて説明する。図3はフォーカス引き込み動
作を示したフローチャート、図4はフォーカス引き込み
時の各部の信号を示した図である。まず、フォーカスを
引き込む場合、MPU203は切換SW207を図4
(d)のようにX端に、切換SW208を図4(e)の
ようにY端に接続し、対物レンズ212の位置制御ルー
プをオン状態とする。図4においては、時刻t0 で位置
制御ループをオンし、フォーカスの引き込み動作をスタ
ートする。
【0028】この状態で、フォーカス光量信号Pf がA
/Dコンバータ213でサンプリングされ(S1)、M
PU203に取り込まれる。フォーカス光量信号は、一
定時間ごとにA/Dコンバータ213でMPU203に
取り込まれる。MPU203はコンパレータ202の出
力信号を監視し、フォーカス制御信号Af のレベルがA
f ≦AL であるかどうかを判定する(S2)。つまり、
コンパレータ202でフォーカス制御信号Af のレベル
と所定レベルAL を比較しており、MPU203はその
出力信号によってフォーカス制御信号Af が所定レベル
AL に達したかどうかを判定する。
【0029】なお、この場合は、フォーカスの引き込み
動作がスタートしたばかりであるので、対物レンズ21
2は合焦点に対して所定距離だけ離れており、図4
(b)のようにフォーカス制御信号Af は0レベルであ
る。よって、S2においてはNoと判定され、MPU2
03はS3において1回目のサンプリングかどうかを判
定する。このときは、MPU203は1回目のサンプリ
ングであるので、YESと判定し、S4に進んで、フォ
ーカス光量信号Pf のオフセット量ΔPN をΔPN=P
f −PfNとして算出する。Pf はS1でサンプリングさ
れたフォーカス光量信号の値、PfNは既知の値で、図2
に示すようにオフセットがない状態での合焦位置から十
分近い位置でのフォーカス光量信号の値である。つま
り、S4においては、1回目のサンプルでは合焦位置か
ら十分に離れており、フォーカス光量信号Pf の値は最
小であるので、PfNとのずれ量を算出することで、オフ
セット量ΔPN を得ている。また、S4において、MP
U203はS1で得られたフォーカス光量信号の値Pf
を目標光量信号PfTとしてセットする。
【0030】次いで、MPU203は得られた目標光量
信号PfTに所定のaの値を加算し(S5)、続いてその
ときのフォーカス光量信号の傾きx′を算出する(S
6)。傾きx′は図2で説明したようにx′=g(Pf
−ΔPN )の演算で得られる。また、関数gは前述のよ
うに既知であり、フォーカス光量信号Pf の多項式を用
いて求めてもよいし、予めメモリにテーブル化しておい
て読み出すようにしてもよい。続いて、MPU203は
得られたx′の値を用いてゲイン補正係数KをK=x′
/xL ′として算出する(S7)。xL ′は図2で説明
したように、x=xL のときのフォーカス光量信号の傾
きであり、既知の値である。次いで、MPU203は位
置制御ループへの制御値V0 を算出する(S8)。
【0031】制御値V0 は、V0 =(PfT−Pf )×G
×Kで算出される。PfTはS5の目標光量信号の値、P
f はS1のフォーカス光量信号Pf の値、KはS7で得
られたゲイン補正係数である。また、Gはx=xL での
傾きxL ′のときに必要なゲイン定数であり、既知の値
である。MPU203は算出した制御値V0 をD/Aコ
ンバータ214に出力する(S9)。制御値V0 はD/
Aコンバータ214でアナログ値に変換して位相補償器
206に供給され、位相補償器206では位相補償を行
い、位相補償後の信号は切換SW207,208を通っ
てAFドライバー210に供給される。ここで、制御値
V0 は前述のように目標光量信号PfTとフォーカス光量
信号Pf の差分にゲイン定数を乗算した値であり、目標
に対する差分に応じてAFコイル211を駆動するよう
に制御が働き、対物レンズ212は目標光量信号に相当
する位置に制御される。
【0032】以上で1回目の制御を終了し、一定時間後
再びS1でフォーカス光量信号Pfがサンプリングさ
れ、MPU203は同様の処理を行う。但し、2回目の
制御においては、S3でNo判定されるので、S4を経
由しないでS5に進み、先の目標光量信号PfTにaを加
算して目標光量信号の設定を行い、後は同様にS6〜S
9の処理を行う。以下、MPU203は一定時間ごとに
S1〜S3、S5〜S9の処理を繰り返し行い、目標光
量信号PfTをaづつ増加しつつ位置制御を行うことによ
って、対物レンズ212を徐々に合焦点に近づけてい
く。図4(a)はこのときのフォーカス光量信号Pf 、
破線は目標光量信号PfTを示している。目標光量信号P
fTは前述のように一定時間ごとにaづつ増加しているの
で直線的に増加し、フォーカス光量信号Pf も前述のよ
うな制御の働きによって目標光量信号PfTに追従してい
る。
【0033】このようにして位置制御を行い、やがてS
2においてフォーカス制御信号AfのレベルがAf ≦A
L になると(S2がYES)、MPU203はS5を経
由しないでS6に進み、以下同様の処理を行う。即ち、
図4(b)のようにフォーカス制御信号Af が時刻tL1
でAf ≦AL になった後は、MPU203はS1〜S
2、S6〜S9の処理を繰り返し行い、目標光量信号P
fTを固定した状態で同様の位置制御を行う。これによ
り、図4(a)のようにフォーカス光量信号Pf は一定
となり、対物レンズ212は停止状態となる。MPU2
03は一定時間Tだけ目標光量信号を固定した状態で位
置制御を行う。これは、Af ≦AL の位置で対物レンズ
212が停止安定するのを待ち、図示しない電流検出回
路で停止時におけるAFコイル211の電流を検出する
ためである。つまり、対物レンズ212を重力に抗して
静止させるだけに必要なAFコイル211の駆動電流を
検出している。
【0034】時間Tが経過して時刻tL2になると、MP
U203は図4(e)のように切換SW208をZ端に
切り換える。これにより、位置制御ループはオフし、オ
ープン制御に切り換えられる。また、この切り換えと同
時に、MPU203は図4(c)のようにAF引込みパ
ルス発生回路209を制御してAF引込みパルスをAF
コイルドライバー210に供給する。このときのAF引
込みパルスは、先の時間Tの間に検出された電流値に、
更に対物レンズ212を引き上げるのに必要な電流を加
えた駆動電流値に相当する駆動パルスがMPU203で
指定され、これに応じてAF引込みパルス発生回路20
9から図4(c)のようなAF引込みパルスが切換SW
208を通ってAFコイルドライバー210に供給され
る。これにより、AFコイル211に前述のような駆動
電流が供給され、対物レンズ212はオープン駆動によ
り更に合焦点に向けて移動していく。
【0035】このとき、MPU203はコンパレータ2
02の出力を監視しており、図4(b)のようにフォー
カス制御信号Af が0レベルになり、コンパレータ20
2でゼロクロスが検出されると、MPU203は図4
(d),(e)のように切換SW207をW端に、切換
SW208をY端に切り換える。これにより、フォーカ
ス制御ループをオンし、フォーカスの引き込みを行う。
以上でフォーカスの引き込みを完了し、以後フォーカス
制御ループによるフォーカスサーボ状態となる。また、
この後、トラッキングサーボをオンすることによって、
光カードに情報の記録、再生が可能な状態となる。
【0036】以上のように本実施形態では、フォーカス
光量信号の値から傾きを算出し、この傾きと予め得られ
た所定位置での傾きからゲイン補正係数を算出し、得ら
れたゲイン補正係数を制御値に乗算するようにしたの
で、フォーカス光量信号と対物レンズの距離が比例関係
にない場合、制御ゲインの変化を一定に補正することが
できる。従って、特に対物レンズが合焦位置から離れて
いる場合、制御ゲインの低下を補正できるので、駆動力
の不足を補うことが可能となり、外部振動が加わっても
制御の外れを未然に防止することができる。また、フォ
ーカス光量信号のオフセット分を除去しているので、オ
フセットの影響を受けることなく、更に精度よく対物レ
ンズの位置制御を行うことができる。
【0037】図5は本発明の第2の実施形態を示したブ
ロック図である。第1の実施形態ではフォーカス光量信
号をA/Dコンバータ213でサンプリングし、MPU
203で傾きやゲイン補正係数を算出しているが、本実
施形態では関数発生器215を設けてこれらの傾きやゲ
イン補正係数の算出などを行うものである。即ち、関数
発生器215は入力されたフォーカス光量信号Pf から
第1の実施形態で説明したx′=g(Pf )の関数を発
生する。また、関数発生器215の内部には、x′と予
めわかっているxL ′からゲイン補正係数KをK=x′
/xL ′として算出する回路、差動増幅器204から出
力された目標光量信号PfTとフォーカス光量信号Pf の
差分(PfT−Pf )にゲイン補正係数K、第1の実施形
態で説明したゲイン乗数Gを乗算する回路を備えてい
る。
【0038】差動増幅器204、目標位置信号発生回路
205は各々図11のものと同じであり、目標位置信号
発生回路205はMPU203の指示に基づいて時間に
対して一定の割合で増加する目標位置信号PfTを出力す
る。その他の構成は図1と同じである。このように構成
することによっても、フォーカスの引き込み時に関数発
生器215から位相補償器206に制御値V0 =(PfT
−Pf )・K・Gが出力され、図1の実施形態と全く同
様に対物レンズの位置によらず、制御ゲインが一定とな
るように補正することができる。
【0039】なお、以上の実施形態では、目標光量信号
を時間に対して一定の割合で増加しているが、距離が一
定の割合で増加してもよい。また、フォーカス制御信号
のレベルがAL になるまで位置制御を行い、その後、オ
ープン制御に切り換えているが、フォーカス光量信号の
波形によってはフォーカス光量信号のゼロクロス点まで
位置制御を行い、ゼロクロス点でフォーカス引き込みを
行ってもよい。更に、フォーカス光量信号は光センサの
感度や半導体レーザの発光強度、あるいは信号処理回路
の特性などによって機差バラツキを生じることがあるの
で、次のように補正するのが望ましい。
【0040】図6はフォーカス光量信号の機差バラツキ
を示している。横軸は対物レンズと光カード間の距離
x、縦軸は光センサに入射する光量の強度を示すフォー
カス光量信号Pf である。また、はフォーカス光量信
号の標準値を示しており、x=f(Pf )である。は
機差バラツキによってレベルの異なるフォーカス光量信
号を示している。ここで、図6のように機差バラツキに
よってフォーカス光量信号が変化した場合、x=f(P
f )はフォーカス光量信号Pf の振幅の方向に相似形で
ある。そこで、の標準状態におけるフォーカス光量信
号Pf の最大値と最小値を測定し、その差(振幅)を標
準振幅値aとし、機差バラツキによるの場合の振幅値
をbとすると、両者は相似形であるので、の場合のx
は、 x=f〔(a/b)・Pf 〕 で表わすことができる。aは標準値として固定してお
く。また、装置の組立、調整時にbの値を測定し、EE
PROMに記憶させておく。
【0041】MPU203においては、A/Dコンバー
タ213でサンプリングされたフォーカス光量信号Pf
の値を、 PfC=(a/b)・Pf として補正する。以後MPU203は補正した値を用い
て前述のような制御を行う。こうすることにより、機差
バラツキを補正でき、より正確に位置制御を行うことが
できる。また、光カードのローディングごとや一定時間
ごとにフォーカス光量信号を測定し、その値を用いて補
正することにより、機差バラツキだけでなく、環境変化
や経時変化にも対応することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、対
物レンズの位置に応じて制御ゲインが一定となるように
補正することにより、対物レンズが合焦位置から離れた
ときの制御ゲインの低下による駆動力の不足を補うこと
ができ、外部振動が加わった場合においても、制御が外
れることなく、フォーカスの引き込みを安定して行うこ
とができる。また、フォーカス光量信号からオフセット
分を除去することにより更に正確に位置制御を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフォーカス引き込み装置の一実施形態
を示したブロック図である。
【図2】本発明による制御ゲインの補正の原理を説明す
るための図である。
【図3】図1の実施形態の動作を示したフローチャート
である。
【図4】図1の実施形態のフォーカス引き込み時の各部
の信号を示したタイムチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態を示したブロック図で
ある。
【図6】機差バラツキによって振幅の異なるフォーカス
光量信号を示した図である。
【図7】従来の光学的情報記録再生装置の光学系の構成
を示した図である。
【図8】光カードの記録面及びその領域に対する走査速
度の関係を示した図である。
【図9】図8の光カードの一部を拡大して示した図であ
る。
【図10】図7の光学系の光検出器及びその出力信号を
処理する信号処理回路を示した図である。
【図11】従来例のフォーカス引き込み装置を示した図
である。
【図12】図11の装置のフォーカス引き込みに用いら
れるフォーカス光量信号とフォーカス制御信号を示した
図である。
【符号の説明】
101 半導体レーザ 107 光カード 109 光検出器 201,206 位相補償器 202 コンパレータ 203 MPU 207,208 切換SW 209 AF引込みパルス発生回路 210 AFコイルドライバー 211 AFコイル 212 対物レンズ 213 A/Dコンバータ 214 D/Aコンバータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源の光ビームを記録媒体上に収束する
    対物レンズをフォーカス光量信号と所定の目標信号の差
    分に応じて制御する位置制御ループを備え、フォーカス
    の引き込み時に前記位置制御ループの制御動作によっ
    て、前記対物レンズを合焦位置に向けて移動させるフォ
    ーカス引き込み装置において、前記フォーカス光量信号
    の値からフォーカス光量信号の傾きを出力する手段と、
    出力された傾きと予め対物レンズの所定の位置で得られ
    たフォーカス光量信号の傾きからゲイン補正係数を算出
    する手段と、算出されたゲイン補正係数を前記位置制御
    ループの制御値に乗算する手段とを有することを特徴と
    するフォーカス引き込み装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフォーカス引き込み装
    置において、前記傾き出力手段は、フォーカス光量信号
    からオフセット分を減算し、オフセット分の除去された
    フォーカス光量信号の値から傾きを出力することを特徴
    とするフォーカス引き込み装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のフォーカス引き込み装
    置において、予め決められたフォーカス光量信号の標準
    の振幅値及び予め測定されたフォーカス光量信号の振幅
    値に基づいて前記フォーカス光量信号の値を補正する補
    正手段を有することを特徴とするフォーカス引き込み装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のフォーカス引き込み装
    置において、前記位置制御ループは、フォーカス引き込
    み時に対物レンズを合焦点近傍まで移動させることを特
    徴とするフォーカス引き込み装置。
JP20185596A 1996-07-31 1996-07-31 フォーカス引き込み装置 Pending JPH1049894A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101155937B1 (ko) * 2004-01-30 2012-06-15 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 레이저 이미지 형성 장치를 교정하기 위한 장치 및 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101155937B1 (ko) * 2004-01-30 2012-06-15 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 레이저 이미지 형성 장치를 교정하기 위한 장치 및 방법

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