JPH10500468A - 振動制動器 - Google Patents

振動制動器

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JPH10500468A
JPH10500468A JP7524818A JP52481895A JPH10500468A JP H10500468 A JPH10500468 A JP H10500468A JP 7524818 A JP7524818 A JP 7524818A JP 52481895 A JP52481895 A JP 52481895A JP H10500468 A JPH10500468 A JP H10500468A
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ゾルタン エイ. ケメニー,
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テクトン
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    • F16L3/10Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing divided, i.e. with two members engaging the pipe, cable or protective tubing
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Abstract

(57)【要約】 振動制動アセンブリ(100)は、環状のパイプ(1)を備えている。このパイプは、そのパイプ(1)の外径の周囲で摩擦係合する把持ブロック(2)を介してジャーナルされている。把持ブロック(2)がパイプ(1)と摩擦係合することを可能にする力は、ベルビルまたはスプリング式座金(9)により制御される。この把持ブロック(2)を構造物(11)のある点に取り付け、かつパイプ(1)の一端を、支持すべき同一の建築物または構造物(11)の別の点、あるいはそれに関わる別の点に取り付けることによって、振動制動器(100)は、設計上の閾値を下回る所与の横方向の応力に対して剛性の部材として作用する。与えられた横方向の力が設計上の閾値を超えると、パイプ(1)と把持ブロック(2)との間の滑動摩擦は、経験により制御される。すると、地震活動が終息したとき、建築物あるいは構造物のフレーミングは振動制動器(100)をその通常の位置に戻す。パイプ(1)の直径や、把持ブロック(2)がパイプ(1)と係合する際の張力といった各種要素を制御することによって、実質的にすべての所望のヒステリシスループを実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 振動制動器技術分野 本発明は、広くいうと建物、橋およびその他の構造物に用いられる振動制動器 (制振器)に関する。特に本発明は、ロッドまたはパイプと摩擦係合する低摩擦 材料で裏打ちされたスチールブロックにより把持されたスチールパイプおよびロ ッドを用いる振動制動器に関する。発明の背景 地震または風によってもたらされる運動には(地震または風のエネルギーを散 逸させるはたらきをする)補助制振器を用いて制動を及ぼすのが普通である。こ のことは、構造物の運動が、振幅が大きく頻度の高いものであると予想される時 に特にいえることである。制動器は、構造物の運動を沈静化し、最終的にはその 力学的運動を停止させる。地震ゾーンやハリケーンゾーンに建造する際には、制 振器によって強化された建物および橋は、制振器のないものに比較してより安全 性が高く、また、より経済的でもあることが多い。また、強化制振器は、構造物 の中で防振器が変位する量を減らすためにも用いられる。 典型的には、少なくとも3つの周知のメカニズムがこのような制振器では活用 されている。すなわち、各種液体またはエラストマーの粘度、金属の屈曲性(yi elding)、およびクーロン摩擦の3つである。これらは、それぞれ別の手法によ り提案され用いられてきたものであり、また、それぞれ固有の長所・欠点をもっ ている。 例えば、建築物用の液体制振器では、特殊な流体、封止、熱制御および腐食予 防が必要になる。このような制振器は、頻度が低く、持続時間が短く、かつ出力 の高い動作に対応するように設計される必要がある。公知の液体設計物は、例え ばTaylor Devices,Inc.により提供されている。しかしながら、このような装置 は、すべての制振器の中で最も高価である。 それよりも経済的ではあるが効率は低くなるのが、Fyfeらの米国特許第4,605, 106号に開示されており、3M社から入手可能である粘性・エラストマー性制振 器である。しかしながら、粘性・エラストマー性制振器は、大型でかつ老朽化・ 脆弱化しやすい装置である。 それに代わる第3の公知の制振器は、スチールイールダ(yielder)を用いる ヒステリシス制振器である。そのような装置はいくつか既に提案されてはいるも のの、実用化されているものはごく少数である。この種のスチールイールダは、 例えば、Whiteの米国特許第4,823,522号に開示されている。 すべての制振器の中で最も経済的で効果的な制振器は、クーロン摩擦に依拠し ている。とはいうものの、このような制振器は、電力源および/または磁力源に 悪影響がもたらされる限りにおいては、信頼できるものとはいえない。また、防 振およびエネルギーの放散に用いられる、テフロンコーティングの施されたステ ンレス鋼ベアリングも提案されている。しかしながら、このようなベアリングは 重力荷重に依拠しているので、階層間の各種用途に供せられる強化制振器として 適用することはできない。 Popovらは、銅で裏打ちされ、カップ座金を搭載し、長いスロットが設けられ た摩擦制振型構造接続体を提案している。Popovらの制振器は、構造物の振動を 減衰させることに関しては有効な解決策を提供しているとは思われるものの、こ の制振器は補助制振器ではなく、装置でもなく、構造物の一部として一体的に建 造されるべきものなのである。 制振器を新しい建築物の中に一体化するにはかなり高額の費用がかかるので、 現存の建築物および構造物内に改装用に取り込める補助制振器が強く要望されて いる。実際、今日の米国では、改装時の用途に供せられる補助振動減衰器に対す る需要は、新しい建築物に用いられる制振器に対する需要の10倍を超えている と推定されている。 また、典型的な摩擦装置のヒステリシスループは矩形である。しかしながら、 ある種の防振用途では、三角形および楕円形の形状を呈するヒステリシスループ のほうがふさわしいことがある。矩形のヒステリシスを有する装置では、横方向 の力は、ゼロおよび支持体の最大変位点(maximum support displacement)に おいて同じように高くなる。一方、楕円形のヒステリシスを有する装置の場合は 、最大変位点において横方向の力はゼロである。これは、多くの防振用途では理 想的なことである。しかしながら、互いに異なる用途では、それぞれに最適のヒ ステリシスループの形状をあつらえ、設計できることが望ましい。 したがって、従来技術の上述した各種欠点を克服することができる振動減衰器 の設計、および、そのような制振器を多種多様の用途で設置して用いるための方 法および装置が必要とされている。発明の要旨 本発明は、従来技術の欠点の多くを克服することができる振動減衰装置を提供 する。特に、本発明の振動減衰器は、好ましい実施形態では、一連のカラーメカ ニズムを通って延びている中空のスチールパイプを備えている。これらのカラー メカニズムはそれぞれ、スチールパイプの周縁を所定の力で把持する形状に構成 されている。これらカラーはそれぞれ、支持対象である構造物に取り付けられ、 パイプはその構造物を支持する基礎に取り付けられる。例えば外部から加えられ た地震活動によって構造物が基礎に対して運動するときには、各カラーとパイプ との間の摩擦力は、所定の閾値における地震力により超えられるものとして計算 される。それによって、パイプとカラーとの間で相対的な滑動が可能になる。 本発明の別の実施形態においては、振動制動器を多種多様に構成することによ って、それを各種状況・用途(例えば、梁/柱間の建築物用の継手、ケーブルを 搭載した建築物制振システムなど)で用いることを可能にしている。 本発明の別の局面においては、パイプと摩擦係合するように、カラーインサー トをカラーの中に用いることができる。ここで、パイプおよびインサートの材料 は、静摩擦係数と動摩擦係数との望ましい組み合わせが実現できるように選択さ れる。また、カラーがパイプを把持する際の張力を調整することによって、およ び/または、カラーと滑動相互作用する領域におけるパイプの直径をその長手方 向に沿って変化させることによって、実質的にどのようなヒステリシス応答ルー プでも、望みのものを生成することが可能になる。 本発明の別の局面においては、本発明の振動制動器を実質的にどのような方向 にでも載置できるように、また、この振動制動器に用いられているパイプ上の曲 げ運動を最小化または低減しつつ、エネルギーを減衰させることができる設計と するために、軸旋回および/または自在継手を用いることができる。また、この 振動制動器は、地震活動や風などによって非常に振幅の大きい構造物の運動が発 生してもそれに対応するのに十分なストローク(stroke)を示すのに適した設計 とすることもできる。 本発明のさらに別の局面においては、本発明の振動制動器の各種パラメータの うち1つ以上を調整することによって、三角形、楕円形、矩形、それらの中間、 また、望みとあればその他のどのような混成形のヒステリシスループでも実現す ることができる。 本発明のさらに別の局面においては、振動制動器の各摩擦素子(特にパイプと 係合するカラーライナ)の現場検査および取り替えを迅速かつ容易に実行するこ とができる。 本発明の別の局面においては、本発明の制動器の摩擦特性、熱放散特性、およ び雑音特性の度合を制御するために、湿式潤滑剤または乾燥潤滑剤を用いること ができる。図面の簡単な説明 以下に、本発明を添付の図面を併せて参照しながら説明する。なお、図面にお いて、同一の番号は同一の要素を示している。 図1は、本発明の第1の実施形態による、カラーアセンブリと係合したパイプ の側面図である。 図1Aは、パイプ、カラーおよびインサートアセンブリの、図1の線1Aによ る部分断面図である。 図2は、図1に示す振動制動アセンブリの側面図である。 図3は、カラーおよびそれに付属するインサートの一例を示す分解図である。 図4は、カラーおよびインサートの別の実施形態による一例であり、それらに 一体化された潤滑システムを示す図である。 図5は、ピボットアセンブリの一例を示す正面図であり、パイプの端部に溶接 されるピボットプレートを示す図である。 図5Aは、図5の線5Aによる断面図である。 図6は、ある実施例による振動制動器を、梁と柱とをつなぐ状況に適用する例 を示す、改良されたシェブロンブレース構成である。 図7は、梁と柱をつなぐ状況における、別の実施形態によるシェブロンブレー ス構成である。 図8Aおよび図8Bは、自在継手パイプの端部の構成例を図示している。 図9は、本発明の別の実施形態における別の載置構成を示す、図10の線IX−IX による断面図である。 図10は、図9に示すパイプおよびカラーによる振動制動構成の側面図である。 図11は、別の自在継手の終端を図示している。 図11Aは、自在継手の一部を示す、図11の線11Aによる断面図である。 図12Aは、本発明の振動制動器におけるケーブル作動式制振器を高層建築物に 適用するときの模式図である。 図12Bは、本発明の振動制動器を土台の防振に適用するときの模式図である。 図12Cは、図12Bにおける防振ピットのクローズアップ図である。 図12Dは、本発明の振動制動器におけるケーブル作動式制振器を低層建築物に 適用するときの模式図である。 図13A〜図13Cは、本発明の関連分野において有用であるヒステリシスループ のいくつかの選択肢を示すグラフである。 図13D〜図13Fは、それぞれ図13A〜図13Cに対応するパイプ外径形状のいく つかの選択肢を図示している。 図13G〜図13Iは、それぞれ図13D〜図13Fに対応する断面図である。 図14Aは、本発明の別の実施形態における振動制動アセンブリの一例による遠 鏡型構成を、その標準位置において示す平面図である。 図14Bおよび図14Cは、図14Aに示す望遠鏡型構成が、最も伸張された位置に あるときと、最も縮小された位置にあるときとをそれぞれ示している。 図14Dは、図14Aに示す望遠鏡型構成において用いられるボールヘッドの一例 を示すクローズアップ図である。 図14Eおよび図14Fは、図14Aに示すエンドキャップの正面図および平面図で ある。 図14Gは、ボールヘッド搭載装置の、図14Aの線14Gによる断面図である。 図14Hは、カラー/パイプ界面の、図14Aの線14Hによる断面図である。 図14Iは、望遠鏡型外部および内部パイプの、図14Aの線14Iによる断面図で ある。 図15Aは、床、天井およびその他に載置する用途に供するように構成された本 発明の振動制動器の別の実施形態である。 図15Bは、特に筋かい用に有用である本発明の振動制動器の別の構成である。 図15Cは、土台の防振用に有用であるデュアル振動制動器構成である。 図16Aは、パイプ載置構成の、図16Cの線16Aによる正面断面図である。 図16Bは、図16Aに示す別の振動制動アセンブリの詳細図である。 図16Cは、図16Bに示す振動制動アセンブリの側面図である。 図17Aは、本発明のさらに別の実施形態において、スチールパイプの代わりに 用いられるスチールロッド付きシェブロンケーブル作動式振動制動器の部分図で ある。 図17Bは、図17Aに示すケーブルアンカリングアセンブリの端面図である。 図17Cは、プーリーアセンブリの、図17Aの線c−cによる断面図である。好ましい実施形態の詳細な説明 さて図1〜図3を参照すると、本実施例による振動制動アセンブリ100は、好 ましくは、複数の個別のブロック(カラー)2を通って延びる形状に構成されて いる細長い円形のパイプ1を備えている。これらのカラーのそれぞれは、好まし くは、(それそれが半円形のへこみ16をその中に規定している)一対をなす第1 および第2のはめあわせ部品と、パイプ1とブロック2との間の、パイプ1の周 縁に配置されるインサートセグメント(ライナ)3と、を備えている。 本発明のある局面によれば、望みの性能特性次第では、ブロック2は単一のブ ロックを有することもあるし、複数の個別のブロックを有することもある。例え ば、ある種の用途においては、単一の細長いブロックを用いることができる。一 例としては、ブロックがパイプを「締め付ける」張力の制御に油圧式メカニズム 、電子的メカニズムあるいは空気式メカニズムを用いることができる場合が挙げ られる。図2に示す好ましい実施形態においては、ブロック2は、好ましくは、 互いに隣接するように配置された複数の同様のブロックを含んでいる。2つのブ ロックハーフがパイプに対して押さえつけられるときの張力に関わる、ブロック (またはライナ)とパイプとの間の摩擦係数のみならず、ブロックの個数や、ブ ロック(またはライナ)とパイプとの間の接触面の表面積を調整することによっ て、所望の集合(aggregate)摩擦力をパイプに対して及ぼすことができる。少 数の(例えば1つの)ブロックを用いる場合に比べて、多数のブロックを用いる と、その他にもいくつかの効果が得られる。例えば、熱放散が可能であることや 、摩擦界面から材料を効果的に取り除くことができることが挙げられる。この材 料は、摩擦係合中にパイプの外部表面またはカラー(つまりライナ)の内部表面 のいずれかから払い落とすか、さもなくば取り出すことができる。この残骸をシ ステムから除去することによって、摩擦界面における摩擦スパイク(frictional spike)を減らしたり、なくしたりすることができる。 ライナ3は、好ましくは、テフロン、デルリンブラック(Derlin Black)、テ フロンコーティングを施している(または施していない)硬化真鍮、黒鉛/青銅 マトリックス、あるいは、所望の摩擦および強度特性を実現するのに好都合であ るその他の材料から構成されうる。実際に、もし望みとあれば、パイプ1と直接 接触するブロック2の材料特性を利用し、ライナ3を完全になしですませること も可能である。とはいうものの、ライナ3を用いて摩擦面の機械的特性の慎重な 制御を可能とすることによって、カラー2の残りの部分を、その摩擦特性を考慮 することなく適切などのような材料からも構成できるようにするほうが、より経 済的ではある。 複数のブロック2がパイプ1と係合することを可能にする把持力は、本発明の 第1の実施形態においては、好ましくは、ヘッドまたはナット8を有するボルト 10と、その反対側の締め付けナット6と、カップ型座金9と、張力表示座金7と の組み合わせにより制御される。 より詳細には、座金9は、与えられた張力を維持できる座金であれば、どのよ うな適切な座金も用いることができる。例えば、ベルビル座金(Belleville was her)、コイルスプリング、ばね座金などが挙げられる。このことは、ハイサイ クルの用途の場合は特に重要である。そのような用途においては、パイプ1の表 面および複数のライナ3の各表面の一方または両方から材料を除去することがで きるように、パイプ1がライナ3と何度も滑動係合することが予想されるからで ある。材料がシステムから除去され放出される際に、もしカップ型座金9あるい はそれに相当する摩擦素子がなければ、ブロックがパイプ1を把持するときの張 力はそれに応じて低下することになってしまう。 張力表示座金7は、ボルト10に与えられる張力のレベルの表示をするのに好都 合な装置であればどのようなものでもよい。例えば、表示座金7は、あらかじめ 穿たれた一連のディボットまたはディンプルを含みうる。これらのディンプルは 、所定量の張力がボルトシステムに与えられるとつぶれるように設計されている 。そうすれば、ディンプルがつぶれることによって、閾値張力を視覚的に表示す ることができる。 図1および図2に示す実施形態においては、振動制動アセンブリ100は、好ま しくは、図1にその断面を示しているチャネル部材4に取り付けられる。望みと あれば、チャネル部材4は、適切な補強板13を用いて補強することもできる。チ ャネル4は、好ましくは、例えばアンカーボルトホール14を通って延びている複 数のボルト止めアセンブリ12を用いて、基礎あるいはその他のデータム11に取り 付けられうる。振動制動アセンブリ100をこのように載置したときには、以下に より詳細に説明するように、パイプ1の一端または両端は、好ましくは、安定化 が求められている構造物に取り付けられうる。この点に関していえば、安定化が 求められている構造物と、その構造物がアンカーされるデータムとを用いるのは 、例示のためであることは理解されたい。つまり、振動制動アセンブリ100は、 2つの構造物の接点の間の相対運動を制御する(例えば減衰させる)ためのもの である。したがって、パイプおよび把持ブロックは、実質的にすべての好ましい 手法によって、相対運動をしている構造物間に取り付けることができる。 ここで図3を一時的に参照すると、ブロック2を有する各ハーフは、好ましく は、ライナ3をその中に適切に配置することができるアーチ状のへこみ16と、 ボルト10が受けられるボルトホール17とを備えている。この図では、ライナ3は 、圧縮を容易にするための単一のスロット15を有するものとして示されているが 、ライナ3は適切などのような形状も呈しうることは理解されたい。つまり、ラ イナは多数のスロットを有していても、スロットを全く有していなくてもよい。 また、スロット15は必ずしも軸方向に延びている必要はなく、カラー2によって ライナに及ぼされる力のもとで、ライナ3がパイプをしっかりと把持することを 可能にする形状であれば、望みのどのような形状をも呈しうる。さらに、へこみ 16は、好ましくは、パイプのブロックに対する滑動摩擦係合時において、パイプ 1がブロックを通って押されるときに、ライナ3を効果的に固定することを可能 にするショルダー16Aを備えている。 さて図4を参照すると、ブロック2は、好ましくはスプリング式であるダッシ ュポット20がグリースをへこみ16の中に供給するためのグリースパス19を設ける ことによって、潤滑物質を用いる用途にも対応するように好ましくは構成されう る。ダッシュポット20は特性的にシリンジに類似したはたらきをする。また、好 ましくは、装置の寿命を有効に活用するために十分な量の潤滑剤があらかじめ与 えられている。あるいは、プラグ20を現場で交換し、適切な量の潤滑剤が確実に 供給されるようにしてもよい。 図4をさらに参照すると、潤滑剤はホール19を通してブロック2の中に入り、 ライナ3の対応するホール19aの中に浸透する。すると、潤滑剤はライナ3の内 部表面上の通路18を通って押し出される。望みとあれば、例えばへこみ付きのボ ルトを用いてライナ3をブロック2に固定し、それによってブロック2の複数の ホール19とライナ3の複数のホール19aとを確実に位置合わせ(位置決め)して もよい。 さて図5を参照すると、ボルトホール22を有するヒンジプレート21は、適切な 溶接23によってパイプ1の一端または両端に取り付けられうる。図5A−Aから 最も明らかなように、パイプ1には、溶接以前にこのパイプがヒンジプレート21 を受けることができるように、適切なスロットを設けることができる。好ましい 実施形態においては、好ましくは、ホール22のセンターラインは、パイプ1の軸 方向のセンターライン1aと一致している。 さて図6および図7を参照すると、例えばモーメント抵抗性(moment resiste nt)建築物のフレーム30などの梁/柱間の建築物構成に用いる状況においては 、振動制動アセンブリ100は、好ましくは梁11に載置されうる。特に図6を参照 すると、振動制動アセンブリ100は、好ましくは、チャネル部材4によって梁11 に直接取り付けられる。図6に示す実施形態においては、好ましくは、シェブロ ンブレースアセンブリ40が、アセンブリ100から延びているパイプ1の両端に取 り付けられた各ヒンジプレート21に接続されている。ここで、複数のピボットプ レート21は、それぞれシェブロンフレーム40に対して軸を中心に回転可能に取り 付けられている。地震活動や風などに応じてフレーム30が運動するときにシェブ ロンブレース40によってパイプ1に与えられる曲げモーメントを低減することを 目的として、好ましくは、シェブロン40が振動制動器100に与える負荷をより直 線的に分布させるために、サブフレーム50が用いられる。 より詳細には、サブフレーミングアセンブリ50は、好ましくは、複数のブレー ス50bを有するクロスバー50aを備えている。これらのブレース50bは、バーお よび複数のヒンジ21に対して軸を中心に回転可能に取り付けられている。 シェブロン構成例の別の実施形態は、図7に示されている。ここで、シェブロ ンブレース40は、好ましくは、制動アセンブリ100に剛性を有するように取り付 けられているブラケット704に直接取り付けられる。図7に示す実施形態におい ては、パイプ1上の曲げモーメントを低減するために、シェブロンブレース40を 有する複数の脚部は、好ましくは、ブラケット704に対して(軸を中心に回転可 能な状態とは逆に)剛性を有するように取り付けられる。また、図7に示す実施 形態においては、振動制動アセンブリ100は、梁11には直接取り付けられておら ず、好ましくは、複数の延長部705が梁11に対して剛性を有するように取り付け られている。ここで、複数のヒンジ21は複数のブラケット705に対して剛性を有 するように(または、軸を中心に回転可能に)取り付けられている。図7に示す 実施形態においてパイプ1に与えられる曲げモーメントは、構造物30に対する所 与の横方向の力についていうと、確かに図6に示す構成での曲げモーメントを上 回ることもあるが、図7に示す実施形態のほうが複雑ではなく、 また、設置に要する費用も安くすむ。いずれの実施形態においても、与えられた 横方向のエネルギーのうちかなりの量のエネルギーが、振動制動器100によって 吸収されうる。その結果、梁11と複数の柱608(図6)との間のそれぞれの継手 、および梁11と複数の柱708(図7)との間のそれぞれの継手によって吸収され るエネルギーの量はこれに応じて小さくなる。 より詳細には、横方向の力がフレーム30に与えられると、フレーム30を有して いる梁と柱との間の各継手には応力が及ぼされる。制動器を備えているブロック 2とパイプ1との間の静摩擦係数および動摩擦係数がそれぞれ適正であるように 制動器100を正しく構成することによって、制動器100は、数多くの用途において 、フレーム30の継手が過度の歪みを被ることを防止することができる。 さらに図6および図7を参照すると、外部からの横方向の力がフレーム30に与 えられたとき、シェブロンブレース40は、与えられたエネルギーの一部を振動制 動器100に伝達する。詳しくいうと、図6に示す実施形態においては、この力を パイプ1に伝達し、図7に示す実施形態においては、複数のブロック2に伝達す る。いずれの場合でも、制動器100は、自らに与えられている力の量が、ブロッ ク2をパイプ1に静的に係合させている力を超えるまでは、本質的に剛性の部材 として作用する。いったんこの閾値の力を超えると(すなわち、いったんパイプ 1とブロック2との間の静摩擦係数よりも大きくなってしまうと)、制動アセン ブリ100は剛性の部材としては作用しなくなり、また、パイプ1は、このパイプ と単数または複数のブロックとの間の動摩擦係数の関数である抵抗を伴ってブロ ック2の中を滑動する。このようにして、制動器100に与えられたエネルギーの 多くは、(カラー(またはライナ3)および/またはパイプ1の内部表面から材 料が除去されている限りにおいては)特に雑音、熱エネルギーおよび/または機 械的エネルギーとして放散させることができる。以前に簡単に述べたように、ブ ロック2とパイプ1との間の界面を湿式潤滑剤あるいは乾燥潤滑剤のいずれかで 潤滑にしている限りにおいて、雑音を減らすことができる。また、望みとあれば 、パイプ/ブロック界面における摩擦係数を小さくすることもできる。パイプ1 がブロック2に対して運動し始めた後、いったんそれらの間の静摩擦係合よりも 与えられた横方向の力のほうが大きくなると、建築物フレーム30の作 用によって、制振器100は実質的にその標準状態またはその近傍に復元される。 ここで図8Aおよび図8Bを参照して、制振器アセンブリ100に付属して用い られる自在継手アセンブリ70を以下に説明する。この点に関しては、制動器100 が典型的には以下に示す2つまたは3つの点において(固定された状態または軸 を中心に回転可能な状態で)取り付けられることを理解されたい。すなわち、( 1)ブロック2(より詳細には、それ自身がブロックの裏面に固定された状態で 取り付けられているハウジングまたはブラケット)と、そのブロックから延びて いるパイプの一端とに、(2)ブロックと、そのブロックを通って延びているパ イプの両端とに、および(3)ブロックの一方の側面から延びているパイプと、 そのブロックの他方の側面から延びているスリーブとに、取り付けられる。ここ で、スリーブはブロックに取り付けられており、また、このスリーブは、図14を 参照して後にもっと詳しく述べるように、パイプを望遠鏡式に受けることができ る形状に構成される。 また、以上に述べた接続部はどれも、特定の用途において望ましい場合には固 定された(動かない)接続部とすることもできるし、また、軸を中心に回転可能 な接続部とすることもできることも理解されたい。さらには、図8に図示されて いるような自在継手に設けられる場合などでは、軸回転可能な接続部はあらゆる 方向において軸回転自在であること、また、ある特定の用途において適切である 場合には、その軸回転の度合いは、ある角度、円弧形、円錐形、または次元に限 定されることがあることも理解されたい。 さらに図8を参照すると、第1の実施形態による自在継手70は、好ましくは、 何らかの適切なメカニズム(例えば溶接24)によってパイプ1に取り付けられて いる複数のフォークプレート25を備えている。また、複数のプレート25は、好ま しくは、例えばボルト26によってヒンジブロック27に対して軸を中心に回転可能 にボルト止めされている。ヒンジブロック27はどうかというと、例えばボルト28 によって複数のフォークプレート34に対して軸を中心に回転可能にボルト止めさ れている。複数のフォークプレート34は、好ましくは、例えばボルトホール36を 通って延びるボルト12によって構造物または載置面上に取り付けられる形状に構 成されているベースプレート29に取り付けられる。図8 に示す実施形態においては、パイプ1、ボルト26およびボルト28のそれぞれのセ ンターラインは、好ましくは、制振器がニュートラルの状態にあるときは直角に 交差している。 さてここで図9〜図11を参照して、制動アセンブリ100を自在継手に取り付け るための別の実施形態を以下に説明する。 特に図9を参照すると、制動アセンブリ100は、既に述べたようにパイプ1と 、ライナ3と、ブロック2とを備えている。また、これも前述したように、これ らはすべてボルトアセンブリ10を用いて互いに固定されている。しかしながら、 図9に示す実施形態においては、ブロックアセンブリ2は、好ましくは、複数の チャネルビーム31aおよび31bに取り付けられる。これらのビームはそれぞれ、 フランジ902を備えている。ここで図10を参照すると、パイプ1には、好ましく は、例えば溶接によってその端面に取り付けられたエンドプレート32が設けられ ている。エンドプレート32は変位リミッタとして作用し、図10に示されているよ うにエンドプレート32がブロック2の左端のエッジにおけるショルダー2sと接 触する時点において制動アセンブリ100に対する最大ストロークを規定する。図1 0に示すように、チャネル31aおよび31bのうち少なくとも1つは、図11を参照 して以下により詳細に説明するように、好ましくは、アセンブリを自在継手に容 易に取り付けることを可能にする長さだけ図10の左に向かって延びている。 さて図11を参照すると、フランジ902の一方または両方は、好ましくは、延長 プレート33に取り付けられている。この延長プレートは、好ましくは、ボルト26 によってヒンジブロック27に対して軸を中心に回転可能にボルト止めされている 。ヒンジブロック27は、図8を参照して既に詳しく説明したように、好ましくは 例えばボルト28によって、フォークプレート34に対して回転可能に取り付けられ ている。図11Aに示されているように、延長プレート33は、何らかの適切な手法 (例えば溶接24)によってチャネルプレート31に取り付けることができる。 さて図12を参照すると、制動器100の各種用途が図示されている。ここで一時 的に図12Aを参照すると、制動器100は、好ましくは、高層建築物あるいは その他の構造物200に取り付けることができる。ここで、ケーブル101は、構造物 の底部近傍とパイプ1の両端に取り付けられている。図示しているように、ケー ブル101は、好ましくは、複数のプーリー103を通っている。例えば図12の左から 右に向かって構造物200に対して与えられた横方向の力が、制動器100の設計上の 閾値を超えると、パイプ1はブロック2を通ってスライドし、それによって与え られたエネルギーの一部を吸収し、システムの振動を弱める。例えば図12Aに示 すケーブルを用いた用途においては、ケーブル101にあらかじめ応力を与えてお くことによって弾性変形の少なくとも一部を除去するのが望ましいことがある。 そうしない場合には、ケーブル101は、構造物200に横方向の力が与えられると、 その弾性変形をすべてこうむることになるからである。 さて図12Dを参照すると、ケーブル作動式システムの別の実施形態が図示され ている。ここでは、好ましくはパイプ1の両端とともに、点Gにおいて地面にも アンカーされているケーブル102は、プーリー103が支持している。図12Dに示す 構成は、構造物の内部において、構造物の改築または増築をおこなうことが面倒 であるか、さもなくば実用的ではないような状況には特に有効である。そのよう な状況においては、望みとあれば構造物の外部に制動アセンブリ100を取り付け るのが好ましいことがある。 次に図12Bおよび図12Cを参照すると、防振性建築物300には、好ましくは( 図14を参照して後に詳しく説明する)複数の望遠鏡型制振器600が補助として設 けられている。特に図12Bを参照すると、複数の制振器600は、好ましくは、建 築物300と保持壁500との間に接続されている。その結果、これらの制振器は、構 造物300と防振用の周辺の壁500との間の防振用の空間501を橋わたししている。 図示されているように、制振器600は望みとあれば(制振器612のように)直交す る向きに配置としてもよいし、また(制振器614のように)斜めに交差する向き に配置してもよい。図12Bに最も明瞭に示されているように、直交配置された制 振器612は並進運動を減衰させ、また、制振器614は構造物300のねじれ運動また は回転運動を効果的に減衰させる。 図12Cは建築物300の部分断面を図示しており、保持壁500と構造物300との間 の防振用空間501に延びている制振器600を図示している。また、建築物 300は、好ましくは、複数の土台防振器700により支持されている。図12Bおよび 図12Cから明らかなように、図示しているように制振器600を用いると、壁500と 建築物300との間に必要な隙間の量を減らすことができる。その結果、防振動用 継手のコストを下げることができ、なおかつ防振用空間そのものを減らすことも 可能になる。 ここで図13を参照して、制振器が所望のヒステリシスループを示すように本発 明の振動制動器を用いるときのそれぞれの実施形態の間の関係を以下に説明する 。 特に図13Aを参照すると、三角形の振動ヒステリシスループが示されている。 ここで、横軸(つまり「x」軸)は変位に対応しており、縦軸(つまり「y」軸 )は、振動制動器によって振動が弱められる構造物システムに適用する状況にお いてその変位を発生させるのに必要な力に対応している。図から明らかなように 、図13Aでは力は変位に対してほぼ直線状である。 次に図13Bを参照すると、楕円形のヒステリシスループが示されている。ここ では、同じ量の変位を発生させるのに必要な力は(特に変位の限界においては) 小さくなる。 次に図13Cを参照すると、より従来型に近い矩形のヒステリシスループが示さ れている。本発明のある局面においては、一定の直径を有するパイプ1(図13F および図13Iを参照のこと)を振動制動器100に対して用いると、図13Cに示す タイプの矩形ヒステリシスループを発生するように構成されうると予想される。 他方で、もしその他のヒステリシス特性が望ましいのなら、以下に詳しく説明す るように振動制動器100に関わる各種パラメータを操作してもよい。 次に図13Dおよび図13Gを参照すると、パイプ1を図13Dに示すように構成す ることによって、図13Aに示す応答に近似するヒステリシス応答を実現すること ができる。より詳細には、ロッドの直径は制振器の標準位置において最小とし、 ロッドの標準位置のいずれかの側の変位限界に向かって徐々に増大していくよう にするのが好ましい。直径のこのような変化は図面では説明のためにかなり誇張 されているが、実際の直径の変化はパイプの直径の1/100〜1/10,000のオーダー であり、特にパイプの直径の1/1,000の範囲であることは理解されたい。さ らに図13Dを参照すると、パイプ1がその標準位置からいずれかの方向に滑動す るときに、さらに滑動するとはたらく抵抗は、なかんずく、ロッドの直径がその 標準位置から完全変位位置へと増加していくそのレートの関数として増大するこ とがわかる。本発明のある局面においては、ロッドの直径の変化率は、ほぼ双曲 線関数に従っている。 次に図13eを参照すると、図13Bに示されている実質的に楕円形のヒステリシ ス性能特性を生じさせるに当たって、本明細書で説明している適当な形状の振動 制動器に付属して用いることができる、直径の変化するロッドが示されている。 本発明のある局面においては、図13eに示されている直径の変化はほぼ放物曲線 関数に従っているが、与えられた力に対して、制振器の実質的にすべての所望の 出力応答を実現するためには、適切な輪郭であれば何でも用いることができる。 さらに図13eを参照すると、把持ブロックによってロッドに与えられるスプリン グ力が本質的に一定である場合、滑り抵抗の大きさは、ロッドがその標準位置か らいずれかの方向に移動するにつれて低下することがわかる。 本発明のさらに別の局面においては、図13D〜図13Fに反映されているロッド の形状を変化させることに加えて(または変化させる代わりに)、振動制動器10 0に関わるその他の各種パラメータを操作することによって、図13A〜図13Cに 示されているループを含む(がそれに限定はされない)各種ヒステリシスループ およびその他の性能特性を実現することができる。例えば、図1をここで再び一 時的に参照すると、ロッドが把持ブロックに対して静的に係合している間、およ びロッドが把持ブロックに対して動的に(つまり滑動して)係合している間のい ずれかまたは両方の間に、把持ブロックがロッドと係合する力を動的に制御する ことが望ましいことがある。この点に関して、制御可能な量の力を把持ブロック に対して及ぼすことができる座金(またはスプリング)9を用いることによって 、ロッド1と把持ブロック2との間の滑動に対する抵抗を動的に制御するのが望 ましいことがある。例えば、図1に示すボルトアセンブリと連係して(またはそ れに代わって)電気コイル、ソレノイド、加速度計、あるいはその他の適切な電 気的、機械的または化学的装置を用いることによって、望みとあれば把持ブロッ クがロッドに及ぼす力を制御可能に変化させることができる。また、把持ブロ ックに対するロッドの位置、把持ブロックに対するロッドの速度、ならびにロッ ドおよび把持ブロックの一方または両方の加速度を含む1つ以上のパラメータの 関数として、この力を制御可能な方法で変化させるのが望ましいこともある。実 際、以前に簡単に説明したように、1つ以上の把持ブロックを一体型ハウジング 内に構成するのが望ましいこともある。その場合、把持ブロック(またはそのラ イナ)がロッドに与える力を変化させるために、油圧式または空気式メカニズム を容易に使用することができるようになる。 次に図14を参照する。図14Aは、ニュートラル(例えば標準)位置にある望遠 鏡型振動制動アセンブリ800を図示している。より詳細には、アセンブリ800は、 特に図1および図2を参照して既に説明したように、把持ブロック2により把持 される形状に構成されているパイプまたはロッド1を好ましくは備えている。ま た、継手ブロック53が、例えばロッド1の軸に平行に延びている1つ以上のボル ト52によって、ブロック2に好ましくは取り付けられている。パイプ1が(図14 Aに示すように)ブロック2を通って下向きに延び、かつロッド1がスリーブ41 内に望遠鏡式に受けられるように、継手ブロック53は、好ましくは、例えば溶接 (例えば周辺溶接)によってスリーブ41に取り付けられる。図14Iから最も明ら かなように、スリーブ41は好ましくは、パイプ1の、スリーブ41内に受け取られ る部分と同心円状(例えば同軸状)であり、その部分に外接している。この部分 の長さは、アセンブリ800がその標準位置(図14A)から伸張される(図14Bを 参照のこと)か、縮小される(図14Cを参照のこと)かによって変化する。いず れにせよ、アセンブリ800の動作中ブロック2はパイプ1に摩擦係合するが、図 示する実施形態においては、ブロック2はスリーブ41には摩擦係合せず、スリー ブ41は、好ましくは、継手ブロック53によってブロック2に剛性を有するように 「取り付けられる」。 さらに図14Aを参照すると、ロッド1は、好ましくは、構造物に取り付けられ る形状に構成されている「自在」ヘッド56を有するボールヘッド43をその終端に 有している。以前に簡単に説明したように、アセンブリ800は自在継手タイプの 軸継手(つまりボールヘッド43)を有するものとして図示されているが、ロッド 1の遠位端802は、望みに応じてどのように(例えば固定して)取 り付けることもできること、つまり、全自由度よりも小さい範囲での運動を可能 にするように取り付けることができることは、理解されたい。 図14をさらに参照すると、スリーブ41内に受けられたロッド1の端部は、好ま しくは、例えば図14Eの正面図および図14Fの平面図に示されているようなエン ドプラグ42を終端に有することができる。エンドプラグ42は、好ましくは、図14 Bおよび図14Cにそれぞれ示す伸張位置および縮小位置の一方または両方におい て、変位リミッタとして作用する。 より詳細には、エンドプラグ42は継手ブロック53と接触する形状に構成するこ とができる。それによって、アセンブリ800が完全縮小位置(図14Bを参照のこ と)にある時には、アセンブリ800がそれ以上伸張することを防止することがで きる。また、エンドプラグ42は、アセンブリ800が完全縮小位置(図14Cを参照 のこと)にある時には、アセンブリ800の他方の端部においてボールヘッド43と 接触することによって、変位リミッタとして作用することができる。 ここで図14Gおよび図14Hを一時的に参照すると、ボールヘッド43のボール56 を受けるための自在継手1401は、例えば溶接や複数のボルト46を用いて複数のは めあわせベースプレート44が互いに固定されている時に、ボールハウジング55内 にヘッド43を収容する形状に構成されている複数のはめあわせベースプレート44 を好ましくは備えている。 図14Aをさらに参照すると、単一のスロット54または、互いに180度対向する 位置に配置された一対のスロット54を、継手ブロック53がスリーブの端部と係合 する箇所近傍の、スリーブ41を有する環の一部に沿って軸方向に延びるように設 けるのが望ましいことがある。こうすれば、スリーブ41の端部がわずかに圧縮さ れることによって、継手ブロック53の取付が容易になる。 次に図15を参照すると、制動器100の別の各種実施形態が図示されている。特 に図15Aを参照すると、制動アセンブリ100は、制動器100を床や天井などに載置 するのに特に有用であるチャネルブラケット61に取り付けられるものとして図示 されている。 次に図15Bを参照すると、アセンブリ800は、図6および図7に示されてい るシェブロン載置構成を用いる状況において特に有用であるように改良されたか たちで示されている。 次に図15Cを参照すると、振動制動器100の変形例が、振動防止・減衰用に改 良されたかたちで示されている。各プレート63は、好ましくは、複数のアセンブ リそれぞれのブロック2に取り付けられる。また、各プレート63は、短い望遠鏡 型のパイプアセンブリ62に取り付けられて(例えば溶接されて)いる。このよう にして、構造物の振動は、複数の方向において、補助的に弱められる。図15Cに 示されているデュアルアセンブリ900のさらに別の局面においては、もし、例え はアセンブリ900を含む2つの制動アセンブリの間に配置されるラバーあるいは その他のベアリングを用いて、土台防振器の隆起と圧縮ひずみとを適正に制限す ることができるのなら、望遠鏡型パイプ62をなくすこともできる。 次に図16を参照すると、中でも図6に示されているシェブロン構成に有用であ るように改良されうる制動アセンブリは、好ましくは、制動アセンブリ666を備 えている。ここで、スチールロッド71は、第1のブロック75と第2のブロック76 との間に摩擦把持されている。また、これらのブロック75および76は、複数のボ ルト止めアセンブリ99によって互いに締め付けられる。 より詳細には、図16A〜図16Cを参照すれば、ボルトアセンブリ99は、好ましく は、ナット82によって互いに保持される、座ぐりヘッド668を有するボルト83と 、カップ型座金81と、張力表示座金78と、平坦な座金79とを備えている。 図16A〜図16Cをさらに参照すると、パイプ71は、好ましくは、例えば溶接23 によってフランジ72に溶接される。フランジ72は、好ましくは、ベースプレート 73に取り付けられる。このプレートは、建築物あるいはその他の構造物74に対し てボルト止めあるいはその他の方法により取り付けられうる。 シェブロンブレースの第1の脚部86は、好ましくは、シェブロンヘッド85に取 り付けられる。シェブロンヘッド85は、好ましくは、ベースプレート84にボルト 止めされる。ベースプレート84は、好ましくは例えばボルト83によってブロック 76に取り付けられる。このようにして、ブロックアセンブリは、シェブロンベー スプレート84およびシェブロンヘッド85とともに、ロッド71 に対して運動する。一方、ロッド71は、フランジ72および載置プレート73を介し て構造物74に固定されて取り付けられたままである。(単一のブロックではなく )複数のブロック75を用いる場合には、それらのブロックは好ましくは、適切な 何らかのメカニズム(例えば、1つ以上のボルト77を用いて互いにボルト止めす ること)によって互いに取り付けられうる。図16Bおよび図16Cに図示されてい るアセンブリは、好ましくは、機能的な振動減衰・制動器を形成するように改良 されうるが、図16Cに示す構造は、さらに力の均衡のとれたシステムをつくるた めに、好ましくは対称線999のもう一方の側にも複製される。 次に図17A〜図17Cを参照すると、ケーブル作動式制振アセンブリが図示され ている。一例としてここでは、シェブロン構成用に改良されたアセンブリが示さ れている。 特に図17Aを参照すると、ケーブル作動式制動アセンブリ777は、好ましくは 、例えば溶接23によって取り付けられた適切なエンドキャップ91を有するロッド 71を備えている。フックアセンブリ92は、好ましくはエンドキャップ91に溶接さ れている。このフックアセンブリは、ケーブル93の一端を受ける形状に構成され ている。ロッド71は、1つ以上の把持ブロック76により把持される。これらのブ ロックは、例えば複数のボルトアセンブリ99により及ぼされる力を通してロッド 71と摩擦係合している。 ブロック76は、好ましくは、ベースプレート84を介して構造物に取り付けられ ている。ベースプレート84は、好ましくは、何らかの適切な方法(例えばボルト ホール14を通って延びる複数のボルト)によって建築物あるいはその他の構造物 に取り付けられる。 図17に示す制振アセンブリ777を適用する際に、例えば図17Aに示すシェブロ ン構成において、ロッドの軸方向に加わる力以外の力がロッド71に加わるときに は、ロッドにおける曲げ運動を低減するために、補助的な支持をロッド71に設け るのが望ましいことがある。このことを目的として、好ましくは複数のサイドプ レート87がベースプレート84に取り付けられているプーリーアセンブリ98を用い ることができる。プーリー89は、例えばボルト88を介して複数のプレート87に回 転可能に設置されている。この点に関して、下向きの力がプー リー89に与えられている限りにおいて、つまり、下向きのベクトル成分がサイド プレート87を通してベースプレート84に伝達されている限りにおいて、図17Aに 示されているプーリー89の回転軸の上方に直接配置されたボルトホール14を通し て、少なくとも1つのアンカーボルトを配置するのが望ましいことがある。 以上に説明した本発明の振動制動器の各種構成および実施形態により、従来の 技術による制振器よりも優れた数多くの効果が得られる。例えば、ロッドとブロ ックとの間のすべり運動に対する抵抗度は(例えばロッドのブロックに対する相 対的位置やその他多くの要素を含む)多数のパラメータに応じて制御可能である 。これにより、本発明の振動制動器を数多くの用途で用いることが可能になる。 さらには、滑動する部材同士の間に最適な静摩擦係数および動摩擦係数を実現す るために、摩擦面上において用いられる各材料を選択する、および/または選択 的に潤滑化することもできる。 より詳細には、静摩擦係数が、動摩擦係数よりも大きい5%の範囲にあること が望ましい防風時の用途においては、制動器を取り替えなくても、これらの摩擦 係数は現場で制御することができるし、変更することもできる。例えば、各種潤 滑剤を用いることによって、摩擦係数は大幅に変更することができる。さらには 、本発明の制動アセンブリの構成によって、各種構成要素(特に裏打ち材3)の 検査および/または取り替えが可能になる。その結果、これらのアセンブリを建 築物あるいはその他の構造物に設置する場合でも、最適な性能を実現することが できる。 本発明に関しては、実質的にすべての適切な材料をブロック、ライナおよびロ ッドあるいはパイプに対して用いることが可能であるが、好ましい実施形態にお いては、裏打ち用の材料は、その裏打ち用材料の摩擦係数が低くなるように、パ イプよりも柔らかいのが望ましい。 さらに、各種シェブロンおよびその他のブレース構成を用い、特にケーブル作 動式制動アセンブリを用いることによって、従来技術によるシステムではこれま で実現不可能であった多種多様の用途に本発明の振動制動器を適用することが可 能になる。例えば、ほんの数インチの幅しかない壁、または仕切り壁の間での階 層間の用途の場合、ケーブル作動式の、薄いブラケットを載置したアセンブリを 設置することができる。 本願明細書で説明した各種構成による振動制動器は、いずれも容易に設置する ことができるので、現存の建築物を(あるいは地震によって損害を被った建築物 でさえも)改装するだけの十分な動機づけが得られることになる。特に、以前の 地震活動の結果、継手に損害を被ったことがある梁/柱間の建築物用フレームア センブリの場合、本発明の振動制動器によれば改装が可能になる。また、多くの 用途では、このような建築物は、損害を被ったり亀裂が入ったりした梁/柱継手 を修理しなくても改装することができる。 以上に本発明を主として添付の図面に図示されている状況において説明したが 、本発明の範囲はそのような状況に限定されるわけではない。本願明細書に記載 されている各部品および各材料の設計および配置には、添付の請求の範囲に述べ られている本発明の着想ならびに範囲を超えることなく、さまざまな変更、改変 、改良、ならびに置換をおこなうことが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 実現することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.建築物およびその他の構造物における第1および第2のデータムの間の相 対的運動を減衰させる振動制動アセンブリであって、 該第1のデータムに取り付けられた第1の端部を有する細長のパイプと、 該第2のデータムに取り付けられ、かつ該パイプを摩擦によって把持するよう に構成された把持ブロックと、 該把持ブロックを制御可能に圧縮することによって、該ブロックと該パイプと の間の界面に所定の大きさの摩擦力を生成するボルトアセンブリと、 を備えている、振動制動アセンブリ。 2.閾値レベル未満である、与えられた横方向の応力に対して前記制動アセン ブリが剛性の部材として作用するように、前記パイプと、前記把持ブロックと、 前記ボルトアセンブリとが構成されており、かつ、該制動アセンブリが、該閾値 レベルを超える、与えられた横方向の応力に対して弾性変形部材をシミュレート する、請求項1に記載の制動アセンブリ。 3.所定のヒステリシスループ応答を生じさせるために、前記ロッドと前記把 持ブロックとの間の摩擦係合の度合を制御する手段をさらに備えている、請求項 1に記載の制動アセンブリ。 4.前記把持ブロックが第1および第2のブロックセグメントを備えており、 該ブロックセグメントがそれぞれ、実質的に半円形のへこみと、該セグメントを 通って延びているボルトホールと、を有しており、かつ前記ボルトアセンブリが 、該第1および第2のブロックセグメントにおける該ボルトホールのそれぞれを 通って延びている少なくとも2つのボルトを有していることによって、所定の力 によって該第1および第2のブロックセグメントを型締めし、前記把持ブロック と前記パイプとの間の前記摩擦係合を実現する、請求項1に記載の制動アセンブ リ。 5.前記パイプと、前記第1および第2のブロックセグメントのそれぞれとの 間に狭持されたライナであって、該パイプとの間の摩擦界面を規定しているライ ナをさらに備えている、請求項4に記載の制動アセンブリ。 6.前記把持ブロックを通って延びており、前記パイプと該把持ブロックとの 間の前記摩擦界面に対して潤滑剤を供給するための潤滑路をさらに備えている、 請求項1に記載の制動アセンブリ。 7.前記潤滑剤が乾燥潤滑剤を含んでいる、請求項6に記載のアセンブリ。 8.前記潤滑剤が湿式潤滑剤を含んでいる、請求項6に記載の制動アセンブリ 。 9.前記潤滑剤がグラファイト粒子を含んでいる、請求項6に記載の制動アセ ンブリ。 10.前記ボルトアセンブリが、前記パイプと前記把持ブロックとの間の摩擦 係合の度合を力学的に制御する手段を備えている、請求項1に記載の制動アセン ブリ。 11.前記制御手段がカップ型座金を備えている、請求項10に記載の制動ア センブリ。 12.前記制御手段がコイルを備えており、前記パイプと前記把持ブロックと の間の摩擦係合の度合が、前記ボルトアセンブリに供給される電流の大きさの関 数として制御可能である、請求項10に記載の制動アセンブリ。 13.前記把持ブロックが、同様に構成された複数のブロックであって、それ ぞれが共通のベースプレートに取り付けられている複数のブロックを備えている 、請求項1に記載の制動アセンブリ。 14.前記第1および第2のデータムの少なくとも1つが自在継手を備えてい る、請求項1に記載の制動アセンブリ。 15.前記パイプおよび前記把持ブロックに載置されたケーブルであって、前 記建築物に連結された基礎にも載置されているケーブルをさらに備えている、請 求項1に記載の制動アセンブリ。 16.梁/柱間の建築物フレームにおける振動力を減衰させるのに有用である 振動制動器であって、 梁に取り付けられた遠位端を有するパイプと、 柱に取り付けられた遠位端を有するスリーブであって、該パイプと実質的に同 軸であり、かつ少なくとも該パイプの近位端をその中に受けるように構成された スリーブと、 該スリーブの該近位端に剛性を有するように取り付けられたブロックであって 、第1の振幅未満である、与えられた振動力に対し該制動器が剛性体として作用 するように、所定の摩擦力によって該パイプと摩擦係合するように構成されてい るブロックと、を備えており、 該第1の振幅を超える、与えられた振動力に対しては、該パイプが該ブロック に対して滑動する、振動制動器。 17.前記パイプと前記ブロックとの間に狭持されたライナであって、該パイ プとの間の摩擦界面を規定しているライナをさらに備えている、請求項16に記 載の制動器。 18.前記ブロックを通って延びており、前記パイプと該ブロックとの間の前 記摩擦界面に潤滑剤を供給するための潤滑路をさらに備えている、請求項16に 記載の制動器。 19.ボルトアセンブリをさらに備えている制動器であって、該ボルトアセン ブリが、前記パイプと前記ブロックとの間の摩擦係合の度合を力学的に制御する 手段を備えている、請求項16に記載の制動器。 20.前記制御手段がコイルを有しており、前記パイプと前記ブロックとの間 の摩擦係合の度合が、前記ボルトアセンブリに供給される電流の大きさの関数と して制御可能である、請求項19に記載の制動器。
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