JPH105008A - 靴の中底の製造方法 - Google Patents
靴の中底の製造方法Info
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- JPH105008A JPH105008A JP8184048A JP18404896A JPH105008A JP H105008 A JPH105008 A JP H105008A JP 8184048 A JP8184048 A JP 8184048A JP 18404896 A JP18404896 A JP 18404896A JP H105008 A JPH105008 A JP H105008A
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Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 靴の中底の製造方法を簡略化しつつ工程中で
使用される接着剤のはみ出しを防止する方法を提供す
る。 【解決手段】 靴の中底の製造方法であって、a)該中
底の長さに対応した幅を有する帯状のベース・ボード
と、該中底の長さに対応した幅を有する、長手方向の一
辺において傾斜した断面形状を有する帯状のバッカー・
ボードとを用意するステップと、b)該ベース・ボード
に対して該バッカー・ボードを該長手方向の一辺が該ベ
ース・ボードの表面に接するようにかつ該バッカー・ボ
ードが該長手方向の一辺を軸として回動できるように取
付けるステップと、c)該バッカー・ボードと該ベース
・ボードとを重ね合わせて、該軸が該中底の形状を横切
ることとなるように、該中底の形状を切り出すステップ
と、そして、d)該バッカー・ボードと該ベース・ボー
ドとを接着するステップを含む方法。
使用される接着剤のはみ出しを防止する方法を提供す
る。 【解決手段】 靴の中底の製造方法であって、a)該中
底の長さに対応した幅を有する帯状のベース・ボード
と、該中底の長さに対応した幅を有する、長手方向の一
辺において傾斜した断面形状を有する帯状のバッカー・
ボードとを用意するステップと、b)該ベース・ボード
に対して該バッカー・ボードを該長手方向の一辺が該ベ
ース・ボードの表面に接するようにかつ該バッカー・ボ
ードが該長手方向の一辺を軸として回動できるように取
付けるステップと、c)該バッカー・ボードと該ベース
・ボードとを重ね合わせて、該軸が該中底の形状を横切
ることとなるように、該中底の形状を切り出すステップ
と、そして、d)該バッカー・ボードと該ベース・ボー
ドとを接着するステップを含む方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は靴の製造方法に関
し、より具体的には靴の中底の効率的な製造方法に関す
る。
し、より具体的には靴の中底の効率的な製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】靴の基本構造は、図1に示すように靴底
部1、胛部2そしてこれら靴底部1と胛部2を結合する
中底3、4の部位に分けることができる。
部1、胛部2そしてこれら靴底部1と胛部2を結合する
中底3、4の部位に分けることができる。
【0003】このうち、図2に示される中底3、4は、
靴を履いた場合、直接足をささえる部分であり、要求さ
れる物理的特性が多く、例えば歩行の際には趾の付け根
の踏みつけ部から通常「踏まず」と称されている足の裏
の彎曲部5を経て踵にかけて体重を支えながら、数十万
回の屈曲に耐えつつ、その形と弾性を保持することが要
求される。また、足への快適性を提供すること等を考慮
すると、中底3、4を構成する材料は、良好な通気性、
吸放湿性、耐水性、耐汗性及び耐屈曲性を有することが
必要である。
靴を履いた場合、直接足をささえる部分であり、要求さ
れる物理的特性が多く、例えば歩行の際には趾の付け根
の踏みつけ部から通常「踏まず」と称されている足の裏
の彎曲部5を経て踵にかけて体重を支えながら、数十万
回の屈曲に耐えつつ、その形と弾性を保持することが要
求される。また、足への快適性を提供すること等を考慮
すると、中底3、4を構成する材料は、良好な通気性、
吸放湿性、耐水性、耐汗性及び耐屈曲性を有することが
必要である。
【0004】また、中底3、4の製造の際に要求される
加工性として、所望の形状へと賦形(クセ付け)し易い
こと、貼り合わせ接着が可能であること、及び縫製の際
に孔が開いても著しい強度低下が生じないこと等が要求
される。
加工性として、所望の形状へと賦形(クセ付け)し易い
こと、貼り合わせ接着が可能であること、及び縫製の際
に孔が開いても著しい強度低下が生じないこと等が要求
される。
【0005】これらのことから、中底3、4の材料とし
ては伝統的には天然皮革、繊維及びコルク等が使用され
てきたが、現在は合成皮革、繊維及びパルプ又はこれら
の廃材で製造されたいわゆるレザー・ボード、パルプ・
ボード類が主に用いられている。
ては伝統的には天然皮革、繊維及びコルク等が使用され
てきたが、現在は合成皮革、繊維及びパルプ又はこれら
の廃材で製造されたいわゆるレザー・ボード、パルプ・
ボード類が主に用いられている。
【0006】一方、中底3、4は足を直接ささえる部分
であり足に十分フィットする必要がある。このため複数
の部品を組み合わせて所望の形状を得る場合が多い。即
ち、前述の材料を所望の形状の複数ピース3、4に打ち
抜き加工し、所定の位置関係でそれら各々を整合し、積
層し、更に必要な場合は補強材を挿入する等の工程を経
て中底3、4は製造される。この補強材とは、例えばシ
ャンク6(体重が負荷された場合に彎曲部5を歪まない
ように支える、中底に埋め込む金属、プラスチックス又
は木等から構成された細長いバネ)又は靴底1と中底
3、4との隙間を埋め、しっかりと固定するためのいわ
ゆる中物(図示せず)等がある。
であり足に十分フィットする必要がある。このため複数
の部品を組み合わせて所望の形状を得る場合が多い。即
ち、前述の材料を所望の形状の複数ピース3、4に打ち
抜き加工し、所定の位置関係でそれら各々を整合し、積
層し、更に必要な場合は補強材を挿入する等の工程を経
て中底3、4は製造される。この補強材とは、例えばシ
ャンク6(体重が負荷された場合に彎曲部5を歪まない
ように支える、中底に埋め込む金属、プラスチックス又
は木等から構成された細長いバネ)又は靴底1と中底
3、4との隙間を埋め、しっかりと固定するためのいわ
ゆる中物(図示せず)等がある。
【0007】従来技術の中底の製造方法の代表例を図3
乃至5を参照して説明する。図3に示すように、厚さ約
2mmのパルプ・ボードを打ち抜き型7(以下、「ベー
ス型」という。)を使用して所定の形状3(以下、「ベ
ース」という。)に打ち抜き成形する。他方、図4に示
すように、踵から土踏まずの部分に接する位置を補強す
るための補強ピース4(以下、「バッカー」という。)
を打ち抜き型8(以下、「バッカー型」という。)を使
用して打ち抜き成形する。その後、図5に示すように、
ベース3とバッカー4とにブラシ16を用いて接着剤を
塗布して貼り合わせる。両者の十分な接着を達成するた
めに、ローラー18を使用して両者を圧着する。その
後、中底として必要な形状とすべくクセ付け型を用いて
プレスし(図示せず)、中底が完成される。なお、必要
な場合はベース3とバッカー4との間にシャンク6が挿
入される。
乃至5を参照して説明する。図3に示すように、厚さ約
2mmのパルプ・ボードを打ち抜き型7(以下、「ベー
ス型」という。)を使用して所定の形状3(以下、「ベ
ース」という。)に打ち抜き成形する。他方、図4に示
すように、踵から土踏まずの部分に接する位置を補強す
るための補強ピース4(以下、「バッカー」という。)
を打ち抜き型8(以下、「バッカー型」という。)を使
用して打ち抜き成形する。その後、図5に示すように、
ベース3とバッカー4とにブラシ16を用いて接着剤を
塗布して貼り合わせる。両者の十分な接着を達成するた
めに、ローラー18を使用して両者を圧着する。その
後、中底として必要な形状とすべくクセ付け型を用いて
プレスし(図示せず)、中底が完成される。なお、必要
な場合はベース3とバッカー4との間にシャンク6が挿
入される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の製造方法
では、ベース3とバッカー4の打ち抜き成形工程を別々
に行うことが必要であり、さらに打ち抜き成形されたベ
ース3とバッカー4を左右、サイズ、裏表等を確認しな
がら所定の位置関係で正確に整合して接着する必要もあ
り、極めて煩雑な工程が要求されていた。また、いずれ
も高価な、ベース型7とバッカー型8を両方必要として
いた。
では、ベース3とバッカー4の打ち抜き成形工程を別々
に行うことが必要であり、さらに打ち抜き成形されたベ
ース3とバッカー4を左右、サイズ、裏表等を確認しな
がら所定の位置関係で正確に整合して接着する必要もあ
り、極めて煩雑な工程が要求されていた。また、いずれ
も高価な、ベース型7とバッカー型8を両方必要として
いた。
【0009】さらに、接着工程において、ベース3上に
おける接着剤塗布はバッカー4との接着面のみになされ
ればよいが、十分な接着強度を担保するためには工程管
理上バッカー4よりも僅かにはみ出した位置(図5中の
位置9)まで塗布されることが多かった。かかるはみ出
した接着剤は、接着剤の不要な消費を増大させるのみな
らず、後工程において他のものへの汚染、及び製品外観
の低下等の問題を生じる場合が多い。また、有機溶剤系
の接着剤を使用する場合では、有機溶剤による作業環境
の汚染を増加させる。
おける接着剤塗布はバッカー4との接着面のみになされ
ればよいが、十分な接着強度を担保するためには工程管
理上バッカー4よりも僅かにはみ出した位置(図5中の
位置9)まで塗布されることが多かった。かかるはみ出
した接着剤は、接着剤の不要な消費を増大させるのみな
らず、後工程において他のものへの汚染、及び製品外観
の低下等の問題を生じる場合が多い。また、有機溶剤系
の接着剤を使用する場合では、有機溶剤による作業環境
の汚染を増加させる。
【0010】従って、本発明は従来の煩雑な工程を大幅
に簡略化し、更に接着剤のはみ出しのない靴の中底の製
造方法を提供する。
に簡略化し、更に接着剤のはみ出しのない靴の中底の製
造方法を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、靴の中底の製
造方法であって、 a)該中底の長さに対応した幅を有する帯状のベース・
ボードと、該中底の長さに対応した幅を有する、長手方
向の一辺において傾斜した断面形状を有する帯状のバッ
カー・ボードとを用意するステップと、b)該ベース・
ボードに対して該バッカー・ボードを該長手方向の一辺
が該ベース・ボードの表面に接するようにかつ該バッカ
ー・ボードが該長手方向の一辺を軸として回動できるよ
うに取付けるステップと、c)該バッカー・ボードと該
ベース・ボードとを重ね合わせて、該軸が該中底の形状
を横切ることとなるように、該中底の形状を切り出すス
テップと、そして、d)該バッカー・ボードと該ベース
・ボードとを接着するステップを含む方法である。
造方法であって、 a)該中底の長さに対応した幅を有する帯状のベース・
ボードと、該中底の長さに対応した幅を有する、長手方
向の一辺において傾斜した断面形状を有する帯状のバッ
カー・ボードとを用意するステップと、b)該ベース・
ボードに対して該バッカー・ボードを該長手方向の一辺
が該ベース・ボードの表面に接するようにかつ該バッカ
ー・ボードが該長手方向の一辺を軸として回動できるよ
うに取付けるステップと、c)該バッカー・ボードと該
ベース・ボードとを重ね合わせて、該軸が該中底の形状
を横切ることとなるように、該中底の形状を切り出すス
テップと、そして、d)該バッカー・ボードと該ベース
・ボードとを接着するステップを含む方法である。
【0012】まず、それぞれが多数個取りに適した大き
さ及び形状に裁断された帯状のベース・ボードと帯状の
バッカー・ボードとを用意する。帯状のベース・ボード
と帯状のバッカー・ボード何れも製造する中底の長さに
対応した幅を有するものでなければならない。ここでい
う「対応した幅」とは、ベース・ボードについては製造
する中底の長さ、即ち所望のベースの長さを十分にとる
ことができるのに必要な幅という意味である。例えば帯
の幅方向(長手方向に対して垂直方向)に対して平行に
ベースを切り出すとするとベースの長さよりも若干長い
幅を要するが、帯の幅方向に対して角度をつけてベース
を切り出す場合はその角度に応じてベースの長さよりも
小さな幅でよいことになる。一方、バッカー・ボードに
ついての「対応した幅」とは、製造する中底の長さに応
じて必要とされるバッカーの長さを十分にとることがで
きるのに必要な幅という意味である。例えば帯の幅方向
(長手方向に対して垂直方向)に対して平行にバッカー
を切り出すとするとバッカーの長さよりも若干長い幅を
要するが、帯の幅方向に対して角度をつけてバッカーを
切り出す場合はその角度に応じてバッカーの長さよりも
小さな幅でよいことになる。両者の裁断形状は特に限定
されないが、裁断の容易性及び材料の経済性を考慮する
と両者とも長方形が好ましい。また、ベース・ボードに
取付けられるバッカー・ボードの端部は、それらの結合
部における段差が生じないように漉き加工等によって傾
斜した断面形状を有することが好ましい。
さ及び形状に裁断された帯状のベース・ボードと帯状の
バッカー・ボードとを用意する。帯状のベース・ボード
と帯状のバッカー・ボード何れも製造する中底の長さに
対応した幅を有するものでなければならない。ここでい
う「対応した幅」とは、ベース・ボードについては製造
する中底の長さ、即ち所望のベースの長さを十分にとる
ことができるのに必要な幅という意味である。例えば帯
の幅方向(長手方向に対して垂直方向)に対して平行に
ベースを切り出すとするとベースの長さよりも若干長い
幅を要するが、帯の幅方向に対して角度をつけてベース
を切り出す場合はその角度に応じてベースの長さよりも
小さな幅でよいことになる。一方、バッカー・ボードに
ついての「対応した幅」とは、製造する中底の長さに応
じて必要とされるバッカーの長さを十分にとることがで
きるのに必要な幅という意味である。例えば帯の幅方向
(長手方向に対して垂直方向)に対して平行にバッカー
を切り出すとするとバッカーの長さよりも若干長い幅を
要するが、帯の幅方向に対して角度をつけてバッカーを
切り出す場合はその角度に応じてバッカーの長さよりも
小さな幅でよいことになる。両者の裁断形状は特に限定
されないが、裁断の容易性及び材料の経済性を考慮する
と両者とも長方形が好ましい。また、ベース・ボードに
取付けられるバッカー・ボードの端部は、それらの結合
部における段差が生じないように漉き加工等によって傾
斜した断面形状を有することが好ましい。
【0013】その後、ベース・ボードにバッカー・ボー
ドをベース・ボードの表面にバッカー・ボードの一辺が
接し、かつバッカー・ボードがベース・ボードに対して
該一辺を軸として回動可能に取り付ける。取付けは、バ
ッカー・ボードの回動性が保たれるものでなければなら
ないため、例えば該一辺とベース・ボード表面との間に
形成されたいわゆるヒンジによって行われる。該ヒンジ
はバッカー・ボードの回動軸をはさんでベース・ボード
の表面とバッカー・ボードの表面とに貼られた粘着テー
プ、布、バンド等よりなるものであってよい。また例え
ば、これら粘着テープ、布、バンド等は、ベース・ボー
ド及びバッカー・ボードの双方を覆う幅を有するもので
あってよく、この場合には、それらに固定の役目を果た
させる一方でその後の布貼り工程を省略することもでき
る。
ドをベース・ボードの表面にバッカー・ボードの一辺が
接し、かつバッカー・ボードがベース・ボードに対して
該一辺を軸として回動可能に取り付ける。取付けは、バ
ッカー・ボードの回動性が保たれるものでなければなら
ないため、例えば該一辺とベース・ボード表面との間に
形成されたいわゆるヒンジによって行われる。該ヒンジ
はバッカー・ボードの回動軸をはさんでベース・ボード
の表面とバッカー・ボードの表面とに貼られた粘着テー
プ、布、バンド等よりなるものであってよい。また例え
ば、これら粘着テープ、布、バンド等は、ベース・ボー
ド及びバッカー・ボードの双方を覆う幅を有するもので
あってよく、この場合には、それらに固定の役目を果た
させる一方でその後の布貼り工程を省略することもでき
る。
【0014】次に、ベース・ボードとバッカー・ボード
とを重ね合わせて中底の形状へと切り出す。これは、後
に接着される位置関係即ちバッカー・ボードをベース・
ボードの踵側へと重ね合わせる。切り出し位置は中底が
良好に機能する所定位置で行われるが、そのためにはバ
ッカー・ボードの回動軸が中底の形状を横切ることとな
るようにすることが必要である。中底の長手方向とは垂
直に近い角度で横切ることが通常は多いが、靴の種類、
用途等に応じて種々変更されてよい。また、この切り出
しは既知のいかなる方法によってもよいが、生産効率等
を考慮すれば打ち抜き成形によることが好ましい。この
場合、ベース型のみで1回打ち抜けばよいので、従来ベ
ース型とバッカー型を使用し2回打ち抜いていた場合に
比べ、工程の大幅な簡略化を図りつつ高価な打ち抜き型
(バッカー型)を不要とすることができる。
とを重ね合わせて中底の形状へと切り出す。これは、後
に接着される位置関係即ちバッカー・ボードをベース・
ボードの踵側へと重ね合わせる。切り出し位置は中底が
良好に機能する所定位置で行われるが、そのためにはバ
ッカー・ボードの回動軸が中底の形状を横切ることとな
るようにすることが必要である。中底の長手方向とは垂
直に近い角度で横切ることが通常は多いが、靴の種類、
用途等に応じて種々変更されてよい。また、この切り出
しは既知のいかなる方法によってもよいが、生産効率等
を考慮すれば打ち抜き成形によることが好ましい。この
場合、ベース型のみで1回打ち抜けばよいので、従来ベ
ース型とバッカー型を使用し2回打ち抜いていた場合に
比べ、工程の大幅な簡略化を図りつつ高価な打ち抜き型
(バッカー型)を不要とすることができる。
【0015】また、打ち抜いたものはベースとバッカー
が一体化しているので、従来のようにベースとバッカー
とが所定の組み合わせ(左右、サイズ、表裏等)となる
よう確認し正しい位置で取り付けるための注意を必要と
しない。このため本発明によれば、工程の省力化、不良
品発生の防止及び工程管理の容易化を図ることができ
る。
が一体化しているので、従来のようにベースとバッカー
とが所定の組み合わせ(左右、サイズ、表裏等)となる
よう確認し正しい位置で取り付けるための注意を必要と
しない。このため本発明によれば、工程の省力化、不良
品発生の防止及び工程管理の容易化を図ることができ
る。
【0016】切断後、必要があればシャンクをベースと
バッカーとの間に挿入する。その後、ベースとバッカー
の接着が行われるが、その際、バッカーがその先端にお
いてベースの表面上にテープ等で取り付けられているの
で、ベースとバッカーとの間に接着剤を塗布しても接着
剤のはみ出しは起こり得ない。このため、前述の製品外
観の低下、汚染等を防止すると共に、接着剤の無用の消
費を回避し、有機溶剤系接着剤を使用する場合の作業環
境を改善することができる。更に、塗布工程ではバッカ
ーを反転させれば塗布されるべき面(ベース上とバッカ
ー上両方)がほぼ一平面上に配置されるので作業1回で
の塗布が可能となり、バッカーとベースそれぞれに接着
剤塗布工程を要求する従来の方法に比べ、大幅な工程の
合理化を図ることができる。
バッカーとの間に挿入する。その後、ベースとバッカー
の接着が行われるが、その際、バッカーがその先端にお
いてベースの表面上にテープ等で取り付けられているの
で、ベースとバッカーとの間に接着剤を塗布しても接着
剤のはみ出しは起こり得ない。このため、前述の製品外
観の低下、汚染等を防止すると共に、接着剤の無用の消
費を回避し、有機溶剤系接着剤を使用する場合の作業環
境を改善することができる。更に、塗布工程ではバッカ
ーを反転させれば塗布されるべき面(ベース上とバッカ
ー上両方)がほぼ一平面上に配置されるので作業1回で
の塗布が可能となり、バッカーとベースそれぞれに接着
剤塗布工程を要求する従来の方法に比べ、大幅な工程の
合理化を図ることができる。
【0017】こうして形成された中底は、靴の製造にお
いてバッカー側を上側または下側のいずれにくるように
配置しても使用できる。この後、必要に応じて、中底と
しての形状を賦与するためにクセ付け型でプレス加工さ
れたものが製品たる中底となる。
いてバッカー側を上側または下側のいずれにくるように
配置しても使用できる。この後、必要に応じて、中底と
しての形状を賦与するためにクセ付け型でプレス加工さ
れたものが製品たる中底となる。
【0018】
【実施例】本発明をこれから実施例によって例示して詳
述するが、本発明はこれに限定されるものではない。
述するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0019】実施例1 幅110 cm×長さ160 cm×厚み2.5mm のパルプ・ボー
ドの長辺を16cm幅に裁断し、110 cm×16cm×2.5m
m の長方形帯状ボードとした。ベース用材料と貼り合わ
せたときの段差を減少させるために、図6に示すように
この長方形帯状ボードの一方の長辺をバンド・ナイフ式
割漉器等で斜め漉き加工11をしてバッカー用材料10とし
た。
ドの長辺を16cm幅に裁断し、110 cm×16cm×2.5m
m の長方形帯状ボードとした。ベース用材料と貼り合わ
せたときの段差を減少させるために、図6に示すように
この長方形帯状ボードの一方の長辺をバンド・ナイフ式
割漉器等で斜め漉き加工11をしてバッカー用材料10とし
た。
【0020】幅110 cm×長さ160 cm×厚み2.0mm の
パルプ・ボードの長辺を26cm幅に裁断し、110 cm×
26cm×2.0mm のベース用材料12とした。図6に示すよ
うにこのベース用材料12とバッカー用材料10を粘着テー
プ13でフラップ状に取り付けた。
パルプ・ボードの長辺を26cm幅に裁断し、110 cm×
26cm×2.0mm のベース用材料12とした。図6に示すよ
うにこのベース用材料12とバッカー用材料10を粘着テー
プ13でフラップ状に取り付けた。
【0021】図7に示すように、ベース用打ち抜き型7
によってベース用材料12とバッカー用材料10を一体とし
て打ち抜いた。
によってベース用材料12とバッカー用材料10を一体とし
て打ち抜いた。
【0022】図8に示すように、バッカー14を反転し、
シャンク6をはとめ15で止め、その上からブラシ16また
はロール・コーター(図示せず)で接着剤を全面17に塗
布した。バッカー14を元に戻し、その上からハンド・ロ
ーラー18で圧迫し、ベースと十分密着させた。
シャンク6をはとめ15で止め、その上からブラシ16また
はロール・コーター(図示せず)で接着剤を全面17に塗
布した。バッカー14を元に戻し、その上からハンド・ロ
ーラー18で圧迫し、ベースと十分密着させた。
【0023】最後に、図9に示すように、クセ付け型19
でプレスし、中底20が完成された。
でプレスし、中底20が完成された。
【0024】実施例2 ベース用材料12とバッカー用材料10を、両者の上側表面
(中底となった場合に足に接する面)全体を覆うように
貼りつけられた布によってフラップ状に取り付けられた
こと以外は実施例1に同じであった。
(中底となった場合に足に接する面)全体を覆うように
貼りつけられた布によってフラップ状に取り付けられた
こと以外は実施例1に同じであった。
【図1】 一般的な靴の断面図である。
【図2】 靴の中底の詳細な断面図である。
【図3】 従来のベースの打ち抜き工程の斜視図であ
る。
る。
【図4】 従来のバッカーの打ち抜き工程の斜視図であ
る。
る。
【図5】 従来のベース及びバッカーの接着工程の斜視
図である。
図である。
【図6】 本発明のバッカー用ボードをベース用ボード
にフラップ状に取り付けた斜視図である。
にフラップ状に取り付けた斜視図である。
【図7】 本発明の打ち抜き工程の斜視図である。
【図8】 本発明の接着工程の斜視図である。
【図9】 本発明のクセ付け型によるプレス工程の断面
図である。
図である。
1:靴底部 2:胛部 3:中底部(ベース) 4:中底部(バッカー) 5:彎曲部(踏まず) 6:シャンク 7:ベース用打ち抜き型 8:バッカー用打ち抜き型 9:接着剤のはみ出し 10:バッカー・ボード 11:バッカー・ボードの先細り先端 12:ベース・ボード 13:粘着テープ 14:バッカー 15:はとめ 16:接着剤塗布用ブラシ 17:接着剤塗布領域 18:ハンドローラー 19:クセ付け型 20:完成した中底
Claims (8)
- 【請求項1】靴の中底の製造方法であって、 a)該中底の長さに対応した幅を有する帯状のベース・
ボードと、該中底の長さに対応した幅を有する、長手方
向の一辺において傾斜した断面形状を有する帯状のバッ
カー・ボードとを用意するステップと、 b)該ベース・ボードに対して該バッカー・ボードを該
長手方向の一辺が該ベース・ボードの表面に接するよう
にかつ該バッカー・ボードが該長手方向の一辺を軸とし
て回動できるように取付けるステップと、 c)該バッカー・ボードと該ベース・ボードとを重ね合
わせて、該軸が該中底の形状を横切ることとなるよう
に、該中底の形状を切り出すステップと、そして、 d)該バッカー・ボードと該ベース・ボードとを接着す
るステップを含む方法。 - 【請求項2】該取付けが該バッカー・ボードの該長手方
向の一辺と該ベース・ボードの表面との間に形成された
ヒンジによるものである、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】該ヒンジが該軸をはさんで該バッカー・ボ
ードの表面と該ベース・ボードの表面とに貼られた粘着
テープよりなるものである、請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】該ヒンジが該軸をはさんで該バッカー・ボ
ードの表面と該ベース・ボードの表面とに貼られた布よ
りなるものである、請求項2に記載の方法。 - 【請求項5】該先細りの断面形状が漉き加工によって形
成されているものである、請求項1乃至4に記載の方
法。 - 【請求項6】該切り出しが打ち抜きによるものである、
請求項1乃至5に記載の方法。 - 【請求項7】シャンクを該バッカー・ボードと該ベース
・ボードとの間に挿入するステップをステップc)とス
テップd)との間に更に含むものである、請求項1乃至
6に記載の方法。 - 【請求項8】クセ付け型でプレス加工するステップをス
テップd)の後に更に含むものである、請求項1乃至7
に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8184048A JPH105008A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 靴の中底の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8184048A JPH105008A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 靴の中底の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH105008A true JPH105008A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16146465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8184048A Withdrawn JPH105008A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 靴の中底の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH105008A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105983992A (zh) * | 2016-07-19 | 2016-10-05 | 伍建国 | 内增高垫底制作工艺 |
| CN106003244A (zh) * | 2016-07-19 | 2016-10-12 | 伍建国 | 内增高垫底冲切机 |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP8184048A patent/JPH105008A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105983992A (zh) * | 2016-07-19 | 2016-10-05 | 伍建国 | 内增高垫底制作工艺 |
| CN106003244A (zh) * | 2016-07-19 | 2016-10-12 | 伍建国 | 内增高垫底冲切机 |
| CN106003244B (zh) * | 2016-07-19 | 2017-09-22 | 伍建国 | 内增高垫底冲切机 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |