JPH10501296A - 疎水性ブライトナー、親水性界面活性剤および疎水性界面活性剤を含む水性エマルション - Google Patents

疎水性ブライトナー、親水性界面活性剤および疎水性界面活性剤を含む水性エマルション

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JPH10501296A JP8502184A JP50218495A JPH10501296A JP H10501296 A JPH10501296 A JP H10501296A JP 8502184 A JP8502184 A JP 8502184A JP 50218495 A JP50218495 A JP 50218495A JP H10501296 A JPH10501296 A JP H10501296A
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Abstract

(57)【要約】 少なくともHLBが9までの疎水性界面活性剤およびHLBが10を超える疎水性界面活性剤を含んでなる界面活性剤系により乳化された疎水性ブライトナー、すなわち水に対する溶解度が25℃で1リットルあたり5グラム未満であるブライトナー、を含んでなる水性組成物が開示される。好ましいエマルションはさらに漂白剤および漂白活性剤を含んでなる。本発明の組成物により、優れた合成布地白色化性能が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】 疎水性ブライトナー、親水性界面活性剤および疎水性界面活性剤を 含む水性エマルション 技術分野 本発明は洗浄組成物に関する。より詳しくは、本発明の洗浄組成物は、洗濯用 途に、例えば洗剤組成物として、または洗濯前の処理組成物として、または洗剤 と共に使用する洗濯添加剤として使用するのに特に適した、安定した水性エマル ションである。 背景 この分野では、非常に様々な洗浄組成物が開示されている。一般的な洗浄組成 物に関連する問題点は、様々な種類の布地(fabrics)を処理する洗濯用途に使 用した時に、特にポリエステル、ポリアミド、等の合成布地の処理に使用した時 に、消費者のニーズに十分に合った白さを与える性能を発揮できないことである 。 そこで、本発明の目的は、洗浄用途に使用するのに適した、合成布地に対する 白さを改良した組成物を提供することである。本発明のもう一つの目的は、様々 な種類の布地の処理に十分に使用でき、様々な種類の汚れを洗浄し、同時に、処 理した布地に良好な布地安全性をも与えることができる様な組成物を提供するこ とである。また該組成物は、洗濯温度が低い、すなわち60℃未満である条件を 含むほとんどの一般的な洗濯条件下で、合成布地に白さを与える性能が改良され ている必要がある。 ここで、これらの目的は、疎水性ブライトナーを含んでなる水性組成物であっ て、該疎水性ブライトナーが該組成物中で、少なくとも、9までのHLB(親水 性−親油性バランス)を有する疎水性界面活性剤、および少なくとも、10を超 えるHLBを有する親水性界面活性剤を含んでなる界面活性剤系により乳化され ている組成物を処方することにより達成されることが分かった。つまり、本発明 により、疎水性ブライトナー、すなわち水に対する溶解度が25℃で1リットル あたり5グラム未満であるブライトナー、をエマルション中に配合することによ り、該ブライトナーに関連する利点、例えばポリエステル、ポリアミド、等の合 成製品に白さを与える性能、が改良されることが分かった。事実、本発明の組成 物により、ほとんどの一般的な洗濯条件下で、例えば60℃未満で、疎水性ブラ イトナーを洗濯溶液中に取り入れることができる。その様な疎水性ブライトナー を、エマルションではない液体組成物により、あるいは粉末組成物によって配合 しても、本発明による著しく優れた白色化性能は得られない。 疎水性ブライトナーをエマルションにより配合する利点は、該ブライトナーが 綿布地の多サイクル白色化にも貢献することである。実際、数回の洗濯サイクル の後、例えば布地表面上に有機物質が沈着する、すなわち古くなった布地の上に 汚れの疎水性層が生じる傾向があるために、綿繊維が部分的に疎水性を帯び、布 地が疎水性ブライトナーに敏感になる。そのため、疎水性ブライトナーが該綿繊 維上に吸着され、UV光を吸収し、可視の青色光を発するので、優れた白さを与 えるのである。 本発明の組成物のもう一つの利点は、白さを与える作用が優れていることに加 えて、該組成物が汚れを効果的に除去できることである。実際、疎水性界面活性 剤を使用して該疎水性ブライトナーを乳化させることにより、優れた疎水性汚れ 除去性および良好なグリースカッティング(grease cutting)特性が得られる。 本発明の別の利点は、処方の融通性が高く、化学的および物理的に安定した、 消費者が最も効率的に使用できる組成物が得られることである。本発明の好まし い組成物は過酸化水素を含んでなる。 その様な組成物のもう一つの利点は、これらの組成物により、感覚的(臭気) および毒性の理由から通常は好ましくないアルコールまたは溶剤の混合物を必要 とせずに、水溶性が非常に低い成分を配合する手段が与えられることである。 本発明のさらに別の利点は、疎水性ブライトナー、例えばTinopal SOPRが該組 成物に、製品の美感を改良するパール色を与えることである。 この分野では、光学ブライトナーを含んでなる洗浄組成物が開示されている。 例えば、EP−A−598973は、過酸化水素、および、界面活性剤として、 完全に非イオン系の界面活性剤系(すなわち少なくとも1種の、HLBが15を 超える非イオン系物質、少なくとも1種の、HLBが13〜15である非イオン 系物質、少なくとも1種の、HLBが9〜13である非イオン系物質、および少 なくとも1種の、HLBが9未満である非イオン系物質)、を含んでなる組成物 を記載している。この特許出願はさらに、光学ブライトナーとしてTinopal CBS XR(4,4’−ビス(2−2’スチリルスルホネート)ビフェニル)の使用を開 示している。しかし、この特許出願は、そこに記載されている組成物がエマルシ ョンではなく、本発明の疎水性ブライトナーがどこにも記載されていない点で、 本発明とは異なっている。事実、Brightener 49Rとも呼ばれるTinopal CBS XRは 、25℃における脱イオン水に対する溶解度が1リットルあたり30グラムの親 水性ブライトナーである。 EP−A−598170は、少なくとも1種の疎水性非イオン系界面活性剤お よび少なくとも1種の親水性非イオン系界面活性剤のエマルションを開示してお り、該エマルションはさらに過酸化水素またはその供給源を含んでなる。’17 0特許出願に記載されている発明により、H2O2および疎水性漂白活性剤(AT C)を含んでなり、該漂白活性剤がH2O2から離して保存される組成物を配合す ることができる。該エマルションのpHは1〜5である。この特許出願はさらに、 所望により使用する成分として光学ブライトナーの使用を記載しており、実施例 でBrightener 49Rを挙げている。Brightener 49Rは、水にほとんど溶解 しないブライトナー、すなわち25℃における水溶性が1リットルあたり5グラ ム未満である疎水性ブライトナー、ではない。 発明の概要 本発明は、少なくとも、HLBが10を超える親水性界面活性剤、および少な くとも、HLBが9までの疎水性界面活性剤を含んでなる水性エマルションであ って、該水性エマルションがさらに、水に対する溶解度が25℃で1リットルあ たり5グラム未満である疎水性ブライトナーまたはそれらの混合物を含んでなる 水性エマルションである。 また、本発明は、布地、特に疎水性を有する布地、例えば合成布地、を漂白ま たは洗濯して布地の白さを改良する方法にも関する。 本発明は、該エマルションの製造方法にも関する。 発明の詳細な説明 本発明の組成物は、界面活性剤の安定した水性エマルションであり、さらに、 水に対する溶解度が25℃で1リットルあたり5グラム未満である疎水性ブライ トナーを含んでなる。「安定したエマルション」とは、50℃で少なくとも2週 間放置した時に、本質的に異なった層に分離しないエマルションを意味する。 本発明の組成物は、疎水性ブライトナーを乳化させるために、必須成分として 、少なくとも2種類の異なった界面活性剤、すなわち少なくとも、HLBが9ま での疎水性界面活性剤、および少なくとも、HLBが10を超える親水性界面活 性剤、の界面活性剤系を含んでなる。実際、安定したエマルションを形成するた めの該2種類の異なった界面活性剤は、異なったHLB値(親水性−親油性バラ ンス)を有する必要があり、好ましくは該2種類の界面活性剤のHLB値の差は 少なくとも1、好ましくは少なくとも3である。つまり、水中で異なったHLB を有する該界面活性剤の少なくとも2種類を適当に組み合わせることにより、本 発明のエマルションが形成される。 該界面活性剤系により、組成物は、疎水性ブライトナー、すなわち水性媒体に ほとんど不溶な化合物、を取り入れ、それを細かく分散した液体として洗濯溶液 中に送り込むことができる。実際、本発明により、通常の洗濯条件下で、すなわ ち60℃未満で、液体または粉体組成物によっては得ることができない、疎水性 ブライトナーに関連する利点を得ることができる。 本発明の組成物は、組成物全体の2〜50重量%、好ましくは5〜40重量% 、より好ましくは8〜30重量%、の該親水性および疎水性界面活性剤を含んで なる。本発明の組成物は、組成物全体の少なくとも0.1重量%、好ましくは少 なくとも3重量%、より好ましくは少なくとも5重量%、の該疎水性界面活性剤 またはそれらの混合物、および組成物全体の少なくとも0.1重量%、好ましく は少なくとも3重量%、より好ましくは少なくとも6重量%、の該親水性界面活 性剤またはそれらの混合物を含んでなる。 ここで使用するのに好ましいのは、疎水性非イオン系界面活性剤および親水性 非イオン系界面活性剤である。ここで使用する該疎水性非イオン系界面活性剤は 、HLBが9まで、好ましくは9未満、より好ましくは8未満であり、該親水性 界面活性剤はHLBが10を超える、好ましくは11を超える、より好ましくは 12を超える。事実、ここで使用する疎水性非イオン系界面活性剤は優れたグリ ースカッティング特性を有する、すなわち疎水性汚れ除去に貢献する溶剤効果を 有する。疎水性界面活性剤は、布地上への疎水性ブライトナーのキャリヤーとし て作用し、それによって該ブライトナーは、洗濯の開始時から布地表面の近くで 効果を発揮することができる。 ここで使用するのに適した非イオン系界面活性剤としては、アルコキシル化さ れた脂肪アルコール、好ましくは脂肪アルコールのエトキシレートおよび/また はプロポキシレートがある。実際、非常に様々な、非常に異なったHLB値(親 水性−親油性バランス)を有する、その様なアルコキシル化された脂肪アルコー ルが市販されている。その様なアルコキシル化された脂肪アルコールのHLB値 は、脂肪アルコールの鎖長、アルコキシル化の性質およびアルコキシル化の程度 により大きく異なる。親水性非イオン系界面活性剤は、アルコキシル化の程度が 高く、短鎖の脂肪アルコールを有する傾向があるのに対し、疎水性界面活性剤は アルコキシル化の程度が低く、長鎖の脂肪アルコールを有する傾向がある。非イ オン系界面活性剤を含む多くの界面活性剤を、それぞれのHLB値と共に示す界 面活性剤のカタログがある。 ここで使用する非イオン系界面活性剤を製造するのに好適な化学的製法には、 対応するアルコールをアルキレンオキシドと所望の比率で縮合させる方法がある 。その様な製法は、当業者には良く知られており、この分野で広範囲に開示され ている。あるいは、ここで使用するのに適した非常に様々なアルコキシル化され たアルコールが様々な供給者から市販されている。 本発明の組成物に使用する好ましい疎水性非イオン系界面活性剤は、HLBが 9までの、式RO−(C2H4O)n(C3H6O)mHを有する界面活性剤である。 ここで、RはC6〜C22アルキル鎖またはC6〜C28アルキルベンゼン鎖であり、 n+mは0.5〜5であり、nは0〜5であり、mは0〜5であり、好ましくは n+mは0.5〜4であり、nおよびmは0〜4である。ここで使用するのに好 ましいR鎖はC8〜C22アルキル鎖である。したがって、ここで使用する好適な 疎水性非イオン系界面活性剤は、DobanolR91-2.5(HLB=8.1、RはC9〜 C11アルキル鎖の混合物であり、nは2.5であり、mは0である)、またはLu tensolRT03(HLB=8、RはC13〜C15アルキル鎖の混合物であり、nは3で あり、mは0である)、またはTergitolR25L3(HLB=7.7、RはC12〜C1 5 アルキル鎖長の混合物であり、nは3であり、mは0である)、またはDobanolR 23-3(HLB=8.1、RはC12〜C13アルキル鎖の混合物であり、nは3で あり、mは0である)、またはDobanolR23-2(HLB=6.2、Rは C12〜C13アルキル鎖の混合物であり、nは2であり、mは0である)、または それらの混合物である。ここで好ましいのはDobanolR23-3またはDobanolR23-2、 LutensolRT03、またはそれらの混合物である。これらのDobanolR界面活性剤はシ ェルから市販されている。これらのLutensolR界面活性剤はビー・エー・エス・ エフから市販されており、これらのTergitolR界面活性剤はユニオン・カーバイ トから市販されている。 ここで使用するのに好適な他の疎水性非イオン系界面活性剤は、アルコキシル 化されていない界面活性剤である。一例はDobanol 23(HLB<3)である。 本発明の組成物に使用する好ましい親水性非イオン系界面活性剤は、HLBが 10を超える、式RO−(C2H4O)n(C3H6O)mHを有する界面活性剤であ る。ここで、RはC6〜C22アルキル鎖またはC6〜C28アルキルベンゼン鎖であ り、n+mは5〜11であり、nは0〜11であり、mは0〜11であり、好ま しくはn+mは6〜10であり、nおよびmは0〜10である。この説明全体を 通して、nおよびmはエトキシル化/プロポキシル化の平均度合いを表す。ここ で使用するのに好ましいR鎖はC8〜C22アルキル鎖である。したがって、ここ で使用する好適な親水性非イオン系界面活性剤は、DobanolR23-6.5(HLB=1 1.9、RはC12およびC13アルキル鎖の混合物であり、nは6.5であり、m は0である)、またはDobanolR25-7(HLB=12、RはC12〜C15アルキル鎖 の混合物であり、nは7であり、mは0である)、またはDobanolR45-7(HLB =11.6、RはC14およびC15アルキル鎖の混合物であり、nは7であり、m は0である)、またはDobanolR91-5(HLB=11.6、RはC9〜C11アルキ ル鎖の混合物であり、nは5であり、mは0である)、またはDobanolR91-6(H LB=12.5、RはC9〜C11アルキル鎖の混合物であり、nは6であり、m は0である)、またはDobanolR91-8(HLB=13.7、RはC9〜C11アルキ ル鎖の混合物であり、nは8であり、mは 0である)、またはDobanolR91-10(HLB=14.2、RはC9〜C11アルキル 鎖の混合物であり、nは10であり、mは0である)、またはそれらの混合物で ある。ここで好ましいのはDobanilR91-10、またはDobanilR45-7、DobanilR23-6. 5、またはそれらの混合物である。これらのDobanolR界面活性剤はシェルから市 販されている。 親水性非イオン系界面活性剤以外に、本発明では、陰イオン系界面活性剤、特 にスルホネートおよびサルフェート界面活性剤、の様な他の親水性界面活性剤を 使用することができる。この様な界面活性剤はこの分野では良く知られており、 市販の洗剤に広く使用されている。これらの陰イオン系界面活性剤には、C8〜 C22アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、C8〜C22アルキルサルフェー ト(AS)、不飽和サルフェート、例えばオレイルサルフェート、C10〜C18ア ルキルアルコキシサルフェート(AES)およびC10〜C18アルキルアルコキシ カルボキシレートがある。陰イオン系合成スルホネートおよび/またはサルフェ ートを中和する陽イオンは、洗剤技術で広く使用されている通常の陽イオン、例 えばナトリウム、カリウム、またはアルカノールアンモニウムである。ここで好 ましいのは、アルキルサルフェート、またはそれらの混合物、特にアルキル鎖中 に10〜16、好ましくは12〜14個の炭素原子を有するアルキル硫酸ナトリ ウムである。 本発明の組成物はさらに他の界面活性剤を含むこともできるが、これらの界面 活性剤は組成物全体で測定した平均HLBを大きく変化させてはならない。 本発明の組成物は、もう一つの必須成分として、疎水性ブライトナーまたはそ れらの混合物を含んでなる。ブライトナーは、光の紫外波長を吸収し、可視光を 再放射することにより蛍光を放つ能力を有する化合物である。蛍光白化剤(FW A)とも呼ばれるブライトナーは、この分野では広範囲に開示されており、例え ばEP−A−0265041、EP−A−0322564、EP−A−0317 979号各明細書またはMERROW出版のA.K.Sarkarによる“Fluorescent whiteni n gagents”の特に71〜72頁を参照するとよい。該ブライトナーは置換され たスチルベンおよびビフェニルであり、例えば多環式オキサゾール誘導体、スチ リルスチルベン誘導体、アリールトリアゾール誘導体、またはそれらの混合物が あるが、これらに限定するものではない。疎水性ブライトナーとは、水に対する 溶解度が25℃で1リットルあたり5グラム未満であるすべてのブライトナーで ある。ここで使用する該疎水性ブライトナーは、好ましくは水に対する溶解度が 3未満、より好ましくは1未満である。特定化合物の「溶解度」とは、ここでは 25℃で脱イオン水に溶解する該化合物の量を意味する。したがって、溶解度が 1リットルあたり5グラム未満である化合物とは、該特定化合物5グラム未満を 25℃の脱イオン水中に入れた時に、該化合物は該水中に完全に溶解する、すな わち透明で安定した溶液が得られることを意味する。つまり、1リットルあたり 5グラム以上の該特定化合物を水中に入れると、該媒体中に該化合物が沈殿する 。 典型的には、本発明の組成物は、組成物全体の0.02〜1重量%の、好まし くは0.05〜0.5重量%の、より好ましくは0.05〜0.2重量%の、該 疎水性ブライトナーを含んでなる。 ここで使用するのに好ましい疎水性ブライトナーは、スチリルスチルベン誘導 体、またはアリールトリアゾール誘導体、またはベンゾ−オキサゾール誘導体の 様な多環式オキサゾール誘導体、またはそれらの混合物であり、ここで特に好ま しいのはベンゾ−オキサゾール誘導体である。その様なブライトナーの例は、チ バ・ガイギーからTinopal SOPRの商品名で市販されている、式C18H10N2O2S を有するベンゾオキサゾール,2,2’−(チオフェンアルジル)ビスである。 このブライトナーは水にほとんど不溶である、すなわち溶解度が水1リットルあ たり1グラム未満である。 本発明の別の実施態様では、組成物がさらに親水性ブライトナーまたはそれら の混合物を含んでなる。親水性ブライトナーとは、水に対する溶解度が25℃で 1リットルあたり10グラムを超えるすべてのブライトナーを意味する。ここで 使用する該親水性ブライトナーは、好ましくは水に対する溶解度が15を超える 、より好ましくは20を超える。典型的には、本発明の組成物は、好ましくは0 %〜0.5%、より好ましくは0%〜0.2%、の該親水性ブライトナーを含ん でなる。 ここで使用するその様な親水性ブライトナーは、一般的に置換されたスチルベ ンおよびビフェニル、例えば水に対する溶解度が25℃で1リットルあたり10 グラムを超える、置換されたスチルベン2,2’−ジスルホン酸誘導体、である 。その様なブライトナーの例は、チバ・ガイギーからBrightener 49Rの商品名で 市販されている、4−4’−ビス(2−2’スチリルスルホネート)ビフェニル である。ここで使用するのに好適な他の親水性ブライトナーは、例えばやはりチ バ・ガイギーから市販されているBrightener 3RまたはBrightener 47Rである。 本発明の組成物は水性である。したがって、本発明の組成物は組成物全体の1 0〜95重量%、好ましくは30〜90重量%、最も好ましくは60〜80重量 %、の水を含んでなる。好ましくは脱イオン水を使用する。 組成物のpHがその安定性に影響を及ぼすことが分かった。これ以外には、組成 物のpHに制限はない。しかし、漂白成分は本発明の組成物に所望により使用する が、好ましい成分である。無論、化学的安定性を得るために、漂白剤を含む本発 明の組成物をpH0〜6、好ましくは0.5〜5、より好ましくは0.5〜4で処 方する必要がある。組成物のpHは、当業者には公知のすべての手段で調整するこ とができる。 したがって、本発明の好ましい組成物は、漂白剤、すなわち過酸化水素または その水溶性供給源を含んでなる。過酸化水素の好適な水溶性供給源には、過ホウ 酸塩、過炭酸塩、過ケイ酸塩および過硫酸塩がある。本発明の組成物には、過酸 化水素を使用するのが最も好ましい。典型的には、本発明の組成物は、組成物全 体の0.5〜20重量%、好ましくは2〜15重量%、最も好ましくは3〜10 重量%、の過酸化水素を含んでなる。 本発明の好ましい組成物は、さらに漂白活性剤を含んでなることができる。漂 白活性剤とは、過酸化水素と反応して過酸を形成するすべての化合物を意味する 。漂白活性剤の場合、その様な疎水性漂白活性剤は、典型的にはエステル、アミ ド、イミド、または酸無水物の群に属する。本発明で重要な漂白活性剤の具体的 な群は、本出願人の審査中ヨーロッパ特許出願第91870207.7に記載さ れている。その群の中で特に好ましいのは、FR 2362210における棒状 セッケンでも開示されているクエン酸アセチルトリエチルである。クエン酸アセ チルトリエチルは、最終的にクエン酸およびアルコールに分解するので、環境的 に好ましい点で有利である。さらに、クエン酸アセチルトリエチルは、貯蔵の際 に加水分解安定性が良く、効果的な漂白活性剤である。本発明で使用する他の漂 白活性剤はラクタム誘導体である。ここで使用する用語漂白活性剤は、他に指示 がない限り、漂白活性剤の混合物も含む。 本発明の組成物はさらに、通常の所望により使用する成分、例えば香料、染料 、ビルダー、キレート化剤、顔料、酵素、染料移動抑制剤、溶剤、緩衝剤、等も 含むことができる。 組成物が、水に対する溶解度が1リットルあたり5グラム未満である、すなわ ち水にほとんど不溶な疎水性ブライトナーを含む本発明では、該疎水性ブライト ナーを乳化するために選択する界面活性剤系は、該ブライトナーのHLB値によ り左右される。したがって、疎水性成分(ブライトナー)のHLB値を決定し、 次いで該疎水性成分の該HLB値より低いHLB値を有する疎水性界面活性剤お よび該疎水性成分の該HLB値より高いHLB値を有する親水性界面活性剤を選 択するが、その際、該疎水性および親水性非イオン系界面活性剤のHLB値の差 が少なくとも1、好ましくは少なくとも3になる様にする。 疎水性成分である該疎水性ブライトナーを含んでなる好ましい実施態様では、 乳化系は等式 および%A+%B=100% に合致する。ここでXは乳化すべき疎水性成分を表し、数種類の疎水性成分が存 在する場合、Xはそれらのすべてを表し、Aは該非イオン系界面活性剤(親水性 または疎水性)の一方を表し、Bは該非イオン系界面活性剤(親水性または疎水 性)のもう一方を表す。 組成物が漂白活性剤としてクエン酸アセチルトリエチルおよび疎水性ブライト ナーを含んでなる、本発明の特に好ましい実施態様では、界面活性剤系は、例え ばHLBが6である疎水性非イオン系界面活性剤、例えばDobanolR23-2、および 例えばHLBが15である親水性非イオン系界面活性剤、例えばDobanolR91-10 、を含んでなるのが好ましい。他の好適な非イオン系界面活性剤系は、例えばDo banolR23-6.5(HLB約12)およびDobanolR23(HLB6未満)またはDobano lR45-7(HLB=11.6)およびLutensolRT03(HLB=8)を含んでなる。 本発明の組成物は、疎水性型の布地、すなわちポリエステル、ポリアミド、等 の合成布地に対する白色化性能を改良することができる。「改良された白色化性 能」とは、少なくとも1種の疎水性界面活性剤と少なくとも1種の親水性界面活 性剤の界面活性剤系により乳化された疎水性ブライトナーを含んでなる組成物を 使用することにより達成される、布地(合成)に対する白さが、ここに規定する 該疎水性ブライトナーの代わりに親水性ブライトナーを含む同じ組成物を使用し て得られる白さよりも改良されていることを意味する。また、エマルション中に 配合することにより、疎水性ブライトナーは、洗濯物の中に細かく分散した液体 として送り込まれるので、通常の洗濯条件で使用される温度(60℃未満)で活 性である。より詳しくは、ここに規定する親水性ブライトナーをさらに含む本発 明の組成物は、ブライトナーとして該親水性ブライトナーのみを含んでなる同じ 組成物と比較して、あらゆる種類の布地(天然の綿繊維ならびに合成および混紡 布地)に対する白色化性能を改良することができる。 ここに記載する界面活性剤系中に乳化された疎水性ブライトナーを含んでなる 、本発明の組成物により得られる別の利点は、綿布地に対して特に効果的である ことが分かっている親水性ブライトナーが存在しなくても、該疎水性ブライトナ ーが綿布地の多サイクル白色化に貢献できることである。古くなった綿布地は部 分的に疎水性になる、すなわち有機物質の沈着の様な、汚れの薄い疎水性層によ り覆われるので、疎水性ブライトナーに対して敏感になる。 本発明はさらに、ここに記載する組成物の製造方法も提供する。本発明の方法 は、少なくとも3つの工程を含んでなる。 第一工程では、少なくとも該疎水性非イオン系界面活性剤および疎水性ブライ トナーを含んでなる疎水性混合物を製造する。該疎水性混合物はさらに組成物中 に配合する他の疎水性成分、例えば香料、溶剤、酵素、漂白活性剤および重合体 を含むことができる。 第二工程では、少なくとも該水、および該親水性非イオン系界面活性剤を含ん でなる親水性混合物を製造する。該親水性混合物は、好ましくはさらに組成物中 に配合する他の親水性成分、例えば染料、親水性光学ブライトナー、ビルダー、 キレート化剤、過酸化水素および緩衝剤を含んでなる。この第二工程では、過酸 化水素は、使用する場合、最後に、該緩衝剤を加えた後に加えるのが好ましい。 無論、該第一および第二工程はどの様な順序で行なっても、すなわち第二工程を 先に行なってもよい。 本発明の方法の第三工程では、該疎水性混合物および該親水性混合物を混合す る。 本発明の組成物は、洗濯洗剤として、または洗濯前処理剤、すなわち配量し、 布地に作用させてから洗濯する組成物として、または洗剤と共に使用して洗剤の 性能を強化する洗濯用添加剤として特に有用である。実際、本発明の組成物は、 それ自体、液体または顆粒状の洗剤を含むすべての種類の洗剤に配合することが できる。本発明の組成物を顆粒状の洗剤に配合するのに使用される技術は、噴霧 および/またはカプセル収容の様な、当業者には一般的に知られている技術であ る。 本発明はさらに、上記の組成物を布地と接触させることにより、該布地を漂白 および/または洗濯する方法も提供する。より詳しくは、本発明の組成物が漂白 剤を含んでなる、本発明の好ましい実施態様では、布地を漂白して布地の白さを 改良する方法は、最初に該布地を本発明の組成物と接触させ、次いで該布地を該 組成物と、該布地を漂白するのに十分な時間、典型的には2〜60分間、好まし くは5〜30分間、接触させたままにし、次いで該布地を水中で濯ぎ、該組成物 を除去する工程を含んでなる。該布地を洗濯する場合、すなわち少なくとも1種 の界面活性剤を含んでなる従来の組成物で洗濯する場合、該布地を洗濯する前に 本発明の方法を実行するのが好ましい。事実、洗剤組成物で布地を洗濯する前に 本発明の組成物で該布地を漂白することにより、該布地を最初に洗濯し、次いで 漂白する場合よりも、より少ないエネルギーおよび洗剤で、より優れた白さが得 られ、汚れがより効果的に除去されることが観察されている。したがって、本発 明の該方法はさらに、少なくとも1種の界面活性剤を含んでなる洗剤組成物で該 布地を洗濯する工程を含む。 下記の例により本発明はさらに説明されている。 1)実験データ 下記の成分を下記の量(重量%)で含んでなる組成物を製造する。 HOESR3639はヘキストから市販のテレフタレート系重合体である。 組成物Iは、以下の試験で基準とするエマルションであり、ブライトナーをま ったく含まない。 組成物IIおよびIVは、本発明の組成物である。組成物IIは、非イオン系界面活 性剤のエマルションであり、特に過酸化水素、漂白活性剤(ATC)および疎水 性ブライトナーTinopal SOPRを含む。組成物IVは、さらに親水性ブライトナーBr ightenerR49を含む点で組成物IIとは異なる。 組成物IIIは、先行技術を代表する組成物、すなわち過酸化水素および漂白活 性剤(ATC)およびブライトナーとして親水性ブライトナーを含んでなる、非 イオン系界面活性剤のエマルションである。 上記の漂白組成物を使用し、続いて洗剤組成物を使用することにより、単一ト レーサーランドロメーター試験(A single tracer launderometer test)を行なっ た。 試験はステンレス鋼容器中で行なった。まず、上記の漂白組成物I〜IVの各2 mlを水道水0.5リットルで希釈した。試験は18℃で行なった。調製した溶液 に、トレーサー、すなわち標準化した汚れを有する布、タオル、等の布地を加え た。次いで容器を20分間攪拌した。洗濯サイクルの後、トレーサーを水で濯い だ。次いで、市販の洗剤(Dash UltraR)を使用してトレーサーを洗濯した。洗 剤5gを水道水0.5リットルに溶解させた。この溶液を40℃に加熱した。次 いで容器をトレーサーと共に20分間攪拌した。洗濯サイクルの後、トレーサー を濯ぎ、乾燥させた。次いで、トレーサーを目視で評価した。 下記の表は、様々な種類の布地、すなわちポリエステル、綿/ポリエステル、 綿のみ、に対する1洗濯サイクル後の白さの結果を、組成物Iに対する組成物II 、IIIおよびIVに関して示す。また、この表は、組成物Iに、洗濯サイクルの開 始時に洗濯溶液にTinopal SopRを直接加えて得た白さの結果を、単独で使用した 組成物Iに対しても示している。 考察 これらのデータは、非イオン系界面活性剤系で乳化させた疎水性ブライトナー を含んでなる本発明の組成物により、白さが著しく改良されることを示している 。事実、1回だけの洗濯サイクル後に、非イオン系界面活性剤系の中に乳化させ た疎水性ブライトナーを含んでなる本発明の組成物(組成物IIおよびIV)は、ブ ライトナーとして親水性ブライトナーだけを含んでなる市販の組成物(組成物II I)および該疎水性ブライトナーが乳化されてなく、洗濯溶液中に別に、そのま ま配合された組成物(組成物I*)の両方と比較して、合成布地、例えばポリエ ステル、に対する白色化性能が優れている。これらのデータは、疎水性および親 水性ブライトナーを含んでなる本発明のエマルションが、市販の組成物と比較し て、様々な種類の布地、すなわちポリエステルのみ、綿のみ、またはそれらの混 紡、に対して布地の白さを改良することも示している(組成物IV対組成物III参 照)。 2)例 本発明の組成物の他の例を以下に示す。これらの組成物は、下記の成分を下記 の量(重量%)で含んでなる。 組成物I〜IIIは、それぞれ2種類の混合物を調製して製造する。親水性混合 物は、親水性成分、例えば水、親水性ブライトナー、S,S−EDDS、ポリ( 4−ビニルピリジン−N−オキシド)、DobanolR45-7、DobanolR91-10、ジエチ レントリアミンペンタメチレンホスホン酸またはアルキル硫酸Naを含んでなる 。過酸化水素は、該親水性混合物に最終段階で加える。疎水性混合物は、クエン 酸アセチルトリエチル、DobanolR23-2、Lutensol T03、疎水性ブライトナー、 シリコーンまたはHOESR3639を含んでなる。次いで、該疎水性混合物を該親水性 混合物に攪拌しながら注ぎ込む。 上記例によるすべての組成物は安定しており、それらで処理して布地に優れた 白色化性能および安全性を与え、汚れを効率的に除去する。これらの利点は、該 組成物を洗濯組成物として、または添加剤として、または洗剤組成物と共に予備 漂白剤として使用した場合に観察される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも、HLBが10を超える親水性界面活性剤、および少なくと も、HLBが9までの疎水性界面活性剤、を含んでなる水性エマルションであっ て、前記水性エマルションがさらに、水に対する溶解度が25℃で1リットルあ たり5グラム未満である疎水性ブライトナーまたはそれらの混合物を含んでなる ことを特徴とする、水性エマルション。 2. 前記疎水性ブライトナーの水に対する溶解度が1リットルあたり3グラ ム未満、好ましくは1リットルあたり1グラム未満、である、請求項1に記載の エマルション。 3. 前記疎水性ブライトナーが、アリールトリアゾール誘導体、スチリルス チルベン誘導体、多環式オキサゾール誘導体、またはそれらの混合物、好ましく はベンゾ−オキサゾール誘導体であり、より好ましくは前記ベンゾ−オキサゾー ルがベンゾオキサゾール,2,2’−(チオフェナジル)ビスである、請求項1 または2に記載のエマルション。 4. 前記エマルションが、エマルション全体の0.02〜1重量%の、好ま しくは0.05〜0.5重量%の、より好ましくは0.05〜0.2重量%の、 前記疎水性ブライトナーを含んでなる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエ マルション。 5. 前記エマルションが、エマルション全体の2〜50重量%、好ましくは 5〜40重量%、より好ましくは8〜30重量%、の前記疎水性および親水性界 面活性剤を含んでなる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエマルション。 6. 前記疎水性界面活性剤が、非イオン系界面活性剤、好ましくはHLBが 9未満、好ましくは8未満、である疎水性非イオン系界面活性剤であり、前記親 水性界面活性剤が、非イオン系界面活性剤、好ましくはHLBが11を超える、 好ましくは12を超える、親水性非イオン系界面活性剤である、請求項1〜5の いずれか1項に記載のエマルション。 7. 前記エマルションがさらに、陰イオン系界面活性剤またはそれらの混合 物、好ましくは10〜16個の炭素原子を有するアルキル硫酸ナトリウム、を含 んでなる、請求項1〜6のいずれか1項に記載のエマルション。 8. さらに過酸化水素または過酸化水素の水溶性供給源および漂白活性剤を 含んでなり、前記漂白活性剤が界面活性剤により乳化されている、請求項1〜7 のいずれか1項に記載のエマルション。 9. エマルション全体の0.5〜20重量%の前記過酸化水素を含んでなる 、請求項8に記載のエマルション。 10. 前記漂白活性剤がクエン酸アセチルトリエチルである、請求項8また は9に記載のエマルション。 11. 水に対する溶解度が25℃で1リットルあたり10グラムを超える、 好ましくは1リットルあたり15グラムを超える、より好ましくは1リットルあ たり20グラムを超える、親水性ブライトナーをさらに含んでなる、請求項1〜 10のいずれか1項に記載のエマルション。 12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のエマルションを含んでなる洗 剤組成物。 13. 布地、特に合成布地の様な疎水性を有する布地、を漂白または洗濯し 、布地の白さを改良する方法であって、 − 先ず、前記布地を請求項1〜11のいずれか1項に記載の組成物またはエマ ルションと接触させ、 − 次いで前記布地を前記組成物またはエマルションと、前記布地を漂白または 洗濯するのに十分な時間接触させたままにし、 − 次いで前記布地を水中で濯ぎ、前記組成物またはエマルションを除去する工 程を含んでなる方法。 14. さらに、少なくとも1種の界面活性剤を含んでなる洗剤組成物で前記 布地を洗濯する工程を含む、請求項13に記載の方法。
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