【発明の詳細な説明】
エポキシアルケンのエポキシアルカンへの選択的水素化方法
本発明は、エポキシアルケン及びエポキシシクロアルケン、特に共役γ,δ−
エポキシアルケン及びγ,δ−エポキシシクロアルケンの、相当するエポキシア
ルカン及びエポキシシクロアルカンへの新規な転化方法に関する。更に詳しくは
、本発明は、エポキシアルケン及びエポキシシクロアルケンを錯体ロジウム触媒
の溶液中で均一接触水素化し、それによって共役エポキシ基の顕著な水素化分解
を伴うことなくオレフィン性不飽和を水素化することに関する。
不飽和エポキシドの選択的水素化は、従来種々の不均一及び均一条件下で報告
されている。不均一方法は触媒の不均一性によって本発明と容易に区別されるが
、先行技術のより完全な理解を与えるために本明細書に含める。
米国特許第5,077,418号には、坦持ロジウム触媒を使用する不飽和エポキシド
の相当する飽和エポキシドへの不均一転化方法が開示されている。この方法は、
25〜80℃の温度範囲で、2〜56バール(29〜812psia)の水素の雰囲気下で行わ
れる。この方法による3,4−エポキシ−1−ブテンの水素化により、ブチレン
オキシド、ブチルアルデヒド及びブタノールの混合物が生成される。このブチル
アルデヒドは次いでそれをブチルアルコールに転化するためのニッケル触媒上で
水素化され、ブチルアルコールはブチレンオキシドから容易に分離される。
Chernyshkova他(Neftekhimiya 14巻、677〜681頁(1974年)、Chem.Abs.82
:72667p)は、エポキシシクロドデカジエンのエポキシシクロドデカンへの水素
化に於いて、坦持ロジウム、パラジ
ウム及び白金触媒を使用する同様の反応を報告している。これらの研究者は、ア
ルミナ坦持ロジウム触媒を75〜100℃で使用して、92〜96%収率で所望のエポキ
シドを得た。
Chernyshkova(SU 380,650)はまた、Neftekhimiyaの論文に記載されているも
のと同じ方法を使用し、更にアルミナ及び炭素坦持触媒の使用を特定した、エポ
キシシクロドデカジエンのエポキシシクロドデカンへの水素化を報告している。
報告された実験条件には、アルミナ上のルテニウム触媒で150〜165℃及び水素10
0気圧でのこの方法の操作が含まれている。これらの条件は70分内での完全な反
応及び85%より多いエポキシシクロドデカンであった生成物混合物を与えた。報
告された他の生成物には、環式ケトン、アルコール及び少量の環式炭化水素が含
まれている。日本特許公報74−41,193には、ハロゲン化アルカリ金属のような中
性塩又は水酸化アルカリ及びアミンのような塩基であってよい添加物の存在下で
、炭素上のパラジウム触媒を使用する以外は、Chernyshkova他と同じ反応が開示
されている。
Anderson他(米国特許第4,127,594号)は、エピクロロヒドリンの存在下での
不飽和の選択的水素化を報告している。この反応の主な目標は、エピクロロヒド
リン製造方法に於いて不純物として形成されるクロロアクロレイン及び5,6−
エポキシ−1−ヘキセンである。この方法は、不飽和エポキシヘキセンを、エピ
クロロヒドリンの下流での使用を妨害しない飽和エポキシドに転化する。米国特
許第4,127,594号の方法は典型的に、100psig及び50〜80℃で操作して、不飽和エ
ポキシドの飽和生成物への完全な転化を達成する。この方法で使用される触媒は
、α−アルミナのような非酸性耐火物坦体上に坦持されたロジウム、白金及びパ
ラジウムである。
Balbolov他は、Journal of Molecular Catalysts、69巻、95〜10
3頁(1991年)で、坦持されたパラジウム触媒(但し、坦持物質はアルミナ、二
酸化チタン及び炭素であった)を使用する1,2−エポキシシクロドデカ−5,
9−ジエンのエポキシシクロドデカンへの水素化の反応速度論についての研究を
報告した。二酸化チタン坦持触媒は最も望ましくない結果を与え、他方、炭素坦
持触媒は100℃及び1.3MPa(12.8気圧)の水素圧で飽和エポキシドについての90.
9%の選択率の最良の報告された結果を与えた。
不飽和エポキシドの均一接触水素化を記載している先行技術は、Mochida,Fuj
itsu及び共同研究者による2件の報告に限定されている。Mochida(Chemical Le
tters,10巻、1025〜1026頁(1975年))は、3,4−エポキシ−1−ブテン及
びシクロプロパンのような他の小環化合物の水素化のためにウィルキンソン触媒
[トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウムクロリド]を使用することについ
ての研究を報告している。Mochidaは、エポキシブテンが穏和な条件下でゆっく
り反応して、主として開環反応から誘導される生成物の混合物が得られることを
見出した。中間体としてクロチルアルコール及びクロトンアルデヒドを含む機械
的に決定される経路が提案されている。Mochidaによって使用された条件(30℃
、10時間)下で、ウィルキンソン触媒は、ブチレンオキシド(40%)、ブチルア
ルデヒド(48%)及びブタノール(12%)からなる生成物の混合物へのエポキシ
ブテンの60%転化を与えた。
Fujitsu,Mochida及び共同研究者(J.Chem.Soc.Perkin I,855頁(1982年
))は、3,4−エポキシ−1−ブテンの均一水素化のためにカチオン性ロジウ
ム触媒を使用する研究を報告している。このグループは、Schrock及びOsborn(J
.Am.Chem.Soc.,93巻、2397頁(1971年))の調製方法を使用した。Fujitsu
は、Schrock方法の配位子を、トリエチルホスフィン、トリメチルホ
スフィン及び1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタンのような他のホスフ
ィン配位子で置換することによる、Schrock及びOsborn触媒への変性を報告して
いる。Fujitsuは50気圧(735psig)での1回の操作を報告しているが、Fujitsu
の研究は主として1気圧の水素及び30℃で行われた。1気圧及び30℃でFujitsu
によって得られた生成物は、主として開環反応から誘導される。生成物収率はホ
スフィン配位子依存性であり、大きく変化する。例えば、配位子としてトリエチ
ルホスフィンでの8時間の反応後に、生成物にはクロトンアルデヒド(34.9%)
、ブチルアルデヒド(15.1%)、3−ブテン−1−オール(10.8%)、2−ブテ
ン−1−オール(20.7%)及びブチレンオキシド(8.9%)が含まれている。こ
の反応のためにMochida(前記した)によるウィルキンソン触媒の以前の使用も
、Fujitsuの報文に例として示されている。Mochidaの報文に以前に報告されてい
るように、長い反応時間(10時間)及び穏和な条件(1気圧水素圧、30℃)でウ
ィルキンソン触媒は、ブチルアルデヒド(48%)及びブタノール(12%)に加え
て、40%の収率で飽和エポキシドを生成する。Fujitsuの報文でブチレンオキシ
ドの報告された最高の収率は50気圧の水素での1回の操作である。1時間の反応
後にエポキシブテンの41.8%の転化が観察された。観察された生成物は、ブチレ
ンオキシド(12.6%)、3−ブテン−1−オール(10.6%)、クロトンアルデヒ
ド(7.8%)、2−ブテン−1−オール(6.4%)、ブタノール(3%)及びブチ
ルアルデヒド(1.4%)であった。また、主な反応経路はエポキシド環の開裂に
よるものである。
本発明は、不飽和エポキシド、特に炭素−炭素二重結合がエポキシド官能基と
共役しているものの、相当する飽和エポキシドへの水素化のための、現存する方
法より優れた改良を提供する。更に詳しくは、本発明の方法は、良好な選択性で
高収率で且つ工業的に許容
できる反応速度で3,4−エポキシ−1−ブテンを1,2−ブチレンオキシドに
水素化する。本発明の一つの態様は、水素化温度及び圧力条件下にγ,δ−エポ
キシアルケン及びγ,δ−エポキシシクロアルケンを、(A)不活性有機溶媒並
びに(B)(i)ロジウム、(ii)トリヒドロカルビルホスフィン及びトリヒド
ロカルビルホスファイトから選択された有機リン化合物及び(iii)アルカジエ
ン、シクロアルカジエン、アルカトリエン及びシクロアルカトリエンから選択さ
れた多不飽和炭化水素からなる、該溶媒中に溶解された触媒成分[但し、成分(
ii)のロジウムに対する比は、3:1より大きく50:1以下のリンのグラム原子
のロジウムのグラム原子当たりの比を与え、成分(iii)のモルのロジウムのグ
ラム原子に対する比は2:1〜150:1である]からなる触媒溶液中で水素化す
ることによる、エポキシアルカン及びエポキシシクロアルカンの製造方法である
。
本発明の第二の態様は、上に定義した触媒溶液からなる。
エポキシアルケン及びエポキシシクロアルケン反応剤には、4〜20個の炭素原
子、好ましくは4〜8個の炭素原子が含まれていてよい。本発明は、共役γ,δ
−エポキシアルケン及びγ,δ−エポキシシクロアルケンを選択的に水素化して
、相当するエポキシアルカン及びエポキシシクロアルカンを得る際に特に有用で
ある。γ,δ−エポキシアルケン及びγ,δ−エポキシシクロアルケン反応剤の
例には、構造式:
(式中、各Rは独立に、水素、炭素数8以下のアルキル、炭素数5
〜10の炭素環若しくは複素環アリール基又はハロゲンから選択され又は全ての2
個のR置換基は一緒になって環を形成するアルキレン基、例えば、主鎖中に4〜
6個の炭素原子を含有するアルキレンを表わしてもよい)
を有する化合物が含まれる。好ましいエポキシアルケン反応剤は、R置換基が個
々に水素、低級アルキル、例えば炭素数4以下のアルキル又はハロゲンを表わす
か又は一緒になって炭素数4〜8の直鎖若しくは分枝鎖アルキレンを表わしても
よい式(I)の化合物、特に、少なくとも4個のR基が水素を表わす式(I)の
化合物からなる。本発明の実施に使用することが意図される代表的化合物には、
3,4−エポキシ−3−メチル−1−ブテン、2,3−ジメチル−3,4−エポ
キシ−1−ブテン、1,3−シクロオクタジエンモノエポキシド、3,4−エポ
キシ−1−ブテン等々が含まれる。最も重要なエポキシアルケン反応剤は3,4
−エポキシ−1−ブテンである。
本発明により生成されるエポキシアルカン及びエポキシシクロアルカン化合物
は、式:
(式中、R置換基は前記定義した通りである)
を有する。これらの化合物は、ポリエーテル、アルキレン及びシクロアルキレン
グリコール、アミノアルカノール及びアミノシクロアルカノール、エポキシ樹脂
、ウレタンポリオール、ノニオン性界面活性剤並びに塩素化炭化水素用安定剤の
製造で有用である。
触媒溶液のロジウム成分は、触媒溶液が配合され、水素化が行わ
れる不活性有機溶媒に可溶性の種々のロジウム化合物の何れか1種によって与え
ることができる。このような可溶性ロジウム化合物の例には、トリス(トリフェ
ニルホスフィン)ロジウムクロリド、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウ
ムブロミド、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウムヨーダイド、2−エチ
ルヘキサン酸ロジウムダイマー、酢酸ロジウムダイマー、酪酸ロジウムダイマー
、吉草酸ロジウムダイマー、炭酸ロジウムダイマー、オクタン酸ロジウムダイマ
ー、ドデカカルボニルテトラロジウム、2,4−ペンタンジオン酸ロジウム(II
I)、ロジウム(I)ジカルボニルアセトニルアセトナート、トリス(トリフェ
ニルホスフィン)ロジウムカルボニルハイドライド[(Ph3P:)3 Rh(CO)-H]並び
にロジウム(シクロオクタジエン)ビス(トリベンジルホスフィン)テトラフル
オロポレート及びロジウム(ノルボルナジエン)ビス(トリフェニルホスフィン
)ヘキサフルオロホスフェートのようなカチオン性ロジウム錯体が含まれる。
触媒溶液の活性及び選択性は、ロジウムの起源には比較的感受性でないことを
見出した。触媒溶液中のロジウムの濃度[Rh]は、20〜20,000ppmの範囲内であ
ってよいが、ロジウムの非常に低い濃度は、反応速度が許容できないほど低いの
で工業的に望ましくない。ロジウム濃度の上限は臨界的ではなく、主としてロジ
ウムの高い費用によって決定される。それで、触媒溶液中のロジウムの濃度[Rh
]は好ましくは、100〜2000ppm、最も好ましくは200〜1000ppmの範囲内である。
本発明によって提供される新規な触媒溶液の有機リン成分として使用すること
ができる第三級(トリ置換)ホスフィン及びホスファイト化合物の幾つかの例に
は、トリブチルホスフィン、トリブチルホスファイト、ブチルジフェニルホスフ
ィン、ジブチルフェニルホ
スファイト、トリベンジルホスフィン、トリベンジルホスファイト、トリシクロ
ヘキシルホスフィン、トリシクロヘキシルホスファイト、1,2−ビス(ジフェ
ニルホスフィノ)エタン、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、1
,4−ブタンビス(ジベンジルホスファイト)、2,2′−ビス(ジフェニルホ
スフィノメチル)−1,1′−ビフェニル及び1,2−ビス(ジフェニルホスフ
ィノメチル)ベンゼンが含まれる。第三級ホスフィンの追加の例は、米国特許第
4,845,306号、同第4,742,178号、同第4,774,362号、同第4,871,878号及び同第4,
960,949号に開示されている。典型的なホスフィン及びホスファイト配位子は、
一般式:
(式中、R1,R2及びR3は同じか又は異なっており、それぞれは炭素数12以下
のヒドロカルビルであり、R4は炭素数2〜8の鎖によって2個のリン原子を結
合するヒドロカルビレン基である)
によって表わすことができる。R1,R2及びR3が表わすことができるヒドロカ
ルビル基の例には、ベンジルのようなアリール置換アルキルを含むアルキル、シ
クロヘキシルのようなシクロアルキル並びにフェニル及び1個又はそれ以上のア
ルキル基によって置換さ
れたフェニルのようなアリールが含まれる。エチレン、トリメチレン及びヘキサ
メチレンのようなアルキレン、シクロヘキシレンのようなシクロアルキレン並び
にフェニレン、ナフチレン及びビフェニレンが、R4が表わすことができるヒド
ロカルビレン基の例である。
触媒溶液の有機リン成分は好ましくは、前記式(I)を有するもののようなト
リ置換モノ−ホスフィン化合物である。トリフェニルホスフィン、トリシクロヘ
キシルホスフィン及び特にトリベンジルホスフィンが、最も好ましい有機リン化
合物である。触媒系中に存在する有機リン化合物のモルの、ロジウムのグラム原
子に対する比は、好ましくは4:1〜20:1である。
本発明で使用する新規な触媒溶液の多不飽和炭化水素成分は、環式又は非環式
であってよく、他の官能基が含まれていてもよい。適当なジエンの例は、1,5
−シクロオクタジエン、1,3−シクロオクタジエン、ブタジエン、1,3−ペ
ンタジエン、ノルボルナンジエン、1,5−ヘキサジエン、ジシクロプンタジエ
ン及び1,7−オクタジエンである。可能性のあるトリエンの例には、1,5,
9−シクロドデカトリエン及び1,5,7−オクタトリエンが含まれる。多不飽
和炭化水素は12個以下の炭素原子が含まれていてよい。炭素数4〜10で−5〜24
0℃の範囲内の沸点を有するジエンが好ましい。多不飽和炭化水素触媒成分のモ
ルの、ロジウムのグラム原子当たりの比は5〜10の範囲内である。
この新規な触媒溶液の活性成分を含有する不活性有機溶媒は、ケトン;アルデ
ヒド;エステル;アルコール;脂肪族、脂環式及び芳香族炭化水素;芳香族ハラ
イド;脂肪族及び環式エーテル;低級カルボン酸のN,N−ジアルキルアミド;
アセタール:ケタール;並びに類似の非反応性液状有機物質のような広範囲の種
々の化合物か
ら選択することができる。一般的に、この不活性有機溶媒には12個以下の炭素原
子が含まれている。エポキシアルカン又はエポキシシクロアルカン生成物はまた
プロセスの溶媒としても機能する。典型的なエステル溶媒の例には、ジカルボン
酸を含み、6個以下の炭素原子を含む、脂肪族、脂環式及び芳香族カルボン酸の
C1〜C6アルキルエステルが含まれる。この不活性溶媒は好ましくは、アセトン
、2−ブタノン、2−ヘキサノン及びシクロヘキサノンのような炭素数3〜8の
脂肪族及び脂環式ケトンから選択される。この不活性有機溶媒には、下記の任意
の無機物質の溶解を助けるために、水例えば、(有機溶媒の重量基準で)15重量
%以下の水が含有されていてもよい。通常は、この溶媒には5重量%(同じ基準
)より多くの水は含有されていない。
水素化圧力及び温度条件は、例えば、1〜100バール(絶対圧)の全圧及び25
〜100℃の温度のようにかなり変えることができる。しかしながら、好ましい条
件は25〜80バール(絶対圧)の範囲内の全圧及び40〜70℃の範囲内の温度からな
る。
上記触媒溶液の反応性及び選択性は、その中にテトラフェニルホウ素、テトラ
フルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート及びテトラピラゾリルボロハイ
ドレート、例えば、トリス(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)ボロヒドリド
のような非求核性(対)イオンを含有させることによって向上される。このホウ
素含有対イオンは、一般式(R5)4B-M+(式中、R5はフッ素、水素、アルキ
ル、アリール、例えば、非置換及び置換フェニル及びナフチル又は環ヘテロ原子
の少なくとも1個が窒素であるヘテロアリール、例えば、ピラゾリル残基から選
択され、Mはカリウム、ナトリウム、リチウムなどのようなアルカリ金属である
)を有する化合物から選択することができる。当業者が文献、例えば、Schrock
及びOsborn
,J.Am.Chem.Soc.,93巻、2397頁、3089頁(1971年)及びibid,98巻、2134
頁、4450頁(1976年)から、本発明の方法で有利な効果を有する対イオンを与え
るために種々のアニオン性物質を使用できることを認めるであろうことが明らか
である。非求核性対イオンはアルカリ金属塩のような無機塩として又は第四級ア
ンモニウム又はホスホニウムカチオン、例えば、32個以下の炭素原子の全炭素含
有量を有するテトラヒドロカルビルアンモニウム及びホスホニウムカチオンの塩
のような有機オニウム塩として与えることができる。このようなヒドロカルビル
基の例は、前記のR1,R2及びR3の定義で記載されている。対イオン源化合物
が溶媒中で容易に可溶性である場合、対イオン溶解性を増加させるために少量の
水を溶媒に添加することができる。使用される非求核性対イオンの量は普通、存
在するロジウムの1原子当たり、少なくとも2モル、好ましくは5〜15モルであ
ろう。
触媒系の選択性は多くの場合に、触媒溶液に追加したハロゲン化物、特に追加
したヨウ化物を存在させることによって更に向上させることができる。このヨウ
化物イオンは、アルカリ金属ヨウ化物、例えば、ヨウ化カリウム、ナトリウム及
びリチウムのようなヨウ化物塩の形で与えることができる。有利な効果をもたら
すヨウ化物の量は、存在するロジウムの1グラム原子当たり0.1グラム原子以上
のヨウ化物である。ヨウ化物イオンの好ましいレベルは、ロジウム1グラム原子
当たりヨウ化物0.25〜5.0グラム原子の範囲内である。
本発明の水素化方法は、回分式、半連続式又は連続式の操作様式で行うことが
できる。例えば、回分式操作に於いては、不飽和エポキシド及び触媒溶液をオー
トクレーブに、大気圧及び環境温度で保護窒素雰囲気下で装入する。次いでこの
混合物を所望の圧力、普通
42〜70バール絶対圧まで装入し、撹拌し、所望の反応温度、典型的に60℃に加熱
する。所望の反応時間、普通1時間が経過した後、オートクレーブ及び内容物を
冷却し、過剰の水素を排出する。水素化エポキシド生成物を、一般的な分離方法
、例えば、生成する特別のエポキシド、使用する溶媒及び触媒成分並びに他のプ
ロセス変数のような種々の要因に依存して、蒸留、選択的結晶化又は抽出によっ
て回収することができる。
方法の連続式操作に於いて、不飽和エポキシド反応剤及び触媒を、加熱反応ゾ
ーン、例えば、撹拌圧力容器又は一連の撹拌圧力容器に、上昇した圧力の水素又
は水素含有雰囲気下で連続的に供給する。この方法で使用される水素は本質的に
純粋の水素又は使用することができる水素プラントで発生した少量の1種又はそ
れ以上の不活性不純物を含有する水素であってよい。このような不活性不純物又
は成分の例には、窒素、アルゴン又はメタンが含まれる。反応ゾーン内の滞留時
間は、反応剤の所望の生成物への転化が可能なように十分なものである。生成物
流を反応ゾーンから連続的に取り出し、生成物回収ゾーンに供給する。生成物回
収は種々の一般的な方法を利用する。例えば、生成物が十分に揮発性である場合
、窒素又は水素のような不活性ガスを使用して生成物を触媒溶液から蒸気ストリ
ッピングすることによって生成物を回収することができる。生成物が、蒸気スト
リッピングが可能であるほど十分に揮発性でない場合は、一般的な蒸留方法によ
って生成物を回収することができる。エポキシド生成物が非常に官能化されてい
るか又は高度に極性の置換基を含有する場合は、生成物は抽出方法によって回収
することができる。エポキシド生成物が結晶性である場合は、これは触媒溶液か
らの生成物の選択的結晶化によって単離することができる。
本発明により提供される水素化方法及び触媒を下記の例によって
更に示す。全ての触媒溶液は、他に記載しない限り窒素雰囲気下で調製した。使
用した全ての多不飽和炭化水素及び溶媒は、シリカゲルを通して濾過して過酸化
物不純物を除去し、使用する前に窒素の下で貯蔵した。全てのオートクレーブは
、オートクレーブに触媒を装入する前に窒素パージした。
反応剤及び生成物は、熱伝導度検出器を取り付けたヒューレットパッカード(
Hewlett Packard)5890型ガスクロストグラフでガスクロマトグラフィーにより
分析した。このクロマトグラフには、0.5マイクロリットル(μL)試料を使用
し、J&Wサイエンティフィック(Scientific)DBワックス毛細管カラム(Part #
123−7033,30メートル×0.32mm内径、0.5ミクロンフィルム付き)を取り付けた
。ヘリウムをキャリヤーガス(30kPaヘッド圧力)として使用し、操作のための
オープン温度プロフィールは初期温度45℃(5分間保持)、次いで15℃/分で22
0℃(19分間保持)までプログラム加熱することであった。例 1
撹拌棒を取り付けた250mLのフラスコ中の、トリス(トリフェニルホスフィン
)ロジウムクロリド(0.1g)、トリベンジルホスフィン(0.1g)、1,5−シ
クロオクタジエン(0.1mL)及び50mLの2−ヘプタノンの混合物を、水素下で環境
温度及び大気圧で、固体の全部が溶解して薄黄色触媒溶液が生成するまで撹拌し
た。この触媒溶液に3,4−エポキシ−1,2−ブテン(10mL)を添加し、得ら
れた溶液を窒素下で管を通して、窒素でパージした300mLのオートクレーブに供
給した。撹拌機を始動し、次いでオートクレープを水素(不活性ガス添加せず)
で70バール絶対圧(1000ポンド/平方インチ−psig)まで加圧し、オートクレー
ブを5〜10分間かけて60℃ま
で加熱した。反応混合物を撹拌し、60℃の温度及び約56〜70バール絶対圧(800
〜1000psig)の水素圧で1時間維持した。次いでオートクレーブを冷却し、圧力
を下げ、生成物混合物の試料を前記した方法によって分析した。
得られた結果を表Iに示す。表Iに於いて、「EpB Conv」は、実験で使用した
3,4−エポキシ−1−ブテンのモルで割った、他の化合物に転化した3,4−
エポキシ−1−ブテンのモル×100であり、「BO%」は他の化合物に転化した3
,4−エポキシ−1−ブテンのモルで割った、生成したブチレンオキシド(1,
2−エポキシブタン)のモル×100であり、「HBu%」は他の化合物に転化した3
,4−エポキシ−1−ブテンのモルで割った、生成したブチルアルデヒドのモル
×100であり、「BuOH%」は他の化合物に転化した3,4−エポキシ−1−ブテ
ンのモルで割った、生成したブタノールのモル×100である。例 2
(1)ロジウム源化合物が(Ph3P)3Rh(CO)H(式中、Phはフェニルである)(
0.108モル)であり、そして(2)触媒溶液中にテトラフェニルホウ素ナトリウ
ム(0.06g)を含有させた以外は、例1に記載した手順を繰り返した。その結果
を表Iに示す。例 3
(1)ロジウム源化合物がRh(CO)2 CH3COCHCOCH3(0.108モル)であり、そし
て(2)触媒溶液中にテトラフェニルホウ素ナトリウム(0.06g)を含有させた
以外は、例1に記載した手順を繰り返した。その結果を表Iに示す。例 4
(1)ロジウム源化合物がトリス(トリフェニルホスフィノ)ロジウムブロミ
ド(0.108モル)であり、そして(2)触媒溶液中にテ
トラフェニルホウ素ナトリウム(0.06g)を含有させた以外は、例1に記載した
手順を繰り返した。その結果を表Iに示す。例 5
(1)ロジウム源化合物がトリス(トリフェニルホスフィノ)ロジウムヨーダ
イド(0.108モル)であり、そして(2)触媒溶液中にテトラフェニルホウ素ナト
リウム(0.06g)を含有させた以外は、例1に記載した手順を繰り返した。その
結果を表Iに示す。例 6
触媒溶液中にテトラフェニルホウ素ナトリウム(0.06g)を含有させた以外は
、例1に記載した手順を繰り返した。その結果を表Iに示す。例 7
ロジウム源化合物がロジウム(1,5−シクロオクタジエン)ビス(トリベン
ジルホスフィン)ヘキサフルオロホスフェート(0.108モル)であった以外は、例
1に記載した手順を繰り返した。その結果を表Iに示す。例 8
ロジウム源化合物がロジウム(1,5−シクロオクタジエン)ビス(トリベン
ジルホスフィン)テトラフェニルホウ素(0.108モル)であった以外は、例1に記
載した手順を繰り返した。その結果を表Iに示す。例 9
(1)ロジウム源化合物が2−エチルヘキサン酸ロジウムダイマー(0.108モル
)であり、触媒溶液に(2)テトラフェニルホウ素ナトリウム(0.06g)及び(
3)ヨウ化ナトリウム(0.05g)を含有させた以外は、例1に記載した手順を繰
り返した。その結果を表Iに示す。例 10
触媒溶液にヨウ化ナトリウム(0.05g)を含有させた以外は、例6に記載した
手順を繰り返した。その結果を表Iに示す。例 11
触媒溶液にヨウ化ナトリウム(0.05g)を含有させた以外は、例8に記載した
手順を繰り返した。その結果を表Iに示す。例 12
触媒の多不飽和炭化水素成分が1,3−シクロオクタジエン(0.10mL)であっ
た以外は、例6に記載した手順を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 13
触媒の多不飽和炭化水素成分がノルボルナジエン(0.10mL)であった以外は、
例6に記載した手順を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 14
触媒の多不飽和炭化水素成分が1,5,9−シクロドデカトリエン(0.10mL)
であった以外は、例6に記載した手順を繰り返した。得られた結果を表Iに示す
。例 15
使用した1,5−シクロオクタジエンの量が0.20mLであった以外は、例6に記
載した手順を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 16
使用した1,5−シクロオクタジエンの量が0.30mLであった以外は、例6に記
載した手順を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 17
撹拌棒を取り付けた三ツ口250mLフラスコ中の粉末化ヘキサフルオロリン酸カ
リウム(0.06g、0.33ミリモル−mmol)及び水(1.0mL)の混合物に、窒素下で、
トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウムクロリド(0.1g)、トリベンジルホ
スフィン(0.1g)、1,5−シクロオクタジエン(0.1mL)及びアセトン(2.0mL)を
添加した。得られた触媒組合せ物をかき混ぜて成分を混合し、次いで水素下で5
分間撹拌した。次いで2−ヘプタノン(50mL)を添加し、水素下での撹拌を、固
体の全部が溶解して薄黄色触媒溶液が生成するまで続けた。この触媒溶液に3,
4−エポキシ−1,2−ブテン(10mL)を添加し、得られた溶液を窒素下で管を
通して、窒素でパージした300mLのオートクレーブに供給した。撹拌機を始動し
、次いでオートクレーブを水素(不活性ガス添加せず)で70バール絶対圧(1000
psig)まで加圧し、オートクレーブを5〜10分間かけて60℃まで加熱した。反応
混合物を撹拌し、60℃の温度及び約56〜70バール絶対圧(800〜1000psig)の水素
圧で1時間維持した。次いでオートクレーブを冷却し、圧力を下げ、生成物混合
物の試料を前記した方法によって分析した。得られた結果を表Iに示す。例 18
ヘキサフルオロリン酸カリウムをテトラフルオロホウ酸ナトリウム(0.018mmol
)で置き換えた以外は、例17を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 19
ヘキサフルオロリン酸カリウムをテトラフェニルホウ素ナトリウム(0.018ミリ
モル−mmol)で置き換えた以外は、例17を繰り返した。得られた結果を表Iに示
す。例 20
テトラフェニルホウ素ナトリウムをトリス(3−メチル−5−フ
ェニルピラゾリル)ヒドリドホウ酸カリウム(0.018mmol)で置き換えた以外は、
例6を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 21
テトラフェニルホウ素ナトリウムをp−トリルスルホン酸テトラブチルアンモ
ニウム(0.018mmol)で置き換えた以外は、例6を繰り返した。得られた結果を表
Iに示す。例 22
テトラフェニルホウ素ナトリウムをヘキサフルオロリン酸テトラブチルアンモ
ニウム(0.018mmol)で置き換えた以外は、例13を繰り返した。得られた結果を表
Iに示す。例 23
テトラフェニルホウ素ナトリウムをヘキサフルオロホウ酸テトラブチルアンモ
ニウム(0.018mmol)で置き換えた以外は、例13を繰り返した。得られた結果を表
Iに示す。例 24
(1)テトラフェニルホウ素ナトリウム(0.06g)を触媒溶液に含有させ、そ
して(2)反応温度を40℃にした以外は例1を繰り返した。得られた結果を表I
に示す。例 25
(1)ヘキサフルオロリン酸テトラブチルアンモニウム(0.07g)を触媒溶液
に含有させ、(2)触媒の多不飽和炭化水素成分がノルボルナジエン(0.1mL)で
あり、そして(3)反応温度を50℃にした以外は例1を繰り返した。得られた結
果を表Iに示す。例 26
(1)有機リン化合物がジオクチルフェニルホスフィン(0.1g)であり、
(2)テトラフェニルホウ素ナトリウム(0.06g)を触媒溶液に
含有させ、
(3)不活性有機溶媒がアセトンであり、そして(4)反応時間を2時間にし
た以外は例1の手順を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 27
(1)ヘキサフルオロリン酸テトラブチルアンモニウム(0.07g)を触媒溶液
に含有させ、そして(2)触媒の多不飽和炭化水素成分がノルボルナジエン(0.1
mL)であった以外は例1を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 28
水素化を70℃で行った以外は例27を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 29
水素化を80℃で行った以外は例27を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 30
有機リン化合物がジオクチルフェニルホスフィン(0.1g)であった以外は例29
を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 31
水素化を14.8バール絶対圧(200psig)の水素圧で行った以外は例6を繰り返し
た。得られた結果を表Iに示す。例 32
水素化を35.5バール絶対圧(500psig)の水素圧で行った以外は例6を繰り返し
た。得られた結果を表Iに示す。例 33
水素化を104.4バール絶対圧(1500psig)の水素圧で行った以外は例6を繰り
返した。得られた結果を表Iに示す。例 34
(1)触媒系の有機リン化合物成分がジオクチルフェニルホスフィン(0.1g)
であり、(2)プロセス溶媒がアセトン(50mL)であり、そして(3)水素化を
2時間行った以外は例6を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 35
(1)触媒系の有機リン化合物成分がトリオクチルホスフィン(0.1g)であり
、(2)プロセス溶媒が2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモ
ノイソブチラート(50mL)であり、そして(3)水素化を2時間行った以外は例
6を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 36
(1)触媒系の有機リン化合物成分がトリシクロヘキシルホスフィン(0.3g)
であり、(2)プロセス溶媒が2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオ
ールモノイソブチラート(50mL)であり、そして(3)水素化を2時間行った以
外は例6を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 37
(1)触媒系の有機リン化合物成分がトリフェニルホスフィン(0.1g)であり
、(2)プロセス溶媒が2−オクタノン(50mL)であり、そして(3)水素化を
2時間行った以外は例6を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 38
(1)触媒系の有機リン化合物成分がジオクチルフェニルホスフィン(0.1g)
であり、(2)プロセス溶媒がフタル酸ジメチル(50mL)であり、そして(3)
水素化を2時間行った以外は例6を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 39
プロセス溶媒がシクロヘキサノン(50mL)であった以外は例6を繰り返した。
得られた結果を表Iに示す。例 40
プロセス溶媒がブタノン(50mL)であった以外は例6を繰り返した。得られた
結果を表Iに示す。例 41
プロセス溶媒がn−プロパノール(50mL)であった以外は例6を繰り返した。
得られた結果を表Iに示す。例 42
(1)触媒系の有機リン成分が1,2−ビス(ジフェニル)エタン(0.1g)で
あり、そして(2)水素化を2時間行った以外は例6を繰り返した。得られた結
果を表Iに示す。例 43
触媒系の有機リン成分がトリフェニルホスファイト(0.1g)であった以外は例
6を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 44
触媒系の有機リン成分が2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノメチル)−1
,1′−ビフェニル(0.1g)であった以外は例6を繰り返した。得られた結果を
表Iに示す。例 45
(1)触媒系の有機リン成分がトリオクチルホスフィン(0.1g)であり、そし
て(2)水素化を2時間行った以外は例6を繰り返した。得られた結果を表Iに
示す。例 46
(1)触媒系の有機リン成分がα,α′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−o
−キシレン(0.1g)であり、そして(2)水素化を2
時間行った以外は例6を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。例 47
(1)触媒系の有機リン成分が1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン
(0.1g)であり、そして(2)水素化を2時間行った以外は例6を繰り返した。
得られた結果を表Iに示す。例 48
(1)触媒系の有機リン成分が1,6−ビス(ジフェニルホスフィノ)ヘキサ
ン(0.1g)であり、そして(2)水素化を2時間行った以外は例6を繰り返した
。得られた結果を表Iに示す。例 49
触媒系の有機リン成分が1−ジフェニルホスフィノ−2−(2−ピリジル)エ
タン(0.1g)であった以外は例6を繰り返した。得られた結果を表Iに示す。
例 50
エポキシアルケン反応剤が1,2−エポキシ−5−ヘキセン(10mL)であった
以外は例6を繰り返した。生成物反応混合物の分析により、1,2−エポキシ−
5−ヘキセンの全部が1,2−エポキシヘキサンに転化したことが示された。例 51
(1)エポキシアルケン反応剤が1,2−エポキシ−7−オクテン(5mL)で
あり、そして(2)プロセス溶媒がアセトン(50mL)であった以外は例6を繰り
返した。生成物反応混合物の分析により
、1,2−エポキシ−7−オクテンの84.8%が100%の選択率で1,2−エポキ
シオクタンに転化したことが示された。例 52
エポキシアルケン反応剤がアリルグリシジルエーテル(10mL)であった以外は
例6を繰り返した。生成物反応混合物の分析により、95%より高い選択率でアリ
ルグリシジルエーテル反応剤から所望のプロピルグリシジルエーテル生成物への
100%転化が示された。
本発明をその好ましい態様を特に参照して詳細に記載したが、その変形及び修
正が本発明の精神及び範囲内で実施できることはいうまでもない。