JPH10502015A - イフェクトを作り出すための方法 - Google Patents
イフェクトを作り出すための方法Info
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- JPH10502015A JPH10502015A JP8502923A JP50292396A JPH10502015A JP H10502015 A JPH10502015 A JP H10502015A JP 8502923 A JP8502923 A JP 8502923A JP 50292396 A JP50292396 A JP 50292396A JP H10502015 A JPH10502015 A JP H10502015A
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- B05B17/06—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations
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- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
小滴が空中に浮遊して、視覚効果のような効果を生み出す際に、1つ以上のトランスデューサ(3,50)が、小滴を出させるべく、流体(2)を励起させるために使用される。流体(2)はグリコールの弱い溶液からなっていてよく、導電性の添加物を含んでいてもよい。各トランスデューサ(3,50)は、反共振モードで駆動されることができる。各トランスデューサはチューブ(51)と関連付けられており、トランスデューサ(50)のすぐ上部の位置にチューブ(51)の外部から流体がアクセスできるように、流路52がある。この装置は、流体(2)の温度と抵抗が、予め定められたパラメータの範囲内にないときは、装置の作動を停止させる手段を具えることができる。第1の空気の流れは、トランスデューサが配置された室内を通り、その後、より高速の第2の空気の流れと混ぜられる。
Description
【発明の詳細な説明】
イフェクトを作り出すための方法
この発明は、視覚効果、空気中に浮遊する香気、治療効果、或いは湿気付与効
果のような、イフェクト(effect)を作り出すための方法に関する。
この明細書において、「視覚効果」という用語は、非常に広い意味のもので、
劇場で使用されるような視覚効果のみならず、テレビスタジオ、映画スタジオ、
ナイトクラブ、或いはその他の娯楽において使用されるような一切のものを含む
。視覚効果は、消防士、救急隊員、兵士のような人員の訓練の場面においても使
用され得るであろう。
従来から、「霧」、又は「煙」によって視覚効果を作り出すことが提案されて
いる。
この効果(イフェクト)を作り出すには、このような効果をもたらすべき場所
に、空気中に浮遊する液体の多数の小さな粒子が方向付けられる。
このタイプの効果を生み出す従来の方法によれば、高濃度のグリコールの水溶
液が290℃を越える温度に熱せられる。典型的には、溶液のグリコールの濃度
は90%を越える。
このようにして作り出された煙を吸い込むことは、健康に害があると信じられ
ている。グリコール、或いは少なくともグリコールの一部が、グリコールがさら
される高温のために化学的に劣化して、高濃度のグリコールとグリコールが劣化
してできる物質との混合物が、種々の病気の引き金になるのであろうと考えられ
ている。
「霧」の効果を生み出すもう1つの技術は、「オイルクラッカー」と呼ばれる
装置を使用する。その装置では、空気を圧縮するためにコンプレッサーが使用さ
れ、圧縮空気は、高速の空気ジットとして、適当な容器に入れられている、鉱物
、又は植物オイルの表面に向けて送られる。オイルクラッカーから出て行く空気
の流れは、その中にオイルの粒を浮遊させている。オイルクラッカーは周囲温度
で作動するから、オイルが化学的に劣化することは殆どないとしても、鉱物、又
は植物オイルの粒を吸い込むことは害があると考えられる。
この発明は、1つの側面において、上述の従来の方式による問題が軽減、或い
は解消されるような、視覚効果を作り出す方法を提供しようとする。この発明の
好適な実施形態は、透明な「もや」(haze)からなる視覚効果を提供しようとする
。もやが存在する場合、もやを通過する光線は視覚で明瞭にとらえられる。
この発明は、空気中に浮遊する香気効果にも関する。このような効果は、「嗅
覚効果」と名付けることができよう。現在、香水、香料を使用して人々の行動を
支配したり、影響を与えたりすることに関心が高まりつつある。かなり以前から
、空気中に或る種の香気が存在すると、人の挙動に変化を与えることができると
いうことが知られている。例えば、スーパーマーケットの空気中に或る香気が存
在すると、購買量が目立って増えることが知られている。このことの簡単な例を
挙げると、そのスーパーのベーカリーから抽出した香りを、主たる入口に近い場
所に注入するというようなことは異例のことではなく、かくして、スーパーへの
来客が、焼きたてのパンの匂いで迎えられるということになる。このようにすれ
ば、スーパーへの来客の多くが空腹を覚え、購買量の増加をもたらすということ
も可能である。
似たような効果を生み出すために、スーパーの或る区域の空気に、香気の粒子
を導入することが提案されたことがある。
香りの利用は、スーパーに限定されることはない。例えば、カジノに或る香り
を吹き込むと、人はまず興奮させられ、賭事と飲み物のレベルが上昇するという
ことが見出されている。このことはカジノの利益を増大させるであろう。この他
の目的、例えば、フットボール競技場の観衆を落ち着かせるために、或る特定の
香りを使用することもできよう。
適当な匂いのある空気の流れを作り出す種々の技術が提案されたが、その多く
は原始的なものであった。空気の流れに香りの粒を浮遊させるために、多くの技
術は、スプレーを使用する。この技術では過大な香気を使用することになる。一
般的に、香料は高価な商品なのである。もう1つの技術では、香料、又は香料の
溶液を気化させるために熱を使用する。このことは、香気を構成する化学物質の
化学的劣化を招くことがある。劣化物質は、毒性であることがある。本発明は、
最少量の香料を使用して安全に最大の効果をもたらすように、空気の流れに香料
を注入する方法を提供しようとするものである。
この発明は、また、治療(treatment)効果を提供することにも関係する。
この発明の1側面によれば、次のステップからなるイフェクトを作り出す方法
が提供される:溶液を取り、該溶液を溜めに導入し、該溶液を高温に熱すること
なく1つ以上のトランスデューサからの超音波エネルギーにさらし、そして、前
記溜めの中の溶液の表面を横切って空気の流れを通過させ、前記溶液の多数の液
小滴を担持する空気の外方向への流れを得る。
好適には、温度は50℃末満であり、最も好適には30℃未満で、好適実施例
では、25℃未満である。
前記方法は、視覚効果を作り出す方法であってよく、前記溶液は、グリコール
及び/又はグリセリンの溶液であってよく、好ましくは、水分は80%未満であ
る。最も好適には、前記溶液は、少なくとも、90%、好適には少なくとも、9
2%の水分を含有し、8%までのグリコールを含有する。グリコールは、トリエ
チレングリコール、又はモノプロピレングリコール、ジブロピレングリコール、
ブチレングリコール、又はポリエチレングリコールからなるものでよい。
前記方法は、さらに、前記溶液の温度と電気抵抗値を決定し、予め定めたパラ
メータが越えられたら、前記溶液を超音波エネルギーにさらすことと前記溶液の
表面を横切って空気の流れを通過させることを終了させるステップを含むことが
できる。
好適には、前記方法は、第2の空気の流れを作り出し、該第2の空気の流れを
、前記溶液の多数の小滴を担持する空気の外方向への流れと混合させるステップ
を含むことができる。
第2の空気の流れは、前記外方向への空気の流れより流量と流速が大であると
便利である。
前記トランスデューサは、反共振周波数で作動させられると好適である。
1つの実施形態においては、各トランスデューサは、自然の共振周波数より高
い周波数から始まる増加する周波数を適用し、該トランスデューサにより溜めの
中の溶液に作り出される泡の数を測定し、最大数の泡の発生が認められる迄、周
波数を調整することによって、反共振周波数にチューニングされる。
前記周波数は、連続的に、或いは頻繁に調節され、かくして、周波数が最大値
を「ハント」するようにできるが、最適の周波数を決定し、その周波数をメモリ
に記憶させ、トランスデューサ駆動の振動源を調整して、トランスデューサが当
該最適周波数で駆動されるようにすると好適である。
ノッチフィルタをトランスデューサに連結するとよく、ノッチフィルタは、泡
の数に関連する信号を出し、該信号の振幅をモニターして泡の最適状態を検知す
ることができる。
好適には、多数のトランスデューサは順次チューニングされ、この場合、各ト
ランスデューサは、他のトランスデューサのチューニングしないランダムの時間
が経過した後、チューニングサイクルが開始する。
或いは、多数のトランスデューサが設けられ、前記方法は、選択されたトラン
スデューサ、又はトランスデューサの選択されたグループを、短時間、超音波エ
ネルギーにより、順次作動させることからなる。
好適には、各トランスデューサ、又はトランスデューサのグループは、実質的
に4分の1秒間作動させられ、各トランスデューサ、又はトランスデューサのグ
ループは、順次、少なくとも、実質的に4分の1秒間は、非作動状態におかれる
。
さらに他の実施形態では、各トランスデューサは、実質的に自然共振周波数で
駆動される。
前記方法は、光を反射する透明なもやからなる視覚効果を作り出すために使用
され、本発明は、そのような「もや」にも関する。
本発明は、さらに、視覚効果を作り出すための、少なくとも80%の水分を含
む、グリコール及び/又はグリセリンの水溶液を使用することにも関する。この
水溶液は、塩化アンモニウムを含むことができる。
本発明は、さらに、視覚効果を作り出すための、少なくとも80%の水分を含
む、グリコール及び/又はグリセリンの水溶液にも関する。この水溶液は、塩化
アンモニウムを含むことができる。
本発明の他の代替実施形態においては、溶液は、香料の溶液である。さらに他
の実施形態では、溶液は、活性成分の溶液であってもよい。従って、本発明の方
法は、活性成分を含有する、粒子の微細な霧、又はもやを作り出すこともできる
。この方法は、例えば、病院において、活性成分を含有する雰囲気を作り出すこ
とができる。前記活性成分は、殺菌剤、防腐剤、又は病院にいる人が吸引する治
療剤であってもよい。前記治療剤は、病気治療、又は病気予防の効果を有するも
のであることができる。選択的には、前記活性成分は、殺菌剤、殺虫剤、又は薫
蒸剤であってもよく、活性成分を含有する霧又はもやは、温室や戸外にある植物
に与えられてもよく、或いは、その他の場所で使用されてもよい。
この発明は、さらに、イフェクトを作り出すための装置にも関し、この装置は
、溶液を入れるようになっている容器と、前記溶液を超音波エネルギーで励起さ
せるようになっている1つ以上のトランスデューサと、前記溶液の頭部を横切っ
て空気の流れを方向付ける手段とを有し、各トランスデューサは、前記溶液の中
に延びるチューブの一端に対して予め定められた位置にあり、前記チューブの外
部から前記トランスデューサのすぐ上の位置に至る流体の流路がある。前記流路
は、前記トランスデューサの上面のすぐ上にある前記チューブの側壁を通って延
びるように形成された穴、又はスロットによって形成されることができる。或い
は、前記チューブの端部とトランスデューサの間にスペースがあってもよい。
好適には、前記チューブとトランスデューサは、垂直に対して角度をもって傾
斜していてもよい。
前記角度は、約15°であると便利である。
この発明のさらに他の側面によれば、イフェクトを作り出すための装置が提供
され、この装置は、、溶液を入れるようになっている容器と、前記溶液を超音波
エネルギーで励起させるようになっている1つ以上のトランスデューサと、前記
溶液の頭部を横切って空気の流れを方向付ける手段とを有し、各トランスデュー
サを反共振周波数で作動させる手段が設けられている。
好適には、各トランスデューサの作動周波数をチューニングするチューニング
手段が具えられ、該チューニング手段は、前記溶液の中ではじける泡によって発
生させられる信号を通過させるようになっていて前記トランスデューサの出力に
連結されたフィルターを有し、前記フィルターを通過した信号の振幅を検知する
手段が具えられ、前記トランスデューサを作動させる信号発生器の周波数を調整
してコントロールし、最適の信号がフィルターを通過するようにする手段を有し
ている。
この装置は、トランスデューサを駆動する回路手段を具えることができ、該回
路手段は、予め定められた短時間の間、選択されたトランスデューサ、又はトラ
ンスデューサのグループが順次作動させられるようにする。
前記回路手段は、前記トランスデューサ、又はトランスデューサのグループが
約4分の1秒間順次駆動されるようになっていると都合がよい。
選択的には、トランスデューサの2つのグループがあり、前記回路手段は、一
方のトランスデューサのグループを前記短時間の間作動させ、その後、該グルー
プを休止させ、次に、残りのトランスデューサのグループを作動させるスイッチ
手段を具える。
この発明は、さらに、イフェクトを作り出すための装置に関し、この装置は、
溶液を入れるようになっている容器と、前記溶液を超音波エネルギーで励起させ
るようになっている1つ以上のトランスデューサと、前記溶液の頭部を横切って
空気の流れを方向付ける手段とを有し、各トランスデューサは、前記容器の側壁
に取付けられ、超音波エネルギーのビームを実質的に水平に方向付けるようにな
っており、さらに、各トランスデューサの前に位置付けられ傾斜面を呈する要素
が具えられている。
好適には、前記傾斜面の角度は約45°である。
この発明は、さらに、イフェクトを作り出すための装置に関し、この装置は、
溶液を入れるようになっている容器と、前記溶液を超音波エネルギーで励起させ
るようになっている1つ以上のトランスデューサと、前記溶液の頭部を横切って
空気の流れを方向付ける手段とを有し、さらに、前記溶液の温度と電気抵抗を検
知する手段と、予め定められたパラメーターが越えられたら前記装置を停止させ
る手段とが具えられている。
好適には、前記検知手段はホイートストーンブリッジからなり、その1つのア
ームは、前記溶液にさらされた電極からなり、もう1つのアームは、前記溶液に
沈められた1つ以上の要素からなり、前記要素は、前記溶液の予測される抵抗/
温度特性にマッチする温度特性を有している。
前記装置は、予め定められた一様でない、抵抗/温度特性を持つ溶液を含むこ
とができる。
前記装置は、塩化アンモニウムからなる溶液を含むことができる。
この発明は、さらに、イフェクトを作り出すための装置に関し、この装置は、
溶液を入れるようになっている容器と、前記溶液を超音波エネルギーで励起させ
るようになっている1つ以上のトランスデューサと、前記溶液の小滴を空気の流
れの中に含ませるように前記溶液の頭部を横切って空気の流れを方向付ける手段
と、前記溶液の小滴を含む空気の流れを出口に導く手段を有し、前記装置は、さ
らに、第2の空気の流れを作り出す手段と、該第2の空気の流れを前記出口に導
く手段とを有し、かくして、使用に際して、前記第2の空気の流れが第1の空気
の流れと混合されるようになっている。
好適には、前記第2の空気の流れを作り出す手段は、第1の空気の流れよりも
大きな流量と流速の流れを作り出すようになっている。
好適には、多数のトランスデューサが設けられ、多数の開口が形成され開放さ
れたセル構造の要素が具えられ、各トランスデューサは前記開口のそれぞれに受
け入れられるようになっている。
前記開放されたセル構造の要素は、ポリウレタン発泡体からなるものであると
便利である。
本発明が容易に理解され、さらなる特徴も理解されるように、以下、図面を参
照して、本発明を例示として、説明する。
図1は、本発明の1つの実施例を、部分的にブロック線図で示した図である。
図2は、図1の装置のトランスデューサを駆動するのに使用される回路の図で
ある。
図3は、トランスデューサとそれに関連するデタービュレータ(deterbulator)
チューブを示す、霧発生装置の部分図である。
図4は、抵抗検知回路の図である。
図5は、図1に示される装置のためのブロック線図である。
図6は、典型的なトランスデューサの共振と反共振を示す周波数スペクトル図
である。
図7は、本発明によるコントロール構成のブロック線図である。
図8は、図7に対応する拡大ブロック線図である。
図9は、図8に示される構成例の一部の回路図である。
図10は、本発明の他の実施例の図解的側面図である。
本発明の好適実施例においては、最後には空気の流れの中の微粒子の小滴とし
て存在する液体を入れた溜めがある。その溜めには、溜め中の液体に超音波エネ
ルギーを加える1つ以上の高周波数トランスデューサが具えられる。このトラン
スデューサは、溜め中の液体の上表面から、液体の小滴を発生せしめる。空気は
、溜め中の液体の表面を横切って流され、この小滴を一緒に連れ去る。
以下の説明によって、縛られることは望まないが、出願人が信じるところでは
、超音波エネルギーは、流体の中に、小さなレンズ形状の泡又はキャビティを作
り出し、これには、各キャビティの反対側に、反対極性の静電気を伴う。各泡又
はキャビティが壊れるに伴い、泡又はキャビティの中にあるガス又は蒸気の断熱
圧縮によって微細なホットスポットが作られる。壊れるときの泡又はキャビティ
内の温度は、非常に高温であり得る。このようにして、各泡又はキャビティが壊
れるに伴い、溜め中の液体表面から、ミクロンサイズの粒子を発射するような衝
撃波を作る小規模の微小破裂を効果的に作り出し、このことは、特に、泡が溜め
の表面に近い場合に顕著である。作られる泡の数は、液体の粘度に依らしめるこ
とができる。
図1を参照すると、溜め1は、流体2を入れたものとして模式的に図示されて
いる。溜めの底部には、1つ又はそれ以上の高周波発振器によって駆動される圧
電式トランスデューサであってよい、多数の超音波トランスデューサ3が具えら
れている。レベルセンサーとコントロール装置4が、溜め1内の液体2のレベル
を維持するために与えられえている。これは、ボールコック、又は光学センサー
のような、如何なる適当なレベルセンサーでもよい。センサーは、溜め1への新
鮮な液体の供給をコントロールする。
空気供給源5は、溜め内の液体の表面を横切って通る空気の流れを供給するた
めに溜め1と連結されている。空気の供給源は、従って、空気圧縮機、又はファ
ンを含む。液体の小滴は、空気の流れに連れ去られるように乗る。
溜め1からの出口の導管は、溜めの如何なる大きな小滴も空気の流れから分離
させるべく、小滴セパレータ6に連結されている。小滴セパレータは、例えば、
小滴セパレータを通って流れる空気流を、次々に存在する多数の表面に衝突させ
るような隔壁装置、又はその他の複雑な導管系であってよい。大きな小滴は、こ
のような表面に付着し、最終的に凝集して溜めに戻る。
空気供給源5よりもやや大きい容量、及び速い速度の空気を供給するようにな
っている調整可能な第2の空気供給源7が具えられている。かくして、第2の空
気供給源からの空気の総流量と流速は、第1の空気供給源から空気が出て行く時
の第1の空気供給源からの空気の流量及び/又は流速よりも大きく、これは、第
2の空気供給源7の調整次第である。小滴ダクト8は、例示した装置のために、
第2の空気供給源7から排出ポート9に延びている。もう1つのダクトが、小滴
セパレータ6から排出口9に延びている。
装置の操作に際して、(後述するように)トランスデューサ3が作動させられ
、空気供給源5からの空気は溜め1内の液体2の表面を横切って移動する。溜め
1内に入っている液体の小滴が、液体の表面から発生し、空気の流れに乗って動
く。空気の流れは、比較的遅い。空気の流れが小滴セパレータを通る時、比較的
大きい滴は、隔壁、又は複雑な導管系に衝突し、そこに留まる。空気の流れが速
ければ、このようなことは起きないであろうし、大きな滴も空気の流れに乗って
装置から出て行くであろう。
小滴セパレータ6を通り過ぎた後、小滴とともに動いている空気の流れは、排
出ポート9に至り、ここで、第2の空気供給源7による、比較的大きな容量で、
比較的高速の空気の流れと混ぜられる。第2の空気供給源7からの排出ダクト8
は、小滴セパレータ6から出ている導管の丁度端部で終わっていでよい。かくし
て、浮遊した小滴を運ぶ空気は、第2の空気供給源7からの空気に乗せられる。
2つの別々の空気供給源を利用すると好適であることが分かった。第1の空気
供給の流れは、トランスデューサ3によって溜め1内の液体2表面からの小滴を
乗せるべく、比較的ゆっくりと溜め中を動く。第1の空気供給源は、溜めの中に
かなりの乱流を作り出すので、このことが、軽い小滴は第1の空気供給源によっ
て運ばれる一方で、重い小滴が溜め中の液体に戻るようにする。第1の空気供給
源によって乗せられる大きな滴は、小滴セパレータ中で捕えられる。第2の空気
供給源は、結果としての「煙」又は「もや」が、効果が与えられるべき空間に、
完全に、且つ、迅速に充満するように、使用されるであろう。
次に、図2を参照するが、この図は、図1の装置に使用されるトランスデュー
サの1つを駆動するようになっている回路の図である。
図2に示すように、アースサプライ10が、バラストレジスタ11によって、
アースレール12に接続されている。アースレール12は、平滑化キャパシタ1
2によって、正レール13に接続され、正レール13はリプル抑制インダクタン
ス14を介して正端子15に接続されている。
正レール13はノード16に接続されており、このノード16は、共通のコア
19に巻かれた第1のコイル17と第2のコイルからなるフライバック変圧器の
中央タッピングに接続されている。コイル17と18の反対側端部は、電圧セン
タリングインダクタンス20に互いに接続されている。
コイル17の自由端は、インピーダンスマッチングコイル21を介してノード
16に接続されている。
コイル17はノード22に接続されており、ノード22はスイッチモードイン
ダクタンス23により、パワーMOSFETトランジスタ24のコントロールされた電
流路を通して、アースレール12に接続されている。
コイル18はフィードバックキャパシタ25を介してノード26に接続されて
いる。ノード26は相修正抵抗27と、2つの電流コントロールキャパシタ28
,29と電流制限抵抗30とが直列につながれたものからなる並列回路を介して
ノード31につながれ、ノード31はMOSFETトランジスタ24のゲートに接続さ
れている。
リード線32は、キャパシタ28,29の間と、トランスデューサに接続され
る端子33との間に延びている。
MOSFETトランジスタ24のゲートに接続されているノード31は、保護ツェナ
ーダイオード34を介してアースレール12に接続されるとともに、対称性確保
コイル35を通ってノード36に接続されている。ノード36は、並列になって
いるスタートフェイル/再トライ抵抗37と、電圧定常化キャパシタンス38を
介してアースレールに接続されている。ノード36は抵抗39とスタートツェナ
ーダイオード40が直列につながれた部分を介してノード22につながれている
。ノード36は、さらに、パワードロップアウトシャットオフダイオード41を
介してノード16につながれている。ノード31は、ブートストラップダイオー
ド42を介してノード22につながれている。ノード22は、スイッチモードイ
ンダクタンス23とパワーMOSFETトランジスタ24のコントロールされた電流路
の間の位置に、バックEMFダイオード42によって接続されている。ノード22
は、インダクタンス43によりノード44につながっている。ノード44は、キ
ャパシタンス45によって、アースレール12につながるとともに、トランスデ
ューサにつながる端子45にもつながっている。
図示した回路は、実質的にトランスデューサの共振周波数で、トランスデュー
サを駆動する。従来の圧電トランスデューサは、トランスデューサがその共振周
波数を通過すると、トランスデューサの特性が変化するようなものである。トラ
ンスデューサのインピーダンスは、共振周波数の1つの側では主として容量性(c
apacitative)であり、他の側では誘導性(inductive)である。トランスデューサ
のこの作動特性に依存して、図示した回路では、トランスデューサを共振周波数
で作動させようとする。かくして、この回路は、トランスデューサが共振点を通
過する際のインピーダンスの変化に応答する手段を具え、トランスデューサに加
える信号の周波数をコントロールして、トランスデューサが共振周波数で駆動さ
れるようにしている。満足できる結果は、1.0 から2.5MHzの範囲で得られるが、
共振周波数は、1.9MHzのオーダーであることが好ましい。如何なるトランスデュ
ーサの共振周波数も、製造公差と設計に依存するものである。
正端子15に正の電位が印加されると、正電位は、リプル抑制インダクタンス
14を通って正レール13に至り、そして、ノード16に至る。かくして、正電
位は、共通のコアに巻かれたコイル17と18によって構成されるフライバック
変圧器の中央タップに印加される。これによって生じる効果は、レール13に存
在する正電圧より実質的に大きな正電圧がコイル18の端部で発生させられると
いうことである。この電圧は、フィードバックキャパシタ25を通ってノード1
6に至り、それから、並列構成の抵抗27、直列構成の電流コントロールキャパ
シタ28,29と電流制限抵抗30を通り、かくして、パワーMOSFETトランジス
タ24を誘導性にする。かくして、電流は、コントロールされた電路を通る。こ
のようにして、電位がノード22に存在せしめられ、これがコイル43を通って
ノード44に至り、端子45に至る。
コイル43とキャパシタンス45は、ラジオ周波数低減回路として機能し、肝
エネルギーの望ましくない発散を防止する。
電流は、ノード22から、スタートゼナーダイオード40を通り、関連する抵
抗39からノード36へ至り、かくして、電圧定常化キャパシタンス38をチャ
ージする。このキャパシタンスに定常電圧が存在することは、MOSFETがオフにさ
れない限り、MOSFETトランジスタ24を誘導性に保つ。オーバーラージ電位がゲ
ート31に印加されると、オーバー電圧ゲート保護ツェナーダイオード34が反
転し、MOSFETを保護する。
ブートストラップダイオード42はMOSFETをオフにするように、作動すること
ができる。
パワードロップアウトシャットオフダイオード41は、電源に停電があったよ
うな場合には、キャパシタンス38、及びこの回路の存在するその他のキャパシ
タンスを放電させるように作動する。このことは、電源が再作動した場合、回路
の再スタートを確実にする。
MOSFET24がキャパシタンス38からの電位によって誘導性になっている間に
、MOSFET24は、抵抗27、キャパシタンス28,29、抵抗30からなる回路
からノード31に印加される低電位によってオフとなることができる。この回路
はトランスデューサの端子33につながれ、トランスデューサのインピーダンス
の変化に応答する共振周波数を有している。MOSFET24はこのようにしてトラン
スデューサの振動周波数であるようにコントロールされる周波数で、オン、オフ
される。この構成は、かくして、トランスデューサの振動周波数と等しい周波数
で振動するようにされる発振装置として作動する。
図3は、チューブ51の底に受け入れられるディスク形状のトランスデューサ
50を示す。このチューブは、外径が約18ミリメートルで、壁の厚さは約1ミ
リメートルである。このチューブは、9ミリメートルの高さである。トランスデ
ューサとチューブは、溜めの液体の中に沈められる。
トランスデューサ50のすぐ上の位置でチューブに形成されているのは、穴、
又はスロット52で、その直径、又は幅は約2ミリである。この穴、又はスロッ
トは、チューブの外部からトランスデューサのすぐ上の位置に至る液体の流路を
形成する。代替的実施例では、トランスデューサへの流路手段として、その他の
、例えば、トランスデューサとチューブの底との間の隙間のようなものを利用す
ることができる。
チューブ51は、適当な如何なる材料で作ってもよく、例えば、ステンレスス
チール、ナイロン、その他の耐腐食性材料がある。
このチューブは、トランスデューサのすぐ上の領域に流れて来る流体の速度を
遅らせ、その領域から排出される流体をトランスデューサの作用によって上方へ
移動させるように機能するものと考えられる。
トランスデューサが作動すると、トランスデューサのすぐ上の流体は、トラン
スデューサの上面が上に動く結果、上に動かされるが、トランスデューサの上面
が下に動くと、上に動いている流体と、その時点では下に動いているトランスデ
ューサの上面との間に真空が発生するものと考えられる。これは、側面から吸引
される多くの流体によって埋められる。
チューブ51と穴52は、トランスデューサのすぐ上に移動して来る流体の速
度を遅くさせると思われる。かくして、同じ流体が、より長い時間、トランスデ
ューサの上に存在し、結果として、トランスデューサ上の流体コラムにおける定
常波の強度が強まり、効率を良くするであろう。
チューブは、トランスデューサによって流体中に発散されるエネルギーの焦点
を合わせ、流体の表面直下で泡が多数発生するようにするものと思われる。
トランスデューサ50は、その軸が垂直ではなく傾いているように、角度をも
ってセットされていることに注目すべきである。同様に、チューブ51も対応す
る角度で傾いている。このことは、タンクの幅方向に延びる定常波を低減させ、
エネルギーロスを少なくするものと思われる。
図3から分かるように、複数のチューブ51がそれぞれトランスデューサ50
を具えている。チューブ51は、四角形的配置になっている。
チューブは、溜めの底53の上方に延びている。溜めの中で、チューブ51を
取り囲んで、溜めの底53に載せられているのは、開放セルの発泡材54のシー
トである。この発泡材は、ポリウレタン発泡材、又はその他の合成スポンジでよ
い。この発泡材のシートは、溜めの内面の面積と実質的に等しい面積であり、複
数の穴55があり、シートが溜めの底53に載せられたとき、各チューブ51が
前記穴55を貫通するような位置関係にある。開放セル材料のシート54は、各
チューブの高さより低い高さでもよく、各チューブの高さと実質的に等しい高さ
でもよく、或いは、各チューブの頭部から少し出ていてもよい。
発泡材は、図示してあるように、各チューブの頭部から少し出ていて、各チュ
ーブの上にくっきり「井戸」を形成していると好適である。
溜め内の液面の高さはチューブ51より高いが、開放セルスポンジ材料の頭部
より低いように維持することができる。かくして、液体の液面は各チューブ51
の上にある個別の井戸の中にあり、そうすることによって、溜めの内部を横切っ
て延びる液面における定常波の形成を阻止することができる。
開放セル発泡材は、例えば、機械の輸送の間に機械が傾いたような場合に、溜
めの中の液体を吸収するようにも機能し、かくして、液体の漏れを防止すること
ができる。
次に図4を参照すると、この装置は、適当な溶液とともにのみ使用されること
を保証するために、装置に内蔵された手段を具えている。
「霧」、又は「煙」を作り出すためには、従来、各種の液体が使用されて来た
ので、本発明によって、「霧」、又は「もや」を作り出すのに本発明の装置を使
用する者は、水道水で薄めた従来の液体を使用したいと思うかも知れない。しか
しながら、少なくとも、世界の多くの地域では、水道水は、既に説明した装置の
溜めをぼろぼろにさせる不純物を含んでいる。このことは、装置の作動を不十分
にする可能性がある。また、煙発生機であらゆる種類の化合物を使用するという
ようなことは知り得べくもないのであり、本発明の装置で、適当でない液体が使
用されたら、発生した「霧」、又は「もや」を吸引する人にどんな副作用が生じ
るか知れず、また、機械にどのような損傷が生じるかも知れない。
従って、本発明による好適な機械では、図4に模式的に示した構成が具えられ
る。
図4を参照すると、少なくとも、部分的に溶液にひたされるホイートストーン
ブリッジ60が示されており、このブリッジは、それぞれ抵抗61と62からな
る2つのアームと、さらなる2つのアームとからなりり、その1つ63は溜め内
に沈められる2つの電極64と65からなり、これにより2つの電極間の導電路
が形成されている。アーム63の抵抗は、かくして、溜め内の溶液の電気抵抗に
依存する。最後のアーム66は溶液に沈められる1つ以上の要素からなり、予め
定められた抵抗/温度特性を具えている。このような要素は公知であるが、この
構成はダイオードと抵抗の直列「ステップラダー」からなるものでもよい。
2つのリード線67と68はホイートストーンブリッジの対向角部に電流を供
給し、残りの角部にはカットアウト装置69がつながれている。カットアウト装
置は予め定められた値を超える電流が通ったとき作動され、装置を停止させる。
この装置は、トランスデューサの作動を終了させるか、及び/又は溜め内の溶液
の表面を横切る空気流を作り出す手段の作動を終了させることによって停止させ
ることができる。
図4に示される回路は、溜めに存在する溶液が所定の抵抗/温度特性を有する
場合に使用されることが想定されている。このことは、溶液に、予め、溶解度/
温度特性が知られている、塩のような特定の化合物を含有させることによって達
成されるが、前記特性は、一様ではない(non-uniform)。このような一様でない
溶解度/温度特性を持つ物質は、多く知られているが、好適なものは塩化アンモ
ニウムである。この材料は、顕著な抵抗/温度特性を有するが、その理由は、塩
化アンモニウムは、0℃では、100グラムの水にわずか29.4グラムしか解
けないのに、40℃では、100グラムの水に、45.8グラムも解けることに
ある。
アーム66は、溶液の当初の濃度を念頭において、アームの抵抗/温度特性が
装置に使用される溶液の抵抗/温度特性にマッチするようになっている。
溶液が装置に使用されるとき、ホイートストーンブリッジのデザインにより、
ホイートストーンブリッジは均衡状態を保つ。何故なら、もし温度が上昇すれば
、電極64と65間の抵抗の減少がアーム66の抵抗の減少とマッチするからで
ある。かくして、ホイートストーンブリッジが均衡状態にあるから、カットアウ
ト装置69に電流は流れない。
しかしながら、或る人が意図された溶液以外の溶液を使用したとすると、或る
温度で当該溶液が所定の抵抗を有していてホイートストーンブリッジが均衡して
いたとしても、万一温度が変化すると(機械の作動中に温度が変化するというこ
とは殆ど不可避である。)、ホイートストーンブリッジの均衡がくずれ、カット
アウト装置69に電流が流れることになる。この電流が予め定められた限界を超
えると、カットアウト装置69が作動する。
塩化アンモニウムは所望の溶解度/温度特性を有するばかりでなく、昇華する
ことができるので、好適なのである。塩化アンモニウムは、溶液が説明してきた
「もや」になるために小滴に変化させられても、溜め内の溶液の中で濃縮されな
いということが見出されている。塩化アンモニウムは、溶液がはじき飛ばされる
のと同じ割合ではじき飛ばされ、そのため、塩化アンモニウム濃度は変わらない
のである。水小滴が最終的に蒸気になっても、塩化アンモニウムはただ昇華する
だけで、痕跡も残さず分散してしまう。
次に、図5を参照すると、トランスデューサが、図3で説明したような液体に
沈められると、適当な周波数の振動信号で作動させられ、トランスデューサの上
の液体の表面から小さい小滴が発生させられるであろう。しかしながら、トラン
スデューサで発生させられる小滴の数は、トランスデューサの当初の作動開始後
ほんの短い時間だけ、最適状態にあることが見出された。このことは、現在では
、トランスデューサの作動が開始されると、僅かの時間、「反共振」モード(後
で詳述する。)にはいるためであると考えられている。この「反共振」モードで
は、エネルギーは、トランスデューサから流体に大変効率良く伝達され、上述し
た「泡」を大量に発生させる。この当初の時期が過ぎると、トランスデューサは
「定常状態」に入り、ここでは、より少ない小滴ができるだけである。
結果として、本発明の好適実施例ではスイッチ手段が具えられ、これは個々の
トランスデューサ、又はトランスデューサのグループのオン、オフを迅速に切り
換え、かくして、溜め内にあるトランスデューサが如何なる瞬間においても、丁
度作動開始された状態にあり、最大数の小滴を発生させるようにしている。
図5を参照すると、電源70はタイマ72によってコントロールされる2ウエ
イスイッチ71につながれている。スイッチ71は2つの出力73と74を有し
ている。第1の出力は、複数の発振器75につながれ、各発振器はトランスデュ
ーサ76につながれている。第2の出力74も、複数の発振器77につながれ、
各発振器はトランスデューサ78につながれている。
このようにして、トランスデューサは、2つのトランスデューサのグループ7
9と80を構成している。この2つのグループは、好ましくは、互いに混ぜ合わ
され、各行にあるトランスデューサ、各列にあるトランスデューサ(溜め内のト
ランスデューサの四角配列について)が、異なるグループのトランスデューサと
なる。
図5の装置の作動の際、タイマは電源からの電力を2つの発振器のグループの
間で切り換え、この2つのグループ間の切り換えは約2Hzの周波数でおこなわれ
る。各グループのトランスデューサは同じ時間だけ作動させられるが、この時間
は約4分の1秒であり、この時間は、多くの小滴を発生させるのに、最適である
。4分の1秒間作動させられた後、トランスデューサの各グループは、他のグル
ープのトランスデューサが作動している間、4分の1秒間、非作動となる。この
ことは、トランスデューサ上部の液体を無活動状態に返し、かくして、トランス
デューサが再度作動させられたら、再び、最適の数の小滴が発生せしめられる。
次に、図6を見ると、これは、典型的トランスデューサの共振特性を示したも
ので、これによれば、典型的なトランスデューサは、トランスデューサに供給さ
れる周波数と対比すると、トランスデューサの振動振幅において種々のピークを
示すとことが分かる。
典型的なトランスデューサにおいては、主たる共振、すなわち、自然共振は、
約1.6MHzでピーク81を示す。このタイプの共振において、トランスデュー
サを通る電流は、トランスデューサにかかっている電圧と実質的に同相にあり、
このことは、トランスデューサが実質的に抵抗効果をもたらしていることを意味
する。
比較的に低いサイドピーク82と83は、主たるピークに関連するもので、こ
れらの領域では、トランスデューサはそれぞれ容量性、誘導性モードで作動する
。故に、このことは、トランスデューサに、高電圧、及び/又は高電流が作用す
るという事態を招くことになり得る。
より高い周波数では、さらに3つの共振ピーク84,85,86がある。これ
らの中心のピーク85は比較的高いピークであるが、通常、実質的に誘導性ピー
クで、このことはこのモードでは、トランスデューサに非常に高い電圧が加わる
ということを意味し、そのため、トランスデューサの破壊に至ることがある。こ
れより若干低いピーク84は抵抗的ピークで「反共振」ピークとして知られてい
る。このピークは、しばしば、ピーク85と合体して高台を構成し、ここではト
ランスデューサは「抵抗」モードで作動する。驚くべきことに、この「抵抗」モ
ードにあるとき、トランスデューサは溶液に効率良くパワーを伝達し、液体の表
面近くで大量の泡を発生させ、その結果、トランスデューサをこのモードで作動
させるとよいことが分かった。
トランスデューサは当初作動させられたとき、短い時間、自動的にこのモード
にはいることが分かった。しかしながら、より長い時間、トランスデューサをこ
の特定のモードにあらしめるべく、トランスデューサをチューニングする方法が
考え出された。
図6では、特定の周波数を共振周波数、反共振周波数として説明したが、これ
らの周波数は、トランスデューサの特定のモードとして与えられたものであるこ
とが理解されるべきである。他のモデルのトランスデューサでは、これと異なる
共振周波数、反共振周波数を有するであろう。しかしながら、共振周波数は常に
反共振周波数より低く、反共振周波数は、常に、すぐ隣の誘導共振周波数より少
し低い周波数である。
次に、図7を参照すると、トランスデューサ90は、高周波信号発生器91に
よって駆動される。しかしながら、トランスデューサ90はノッチフィルタ92
にもつながれている。ノッチフィルタは信号発生器91の周波数以外のあらゆる
周波数を通過させるようになっている。高周波信号発生器とノッチフィルタの双
方が、マイクロプロセッサ93につながれている。
トランスデューサは、それが沈められている流体にエネルギーを伝達すべく、
信号発生器によって駆動されるだけでなく、液体から音波を受け、その音波を電
気エネルギーに変換する。
従って、トランスデューサ90は、信号発生器91から高周波信号を与えられ
ると、これはトランスデューサが沈められている液体に泡とキャビテーションを
生じさせるが、逆に、トランスデューサは、泡やキャビテーションが崩壊すると
きの衝撃から、衝撃波を受けることになる。この衝撃波は、実質的に、信号発生
器91からの信号の周波数より低い、且つ、高い周波数成分を含む「£ノイズ」
である。
よって、フィルタ92のようなノッチフィルタが設けられ、これは発生させら
れる泡の数に比例する出力をもたらすことができる。マイクロプロセッサは、ノ
ッチフィルタからの信号を分析し、最適数の泡を発生させるように、高周波信号
発生器をコントロールすることができる。
図8はより詳細な図で、ノッチフィルタの出力は振幅判別器94に送られるよ
うになっていることが分かる。
ランダムナンバー発生器95が具えられ、装置が作動開始されたら、ランダム
ナンバーを発生させるようになっている。ランダムナンパーはタイマ96に送ら
れ、タイマはランダムナンバーに等しい時間間隔でタイマ作動する。仮に、計測
された時間間隔の間、振幅判別器がノッチフィルタ92からの実質的信号を検知
しなかったら、タイマは以下に説明するチューニングプロセスを作動させる。し
かしながら、当該時間間隔において、タイマがノッチフィルタ92を通過する信
号を検知したら、このことは、恐らく、当該液体中でチューニングプロセス下に
ある他のトランスデューサによって引き起こされるのであり、タイマはゼロにリ
セットされ、チューニングプロセスを再度始める。
このことは、1つのタンク中に複数のトランスデューサがあれば、装置が当初
スイッチを入れられた時、各トランスデューサに関連するランダムナンバー発生
器は、ランダムナンバーを発生させ、タイマはランダムナンバーで定められる時
間間隔を計測するように作動させられるということを意味する。最も短い時間間
隔が経過し次第、最も短い時間間隔を計測したタイマは、関連するトランスデュ
ーサのためにチューニングサイクルを開始するであろう。残りのすべてのトラン
スデューサは、チューニングされているトランスデューサで発生させられた泡を
直ちに検知し、かくして、残りのすべてのトランスデューサのタイマをリセット
させる。
振幅判別器94は第2のタイマ97に接続され、タイマ97はランダムナンバ
ーの発生に応答してタイマ96で計測され得る時間間隔よりかなり長い時間間隔
を計測する。仮に、タイマ97で計測される時間間隔の間に、ノッチフィルタ9
2からの信号がなければ、すべてのトランスデューサが有効にチューニングされ
たか、或いは、何らかの不良状態にあると推定されることになる。タイマ97は
それから適当な信号を高周波信号発生器91に送り、これにより、高周波信号発
生器91は、装置の適当なスイッチ、又はコントロールが作動された時に、適当
な信号を発生させる。
タイマ96がトランスデューサのチューニングを作動させる時、当初、コント
ロール98は、高周波発生器で発生させられた信号の周波数を徐々に増加させる
。高周波発生器で発生させられる信号の最も低い周波数は、図6の低い方の共振
ピーク81,82,83より高い周波数に選択されている。信号は、少しずつ、
周波数が増加させられる。
適当な検知とモニタ装置99がノッチフィルタ92を通過する信号をモニタし
、適当なデータがメモリ108に記憶させられる。
周波数の増加は、明確な最大値に遭遇するか、或いは、電圧モニタ101で測
定されるトランスデューサの電圧が予め定められた閾値を越える迄続けられ、こ
れにより、周波数が図6の共振ピーク85に至るまで上げられたことが知られる
。これが起きると、周波数は、これ以上、上げられない。
メモリ108には、チューニング操作の間に得られたトランスデューサのため
の最適周波数の表示が入れられることになる。その後、トランスデューサは当該
周波数で駆動される。
従って、複数のトランスデューサは、それぞれ、残りのトランスデューサのす
べてがチューニングされたという状態になる迄待ち、それから、最適周波数にチ
ューニングされるということが理解されるべきである。トランスデューサは、そ
れから、すべてのトランスデューサがチューニングされる迄待ち、そこで、準備
OKとなる。
トランスデューサの作動中、時々、例えば、タイマ97で定められるところに
従い、ノッチフィルタ92を通過する振幅が測定され、これが一定の閾値未満で
あると、トランスデューサの作動は停止される。この振幅は液体のレベルが個々
のトランスデューサを水没させない場合にのみ閾値未満となる。トランスデュー
サが水没していれば、泡の「音を聞く」ことができ、ノッチフィルタ92を通過
する出力を出すことができる。トランスデューサが液体に水没しないで作動すれ
ば、トランスデューサは損傷を受けるか、バーンアウトするであろう。トランス
デューサの作動がこのようにして停止すれば、タイマで定められるところに従い
、時々、ノッチフィルタ92の出力がモニタされるであろう。何故なら、タンク
にさらに液体が追加されたら、トランスデューサは再び破裂する泡からの信号を
受け取り、再度、作動させ得るからである。
上述の「反共振」モードで作動するようになっている実施例では、図3のチュ
ーブ51のようなチューブが各トランスデューサに備わっていることが必要であ
ろう。「チューブ」の主たる作用は、トランスデューサで発生させられる超音波
エネルギーの焦点を合わせるということである。「反共振」モードで作動する場
合、このような焦点合わせ機能は必要でない。
しかし、トランスデューサを発泡材とともに使用することがよく、ここでは、
各トランスデューサのために、発泡材に個別の穴が形成されている。
次に、図9を参照すると、上述したコントロール操作の殆どは、マイクロプロ
セッサで行われることが分かろう。種々のタイマと判別器は、マイクロプロセッ
サの中に存在することになろう。
図9は、マイクロプロセッサに接続することができる回路の一例である。
図9に示されている高周波数信号発生器91は、「4046」IC回路110
で構成され、電圧コントロールの発振器を内蔵している。
電圧コントロールの発振器110は、12Vレールから、入力ピン16,3,
14を通してパワーを供給されている。電圧コントロールの発振器の当初の作動
周波数の範囲は、ピン11と12に接続されている抵抗器R8とR9、及びピン
6,7間にあるキャパシタンスC9によって定まる。電圧コントロールの発振器
は、ピン9にコントロールされた電圧を受けている。ピン9は、キャパシタンス
111の一方のプレートに接続され、他方のプレートはアースされている。キャ
パシタンスの前記一方のプレートはマイクロプロセッサのコントロールの下に、
0ボルト、又は12ボルトが供給される端子に第1の抵抗器112を介して接続
されている。そのプレートは、さらに、第2の抵抗器113を介して、マイクロ
プロセッサのコントロールの下に、0ボルト、又は−12ボルトが供給される端
子につながれている。
この時点で、キャパシタンス111のアースへの漏れは少ないことを述べてお
くべきであろう。マイクロプロセッサが電圧コントロールの発振器で発生させら
れた周波数を上げるべきであると決定したら、抵抗112に接続されている端子
に+12ボルトが印加され、キャパシタンス111に充電される。キャパシタン
スの充電が進むと、ピン9に印加される電圧が上がり、出力周波数が増加する。
他方、電圧コントロールの発振器で発生させられた周波数が高すぎるならば、マ
イクロプロセッサは、抵抗113に接続された端子に−12ボルトが印加される
ようにし、キャパシタンス111の電位が低下し、これにより、出力周波数が低
下させられる。マイクロプロセッサは、定時、且つ、頻繁に、トランスデューサ
90の出力周波数を調べてこれをメモリ108の周波数と比較し、電圧コントロ
ールの発振器で発生させられる周波数を調整する。
電圧コントロール発信器110の出力はピン4にあり、「4069」タイプの
IC回路で構成されるヘックスバッファの1つのバッファ要素114につながっ
ている。バッファ114は信号を逆にする。逆にされた信号はインバータバッフ
ァの残りの5つの並列バッファ115に送られる。この並列構成は、信号を再度
逆にし、かくして、信号は当初の極性となるが、電流がめざましく増加する。並
列バッファ115の出力は抵抗R17を介して一対のエミッタフォロアQ2,Q
3に接続されている。この相補的ペアはアースとノード116の間に接続されて
いる。ノード116は抵抗R7を介して30ボルトレールにつながっており、2
0ボルトレールにもつながっている。ノード116はまた2つのキャパシタンス
C6,C7のプレートにつながり、これらのキャパシタンスの他方のプレートは
アースされている。
前記相補的ペアの出力は、抵抗R2,R3、キャパシタンスC3によって、ノ
ード117に送られる。ノード117は、背面対向のツェナーダイオードD1と
D2によりアースにつながっている。ツェナーダイオードD1は4ボルトのブレ
イクダウン電圧を有し、ツェナーダイオードD2は10ボルトのブレイクダウン
電圧を有している。これらのツェナーダイオードは、ノード117に存在する波
形をクランプするように機能する。波形が+6ボルトを実質的に越えるとツェナ
ーダイオードD2によってクランプされ、ダイオードは余剰電圧をアースしてブ
レイクダウンする。同様に、波形が約5.4ボルト(これはツェナーダイオード
D1のブレイクダウン電圧とダイオードD2の逆バイアスの合成である。)より
低い電圧なら、負の変位がクランプされるであろう。
背面対向ダイオードとキャパシタンスC3の組合せは、レベルシフト構成とし
て機能する。ノード17はパワーFET Q1のゲートに接続されている。トランジ
スタQ1のゲートは、ドライブの欠陥がトランジスタQ1を破壊しないように、
AC結合になっている。トランジスタQ1は、ゲートトランジションの間にドレ
インとゲージ間でミラー効果が問題にならないように、実質的にゼロ電圧スイッ
チとして作動される。
トランジスタQ1のソースードレイン経路、すなわち、電流コントロール経路
は、直列に、アースと30ボルトレールの間にあり、変圧器TR1の第1の巻き
はこの直列配置に含まれている。変圧器TR1の第1の巻きとトランジスタQ1
の電流コントロール経路の間のノードはキャパシタンスC2によってアースされ
、かくして、「タンク」回路が構成されている。
変圧器TR1の第2の巻きはセンタータップになっており、ここでアースされ
ている。巻きの一端は、直列ダイオードD3,D4で20ボルトレールにつなが
り、回路がフルに機能しているときは、20ボルトが供給される。巻きの他端は
、ノード118につながり、ここで、トランスデューサの1つの入力につながっ
ている。
この時点で説明すべきことは、回路が起動されると、30ボルトの電源が30
ボルトレールにつながっており、これが抵抗R7につながり、さらに、例えば、
発振器につながっているような12ボルトの電源が30ボルトの信号から作り出
されるということである。発振器は振動を始めるであろう。30ボルトレールか
らの信号はキャパシタンスC6,C7を充電し、そのレベルは、発振に伴い、電
流が相補的トランジスタペアQ1,Q2のコントロールされた電路に流れるよう
な程度である。このことは、パワートランジスタQ1がオン、オフされることを
可能にし、30ボルトレールから電流が変圧器の第1の巻きを通って流れるよう
になる。電流が変圧器の第1の巻きを通って流れることの効果は変圧器の第2の
巻きに電流を生じさせ、これはダイオードD3,D4を通って20ボルトレール
に伝わる。かくして、20ボルトレールにパワーが供給され、このパワーは相補
的トランジスタQ2,Q3を通って電流を通すのに十分である。この相補的ペア
は30ボルトでは駆動できず、理想的に20ボルトで駆動されなければならない
ことに注意すべきである。このタイプの配置は、「ブートストラップ」構成とし
て知られている。
この回路には、トランスデューサにかかる電圧が予め定められた限界を越えた
ら、発振器の作動を抑制する手段を内蔵している。ノード118は直列の抵抗R
4,R5によってアースされている。抵抗R4,R5のセンターノードは、ノー
ドにある電圧を平滑化する、ダイオードD5、キャパシタンスC5、抵抗R16
によって、コンパレータU3Bの1つの入力につながっている。この回路は2つ
のコンパレータU3A,U3Bを具えているが、これらは「LM393」タイプ
のIC回路になっている。
コンパレータU3Bの他の入力は電圧配分ブリッジのセンターにあるノードに
つながっており、前記ブリッジは12ボルトレールとアースの間の、抵抗R13
,R14とキャパシタンスC10からなる。コンパレータU3Bに供給される電
圧(これはトランスデューサ90にかかっている電圧を表わす。)が予め定めら
れた限界を越えたら、コンパレータU3Bの出力(当初浮動的であるが)は、下
がる。コンパレータU3Bの出力は第2のコンパレータの1つの入力に送られる
が、第2のコンパレータは12ボルトレールとアース間の、抵抗R12,R15
によって構成されるブリッジの中央からコントロールされた電圧をも受け入れる
。第1のコンパレータU3Bの出力の電圧が下がったら、第2のコンパレータU
3Aの出力が上がる。第1のコンパレータU3Aの出力はノード118につなが
っており、このノードは発振器のピン5を抑止(inhibit)するように接続されて
いる。ノード118は抵抗R7と、一方のプレートがアースされたキャパシタン
スC6によって12ボルトレールにつながり、これは、ピン5に、当初の「プル
アップ」を与えるように機能する。
第2のコンパレータU3Aの抑止出力はキャパシタンスC11につながってお
り、他方の端子は抵抗R12,R15によって構成されるブリッジの中央ノード
につながっており、そのノードはまたダイオードD7によってアースされてもい
る。第2のコンパレータU3Aの出力が上がると、その直接の効果は発振器を停
止させることであり、それにより、トランスデューサ90の作動を停止させ、こ
のことは、トランスデューサ90にかかっている電圧がなくなり、第1のコンパ
レータに与えられる入力信号が変化し、第1のコンパレータの出力も変化するこ
とを意味する。しかしながら、キャパシタンスC11は当初はそこに約12ボル
トの電圧を蓄積するように充電されるが、その理由は、12ボルトレール、抵抗
R7、アースの間に直列に配置されているからである。コンパレータU3Aが出
力を出すと、キャパシタンスC11のコンパレータU3Aの出力につながってい
るプレートにある電圧は上昇し、他方のプレートの電圧も同様に上昇する。この
他方のプレートは、抵抗R12,R15によって構成されるブリッジの中央ノー
ドにつながっているから、この中央ノードの電圧も同様に上昇する。このことは
コンパレータU3Aに「ラッチング」効果をもたらす。続く短時間の間、抵抗R
12,R15の間にある比較的高い電位はリークし、このことは発振器がもはや
抑止されないことを意味する。
このような構成に最初のスイッチが入れられた時、発振器が振動を開始するよ
うな手段を具える必要がある。この装置のスイッチが最初にはいった時、20ボ
ルトレールは、キャパシタンスC6,C7について説明したように、いくらかの
電位を持つであろう。20ボルトレールの電位が約15ボルトに達した時、抵抗
R10を有する直列配列として20ボルトレールとアースの間にあるツェナーダ
イオードD6には電流が流れている。この電流はツェナーダイオードD6と抵抗
R10の間のノードに約5ボルトの電圧を生ぜしめるに十分である。このノード
は比較的高い抵抗R11によって、第1のコンパレータU3Bの出力と第2のコ
ンパレータU3Aの入力の間のラインにつながっている。このラインは「浮動的
」であるから、5ボルトの電圧がこのラインに加わる。この電圧は発振器が抑止
されないことを保証するに十分であり、上述したように、装置の作動開始をなさ
しめる。
次に図10を参照すると、ここには、本発明のさらなる実施例が示されている
。この実施例では、タンク120には、トランスデューザ121のように、複数
のトランスデューサが具えられ、適当な液体が入れられるタンクの液面と実質的
に同じレベルの側面にこれらのトランスデューサは取付けられる。
従って、トランスデューサは、ビームを実質的に水平に方向付ける。
要素122はトランスデューサに向いた斜面123を呈してタンク内にある。
好適には、斜面の角度は約45°である。しかし、最適の角度は、試行錯誤によ
って定められる。
図10のような装置を使用することにより、液面の真下において、多くの泡が
発生させられ、装置の効率を高めるものと思われる。
図10の装置は、上述したトランスデューサのために、穴を具えた発泡材を具
えることができよう。
光を反射する透明なもやの形態で視覚効果を作り出すための上述した種々の装
置の使用において、溜めに入れる流体は、好ましくは、グリコール、又はグリセ
リンの弱い溶液である。好適には、溶液は、少なくとも、80%が水分であり、
残りがグリコールである。グリコールは、トリエチレングリコール、モノプロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、又はポリエチ
レングリコールであってよい。その他のグリコール、又はグリセリンも使用可能
であり、多くのグリコールを混ぜて使用してもよい。上述したように、この溶液
は、予め定められた溶解度/温度特性の塩、例えば、塩化アンモニウムを含むこ
とができる。
しかしながら、グリコールの全体的含有量は20%未満であり、便利なのは、
10%未満であり、好適には8%未満である。
装置は周囲温度で作動させられるが、このことは、溜め内の液温度は、50℃
以下であり、通常は30℃以下で、最も多いのは25℃以下であるということで
ある。溜め内の液体が加熱されることはない。このことは、グリコール溶液が加
熱されないということであり、このようなグリコール溶液を使用し、複数のトラ
ンスデューサを用いて、常温で、細かい小滴がセパレータを通過する空気中に浮
遊せしめられ、光を反射するもやが作られることが分かった。好適な溶液はグリ
コールの低濃度のものであり、この技術でもたらされるもやは、非常に好ましい
劇的効果を生み出す一方、従来技術による霧のような濃さを有しないのである。
このもやは、光と併用すると特に効果的であるが、その理由は、もやを通過する
光線がはっきり目に見えるということにある。グリコールやグリセリンは、劣化
する温度にまで加熱されないので、この技術は健康を害するという問題を生じさ
せないと解される。もやは比較的速やかに消失し、検知されるような残留物を一
切残さない。
図1から10迄のすべての実施例の装置は、溜め1の中に、香料、香水又は活
性成分を含む溶液とともに使用することができる。溶液は、2乃至3%の香料を
含み、残りが水である。香料、又は香水は、小滴セパレータを出て行く空気が混
ぜられようとする場所の空気を吸う人、又は人々に所望の効果を生ぜしめるよう
に選択される。従って、香料、又は香水は、これを吸う人に購買意欲を生ぜしめ
たり、その他の効果を生じさせる。活性成分は、如何なる化学的に活性な成分で
もよい。従って、活性成分は、殺菌剤や、防腐剤や、治療薬剤でもよく、殺菌剤
、殺虫剤、薫蒸剤からなることができる。
活性成分が殺菌剤や、防腐剤、治療剤であれば、装置を病院で使用して、活性
成分からなる微細な空中に浮遊するミストを作り出すことができよう。病院にい
る人は、呼吸とともに、肺一杯に、活性成分を吸い込む。従って、肺の表面のよ
うな部所に、活性成分を定常的に送り込むことができる。
活性成分が殺虫剤であれば、装置は、例えば、温室で使用することができ、そ
うすれば、温室に充満して比較的長期にわたって効果を保つことができる。何故
なら、本発明の装置によって作り出されるミストは、長時間にわたって空中に浮
遊することができるからである。かくして、この装置は、その他の農業において
も使用することができ、これには、例えば、果樹園があり、ここでは、ミストは
、活性成分を本に伝達するであろう。このミストは、直接の日光照射から植物を
保護する日除けとしても機能しうるであろう。このことは、植物がさらされる環
境温度を下げることもあろう。かくして、植物は、さもなくば暑すぎる環境での
生育が可能となる。活性成分は、害虫が棲みついた建物等を煙で殺虫するような
活性成分であってもよい。
かくして、本発明は、色々な局面において、植物のようなものを処理するのに
効果がある。
次のような説明によって縛られることは望まないが、出願人が信じるところで
は、香料の小滴が吸い込まれると、嗅覚器官で感知される効果があるのは、小滴
の外周においてである。故に、径の大きな滴が作り出されれば、そのような大き
な小滴の中心にある香料は全く利用されない。従って、本発明は、嗅覚が関係す
る限りにおいて、香料の非常に小さい滴を作り出すことによって、最少の香料で
最大の効果を得ることを可能にしている。正確なメカニズムが何であれ、このシ
ステムは、香料とともに、大変良く機能するものである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,GE
,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,
LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NO,N
Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK
,TJ,TT,UA,US,UZ,VN
(72)発明者 タイソン、エル
イギリス国 サレイ・エスエム2・6イー
ティー、サットン、ヒルサイド・ロード
24
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.次のステップからなるイフェクトを作り出す方法:溶液を取り、該溶液を 溜めに導入し、該溶液を高温に熱することなく1つ以上のトランスデューサから の超音波エネルギーにさらし、そして、前記溜めの中の溶液の表面を横切って空 気の流れを通過させ、前記溶液の多数の小滴を担持する空気の外方向への流れを 得る。 2.50℃未満の温度で実施される、請求項1の方法。 3.30℃未満の温度で実施される、請求項2の方法。 4.25℃未満の温度で実施される、請求項3の方法。 5.前記方法は、視覚効果を作り出す方法で、前記溶液は、グリコール及び/ 又はグリセリンの溶液である、請求項1乃至4のいずれかの方法。 6.前記溶液が少なくとも90%の水分を含む、請求項5の方法。 7.前記溶液が少なくとも92%の水分を含む、請求項5の方法。 8.前記グリコールが、トリエチレングリコールからなる、請求項1乃至7の いずれかの方法。 9.前記グリコールが、モノプロピレン、又はジプロピレングリコールからな る、請求項1乃至7のいずれかの方法。 10.前記グリコールが、ブチレングリコールからなる、請求項1乃至7のいず れかの方法。 11.前記グリコールが、ポリエチレングリコールからなる、請求項1乃至7の いずれかの方法。 12.請求項1乃至11のいずれかの方法であって、さらに、前記溶液の温度と 電気抵抗値を決定し、予め定めたパラメータが超えられたら、前記溶液を超音波 エネルギーにさらすことと前記溶液の表面を横切って空気の流れを通過させるこ とを終了させるステップを含む、方法。 13.第2の空気の流れを作り出し、該第2の空気の流れを、前記溶液の多数の 小滴を担持する空気の外方向への流れと混合させるステップを含む、請求項1乃 至12のいずれかの方法。 14.前記第2の空気の流れが、前記外方向への空気の流れより流量と流速が大 である、請求項13の方法。 15.前記トランスデューサを反共振周波数で作動させる手段を有する、請求項 1乃至14のいずれかの方法。 16.各トランスデューサに、自然の共振周波数より高い周波数から始まる増加 する周波数を適用し、該トランスデューサにより溜めの中の溶液に作り出される 泡の数を測定し、最大数の泡の発生が認められる迄、周波数を調整することによ って、反共振周波数にチューニングされる、請求項1乃至15のいずれかの方法 。 17.前記トランスデューサにフィルタが連結され、該フィルタは泡の数に関連 する信号を出し、該信号の振幅が泡の最適数を決定するためにモニターされる、 請求項16の方法。 18.複数のトランスデューサが順次チューニングされ、各トランスデューサが 如何なるトランスデューサの非チューニングランダム決定時間も経過した後にそ のチューニングサイクルが開始するようになっている、請求項16又は17の方 法。 19.複数のトランスデューサがあり、前記方法が、選択されたトランスデュー サ、又はトランスデューサの選択されたグループを、短時間、超音波エネルギー により、順次作動させることを含む、請求項15の方法。 20.各トランスデューサ、又はトランスデューサのグループが、実質的に4分 の1秒間作動させられ、各トランスデューサ、又はトランスデューサのグループ が、順次、少なくとも、実質的に4分の1秒間、非作動状態におかれる、請求項 16の方法。 21.各トランスデューサが、実質的に自然共振周波数で駆動される、請求項1 乃至14のいずれかの方法。 22.請求項1乃至21の方法で作り出される透明な光反射もやからなる、視覚 効果。 23.視覚効果を作り出すための、少なくとも80%の水分を含む、グリコール 及び/又はグリセリンの水溶液の用途。 24.塩化アンモニウムを含む、請求項23の用途。 25.視覚効果を作り出すための、少なくとも80%の水分を含む、グリコール 及び/又はグリセリンの水溶液。 26.塩化アンモニウムを含む、請求項25の水溶液。 27.イフェクトを作り出すための装置であって、該装置は、溶液を入れるよう になっている容器と、前記溶液を超音波エネルギーで励起させるようになってい る1つ以上のトランスデューサと、前記溶液の頭部を横切って空気の流れを方向 付ける手段とを有し、各トランスデューサは、前記溶液の中に延びるチューブの 一端に対して予め定められた位置にあり、前記チューブの外部から前記トランス デューサのすぐ上の位置に至る流体の流路がある、装置。 28.前記チューブとトランスデューサが、垂直に対して角度をもって傾斜して いる、請求項27の装置。 29.前記角度が、約15°である、請求項28の装置。 30.イフェクトを作り出すための装置であって、該装置は、溶液を入れるよう になっている容器と、前記溶液を超音波エネルギーで励起させるようになってい る1つ以上のトランスデューサと、前記溶液の頭部を横切って空気の流れを方向 付ける手段とを有し、各トランスデューサを反共振周波数で作動させる手段が設 けられている、装置。 31.各トランスデューサの作動周波数をチューニングするチューニング手段が 具えられ、該チューニング手段は、前記溶液の中ではじける泡によって発生させ られる信号を通過させるようになっていて前記トランスデューサの出力に連結さ れたフィルターを有し、前記フィルターを通過した信号の振幅を検知する手段が 具えられ、前記トランスデューサを作動させる信号発生器の周波数を調整してコ ントロールし、最適の信号がフィルターを通過するようにする手段を有している 、請求項30の装置。 32.前記トランスデューサを駆動する回路手段を具え、該回路手段は、予め定 められた短時間の間、選択されたトランスデューサ、又はトランスデューサのグ ループが順次作動させられるようにする、請求項30の装置。 33.前記回路手段は、前記トランスデューサ、又はトランスデューサのグルー プが約4分の1秒間順次駆動されるようになっている、請求項32の方法。 34.トランスデューサの2つのグループがあり、前記回路手段は、一方のトラ ンスデューサのグループを前記短時間の間作動させ、その後該グループを休止さ せ、次に、残りのトランスデューサのグループを作動させるスイッチ手段を具え る、請求項32又は33の装置。 35.イフェクトを作り出すための装置であって、該装置は、溶液を入れるよう になっている容器と、前記溶液を超音波エネルギーで励起させるようになってい る1つ以上のトランスデューサと、前記溶液の頭部を横切って空気の流れを方向 付ける手段とを有し、各トランスデューサは、前記容器の側壁に取付けられ、超 音波エネルギーのビームを実質的に水平に方向付けるようになっており、さらに 、各トランスデューサの前に位置付けられ傾斜面を呈する要素が具えられている 、装置。 36.前記傾斜面の角度が、約45°である、請求項35の装置。 37.イフェクトを作り出すための装置であって、該装置は、溶液を入れるよう になっている容器と、前記溶液を超音波エネルギーで励起させるようになってい る1つ以上のトランスデューサと、前記溶液の頭部を横切って空気の流れを方向 付ける手段とを有し、さらに、前記溶液の温度と電気抵抗を検知する手段と、予 め定められたパラメーターが越えられたら前記装置を停止させる手段とが具えら れている、装置。 38.前記検知手段はホイートストーンブリッジからなり、その1つのアームは 、前記溶液にさらされた電極からなり、もう1つのアームは、前記溶液に沈めら れた1つ以上の要素からなり、前記要素は、前記溶液の予測される抵抗/温度特 性にマッチする温度特性を有している、請求項37の方法。 39.予め定められた一様でない、抵抗/温度特性を持つ溶液を含む、請求項3 7又は38の装置。 40.塩化アンモニウムからなる溶液を含む、請求項37から39までのいずれ かの装置。 41.イフェクトを作り出すための装置であって、該装置は、溶液を入れるよう になっている容器と、前記溶液を超音波エネルギーで励起させるようになってい る1つ以上のトランスデューサと、前記溶液の小滴を空気の流れの中に含ませる ように前記溶液の頭部を横切って空気の流れを方向付ける手段と、前記溶液の小 滴を含む空気の流れを出口に導く手段を有し、前記装置は、さらに、第2の空気 の流れを作り出す手段と、該第2の空気の流れを前記出口に導く手段とを有し、 かくして、使用に際して、前記第2の空気の流れが第1の空気の流れと混合され るようになっている、装置。 42.前記第2の空気の流れを作り出す手段が、第1の空気の流れよりも大きな 流量と流速の流れを作り出すようになっている、請求項41の装置。 43.前記第2の空気の流れを作り出す手段が、第2の空気の流れの流量、及び /又は流速に関して調節可能である、請求項41又は42の装置。 44.複数のトランスデューサが設けられ、複数の開口が形成され開放されたセ ル構造の要素が具えられ、各トランスデューサは前記開口のそれぞれに受け入れ られるようになっている、請求項27から43までのいずれかの装置。 45.前記開放されたセル構造の要素が、ポリウレタン発泡体からなる、請求項 44の装置。
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