JPH10503893A - 多重音調データ伝送システムにおける多ポイント−ポイント通信を整合するための方法及び装置 - Google Patents

多重音調データ伝送システムにおける多ポイント−ポイント通信を整合するための方法及び装置

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JPH10503893A JP8501235A JP50123596A JPH10503893A JP H10503893 A JPH10503893 A JP H10503893A JP 8501235 A JP8501235 A JP 8501235A JP 50123596 A JP50123596 A JP 50123596A JP H10503893 A JPH10503893 A JP H10503893A
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Abstract

(57)【要約】 フレーム式離散多重搬送波伝送方式を使用して中央装置(10)と複数の遠隔装置(15)間の通信を容易にする種々の双方向データ伝送システムが開示されている。各システムでは、複数の遠隔装置(15)から伝送されたフレームは、中央装置(10)にて同期化される。多ポイント−ポイント間伝送を容易にするため複数の遠隔装置及び中央装置間における伝送の調整に関する種々の新規なモデム構成及び方法が開示されている。本発明は、撚り線対、ファイバ及び/又は複合電話回線を通じた信号伝送を含む非対称ディジタル加入者回線システム、同軸ケーブルを通じた信号伝送を含むケーブルシステム、及び無線信号伝送を含むディジタルセルラテレビシステムを含む幅広いデータ伝送方式における応用例を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 多重音調データ伝送システムにおける多ポイント−ポイント通信を 整合するための方法及び装置 発明の背景 本発明は、中央装置が複数の遠隔装置にサービスする離散多重音調通信システ ムに関する。さらに詳細には、遠隔装置からの上流方向通信を整合するための方 法に関する。 離散多重音調(DMT)データ伝送方式は、高速データ伝送を容易にする技術 として既に開示されている。DMTアーキテクチャの利点は、高効率スペクトル を有し、また、種々の信号歪み及びノイズの問題を回避できるところにある。D MTアーキテクチャは、非常に高いデータ伝送能力を有しているので、DMTデ ータ伝送方式を選択するほとんどの応用例は、データ伝送システムの増加の要求 に応じてサービスを拡張するために十分な空き領域を備えるであろう。しかして 、離散多重音調技術は、種々のデータ伝送環境における応用例を有する。例えば 、ANSI(米国規格協会)のスタンダードグループによって認可されたグルー プである、遠隔通信情報解決のための連合(the Alliance For Telecommunicati ons Information Solutions)(ATIS)は、非対称ディジタル加入者回線( ADSL)を通じたディジタルデータ伝送のための離散多重音調に基づく規格を 最終決定している。当初、規格は、通常の電話回線を通じた、画像データの伝送 のために企図されたが、他の種々の応用例にも同様にして用いることができる。 この北米規格は、ANSI T1.413 ADSL規格と呼ばれている。 ADSL規格下においては、ペア電話回線を通じて6百万ビット/秒以上(す なわち、6+Mbit/s)の速度での情報の伝送を容易にする伝送速度が目的 とされている。規格化された離散多重音調(DMT)システムは、正方向(下流 方向)に各々4.3125kHz幅の256の「音調」又は「サブチャネル」を 用いる。電話システムにおいては、一般的に下流方向とは、中央オフィス(一般 的には電話会社によって所有されている)からエンドユーザ(すなわち、住居あ るいは企業ユーザ)である遠隔地への伝送であると考えられている。他のシステ ムにおいては、使用される音調数は広く変更され得る。しかしながら、IFFT 変調が行われる時には、利用可能なサブチャネル(音調)数の一般的な値は、例 えば、128、256、512、1024あるいは2048サブチャネルといっ た、2の整数乗となる。 非対称ディジタル加入者回線規格は、また16〜800kbit/sの範囲に おけるデータ速度での逆信号の使用を意図するものである。逆信号は、例えば、 遠隔地から中央オフィスに向かう上流方向への伝送に相当する。したがって、非 対称ディジタル加入者回線という用語は、データ伝送速度が逆方向よりも正方向 の方がかなり高いという事実に基づくものである。このことは特に、画像プログ ラミング、あるいはテレビ会議情報を電話回線を通じて遠隔地へ伝送しようとす るシステムにおいて有用である。例えば、このシステムの一つの使用可能性とし て、住居顧客が映画のような画像情報をビデオカセットをレンタルすることなく 電話回線、あるいはケーブルを通じて入手することができるといったものがある 。他の使用可能性には、テレビ会議がある。 離散多重音調(DMT)伝送方式は、応用例における使用に関して電話回線を 通じたデータ伝送を卓越する可能性を備えている。事実、DMTは他の種々のデ ィジタル加入者アクセスシステムにおいても同様に用いることができる。例えば 、ケーブル式加入者システム(一般的に同軸ケーブルを使用)、ディジタルセル ラテレビのような無線加入者システムにおいても用いることができる。ケーブル システムにおいては、1つの中央装置(中央モデム)は、一般的に、一以上の顧 客、すなわち、一以上の遠隔装置(遠隔モデム)に対してディジタル信号を分配 するために用いられる。全ての遠隔モデムが同一のディジタル信号を確実に受信 することができる間、上流方向伝送は、上流方向信号ソースに関する中央モデム における混乱を避けるために整合されなければならない。幾つかの現存するケー ブルシステム(これらは離散多重音調伝送方式を使用していない)では、各遠隔 装置に対して、中央ステーションと通信するための専用周波数帯域が与えられる 。しかしながら、このような解決法では、本質的に伝送帯域幅を効率的に使用す ることができず、また、一般的に、複数の遠隔装置からの伝送を分離するために アナログフィルタを使用しなければならない。他の現存するケーブルシステムは 、全遠隔装置に対して単一広帯域を用い、上流方向チャネルにアクセスするため に時分割多重アクセス(TDMA)を使用している。この解決方法は、単一チャ ネルの全容量の低下をもたらし、また、アクセス処理に時間を要するので非効率 的である。定置ディジタルセルラ伝送システムは、似たような障壁に直面してい る。時分割及び、周波数分割の双方に基づくチャネルへのアクセスの能力は、よ り効率的に伝送チャネルを利用することができるであろう。しかしながら、全デ ィジタル多重化が適切に機能するためには、異なるソースからの伝送が同期され なければならないので、DMT固有の多重化特性は、予めその応用例を2地点間 伝送に制限していた。 ADSLの応用例は、その本質において一般的により制限されているにも拘わ らず、類似する問題に対する潜在的能力を有している。より詳細には、単一回線 は、特定の課金アドレス(一般的に家庭、又は事務所となろう)における複数の ドロップポイントにサービスすることができる。すなわち、ユーザが信号の受信 を望むことができる幾つかの電話「ジャック」が存在するであろう。単一回線を 通じた複数位置(ジャック)へのサービスを容易にするため、同期を容易にする 主モデムの使用が提唱されてきた。しかしながら、これは相対的に高価であり、 また期待できない解決策であると考えられている。それゆえ、中央装置が遠隔装 置から送信された信号を整合し、また、確実に解釈することができように、離散 多重音調データ伝送システムにおいて複数の遠隔装置からの信号の同期化を容易 にする機構を備えることが望まれる。 遠隔装置から中央装置への通信に関して現在利用されている伝送システムの他 の特徴は、両者が指定された最大速度でデータを伝送する(周波数分割式多重化 )こと、又は、特定の大きさのパケットでデータを伝送する(時間式多重化)こ とにある。それらは、両方を実行することを認めていない。このことは、伝送チ ャネルの使用効率化を制限する。したがって、必要なときには、遠隔装置が特定 のデータ速度での伝送要求を指定することが可能であり、データ速度に関心のな い場合には、遠隔装置が指定する情報量の伝送要求を示すことのできる機構を備 えることが望まれている。 発明の概要 前記した目的を達成するため、また、本発明の目的に従って、フレーム式離散 多重搬送波伝送方式を使用することにより複数の遠隔装置と中央装置との間にお ける通信を容易にする多くの双方向データ伝送システムが開示されている。各シ ステムでは、複数の遠隔装置から伝送されたフレームは、中央装置にて同期化さ れる。多ポイント−ポイント伝送を容易にするために複数の遠隔装置と中央装置 との間の通信を整合するための種々の新規なモデムの構成及び方法が開示されて いる。本発明は、撚り線対、ファイバ及び/又は複合電話回線を含む非対称ディ ジタル加入者回線システム、同軸ケーブルを通じた信号伝送を含むケーブルシス テム、及び無線信号伝送を含むディジタルセルラテレビシステムのような広範な データ伝送方式に応用例がある。 一つの実施形態によれば、離散多重音調システムはオーバヘッドバスを含む多 重の離散サブチャネルを有している。方法の態様においては、選択された遠隔装 置が通信の開始を要求するとき、それ自身のクロックを中央装置のクロックにル ープして合わせ、遠隔開始同期化信号を専用オーバヘッドサブチャネル、又はオ ーバヘッドバスにおけるオーバヘッドサブチャネルセットを通じて中央装置に伝 送する。中央装置は、選択された第1の遠隔装置と、中央装置と現在通信中の他 の遠隔装置とをより良好に同期化させるために要求されるフレーム境界位相偏移 を示す情報を含む中央開始同期化信号で応答する。遠隔装置は、出力するフレー ムの位相を、中央開始同期化信号によって指示されたように偏移させることによ って応答する。同期化は、インタラクティブに、または、単一のステップのいず れかとして実行されるであろう。これは、選択された遠隔装置によって出力され るフレームのフレーム境界を、中央装置と現在通信中の他の遠隔装置によって出 力されるフレームのフレーム境界と同期化する。この同期化は、中央装置におい て受信される際に、個々の遠隔装置からのフレーム境界がほぼ一致するように生 起される。 この発明の一つの実施形態において、オーバヘッドバスは2つの専用オーバヘ ッドサブチャネルを有し、遠隔開始同期化信号と中央開始同期化信号は異なるオ ーバヘッドサブチャネルを通じて伝送される。他の実施形態においては、一又は 複数の専用オーバヘッドサブチャネルが用いられるであろう。幾つかの実施形態 では、中央装置へのデータ伝送のために選択された遠隔装置が利用可能なサブチ ャネル数が動的に割り当てられる。そのようなシステムを実行するために好適な 特定の中央及び遠隔モデムの構想もまた開示されている。 発明の他の側面においては、上流方向通信ストリーム中に同期化非通信時間( 同期化静時間)が定期的に供給される。同期化非通信時間は、新規遠隔装置の初 期化、伝送チャネルの品質検査、及びデータ伝送要求の処理といった種々のオー バヘッド型機能の取り扱いに用いられる。 一つの実施形態では、初期化中の遠隔装置から中央装置へ伝送されるフレーム を、他の遠隔装置から中央装置に伝送されるフレームに同期化する方法が記載さ れている。この発明の実施の形態では、同期化非通信時間が上流方向通信のため に備えられた複数の離散サブチャネル上に定期的に供給される。遠隔装置が初期 化されているとき、同期化非通信時間の間、遠隔装置は広帯域初期化信号を中央 装置に伝送する。この広帯域初期化信号は、異なる複数のサブチャネルを通じて 伝送される複数の初期化信号を含んでいる。一つの好適な実施形態によれば、遠 隔装置は、初期化を要求するときに下流通信を監視し、広帯域初期化信号のフレ ーム境界を、遠隔装置によって受信された下流方向信号を通じて搬送されたフレ ームタイミングマーカに実質的に同期化させる。中央装置はこの広帯域初期化信 号を受け取り、同期化信号を第1遠隔装置に送り返す。この同期化信号は、遠隔 装置によって送られる信号のフレーム境界を、中央装置と通信中の他の遠隔装置 によって送られる信号のフレーム境界により良く同期化させるために要求される フレーム境界位相偏移を示す情報を含んでいる。そして、遠隔装置は、同期化を 容易にするために、自身が出力するフレームの位相を偏移させる。 この実施形態において用いられる同期化非通信時間は、中央装置から最も離れ た遠隔装置へ非通信期間マーカが伝送され、最も離れた遠隔装置から中央装置に 初期化信号が返送されることが、全て同期化非通信時間内に行われるように十分 な長さの期間を有している。 他の実施形態では、遠隔装置から中央装置へのサブ搬送波伝送品質の動的な検 査方法が記載されている。これは、中央装置による遠隔装置に対する帯域幅の割 り当てを容易にする。この実施形態では、選択された同期化非通信時間中におい て、上流方向通信の容易化のために備えられた多数のサブチャネルを通じて一の 遠隔装置から調整信号が伝送される。調整信号は中央装置によって監視され、中 央装置は、選択された遠隔装置から信号を伝送するための個々のサブチャネルの ビット容量を示すチャネル特性を決定する。中央装置は、選択された遠隔装置が 上流方向通信を行うためにに、どのサブチャネルを割り当てるかを決定する際に チャネル特性を使用することができる。 一の好適な実施形態では、伝送及び監視のステップは、複数の異なる遠隔装置 についてチャネル特性を決定するために、複数の異なる遠隔装置に対して繰り返 し行われ得る。異なる遠隔装置は、異なる非通信時間の間にそれぞれの調整信号 を伝送するように構成されていることが好ましい。各遠隔装置に対するチャネル 特性は、各遠隔装置から中央装置へのチャネル容量を示す情報を含むチャネル特 性のマトリクス内にストアされ得る。このチャネル特性情報は、個々の遠隔装置 に対する帯域幅の動的な割り当てを容易にするために用いられ得る。他の好適な 実施形態では、遠隔装置は中央装置からの再調整信号の受信に応じて単に個々の 調整信号を伝送するだけである。このことは、システム上の制御を容易にする。 本発明の他の実施形態では、遠隔装置の伝送要求を中央装置に通知する方法が 記載されている。この実施形態では、非通信時間間隔以外の時間に、通信の初期 化、又は変更を望む遠隔装置がデータ要求信号を中央装置に伝送する。そして、 中央装置は、遠隔装置に対して認証信号を送信して特定の非通信時間を割り当て る。そして、遠隔装置は、割り当てられた非通信時間の間に、複数の離散サブチ ャネルを通じてデータ要求情報を伝送する。中央装置は、遠隔装置の要求を知る と、データ要求情報に応じて一以上のサブチャネルを遠隔装置に割り当てる。 一の好適な実施の形態では、データ要求信号は、特定のデータ速度での伝送要 求、あるいは、特定の情報量の伝送要求のいずれをも示すことができる。前者の 場合、中央装置は、データ要求情報中において特定されている要求データ速度で の伝送を容易にするために十分なサブチャネルを遠隔装置に割り当てる。後者の 場合、中央装置は、データ要求情報中において特定されている情報量を伝送する ために十分な時間の間、一以上のサブチャネルを割り当てる。 他の好適な実施の形態では、遠隔装置は、データ要求情報が定義され、伝送さ れた後に、被定義データパケット要求信号を伝送することができる。これに続き 、中央装置は、被定義データパケット要求信号に直接対応して、直ちに選択され た第1遠隔装置に一以上のサブチャネルを割り当てる。 他の好適な実施の形態では、遠隔装置は、データ要求信号の伝送の前に下流方 向通信ストリームに供給された情報を監視し、使用中でないと報告されたサブチ ャネルを通じてのみデータ要求信号を伝送する。さらに他の好適な実施形態では 、データ要求信号の第1の値はデータ速度を示し、データ要求信号の第2の値は データパケット要求を示し、データ要求信号の第3の値は被定義データパケット 要求を示している。このような取り決めにより、データ要求信号を2ビット信号 程度に小さくすることができる。 さらに他の実施の形態では、離散多重音調信号の各フレームは、多重のシンボ ルを含み、また各遠隔装置には対応シンボルが割り当てられて、その間にデータ 要求シンボルを伝送することができる。この実施の形態では、中央装置は、デー タ要求信号が受信された期間におけるシンボルの少なくとも一部に基づいて、デ ータ要求信号を伝送している特定の遠隔装置を識別する。 種々の実施の形態が単独で、あるいは組み合わされても用いられ得ることは理 解されるべきである。種々記載された非通信時間は、同一長さである必要はなく 、また、一般的に、第三の実施の形態とともに記載された非通信時間は、他の2 つよりもより頻繁であろう。 さらに他の実施形態では、高速アクセス伝送モードが提供される。この実施の 形態では、通信アクセス要求は、要求している遠隔装置から中央装置へ伝送され る一義的遠隔装置識別子を有している。この要求は、中央装置においてデコード のために等価を必要としない変調方式を使用して、一以上の不使用サブチャネル を通じて伝送される。そして、中央装置は、適当なサブチャネルを要求中の遠隔 装置に割り当てる。 発明の他の側面として、これらの種々の方法を実現可能な離散多ポイント送信 装置、及び受信装置が記載されている。種々の実施形態が単独で、あるいは組み 合わされても用いられ得ることは理解されるべきである。記載されたシステムは 、下流方向信号もまた離散多重搬送波であるか否かに関わらず使用され得るであ ろう。幾つかの好適な実施形態では、双方向データ伝送システムは、同軸ケーブ ルを通じた信号伝送を含むケーブルシステムであるが、他のシステムも同様に考 えられる。 図面の簡単な説明 本発明は、以下の記載を図面とともに参照することにより、さらに目的及び利 点とともに最も良く理解され得る。 図1は複数の遠隔装置にサービスするヘッドエンド中央装置を含む通信システ ムのブロック図である。 図2は一対の専用オーバヘッドサブチャネルを含むDMTシステムにおいて使 用される、多数の被範囲設定サブチャネルの使用法を示す周波数特性図である。 図3は本発明における同期化の実行に好適な中央オフィスモデムアーキテクチ ャのブロック図である。 図4は本発明における同期化の実行に好適な遠隔装置モデムアーキテクチャの ブロック図である。 図5は同期化及び上流方向シンボル調整の実現に好適な遠隔装置同期化構成を 示すブロック図である。 図6は位相誤差対周波数のグラフである。傾きはタイミング誤差に比例し、ま た、y切片は搬送波の位相誤差に比例する。 図7は本発明の一発明の実施の形態におけるDMTデータ伝送システムのタイ ミングチャートである。 図8は本発明の一つの側面における遠隔装置初期化方法のフローチャートであ る。 図9は本発明の第2の側面における遠隔装置再調整方法のフローチャートであ る。 図10は中央装置との通信の確立を要求している遠隔装置によって採られるス テップを示すフローチャートである。 図11(a)はデータパケット要求を実行中の遠隔装置に対する、帯域幅の割 り当て方法のフローチャートである。 図11(b)は被定義データパケット要求を実行中の遠隔装置に対する、帯域 幅の割り当て方法のフローチャートである。 図11(c)はデータ速度要求を実行中の遠隔装置に対する、帯域幅の割り当 て方法のフローチャートである。 図12は時分割多重アクセスに基づくデータ伝送方式におけるフレーム伝送シ ーケンスを示すグラフである。 発明の実施の形態 離散多重音調(DMT)データ伝送方式は、高速データ伝送を容易にする技術 として既に示されている。DMTアーキテクチャの利点は、高スペクトル効率を 有し、また、種々の信号歪み及びノイズの問題を適応的に回避し得るところにあ る。DMTアーキテクチャは、非常に高いデータ伝送能力を有しているので、D MTデータ伝送方式を選択するほとんどの応用例では、データ伝送システムの増 加の要求に応じてサービスを拡張するために十分な余裕を有するであろう。離散 多重音調技術は、種々のデータ伝送環境における応用例を有している。例えば、 ANSI非対称ディジタル加入者回線北(ADSL)米規格は、離散多重音調デ ータ伝送方式を企図している。 ATIS ADSL北米規格離散多重音調データ伝送方式に関するプロトコル の詳細は、先に述べたATIS寄稿中に詳細に記載されている。規格化された離 散多重音調(DMT)システムは、正方向(下流方向)に各4.3125kHz 幅の256個の「音調」を用いる。音調の周波数幅は、0から1.104MHz である。低周波数側の32音調は、上流方向への2重データ伝送に対しても使用 され得る。10倍程度も伝送帯域幅を増加させることを企図するこのシステムの 改良は、本発明によって他の応用例中に提案されている。他のシステムにおいて は、使用されるサブチャネル数、及び/又はサブチャネル帯域幅は、広く変更さ れ得る。しかしながら、IFFT変調が行われるときには、一般的に得られるサ ブチャネル数の値は、例えば、128、256、512、1024あるいは20 48サブチャネルといった、2の整数乗である。 この出願の背景技術の欄で述べたように、離散多重音調伝送システムの一つの 制限は、単一回線によって複数のドロップポイントがサービスされるためには、 上流方向信号は、中央装置に着信するとき同期化されていなければならないとこ ろにある。ケーブルシステムや無線セルラテレビ配信のようなシステムは、一般 的に異なる加入者によって操作される比較的多くの独立遠隔装置に対してサービ スするために単一回線(媒体)を使用しているので、この同期化の問題は、これ らのシステムでの応用例における離散多重音調伝送方式の魅力を制限してきた。 先ず最初に図1を参照して、一般的な多ユーザ加入者ネットワークのための伝 送方式の概要について説明する。中央ユニット10(中央モデムを含んでいる) は、複数の供給線18に分割されている共通伝送回線17を通じて複数の遠隔装 置と通信する。各供給線18は、信号を受信する遠隔モデム15とデータを使用 する遠隔装置22とを通常含む、対応する遠隔装置にサービスする。サービスプ ロバイダ19は、通常は、遠隔装置15への伝送のためにデータを中央装置に供 給するように、また、中央モデムによって受信された遠隔装置からのデータを処 理するように構成されてる。サービスプロバイダ19は、様々な好適な型を採り 得る。例えば、サービスプロバイダは、ネットワークサーバの型を採ることがで きる。ネットワークサーバは、専用コンピュータ、若しくは分散システムの型を 採ることができる。種々の伝送媒体が、伝送回線として用いられ得る。例えば、 撚り線対電話回線、同軸ケーブル、ファイバ回線、及び2以上の異なる媒体を混 合した複合のいずれであっても適切に機能する。この解決方法は、無線システム においても適切に機能する。 当業者によって認識されるように、ここで意図されている離散多重音調データ 伝送システムの一つの要件は、2以上の装置(一般的には、2つの遠隔装置)が 独立して情報を第3の装置(すなわち中央装置10)に伝送しようとする場合に は、複数の遠隔装置からの信号は同期化されていなければならず、さもなければ 、少なくとも幾つかの信号は中央装置10にとって解読不可能となろう。このよ うなシステムにおける離散多重音調伝送の使用に伴う問題は、通常は供給線18 の長さが遠隔装置毎に変わることである。したがって、遠隔装置が中央装置10 のクロックと同期化したとしても、中央装置10への応答通信は、対応供給線長 に少なくとも部分的に依存する量だけ位相偏移させられるであろう。実際問題と して、このような位相偏移は、遠隔的に開始された通信を中央装置にとって理解 不能なものとするであろう。 代表的なDMT伝送帯域が図2に図示されている。図から見て取れるように、 この伝送帯域は、独立の複数の搬送信号(サブ搬送波27として記載)が伝送さ れ得る多数のサブチャネル23を有している。DMT伝送は、本質的に伝送媒体 を、各々が独立してデータを搬送する多数のサブチャネル23に区画する。各サ ブチャネル23上におけるデータは、異なる信号に対応することが可能であり、 また、単1、又は少数の広帯域幅伝送を示す、より高速のデータ速度に集約され 得る。これらサブチャネル23はDMTにおけるディジタル信号処理とともに完 全に実現可能であり、このディジタル信号処理は、アナログ分離フィルタを必要 とせず、スペクトル効率を最大にする。使用されるサブチャネルの数は、特定の システムの要求に従って広く変更され得る。しかしながら、変調が逆高速フーリ エ変換(IFFT)を使用して実行されるときには、一般的に得られるサブチャ ネル23の数の値は、2の整数乗、例えば128、256、512、1024、 及び2048といったサブチャネル数となる。例えば、ケーブル式加入者システ ムにおける使用のために適用される一つの発明の実施の形態では、1024個の 副搬送波27が、1個の32kHzのサブチャネル23に閉じこめられた各搬送 波とともに使用され得る。これは、遠隔装置が中央装置10と通信することので きる約32MHzの周波数帯域幅を提供する。 特定システムにおいて使用され得る遠隔装置の数は、特定のシステムの要求に 従って大きく変化するであろう。例えば、ケーブル式加入者システムの一つの発 明の実施の形態では、500個までの遠隔装置に対して1つ中央装置との通信を 許容することが望ましいであろう。そのような数多くの遠隔装置を意図するシス テムでは、遠隔装置をグループに振分けることが望ましい。当然のことながら、 各グループは同数の装置を含むことを必要としない。例として、500個までの 遠隔装置を許容するシステムは、90個までの遠隔装置を許容する8のグループ に遠隔装置を分割することができ、各遠隔装置グループには指定周波数帯域が割 り当てられる。例えば、周波数スペクトルは、複数の均等な大きさの指定周波数 帯域に分割され得る。記載された特定の発明の実施の形態では、32MHzの8 分の1、すなわち約4MHzが各グループに割り当てられるであろう。したがっ て、各グループは、約4MHzを有し、従って、中央装置10への伝送に使用す るための128個のサブチャネル23を有することとなるであろう。グループ分 けにより、中央装置10は、遠隔装置が回線にログオン及びログオフするのに応 じて、管理可能な方法で遠隔装置の跡を追いかけることができる。 グループ分けには、数多くの方法が使用され得る。例として、第1グループは 、連続したサブチャネル0−127から構成され、第2グループはサブチャネル 128−255で構成される、といった具合である。この代わりに、各グループ に対するサブチャネル23の割り当ては、スペクトルを通じたインタリーブによ っても実行され得る。例えば、第1グループにはサブチャネル0,8,16,2 4,32...が、第2グループにはサブチャネル1,9,17,25,33. ..が、第3グループには2,10,18,26,34...がそれぞれ割り当 てられるといった具合である。インタリーブによるサブチャネル23のグループ への割り当ては、周波数スペクトルの一つの特定領域に存在するノイズが、単一 のグループにおける伝送の重要部分を破壊する確率を低減するのに役に立つ。そ のかわりに、スプリアスなノイズは各グループに関するスペクトルの一部にだけ 影響を及ぼすであろう。当業者によって認識され得るように、上流方向チャネル の周波数帯域幅、サブチャネル23の大きさ、及びグループ分けは、発明の実施 の形態において記載されている数字に限定されず、伝送システムの特定の使用の 要求に好適な数字をさらに選択することができる。 上記において指摘された同期化の問題に対する解決方法としては、同期化を容 易にするために専用オーバヘッドサブチャネル28、29(図2中)の使用を企 図している。本発明の実施の形態では、上流方向オーバヘッドチャネル28は、 多数の遠隔装置から中央モデムへ同期化信号を運ぶ。下流方向オーバヘッドチャ ネル29は、中央モデムから多数の遠隔装置へ同期化信号を運ぶ。オーバヘッド サブチャネル28及び29は、伝送帯域内における好適な周波数位置であればど こにでも配置され得る。上述した非対称ディジタル加入者回線システムのような 多くの発明の実施の形態においては、隣接するサブチャネルとの相互干渉を最小 化するように、オーバヘッドサブチャネルが下流方向信号の高周波数エッジ、又 は低周波数エッジのいずれかの近くに位置することが望まれる。システム制限が 許容するときには、同期化信号に起因する干渉可能性を最小化するために、オー バヘッドサブチャネルを、データ伝送のために使用されている他のサブチャネル から少なくとも1又は2つのサブチャネルだけ離間させることがさらに望まれる 。これは、同期化信号がしばしば他の伝送と同期化されていないので、望ましい 。したがって、同期化信号は、同期から外れているために、他の信号より多くの 歪みを引き起こすであろう。したがって、小さなバッファが有用である。同様に 、幾つかの場合においてさらに干渉の問題を最小化するために、オーバヘッドサ ブチャネルとして比較的低出力の信号を用いることが望まれる。 以下より詳細に説明するように、本発明の他の側面においては、同期化非通信 時間が、定期的に上流方向通信ストリームに与えられる。同期化非通信時間は、 新しい遠隔装置の初期化、チャネル品質検査、及びデータ伝送要求の処理のよう な種々のオーバヘッド型機能を処理するために使用され得る。次に図7には、オ ーバヘッド機能の処理に好適な多くの同期化非通信期間を提供するフレーム限定 伝送タイミングシーケンスの代表例が図示されている。この発明の実施の形態で は、伝送は一群の伝送フレーム32に分割されている。各伝送フレームは、伝送 間隔33と第1非通信間隔S1を有している。各伝送間隔33は、図示するよう に、さらに複数のシンボル期間35に分割されている。複数の伝送フレーム32 は、1つのスーパフレーム36としてまとめられている。複数の伝送フレーム3 2に加えて、各スーパフレーム36は、さらに、第2非通信間隔38を有してい る。記載された発明の実施の形態においては、第2非通信間隔38は、初期化間 隔(S2)、あるいは 再調整間隔(S3)として使用され得る。 伝送間隔33、非通信時間間隔S1、初期化間隔S2、及び再調整間隔S3の ために与えられる実際の期間は、特定のシステムの要求に従って広く変更され得 る。同様にして、スーパフレーム36における伝送フレーム32の数も広く変更 され得る。例として、離散ケーブル式加入者システムにて使用するために好適な 発明の実施の形態は、伝送間隔33が63個のシンボルを伝送するために十分な 期間を設定し、また、S1時間間隔34が時間長さ中に1シンボルを伝送するた めに十分な期間を設定することを企図する。初期化間隔S2は、遠隔装置を初期 化するための選択的構成として用いられ得る。したがって、第2非通信時間間隔 の長さは、一般的に以下でより詳細に説明するように通信システムの物理的状態 によって決定される。一般的に、遠隔装置には、中央装置10によって許可が与 えられない限り、S1、S3非通信時間間隔の間は、送信しないことが要求され る。幾つかの発明の実施の形態においては、以下により詳細に説明するように、 遠隔装置は、導入の開始を求めているのでなければ、S2非通信時間間隔の間も また送信しないことが要求される。 次に図2〜図4を参照しつつ、新規に加えられた遠隔装置の同期化を容易にす るための補助オーバヘッドサブチャネルの使用についてより詳細に説明する。最 初に、遠隔装置50は、中央モデム装置における中央制御装置60と共働する遠 隔同期化制御装置80を有している。記載した上記発明の実施の形態中で簡単に 説明したように、制御装置間における通信を容易にするように2つの補助オーバ ヘッドサブチャネルが備えられている。遠隔モデム50が初期化され、ストリー ムの利用を要求するとき、遠隔制御装置80は、本質的に中央モデムのクロック 情報を含む下流方向信号伝送を監視する。これは、パイロット信号を利用するこ とにより実行されるが、他の方式も採用可能である。そして、遠隔装置は「ルー ブ時間合わせ」(loop-timed)される。すなわち、遠隔装置は、遠隔装置のクロ ックを中央モデムのクロックに位相固定する。そして、遠隔制御装置は、オーバ ヘッドサブチャネル28を介して中央装置30に同期化信号を送信する。同期化 信号は、伝送媒体を通過し、中央モデム装置30の受信部に到達する。中央モデ ム30は、他の遠隔装置と通信中に遠隔的に開始された(上流方向)同期化信号 を受信すると、遠隔開始同期化信号のフレーム境界を他の遠隔装置から受信した フレーム境界信号と比較する。制御装置60によって検出されるフレーム境界信 号の間には、位相偏移が存在するのが普通である。そして、制御装置60は、オ ーバヘッドサブチャネル29を介して遠隔装置に返送される下流方向同期化信号 を発生する。 前記した発明の実施の形態では、遠隔装置が中央装置との通信の開始を要求す る際に、制御装置80が上流方向同期化信号を発生させる責務を有する。上流方 向同期化信号は、制御装置80からマルチプレクサ/エンコーダ143に供給さ れ、また、特に上流方向オーバヘッドサブチャネル28に向けられる。同期化信 号の特性は知られているので、同様に他の位置においても送信装置に導入され得 ること、あるいは、直接アナログインタフェース148に適用され得ることが認 識されるべきである。通常は、同期化信号及び/又はシーケンスは、同期化が完 了するまでに遠隔装置によって伝送されるただ一つの信号となろう。この上流方 向同期化信号は、その後、オーバヘッドサブチャネル28を介して中央モデムに 伝送され、受信装置70によって受信されるであろう。そして、受信装置の復調 装置76は、復調された同期化信号を中央モデムの制御装置60に供給する。中 央制御装置60は、遠隔的に開始された同期化信号を検出し、また、そのフレー ム境界と他の遠隔装置から同時に受信されているあらゆる信号のフレーム境界と を比較する。中央モデム30が他の遠隔装置と通信中の場合には、遠隔要求アク セスのフレーム境界は、供給線長さの変化に起因して、既に中央装置と通信中の それらのフレーム境界から位相偏移しているであろう。このような場合には、中 央制御装置60は、フレーム境界を整合させるために要求される位相偏移(時間 遅れの形を採る)を示す返信(下流方向)同期化信号を開始する。そして、この 返信同期化信号は、第2オーバヘッドサブチャネルを介して遠隔装置に伝送され る。上流方向同期化信号と同様、下流方向同期化信号は、エンコーダにおいて下 流方向データストリームに導入され得る。 しかしながら、下流方向同期化信号の特性は多様であり、例えば、同期化信号 は、1サンプルだけフレーム境界より進行すべき、又は遅延すべきであることを 単に示すことができる。より複雑なシステムにおいては、制御装置は、フレーム 境界を進行させるべき、又は遅延させるべきサンプル数の算出を試みることが可 能であり、また、フレーム境界が偏移させられるべきサンプル数を示す信号が送 信され得る。同様に他の信号解釈も用いられ得る。以下により詳細に説明するよ うに、多くの発明の実施の形態では、上流方向通信に対するサンプル率は、下流 方向通信のサンプル率の整数因数となるであろう。ここに記載されている遅延は 、遠隔装置ではなく、中央モデムのサンプル率に基づいている。 複数の遠隔装置が全て同一の伝送回線17に接続されているので、同期化信号 は、全作動中の遠隔モデムによって受信されるであろう。そして、この信号は、 各遠隔モデムのデコーダからそれらの対応する制御装置80へと渡される。しか しながら、遠隔制御装置80は、それらが現実に中央モデムとの通信の開始を試 みていない限り、オーバヘッドサブチャネル上の同期化信号を無視するように設 定されている。このことは、種々の方法により達成され得る。例によれば、下流 方向同期化信号は、特定の遠隔装置に割り当てられたアドレスを含むことができ る。あるいは、遠隔装置は、それらが現実に通信の開始を試みている場合には、 中央モデム信号がそれらに向けられているものと単にみなすことができる。通信 の開始を試みている遠隔装置の遠隔制御装置80は、中央にて開始された同期化 信号を受信、及び解釈し、また、要求された位相偏移タイミング遅延(あるいは 進行)を実行するようフレーム同期化装置147に命令する。そして、第2の遠 隔開始同期化信号が送信される。新しい同期化信号が同期化していない場合には 、同じ処理が繰り返し行われる。一つの発明の実施の形態では、同期化信号は、 単にフレーム同期化装置に1サンプルだけの進行、又は遅延を命令するだけであ る。多くのDMT応用例においては、このようなインクリメンタルシステムが遠 隔装置を素早く同期化するために適切に機能することが期待される。例えば、2 マイル(約3.2km)程度の供給線長さ変化を有する分散ネットワークであっ て、各フレームが128サンプルとプレフィクスとを有し、64kbpsに相当 する8kHzのシンボル(フレーム)速度(すなわち、125μsのシンボル期 間)を有するシステムでは、単純な単一サンプル進行/遅延アプローチを用いて 同期化するために、約10ミリ秒未満の時間が掛るだけであろう。 遠隔開始信号が同期化されていると判断された場合には、中央制御装置は、第 2オーバヘッドサブチャネル29を通じて、もはや位相偏移は要求されていない こと、および、遠隔装置が要求位相偏移を取り込んでいる中央モデムと完全な通 信を開始することができることを示している返信同期化信号を送信するであろう 。中央装置によって認識される前に遠隔装置が同期化されている場合には、初期 化の直後に伝送されるデータ音調が、遠隔装置の識別に用いられる。相対的なフ レーム境界の位相偏移は、主に種々の供給線を通じた伝送長さのような、固定さ れた制約に依存すると思われる。したがって、一旦、遠隔装置が同期化されると 、通信が終了、あるいは中断させられない限り再同期化は要求されない。 通信開始の要求を受信した時点で中央装置が他のどの遠隔装置とも通信してい ない場合には、中央制御装置60は、単に位相偏移は要求されていなかった旨、 及び完全通信を開始することができる旨を示す同期化信号を返信することが理解 されるべきである。当然ながら、遠隔装置が最初に通信の開始を試みる際に、遠 隔装置が他の遠隔装置と偶然に同期しているような場合にも、類似の信号が生成 されるであろう。遠隔モデムがそのような信号を受信したときには、要求される 位相偏移が単に0である状態で、同一の過程が続けられ得る。 通常は、中央制御装置60は、遠隔装置がその伝送等のために利用すべきサブ チャネルを示す情報をも提供する。上述したように、使用の間、サブチャネルの 割り当ては、動的に変更され得る。この特徴は、離散多重音調伝送方式にとって 重要であるとしても、特に本発明と密接な関係があるわけではない。したがって 、引用参照文献中には詳細に記載されていても、ここでは簡単に説明されるであ ろう。 中央モデムに対する遠隔モデムの同期化は、中央モデムのサンプリングクロッ ク及び搬送波の取得を必要とする。好適な一つの発明の実施の形態では、これら のクロックは、2以上の音調に関して位相誤りを検査することによって回復させ られる。これらの音調間の位相誤差は、音調(例えば、「パイロット」音調)上 の固定された既知の伝送位相に関して演算され得る。他の手段として、位相誤差 は、伝送された位相は正しいと仮定すること、及び、決定前位相および決定後位 相の間のオフセットを演算すること(すなわち、決定補助による位相誤差計算法 )により決定され得る。図6に図示されているように、位相誤差プロットの傾き はタイミング位相誤差に比例しており、位相誤差プロットの定数部分(y切片) が搬送波位相誤差である。タイミング(サンプリング)位相誤差及び搬送波位相 誤差は、図5に図示されるように、位相検出装置181によって決定され、復帰 中央モデム周波数においてサンプリングクロック及び搬送波周波数を合成する位 相固定ループ182、184に入力される。この搬送波は、下流方向信号をベー ス帯域に復調するために用いられ、また、サンプリングクロックは、(分割装置 189によって分割された後)アナログ−ディジタル変換器(ADC)の計時の ために用いられる。データ音調、及び信号音調が別々の音調を占有している場合 には、より低速のサンプリングクロックの1以上のアナログ−ディジタル変換器 が単一の高速ADCクロックの代わりに用いられ得る。ノッチフィルタ185を 含む発明の実施の形態では、ノッチ位置を制御するために電圧制御発振器183 、186を備えている。 同一のサンプリングクロック(分割装置189によって分割された後の)が上 流方向のディジタル/アナログ変換器に用いられる。上流方向搬送波は、下流方 向搬送波と同期化させてもよく、同期化させなくてもよい。同期化させていない 場合には、中央モデムの上流方向受信装置は、上流方向伝送搬送波位相を復帰さ せなければならず、さもなくば中央モデムの上流方向受信装置は、データ復帰の ために下流方向データ搬送波の有理位相固定倍数を使用することができる。広帯 域遠隔モデムは、中央モデムにおけるサンプリングクロックと同一のサンプリン グクロックを使用することが好ましいであろう。これらの遠隔モデムは、復帰さ れたサンプルクロックを分割しないであろう。わずかに少数の音調を受信する狭 帯域遠隔モデムは、復帰されたサンプリングクロックの整数の除数であるサンプ ルクロックを使用するであろう。したがって、狭帯域モデムは実施するためにコ ストがかからない。 遠隔モデムから上流方向へ伝送された複数のDMTシンボルは、たとえ異なる 遠隔モデムによって発生させられたとしても、上述したように同一時間に中央モ デムに到達しなければならない。したがって、遅延同期化装置147は、整数個 のサンプルクロックの遅延を上流方向被伝送信号に挿入する。この遅廷は、先に 述べたように、下流方向同期化信号の制御の下にプログラムされる。この遅延は 、遠隔モデムではなく、中央モデムのサンプル率に基づいていることが再度、認 識されるべきである。特に、図5に図示されているように、遠隔モデムのサンプ ル率は、中央モデムのサンプル率の整数因数とすることができる。しかしながら 、これらの信号は、中央モデムで同期化されなければならず、したがって、同期 化調整は、中央モデムのサンプル率に基づいて実行されなければならない。 2つの遠隔モデムが同時に中央モデムと通信を開始しようとする場合には、競 合が発生し、中央制御装置60は、複数の上流方向同期化信号によって混乱させ られるであろう。このような場合、中央制御装置の下流方向同期化信号は、不適 切な位相偏移を示し、また、確認同期化信号は、適切に同期化されないであろう 。発明の一つの実施形態では、中央制御装置60は、この問題を認識することが でき、また、通信を停止して後に通信の確立を試みるよう遠隔装置に指令するこ とができる。他の発明の実施の形態では、中央制御装置は、単に、要求されてい る追加の位相偏移を示す他の下流方向同期化信号を送信することができる。どち らの場合においても、遠隔装置は、素早く問題の存在を認識し、競合が発生して いることを推測するであろう。この状態では、好適な競合解決方法が採用され得 る。一つの簡単な競合解決方法は、単に各遠隔モデムを無作為時間遅延させ、無 作為遅延の後に通信の再開を試みさせるというものである。複数の遠隔モデムが 一貫して同一の遅延パターンに従わないような方法で遅延が定められている限り 、複数の遠隔モデムの要求は、各々が独立して回線上に戻りうるように十分に分 離されるであろう。種々の待ち時間分布を利用することができる。例によれば、 ポアソン分布がうまく機能するものと見いだされている。 既述のIFFT変調方式は、比較的大きなデータ量を伝送し、それ故に、一握 り以上の音調以上を要求するために構成されたシステムに対して極めて良好に作 用することが理解されるべきである。しかしながら、多くの場合、遠隔モデムは 、定期的に大きなデータのブロックを伝送する必要はないであろう。そのような 場合、遠隔装置から中央装置へ情報を伝送するためのより単純な既存の変調方式 を利用することが最も費用効果が高いであろう。そのような状況では、遠隔送信 装置、及び中央受信装置は、共に適当な要素に置き換えられるであろう。しかし ながら、依然として上述のような遠隔装置の同期化が要求される。 動作中においては、中央モデムは、各遠隔装置がそれ自身が受信すべき音調と 、受信された各音調に割り当てられたビット数とを知るような方法で、全ての( あるいは利用可能な)音調を使用する集成DMT信号を伝送する。遠隔装置は、 それぞれ利用可能な上流方向音調のサブセットのみを使用する。中央モデムから 遠隔モデムに伝送される信号は、特定の受信装置に利用可能な音調を動的に割り 当てるために使用することができる。この代わりに、静的なシステムでは、割り 当てが下流方向同期化信号の中にでなされ得る。動的割り当ては、他の専用オー バヘッド上、又は制御チャネル上のいずれかにおいて実行可能であり、あるいは 、他の非制御信号とともに多重送信され得る。既述のシステムでは、複数の上流 方向信号は、実質的に同時に中央モデムに到達するように時間合わせされる。正 確な整合は必要ない;しかしながら、システムは、境界が中央モデムのサンプル 率の点から綿密に整合されたときに、最も良く機能する。 次に図8を参照し、本発明の他の側面に従い、導入(インストール)中に、既 述の第2非通信時間S2を利用して第1遠隔装置を初期化する代替方法について 説明する。上述したように、遠隔装置が最初に回線に現れるときには、遠隔装置 は、この第1遠隔装置から中央モデムに到達する伝送が、他の現在導入済みの遠 隔装置の伝送と同期化されるように初期化されなければならない。すなわち、多 数の遠隔装置から中央装置への上流方向DMT通信のフレーム境界は、中央装置 によって伝送が認識されるように中央装置においてほぼ同期化されるべきである 。図8を参照して説明される方法は、既述の非通信時間を利用してこのような同 期化を達成する一つの方法である。 先ず最初に、導入される遠隔装置は、ステップ302において伝送ネットワー クとの接続を確立しなければならない。この接続は、遠隔装置が中央装置10か らの下流方向伝送を聴取することを可能にし、また上流方向チャネルの不使用チ ャネルを通じた伝送を可能にする。幾つかのシステムでは、システムが使用でき ない或る周波数範囲が存在する。例によれば、多くのケーブルネットワークでは 、特定の周波数帯域を利用する確立されたシステムが存在し得る。干渉を防ぎ、 既存システムとの互換性を維持するために、たとえ初期化期間であれ、遠隔装置 が禁止周波数範囲における伝送を決して行わないことが重要である。もちろん、 幾つかの周波数は、同様に他の理由のために禁止されるであろう。したがって、 ステップ303では、中央装置は、決して使用されない周波数の識別信号を定期 的に送信する。上述したような遠隔装置グループの概念を利用するシステムでは 、中央装置はまた、導入される次の遠隔装置によって使用されるべきグループの グループ番号を定期的に送信するであろう。あるいは、グループの割り当ては、 後の段階において取り扱うようにすることもできる。 新規に接続された遠隔装置は、使用されていない幾つかのサブチャネルを示す 情報に関する下流方向信号を聴取する。下流方向信号はまた、遠隔装置を中央装 置に同期化させるために要求されるフレームタイミング及び非通信期間マーカを 含んでいる。遠隔装置は、自身を下流方向信号と同期化させた後、ステップ30 4にてS2非通信期間初期において初期化信号を伝送する。一つのシステムでは 、これは、S2非通信期間マーカ信号を受信すると直ちに初期化信号を伝送する ことによって行われる。初期化信号は、遠隔装置がシステム上に導入されること を要求していることを中央装置に示す。遠隔装置は、あらゆる好適な方法によっ て、S2初期化非通信期間の開始を決定することができる。例えば、中央装置1 0によってフラグが下流方向通信中に供給されるようにしてもよい。遠隔装置は 、特定システムの要求に応じて、その初期化信号を全てのサブチャネル23を通 じて伝送してもよく、サブチャネル23のグループ、あるいは単一のサブチャネ ル23を通じて伝送してもよい。好適な発明の実施の形態においては、下流方向 信号は、導入される次の装置によって使用されるグループを示し、初期化信号は 、そのグループにおける全てのサブチャネルを介して伝送される。 遠隔装置から中央装置10への上流方向初期化伝送は、ディジタル情報を伝送 するために好適な如何なる変調方式によっても達成され得る。例によれば、振幅 、周波数、及び横軸位相偏移調和(QPSK)変調方式が用いられ得る。同期化 信号に関しては、雑音による悪影響を減少させるための好適な発明の実施の形態 では、微分QPSK(DQPSK)方式が望ましい。さらに、同期化は、コヒー レント通信を確実にするために、多量の誤り訂正と冗長度とともにエンコードさ れるようにしてもよい。 初期化信号は、その遠隔装置に関する情報を含んでいることが望ましい。好適 な発明の実施の形態においては、初期化信号は、遠隔装置のグローバルアドレス 、及び、その第1遠隔装置の最大伝送速度要求を搬送する。グローバルアドレス は、イーサネット、あるいは、セルラ機器において使用されているアドレスと類 似するものである。そのようなアドレスは、通信機器の内部に組込まれており、 また、全ての他の通信機器のアドレスとは区別されている。遠隔装置によって要 求される最大データ速度は、遠隔装置の機種に依存する。例えば、遠隔装置がテ レビセットの場合には、それは、中央装置10に対する最小通信容量を要求する であろうし、多分、画像選択又は視聴者意見に関する情報を送るために上流方向 信号が使用されるだけであろう。一方、遠隔装置がテレビ会議送信装置の場合に は、画像、及び音声情報を遠隔装置から中央装置10に伝送するために多量の帯 域幅が要求されるであろう。第1遠隔装置に関係のある他の情報片もまた、他の 発明の実施の形態において、初期化信号とともに送信され得る。 第1遠隔装置からの初期化信号を受信すると、ステップ306において中央装 置10は、第1遠隔装置からの初期化信号が、同時に接続を試みる他の遠隔装置 からの他の初期化信号と競合したか否かを判断する。競合が検知された場合には 、ステップ308において中央装置10は、競合通知をそれらの遠隔装置に送り 返す。競合通知は、接続を試みている複数の遠隔装置に対して再度試みることを 指示する。競合している遠隔装置は、初期化信号を再送信する前に、各々無作為 数のS2期間だけ待機する。2つの遠隔装置が同時に初期化を試みる可能性は少 ない。競合している装置に互いに独立な無作為量の時間だけ待機することを要求 することにより、再競合の可能性はさらに一層低減される。 中央装置10は、第1遠隔装置から有効な初期化信号を受信した後に、同期化 信号310をその遠隔装置に返信する。一発明の実施の形態では、同期化信号は 、第1遠隔装置のグローバルアドレス、第1遠隔装置に割り当てられたノードア ドレス、遅延訂正情報、及び上流方向チャネルにおけるサブチャネル23の割り 当てに関する情報を含んでいる。伝送効率の程度は異なるものの、グローバルア ドレスとノードアドレスのうちのいずれかが、一義的な遠隔装置識別子として機 能し得る。グローバルアドレスは、第1遠隔装置が自身に向けられた同期化信号 を識別することを可能にする。ノードアドレスは、効率の良い将来の通信を容易 にするために第1遠隔装置に割り当てられる。グローバルアドレスは、製造され る全ての通信機器のために十分なグローバルアドレスの数を与えるためにかなり 長く(例えば、48ビット)なるであろう。単一の中央装置10とは、限られた 数の遠隔装置が通信するだけなので、ノードアドレスは、より短いアドレスであ る。多グループシステムが用いられる場合には、ノードアドレスはまた、グルー プ識別子情報、例えば第1遠隔装置が割り当てられるグループに関する情報を含 む。全部で8つのグループを企図する上述の発明の実施の形態では、アドレスの その部分は、8つのグループのどのグループに第1遠隔装置が属するかを識別す るために3ビットであろう。ビットの残りは、一義的にノード、例えばそのグル ープ内の特定の遠隔装置、を識別することができる。 遠隔装置が、中央装置10に対する自身の一義的な識別を必要とする場合には 、グループを特定するノードアドレスの部分、例えばグループ識別子情報が省略 され得ることは、当業者によって認識されるべきである。この理由は、中央装置 は、一義的識別子情報の周波数帯域を調べることにより、送信された遠隔装置の 通知からグループを決定し得るからである。この方法では、中央装置に対して自 身を一義的に識別するために、遠隔装置は、グループ内においてて自身を識別す るノードアドレス中のビットパターン、すなわち一義的なグループ内識別子情報 、だけを送信することを必要とする。この受信されたグループ内識別子ビットパ ターンは、確認されたグループ識別子情報と組合わされて、要求している遠隔装 置の完全なノードアドレスを中央装置に与える。1グループ当たり128のサブ チャネルを備える好適な発明の実施の形態では、一義的遠隔識別子情報は、上流 方向に7ビット程度と短いであろう。 遅延訂正情報は、他の接続された遠隔装置からの信号に第1遠隔装置から送信 されたフレームを同期化させるために、フレームをどれだけ遅延させなければな らないかを第1遠隔装置に知らせる。遅延訂正は、中央装置が伝送する非通信期 間S2マーカと、中央装置による初期化信号の受信との間に中央装置が検知した 遅延量から決定される。例によれば、そのチャネルにおける最大遅延がTRT(M ax)、例えば最大往復遅延であり、所定の遠隔装置に関連する遅延がTRT(i )の場合には、遠隔装置に対する遅延訂正は、TRT(Max)−TRT(i)とな る。遠隔装置に関する往復遅廷は、中央装置から遠隔装置へ信号が伝わるために 要する時間と、中央装置へ戻される即時の応答に要する時間と、処理に起因する あらゆる最小の付随的な遅延とを含むものとして定義される。この情報を使用す ることにより、複数の遠隔装置のフレームが同時に中央装置に到達するように、 第1遠隔装置がその伝送を調整して、他の接続中の遠隔装置と同期化されるよう にすることができる。第1遠隔装置はまた、他の接続中の遠隔装置によってどの サブチャネル23が現在使用中であるかを知ることができる。他の発明の実施の 形態によれば、サブチャネル23の特性に関する情報は、下流方向チャネルを通 じて定朋的に全遠隔装置に伝送される。そのようなシステムでは、チャネル使用 情報は、同期化信号とともに送信することが要求されない。 利用可能なスペクトルの広範な部分を通じて初期化信号を伝送する一つの利点 は、遅延が、信号が伝送される周波数に依存して幾らか変化し得るということで ある。したがって、初期化信号が個々のサブチャネル23を通じて送信されると 、要求される位相偏移は、これらの遅延の平均に基づいて算出され得る。 先に述べたように、S2時間間隔の長さは、通信ネットワークの物理的な性質 に依存する。好適な発明の実施の形態においては、S2時間間隔は、初期化信号 の存続期間に、ネットワークに関する最大往復遅延と最小往復遅延との差を加え たものよりも長ければよい。例によれば、伝送回線17として光ファイバ中継線 を採用し、供給線18として同軸ケーブルを採用する一般的なシステムでは、フ ァイバ中継線は、中央装置と遠隔装置との間の全パスに共通であり、ネットワー クに関する最大往復遅延と最小往復遅廷との差は、ネットワークのケーブルの部 分にのみ依存する。2マイル(約3.2km)の長さの同軸ケーブルを使用し、 その伝播速度として1マイル(約1.6km)当たり約7.5マイクロ秒を仮定 した場合、最大往復遅延と最小往復遅延は、約32マイクロ秒及び2マイクロ秒 となるであろう。好適な発明の実施の形態では、例えば、シンボルは約30マイ クロ秒の長さであり、初期化信号は2つのシンボルを含むであろうから、4シン ボルのS2時間間隔が適当であろう。 幾つかの発明の実施の形態では、受信情報を確認するため、及び/又は遠隔装 置が適切に同期化されたことを確認するためにステップ304−310を繰り返 すことが望ましいであろう。 同期化が成し遂げられた後、第1遠隔装置は、ステップ312にて、次に利用 可能なS2又はS3時間間隔の間に、全サブチャネル23を通じて同期化された 広帯域調整信号を送信することにより応答する。調整ステップの詳細は、図9を 参照して後で説明する。幾つかの発明の実施の形態では、中央装置10は、第1 遠隔装置に対して特定のS3時間(例えば、3番目のS3を待つ)を使用するよ う指示する。調整信号を受信すると、中央装置10は、第1遠隔装置と中央装置 10との間の伝送を処理するために個々のサブチャネル23の容量を決定する( ステップ314)。中央装置10は、調整信号の内容の知識を予め得ているいる ことが好ましい。このことは、中央装置10がサブチャネル23の最適等化を知 ることを許容し、また、サブ搬送波27が第1遠隔装置と中央装置10との間に おいてサブチャネル23上で搬送しうる最大ビット速度を許容する。中央装置1 0は、第1遠隔装置316についてのサブチャネル23のチャネル特性をセーブ する。好適な発明の実施の形態では、中央装置10は、各サブチャネルが各遠隔 装置から搬送することのできるビット数の示唆を含むビット/搬送波マトリクス 内に情報をセーブする。そのようなマトリクスは、中央装置10が個々のサブチ ャネル23のそれぞれを追跡することを許容し、また、遠隔装置に帯域幅を割り 当てるときに利用することができる。これはまた、現在の伝送環境の特性に基づ いた動的なサブチャネル割り当てを容易にする。 次に図9を参照して、選択された遠隔装置から中央装置への個々のサブチャネ ルの容量を定期的に検査する方法について説明する。個々の周波数における伝送 回線の容量は時間によって幾らか変化し得ることは、当業者によって理解される であろう。したがって、中央装置がサービスを行っている各遠隔装置に関するサ ブチャネル23に関して、中央装置の情報が定期的に更新されることが望ましい 。既述された発明の実施の形態では、そのような更新は、S3非通信期間の間に 実行される。ここで記載されている発明の実施の形態では、S3非通信期間は、 S2非通信期間と同一の長さである。単一の信号伝送回線検査処理が、初期調整 と定期検査の双方に対して使用され得るということが当業者によって理解される べきである。 ここで記載されている発明の実施の形態中では、中央装置10は、ステップ3 30において、中央装置10と現在通信中の第1遠隔装置(遠隔装置x)に再調 整命令を伝送することにより再調整事象を開始する。第1遠隔装置は、利用可能 なサブチャネル23を通じて調整信号セットを伝送するために、次に利用可能な S3再調整非通信時間期間が現れるまで待機する。(ステップ332)。代わり の発明の実施の形態では、中央装置10は、次に利用可能なS3時間期間の代わ りに、調整信号の伝送に使用するために特定のS3非通信期間を割り当てること ができる。調整信号セットは、一般的に、グループに割り当てられたサブチャネ ルに限定され、また、一般的にはさらに、対費用効果の高い設計を提供するため に全ての利用可能なグループのサブチャネルの幾つかのサブセットに限定される 。したがって、現実に使用される調整信号の数は、特定のシステムの要求に従っ て幅広く変化され得る。初期化過程のときと同様に、中央装置10は、受信した 信号を解析し、関連する遠隔装置に対応するチャネル特性マトリクス中のビット /搬送波速度を更新する。(ステップ334)。中央装置10は、次に、サブチ ャネル割り当てに関する変更が遠隔装置にとって必要であるか否かを決定する。 すなわち、第1遠隔装置のスループットと誤り確率の要求に合致するように、付 加的な、あるいは、より少数のサブチャネル23が第1遠隔装置に割り当てられ るべきかを決定することができる。変更が必要な場合には、ステップ338にお いて、中央装置10は、第1遠隔装置に対してサブチャネル23の再割り当てを 実行する。 ステップ336にて何も訂正が要求されていないと決定された場合、あるいは 、何らかの必要な変更がステップ338にて実行された後には、中央装置10は 、ステップ340にて、他のいずれかの遠隔装置によって即時再調整に関する何 らかの要求がなされているか否かを判断する。ステップ340において、即時再 調整要求はないと決定された場合には、ステップ347において、中央装置10 は、有効な旧アドレス(oldx)が存在するか否かを判断することによって、第1 遠隔装置の再調整が、即時再調整要求の結果であるか否かを判断する。有効な旧 アドレスが存在しない場合には、ステップ349にて、中央装置10は、カウン タ(x)をインクリメントし、再調整信号を次の遠隔装置に対して送信するステ ップ330に戻る。これに対して、ステップ340において、有効な旧アドレス が存在すると決定された場合には、中央装置10は、旧アドレスに1を加算した 値を読み込みむようにカウンタを調整し、この値は、即時再調整要求が受信され た際に次の対象となる遠隔装置のアドレスに相当する。(ステップ350)。す なわち、x=oldx+1である。 ステップ340にて即時再調整要求が検知された場合には、中央装置10は、 ステップ342にて旧アドレス(oldx)として第1遠隔装置のアドレスをセーブ する。そして、中央装置10は、カウンタ(x)を、要求している遠隔装置のア ドレスにセットするとともに、それを、344にて現在再調整されている次の遠 隔装置のアドレスとして使用する。そして、ロジックは、ステップ330に戻る 。再調整処理は、中央装置10と現在通信中の全ての遠隔装置との間で連続して 繰り返し実行され得る。当然のことながら、再調整する遠隔装置を選択するため に用いられるアルゴリズムは、いずれの特定システムの要求にも合致させるため に幅広く変更され得る。 この発明の一つの実施形態では、初期化された遠隔装置であって中央装置10 と現在通信中でない遠隔装置までも再調整される。この場合、中央装置10は、 その遠隔装置が中央装置10と活発に通信を行っているわけではないので、再調 整されている遠隔装置に対してサブチャネル23の割り当てが変更されるべきか 否かを決定する必要はない。中央装置10は単に、遠隔装置が中央装置10との 通信を要求するときに、使用されるべき更新されたチャネル特性をセーブするだ けでよい。 中央装置10は、伝送時間間隔32の間に、不使用サブチャネル23上で再調 整要求を受信するようにされていることが好ましい。好適な発明の実施の形態で は、伝送時間間隔32は、64シンボル長さであり、これは、グループ内に包含 可能な遠隔装置の最大数に相当する。即時再調整を要求している遠隔装置は、伝 送時間間隔32の間に、要求している遠隔装置に割り当てられたシンボル時間の 内の1のシンボル時間の間にフラグを伝送する。この方法では、中央装置10は 、フラグの位置によってどの遠隔装置が要求を送信しているかを直ちに決定する ことができる。例えば、グループ8内の遠隔装置0−63には、伝送時間間隔の 間にそれぞれシンボル0−63が割り当てられ得る。フラグが、第9シンボル位 置の間にグループ8の周波数帯域内における不使用サブチャネル23上で到達し た場合には、中央装置10は、グループ8内における第9遠隔装置が再調整要求 を送信したことを知ることができる。当業者によって理解され得るように、シン ボルに対する遠隔装置の割り当ては、多くの異なる方法によって達成され得る。 上述したように、動的に割り当てられる離散多重音調伝送方式を容易にするた めに、遠隔装置が中央装置にデータ伝送要求を通信することができるような、幾 つかの機構が存在しなければならない。一つの実施の形態では、伝送の開始を容 易にするために、S1非通信時間がデータ伝送要求とともに使用される。ここで 記載されている発明の実施の形態では、遠隔装置は、3つの形式のデータ要求を 中央装置に送信することができる。それらのデータ形式は、データパケット要求 (DPR)、被定義データパケット要求(DDPR)及びデータ速度要求(DR R)を含む。この実施形態で使用されているように、データパケット要求は、特 定の情報量(一般的にデータバイト数によって定義されている)を伝送するとい う遠隔装置の要求を示す。被定義データパケット要求は、中央装置に既知の特性 を有するパケット、あるいは、パケットのグループを伝送するという遠隔装置の 要求を示している。例によれば、中央装置は、要求している遠隔装置からのデー タパケットが送信されるべき遠隔装置に関する情報を、既に自身のメモリに格納 していてもよい。中央装置に知られている他の情報には、例えば、データパケッ トに関する要求伝送速度、要求遠隔装置によって必要とされるサブチャネル数等 がある。データ速度要求は、特定の速度においてデータを伝送するという遠隔装 置の要求を示している。 一つの実施形態では、既述のデータ伝送要求は、4つの状態を含む単一の2ビ ット信号中において、上述の即時再調整要求と結合されるようにしてもよい。例 によれば、第1の状態(1,1)は、データ速度要求に相当し;第2の状態(1 ,0)は、データパケット要求に相当し;第3の状態(0,1)は、即時再調整 要求に相当し、第4の状態(0,0)は、被定義データパケット要求に相当する ようにしてもよい。当然ながら、この同じ情報は、大きな信号の一部として含ま れるようにしてもよく、及び/又は、種々の状態の意味を変更するようにしても よい。上述したように、この2ビットデータ伝送要求信号は、使用されていない サブチャネルを通じて遠隔装置によって伝送され得る。特定のシンボル期間を各 遠隔装置に割り当てることにより、中央装置は、データ伝送要求信号中における 如何なる独立の識別情報を必要とすることなく、要求している遠隔装置を容易に 識別することができる。各遠隔装置に特定シンボル期間を割り当てるこの伝送モ ードは、被ポール伝送モードと呼ばれている。 当業者によって理解されているように、データ速度要求とデータパケット要求 の双方の場合、単に遠隔装置が伝送を望む情報の形式を識別するだけでなく、中 央装置がその要求を適切に処理するために、遠隔装置は、通常、実質的により多 くの情報を中央装置に対し与える必要がある。高速アクセス時間を提供するため に、次の利用可能なS1非通信時間間隔の間に、この追加情報が中央装置に中継 される。より詳細には、中央装置10が有効なデータパケット要求、又は有効な データ速度要求を受信した場合、中央装置10は、次の利用可能なS1非通信時 間間隔34の間に、要求遠隔装置の要求に関するあらゆる追加情報を伝送するよ うに、要求遠隔装置に対して指示を行う。そのS1非通信期間の間に、要求遠隔 装置は、ヘッダ情報を伝送するために必要な数のサブチャネルにアクセスする。 データ速度要求、及びデータパケット要求の双方は、実質的に1つのS1非通信 時間の割り当てだけを要求するので、それらは、2ビットデータ伝送要求信号中 における1つの信号状態を容易に共有することができる。したがって、代替の実 施形態では、一つの状態がS1非通信期間の割り当てに関する要求を示すために 用いられ、また、要求の性質は、S1期間の間に、他の情報とともに伝送され得 る。 システムがあまり使用されていない時には、データ伝送要求を送信する際に、 遠隔装置が利用することのできる比較的多数のサブチャネルが存在し得る。その ような期間の間には、同一シンボル期間において、要求されるすべてのヘッダ情 報をデータ要求とともに伝送することが可能である。したがって、他の実施形態 では、データ伝送要求内の空き状態は、遠隔装置が、要求されたヘッダ情報をデ ータ伝送要求と同時に不使用サブチャネルを通じて伝送していることを中央装置 に対してフラグするために使用され得る。被ポール伝送モードでは、データ伝送 要求のタイミングは、その要求を送信している遠隔装置を識別するであろう。し たがって、この解決手段の利点は、比較的少ない使用量の間は、データ速度及び データパケット要求に関するアクセス時間がさらに短縮されるところにある。各 遠隔装置は被割り当てシンボル期間の間だけ伝送するので、2つの遠隔装置間で 競合は発生しないであろう。遠隔装置は、被割り当てシンボル期間の間に要求さ れる全てのヘッダ情報を入れるための十分な帯域幅が存在しないと判断した場合 には、上述したように、単にS1非通信期間の割り当てを要求するであろう。 他の実施の形態では、中央装置10は、要求遠隔装置が使用するための特定の S1間隔34を割り当てることができる。これは、2つのS1間隔の間に、2以 上の遠隔装置が、データパケット又はデータ速度要求を行なう際に、特に有用で ある。 先に述べたように、システムがあまり使用されていない場合には、使用されて おらず、また遠隔装置がアクセスを要求するために利用することのできる比較的 多数のサブチャネルが存在する。中央装置がシステムの使用量が少ないと判断し た場合、例えば、使用量が予め設定された使用量閾値を下回ったときには、中央 装置は、遠隔装置が高速アクセス伝送モードを使用して中央装置に対して通信ア クセス要求を伝送することができるように、全遠隔装置に対して指令を送信する ことができる。高速アクセス伝送モードは、データ伝送要求信号を伝送するため に各遠隔装置にシンボル期間が割り当てられる上述した被ポール伝送モードとは 異なる。名称が暗示するように、高速アクセス伝送モードは、シンボル期間が要 求遠隔装置に割り当てられているか否かに係わらず、シンボル期間の間いつでも 、使用されていない、又は割り当てられていないサブチャネルを通じた通信アク セス要求の伝送を、要求遠隔装置に対して許容することにより、要求遠隔装置の アクセス速度をかなり改善するものである。例えば、中央装置がサブチャネルの 使用量を監視するとともに、サブチャネル使用量に関する情報を逐次全遠隔装置 に対して送信しているので、遠隔装置は、どのサブチャネルが使用されていない か知っている。 遠隔装置は、もはや通信アクセス要求を表明するために被割り当てシンボル期 間まで待機する必要がないので、必要なとき、直ちに通信アクセス要求を表明す ることができる。一方で、高速アクセス伝送モードにおける要求のタイミングは 、要求遠隔装置の識別に関する情報を具備しない。高速アクセス伝送モードは、 どの遠隔装置が受信された通信アクセス要求信号を表明したのかを識別するため に、各要求遠隔装置がアクセス要求の際に、一義的遠隔装置識別子を送信するこ とを要求する。先に述べたように、一義的遠隔装置識別子は、1グループ当たり 128個のサブチャネルを有するシステムにおいてわずか7ビット程であろう。 一つの実施の形態においては、通信アクセス要求信号は、データ伝送要求を含 む。先に述べたように、データ伝送要求は、遠隔装置によって要求されているデ ータ要求の形式、例えば、DPR、DDPR、又はDRR、を識別する。2ビッ トがデータ伝送要求の識別に用いられる場合には、最後の状態は、ヘッダデータ が同一シンボル期間に同時送信されているのか、又は続くS1期間の間に送信さ れるのかを示すために用いられ得る。当然のことながら、データ要求がDDPR の場合には、中央装置は既に特定の遠隔装置に関する伝送要求、例えば、データ パケットの宛先、パケットの大きさ、優先度等を知っているので、ヘッダ情報は 存在しないであろう。データ要求がDPR、又はDRRの場合には、2ビットデ ータ伝送要求によって定義された最後の状態は、ヘッダ情報がいつ送信されるの かを決定するために中央装置によって調べられる。 他の実施の形態においては、通信アクセス要求は、さらにDRR、及びDPR に関するヘッダ情報を含んでいる。ヘッダ情報の内包は、高速アクセス伝送モー ドにおいて送信されるビット数を増大させる。ビット数が増大すると、競合の機 会が増加する。2つの遠隔装置が、同一の不使用サブチャネル上において同時に 通信アクセス要求を表明する場合に競合は発生する。したがって、好適な実施の 形態は、競合を最小にするために、できるだけ高速アクセス要求において送信さ れるビット数を少なくするようにすることが好ましい。DDPRデータ要求は遠 隔装置から中央装置へヘッダ情報を送信する必要がないので、高速アクセス伝送 モードは、DDPRデータ要求に対して最も好適であることは明白である。 したがって、通信アクセス要求は、遠隔装置の一義的遠隔装置識別子、及び2 ビットデータ伝送要求だけを含んでいることが好ましい。しかしながら、一つの 実施の形態では、通信アクセス要求が2ビットデータ伝送要求を含んでいない場 合には、中央装置は、DDPRデータ要求が要求されたと推測し、遠隔装置に関 連して格納されているデータパケット定義情報に基づいて、要求遠隔装置に対す るサブチャネルの割り当てを進めるようにしてもよい。 高速アクセス伝送モードは、デコード実行中に等化を要求しない変調方法を使 用して、遠隔装置から中央装置に通信アクセス要求が伝送されることを要求する ことが好ましい。等化は、入力されるデータをデコードするために、中央装置が サブチャネルと遠隔装置の特性、例えば、受信された信号の絶対振幅と位相、を 知っていることを要求するような変調方式において必要となる。通信アクセス要 求が高速アクセス伝送モードの間に中央装置に到達した場合には、明らかに、中 央装置は、デコードする前に要求遠隔装置を識別することができない。この理由 は、高速アクセス伝送モードでは、遠隔装置は、シンボル期間中いつでも通信ア クセス要求を表明し、また、要求のタイミングは要求遠隔装置の識別に関する情 報を含んでいないからである。 デコードする前には要求遠隔装置は識別されていないので、その通信アクセス 要求は、サブチャネル及び遠隔装置識別の事前情報を要求する変調方法、例えば QAM、によってはデコードできない。一つの実施の形態においては、本発明は 、微分横軸位相偏移調和(DQPSK)を用いて遠隔装置の通信アクセス要求を 有効にエンコードする。DQPSKが使用された場合には、通信アクセス要求に 関する情報は、絶対位相の代わりに、位相の差分に格納される。さらに、振幅が 無関係になるように、適当な配置を選択することもできる。この方法では、通信 アクセス要求は、要求遠隔装置の識別に関する事前知識が要求されることなく、 中央装置によって受信され、またデコードされ得るであろう。 先に述べたように、高速アクセス伝送モードは、要求遠隔装置に対してアクセ スを要求するための被割り当てシンボル期間まで待機することを要求しない。し たがって、アクセス時間は、通信アクセス要求を送信するために要する時間に、 中央装置が、遠隔装置によって使用されるためのサブチャネルの割り当て情報を 要求遠隔装置に対して送信するために要する時間を加えた時間程度に少なくなる であろう。 一つの実施の形態では、高速アクセス伝送モードは、システム使用量が少ない とき、例えば、所定の使用量閾値よりも低いとき、中央装置によって利用可能と される。これらの期間中に高速アクセス伝送モードを可能にすれば、1以上の遠 隔装置が通信アクセス要求を表明することができる多くの不使用サブチャネルが 存在するので、競合の機会を低減することができる。競合が発生した場合には、 中央装置は混同データ、例えばデコードされ得ないデータ、を受信することにな る。どの遠隔装置がアクセスを要求しているのか分からないので、中央装置は、 サブチャネルを適切な要求遠隔装置に割り当てることができない。この場合、要 求遠隔装置は、通信アクセス要求を表明した後、所定時間の間だけ待機して、割 り当てが行われな場合には、要求遠隔装置は、好ましくは他の競合の可能性を低 減するために無作為時間の間だけ待機した後に、通信アクセス要求を再伝送する 。一つの実施の形態においては、中央装置は、割り当てられていない、又は使用 されていない任意のサブチャネル上で混同データ伝送を受信した場合には、2以 上の通信アクセス要求間における競合が発生しているものと見なし、遠隔装置に 対して、好ましくは乱数時間の間だけ待機した後に、通信アクセス要求を再送信 するよう促すために、全遠隔装置に対して「競合が検知された」旨の通知を送信 する。 明らかなことではあるが、多数の競合が存在する場合には、遠隔装置による再 送動作、及び、一つの実施の形態においては、中央装置の送信動作のために、サ ブチャネルの使用量は増加するであろう。余りに多くの競合が発生する場合には 、システム使用量は、所定の使用量閾値を超え、一つの実施の形態における中央 装置は、高速アクセス伝送モードにおけるデータ伝送を中止し、各遠隔装置が自 身に割り当てられたシンボル期間の間だけデータ要求を伝送する被ポール伝送モ ードを再開するように、全遠隔装置に対して制御命令を送る。 図10は、中央装置と通信を確立するために要求遠隔装置によって採られるス テップを示すフローチャートである。図10を参照すると、ステップ360にて 開始した後、この方法は、要求遠隔装置が、伝送モードが高速アクセスか被ポー ルかを確認するステップ362に移行する。要求遠隔装置が、例えばシステム使 用量が多いときに中央装置からの制御信号に応じて、被ポール伝送モードが現在 作動中であると確認した場合には、この方法は被ポール伝送モードでデータを伝 送するためにステップ366に移行する。被ポール伝送モードでは、要求遠隔装 置は、自身に割り当てられたシンボル期間の間だけ、そのデータ要求を1以上の 不使用サブチャネルを通じて伝送する。 これに対して、要求遠隔装置が、例えばシステム使用量が少ないときに中央装 置からの制御信号に応じて、高速アクセス伝送モードが現在作動中であると確認 した場合には、この方法はステップ362からステップ364に移行して、どの シンボル期間でも、1以上の不使用サブチャネルを通じて通信アクセス要求を伝 送する。先に説明したように、高速アクセス伝送モードにおいては、要求遠隔装 置は、通信アクセス要求を伝送するために割り当てられたシンボル期間まで待機 する必要はない。 この方法は、ステップ364又はステップ366のいずれかからステップ36 8に移行して、データ要求がデータパケット要求(DPR)であるかないかを決 定する。データ要求がデータパケット要求の場合には、この方法はステップ37 0に移行して、図11(a)に示す各ステップが実行される。一方、データ要求 がDPRではない場合(ステップ368における決定として)には、この方法は 、ステップ372に移行して、データ要求が被定義データパケット要求(DDP R)であるか否かを決定する。データ要求がDDPRの場合には、この方法はス テップ374に移行して、図11(b)に示す各ステップが実行される。これに 対して、データ要求がDDPRではない場合(ステップ372における決定とし て)には、この方法はステップ376に移行して、データ要求がデータ速度要求 (DRR)であるか否かを決定する。データ要求がDRRの場合には、方法はス テップ378に移行して、図11(c)に示す各ステップが実行される。データ 要求が上記のいずれにも該当しない場合には、この方法は図10に示す最後のス テップであるステップ380に移行する。多くの実施の形態は、付加的なデータ 要求形式を含むことができること、及び、この方法はそれら付加的データ要求の 処理を実行するために適当に改良され得ることは理解されるべきである。特定の 付加的データ要求形式を処理するために、ここに開示された方法を適用すること は、この開示を与えられた当業者の能力の範囲内のものである。 図11(a)を参照してデータパケット要求を処理する方法について説明する 。先ず、中央装置10は、次に利用可能なS1時間間隔34を要求遠隔装置に割 り当て、また、割り当てを確認する通知を下流方向信号とともに送信する(ステ ップ204)。そして、ステップ206にて要求遠隔装置は、割り当てられたS 1時間間隔34の間に付加的情報を伝送する。例によれば、付加的伝送要求は、 データが送信されるアドレス、パケットの大きさ、及び優先度を含むようにして もよい。先に述べたように、遠隔装置は、この代りに、伝送要求と同一のシンボ ル期間に付加的伝送要求を伝送するようにしてもよい。 中央装置10は、受信した付加的データパケット情報をステップ208におい て格納する。中央装置10は、遠隔装置の要求に対して割り当てられるべきサブ チャネル数を決定し、使用されるべきサブチャネルに関する指令を、チャネル当 たりの許容ビット速度とともに要求遠隔装置に送り返す。中央装置10は、要求 遠隔装置210に対応する格納されたチャネル特性に基づいてサブチャネル23 を割り当てることが理解されるべきである。こうして、中央装置10は、遠隔装 置の要求を処理するために最も効率的なサブチャネル数を動的に割り当てること ができる。中央装置の受信装置は、伝送されるデータ量を(S1非通信期間に受 信された情報から)知っており、データ伝送速度(遠隔装置が特定した)も知っ ていることは理解されるべきである。したがって、中央装置は、伝送を完了する ために必要な時間量を知っている。したがって、中央装置10は、遠隔装置がパ ケットを伝送するために要求された時間量の間のみ、要求遠隔装置に対して指定 された数のサブチャネル23を割り当てる。特定の時間量が(必要な緩衝時間と ともに)経過した後、中央装置10は、第1遠隔装置に割り当てられたサブチャ ネル23は、現在使用されておらず、また、他の如何なる遠隔装置に対しても再 割り当ての準備が整っている旨を通知する(ステップ212)。 図11(b)を参照して、被定義データパケット要求を処理する方法について 説明する。被定義データパケット要求では、中央装置は、ステップ208におい て格納された付加的データパケット定義情報に頼らなければならない。繰返すが 、この情報は、パケットが送信されるべきアドレス、及びパケットサイズのよう なものを含んでいてもよい。したがって、ここで説明される実施の形態では、被 定義パケット要求は、以前にDPRを送信している遠隔装置によって伝送された 場合にだけ処理され得る。他の実施の形態では、データパケット要求が送信され ていない場合においても、被定義データパケットの使用を許可するために、適当 な初期値が与えられているようにしてもよい。 図11(b)に示されているように、ステップ223では、中央装置は格納さ れた被定義データパケット伝送要求をルックアップし、また、受信されたデータ パケットを配信する際、及び/又は、受信されたデータパケットを処理する際に その情報を使用する。中央装置10は、同一シンボル期間、又はS1時間間隔3 4の間のいずれにおいても、如何なる付加的情報をも受信する必要がなく、した がって、ステップ225において1以上のサブチャネルを直ちに要求遠隔装置に 割り当てることができることが理解されるべきである。さらに、伝送される情報 量とデータ伝送速度は共に知られているので、中央装置は、パッケージを伝送す るために必要な時間量の間、サブチャネルを割り当てるだけである。適当な伝送 時間が経過した後、227において、中央装置10は、現在、サブチャネル23 は自由に再割り当てされうる旨を通知する。 多くの通信装置がパケット化通信によって効率的に通信することができる一方 で、他の通信装置は、パケット化伝送システムの使用によっては、ときに得るこ とが困難な一定伝送速度を要求する。そのような遠隔装置は、不定時間量の間、 要求されたデータ伝送速度を処理するために十分な多数のサブチャネルを割り当 てることにより適応させることができる。すなわち、遠隔装置が、帯域幅がもは や必要とされないことを示すか、または、誤りが検知された旨を示すまでである 。例えば、テレビ会議はこのような要求を有する傾向にある。ここで記載されて いる実施の形態では、この形式のデータ伝送要求は、データ速度要求を通じて処 理される。 次に、図11(c)を参照してデータ速度要求を処理するために好適な方法に ついて説明する。中央装置10は、通常は、アドレス及び要求されるデータ速度 といった付加的伝送情報を、DRR要求を受信する際に要求する。したがって、 ステップ252では、中央装置は、被要求情報を送信するために次に利用可能な S1非通信期間を要求遠隔装置に割り当てる。そして、要求遠隔装置は、ステッ プ254において、割り当てられたS1時間間隔の間に付加的伝送情報を送信す る。先に述べたように、遠隔装置は、付加的伝送情報を伝送要求と同一シンボル 期間内に伝送するようにしてもよい。 各サブチャネルに対して許可し得るビット速度とデータ速度要求とを知ること により、中央装置10は、ステップ256において、要求されたスループットを 処理するために適当な数のサブチャネル23を割り当てる。要求遠隔装置がもは や伝送を必要としない場合には、ステップ258において、ゼロ容量が要求され ている旨を示す新規のデータ速度要求を送信する。中央装置10は、これを終了 要求として理解し、ステップ260において、適当なサブチャネルを不使用とし てマークする。 S1非通信期間を繰り返す理想的な一定の期間は存在しない。一方では、S1 非通信期間の頻度を多くすれば、被ポール伝送モード、又はDPR及びDRR要 求に対してより短いアクセス時間が達成されるであろう。したがって、システム の応答性はより高まるであろう。他方では、S1非通信期間の頻度を多くすると 、より多くのオーバーヘッドが必要になり、システム全体の容量を低減してしま う。したがって、S1期間の適切な頻度は、特定のシステムの要求にしたがって 変化するであろう。ここで記載されている発明の実施の形態では、S1非通信期 間がフレームの境界を定めるために用いられるが、これは必須要件ではないこと は理解されるべきである。一般的に、S1非通信期間の使用は、通信を開始する ために要求されるアクセス時間を減少させる。適切な場合には、DDPRの使用 は、さらに要求遠隔装置のアクセス時間を減少させることができる。 上述したように、初期化と再調整は、通常は、即時通信に関する要求ほど迅速 な応答を要求しないので、初期化時間間隔、S2、及び再調整時間間隔、S3は 、S1非通信期間ほど多くはない。一つの実施の形態では、S2及びS3は、ス ーパフレーム36おきに交替する。他の実施の形態では、S2及びS3は、状態 変化に調整するために中央装置10によって動的に割り当てられ得る。例えば、 日中のように、遠隔装置がもっと導入され、初期化を要求しそうなときには、被 予約時間間隔38のほとんどを初期化時間間隔として割り当てることができる。 導入がほとんどありそうにない夜間は、被予約間隔38のほとんどを、再調整時 間間隔として割り当てることができる。 次に図3を参照し、既述の同期化及び調整を実行するために好適な中央オフィ スのアーキテクチャについて説明する。図示された中央装置は、中央モデム30 、ネットワークサーバ9、及びネットワークインタフェース41を備えている。 中央モデムは、送信装置40、受信装置70、及び制御装置60を備えている。 制御装置60は、複数の遠隔装置のクロックを中央モデムのクロックに同期化さ せるために使用され、また、遠隔装置から伝送されたフレームを同期化するため にも使用される。ネットワークサーバ19は、非同期化伝送モデムスイッチ41 (図中ネットワークインタフェースと記されている)を介してディジタルデータ を送信装置40に供給する。ネットワークサーバ19は、送信装置の能力、伝送 距離、伝送回線品質、及び使用されている通信回線のタイプの点から許容される 最大データ速度までのいずれのデータ速度においてもデータを供給することがで きる。送信装置40は、エンコーダ43、離散多重音調変調装置45、及びウィ ンドウィングフィルタ46を含む幾つかの構成要素を内包している。エンコーダ 43は、伝送されるためのデータ(例えば、画像データ)を多重化(マルチプレ ックス)し、同期化し、及びエンコードするために機能する。より詳細には、エ ンコーダは入力ビットストリームを、複数のサブチャネルの各々のための位相の 合った直交成分に変換する。エンコードは、順方向誤り訂正、及び/又はトレリ スコーディングを使用することにより実行され得る。エンコーダは、一般的に、 システムが利用可能なサブチャネル数に等しい数のサブシンボル列を出力するよ うに構成されている。例えば、256のサブチャネルを有するシステムにおいて は、エンコーダは256のサブシンボル列を出力する。先に参照したATIS規 格では、サブシンボル列はそれぞれ4kbpsを示している。これらの入力は、 離散多重音調変調装置45に渡される複合入力である。例えば、好適なエンコー ダは、参照したATIS規格中に詳細に説明されている。 変調装置45は、任意の好適なアルゴリズムに基づいて逆フーリエ変換を演算 するIFFT変調装置である。好適なIFFTエンコーダは、IEEEコミュニケー ションマガジン1990年5月号中におけるジェイ。・ビンガムの「多重キャリア 変調:このアイデアの時代がやってきた」と表題された論文中に記載されている 。エンコーダの出力は複合数なので、IFFT変調装置は、存在する利用可能な サブチャネルの2倍の入力を受信する。ビット分布は、離散多重音調システムに おいて適応的に決定される。このことを容易にするため、送信装置40はまた、 各利用可能なサブチャネルの回線品質を決定するために、通信回線を監視する回 線監視装置(ラインモニタ)を備えている。一つの実施の形態では、回線監視装 置(制御装置60の一部であってもよい)は、各サブチャネル上の雑音レベル、 信号利得、及び位相偏移を決定する。この回線監視装置は、一般的に、既述のS 3再調整信号の品質を識別するために用いられる。その目的は、各サブチャネル の信号対雑音比を見積ることである。したがって、既述の変数とともに、あるい はこれに代えて、他の変数を監視するようにし得る。どのサブチャネルを通じて エンコードされたデータを送信するか、および、どれだけのデータを各サブチャ ネルを通じて送信するか、という決定は、幾つかの因子に基づいて動的に決定さ れる。この因子としては、検出された回線品質変数、サブチャネル利得パラメー タ、許容電力マスク、及び要求最大サブ搬送波ビット誤り率を含んでいる。多く の因子がサブチャネル間で一定である必要はなく、実際には使用中にも変化し得 る ことは留意されるべきである。特に、回線品質パラメータは、繰り返し検査され 、また、使用中に回線品質が個々のサブチャネルで変化するのに従って、動的に 変調を調整するために、変調方式の調整をリアルタイムで実行するようにしても よい。例えば、好適な離散多重音調変調装置が、同一のATIS規格書類中に一 般的に記載されている。 被エンコード信号が変調されて離散多重音調信号が形成された後に、循環プレ フィクスが離散多重音調信号に付加される。循環プレフィクスは、主として離散 多重音調信号の復調を容易にするために用いられ、必ずしも要求されるものでは ない。ATIS規格では、32ビット循環プレフィクスが用いられている。しか しながら、より大きな帯域幅を利用するシステムでは、循環プレフィクスの長さ も同様にして増加することが好ましい。例えば、512個のサンプルを有する信 号では、40個のサンプル循環プレフィクスが良く機能することが見い出されて いる。 被変調信号は、帯域外エネルギを最小化するためにウィンドウィングフィルタ 46、及び/又は、他のフィルタを通過する。このことは、遠隔装置におけるア ナログインタフェースの飽和の回避を容易にするために好ましい。ウィンドウィ ングは、幅広い種類の従来のウィンドウィングプロトコルによって達成され得る 。送信装置はまた、離散多重音調信号を伝送媒体に適用するアナログインタフェ ース48を備えている。撚り線対電話回線、及び同軸ケーブルといった配線シス テムでは、アナログインタフェースは、回線ドライバの形式をとる。 中央モデム30はまた、遠隔装置からの多重音調信号を受信するために受信装 置70を備えている。受信装置70は、アナログインタフェース72、ウィンド ウィングフィルタ74,復調装置76、及びデコーダ78を備えている。中央モ デム30によって受信される信号は、最初にアナログフィルタ72を介して受信 される。ウィンドウィングフィルタ74は、被受信信号に対してウィンドウィン グ及び/又はフィルタリング機能を有効に実行するように構成されている。一つ の好適なフィルタ構成は、時間ドメイン等化装置74である。繰返すが、このウ ィンドウィングは、幅広い種類の従来のウィンドウィングプロトコルによって達 成され得る。復調装置76は、等化された離散多重音調信号を復調し、循環プレ フィクスを取り除く。デコーダ78は、復調された信号をデコードする。復調装 置76及びデコーダ78は、それぞれ変調装置45及びエンコーダ43の逆の動 作を有効に実行する。デコードされた信号は、インタフェース47を介してデコ ーダ78からネットワークサーバ19へ、あるいは、その情報の他の適当なユー ザへ送られる。時間ドメイン等化装置74、復調装置76、及びデコーダ78の 機能は、要求される機能を達成するための好適なアルゴリズムとともに、Chow等 の米国特許5,285,474に詳細に記載されている。 次に図4を参照して、本発明の同期化の実現に好適な遠隔装置アーキテクチャ について説明する。それぞれの上流、及び下流方向通信容量は多少異なるであろ うものの、遠隔装置は、多くの点において中央モデムと近似している。中央モデ ム30によって伝送された信号は、アナログフィルタ172を介して遠隔装置5 0によって受信される。遠隔装置50は、アナログインタフェース172と、時 間ドメイン等化装置(TEQ)174と、等化された離散多重音調信号を復調し 、循環プレフィクスを取り除く復調装置176と、復調された信号をデコードす るデコーダ178とを備えている。時間ドメイン等化装置174は、受信された 信号に対してフィルタリング機能を有効に実行する。ウィンドウィングフィルタ も利用するようにしても良い。復調装置176及びデコーダ178は、それぞれ 変調装置45及びエンコーダ43の逆の機能を実行する。デコードされた信号は 、デコーダ178から、テレビ、コンピュータ、他の好適な受信装置といったよ うな遠隔装置22に送られる。時間ドメイン等化装置174、復調装置176、 及びデコーダ178の機能は、中央モデムの対応構成要素と類似している。ノッ チフィルタ185は、その遠隔装置に関係のあるサブチャネルの外側の周波数帯 域におけるエネルギを阻止するために、任意に受信装置のアナログフィルタ17 2の上流位置に備えるようにしてもよい。こうすれば、アナログフィルタが飽和 するのを防止する助けとなる。帯域外エネルギをふるい落すために、ノッチアナ ログ又は他の好適なフィルタリング機構を備えることにより、受信装置自身が多 くのエネルギを処理する必要がなくなるので、より低コストの受信装置構成を利 用し得る。 上流方向のエンコードと変調は、上記中央モデム装置の説明で述べた下流方向 のデータ伝送と全く同一の方法によって実行され得る。したがって、遠隔装置5 0はまた、エンコーダ143と、多重音調変調装置145と、ウィンド又はフィ ルタ146と、アナログインタフェース148とを備えている。遠隔装置50は また、上記のように、遠隔装置50を中央モデムと現在通信中の他の遠隔装置と 同期化させるために、多重音調信号を適切な時間だけ遅延させるフレーム同期化 装置147を必要とする。加入者形式の応用例では、典型的に、より少ない数の サブチャネルが上流方向通信を容易にするために利用される。しかしながら、こ のような上流方向通信のために、如何なる数のサブチャネルでも利用可能にし得 ることは理解されるべきである。 被ポール伝送モードが実行中の場合には、エンコーダ143は、例えば、QA Mエンコーダとなり得る。例えば、16ポイント配列QAMエンコーダは、多く のシステムにおいて良好に機能する。高速アクセス伝送モードによる伝送の場合 には、エンコーダ143は、例えば、4ポイント配列微分横軸位相偏移調和(D QPSK)エンコーダとなり得る。例えば、好適なDQPSKエンコーダは、J. Wiley&Sons社による1988年発行の「モデム設計の理論と実際」と題名された ジェイ。・ビンガムの本文に記載されている。被ポール伝送と高速アクセス伝送 モード間の切り替えをもたらす制御信号は、同様にして他の場所に選択的に付加 され得ることは理解されるべきであるが、既述のモード切り替えの例では、被ポ ール伝送モードと高速アクセス伝送モードとの間のスイッチングを行わせる制御 信号もエンコーダに入力されるが、他の位置にこの信号が追加されるようにする ことができることを理解するべきである。同様にして、被ポール伝送モードが実 行中の場合には、中央装置におけるデコーダ78は、例えば、QAMデコーダと なり得る。高速アクセス伝送モードをによる伝送の場合には、中央装置のデコー ダ 78は、例えば、微分横軸位相偏移調和(DQPSK)エンコーダとなり得る。 上述の発明の実施の形態のほとんどは、主に、遠隔装置から中央装置10への 上流方向通信の操作に向けられていた。したがって、そのようなシステムに適用 可能な下流方向通信の形式に対しては、何らの制限も課されない。下流方向チャ ネルは、上流方向通信に対して使用される変調と類似の離散多重音調変調を利用 することができ、また、残留側波帯(VSB)又はQAMのような、他の好適な 技術を利用することもできる。また、下流方向チャネルには、さらに、S1、S 2及びS3フラグや、同期化信号、および、サブチャネル23の割り当てに関す る情報(これらに限定されるものではない)のような、関連あるフォーマット信 号を伝送するための専用オーバヘッドチャネルを備えるようにしてもよい。当業 者によって理解されるように、数多くの他の伝送方式の方法が本発明において下 流方向チャネルに適用され得ることは理解され得る。 離散多重音調伝送が、上流及び下流データ方向の双方に用いられ、要求される データ伝送速度が比較的高い場合には、時分割多重アクセス(例えば、「ピンポ ン伝送方式」)に基づく伝送方式を備えることが望まれる。すなわち、下流方向 通信には、指定された数のフレーム又はスーパフレームが、全帯域幅を通じて伝 送するために与えられる。その後、上流方向通信に、指定された数のフレーム又 はスーパフレームが、全帯域幅を通じて伝送するために与えられる。25.6ミ リオンビット/秒及び51.2ミリオンビット/秒のような高いデータ速度の多 くの応用例では、上流及び下流方向の同時通信を分離するための高価なフィルタ を備える必要性がなくなるので、ピンポン伝送方式の使用は、送信装置及び受信 装置の設計において、かなりのコストの削減をもたらす。このピンポン方式は、 10ミリオンビット/秒以上の伝送速度において特に有効である。 次に図12を参照して、非対称応用例のためのピンポン伝送方式について説明 する。この発明の実施の形態では、8つの連続する下流方向スーパフレーム(D SF)885のデータが下流方向に向けて伝送され、1つの上流方向スーパフレ ーム(USF)886のデータが上流方向に向けて伝送される。他の発明の実施 の形態では、各方向における伝送のために使用される現実のフレーム数は、特定 システムの要求に従って変更され得る。例えば、非対称率は下流方向通信のため に幅広く変更されることが可能であり、伝送期間は対称にすることが可能であり 、又は、上流方向通信により多くのアクセスが与えらるようにすることもできる 。上流及び下流方向通信間の帯域幅の動的割り当てを保証するシステムでは、上 流及び下流方向通信間のフレームの分配を動的に割り当てするために制御装置を 備えるようにしてもよい。中央装置及び遠隔装置間の信号が比較的長い距離を移 動するシステムでは、過渡変化を沈静させるために、一方向へのデータ伝送の終 了後に、沈静期間887を備えることが好ましい。図示された発明の実施の形態 では、沈静期間が上流方向伝送の後に備えられているが、下流方向伝送の後には 備えられていない。実際には、沈静期間は、いずれか一方向又は両方向の伝送の 後に置かれるのが適当かもしれない。 遠隔装置の初期化及び/又は同期化、上流方向サブチャネルのアクセス要求及 び/又は調整間隔は、上述したどの技術を用いても達成し得ることは理解される べきである。既述の時分割多重アクセス方式の主な利点は、伝送帯域幅が酷使さ れそうなシステムにおいて上流及び下流方向同時通信を分離するための高価なフ ィルタを必要としないところにある。他の利点は、上流方向通信が第1周波数レ ンジで行われ、下流方向通信は第2周波数レンジにて行われるような標準的な周 波数分割多重化方式と比較した場合に、ピンポン伝送方式は、非対称伝送を改善 することができる。実際、伝送速度は、エコーキャンセリングを採用するシステ ムのレベルのほぼ近くにまで増加され得る。しかしながら、ピンポン方式は、こ のような伝送速度を、周波数分割システム又はエコーキャンセルシステムのいず れかを利用するために要求されるコストと比較して、ずっと低いアナログ構成部 品コスト(現在の技術を使用して)で達成することができる。 本発明の幾つかの発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、本発明は、本発 明の趣旨又は範囲内で多くの特定の形に具現化され得ることは理解されるべきで ある。例えば、本発明は、主に離散多重音調伝送システムを背景に説明なされて きた。しかしながら、この同一の技術は、離散ウェーブレット多重音調方式や、 ベクトルコーディング方式、及び他の多重搬送波変調方式といった、他の離散多 重搬送波システムにも適用可能であることは認識されるべきである。オーバヘッ ドサブチャネルを含む発明の実施の形態では、そのようなサブチャネルは、各方 向で共有することもでき、又は、区別することができることが理解されるべきで ある。オーバヘッドバス中に2つのサブチャネルを使用することが、最も詳細に 説明されてきた。しかしながら、1つのサブチャネルが上流及び下流方向通信( 特にエコーキャンセルが用いられている場合)の両方のために備えられ得ること は認識されるべきである。この代わりに、特定システムの制約が、1以上のサブ チャネルがいずれか(又は双方)の方向の通信のために使用されるべきであるこ とを命令している場合には、2以上のオーバヘッドサブチャネルを備えるように してもよい。例えば、比較的少数の遠隔装置を有するシステムでは、各遠隔装置 (あるいは、遠隔装置のサブグループ)に、専用のサブチャネルが割り当てられ 得る。あるいは、雑音に起因する干渉のリスクを低減するために、冗長性を備え るようにすることもできる。同じことが下流方向オーバヘッド通信に適用するこ とができる。各遠隔装置のために専用サブチャネルを使用することに伴う欠点は 、当然ながら、帯域幅の浪費である。さらに、専用オーバヘッドサブチャネルが 説明されている。しかしながら、ある環境においては、同一のサブチャネル上に 他のオーバヘッド情報(例えば、制御情報)を多重化することは可能である。前 述の観点から、これらの例は、限定としてでなく実例として考慮され、本発明は 、ここに与えられた詳細に限定されず、添付のクレームの範囲内において改良さ れ得ることは認識されるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年5月9日 【補正内容】 請求の範囲 1.複数のオーバーヘッドサブチャネルを有するオーバヘッドバスを含む複数の 離散サブチャネルを有するフレーム式離散多重搬送波伝送方式を使用して中央装 置と複数の遠隔装置との間の通信を容易にする双方向データ伝送システムにおけ る選択された遠隔装置から中央装置へ伝送されるフレームを同期化する方法であ って、 (a)選択された第1遠隔装置が前記中央装置との通信の確立を欲するときに、 前記中央装置からの第1信号を受信し、前記選択された第1遠隔装置のクロック を前記第1信号中に搬送されたクロック信号にループ時間合わせするステップと 、 (b)前記選択された第1遠隔装置が中央装置との通信の確立を欲するときに、 前記ループ時間合わせされた遠隔装置から前記中央装置へ前記オーバヘッドバス 中のオーバヘッドサブチャネルを通じて遠隔開始同期化信号を伝送するステップ と、 (c)前記中央装置が前記遠隔開始同期化信号を受信したとき、前記選択された 第1遠隔装置を前記中央装置と現在通信中の他の遠隔装置により良く同期させる ために要求されるフレーム境界位相偏移を示す情報を含む、中央開始同期化信号 を、前記中央装置から前記選択された第1遠隔装置へ伝送するステップと、 (d)前記選択された第1遠隔装置から出力されるフレームのフレーム境界を前 記中央装置と通信中の他の遠隔装置から出力されるフレームのフレーム境界によ り良く同期させるために、前記中央開始信号に応じて前記選択された第1遠隔装 置から出力される前記フレームの位相を偏移させるステップと、を備え、 前記同期化は、同期化が完全に行われる場合に、前記個々の遠隔装置からの前 記フレーム境界が前記中央装置にて受信される際に、前記フレーム境界がほぼ一 致するように実行される、方法。 2. 請求項1に記載された方法において、前記オーバヘッドバスは、2つの専 用オーバヘッドサブチャネルを備え前記遠隔開始同期化信号と中央開始同期化 信号が異なるオーバヘッドサブチャネルを通じて伝送される、方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/396,132 (32)優先日 1995年2月28日 (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AM,AT,AU,BB,B G,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK ,EE,ES,FI,GB,GE,HU,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LU,L V,MD,MG,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, TJ,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ジャコブセン・クリスタ・エス. アメリカ合衆国 カリフォルニア州94040 マウンテン・ビュー,ボランダ・アベニ ュー #7,1112

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.オーバヘッドバスを含む複数の離散サブチャネルを有するフレーム式離散多 重搬送波伝送方式を使用して中央装置と複数の遠隔装置との間の通信を容易にす る双方向データ伝送システムにおける選択された遠隔装置から中央装置へ伝送さ れるフレームを同期化する方法であって、 (a)選択された第1遠隔装置が前記中央装置との通信の確立を欲するときに、 前記中央装置からの第1信号を受信し、前記選択された第1遠隔装置のクロック を前記第1信号中に搬送されたクロック信号にループ時間合わせするステップと 、 (b)前記選択された第1遠隔装置が中央装置との通信の確立を欲するときに、 前記ループ時間合わせされた遠隔装置から前記中央装置へ前記オーバヘッドバス 中のオーバヘッドサブチャネルを通じて遠隔開始同期化信号を伝送するステップ と、 (c)前記中央装置が前記遠隔開始同期化信号を受信したとき、前記選択された 第1遠隔装置を前記中央装置と現在通信中の他の遠隔装置により良く同期させる ために要求されるフレーム境界位相偏移を示す情報を含む、中央開始同期化信号 を、前記中央装置から前記選択された第1遠隔装置へ伝送するステップと、 (d)前記選択された第1遠隔装置から出力されるフレームのフレーム境界を前 記中央装置と通信中の他の遠隔装置から出力されるフレームのフレーム境界によ り良く同期させるために、前記中央開始信号に応じて前記選択された第1遠隔装 置から出力される前記フレームの位相を偏移させるステップと、を備え、 前記同期化は、同期化が完全に行われる場合に、前記個々の遠隔装置からの前 記フレーム境界が前記中央装置にて受信される際に、前記フレーム境界がほぼ一 致するように実行される、方法。 2. 請求項1に記載された方法において、前記オーバヘッドバスは2つの専用 オーバヘッドサブチャネルを備えて前記遠隔開始同期化信号と中央開始同期化信 号が異なるオーバヘッドサブチャネルを通じて伝送される、方法。 3. 請求項1に記載された方法において、単一の専用オーバヘッドサブチャネ ルが備えられ、前記遠隔開始同期化信号及び前記中央開始同期化信号が共に前記 単一の専用サブチャネルを通じて伝送される、方法。 4. 請求項1に記載された方法において、前記遠隔装置のうち2つの遠隔装置 がそれぞれに関連する遠隔開始同期化信号をほぼ同時に伝送したときには、競合 が認識されて、前記各遠隔装置はそれぞれに関連する遠隔開始同期化信号を再送 信する、方法。 5. 請求項1に記載された方法において、前記ステップb、c及びdは、前記 選択された遠隔装置が完全に同期化されるまで繰り返され、さらに、前記選択さ れた遠隔装置から前記中央装置への通常通信を開始するステップを備える、方法 。 6. 中央装置と複数の遠隔装置との間の通信を容易にする双方向データ伝送シ ステムにおいて使用するための離散多重搬送波中央モデム装置であって、 ディジタル情報をエンコードするためのエンコーダと、 それぞれ関連するサブ搬送波と周波数において符合する複数のサブチャネルの 、それぞれにおける雑音レベルを示す回線品質変数を決定するために通信回線を 監視するための監視装置と、 フレーム式離散多重音調信号中の多数のサブ搬送波を通じて被エンコードディ ジタルデータを変調するための変調装置であって、各サブ搬送波は関連音調及び 関連サブチャネルに対応し、前記変調は少なくとも検出された回線品質パラメー タ及び許容電力マスク変数を考慮して実行され、さらに、前記変調は、特定のパ ラメータの実時間変化に適応するために、使用されている前記サブチャネル及び 各サブチャネルを通じて伝送されるデータ量の双方を伝送期間中に動的に更新す ることが可能である変調装置と、 前記多重音調信号が前記伝送回線に適用される前に前記多重音調信号に循環プ レフィクスを付加するための装置と、 専用オーバヘッドサブチャネルを通じて受信される信号を監視し、前記オーバ ヘッドサブチャネルを通じて受信された遠隔開始同期化信号を識別し、前記遠隔 開始同期化信号のフレーム境界と前記離散多重音調信号中におけるフレームのフ レーム境界との間の位相偏移を決定し、前記遠隔開始同期化信号を発信した選択 された遠隔装置を、前記中央装置と現在通信中の他の遠隔装置と同期化するため に要求されるフレーム境界位相を示す中央開始同期化信号を生成して前記遠隔モ デム装置へ伝送するための同期化装置とを備える、中央モデム装置。 7. 中央装置と複数の遠隔装置との間の通信を容易にする双方向データ伝送シ ステムにおいて使用するための離散多重搬送波遠隔モデム装置であって、 第1ディジタル情報セットを示す第1離散多重音調信号を復調するための復調 装置であって、前記離散多重音調信号の一部として変調情報を受信するために構 成されており、変調課程における実時間変化に適応するために、変更された変調 情報に応じて受信中に動的に更新する能力を有し、前記離散多重音調信号から循 環プレフィクスを取り除くように構成されている復調装置と、 前記復調されたディジタル情報をリアルタイムにデコードするためのデコーダ と、 第2ディジタル情報セットをエンコードするためにエンコーダと、 第2離散多重音調信号中の多数のサブ搬送波を通じて前記被エンコード第2デ ィジタル情報セットを変調するための変調装置であって、前記第2離散多重音調 信号中の各サブ搬送波が関連音調及び関連サブチャネルと対応している変調装置 と、 前記離散多重音調遠隔モデムが前記中央装置との通信の開始を欲するときにオ ーバヘッドサブ搬送波に適用される第1同期化信号を生成し、前記遠隔装置を前 記中央装置と現在通信中の他の遠隔装置と同期化するために要求されるフレーム 境界位相を示す第2同期化信号を前記中央装置から受信し、前記第2離散多重音 調信号が前記他の遠隔装置によって送信される多重音調信号と前記中央装置にお いて同期されるように前記第2離散多重音調信号の位相を偏移させるための同期 化装置と、を備える遠隔モデム装置。 8. 請求項7に記載された遠隔モデム装置において、前記復調装置はさらに、 時間ドメイン等化装置を備える、遠隔モデム装置。 9. 請求項7に記載された遠隔モデム装置において、前記復調装置及び前記デ コーダは受信装置の一部であり、前記遠隔装置はさらに、前記受信装置によって 処理される信号のエネルギレベルを低減させるために前記第1離散音調信号が前 記受信装置に渡される前に前記第1離散音調信号をフィルタリングするように構 成されているアナログノッチフィルタを備える、遠隔モデム装置。 10.オーバヘッドバスを含む複数の離散サブチャネルを有するフレーム式離散 多重搬送波伝送方式を使用して中央装置と複数の遠隔装置との間の通信を容易に する双方向データ伝送システムにおける選択された遠隔装置から中央装置へ伝送 されるフレームを同期化する方法であって、 選択された第1遠隔装置が前記中央装置との通信の確立を欲するときに、前記 中央装置からの第1信号を受信し、前記選択された第1遠隔装置のクロックを前 記第1信号中に搬送されたクロック信号にループ時間合わせするステップと、 前記クロックが前記第1信号中の前記クロック信号にループ時間合わせされた とき、前記選択された第1遠隔装置から前記中央装置へ前記オーバヘッドバス中 の専用オーバヘッドサブチャネルを通じて遠隔開始同期化信号を伝送するステッ プと、 前記遠隔開始同期信号に応じて前記中央装置から伝送された中央開始同期化信 号を受信し、ここで、前記中央開始同期化信号は、前記選択された第1遠隔装置 を前記中央装置と現在通信中の他の遠隔装置に同期させるために要求されるフレ ーム境界位相偏移を示す情報を含む、ステップと、 前記選択された第1遠隔装置から出力されるフレームのフレーム境界を前記中 央装置と通信中の他の遠隔装置から出力されるフレームのフレーム境界により良 く同期させるために、前記選択された第1遠隔装置から出力される前記フレーム の位相を前記中央開始信号に応じて偏移させ、前記同期化は、前記個々の遠隔装 置からの前記フレーム境界が前記中央装置において受信されるときに前記フレー ム境界がほぼ一致するように実行されるステップと、を備える方法。 11.複数の遠隔装置と中央装置との間の上流方向通信を容易にするために複数 の離散サブチャネルを有するフレーム式離散多重搬送波伝送方式を使用して、前 記中央装置と前記複数の遠隔装置との間の通信を容易にする双方向データ伝送シ ステムにおける、前記第1遠隔装置から伝送されるフレームのフレーム境界が前 記他の遠隔装置から伝送されるフレームのフレーム境界とほぼ同期的に前記中央 装置に到達するように、選択された第1遠隔装置から前記中央装置へ伝送される フレームを他の遠隔装置から前記中央装置へ伝送されるフレームに同期化する方 法であって、 上流方向通信を容易にするために備えられた前記複数の離散サブチャネル上に 定期的に被同期化非通信時間を供給するステップと、 異なるサブチャネルを通じて伝送される複数の初期化信号を含みフレーム境界 を有する広帯域初期化信号を、第1の選択された被同期化非通信時間の間に、前 記第1遠隔装置から前記中央装置へ伝送するステップと、を備える方法。 12.請求項11に記載された方法において、 前記第1遠隔装置は、前記第1遠隔装置が前記中央装置との通信の確立を欲す るときに、前記中央装置によって送信された下流方向通信を監視し、広帯域初期 化信号のフレーム境界を、前記遠隔装置によって受信された下流方向信号中に搬 送されたフレームタイミングマーカにほぼ同期させ、 前記中央装置は、前記広帯域初期化信号を受信し、また、前記第1遠隔装置か ら送信される信号のフレーム境界を前記中央装置と通信中の他の遠隔装置から送 信される信号のフレーム境界により良く同期させるために要求されるフレーム境 界偏移を示す情報を含む同期化信号を、前記第1遠隔装置に送信し、 前記第1遠隔装置から出力されるフレームのフレーム境界を前記中央装置と現 在通信中の他の遠隔装置から出力されるフレームのフレーム境界により良く同期 させるために、前記第1遠隔装置から出力されるフレームの境界を前記同期化信 号に応じて偏移させ、 それにより、前記同期化は、完全に同期化された場合に、前記個々の遠隔装置 からの前記フレーム境界が前記中央装置において受信される際にほぼ一致するよ うに実行される、方法。 13.請求項11又は請求項12に記載された方法であって、さらに、上流方向 通信を容易にするために備えられた前記複数の離散サブチャネル上に被同期化調 整時間を定期的に供給するステップを備え、特定の調整時間の間に調整又は再調 整が要求されない遠隔装置は、前記特定の調整時間の間は通信しない、方法。 14.請求項13に記載された方法であって、さらに、選択された調整時間の間 に、上流方向通信を容易にするために備えられた多数のサブチャネルを通じて前 記第1遠隔装置に複数の調整信号を送信させるステップを備える、方法。 15.請求項14に記載された方法であって、さらに、上流方向通信を容易にす るために備えられた複数のサブチャネルのチャネル容量を示す第1チャネル特性 セットを決定するステップを備える、方法。 16.請求項15に記載された方法であって、さらに、全ての遠隔装置と前記中 央装置との間の複数の離散サブチャネルのチャネル容量を示す情報を含むチャネ ル特性マトリクス内に、前記第1チャネル特性セットをセーブするステップを備 える、方法。 17.請求項11から請求項16のいずれか1の請求項に記載された方法であっ て、さらに、 前記第1の選択された同期化時間の間に、1以上の前記遠隔装置が関連広帯域 初期化信号を伝送するときに、競合を認識するステップと、 競合が認識されたときに、前記広帯域初期化信号に応じて前記複数の遠隔装置 に対して競合信号を伝送するステップと、を備え、 前記競合している各遠隔装置は、その後の被同期化非通信時間の間に広帯域初 期化信号を再送信し、前記競合している遠隔装置は、前記広帯域初期化信号を再 送信する前に独立して無作為な間隔待機するよう構成されている、方法。 18.請求項11から請求項17のいずれか1の請求項に記載された方法におい て、前記被同期化非通信時間は、前記中央装置から伝送された非通信期間マーカ が前記中央装置から最も遠い前記遠隔装置へ伝送され、前記被同期化非通信期間 マーカに応答する初期化信号が前記中央装置へ返信されることが、すべて前記被 同期化非通信時間内にされるように十分な長さを有する期間である、方法。 19.請求項18に記載された方法において、前記被同期化非通信期間は、約5 0から500ミリ秒の範囲の期間を有する、方法。 20.請求項11から請求項19のいずれかの請求項に記載された方法であって 、さらに、前記遠隔装置によって使用を禁止されたサブチャネルの標識を前記中 央装置から定期的に伝送するステップを備え、前記遠隔装置は、前記広帯域初期 化信号が、使用を禁止された前記サブチャネル中に如何なる伝送をも含まないよ うに確かめる、方法。 21.請求項12に記載された方法において、前記下流方向通信は離散多重音調 信号であり、前記遠隔装置によって受信された前記下流方向信号中を搬送される 前記フレームタイミングマーカは、前記下流方向離散多重音調信号のフレーム境 界である、方法。 22.請求項12に記載された方法において、前記下流方向信号は、直交振幅変 調信号及び残留側波帯信号からなるグループから選択される、方法。 23.複数の遠隔装置と中央装置との間の上流方向通信を容易にするために備え られた多くの離散サブチャネルを有するフレーム式離散多重搬送波伝送方式を使 用して前記中央装置と前記複数の遠隔装置との間の通信を容易にする双方向デー タ伝送システムにおける、前記中央装置による前記遠隔装置への帯域幅の割り当 てを容易にするために前記遠隔装置から前記中央装置へのサブ搬送波伝送品質を 動的に調べる方法であって、 (a)上流方向通信を容易にするために備えられた前記複数の離散サブチャネル 上に定期的に被同期化非通信時間を供給し、特定の調整時間の間に調整又は再調 整が要求されない遠隔装置は、前記特定の調整時間の間には通信しないステップ と、 (b)選択された被同期化非通信期間中において、上流方向通信を容易にするた めに備えられた前記複数のサブチャネルを通じて第1遠隔装置からの調整信号を 伝送するステップと、 (c)前記選択された調整時間中に伝送された前記調整信号を前記中央装置にお いて監視し、上流方向通信を容易にするために備えられた前記複数のサブチャネ ルのチャネル容量を示す第1チャネル特性セットを決定するステップと、を備え 、 それにより、前記中央装置は、上流方向通信のためにどのサブチャネルを前記 選択された第1遠隔装置に割り当てるかを決定する際に、前記第1チャネル特性 セットを使用しうる、方法。 24.請求項23に記載された方法であって、さらに、全ての遠隔装置と前記中 央装置との間の前記複数の離散サブチャネルのチャネル容量を示す情報を含むチ ャネル特性マトリクス内に、前記第1チャネル特性をセーブするステップを備え る、方法。 25.請求項24に記載された方法であって、さらに、前記中央装置へ伝送され た前記複数の調整信号から生成された情報セットに基づいて、前記選択された第 1遠隔装置に割り当てられた前記サブチャネルセットを調整するステップを備え る、方法。 26.請求項23から請求項25のいずれか1の請求項に記載された方法であっ て、さらに、個々の遠隔装置に対する帯域幅の割り当てを容易にするように複数 の異なる遠隔装置の各々に対するチャネル特性を決定するために、前記複数の異 なる遠隔装置に関して前記監視するステップと前記伝送するステップとを繰り返 し、異なる遠隔装置が異なる非通信時間の間にそれぞれの調整信号を伝送するス テップを備える、方法。 27.請求項23から請求項26のいずれか1の請求項に記載された方法であっ て、さらに、前記選択された第1遠隔装置に対して再調整信号を送信し、前記選 択された第1遠隔装置は、再調整信号の受信に応じて調整信号だけを伝送するス テップを備える、方法。 28.複数の遠隔装置と中央装置との間の上流方向通信を容易にするために備え られた多くの離散サブチャネルを有するフレーム式離散多重搬送波伝送方式を使 用して前記中央装置と前記複数の遠隔装置との間の通信を容易にする双方向デー タ伝送システムにおける、前記中央装置による前記遠隔装置への帯域幅の割り当 てを容易にするために前記遠隔装置から前記中央装置へのサブ搬送波伝送品質を 動的に調べる方法であって、 (a)上流方向通信を容易にするために備えられた前記複数の離散サブチャネル 上に定期的に被同期化非通信時間を供給し、特定の調整時間の間に調整又は再調 整が要求されない遠隔装置は、前記特定の調整時間の間は通信しないステップと 、 (b)選択された第1遠隔装置に再調整信号を送信するステップと、 (c)選択された被同期化非通信期間の間において、上流方向通信を容易にする ために備えられた前記複数のサブチャネルを通じて前記選択された第1遠隔装置 から前記中央装置へ調整信号を伝送し、前記選択された第1遠隔装置は、再調整 信号の受信に応じて調整信号だけを伝送するステップと (d)前記選択された調整時間中に伝送された前記調整信号を前記中央装置にお いて監視し、上流方向通信を容易にするために備えられた前記複数のサブチャネ ルのチャネル容量を示す第1チャネル特性セットを決定するステップと、 (e)個々の遠隔装置と前記中央装置との間の前記複数の離散サブチャネルのチ ャネル容量を示す情報を含むチャネル特性マトリクス内に前記第1チャネル特性 セットをセーブし、それによって、前記中央装置は、上流方向通信のためにどの サブチャネルを前記個々の第1遠隔装置に割り当てるかを決定する際に前記チャ ネル特性マトリクスを使用いうるステップと、 (f)前記送信、伝送、監視、及びセーブするステップを、追加される遠隔装置 に関して繰り返し、異なる遠隔装置は異なる非通信時間の間にそれぞれの調整信 号を伝送するステップとを備える、方法。 29.請求項28に記載された方法であって、さらに、即時更新を要求している 遠隔装置が存在するか否かを決定し、そのような遠隔装置が存在している場合に は、前記要求している遠隔装置に対して次期の再調整信号を送信するステップを 備える、方法。 30.複数の遠隔装置と中央装置との間の上流方向通信を容易にするために備え られた多くの離散サブチャネルを有するフレーム式離散多重搬送波伝送方式を使 用して前記中央装置と前記複数の遠隔装置との間の通信を容易にする双方向デー タ伝送システムにおける、遠隔装置の伝送要求を中央装置に通知する方法であっ て、 上流方向通信を容易にするために備えられた前記複数の離散サブチャネル上に 定期的に被同期化非通信時間を供給し、特定の非通信時間の間にデータ要求情報 を伝送することが許可されない遠隔装置は、前記特定の非通信時間の間は通信し ないステップと、 非通信時間間隔以外の時間に、選択された第1遠隔装置から前記中央装置へデ ータ伝送要求信号を伝送するステップと、 前記選択された第1遠隔装置に対して第1非通信時間を割り当てる許可信号を 前記選択された第1遠隔装置に伝送するステップと、 前記第1非通信時間の間に、前記複数の離散サブチャネルを通じて前記選択さ れた第1遠隔装置から前記中央装置へデータ要求情報を伝送するステップと、 前記第1遠隔装置と前記中央装置との間の上流方向通信を容易にするために、 前記データ要求情報に応じて1以上のサブチャネルを前記選択された第1遠隔装 置に対して割り当てるステップとを備える、方法。 31.請求項30に記載された方法において、前記データ要求信号は、データ速 度要求信号であり、前記中央装置は、前記データ要求情報中において指定されて いる要求データ速度において前記選択された第1遠隔装置が伝送することができ るように、十分なサブチャネルを前記選択された第1遠隔装置に対して割り当て る、方法。 32.請求項31に記載された方法において、前記中央装置は、前記選択された 第1遠隔装置が変更を欲していることを示すまで、前記選択された第1遠隔装置 に対して十分なサブチャネルを割り当てる、方法。 33.請求項30から請求項32のいずれか1の請求項に記載された方法におい て、前記データ伝送要求信号は、データパケット要求信号であり、前記中央装置 は、前記データ要求情報中において指定された情報量を伝送するために十分な時 間量の間、前記1以上のサブチャネルを前記選択された第1遠隔装置に対して割 り当てる、方法。 34.請求項30から請求項32のいずれか1の請求項に記載された方法におい て、被定義データパケット情報が前記データ要求情報に含まれており、前記方法 はさらに、前記被定義データ要求情報が伝送された後に、被定義データパケット 要求信号を前記選択された第1遠隔装置から前記中央装置へ伝送するステップを 備え、前記中央装置は、前記被定義データパケット要求に直接応答して1以上の サブチャネルを前記選択された第1遠隔装置に対して割り当てる、方法。 35.請求項30から請求項34のいずれか1の請求項に記載された方法におい て、前記第1遠隔装置は、前記データ要求信号を伝送する前に通信を監視し、使 用されていない1以上のサブチャネルだけを通じて前記データ要求信号を伝送す る、方法。 36.請求湖30に記載された方法において、前記データ伝送要求信号の第1の 値はデータ速度要求を示し、前記データ伝送要求信号の第2の値はデータパケッ ト要求を示し、前記データ伝送要求信号の第3の値は被定義データパケット要求 を示す、方法。 37.請求項36に記載された方法において、前記データ伝送要求信号は、2ビ ット信号である、方法。 38.請求項30に記載された方法において、前記データ伝送要求信号の第1の 値は非通信期間の割り当てに関する要求を示し、前記データ伝送要求信号の第2 の値は被定義データパケット要求を示す、方法。 39.請求項30から請求項38のいずれかに記載された方法において、前記離 散多重搬送波伝送は、各々が複数のシンボルを有する複数のフレームに分割され ており、各遠隔装置には、データ要求シンボルを伝送し得る期間である関連シン ボルが割り当てられ、前記中央装置は、前記データ伝送要求信号が受信される期 間であるシンボルに少なくとも部分的に基づいてデータ伝送要求信号を伝送して いるる特定の遠隔装置の識別を決定する、方法。 40.複数の遠隔装置と中央装置との間の上流方向通信を容易にするために備え られた多くの離散サブチャネルを有するフレーム式離散多重搬送波伝送方式を使 用して前記中央装置と前記複数の遠隔装置との間の通信を容易にする双方向デー タ伝送システムにおける、遠隔装置の伝送要求を前記中央装置に通知する方法で あって、 前記遠隔装置のいずれにおいても使用されていない1以上のサブチャネルを通 じて、選択された第1遠隔装置に関連付けられたデータフレーム内の特定のシン ボルの間に前記選択された第1遠隔装置から前記中央装置へデータ伝送要求信号 を伝送するステップと、 使用されていない複数の前記離散サブチャネルを通じて前記データ伝送要求信 号と同時にデータ要求情報を前記選択された第1遠隔装置から前記中央装置へ伝 送するステップと、 前記第1遠隔装置と前記中央装置間の上流方向通信を容易にするために、前記 データ要求情報に応じて1以上のサブチャネルを前記選択された第1遠隔装置に 対して割り当てるステップと、を備える方法。 41.複数の遠隔装置と中央装置との間の上流方向通信を容易にするために備え られた多くの離散サブチャネルを有するフレーム式離散多重搬送波伝送方式を使 用して前記中央装置と前記複数の遠隔装置との間の通信を容易にする双方向デー タ伝送システムにおける、遠隔装置の伝送要求を中央装置に通知する方法であっ て、 特定のデータ速度が要求されているのか、または、指定量の情報が伝送される ことが望まれているのか、を示すデータ伝送要求を、選択された第1遠隔装置か ら前記中央装置へ伝送するステップと、 前記第1遠隔装置と前記中央装置間の上流方向通信を容易にするために、前記 データ要求情報に応じて、1以上のサブチャネルを前記選択された第1遠隔装置 に対して割り当て、この際、特定のデータ速度が要求されている場合には、前記 中央装置は、前記選択された第1遠隔装置が前記要求されたデータ速度で伝送す ることができるように十分なサブチャネルを前記選択された第1遠隔装置に対し て割り当て、また、指定量の情報が伝送されることが望まれている場合には、前 記中央装置は、前記指定量の情報を伝送するために十分な時間の間、1以上のサ ブチャネルを前記選択された第1遠隔装置に割り当てステップと、備える方法。 42.複数の遠隔装置と中央装置との間の上流方向通信を容易にするために備え られた多くの離散サブチャネルを有するフレーム式離散多重搬送波伝送方式を使 用して前記中央装置と前記複数の遠隔装置との間の通信を容易にする双方向デー タ伝送システムにおける、遠隔装置の伝送要求を中央装置に通知する方法であっ て、 高速アクセス伝送モードを使用して、選択された第1遠隔装置から前記中央装 置へ通信アクセス要求を伝送し、ここで、前記通信アクセス要求は、前記選択さ れた第1遠隔装置を識別する一義的遠隔装置識別子を含み、また、前記中央装置 においてデコードするために等化を必要としない変調方式を使用して1以上の不 使用サブチャネル上で前記選択された第1遠隔装置から伝送される、ステップと 、 前記選択された第1遠隔装置と前記中央装置との間の上流方向通信を容易にす るために、前記通信アクセス要求に応じて1以上のサブチャネルを前記選択され た遠隔装置に割り当てるステップと、を備える方法。 43.請求項42に記載された方法において、 前記通信アクセス要求はさらに、データ伝送要求信号を備え、 前記データ伝送要求は、被定義データパケット要求信号であり、ここで、前記 中央装置は、前記選択された第1遠隔装置が前記選択された第1遠隔装置に関連 する格納された被定義データパケット伝送要求に適合するデータパケットを伝送 することができるように十分なサブチャネルを前記選択された第1遠隔装置に対 して割り当て、前記格納された被定義データパケット伝送要求は、前記被定義デ ータパケット要求信号の受信前に前記中央装置に知られている、方法。 44.請求項42又は請求項43に記載された方法であって、さらに、 前記中央装置からの指令に応じて遠隔装置が前記高速アクセス伝送モードを使 用して伝送することを禁止し、ここで、前記中央装置からの前記指令は、前記シ ステムの使用量が所定の閾値を超えたときに生成される、ステップと、 前記中央装置からの前記指令に応じて遠隔装置が被ポール伝送モードを使用し て伝送することを許可するステップと、を備える方法。 45.複数の遠隔装置と中央装置との間の上流方向通信を容易にするために備え られた多くの離散サブチャネルを有するシンボル式離散多重搬送波伝送方式を使 用して前記中央装置と前記複数の遠隔装置との間の通信を容易にする双方向デー タ伝送システムにおける、選択された遠隔装置から前記中央装置へデータを伝送 するための装置であって、 前記データを受信するとともに、前記データを並列データに変換するための直 並列変換器と、 前記直並列変換器に連結され、制御信号に応じて第1と第2の変調方式の一方 に従って前記並列データをエンコードするためのエンコーダであって、前記第1 変調方式は被ポール伝送モード中に実行され、デコードのために前記選択された 遠隔装置を識別する事前知識を有する受信装置を前記中央装置において必要とし 、前記第2変調方式は高速アクセス伝送モード中に実行され、デコードのために 前記選択された遠隔装置を識別する事前知識を有する受信装置を前記中央装置に おいて必要としない、エンコーダと、 前記エンコーダに接続されて、前記エンコーダからの被エンコードデータを変 調するためのIFFT変調装置と、 前記IFFT変調装置に接続され、前記中央装置への伝送のために前記IFF T変調装置からの被変調データを直列形式に変換するための並直列変換器と、を 備える装置。 46.請求項45に記載された装置において、前記第1変調方式はQAMであり 、前記第2変調方式はDQPSKである。 47.請求項45又は請求項46に記載された装置において、前記被ポール伝送 モードはシステム使用量が所定の使用量閾値を超えたときに実行され、前記高速 アクセス伝送モードはシステム使用量が前記所定の使用量閾値以下のときに実行 される、装置。 48.請求項47に記載された装置において、 前記選択された遠隔装置は、前記被ポール伝送モードが実行されているときは 、アクセス要求のために前記選択された遠隔装置に対して特に割り当てられた期 間である特定のシンボル期間中だけ、割り当てのされていないサブチャネル上で デ ータを伝送し、 前記選択された遠隔装置は、前記高速アクセス伝送モードが実行されていると きは、前記特定シンボル期間がアクセス要求のために前記選択された遠隔装置に 対して割り当てられた期間であるか否かに拘らず、いずれのシンボル期間におい ても、割り当てのされていないサブチャネルを通じてデータを伝送する、装置。 49.複数の遠隔装置と中央装置との間の上流方向通信を容易にするために備え られた多くの離散サブチャネルを有するシンボル式離散多重搬送波伝送方式を使 用して前記中央装置と前記複数の遠隔装置との間の通信を容易にする双方向デー タ伝送システムにおける、選択された遠隔装置から前記中央装置へ伝送されたデ ータを受信するための装置であって、 前記データを受信し、正方向誤り訂正されたデータを並列データに変換するた めの直並列変換器と、 前記直並列変換器に接続され、前記直並列変換器からの並列データを復調する ためのFFT復調装置と、 前記FFT復調装置に接続され、制御信号に応じて第1と第2の変調方式の一 方に従って前記FFT復調装置からの被復調データをデコードするためのデコー ダであって、前記第1変調方式は被ポール伝送モード中に実行されるとともにデ コードのために前記選択された遠隔装置を識別する事前知識を必要とし、前記第 2変調方式は高速アクセス伝送モード中に実行されるとともにデコードのために 前記選択された遠隔装置を識別する事前知識を必要としない、デコーダと、 前記デコーダに接続され、前記デコーダからの被デコードデータを直列形式に 変換するための並直列変換器と、を備える装置。 50.請求項1から請求項5及び請求項11から請求項44のいずれか1の請求 項に記載された方法において、前記双方向データ伝送システムは、撚り線対電話 回線を通じた信号伝送を含む非対称ディジタル加入者回線システムであり、前記 変調装置は、各々が約4.3125kHz幅の帯域幅を有するサブチャネルに対 応するサブ搬送波上に記被エンコードディジタル情報を変調する、方法。 51.請求項1から請求項5及び請求項11から請求項44のいずれか1の請求 項に記載された方法において、前記双方向データ伝送システムは、同軸ケーブル を通じた信号伝送を含むケーブルシステムである。 52.請求項1から請求項5及び請求項11から請求項44のいずれか1の請求 項に記載された方法において、前記双方向データ伝送システムは、無線信号伝送 を含むディジタルセルラテレビシステムである。 53.複数の遠隔装置と中央装置との間の上流方向通信、及び前記中央装置と前 記複数の遠隔装置との間の下流方向通信を容易にするために備えられた多くの離 散サブチャネルを有するフレーム式離散多重搬送波伝送方式を使用して前記中央 装置と前記複数の遠隔装置間の通信を容易にする双方向データ伝送システムにお けるデータ伝送方法であって、 a)離散多重音調変調方式を使用して、下流方向データの1以上のフレームを前 記中央装置から1以上の前記遠隔装置に伝送し、ここで、前記下流方向データの 伝送中は、上流方向データの伝送は許可されないステップと、 b)離散多重音調変調方式を使用して、上流方向データの1以上のフレームを1 以上の前記遠隔装置からの前記中央装置に伝送し、ここで、前記上流方向データ の伝送中は、下流方向データの伝送は許可されないステップと、 c)ステップa)及びb)を連続して繰り返すステップと、を備える方法。 54.請求項53に記載された方法であって、さらに、前記下流方向フレーム及 び前記上流方向フレームの少なくとも1フレームを伝送した後に、沈静期間を与 えるステップを備え、前記沈静期間中はいずれの方向にも伝送が行なわれない、 方法。 55.請求項53又は請求項54に記載された方法において、許容データ伝送速 度は、10ミリオンビット/秒以上である。
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