JPH10504765A - 精密に制御可能なフレキシブルなアクチュエータ - Google Patents

精密に制御可能なフレキシブルなアクチュエータ

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JPH10504765A
JPH10504765A JP8505351A JP50535196A JPH10504765A JP H10504765 A JPH10504765 A JP H10504765A JP 8505351 A JP8505351 A JP 8505351A JP 50535196 A JP50535196 A JP 50535196A JP H10504765 A JPH10504765 A JP H10504765A
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actuator
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Abstract

(57)【要約】 本発明によればコイルばね形のアクチュエータが提供される。その際、このコイルばねはS字型の横断面プロフィルを有しており、下方のエッジと、隣り合うばね巻回体の上方のエッジとが重なり合うように構成されている。このばねに設けられている複数のアイに沿って案内される引張ケーブルによってばねを湾曲させたり縮めたりすることができ、有利には、重なり合ったエッジの周囲にループ状に案内されるさらに別の引張ケーブルにより、ばねを再び伸張させることができる。これに加えて、重なり合った領域に調整部材の形でブロック手段が設けられており、これによって隣り合うばね巻回体を所期のようにブロックすることができる。本発明によるアクチュエータによれば、ブロック手段と共働させて引張および押圧力を巧みに用いることで、任意の形状を与えることができる。適用分野として、オフィス環境や家庭環境で使用するためのサービスロボットあるいは低コストの製造ロボットが挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】 精密に制御可能なフレキシブルなアクチュエータ 複雑な操作でも機械により実行させようとすることが多くなってきている。た いていの事例では、近づくことのできないような場所あるいは人間にとって危険 な場所も、アクチュエータによって到達できるよう構成されていなければならな い。この種のアクチュエータの実例は、工業における製造で使用されるロボット アームや、たとえばグリッパのために用いられるマイクロアクチュエータである 。 工業で使用されるアクチュエータはいっそう複雑な装置であり、これは数多く のセンサ機構を装備しており、その運動メカニズムのためには煩雑な調整やコン トロールが必要とされる。いわゆるハイテク分野以外の領域での機械化が進むに つれて、コストをかけずに製造することができかつ簡単にコントロール可能なア クチュエータを利用できるようにすることが望ましいように思われる。このよう なローコストの装置を将来的に投入しようとする分野としては、たとえばオフィ スや家事の分野でのサービスロボットにおいて使用できるものと考えられる。 アクチュエータは多数、知られている。アメリカ合衆国特許第3266059 号によれば、バイアスされ たフレキシブルなアームが公知である。このアームを形成するために、U字型の 横断面プロフィルをもつ金属ストライプが螺旋状にねじられる。このようにして 構成されたそれぞれ2つのストライプによって、1つのアームが形成される。そ の際、このアームは、螺旋状にねじられた両方の金属ストライプのU字型のプロ フィルが互いに交差されるように構成されている。つまり1つのアームを構成す るためには、一方のU字型プロフィルがアームの長手方向軸に関して外側を指し 、他方のU字型プロフィルがアームの長手方向軸に関して内側を指すようにした それぞれ1つの金属ストライプが必要である。この場合、金属ストライプをコイ ルばねによってバイアスすることができる。アームを延ばしたり縮めたりするた めに、適切に案内された引張ケーブルが用いられる。 本発明の課題は、次のようなフレキシブルなアクチュエータを提供することに ある。すなわち、殊に伸張方向において著しく大きな弾性の変形能力を有し、利 用可能な力をそのいかなる運動方向においても設定可能であり、しかも任意の大 きさの固定セグメントと可動セグメントに自由に分けることができるよう構成す ることにある。 本発明によればこの課題は、請求項1の特徴部分に記載の構成により解決され る。 従属請求項には、本発明の有利な実施形態が示され ている。 本発明によるアクチュエータの格別な利点は、このアクチュエータが広い範囲 で長手方向に弾性的なコイルばねにより構成されることである。このことにより 著しく簡単に、アクチュエータの第1の端部に取り付けられるエフェクタのため に動きの大きなあそびが得られる。本発明によるアクチュエータがさらに有する 利点とは、制御ないし調整をそれほど精確に実行しなくてもよいことであり、あ るいは高精度なセンサ機構を省略できることである。その理由は、たとえば第1 の端部に取り付けられるエフェクタが衝突したとき、アクチュエータの弾性的な 変形特性によって、対象物を損傷させないよう構成されているからである。巻回 体プロフィル形状の特別な形態によれば、抑え手段を設け場合によりそれを作動 させることと共働して、引張ケーブルによりばね定数とは無関係な力をもたらす ことができるようになる。 殊に有利には、本発明によるアクチュエータに対し任意の形状を与えることが できる。共働するある1つの種類の引張ケーブルによりアクチュエータを縮める ことができるし、別の種類の引張ケーブルによってアクチュエータを伸ばすこと ができる。別個に制御可能でありコイルばねにおける隣り合う巻回体を互いにブ ロック可能な抑え手段と共働して、アクチュエータの任意の湾曲した形状でも伸 張した形状でも実現できる 。なぜならばこのアクチュエータを、任意の長さにわたり硬直させたり柔軟にさ せたりできるからである。 隣り合うコイルばね巻回体は互いに著しく狭い間隔を有しているので、本発明 によるアクチュエータにおいて次のような調整手段を設けるのが有用である。す なわち、平行ゾーンにおいて2つの隣り合うばね巻回体を互いにブロックするブ ロック手段を動かすためにこの調整手段が作動されると、その長さが変化するか または位置が変化するよう、この調整手段を構成するのが有用である。 好適なコンパクト構造を実現する目的で有意義であるのは、コイルばね伸張用 の引張ケーブルと、コイルばね圧縮用の引張ケーブルとを、互いに平行に案内す ることである。 殊に好適であるのは、たとえば圧電式、液圧式、熱的、空気圧式、静電的なら びに磁気的な構成のように、低コストであり簡単に制御可能な調整部材を組み込 むことである。 さらに好適には本発明によるアクチュエータには、2つの隣り合うばね巻回体 を摩擦により互いにブロックするブロック手段が設けられており、これによりア クチュエータのための製造コストが低減する。 抑え手段としてロッドを設け、このロッドが隣り合うばね巻回体における孔と 係合するよう構成するのが、殊に好適である。それというのは、これは技術的に 簡単に実現できる抑え手段だからであり、低コストで製造できるからである。 有利には本発明によるアクチュエータの場合、平行ゾーン内において各引張ケ ーブルに1つの抑え手段が設けられている。このことにより、アクチュエータを 湾曲した形状においてもブロックできるようになり、その際、抑えによって著し く高い安定性が達成される。 本発明によれば、導電性の引張ケーブルとばねを用いるのが有利である。なぜ ならば、そのようにすることで調整部材に簡単に電流を給電できるからである。 有利には本発明によるアクチュエータは、3つの端子をもつ調整部材を有して おり、この場合、第1の端子から第2の端子へ接続が形成され、調整部材がスイ ッチングされると、第2の端子が第3の端子と接続される。有利にはこのことに より、信号をこのようにシリアルにスイッチングしていけば、3つの信号ライン だけで任意に多くの調整部材を制御できるようになる。 電流回路遮断用のスイッチを個々の端子に好適に取り付けることで、引張ケー ブルを介して引張および押圧力を巧みに適用し、必要に応じて個々の抑え部材を 作動させたりリリースしたりすることで、任意の形状になるようアクチュエータ を外部から制御できる。 次に、図面を参照しながら本発明について詳細に説 明する。 図1は、略示されたアクチュエータを3つの異なる動作状態で示す図である。 図2は、アクチュエータに対する運動制御の基本原理を示す図である。 図3は、本発明によるアクチュエータの一部分とそれに属する切断面を示す図 である。 図4は、調整部材を備えた本発明によるアクチュエータの実例を示す断面図で ある。 図5は、種々の調整部材の実例を示す図である。 図6は、3つの端子を備えた調整部材の動作を説明する図である。 図7は、7つの調整部材の制御に関する実例を示す図である。 図1に示されているように、コイルばねSの圧縮によりアクチュエータを動か すために設けられた本発明によるアクチュエータの部分は、弾性のコイルばねS により構成されており、これはたとえば弾性のプラスチック材料またはスチール により形成することができる。機械的な関係およびそれに伴う動作原理を理解し やすくする目的で、まずはじめに本発明によるアクチュエータのこの部分につい て詳細に説明する。 このコイルばねSに沿って、引張ケーブルZ1〜Z3のためのガイドアイOE が均等に配分されて取り付けられている。さらに図1に示されているように、各 引張ケーブルはアクチュエータに沿ってほぼ軸線に平行に延在している。これら の引張ケーブルZ1〜Z3は、コイルばねSの端部E1に取り付けられている。 さらにそれらの引張ケーブルは、各アイOEを通って案内されており、コイルば ねSの端部E2から自由に動くように出ている。図1にはさらに、本発明による アクチュエータのそれぞれ異なる3つの運動状態が示されている。 図1aには、引張ケーブルZ1を引張する様子が示されている。端部E2が固 定されているものとすればこの引張によって、引張ケーブルZ1の案内されてい る各アイが互いに近づくように押し付け合わせられるようになる。このことで本 発明によるアクチュエータは、引張ケーブルZ1の方向に曲げられる。これと同 時に、自由に運動する引張ケーブルZ2およびZ3はアクチュエータの中へと引 き込まれる。 図1bには、引張ケーブルZ2に関する同様の実例が示されている。引張ケー ブルZ2を引張することで端部E1が図面を見ている者の方向へと動かされ、こ れに応じて本発明によるアクチュエータが曲げられる。この場合、引張ケーブル Z1とZ3は相応のガイドアイを通ってアクチュエータの中へと引き込まれる。 図1cには、本発明によるアクチュエータを縮める様子が示されている。この ような圧縮は、3つの引張ケーブルZ1〜Z3を同時に引張することによって達 成される。端部E2が固定されていればこの引張によって、コイルばねSがその 長手方向に沿って短くなる。このため、端部E1に取り付けられているエフェク タはコイルばねSの長手方向に沿って動かされる。本発明によるアクチュエータ のこのような構成によって、コイルばねSの長さに対応する半径をもつ球体内の ほぼいかなる点においても、エフェクタを操れるようになる。 図2aおよび図2bには、この種のアクチュエータが運動したときの基本的な 動作を示す目的で、本発明によるアクチュエータの2つの断面が示されている。 この断面図は、アクチュエータにおけるばねの長手方向軸を含み、コイルばねの すべての巻回体がこの軸で1度交差するような断面を選ぶことによって得られた ものである。この部分図には、交差した個々の巻回体が示されている。他に何の 記載もなければ、図2ならびに以下の図面ではこの表示方式を用いるものとする 。この部分図から本発明によるアクチュエータのためのコイルばねを得るために は、ばねの長手方向軸を中心に回転させ、その際、ばねの長手方向軸に沿って並 進運動をさせる必要がある。 詳細には図2には、1つのアクチュエータにおける隣り合う2つの巻回体W1 およW2が示されている。さらに、その上方の湾曲して突出したエッジR1とそ の下方の湾曲して突出したエッジR2とが示されてい る。この場合、プロフィルW2はその下方の湾曲して突出したエッジR2で支持 体Aに固定されている。アクチュエータを動かすために、本発明によるアクチュ エータの端部E1に引張ケーブルZ1およびD1が取り付けられている。図2a には、このアクチュエータが縮められた状態にありコイルばねが圧縮されている 状態で、本発明によるアクチュエータの一部分の断面が示されている。このこと はたとえば、引張ケーブルZ1がアクチュエータから引き出されている様子から わかる。 そのほかに図2aには、アクチュエータに引き込まれている引張ケーブルD1 も示されている。さらにこの図には、この引張ケーブルD1によりアクチュエー タの巻回体W2の上方のエッジR1とアクチュエータの巻回体W1の下方のエッ ジR2を取り囲んでいる様子も示されている。これによりこの引張ケーブルは、 それら両方のエッジの周囲でループを成している。 図2bには、今度はアクチュエータが伸張状態で、本発明によるアクチュエー タにおける巻回体の断面が示されている。このことはたとえば、引張ケーブルZ 1がこの場合には完全にアクチュエータの中に引き込まれていることからもわか るし、引張ケーブルD1がアクチュエータから引き出されていることからもわか る。つまり図2bのアクチュエータは、図2aのアクチュエータにおいて引張ケ ーブルD1を引張した結果 として生じたものである。そしてこの場合、以下のことが行われる: 本発明によるアクチュエータの巻回体W2は、固定的に支持されている。引張 ケーブルD1は、本発明によるアクチュエータの巻回体W1の端部E1に取り付 けられている。ここで引張ケーブルD1を引張すると、巻回体W1の下方のエッ ジR2と巻回体W2の上方のエッジの周囲で引張ケーブルD1により形成された ループが、この引張によって小さくなる。そしてこの結果、本発明によるアクチ ュエータの巻回体W2の上方のエッジR1と、本発明によるアクチュエータの巻 回体W1の下方のエッジR2が互いの方へ向かって移動する。したがって本発明 によれば、たとえばここで断面図に示したようなプロフィルから成るコイルばね を、本発明により設けられている引張ケーブルD1の引張により伸張させること ができるようになる。この伸張プロセスは、たとえば外側からアクチュエータに 対して作用する力に反しても行わせることができる。 図2を見る際には、ここでは単に基本的な描き方しかしていない点に留意され たい。実践で設計される本発明のアクチュエータであれば、この種の引張ケーブ ルZ1およびD1の複数が対になって共働し、それらがたとえば本発明によるア クチュエータの周囲にわたり均等に配分されることになる。このことで、いかな る所望の動きも実現させることができる。しかしなが ら本発明によるアクチュエータは、次のような格別な利点も有している。すなわ ち、引張ケーブルD1によって長手方向においても、このような形式で構成され た本発明のアクチュエータにより、たとえばこの種のアクチュエータのばね定数 に依存しない押圧力を加えることもできるのである。 図1のものとは異なり、コイルばねSのばね定数に依存することなくアクティ ブな伸張を可能にする本発明によるアクチュエータの第2の構成部分によって、 アクチュエータの運動性能が改善され、このことでその使用分野数が著しく多く なる。本発明によるこのようなアクチュエータはきわめて簡単に製造することが でき、その構造に関して複雑ではない。そしてこれによって新たな使用分野が開 拓される。たとえばここで想定できるのは、このアクチュエータを自律的な吸引 形の掃除ロボットまたは一般に清掃ロボット、あるいはたとえば塗装ロボットに 組み込めることである。別の利点は、これを低コストで製造できることや、 −意図せずに障害物と接触してもそれを損傷しないし自体も損傷されない点、 −狭い作業スペースにおいて障害物の輪郭ないし開放された通路に整合させるこ とができる点、 でしなやかである。 本発明によるアクチュエータの設計にあたり、もちろん4つ以上の引張ケーブ ルを用いることもできる。 また、複数の本発明によるアクチュエータを並置すれば運動自由度の数が高まる 点を留意するのも重要である。 図3には、本発明によるアクチュエータの部分図が示されている。この図には コイルばねSの一部分が示されている。さらにこのコイルばねのプロフィルPも 示されており、これはラインABに沿って切断しこの切断面へ向かう方向で見た ものである。このコイルばねSの側方には、本発明により設けられた引張ケーブ ルDのためのガイドスロットが設けられている。これには参照符号SLが付され ている。このような切断により得られたプロフイルPは、ここではきわめてはっ きりと示されている湾曲して突出したエッジR1およびR2を有している。この 種のプロフィルは、たとえば著しく薄いばね鋼により形成することができ、本発 明によるアクチュエータの形態では螺旋形に巻回できる。 これも単に実例であるにすぎず、本発明によるアクチュエータのために他のプ ロフィル形状を採用することもできる。この種のアクチュエータに対しては単に 機械的な要求が十分であればよく、この場合、以下のことがプロフィル形状によ り保証されていればよい。すなわち、コイルばねにおいて互いに隣り合う2つの 巻回体が、湾曲して突出したそれらのエッジにおいて互いにずらし合えるように し、相互間で平行なゾーン が形成されるようにし、その平行なゾーンに対し、隣り合う各巻回体の互いに相 関的なずれを阻止するため抑え部材が取り付けられるようにする。しかしこの場 合、そのような抑え部材によって引張ケーブルの運動性能が制約されてしまわな いよう、殊に留意しなければならない。 図4には、図2および図3で略示したような本発明によるアクチュエータが示 されている。参照符号には同様のものが用いられる。しかしこの場合、本発明に よるアクチュエータは付加的に調整部材SGを有しており、この調整部材はこの 事例ではロッドSBを有し、これはSの孔Lと係合する。 ここで図4aにおいて、実例として本発明によるアクチュエータの横断面プロ フィルが示されている。この図には、コイルばねSの巻回体の下方の部分に孔L の設けられている様子がはっきりと示されている。図4bには図2の場合と同じ ようにして、コイルばねが2つの巻回体W1,W2の形で示されている。この場 合、コイルばねの下方の部分がその端部で支持体Aに取り付けられている様子が 示されている。W2は、W1の下端R2と重なり合った上端R1を有している。 平行なゾーンPZに調整部材SGが取り付けられており、これは巻回体W1の孔 Lと係合可能なロッドSBを有している。この場合、巻回体W1には複数の孔L が設けられている。 ここではコイルばねの下方の部分が示されているので、W2はその種の孔を有 していない。しかしこのことは、本発明によるアクチュエータの実施形態を限定 するものではない。基本的に、技術的に有用であり実施技術的に望ましいいかな るところにも、調整部材は取り付けられるものであり、平行なゾーンにおいて隣 り合うばね巻回体に相応の抑え部材ないし阻止部材を設けることができる。ここ に示されている調整部材SGは2つのラインL1およびL2を介してコントロー ラStと接続されている。このコントローラによって調整部材を制御することが でき、これはロッドSBを延ばして隣り合う巻回体W1の孔Lへ係合させること により作用する。これによりたとえばコイルばねが引張ケーブルZ1に沿って抑 止され、この場合には巻回体W1とW2の領域で抑止される。しかしこのことは 、別の引張ケーブルに沿って行えるし、コイルばねにおける別の隣り合う巻回体 においても、コントローラStにより別個に調整をはかって行える。 場合によりブロックしたりレリースしたりすることのできる個々の調整部材の 制御と共働し、個々の引張ケーブルを介して引張や場合により押圧力をコントロ ールすることによって、アクチュエータのいかなる所望の形状でも実現できる。 図5には、本発明による調整部材SGに関する3つの実施例が示されている。 図5aには磁気的な調整部 材が示されている。この場合、コイルSPが設けられており、さらに復帰ばねF を備えたロッドSBが設けられている。ラインL1,L2を介して調整部材を操 作することで、つまりコイルを磁化することで、ロッドSBは隣り合うばね巻回 体に設けられている孔L内へと導かれる。なお、これらすべての調整部材に関し て、調整部材はばね巻回体に取り付けられており孔は隣り合うばね巻回体に設け られている点に留意されたい。 図5bには圧電式の調整部材が示されている。このため圧電セラミックスPK が設けられており、これはラインL1,L2を介してコントローラにより作動さ せることができる。レバーアームを介して長さを変えることで、ロッドSBはコ イルばねの別の巻回体内の孔Lへ導かれる。復帰ばねFにより、圧電セラミック スの作動終了後にロッドSBは再び孔から出て引き戻され、このことでばね巻回 体は再びレリースされる。 図5cには、バイメタルBMの形態の調整部材が示されている。この場合、ラ インL1,L2を介してバイメタルに電流が供給され、それに続いてこのバイメ タルは撓み、その結果、ロッドSBは隣り合うばね巻回体における孔Lへ導かれ 、そのことで両方のばね巻回体を互いにブロックする。ロッドを孔(これにロッ ドSBが係合する)と共働させて用いることによって、著しくわずかな製造コス トであっても高度な安定性 を実現できる。 図6には、調整部材における3つの端子の相互作用が示されている。図6aに は、バイメタルBMにより作動する調整部材SGが示されている。この場合、3 つの端子A1〜A3が設けられている。調整部材を制御するために、ラインL2 とL1の間に電圧が印加され、スイッチSIとS1が閉じられる。バイメタルに 電流が流れることでこれは加熱し、そして撓む。これに続いて、図6bに示され ているような状態となる。バイメタルが撓んだ後、これは自己保持状態へ移行す る。なぜならばこの場合、電流はラインL2および端子A2におけるスイッチS 1を介して、ラインL3と接続された端子A3へと流れているからである。たと えば、図6aの調整部材は隣り合うばね巻回体をブロックし、図6bは開放され た状態を示すものである。 図6cには、2つのラインと複数のスイッチを用いるだけで複数の調整部材S G1〜SG3を直列に接続できる様子が示されている。たとえば本発明によるこ の実施形態の場合、各調整部材は1つの回路ロジックにより拡張されており、こ のことですべての阻止部材をアクチュエータ上で1つのチェーン内に配置させる ことができ、このチェーンによって直列に応答させることができる。バイメタル の代わりに、既述のようないかなる調整部材でも用いることができる。図6cに 示されている構成によれば、各引張ケーブルに沿った コイルばねのそれぞれ2つの巻回体間の間隔を任意に調整することができる。こ の場合、図6cには初期位置ないしホームポジションが示されており、この状態 ではたとえばすべてのブロック手段が閉じられている。チェーンの直列接続体を 始動させるため、まずはじめにスイッチSIとS1が閉じられる。これにより最 初の部材がスイッチングされ、つまり対応するブロック手段が開放され、同時に チェーン内における次の部材の直列入力側が接続される(ここではこの入力側は たとえばアースと接続されている)。このとき第1の部材SG1は自己保持位置 におかれ、つまりこれはスイッチS1が閉じられている間、アクティブ状態を保 っている。この段階ではたとえば、第1の引張ケーブルに沿ったばねにおける2 つの最初の巻回体の距離が所望の値になるよう、引張ケーブルを介して調整され る。これに続いてたとえばスイッチS1を再び開くことができ、これは新たなパ ルスがチェーンを介して送られてはじめて閉じられることになる。ここでたとえ ば、スイッチS2を介して第2の部材(一般的にいえばチェーンにおいてそのつ ど次に位置する部材)も作動させることができる。これがなされたときに第1の 部材を作動終了させることができ、つまりこの場合、スイッチS1を開くことが できる。このことでブロック手段は再び閉じられ、第1の巻回体はたとえば第1 の引張ケーブルだけに沿ってその目標値に保持される 。 この実施形態において、ある1つの調整部材SGを、たとえばその直列入力側 にパルスが加わったとき(ここではたとえばその入力側がアースと接続されたと き)にのみ、作動させることができる。このため有利なことに、各調整部材SG ごとに固有のラインを引く必要がなくなる。この場合、3本のラインだけで十分 であり、それらは各セグメントに対し3つのグループに並列に接続可能である。 このことについて図7を参照しながら詳細に説明する。 図7には、4つのスイッチSI,S1,S2,S3に基づき4つのコントロー ルラインLI,L1,L2,L3を用いることで、複数の調整部材SG1〜SG 7を制御するための実例が示されている。この場合、各調整部材SGには3つの 端子A1〜A3が設けられている。アクティブ状態つまり調整部材をブロックし ている状態には、ハッチングが施されている。この場合、たとえば基本原理の有 利な実現が可能である。つまり、リード線としてたとえば引張ケーブルを利用す ることができ、アースとしてばね自体を利用できる。このようにした場合に付加 的なコストとして残るのは、たとえば組み合わせられた本来の調整部材およびス イッチング部材のほかには、コイルばねの各巻回体に沿って部材から部材へと導 かれる1本のラインのみである。 図7aには、この種の調整部材SG1が作動状態で示されている。図7bには この種の調整部材SG2がレリース状態で示されており、つまりこの場合、隣り 合うばね巻回体がそれによってもブロックされていない。図7cの場合、最初の 調整部材SG1がブロック状態にある。この状態は、スイッチSIとS1を用い て電流回路を閉成することにより達成される。スイッチSIが開かれた後、調整 部材SG1における電流はスイッチS1を介してアースへ流れ、さらに調整部材 SG2へと流れ、この調整部材はスイッチS2により作動される。この状態は図 7dに示されている。図7eでは、スイッチSIを開くことで調整部材SG1が レリースされる。その際、調整部材SG2は、スイッチS2がまだ閉じられてい るため自己保持状態を維持する。図7fでは、スイッチS3によって調整部材S G3が作動される。なお、図7cにおける参照符号はそれ以下の部分図について も同様にあてはまり、したがってそれぞれ互いに上下に位置している各調整部材 について、同じ参照符号が用いられるものとする。調整部材およびそれに対応す る配線に関するこのような有利な実施形態により、低コストで技術的に容易に実 現できるかたちで、各調整部材を別個に制御できる。しかしながら本発明は、こ のような適用事例に限定されるものではない。ここでは、機械的に容易に構成さ れたアクチュエータを低コストで実現できるようにし 、消費者製品への組み込みを顧慮して技術的に容易にしかも堅牢にすべき点を考 慮に入れただけである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.フレキシブルなアクチュエータにおいて、 a)少なくとも1つの弾性的に変形可能な材料から成るコイルばね(S)が設 けられており、 b)該コイルばね(S)における1つの巻回体の横断面が、該コイルばねの長 手方向において縦長のプロフィル(P)を有しており、該プロフィルはその端部 で、それぞれ1つの湾曲して突出したエッジ(R1,R2)を有しており、第1 のエッジ(R1)はばねの長手方向軸へ向かって湾曲して突出し、第2の端部( R2)はばねの長手方向軸から離れる方向で湾曲して突出し、 c)前記コイルばね(S)は、該コイルばね(S)における隣り合う2つの巻 回体(W1,W2)のそれぞれ第1のエッジ(R1)とそれぞれ第2のエッジ( R2)が1つのオーバーラップ領域で重なり合うよう構成されており、 d)前記オーバーラップ領域において第1および/または第2のエッジ(R1 ,R2)は、該エッジが前記コイルばね(S)におけるそれぞれ隣り合う巻回体 (W1,W2)に対し実質的に平行に延在して、該エッジが巻回体とともに平行 ゾーン(PZ)を形成するよう構成されており、 e)個々の平行ゾーン(PZ)における少なくとも 1つの個所に、制御可能な抑え部材(SG)が設けられており、該抑え部材によ り隣り合う各巻回体(W1,W2)のずれが互いにブロックされ、 f)前記コイルばねの周囲にガイドアイ(OE)が均等に配分されて設けられ ており、該ガイドアイはコイルばねの延在方向において、互いにほぼ等しく隔た っている少なくとも3つの第1の平行な軸線上に位置しており、 g)前記第1の平行な軸線に沿って前記アイ(OE)を通って第1の引張ケー ブル(Z1,Z2,Z3)がガイドされており、前記引張ケーブルはすべてコイ ルばね(S)の第1の端部(E1)に固定されており、 h)前記コイルばね(S)の第2の端部(E2)において、前記引張ケーブル (Z1,Z2,Z3)のうち少なくとも1つの引張ケーブルに対し引張が加えら れ、これにより前記少なくとも1つの第1の引張ケーブル(Z1,Z2,Z3) が通っているガイドアイ(OE)が、少なくとも1つの制御可能な抑え部材(S G)に依存して互いに近づく方向で動かされることによって、所望の運動方向が 形成されることを特徴とする、 フレキシブルなアクチュエータ。 2.a)前記コイルばねの周囲に均等に配分されてガイドスロット(SL)が設 けられており、該ガイド スロットは前記コイルばねの延在方向において、互いにほぼ等しく隔たっている 少なくとも3つの第2の平行な軸線上に位置しており、 b)前記第2の平行な軸線に沿って前記ガイドスロットを通って第2の引張ケ ーブル(D1,D2,D3)が案内されており、該第2の引張ケーブルはそれぞ れ互いに重なり合う第1および第2のエッジを少なくとも1つのループの形で囲 んでおり、該第2の引張ケーブル(D1,D2,D3)はすべて前記コイルばね (S)の第1の端部(E1)で固定されており、 c)前記コイルばねの第2の端部(E2)において、前記引張ケーブル(Z1 ,Z2,Z3,D1,D2,D3)のうち少なくとも1つの引張ケーブルに対し 引張が加えられ、これにより前記の少なくとも1つの第1の引張ケーブル(Z1 ,Z2,Z3)の案内されているガイドアイ(OE)が、少なくとも1つの制御 可能な抑え部材(SG)に依存して互いに近づく方向で動かされることによって 、ないしは前記引張ケーブル(D1,D2,D3)により取り囲まれた互いに重 なり合ったエッジが互いに近づく方向で動かされることによって、所望の運動方 向が形成される、 請求項1記載のフレキシブルなアクチュエータ。 3.抑え部材として、ブロック手段(SB)を有する 調整部材(SG)が設けられており、該調整部材の制御により動きが生じ、前記 調整部材は隣り合う巻回体(W1,W2)のうちの一方に取り付けられており、 前記ブロック手段により他方の巻回体(W2,W1)をブロックする、請求項1 または2記載のフレキシブルなアクチュエータ。 4.前記第1および第2の平行な軸線は互いに重なり合って位置している、請求 項1〜3のいずれか1項記載のフレキシブルなアクチュエータ。 5.前記調整部材(SG)は少なくとも、熱的、液圧式、磁気的、空気圧式、圧 電式または静電的な調整部材として構成されている、請求項1〜4のいずれか1 項記載のフレキシブルなアクチュエータ。 6.抑えは摩擦により行われる、請求項1〜5のいずれか1項記載のフレキシブ ルなアクチュエータ。 7.抑え手段として、任意の横断面のロッド(SB)が設けられており、該ロッ ドは少なくとも1つの孔(L)と係合する、請求項1〜6のいずれか1項記載の フレキシブルなアクチュエータ。 8.個々の平行ゾーン(PZ)において、少なくとも第1の引張ケーブル(Z) ごとに1つの抑え手段(SG)が設けられている、請求項1〜7のいずれか1項 記載のフレキシブルなアクチュエータ。 9.少なくともコイルばね(S)と引張ケーブル(Z,D)は互いに電気的に絶 縁されており、電流源と 導電接続されている、請求項1〜8のいずれか1項記載のフレキシブルなアクチ ュエータ。 10.少なくとも1つの調整部材(SG)は電気的にコイルばね(S)および引張 ケーブル(S,D)と接続されている、請求項9記載のフレキシブルなアクチュ エータ。 11.少なくとも1つの第1の調整部材および第2の調整部材(SG1,SG2) は、少なくとも1つの第1、第2および第3の電気的な端子(A1,A2,A3 )を有しており、個々の調整部材は第1および第2の端子に電圧を印加すること により作動され、作動後、第2の端子は第3の端子と接続され、第1の調整部材 の第3の端子は第2の調整部材の第1の端子と導電接続されている、請求項10 記載のフレキシブルなアクチュエータ。 12.電流回路遮断のため、少なくとも第1および第2の電気的な端子(A1,A 2,A3)にそれぞれ1つのスイッチ(SI,S1)が前置接続されている、請 求項11記載のフレキシブルなアクチュエータ。
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