JPH10507264A - 2つの流動ガス流間の示差酸素濃度を測定する方法及び装置 - Google Patents
2つの流動ガス流間の示差酸素濃度を測定する方法及び装置Info
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Abstract
(57)【要約】
2つの流動ガス流間の示差酸素濃度を測定する装置及び方法を開示する。別々のガス流路を流れる基準ガスとサンプルガスを、所定の温度、圧力及び流量で、互いに電気的に接続する一対の酸素センサのそれぞれに導入すると、酸素センサは両センサ間の示差酸素濃度に比例する出力信号を形成する。出力信号は公知の手段によって増幅及び記録することができる。内部校正システムについても記述する。
Description
【発明の詳細な説明】
2つの流動ガス流間の示差酸素濃度を測定する方法及び装置
発明の分野
本発明は2つの流動ガス流間のO2濃度差を測定する方法及び装置と、生体ま
たは非生体材料によるO2の生成または消費速度の測定を目的とする前記装置の
利用に係わる。前記装置は100ppmないし100%のバックグラウンドpO2の存在にお
ける5ppmO2以下のO2差を識別できるという点で公知の同種装置と異なり、コン
パクトであり、校正し易く、製造コストが比較的低く、しかも、ラボラトリ環境
の外で使用する際にはバッテリを電源とすることもできる。この装置の主な用途
は植物、動物及び微生物による呼吸に伴なうO2消費の測定であるが、ヒトの呼
吸に関する研究、O2生産光合成細胞の研究、及び生物系または非生物系におけ
る基準ガスとの微少O2濃度差のモニターにも利用できる。
発明の背景及び公知技術
酸素は好気呼吸するすべての細胞が生存するのに必須であり、細胞によるO2
消費速度の測定値は細胞の代謝活性の指数として利用されることが多い。CO2は
呼吸中に生成され、大抵の細胞では、正常な好気的条件下で生成CO2と消費O2と
の比は1に近い。この比は呼吸商(RQ)と呼称され、細胞の代謝状態の重要な指
標である。例えば、RQは細胞によって利用される呼吸基質の性質に応じて変化し
、細胞が嫌気性ストレスの作用を受けると著しく増大する。呼吸に伴なうO2消
費、CO2生成及びRQの測定はヒトの運動生理学からバクテリアによる有機廃棄物
の分解まで広範囲の研究に利用されて
いる。
植物も好気的に呼吸するが、植物は光合成活性を有するから、総合的にはO2
の消費ではなく生成となる。植物からのO2生成量の測定は光合成活性の値とし
て利用されることが多い。光合成の過程において、植物は大気中のCO2を有機炭
素に変換し、水をO2ガスに変換する。植物による消費CO2と生成O2の比は光合
成商(PQ)と呼称され、RQと同様に、この値は植物の代謝状態を示す重要な指標
である。
細胞によるO2消費または生成をモニターする最も一般的な方法は既知濃度の
O2を含むチェンバ(キュベット)に生物、組織、または細胞懸濁液を収容し、
経時的にキュベット内で起こるO2濃度の変化をモニターするというものである
。この方法は“閉路方式”または“開路方式”ガス交換法によって行うことがで
きる。閉路システムの場合には、生物学的サンプルをキュベット内に封入し、一
定のタイムインターバルでキュベットから空気のサンプルを取出す。それぞれの
空気サンプルを分析してO2濃度を測定し、経時的なO2濃度の変化を利用するこ
とによってサンプル採取時点間のO2生成または消費の平均速度を算出する。最
も簡単な形式としては、閉路システムの場合、最初と最後のO2濃度だけを比較
してキュベット内のO2量の差を求め、これをインキュベーション時間で除算す
ることによって測定時間中に起こったO2交換速度を求める。
O2交換を測定するための閉路方式測定にはいくつかの制約があり、最も深刻
なのはO2交換速度をリアルタイムで測定できないことである。従って、生物学
的O2交換の速度を即時的にモニターすることはできない。また、キュベットの
雰囲気を一定のタイムインターバルでサンプリングしない限り、O2交換速度の
短期変動を検出することはできない。大抵の細胞では呼吸速度や光合成がpO2に
影響され、pO2はO2の増減に伴なって変化するから、密閉キュベット内では上記
変動が起こり易い。このような問題を克服するため、定常または非定常条件下で
O2交換を連続的に測定する開路ガス交換方式が開発された。
開路ガス交換システムによるO2交換の測定では、生物学的サンプルをキュベ
ット内に収容し、既知組成のガスが一定速度でキュベット内を流動するように設
定する。キュベットからの流出ガスのO2濃度をO2アナライザによってモニター
し、流入ガスと流出ガスのO2濃度差にキュベットを通過する流量を乗算するこ
とによってO2交換速度を測定する。開路方式に使用されるO2アナライザそのも
のがフロースルー計測装置であれば、流出ガス中のO2濃度を連続的にモニター
することができ、O2交換をリアルタイムで測定することができる。
開路ガス交換システムによる最も正確なO2交換測定方法は示差O2アナライザ
の使用である。このような計測装置は基準ガス流と、組成はこれと同じであるが
被験材料が収容されているキュベットを通過したガス流とのO2濃度差を連続的
にモニターする。現在市販されている最も感度の高い示差O2アナライザとして
常磁性O2センサ〔例えば、ドイツ,ハンブルク,Maihak社のOxygor(登録商標
)6N〕か、または酸化ジルコニウムセンサ(例えば、米国,マサチューセッツ
州,Servomex社のModel S−3A/II)が挙げられる。しかし、これらの計測装置
の感度には限界がある。Oxygor(登録商標)6Nが測定できる最小O2差は、基
準ガスとして空気(約20.9kPa O2)を使用する場合には100ppm O2(1大気全圧
における10Paに相当)に過ぎない。同じ条件下で、Servomex S−3A/IIの精度
限界は示差モードで±3pa O2に過ぎない。従って、どちらの計測装置も、対象
となる生物学的サンプルの代謝速度が低い場合に予
想される極めて小さいO2差を測定するのに必要な感度は具えていない。また、
これら2つのタイプの示差O2アナライザは本質的にはラボラトリ内での使用を
想定したものであり、野外での使用に適応させるのは容易でなく、高精度で機能
するためにはAC電力と定常な環境条件を必要とする。さらにまた、ラボラトリ専
用の校正システムによる校正を必要とし、このような校正システムには圧縮ガス
及び/またはガス混合計測装置が含まれる。これがアナライザのコストをかなり
押上げる。
示差O2アナライザはコストが比較的低いので、O2交換速度が低い生物の研究
に閉路ガス交換方式を利用する研究者が多い。例えば、Columbus Instruments I
nternational Corporation(米国,オハイオ州43204,カランバス市)が開発し
たMicro-Oxymax Respirometer(登録商標)は生体からのO2交換測定用として現
在市販されている感度が最も高い閉路方式装置の1つである。この装置は24時間
に亘って0.2μl O2/hのO2交換速度を測定することができる。しかし、この感
度レベルでは、ユーザーが入手できるのは24時間に亘るO2交換の平均測定値1
つだけであり、測定中に呼吸パターンを観察することは不可能である。キュベッ
トに供給されるガスが30kPaを超えるO2(pO2)の分圧力を持つことができない
という点でもMicro-Oxymax Respirometer(登録商標)の使用には限界がある。従
って、pO2が前記上限値よりも高くなる実験(例えば、呼吸速度がO2拡散によっ
て制限される細胞におけるO2−飽和呼吸速度の測定、または高pO2において起こ
る高い光呼吸速度での光合成の測定)にこの装置を使用することはできない。市
販の示差O2アナライザと同様に、Micro-Oxymax Respirometer(登録商標)はラボ
ラトリにおける使用を想定したものであり、現場での使用には適応し難い。その
価格も市販の示差O2アナライザと同程度である。
公知の閉路方式示差O2アナライザに課せられた限界にかんがみ、2つの流動
ガス流間の極めて小さい(1Pa以下)O2差を連続的に測定できるO2アナライザ
の実現が望まれる。即ち、最大限100kPaまでのpO2を含有する基準ガス流とサン
プルガス流との間のO2差を測定でき、基準ガスに含まれるpO2に関係なく両ガス
流間の僅か1PaのpO2をも測定する感度を有するアナライザでなければならない
。また、低コストで、好ましくは内蔵されている校正システムによって容易に校
正でき、現場での使用に容易に適応できるアナライザでなければならない。さら
にまた、示差pO2及びCO2の同時測定にも適応させることができ、被検材料の呼吸
商または光合成商の直接測定を可能にするアナライザでなければならない。
発明の目的
本発明の目的はpO2を含有する基準ガス流とサンプルガス流との間のO2差を連
続的に測定でき、10Paないし100kPa O2のバックグラウンドpO2において1Pa以下
のO2差を測定でき、ラボラトリでも現場でも使用できる低コストの示差O2アナ
ライザを提供することにある。
本発明の他の目的はアナライザが使用されている環境条件をモニターする環境
センサが組込まれ、これらのセンサを利用することにより、環境条件の変化に伴
なって自動的にアナライザの出力を修正できる示差O2アナライザを提供するこ
とにある。
本発明のさらに他の目的は別設のガス混合装置を使用しなくてもよいように、
一体的な校正システムによって前記示差O2アナライザを校正する方法を提供す
ることにある。
本発明のもう1つの目的は同一の計測装置内に、基準ガス流とサンプルガス流
との間の示差pO2及び示差pCO2を測定するためのシス
テムが組込まれている示差O2アナライザを提供することにある。
発明の要約
装置発明として、本発明は2つの流動ガス流間の示差酸素濃度を測定する装置
において:それぞれが所定のガス流を導入するための手段及び前記ガス流の圧力
及び流量を制御する手段を有する第1及び第2ガス流路が貫通している温度制御
下のハウジングと;前記両ガス流間の圧力及び酸素濃度差を表わす信号を発生さ
せる手段と;前記圧力、流量、温度と、前記示差圧力及び酸素濃度を表わす前記
信号をモニターすることによって前記両ガス流間の示差酸素濃度を測定及び記録
するコンピュータ手段から成ることを特徴とする前記装置を提供する。
方法発明として、本発明は少なくとも一方の流動ガス流が酸素を含有している
2つの流動ガス流間の示差酸素濃度を測定する方法において:1対の電気的に互
いに接続している酸素センサのそれぞれを通過するように、所定の温度;圧力及
び流量でそれぞれの前記ガス流を流動させることによって前記センサ間の示差酸
素濃度に比例する出力信号を形成することを特徴とする前記方法を提供する。
図面の簡単な説明
図1は、示差O2アナライザを組込まれた典型的な開路式ガス交換システムと
、RQまたはPQを測定するためシステムに示差CO2アナライザを組込む方法を示す
ブロックダイヤグラムである。
図2は、示差O2アナライザ内の成分配置及び装置内を流動するガスの経路を
示す構成図である。
図3は、他の実施態様における図2と同様の構成図である。
図4は、示差モードで使用されるO2センサを囲むセンサブロッ
クの詳細図である。
図5は、所与のpO2においてセンサの出力間に差があれば算出できる出力電圧
差を提供するように基準O2センサとサンプルO2センサを接続する電気的回路構
成、及びO2センサからの出力信号を増幅する電気回路である。
図6は、生物を収容しているキュベットに種々のpO2が供給され、前記生物が
このpO2を10kPaだけ消費する場合、前記生物の実際の呼吸商と、示差O2アナラ
イザ及び示差CO2アナライザの出力から測定される呼吸商との数学的関係を示す
グラフである。
図7は、生物の実際の呼吸または光合成商と、示差O2アナライザによって測
定されるサンプルガス流中のO2交換及び生物によって行われるO2交換の差との
関係を示すグラフである。
図8は、O2及びCO2を同時測定するように構成されたダブル示差O2アナライ
ザにおけるO2センサの配置を示す簡略図である。
図9は、生物がサンプルガス流の形で種々のpO2レベルの50Pa CO2を供給され
、このガス流を10Pa O2だけ消費する場合、ダブル示差O2センサにおけるセンサ
出力の比と、生物の実際の呼吸商との関係を示すグラフである。
好ましい実施例の詳細な説明典型的な開路ガス交換システム
示差O2アナライザは図1に示すような開路ガス交換システムに使用されるよ
うに構成されている。O2を含有するガス1(空気または混合ガス)の供給は基
準流2とサンプル流3とに分割される。サンプル流の流量は流量計4を使用して
測定され、ガスはO2を生成または消費する物質を収容しているキュベット6に
流入する前に加湿システム5を通過する。キュベットを通過したのち、ガスの一
部は大気7中に放出され、残りはポンプ8によって氷水浴9中の凝縮器へ、次い
で過塩素酸マグネシウムカラム10へ送入されることで乾燥する。次いで、ガスは
O2アナライザ12のサンプル例11に流入する。
基準ガス流の流量が流量計13によって測定され、次いで、サンプルガス流と同
じタイプの加湿器14にガスが流入する。基準ガスの一部は大気15中に放出され、
残りはポンプ16によって氷水浴9中の凝縮器に、さらに過塩素酸マグネシウムカ
ラム17に送入されることによって乾燥する。次いで、基準ガスはO2アナライザ
の基準側に流入する。アナライザを通過したのち、基準ガス流もサンプルガス流
も大気中へ放出される。
これに代わる実施態様として、生体材料を収容しているキュベットを通過する
ことによって変化したガスのO2濃度ではなく、特定環境において採取されたガ
スのO2濃度を測定するために示差O2アナライザを利用することができる。この
ような測定は日々の、四季の、または地域別の大気中pO2変動に関する情報を必
要とする大気モニターにとって重要である。この場合、アナライザは基準ガスと
してpO2が既知の圧縮または混合ガスを使用し、サンプルガスは示差アナライザ
のサンプル側に流入する前に、容器からガス交換システムの脱湿装置へ直接ポン
プ送入されることになる。示差O2アナライザの構成
示差O2アナライザのブロックダイヤグラムを図2に示す。氷水浴と過塩素酸
マグネシウムカラムを通過することによってそれぞれ同程度に乾燥した基準ガス
流21及びサンプルガス流22の一部は下流の流量制限ゲート25及び26に抗して作用
するポンプ23及び24によってそれぞれアナライザへ送入される。ガスの残りはバ
イパス27及び28を通って大気中へ放出される。基準ガスバイパス管内に設けたO2
センサ29(米国,イリノイ州,Figaro USA社製のModel KE−25)が基準ガス流の
絶対O2濃度を測定する。粒状物は流量制限ゲートの近傍に設けたグラスウール
フィルタ30及び31によって両ガス流から除去される。基準ガス流は、一方の枝管
がポンプ23に、他方の枝管がソレノイド33に接続するT字継手管32において分流
される。ソレノイド33が“オン”状態であれば、アナライザは測定モードで作用
し、基準ガスの全部がポンプ23を、さらに示差アナライザの基準側を通過する。
この構成では、ソレノイド33に流入するサンプルガスはポンプの作用下にアナラ
イザのサンプル側を通過する。ソレノイド33が“オフ”状態であれば、基準ガス
がポンプの作用下にアナライザの基準側及びサンプル側を通過し、アナライザは
ゼロモードで作用する。いずれのモードにおいても、基準O2センサ34及びサン
プルO2センサ35(米国,イリノイ州,Figaro社製のModel KE−25)を通過する
ガスは、センサを収容している温度制御下のセンサブロック38に組込まれた熱交
換器36及び37に流入する。最適の作用を得るには、ブロックの温度を、アナライ
ザが直接影響される最高周囲温度以上に維持しなければならないが、通常の作用
温度は40℃である。この温度は、センサブロックに組込まれたサーミスタ39また
はその他の温度感知装置によってモニターされる。
基準ガス流は小さいオリフィスを有するステンレススチール管の形態を取る取
外し自在な流量制限ゲート40を通って流出する。ソレノイド41及び42の双方が“
オフ”状態にあれば、サンプル流は基準ガス流内に配置された流量制限ゲート40
と同様の物理的性質を有する取外し自在な流量制限ゲート43を通って流出する。
従って、基準ガス流とサンプルガス流のガス流量が同じであれば、流量制限ゲー
トが示差O2センサに対して同じ背圧を作用させ、差圧センサ44の読みがほぼゼ
ロになる。ソレノイド42が作動し、ソレノイド41がオ
フ状態になると、サンプルガス流が45において直接大気中へ放出され、その結果
、サンプルガス流の背圧が基準ガス流の背圧よりも低くなり、その大きさは差圧
センサ44によって測定される。種々の特性を有する流量制限ゲートを選択するか
、または基準及びサンプル流の流量を制御することにより、ユーザーはソレノイ
ド41が作動中の差圧の大きさを調節することができる。
ソレノイド41が作動し、ソレノイド42がオフ状態であれば、流量制限ゲート40
及び43の2倍に相当するガス流抵抗を通って放出される。その結果、基準ガス流
に対するサンプルガス流の差圧が増大し、その大きさが差圧センサ44によって測
定される。
ソレノイド41またはソレノイド42の作動によって発生するサンプルガス流中の
差圧が増減すると、その結果、アナライザのサンプル側におけるO2濃度に小さ
い変化が起こり、この変化は示差O2センサによって検出される。これはアナラ
イザの一体的校正システムの基本である。サンプルガス流に対する背圧の変化が
ガス流量に著しく影響しないようにするには、流量制限ゲート40,43及び46の抵
抗がポンプ23,24及びフィルタ30,31の直ぐ下流に設けた流量制限ゲート25及び
26の抵抗の15%以下であることが好ましい。
O2アナライザの作用中、アナライザの外側に開口を有する絶対圧力センサ47
によって大気圧が測定される。大気圧の測定は基準ガス流中のO2濃度を計算す
るのに不可欠である。
アナライザの他の実施例(図3)では、温度制御下のセンサブロック38の構成
は図2に示したものと全く同じであるが、アナライザ内を通過する基準ガス21及
びサンプルガス22の流路が異なる。即ち、この実施例の場合、基準ガスもサンプ
ルガスもガスがアナライザから放出される点49の直ぐ前に配置された単一のポン
プ48によってアナライザ内へ送入される。流量の変動を緩和するため、ポンプの
直ぐ手前でガス管内約10cm3のスペース50を組込む。
アナライザ内におけるガスの流れはソレノイド51,52及び53によって制御され
、これらのソレノイドを作動状態にしたり、非作動状態にするシーケンスはアナ
ライザを校正モードで使用するか、測定モードで使用するかによって異なる。ア
ナライザを校正するには、先ずアナライザの基準側及びサンプル側の双方を通っ
て基準ガスを排出させる。サンプルガス22がアナライザのサンプル側には流入で
きず、バイパス28を通って大気中へ放出されるように常閉ソレノイド51を非作動
状態にする。基準ガス21のサンプルはT字継手管32に流入し、ポンプ48によって
アナライザの基準側及びサンプル側の双方へ送入される。基準ガスの残りは絶対
O2センサ29を通過し、バイパス27においてアナライザから放出される。アナラ
イザのサンプル側において、基準ガスはソレノイド弁52に接続するT字継手管54
に流入する。この弁は非作動状態で閉じ、図2に示したアナライザの実施例に関
して述べたのと同じタイプの流量制限ゲート55を通過するように基準ガスを向け
る。流量制限ゲート55を通過したガスは非作動状態で開らくソレノイド弁53と接
続するT字継手管56に流入する。この弁53が開らくと、ガスは抵抗なく温度制御
下のセンサブロック38内のサンプルO2ガスセンサ35へ流入することができる。
O2センサ35を通過した基準ガスはセンサブロックを通り抜け、ポンプの作用下
に流量制限ゲート55の約20倍の抵抗を有する流量制限ゲート57を通過する。流量
制限ゲート58を出たのち、アナライザのサンプル側の基準ガスはアナライザの基
準側を通過したガスとT字継手管59において合流し、この混合ガスはポンプ48に
よりスペース50を経て放出される。ソレノイド弁51,52及び53を上述したように
構成すると、T字継手管22に流入する基準ガスの一部はニードル弁61を通ってア
ナライザの基準側に流入する。次いで、ガスはセンサ
ブロック38内の基準O2センサ34に流入し、センサブロックから、アナライザの
サンプル側の対応位置における流量制限ゲート57と同じ抵抗を有する流量制限ゲ
ート60を通過するように吸引される。次いで、基準ガスはアナライザのサンプル
側を通過した基準ガスとT字継手管59において合流し、合流したガスはポンプに
よってアナライザから通気孔49を通って放出される。アナライザ内を流動するガ
スの流量はポンプ48によって制御され、流量制限ゲート59の入出口間に配置され
た差圧センサ58によって校正される。高流量ならば、流量制限ゲート59の前後の
差圧は低流量の場合よりも大きく、差圧センサ58の出力電圧を利用したポンプの
速度をモニター及び制御できるように差圧と流量の関係がアナライザのソフトに
記憶される。
基準ガスがアナライザの基準側とサンプル側の双方を通過して流動する状態で
は、各センサにおけるガス間に差圧が全く存在しない場合にのみO2センサ34及
び35間の示差O2濃度がゼロになる。基準ガス流とサンプルガス流の間に配置さ
れた差圧センサ44はアナライザの基準側とサンプル側の差圧をモニターし、基準
管内に設けたニードル弁61を調整することによってこの差圧をゼロに設定するこ
とができる。
ゼロ状態が設定されたら、アナライザのサンプル側における基準ガスの圧力を
調整することによって示差O2アナライザを校正すればよい。サンプルO2センサ
におけるガス圧を基準センサにおけるガス圧よりも大きくすることによってサン
プルセンサ内のpO2を増大させるため、ソレノイド52を作動させる。作動させる
と、ソレノイド52は開放状態となり、その結果、基準ガスは制限されることなく
サンプルO2センサへ流入する。このような条件下で、差圧センサ44はサンプル
O2センサと基準O2センサの間のO2濃度差と相関関係にある差圧を読む。
サンプルガス管内の圧力を基準ガス管内の圧力よりも低くすることによりサン
プルセンサ35におけるO2濃度を低下させるため、ソレノイド52を非作動状態(
閉鎖)にする一方、ソレノイド53を作動させる(同じく閉鎖)。ソレノイド52及
び53が共に閉鎖状態になると、基準ガスはサンプルO2センサ35へ流入する前に
、流量制限ゲート55、及びこれと同じ抵抗を有するもう1つの流量制限ゲート62
を通って流動しなければならない。アナライザのサンプル側における抵抗を2倍
にすることでサンプルO2センサにおけるガス圧が低下する。その結果として現
われる差圧を差圧センサ44がモニターし、示差O2アナライザは両センサ間の示
差O2濃度に比例する信号を出力する。従って、校正の手順としては、ゼロ状態
を設定したのち、基準O2センサに対するサンプルO2センサにおけるpO2の高低
両状態に関する2点校正を行う。両センサ間の差圧を測定することによって差圧
変化に伴なう示差pO2値を計算することができる。
測定モードにおいては、ソレノイド51を作動(開放)させることにより、サン
プルガスがアナライザのサンプル側を通って流動できるようになる。ソレノイド
52が閉じ、ソレノイド53が開らくことで、サンプルガスは流量制限ゲート55だけ
を通過することになる。このような条件下では、校正の過程において基準ガス流
内に設置されているニードル弁61を調整することによって流量制限ゲート55の抵
抗が打消されているから、基準ガス流とサンプルガス流との間に差圧は存在しな
い。従って、示差O2アナライザから発生する信号は基準及びサンプルO2センサ
間のpO2差だけに起因し、圧力とは無関係である。
いずれのアナライザ実施例においても、コンピュータ制御によって示差O2ア
ナライザを校正し、操作することができる。絶対O2センサ、基準及びサンプル
O2センサ、ブロック温度サーミスタ、
絶対圧力センサ、及び差圧センサの出力がA/D変換され、以後の計算に使用す
べくディジタル値が記憶される。ポンプ23,24(図2)または第2実施例(図3
)におけるポンプ48の速度、及びブロック温度はD/Aコンバータからのアナロ
グ出力によって、またはポンプに電力を供給する分圧器のディジタル制御によっ
て制御される。また、ソレノイド33,41及び42(図2)またはアナライザの第2
実施例(図3)におけるソレノイド51,52及び53の位置はディジタル制御される
。図2に示す示差O2アナライザ実施例のための校正については詳しく後述する
が、いずれの実施例もその校正及び使用には数学的分析が必要である。センサブロックの構成
温度制御下のセンサブロック(38;図2及び図3)の構成を図4に示す。基準
O2センサ34及びサンプルO2センサ35を、例えばアルミニウムやステンレススチ
ールのような熱伝導材から成る、互いに全く同じハウジング62,63にそれぞれ収
容する。両ハウジングは中央プレート64において互いに接合されている。基準及
びサンプルセンサはそれぞれのハウジング内で、鉛陽極がアナライザの底側に位
置するように配向されている。O2センサのセンサヘッド67,68はそれぞれのハ
ウジングの壁によって位置固定されており、センサの残りの部分はハウジング内
の空気が充満している空洞69,70内に嵌着されている。これら空洞内の空気はア
ナライザ内でポート71,72を介して外気と連続している。センサハウジングの空
洞69及び70に達する別のポート73及び74が両センサを接続する電気回路75の挿通
を可能にする。互いに接合された2つのハウジングから成るセンサブロック全体
が(図示しない)加熱ホイルに包まれ、加熱ホイルの温度は電源によって制御さ
れる。センサブロックの中央プレート内の空洞77内の熱伝達ゲルに浸漬された抵
抗性温度装置76は使用中
ブロックの温度を連続的にモニターする。
基準ガス及びサンプルガスはそれぞれポート78及び79からセンサブロックに流
入する。次いで、ガスは曲りくねった経路で各O2アナライザ34及び35のセンサ
ヘッド67及び68にむかってガスを誘導するセンサハウジング内の円形ガス流路か
ら成る熱交換器80及び81をそれぞれ通過する。熱交換器を通過しながらガスはセ
ンサブロックの温度に達し、O2センサを通過したのち、ガスはそのままポート8
2及び83を通ってセンサブロックから放出される。
示差O2アナライザからの信号をコンディショニング処理する前置増幅器84(
図5をも参照)は感応性であるから、センサブロック内に組込むことによって一
定温度に維持される。示差O2アナライザ:構成及び作用原理
(a)示差O2センサの電気的構成
示差O2アナライザ内に組込まれる基準及びサンプルO2センサ(好ましくは、
米国イリノイ州,Figaro USA社のModel KE−25)は鉛−酸素バッテリの原理で作
用する。各センサは鉛陽極、(金属の)酸素陰極及び弱酸性電解液を含む。セン
サの表面を通過するO2はテフロンFEP膜を透過して拡散し、全電極において電気
化学的に還元される。メーカーから出荷されたままの状態では、各センサが陽極
と電極の間(約1.2kΩの総抵抗値で)直列接続された抵抗器及びサーミスタを含
み、電圧差は温度変化に関係なくテフロン膜におけるO2濃度に比例した。
示差O2アナライザに使用するため、2つの個別センサを、電気回路の出力が
両センサ間のO2濃度差に比例するように変更を加え、図5に示すように電気回
路中に配置した。示差センサの変更と特徴は下記の通りである:
(i)各センサの内部抵抗器間の接続を断ち、図5に示すように
、800Ω固定抵抗器85及び200Ω電位差計を挟んでリード線を並列接続した。
(ii)所与のpO2において比較的大きい電流を出力するセンサを回路中に配置
することにより、陽極を200オーム電位差計のワイパと接続した。典型例として
、基準センサの出力電流は40℃及び20kPa O2において約15μAであり、同じ条件
下でサンプルセンサの出力電流は20μAであった。
(iii)pO2及び気圧が同じガス流が両センサに流入すると回路の出力差が0と
なるように電位差計を調整した。
(iv)同一センサにおけるpO2の増減が固定抵抗器85及び電位差計86を流れる
電流を変化させ、この電流の変化から出力電圧差を変化させた。
(b)電圧差の増幅
示差O2センサの電圧出力は本来、基準ガス流とサンプルガス流とのpO2差に比
例するが、発生する電圧は極めて小さい。例えば、基準センサとサンプルセンサ
pO2差が10Pa(1気圧における約100ppm O2に相当)の場合、差電圧は12.5μVに
過ぎない。信号を測定可能な範囲まで昇圧するには図5に示すような低ノイズμ
V増幅器が必要である。
先ず、背中合わせに直列接続した2つのタンタル5μFコンデンサ87及び88を
通過させることによって、センサ回路からの正負出力をDC濾過する。負出力は接
地し、正出力は非転倒形増幅器として構成されたTLC1150演算増幅器89に入力さ
れる。この増幅器の電圧利得係数は6800であり、この利得係数は温度変化に対し
て安定な精密抵抗器によって達成される。入力抵抗器90の抵抗値は1Ω、フィー
ドバック抵抗器91の抵抗値は6.8kΩである。互いに背中合わせに直列に、かつ6.
8kΩ抵抗器と並列に接続する2つの1.5μFタンタル
コンデンサ92及び93は高周波数ノイズの増幅を防止する。TLC1150演算増幅器か
らの出力は1Hz低帯域フィルタ94に入力されてノイズをさらに軽減する。低帯域
フィルタからの出力は例えばチャートレコーダのようなアナログ記録装置、また
は(図示しない)コンピュータによるデータ追跡記録のためA/Dコンバータに
入力される。示差O2アナライザの校正
示差O2アナライザを校正するには既知量のpO2を含有する基準ガスを基準O2
センサに通す一方、基準ガス中のpO2とは異なる既知量のpO2Sを含有するガスを
サンプルセンサに通さねばならない。アナライザの直線性をチェックするために
は、少なくとも3点の校正を行わねばならない。アナライザの使用中に正及び負
のO2差を測定しなければならない場合には、基準ガス中のpO2値以上及び以下の
pO2が上記3点に含まれる。アナライザが測定しなければならないpO2差の範囲を
画定するための校正が必要である。校正に使用される標準ガスは、高精度ガス混
合ポンプ、例えば、Wosthoffを使用するか、または質量流量電子コントローラを
使用してラボラトリにおいて混合すればよい。ただし、いずれの方法も極めて高
いコストを必要とする。ガス供給会社から標準ガスを購入することもできるが、
これも長期的には極めて高いコストを必要とする。なお、このような現行の校正
方法はラボラトリ専用の別設設備の使用を必要とする。これらの公知方法とは対
照的に、図2及び図3に示す示差O2アナライザの実施例はガス混合を伴なわず
、従って、別設のラボラトリ設備を利用する必要のない組込み校正ルーチンを有
する。乾燥空気を校正ガスとして使用し、ソレノイド33(図2)またはソレノイ
ド51(図3)を非作動状態にすることにより、同じガスを基準及びサンプルO2
センサに通す。ただし、サンプルO2センサに異なるガス圧を作用させることに
よってサンプルガス流中の空気の
pO2を変化させる。基準及びサンプルセンサ間の圧力差から生ずるpO2差を計算す
るためには、アナライザが使用される環境条件を測定しなければならない。アナ
ライザ内に組込まれて環境センサの校正、及びO2差の計算を目的とする該セン
サからのデータの利用について以下に説明する。
(a)気圧の測定
示差O2アナライザを正確に校正するには、アナライザに流入する空気中のO2
の絶対分圧をkPa単位で求めねばならない。高圧の空気は低圧の空気よりも単位
容積当りのO2分子含有数が多い(例えば、20%のO2を含有する空気は120kPa気
圧において24kPaのpO2を有するのに対して、100kPa気圧において20kPaのpO2を有
する)から、pO2は周囲気圧に応じて変化する。従って、アナライザには周囲気
圧を測定するための絶対圧センサ(47;図2)が組込まれている。この絶対圧セ
ンサ自体の電圧出力をkPa圧力単位に換算しなければならず、そのためにはHgマ
ノメータを使用してセンサを校正する必要がある。この校正はアナライザを組立
てる過程で行われるが、ユーザーはソフトウェアを介して校正を変更することが
できる。
絶対圧センサの2点校正では、周囲圧条件下で電圧出力を測定し、センサを真
空ポンプに取付けることによって0圧状態とする。周囲圧を水銀マノメータによ
ってmmHg単位で測定し、この値を、マノメータ内におけるHg及びガラスの相対膨
脹に対する周囲温度の影響とmmHg値に対する、緯度に応じて異なる重力の影響を
考慮しながらkPa単位に換算する。周囲温度はアナライザ内のサーミスタ(39;
図2)から読取る。温度補正係数は線形回帰としてソフトウェアに記憶され、重
力補正係数は3次多項式として記憶される。補正係数によって、アナライザを使
用する環境の温度や地理的場所に関係な
く、mmHgからkPaへの正確な換算が可能になる。絶対圧センサのkPaと電圧出力の
関係は線形回帰としてソフトウェアに記憶される。基準センサ内の空気の絶対圧
は周囲圧と、基準ガス出口ポート(40;図2)において流量制限ゲートがセンサ
に作用させる背圧との和である。背圧は(d)において後述するように基準ガス
流量を校正する過程で測定される。
(b)絶対O2センサの校正
基準ガス流中に設置される絶対O2センサ(35;図2)はアナライザ組立ての
過程で行われるが、この校正をユーザーがソフトウェアで変更できる。2点校正
では、センサの高圧出力を100%O2及び0%O2(純粋N2)において測定する。基準
O2センサ内に維持される圧力における%O2を(a)において上述したようにkPa
O2に換算する。kPa O2に対する絶対O2センサ電圧出力の線形回帰をソフトウェ
アに記憶させ、任意の入力pO2及び圧力における電圧出力をkPa O2に換算するの
に利用する。
(c)示差圧センサの校正
示差圧センサは基準及びサンプルO2センサ間に0、正及び負の圧力差を発生
させる3点校正によって校正される。基準及びサンプルガス流間に配置した水圧
計によって絶対差圧を測定し、mmHgからkPaへの換算に関して(b)において上
述したように緯度に応じた重力補正係数を考慮に入れながら、圧力単位をmmH2O
からPaに換算する。ガラスと水の熱膨脹係数は似ているから、この単位換算に温
度補正係数は含まれない。線形回帰は差圧センサの電圧出力に対応する差圧(Pa
)の変化であり、これによって、校正ルーチンに使用される圧力範囲内で差圧を
算定することができる。
図2に示す示差O2アナライザの実施例においては、アナライザから放出され
る前にサンプルガス流を異なる流量制限ゲートに通す
ことによってサンプル及び基準O2センサ間に差圧を発生させる。基準ガス流は
常に一定抵抗(40;図2)に抗して放出され、アナライザの常規作用条件下では
、ソレノイド41及び42(図2)がオフ状態にセットされるから、サンプルガスは
基準ガス管内と同じ抵抗に抗して放出される。その結果、基準及びサンプルO2
センサ間の差圧が0となり、差圧センサの電圧出力がこの0を反映する。サンプ
ル及び基準センサ間に正の差圧を発生させるには、サンプルガスが基準ガス管内
よりも大きい背圧を伴なって制限ゲート26を通過するようにソレノイド33(図2
)を作動させる。サンプル及び基準センサ間に負の差圧を発生させるには、サン
プルガスが直接外気中に放出されるようにソレノイド41(図2)を非作動状態に
する。
差圧センサを校正できる背圧範囲は基準及びサンプルガスが通過する流量制限
ゲートを取替えることによって変えることができる。これらの制限ゲートは種々
の開口サイズを有する取外し自在な管から成るから、開口がもっと広い、または
もっと狭い管と容易に交換できる。開口サイズは同じであるが長さの異なる管を
使用することによって背圧を変化させることもできる。
図3に示すアナライザの実施例において基準及びサンプルO2センサ間に差圧
を発生させる方法はすでに上述した。このアナライザ0施例を校正できる圧力範
囲は内部流量制限ゲート55,56をもっと大きいか、またはもっと小さい抵抗を有
する制限ゲートと取替えることによって変化させることができる。
(d)ポンプ速度の校正
図2に示す示差O2アナライザ実施例の場合、基準及びサンプルO2センサに加
わる背圧は、基準ポンプ(23;図2)及びサンプルポンプ(24;図2)がそれぞ
れのガスをサンプリングする速度、及びガス流が外気中へ放出される時に通過す
る流量制限ゲートの大き
さによって決定される。従って、2つのガス流が同じ抵抗の制限ゲートを通って
放出されると両センサ間に0差圧が得られるようにポンプ速度をセットする必要
がある。所与の流量においてこの0差圧を達成するには、サンプルガスポンプを
停止させたまま基準ガスポンプを校正するだけでよい。このような条件下では、
基準ガス管内には正圧が発生し、サンプルガス管内は大気圧に維持される。2つ
のガス管の差圧の大きさは基準ポンプの速度と、抵抗器(40;図2)が基準ガス
放出ポートに作用させる背圧によって決定される。ポンプ速度を変化させると共
に、0抵抗流量測定装置を基準ガス放出ポートに取付けることにより、基準ガス
の流量と、基準及びサンプルガス管の差圧との関係を求めることができる。基準
ガス流中に設置される抵抗器の相違に応じて流量と差圧とを関連させる探索表を
アナライザソフトウェアに組込むことができる。
アナライザ内を流動する所要の流量を確立するため、サンプルポンプへの電圧
供給を0としたまま、基準ポンプへの電圧供給を、所要流量の基準ガスに対応す
る差圧が得られるまで増大させる。次いで、基準及びサンプルガス流間の差圧が
0となるまでサンプルポンプへの電圧供給を増大させる。
校正によって、基準及びサンプルセンサ中の総ガス圧を測定することも可能に
なる。基準ガス管内を所与の抵抗、所与の流量がガスが流動すると、アナライザ
ソフトウェア中の探索表が、O2センサ中の圧力と大気圧の差を示す。この差圧
を(a)において上述したように測定した大気圧に加算し、示差O2アナライザ
を校正するのに利用できる。
図3に示す示差O2アナライザの実施例におけるポンプ速度の校正及び制御に
ついてはすでに上述した。
(e)基準及びサンプルO2センサ間の差圧からのpO2差の校正
校正ルーチンの上記ステップ(a)〜(d)によって、O2センサにおけるガ
スの総圧(TP;kPA)、基準センサにおけるガスの絶対pO2(AO;kPa)及び基準セン
サとサンプルセンサの差圧(DP;Pa)を測定することができる。所与の差圧にお
ける両センサ間のpO2差(DO;Pa)は下記式で計算できる:
DO=AO・(DP/TP)
基準及びサンプルセンサ間の正、負及び0差圧を発生させた時のDO及び示差ア
ナライザからの電圧出力を測定することにより、アナライザの3点校正を行うこ
とができる。この校正はアナライザソフトウェアに記憶される線形回帰によって
特徴づけられる。ただし、この回帰は、センサが感温性である以上、校正が行わ
れた時のセンサ温度においてのみ有効である。センサ出力と温度の関係はアナラ
イザソフトウェアに記憶される3次多項式によって与えられる。これにより、線
形回帰から得られるDO値を、センサブロックの温度変化に合わせて補正すること
ができる。この温度はユーザーによってセットされ、ブロックに埋込まれたサー
ミスタ(39;図2)によって、アナライザの校正及び使用中連続的にモニターさ
れる。アナライザから最も安定した出力を得るにはブロック温度を周囲温度以上
にセットしなければならない。ラボラトリ内でアナライザを使用する際には40℃
のブロック温度が好ましいが、熱負荷の高い野外で使用する際にはこれよりもや
や高い温度が必要になる。アナライザ使用中の校正チェック
示差O2アナライザの校正はソレノイド41及び42(図2)または他の実施例に
おけるソレノイド52及び53(図3)の構成を変化させて基準及びサンプルO2セ
ンサ間に既知O2差に対応する既知差圧を発生させるだけで随時チェックするこ
とができる。この方法は測定モードでO2差を測定中でも行うことができる。従
って、実験中
、ユーザーは両O2センサ間のO2差を増減させて、アナライザ出力の変化が現在
の校正によって予測される変化と一致するかどうかをチェックすることができる
。この比較はアナライザソフトウェアによって行われ、セットされた校正との偏
差が大きければ、ユーザーに報告される。示差O2アナライザの使用
示差O2アナライザはコンパクトであり、DCまたはAC電力によって運転するこ
とができる。校正は空気を供給するだけで随時低コストで行うことができる。ア
ナライザに流入する前に、空気を過塩素酸マグネシウムなどのような乾燥剤に通
すことによって完全に乾燥させねばならない。アナライザは使用環境の温度及び
圧力を連続的にモニターし、環境条件に変動があれば校正によってこれを補正す
る。従って、本発明のアナライザはラボラトリ環境内の安定した環境条件を必要
とする公知示差O2アナライザとは異なり、ラボラトリまたは野外での使用に好
適である。
アナライザを試用した結果、本発明のアナライザ内校正方法がWosthoff精密ガ
ス混合ポンプを利用してN2中のO2分圧を発生させる公知校正方法から得られる
のとほぼ同じ結果を生むことが明らかになった。本発明のアナライザは基準O2
センサを20kPa O2が通過する場合に0.2PaのpO2差を測定できるだけの解読力と安
定度を有する。このことは公知の示差O2アナライザの15〜50倍の感度を意味す
る。また、所与のO2差に対するアナライザの出力は基準ガス流の絶対pO2に関係
なく一定である。O2差分析によって測定される酸素消費及び減耗速度(Depletion Rates)に対する 呼吸商及び光合成商の影響
示差O2アナライザが生物からのO交換速度を測定できる精度はO2消費または
生成が他のガスの消費または生成と連携するか否
かによって決定される。典型的には、大気条件下での好気的呼吸の過程で細胞に
よる呼吸O2摂取速度は呼吸CO2の生成速度に等しい。この場合、呼吸商(RQ=単
位CO2生成モル数/単位O2消費モル数)は1である。しかし、好気的条件下でも
RQが1以下となることもあり、嫌気的条件下ではCO2生成がO2消費よりも大きく
なるため、1よりもはるかに大きくなる可能性がある。RQは呼吸の際に消費され
る基質の性質にも左右される。光合成能力が極めて高い細胞においては、CO2固
定がO2消費と関連し、光合成商(PQ=単位CO2消費モル数/単位O2生成モル数
)は環境条件に応じて1以上または1以下となる。
基準ガス流とサンプルガス流との間のO2含有量差が生物、細胞または組織に
よる実際のO2生成または消費速度を表わすのは、これらの速度が他のガスの消
費または生成速度と正確に平衡関係にある場合に限られる。即ち、キュベットか
ら放出されるガスの総圧は基準ガス流中のガスの総圧と等しくなければならない
。O2交換が他のガスの交換と正確に平衡しない場合に起こるエラーは以下に述
べる実施例から明らかになるであろう。例1.呼吸商が2.0の生物によるO2減耗の測定。
N2と平衡関係にある20kPaのO2を含有する大気圧(100kPa)のガスが、供給
されるpO2を10Paだけ消費する生物を収容しているキュベットに500mL/minの流
量で供給されると仮定する。RQが2.0なら、生物は供給ガスに対してO2消費1Pa
ごとに2PaのCO2を加える。従って、キュベット6(図1)から放出されるガス
は総圧が100010Paであり、19990PaのO2、20PaのCO2及び80000PaのN2を含有す
ることになる。キュベットからのガスの大部分は放出孔7から外気中へ放出され
、また、キュベットから放出されるガスの総圧はキュベットに流入するガスの総
圧よりも大きいから、放出ガ
スの流量は入出力ガスが等圧の場合よりも大きい。
アナライザに流入するサンプルガス流は大気圧(100000Pa)の状態にあり、こ
のガス中に占めるO2の割合はキュベットから出る割合と同じ、即ち、100010中1
9990部である。従って、アナライザに流入するガスのpO2は19988Paとなり、O2
アナライザは、実際は細胞がガス混合物を10Paだけ消費したにもかかわらず、見
掛けO2消費12Paを測定値として示す。この測定から算定されるO2消費速度は実
速度を20%だけ超過することになり、算定されるRQ値は実際の値が2.0であるの
に対して1.67となる。例2.呼吸商が0.2の生物によるO2消費の測定。
N2と平衡関係にある20kPaのO2を含有する大気圧(100kPa)のガスが、供給
されるpO2を10Paだけ消費する生物を収容しているキュベットに500mL/minの流
量で供給されると仮定する。RQが0.2なら、生物は供給ガスに対してO2消費1Pa
ごとに0.2kPaのCO2を加えることになる。従って、キュベット6(図1)から放
出されるガスは総圧が99992Paであり、19990PaのO2、2PaのCO2及び80000Paの
N2を含有することになる。キュベットから放出されるガスの大部分は放出孔を
通って外気中へ放出され、また、キュベットから放出されるガスの総圧はキュベ
ットへの流入ガスの総圧よりも低いから、放出ガスの流量は入出力ガスが等圧の
場合よりも低くなる。
アナライザに流入するサンプルガス流は大気圧(100kPa)の状態にあり、この
ガス中に占めるO2の割合はキュベットから放出される割合と同じ、即ち、99992
中19990部である。従って、アナライザに流入するガスのpO2は19991となり、サ
ンプルO2センサは、実際は細胞がガス混合物を10Paだけ消費したにもかかわら
ず、見掛けO2消費9Paを測定値として示す。この測定から算定されるO2
消費速度は実速度の90%となり、算定RQ値は実際の値が0.20であるのに対して0.
22となる。
上記の例で示すようにRQ値が1.0とは異なるために起こるエラーは光合成商が1
.0とは異なる場合、光合成細胞によるO2消費速度の測定に際しても起こる。
上記例1及び2で述べたエラーを補正するには、キュベット内の生物、組織ま
たは細胞によって生成または消費されるCO2量もO2差の測定と同時に測定しなけ
ればならない。このためには、図1に示すようて示差O2アナライザと並列にガ
ス交換システムに示差CO2アナライザを組込めばよい。示差CO2アナライザからの
出力を示差O2アナライザが読取り、その値から測定RQまたはPQ値を算出する示
差O2アナライザのソフトウェアには呼吸及び光合成商の測定値と実値との数学
的関係が組込まれており、これを利用することによってO2差測定値の誤差を補
正することができる。
図6はキュベット内の生物に対して供給されるガスから生物が10PaのO2を消
費している場合、pO2の変化に応じた呼吸商の測定値と実値との関係を示すグラ
フである。キュベットを通過するサンプルガス流に対して光合成生物が10Paを加
える場合、PQの測定値と実値との間にも同じ関係が成立する。サンプルガス流に
加えられる、またはサンプルガス流から奪われるO2量はこれらの関係に影響を
及ぼすが、pO2差1Paおける測定値とpO2差500Paにおける測定値との間の最大
差は1.2%に過ぎない。示差O2アナライザは主として極めて低い(500Pa以下)O2
差を測定するように構成されているから、呼吸及び光合成商の実値と測定値との
関係に影響を及ぼすほどのO2差でないと仮定すれば、誤差を無視することがで
きる。
図6に示す関係を利用すれば、RQ及びPQの測定値から実際のRQまたはPQ値を算
定できる。アナライザのソフトウェアは実際のRQ及び
PQ値を利用することにより、キュベットから放出される基準ガス流及びサンプル
ガス流中のpO2間の実際のO2差と測定O2差との差を計算する。供給ガス流中のp
O2の変化に応じた、RQ及びPQに関するO2差の測定値と実値との関係を図7に示
す。該図はこれらのパラメータ間の関係を、基準及びサンプルガス流間の実O2
差として示している。ただし、O2差が1Paから500Paまで増大してもこの関係に
現われる変化は無視できる。pO2 差及びpCO2差の同時測定を目的とする二重示差O2アナライザの使用
同一のアナライザにおいてpO2差とpCO2差を同時に測定するには上記示差O2ア
ナライザにさらに変更を加えた実施例を利用すればよい。このようなアナライザ
を図8に示す。この実施例はそれぞれが示差モード構成の基準及びサンプルO2
センサを含む2つをセンサブロック95及び96を有することを除けば、図2に示す
実施例とほぼ同様に構成されている。基準ガス(21)及びサンプルガス(22)は
第1ブロックにおいてそれぞれ基準O2センサ(97)及びサンプルO2センサ(98
)を通過し、センサを出たのち、ソーダ石灰などのようなCO2吸収剤を含むカラ
ム(99及び100)を通過することによって、含有しているかもしれないCO2を除去さ
れる。CO2を除去された基準及びサンプルガスは第2センサブロックに流入し、
第2基準O2センサ(101)及び第2サンプルO2センサ(102)をそれぞれ通過する。
第1及び第2センサブロック間でCO2を除去された結果、基準及びサンプルガ
ス中のpO2が増大するから、第1ブロック内の両O2センサ間のpO2差測定値は第
2ブロック内の両O2センサ間のpO2差測定値とは異なる。例えば、RQが2.0の生
物に20000PaのO2、50PaのCO2及び79950のN2を含有する気圧100kPaのガス流が
供給
されると仮定する。もし生物の呼吸作用が供給されるpO2を10Paだけ消費すると
、キュベットから放出されるガスは19990PaのO2、70PaのCO2及び79950PaのN2
を含有することになる。しかし、ガスは(圧力が100kPaの)外気中へ放出される
から、第1サンプルO2センサに流入するガスの組成は19988PaのO2、70PaのCO2
及び79942PaのN2となり、サンプル及び基準O2センサ間のpO2差は12Pa O2とな
る。サンプルガス流からCO2が除去されると、サンプルガスに占めるO2の比率は
19988/100000から19988/99930に増大し、サンプルガスのpO2は20002Paに増大
する。基準ガスからCO2が除去されると、基準ガスに占めるO2の比率は20000/1
00000から20000/99950に増大し、基準ガス中のpO2は200010Paに増大する。従っ
て、第2ブロックにおける両センサ間のO2差は8Paとなり、第1O2差センサの
出力と第2O2差センサの圧力との比は12/8=1.5となる。
2つのO2差センサの出力比はキュベット内の生物、組織または細胞の実RQま
たはPQや、キュベットに供給されるガスのpO2及びpCO2に応じて異なる。生物学
的サンプルが供給ガスのpO2を変化させると、この変化もまた出力比に影響する
が、アナライザが測定の対象としているO2差の範囲では無視できる程度の影響
である。図9は供給ガス中に50PaのCO2が存在し、サンプルがサンプルガス流中
のpO2を10Pa O2だけ消費する場合の、センサ出力比、生物学的サンプルの実RQ、
及び供給ガス流中のpO2の間に成立する関係の1例を示す。光合成生物が同じ組
成のガスを供給され、サンプルガス流に10PaのO2を加える場合、センサ出力比
と前記生物の実PQとの間にも同様の関係が成立する。二重示差アナライザのソフ
トウェアには、供給pO2及びpCO2の変化に応じてこれらパラメータ間に現われる
関係が組込まれているから、該ソフトウェアは示差センサ出力の
比から、キュベット内の生物学的材料の実RQまたはPQを計算することができる。
実RQまたはPQを算出したら、第1示差センサが測定したO2差がキュベット内の
材料によって消費または生成されるO2をどれだけ過大評価しているか、または
過小評価しているかを図7に示す関係を利用してソフトウェアで計算することが
できる。その結果、キュベット内の材料による真のO2消費または生成が計算さ
れ、アナライザ内の2つの示差センサの出力比から得られたRQまたはPQを利用し
てCO2の消費または生成を計算する。従って、二重示差O2アナライザはO2の消
費または生成、CO2の消費または生成、及びRQまたはPQの同時測定を可能にする
。
図8に示す二重示差O2アナライザの実施例は生物、組織または細胞によって
O2と共に生成または消費されるO2以外のガスの消費または生成速度を測定する
のに利用することができる。その場合、両センサブロック間に設けたCO2スクラ
ッバーを、問題のガスを除去するスクラッバーと取替えるだけでよい。スクラッ
バーによるこのガスの除去によってCO2除去の場合と同じ効果が得られる。即ち
、ガスを除去したのち、基準及びサンプルガス流間のpO2差に変化が現われる。
示差O2センサの出力比を利用することにより、O2交換と他のガスの交換との比
(RQ及びPQと等価)を計算することができ、この比を利用することにより、CO2
交換の測定に関して上述したのと同じ方法で実際のO2交換及び他のガスの交換
を計算することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ダウリング,アドリアン エヌ.
カナダ国,オンタリオ ケー7エム 3イ
ー7,キングストン,パークウェイ スト
リート 154 #504
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.2つの流動ガス流間の示差酸素濃度を測定する装置において、 それぞれが所定のガス流を導入するための手段及び前記ガス流の圧力及び流量 を制御する手段を有する第1及び第2ガス流路が貫通している温度制御下のハウ ジング手段と; 前記両ガス流間の圧力及び酸素濃度差を表わす信号を発生させる手段と; 前記圧力、流量、温度と、前記圧力及び酸素濃度差を表わす前記信号をモニタ ーすることによって前記両ガス流間の示差酸素濃度を測定及び記録するコンピュ ータ手段、 とを含むことを特徴とする装置。 2.前記信号発生手段を、所与の酸素濃度においてそれぞれに比較的低い電圧 及び比較的高い電圧を出力し極性が逆になるように互いに並列接続された第1及 び第2酸素センサで構成し、前記第1センサを固定抵抗と直列に接続し、前記第 2センサを前記固定抵抗の少なくとも所定部分と直列に接続することにより、両 センサが同じ所定の酸素濃度を感知すると、固定抵抗における電圧降下が0とな るように設定したことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 3.示差酸素濃度を表わす前記信号を増幅する手段を含むことを特徴とする請 求の範囲第2項に記載の装置。 4.前記信号を増幅する前記手段が低帯域フィルタと直列のチョッパ増幅器で あることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の装置。 5.前記低帯域フィルタが0.5〜5.0Hzの範囲にあることを特徴 とする請求の範囲第4項に記載の装置。 6.前記第1ガス流路が基準酸素搬送ガスを含み、前記第2ガス流路がサンプ ル酸素搬送ガスを含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 7.ポンプ手段の上流においてそれぞれの前記流路から前記基準ガス及び前記 サンプルガスの少なくとも一部を迂回させる手段を含むことを特徴とする請求の 範囲第6項に記載の装置。 8.前記酸素センサ手段の温度を上昇させたり制御したりする手段を含むこと を特徴とする請求の範囲第7項に記載の装置。 9.気圧をモニターするこめの圧力センサを含むことを特徴とする請求の範囲 第8項に記載の装置。 10.少なくとも一方の流動ガス流が酸素を含有している2つの流動ガス流間の 示差酸素濃度を測定する方法において、 1対の電気的に互いに接続している酸素センサのそれぞれを通過するように、 所定の温度、圧力及び流量でそれぞれの前記ガス流を流動させることによって、 前記センサ間の示差酸素濃度に比例する出力信号を形成することを特徴とする前 記方法。 11.増幅ステップを含むことを特徴とする請求の範囲第10項に記載の方法。 12.前記ガス流の1つにおける絶対酸素濃度を測定する手段を含むことを特徴 とする請求の範囲第1項に記載の装置。 13.前記第1及び第2酸素センサ間の差圧を制御する手段を含む、前記装置の 校正手段を有することを特徴とする請求の範囲第2項に記載の装置。 14.前記第1及び第2酸素センサ間の差圧を測定する手段を含むことを特徴と する請求の範囲第2項に記載の装置。 15.2つの流動ガス流中に含まれる2つの異なるガスの濃度差を 測定する装置において、請求の範囲第1項に記載の第1装置を請求の範囲第1項 に記載の第2装置と直接に接続し、両装置間に1対のスクラッバーを接続するこ とにより、2つの流動ガス流から前記2つのガスのうちの1つを除去するように したことを特徴とする前記装置。 16.前記2つのガスの前記1つがCO2であり、前記スクラッバーがソーダ石灰 スクラッバーであることを特徴とする請求の範囲第15項に記載の装置。
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