JPH10507295A - 焦点制御回路を含む多層記録媒体用の光学式走査装置 - Google Patents

焦点制御回路を含む多層記録媒体用の光学式走査装置

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JPH10507295A JP9507408A JP50740897A JPH10507295A JP H10507295 A JPH10507295 A JP H10507295A JP 9507408 A JP9507408 A JP 9507408A JP 50740897 A JP50740897 A JP 50740897A JP H10507295 A JPH10507295 A JP H10507295A
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Abstract

(57)【要約】 走査装置の光ビーム(8)は多層光記録媒体の情報層(3)上に集束する。焦点制御回路(22)は光ビームの焦点(9)を情報層上に維持する。焦点が別の情報層にジャンプすると、焦点制御回路は情報層の情報の存在にかかわらず所謂アパーチャ信号をモニタしない。ジャンプ中焦点制御回路のフィードバックループの特性が変更されてジャンプ中のして移動の不安定さが回避される。フィードバックループの特性は、予め定めた時間期間の後に復帰し、焦点は指示された層の近傍に位置し復帰した制御ループが焦点を指示した層に集束させる。

Description

【発明の詳細な説明】 焦点制御回路を含む多層記録媒体用の光学式走査装置 本発明は、互いに重なり合う少なくとも第1及び第2の情報層を有する光記録 媒体を走査する光学式走査装置であって、 放射ビームを焦点に収束させる手段を含む光学装置と、 前記収束手段を制御して焦点を前記層と直交する方向に変位させる焦点アクチ ュエータ手段と、 焦点と走査すべき層との間の距離及び方向を表す焦点誤差(FE)信号を取り 出す焦点誤差検出器と、 前記FE信号に応じて焦点アクチュエータ駆動信号を取り出すと共にこの駆動 信号を焦点アクチュエータに供給してアクチュエータを走査すべき層にほぼ維持 する焦点制御回路と、 第1の層の走査から第2の層の走査へ変更する層ジャンプコマンドを受信した 後前記焦点制御回路の機能の変更を制御する第1の論理値、及び前記機能の復帰 を制御する第2の論理値をとる二進ループ制御信号を発生する第1の制御装置と を具える光学式走査装置に関するものである。 光記録媒体は数個の情報層を含みその記録密度を増大することができる。これ らの層の各々は、対物レンズにより単一のビームから焦点を形成することにより 一度に1個の層を走査することができる。焦点制御回路は焦点を情報層上に維持 し、この制御回路は、情報層からの焦点のずれを表す焦点誤差信号に応じて対物 レンズの位置を制御する。焦点誤差信号は記録媒体で反射し又は透過して光検出 器に入射した放射から取り出される。記録媒体からの放射を用いて、記録媒体で 反射した放射の全量についての目安となる所謂中心開口(CA)信号も発生する 。このCA信号を用いて記録媒体から読出された情報を表す情報信号が形成する ことができる。 走査装置が走査を開始する際、対物レンズを記録媒体に向けて移動させる必要 がある。この移動中、焦点は所謂記録媒体の入射面である記録媒体の低反射境界 層と交叉し、この境界層を経て情報層が走査される。焦点が入射面にロックされ るのを防止するため、焦点制御回路はCA信号の振幅をチェックする。入射面に 起因する振幅があるレベルよりも低い場合、制御回路は焦点を入射面にロックせ ず対物レンズを記録媒体方向に移動させる。焦点が記録媒体の情報層に近づくと 、この層の高反射性によりCA信号が上記レベルと交叉し、焦点制御回路は焦点 を情報層上にロックする。 欧州特許出願第0020199号は、記録媒体の2個の情報層間で焦点を変化 させる焦点制御回路を有する走査装置を開示している。別の情報層に変更する際 、焦点制御回路のフィードバックループがオープンし、アクチュエータは適切な 方向に駆動され、CA信号の高周波数成分のレベルがモニタされている。高周波 数成分の振幅があるレベルと交叉すると、焦点が情報層に近づきフィードバック ループがクローズする。この場合、焦点制御回路は焦点が情報層を追従している をチェックする。 この既知の走査装置の欠点は、一方又は両方の層に情報が形成されていない場 合、層間での焦点の変更を行わないことである。このような状況は、多層記録系 においてはしばしば生ずるものである。この場合、CA信号が高周波数成分を含 まないので、上記レベルが交叉されずフィードバックループがクローズしなくな ってしまう。 本発明の目的は、情報層が情報を含むか否かにかかわらず、光記録媒体の全て の情報層上に焦点を容易に形成できる光学式走査装置を提供することにある。 本発明による光学式走査装置は、層ジャンプコマンドを受信し、この層ジャン プコマンドを受信した際焦点アクチュエータ手段を起動させるジャンプ制御パル スを発生するパルス発生手段を具え、この層ジャンプコマンドが、少なくともジ ャンプ制御パルスの時間期間中に焦点制御回路の機能を大幅に変更すると共に前 記時間期間が経過する際焦点制御回路の機能を復帰させることを特徴とする。 本発明による光学式走査装置の別の実施例は、大幅な変更が、前記ジャンプ制 御パルスの時間期間よりも大幅に長い予め定めた時間期間にわたって続くことを 特徴とする。この実施例において、ジャンプ中のアクチュエータの移動はジャン プ制御パルスにより行われ、ジャンプ制御パルスに続いては一定の速度で焦点誤 差信号(FE)に独立して移動して焦点を走査すべき層の近傍に導く。例えば2 5μmの層間距離を知りジャンプ制御パルスに適切なパワーを与えることにより 、焦点制御回路が不動作の間にアクチュエータが移動する速度及び焦点サーボ制 御が不動作にすべき時間期間は容易に決定することができる。その後、焦点制御 回路の機能が復帰し焦点が走査すべき層に位置する。 FE信号だけを用いる場合、焦点をある層から別の層に移動させる際特別な予 備的な注意が必要である。別の層に変化する際焦点制御回路のフィードバックル ープがクローズに維持されていると、アクチュエータは2個の情報層間に位置す るFE信号の零クロス付近で大きな速度を持ち過ぎてしま。この結果、アクチュ エータは指示された情報層を飛び越してしまう。本発明による装置は、零クロス 付近の期間中フィードバックループ又はその一部をオープンすることによりこの 問題を解決し、不所望な速度増加を回避する。 この速度増加については、零クロス付近のFE信号の傾きに関係するフィード バックループ中の微分枝路が強く寄与している。従って、オープンすべきフィー ドバックループの一部は好ましくは微分枝路とする。フィードバックループの他 の2個の枝路、すなわち比例及び積分枝路はジャンプ中記録媒体の移動に応じて アクチュエータの速度をある程度制御することができる。 本発明による走査装置の好適実施例は、大幅な変更を焦点制御回路の入力部の 入力信号を中断することにより行うことを特徴とする。 以下実施例に基づき本発明を詳細に説明する。 図面において 図1は本発明による走査装置を線図的に示す。 図2は焦点誤差信号の形態を焦点の位置の関数として示す。 図3は焦点制御回路を線図的に示す。 図4は第1の制御回路の実施例を示す。 図5は第2制御回路の実施例を示す。 図6は焦点誤差信号及び中心開口信号の形態を焦点の位置の関数として示す。 図7は調整可能な微分器を示す。 図8は本発明による装置の焦点位置、焦点誤差信号及び焦点減衰信号の時間線 図を示す。 図面中同一の符号は同一の部材を示す。 図1は光記録媒体1を走査する本発明による光学式走査装置を示す。この図面 は記録媒体を断面として示し、この記録媒体はそれぞれ距離δだけ離間した3個 の重なり合った情報層2、3、4を有する。これらの層の各々は透明基板5を介 して個別に走査することができ、透明基板は周囲と記録媒体との間の境界を形成 する入射面6を有する。情報層2及び3は、これらの層を介して情報層4を走査 できるように部分的反射性とする。情報はピット、バンプ、周囲の区域とは異な る反射性又は磁気を有する区域の形態として情報層に符号化することができる。 記録媒体は中心の周りで回転できるデイスク状又は矩形状とすることができる。 この走査装置は記録媒体を走査するためる用いる光ビームを発生する光学装置 を有する。この光学装置は例えば半導体レーザから成り放射ビーム8を形成する 放射源7を有する。放射ビームは、例えば単一の又は多重素子の対物レンズであ る焦点手段10により焦点に向けて集束する。対物レンズは焦点アクチュエータ 12により光軸方向、Z軸方向すなわち矢印11で示す方向に移動することがで きる。焦点アクチュエータは、磁気コイル中の磁石又は1以上の磁石中の磁気コ イルの形態の線形モータとすることができる。対物レンズの移動は情報層を介し て焦点9を偏位させる。記録媒体で反射した放射は対物レンズ10によりビーム スプリッタ13を介して検出装置14上に集束する。ビームスプリッタは通常の ビームスプリッタ、偏光ビームスプリッタ又は回折格子とすることができる。検 出装置14は、一般的に数個の放射感知素子を有する。これら素子の電気的出力 信号は信号形成回路15に供給する。この回路は電気信号の和を形成し、中心開 口信号(CA)として出力する。このCA信号は記録媒体1で反射した放射の全 量の目安となる。CA信号の高周波数成分は(h.f.)は情報層で符号化され ている情報を表し、回路15Bで用いてCA信号からクロック信号clkを再生 する。 信号形成回路15は検出装置の出力信号からラジアル誤差信号を形成し、この ラジアル誤差信号は情報層上で追従すべきトラックの中心と焦点の中心との間の 距離を表す。焦点をトラック上に維持するためのラジアル制御装置は米国特許出 願第5321676号から既知であり、詳細に説明せず図示しないものとする。 焦点形成回路15は検出装置14の出力信号を組み合わせて焦点誤差信号(F E)も形成する。FE信号の値は走査される情報層からの焦点の偏位の方向及び 大きさを示す。これら電気信号の組み合わせの方法、検出素子のレイアウト及び ビームスプリッタ13の形態はFE信号を形成するために用いる方法に依存する 。取り得る方法は、米国特許第4023033号、欧州特許出願第583036 号及び米国特許第4724533号から既知の所謂非点収差法、フォーカルト法 及びビームサイズ法がある。 図2は、FE信号の形態をZ方向すなわち対物レンズ10の光軸方向に沿う情 報面の2個の交差点に対する焦点の変位の関数として示す。このFE信号は、焦 点が情報層2及び3と一致するδだけ離間した位置16及び16においてほぼ零 になる。このFE信号は零クロス点16及び17の両側において正の最大値18 ,20及び負の最大値19,21を有する。 図1において、FE信号は焦点制御回路22に対する入力信号であり、この焦 点制御回路は、FE信号に応じて焦点アクチュエータ(FA)信号を取り出しこ の駆動信号を焦点アクチュエータ手段12に供給して焦点9を走査すべき情報層 上にほぼ維持するようにアクチュエータを駆動する。図3は焦点制御回路22の 構成を線図的に示す。FE信号を、クロスオーバフィルタ及び増幅器を有するフ ィルタ23に入力する。このフィルタ回路の出力を3個の回路の入力信号として 用いる。第1の回路は比例した焦点制御作用を得る線形増幅器24である。第2 の回路は微分焦点制御作用を得る微分器25である。第3の回路は焦点制御作用 の積分を得る積分器26である。これら3個の回路の出力信号は加算回路27で 結合されて焦点アクチュエータ12用のFA信号を発生する。積分器26はパル ス発生手段28からの別の入力信号を有する。この回路28は一定のパルス信号 を発生することができ、このパルス信号はジャンプ制御パルスと称され、積分器 に入力するとFA信号レベルを傾斜した形態で増加させる。線形増幅器24及び 微分器25の入力及び積分器の2個の入力は入力部への信号経路中に配置したス イッチ29、30、31及び32により遮断することができる。これらスイッチ はループ制御(LC)信号お応じてループ制御回路33により制御することがで きる。このLC信号は並列に伝搬する信号列を含むことができる。スイッチの開 閉により焦点制御回路22の特性が変更される。この制御の実際の動作は後述す る。積分器26は、その出力部の代わりにその1個又はそれ以上の入力部におい てオン及びオフに切り換えられる。 出力部でスイッチングを行なうことにより、顕著なレベルを有し焦点制御信号 を乱すおそれのある積分器の出力信号を除去することができ又はFA信号に付加 することもできる。図3に示す制御回路22の実施例は、積分器26の出力レベ ルを規則的に増大することにより層ジャンプ中に焦点アクチュエータの移動を制 御する。変形例として、焦点アクチュエータの移動はジャンプ制御パルス発生回 路28′により加算回路27に供給される正又は負のジャンプ制御パルスにより 決定し、その後アクチュエータは別の付勢を行なうことなく上向き又は下向きに 移動する。このパルスは例えば1m秒の期間を有し、その期間の後アクチュエー タは2m秒の予め定めた時間期間に亘って移動し続け、合計約3m秒で一方の層 から他方の層への25μmの距離に亘って焦点を移動させる。 検出装置14、信号形成回路15、焦点制御回路22、焦点アクチュエータ1 2及び集束手段10が結合されて走査すべき情報層上に焦点9を持続するフィー ドバックループを形成する。線形増幅器24、微分器25及び積分器26はフィ ードバックループの3個の枝路を構成する。 図1の二進LC信号は第1の制御器34により発生する。図4はこの制御器の 実施例を示す。このLC信号は、一方の情報から他方の情報層への走査を変更さ せる層ジャンプ(LJ)コマンドを受信した後第1の論理値をとる。このLC信 号は、二進フローズ(CL)信号の遷移を受信した後第2の論理値をとる。この LC信号は、情報層を変更させるコマンドを受信した瞬時にループ制御器33を 介してフィードバックループの特性を変更する。この信号は、CL信号の遷移が 検出され、走査を連続する予定の情報に焦点が近づいたとき、フィードバックル ープの特性を再生する。セット−リセットプリップフロップで構成される回路3 5はLJ信号及びCL信号をLC信号に変更する。 第1制御器34は、遅延したジャンプコマンドであるジャンプ(JU)信号を LC信号と同期して焦点制御回路に供給するジャンプ制御信号発生器36を具え 、焦点9を走査すべき情報層の方向に移動させる。LJコマンドの受信に際し、 この発生器はJU信号を焦点制御回路22に供給する。この信号は焦点制御回路 のスイッチ32をクローズしパルス発生回路28をトリガし、このトリガに応じ て回路28が正又は負の定レベル信号を積分器26に供給し、定レベル信号によ り支持されると共にジャンプすべき情報層の番号及びジャンプ方向により決定さ れる距離及び方向に沿って焦点アクチュエータを移動させる。 第1の制御器34の入力信号として用いるCL信号はジャンプコマンド信号L Jに応じてカウンタ99により発生する。カウンタ99は予め定めた数のクロッ クパルスclkを計数し、予め定めた時間期間の後にリセット信号RSを発生し 、この信号をパルス発生回路28(又は28′)及びループ制御器33に供給し て焦点サーボ制御回路22の機能を復帰させる。 信号CAは、焦点が入射面を経て情報層に向けて移動するときに用いられる。 情報層間で焦点を変更する場合、CA信号は必ずしも用いない。図5は第2制御 器の実施例を示す。CA信号又はローパス フィルタを通過したCA信号を比較 器38に供給する。この比較器は、CA信号が予め定めたCAプリセット値CAp を超える場合二進“1”の出力信号を発生する。CApの値は、入射面6に起因 してCA信号よりも大きくなり情報層に起因してCA信号よりも小さくなるよう に設定する。FE信号は整流器39において整流する。比較器40は整流器39 の出力を予め定めたFEプリセット値FEpと比較する。このプリセット値FEp の値は、FE信号中のノイズのピーク値よりも大きくS曲線の最大値よりも小さ くなるように設定する。比較器38及び40の出力はAND回路41で結合し、 このAND回路から両方の入力が“1”の場合だけ二進値“1”を出力する。A ND回路41の出力部をCL信号コンダクタに接続する。このCL信号コンダク タはCL信号を第1の制御器34に供給する。 制御回路の動作を、図1,3,4及び5の回路図及び図2及び6の波形図に基 づいて説明する。 走査の開始時において、層ジャンプコマンド(LJ)を第1の制御器34に与 え、ジャンプ制御信号発生器36からジャンプパルスを焦点制御回路22に送出 する。次にスイッチ32の閉成及び回路28の起動により焦点アクチュエータ( FA)信号を回路28により発生した信号の符号に応じて段階的に増大または減 少させる。回路35はLC信号を出力して、スイッチ29、30及び31をオー プンさせ、これにより焦点制御回路22が一部を構成するフィードバックループ をオープンさせる。段階的な変化の期間中のFE及びCA信号の値は、対物レン ズの光軸方向の変位zの関数として図6に示す。第2制御器37はこれらの値を モニタし、両方の信号が適切なプリセット値を超えるときに動作する。入射面の 位置45付近のFE信号は情報層2,3及び4の位置46,47及び48付近の FE信号とそれぞれ等しい大きさである。この理由は、信号形成回路15が表面 層の反射率に依存しないように正規化しているからである。入射面のFE信号が FEpレベルと交差するかで、比較器は“1”信号を出力する。一方、正規化さ れていないCA信号は、入射面の低い反射率によりCApレベル以下に維持され る。比較器38は“1”信号を出力せず、スイッチ44はCL信号をAND回路 41の出力部に送るので、CL信号にいかなる遷移も発生しない。つまり、フィ ードバックループはオープン状態にあり、段階的な変化が連続する。焦点が位置 46′を通過し焦点スポットが情報層2に近づくと、CA信号がCApレベルと 交差し、その僅かな後にFE信号が位置49においてFEpレベルと交差する。 そして、AND回路41は“1”信号を出力する。AND回路41の出力部は走 査の開始期間中CL′信号をCL導体に供給し、このCL′信号は第1の制御器 34に送られて回路35をリセットする。LC信号の値が“0”に降下してスイ ッチ29,30及び31をクローズし、これによりフィードバックループがクロ ーズされる。同時に、スイッチ32が回路33によりオープンし、段階的な変化 が終了する。焦点制御回路22は焦点9の位置を適切に制御し、焦点は位置49 から位置46に移動し、ここでロックされる。尚、初期焦点設定工程の詳細な説 明は米国特許第5189293号に見出すことができる。 走査中に焦点が層ジャンプを行なう必要のある場合、例えば情報層2から情報 層3へジャンプする場合すなわち図6の位置46から位置47に移動する場合、 初期焦点設定のために用いる上述した既知の方法を用いることができない。この 既知の方法を適用しようとすれば、CA及びFE信号の両方のレベル交差がモニ タされてしまう。比較器がFE信号の絶対値をチェックするので、比較器40は 位置50において上向きの交差を検出する。情報層のCA信号は、層ジャンプ中 CA信号がCApプリセットレベル以上に維持される範囲でオーバラップする。 つまり、比較器38は“1”信号を出力し、AND回路41から“1”信号を出 力させる。既知の方法において、AND回路41の出力部はCL導体に接続され ているので、信号CL′は“1”にセットされ、フィードバックループをクロー ズの状態に維持する。アクチュエータが位置50において十分に高速で移動しな い場合、焦点制御は焦点を位置46に引き戻す。アクチュエータが十分に高速で 移動する場合、焦点は位置47の方向に移動し続ける。一方、焦点が層2と3と の間の距離の半分の位置にある位置51におけるFE信号の零クロス付近におい て、アクチュエータは焦点制御回路22の微分器におけるFE信号の正の傾きの 効果に起因して高速移動している。この高速移動により、位置47の焦点の位置 制御が不確実になってしまう。 本発明による焦点制御はこの課題を極めて有効な解決策により解決する。第1 の制御器34により層ジャンプコマンドLJが受信され(図4)カウンタ99か ら供給されるループ制御信号LCが“1”になると、LC信号及びJU信号が発 生し、これらの信号は回路33を介して(i)スイッチ29,30及び31をオ ープンし、(ii)スイッチ32をクローズしてジャンプ制御パルス発生手段28に より積分器26の第2の入力部にジャンプ制御パルスを発生させる。このジャン プ制御パルスにより、焦点は走査した層から走査すべき次の層へ移動する。ジャ ンプパルスが終了した後、アクチュエータ手段は、カウンタ97が最終計数番号 に到達してリセット信号RSを発生するまで、積分器26の出力により依然とし て前進する。回路33を介して供給してるリセット信号RSによりスイッチ29 ,30及び31がクローズスイッチ32がオープンする。さらに、パルス発生回 路28がリセットされるので、この回路28、回路33を介して適切なトリガを 受信すると別のパルスを発生することができる。パルス発生回路28は単安定フ リップフロップで構成される。或るは、好ましくは、回路28の代わりにパルス 発生回路28′を用いることができる(同様に、スイッチ32も省くことができ る)。回路28′はジャンプ制御パルスを2〜3m秒の時間周期中に制御回路2 2の出力部に供給することができる(図8、FA信号を参照)。この結果、焦点 アクチュエータ手段12は、上記焦点制御パルスの供給中に集束手段を加速移動 させる。ジャップ制御パルスが終了すると、集束手段は急激に変化する曲線に沿 って追従し、その後集束手段は定速度で進行する(図8に示す、焦点位置)。固 定された時間期間(5m秒)の後、制御回路22はリセット信号RSにより再び アクティブ状態になる。次に、焦点制御回路は適当なFA信号を発生して指示さ れた層上に焦点スポットを形成する(図8、5m秒後のFA信号)。さらに、実 際のFE信号を図8において時間の関数として示す。本例では、スィッチ29, 30,31及び32が、増幅器23又は回路28とP.I.D.回路24,25 及び26との間の接続を開閉する。この点に関して、これらスィッチをオープン することは、P.I.D.回路24,25,26の入力部を接地し、又は回路2 3及び28の出力部を接地し、又は回路23の入力部及び回路28の出力部を接 地することと等価であることを意味する。 勿論、多層ディスクにおいてある層から第3又は第4の別の層へジャンプする 必要がある場合、カウンタ99は多くの数を計数するように設定されアクチュエ ータが自由に移動できるように時間周期を伸長させる必要がある。図8を参照す るに、この時間期間は、焦点制御回路が再びオンに切り換わる前にそれぞれ47 .5μm及び73μm進行するのに約5m秒及び8m秒かかる。 さらに、ジャンプ制御パルスのパルス振幅は、直接隣接していない層間で比較 的短いジャンプサイクルを有するように増大させることができる。 本発明による光学式走査装置の別の変形例として、零クロス51付近のフィー ドバックの変形にはフィードバックループの増幅器の変形を含む。図7は調整可 能な増幅器23′を示す。この増幅器は焦点誤差信号FEをその出力部で受信す る。この増幅器の入力信号FEは抵抗54を介して差動増幅器51の第1入力部 に供給される。差動増幅器の第2の入力部は接地する。2個の抵抗55及び56 は第1入力部に接続する。スイッチ57により抵抗55又は56のいずれかを出 力部に接続する。これら抵抗の互いに異なる値により、異なる利得が与えられる 。このスイッチは回路33を介して差動する。焦点が情報層上にロックされると 、スイッチは最大増幅 が得られる位置をとる。焦点ジャンプ中、この僅かな 増幅が得られる位置に存在し、これにより位置51のような交差位置を通過する 際アクチュエータが速過ぎるスピードになることが回避される。初期のフォーカ シング中、上述したように、フィードバックループはスイッチ29,30,31 及び32によりオープン状態になることができる。 光記録媒体を走査する走査装置において本発明を説明したが、本発明はこの走 査に限定されず、ある種の情報を含む上下に重なり合う層を有するいかなる種類 の物体についての走査装置にも適用することがてきる。この走査装置の例として 、ある材料層に対して少なくとも部分的に透明な波長の放射により集積 半導体回路の上下に重なり合う層を試験する走査装置がある。この走査装置は回 路を構成する種々の層を走査し、これらの層から読み取られた情報はこれらの層 の構造に関するものとなる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.互いに重なり合う少なくとも第1及び第2の情報層を有する光記録媒体を走 査する光学式走査装置であって、 放射ビームを焦点に収束させる手段を含む光学装置と、 前記収束手段を制御して焦点を前記層と直交する方向に変位させる焦点アク チュエータ手段と、 焦点と走査すべき層との間の距離及び方向を表す焦点誤差(FE)信号を取 り出す焦点誤差検出器と、 前記FE信号に応じて焦点アクチュエータ駆動信号を取り出すと共にこの駆 動信号を焦点アクチュエータに供給してアクチュエータを走査すべき層にほぼ維 持する焦点制御回路と、 第1の層の走査から第2の層の走査へ変更する層ジャンプコマンドを受信し た後前記焦点制御回路の機能の変更を制御する第1の論理値、及び前記機能の復 帰を制御する第2の論理値をとる二進ループ制御信号を発生する第1の制御装置 とを具える光学式走査装置において、 前記層ジャンプコマンドを受信し、この層ジャンプコマンドを受信した際焦 点アクチュエータ手段を起動させるジャンプ制御パルスを発生するパルス発生手 段を具え、この層ジャンプコマンドが、少なくともジャンプ制御パルスの時間期 間中に焦点制御回路の機能を大幅に変更させると共に前記時間期間が経過する際 焦点制御回路の機能を復帰させることを特徴とする光学式走査装置。 2.請求項1に記載の光学式走査装置において、前記大幅な変更が、前記ジャン プ制御パルスの時間期間よりも大幅に長い予め定めた時間期間にわたって続くこ とを特徴とする光学式走査装置。 3.請求項1又は2に記載の光学式走査装置において、前記大幅な変更が、前記 焦点制御回路の入力部の入力信号を中断させることにより行われることを特徴と する光学式走査装置。 4.請求項1又は2に記載の光学式走査装置において、前記大幅な変更が、前記 焦点制御回路の増幅率を大幅に減少させることにより行われることを特徴とす る光学式走査装置。 5.請求項1又は2に記載の光学式走査装置において、前記大幅な変更が、焦点 制御回路のPID制御装置の積分枝路及び微分枝路の入力部の入力信号を中断す ることにより行われ、請求項パルス発生手段がジャンプ制御パルスを前記PID 制御装置の積分枝路に供給することを特徴とする光学式走査装置。 6.少なくとも3個の互いに重なり合う層について走査できる請求項2に記載の 光学式走査装置において、前記予め定めた時間期間がジャンプされる層の数に依 存することを特徴とする光学式走査装置。 7.請求項3又は4に記載の光学式走査装置において、前記パルス発生手段がジ ャンプ制御パルスを焦点制御回路の出力信号に加算することを特徴とする光学式 走査装置。
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