JPH10507771A - L−エリトロシル ヌクレオシド - Google Patents
L−エリトロシル ヌクレオシドInfo
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- JPH10507771A JPH10507771A JP8514685A JP51468596A JPH10507771A JP H10507771 A JPH10507771 A JP H10507771A JP 8514685 A JP8514685 A JP 8514685A JP 51468596 A JP51468596 A JP 51468596A JP H10507771 A JPH10507771 A JP H10507771A
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、αおよびβ−L−エリトロシルヌクレオシド、その調製方法、それを含有する製剤組成物およびそれを使用して哺乳動物内の様々な病気を治療する方法に関するものである。
Description
【発明の詳細な説明】
L−エリトロシル ヌクレオシ 発明の属する技術分野
本発明は、L−エリトロシル ヌクレオシド、その製造方法、それを含有する
製剤組成物、および抗癌薬、抗ウイルス薬、抗真菌薬、駆虫薬および/または抗
菌性物質のような化合物を哺乳動物に使用する方法に関するものである。従来の技術
Periguad,c.,等の「Nucleosides and Nucleotides,11(2-4),903-945,(1992)」
には、化学療法薬(抗癌薬、抗ウイルス薬および抗真菌薬を含む)としてのヌ
クレオシドおよび/またはヌクレオチドの使用に関する従来技術の有用な大要が
記載されている。この文献に記載されているように、「ヌクレオシド」という用
語は、塩基により区別される自然に生じるヌクレオシドに関する。例えば、アデ
ニンおよびグアニン(それぞれ、AおよびG)はプリン塩基を有し、一方、シト
シン、ウラシル、チミンおよびヒポキサンチン(それぞれ、C、U、TおよびH
)はピリミジン塩基を有している。
Genu-Dellac,C.,等の「Nucleotides & Nucleosides,10(6),1345-1376,(1991)」
には、自然に生じるヌクレオシドの2′−デオキシ−α−L−エリトロ−ペント
フラノシル アナログおよびその抗ウイルス性化合物としての使用が記載されて
いる。
ナガサワ,N.等の「J.Org.Chem.,32,251-252,(1967)」には、あるD−リボ
ピラノシルヌクレオシド(特に、9−(2′−デオキシ−β−D−リボピラノシ
ル)アデノシン)の製造が記載されている。Fucik,V.,等の「Nucleic Acid Res
earch,Vol.1,No.4,(1974),639-644」には、あるリボピラノシルヌクレオシドを
含む一連の修飾誘導体を用いた、枯草菌内のシチジン輸送系に対するプリンヌク
レオシドの親和性への化学修飾の構造効果が記載されている。
よく知られているように、自然の核酸中に発見される糖は、ほとんど全ての場
合において、D−リボースおよびD−デオキシリボースである。リボヌクレオチ
ドおよびリボヌクレオシドのD−異性体の化学的および生物学的活性を調査する
研究がかなり行なわれているが、L−異性体に関する研究はほとんど行なわれて
いない。これは主に、微生物および酵素を用いたヌクレオシドのDL−異性体の
光学分割をしばしば伴なう、L−異性体の合成が非常に困難であるという事実に
よるものである(概して、アサイ,M.,等の「Chem Pharm.Bull.,15(12),1863-18
70,(1967)を参照のこと)。D−ヌクレオシド化合物の既知の活性、およびいく
つかのD−糖−ヌクレオシド化合物の成功した商業化(商業的に受け入れられた
D−ヌクレオシドアナログについて検討した前出のPerigaud,C.等の文献を参照
のこと)の一部が、あるヌクレオシドアナログのL−異性体に関する現在の研究
に至った。
おそらく、最もよく知られた市販の核塩基(nucleobase)アナログは、以下に
構造を示した5−フルオロウラシル(5−FU)である:
5−FUは、ロシュから市販されている抗代謝剤であり、ある種の癌を治療する
ために最も一般的に用いられる薬物のうちの1つである。この薬物の高い許容性
は、一部はその極度の細胞障害効果によるものである。しかしながら、この高度
に毒性のある化合物は、安全性が低く、例えば、吐き気、嘔吐、下痢、白血球減
少、血小板減少、脱毛等を含む多くの副作用がある。さらに、5−FUは主に、
静脈製剤のみに用いられている。したがって、おそらく5−FUと同じくらい細
胞障害性であるか、またはそれほど細胞障害性ではないが5−FUよりも特異的
であり、かつ、好ましくは経口投与できるヌクレオシドアナログが必要とされて
いる。
5−FUは現在、正常な細胞に与える損傷のために、短い間隔で投与されてい
る。患者は、治療の細胞障害効果から回復する期間に亘り化学療法から外される
。
健康な細胞に対して細胞障害性の少ない薬物が開発されれば、もはや、定期的な
間隔で患者を治療する必要はない。このことは、治療された癌細胞内にしばしば
見られる多数の薬物抵抗性の発達に関連しているかもしれないと考えられる。特
に、腫瘍が殺されたときに、薬物に対して最も抵抗性の強い細胞はより遅く死亡
し、したがって、治療が停止されたときには(しばしば、正常な細胞に対する細
胞障害性のために)、より抵抗性の強い腫瘍細胞が残されて増殖してしまう。
市販の重要なヌクレオシドアナログは、ブラウスウェルカム(Burroughs Wellc
ome)からレトロウィル(Retrovir)として市販されている、アジドチミジン(AZ
T)である。下記の化学式:
を有するβ−D−デオキシ−リボフラノシル誘導体であるAZTは、特に後天性
免疫不全症候群(AIDS)に応答するウイルスに対する、抗ウイルス薬として
有用である。
5−FUのようなこの化合物は、顆粒球減少および/または重症貧血のような
血液内毒性を含む多数の望ましくない副作用と関連している。
限定を意図するものではないが、L−ヌクレオシド(クレームされている)は
傷ついた細胞(compromised cells)に対して選択的な透過性を有すると考えら
れるので、本発明においてクレームされているL−ヌクレオシド化合物は、5−
FUおよびAZTのような化合物よりも有益かもしれない。傷付いた細胞は、癌
細胞または感染が細菌性、真菌性、ウイルス性または寄生性である他の感染細胞
を意味するものである。本発明のL−ヌクレオシドをこれらの傷付いた細胞中に
移送するかまたはこの細胞に透過させてもよいが、正常な細胞においては、L−
ヌクレオシドは透過しないと考えられる(例えば、Lin,T.S.,等のJ.Med.Chem
.,37,(1994),p.798-803の「Synthesis and Biological Evaluation of 2',3'-Di
deoxy-L-Pymidine Nucleosides as Potential Antiviral Agents Against HIV a
nd HBV」の要約;およびSpadari,S.,等のJ.Med.Chem.,35,(1992),p.4214-422
0 を参照のこと)。したがって、傷付いた細胞に関してこれらのL−ヌクレオシ
ドが選択的となる点で、正常な細胞に対して、5−FUのような化合物よりもこ
れらのL−ヌクレオシドのほうが有害ではない。
この選択的透過性の概念に加えて、治療化合物がしばしば細胞のRNAに関連
する抑制機構を有するウイルス性関連細胞において、そのようなウイルス性感染
細胞の酵素が、正常な細胞におけるよりも特異的ではなく、したがって、ある酵
素がL−ヌクレオシドにより細胞に透過できる場合には、より原始的な酵素(有
機ホスホリラーゼ、キナーゼまたはチミジル酸シンターゼのような)も抑制を生
じるような様式でこの化合物を認識するかもしれない。
本発明は、抗癌薬、抗ウイルス薬、駆虫薬、抗真菌薬および/または抗菌性物
質のような関心のある活性を有する新しい群のL−エリトロシルヌクレオシドに
関するものである。これらの化合物は一般的に水溶性である。このことは、経口
投与を行なってもよいことを示唆している。このことは、5−FUおよび類似の
抗癌薬に対して特に有利である。また、これらの化合物の活性は、正常な細胞に
対するものと比較して、傷ついた細胞に関してより選択的であり、本発明の化合
物には副作用がより少なくなることを示唆している。発明の詳細な説明
本発明により、化学式(I):
を有するエリトロシルヌクレオシド化合物またはその製剤的に容認される塩であ
って、
Bは自然に生じるヌクレオシド(A、G、C、U、ヒポキサンチンまたはT)
またはH、ハロゲン、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C1−C6
アルコキシル、C3−C6シクロアルキルC1−C6アルコキシ、C3−C8シ
クロアルキルオキシ、C3−C8シクロアルキルチオ、C1−C6アルキルチオ
、置換アミノ基、アリール、アラルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリ
ールチオ、アラルキルチオ、複素環およびアミノ基からなる群より選択される1
つ以上の置換基からなる修飾核塩基であり、塩基がビリミジンである場合には、
塩基の位置4での原子が硫黄であって差支えなく、塩基がプリンである場合には
、塩基の位置6の原子が硫黄であってもよく;
R1およびR2が独立してH、モノまたはジハロゲン、OR5、またはBであり
(ここでR5がH、COR6、P(O)nR7R8(ここでR6が1−5の炭素原子の
置換または末置換アルキルまたは置換または末置換芳香族環であり、R7および
R8が各々Hまたは1−5の炭素原子のアルキルでnが2または3である));
R3およびR4が独立してB、HまたはOR9(ここでR9はH、COR10、P(
O)mR11R12であり(ここでR10が1−5の炭素原子の置換または未置換アル
キルまたは置換または未置換芳香族環構造であり、R11およびR12が1−5の炭
素原子のアルキルであり、mは2または3であり))、R1−R4のうちの1つの
みがBであり;R4がBであり、Bが5−フルオロウラシルである場合には、R1
およびR2が両者ともHではなく;R1およびR2がOHであり、R3がHであり、
R4がBである場合には、BはAではなく;R1およびR2がOHであり、R4がH
であり、R3がBである場合には、BはAではない化合物を提供する。
本発明の好ましい化合物の例としては、化学式(I)の化合物であって、
R3またはR4のうち一方がBであり、他方がHであり、R3がBである場合に
は系列はαであり、R4がBである場合には系列はβであり;
BがC、T、U、G、A、ヒポキサンチン、および5−フルオロウラシルであ
り;
R1およびR2の各々がOHである化合物が挙げられる。
本発明の特に好ましい化合物の例としては:
β−L−エリトロフラノシル−5−フルオロウラシル;β−L−エリトロフラ
ノシルウラシル;β−L−エリトロフラノシルシストシン;β−L−エリトロフ
ラノシルヒポキサンチン;β−L−エリトロフラノシルグアニン;α−L−エリ
トロフラノシル−5−フルオロウラシル;および3′−アジド−2′,3′−ジ
デオキシ−β−L−エリトロフラノシルチミン並びにその薬剤的に許容される塩
が挙げられる。
本発明はまた、化学式(I)の化合物、化学式(I)の化合物を含有する製剤組成物
の調製方法;および哺乳動物の癌(特に固体腫瘍癌)の治療に化学式(I)の化合
物を使用する方法、並びに哺乳動物に抗ウイルス薬、抗真菌薬、駆虫薬および/
または抗菌性物質として化学式(I)の化合物を使用する方法を提供する。合成
本発明は、様々な病気(癌を含む)を治療するのに有用な一連のL−エリトロ
ヌクレオシドを記載する。本発明の化合物は、水溶性に基づく経口活性であって
もよい。
本発明の化学式Iのある化合物は、一般式Aにより調製することができる。こ
の式はクロロ−ベンゼンジオール(アセトニドとして保護される)から出発する
化合物5の製造に特異的であるが、当業者には、本発明の範囲内の他の化合物も
、Leroy B.Townsend およびR.Stuart Tipson,(1987)により編集されたNuclei c Acid Chemistry ,Improved and New Synthetic Procedures,Methods and Tec hniques
;およびニューヨークのプレナムプレスのLeroy B.Townsend,(1988-19
91)により編集されたChemistry of Nucleosides and Nucleotidesに記載された
方法のような既知の方法を用いて同様の経路により調製してもよいことが容易に
分かる。プリンヌクレオシド上で様々に置換を行なう適切な方法が国際特許出願
WO90/08147号に記載されている。ピリミジンヌクレオシド上で置換を行なう適
切な方法が国際特許出願WO88/04662号に記載されている。このような出願およ
び文献の開示は、当業者にとって容易に入手でき、背景情報としてここに引用す
る。現在クレームされている化合物の糖部位内で置換を行なう適切な方法が当業
者に知られており、米国特許第4,880,782 号;国際特許出願WO88/00050号;ヨ
ーロ
ッパ特許出願第199451A2号;米国特許第3,817,982 号;Lange,P.,等のProgress
in Antimicrobial and Anticancer Chemotherapy,Proceedings of the 6th In
ternational Congress of Chemotherapy,Univ.Park Press,England,1970,V
ol.11,394-397 頁;および前出のTownsend等の文献を含む、様々な出版物に記載
されている。
実施例1
α−L−エリトロフラノシル−5−フルオロウラシル(5) 工程A
(2S,3S)−2,3−O−イソプロピリデン−1−クロロシクロヘキサ−
4,6−ジエン1(22.2g)のMeOH−CH2Cl2(8:2)溶液を−78℃
まで冷却し、青色が持続するまでO3/O2の蒸気を通過させた。この溶液中にア
ルゴンを泡立たせて、過剰のオゾンを除去した。Ar雰囲気の−78℃で、撹拌し
ている溶液中にNaBH4(4.39g)を分割して加えた。添加後、1時間に亘り
撹拌を続けた。温度を0℃まで上昇させ、この溶液をさらに1時間に亘り撹拌し
た。次いで、210 mlの飽和塩化アンモニウムを加えた。溶剤を真空内で除去し
た。半固体の残留物をEtoAc(150 ml)中に溶解させて濾過した。この操
作を2回繰り返した。蒸発後、複合有機抽出物である18.8gの黄色の液体が得ら
れた。フラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル−酢酸エチル、50:50)に
よる精製によって、薄黄色のオイルとして8.8 gの2を生成した(Rf=0.34、
pE−EtoAc 50:50)。工程B
室温で、2,3−O−イソプロピリデン−L−エリトロース2(4g)をピリ
ジン(5ml)および無水酢酸(15ml)中に溶解させた。1時間後、TLCに
より、3に完全に転化したことが分かった。CH2Cl2との反応混合物(100 m
l)を飽和NaHCO3溶液および水により連続して洗浄した。有機相をNa2S
O4上で乾燥させ、乾燥状態まで蒸発させて、黄色のオイルとして3(5.05g、9
8%)を得た(Rf=0.63、PE−EtoAc 50:50)。工程C
3(2.5g)および5−フルオロウラシル(1.6g)のアセトニトリル溶液(50
ml)に、ヘキサメチルジシラザン(2.1 ml)、クロロトリメチルシラン(1.
3 ml)およびトリメチルシリルトリフレート(3.0 ml)を加えた。室温で60
時間に亘り撹拌した後、TLCにより、反応が完了したことが分かった。次いで
、CH2Cl2(100 ml)を加えて、混合物を50mlの飽和NaHCO3溶液で
3回抽出した。有機相をNa2SO4上で乾燥させ、蒸発させて、2.2 gの粗物質
を得た。この粗物質を精製して、0.88gの白色の結晶性生成物4を得た(Rf=0
.17、PE−EtoAc 50:50)。工程D
1NのHCl溶液中で4を加水分解して、白色の結晶性物質として5(0.55g
)を得た。
(DMSO−d6)δ
3.75(dd,1H,H-4'a)3,90(dd,1H,H-4'b) 4.15 & 4.30(m,2H,H-2' & 3")
5.40 & 5.55(br s,2H,2' & 3"-OH) 6.0(dd,1H,H-1') 11.80
(s,1H,NH)有用性
あるヒト腫瘍細胞系に対する生体外活性
細胞系:8つの異なる株化ヒト細胞系CALU(肺)、COLO320(結腸
)H578St(乳房)、HT−29(結腸)、MCF−7(乳房)、OM−1
(結腸)、SKLU(肺)およびSKMES(肺)、並びに2種類の対照細胞系
(骨髄および/または繊維芽細胞)を用いた。
全ての細胞系は、テキサス州、サンアントニオの癌治療および研究センター、
薬物開発研究所、腫瘍クローニング研究室(Cancer Therapy and Research Cent
er,Institute for Drug Development,Tumor Cloning Laboratory)から得た。
全ての細胞系は、熱不活化子ウシ血清を補給した適切な培地内で単層として成長
した。全ての試薬は、ニューヨーク州、グランドアイランドのグランドアイラン
ドバイオロジカル社から得た。
化合物への腫瘍細胞の生体外露出:本発明の化合物(下記の表Iに示したよう
な)のある静脈内(iv)製剤の株溶液、並びに5−FU(対照)の静脈内製剤
を用いた。本発明の化合物のiv製剤を無菌緩衝生理食塩水により調製し、試験
に必要とされるまで、−70℃で貯蔵した。5−FU対照製剤を市販の製品文献に
提示されているように調製した。
トリプシナイゼーション(trypsinization)後に、腫瘍細胞を組織培地中に懸
濁させ、3つの異なる濃度:10、1および0.1 μg/mlで連続的に抗腫瘍物質
にさらした。
成長阻害の放射測定:2μCi/mlの最終濃度で14C−グルコースを含有す
るそれそれの成長培地内に抗腫瘍物質を加えた後、BACTECシステム460
(メアリーランド州、トウソン、ジョンストンラボラトリーズ)により成長阻害
を評価した(一般的に、C.Arteaga,等のA Radiometric Method for Evaluatio n of Chemotherapy Sensitivity: Results of Screening a Panel of Human B reast Cancer Cell Lines
,Cancer Research,47,6248-6253,(1987)を参照のこ
と)。
放射性グルコースを含有する腫瘍細胞懸濁液2mlを自己密封性ラバー−アル
ミニウムキャップを通して注射することにより、無菌の使い捨て15mlバイアル
中に接種した。各々の細胞系に関して、この放射測定システムにおいて測定可能
な著しい成長を示すために、バイアルごとに必要とされる腫瘍細胞の最適数を変
更した。次いで、接種したバイアルを37℃で保温した。14C−グルコースの代謝
により生じた14CO2の放出測定を、BACTEC装置内で6、9、12および15
日目に行なった。この装置は、14CO2含有空気をバイアルから、dpmを成長
指数値に変換するイオン化チャンバ中に流す。薬物処理バイアルの成長指数値を
対照バイアル内で観察された成長指数値と比較することにより、化学療法感度を
計算した。各々のデータ点は、三重値を示している。
結果が下記の表Iに示されている。
表Iに示されているデータを、対照としての5−FUにより得られた結果と比
較する。全ての化合物は、等しいミリモルを基準として供給した。阻害濃度(I
C50)は、50%の未処理癌細胞を殺すのに必要な濃度として定義されている。
表Iに列記したある化合物のIC50は、5−FU(対照)に関するIC50よ
りも大きいかもしれないが、本発明の化合物は、骨髄または繊維芽細胞のような
正常な細胞に対して一般的に毒性が弱い。このことは、クレームされた化合物が
それほど毒性ではなくおよび/または腫瘍細胞に関してより選択的であり、それ
によって、副作用がそれほど重大ではなくなるので、本発明の化合物が既知の癌
治療よりも優れた利点を有することを意味する。さらに、正常な細胞に対する毒
性が低いために、本発明の化合物をより高い比率で供給して、癌細胞に対する毒
性を選択的に増大させてもよい。この点に関して、所定の化合物に関する治療比
率は、以下の計算により典型的に求められる。
生存する骨髄の%
生存する腫瘍の%
<80%の治療比率が活性であると考えられている。生体内評価
本発明の代表的な化合物を、臨床的有用性を示す抗癌活性の様々な前臨床試験
で試験する。例えば、ある化合物は、ヌードマウスに異種移植されたヒト腫瘍、
特にB16、MX−1およびP388白血病腫瘍系に対して生体内で試験する。B16黒色腫
マウス内でB16腫瘍を成長させているs.c.から調製したB16マウス黒
色腫ブライのi.p.接種物をB6D2F1マウスに接種する(0日目)。1日
目に、腫瘍を接触したマウスを薬物またはビヒクル対照で処理する。薬物、薬物
投与の経路およびスケジュールを問題の研究に適切に選択する。試薬に関する供
与量情報が入手できない場合には、腫瘍を接種していないマウスにおいて、最初
の供与量を求める実験で最大許容供与量(MTD)を求める。典型的な実験にお
いて、薬物はそのMTDおよび1/2のMTDの供与量のi.p.で1日の5回
のスケジュールで与えられる。
全ての群の平均生存時間を計算し、その結果を処理マウスの平均生存体/対照
マウスの平均生存体(T/C)×100 として表す。150 のT/C値は、処理され
た群のマウスが対照群のマウスよりも50%長生きしたことを意味する。これはと
きには、寿命の増加、またはILS値と称される。
60日に亘り生存したマウスは、B16モデルにおいて、長期生存体、または治
癒体と考えられる。NCIに長年に亘り使用されている、このモデルにおける活
性に関する全般的に容認されたカットオフ(cut-off)はT/C=125 である。
長年に亘るB16の従来の使用は、以下の活性レベルを設けている;T/C=12
5 −150、弱い活性;T/C=150 −200、適度の活性;T/C=200 −300、高
い活性;T/C>300、長期間生存体の優れた治癒力のある活性。
主にログランクp−値試験を用いて、データの統計をとる。P388白血病
この試験は、B16試験と同様の方法で正確に行なう。腫瘍DBA/2マウス
からP388細胞を含有する腹水流体を除去し、この細胞を遠心分離し、次いで
生理食塩水中に白血病細胞を再懸濁させることにより、腫瘍接種物を調製する。
0日目にマウスに105のP388細胞をi.p.で接種する。MX−1ヒト乳房腫傷異種移植
ヌードマウス宿主内のMX−1腫瘍を成長させている脾臓細胞から採取したM
X−1哺乳動物癌腫の断片をトロカールによりヌードマウスの脾臓細胞に移植す
る。腫瘍が約5mm×5mmのサイズとなったときに(通常、接種から約10日後
)、動物を処理した群と対照群に対にして分ける。各々の群は10匹の腫瘍マウス
からなり、その各々には耳にタグを付けて、実験期間中個々に追跡する。薬物ま
たはビヒクルの投与を、動物を対に分けた日に開始する(1日目)。供与量、薬
物投与の経路およびスケジュールを問題の研究について適切に選択する。試薬の
MTD供給量が知られていない場合には、腫瘍が接種されていないマウスにおい
て、最初に供与量を求める実験でその供給量を求める。典型的な実験においては
、薬物をそのMTDおよび1/2のMTDの供給量のi.p.で1日に5回のス
ケジュールで与える。
実験は、対照腫瘍のサイズが2−3gに達したときに通常終了する。マウスの
体重を週に2回測定し、腫瘍の測定を週に2回カリパスにより行なう。これを1
日目に開始する。これらの腫瘍測定値をよく知られた公式によりmgの腫瘍の重
量に換算し、これらの計算した腫瘍重量から終了する日を求めることができる。
終了する際に、全てのマウスの体重を測定し、マウスを犠牲にして、それらの腫
瘍を切除する。腫瘍の重量を測定し、群ごとの平均腫瘍重量を計算する。このモ
デルにおいて、平均対照腫瘍重量/平均処理腫瘍重量×100 %(C/T)を、10
0 %から引いて、各々の群に関して、腫瘍成長阻害(TGI)を得る。
MX−1モデルにおいて、いくつかの薬物により腫瘍が収縮する。これらの試
薬により、所定の腫瘍の最終重量は、1日目の最初の処理の時点の重量から減っ
ている。最初の腫瘍の重量で割ったこの差が収縮%である。平均腫瘍収縮%を、
MX−1退行を経験した群のマウスからのデータより計算することができる。マ
ウスから腫瘍が完全に消えた場合には、これは、完全な退行または完全な腫瘍収
縮と考えられる。所望であれば、部分的または全体的に腫瘍の退行したマウスを
、終了日を過ぎても生かしたままにして、それらのマウスが長期間の腫瘍のない
生存体となるか否かを観察しても差支えない。
主にログランクp−値試験を用いて、データの統計をとる。
HIV−1不活化研究に関するプロトコル
生体外の抗ウイルススクリーンにおける化合物を試験する一般的なプロトコル
が以下の文献に開示されている:
1. 無細胞HIV−1の不活化
HIV−1のHTLV−IIIB株に慢性感染したH−9ヒトT細胞の培養上
清から無細胞HIV−1株を派生させる。MNを含む他のHIV−1株およびい
くつかのアフリカ株を確認の目的として後に使用してもよい。
a) 無細胞HTLV−IIIB:
無細胞HIV−1(5×105から1×106TCID50/ml、または中央組織培
養感染供与量)を未処理のままか、またはRPMI 1640培地、または異な
る濃度の抗ウイルス体により、様々な期間に亘り、37℃または測定すべき温度で
処理する。保温後、処理したものと未処理ものを、5×105の洗浄しペレット化
した標的MT−4細胞に加える。37℃で1時間保温した後、MT−4細胞をRP
MI1604で3回洗浄し、15%の胎仔ウシ血清(FBS)を補ったRPMI1
640中に再懸濁させ、5%のCO2の加湿恒温器内において37℃で培養する。
生きているミトコンドリアが存在する場合に色が変化する、3−(4,5−ジメ
チル−チアゾル−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド(M
TT)染料を加えることにより、7日目の培養について、細胞生存度を求める。
全ての測定を三重に行なう。
b) 無細胞JR−CSF:
HIV−1のラープ酵素株への抗ウイルス薬の効果を評価することに加えて、
HIV−1の主要分離株(JR−CSF)への抗ウイルス薬の効果を求めること
も重要である。この分離株は主要なヒト末梢単核細胞(PBMC)のみに感染す
る。フィトヘムアグルチニンA(PHA、シグマケミカル社)により活性化した
ヒトPBMCを、感染性研究に使用する前に1日に亘り、10%のFBS(完全培
地)および2.0 μgのPHA/mlを補ったRPMI1640培地内でPBMC
を培養することにより調製する。上述したように処理したかまたは末処理のHI
V−1(JR−CSF)をPHA−活性化ヒトPBMCに加えて、37℃で1時間
に亘り保温する。保温後、1.0 mlの完全RPMI1640培地を細胞に加える
。培養上清を培養の3、6および9日目に採取して、HIV−1 p24コア蛋
白質の量をHIV−24 p24抗原捕獲アッセイにより三重に求める(フロリ
ダ州、コウルターイミュノロジー、またはデラウェア州、ウィルミントンのNE
N
デュポン)。
2. 細胞関連HIV−1の不活化
使用すべきHIV−1感染ヒト細胞には、慢性感染H−9細胞(HTLV−I
IIBまたはMN株)およびHTLV−IIIBまたはJR−CSFに感染した
ヒトPBMCが含まれる。HTLV−IIIB−およびMN−感染H−9細胞系
は様々な研究所から得られる。感染ヒトPBMCに関しては、新鮮なヒトPBM
Cが正常なボランティアから得られ、PHAにより刺激を受け、上述したように
、HTLV−IIIBまたはJR−CSFにより感染される。生体外感染後から
7日目に、培養上清内でHIV−1 p24の存在に関して試験することにより
感染性を調べる。感染した培地を等しい部分標本に分ける。次いで、ある組を様
々な時間間隔に亘り異なる濃度で抗ウイルス薬で処理し、一方で、他の組を未処
理のままにしておく。培養の3、6および9日目に採取した培地上清を、p24
抗原捕捉測定キットによりHIV−1 p24のレベルについて評価する。これ
らの培地からの細胞を、免疫蛍光(IF)研究に用いて、HIV−1抗原を発現
する細胞の百分率を求めても差支えない。
3. HIV−1潜伏感染細胞の不活化
HIV−1潜伏感染細胞への抗ウイルス薬の効果を研究するように、これらの
測定法を設計する。以下の1種類以上のHIV−1潜伏感染ヒト細胞系を用いて
も差支えない(メアリーランド州、ロックビル、NIH AIDS Research and Reagen
t Reference Program から得たJ1−1、U1/HIV、およびACH−2)。
これらの細胞は、HIV−1複製において10−100倍に増大する異なるサイトキ
ン(cytokines)により刺激されるまで、著しいHIV−1ウイルス複製のない
HIV−1感染により特徴付けられている。J1−1、またはU1/HIV、ま
たはACH−2細胞が96−ウェル丸底組織培養プレートに接種され、15%の胎仔
ウシ血清(FBS)が補われたRPMI1640内で5×105/ウェルとなる。
細胞を未処理のままにするかまたは様々な時間間隔に亘り異なる濃度の抗ウイル
ス薬で処理する。処理に続いて、処理細胞および未処理細胞をRPMI1640
内で3回洗浄し、以下のように刺激する。
前述したように(参照文献1)、J1−1細胞を48時間に亘り37℃で1000Uの
α腫瘍ネクロシス要因(α−TNF、ゲンザイム)により刺激する。
U1/HIV−1細胞を48時間に亘り37℃で20%−40%のPHA−培地上清(
エレクトロヌクレオニクス)により刺激する(参照文献2)。PHA−上清は、
エレクトロヌクレオニクスから購入するか、または研究所で調製する。PHA−
上清を調製するために、正常なヒトPBMCを、15%のFBSおよび10μg/m
lのフォトヘマグルチニンA(シグマケミカル社、PHS)が補われたRPMI
1640内において106細胞/mlの細胞密度で培養する。培地上清を収穫し、
2μmフィルタに通して濾過し、上述したようにU1/HIV細胞を刺激するの
に用いる。
上述したように(参照文献3および4)、48時間に亘り37℃で1.0 μMのフォ
ルバル12−ミリステート13アセテート(シグマケミカル社、PMA)を添加
することにより、ACH−2細胞を刺激する。刺激期間の最後に、培地上清を採
取し、HIV−1発現を、HIV−1 p24抗原捕捉ELISA(デュポン)
および逆転写酵素(RT)により評価する。
細胞関連HIV−1実験の不活化において、処理細胞および未処理細胞にPC
R分析を行なっても差支えない。
4. HIV−1誘発融合細胞形成の阻害
HIV−1感染H−9細胞を未処理のままにするか、または上述したように抗
ウイルス薬で処理する。未処理細胞および処理細胞(5×104細胞/ウェル)を
、完全RPMI1640培地内に1×105インジケータSupT1ヒトT細胞/
ウェルを含有する96−ウェルの平底マイクロタイタ組織培地プレートに加える。
37℃での一晩の保温後、倒立顕微鏡を用いて2人の個人が融合細胞の形成を評価
する。
5. 細胞障害作用の研究
抗ウイルス薬の細胞障害作用を様々な細胞の種類について試験することができ
る。上述した細胞系および正常なヒトPBMCの全てを、上述したように、様々
な時間に亘り異なる抗ウイルス薬濃度で保温する。MTT染料法(上記参照)お
よび[3H]チミジン接種およびシンチレーション計数により細胞障害作用を決
定する。供給量および製剤
本発明の抗腫瘍化合物(活性成分)を投与して、哺乳動物の体内の薬の作用部
位に活性成分を接触させる手段により腫瘍を阻害することができる。それらの化
合物は、薬剤に関して使用できる従来の手段によるか、または個々の治療活性成
分としてまたは治療活性成分と組み合わせて投与しても差支えない。それらを単
体で投与しても差支えないが、一般的には、選択した投与経路および標準的な治
療法に基づいて選択された治療担体とともに投与される。
投与量は、活性成分の腫瘍を阻害する量であり、もちろん、特定の活性成分の
薬力学特性およびその投与様式並びに経路;投与される人の年齢、健康状態およ
び体重;症状の性質および程度;並存する治療の種類、治療の頻度および所望の
効果のような既知の要因に依存して変わる。通常、活性成分の1日の投与量(治
療効果的な量または癌阻害量)は、体重1kg当たり約5から約400 ミリグラム
までである。普通は、1日に2−4回の投与に分けて与えられるか、または持続
放出形態で、1日当たり、1kg当たり、10から200、好ましくは10から50ミリ
グラムが所望の結果を達成するのに効果的である。
内部投与に適した供給形態(組成物)は、ユニット当たり約1.0 ミリグラムか
ら約500 ミリグラムの活性成分を含有している。これらの製剤組成物において、
活性成分は通常、組成物の合計重量に基づいて、約0.05−95重量%の量で存在す
る。
活性成分は、カプセル、錠剤および粉末のような固体供給形態か、またはエリ
キシル、シロップおよび懸濁液のような液体供給形態で経口により投与しても差
支えない。活性成分はまた、無菌液体供給形態で、非経口投与しても差支えない
。
ゼラチンカプセルは、活性成分と、乳糖、ショ糖、マンニトール、澱粉、セル
ロース誘導体、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸等のような粉末担体と
を含んでいる。類似の希釈剤を用いて、圧縮錠剤を作成しても差支えない。錠剤
およびカプセルの両方を持続放出製品として製造して、数時間に亘って薬物を連
続放出させても差支えない。圧縮錠剤を、糖でまたはフイルムで被覆して、不快
な味を遮断して、雰囲気から錠剤を保護するか、もしくは、胃腸管内での選択的
な崩壊のために腸溶被覆しても差支えない。
経口投与のための液体供給形態には、着色剤およびフレーバリングを含有させ
て、患者に受入れ易くしても差支えない。
一般的に、非経口溶液に適した担体は、水、適切な油、生理食塩水、水性右旋
糖(ぶどう糖)、および関連糖溶液並びにプロピレングリコールまたはポリエチ
レングリコールのようなグリコールである。非経口投与のための溶液は、好まし
くは、活性成分の水溶性塩、適切な安定化剤、および必要であれば、緩衝物質を
含有している。単体かまたは組合せの、硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム
またはアスコルビン酸のような抗酸化剤が適した安定化剤である。クエン酸およ
びその塩並びにナトリウムEDTAも使用されている。さらに、非経口溶液に、
塩化ベンザルコニウム、メチル−またはプロピル−パラベンおよびクロロブタノ
ールのような保存剤を含有させてもよい。
適切な製剤担体が、この業界で標準的な参考文献である、Remington's Pharma
ceutical Sciences,Mack Pablishing Companyに記載されている。
本発明の化合物を投与するのに有用な製剤供給形態は、以下に示すようなもの
であっても差支えない。
カプセル: 標準的なツーピースの堅いゼラチンカプセルの各々に、100 ミリ
グラムの粉末活性成分、175 ミリグラムの乳糖、24ミリグラムのタルクおよび6
ミリグラムのステアリン酸マグネシウムを充填することにより、カプセルを作成
する。
ソフトゼラチンカプセル: 活性成分の大豆油混合物を調製し、容積移送式真
空ポンプによりゼラチン中に注射して、100 ミリグラムの活性成分を含有するソ
フトゼラチンカプセルを形成する。次いで、このカプセルを洗浄して乾燥させる
。
錠剤: 供給ユニットが、100 ミリグラムの活性成分、0.2 ミリグラムのコロ
イド状二酸化ケイ素、5ミリグラムのステアリン酸ナトリウム、275 ミリグラム
の微結晶性セルロース、11ミリグラムのトウモロコシ澱粉および98.8ミリグラム
の乳糖となるように従来の方法により錠剤を調製する。適切なコーティングを施
して、嗜好性を高めたり吸収を遅らせたりしてもよい。
注射可能薬: 1.5 重量%の活性成分を10容積%のプロピレングリコールおよ
び水中で撹拌することにより、注射による投与に適した非経口組成物を調製する
。
この溶液を、塩化ナトリウムで等張性にして、殺菌する。
懸濁液: 各々5ミリリットルが、100 ミリグラムの細かく砕かれた活性成分
、200 ミリグラムのナトリウムカルボキシメチルセルロース、5ミリグラムの安
息香酸ナトリウム、1.0 グラムのソルビトール溶液U.S.P.および0.025 ミ
リグラムのバニリンを含有するように、経口投与のための水性懸濁液を調製する
。
この開示において、本発明を実施するのに特定の物質および条件が重要である
が、本発明の利点を達成するのを妨げない限り、不特定の物質および条件を除外
する必要はない。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
C07D 473/30 C07D 473/30
473/34 473/34
(72)発明者 ウェイス,アレクサンダー エル
アメリカ合衆国 テキサス州 78245 サ
ン アントニオ オミクロン ドライヴ
テキサス リサーチ パーク (番地な
し) リピテック インコーポレーテッド
内
(72)発明者 グッドヒュー,チャールズ ティー
アメリカ合衆国 テキサス州 78245 サ
ン アントニオ オミクロン ドライヴ
テキサス リサーチ パーク (番地な
し) リピテック インコーポレーテッド
内
(72)発明者 ベイコス,タマス
アメリカ合衆国 テキサス州 78245 サ
ン アントニオ オミクロン ドライヴ
テキサス リサーチ パーク (番地な
し) リピテック インコーポレーテッド
内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.化学式: の化合物、 または治療的に許容されるその塩であって、 Bが、自然に生じる核塩基、または、H、ハロゲン、C1−C6アルキル、 C2−C6アルケニル、C1−C6アルコキシ、C3−C6シクロアルキル−C 1−C6アルコキシ、C3−C8シクロアルキルオキシ、C3−C8シクロアル キルチオ、C1−C6アルキルチオ、置換アミノ基、アリール、アラルキル、ア リールオキシ、アラキコキシ、アリールチオ、アラルキルチオ、複素環およびア ミノ基からなる群より選択される置換核塩基より選択され、塩基がピリミジンで ある場合には、塩基の位置4の原子が硫黄であって差支えなく、塩基がプリンで ある場合には、塩基の位置6の原子が硫黄であってもよく; R1およびR2が独立してH、モノハロゲン、ジハロゲン、OR5またはBで あり、ここで、R5はH、COR6、P(O)nR7R8であり、ここで、R6は、 1−5炭素原子の置換または未置換アルキル、もしくは置換または未置換芳香族 環構造物であり、R7およびR8の各々がHまたは1−5炭素原子のアルキルであ り、nが2または3であり; R3およびR4が独立してB、HまたはOR9であり、ここで、R9はH、CO R10、P(O)mR11R12であり、ここで、R10が1−5炭素原子の置 換または未置換アルキル、もしくは、置換または未置換芳香族環構造物であり、 R11およびR12は各々Hまたは1−5炭素原子のアルキルであり、mが2または 3であり、R1−R4の一方のみがBであり;R4がBであり、Bが5−フルオロ ウラシルである場合には、R1およびR2が両方ともHではな く;R1およびR2の各々がOHであり、R3がHでありR4がBである場合には、 BはAではなく;R1およびR2の各々がOHであり、R4がHであり、R3がBで ある場合には、BはAではないことを特徴とする化合物。 2.R3がBとして定義され、R4がHであることを特徴とする請求の範囲第1項 記載の化合物。 3.R4がBとして定義され、R3がHであることを特徴とする請求の範囲第1項 記載の化合物。 4.BがC、T、U、G、A、ヒポキサンチンおよび5−フルオロウラシルから なる群より選択される核塩基または置換核塩基であることを特徴とする請求の範 囲第1項記載の化合物。 5.R1およびR2の各々がOHであることを特徴とする請求の範囲第1項記載の 化合物。 6.R3がBであり、R4がHであり、BがC、T、U、G、A、ヒポキサンチン および5−フルオロウラシルからなる群より選択される核塩基であり、R1およ びR2の各々がOHであることを特徴とする請求の範囲第1項記載の化合物。 7.R4がBであり、R3がHであり、BがC、T、U、G、A、ヒポキサンチン および5−フルオロウラシルからなる群より選択される核塩基であり、R1およ びR2の各々がOHであることを特徴とする請求の範囲第1項記載の化合物。 8.β−L−エリトロフラノシル−5−フルオロウラシル;β−L−エリトロフ ラノシルウラシル;β−L−エリトロフラノシルシストシン;β−L−エリトロ フラノシルヒポキサンチン;β−L−エリトロフラノシルグアニン;α−L−エ リトロフラノシル−5−フルオロウラシル;および3′−アジド−2′,3′− ジデオキシ−β−L−エリトロフラノシルチミン並びに製剤的に許容されるその 塩からなる群より選択されることを特徴とする請求の範囲第1項記載の化合物。 9.製剤的に許容される担体および治療に効果的な量の1種類以上の請求の範囲 第1項記載の化合物からなる製剤組成物。 10.製剤的に許容される担体および治療に効果的な量の1種類以上の請求の範囲 第8項記載の化合物からなる製剤組成物。 11.哺乳動物内の癌を治療する方法であって、癌を阻害する量の請求の範囲第1 項記載の化合物を、癌を有する哺乳動物に投与する工程からなることを特徴とす る方法。 12.哺乳動物内の癌を治療する方法であって、癌を阻害する量の請求の範囲第8 項記載の化合物を、癌を有する哺乳動物に投与する工程からなることを特徴とす る方法。
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