JPH10508300A - エチルベンゼン又はクメンの製造方法 - Google Patents

エチルベンゼン又はクメンの製造方法

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JPH10508300A JP8512705A JP51270596A JPH10508300A JP H10508300 A JPH10508300 A JP H10508300A JP 8512705 A JP8512705 A JP 8512705A JP 51270596 A JP51270596 A JP 51270596A JP H10508300 A JPH10508300 A JP H10508300A
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Abstract

(57)【要約】 希釈エチレン及び希釈ベンゼンからのエチルベンゼンの製造は、三工程でなし遂げられる。第一に、ベンゼンを含有するベンゼン供給材料ストリームが、エチレンを含有する希釈エチレン供給材料ストリームでアルキル化され、ジ−及びトリエチルベンゼンの混合物であって、テトラ−、ペンタ−、及びヘキサエチルベンゼンも含有してもよいものを包含するポリエチルベンゼン類(PEB)を伴って、エチルベンゼンを生ずる。第二に、第一工程の生成物が蒸留され、未反応ベンゼン及び他の未反応物が除去される。エチルベンゼンの一部は、蒸留によって回収される。第三工程では、ポリエチル−ベンゼン類が、過剰の純粋ベンゼンとアルキル交換され、生成物であるエチルベンゼンを生ずる。生成物であるエチルベンゼンは、蒸留によって回収され得る。希釈ベンゼン供給材料を用いるこの方法は、希釈エチレン供給材料ストリームよりはむしろ希釈プロピレン供給材料ストリームを用いることにより、エチルベンゼンよりもむしろクメンの製造にも適用され得る。アルキル化及びアルキル交換工程で使用される触媒類は、シリカ担体上のリンタングステン酸等の担持ヘテロポリ酸触媒類、あるいは酸型のY型ゼオライト触媒類である。

Description

【発明の詳細な説明】 エチルベンゼン又はクメンの製造方法 本発明は、石油精製及び石油化学、詳しくは、ベンゼンを含む組成物及びエチ レンを含む他の組成物からのエチルベンゼンの製造方法に関する。エチルベンゼ ンは、スチレンの製造において、原料として市場で主として用いられる。本発明 はまた、ベンゼンを含む組成物及びプロピレンを含む他の組成物からのクメンの 製造方法に関する。クメンは、フェノールの製造において、原料として本質的に 用いられる。 エチルベンゼンの製造のための公知の方法は、エチレンによるベンゼンのアル キル化のフリーデル・クラフツ反応を用いる。同様に、プロピレンによるベンゼ ンのアルキル化のフリーデル・クラフツ反応は、クメンの製造に用いられている 。 この反応のための触媒は、典型的には、液又は気相で用いられる、塩化アルミ ニウム、アルミナ上に析出された三フッ化ホウ素、あるいはゼオライトを含む、 ブローンステッド酸又はルイス酸である。 この反応を利用する際に遭遇する困難さの一つは、エチレンに対して、生成さ れたエチルベンゼンが、ベンゼンよりも反応性が高く、それは、ジエチルベンゼ ン類の生成をもたらし、ジエチルベンゼン類それ自体は、エチルベンゼンよりも 反応性が高く、それゆえ、トリエチルベンゼン類を生成する傾向にあることにあ る。 これらのポリアルキル化反応を制限するために、先行技術は、アルキル化反応 器の入り口において、エチレンに対して大過剰のベンゼンを用いることを教示す る。 このように、ベンゼン/エチレンのモル比は、塩化アルミニウムを用いる方法 では、一般的には2と2.5の間であり、気相においてゼオライトを用いる方法 では、その比は、8と16の間の値に達しさえもする。 ポリエチルベンゼン類の生成を最少にするために、エチレンに対して過剰のベ ンゼンを使用しても、そのような生成は、完全には避けられ得ない。例えば、反 応器の出口で得られる典型的なアルキル化物組成物は、出版物「石油化学の方法 、技術編、第1巻、400頁、1985年」に示されている。 総重量の重量%: ベンゼン 38−40% エチルベンゼン 41−43% ジエチルベンゼン類 12−14% トリエチルベンゼン類 2−3% 3を超えるエチル基を有する(分子量 3−4% が)より高いポリエチルベンゼン類 すべての公知の方法において、ポリエチルベンゼン類、即ち、少なくとも二個 のエチル基で置換されたフェニル化合物、は、下記式に従って、過剰のベンゼン によるアルキル交換反応を受ける前に単離される。 上記アルキル化反応と同じ触媒で触媒作用がなされるこの反応は、アルキル化 反応器から切り離された反応器中で、あるいは、アルキル化反応器それ自体の中 で利用され得、過剰のベンゼンにより、エチルベンゼンの優勢な生成を促進する ように作用する。 エチルベンゼンの製造のためのこれらの公知の技術についての詳細な説明は、 上記石油化学の方法、又は、化学技術辞典、第3版、ジョーン・ウィレイ及び息 子たち(John Wiley and Sons)、第21巻、772頁以降、に含まれている。 上記公知の方法すべてにおいて、アルキル化反応で用いられるベンゼン及びエ チレンは、それぞれ、実用的な等級のエチルベンゼンを提供するのに十分な純度 の生成物であり、そのエチルベンゼンは、その後、蒸留−精留により、所望の程 度まで生成され得る。 石油精製技術及びその結果として得られる主な生成物は、化学技術辞典、第3 版、第17巻、183頁以降にも記載されている。 このように、石油の精製によって得られるある種の重い留分は、流動接触分解 (FCC)において接触分解され、より軽い生成物であって、高オクタン価(ハ イオク)ガソリンとして市販されるものを生ずる。この分解は、その軽い留分が 炭素数が2以下の飽和炭化水素類及びエチレンからなるいわゆるFCCガスも、 ある比率で提供する。このエチレンは、この軽い留分中に、一般的には30%未 満という重量比率で存在する。液化及びその後の蒸留によるこのエチレンの回収 は、有利ではなく、メタン及びエタンで実質的に希釈されたこのエチレンの使用 は、既に、英国特許第1,013,268号、米国特許第3,131,230号 、米国特許第3,200,164号及び米国特許第3,205,277号に、詳 しく記載されている。 これらの特許のアルキル化方法において、ベンゼン/エチレン比は2超であり 、実用上の純粋エチレンを伴う公知の方法において用いられる比率よりも一般的 に大きく、その結果、この軽い留分に存在するエチレンは、使い尽くされ得る[ 方法経済学綱領(Process Economics Program)、スタンフォード研究所、報告 No.33、1986年10月、37頁も見よ]。 得られたアルキル化物は、ベンゼンが圧倒的であり、且つ、少量のエチルベン ゼン及びポリエチルベンゼン類を含む。これは、この混合物からエチルベンゼン を分離するために、大きなコストを伴う。このように、FCCガスの軽い留分は 、そのエチレン含有量のために、一般的には、経済的に評価されない。 上記方法で用いるベンゼンは、一般に、石油化学プラントの蒸気分解成分外の 部分から、あるいは、原油精製装置の改質ユニットから得られる部分から、得ら れる。 改質装置からの上部留分は、十分な比率でベンゼンを含むことができ、それゆ え、世界のベンゼン製造の重要な部分の源(原料)である。 しかしながら、精製装置全体に対して改質装置が小さい場合、あるいは、改質 装置に、重過ぎるために十分な品質のベンゼンを生産できない留分が充填される 場合、経済的な理由により、ベンゼンは、その時、ガソリン中に放置される。し かしながら、ベンゼンの公知の毒性を考慮すると、ガソリン中のベンゼンの存在 は、改質ガソリンについての現在又は将来の規制の点から見ると、問題を生じる 。 希釈供給材料からエチルベンゼンを製造する方法を有することは、希釈ストリ ームから、純粋ベンゼン及び純粋エチレンの両者を先ず回収しなければならない よりも、むしろ望ましいであろう。例えば、エチルベンゼンの製造のために、供 給材料として純粋エチレンストリームを要求するよりも、むしろ、FCCガスか らの希釈されたエチレンストリーム等の希釈されたエチレンストリームが、エチ レン供給材料として用いられ得るのが望ましいであろう。 同時に、環境規制に合致するように、ベンゼンの大部分をガソリンストリーム から経済的に取り去ることができること、及び、エチルベンゼンの製造のための 方法において、供給材料として純粋ベンゼンストリームを要求するよりも、むし ろ、そのガソリンストリームからのベンゼンをベンゼン供給材料として用いるこ とができることもまた、望ましいであろう。 上で議論された問題に対する一つのアプローチが、国際公開(WO)93/2 0029に開示されている。しかしながら、提供されている実施例の大部分にお いて、塩化アルミニウム塩化エチル触媒系が、アルキル化及びアルキル交換反応 に用いられている。これらの系は、具体的には塩化物触媒系による、多くの望ま しくない特徴を有することが知られている。これらの触媒系は、装置に対して非 常に腐食性であり、それは、セラミックで被覆された容器と、方法設備の大部分 の建造のための高価な合金物質を要求し、且つ、多くの操作上の問題を引き起こ す。加えて、ベンゼンのアルキル化方法及びアルキル交換方法における塩化アル ミニウム触媒系の使用に伴う、重大な環境上の廃棄処理問題がある。塩化アルミ ニウム触媒は、単流方式で作用し、そのため、その方法からの廃液は、残留塩化 アルミニウムを含み、それを、環境の点で受容され得る方法で廃棄処理するのは 、しばしば困難である。 国際公開(WO)93/20029中の一つの例においては、アルキル交換工 程ではなく、アルキル化工程の触媒として、除去されたアルミニウムを伴い、S i/Al比が25である細孔モルデンふっ石が使用されている。アルキル化反応 を行うために、ベンゼンに比べて大量のモルデンふっ石が要求される。それは、 多分、モルデンふっ石は、エチレンによるベンゼンのアルキル化の間、その活性 を急速に失うと報告されているためである。 つまり、先行技術においてこの目的のために有効であるとされている触媒に伴 う、腐食、環境及び活性の問題なしに、上記の不純なエチレン及び不純なベンゼ ンの処方において作用できるアルキル化触媒系を発見することが、望ましいであ ろう。 概要 本発明は、ベンゼンを含む第一ストリーム及びエチレンを含む第二ストリーム から、エチルベンゼンを製造する方法であって、 a) エチレンによるベンゼンのアルキル化反応において、担持ヘテロポリ酸 又はY型ゼオライト触媒を用いて、前記第一ストリームを前記第二ストリームと 反応させ、モノ−及びポリ−エチルベンゼン類を含むアルキル化物ストリームで あって、アルキル化物ストリーム中におけるエチル基に対するベンゼン環(未反 応ベンゼンを含む)のモル比が1.5に等しい又は1.5未満であるものからな る第三ストリームを得る; b) アルキル化物ストリームからなるこの第三ストリームを、少なくとも1 回の蒸留/精留に供し、ポリエチルベンゼン類を含む留出物である第四ストリー ムを得る; c) 担持ヘテロポリ酸又はY型ゼオライト触媒を用いて、その留出物からな るこの第四ストリームを、ベンゼンからなる第五ストリームとアルキル交換し、 モノエチルベンゼンに富むアルキル交換反応物からなる第六ストリームを得る; 及び d) アルキル交換反応物からなるこの第六ストリームを、少なくとも1回の 蒸留−精留に供し、エチルベンゼンからなる第七ストリームを得る ことからなる方法を提供する。 他の態様においては、ヘテロポリ酸は、シリカ担体上のリンタングステン酸か らなる。更に他の態様においては、Y型ゼオライト触媒は、酸型である。ポリ− エチルベンゼン成分は、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−、及び/又はヘキサ −エチルベンゼンを包含する。 他の態様において、アルキル化反応におけるベンゼン/エチレンモル比は、0 .3と1との間である。更に他の態様において、アルキル化反応におけるベンゼ ン/エチレンモル比は、1に等しい又は1未満である。 他の態様において、第一ストリームは軽い改質油である、 他の態様において、第二ストリームは、エチレン以外の不飽和炭化水素類を排 除して、飽和炭化水素類をも含有する。更に他の態様において、第二ストリーム は、炭素数が2以下の炭化水素類を含む流動接触分解ガスの蒸留留分である。 その方法の他の態様において、工程b)の留出物からなる第四ストリームは、 モノエチルベンゼンも含有し、且つ、この第四ストリームは、モノエチルベンゼ ンを含有する上部留分からなる第八ストリームと、ポリ−エチルベンゼン類を含 有する末端留分からなる第九ストリームを得るために、少なくとも1回の蒸留− 精留を受ける。 その方法の他の態様において、モノエチルベンゼンを含有する上部留分からな る第八ストリームは、工程a)に再循環され、このモノエチルベンゼンのポリエ チルベンゼン類へのアルキル化を引き起こす。 その方法の他の態様において、飽和炭化水素類からなるガソリン留分からなり 、除去されたベンゼンの大部分を伴う第十ストリームは、追加の蒸留−精留によ って回収される。 上記態様は、エチレンをプロピレンに置換することによって、クメンを製造す るように修飾され得る。 詳細な説明 希釈エチレン及び希釈ベンゼンからのエチルベンゼンの製造は、三工程でなし 遂げられる。第一に、ベンゼンを含有するベンゼン供給材料ストリームが、エチ レンを含有する希釈エチレン供給材料ストリームでアルキル化され、ジ−及びト リエチルベンゼンの混合物であって、テトラ−、ペンタ−、及びヘキサエチルベ ンゼンも含有していてもよいものを包含するポリエチルベンゼン類(PEB)を 伴って、エチルベンゼンを生ずる。第二に、第一工程の生成物が蒸留され、未反 応ベンゼン及び他の未反応物が除去される。エチルベンゼンの一部は、蒸留によ って回収される。第三工程では、過剰の純粋ベンゼンを用いて、ポリエチルベン ゼン類がアルキル交換され、生成物であるエチルベンゼンを生ずる。生成物であ るエチルベンゼンは、蒸留によって回収され得る。 本発明で使用されるアルキル化触媒は、液及び/又は気相で用いられる、担持 ヘテロポリ酸類あるいはY型ゼオライト類である。 ベンゼン供給材料ストリームは、純粋ベンゼンであってもいし、あるいは、少 なくとも10重量%のベンゼンを含有する希釈されたベンゼンであってもよい。 そのストリームは、好ましくは少なくとも20重量%のベンゼンを含有し、最も 好ましくは少なくとも30重量%のベンゼンを含有する。 有利には、アルキル化反応は、存在するベンゼンを希釈している飽和炭化水素 類をも含有するベンゼン供給材料ストリームを用いて、工業的に実施できる。 有利には、飽和炭化水素類中に希釈されたベンゼンを含有するベンゼン供給材 料ストリームは、原油精油所から供給される軽い改質油である。これらの一般的 に豊富な軽い改質油の使用の可能性と、それのベンゼン含有量の低下は、現今の 規制に最も良く適合するガソリンの入手を可能にする。 エチレン供給材料ストリームは、炭素数が2以下の炭化水素類を含有する、流 動接触分解又は水蒸気分解物に由来するガスの蒸留留分であってよい。エチレン 供給材料ストリームは、純粋エチレンであってもよいし、少なくとも10重量% のエチレンを含有する希釈されたエチレンであってもよい。そのストリームは、 好ましくは少なくとも20重量%のエチレンを含有し、最も好ましくは少なくと も30重量%のエチレンを含有する。 有利には、エチレンを含有するエチレン供給材料ストリームは、エチレン以外 の不飽和炭化水素類を排除して、飽和炭化水素類中に希釈されているエチレンを 含有する。このように、例えばプロピレンの不存在は、得られるアルキル化物の 組成を単純にし、詳しくは1回又はそれ以上の蒸留−精留操作によって、その構 成成分を容易に分離させる。 ベンゼン供給材料ストリームが、精油所で入手可能な改質油の軽い留分である 場合、本発明者らは、精油所からのFCCガスに含まれるエチレンの大部分を、 軽い改質油から入手可能なベンゼンすべてを用いて処理することをを可能にする という、本発明の方法の利益がわかる。 第一工程では、エチレンによるベンゼンのアルキル化のために、その分野でよ く知られた有効な操作条件の下、二つの供給材料ストリームが一緒に導入される 。 ベンゼン/エチレンモル比は、0.3と1との間であることが好ましく、その 結果、十分に早い速度でのエチレンによるベンゼンのアルキル化反応により、反 応に供された事実上すべてのベンゼンが反応せられるであろう。 蒸留・精留操作又は工程b)は、モノメチルベンゼンを含む上部留分と、ジ− 及びトリ−エチルベンゼン及び重い成分を含む末端留分を得るための、少なくと も1回の蒸留−精留によって得られるモノエチルベンゼンを、工程b)の前記留 出物がもはや含有しないように、制御されることが好ましい。 好ましくは、モノ−エチルベンゼンを含有するこの上部留分は、段階a)に再 循環され、このモノエチルベンゼンのジ−及びトリ−エチルベンゼンへのアルキ ル化を引き起こす。この手段において、アルキル化反応器に由来するアルキル化 物は、再循環なしに得られるアルキル化物よりも、ジ−及びトリ−エチルベンゼ ンが豊富であり、且つ、ベンゼン供給材料ストリーム中に含まれるベンゼンは、 非常に多くのエチレン分子と結合し、それは、工程c)のアルキル交換において 、エチル基のよりよいキャリアー(運び屋)である。 ベンゼン供給材料ストリームは、軽い改質油であるので、他の蒸留−精留操作 によって、飽和炭化水素類と除去されたベンゼンの大部分から構成されるガソリ ン留分を、工程b)で回収するのが有利である。 本発明にかかる方法の工程c)のアルキル交換は、公知の方法に従って行われ る。しかしながら、アルキル交換を受ける物質の割合は、従来の方法における割 合よりも大きい。用いるベンゼンの供給速度は、ベンゼン/エチル基の通常の比 率に適合するように、調整される。このアルキル交換は、段階a)のアルキル化 が行われるのと同じ位置で、あるいは十分な量のベンゼンが入手できる他の位置 で、実施され得る。後者の場合、ジ−及びトリ−エチルベンゼンを基本とするポ リエチルベンゼン類は、アルキル化又はアルキル交換反応器の入り口において、 標準的なアルキル化ユニットに導入され得る。 希釈ベンゼン供給材料を利用したこの方法は、希釈エチレン供給材料ストリー ムよりはむしろ希釈プロピレン供給材料ストリームを用いることにより、エチル ベンゼンよりもむしろクメンの製造にも適用され得る。 この記述に加え、以下の実施例により、本発明はよりよく理解され得る。 実施例実施例1 この実施例は、担持リンタングステン酸触媒を用いる、エチルベンゼンの製造 のための本発明の方法を説明する。アルキル化触媒の調製 担持リンタングステン酸触媒は、初期湿潤の方法により、次のように調製され る。シリカ粉末[ダビソン(Davison)62]は、600℃にて一晩か焼され、 リンタングステン酸は、120℃にて一晩乾燥される。乾燥されたリンタングス テン酸(21.43g)は、75ccの水に溶解され、この溶液は、か焼された シリカ粉末(50g)に添加される。得られた物質は、先ず、120℃にて一晩 乾燥され、その後、300℃にて3時間か焼される。これは、シリカ上における 30重量%のリンタングステン酸の付加をもたらす。使用の前に、触媒は、再度 、200℃にて、真空下、一晩乾燥された。第一工程−アルキル化 300ccの磁石で攪拌されたオートクレーブに、無水ベンゼン(40.4g) 、無水ヘキサン(59.0g)、及び上記の如く調製されたシリカ粉末(9.6g )上に担持された30重量%のリンタングステン酸で構成される触媒が入れられ た。オートクレーブは、密閉され、空気を除去するように水素で置換され、その 後、50psigの水素で加圧された。オートクレーブは、攪拌下に180℃ま で加熱され、その後、エチレンの15psiの追加の圧力が、リザーバーから、 圧力調節器を通って、オートクレーブに加えられた。反応でエチレンが消費され るに従って、オートクレーブ内の圧力を維持するように、更なるエチレンが、リ ザーバーから加えられた。17時間後、エチレンの供給は停止され、反応器は、 冷却され、換気され、内容物は除去された。消費されたエチレンの量は、直接は 測定されなかった。 結果物を2倍にし、より多くの生成物を作るために、第二のアルキル化反応が 、同じ方法で行われた。オートクレーブに初めに入れられた物質は、無水ベンゼ ン(41.0g)、無水ヘキサン(59.7g)、及び上記の如く調製されたシ リ カ粉末(9.7g)上に担持された30重量%のリンタングステン酸であった。 反応は、17.5時間行われた。 触媒は、各反応の生成物から、ろ過によって除去され、生成物は、合体され、 キャピラリー・カラム・ガス・クロマトグラフィーによって分析された。合体さ れた生成物は、21.4gのベンゼンと、62.4gの下記重量組成のエチルベ ンゼン及びポリエチルベンゼン類を含有すると認められた。 このようにして、73.7%のベンゼンが変換された。エチルベンゼンとポリ エチルベンゼン類との混合物は、ベンゼン環に対するエチル基のモル比(Et/Bz )が2.2である。未反応ベンゼンを含む、全生成物のEt/Bzモル比は、1.4 である。二つの比率の間の唯一の相違は、未反応ベンゼンである。これらのモル 比は、また、Bz/Etがそれぞれ0.45及び0.7であるとして表され得る。第二工程−蒸留 蒸留は、エチルベンゼン及びPEB生成物から、ヘキサン類及び未反応ベンゼ ンを先ず分離するために使用され、その後、ポリエチルベンゼン類の混合物から エチルベンゼンを分離するために、より多くのエチルベンゼンを作るためのこの PEB混合物のアルキル交換の前に、使用される。 この実施例において、合体された生成物の蒸留は、ヘキサン類及びベンゼンの すべて、及びエチルベンゼン生成物の一部(10.4g)を除去した。少量のジ エチルベンゼンが、意図的でなく除去された(1.6g)。蒸留後、残存物質( 62.4g)は、少量のベンゼン(28.3g)に溶解され、キャピラリー・カ ラム・ガス・クロマトグラフィーによって分析された。下記重量組成のエチル ベンゼン及びポリエチルベンゼンの混合物51.0gが認められた。 第三工程−アルキル交換 300ccの磁石で攪拌されたオートクレーブに、蒸留後に残留するエチルベ ンゼン及びポリエチルベンゼン類の混合物(ベンゼンの添加有り)22.0g、 追加の無水ベンゼン(94.0g)、及び上記の如く調製されたシリカ粉末(1 0.0g)上に担持された30重量%のリンタングステン酸で構成される触媒が 添加された。このように、反応体中のEt/Bzモル比は、0.17、あるいはBz/Et =5.9であった。オートクレーブは、密閉され、空気を除去するように窒素で 置換され、その後、50psigの窒素で加圧された。オートクレーブは、攪拌 下に180℃まで加熱された。17.5時間後、反応器は、冷却され、換気され 、且つ、内容物は、除去され、キャピラリー・カラム・ガス・クロマトグラフィ ーによって分析された。エチルベンゼンの収量は、15.5gであると認められ た。このように、蒸留後に残留するエチルベンゼン及びポリエチルベンゼン類の 全混合物のアルキル交換により、63.9gのエチルベンゼン(EB)が生じ、 それは、第二工程における蒸留で回収されたEBと合体され、74.3gのEB である。アルキル交換生成物中に残存するポリエチルベンゼン類及び残存する過 剰のベンゼンの両者は、回収され、且つ、追加のエチルベンゼンを生ずるように 、他のアルキル交換反応に再循環され得ることを、当業者は認識するであろう。実施例2 この実施例は、両反応工程において、酸型のY型ゼオライト触媒(LZY−8 4、UOP)を用いる、エチルベンゼンの製造を説明する。アルキル化触媒の調製 この触媒は、1/16インチの押出し物として得られた。それは、使用前に、 粉末になるように破砕され、、真空下、200℃にて、一晩乾燥された。触媒調 製以外のすべての他の手順は、実施例1におけると同様である。第一工程−アルキル化 300ccの磁石で攪拌されたオートクレーブに、無水ベンゼン(42.2g) 、無水ヘキサン(62.4g)、及び上記の如く調製されたY型ゼオライト触媒 (LZY−84、UOP、8.8g)が入れられた。オートクレーブは、密閉さ れ、空気を除去するように水素で置換され、その後、50psigの水素で加圧 された。オートクレーブは、攪拌下に180℃まで加熱され、その後、エチレン の15psiの追加の圧力が、リザーバーから、圧力調節器を通って、オートク レーブに加えられた。反応でエチレンが消費されるに従って、オートクレーブ内 の圧力を維持するように、更なるエチレンが、リザーバーから加えられた。17 .5時間後、エチレンの供給は停止され、反応器は、冷却され、換気され、内容 物は除去された。 第二のアルキル化反応が、同じ方法で行われた。オートクレーブに初めに入れ られた物質は、無水ベンゼン(43.8g)、無水ヘキサン(60.5g)、及 び上記の如く調製されたY型ゼオライト触媒(LZY−84、UOP、7.8g) であった。反応は、17.5時間行われた。 触媒は、各反応の生成物から、ろ過によって除去され、生成物は、キャピラリ ー・カラム・ガス・クロマトグラフィーによって分析された。合体された生成物 は、20.5gのベンゼンと、68.8gの下記重量組成のエチルベンゼン及び ポリエチルベンゼン類を含有すると認められた。 このようにして、76%のベンゼンが変換された。エチルベンゼンとポリエチ ルベンゼン類との混合物は、ベンゼン環に対するエチル基のモル比(Et/BZ)が 1.7である、あるいは、Bz/Et比が0.59である。全生成物(未反応ベンゼ ンを含む)のEt/Bzモル比は、1.2であり、それは、Bz/Etが0.83であると して表され得る。第二工程−蒸留 合体された生成物の蒸留は、ヘキサン類及びベンゼンのすべて、及びエチルベ ンゼン生成物の一部(19.0g)を取り去った。少量のジエチルベンゼンが、 意図的でなく除去された(1.7g)。蒸留後、残存物質(66.6g)は、少 量のベンゼン(4.9g)を用いて蒸留瓶から濯ぎ出され、キャピラリー・カラ ム・ガス・クロマトグラフィーによって分析された。下記重量組成のエチルベン ゼン及びポリエチルベンゼンの混合物48.1gが認められた。 第三工程−アルキル交換 300ccの磁石で攪拌されたオートクレーブに、蒸留後に残留するエチルベ ンゼン及びポリエチルベンゼン類の混合物(ベンゼンの添加有り)26.1g、 追加の無水ベンゼン(109.0g)、及び上記の如く調製されたY型ゼオライ ト触媒(LZY−84、UOP、10.2g)が添加された。このように、反応 体中のEt/Bzモル比は0.18である、あるいはBz/Etモル比が5.6として表 された。オートクレーブは、密閉され、空気を除去するように窒素で置換され、 その後、50psigの窒素で加圧された。オートクレーブは、攪拌下に180℃ まで加熱された。20.7時間後、反応器は、冷却され、換気され、且つ、内容 物は、除去され、キャピラリー・カラム・ガス・クロマトグラフィーによって分 析された。エチルベンゼンの収量は、33.0gであると認められた。このよう に、蒸留後に残留するエチルベンゼン及びポリエチルベンゼン類の全混合物のア ルキル交換により、90.6gのEBが生じ、それは、第二工程における蒸留で 回収されたEBと合体され、109.6gのEBである。アルキル交換生成物中 に残存するポリエチルベンゼン類及び残存する過剰のベンゼンの両者は、回収さ れ、且つ、追加のエチルベンゼンを生ずるように、他のアルキル交換反応に再循 環され得ることを、当業者は認識するであろう。
【手続補正書】 【提出日】1997年4月7日 【補正内容】 1.明細書第3頁10行と11行の間に「欧州特許0402202は、脱アルミ ニウム処理されたY型ゼオライトの存在下におけるモノオレフィンからのアルキ ルベンゼンの製造に向けられている。この発明の目的は、ポリアルキル−ベンゼ ン類の割合を減少することによる、モノ−アルキルベンゼンのアルキル化収率を 改良することにある。」を挿入する。 2.同第6頁8乃至9行「1.5に等しい又は1.5未満である」を「0.3と 1との間である」に訂正する。 3.同第11頁5行「75cc」を「75cm3」に訂正する。 4.同第11頁11行「300cc」を「300cm3」に訂正する。 5.同第11頁15行「50psig」を「ゲージ圧345kPa(50psi g)」に訂正する。 6.同第11頁16行「15psi」を「105kPa(15psig)」に訂 正する。 7.同第13頁5行「300cc」を「300cm3」に訂正する。 8.同第13頁11行「50psig」を「ゲージ圧345kPa(50psi g)」に訂正する。 9.同第14頁2行「1/16インチ」を「1.6mm(1/16インチ)」に 訂正する。 10.同第14頁6行「300cc」を「300cm3」に訂正する。 11.同第14頁9行「50psig」を「ゲージ圧345kPa(50psig)」 に訂正する。 12.同第14頁11行「15psi」を「105kPa(15psig)」に訂 正する。 13.同第15頁18行「300cc」を「300cm3」に訂正する。 14.同第16頁2行「50psig」を「ゲージ圧345kPa(50psig)」 に訂正する。 15.請求の範囲を、別紙の通りに訂正する。 請求の範囲 1.a) 第一ストリームを第二ストリームと反応させ、(i)モノ−及びポリ −エチルベンゼン類を含むアルキル化物ストリーム、又は(ii)モノ−及びポ リ−イソプロピルベンゼン類を含むアルキル化物ストリームを得る; b) アルキル化物ストリームを、少なくとも1回の蒸留/精留に供し、( i)ポリ−エチルベンゼン類又は(ii)ポリ−イソプロピルベンゼン類を含む 留出物ストリームを得る; c) 留出物ストリームを、ベンゼンストリームとアルキル交換し、(i) モノエチルベンゼン又は(ii)クメンに富むアルキル交換反応物ストリームを 得る;及び d) アルキル交換反応物ストリームを、少なくとも1回の蒸留−精留に供 し、(i)エチルベンゼン又は(ii)クメンを得る ことからなる、ベンゼンを含む第一ストリームと、(i)エチレンを含む第 二ストリーム又は(ii)プロピレンを含む第二ストリームから、(i)エチル ベンゼン又は(ii)クメンを製造する方法であって、 工程a)において、第一及び第二のストリームを、アルキル化物ストリー ム中における(i)エチル基又は(ii)プロピル基に対するベンゼン環(未反 応ベンゼンのベンゼン環を含む)のモル比が0.3と1との間であるという量で 反応させること、及び、エチルベンゼンの製造のためには、アルキル化工程a) 及びアルキル交換工程c)が、担持ヘテロポリ酸触媒又はY型ゼオライト触媒の 存在下に行われることを特徴とする方法。 2.エチルベンゼンの製造のために工程a)及びc)で用いる触媒が担持ヘテロ ポリ酸触媒である、請求項1にかかる方法。 3.エチルベンゼンの製造のために工程a)及びc)で用いる触媒がY型ゼオラ イトである、請求項1にかかる方法。 4.エチルベンゼンの製造のために工程a)及びc)で用いる触媒が、それぞれ 担持ヘテロポリ酸触媒及びY型ゼオライトである、請求項1にかかる方法。 5.エチルベンゼンの製造のために工程a)及びc)で用いる触媒が、それぞれ Y型ゼオライト及び担持ヘテロポリ酸触媒である、請求項1にかかる方法。 6.担持ヘテロポリ酸触媒が、担持リンタングステン酸触媒からなる、請求項1 、2、4、及び5のいずれかにかかる方法。 7.触媒が、シリカ担体上のリンタングステン酸からなる、請求項6にかかる方 法。 8.触媒が、シリカ担体上のおよそ30重量%のリンタングステン酸からなる、 請求項7にかかる方法。 9.Y型ゼオライト触媒が酸型である、請求項1、3、4、及び5のいずれかに かかる方法。 10.ポリ−エチルベンゼン成分が、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−、及び/ 又はヘキサ−エチルベンゼンを含む、上記の請求項のいずれかにかかる方法。 11.アルキル化反応において、(i)エチル基に対するベンゼン環のモル比又は (ii)プロピル基に対するベンゼン環のモル比が1に等しい又は1未満である 、上記の請求項のいずれかにかかる方法。 12.アルキル化反応において、(i)エチル基に対するベンゼン環のモル比又は (ii)プロピル基に対するベンゼン環のモル比が0.3と1との間である、請 求項11にかかる方法。 13.第一ストリームが飽和炭化水素類をも含有する、上記の請求項のいずれかに かかる方法。 14.第一ストリームが軽い改質油である、請求項13にかかる方法。 15.第二ストリームが、(i)エチレン又は(ii)プロピレン以外の不飽和炭 化水素類を排除して、飽和炭化水素類をも含有する、上記の請求項のいずれかに かかる方法。 16.第二ストリームが、炭素数が2以下の炭化水素類を含む流動接触分解ガの蒸 留留分である、上記の請求項のいずれかにかかるエチルベンゼン製造のための方 法。 17.工程b)からの留出物ストリームが、(i)モノエチルベンゼン又は(ii )モノイソプロピルベンゼンをも含有し、且つ、(i)モノエチルベンゼン又は (ii)モノイソプロピルベンゼンを含有する上部留分と、(i)ポリエチル ベンゼン類又は(ii)ポリイソプロピルベンゼン類を含有し、工程c)に送ら れる末端留分を得るために、少なくとも1回の蒸留−精留からなる追加の工程に 供される、上記の請求項のいずれかにかかる方法。 18.(i)モノエチルベンゼン又は(ii)モノイソプロピルベンゼンを含有す る上部留分が、(i)このモノエチルベンゼンのポリ−エチルベンゼン類への、 又は(ii)このモノイソプロピルベンゼンのポリ−イソプロピルベンゼン類へ のアルキル化のために、工程a)に再循環される、請求項17にかかる方法。 19.飽和炭化水素類からなるガソリン留分からなり、除去されたベンゼンの大部 分を伴うストリームが、追加の蒸留−精留によって回収される、上記の請求項の いずれかにかかる方法。 20.ベンゼンを含む第一ストリーム及びプロピレンを含む第二ストリームからク メンを製造する、請求項1にかかる方法であって、 a) 第一ベンゼンストリームを第二プロピレンストリームでアルキル化し、 モノ−及びポリ−イソプロピルベンゼン類を含むアルキル化物ストリームを得、 その際、第一及び第二のストリームは、アルキル化物ストリーム中におけるプロ ピル基に対するベンゼン環(未反応ベンゼンのベンゼン環を含む)のモル比が0 .3と1との間であるという量で反応せられる; b) アルキル化物ストリームを、少なくとも1回の蒸留/精留に供し、ポリ −イソプロピルベンゼン類を含む留出物ストリームを得る; c) この留出物ストリームを、ベンゼンストリームとアルキル交換し、クメ ンに富むアルキル交換反応物ストリームを得る;及び d) アルキル交換反応物ストリームを、少なくとも1回の蒸留/精留に供し 、クメンを得る ことからなる方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 7/04 C07C 7/04 15/085 15/085 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 ツボレイ、ジェイムズ・アンドリュー アメリカ合衆国、テキサス州 77005、ヒ ューストン、ブラウニング 3809 (72)発明者 ソウルド、スチュアート・レオン アメリカ合衆国、ニュー・ジャージー州 08867、ピッツタウン、クックス・クロ ス・ロード 21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ベンゼンを含む第一ストリーム及びエチレンを含む第二ストリームから 、エチルベンゼンを製造する方法であって、 a) エチレンによるベンゼンのアルキル化反応において、担持ヘテ ロポリ酸触媒を用いて、第一ストリームを第二ストリームと反応させ、モノ−及 びポリ−エチルベンゼン類を含むアルキル化物ストリームであって、アルキル化 物ストリーム中におけるエチル基に対するベンゼン環(未反応ベンゼンを含む) のモル比が1.5に等しい又は1.5未満であるものからなる第三ストリームを 得る; b) アルキル化物ストリームからなるこの第三ストリームを、少な くとも1回の蒸留/精留に供し、ポリエチルベンゼン類を含む留出物である第四 ストリームを得る; c) 担持ヘテロポリ酸触媒を用いて、その留出物からなるこの第四 ストリームを、ベンゼンからなる第五ストリームとアルキル交換し、モノエチル ベンゼンに富むアルキル交換反応物からなる第六ストリームを得る;及び d) アルキル交換反応物からなるこの第六ストリームを、少なくと も1回の蒸留−精留に供し、エチルベンゼンからなる第七ストリームを得る ことからなる方法。 2. ベンゼンを含む第一ストリーム及びエチレンを含む第二ストリームから 、エチルベンゼンを製造する方法であって、 a) エチレンによるベンゼンのアルキル化反応において、Y型ゼオ ライト触媒を用いて、第一ストリームを第二ストリームと反応させ、モノ−及び ポリ−エチルベンゼン類を含むアルキル化物ストリームであって、アルキル化物 ストリーム中におけるエチル基に対するベンゼン環(未反応ベンゼンを含む)の モル比が1.5に等しい又は1.5未満であるものからなる第三ストリームを得 る; b) アルキル化物ストリームからなるこの第三ストリームを、少な くとも1回の蒸留/精留に供し、ポリエチルベンゼン類を含む留出物である第四 ストリームを得る; c) Y型ゼオライト触媒を用いて、その留出物からなるこの第四ス トリームを、ベンゼンからなる第五ストリームとアルキル交換し、モノエチルベ ンゼンに富むアルキル交換反応物からなる第六ストリームを得る;及び d) アルキル交換反応物からなるこの第六ストリームを、少なくと も1回の蒸留−精留に供し、エチルベンゼンからなる第七ストリームを得る ことからなる方法。 3. ベンゼンを含む第一ストリーム及びエチレンを含む第二ストリームから 、エチルベンゼンを製造する方法であって、 a) エチレンによるベンゼンのアルキル化反応において、担持ヘテ ロポリ酸触媒を用いて、第一ストリームを第二ストリームと反応させ、モノ−及 びポリ−エチルベンゼン類を含むアルキル化物ストリームであって、アルキル化 物ストリーム中におけるエチル基に対するベンゼン環(未反応ベンゼンを含む) のモル比が1.5に等しい又は1.5未満であるものからなる第三スト リームを得る; b) アルキル化物ストリームからなるこの第三ストリームを、少な くとも1回の蒸留/精留に供し、ポリエチルベンゼン類を含む留出物である第四 ストリームを得る; c) Y型ゼオライト触媒を用いて、その留出物からなるこの第四ス トリームを、ベンゼンからなる第五ストリームとアルキル交換し、モノエチルベ ンゼンに富むアルキル交換反応物からなる第六ストリームを得る;及び d) アルキル交換反応物からなるこの第六ストリームを、少なくと も1回の蒸留−精留に供し、エチルベンゼンからなる第七ストリームを得る ことからなる方法。 4. ベンゼンを含む第一ストリーム及びエチレンを含む第二ストリームから 、エチルベンゼンを製造する方法であって、 a) エチレンによるベンゼンのアルキル化反応において、Y型ゼオ ライト触媒を用いて、第一ストリームを第二ストリームと反応させ、モノ−及び ポリ−エチルベンゼン類を含むアルキル化物ストリームであって、アルキル化物 ストリーム中におけるエチル基に対するベンゼン環(未反応ベンゼンを含む)の モル比が1.5に等しい又は1.5未満であるものからなる第三ストリームを得 る; b) アルキル化物ストリームからなるこの第三ストリームを、少な くとも1回の蒸留/精留に供し、ポリエチルベンゼン類を含む留出物である第四 ストリームを得る; c) 担持ヘテロポリ酸触媒を用いて、その留出物からなるこの第四 ストリームを、ベンゼンからなる第五ストリームとアルキル交換し、モノエチル ベンゼンに富むアルキル交換反応物からなる第六ストリームを得る;及び d) アルキル交換反応物からなるこの第六ストリームを、少なくと も1回の蒸留−精留に供し、エチルベンゼンからなる第七ストリームを得る ことからなる方法。 5. 担持ヘテロポリ酸触媒が、担持リンタングステン酸触媒からなる、請求 項1、3又は4にかかる方法。 6. 担持ヘテロポリ酸触媒が、シリカ担体上のリンタングステン酸からなる 、請求項1、3又は4にかかる方法。 7. 担持ヘテロポリ酸触媒が、シリカ担体上のおよそ30重量%のリンタン グステン酸からなる、請求項1、3又は4にかかる方法。 8. Y型ゼオライト触媒が酸型である、請求項2、3又は4にかかる方法。 9. ポリ−エチルベンゼン成分が、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−、及 び/又はヘキサ−エチルベンゼンを含む、上記の請求項のいずれかにかかる方法 。 10. アルキル化反応において、エチル基に対するベンゼン環のモル比が1に 等しい又は1未満である、上記の請求項のいずれかにかかる方法。 11. アルキル化反応において、エチル基に対するベンゼン環のモル比が0. 3と1との間である、上記の請求項のいずれかにかかる方法。 12. 第一ストリームが飽和炭化水素類をも含有する、上記の請求項のいずれ かにかかる方法。 13. 第一ストリームが軽い改質油である、上記の請求項のいずれかにかかる 方法。 14. 第二ストリームが、エチレン以外の不飽和炭化水素類を排除して、飽和 炭化水素類をも含有する、上記の請求項のいずれかにかかる方法。 15. 第二ストリームが、炭素数が2以下の炭化水素類を含む流動接触分解ガ スの蒸留留分である、上記の請求項のいずれかにかかる方法。 16. 工程b)の留出物からなる第四ストリームが、モノエチルベンゼンをも 含有し、且つ、その留出物からなるこの第四ストリームが、モノエチルベンゼン を含有する上部留分からなる第八ストリームと、ポリ−エチルベンゼン類を含有 する末端留分からなる第九ストリームを得るために、少なくとも1回の蒸留−精 留を受ける、上記の請求項のいずれかにかかる方法。 17. モノエチルベンゼンを含有する上部留分からなる第八ストリームが、工 程a)に再循環され、このモノエチルベンゼンのポリ−エチルベンゼン類へのア ルキル化を引き起こす、上記の請求項のいずれかにかかる方法。 18. 飽和炭化水素類からなるガソリン留分からなり、除去されたベンゼンの 大部分を伴う第十ストリームが、追加の蒸留−精留によって回収される、上記の 請求項のいずれかにかかる方法。 19. ベンゼンを含む第一ストリーム及びプロピレンを含む第二ストリームか ら、クメンを製造する方法であって、 a) プロピレンによるベンゼンのアルキル化反応において、第一ス トリームを第二ストリームと反応させ、モノ−及びポリ−イソプロピルベンゼン 類を含むアルキル化物ストリームであって、アルキル化物ストリーム中における プロピル基に対するベンゼン環(未反応ベンゼンを含む)のモル比が1.5に等 しい又は1.5未満であるものからなる第三ストリームを得る; b) アルキル化物ストリームからなるこの第三ストリームを、少な くとも1回の蒸留/精留に供し、ポリイソプロピルベンゼン類を含む留出物であ る第四ストリームを得る; c) その留出物からなるこの第四ストリームを、ベンゼンからなる 第五ストリームとアルキル交換し、クメンに富むアルキル交換反応物からなる第 六ストリームを得る;及び d) アルキル交換反応物からなるこの第六ストリームを、少なくと も1回の蒸留−精留に供し、クメンからなる第七ストリームを得る ことからなる方法。
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