JPH10509614A - 喉頭鏡の圧力センサと圧力警報器 - Google Patents
喉頭鏡の圧力センサと圧力警報器Info
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Abstract
(57)【要約】
喉頭鏡により患者の歯に加えられる過剰圧力を検出するための、交換可能な圧力検出システム。この圧力検出システムは、細長い、緩衝作用を有する圧力センサ4を有し、この圧力センサが、バッテリ6と警報器8、例えば可聴または可視の警報器とに接続されている。
Description
【発明の詳細な説明】
喉頭鏡の圧力センサと圧力警報器
発明の背景
I.発明の分野
本発明は、広くは圧力センサに関し、より具体的には、喉頭鏡により患者の歯
に加えられる過剰な圧力を検出するための交換可能な圧力検出システムに関する
ものである。
II.従来技術の検討
医療関係者、例えば麻酔医は、手術中にチューブを挿入するさい、気管に接近
する必要上、喉頭鏡を使用する。チューブは、声門を通過して、気管または風管
内へ導入され、患者の気道を確保して、麻酔が行われる。
気管内挿入チューブを挿入するために、患者の頭部は中立位置または嗅ぎ込み
(sniffing)位置に据えられ、喉頭鏡のブレードの先端が谷(vallecula)内へ挿
入される。喉頭鏡は、左手の食指と栂指とで保持し、患者の頤は、同じく左手の
薬指と中指とで保持する。喉頭を露出させるため、喉頭鏡の取手とブレードとを
患者から、好ましくは45°の角度で引起こす。次いで、気管内挿入チューブを
患者の口腔または咽喉を経て、喉頭鏡のブレードに沿って気管内へ挿管する。
挿管中、喉頭鏡のブレードの背または喉頭鏡のフランジが、支点として利用さ
れる患者の上顎前歯に接触することが多い。その結果、患者の前歯を損傷するこ
とがある。この問題を解決するため、旋回可能に取付けたフランジ、または組付
け加圧板と警報器とを備えた喉頭鏡が、技術上周知である。
ラーチ(Racz)らに対し発行されたアメリカ合衆国特許第4295465号に
は、突設されたフランジを担持する延長ベース部材を有する喉頭鏡ブレードが記
載されている。このベース部材は、後部と、中央部と、先端部とを有し、後部が
喉頭鏡の取手に固着されている。また、フランジが、弾性部材を介してベース部
材に枢動可能に結合され、後部および中央部に沿って、上方へ突出している。こ
のため、ブレードを患者の口腔内へ挿入すると、フランジが、患者の前歯に接触
し、ベース部材に対して枢動する。フランジの枢動により、上顎歯に対して加わ
る圧力が制限されるが、旋回が終了したり、過剰圧力が加わっていることを指示
する警報が発せられない。また、旋回可能なフランジが、喉頭鏡と一体の部材で
あるため、このブレードの特徴を利用するには喉頭鏡一式を購入しなければなら
ない。それには、法外に高い費用を要する。
また、ロバーツ(Roberts)に対して発行されたアメリカ合衆国特許第4364
570号に開示された喉頭鏡の場合、上顎歯に加わる過剰圧力を検出するため、
フランジに加圧板が配置されている。この加圧板は、取手内に配置されたバッテ
リと警報器とに電気接続されている。警報器に電気信号が送られ、使用者に、加
圧板に加わる圧力に注意が促される。ロバーツによるこの喉頭鏡は、所望位置に
枢着かつ固定するようにされた剛性かつ移動可能な部分を有する取手区分を備え
ている。この加圧板システムは、取手構成体から分離可能かつ交換可能な滅菌ユ
ニットではない。したがって、ロバーツによる圧力検出システムは、現在用いら
れている喉頭鏡用のレトロフィット(retrofit)装置として供給可能な、独立的
な機能を有する歯保護システムではない。また、この加圧板では、歯との接触も
緩衝されない。したがって、必要とされる圧力検出システムとは、滅菌された、
交換可能な、緩衝特性を備えた喉頭鏡圧力検出システムである。
このようなシステムは、センサに沿ったあらゆる箇所に加わる圧力を、等しく
感知せねばならない。ルイス(Lewis)に対して発行されたアメリカ合衆国特許第
3888117号、およびポルチャニノフ(Polchaninoff)に対して発行された
アメリカ合衆国特許第4426884号に記載の装置も、その目的にはあまり適
していない。これらの特許には、いずれも、間隔をおいた複数の電気接点に対し
、間隔をおいて保持された平面導電体が開示されている。接点に対し間隔をおい
て保持された平面導電体に加わる圧力により、双方が互いに強制移動する。これ
らの装置を、歯に加わる圧力の検出に用いることは、不適切であり、信頼のおけ
る結果をもたらさない。なぜなら、ある場合には、歯が、直接に1つの電気接点
の上方に、また他の場合には、接点の間に位置することがあるからである。
また、センサ全長にわたりどの箇所でも等感度で圧力を検出するセンサとして
は、多様な線状膜から成るセンサ、または圧電フィルム、例えばブルームフィー
ルドほかに対して発行されたアメリカ合衆国特許第4488873号に使用され
ている類のフィルムを用いたセンサが挙げられる。アメリカ合衆国特許第448
8873号には、従来の変形可能なワックス印像材を被着させた圧電フィルムで
調製した歯型ストリップが開示されている。フィルムとワックスとの集成体は、
折り畳んで用い、それにより咬合分析時に加わる力についての情報が得られる。
デルフィアのペンウォールト(Pennwalt)社のポリ弗化ビリニデン(polyvinylid
ene fluoride)製品である。この製品は、本発明に使用するように構成できる。
目的
したがって、本発明の主要な目的は、喉頭鏡用の交換可能な無菌圧力センサを
得ることにある。
本発明の別の目的は、バッテリと警報器とを有する交換可能な喉頭鏡用無菌圧
力センサを得ることにある。
本発明の更に別の目的は、折り畳み可能な使い捨て喉頭鏡を含む種々の喉頭鏡
用の交換可能な無菌圧力センサを得ることにある。
本発明の更に別の目的は、折り畳み可能な使い捨て喉頭鏡を含む種々の喉頭鏡
用の交換可能な無菌圧力検出装置を得ることにある。
本発明の更に別の目的は、喉頭鏡で使用するようにされた次のような交換可能
な無菌センサを得ることにある。すなわち、センサ全長にわたってどの箇所で加
えられる力をも等感度で検出し、しかも歯の損傷を防止する緩衝特性を有するセ
ンサである。
本発明の更に別の目的は、患者の歯からの圧力を検出し、その圧力状態を指示
するための、交換可能な無菌圧力センサおよび警報器を得ることにある。
本発明の更に別の目的は、歯による圧力を、センサ全長にわたって検出するた
めの細長い膜圧力センサを得ることにある。
本発明の更に別の目的は、歯による圧力を、センサ全長にわたって検出するた
めの喉頭鏡用圧電フィルムを用いた圧力センサを得ることにある。
本発明のこのほかの目的、特徴、利点は、本発明の要約、詳細な説明、請求の
範囲、図面を通じて、当業者には明らかとなるであろう。
発明の概要
本発明の前記目的は、オーディオ警報システム、すなわち警報器とバッテリに
電気接続可能な細長い弾性的なセンサまたはスイッチを有する交換可能な組立体
を得ることにより達成される。この細長いセンサは、全長にわたってどの箇所で
加えられる圧力によっても活性化される種類のセンサである。バッテリと警報器
とは、細長いセンサによって保持され、単一の交換可能なユニットを形成するよ
うにするか、もしくは喉頭鏡に恒久的に取付けられるようにする。後者の場合に
は、センサは、バッテリと警報器とを有する回路内に取外し可能に接続する。し
たがって、本発明によるセンサは、細菌による汚染時または損傷時には、廃棄し
、費用をかけずに交換したり、直ちに提供することが可能である。
この細長いセンサは、弾性を有したわみ可能な細長い第1部材と、これと平行
に間隔をおいて保持されたたわみ可能な細長い第2部材とを有し、これらの部材
間に圧力センサが配置されている。一実施例の場合、センサは、細長い膜スイッ
チであり、この膜スイッチが、開口を有するスペーサ層の両側に、間隔をおいて
対向して保持された2つの導電性のリボンまたは部材を有している。好ましくは
ポリウレタンで作られた第1部材は、長手方向に沿って第1の導電性リボンを保
向に沿って第2の導電性リボンを保持している。第1および第2の部材は、適当
なエラストマー製のスペーサストリップによって隔離されている。スペーサスト
リップは、第1と第2の導電性リボンの間に配置され、常時これらリボンを間隔
をおいた状態に維持する。第2部材は、その露出面に接着剤が塗布され、喉頭鏡
へ細長い膜スイッチを接着できるようにされている。
金属接触材料で被覆され、被覆されたフィルムが、第1部材と第2部材との間に
サンドイッチ状に挟み付けられ、細長い圧力センサまたは圧力スイッチを形成し
ている。両部材は、線状膜スイッチの実施例に使用された材料と同じ材料で作る
ことができる。ブルームフィールドらに対して発行され、ここに参照することに
より本明細書にその開示内容が取入れられているアメリカ合衆国特許第4488
873号に記載され、同特許の第5図に示されている演算増幅(オペアンプ)回
路を使用して、圧電フィルム組立体からの高インピーダンス出力を、低インピー
ダンス電圧出力に変換し、警報器へ送る。この電圧出力、つまり警報の強さは、
圧電フィルムに加わる圧力に応じて変化する。
どちらの実施例の場合も、センサの起動に要する力の量は、第1および第2の
部材の剛性、厚さ、弾性の特性に依存する。導電性リボンの実施例の場合には、
要求される力の量は、スペーサストリップの厚さと弾性とに依存し、更にリボン
間の開口の幅に依存する。第1および第2の部材と、スペーサストリップとは、
密度の異なる材料で作ることにより、センサの起動に要する力の量に影響を与え
ることができる。選択した材料による緩衝効果により、歯との接触時に弾性的な
細長いセンサにより歯の保護が改善される。したがって、異なる厚さと弾性特性
を有する材料で作られたセンサを構成し、選択することによって、異なる患者の
種々の必要に適応することができる。
いずれの実施例の場合も、バッテリ、警報器、および必要なすべての回路はセ
ンサによって保持される。本発明は、交換可能な装置なので、バッテリは、小型
で、全体が部材に包込まれるか、簡単にいずれかの部材に取付けられる。警報器
は、目視できる可視警報器または耳で聞ける可聴警報器として、部材に包込むか
、取付けるかする。同じように、必要な回路も、すべて部材に包込むか、簡単に
取付けることができる。あるいはまた、バッテリ、警報器、および必要なすべて
の回路を、喉頭鏡自体が保持するようにしてもよい。その場合も、本発明のセン
サは交換可能である。言うまでもなく、使用バッテリは、通常、気道を照明する
ために用いるバッテリでよく、警報器は、ねじ、接着剤等を用いて喉頭鏡の取手
に取付けることができる。
いずれの実施例のセンサ部分も、喉頭鏡のフランジおよび取手に取付けるだけ
の十分な長さを有するようにする。あるいはまた、センサは、喉頭鏡のフランジ
にのみ配置してもよい。その場合、センサは、導体線等でバッテリ、警報器、お
よび必要なすべての回路に電気接続し、これらの部品は、取手に取付けられた部
材部分が保持するか、または喉頭鏡自体が保持するようにする。一実施例では、
圧力センサが、フランジに取付けられ、導体線により、取手に取付けられた部材
部分により保持されているバッテリ、警報器、および必要な回路に接続される。
伸張可能な部材部分と余剰の導体線とが、センサと警報器の電子装置との間に備
えられ、圧力センサと警報器とが、折り畳まれた状態で喉頭鏡に取付けられ、こ
の折り畳み状態が、次に、圧力センサおよび警報器に影響を与えることなしに、
伸ばされるか、再び折り畳まれる。
図面の簡単な説明
第1図は、本発明の圧力センサおよび警報器の側面図である。
第2図は、喉頭鏡に取付けた本発明の圧力センサおよび警報器の斜視図である
。
第3図は、喉頭鏡に取付けた圧力センサおよび警報器が、患者の上顎前歯に接
触している状態を示した側面図である。
第4図は、本発明の線状膜スイッチ圧力センサおよび警報器の拡大斜視図であ
り、警報器とバッテリとが破線で示されている。
第5図は、第4図の5−5線に沿った断面図である。
第6図は、第4図の6−6線に沿った断面の分解図である。
第7図は、本発明の圧電フィルム圧力センサおよび警報器の拡大斜視図である
。警報器、電子回路、およびバッテリは破線で示してある。
第8図は、第7図の8−8線に沿った断面図である。
第9図は、第7図の9−9線に沿った断面図である。
第10図は、バッテリおよび警報器を保持する喉頭鏡に取付けたセンサパッド
の側面図である。
第11図は、伸張可能な部材部分を有する喉頭鏡用圧力センサおよび警報器の
側面図であり、圧力センサおよび警報器は、折り畳み可能な喉頭鏡に取付けられ
ている。
第12図は、第11図の折り畳み可能な喉頭鏡と、圧力センサおよび警報器と
を、折り畳んだ状態を示した図である。
詳細な説明
第1図に見られるように、本発明の思想を具体化し、全体を符号2で示した圧
力センサ・警報器システムの一実施例は、バッテリ6と警報器8とに電気接続さ
れた圧力センサ部分4を有している。圧力センサ部分4は、好ましくは、その長
手方向にそって事実上等感度の細長いたわみ可能な圧力検出部を有している。圧
力センサ部分4は、所定圧力が加わった場合、可聴または可視いずれの指示器で
もよい警報器8と、バッテリ6との間の回路を閉成するようにされている。圧力
センサ・警報器システム2の広幅の両側面は、好ましくは弾性的でたわみ可能な
材料製である。裏側には、適当な感圧接着剤10が塗着されている。感圧接着剤
10は、従来式の剥離紙等の裏材12で使用前まで保護されている。剥離紙をは
がして、感圧接着剤10を露出させ、第2図に符号14で示した喉頭鏡に圧力セ
ンサ・警報器システム2を接着させる。もちろん、圧力センサ・警報器システム
2は、別の仕方で喉頭鏡14または他の装置に着脱自在に取付けてもよい。
第2図および第3図に示したように、喉頭鏡14は、取手16と、ブレード1
8に取付けたフランジ20とを有している。たわみ可能な圧力センサ部分4は、
喉頭鏡14の図示の表面に適合するようにし、バッテリ6と警報器8とを、取手
16に隣接して位置するようにすることができる。
使用時、喉頭鏡14の先端22は、患者の口腔内を通過させ、咽頭区域内へ挿
入される。取手16は、口腔から約45°の角度で引き起こして、口腔上へ押し
下げ、咽喉の気道が開かれる。医療者は、次いで、咽喉区域内を覗き、チューブ
を挿入できる。喉頭鏡14の取手16を、口腔から引き起こすさい、患者の上顎
歯24を、支点として利用することが多い。そのさい、設定圧力を超えると、圧
力センサ部分4に押し付けられた上顎歯24が、警報器8を起動する。このため
、圧力センサ部分4は、喉頭鏡により過剰な圧力が加えられると、歯への衝撃を
和らげ、かつ検出する。警報器8は、使用者に対し喉頭鏡14への圧力を軽減す
るよう報知する。
本発明のこれらの実施例では、圧力センサ部分4は、線状膜スイッチ圧力セン
サか、圧電(piezoelectric)フィルム圧力センサのいずれかである。第4図〜第
6図に示したように、全体を符号30で示した線状膜スイッチの実施例は、細長
い第1の膜ストリップ32と、細長い第2の膜ストリップ34とを有している。
両膜ストリップ32,34は、線状膜スイッチシステム30の全長にわたって延
び、同じたわみ可能な材料製である。好ましくは、第1の膜ストリップ32は、
ポリウレタン等の弾性的なプラスチック材料製とし、第2の膜ストリップ34は
、
トマー製のスペーサ36が、膜ストリップ32,34を、間隔をおいて保持し、
膜ストリップ32,34間に接触区域38を形成している。細長い2個の導電性
リボン40,42を有する金属化パターンが、間隔をおいて向かい合わせに、そ
れぞれ膜ストリップ32,34によって保持され、膜ストリップ32,34に加
わる圧力により、導電性リボン40,42が互いに接近するようになっている。
この実施例30の場合、警報器8およびバッテリ6は、第1の膜ストリップ3
2内へプレスばめされている。警報器8は、第1および第2の膜ストリップ32
,34に設定圧力が加わり、導電性リボン40,42が互いに短絡することで、
起動される。設定圧力は、膜ストリップ32,34の材料特性、導電性リボン4
0,42の間隔、およびスペーサ36の材料特性に応じて変化する。
第5図に示したように、第1導電性リボン40は、導体線44を介して警報器
8に接続され、第2導電性リボン42は、導体線46を介してバッテリ6に接続
されている。バッテリ6は、また警報器8と電気接触している。細長い導電性リ
ボン40,42の相互接触により回路が閉じられ、警報器8は起動され、設定圧
力限界に達したことが、使用者に知らされる。
線状膜スイッチ30は、どのような仕方で喉頭鏡14に接着させてもよいが、
好適実施例の場合は、接着剤10を、細長い第2の膜ストリップ34に塗着し、
剥離紙12で被覆してある。膜スイッチ30は、剥離紙12をはがし、接着面を
喉頭鏡14のフランジ20と取手16とに押し付けて、喉頭鏡14に接着する。
第7図〜第9図に示した別の実施例の場合、圧力センサは、符号50で示され
た圧電フィルム集成体である。この圧電フィルム集成体は、互いに間隔をおいて
配置された細長い第1および第2のストリップ52,54を有している。好まし
くは、第1ストリップ52は、ポリウレタン製であり、第2ストリップ5
適当なエラストマー製であり、ストリップ52,54間の圧力センサ区域58を
画定している。電子回路60は、圧電フィルム62の出力を、高インピーダンス
信号から低インピーダンス電圧信号へ変換する。この低インピーダンス電圧信号
が、警報器8へ送られる。電子回路60、バッテリ6、および警報器8は、第1
ストリップ52内へプレスばめされている。
電フィルム62を有し、圧電フィルム62の両広幅側面には、スプレー塗装また
はその他の方法で金属電極64,66が設けられている。金属電極64,66は
、導体線68,70を介して電子回路60に接続されている。電子回路60は、
警報器8およびバッテリ6と接続されており、導体線72は、バッテリ6と電子
回路60との間の第2接続線として役立っている。
細長い第1および第2のストリップ52,54に対して加わる圧力によって、
圧電フィルム62の出力が変化する。この出力信号が、電子回路60へ発信され
、電子回路60により警報器8へ送られる。一定の出力レベルに必要とされる力
または圧力の量は、ストリップ52,54およびスペーサ56に使用される材料
の材料特性に応じて変化する。したがって、本発明の実施例の圧電フィルム50
は、歯への衝撃を緩和し、歯に加わる圧力値を使用者に報知する。圧電フィルム
50は、剥離紙12をはがして、金属化パターンを有する細長い第2ストリップ
54に塗着された接着剤10により、喉頭鏡14に接着できる。
圧力センサ部分4のいずれの実施例も、無菌パックで独立のユニットとして供
給できる。このユニットは、再使用可能または使い捨ての喉頭鏡14に取外し可
能に取付け可能である。例えば、第10図に示したように、線状膜スイッチ30
は、喉頭鏡14のフランジ20と取手16とに取付けられる。圧力センサ部分4
は、間隔をおいて位置する細長い第1および第2の導電性リボン40,42を有
する細長い第1および第2のストリップ部材32,34を備えている。圧力セン
サ部分4を、導体線94,96を介して取手16内のバッテリ6および警報器8
へ接続するために、接点90,92が備えられている。バッテリ6と警報器8と
は、導体線98により接続されている。圧力センサ部分4は、各使用後に交換す
ることができる。同じように、圧電フィルム50の実施例の圧力センサ部分4も
、喉頭鏡14のフランジ20に接着できる。取手16内には、電子回路60、バ
ッテリ6、および警報器8を配置しておく。線状膜スイッチ30の実施例の場合
には、警報器8は、圧力センサ部分4が保持し、取手16内にはバッテリ6のみ
を収めておいてもよい。また、圧電フィルム50の実施例の場合には、警報器8
と
電気回路60とを、圧力センサ部分4が保持し、バッテリ6のみを取手16内に
配置してもよい。
第11図および第12図に示した本発明の別の実施例の場合は、伸張可能でた
わみ可能な部材部分100が、圧力センサ部分102と警報器部分104との間
の、第1と第2部材の双方に設けられている。圧力センサ部分102と警報器部
分104とは、例えば剥離可能な接着剤により喉頭鏡に取付けられる。図示の実
施例では、喉頭鏡は、取手108と、ブレード110と、フランジ112とを有
する折り畳み可能な喉頭鏡106である。圧力センサ部分102は、フランジ1
12に剥離可能に取付けられ、警報器部分104は取手108に剥離可能に取付
けられている。アコーディオン状のたわみ可能な部材部分100は、折り畳み可
能な喉頭鏡106には取付けられていない。
圧力センサ102は、線状膜スイッチセンサまたは圧電フィルムセンサである
。例えば、第11図および第12図に示した圧力センサ102は、線状膜スイッ
チである。この膜スイッチが、警報器8と、警報器部分104内に保持されたバ
ッテリ6とに電気接続されている。また、導体線114,116は、圧力センサ
102を、バッテリ6と警報器8とに接続している。言うまでもなく、電気接続
は、伸張可能な、たわみ可能の部材部分100のひだに、伸張可能な導電性材料
を取付けても可能になる。導体線114,116は、第12図に示した折り畳み
状態の場合に、折り畳み可能な喉頭鏡106の折り畳み端部118の周囲を十分
に取り囲めるだけの長さを有している。折り畳み可能な喉頭鏡106が、第11
図に示した拡開位置にされた場合、余分なワイヤは、伸張可能なたわみ可能な部
材部分100内に収められる。
以上、本発明を、特許法に従うため、かつまた当業者に必要な情報を与えて、
この新規な原理を適用し、必要とされる具体的な構成要素を構成し、使用できる
ようにするために、かなり詳細に説明した。しかし、本発明は、既述の実施例と
は別種の装置や器具によっても実施可能であり、かつまた装置と操作形式いずれ
の点でも、種々の変更態様が、本発明の範囲を逸脱することなしに可能であると
、理解されたい。
【手続補正書】特許法第184条の4第4項
【提出日】1996年4月25日
【補正内容】
請求の範囲
1.患者の歯に加わる所定圧力を指示するための、喉頭鏡のブレードに取外し
可能に取付けるようにされた警報システムにおいて、
(a)たわみ可能な通常開の膜スイッチであって、中間のスペーサ層により互
いに間隔を設けて配置された第1および第2の層を有する積層構造体を備えてお
り、前記スペーサ層が、この層を貫通する開口を有し、かつ前記第1および第2
の層が、広幅の内側および外側の側面を有し、これら内側側面には、スペーサ層
の開口を介して互いに向き合った導電性パターンが設けられ、更に前記第1およ
び第2の層の一方の層が、広幅の外側側面に接着剤を施されている膜スイッチと
、
(b)前記第1および第2の層の導電性パターンと回路で接続されている指示
器とを有することを特徴とする警報システム。
2.請求項1記載の警報システムにおいて、前記喉頭鏡がフランジと取手とを
有し、前記膜スイッチが、前記第1および第2の層の前記一方の層の広幅の外側
側面に施された接着剤によって、前記フランジと前記取手とに取付けられるよう
にされていることを特徴とする警報システム。
3.請求項2記載のシステムにおいて、開口に面した前記膜スイッチの第1部
分が前記フランジに取付けられるようになっており、かつ膜スイッチの第2部分
が、バッテリと指示器とを保持し、この第2部分が前記取手に取付けられるよう
にされていることを特徴とする警報システム。
4.請求項3記載の警報システムにおいて、前記膜スイッチが、開口に面した
前記膜スイッチの第1部分と、バッテリおよび指示器を保持する前記膜スイッチ
の第2部分との間に、伸張可能でたわみ可能な部分を有することを特徴とする警
報システム。
5.請求項1記載の警報システムにおいて、圧電フィルムが、前記第1および
第2の層の導電性パターンの間に配置されていることを特徴とする警報システム
。
6.取外し可能に喉頭鏡に取付けるようにされた警報システムにおいて、
(a)たわみ可能なセンサ装置であって、中間のスペーサにより互いに間隔を
設けて配置された第1と第2の層を備えた構造体を有し、前記スペーサが圧力検
出区域を画定する開口を有し、前記第1および第2の層それぞれが広幅の内側お
よび外側の側面と、広幅の内側側面に保持された導電性パターンとを有しており
、第1の層の広幅の外側側面に圧力が加わると、その導電性パターンが、第2の
層の導電性パターンの方向へ押し付けられるようになっているセンサ装置と、
(b)前記第2の層の広幅の外側側面に施された接着剤と、
(c)警報システムに電気エネルギーを供給する給電装置と、
(d)前記センサ装置によって担持され、かつ前記給電装置と導電性パターン
とに回路で電気接続され、前記第1の層の広幅の外側側面に設定圧力が加わって
いることを指示する指示器とを有することを特徴とする警報システム。
7.請求項6記載の警報システムにおいて、前記喉頭鏡が取手とフランジとを
有し、前記センサ装置が前記接着材料によって前記取手と前記フランジとに取付
けられるようになっていることを特徴とする、警報システム。
8.請求項7記載の警報システムにおいて、前記センサ装置が圧力検出区域と
前記指示器を保持する前記センサ装置の部分との間に、伸張可能なたわみ可能の
部分を有することを特徴とする警報システム。
9 請求項6記載の警報システムにおいて、前記第1および第2の層の内側広
幅側面に設けられた導電性パターンの間に配置された圧電フィルムをさらに有す
ることを特徴とする警報システム。
10.請求項6記載の警報システムにおいて、前記導電性パターンの間に配設さ
れ、かつ圧力検出区域内に配置された圧電フィルムをさらに有することを特徴と
する警報システム。
11.患者の歯に加わる設定値を超える圧力を指示するために、喉頭鏡に取外し
可能に取付けるようにされた警報システムにおいて、
(a) 細長い、たわみ可能な、通常開の膜スイッチであって、中間のスペー
サ層により互いに間隔を設けて配置された第1および第2の層を有する積層構造
体を備えており、前記スペーサ層が、この層を貫通する開口を有し、前記第1お
よび第2の層が、広幅の内側および外側の側面を備え、これら側面には、前記ス
ペーサ層の開口を介して互いに向き合った導電性パターンが設けられており、前
記第1と第2の層の一方の層が、広幅の外側側面に接着剤を有し、喉頭鏡の所定
の表面に接着されるようになっている膜スイッチと、
(b) 警報システムに電気エネルギーを供給するために、前記第1および第
2の層の導電性パターンの一方に接続された給電装置と、
(c) 回路で前記給電装置および前記導電性パターンと接続されている指示
器とを有することを特徴とする警報システム。
12.請求項11記載の警報システムにおいて、喉頭鏡がブレードと取手とを備
え、かつ前記膜スイッチが前記ブレードに接着により取付けられるようにされて
おり、前記第1および第2の層の一方の層の一部分が前記指示器を保持し、前記
取手に取付けられるようにされていることを特徴とする警報システム。
13.請求項12記載の安全システムにおいて、警報システムが、前記膜スイッ
チと前記指示器を保持する警報システムの部分との間に、たわみ可能な部分を有
することを特徴とする安全システム。
14.喉頭鏡のブレードに接着により取付けるようにされた警報システムにおい
て、
(a) たわみ可能な膜センサであって、中間のスペーサ層により互いに間隔
を設けて配置された第1および第2の層を備えた積層構造体を有し、前記スペー
サ層がこれを貫通する開口を有し、前記第1および第2の層が広幅の内側および
外側の側面を備え、前記第1および第2の層の一方の層が、広幅の外側側面に接
着剤を有している膜センサと、
(b) 各側面に導電性被覆を施されて、前記開口内に配置された圧電フィル
ムと、
(c) 前記圧電フィルムの導電性被覆に接続された電気回路と、
(d) 前記電気回路に接続され、警報システムに電気エネルギーを供給する
給電装置と、
(e) 回路で前記給電装置および前記電気回路と接続され、喉頭鏡のブレー
ドが患者の歯に過剰な力を加えた場合、知覚可能な信号を発する指示器とを有す
ることを特徴とする警報システム。
15.請求項14記載の警報システムにおいて、前記喉頭鏡がブレードと取手と
を有し、前記膜センサがブレードに取付けられるようになっており、前記指示器
を保持する警報システムの部分が前記取手に取付けられるようにされていること
を特徴とする警報システム。
16.請求項15記載の警報システムにおいて、警報システムが、前記膜センサ
と前記指示器を保持する警報システムの部分との間に、伸張可能なたわみ可能の
部分を有することを特徴とする警報システム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.患者の歯に加わる過剰圧力を指示するための、喉頭鏡のブレードに取外し 可能に取付けるようにされた警報システムにおいて、 (a)細長い、たわみ可能な通常開の膜スイッチであって、中間のスペーサ層 によって互いに間隔をおいて配置された第1および第2の層を有する積層構造体 を備えており、前記スペーサ層が、この層を貫通する細長い開口を有し、かつ前 記第1および第2の層が、広幅の内側および外側の側面を有し、これら内側側面 には、スペーサ層の開口を介して互いに向き合った金属化パターンが設けられ、 更に前記第1および第2の層の一方の層が、その外側広幅側面に接着剤を施され ている膜スイッチと、 (b)前記第1および第2の層の一方の層の金属化パターンと電気接続された バッテリと、 (c)該バッテリと、前記第1および第2の層の他方の層の金属化パターンと 直列の回路で接続されている指示器とを有することを特徴とする警報システム。 2.請求項1記載の警報システムにおいて、前記バッテリと前記指示器とが、 前記膜スイッチによって担持されていることを特徴とする警報システム。 3.請求項2記載の警報システムにおいて、前記喉頭鏡がフランジと取手とを 有し、前記膜スイッチが、前記第1および第2の層の前記一方の層の外側広幅側 面に施された接着剤によって、前記フランジと前記取手とに取付けられるように されていることを特徴とする警報システム。 4.請求項3記載の警報システムにおいて、細長い開口に面した前記膜スイッ チの第1部分が前記フランジに取付けられるようになっており、かつ該膜スイッ チの第2部分が前記バッテリと前記指示器とを保持し、この第2部分が前記取手 に取付けられるようにされていることを特徴とする警報システム。 5.請求項4記載の警報システムにおいて、前記膜スイッチが、細長い開口に 面した前記膜スイッチの第1部分と、バッテリおよび指示器を保持する前記膜ス イッチの第2部分との間に、伸張可能でたわみ可能な部分を有することを特徴と する警報システム。 6.請求項1記載の警報システムにおいて、圧電フィルムが、前記第1および 第2の層の金属化パターンの間に配置されていることを特徴とする警報システム 。 7.取外し可能に喉頭鏡に取付けるようにされた警報システムにおいて、 (a)細長いたわみ可能なセンサ装置であって、中間のスペーサによって互い に間隔をおいて配置された第1と第2の層を備えた構造体を有し、前記スペーサ が、圧力検出区域を画定する細長い開口を有し、前記第1および第2の層それぞ れが、広幅の内側および外側の側面を有し、かつまた双方の広幅の内側側面に保 持された金属化パターンを有しており、第1の層の広幅の外側側面に圧力が加わ ると、第1の層の金属化パターンが、第2の層の金属化パターンの方向へ押し付 けられるようにされているセンサ装置と、 (b)前記第2の層の広幅の外側側面に施された接着材料と、 (c)警報システムに電気エネルギーを供給する給電装置と、 (d)前記センサ装置によって担持され、前記給電装置と金属化パターンとに 回路で電気的に接続されていて、第1の層の外側広幅側面に加わる圧力を指示す るための指示器とを有することを特徴とする警報システム。 8.請求項7記載の警報システムにおいて、前記喉頭鏡が取手とフランジとを 有し、前記センサ装置が前記接着材料によって該取手とフランジとに取付けられ るようになっていることを特徴とする警報システム。 9.請求項8記載の警報システムにおいて、前記センサ装置が前記圧力検出区 域と、前記指示器を保持する前記センサ装置の部分との間に伸張可能なたわみ可 能は部分を有することを特徴とする警報システム。 10.請求項7記載の警報システムにおいて、圧電フィルムが、前記第1および 第2の層の広幅の内側側面に設けられた金属化パターンの間に配置されているこ とを特徴とする警報システム。 11.請求項7記載の警報システムにおいて、金属化パターンの間に配置され、 かつ前記圧力検出区域内に配設された圧電フィルムをさらに有することを特徴と する警報システム。 12.患者の歯に加わる過剰な圧力を指示するために、喉頭鏡に取外し可能に取 付けるようにされた警報システムにおいて、 (a)細長い、たわみ可能な、通常開の膜スイッチであって、中間のスペーサ 層により互いに間隔をおいて配置された第1および第2の層を有する積層構造体 を備え、前記スペーサ層が、これを貫通する細長い開口を有し、前記第1および 第2の層が、広幅の内側および外側の側面を備え、これら側面には、前記スペー サ層の開口を介して互いに向き合った金属化パターンが設けられており、前記第 1と第2の層の一方の層が、喉頭鏡の所定の表面に接着されるように、広幅の外 側側面に接着剤を有している膜スイッチと、 (b)前記第1および第2の層の金属化パターンの一方に接続され警報システ ムに電気エネルギーを供給するための給電装置と、 (c)回路で前記給電装置および金属化パターンと接続されている指示器とを 組合せて有することを特徴とする警報システム。 13.請求項12記載の警報システムにおいて、前記喉頭鏡がブレードと取手と を備え、前記膜スイッチが接着によりブレードに取付けられるようにされ、前記 第1および第2の層の一方の層の一部分が前記指示器を保持し、前記取手に取付 けられるようにされていることを特徴とする警報システム。 14.請求項13記載の安全システムにおいて、警報システムが、前記膜スイッ チと前記指示器を保持する警報システムの部分との間に、たわみ可能な部分を有 することを特徴とする安全システム。 15.喉頭鏡のブレードに接着により取付けるようにされた警報システムにおい て、 (a)細長いたわみ可能な膜センサであって、中間のスペーサ層により互いに 間隔を設けて配置された第1および第2の層を有する積層構造体を有し、前記ス ペーサ層がこれを貫通する細長い開口を備え、前記第1および第2の層が広幅の 内側および外側の側面を有して、前記第1および第2の層の一方の層が、その広 幅の外側側面に接着剤を有している膜センサと、 (b)各側面に金属被覆され、前記開口内に配置された圧電フィルムと、 (c)前記圧電フィルムの金属被覆に接続された電気回路と、 (d)警報システムに電気エネルギーを供給するため前記電気回路に接続され た給電装置と、 (e)回路で前記給電装置と前記電気回路とに接続され、喉頭鏡のブレードが 患者の歯に過剰な力を加えた場合、知覚可能な信号を発する指示器とを組合せて 有することを特徴とする警報システム。 16.請求項15記載の警報システムにおいて、前記喉頭鏡がブレードと取手と を有し、前記膜センサが該ブレードに取付けられるようになっており、前記指示 器を保持する警報システムの部分が前記取手に取付けられるようにされているこ とを特徴とする警報システム。 17.請求項16記載の安全システムにおいて、警報システムが、前記膜センサ と前記指示器を保持する警報システムの部分との間に、伸縮可能なたわみ可能の 部分を有することを特徴とする安全システム。 18.喉頭鏡において、 (a)バッテリ収納用の管状の取手と、 (b)該管状取手に取付け可能で、バッテリが接続されると、患者の咽頭を照 明する光源を保持するブレード部材と、 (c)前記ブレード部材に取外し可能に取付けられ、かつブレードに取付けら れた警報器が患者の歯に設定圧力で接触すると、指示用のバッテリに回路で接続 される警報器とを有することを特徴とする喉頭鏡。 19.請求項18記載の喉頭鏡において、前記警報器が、指示器と、喉頭鏡のブ レードに取付けられた通常開の圧力検出膜スイッチと、前記指示器および前記膜 スイッチをバッテリに直列回路で接続する手段とを有することを特徴とする喉頭 鏡。 20.請求項19記載の喉頭鏡において、前記指示器が可聴であることを特徴と する喉頭鏡。 21.請求項19記載の喉頭鏡において、前記指示器が可視であることを特徴と する喉頭鏡。
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