JPH10509657A - 被覆研磨物品 - Google Patents

被覆研磨物品

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JPH10509657A
JPH10509657A JP8516850A JP51685096A JPH10509657A JP H10509657 A JPH10509657 A JP H10509657A JP 8516850 A JP8516850 A JP 8516850A JP 51685096 A JP51685096 A JP 51685096A JP H10509657 A JPH10509657 A JP H10509657A
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フォアマン,ジョゼフ・エイ
ラッキング,レイモンド・エル
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ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 紙様ポリマーフィルムから成る裏材料を含む被覆研磨物品を開示する。この紙様ポリマーフィルムは、被覆研磨物品の滑り抵抗を改善する。

Description

【発明の詳細な説明】 被覆研磨物品発明の分野 本発明は被覆研磨物品に関し、特に、ポリマーフィルム裏材料を含む被覆研磨 物品に関する。背景 研磨布紙は、鍛造金属部品のゲート除去から眼鏡レンズの仕上げまで多様な用 途に使用されている。また、研磨布紙は、例えば、エンドレスベルト、テープ、 シート、円錐、および円板などの様々な形態に加工される。研磨布紙は、加工さ れた形態によって使い方が異なり、人手によったり、機械を用いたり、あるいは 仕上げパッドと組み合わせて使用することができる。 一般に、研磨布紙には、複数の研磨粒子を付着させた裏材料を含む。研磨物品 に用いる裏材料に相応の材料には紙、不織ウェブ、布、バルカンファイバー、加 工ポリマーフィルムを含むポリマーフィルム、およびそれらを組合せたみのが挙 げられる。ある広く利用される形態では、研磨粒子は、一般にメーク塗層と呼ば れる第一の結合剤塗層によって裏材料に固定される。メーク塗層は裏材料に被覆 され、研磨粒子は少なくとも一部はメーク塗層に埋設される。メーク塗層および 研磨粒子は、一般にサイズ塗層と呼ばれる第二の結合剤塗層によって被覆される 。サイズ塗層によって被覆する目的は、研磨粒子を補強することである。別の広 く利用される形態では、研磨粒子は結合剤に分散されて研磨複合材料を形成する 。次に、この研磨複合材料は、同じ結合剤、あるいは異なる結合剤によって裏材 料に結合される。 例えば、ポリエステルフィルムなどのポリマーフィルムは、中仕上げ用乃至精 研用の研磨剤に用いる裏材料として、商品化されている。例えば、米国特許第3 ,607,354号(Krogh et al.)を参照されたい。 一般に、ポリマーフィルムは、極めて平坦かつ平滑で厚さが均一であり、非常 に平坦で滑らかなフィルムで、表面には繊維裏材料のようなざらつきはない。こ の平坦さと滑らかさによって研磨粒子は一平面に存在することになる。このよう に研磨粒子は、一度に研磨される加工品と接触する。これによって、一般に研磨 加工品の表面仕上げがよりすぐれたものになり、特に切断率が高くなる。しかし 、手でおこなった場合は裏側の滑らかなポリマーフィルムによって、使用者が研 磨布紙を容易に掴んだり、扱うのが困難かつ使い心地の悪いものになることがあ る。さらに、サンダーを用いた場合は滑らかなフィルム表面がサンダーの標準取 付手段から滑り落ちてしまうおそれがあるので、専用の取付手段を設計する必要 がある。 滑り止めコーティングは、裏材料の外部に塗布してもよいが、一般には、別の 処理工程をふまえなければならず、さらに費用がかかる。例えば、米国特許第5 ,109,638(Kime)には、グリッパ材料から成る層を含む被覆研磨物 品が開示されている。好ましい実施例では、グリッパ材料の外側露出面にきめ模 様が形成される。このように表面にきめをつくることで、研磨物品の裏面は滑り 止めを有する面になる。 ポリマーフィルム裏材料の別の望ましい特性は、優れた引裂耐性すなわち高い 引裂耐性である。ベルトまたはディスクの形状では、被覆研磨物品は相対的に高 速にすなわち高回転数で回転される。ポリマーフィルム裏材料の縁に切れ目が入 ると、裏材料は裂けやすくなる。たいていの用途では、裏材料が引き裂かれると 被覆研磨物品全体が使用できなくなるため、被覆研磨物品を完全に使用すること ができない。 ポリマーフィルムの引裂耐性を改善するためにある成果が発表されている。例 えば、米国特許第4,908,278(Bland et al.)には、延性 ポリマー材料の層と脆性ポリマー材料の層とが交互に重ねられた多層フィルムが 開示されている。 米国特許第3,188,265号には、ポリエステルフィルムのプライマーと してエチレンアクリル酸コポリマーコーティングを使用する方法が記載され ている。英国特許第1,451,311号(Odell)は、ポリマーフィルム と紙から成る積層板を含む被覆研磨物品に関する。米国特許第4,011,35 8(Roelofs)には、2つ以上のポリエステルポリマーから成る二軸延伸 熱硬化同時押出積層板を含む被覆研磨材料が開示されている。一方のポリエステ ル層の結晶度は非常に高いが、もう一方の層の層は非晶質であることが知られて いる。米国特許第4,749,617号(Canty)には、アジリジン官能性 材料を含む剛性支持体が開示されている。この剛性支持体は、被覆研磨裏材料で あってもよく、アジリジン材料は研磨粒子/結合剤と支持体の間に存在する。W O Published Application第86/02306号(Hansen et al.)には、ポリマーフィルムを含む被覆研磨裏材料とその裏材料に 積層させた複数の強化糸が記載されている。米国特許第5,304,224号( Harmon)には、引裂耐性ポリマーフィルムを含む研磨物品が記載されてい る。 被覆研磨裏材料として現在使用されている市販のポリマーフィルムには、「M elinex」という商品名でICIから入手可能なフィルムが挙げられる。 発明の大要 要約すると、本発明の一態様では、少なくとも0.2mmの平均表面粗さ(R a)を有する微細孔ポリマーフィルムから成る最外側層を有する裏材料を含む被 覆研磨物品を提供する。この裏材料は、2つの広い面を有し、2つの面のうち表 面は研磨粒子で被覆され、裏面は表面の反対側であり、微細孔フィルムの最外側 層を含む。本発明に有用な微細孔フィルムは、熱可塑性ポリエステル連続相と熱 可塑性ポリオレフィン離散相を有する。 好ましい態様では、この裏材料はポリマーフィルム層から成る多層複合材料を 含む。裏材料の裏面を形成する最外側層は、前述の微細孔ポリマーフィルムであ る。別のポリマーフィルムは、米国特許第5,304,224号(Harmon )に開示されている多層引裂耐性フィルムを含む。 本発明の被覆研磨物品は、裏面を粗くするために新たに処理工程を設ける必 要がない。微細孔ポリマーフィルムの裏面は、被覆研磨物品を手作業で使用する のに役立つ表面組織を有する。滑らない裏材料の重要な点は、ハンドサンダーを 使用者の手でつかみやすくなっており、被覆研磨物品をカムシャフトおよびクラ ンクシャフトの研磨作業時に定盤またはシュー上で使用する場合に滑りにくいこ とである。本発明の裏材料は、被覆研磨材料に使用される他のポリマーフィルム と比較した際にコストが相対的に低く、外部を滑り止めコーティングで被覆する 必要がないので、さらにコストが抑えられる。 本文で使用するように、「紙様フィルム」は、約0.5mmRaの平均表面粗 さを有し、かつ、熱可塑性ポリエステル連続相および熱可塑性ポリオレフィン離 散相を有する微細孔フィルムを意味する。 図面の要約 図1は、本発明の一態様に従って製造された被覆研磨物品の断面図である。 図2は、本発明の別の態様に従って製造された被覆研磨物品の断面図である。 図3は、本発明の他の態様に従って製造された被覆研磨物品の断面図である。 詳細な説明 本発明の研磨物品は、紙様ポリマーフィルムを含む裏材料を含む。このフィル ムを採用した他は、本発明の物品は、標準的な製造技術を利用して製造すること ができる。 本発明の裏材料は、表面および裏面を有する。フィルムの裏面はこの紙様でき めがある表面を有し、この表面は研磨コーティング面の反対側にある。表面は、 研磨コーティングで被覆されている。一般に、研磨コーティングは、複数の研磨 粒子と一種の結合剤を含み、この結合剤は、研磨粒子を裏材料に固定するのに役 立つ。 多くの種類の被覆研磨構造がある中で、2種類の被覆研磨構造が最も一般的で ある。第1の種類では、研磨コーティングは、裏材料の表面に塗布された第1の 研磨層すなわちメーク塗層および少なくとも一部をメーク塗層に埋め込ん だ複数の研磨粒子を含む。メーク塗層は、研磨粒子を裏材料に固定するのに役立 つ。この研磨粒子を覆っているのが第2の研磨層すなわちサイズ塗層であり、研 磨粒子を強化するのに役立つ。 第2の一般的な研磨構造では、研磨コーティングがスラリーから形成される。 研磨粒子は、接着結合剤全体に配分されており、この接着結合剤も研磨粒子を裏 材料に固定する働きがある。 本発明に有用であると思われる裏材料の構造は、複数ある。そうした各構造で は、紙様フィルムが裏材料の裏面の最外側層である。 本発明に有用な紙様構造は、少なくとも0.2mmの表面粗さRaを有する微 細孔フィルムである。こうしたフィルムは、熱可塑性ポリエステル連続相および 熱可塑性ポリオレフィン離散相を含む。こうしたフィルムは、そのフィルムの押 出温度で安定したポリエステル−ポリエーテルジブロック(diblock)相 容化剤を任意に含有することができる。 一般に、熱可塑性ポリエステル連続相は、テレフタル酸やイソフタル酸のホモ ポリマーやコポリマーなどの線状ホモポリエステルまたは線状コポリエステルを 含む。線状ポリエステルは、例えば、ジメチルテレフタレート、テレフタル酸、 イソフタル酸、フタル酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレ ンジカルボン酸もしくは2,7−ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、セバシン 酸、アジピン酸、アゼライン酸、ビベンゾイン酸およびヘキサヒドロテレフタル 酸、または、ビス−p−カルボキシフェノキシエタンなどの1種類以上のジカル ボン酸またはその低級アルキルジエステルを、エチレングリコール、ペンチルグ リコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールなどの1種以上のグリコールを 用いて縮合させることによって製造することができる。 連続相では、極限粘度数が十分でることが好ましく、これによって完成フィル ムに裏材料として有用であるべき十分な物性が得られる。極限粘度数は、ゼロ濃 度における極限換算粘度である。一般に、極限粘度は、60%のフェノールおよ び40%のo−ジクロロペンゼンから成る溶剤を用いて30℃で測定した場合に は、ポリエチレンテレフタレートの場合には、約0.5dl/gを超 えていなければならない(ASTM D4603)。 離散相に適切なポリマーには、ポリプロピレンなどのポリオレフィンが挙げら れる。好ましいポリオレフィンは、使用される処理条件(温度、剪断速度など) でのポリエステル連続相の粘度に近い粘度を有するポリオレフィンである。好ま しくは、ポリオレフィン対ポリエステルの粘度比は、各処理条件において、約0 .3乃至3.0である。ポリオレフィンの粘度がポリエステルに対して高すぎる 場合(すなわち、ポリオレフィンMFIが低すぎる場合)、標準的な処理条件下 で押出機内でポリオレフィンを所望の形態にすることは困難になる。所望の形態 は、直径が50ミクロンよりも小さく、好ましくは20ミクロンよりも小さい球 状ポリオレフィンドメインから成る。大粒のポリオレフィンドメインは、フィル ム延伸中に広い気孔が生じ、その結果ウェブが加工中に破損するので、望ましく ない。ポリオレフィンの粘度が、ポリエステルに対して過度に低い場合、ポリオ レフィンは押出機で十分に分散する。ただし、標準操作条件では、ポリオレフィ ンドメインの粘度が低いと、押出中にダイに隣接するウェブの表面に近い流れ方 向に延びる傾向がある。 ダイにおける剪断速度は、ライン速度、ダイギャップなどに影響を受ける。フィ ブリルポリオレフィンドメインによって、フィルムの横方向が弱くなるので、横 方向への延伸が困難になる恐れがある。 添加されるポリオレフィンの量は、最終的なフィルム特性に影響を与えること になる。一般に、添加されるポリオレフィンの量が増加するにつれて、最終フィ ルムに生じる気孔数も増加する。その結果として、機械的特性、密度、光透過性 など、フィルムの気孔数によって影響される特性は、添加されるポリオレフィン の量によって異なる。ブレンド中に含まれるポリオレフィンの量を増加させると 、 組成物は、ポリオレフィンが分散相、離散相、すなわち狭い相として容易に識別 できなくなる範囲に達するるさらに、ブレンド中のポリオレフィンの量を増加さ せると、相が逆転し、ポリオレフィンが広い相すなわち連続した相になる。好ま しくは、組成物中に含まれるポリオレフィンの量は、15重量%乃至45 重量%であり、最も好ましくは25重量%乃至35重量%である。 さらに、選択されるポリオレフィンは、選択されるマトリックスまたは選択さ れる連続相に不相容でなければならない。この意味では、不相容性は、離散相が 連続相に実質的な方法では溶解しないことを意味する。すなわち、離散相は、個 別で識別可能な液滴または小滴を連続相によって得られるマトリックス内に形成 しなければならない。 本発明に有用な紙様フィルムは、気孔形成の調節に役立つポリエステル−ポリ エーテルブロックコポリマーをさらに含んでいてもよい。このようなコポリマー は、「相容化剤」と呼ぶことができる。本発明に有用なポリエステル−ポリエー テルコポリマーは、押出工程中の離散相のサイズ分布を変更することができる。 適切な相容化剤は、離散相の最大の液滴のサイズを縮小させることを促進する相 容化剤である。このサイズ分布の変化は、異なる組成物の固体試料を比較するこ とによって観察することができる。各相を観察するための試料を調製するのに有 用な技術は、固体試料を形成または選択し、液体窒素またはその他の適切な急冷 媒体に入れて、試料を破壊させる技術である。この技術によって、各相の形態を 示す新鮮な破壊面を露出させることが望ましい。 また、相容化剤は、ブレンドの押出工程中に受ける熱的暴露に耐性がなければ ならない。すなわち、融解温度が最高の成分を処理するのに必要な温度に耐性が なければならないが、この温度は連続相に必要な処理温度である。 本発明に有用なポリエステル−ポリエーテルブロックコポリマーの代表例には 、シクロヘキサンを基剤とした硬質セグメントおよび軟質セグメント(1,4− シクロヘキサンジメタノールおよび1,4−シクロヘキサンジカルボン酸)とポ リテトラメチレン酸化物セグメントから成るブロックコポリマーであると考えら れるEastman Chamical Co.から入手可能でEcdelTM9 965、9966、9967が挙げられる。等級の違いは、硬質セグメントと軟 質セグメントの比がほぼ同じであるが分子量は異なることを意味すると思われる 。イソフタル酸などの別の酸根の一部または全部とポリエステルの酸根を置換す るか、または別のグリコール成分の一部または全部とポリエス テルブロックまたはポリエーテルブロックのグリコール部分と置換する同様のコ ポリマーと同様に、ポリブチレンテレフタレートおよびポリテトラメチレン酸化 物を基剤とするポリエステル−ポリエーテルブロックコポリマーも本発明に有用 である。BF Goodrichから市販されており、そのようなポリエステル −エーテルブロックコポリマーと考えられるG4074およびG5544などの HytrelTM熱可塑性エラストマーも適切な相容化剤材料である。市販のポリ エステル−エーテルブロックコポリマーのその他の商品名の例は、RITEFL EXTM(Hoechst−Celaneseから入手可能)、PELPRENETM (Toyobo Co., Ltd.から入手可能)、LOMODTM(Gen eral Electric Co.から入手可能)である。 紙様フィルムを製造する工程は、完成品の形態および完成品の物性に影響し得 る。一般的に言えば、紙様フィルムは、従来のフィルム製造技術を用いて製造す ることができる。これには、乾燥し、ブレンディングし、押出機に樹脂を供給す る手段と、適切に成分を溶融し十分にそれらの成分を混合する方法でブレンディ ングされた材料を押出する手段、溶融物を濾過する任意の手段、シートをキャス トもしくは形成する手段(平坦なフィルムを製造する場合)またはチューブまた はバブルを形成する手段(管状押出フィルムまたはインフレートフィルムを製造 する場合)、シートまたはチューブを延伸または引張する手段(連続的にまたは 同時に製造する場合)、延伸フィルムもしくはチューブもしくはバブルを熱硬化 または安定化する手段、完成フィルムを加工するかチューブまたはバブルをスリ ットする手段などが挙げられる。 ポリエステル、ポリオレフィン、および任意の相容化剤を乾燥ブレンディング する工程は有用であることが知られている。例えば、ブレンディングは、例えば 粉末状や顆粒状などに細かく分割した連続相成分および離散相成分と任意の相容 化剤とを混合し、それらを容器に入れて一緒にタンブルすることによってブレン ディングして達成することができる。次に乾燥ブレンドわ従来の方法で押出機に 供給する。 乾燥成分のブレンディングは、各成分の実測量を押出機のホッパーまたはス ロートに、完成品に所望される成分の所望の比に対応する速度で個別に供給する ことによって達成される。リサイクル材料の使用も、この時点で実現することが できる。リサイクル供給原料などに、以前にブレンディングされたかまたは押し 出されたポリエステル材料、ポリオレフィン材料、相容剤材料を供給する場合に 、すべての他の成分の供給速度を適切に調節しなければ、所望の比ですべての成 分を含む仕上げフィルムを製造することはできない。この種の予めブレンディン グした材料の最も一般的な供給源は、初期の押出によって得られた副産物または トリミング屑の再循環材料である。 あるいは、成分のブレンディングは、ポリエステルなどの連続相成分の溶融流 れとその他のポリマー添加剤を押出工程時に組み合わせることによって影響され 得る。これを実現する一般的な手段は、それらを溶融流れとして所望の比で連続 相成分を含む押出機バレルに入れて押出することによって、少量の成分を添加す ることである。次に、成分比は分離押出機の分離速度によって調節することがで きる。 溶融流れを濾過したい場合には、これは一般に濾過装置を押出機の出口または ゲートとスロットまたはチューブダイの間に具備することによって実現すること ができる。管状フィルター要素または折畳み布要素は、市販されており、それら を使用することはポリマー押出産業では一般的なことである。 紙様フィルムの押出、急冷、伸張または延伸は、例えば、フラットフイルム工 程またはバブル工程もしくは管状工程など、延伸フィルムを製造するための技術 分野において既知の工程によって影響され得る。フラットフィルム工程は、紙用 フィルムを製造するために好ましく、スリットダイを通じてブレンドを押出し、 押出されたウェブをチルドドラム上で急冷し、フィルムの連続相を非晶状態にな るまで急冷することが必要である。次に、急冷フィルムを相互に垂直な方向にポ リエステルのガラス転移温度で引張することによって二軸延伸する。一般に、フ ィルムは、最初に1方向に引張してから、最初の方向に垂直な方向に引張する。 ただし、引張は、必要に応じて両方向に同時に行うことができる。一般的な工程 では、フィルムは、最初に一連の回転ローラ上または2対のニッ プローラの間の押出方向上に引張されてから、テンター装置によってそれに垂直 な方向に引張される。フィルムは引張方向の元の寸法の3乃至5倍に各方向に引 張することができる。 第1の延伸の温度は、フィルム特性に影響を与える。一般に、第1の延伸は、 機械方向に行われる。延伸温度調節は、ポリエチレンテレフタレートフィルムを 製造する技術分野において知られているように、例えば、赤外線ランプなどによ って加熱ロールの温度を調節するかまたは放射線エネルギーを印加することによ って実現することができる。延伸温度が低すぎるれ場合、フィルムの外観は不均 一になる。機械方向の延伸温度を上昇させると、不均一に引張することを抑える ことができ、引張フィルムの外観をさらに均一にすることができる。第1の延伸 温度は、延伸中に生じる気孔数にも影響する。気孔が生じる温度範囲では、一般 に、延伸温度が低くなれば、それだけ延伸時に生じる気孔の数も多くなる。第1 の延伸温度を上昇させると、気孔の発生する度合いも無視できる程度にまで減少 する。 一般に、第1の延伸方向に垂直な方向に第2の延伸をすることが望ましい。こ うした第2の延伸温度は、第1の延伸温度にほぼ等しいか、それより高い温度で ある。 フィルムを引張した後、ポリエステル連続相を結晶化させるのに十分な温度に フィルムを晒す一方、フィルムが両方の引張方向に収縮するのを制限することに よって、加工または熱硬化することができる。 紙様フィルムは、必要に応じて、熱可塑性ポリエステルフィルムの製造に従来 使用されている添加剤を適宜含むことができる。このため、染料、顔量、充填剤 、空隙剤、潤滑剤、酸化防止剤、粘着防止剤、帯電防止剤、表面活性剤、スリッ プ剤、光沢改善剤、prodegradants、紫外線安定剤、粘度調整剤、分散安定剤な どの薬品を適宜使用することができる。 ある実施例では、紙様フィルムのみを被覆研磨裏材料として使用する。別の態 様では、紙様フィルムを別のポリマーフィルム上に押出または積層し、被覆研磨 裏材料として使用される多層フィルムを得る。この別のポリマーフィルム は、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、 ポリアミドフィルム、または、それらの層を多層重ねたフィルムであってもよい 。 紙様フィルムを上述のHarmonの特許に開示されているように引裂耐性フ ィルム上に押出するか、2つのフィルムを一緒に同時押出することが好ましい。 この引裂耐性フィルムは、剛性ポリエステルフィルムと脆性コポリエステルフィ ルムを交互に重ねた層を含む。このような層は、例えば約3層乃至63層交互に 重なっていてもよい。複数の引裂耐性層と最外側の紙様層を含む多層フィルムは 、引裂耐性であり得る一方、裏面に滑り止めを有することができる。 被覆研磨裏材料は、紙様フィルムから成る積層または紙様フィルムおよび引裂 耐性フィルムから成る多層フィルムを、ポリマーフィルム以外の支持体とともに 使用したものであってもよい。有用な支持体には、布、紙、不織物、バルカンフ ァイバー、およびそれらの組み合わせが挙げられる。好ましくは、布製支持体は 、樹脂系接着剤で処理して布の繊維を保護し、布をシールする。この布は、織布 、メリヤス生地、またはスティッチボンディング生地であり得る。布は、綿糸、 ポリエステル糸、スフ糸、絹糸、ナイロン糸、およびそれらの組み合わせから成 っていてもよい。不織支持体は、セルロース繊維、合成繊維、またはセルロース 繊維と合成繊維の組み合わせであってもよい。 紙様フィルムまたは多層フィルムは、既知の技術および適切な貼り合わせ用接 着剤によって支持体に積層させることができる。貼り合わせ用接着剤は、ナイロ ン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィンなどの熱可塑性 樹脂や、それらの組み合わせであり得る。貼り合わせ用接着剤は、フェノール系 樹脂、アミノプラスト樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、エチレン不飽和樹脂 、アクリレートイソシアヌレート樹脂、ウレア−ホルムアルデヒド樹脂、イソシ アヌレート樹脂、アクリレートウレタン樹脂、アクリレートエポキシ樹脂、およ びそれらの組み合わせであってもよい。支持体および貼り合わせ用接着剤の選択 は、強度、耐熱性、引裂耐性、可撓性などの所望の特性が得られるように行う。 研磨粒子に面する裏材料の面には、プライマーを含み、これによって第1の接 着層およびメーク塗装の接着性を高めることができる。 プライマーの例には、機械的プライマーおよび化学的プライマーが挙げられる。 プライマーは、表面変性タイプまたは化学的タイプのプライマーであり得る。表 面変性の例には、コロナ処理、紫外線処理、電子ビーム処理、火炎処理、および 表面積を増加させるスカッフィングなとが挙げられる。化学的タイプのプライマ ーには、例えば、米国特許第3,188,265号(Charbonneau et al)に記載されたエチレンアクリル酸コポリマー、米国特許第4,90 6,523号に記載されたコロイド分散系、米国特許第4,749,617号( Canty)に記載されたアジリジンタイプの材料などが挙げられる。その他の プライマーには、例えば、米国特許第4,563,388号および第4,933 ,234号に記載された放射線グラフトプライマーが挙げられる。さらに他の下 塗りに関する技術には、例えば、米国特許第5,227,229号に記載された ように、ポリマーフィルムを紫外線に暴露する技術がある。 図1について説明すると、被覆研磨物品10は、裏材料11として紙様フィル ムを有する。この裏材料は、表面と裏面18を有する。裏材料の表面には、研磨 コーティング12が接着されている。研磨コーティングは、研磨粒子14を裏材 料に接着するのに役立つメーク塗層13から成る。研磨粒子およびメーク塗装を 被覆しているのが、サイズ塗層15である。任意ではあるが、サイズ塗層はスー パーサイズ塗層に覆われる。 図2について説明すると、この図は第2の実施例を具体的に示す図である。研 磨物品20は、裏材料24に接着された研磨コーティング25を有する裏材料2 4を含む。裏材料24は、硬質ポリエステルフィルム22と靭性コポリエステル 23とが交互に重なる層を含む。このように層を交互に重ねることによって、ポ リマーフィルムの引裂耐性は著しく大きくなる。構造物21の(裏面の)一番最 後の層は、紙様フィルムである。これによって、被覆研磨物品の裏面がきめのあ る把握可能な表面になる。研磨コーティング25は、結合剤27に分散された複 数の研磨粒子を含む。 図3について説明すると、この図は別のタイプの研磨物品、特に組織化された 研磨物品を具体的に示す図である。研磨物品30は、本発明のポリマーフィルム 裏材料31を含む。裏材料の裏面には、裏材料に接着された複数の精密な形状の 研磨複合材料から成る研磨コーティング32がある。この図にけるこのような研 磨複合材料は、ピラミッド形状である。個々の研磨複合材料33は、結合剤35 に分配された複数の研磨粒子を含む。この一般的なタイプの研磨物品の例が知ら れている。例えば、米国特許第5,152,917号(Pieper)を参照さ れたい。 一般に、メーク塗層結合剤およびサイズ塗層結合剤は、樹脂系接着剤を含む。 この樹脂系接着剤は、研磨物品結合剤に必要な適切な特性を有するように選択さ れる。典型的な樹脂系接着剤の例には、フェノール樹脂、ペンダントα、β不飽 和カルボニル基を有するアミノプラスト樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、エ チレン不飽和樹脂、アクリレートイソシアヌレート樹脂、ウレア−ホルムアルデ ヒド樹脂、イソシアネレート樹脂、アクリレートウレタン樹脂、アクリレートエ ポキシ樹脂、ビスマレイミド樹脂、およびそれらの混合物が挙げられる。樹脂系 接着剤によっては、結合剤前駆物質は触媒または硬化剤を含んでいてもよい。触 媒および/または硬化剤は、重合処理を開始および/または促進するのに役立て られる。 研磨コーティングおよび/または結合剤塗層は、充填剤、粉砕助剤、繊維、潤 滑剤、湿潤剤、静電防止剤、界面活性剤、顔料、消泡剤、染料、カップリング剤 、可塑剤、および懸濁剤などの任意の添加剤をさらに含んでも良い。これらの材 料の量は、所望の特性が得られるように選択される。充填剤の例には、炭酸カル シウム、メタケイ酸カルシウム、シリカ、シリケート、硫酸塩、およびそれらの 組み合わせが挙げられる。粉砕助剤の例には、氷晶石、アンモニウム氷晶石、テ トラフルオロホウ酸カリウムが挙げられる。 研磨粒子は、一般に、約0.1乃至1500μm、通常は1乃至1300μmに わたる範囲の粒子サイズを有する。こうした研磨粒子の例には、白色溶融酸化ア ルミニウムや熱処理酸化アルミニウムなどの溶融酸化アルミニウム、酸化 アルミニウムセラミック、炭化珪素、アルミナジルコニア、ダイヤモンド、酸化 セリウム、立方晶窒化硼素、ガーネット、およびそれらの組み合わせなとが挙げ られる。研磨粒子という用語は、単一の研磨粒子を互いに接着し研磨凝集塊を形 成させたものも含む、研磨凝集塊は、当業者らに知られており、例えば、米国特 許第4.652,275号および第4,799,939号に記載されている。 被覆研磨物品は、最外側のコーティングとして存在する任意のスーパーサイズ コーティングを含んでいてもよい。ある態様では、スーパーサイズコーティング は、粉砕助剤および樹脂系接着剤を含む。例えば、好ましいスーパーサイズコー ティングは、エポキシ系接着剤とテトラフルオロホウ酸カリウム粉砕助剤との混 合物を含む。別の態様では、スーパーサイズコーティングは、被覆研磨物品が「 目詰まり」することを防ぐために存在する。「目詰まり」は、切り屑(加工品か ら研磨された材料)が付着した研磨粒子とその後のその材料の付着層の間の空間 が詰まることを説明するための用語である。例えば、木材研磨時には、木材粒子 から成る切り屑が研磨粒子の間の空間に入り、研磨粒子の切削力を激減させる。 こうした負荷耐性材料の例には、脂肪酸の金属塩、ウレアホルムアルデヒド、ロ ウ、鉱油、架橋シラン、架橋シリコーン、フルオロケミカル、およびそれらの組 み合わせが挙げられる。好ましいスーパーサイズ材料は、ステアリン酸亜鉛であ る。 図1に示したタイプの被覆研磨物品は、最初に液状または流動可能な形態でメ ーク塗層を裏材料の表面に塗布することによって製造することができる。次に、 複数の研磨粒子を、好ましくは静電塗布によってメーク塗層に射出する。結果と して形成される構造物は、少なくとも一部硬化または固化される。その後、サイ ズ塗層を液状または流動可能な形態で研磨粒子およびメーク塗層上に塗布する。 サイズ塗層と、必要に応じて、メーク塗層を完全に硬化または固化する。メーク 塗層およびサイズ塗層は、ロール塗り、吹付塗り、流し塗りなどの多数の技術に よって塗布することができる。メーク塗層およびサイズ塗層は、周囲乾燥 によって、または、電子ビーム、紫外線あるいは可視光線などの熱エネルギーや 放射線エネルギーのエネルギー源に暴露することによって、硬化または固化する ことができる。エネルギー源は、樹脂系接着剤の化学特性にあわせて選択する。 図2に示すタイプの被覆研磨物品は、樹脂系接着剤と研磨粒子を混合すること によってスラリーを最初に調製することによって製造する。このスラリーは、裏 材料の第1の面に塗布される。このコーティングは、例えば、吹付、ロール塗り 、漬け塗り、ナイフ塗布などによって実現することができる。コーティング処理 後、樹脂系接着剤を乾燥させるか、またはエネルギー源に暴露することによって 固化する。 図3に示すタイプの被覆研磨物品は、樹脂系接着剤および研磨粒子を混合する ことによってスラリーを最初に調製することによって製造することができる。所 望の研磨複合材料の形状の逆の形状に対応する複数のキャビティーを有する生産 用具を準備する。次に、このスラリーを生産用具のキャビティーに塗布する。裏 材料をスラリーが裏材料の表面を湿らせるように接触させる。あるいは、スラリ ーを裏材料の表面に塗布してもよい。被覆裏材料を、スラリーが生産用具のキャ ビティーに流れるように生産用具に接触させる。どちらの場合でも、スラリーが 生産用具のキャビティーに存在している間に、スラリーをある条件(熱エネルギ ーまたは放射線エネルギー)に暴露して樹脂系接着剤を重合または硬化させて研 磨コーティングを形成させる。研磨物品を製造するこの種の方法は、知られてお り、例えば米国特許第5,152,917号(Pieper et al.)や WO94/15752号(Spurgeon et al.)に記載されている 。 以下の非限定的な例は、本発明をさらに具体的に説明するものである。例にお けるすべての部、百分率、比などは、別途指定のない限り、重量を単位とするも のである。以下の試験手続きは、各例を通じて利用した。一般に、所望の 被覆研磨物品は切削速度が速く、仕上げ面粗さが低い。以下に概説した試験手続 きについては、機械方向(MD)ストリップは、機械方向または裏材料または実 際の研磨物品の垂直方向から得たものである。横方向(CD)ストリップは、裏 材料または実際の被覆研磨物品の横方向または水平方向に得たものである。表面粗さ Raはμm単位のスクラッチサイズの算術平均である。Rtmは、μm単位で測 定された谷の高さに対する最大ピークの平均である。Laは、μm単位で測定さ れた粗さの平均水平間隔である。使用した測定機器は、先端がダイヤモンドの針 を有しRodenstock Co.から入手可能な輪郭投影機(profil ometer)であった。各表にまとめたRaの値は、平均で約3乃至5だけR aの基準からずれていた。引張試験 被覆研磨裏材料試料または被覆研磨物品試料を2.5cm×17.8cmのス トリップに加工した。このストリップをSintechTM装置に配置し、引張強 さについて試験した。引張値は、ストリップを破損させるのに必要な力の大きさ に対応した。ディスク試験手続きI 被覆研磨物品試料を10.2cmの直径のディスクに加工し、感圧接着剤によ ってフォームバックアップパッドに固定した。被覆研磨ディスクおよびバックア ップパッドアセンブリをSciefer試験機に配置した。被覆研磨ディスクを 使用してポリメチルメタクリレートポリマー加工品を水の存在下で研磨した。負 荷は、4.5kgであった。試験のエンドポイントは、被覆研磨ディスクが50 0回転したかまたは500サイクル終了した時点であった。除去された湿性ポリ メチルメタクリレートポリマーの量とポリメチルメタクリレート ポリマーの表面仕上げ(RaおよびRtm)は、試験終了時に測定した。表面仕 上げを測定するのに使用した機器は、Perthen Perthometer M4Pであった。ディスク試験手続きII ディスク試験手続きIIは、ディスク試験手続きと同様であったが、使用され る加工品がセルロースアセテートブチレートポリマーであった点は異なる。プッシュプル試験 被覆研磨物品の試料を5.6cm×22.9cmの長方形のシートに加工した 。この研磨物品をクリップを用いて1.8kgの金属ブロックバックアップパッ ドに固定した。加工品に接触する被覆研磨表面は、5.6cm×15.1cmで あった。加工品は、ウレタンプライマーを含む45cm×77cmの金属板であ った。この種のプライマーは、自動車用塗料産業に一般に使用されている。研磨 物品バックアップパッドは、加工品に対して90ストローク移動させ、ウレタン プライマーを研磨した。1ストロークは、使用者の手が直線状に前後に移動する 運動である。カットすなわち除去されたプライマーのμm単位の量は、90スト ローク後に測定した。ペイントの厚さは、Elcometer Instrum ents Limited, Manchester, Englandが販売 するElcometerコーティング厚さゲージ256FTZを用いて測定した 。表面仕上げRaすなわち研磨されたプライマーの表面仕上げは、Perthe n Perthometer M4Pを用いて10サイクル後に測定した。 例1−8および比較例C1−C4では、各種被覆研磨構造物を製造し評価した 。例1 2.8mil(71μm)の厚さの多層フィルム裏材料を米国特許第5,30 4,224(Harmon)の例1に記載されたように製造したが、さらに別の 最も外側の一層がHarmonの特許に記載された13層に沿って同時押出され た点で異なる。このため、多層フィルム裏材料の最終構造は、A(BC)6Bと して表現することができるが、ここで(BC)6Bは、米国特許第5,304, 224号の例1に記載された2mil厚さの13層フィルムであり、Aは、0. 8milの厚さの紙様フィルムの層である。Bの層は、米国特許第5,304, 224号(Harmon)の例1に記載されたように256℃のDSC融点を有 するポリエチレンテレフタレートから成る層である。Cの層は、米国特許第5. 304,224号(Harmon)の例1に記載されたように、40モル%のセ バシン酸および60モル%のテレフタル酸を含む脆性コポリエステルである。層 Aすなわち紙様の層は、メルトフローインデックスが0.8でありHimontTM 6723として市販されている30%のポリプロピレンを含むポリエステル− ポリプロピレンブレンドである。 研磨コーティングは、裏材料の表面すなわち紙様フィルムから離隔した側に塗 布した。まず、裏材料の表面に紫外線処理を施してフィルムに下塗りをした。そ のフィルムを空気中で100フィート/分(30.5メートル/分)で焦点をぼ かした7つの紫外線下を通過させた。裏材料の重量は、93g/m2であった。 メーク塗層は、まず、約15g/m2の重量で裏材料の表面上にロール塗布され た。 この例のメーク塗層は、H.B. Fuller and Co.から「S−6 005」の商品名で市販されているエチレンビニルアセテートであった。メーク 塗層は、水で稀釈された49%ソリッドであった。次に、グレード220の炭化 珪素研磨粒子を約38g/m2の重量でメーク塗層に静電塗布した。結果として 形成された構造物をトンネルオーブンに入れて85°F(29℃)で1分間予備 硬化した。次に、塩化アルミニウムおよび塩化アンモニウムを触媒とするウレア ホルムアルデヒド樹脂から成るサイズコートを研磨粒子上にロール塗布した。サ イズ塗層は、水で稀釈された59%ソリッドであり、54g/m2 の重量で塗布された。結果として形成された構造物を120°F(49℃)で1 5分間熱硬化してから、さらに180°F(82℃)で45分間熱硬化し、被覆 研磨物品を得た。例2 例2では、被覆研磨物品を例1と同様に製造したが、炭化珪素粒子の代わりに グレード220の溶融酸化アルミニウムを使用した点で異なる。研磨粒子の重量 は、96g/m2であった。例3 例3では、被覆研磨物品を例1と同様に製造したが、紙様フィルム層が7%の ポリプロピレンを30%のポリプロピレンの代わりに含んでいた点で異なる。裏 材料の重量は、89g/m2であった。例4 例4では、被覆研磨物品を例3と同様に製造したが、炭化珪素研磨粒子の代わ りにグレード220の溶融酸化アルミニウムを使用した点で異なる。研磨粒子の 重量は、96g/m2であった。比較例C1 比較例C1では、被覆研磨物品を例2と同様に製造したが、裏材料が紙様フィ ルム層を有さない点で異なる。裏材料の重量は、71g/m2であった。比較例C2 比較例2では、被覆研磨物品を比較例1と同様に製造したが、溶融酸化アルミ ニウム研磨粒子の代わりにグレード220の炭化珪素研磨粒子を使用した点で異 なる。研磨粒子の重量は、38g/m2であった。例5−8および比較例C3およびC4 例5−8および比較例C3およびC4では、被覆研磨物品を各々例1−4なら びに比較例C1およびC4と同様に製造したが、ステアリン酸亜鉛スーパーサイ ズを添加した点では異なる。 スーパーサイズコーティング配合物を72.52部の水、2.4部のセルロー ス結合剤、0.62部のスルホコハク酸湿潤剤、0.5部の炭化水素消泡剤、5 部のエチレングリコールモノエチルエーテルおよび19部のステアリン酸亜鉛を 混合することによって調製した。ステアリン酸亜鉛は、Witco Corpo rationから購入したが、その平均粒子サイズは12μmであった。スーパ ーサイズコーティングを、42g/m2の重量で塗布した。 被覆研磨物品をディスク試験手続きIおよびII(「ディスクI」および「デ ィスクII)ならびにプッシュプル試験に従って各々試験した。試験結果は、表 1にまとめた。 研削データのこのセットから、裏面が粗い本発明のポリマーフィルム裏材料を 使うことによって、切断加工表面が本発明の裏材料を用いない研磨物品に匹敵す る仕上がりになることがわかる。例9および比較例C5 例9では、被覆研磨物品を以下のように製造した。裏材料は、0.8のMFI を有しHimontTM6723として入手可能な4mil(102μm)の厚さ の紙様フイルム(30%ポリプロピリン)であった。裏材料の重量は、78g/ m2であった。 比較例5では、被覆研磨物品は、例9と同様に製造したが、3Mから入手可能 な裏材料が2mil(51μm)の厚さの微細多孔質アジリジン下塗ポリエステ ルフィルム(7%ポリプロピレン)である点は異なる。裏材料の重量は、60g /m2であった。 例9および比較例5では、メーク塗層は最初に約11g/m2の重量で裏材料 の表面にロール塗りした。メーク塗層は、塩化アルミニウムおよび塩化アンモニ ウムを触媒とするウレアホルムアルデヒド樹脂から成っていた。メーク塗層は、 59%ソリッドであり、水で稀釈した。次に、グレード320の熱処理溶融酸化 アルミニウム研磨粒子を約42g/m2の重量でメーク塗層に静電塗装した。 その結果として形成された構造物を20分間180°F(82℃)で予備硬化 した。次に、メーク塗層と同じ化学組成物であるサイズコートを約48g/m2 の重量で研磨粒子上にロール塗りした。その結果として形成された構造物を 20分間180°F(82℃)で熱硬化した。 例9のポリマーフィルム裏材料は、プライマーを含んでいなかったため、研磨 コーティングのフイルム裏材料に対する接着力は弱かった。ただし、この被覆研 磨物品を試験するために十分にな接着力があった。例9および比較例C5は、デ ィスク試験手続きIIおよび引張試験にしたがって試験した。試験結果は、表3 および表5に要約した。 比較例C6および比較例C8 比較例6では、被覆研磨物品を例9と同様に製造したが、裏材料が3mil( 76μm)の厚さのポリエチレンテレフタレートにエチレンアクリル酸を下塗し た裏材料であった点では異なる。試験面は下塗をしない裏面であった。 比較例C7では、被覆研磨物品を例9と同様に製造したが、裏材料が、「Sa ndback N−260」の商品名でE.B.Eddy Co.から市販され ている119g/m2の紙製裏材料であっ点では異なる。 比較例C8では、被覆研磨物品を例9と同様に製造したが、裏材料が「475 /200Melinex MV」の商品名でICIから市販されている2mil (51μm)の厚さの微細孔ポリエステルフィルムであった点では異なる。 裏材料の重量は、60g/M2であった。 表4の表面粗さに関するデータは、紙様フィルム(例1、例3、例9)が紙と 同様に粗い表面を有することを示す。 本発明の範囲および精神を逸脱することなく本発明の様々な修飾および変更が 成され得ることは、当業者に明らかであろし、また、本発明は本文に記載された 具体的な実施例に不当に制限されるべきではないことは理解されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラッキング,レイモンド・エル アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州 セント・ポール、ポスト・オフィス・ボッ クス 33427

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも0.2mmRaの平均表面粗さを有する微細孔ポリマーフィル ムから成る最外側層を有する裏材料を含む被覆研磨物品であって、前記微細孔ポ リマーフィルムは、熱可塑性ポリエステル連続相および熱可塑性ポリオレフィン 分散相を含む押出し自在な熱可塑性組成物である、被覆研磨物品。 2.前記ポリエステル対前記ポリオレフィンの粘度比が、1.0に十分近い値 であり、前記組成物が押出中にフィブリル化しない、請求項1記載の物品。 3.前記ポリマーフィルムに含まれるポリオレフィンの量が、15重量%乃至 45重量%である、請求項1記載の物品。 4.前記ポリエステルがポリエチレンテレフタレートであり、前記ポリオレフ ィンがポリプロピレンである、請求項1記載の物品。 5.前記ポリマーフィルムが、ポリエステル−ポリエーテルブロックコポリマ ーをさらに含む、請求項1記載の物品。 6.複数の研磨粒子と、研磨コーティングを裏材料に接着させる結合剤とを含 む研磨コーティングを含む、請求項1記載の研磨物品。 7.前記研磨コーティングが、前記結合剤全体に分配された複数の砥粒を含む 、請求項6記載の研磨物品。 8.前記研磨コーティングが、前記裏材料の表面に存在するメーク塗層を含み 、前記砥粒が少なくとも一部前記メーク塗層に埋め込まれ、サイズ塗層が前記砥 粒およびメーク塗層を被覆する、請求項7記載の研磨物品。 9.前記サイズ塗層を被覆するスーパーサイズ塗層をさらに含む請求項8記載 の研磨物品。 10.前記裏材料が引裂耐性ポリマーフイルムから成る層をさらに含む、請求 項1記載の物品。 11.前記引裂耐性ポリマーフィルムは、剛性ポリエステルまたは剛性コポリ エステルから選択される少なくとも3層と、延性セバシン酸を基剤とするコポリ エステルから成る3層とを含む、請求項10記載の物品。
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