JPH10510207A - 隔離剤 - Google Patents

隔離剤

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JPH10510207A
JPH10510207A JP8517441A JP51744196A JPH10510207A JP H10510207 A JPH10510207 A JP H10510207A JP 8517441 A JP8517441 A JP 8517441A JP 51744196 A JP51744196 A JP 51744196A JP H10510207 A JPH10510207 A JP H10510207A
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JP8517441A
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ニュー,ロジャー,ランダル,チャールズ
カービー,クリストファー,ジョン
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コーテックス リミテッド
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    • A61K9/10—Dispersions; Emulsions
    • A61K9/107—Emulsions ; Emulsion preconcentrates; Micelles
    • A61K9/1075—Microemulsions or submicron emulsions; Preconcentrates or solids thereof; Micelles, e.g. made of phospholipids or block copolymers

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、疎水性相及び疎水性相が分散する親水性相の間の直接的な相互作用を抑制する物質の使用を提供するものである。このような物質が添加される親水性物質からなる単相の疎水性調製物の調製方法もまた提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 隔離剤 本発明は、一般的には溶解しない疎水性相を親水性相に分散させる際の疎水性 相における、該疎水性相に可溶化される、親水性分子の保持を補助する特定の化 合物の使用に関するものである。特に、本発明は、一般的には溶解しない疎水性 相における親水性高分子の保持を補助することを目的とする上記物質の使用に関 するものである。 製薬科学において、食品技術または化粧品工業において等、数多く用途につい て、タンパク質及び同様の高分子を用いた研究は、それらの親水性及び高い極性 により脂質相と相互作用するまたは脂質相中に取り込まれることができる範囲が 制限されるため、問題を有する。多くの自然界の機構は、脂質のバリアー(例え ば、皮膚、細胞膜)を利用しており、内部のコンパートメントへの親水性分子の 接近を阻害している;脂質媒介物中にタンパク質を分散することが可能になるこ とによって、生物学的システムにこのような高分子を取り込むための新規なルー トを開発でき、これにより、タンパク質を含む脂質媒質が、バリアーの疎水性成 分を排除せずに、これらの成分を組み込むことができる。 水性の媒質ではなく油相における親水性物質の分散液は、温度が介在する変性 、加水分解、光感受性等に関する安定性を増すという点でさらに長所を有する。 水溶液より広範な温度範囲にわたって流動性を維持し、またはより高い粘性を有 することにより物理的な損傷に対してより大きな保護が得られる油が選ばれる。 混合相のシステムにおいては、油中に疎水性物質が導入されることによって、油 内及び水相内双方における、他の物質との相互に有害な相互作用−例えば、酸化 −が制限できる。 高分子及び油双方を含む配合物の例はあり、その一例がEP−A−03662 77号に開示されている。上記公報に開示されている配合物は、疎水性相がカイ ロミクロンまたはカイロミクロン形成脂質を含む、疎水性及び親水性相を有する 乳濁液である。しかしながら、高分子は疎水性相ではなく親水性相に溶解する。 EP−A−0521994号は、レシチンと会合する生物学的に活性のある材 料またはインビボにおいてレシチンの前駆体として作用することができる化合物 からなる高分子の経口投与に適した組成物に関するものである。例示されたすべ ての組成物は親水性及び親油性相からなる配合物である。再度繰り返すが、上記 従来の文献では、高分子は親油性相ではなく親水性相に溶解する。 上述した配合物は確かに高分子及び油を含んではいるが、すべての場合におい て、高分子は初期には親油性相ではなく親水性相に溶解することは重要である。 真に油中に高分子を溶解した溶液を形成する試みは限られた範囲でしか成功して いない。 オカハタ(Okahata)ら(ジェー ケム ソク ケム コミュン(J.Chem.Soc. Chem.Commun.)、1988年、1392〜1394)には、疎水性溶剤中にタン パク質を可溶化させる方法が開示される。しかしながら、上記方法によって製造 される両親媒性分子によって囲まれるタンパク質のアレイにおいて、著者らは、 両親媒性分子は水素結合によってまたは静電的相互作用を介して液状媒質中でタ ンパク質と反応して固体の沈殿物を形成すると記載している。 UK特許出願番号9323588.5号には、親水性物質を一般的に溶解しな い疎水性溶剤中に可溶化できる方法が開示されている。上記方法は、親水性物質 をある条件下で両親媒性物質(amphiphile)と混合すると、得られる組成物は油等 の親油性溶剤中に容易に溶解するという驚く べき発見によるものである。 しかしながら、このような方法による産物の1つの可能性のある問題としては 、例えば、水等の、親水性相における単相の疎水性調製物の分散による、乳濁液 の製造におけるその使用に関するものがある。このような分散液では、少なくと も場合によっては、可溶化される親水性物質が親水性相中に「漏れる」即ち可溶 化プロセスを逆行させる傾向にあるであろう。したがって、上記作用を抑制し、 このような疎水性相自体が後に親水性相中に分散される際でさえ親水性物質を疎 水性相中に保持させる必要が存在する。 驚くべきことに、化合物によっては疎水性相中に可溶化される親水性物質及び 乳濁液等の該疎水性相が後に分散される親水性相の間の直接的な相互作用の度合 いを減少できることが発見された。 したがって、第一の概念によると、本発明は、疎水性相中に可溶化される親水 性物質及び該疎水性相が分散される親水性相の間の直接的な相互作用を抑制する 物質の使用を提供するものである。 本発明において、「物質(agent)」ということばは、親水性物質が一般的には 溶解しない疎水性相自体を親水性中に分散させて、例えば、乳濁液を形成する際 に、該疎水性中に可溶化される親水性物質と該親水性相との間の直接的な相互作 用を抑制できる物質を意味する。 第二の概念によると、本発明は、一般的には溶解しない疎水性溶剤中に可溶化 される親水性物質および該親水性物質と単相の疎水性調製物が分散される親水性 相との間の直接的な相互作用を抑制する物質からなる単相の疎水性調製物を提供 するものである。 親水性物質は親水性相の個々の分子と接触できるが、大部分の親水性相とは接 触できないので、故に、親水性物質の親水性相中への漏れは抑制されると考えら れる。 本発明において、「親水性物質(hydrophilic species)」ということばは、通 常、水性溶剤には可溶性であるが疎水性溶剤には不溶性である物質を意味するも のである。好ましくは、以下の物質が挙げられる: (i)酸性脂質、例えば、コレステロールヘミスクシネート(cholesterol hem isuccinate)(Chems)またはホスファチジン酸;または (ii)例えば、カゼイン等の化合物などの疎水性相を通過できない乳化安定 剤。 第三の概念によると、本発明はまた、一般的には溶解しない疎水性溶剤中に可 溶化される親水性物質、及び乳濁液等の、該疎水性相が分散される親水性相の間 の直接的な相互作用を抑制するのに使用される物質を提供するものである。 好ましくは、明細書中に記載される物質は、UK特許出願番号9323588 .5号に記載される可溶化プロセスに使用される。したがって、さらなる概念に よると、本発明は、以下よりなり: (i)液状媒質中で両親媒性物質と親水性物質との間で化学的な相互作用が生 じないように液状媒質中で親水性物質と両親媒性物質とを会合する(associate) ; (ii)液状媒質を除去し、親水性のヘッドグループ(head group)が親水性物 質の方に向いた両親媒性分子のアレイ(array)を残す;および (iii)親水性物質/両親媒性物質のアレイの周りに疎水性溶剤を供給する 、 親水性物質及び疎水性相が分散される親水性相の間の直接的な相互作用を抑制す る物質を一以上の上記段階で添加する、疎水性溶剤における、親水性物質からな る単相の疎水性調製物の調製方法を提供するものである。 好ましくは、上記方法において、上記物質は段階(i)において両親 媒性物質(amphiphile)と共に添加され、また、例えば、コレステロールヘミスク シネート(cholesterol hemisuccinate)(Chems)またはホスファチジン酸 (PA)等の化合物などの疎水性相を通過できない乳化安定剤であることが好ま しい。 本発明の明細書において、「化学的な相互作用」という言葉は、共有結合また はイオン結合または水素結合等の相互作用に関するものであり、ファンデルワー ルス力またはこのようなオーダーの大きさの他の相互作用を含むことを意図する ものではない。 他の概念によると、本発明は、親水性物質及び親水性相の間の直接的な相互作 用を抑制する物質を親水性相に添加する段階からなる、親水性相における、疎水 性溶剤における親水性物質からなる、単相の疎水性調製物の分散方法を提供する ものである。 上記方法において、上記物質は、例えば、カゼイン等の化合物などの疎水性相 を通過できない乳化安定剤であることが好ましい。 広範な様々な高分子が本発明の方法を用いて適当に可溶化できる。油溶液中に 疎水性高分子を可溶化させることは一般的にほとんど難しくないので、通常、高 分子化合物は親水性であるまたは少なくとも親水性領域を有するものである。適 当な高分子の例としては、タンパク質及び糖タンパク質、DNAやRNA等の、 オリゴ−及びポリ核酸(oligo- or polynucleic acid)、多糖及び場合によっては 、全細胞または細胞小器官またはウィルス(全部またはその一部)を含むこれら のいずれかの超分子集合体(supermolecular assembly)が挙げられる。高分子、 特にシクロデキストリン等の多糖、と共にビタミン等の小分子を一緒に可溶化(c o-solubilise)することも簡便である。ビタミンB12等の小分子をまた高分子と 化学的に共役させて、本組成物中に含ませてもよい。 特に、可溶化される高分子がタンパク質またはポリペプチドである際 には、該物質は酸性脂質であることが好ましい。 本発明の方法によって好ましく可溶化されるタンパク質の例としては、インス リン、カルシトニン、ヘモグロビン、シトクロムC、西洋ワサビのペルオキシダ ーゼ、アプロチニン、マッシュルームのチロシナーゼ、エリトロポエチン、ソマ トトロピン、成長ホルモン、成長ホルモン放出因子、ガラニン(galanin)、ウロ キナーゼ、因子IX、組織プラスミノーゲン活性化因子、スーパーオキシドジス ムターゼ、カタラーゼ、ペルオキシダーゼ、フェリチン、インターフェロン、因 子VIII、メラニン及びこれらの断片(上記タンパク質はすべて適当な源由来 である)が挙げられる。他の使用できる高分子としては、FITC−標識デキス トラン(FITC-labelled dextran)及びトルラ属の酵母(Torulla yeast)からのRN A抽出物がある。 高分子に加えて、本発明の方法はより小さい有機分子を可溶化するのにも使用 できる。小さな有機分子の例としては、グルコース、アスコルビン酸、カルボキ シフルオレシン(carboxyfluorescin)及び抗癌剤等の数多くの薬剤が挙げられる が、本方法は他の小さな有機分子、例えば、他のビタミン類または製薬上若しく は生物学的に活性を有する物質、にも同様にして使用できることはいうまでもな い。さらに、塩化カルシウムやリン酸ナトリウム等の分子もまた本発明の方法を 用いて可溶化できる。本発明は、非水溶液の使用によって分子が体内に入り変化 する、例えば、生物学的利用能を向上するようなルートが可能になるので、製薬 上及び生物学的に活性を有する物質に対して特に好ましい。 本発明の疎水性組成物に含まれる他の型の物質は、小さな無機分子等の無機材 料またはコロイド金属等のコロイド物質である。本発明の方法は、コロイド金、 パラジウム、白金若しくはロジウム等のコロイド金属の性質を、粒子が一般的な 環境下では凝集してしまう疎水性溶剤中でさ え保持することが可能である。このことは有機溶剤中で行われる反応の触媒とし て特に有用である。 本発明において使用される両親媒性物質は数多く存在し、リン脂質等の双性イ オンの両親媒性物質は特に好ましいことが知られているものに含まれる。ホスフ ァチジルコリンのヘッドグループを有するリン脂質は特に好ましく用いられ、こ のようなリン脂質の例としては、ホスファチジルコリン(PC)それ自身、リゾ −ホスファチジルコリン(lyso−PC)、スフィンゴミエリン、ヘキサデシ ルホスホコリン等のこれらの誘導体またはホスホリルコリンを含む両親媒性ポリ マー及びフッ素化(fluoronated)リン脂質等のハロゲン化両親媒性物質が挙げら れる。本願において、「ホスファチジルコリン(PC)」及び「レシチン」とい う言葉は交互に使用される。適当な天然のレシチンは、例えば、卵、及び特に大 豆等の既知の源由来であってもよい。ほとんどの場合、使用される疎水性溶剤と 化学的に類似の両親媒性物質を選ぶことが好ましく、この件に関しては以下によ り詳細に説明する。 本発明者らがリン脂質等の双性イオンの両親媒性物質が本方法において特に好 ましく使用されることを発見したという事実は、本発明とオカハタ(Okahata)ら の方法の有意な差をさらに示すものである。さらに、従来の文献の著者等は、陰 イオンの及び双性イオンの脂質は著者等の方法に使用するには全く適当でないと 結論付けており、これらの脂質を用いると複合体の収率はゼロであったと述べて いた。 使用される疎水性溶剤は、組成物が使用される目的、可溶化される物質の型及 び両親媒性物質によって異なる。適当な溶剤としては、鉱油、スクアラン及びス クアレン等の非極性油、長鎖の脂肪酸(オレイン酸やリノレン酸等の不飽和脂肪 酸が好ましい)、アルコール類、特にオクタノール等の中鎖のアルコール類やフ ィトール等の枝分れ長鎖アルコール 類、ネロールやゲラニオール等のイソプレノイド類、テルピネオール、グリセロ ールモノオレエート(GMO)等のモノグリセリド、酢酸エチル、酢酸アミルや 酢酸ボルニル等の他のエステル類、ジグリセリド及びトリグリセリド、特に中鎖 のトリグリセリド及びこれらの混合物、長鎖フルオロカーボン等のハロゲン化油 またはリピディオール(lipidiol)等のヨウ素化トリグリセリドなどの上記いずれ かのハロゲン化類似体が挙げられる。 最適な結果は、通常、疎水性溶剤及び両親媒性物質を適当に使用する際に得ら れる。例えば、オレイン酸等の溶剤には、lyso−PCがPCよりも好ましく 選ばれた両親媒性物質であり、疎水性溶剤がトリグリセリドである際には逆が好 ましい。 さらに、場合によっては、親水性物質/両親媒性物質のアレイに接触する前に 大量の両親媒性物質を疎水性溶剤に添加することが好ましいことが分かった。こ のことは、疎水性溶剤に対する両親媒性物質の高い親和性により、両親媒性分子 が親水性物質周辺の位置から除かれないことを示すものである。 本発明の調製物は、肉眼では透明で、さらに、可視波長での濁度を測定するこ とにより、及び場合によってはある一定の期間沈降を調べることにより検出でき ることが非常に好ましい。 親水性のヘッドグループが親水性物質部分に面するアレイ中への両親媒性分子 の向きは多様に得られ、特に適当な方法の例は以下により詳細に記載する。 カービー(Kirby)ら(バイオテクノロジー(Biotechnology)、1984年11月 、頁979〜984及びリポソーム テクノロジー(Liposome Technology)、I 巻、頁19〜27、グレゴリアディス著、シーアールシー プレス,インコーポ レイテッド、ボカ レイトン、フロリダ、 ユーエスエー(Gregoriadis,Ed.,CRC Press,Inc.,Boca Raton,Florida,USA ))によって記載された方法と同様の出発点を有する、第一の方法では、親水性 物質を親水性溶剤における両親媒性物質の分散液と混合することにより、両親媒 性分子は親水性のヘッドグループが親水性物質を含む親水性相に向かって外側に 面する集合体を形成する。次に、親水性溶剤を除去して、両親媒性分子の親水性 のヘッドグループが親水性物質に向かう乾燥組成物を残す。 オカハタ(Okahata)らによる方法においても、タンパク質溶液は水における両 親媒性物質の分散液と混合した。しかしながら、上記文献の著者等は、さらに疎 水性溶剤に可溶性となる沈殿物を得ることが必要であると信じていた。本発明の 多くの好ましい両親媒性物質はこのような沈殿物を形成しないので、オカハタ(O kahata)らはこれらは使用できないと結論付けた。本発明の方法によると、沈殿 物は必要とせず、むしろ、目的とする生成物の収率が減少するので沈殿物を形成 させることは望ましくないと一般的に考えられている。 第一の方法によると、他の極性溶剤を使用してもよいが、親水性溶剤は水であ ることが好ましい。 両親媒性物質の集合体によって取られる形態は、ミセル、単ラメラ小胞、好ま しくは約25nmの直径を有すると通常考えられる小さい単ラメラ小胞、多重ラ メラ小胞または管状構造物、例えば渦巻形のシリンダー、六角形相(hexagonal p hase)、立方形相(cubic phase)またはミエリン型構造物(myelin type structure )がある。使用される形態は使用する両親媒性物質によって異なり、例えば、ホ スファチジルコリン(PC)等の両親媒性物質は小さい単ラメラ小胞を形成する 傾向にあるが、リゾ−ホスファチジルコリンはミセルを形成する。しかしながら 、これらのすべての構造物において、両親媒性分子の疎水性のテールは構造物 の中心に向かって内側に面しているが、親水性のヘッドグループは親水性物質が 分散する溶剤に向かって外側に面している。 両親媒性物質:親水性物質の重量比は、通常、1:1〜100:1、好ましく は2:1〜20:1の範囲内であり、最も好ましくは、PCで約8:1であり、 lyso−PCでは4:1である。 これらの割合は好ましい割合であるのみであり、特に、上限は最小限の可能な 量の両親媒性物質を用いることが好ましいという経済的な考慮によって設定され ていることを指摘するべきである。より低い限度はより臨界的であり、2:1ま たはそれより低い割合のみが親水性物質がかなり疎水性部分を有するまたは非常 に大きい場合に用いられると考えられる。 溶剤を速やかに除去すると良好に実施でき、既知の溶剤除去方法は凍結乾燥法 でありが、他の方法を用いてもよい。 場合によっては、特に、親水性物質が大きなタンパク質等の高分子化合物であ る際には、親水性溶液中に塩を含ませることが有用である。しかしながら、大量 の無機塩の存在によって結晶が形成して、曇った溶液になりやすくなるため、塩 化ナトリウム等の無機塩ではなく有機塩が使用されるのが好ましい。酢酸アンモ ニウムが、凍結乾燥によって容易に除去できるというさらなる長所を有するため 、このように目的には特に好ましい。 ヘッドグループが親水性物質部分方向に向いている両親媒性物質のアレイを含 む組成物の第二の調製方法は、共有の溶剤に親水性物質及び両親媒性物質を一緒 に可溶化し(co-solubilise)た後溶剤を除去することである。 本発明の方法の生成物は新規である。したがって、本発明のさらなる概念によ ると、本発明の方法によって得られる疎水性溶剤における親水 性物質からなる単相の疎水性調製物を提供するものである。 親水性物質に加えて単相の疎水性調製物中に他の成分を含ませることも望まし い。このことは、親水性物質が高分子である際に、しばしば特に好ましく、この 場合には、調製物は、例えば、胆汁酸塩、ビタミン類または高分子に結合する若 しくは高分子と会合する他の小分子を含んでいてもよい。 高分子/両親媒性物質のアレイによっては上記したカービー(Kirby)らによっ て開示されているが、開示されているアレイはすべてリポソームの形成における 中間体であり、上述したように、このような型のものからなる非リポソームのま たは疎水性の組成物には従来は何等興味がなかった。したがって、両親媒性物質 が小さい単ラメラ小胞を形成しないためリポソームを形成するとは考えられない ものである本発明のアレイは新規である。 本発明の調製物の一つの長所としては、本質的に無水であるため加水分解に対 してより安定であることが挙げられる。また、タンパク質の場合では、本調製物 はタンパク質が開いて(unfold)変性するには水が存在しなければならないと考え られるため、凍結融解に安定であり、高温でより大きな安定性を有する。このこ とは、親水性物質の水性の調製物に比べると非常により長い寿命を有すると考え られることを意味する。 本発明の溶液は非常に多能であり多くの用途がある。これらはまた、単独で使 用してよいが、水相と組み合わせて使用して乳濁液または同様の2相組成物を形 成することが好ましく、このことは本発明のさらなる概念を形成するものである 。 本発明の上記概念によると、親水性相および疎水性相からなる2相組成物であ って、該疎水性相が上記方法によって得られる親油性溶剤における親水性物質の 調製物からなるものである2相組成物を提供するもの である。 一般的には、このようなタイプの組成物では、疎水性相は親水性相中に分散し ている。 2相組成物は、必要とされる目的によっては、一時的であるまたは安定である 乳濁液であってもよい。 乳濁液粒子の平均的な大きさは疎水性相および水相両方の性質によって異なる 。しかしながら、2μm程度の範囲内である。 水相における疎水性調製物の分散液は、混合によって、例えば、約10〜60 秒、一般的には約15秒間等の短期間激しくボルテックスする(vortexing)、ま たは例えばオービタルシェーカー(orbital shaker)を用いて数時間緩やかに混合 することによって、得られる。 他の概念によると、本発明は、可溶化される際の親水性物質及び親水性物質を 可溶化する疎水性相が分散される親水性相の間の直接的な相互作用を抑制する物 質をあらかじめ添加した親水性相に疎水性相を分散させることからなる、疎水性 相の、乳濁液等の、分散液の調製方法を提供するものである。 本発明を以下の実施例を参照しながらさらに説明するが、下記実施例は本発明 を制限するものではないことはいうまでもない。実施例1 0.0015Mホウ酸緩衝液を、100mlの蒸留水に60mgのテトラホウ 酸ナトリウムを溶解し、pH8.00に調整することにより調製した。5mgの BAPNAをB9ガラス製ネジキャップ付きバイアル瓶中に秤量し、3mlのメ タノールに溶解した。10mgのトリプシンを15mlプラスチック製の遠心管 (centrifuge)中に秤量し、そして10mlのホウ酸緩衝液をボルテックス(vorte xing)しながら添加した。懸濁液を、ローラーミキサーで混合した後、未溶解物 を沈降させ(spin down)、上清をデカンテーションした。 アプロチニンの希釈溶液(50μl/ウェル)を0〜30μg/mlの濃度で ミマイクロプレートの列に沿って分取した。 上記BAPNA溶液を、1ml〜20mlの緩衝液を添加することによって2 0倍に希釈した後、100μlのBAPNA希釈標準溶液を各ウェルに導入し、 完全に混合した。このプレートを40分間37℃で振盪しながらインキューベー トした後、405nmでのプレートリーダーで読みとった。 ウェル中のアプロチニン濃度に対する基質変換による光学濃度をプロットした 後、アプロチニンがトリプシン活性を中和するにちょうど十分である濃度での変 曲点を観察する。この変曲点の位置は、テストサンプルのウェル中にさらに導入 されたアプロチニンの量にしたがって移動し、この濃度は標準品と比較すること によって推測することができる。これにより、油から放出されて水相に移りやす いアプロチニンの割合が示される。 アプロチニンを、実施例4のプロトコルと同様にして超音波処理された大豆の ホスファチジルコリン分散液(100mg/ml蒸留水)100μl、及びアプ ロチニン溶液(20mg/ml蒸留水)25μlの混合物を凍結乾燥し、次いで 100μlのミグリオール818(Miglyol 818)を添加することによって、ミグ リオール818(Miglyol 818)中に可溶化した。アプロチニンの濃度は、油中で 5mg/mlであった。コントロール溶液は、アプロチニンを使用しなかった以 外は、上記と同様にして調製した。これらの油の水性分散液を、10μlの各油 を1mlのホウ酸緩衝液と共に10秒間ボルテックスすることによって調製した 。これらの第二の分散液におけるアプロチニンの最終濃度は0および50μg/ mlであった。これらの分散液を2倍に希釈し、上記方法に記載 されたのと同様にしてマイクロプレートのウェルに添加し、この際、0、5、1 0、15及び25μg/mlの希釈溶液を用いた。基準化された光学濃度を下記 表、および添付するグラフに示す。12.5μg/mlのコントロールの標準物 質との比較により、少なくとも50%のアプロチニンが水相中に油から放出され ることが示される。 実施例2 アプロチニンを、リン脂質分散液にホスファチジルコリンに加えて10重量% のホスファチジン酸を含ませた用いた以外は、上記実施例に記載したのと同様に してミグリオール818(Miglyol 818)中に可溶化した。分散液を適切に試験し 、25μg/ml及び12.5μg/mlのコントロールの標準物質と比較した 。これらの標準との比較によって、わずかに25%のアプロチニンが水相中に放 出されることが示される。 実施例3 アプロチニンを、リン脂質分散液にホスファチジルコリンに加えて10重量% のコレステロールヘミスクシネート(Chems)を含ませた以外は、上記実施 例に記載したのと同様にしてミグリオール818中に可溶化した。該分散液を適 切に試験し、そして、25、12.5および6.25μg/mlのコントロール の標準物質と比較した。これらの標準物質との比較により、わずかに12.5% のアプロチニンが水相中へ放出されることが示される。 実施例4 100mg/gの懸濁液を含む、大豆のホスファチジルコリン(soy PC )の水性分散液を調製し、窒素で完全にフラッシュし(flush)、8ミクロンのピ ーク間の幅で超音波処理した。各アリコートに、氷スラリー浴中で30秒間冷却 することによって30秒のパルスを挿入して、全4分間の超音波処理を施した。 次に、得られた小さい単ラメラ小胞(small unilamellar vesicle)(SUV)の 乳白色の分散液を15分間遠心してチタン粒子を除去した。 コロイド金ゾルを以下のようにして調製した。15μlの25mM炭酸カリウ ム、15μlの1%タンニン酸及び50mgのクエン酸三ナトリウムを蒸留水 で総重量22.5gに調製し、10mlを25mlの共せんガラス製コニカルフ ラスコ(A)に移し、ウォーターバス中で60℃に加熱した。25mgの塩化金 三水和物を蒸留水で250mgに調製し、得られた溶液50μlを50mlの共 せんガラス製コニカルフラスコ(B)中の40mlの蒸留水に添加し、同様のウ ォーターバス中で60℃に加熱した。フラスコAの内容物をフラスコBのものと 混合し、75分間加熱し続けると、濃い赤色のコロイド金ゾルが形成された。室 温まで冷却した後、10mlの一部を2mgのウシ血清アルブミンと混合するこ とにより安定化させた。 1mlの安定化金ゾルを0.6mlのSUVと混合し、一晩凍結乾燥し、得ら れた凍結乾燥物を300mgのミグリオール818と共にボルテックスする(vor texing)ことにより分散させた。1時間以内に、透明な赤色のミグリオールにお けるコロイド金の分散液が形成された。この分散液の3個の50mgのアリコー トをガラス製の小バイアル瓶に加えた後、500mgの水、リン酸緩衝グルコー ス溶液(1mMリン酸ナトリウムを含む300mMグルコース、pH7.4)及 びSUVを別のバイアル瓶に添加した。この混合物を10秒間ボルテックスする ことにより乳化させた後、観察した。 1時間以内に、乳濁液のクリーミングが生じ始め、一晩放置後、これは実質的 な範囲にまで起こった。すべての場合で、下方の水相がピンク色に着色されたの が観察されたことから、一部のコロイド金が油相から放出されたことが示された 。しかしながら、SUVの存在下で乳化された調製物では、上方の油乳濁液相で は保色性の度合いが有意により高く、下方の水相での保色性の度合いはそれに比 例してより低かった。これより、リン脂質のSUV分散液の存在は、油相からの コロイド金の損失を抑制する役割を果たすと考えられた。実施例5 1mlのインスリンの1%溶液(溶解を促進するために2%酢酸を含む)を1 μCiのI125−標識インスリンと混合した後、さらに、実施例3と同様にして 調製されたコレステロールヘミスクシネート含有SUV 3gと混合した。この 混合物を凍結乾燥し、得られた凍結乾燥物を、オービタルシェーカー(orbital s haker)で4時間混合して、ミグリオール818 3gで分散させることにより、 油における放射線標識されたインスリンの透明な分散液を得た。200mgの分 散液の2個のアリコートを、それぞれ、800mgのリン酸緩衝生理食塩水(P BS)と混合し、それぞれ、10秒及び30秒間ボルテックスすることにより乳 化した。各々の得られたo/w乳濁液をさらに9mlのPBSで希釈した後、8 0,000gで40分間遠心して、その成分画分に分類した。油相の表面層を注 意深く残存したI125−標識インスリンによるガンマ放射能の計測用のバイアル 瓶に移した。放出されたI125−標識インスリンを含む上清を別のバイアル瓶に 移し、既に形成されたペレットを残した。ペレット、典型的な割合の上清及び残 った油画分すべてについて、油画分の上清による混入に関して適当な修正を行い ながら、放射能を計測した。 2種の乳濁液のうち、一方を30秒間ボルテックスしたところ、45.4%の 放射線標識が油相内に保持され、3.0%は遠心によるペレット(本質的にリポ ソームであると考えられる)に関連するものであることが示され、さらに、10 秒間ボルテックスされた乳濁液に関する相当する数字は、それぞれ、43.3. 及び1.3%であった。これに対して、油分散液を調製するのに使用したSUV がsoy PC/Chemsではなく純粋なsoy PCから構成される別の2 実験では、標識物の油における保持率は31%及び28%であり、各場合におけ るペレットで は1%であった。これより、油におけるタンパク質の分散液を調製するのに使用 される両親媒システムにChemsを含ませることにより、後者が乳化されて第 二のw/o分散液を形成する際には油内のタンパク質の保持率が向上すると考え られる。実施例6 下記に列挙される組成物を使用する以外は実施例3に記載されたのと同様にし て、I125−標識インスリンを調製し、油相中に導入した。 調製物1の1個の100mgのアリコート及び調製物2の同様のアリコートを 10mlの遠心管に秤量した。各アリコートに、1mlのPBSを添加した。す べてを10秒間完全にボルテックスした後、後者を10mlのPBSで希釈した 。次に、実施例2に記載されたのと同様にして、乳濁液を遠心し、各成分相に分 画した。 得られたペレットは、高い割合のリン脂質を含む油から構成されると考えられ る。ホスファチジン酸を含む調製物では、ホスファチジルコリン単独を含む調製 物に比べて、かなりより少量の放射線標識されたインスリンが水性上清に放出さ れる。実施例7 下記に列挙される組成物を使用する以外は実施例2に記載されたのと同様にし て、I125−標識インスリンを調製し、油相中に導入した。 調製物1の1個の100mgのアリコートを10mlの遠心管に秤量し、0. 5%カゼイン溶液1mlを添加し、10秒間完全にボルテックスした。次に、試 験管の内容物を10mlの0.5%カゼイン溶液で希釈した。さらに、実施例2 に記載されたのと同様にして、乳濁液を遠心し、各成分相に分画した。 表に示されるように、かなりの割合の放射線標識されたインスリンが油相内に 保持される。実施例8 0.8mlの25mM塩化カルシウムを、実施例1と同様にして調製された0 .8mlのsoy PC SUVと混合し、一晩凍結乾燥し、得られた凍結乾燥 物を0.5gのミグリオール818と混合した。一晩放置した後、完全に透明な 分散液が形成された。一部の分散液は、150mgを約0.17mgのスダン4 色素と混合し、透明な濃い赤色の溶液を形成することによって着色させた。2m lの1%アルギン酸ナトリウムをガラス製の試験に移し、短時間ボルテックスす ると同時に、パスツールピペットから上記着色した油分散液を添加した。得られ た不透明な乳濁液を500gで5分間遠心し、上方のピンク色の油分を多量に含 む相を下方にある透明な水相からデカンテーションし、光学顕微鏡で観察した。 すべての油は、凝結 物の兆候を示さない数多くの小さな離散した液滴として存在していることが分か った。一部の油の液滴は、油の液滴から放出されるカルシウムイオンによるアル ギン酸塩の界面複合体形成(interfacial complexation)によるものであると推測 される外壁に囲まれていると考えられた。12日間放置しても、顕微鏡によって もあるいは肉眼によっても、乳濁液の破壊(breakdown)の兆候は依然としてなか った。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年1月17日 【補正内容】 請求の範囲 1.疎水性相が親水性のヘッドグループが疎水性溶剤中に分散される親水性物質 の方を向いた両親媒性分子のアレイからなる、疎水性相中に可溶化される親水性 物質及び該疎水性相が分散される親水性相の間の直接的な相互作用を抑制する物 質の使用。 2.該物質が疎水性相を通過できない乳化安定剤または酸性脂質である、請求の 範囲第1項に記載の使用。 3.該物質がコレステロールヘミスクシネート(Chems)、ホスファチジン 酸(PA)またはカゼインである、請求の範囲第2項に記載の使用。 4.親水性のヘッドグループが疎水性溶剤中に分散される親水性物質の方を向い た両親媒性分子のアレイからなる単相の疎水性調製物において、該調製物が親水 性物質および疎水性調製物が分散される親水性相との間の直接的な相互作用を抑 制する物質からなることを特徴とする単相の疎水性調製物。 5.以下AまたはBよりなる: A.i)親水性物質を溶剤における両親媒性物質の溶液または分散液と混合す る; ii)溶剤を除去して両親媒性分子の親水性のヘッドグループが親水性物 質の方を向いた乾燥組成物を残す;及び iii)親水性物質/両親媒性物質のアレイの周りに疎水性溶剤を供給す る;または B.i)疎水性溶剤における両親媒性物質の溶液を親水性溶剤における親水性 物質の溶液で乳化して乳濁液を得る;及び ii)該疎水性溶剤を除去する 疎水性溶剤における親水性物質からなる単相の疎水性調製物の調製方法において 、 親水性物質及び疎水性調製物が分散される親水性相の間の直接的な相互作用を抑 制する物質を一またはすべての上記段階で添加することを特徴とする調製方法。 6.該物質が酸性脂質である、請求の範囲第5項に記載の方法。 7.該物質がコレステロールヘミスクシネート(Chems)またはホスファチ ジン酸(PA)である、請求の範囲第6項に記載の方法。 8.親水性相における、親水性のヘッドグループが疎水性溶剤中に分散される親 水性物質の方を向いた両親媒性分子のアレイからなる単相の疎水性調製物の分散 方法において、該方法がさらに親水性物質及び親水性相の間の直接的な相互作用 を抑制する物質を親水性相に添加する段階からなることを特徴とする分散方法。 9.該物質が疎水性相を通過できない乳化安定剤である、請求の範囲第8項に記 載の方法。 10.該物質がカゼインである、請求の範囲第9項に記載の方法。 11.該親水性物質がタンパク質、糖タンパク質、オリゴ−及びポリ核酸、多糖 およびこれらの超分子集合体からなる群から選ばれるものである、請求の範囲第 1項から第3項のいずれかに記載の使用、請求の範囲第4項に記載の調製物、ま たは請求の範囲第5項から第10項のいずれかに記載の方法。 12.該親水性物質がインスリン、カルシトニン、ヘモグロビン、シトクロムC 、西洋ワサビのペルオキシダーゼ、アプロチニン、マッシュルームのチロシナー ゼ、エリトロポエチン、ソマトトロピン、成長ホルモン、成長ホルモン放出因子 、ガラニン、ウロキナーゼ、因子IX、組織プラスミノーゲン活性化因子、スー パーオキシドジスムターゼ、カタラ ーゼ、ペルオキシダーゼ、フェリチン、インターフェロン、因子VIII、メラ ニン、これらの断片、DNA、RNA、FITC−標識デキストランまたはビタ ミンB12である、請求の範囲第1項から第3項のいずれかに記載の使用、請求の 範囲第4項に記載の調製物、または請求の範囲第5項から第10項のいずれかに 記載の方法。 13.該両親媒性物質がリン脂質である、請求の範囲第1項から第12項のいず れかに記載の使用、調製物または方法。 14.該リン脂質がホスファチジルコリンのヘッドグループを有する、請求の範 囲第13項に記載の使用、調製物または方法。 15.該リン脂質がホスファチジルコリン(PC)、リゾ−ホスファチジルコリ ン(lyso−PC)、スフィンゴミエリン、ヘキサデシルホスホコリン等の上 記いずれかの誘導体またはホスホリルコリンを含む両親媒性ポリマーである、請 求の範囲第14項に記載の使用、調製物または方法。 16.該疎水性溶剤が長鎖の脂肪酸、中鎖のアルコール、枝分れ長鎖アルコール 、モノグリセリド、ジグリセリド、中鎖のトリグリセリドまたは長鎖のトリグリ セリドからなる、請求の範囲第4項から第15項のいずれかに記載の調製物また は方法。 17.該リン脂質がPCからなりかつ該疎水性溶剤がトリグリセリドであるまた は該リン脂質がlyso−PCからなり該疎水性溶剤がオレイン酸である、請求 の範囲第16項に記載の調製物または方法。 18.方法Aを使用し、かつ段階(i)において、親水性物質を水における両親 媒製物質の分散液と混合する、請求の範囲第5項に記載の方法。 19.両親媒性物質の集合体がミセル、単ラメラ小胞、多重ラメラ小胞または渦 巻形のシリンダー等の管状構造物、六角形相、立方形相またはミエリン型構造物 からなる、請求の範囲第18項に記載の方法。 20.水は凍結乾燥によって除去される、請求の範囲第18項または第19項に 記載の方法。 21.方法Bを使用し、かつ親水性物質に対する両親媒性物質の重量比が約1: 1〜50:1である、請求の範囲第5項に記載の方法。 22.該乳濁液が油中水型乳濁液である、請求の範囲第21項に記載の方法。 23.該疎水性溶剤が低沸点の有機エーテルである、請求の範囲第21項または 第22項に記載の方法。 24.請求の範囲第5項、第7項または第11項から第23項のいずれかに記載 の方法によって得られる疎水性溶剤における親水性物質の単相の疎水性調製物。 25.疎水性相が請求の範囲第4項または第24項に記載の調製物からなる、親 水性相及び疎水性相らなる2相組成物。 26.該疎水性相が連続した親水性相中に分散される、請求の範囲第25項に記 載の組成物。 27.乳濁液である、請求の範囲第25項または第26項に記載の組成物。 28.親水性物質の経口投与における請求の範囲第4項若しくは第11項から第 17項のいずれかに記載の調製物、請求の範囲第24項に記載の調製物または請 求の範囲第25項から第28項のいずれかに記載の組成物の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,TJ,TM,TT,UA,UG,US,UZ,V N (72)発明者 カービー,クリストファー,ジョン イギリス国,バークシャイアー アールジ ー11 2ワイエル,ウァーキングハム,オ ックスフォード ロード 95

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.疎水性相中に可溶化される親水性物質及び該疎水性相が分散される親水性相 の間の直接的な相互作用を抑制する物質の使用。 2.該物質が酸性脂質または疎水性相を通過できない乳化安定剤である、請求の 範囲第1項に記載の使用。 3.該物質がコレステロールヘミスクシネート(Chems)、ホスファチジン 酸(PA)またはカゼインである、請求の範囲第2項に記載の使用。 4.一般的には溶解しない疎水性溶剤中に可溶化される親水性物質および該親水 性物質と単相の疎水性調製物が分散される親水性相との間の直接的な相互作用を 抑制する物質からなる単相の疎水性調製物。 5.以下よりなり: (i)液状媒質中で両親媒性物質と親水性物質との間で化学的な相互作用が生 じないように液状媒質中で親水性物質と両親媒性物質とを会合する; (ii)液状媒質を除去し、親水性のヘッドグループが親水性物質の方に向い た両親媒性分子のアレイを残す;および (iii)親水性物質/両親媒性物質のアレイの周りに疎水性溶剤を供給する 、 親水性物質及び該疎水性調製物が分散される親水性相の間の直接的な相互作用を 抑制する物質を一またはすべての上記段階で添加する、疎水性溶剤における、親 水性物質からなる単相の疎水性調製物の調製方法。 6.該物質が酸性脂質である、請求の範囲第5項に記載の方法。 7.該物質がコレステロールヘミスクシネート(Chems)またはホスファチ ジン酸(PA)である、請求の範囲第6項に記載の方法。 8.親水性物質及び親水性相の間の直接的な相互作用を抑制する物質を親水性相 に添加する段階からなる、親水性相における、疎水性溶剤における親水性物質か らなる、単相の疎水性調製物の分散方法。 9.該物質が疎水性相を通過できない乳化安定剤である、請求の範囲第8項に記 載の方法。 10.該物質がカゼインである、請求の範囲第9項に記載の方法。 11.該親水性物質がタンパク質、糖タンパク質、オリゴ−及びポリ核酸、多糖 およびこれらの超分子集合体からなる群から選ばれるものである、請求の範囲第 1項から第3項のいずれかに記載の使用、請求の範囲第4項に記載の調製物、ま たは請求の範囲第5項から第10項のいずれかに記載の方法。 12.該親水性物質がインスリン、カルシトニン、ヘモグロビン、シトクロムC 、西洋ワサビのペルオキシダーゼ、アプロチニン、マッシュルームのチロシナー ゼ、エリトロポエチン、ソマトトロピン、成長ホルモン、成長ホルモン放出因子 、ガラニン、ウロキナーゼ、因子IX、組織プラスミノーゲン活性化因子、スー パーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、ペルオキシダーゼ、フェリチン、イン ターフェロン、因子VIII、メラニン、これらの断片、DNA、RNA、FI TC−標識デキストランまたはビタミンB12である、請求の範囲第1項から第3 項のいずれかに記載の使用、請求の範囲第4項に記載の調製物、または請求の範 囲第5項から第10項のいずれかに記載の方法。 13.該両親媒性物質がリン脂質である、請求の範囲第5項から第7項のいずれ かに記載の方法。 14.該リン脂質がホスファチジルコリンのヘッドグループを有する、請求の範 囲第13項に記載の方法。 15.該リン脂質がホスファチジルコリン(PC)、リゾ−ホスファチ ジルコリン(lyso−PC)、スフィンゴミエリン、ヘキサデシルホスホコリ ン等の上記いずれかの誘導体またはホスホリルコリンを含む両親媒性ポリマーで ある、請求の範囲第14項に記載の方法。 16.該疎水性溶剤が長鎖の脂肪酸、中鎖のアルコール、枝分れ長鎖アルコール 、モノグリセリド、ジグリセリド、中鎖のトリグリセリドまたは長鎖のトリグリ セリドからなる、請求の範囲第5項から第7項のいずれかにまたは請求の範囲第 13項から第15項のいずれかに記載の方法。 17.該両親媒性物質がPCからなりかつ該疎水性溶剤がトリグリセリドである または該両親媒性物質がlyso−PCからなり該疎水性溶剤がオレイン酸であ る、請求の範囲第5項から第7項のいずれかにまたは請求の範囲第13項から第 16項のいずれかに記載の方法。 18.親水性物質/両親媒性物質のアレイが、親水性物質を親水性溶剤における 両親媒性物質の分散液と混合し、親水性溶剤を除去することによって形成される 、請求の範囲第5項から第7項のいずれかにまたは請求の範囲第13項から第1 6項のいずれかに記載の方法。 19.親水性溶剤が水である、請求の範囲第18項に記載の方法。 20.両親媒性物質の集合体がミセル、単ラメラ小胞、例えば単ラメラ小胞、多 重ラメラ小胞または渦巻形のシリンダー等の管状構造物、六角形相、立方形相ま たはミエリン型構造物からなる、請求の範囲第18項または第19項に記載の方 法。 21.該親水性溶剤は凍結乾燥によって除去される、請求の範囲第18項から第 20項のいずれかに記載の方法。 22.親水性物質/両親媒性物質のアレイが、共通の溶剤に親水性物質を一緒に 可溶化し、さらに該共通の溶剤を除去することによって形成される、請求の範囲 第5項から第7項のいずれかにまたは請求の範囲第13項から第17項のいずれ かに記載の方法。 23.親水性物質/両親媒性物質のアレイが、疎水性溶剤における両親媒性物質 の溶液を親水性溶剤における親水性物質の溶液で乳化して乳濁液を得、さらに該 疎水性溶剤を除去することによって形成される、請求の範囲第5項から第7項の いずれかにまたは請求の範囲第13項から第17項のいずれかに記載の方法。 24.親水性物質に対する両親媒性物質の重量比が約1:1〜50:1である、 請求の範囲第22項または第23項に記載の方法。 25.該乳濁液が油中水型乳濁液である、請求の範囲第23項に記載の方法。 26.該疎水性溶剤がジエチルエーテル等の低沸点の有機溶剤である、請求の範 囲第23項または第24項に記載の方法。 27.請求の範囲第5項から第7項のいずれかにまたは請求の範囲第13項から 第25項のいずれかに記載の方法によって得られる、疎水性溶剤における親水性 物質の単相の疎水性調製物。 28.疎水性相が請求の範囲第4項または第26項に記載の調製物からなる、親 水性相及び疎水性相らなる2相組成物。 29.該疎水性相が連続した親水性相中に分散される、請求の範囲第27項に記 載の組成物。 30.乳濁液である、請求の範囲第27項または第28項に記載の組成物。 31.親水性物質の経口投与における請求の範囲第4項若しくは第12項に記載 の調製物、請求の範囲第27項に記載の調製物、または請求の範囲第28項から 第30項のいずれかに記載の組成物の使用。
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