JPH10510565A - 高粘度指数潤滑剤の製造 - Google Patents
高粘度指数潤滑剤の製造Info
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Abstract
(57)【要約】
油分含量の低い石油ワックスフィードを、最初に穏やかな条件下で、一般にフィードの30〜40重量%の範囲の潤滑油範囲生成物を潤滑油範囲生成物に転化する転化率にて、水素化分解に付する二段階水素化分解一水素異性化方法によって高粘度指数潤滑剤に転化する。水素化分解は、最初のフィード中に存在する芳香族炭化水素成分を選択的に除去する無定形触媒を用いて、少なくとも800psig(5617kPaa)の水素圧にて行う。続いて、低酸性度ゼオライトベータ触媒を用いる第2の工程において、水素化分解流出物を水素異性化に付する。第2段階は、第1段階生成物を第2段階へカスケードすることによって高圧で、又は一般に200〜1000psig(1480〜6996kPaa)のより低い圧力で操作することができる。第2段階の触媒は、好ましくは貴金属含有ゼオライトベータ触媒である。第2段階は、比較的低い温度、典型的に600〜650°F(316〜343℃)の温度にて行う。目標の流動点を達成するために、最終的な脱ロウ工程を使用することもできる。
Description
【発明の詳細な説明】
高粘度指数潤滑剤の製造発明の属する技術分野
本発明は、鉱油フィード原料、特に、油分含量の低い石油ワックスを水素化分
解することによって、高い粘度指数を有する潤滑剤を製造する方法に関する。発明の背景
鉱油系の潤滑剤は、従来、パラフィン性原油を常圧で分留した後、減圧下で分
留し、留出フラクション(ニュートラル油)及び残渣フラクションを得ることを
含んでなる、製油所内で行われる分離シーケンスによって製造されている。残渣
フラクションは、更に脱アスファルト化及び過酷な溶剤処理を行った後、通常は
ブライトストックと呼ばれる潤滑剤基油として使用することもできる。ニュート
ラル油は、溶剤抽出によって低粘度指数(V.I.)成分を除去した後、通常、溶剤
脱ロウ法又は接触脱ロウ法のいずれかによる脱ロウに付されて所望の流動点とさ
れ、その後、その脱ロウした潤滑剤基油は水素仕上げに付されて、安定性を向上
し、着色成分が除去される。この従来の技術は、通常はパラフィン性の特性を有
しており、所望の品質の所望の潤滑剤フラクションを適当な量で生成させる粗原
料油の選択及び使用に依存している。しかしながら、最良のパラフィン性原油よ
りも芳香族炭化水素含量が通常は高い限界的品質又は低品質の粗原料油物質を利
用することができる潤滑油水素化分解プロセスによれば、許容される原料油ソー
スの範囲を拡大することができる。石油精製産業において十分に確立されている
潤滑油水素化分解法は、一般に、フィード中に存在する芳香族炭化水素成分の開
環及び部分的飽和を行う二元機能触媒の存在下、高圧にて最初の水素化分解工程
を行うことを含んでなる。パラフィン性の性質を有する最初の水素化分解工程か
らの生成物は、脱ロウ工程において除去する必要がある比較的高い流動点を有す
る成分を含むので、目標とする流動点を達成するために、続いて水素化分解生成
物を脱ロウ操作に付する。
最近では、自動車のエンジンの構造において、エンジンの効率が向上するにつ
れて、より高い操作温度を伴う傾向があり、そのより高い操作温度は十分に高い
品質の潤滑剤を必要とする。その要求する事項の1つは、より高い操作温度によ
るエンジン潤滑剤の粘度への影響を低減するためのより高い粘度指数(V.I.)で
ある。従来、高い粘度指数値は、粘度指数改質剤、例えばポリアクリレートを使
用することによって達成されていたが、このようにして達成し得る向上の程度に
は限度がある。粘度指数向上剤は、エンジン内において生じる高い温度及び高い
剪断速度の影響下で分解する傾向がある。高効率エンジン内において生じるより
高い応力条件によって、油のより速い分解が引き起こされ、そのために、著しい
量の粘度指数向上剤が使用される。従って、高粘度指数の流体をベースとし、今
日のエンジン内で発生する高温及び高剪断速度の条件に対して安定な自動車用潤
滑剤が求められ続けている。
ある種の触媒の存在下でオレフィンの重合により製造される合成潤滑剤が優れ
た粘度指数値を有することは見出されているが、それらを常套の合成方法によっ
て製造するのは高コストとなり、通常は高価な出発原料を必要とする。従って、
鉱油原料から高粘度指数潤滑剤を製造することができ、石油精製において今日用
いられている技術に匹敵する技術が必要とされている。
実際と同様に理論では、潤滑剤の性質はパラフィン性が高くあるべきであり、
それはパラフィンが低い粘度及び高い粘度指数の望ましい組合せを有するためで
ある。ノルマルパラフィン及び多少の分枝を有するパラフィン、例えば、n−メ
チルパラフィンは、潤滑剤基油に許容され得ない高い流動点を付与するワックス
性の物質であり、従って、上述のような常套の改質プロセスにおける脱ロウ操作
の過程で除去される。尤も、望ましくない流動点の特性を克服しつつ、パラフィ
ン性の特性の多くの利点を保つようにワックス性フィードを処理することは可能
である。高粘度指数の潤滑油を製造するための過酷な水素処理方法が、エス・ブ
ル(S.Bull)等の「Developments in Lubrication PD 19(2),221-228頁」に開示
されている。この方法では、ワックス性フィード、例えば、ワックス性留出物、
脱アスファルト化油及び粗ロウ等は、最初の水素処理装置において高温条件で操
作される第1段階処理の閉鎖された操作でフィードを処理して、水素化分解及び
水素化によって望ましくない芳香族炭化水素の選択的な除去を行う、二段階水素
化処理に付される。第2段階は、より低い温度にて比較的温和な条件下で操作さ
れ、水素化が主であって、最終生成物中の全芳香族炭化水素含量を調節し、芳香
族炭化水素種の分布に影響を与える。次の再蒸留工程においてトッピングを行う
ことによって基油の粘度及び発火点を調節し、その後、溶剤(MEK−トルエン
)脱ロウ装置において脱ロウすることによって最終的な基油の流動点を調節する
。脱ロウ装置から分離される粗ロウは、再処理して高粘度指数の基油を製造する
ことができる。
ワックス性フィードを使用し、無定形二元機能触媒、例えば、アルミナ又はシ
リカ−アルミナ上のニッケル−タングステン上で水素化分解に付するこの種のプ
ロセスは、例えば、英国特許第1,429,494号、同第1,429,291号及
び同第1,493,620号、並びに米国特許第3,830,273号、同第3,7
76,839号、同第3,794,580号及び同第3,682,813号に開示さ
れている。英国特許第1,429,494号に記載されている方法においては、ワ
ックス性フィードの脱ロウによって生成する粗ロウを、2000psig又はそれ以
上の水素圧にて二元機能水素化分解触媒上で水素化分解に付した後、水素化分解
生成物を脱ロウすることによって所望の流動点が得られる。脱ロウは、溶剤法で
行い、分離したワックスは水素化分解工程にリサイクルすることが好ましいと記
載されている。
この種のプロセスにおいて、水素化分解触媒は、一般に、無定形酸性担体上に
担持される金属水素化成分を含む二元機能触媒である。金属成分は、通常は、周
期表の鉄族(第VIII族)元素から選ばれる1種の金属と、第VIB族元素から選ば
れる1種の金属との卑金属どうしの組合せ、例えば、ニッケルと、モリブデン若
しくはタングステンとの組合せである。英国特許第1,350,257号、同第1
,342,499号、同第1,440,230号、フランス国第2,123,235
号、同第2,124,138号並びに欧州特許第199,394号に記載されてい
るように、改質剤、例えば、リン又はホウ素が存在してもよい。英国特許第1,
44
0,230号に記載されているように、ホウ素を改質剤として使用することもで
きる。触媒の活性は、英国特許第1,390,359号に開示されているように、
フッ素を用いることによって、例えば、プロセスの操作中にその場で(in-situ
)フッ素化するか、又は調製の際に適当なフッ素化合物の形態で触媒中に組込む
ことによって、向上させることができる。
ワックス性フィードの処理に無定形触媒を用いる方法によって、高粘度指数潤
滑剤を製造できること自体は見出されているが、それには限界がある。この技術
は、フィードを製造し、水素化分解生成物を所望の流動点まで脱ロウするために
は、最良の態様でも著しい脱ロウ能力を必要とする。その理由は、無定形触媒は
、典型的に用いられる高圧条件下(約2000psig)での芳香族炭化水素化合物
の飽和には有効であるが、パラフィン性成分の異性化についての選択性及び活性
は所望する程高くはなく、従って、比較的直鎖のパラフィンは、ワックス性の程
度が低く、比較的高い粘度指数を有するが流動点は低いイソパラフィンへ、生成
物流動点特性を十分に満足するのに必要とされる程度までは異性化されないため
である。従って、装置を通過するワックス性パラフィンは、その後の脱ロウ工程
で除去し、リサイクルする必要があり、従って装置の能力が低下する。無定形触
媒の拘束された異性化活性は、単流収率を約50%以下の値に制限するが、それ
に伴うワックス転化率は約30〜60%であり、より高い収率が得られるとすれ
ば、プロセスの効率を明らかに向上することになる。生成物の粘度指数も、異性
化活性によって、一般に、単流操作において0°Fの流動点で約145に制限さ
れる。無定形触媒の温度要求も、少なくともゼオライト触媒に比べると比較的高
く、一般に、約700〜800°Fである。
ワックス性フィード原料を高粘度指数潤滑剤基油へと品質向上させる他の方法
が、米国特許第4,919,788号及び第4,975,177号に記載されてい
る。この方法は、ワックス性フィード原料、典型的にはワックス性軽油、粗ロウ
又は脱油ワックスが、高ケイ質のゼオライトベータ触媒により水素処理される。
米国特許第4,419,220号に報告されているように、ゼオライトベータは芳
香族炭化水素の存在下でパラフィンの異性化について非常に有効であることが知
られ
ており、その能力は米国特許第4,919,788号及び第4,975,177号
の方法において、生成物の収率及び粘度特性が最適となるように有効に利用され
ている。ゼオライトベータ触媒は、フィードの後端側に含まれる高分子量パラフ
ィンをより低ワックス性の物質へ異性化しつつ、これらの成分を潤滑剤範囲外の
沸点を有する物質へ分解することを最小にする。フィードの前端側におけるワッ
クス性パラフィンは、その後の脱ロウ工程において、溶媒脱ロウ又は接触脱ロウ
によって除去され、目標の流動点を達成する。フィード原料の前端側でパラフィ
ン水素異性化プロセスと、続く選択的脱ロウとを組み合わせることによって、そ
れぞれのプロセス単独の場合よりも高い生成物粘度指数を達成することができ、
更に、プロセスを必要に応じて収率効率化のために、又は粘度指数の効率化のた
めに最適化することができる。
このゼオライトが触媒となるプロセスは、それ自体がパラフィン性の高いフィ
ードの処理に高い有効性を有することが見出されているが、高い異性化選択性を
有するゼオライトベータ触媒は、低品質の芳香族炭化水素成分の除去についてよ
り低い性能を伴うので、比較的低品質の芳香族炭化水素を含有するフィードにこ
のプロセスを適用することは制限される傾向にあった。芳香族炭化水素並びに他
の多環式物質は、ゼオライトによる攻撃を受け難く、従って、それらはプロセス
を通過して生成物中に残存し、粘度指数(V.I.)が低下する結果をまねくのであ
る。潤滑油収率は、低い転化率での低ワックス異性化選択性、及び高い転化率で
の潤滑油沸点範囲外へのワックスの分解によっても拘束される傾向にあり、潤滑
油最大収率は、一般に、20〜30重量%の転化率範囲(650°F+転化)に
おいて得られる。従って、生成物が高い粘度指数値を保ちながら、潤滑油収率を
向上するためには、異性化選択性を向上させることと同時に、水素化分解選択性
を低下させることが望ましい。
従って、要約すれば、無定形触媒は、多環式成分の存在下ではパラフィンに対
する選択性が比較的乏しく、分解については高い活性を有しており、全体の収率
は低いままで、脱ロウ要求は高いので、無定形触媒を用いるプロセスは単流転化
率及び全収率に関して劣ると考えることができる。これに対して、ゼオライト触
媒を用いるプロセスは、ゼオライトがパラフィン異性化について遥かに高い選択
性を有するので、より高い収率を達成することができるが、プロセスにおいて中
程度の水素圧を用いる場合には、品質がより低いフィード中にの芳香族炭化水素
は効率的に処理されず、操作は種々の転化レベルでのゼオライトの種々の選択的
ファクターによって拘束される。発明の概要
発明者は、二段階ワックス水素化分解−水素異性化プロセスによって、イソパ
ラフィン含量が極めて高い、通常約80%のイソパラフィン、典型的に90〜9
3重量%のイソパラフィンを含有する高品質及び高粘度指数(VI)の潤滑剤を
製造する方法を発明した。現在係属中の米国特許出願第08/017,949号
も二段階ワックス水素化分解−水素異性化プロセスに関連するものであり、その
内容は参照することによって本明細書に包含される。しかしながら、米国特許出
願番号第08/017,949号の方法へのフィードは、本発明のフィードよりも
高い油分含量を有するものである。本発明の方法によれば、一般に約130以上
、通常は140〜170の範囲であり、155〜160の範囲の値が典型的であ
る非常に高い粘度指数を有する生成物を製造することができる。本発明の方法に
よれば、種々の組成のフィード、例えば脱油されたワックスを処理して、高粘度
指数の潤滑油基油を良好な収率で製造することができる。無定形触媒を用いる方
法と比較すると、本発明の方法は、ワックス性パラフィン、主として直鎖及びほ
ぼ直鎖状のパラフィンを、より低いワックス性の高粘度指数のイソパラフィンへ
転化するプロセスが効率的であるため、生成物への脱ロウ要求は著しく低く、収
率が高い。ゼオライトを触媒とする方法と比較すると、フィードからの低品質の
芳香族炭化水素成分の除去がより効率的であるので、より広範囲のフィードを適
用して一定の生成物品質が得られるという利点を有しており、最大の潤滑油収率
(約40〜50%の転化率)が得られる範囲の収率、並びに約5〜40%転化率
の範囲の広い転化率にわたって、より高い粘度指数(VI)の生成物が得られる
という利点ももたらされる。
本発明によれば、ワックス性フィードは二段階水素化分解−水素異性化工程に
付される。第1段階では、フィードを、転化率が制限される比較的穏やかな条件
下、無定形酸性担体上に金属水素化成分を含む二元機能触媒による水素処理に付
する。第2段階は、低酸性度の貴金属含有ゼオライト触媒を用いて行う水素異性
化工程を含む。第1段階において、フィードの低品質の芳香族炭化水素成分を水
素化分解反応に付することによって、開環反応を伴って、芳香環は部分的に又は
完全に飽和され、相対的によりパラフィン性である生成物が生成する。しかしな
がら、第1段階において転化率を制限することによって、これらの生成物を、潤
滑油沸点範囲よりも低い、一般に約650°F(約345℃)以下の沸点を有す
る生成物へ更に分解することなく、保つことができる。一般に、潤滑油収率を維
持するために、第1段階での転化率は、元々のフィードの30重量%を越えない
ように制限される。
第2段階では、条件が、第1段階において水素化分解によって生成したパラフ
ィンと共に、フィード中に元々存在しているパラフィンを水素異性化するように
最適化される。この目的で、高い異性化選択性を有する低酸性度触媒を使用する
。低酸性度ゼオライトベータ触媒は、優れた結果をもたらすことが見出されてい
る。この触媒に水素化−脱水素化機能を付与して所望の水素異性化反応を促進す
るために、貴金属、好ましくは白金を用いる。
本発明の方法は、2つの異なるモードで操作することができ、そのいずれも、
フィード中の芳香族炭化水素成分の除去を最大にするために、第1段階で比較的
高い圧力を必要する。そのためには、少なくとも800psig(約5620kPaa)
、通常は約800〜3000psig(約5620〜20785kPaa(絶対圧))の圧
力が適する。第2段階は、第1段階流出物を、圧力を低下させることなく第2段
階へカスケード式に移して操作することもできるし、又は第2段階は比較的低い
、一般に1000psig(約7000kPaa(絶対圧))以下の圧力で操作することがで
きるので、第1段階生成物を、軽質成分及び無機複素原子を除去する中間分離装
置に通して操作することもできる。簡単であるので、中間分離を行わないカスケ
ード方式が操作の好ましいモードであるが、操作のこの部分に高圧容器を使用す
ることができない場合には、第2段階で同程度又は低い圧力を用いる二段階操作
が望ましい。しかしながら、いずれの場合であっても、本発明の方法は、ワック
ス性のフィード、例えば、芳香族炭化水素含量が約15重量%以上の粗ロウを、
高い単流収率及び制限された生成物脱ロウ要求で高粘度指数潤滑油へ品質向上さ
せるために非常に適している。図面
添付図面において、図1〜3は、実施例に記載している水素処理の実験の結果
を示すグラフである。詳細な説明
本発明の方法において、ワックス性フィードは、二段階水素化分解−水素異性
化方法で高粘度指数潤滑剤に転化される。生成物は、高い粘度指数、一般に少な
くとも130、通常は155〜160の範囲の粘度指数を有する良好な粘性特性
によって特徴付けられる。方法の2つの段階は、水素の存在下、第1段階では水
素化分解反応によって低品質の芳香族炭化水素成分を選択的に除去すること、及
び第2段階では選択的にパラフィンを異性化して、低流動点及び高粘度指数の生
成物を製造することに最適化された触媒を用いて行う。フィード
本発明の方法において使用するフィードは、ASTM試験D−3235により
測定して、少なくとも80重量%、好ましくは90〜93重量%のイソパラフィ
ンワックスを含有する石油ワックスを含んでなる。鉱油起源のこれらのフィード
において、ワックスは大部分が直鎖及び僅かに分枝した鎖のパラフィン、例えば
メチルパラフィンを含む高流動点のパラフィンである。
石油ワックス、即ち、パラフィン特性を有するワックスは、ワックス含有製油
所ストリームからの物理的分離によって、通常は、ワックスが分離する温度にス
トリームを冷却することによって、通常は、溶剤脱ロウ、例えばMEK/トルエ
ン脱ロウによって、又は自動冷媒法、例えばプロパン脱ロウによって、石油又は
他の液体の精製から誘導される。これらワックスは、約750°F(約400℃
)以上の高い初期沸点を有しており、それによって、少なくとも750°F(4
00℃)の初期沸点をも必要とする潤滑剤へ処理することにおいて非常に有用に
な
る。より低い沸点の成分の存在は排除されない。それらは、特徴的な処理工程に
続く分離工程において生成する同等の沸点範囲を有する生成物とともに除去され
る。しかし、これらの成分は処理装置に負荷を与えるので、フィードのカットポ
イントを適切に選択することによってそれらを排除することが好ましい。ニュー
トラル油、即ち、常圧蒸留残油又はロングレシデューの真空蒸留によって生成す
る留出フラクションの溶剤脱ロウから誘導されるワックスフィードの終点は、通
常は約1100°F(約595℃)以下であり、従って、これらは通常は残油ス
トリームよりも、留出物として分類できる。しかし、通常、約1300°F(約
705℃)までの終点を有する高沸点ワックスフィード原料、例えば、ペトロラ
タムワックス、すなわち、ブライトストック脱ロウから分離されるワックスを使
用することもできる。
フィードのワックス含量は高く、一般に少なくとも80重量%、より通常は少
なくとも90〜93重量%であり、吸蔵オイルからの残部はイソパラフィン、芳
香族炭化水素及びナフテン系炭化水素を含んでなる。芳香族炭化水素、ポリナフ
テン及び高度に分岐したナフテンの非ワックス含量は、通常、ワックスの約20
重量%を越えず、好ましくは7〜10重量%を越えない。パラフィン性の高いワ
ックス物質は、芳香族炭化水素及びナフテン含量が比較的低いために、通常は低
い粘度を有するが、ワックス性パラフィンの含量が高いことによって、更に処理
しなければ潤滑剤としては許容されなくなるような融点及び流動点がもたらされ
る。
この種類のフィード原料は、通常は脱油されたワックスである。本明細書にお
いて、溶剤脱ロウ法、例えば、MEK又はプロパン脱ロウ法から直接得られるワ
ックス性生成物を粗ロウと称する。粗ロウは、ワックス性の高いパラフィン(大
部分がn−及びモノ−メチルパラフィン)を主として含むと共に、吸蔵オイルを
も含む固体ないし半固体の物質である。ダブリュ・エル・ネルソン(W.L.Nels
on)のPetroleum Refinery Engineering(MacGraw-Hill、1958年)の第VI章
に記載されているように、粗ロウを改質して、「ロウ下油(foots oil)」及び「
発汗ロウ(crude scale,scale wax)」を製造することができる。発汗ロウは、よ
り一般には、脱油ワックスと称される。ロウ下油から脱油ワックスを分離するた
めに
最も普通に用いられる2つの技術は、ワックス発汗(wax sweating)及び溶剤脱ロ
ウである。ワックス発汗には、前もって冷却されていた粗ロウを徐々に加熱して
、(一括してロウ下油と称される)油分及び他の低融点物質を溶融させ、粗ロウ
から分離することが含まれる。ワックス発汗の技術は、米国特許第5,015,3
57号に記載されている。
ワックスの脱油は、例えばMEKを用いる溶剤脱ロウ法の一部としても行われ
る。ワックスは、連続回転真空フィルター上で回収され、溶剤により洗われて、
ワックス・ケーキから油分が除かれる。ワックス・ケーキは、それらを冷却され
た新たな溶剤と混合し、10°F〜20°F(−12.22〜−6.67℃)の温
度にて濾過して、油分を更に低下させることによってリパルピングすることもで
きる。溶剤脱ロウを伴う脱油操作は、米国特許第3,729,414号に開示され
ている。
幾つかの典型的ワックスの組成を下記表1に示す。
典型的な脱油ワックスフィードは、以下の表2に示すような組成を有する。こ
の脱油ワックスはアラブライト原油から得られる300SUS(65cST)ニュートラ
ル油の溶媒(MEK)脱ロウによって得られる。
第1段階水素化処理−水素化分解
ワックス性フィードを、2つの工程が共に水素の存在下で行われる2工程の水
素化分解−水素異性化に付する。第1工程では、無定形二元機能触媒を使用し、
フィード中の低品質芳香族炭化水素成分の飽和及び開環を促進して、よりパラフ
ィン性の水素化分解生成物を生成させる。この段階は、芳香族炭化水素の飽和に
有利となるように高圧下で行われる。しかし、芳香族物質の開環及び飽和により
得られる生成物並びにフィードのパラフィン性成分の分解が最小となるように、
転
化率は比較的低いレベルに保たれる。これらのプロセスの目的に合うように、第
1段階における水素圧は、少なくとも800psig(約5620kPaa(絶対圧))であ
り、通常は1000〜3000psig(約7000〜20785kPaa(絶対圧))の範
囲である。高いレベルの芳香族炭化水素の飽和を行うために、通常は少なくとも
1500psig(10435kPaa(絶対圧))の水素分圧が最も良好であり、大部分の
高圧装置については1500〜2500psig(10435〜17340kPaa(絶対
圧))の範囲の圧力が適している。少なくとも約1000SCF/Bbl(約180n.l.l- 1
)、好ましくは5000〜10000SCF/Bbl(約900〜1800n.l.l-1)
の水素循環流量が適している。
本発明の方法のこの段階において、フィードの、潤滑油沸点範囲以下の沸点を
有する生成物、一般に650°F−(約345℃−)生成物への転化率は、フィ
ード原料の30重量%以下に制限され、プロセスの第2段階のためのフィードを
製造しながらプロセスに特徴的な所望の高い単流収率を保つために、通常はフィ
ードの30重量%を越えることはない。最終生成物が150又はそれ以上の所望
の粘度指数を有するためには、第1段階生成物についての初期粘度指数は少なく
とも約130であることが一般に望ましい。この理由から、実際の転化率はフィ
ード原料の品質に依存する。転化率はこの段階で温度を調節することによって所
望の値に保つことができ、温度は、通常は700〜800°F(約371〜43
0℃)、より通常は650〜750°F(345〜400℃)の範囲である。過
酷度を調節するために空間速度を変化させてもよいが、そうすることは系の機械
的拘束の観点から実際にはあまり一般的ではない。
所望の転化率を達成するために選択される正確な温度は、触媒及びフィードの
性質に依存し、フィードから低品質芳香族炭化水素成分を除去する必要性の程度
にも依存する。一般に、芳香族性が通常は最高で約30%までであるようなより
芳香族性のフィードを処理するためには、よりパラフィン性のフィード、例えば
本発明の脱油ワックスフィードを処理する場合よりも、高い過酷度条件が必要で
ある。従って、この工程の目的が、所望のパラフィン性成分が潤滑油沸点範囲以
下の沸点の物質へ転化されることを最小にしながら、望ましくない低品質芳香族
炭化水素成分を水素化分解によって、除去することである場合は、所望の生成物
特性を達成するように第1段階で必要とされる操作温度に達するために、フィー
ドの性質を、選択する触媒の活性に関連させる必要がある。この段階において所
望の過酷度を達成するために、温度を空間速度と関係させることもできるが、実
際的な理由から、空間速度は、機械的及びその他の拘束要件、例えば圧力降下を
最小にすることに対応させて、通常は一定の値に保たれる。一般に、空間速度は
、1時間当たり0.25〜2LHSV、通常は0.5〜1.5LHSVである。
第1段階の操作の特徴は、二元機能潤滑油水素化分解触媒を使用することであ
る。この種の触媒は、フィードから低品質芳香族炭化水素成分を除去するために
、芳香族炭化水素の水素化分解反応に対して高い選択性を有するものである。一
般に、これらの触媒には、所望の芳香族炭化水素の飽和を促進する金属成分が含
まれ、鉄族(第VIII族)からの1種の金属と第VIB族からの1種の金属とを組み
合わせた卑金属の組合せが通常用いられる。従って、モリブデン又はタングステ
ンと組み合わせて、卑金属、例えばニッケル又はコバルトを使用する。所望の芳
香族炭化水素の水素化分解反応の促進に非常に有効であることが見出されている
ので、好ましい組み合わせはニッケル/タングステンである。硫黄の不存在下で
良好な水素化活性を有するので、貴金属、例えば白金又はパラジウムを使用する
ことができるが、通常は好ましいことではない。触媒上に存在する金属の量は、
この種の潤滑剤水素化分解触媒については常套のとおりであり、一般に、触媒の
全重量基準で、第VIII族金属は1〜10重量%の範囲であり、第VI族金属は10
〜30重量%の範囲である。卑金属、例えばニッケル又はコバルトに代えて、貴
金属成分、例えば白金又はパラジウムを使用する場合、これら貴金属の高い水素
化活性を考慮して、比較的少ない量、一般に約0.5〜5重量%で充分である。
金属の組み込みは、多孔性担体を所望の寸法の粒子に形成した後に含浸を含む適
当な方法によって、又は焼成前に担体物質のゲルに添加することによって行うこ
とができる。ゲルへの添加は、比較的多量の金属成分、例えば第VIII族金属を1
0重量%以上及び第VI族金属を約20重量%以上添加するような場合に、好まし
い技術である。これらの技術は、常套のものであり、潤滑剤水素化分解触媒の製
造のために用い
られる。
触媒の金属成分は、多孔質で無定形の金属酸化物担体上に担持され、この目的
にはアルミナが好ましいが、シリカ−アルミナを用いることもできる。他の金属
酸化物成分が担体中に存在してよいが、それらの存在はあまり好ましいことでは
ない。潤滑剤水素化分解触媒の要求に適合すべく、担体は、所望の水素化分解反
応が起こる触媒内部の孔構造に高沸点フィードの比較的嵩高い成分が侵入するの
を許容するのに適するような孔寸法及び分布を有する。そのために、触媒は、通
常は約50Åの最小孔寸法を有しており、即ち、50Å以下の孔寸法を有する孔
は約5%程度であって、大部分の孔が50〜400Åの孔寸法(400Åを越え
る孔寸法を有するものは5%以下)を有しており、好ましくは孔の約30%以下
が200〜400Åの孔寸法を有する。第1段階に適する好適な触媒は、孔の少
なくとも60%が50〜200Åの範囲の孔寸法を有する。第1段階で使用する
のに適する幾つかの典型的な潤滑剤水素化分解触媒(LHDC)の孔寸法分布及
び他の特性を、以下の表3に示す。
所望の転化率を達成するために、必要な場合には、触媒をフッ素によって促進
することができ、これは、触媒の調製の際に触媒にフッ素を組み込むことによっ
ても、或いはフィードに添加されたフッ素化合物の存在下で水素化分解すること
によっても行える。この操作は、粗ロウフィードの処理には通常必要とはされな
いが、上述のように、高いレベルの転化率が必要とされるペトロラタムフィード
の場合には、水素化分解の過程で、高温の使用と共に、ハロゲン化触媒を使用す
ることが必要とされることがある。フッ素化合物は、触媒の調製の際に、適当な
フッ素化合物、例えば、フッ化アンモニウム(NH4F)又は重フッ化アンモニ
ウム(NH4F・HF)を含浸させることによって触媒に組み込むことができる
。これらのフッ素化合物のうちでは、後者が好ましい。フッ素元素を含む触媒に
使用するフッ素の量は、触媒の全重量基準で、好ましくは約1〜10重量%、通
常は約2〜6重量%である。フッ素の組込みは、触媒の調製の際に、金属酸化物
担体のゲルにフッ素化合物を添加することによっても、或いはゲルを乾燥又は焼
成して触媒粒子を形成した後に含浸させることによっても行える。上述のように
、触媒が比較的多量のフッ素及び多量の金属を含有する場合は、ゲルを乾燥又は
焼成して最終的な触媒粒子を形成する前に、金属酸化物ゲルに金属及びフッ素化
合物を組み込むことが好ましい。
操作のこの段階では、触媒上を通過するストリームにフッ素化合物を加えるそ
の場で(in situ)のフッ素化によって、触媒活性を所望レベルに保つことがで
きる。フッ素化合物は、連続的に又は断続的にフィードに添加してもよいし、或
いは、実際に水素化分解を開始する前に触媒のフッ素含量を増大させるために、
フィードの不存在下、例えば水素ストリーム中で、触媒上をフッ素化合物が通過
するようにする初期活性化工程を行うこともできる。このようなその場での触媒
のフッ素化は、操作前に約1〜10%フッ素のフッ素含量を導くように行うこと
が好ましく、その後、所望の活性を保つのに充分な維持レベルまでフッ素を減少
させることもできる。その場でのフッ素化に適する化合物は、オルトフルオロト
ルエン及びジフルオロエタンである。
触媒上に存在する金属は、その硫化物形態で使用することが好ましく、そのた
め、水素化分解の開始前に、触媒の予備硫化を行うことができる。硫化は確立さ
れた技術であり、典型的には水素の存在下で、触媒を硫黄含有ガスに接触させる
ことによって行われる。この目的には、水素と、硫化水素、二硫化炭素又はメル
カプタン(例えば、ブチルメルカプタン)との混合物が常套である。予備硫化は
、触媒を、水素及び硫黄含有炭化水素油、例えばサワー灯油又は軽油に接触させ
ることによって行うこともできる。
フィードは、パラフィン性が高いので、ヘテロ原子含量は低く、従って、フィ
ードは、予備的水素化処理の必要なく、第1工程に直接に導入してよい。水素異性化
プロセスの第1段階の過程で、フィードの低品質で比較的芳香族性の成分は、
水素化分解によって、飽和又は開環を受け、パラフィン性が相対的に高い物質へ
転化される。本発明の方法のこの段階においてストリーム中に存在するパラフィ
ン性物質は、良好な粘度指数特性を有するが、それらがパラフィン性である結果
として比較的高い流動点を有する。本発明の方法の第2段階の目的は、パラフィ
ン性成分を、良好な粘度指数特性を保ちながら、より低い流動点をも有するイソ
パラフィン性成分へと選択的に異性化することである。これによって、水素異性
化に続いて過剰な程度の脱ロウを要することなく、最終生成物が有すべき流動点
を達成することができる。低品質の芳香族炭化水素成分は最初の水素化分解工程
で除かれているので、操作の第2段階において芳香族炭化水素の飽和を著しい程
度で行う必要はなく、従って、比較的低い圧力、一般に、約200〜1000ps
ig(約1480〜7000kPaa)の範囲の圧力で実施することができるが、約4
00〜1000psig(約2860〜7000kPaa)の範囲の圧力が典型的である
。操作の低圧モードでは、第2段階を、少なくとも200psig(約1480kPaa
)の水素分圧で操作することが好ましい。
操作の別のモードは、第2段階においてより高い水素圧、一般に、1000ps
ig(約7000kPaa)以上の水素圧で行われる。この操作のモードは、第2段階
を、その入口圧が第1段階の出口圧にほぼ等しくなるように、第1段階とカスケ
ード式に操作することができるので、好ましい。
従って、操作の好ましいモードにおいて、第2段階は、低圧モードの400〜
1000psig(2860〜7000kPaa)の水素分圧で、或いは高圧モードの1
500〜2500psig(10435〜17340kPaa)の水素分圧で操作される
ことになる。水素循環流量は、第1段階において使用される流量に匹敵する。
第2工程において使用される触媒は、ワックス性である直鎖状又はほぼ直鎖状
のパラフィンを、低ワックス性のイソパラフィン系生成物に異性化するのに高い
選択性を有する触媒である。この種の触媒は、比較的低い酸性度を有する大きな
孔寸法の多孔性担体上に金属成分を含んでなるものであって、二元機能の性質を
有する。操作のこの段階において、沸点が潤滑剤沸点範囲を外れる生成物への転
化を減少するために、酸性度は低いレベルに保たれる。一般に、30以下のアル
ファ値が用いられ、好ましい値は20以下である。
アルファ値は触媒の接触分解活性を標準触媒と比較して示す概略値である。ア
ルファ値の試験によって、アルファ値を1(速度定数=0.016/秒)と定め
る標準触媒に対する試験触媒の相対速度定数(単位時間当たり単位触媒体積当た
りのn−ヘキサン転化速度)が与えられる。アルファ試験は、米国特許第3,3
54,078号及びジャーナル・オブ・キャタリシス(Journal of Catalysis)、
第4巻、527頁(1965年)、第6巻、278頁(1966年)及び第61巻
、395頁(1980年)に記載されており、試験の説明についてはこれらの文
献を参照できる。本明細書において示すアルファ値を求めるために用いる試験の
実験条件は、ジャーナル・オブ・キャタリシス、第61巻、395頁(1980
年)に詳細に説明されている可変流量及び538℃の恒温を含む。本発明の方法
のこの段階で使用される二元機能触媒について、アルファ値は金属成分の不存在
下で求められる。
パラフィンの水素異性化用の担体物質はゼオライトベータであって、これはパ
ラフィンの分解を最小にし、パラフィンの異性化を最大にするのに必要な低いレ
ベルの酸性活性を有する形態の、高ケイ質ゼオライトである。ゼオライトにおい
て低い酸性度の値は、充分に高いシリカ/アルミナ比をゼオライトに用いること
によって得られ、これは、適当な組成でゼオライトを直接合成することによって
も、或いは水蒸気処理又は脱アルミニウム操作、例えば酸抽出によっても達成す
ることができる。アルミニウム以外の金属の同形置換を用いて、低い固有酸性度
を有するゼオライトを調製することもできる。別法では、ゼオライトをアルカリ
金属カチオン交換に付して、所望の低い酸性度レベルにすることもできるが、こ
れは、アルミニウム以外の骨格元素を含むゼオライトを使用ことよりも好ましい
ものではない。
ゼオライトベータは好ましい担体であるが、それは、米国特許第4,419,2
20号に記載されているように、芳香族炭化水素の存在下で、パラフィン異性化
に対して優れた活性を有することが見出されているためである。低酸性度形態の
ゼオライトベータは、高ケイ質形態のゼオライト、例えばシリカ−アルミナ比が
約50:1を越えるゼオライトを合成することによって、又はより容易な方法と
して、より低いシリカ−アルミナ比のゼオライトを所望の酸性度レベルまで水蒸
気処理することによって得ることができる。別の方法は、ゼオライトの骨格アル
ミニウムの一部を、ゼオライト中の酸性活性レベルを本質的に低いレベルとする
他の三価元素、例えばホウ素と交換することによるものである。この種の好まし
いゼオライトは、骨格ホウ素を含むものであって、通常は少なくとも0.1重量
%、好ましくは少なくとも0.5重量%の骨格ホウ素がゼオライトに含まれる。
この種のゼオライトにおいて、骨格は、主として、四面体配位され、酸素の橋か
けによって相互に接続されたケイ素からなる。少量の元素(アルミノシリケート
ゼオライトベータの場合にはアルミナ)も配位され、骨格の一部を形成する。ゼ
オライトは、構造の孔の中にも物質を含むが、これらはゼオライトの特徴的構造
を構成する骨格の一部とはならない。「骨格」ホウ素という用語は、孔内に存在
しており、ゼオライトのイオン交換能全体に影響を及ぼさない物質から、ゼオラ
イトのイオン交換能に寄与することによって確認されるゼオライト骨格中の物質
を区別するために用いられる。
骨格ホウ素を含む高シリカ含量ゼオライトを調製する方法は既知であって、例
えば米国特許第4,269,813号に記載されており、骨格ホウ素を含むゼオラ
イトベータの調製方法は米国特許第4,672,049号に開示されている。それ
らに記載されているように、ゼオライトに含まれるホウ素の量は、ゼオライト生
成溶液中に種々の量でホウ酸イオンを含ませることによって、例えば、シリカと
アルミナの量に対して種々の量のホウ酸を用いることによって変化させることが
できる。ゼオライトを製造できる方法に関する説明として、これらの開示内容を
参照できる。
低酸性度ゼオライトベータ触媒において、ゼオライトは少なくとも0.1重量
%の骨格ホウ素、好ましくは少なくとも0.5重量%のホウ素を含むべきである
。通常、ホウ素の最大量はゼオライトの約5重量%であり、多くの場合にはゼオ
ライトの2重量%以下である。骨格は、通常はある程度のアルミナを含み、ゼオ
ライトの合成時の条件においてシリカ:アルミナ比は通常、少なくとも30:1
である。好ましいゼオライトベータ触媒は、少なくとも1重量%のホウ素を(B2
O3として)含む最初にホウ素を含有しているゼオライトを水蒸気処理すること
によって得られ、30以下、好ましくは20以下の最終的なアルファ値が得られ
る。
水蒸気処理条件は、最終的な触媒において望ましいアルファ値が達成されるよ
うに調節すべきであり、一般に、約800〜約1300°F(約427〜約70
4℃)の温度にて、100%水蒸気の雰囲気を利用する。通常、水蒸気処理は、
所望の程度で酸性度の低下を得るために、約12〜91時間、一般に約24時間
行う。ゼオライトの酸活性を低下させるために水蒸気処理を用いることは、特に
有利であって、合成した条件において同等の酸性度を有するゼオライトを用いて
も達成されないような結果が得られることが見出されている。これらの結果は、
水蒸気処理操作中に、完全に解明されてはいない機構により、骨格から除去され
る三価金属が存在することに起因し、そのことによってゼオライトの作用が向上
すると考えられる。
ゼオライトは最終的触媒を形成するためにマトリックス材料と複合化され、こ
の目的のためには、マトリックスを形成した触媒に実質的な程度で酸性活性を付
与しないことを条件として、常套の非酸性マトリックス材料、例えばアルミナ、
シリカ−アルミナ及びシリカが好適であり、非酸性バインダーとしてのシリカが
好ましいとされるが、非酸性アルミナ、例えばアルファベーマイト(アルファア
ルミナ一水和物)を用いることもできる。アルミナは、非酸性の性質を有するも
のであるとしても、水熱反応条件下でゼオライトと反応して、酸性度を上昇させ
る傾向があるので、バインダーとしてはシリカを用いることが好ましい。ゼオラ
イトのマトリックスとの複合化は、通常、ゼオライト:マトリックスの重量比で
80:20〜20:80、一般に80:20〜50:50で行われる。複合化は
、材料を一緒に混練し、続いてペレット化する押出しにより所望の最終触媒粒子
とすることを含む常套の手段によって行うことができる。ゼオライトをバインダ
ーとしてのシリカと一緒に押し出すための好ましい方法は、米国特許第4,58
2,815号に開示されている。所望の低い酸性度を達成するために触媒を水蒸
気処理する場合、その操作は、常套のようにして触媒をバインダーに組み合わせ
た後に実施する。
第2工程触媒は、水素化一脱水素化成分が介在することを必要とし、不飽和遷
移種を介して進行する所望の水素異性化反応を促進するために、金属成分も含有
する。触媒の異性化活性を最大にするためには、強い水素化機能を有する金属が
好ましく、それ故、白金及び他の貴金属、例えばパラジウムが好ましいとされる
。貴金属水素化成分の量は、一般に、触媒全体の0.5〜5重量%、通常は0.5
〜2重量%である。触媒に白金を組込むには、白金カチオン錯体、例えば白金テ
トラアンミンによるイオン交換、又は可溶性白金化合物、例えば白金のテトラア
ンミン塩、例えばテトラアンミン白金塩化物の溶液により含浸させることを等含
む常套の技術を用いることができる。貴金属を酸化物の形態に転化させ、及び所
望の機械的強度を触媒に付与するために、触媒を常套の条件下で最終焼成に付す
ることができる。第1段階の触媒について既に説明したように、使用前に触媒を
予備硫化に付することもできる。
第2段階の目的は、第1段階流出物中のワックス性の直鎖及びほぼ直鎖状のパ
ラフィン性成分を、ワックス性はより低いが粘度指数は高く、比較的低い流動点
を有するイソパラフィン性物質に異性化することである。従って、第2工程の条
件は、非潤滑油沸点範囲生成物(通常、650°F−(345℃−)物質)への
転化を最小にしながら、この目的を達成するように調節される。この工程におい
て使用する触媒は酸性度が低いので、沸点のより低い生成物への転化は通常は比
較的低レベルであり、過酷度を適当に選択することによって、第2段階の操作が
分解よりも異性化に最適となるようにすることができる。アルファ値が5以下の
Pt/ゼオライトベータ触媒を用いて、常套の空間速度が約1である場合、第2
段階における温度は一般に、約550〜650°F(約290〜370℃)の範
囲であり、650°F+での転化率は一般に、第2段階フィードの約10〜30
重量%、より通常は12〜20重量%である。尤も、この範囲外の温度、例えば
、約500°F(260℃)程度から約750°F(約400℃)までの温度を
使用することもできるが、より高い温度は通常はあまり好ましくない。それは、
より高い温度では、操作温度がより高まると水素化反応の熱力学的な有利さの程
度はより低下して、異性化選択性がより低くなり、安定性の劣る潤滑油生成物が
生成する結果を伴うためである。高圧モードにおいて高い水素圧を用いることに
起因して活性が向上するので、第2段階の温度は低圧操作に適する温度よりも多
少低くてもよく、低圧モードのこの操作段階について600〜700°F(約3
15〜370℃)の範囲が好ましいのに比べて、高圧モードでは550〜700
°F(約290〜370℃)の温度が好ましいとされる。空間速度は0.5〜2
LHSV(hr-1)の範囲が一般的であるが、多くの場合には約1LHSVの空間
速度が最も有利である。水素循環流量は、上述のような第1段階で用いる流量と
ほぼ同様であるが、この方法のこの第2段階では水素収支に近い結果としてあま
り水素の消費がないので、適する場合には、より低い循環流量を用いることもで
きる。カスケード式の操作モードでは、第1段階からの過剰の水素も第2段階操
作に適することが見出されるであろう。
本発明の特に有利な点は、操作スキーム全体で行うべき機能の分離が可能とな
ることである。第1段階では、比較的高い温度及び高い圧力条件下において、飽
和及び開環のプロセスによって、望ましくない低粘度指数成分を除去する。対照
的に、第2段階は、生成物中のイソパラフィン含量を最大にすることを目的とし
ており、低粘度指数物質は第1段階において処理されているので、パラフィン性
物質の選択的異性化を行うのに最適となるようにすることができる。パラフィン
異性化に好適である低い温度条件は、上述のように分解反応を制限するが、分解
反応によって、特に触媒上の高活性の水素化成分の存在下で生成し得る潤滑油範
囲のオレフィンを飽和するのに熱力学的に好適である。このようにして、第2段
階は、生成物の水素化仕上げに効果的でもあり、その結果、生成物の安定性、特
に、従来の水素化分解潤滑油生成物においてしばしば満たされていなかった性質
である紫外線照射に対する安定性が向上する。第2段階を高い水素分圧、例えば
約1000psig(約7000kPaa)以上の分圧で行う場合に、水素化仕上げは特
に有効である。従って、方法の機能的に分離された2つの工程において最適に処
理されることによって生じる不飽和物の含量は、芳香族炭化水素及び潤滑油範囲
オレフィンのいずれも低くなっているので、所望の目標流動点を達成するために
は、異性化生成物を単に最終的脱ロウ工程に付すればよく、更なる仕上げ工程を
必要としない。従って、生成物は、最終的な精留に付して低沸点物質を除去した
後、生成物に目標の流動点を達成するために最終的な脱ロウ工程に付することが
できる。脱ロウ
所望の生成物の流動点を達成するためには最終脱ロウ工程が通常は必要である
が、必要とされる脱ロウの程度が比較的小さいことが本発明の方法の注目すべき
特徴である。一般に、最終的脱ロウ工程間での損失は、脱ロウ装置フィードの1
5〜20重量%を越えず、それ以下であることもある。ここで、接触脱ロウ又は
溶剤脱ロウのいずれを採用することもでき、溶剤脱ロウ装置を用いる場合には、
分離したワックスを、方法の第1段階又は第2段階にリサイクルして、更に処理
することもできる。溶剤脱ロウにおいて分離されたワックスはパラフィン性が高
いので、適する場合、例えば、第2段階を比較的低い圧力で操作するような態様
では、第2段階へ直接にリサイクルすることができる。
好ましい接触脱ロウプロセスは、中間孔寸法ゼオライト、例えばZSM−5を
使用するが、最も好ましい脱ロウ触媒は、拘束の程度が高い中間孔寸法ゼオライ
ト、例えばZSM−22、ZSM−23又はZSM−35をベースとする。これ
らのゼオライトは、高い選択性の脱ロウをもたらし、低い流動点及び高い粘度指
数の脱ロウ生成物を生じることが見出されている。これらのゼオライトを使用す
る脱ロウ法は、米国特許第4,222,855号に記載されている。本発明におい
て使用することが好ましいゼオライトは、米国特許第4,222,855号に記載
されているのと同様にして、即ち、該特許に記載されているような規定された収
着特性を有する結果をもたらす孔開口を有するゼオライトであるという特徴付け
をすることができる。その特性とは、即ち、(1)(収着を、n−ヘキサンにつ
いては50℃及びo−キシレンについては80℃の温度で、0.1のP/Poに
て測定して、)容量%基準で、n−ヘキサン対o−キシレンの収着比が約3以上
であること、及び(2)1000°F及び1気圧にて、(1000°Fの温度に
て測定される速度定数の比k3MP/kDMBを約2以上として、)n−ヘキサン/3
−メチルペンタン/2,3−ジメチルブタンの1/1/1重量比混合物から、2
つの分枝を有する2,3−ジメチルブタン(DMB)に優先して、3−メチルペ
ンタン(3MP)を選択的に分解する性能を有することである。「P/Po」は
、例えば、ジェイ・エイチ・デボール(J.H.deBoer)による「ザ・ダイナミッ
ク・キャラクター・オブ・アドソープション(The Dynamic Character of Adsorp
tion)」(第2版、オックスフォード・ユニバーシティー・プレス(1968年))
などの文献に記載されているような通常の意味と同じ意味であり、収着の温度に
おける収着質の分圧/収着質の蒸気圧の比として規定される相対的圧力である。
速度定数の比、k3MP/kDMBは、式:
k=(1/Tc)1n(1−ε)
[式中、kはそれぞれの成分の速度定数であり、Tcは接触時間であり、εはそ
れぞれの成分の転化率である。]
によって通常の方法で一次速度から求められる。
これら収着要件に合致するゼオライトには、天然のゼオライトのフェリエライ
ト、並びに既知の合成ゼオライトZSM−22、ZSM−23及びZSM−35
が含まれる。これらのゼオライトは、脱ロウプロセスにおいて使用する場合には
、少なくとも部分的に酸型又は水素型であり、金属水素化成分、好ましくは貴金
属、
例えば白金を使用することが好ましい。Pt/ZSM−23脱ロウ触媒を使用し
て、優れた結果が得られている。
ゼオライトZSM−22、ZSM−23及びZSM−35の製造及び性質は、
米国特許第4,810,357号(ZSM−22)、同第4,076,842号及び同
第4,104,151号(ZSM−23)、並びに同第4,016,245号(ZSM
−35)に記載されており、ゼオライトの説明及びその調製に関してはこれらを
参照することができる。フェリエライトは、例えば、ディ・ダブリュ・ブレック
(D.W.Breck)のゼオライト・モレキュラー・シーブズ(Zeolite Molecular Siev
es)、(ジョン・ワイリー・アンド・サンズ(1974年))の125〜127頁、
146頁、219頁及び625頁などの文献に記載されている天然の鉱物であり
、このゼオライトの説明についてはそれを参照することができる。
生成物の脱ロウ装置における要求は比較的小さい。この点に関して、本発明の
方法は、著しい脱ロウの程度が必要とされる無定形触媒のみを使用する方法より
も、著しい向上をもたらす。本発明の方法に固有の機能の分離によれば、単流転
化率は、無定形触媒を用いる方法では50%であるのに対して、より高く、一般
に約70〜80%の転化率を達成することが可能となり、従って、装置の処理量
は従来の方法と比べて著しく増大する。転化率レベルを80%以上とすることも
できるが、その結果、脱ロウ装置への装入量が減少し、同時に、生成物粘度指数
及び収率が低下し、一般に、約135以下の粘度指数を有する生成物が許容され
ない場合には、最終脱ロウ段階を完全に省略することはできないことになる。生成物
本発明の方法による生成物は、高粘度指数及び低流動点物質であり、優れた収
率で得られる。優れた粘度特性を有すること以外に、酸化及び熱の両者に対して
並びに紫外光に対しても高い安定性を有する。130〜160の範囲の粘度指数
値が一般に得られ、元のワックスフィード基準で生成物収率が約50重量%、そ
れに対応するワックス転化率がそれぞれほぼ60及び70%である場合に、14
0の粘度指数値を容易に達成することができる。潤滑油収率は続くゼオライトベ
ータによる異性化で実質的に向上する。もう1つの注目すべき本発明の方法の特
徴は、本発明に固有の限定的沸点範囲転化の結果として、生成物が所望の粘度値
を保つことであり、逆に言えば、一定の生成物粘度にてより高い収率が得られる
ことである。
現在係属中の米国特許出願第017,949号には、粗ロウの改質についての
二段階プロセス(潤滑油水素化分解/水素異性化)の利点を示す例が含まれてい
る。以下の実施例において、脱油ワックスを二段階プロセスで処理する理論を説
明する。以下の実施例において、ワックス転化率を、次のように定義する:
ワックス転化率=[(フィード中のワックス(重量%))−(溶剤脱ロウ後に残る
ワックス(重量%))]/(フィード中のワックス(重量%))実施例 実施例1
表2に示すような特性を有する低油分含量の450Nワックスを再現し、フッ
素化したNiW/アルミナ触媒を用いて、以下の条件:
LHSV(hr-1) 1
圧力(psig) 2000
H2循環(SCF/BBL) 7500
反応装置温度(°F) 700〜760(371〜404℃)
にて処理した。
全ワックス性液体生成物を650°F+まで蒸留し、その後、溶剤脱ロウして
、収率は低いが、優れた粘度指数を有する潤滑油が得られた。これらのデータを
表4に示す。
実施例2
潤滑油収率の向上のため、水素化分解工程からの全液体生成物(上記の実施例
1での転化率14重量%の試料)を、低酸性度Pt/[B]ゼオライトベータ触媒
で処理して、未転化のワックスの大部分を、本質的に全てがイソパラフィンであ
る非常に高い品質及び非常に高い粘度指数の潤滑油へ効率的に水素異性化するこ
とによって、更なる品質向上及び水素異性化を行った。ワックス性の液体生成物
全体を、400psig、2500SCFB水素、0.5LHSV以上の転化レベルの範囲で
、触媒上で処理した。続いて、液体生成物全体を呼称700°F+カットポイン
トまで蒸留した。その後、ワックス性残油を溶剤脱ロウすると、向上した潤滑油
収率を有する潤滑油が得られた。表5にこれらの実験の結果を示す。
図1は、実施例1の1工程プロセスと比較して、本発明の方法にて得られるワッ
クス転化率に対する収率の向上を示すグラフである。図2も、実施例1の1工程
プロセスと比較して、粘度指数が多少とも向上することを示している。図3は、
水素化分解のみの場合と比べて、高ワックス転化率にて動粘度が好ましく保たれ
ることを示している。実施例3
実施例2からの0−20°F(−17.78〜−6.67℃)流動点試料を、形
状選択性触媒系、例えばZSM−5、ZSM−23又はZSM−35により接触
脱ロウすることによって、90重量%以上のパラフィン含量を有する−40°F
以下の(−40℃)流動点基油物質を生成するように品質向上させることができ
る。同様に非常に高い品質を有するが、パラフィン含量の低い物質(油分含量3
5%の粗ロウの水素化分解により得られる潤滑油)について、これらの触媒を用
いて流動点を降下させる実験について、以下の表6に示す。
これらの結果は、脱ロウ触媒によって、流動点を−40°F(−40℃)に低
下させながら、粘度指数を約7〜13低下させ;パラフィン含量は、100℃に
おける動粘度と同様に、流動点の低下によって影響を受けなかったことを示して
いる。低流動点脱ロウについて粘度指数値が13低下した実施例2の潤滑油物質
によれば、非常に高いパラフィン含量で、143程度までの粘度指数及び非常に
低い流動点を有する物質を製造することができ、それによってPAO(ポリアル
フォオレフィン)(表7)と同様の粘度特性の生成物を生成し得る。この物質は
、1−デセンのオリゴマー化によって生成する。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
C10G 70/06 C10G 70/06
C10M 101/02 C10M 101/02
C10N 30:02 B01J 29/78 M
B01J 29/78
(72)発明者 マゾーン,ドミニク・ニコラス
アメリカ合衆国08090−1734 ニュージャ
ージー州 ウエノナ、ノース・モンロー・
アベニュー10番
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.少なくとも80重量%のワックス含量を有する、鉱油起源の炭化水素フィ ードから、少なくとも130の粘度指数を有する高粘度指数潤滑剤を製造する方 法であって、 (i)該フィードを、少なくとも800psig(5617kPaa)の水素分圧にて 、酸性無定形多孔質担体物質上に金属水素化成分を含んでなる二元機能潤滑油水 素化分解触媒によって水素化分解して、フィードを潤滑油沸点範囲外で沸騰する 生成物へ転化する転化率が高くとも50重量%となる結果がもたらされる過酷度 にて、フィード中に存在する芳香族炭化水素成分を水素化分解する工程、及び (ii)ゼオライトベータを含む多孔質担体物質上に貴金属水素化成分を含んで なり、20を越えないアルファ値を有する低酸性度異性化触媒の存在下で、水素 化分解工程からの流出物中に存在するワックス性パラフィンを異性化して、ワッ クス性パラフィンをよりワックス性の低いイソパラフィンに異性化する工程を含 んでなる方法。 2.潤滑剤が、140〜170の範囲の粘度指数を有する請求の範囲1記載の 方法。 3.粘度指数の好適な範囲が155〜160である請求の範囲2記載の方法。 4.フィードが、少なくとも90重量%のワックス含量を有する脱油ワックス である請求の範囲1記載の方法。 5.水素化分解工程の触媒が、金属成分として、少なくとも1種の周期表の第 VIII族金属及び少なくとも1種の第VI族金属を含む請求の範囲1記載の方法。 6.第VIII族金属が、Ni、Co、Pt及びPdからなる群から選ばれる請求 の範囲5記載の方法。 7.第VI族金属が、W及びMoからなる群から選ばれる請求の範囲5記載の方 法。 8.水素化分解触媒が、酸性担持物質としてアルミナを含んでなる請求の範囲 5記載の方法。 9.潤滑油水素化分解触媒が、フッ素化された潤滑油水素化分解触媒である請 求の範囲1記載の方法。 10.水素化分解触媒が、1〜10重量%フッ素のフッ素含量まで予備フッ素 化された予備フッ素化潤滑油水素化分解触媒である請求の範囲9記載の方法。 11.650°F−(343℃−)までの水素化分解工程の間での転化率がフ ィードの10〜30重量%である請求の範囲1記載の方法。 12.異性化触媒が、10を越えないアルファ値を有するゼオライトベータ異 性化触媒を含む請求の範囲1記載の方法。 13.異性化触媒が、5を越えないアルファ値を有するゼオライトベータ異性 化触媒を含む請求の範囲12記載の方法。 14.異性化触媒がホウ素含有ゼオライトベータ異性化触媒を含んでなり、ホ ウ素はゼオライトベータの骨格成分として存在する請求の範囲12記載の方法。 15.異性化触媒がゼオライトベータの骨格成分としてホウ素を含有するホウ 素含有ゼオライトベータ及びマトリックスを含む担体上に、0.5〜2重量%の 白金を含む請求の範囲14記載の方法。 16.水素の存在下、少なくとも200psig(1480kPaa)の圧力にて異性 化工程を行う請求の範囲1記載の方法。 17.水素の存在下、異性化工程へのフィード基準で、30重量%を越えない 650°F−(343℃−)生成物への転化率にて、異性化工程を行う請求の範 囲1記載の方法。 18.650°F(343℃)を越えない温度にて異性化工程を行う請求の範 囲17記載の方法。 19.少なくとも80重量%のワックス含量を有する石油ワックスフィードか ら、少なくとも130の粘度指数を有する高粘度指数潤滑剤を製造する方法であ って、 (i)無定形多孔質アルミナ担体上に、少なくとも1種の周期表第VI族金属及 び少なくとも1種の周期表第VIII族金属の金属水素化成分を含んでなる水素化分 解触媒の存在下、少なくとも650°F(343℃)の温度、及び石油ワックス フィード基準で30重量%を越えない650°F−(343℃−)生成物への転 化率 をもたらす過酷度にて、少なくとも1000psigの圧力の水素の存在下で、水素 化分解工程において石油ワックスフィードを水素化分解する工程、並びに (ii)550〜700°Fの温度にて少なくとも1000psigの水素分圧での 水素の存在下、及びゼオライトの骨格成分としてホウ素を含有するホウ素含有ゼ オライトベータを含み、10を越えないアルファ値を有する低酸性度担体上に、 貴金属水素化成分を含んでなるパラフィン異性化触媒の存在下で、水素化分解工 程の生成物を水素異性化し、少なくとも130の粘度指数を有する生成物を製造 する方法。 20.フィードが、少なくとも90重量%のワックス含量を有する脱油ワック スである請求の範囲19記載の方法。 21.粘度指数が140〜170の範囲である請求の範囲19記載の方法。 22.粘度指数の好適な範囲が155〜160である請求の範囲19記載の方 法。 23.水素化分解工程からの流出物を、水素異性化工程へ直接カスケードする 請求の範囲19記載の方法。 24.石油ワックスフィード基準で、水素化分解工程における650°F+転 化率が10〜30重量%である請求の範囲19記載の方法。 25.水素化分解工程を1500〜2500psig(10433.5〜1733 8kPaa)の水素分圧にて行う請求の範囲23記載の方法。 26.水素化分解触媒がフッ素化水素化分解触媒である請求の範囲19記載の 方法。 27.水素異性化触媒のアルファ値が5を越えない請求の範囲19記載の方法 。 28.異性化触媒が、ゼオライトの骨格成分としてホウ素を含有する水蒸気処 理pt/ゼオライトベータ触媒を含んでなり、触媒の全重量基準で0.5〜1.5 重量%の白金含量及び20を越えないアルファ値を有する請求の範囲19記載の 方法。 29.異性化工程を、600°F(316℃)〜650°F(343℃)の温 度で行う請求の範囲19記載の方法。 30.異性化工程における650°F−(343℃−)転化率が、異性化工程 へのフィード基準で、10〜20重量%である請求の範囲19記載の方法。 31.水素異性化生成物を脱ロウに付して、脱ロウ工程における損失を20重 量%以下として、目標の流動点を達成する請求の範囲19記載の方法。 32.少なくとも80重量%のワックス含量を有する石油ワックスフィードか ら、少なくとも130の粘度指数を有する高粘度指数潤滑剤を製造する方法であ って、 (i)無定形、多孔質アルミナ担体上に、少なくとも1種の周期表第VI族金属 及び少なくとも1種の周期表第VIII族金属の金属水素化成分を含んでなる水素化 分解触媒の存在下、少なくとも650°F(343℃)の温度、及び石油ワック スフィード基準で、30重量%を越えない650°F−(343℃−)生成物へ の転化率をもたらす過酷度にて、少なくとも1000psigの圧力の水素の存在下 で、水素化分解工程において石油ワックスフィードを水素化分解する工程、並び に (ii)600〜700°F(315〜371℃)の温度にて200〜1000 psig(1480〜6996Pkpaa)の水素分圧での水素の存在下、及びゼオライ トの骨格成分としてホウ素を含有するホウ素含有ゼオライトベータを含み、10 を越えないアルファ値を有する低酸性度担体上に、貴金属水素化成分を含んでな るパラフィン異性化触媒の存在下で、水素化分解工程の生成物を水素異性化し、 少なくとも140の粘度指数を有する生成物を製造する方法。 33.フィードが、少なくとも90重量%のワックス含量を有する脱油ワック スである請求の範囲32記載の方法。 34.潤滑剤が、140〜170の範囲の粘度指数を有する請求の範囲32記 載の方法。 35.粘度指数の好適な範囲が155〜160である請求の範囲34記載の方 法。 36.石油ワックスフィード基準で、水素化分解工程における650°F+転 化率が10〜30重量%である請求の範囲32記載の方法。 37.水素化分解工程を1500〜2500psig(10433.5〜1733 8kPaa)の水素分圧にて行う請求の範囲32記載の方法。 38.水素化分解触媒がフッ素化した水素化分解触媒である請求の範囲32記 載の方法。 39.水素異性化触媒のアルファ値が5を越えない請求の範囲32記載の方法 。 40.異性化触媒が、ゼオライトの骨格成分としてホウ素を含有する水蒸気処 理Pt/ゼオライトベータ触媒を含んでなり、触媒の全重量基準で0.5〜1.5 重量%の白金含量及び5を越えないアルファ値を有する請求の範囲32記載の方 法。 41.異性化工程を600〜650°F(316〜343℃)の温度で行う請 求の範囲32記載の方法。 42.異性化工程における650°F−(343℃−)転化率が、異性化工程 へのフィード基準で、10〜20重量%である請求の範囲32記載の方法。 43.水素異性化生成物を脱ロウに付して、脱ロウ工程における損失を20重 量%以下として、目標の流動点を達成する請求の範囲32記載の方法。
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