【発明の詳細な説明】
名称 缶体製造装置のラムのワイピングユニット 発明の背景
この発明は、広くは、金属缶の缶体製造装置に関し、さらに詳しくは
、軸受け流体で支持される長さ方向にレシプロ運動するラムラムの前端部におけ
る治具へ供給される静水液体クーラントを混合しなくてすむ改良された構造に関
するものである。
改良されたラムとラム駆動とを有する缶の缶体製造装置に対して、1
979年11月6日にアール.エム.メインおよびイー.パラマノフへ交付され
た米国特許第4,173,138号には、比較的短寸のシリンドリカルの金属カ
ップを比較的背の高いシリンドリカルな缶体に変形し、ツーピースの飲料缶にす
る金属加工装置が記載されている。このような缶体製造装置は、静水オイルベア
リングを用いて、水平方向へ往復動されるラムを支持し、案内するようになって
いる。前記ラムのワーキングストロークにおいての前進運動の際、前記ラムは、
固定のダイセットへカップを押し込み、このカップのシリンドリカルな側壁を薄
く伸ばして、前記カップを延伸する。前記ラムの前部には、精密な治具が装着さ
れていて、この治具が前記カップの開放された後端からインサートされる。この
治具を冷却するために、液体クーラントが前記ラムの前端近くへ付与される。
代表的な例で言えば、前記クーラントは、可溶性オイルを約2%から
約4%含み、残部は水である可溶性オイル溶液である。そして、後退時に作用し
、前記ラムの駆動システムの液圧(ハイドロスタティツク)ベアリング流体と混
合する可溶性オイル溶液の量を制限する点にすべての努力が傾注されなければな
らない。即ち、前記可溶性オイル溶液は、96%から98%の水を含むものであ
るから、前記溶液がオイル状の液圧(ハイドロスタティツク)ベアリング流体と
混じり合えば、前記駆動システムの摩耗、故障の問題が大きくクローズアップさ
れてくる。また同時に、前進し、前記可溶性オイル溶液に混じり合って、該溶液
の冷却機能を妨げる液圧(ハイドロスタティツク)ベアリング流体の量を制限す
る点にも努力を傾注しなければならない。
前記液体クーラントと前記液圧(ハイドロスタティツク)ベアリング
流体とが互いに混じり合わないようにする一つの従来技術の構造は、極めて高い
圧力でラムのシリンドリカルな面に強制的に当接されるシリンドリカルのパッキ
ンまたは固定シールを含むリング状のシーリングユニットを用いるものである。
しかしながら、固定のシールと前記ラムの迅速に動くシリンドリカルな面とのイ
ンターフェースに強大な圧力が作用すること
で、前記インターフェース部分に摩擦が生じ、前記シールが高熱を帯び、シール
の摩耗が激しくなって、交換を頻繁に行わなければならなくなる。さらに、前記
シールが高熱になれば、前記ラムのトラッキングに悪影響を及ぼす。
図10は、従来技術のリングシーリングユニット11を示すもので、
このユニットは、往復動するラム12と共軸で、ラムの周側壁13を囲んでいる
。シーリングユニット11は、リング14とOリングのスプリング15とからな
る。リング14は、ほぼ矩形の断面形状のもので、その背面16には、O−スプ
リング15を納める凹部17が設けられている。このリングが前記凹部17に強
制的に嵌合されて、リング14の背面コーナー部分をインナー環状リップ18と
アウター環状リップ19とに押し広げる。シーリングユニット11を固定のマシ
ンフレーム20の環状溝部21内へ嵌合し、リップ19の外縁をフレームに押し
付け、リップ18の内縁をラム12のシリンドリカルの外面に押し付ける。比較
的強い圧力によるリップ18と面13との係合面によって、ラム12が迅速に往
復動すると、大きな摩擦が生じ、高い摩擦熱が発生する。この結果、前記シール
ユニット11は、オーバーヒートし、急速に劣化してしまう。発明の慨要
従来技術の前記問題点を解決するためには、従来技術のシーリングユ
ニットを所謂リングワイパーに代えるものであって、このワイパーは、それぞれ
が傾斜した比較的薄い環状フラップを備え、このフラップそれ自体は、比較的低
い圧力で前記ラムの外周面に当接するものである。実際に、この圧力は、低い圧
力であって、前記環状のフラップと前記ラムとのインターフェースにおける温度
の上昇を抑えて、その温度上昇によるリングワイパーの劣化がほとんど起きない
程度に低いものである。さらに、前記フラップと前記ラムとのインターフェース
部分においては、フラップの摩耗度合いが低く、長期に亙るラム動作に対して、
オイルワイパーとしての効能を長く維持できる。
したがって、この発明の主たる目的は、前記ラムの前端部の治具領域
へ進入する液圧(ハイドロスタティツク)ベアリング流体の量を減らし、さらに
、ラムの往復動の間、ラムを支持する液圧(ハイドロスタティツク)ベアリング
流体へ進入する治具冷却液体クーラントの量を減らす機能を果たす改良された構
造を備えた缶の缶体製造装置を提供することにある。
他の目的は、前記ラムの外周側面と、液圧(ハイドロスタティツク)
ベアリン
グユニットおよび液体クーラントとが混じり合わないようにする要素との間に置
ける摩擦係合力を減らす前記タイプの缶の缶体製造装置を提供することにある。
さらに他の目的は、複数の薄い環状のフラップを有し、これらが前記
ラムと軽く係合して、前記液体クーラントと前記液圧(ハイドロスタティツク)
ベアリング流体との混じり合いを防ぐリングワイパーを備えた前記タイプの缶の
缶体製造装置を提供することにある。
さらなる目的は、前記液体クーラントと前記液圧(ハイドロスタティ
ツク)ベアリング流体との混じり合いを防ぐワイピングユニットのエレメンツの
作動温度を下げ、摩耗を減らすように構成された缶体製造装置を提供することに
ある。図面の簡単な記述
図1は、液体クーラントと液圧(ハイドロスタティツク)ベアリング
流体との混じり合いを制限するための本発明の教示により構成された缶の缶体製
造装置の斜視図である。
図2と図3は、図1の矢印2−2方向における図1の缶体製造装置の
略図である。図2において、缶体製造装置のラムは、その戻りストロークを終え
た後の最後退位置にあり、図3においては、該ラムは、そのワーキングストロー
クを終えた後における最前進位置にあり、図2と図3の両図においては、前記ラ
ムの自由端または治具支持端部は、右手にある。
図4は、前記ラムを往復動させる機構の一部切断側面図である。
図5は、前記ラムとラム駆動機構との連結部分との一部切断側面図で
ある。図5において、ラムの治具支持端部は、左手にある。
図6は、前部の液圧(ハイドロスタティツク)ベアリングとラムのワ
イピングユニットの一部切断拡大側面図である。図6において、ラムの治具支持
端部は、左手にある。
図7は、図6の矢印7−7方向から見たラムのワイピングユニットの
背面図である。
図8は、図6の矢印8−8方向から見たラムのワイピングユニットの
正面図である。
図9は、主題発明の実施に用いられるリングワイパーの一つの断面斜
視図であ
る。
図10は、液圧(ハイドロスタティツク)ベアリング流体と、ラムに
支持された治具の液体クーラントとの混じり合いを制限する従来技術のシーリン
グ手段の一部の垂直断面図である。発明の詳細な記述
さて、図面、特に、図1から図5を見ると、その殆どのものは、前記
の米国特許第4,173,138号にも見い出されるものであって、そこで、こ
の特許の教示をここに参考として組み入れるものとする。
ツーピースの飲料金属缶を作る技術において知られるように、缶体製
造装置15は、供給装置17から送られるてくる底が浅い金属カップ16(図2
)の形態をしたブランクスを長細い缶体18に変形させ、これら缶体を落下させ
、送り出し装置19で受けるようになっている。この動作は、往復動する駆動機
構20を用いて行われるもので、水平に配置の中空ラム25をまずワーキングス
トロークにおいて、図2の最後退位置から図3の最前進位置へ長手方向へ動かし
、最前進位置からラム25を後退させると、ラム25は、リターンストロークと
して、図2の最後退位置へ戻る。ラムの前進方向へのワーキングストロークの間
、ラム25の前端部にある治具61は、カップ16の開放端部からカップ16内
へもぐり込み、リングダイ・アッセンブリー22内へ該カップを押し込む。この
動作で、カップまたはブランク16の側壁の直径と肉厚とが絞られて、該側壁が
延伸され、缶体18が形成される。ラムの前進、後退運動の間、ラム25は、間
隔をおいて固定の後部液圧(ハイドロスタティツク)ベアリング23および前部
液圧(ハイドロスタティツク)ベアリング24それぞれによって支持される。こ
れから説明する理由によって、ラム25は、前部ベアリング24の前部に近接し
て配置のワイピングユニット60を貫通している。
駆動機構20は、ベアリングスライドアッセンブリー35(図5)に
よって、ラム25の後端に連結している。このアッセンブリーは、駆動ロッド3
6の前端部と52においてピボット連結しており、ロッド36の後端は、駆動ア
ーム37のアッパー自由端部と51においてピボット連結していて、駆動アーム
37の下端は、ピボットセンター38(図4)においてマシンフレームに固定さ
れ、該センターを中心として揺動するようになっている。アーム37は、トラン
スファーアーム39により駆動され、該アームの一端
は、ピボット41を介してクランクアーム43と連結し、該アームの他端は、駆
動アーム37の両端部の中間ポイントに42を介してピボット連結している。ピ
ボット41は、クランクアーム43の自由端にあり、このアームは、メインシャ
フト44から放射状に伸びているもので、該シャフトによって回転されるように
キイ結合されている。大きな歯車40もメインシャフト44にキイ結合されてい
て、該シャフトと一緒に回転し、ピニオン46と噛み合っている。このピニオン
は、駆動軸47にキイ結合しており、該駆動軸は、変速機49を介して電動モー
ター48により駆動される。
缶体18がラム25と共に後退方向へ動かないようにするために、ラ
ム25の後部にある連結手段35の適当な通路を介してラム25の内部へ圧縮空
気が供給され、この圧縮空気は、治具61のフロント開放部52(図5)から缶
体18の内部へ吹き付けられ、缶体をラム25の先端から剥離される。この目的
のために、連結手段35には、連結した軸方向部56と横断部57とを有する通
路が設けてあり、横断部からは短いパイプ58が突き出ている。パイプ58から
伸びるフレキシブルホース59が缶体剥離コントロールバルブ(図示せず)につ
ながれる。
図6から図8のワイピングユニット60は、ハイドロスタティック・
ベアリングユニット23,24の液圧(ハイドロスタティック)流体62がフロ
ント側のユニット24から、治具61の冷却のために液体クーラント63がラム
25へ供給されるラム25の領域へ流入するのを防ぐ機能を果たす。さらに、ワ
イピングユニット60は、液体クーラント63が後方へ流動して、ハイドロスタ
ティック・ベアリングユニット24における液圧(ハイドロスタティツク)流体
62と混じり合わないように機能する。
さらに詳しくは、ベアリングユニット24は、アウターフレーム6
5のボア66内にぴったり納められているインナーシリンダー64を備えている
。ラム25は、このインナーシリンダー64内を軸方向に貫通しており、両者の
間には、狭いギャップ67が介在し、このギャップが4個の入口68から高圧で
ベアリングユニット24へ供給される液圧(ハイドロスタティツク)流体62の
通路になる。前記入口それぞれは、フレーム65内の個々の通路69によりそれ
ぞれのポケット71に連通しており、これらポケットは、シリンダー64を横断
する方向に設けられている。4個のポケット71は、ラム25の外周側面70を
囲んで等間隔に設けられ、ギャップ67と連通している。4つの軸方向の通路7
2は、ベアリングユニット24の後部にあって、これら通路を経て流体62がギ
ャップ67の後部からサンプ(図示せず)へ直接戻る。シリンダー64のフロン
トエンドの
僅か後方へ寄ったシリンダー64の内部には、環状の溝73が設けてあり、この
溝は、個々の流体戻りライン74を介して通路72へ通じており、前記ラインは
、シリンダー64の壁内部を軸方向に伸びている。
ベアリングユニット60のフロント直前に配置されているワイピング
ユニット60は、4本のボルト77により固定フレーム部分76に固定されたメ
インリング75を含む。リアリング78が4本のボルト79でメインリング75
の背に固定されており、フォワードリング81が4本のボルト82でメインリン
グ75の前面に固定されている。メインリング75は、ワイパー84,85を支
持し、リアリング78は、ワイパー83を支持し、さらに、ワイパー83とワイ
パー85との間に配置のワイパー84を支持する。環状になった内部面111は
、浅い凹部になって、メインリング75の後部側に位置し、ここにアウターフレ
ーム65の前部がはまり、これによってベアリング24とユニット60との中央
開口部が軸方向に正合する。
ワイパー83〜85のそれぞれは、サイズと形状とが概ね同じもので
あって、この形状は、図6と図9とに示されており、ワイパー85は、メタルシ
ェル86と、このシェル86に接合されたエラストマーリングワイパー87とを
備えている。シェル86は、断面がL字状のものであって、メインリング75の
フロントにある環状肩部112へ圧入されて、作動位置に置かれる。リングワイ
パー87は、概ね矩形の本体87と、比較的薄いフレキシブルな環状フラップ8
9とを含み、このフラップは、本体87のコーナー91から内方へ放射状に伸び
ており、前記コーナーは、シェル86に当接するリングワイパーの面88a,8
8bが交わる部分88に対し対角状に対向している。ワイパー85のフラップ8
9は、コーナー91から放射状に内向きに、そして、前方へ曲げられている。フ
ラップ89の厚さは、コーナー91から自由エッジ90にかけて極めて徐々にで
はあるが薄くなるようになっている。ワイパー83とワイパー84とのフラップ
89は、放射状に内向きに、そして後方へ曲げられている。
液体クーラント63は、メインリング75の入口92へ供給されて、
リング75,81の連結通路部94を流れて、フロントリング81の内面に設け
られた環状の溝93へ達する。溝93のラジアルのインナーサイドは、開放され
ていて、ラム外周側面70と対面し、クーラント63がラム外周側面70に接触
する。この側面70にそってリング81の前面へ流れるクーラント63は、別の
サンプ(図示せず)へ戻る。側面70にそって後方へ流れるクーラント63は、
ワイパー85のフリーエッジ90によって前記側面か
ら拭い取られるように取りさられ、環状空間96、リング81内の複数の通路9
7を経て該リングの前面へ流れ、前記したサンプへ流れる。
ラム外周側面70にそって流れ、そして、シリンダー64の内面後端
部に位置するシル98に達した液圧流体62は、リアリング78を貫通する9個
の孔を含む迷路部分99とアウターフレーム65の軸方向の通路101を通って
、通路74からの流体62を受けるサンプと同じサンプへ流れる。
互いに背を向けているリングワイパー84,85の間の環状空間10
2は、リングワイパー84を越えて前へ迷いこんでしまった液圧流体62を受け
、そして、リングワイパー85を越えて後へ迷いこんでしまったクーラント63
を受ける溢れ流路の一部を構成する。このような迷走した液圧流体62および/
または液体クーラント63は、排出通路103から廃棄物として排出される。こ
のプロセスは、入口通路104から圧縮空気を流入させることで容易に行える。
両通路103,104は、メインリング75の側面から放射状に伸びて前記空間
102へ達している。
環状フラップ89は、極めてフレキシブルなものであって、これによ
ってフリーエッジ90は、ラム外周側面70と鈍角の状態で交わるフラップ89
の面へ向かってラム外周側面70が前進するとき、ラム外周側面70から流体を
拭うように掻き取ることができる。フラップ89は、それ自体ラム外周側面70
にバイアス状態になっているから、フラップ89とラム外周側面70とのインタ
ーフェース部分には、ほとんど圧力が作用せず、摩擦力が発生しないもので、こ
のインターフェース部分が発熱しない。この結果、リングワイパー87の耐用寿
命は長くなり、ラムの中心線軸にそった不安定なトラッキングが防げる。直径が
2.50インチのラムの場合、400サイクル/分でラムを作動させたときでも
、ラムとワイパーとのインターフェース部分における温度は、華氏4度の上昇に
抑えることができた。各フリーエッジ90とラム外周側面70との間のインター
フェース部分における圧力をフリーエッジ90とラム外周側面70との間の摩擦
力が図10に示した構造によって示されるような従来技術に比べて約85%まで
減るポイントまで抑えることによって、望ましい改良を成し得た。
後方へ反るようにした二つのワイパーユニット83,84を設けて、
ラム25が前進するとき、ラム外周側面70から液圧流体62を拭い取るように
してあるが,ワイパーユニット83,84の一方のみを用いても、長期にわたっ
て満足すべき動作が得られることが判明している。他方のワイパーユニット85
は、ラム25が後退するとき、ラム
外周側面70から液体クーラント63を拭い取る。
本発明を特定の実施例について記載したが、多くの他のバリエーショ
ンおよびモディフィケーションならびに他の用途は、当業者にとり明らかなこと
である。したがって、本発明は、ここに記載の特定の記述に限定されるものでは
なく、請求の範囲によって限定されるべきものである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1996年8月12日
【補正内容】
で、前記インターフェース部分に摩擦が生じ、前記シールが高熱を帯び、シール
の摩耗が激しくなって、交換を頻繁に行わなければならなくなる。さらに、前記
シールが高熱になれば、前記ラムのトラッキングに悪影響を及ぼす。
図10は、従来技術のリングシーリングユニット11を示すもので、
このユニットは、往復動するラム12と共軸で、ラムの周側壁13を囲んでいる
。シーリングユニット11は、リング14とOリングのスプリング15とからな
る。リング14は、ほぼ矩形の断面形状のもので、その背面16には、O−スプ
リング15を納める凹部17が設けられている。このリングが前記凹部17に強
制的に嵌合されて、リング14の背面コーナー部分をインナー環状リップ18と
アウター環状リップ19とに押し広げる。シーリングユニット11を固定のマシ
ンフレーム20の環状溝部21内へ嵌合し、リップ19の外縁をフレームに押し
付け、リップ18の内縁をラム12のシリンドリカルの外面に押し付ける。比較
的強い圧力によるリップ18と面13との係合面によって、ラム12が迅速に往
復動すると、大きな摩擦が生じ、高い摩擦熱が発生する。この結果、前記シール
ユニット11は、オーバーヒートし、急速に劣化してしまう。発明の概要
従来技術の前記問題点を解決するためには、従来技術のシーリングユ
ニットを所謂リングワイパーに代えるものであって、このワイパーは、それぞれ
が傾斜した比較的薄い環状フラップを備え、このフラップそれ自体は、比較的低
い圧力で前記ラムの外周面に当接するものである。実際に、この圧力は、低い圧
力であって、前記環状のフラップと前記ラムとのインターフェースにおける温度
の上昇を抑えて、その温度上昇によるリングワイパーの劣化がほとんど起きない
程度に低いものである。さらに、前記フラップと前記ラムとのインターフェース
部分においては、フラップの摩耗度合いが低く、長期に亙るラム動作に対して、
オイルスクレーパーとしての効能を長く維持できる。
したがって、この発明の主たる目的は、前記ラムの前端部の治具領域
へ進入する液圧(ハイドロスタティツク)ベアリング流体の量を減らし、さらに
、ラムの往復動の間、ラムを支持する液圧(ハイドロスタティツク)ベアリング
流体へ進入する治具冷却液体クーラントの量を減らす機能を果たす改良された構
造を備えた缶の缶体製造装置を提供することにある。
他の目的は、前記ラムの外周側面と、液圧(ハイドロスタティツク)
ベアリン
は、ピボット41を介してクランクアーム43と連結し、該アームの他端は、駆
動アーム37の両端部の中間ポイントに42を介してピボット連結している。ピ
ボット41は、クランクアーム43の自由端にあり、このアームは、メインシャ
フト44から放射状に伸びているもので、該シャフトによって回転されるように
キイ結合されている。大きな歯車40もメインシャフト44にキイ結合されてい
て、該シャフトと一緒に回転し、ピニオン46と噛み合っている。このピニオン
は、駆動軸47にキイ結合しており、該駆動軸は、変速機49を介して電動モー
ター48により駆動される。
缶体18がラム25と共に後退方向へ動かないようにするために、ラ
ム25の後部にある連結手段35の適当な通路を介してラム25の内部へ圧縮空
気が供給され、この圧縮空気は、治具61のフロント開放部152(図5)から
缶体18の内部へ吹き付けられ、缶体をラム25の先端から剥離される。この目
的のために、連結手段35には、連結した軸方向部56と横断部57とを有する
通路が設けてあり、横断部からは短いパイプ58が突き出ている。パイプ58か
ら伸びるフレキシブルホース59が缶体剥離コントロールバルブ(図示せず)に
つながれる。
図6から図8のワイピングユニット60は、ハイドロスタティック・
ベアリングユニット23,24の液圧(ハイドロスタティック)流体62がフロ
ント側のユニット24から、治具61の冷却のために液体クーラント63がラム
25へ供給されるラム25の領域へ流入するのを防ぐ機能を果たす。さらに、ワ
イピングユニット60は、液体クーラント63が後方へ流動して、ハイドロスタ
ティック・ベアリングユニット24における液圧(ハイドロスタティツク)流体
62と混じり合わないように機能する。
さらに詳しくは、ベアリングユニット24は、アウターフレーム65
のボア66内にぴったり納められているインナーシリンダー64を備えている。
ラム25は、このインナーシリンダー64内を軸方向に貫通しており、両者の間
には、狭いギャップ67が介在し、このギャップが4個の入口68から高圧でベ
アリングユニット24へ供給される液圧(ハイドロスタティツク)流体62の通
路になる。前記入口それぞれは、フレーム65内の個々の通路69によりそれぞ
れのポケット71に連通しており、これらポケットは、シリンダー64を横断す
る方向に設けられている。4個のポケット71は、ラム25の外周側面70を囲
んで等間隔に設けられ、ギャップ67と連通している。4つの軸方向の通路72
は、ベアリングユニット24の後部にあって、これら通路を経て流体62がギャ
ップ67の後部からサンプ(図示せず)へ直接戻る。シリンダー64のフロント
エンドの
僅か後方へ寄ったシリンダー64の内部には、環状の溢流溝73が設けてあり、
この溝は、個々の流体戻りライン74を介して通路72へ通じており、前記ライ
ンは、シリンダー64の壁内部を軸方向に伸びている。
ベアリングユニット60のフロント直前に配置されているワイピング
ユニット60は、4本のボルト77により固定フレーム部分76に固定されたメ
インリング75を含む。リアリング78が4本のボルト79でメインリング75
の背に固定されており、フォワードリング81が4本のボルト82でメインリン
グ75の前面に固定されている。メインリング75は、ワイパー84,85を支
持し、リアリング78は、ワイパー83を支持し、さらに、ワイパー83とワイ
パー85との間に配置のワイパー84を支持する。環状になった内部面111は
、浅い凹部になって、メインリング75の後部側に位置し、ここにアウターフレ
ーム65の前部がはまり、これによってベアリング24とユニット60との中央
開口部が軸方向に正合する。
ワイパー83〜85のそれぞれは、サイズと形状とが概ね同じもので
あって、この形状は、図6と図9とに示されており、ワイパー85は、メタルシ
ェル86と、このシェル86に接合されたエラストマーリングワイパー87とを
備えている。シェル86は、断面がL字状のものであって、メインリング75の
フロントにある環状肩部112へ圧入されて、作動位置に置かれる。リングワイ
パー87aは、概ね矩形の本体87と、比較的薄いフレキシブルな環状フラップ
89とを含み、このフラップは、本体87のコーナー91から内方へ放射状に伸
びており、前記コーナーは、シェル86に当接するリングワイパーの面88a,
88bが交わる部分88に対し対角状に対向している。ワイパー85のフラップ
89は、コーナー91における厚い端部または根部から放射状に内向きに、そし
て、前方へ曲げられている。フラップ89の厚さは、コーナー91から自由エッ
ジ90にかけて極めて徐々にではあるが薄くなるようになっている。ワイパー8
3とワイパー84とのフラップ89は、放射状に内向きに、そして後方へ曲げら
れている。
液体クーラント63は、メインリング75の入口92へ供給されて、
リング75,81の連結通路部94を流れて、フロントリング81の内面に設け
られた環状の溝93へ達する。溝93のラジアルのインナーサイドは、開放され
ていて、ラム外周側面70と対面し、クーラント63がラム外周側面70に接触
する。この側面70にそってリング81の前面へ流れるクーラント63は、別の
サンプ(図示せず)へ戻る。側面70にそって後方へ流れるクーラント63は、
ワイパー85のフリーエッジ90によって前記側面か
ら拭い取られるように取りさられ、環状空間96、リング81内の複数の通路9
7を経て該リングの前面へ流れ、前記したサンプへ流れる。
ラム外周側面70にそって流れ、そして、シリンダー64の内面後端
部に位置するシル98(図6)に達した液圧流体62は、リアリング78を貫通
する9個の孔を含む迷路部分99とアウターフレーム65の軸方向の通路101
を通って、通路74からの流体62を受けるサンプと同じサンプへ流れる。シル
98は、ラム25の長さ方向軸と平行になって短くなっており、ラム25の外周
側面70に極めて近接している。シル98と外周側面70との間の極めて狭い空
間により、ポケット71から前方へ流れる液圧流体62のほとんどが溢流溝73
へ入ってしまう。
互いに背を向けているリングワイパー84,85の間の環状空間10
2は、リングワイパー84を越えて前へ迷いこんでしまった液圧流体62を受け
、そして、リングワイパー85を越えて後へ迷いこんでしまったクーラント63
を受ける溢れ流路の一部を構成する。このような迷走した液圧流体62および/
または液体クーラント63は、排出通路103から廃棄物として排出される。こ
のプロセスは、入口通路104から圧縮空気を流入させることで容易に行える。
両通路103,104は、メインリング75の側面から放射状に伸びて前記空間
102へ達している。
環状フラップ89は、極めてフレキシブルなものであって、これによ
ってフリーエッジ90は、ラム外周側面70と鈍角の状態で交わるフラップ89
の面へ向かってラム外周側面70が前進するとき、ラム外周側面70から流体を
拭うように掻き取ることができる。フラップ89は、それ自体ラム外周側面70
にバイアス状態になっているから、フラップ89とラム外周側面70とのインタ
ーフェース部分には、ほとんど圧力が作用せず、摩擦力が発生しないもので、こ
のインターフェース部分が発熱しない。この結果、リングワイパー87の耐用寿
命は長くなり、ラムの中心線軸にそった不安定なトラッキングが防げる。直径が
2.50インチのラムの場合、400サイクル/分でラムを作動させたときでも
、ラムとワイパーとのインターフェース部分における温度は、華氏4度の上昇に
抑えることができた。各フリーエッジ90とラム外周側面70との間のインター
フェース部分における圧力をフリーエッジ90とラム外周側面70との間の摩擦
力が図10に示した構造によって示されるような従来技術に比べて約85%まで
減るポイントまで抑えることによって、望ましい改良を成し得た。
後方へ反るようにした二つのワイパーユニット83,84を設けて、
ラム25請求の範囲
1. 金属カップを長くなった缶体へ変形する缶体製造装置であっ
て、以下の構成を含む缶体製造装置:
前端部をもつ長く伸びているラムと、前記前端部にある治具;
前記ラムを囲い、前記ラムが水平方向にそい長手方向に往復動するた
めに、前記ラムを支持する加圧された液圧流体を含む液圧(ハイドロスタティッ
ク)ベアリング;
前記ラムと作動係合して、前記ラムを往復動させ、ワーキングストロ
ークとして前進させ、ついで、リターンストロークとして、前記ラムを後退させ
る駆動手段;
前記ラムのワーキングストロークにおける動作により、前記カップが
一つ一つ駆動されて、前記缶体へ変形されるための前記ベアリングの前にあるダ
イセット;
シリンドリカルな外周側面を有する前記ラムと、前記外周側面に作用
する前記液圧流体;
前記ベアリングの前に配置の前記ラムにおける位置で、前記外周側面
に当たる液体クーラント;
前記ラムが貫通する、それぞれ互いに正合している第1と第2の開口
を備えている第1と第2のリングワイパー;
前記シリンドリカルの外周側面にセルバイアスし、それぞれ第1と第
2の開口を構成する、それぞれフレキシブルな環状の第1と第2のフラップを含
む前記第1と第2のリングワイパー;
前記外周側面に対し、低圧で接触する、それぞれラジアルに内向きに
なっている第1と第2のフリーエッジを有する前記第1と第2のフラップ;
前記第2のフラップの前にある前記第1のフラップと、前記ベアリン
グの前にある前記両フラップ;
前記第1のフリーエッジから後方へ、かつ、外方へラジアルに傾斜し
て、前記ラムの後退の際、前記第1のフラップの前にある液体クーラントを前記
外周側面から前方へ拭い取る前記第1のフラップ;
前記第2のフリーエッジから前方へ、かつ、外方へラジアルに傾斜し
て、前記ラムの前進の際、前記第2のフラップの後にある液圧流体を前記外周側
面から拭い取る前記第2のフラップ。
2. 以下の構成をも含む請求項1に定義の缶体製造装置:
前記第1と第2のフラップの間に位置して、前記第1のフラップの後
方へ流れるかもしれない前記液体クーラントを受け、これを前記第2のリングワ
イパーからそらすようにする溢流パス;
さらにまた、前記第2のフラップの前へ流れるかもしれない前記液圧
流体を受け、前記第1のリングワイパーからそらすように位置している前記溢流
パス。
3. 以下の構成をも含む請求項1に定義の缶体製造装置:
前記シリンドリカルの外周側面を囲み、これに対面するように配置さ
れた複数のポケットであって、加圧された液圧流体が前記ポケットから流出して
、前記シリンドリカルの外周側面に当たり、これによって前記ラムを支持するよ
うになっている前記ポケットを含むハイドロスタティックベアリング;
前記シリンドリカルの外周側面を囲み、これに対して極めて近接する
軸方向に比較的短く延びているシル;
前記ポケットの前方にあって、前記シリンドリカルの外周側面を囲み
、前記ポケットの前方へ流れる前記加圧された液圧流体の一部を受け、前記加圧
された液圧流体の前記一部を温流パスへ向ける溢流溝;前記第2のフラップの後
方にあって、前記溢流溝の間にある前記の短いシルおよび前記溢流溝の前方にお
ける前記液圧流体の流れが前記第2のフラップに当たるようになっている前記第
2のフラップ。
4. 前記ラムが約2.50インチの直径のもので、毎分約400
のレートで缶体を作るために約24インチのワーキングストロークで動作すると
き、前記第1と第2のフラップが当たる前記シリンドリカルの外周側面の温度の
上昇を華氏4度までに抑える程度に十分な低い圧力で前記第1と第2のフラップ
と前記シリンドリカルの外周側面とが当たる請求項1に定義の缶体製造装置。
5. 前記第1と第2のリングワイパーは、また、断面がほぼ矩形
の第1と第2のリング本体を含んでおり;
前記第1のフラップが前記第1のリング本体のコーナーからラジアル
に内側に伸び、前記第2のフラップが前記第2のリング本体のコーナーからラジ
アルに内側に伸び
ている請求項1に定義の缶体製造装置。
6. 請求項1に定義の缶体製造装置であって、以下の構成を備え
るもの:
それぞれ第1と第2のワイパーユニットの部品である前記第1と第2
のリングワイパー;
それぞれがほぼL形状の断面をもつそれぞれ第1と第2のリングフレ
ームをも含む前記第1と第2のワイパーユニット;
それぞれの第1と第2のフレームに接合されている前記第1と第2の
リング本体;
前記ラムが貫通する中央開口を備えている装着リング;
前面と後面とをもち、さらに、円形である第1と第2の内面を有し、
前記第1の内面が前記第1の面にあり、前記第2の内面が前記後面にある前記装
着リング;
前記それぞれの第1と第2の内面に摩擦係合して前記ワイパーユニッ
トを前記装着リングに装着する前記第1と第2のリングフレーム。
7. 請求項1に定義の缶体製造装置であって、以下の構成を備え
るもの:
第1と第2のリング本体をも含む前記第1と第2のリングワイパー;
前記第1のリング本体からラジアルに内方へ伸びている前記第1のフ
ラップと、前記第2のリング本体からラジアルに内方へ伸びている前記第2のフ
ラップ;
前記第1と第2のリング本体と一体に形成されている前記第1と第2
のフラップ;および
前記シリンドリカルの外周側面に係合するようにセルフバイアスされ
ている前記第1と第2のフラップ。
8. 前記第1と第2のリング本体のそれぞれがほぼ矩形の断面形
状を有し;そして、前記第1のフラップが前記第1の本体のコーナーからラジア
ルに内側へ伸び、前記第2のフラップが前記第2の本体のコーナーからラジアル
に内側へ伸びている請求項7に定義の缶体製造装置。
9. 請求項8に定義の缶体製造装置であって、以下の構成を備え
るもの:
それぞれ第1と第2のワイパーユニットの部品である前記第1と第2
のリングワイパー;
それぞれがほぼL形状の断面をもつそれぞれ第1と第2のリングフレ
ームをも含む前記第1と第2のワイパーユニット;
それぞれの第1と第2のフレームに接合されている前記第1と第2の
リング本体;
前記ラムが貫通する中央開口を備えている装着リング;
前面と後面とをもち、さらに、円形である第1と第2の内面を有し、
前記第1の内面が前記第1の面にあり、前記第2の内面が前記後面にある前記装
着リング;
前記それぞれのフロントと第2の内面に摩擦係合して前記ワイパーユ
ニットを前記装着リングに装着する前記第1と第2のリングフレーム。
10. 前記第1と第2のフラップの各々と前記シリンドリカルの外
周側面との間の圧力が、前記フラップが接する前記外周側面における温度を華氏
約4度の上昇で抑えるポイントに制限されている請求項7に定義の缶体製造装置
。
11. 以下の構成をも含む請求項1に定義の缶体製造装置:
前記第2のリングワイパーと実質的に同じ構造である第3のリングワ
イパー;
フレキシブルな環状の第3のフラップで、前記ラムの前記外周側面と
低い圧力で接する内方へラジアルになっている第3のフリーエッジを有する第3
のフラップ;
前記第3のフリーエッジから前方へ、そして、ラジアルに外方へ傾い
ていて、前記ラムの前進時、前記第3のフラップの後方にある液圧流体を前記外
周側面から拭い取るようになっている前記第3のフラップ。
12. 前記第1と第2のフラップそれぞれが、それらのラジアルに
外向きになっている根部から、それらの前記第1と第2のフリーエッジに向けて
、徐々に薄くテーパーになっている厚さをもち;前記第1と第2のフリーエッジ
が前記第1と第2のフリーエッジにおいて鋭角の角度を成している前記フラップ
の面が交わることによって構成されている請求項1、4または11のいずれかに
定義された缶体製造装置。
13. 請求項12に定義された缶体製造装置であって、以下の構成
をもつ装置:
第1と第2のリング本体をそれぞれ含む前記第1と第2のリングワイパ
ー;
前記第1のリング本体からラジアルに内方へ伸びている前記第1のフラ
ップと、前記第2のリング本体からラジアルに内方へ伸びている前記第2のフラ
ップ;
それぞれの第1と第2のリング本体と一体形成されている前記第1と第
2のフラップ;
ほぼ矩形の断面形状を有している前記第1と第2のリング本体それぞれ
であって、前記第1のフラップは、前記第1の本体のコーナーからラジアルに内
方へ伸び、前記第2のフラップは、前記第2の本体のコーナーからラジアルに内
方へ伸びているもの;
前記第1と第2のリングワイパーは、それぞれの第1と第2のワイパー
ユニットの部品であり、該ワイパーユニットは、それぞれがほぼL形状の断面形
状である第1と第2のフレームを含んでいて、前記第1と第2の本体は、第1と
第2のリングフレームそれぞれに固定されているもの;
前記第1のリングフレームと前記第1のリングフラップは、前記第1の
リング本体のコーナーに対し対角線上に対向し、前記第2のリングフレームと前
記第2のリングフラップは、前記第2のリング本体のコーナーに対し対角線上に
対向しているもの。
14. 以下の構成をも含む請求項14に定義の缶体製造装置:
前記ラムが貫通する中央開口をもった装着リング;
フロントフェースとリアフェースとを有し、さらに円形である第1と第
2の内面を有し、前記第1の内面は、前記フロントフェースにあり、前記第2の
内面は、前記リアフェースにある前記装着リング;
第1と第2の内面それぞれに摩擦係合して、前記ワイパーユニットを前
記装着リングに装着する前記第1と第2のリングフレーム。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,C
Z,EE,FI,GE,HU,IS,JP,KG,KP
,KR,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG,
MN,MX,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,S
K,TJ,TM,TT,UA,UZ,VN