JPH10511381A - スピロケタール誘導体、該誘導体を含有する組成物、及び該誘導体の治療薬としての使用 - Google Patents

スピロケタール誘導体、該誘導体を含有する組成物、及び該誘導体の治療薬としての使用

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JPH10511381A
JPH10511381A JP8520275A JP52027596A JPH10511381A JP H10511381 A JPH10511381 A JP H10511381A JP 8520275 A JP8520275 A JP 8520275A JP 52027596 A JP52027596 A JP 52027596A JP H10511381 A JPH10511381 A JP H10511381A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I) 〔式中R1、R2、R3、R4、R5、R6、R9a、R9b、m及びnは明細書本文中に規定したとおりである〕のスピロケタール誘導体とその医薬に許容可能な塩、前記化合物の製造方法、前記化合物の合成に用いる中間体、前記化合物を含有する医薬組成物、及び前記化合物の治療への使用に係わる。本発明の化合物は、痛み、炎症、片頭痛、嘔吐及び帯状疱疹後神経痛の治療または予防に特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 スピロケタール誘導体、該誘導体を含有する組成物、及び 該誘導体の治療薬としての使用 本発明は、タキキニン拮抗物質として有用である一連のスピロケタール化合物 に係わる。本発明はまた、上記化合物の製造方法、上記化合物を含有する医薬組 成物、及び上記化合物の治療への使用にも係わる。 タキキニンは、哺乳動物の中枢神経系内と末梢神経及び循環系との両方の組織 全般にわたって広く分布することが判明している一群の天然ペプチドである。 タキキニンは、カルボキシル末端保存配列 Phe−X−Gly−Leu−Met−NH2 によって識別される。 現在既知の哺乳動物タキキニンには、サブスタンスPと呼称されるものと、ニ ューロキニンA(NKA、サブスタンスK、ニューロメジンL)と呼称されるも のと、ニューロキニンB(NKB、ニューロメジンK)と呼称されるものとの3 種が有る(J. E. Maggio, Peptides 6(suppl. 3), pp.237−242, 1985参照)。現行命名法では、サブス タン スP、NKA及びNKBの生物学的作用を媒介する3種のタキキニン受容体はN K1、NK2及びNK3受容体とそれそれ呼称されている。 タキキニン受容体拮抗物質が痛み、頭痛、特に片頭痛、アルツハイマー病、多 発性硬化症、モルヒネ禁断症状の減衰、心血管変調、熱傷に起因する水腫などの 水腫、慢性関節リウマチなどの慢性炎症性疾患、喘息/気管支反応亢進、及びア レルギー性鼻炎を含めた他の呼吸疾患、潰瘍性大腸炎及びクローン病を含めた炎 症性腸疾患、眼損傷及び炎症性眼疾患、増殖性硝子体網膜症、刺激性腸症候群、 並びに膀胱炎及び排尿筋(bladder detruser)反射亢進を含め た膀胱機能障害に有用であることの証拠が、C. A. MAggi, R. Patacchini, P. Rovero及びA. Giachetti, “Tachykinin Receptors and Tachykinin Receptor Antagonists,” J. Auton. Ph armacol. 13, pp.23−93, 1993において検討されて いる。 例えば、サブスタンスPは特に、痛覚の神経伝達(19 82 Substance P in the Nervous System , Ciba Foundation Symposium 91, pp.1 3−34(Pitman発行)のOtsuka等, “Role of Sub stance P as a Sensory Transmitter in Spinal Cord and Sympathetic Ganglia ”; 並びにOtsuka及びYanagisawa,“Does Subst ance P Act as a Pain Transmitter?” T IPS 8, pp.506−510, 1987)、特に片頭痛(B. E. B. Sandberg等, J. Med. Chem. 25, p.1 009, 1982)及び関節炎(Levine等, Science 226 , pp.547−549, 1984)の痛みの伝達に関与すると考えられる 。タキキニンは、胃腸(GI)障害、並びに炎症性腸疾患(Mantyh等, Neuroscience 25(3), pp.817−837, 1988 ; 及びSicuteri等編, “Trends in Cluster H eadache,” p.85, El sevier Scientific Publishers, Amster dam, 1987のD. Regoliの説)及び嘔吐(F. D. Tat tersall等, Eur. J. Pharmacol. 250, R5 −R6, 1993)などのGI管疾患にも関与する。関節炎に関して、サブス タンスPがそこで何らかの役割を果たし得る神経原性機序が存在するとの仮説も 有る(Kidd等, “A Neurogenic Mechanism fo r Symmetrical Arthritis,” The Lancet , 11 Novemb uropeptides in Synovium of Patients with Rheumatoid Arthritis and Osteoa rthritis,” J. Rheumatol. 15(12), pp. 1807−1810, 1988)。従って、サブスタンスPは慢性関節リウマ チ及び変形性関節症などの疾患並びに結合組織炎における炎症性応答に関与する と考えられる(O’Byrne等, Arthritis and Rheum atism 33, pp.1023−1 028, 1990)。タキキニン拮抗物質が有用であると考えられる他の疾患 分野に、アレルギー性状態(Hamelet等, Can. J. Pharm acol. Physiol. 66, pp.1361−1367, 198 8)、免疫調節(Lotz等, Science 241, pp.1218− 1221, 1988; 及びKimball等, J. Immunol. 141(10), pp.3564−3569, 1988)、血管拡張、気管 支痙攣、内臓の反射またはニューロン調節(Mantyh等, PNAS 85 , pp.3235−3239, 1988)が有り、またおそらくはβ−アミ ロイド媒介神経変性変調を停止させ、または遅らせる(Yankner等, S cience 250, pp.279−282, 1990)ことによって、 該拮抗物質はアルツハイマー型老年痴呆、アルツハイマー病及びダウン症候群に も有用である。 タキキニン拮抗物質は小細胞癌、特に小細胞肺癌(SCLC)の治療にも有用 であり得る(Langdon等, Cancer Research 52, pp.4554−4557, 1992)。 サブスタンスPは多発性硬化症及び筋萎縮性側索硬化症などの脱髄疾患(J. Luber−Narod等, poster C.I.N.P. XVIIIth Congress, 28th June−2nd July, 1992) 、及び排尿筋反射亢進などの膀胱機能障害(Lancet, p. 1239, 16th May, 1992)にも関与し得る。 更に、タキキニンが鬱病、気分変調性障害(dysthymic disor ders)、慢性閉塞性気道疾患、毒づた過敏症などの過敏性障害、アンギナ及 びレイノー病(Reynauld’s disease)などの血管痙攣性疾患 、強皮症及び好酸性肝蛭症などの線維化及びコラーゲン疾患、肩手症候群などの 反射性交感神経性異栄養症、アルコール中毒症などの嗜癖、ストレス関連体性障 害、ニューロパシー、神経痛、全身性エリテマトーデスなどの免疫促進または抑 制関連障害(ヨーロッパ特許第0 436 334号)、結膜炎、春季カタル等 といった眼病、並びに接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹その他の湿疹様皮 膚炎などの皮膚疾患(ヨーロッパ特許第0 394989号)の諸障害に有用で あることも示唆されている。 ヨーロッパ特許第0 577 394号(1994年1月5日付公開)には、 一般式 〔式中 R1aはきわめて様々な置換基であり、 R2a及びR3aは特に水素であり、 R4aは特に であり、 R5aは特に、任意に置換されたフェニルであり、 R6a、R7a及びR8aは様々な置換基であり、 XaはO、S、SOまたはSO2であり、 Yaは特にOであり、 Zaは水素またはC1 〜4アルキルである〕のモルホリン及びチオモルホリンタキ キニン受容体拮抗物質が開示されている。 本発明者は、タキキニン、特にサブスタンスPの強力な拮抗物質である別の一 連の非ペプチドを発見した。 本発明は、式(I) 〔式中 R1は水素、ハロゲン、C1 〜6アルキル、C2 〜6アルケニル、C2 〜6アルキニル 、C3 〜7シクロアルキル、C3 〜7シクロアルキルC1 〜4アルキル、C1 〜6アルコ キシ、フルオロC1 〜6アルキル、フルオロC1 〜6アルコキシ、C1 4アルコキシ またはヒドロキシ基によって置換されたC1 〜4アルキル、ヒドロキシ、トリメチ ルシリル、ニトロ、CN、SRa、SORa、SO2a、CORa、CO2a、C ONRab、NRab、SO2NRab、またはOC1 〜4アルキルNRabであ り、その際Ra及びRbはそれぞれ独立に水素またはC1 〜4アルキルであり、 R2及びR3はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、C1 〜6アルキル、C1 〜4アルコキ シによって置換されたC1 〜6アルコキシ、またはトリフルオロメチルであり、 または、R1及びR2が隣接する炭素原子に結合する場合R1とR2とは、これらが 結合する炭素原子と一緒に5または6員環が形成されるように連結(join) され得、前記環は場合によっては、酸素、硫黄及び窒素の中から選択された1個 もしくは2個のヘテロ原子かまたはS(O)、S(O)2及びNRaの中から選択 された1個もしくは2個の基を有し、また前記環は一つまたは二つの二重結合も 有し得、その際Raは前記規定どおりであり、 R4は水素、ハロゲン、C1 〜6アルキル、C2 〜6アルケニル、C2 〜6アルキニル 、C3 〜7シクロアルキル、C3 〜7シクロアルキルC1 〜4アルキル、C1 〜6アルコ キシ、C1 〜4アルコキシ基によって置換されたC1 〜4アルキル、トリフルオロメ チル、ニトロ、CN、SRa、SORa、SO2Ra、CORa、CO2a、または CONRabであり、その際Ra及びRbは前記規定どおりであり、 R5は水素、ハロゲン、C1 〜6アルキル、C1 〜4アルコキシによって置換された C1 〜6アルコキシ、またはトリフ ルオロメチルであり、 R6は水素、CORa、CO2a、COCONRab、COCO2a、(CO2a 、CONRab、ヒドロキシ、CN、CORa、NRab、C(NOH)NRab 、CONHフェニル(C1 〜4アルキル)、COCO2a、CONHNRab、 C(S)NRab、 CONRa1 〜6アルキルR12、CONR132 〜6アルケ ニル、CONR132 〜6アルキニル、COCONRab、CONRaC(NRb) NRab、CONRaヘテロアリール、並びにC1 〜6アルキル、C1 〜6アルコキ シ、ハロゲン及びトリフルオロメチルの中から選択された1個、2個または3個 の置換基によって任意に置換されたフェニル)の中から選択された基によって任 意に置換されたC1 〜6アルキル、オキソによって任意に置換されたC1 〜6アルキ ル、または2個もしくは3個の窒素原子を有する5員もしくは6員複素環によっ て置換されたC1 〜6アルキルであり、前記複素環は=Oもしくは=Sによって任 意に置換され、かつ式ZNR78の基によって任意に置換され、前記式中ZはC1 〜6 アルキレンまたはC3 〜6シクロアルキルであり、 R7は水素、C1 〜4アルキル、C3 〜7シクロアルキル、C3 〜7シクロアルキルC1 〜4 アルキル、またはC1 〜4アルコキシもしくはヒドロキシルによって置換され たC2 〜4アルキルであり、 R8は水素、C1 〜4アルキル、C3 〜7シクロアルキル、C3 〜7シクロアルキルC1 〜4 アルキル、またはC1 〜4アルコキシ、ヒドロキシル、もしくはN、O及びS の中から選択された1個もしくは2個のヘテロ原子を有する4、5もしくは6員 脂肪族複素環(heteroaliphatic ring)によって置換され たC2 〜4アルキルであり、 またはR7、R8、及びこれらが結合する窒素原子は、ヒドロキシ、及びC1 〜4ア ルコキシまたはヒドロキシル基によって任意に置換されたC1 〜4アルコキシの中 から選択された1個または2個の基によって任意に置換され、かつ二重結合を任 意に有する環原子4〜7個の脂肪族複素環を構成し、この環は酸素もしくは硫黄 環原子、基S(O)もしくはS(O)2、またはNHもしくはNRc部分の一部で ある第二の窒素原子を任意に有し得、その際RcはヒドロキシまたはC1 〜4アル コキシによって任意に置換さ れたC1 〜4アルキルであり、 またはR7、R8、及びこれらが結合する窒素原子は環原子6〜12個の非芳香族 アザ二環式環系を構成し、 またはZ、R7、及びこれらが結合する窒素原子は、酸素環原子を任意に有し得 る環原子4〜7個の脂肪族複素環を構成し、 R9a及びR9bはそれぞれ独立に水素またはC1 〜4アルキルであるか、またはR9a とR9bとは、これらが結合する炭素原子と一緒にC5 〜7環が形成されるように連 結され、 R12はORa、CONRabまたはヘテロアリールであり、 R13はHまたはC1 〜6アルキルであり、 mは0、1、2または3であり、 nは0、1、2または3であり、 ただしmとnとの合計は2または3である〕の化合物とその医薬に許容可能な塩 を提供する。 好ましい式(I)の化合物は、R1が水素、ハロゲン、C1 〜6アルキル、C2 6 アルケニル、C2 〜6アルキニル、C3 〜7シクロアルキル、C3 〜7シクロアルキ ルC1 〜4アルキル、C1 〜6アルコキシ、C1 〜4アルコキシ基によっ て置換されたC1 〜4アルキル、OCF3、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、ト リメチルシリル、ニトロ、CN、SRa、SORa、SO2a、CORa、CO2 a、CONRabであり、その際Ra及びRbはそれぞれ独立に水素またはC1 4 アルキルであり、R2及びR3はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、C1 〜6アルキ ル、C1 〜4アルコキシによって置換されたC1 〜6アルコキシ、またはトリフルオ ロメチルであるものである。 特に適当な本発明の化合物には、R1が水素、C1 〜4アルキル、C1 〜4アルコ キシ、ハロまたはCF3であるものが含まれる。 R2は水素、C1 〜4アルキル、C1 〜4アルコキシ、ハロゲンまたはCF3である ことが最も適当である。 R3は水素、フッ素、塩素またはCF3であることが最も適当である。 好ましくは、R1はC1 〜4アルコキシ、特にメトキシ、エトキシ、n−プロポ キシ、i−プロポキシまたはt−ブトキシである。 好ましくは、R2は水素、フッ素、塩素またはC1 〜4アルキルであり、特に水 素、フッ素、i−プロピルまたはt −ブチルである。 好ましくは、R3は水素である。 好ましくは、R1はフェニル環の2位に位置する。 好ましくは、R2はフェニル環の5位に位置する。 R4は水素であることが最も適当である。 R5は水素、フッ素、塩素またはCF3であることが最も適当である。 好ましくは、R4は水素であり、R5は水素または4−フルオロである。 R9a及びR9bはそれぞれ独立に水素またはメチルであることが最も適当である 。 好ましくは、R9aは水素である。好ましくは、R9bは水素である。最も好まし くは、R9a及びR9bはいずれも水素である。 好ましくは、nは1である。 好ましくは、mは1または2、特に1である。 好ましくは、R6は5員環によって置換されたC1 〜6アルキル、特にCH2、C H(CH3)及びCH2CH2で、CH2が特に好ましい。 上記5員環は特に、 の中から選択された複素環である。 特に好ましい複素環は、 の中から選択される。 複素環は の中から選択するのが最も好ましい。 特に好ましい複素環の一つに が有る。 本発明の化合物の好ましい一グループは、式(Ia) 〔式中R1、R2、R3、R4、R5、m及びnは式(I)に関して規定したとおり であり、Q1はCH、NまたはC−ZNR78であり、その際Z、R7及びR8は 式(I) に関して規定したとおりである〕を有する化合物とその医薬に許容可能な塩から 成る。 本発明の化合物の別の好ましい一グループは、式(Ib) 〔式中R1、R2、R3、R4、R5、m及びnは式(I)に関して規定したとおり であり、Q2はCHまたはNであり、Z、R7及びR8は式(I)に関して規定し たとおりである〕を有する化合物とその医薬に許容可能な塩から成る。 本発明の化合物の更に別の好ましい一グループは、式(Ic) 〔式中R6は式(I)に関して規定したとおりであり、 A1はC1 〜4アルコキシであり、 A2は水素、ハロゲン、C1 〜4アルキル、またはフルオロC1 〜4アルキルであり 、 A3は水素またはハロゲンである〕を有する化合物とその医薬に許容可能な塩か ら成る。 上記A1は特に、好ましくはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシまたはi− プロポキシである。 上記A2は特に水素、フッ素またはトリフルオロメチルである。 上記A3は特に水素またはフッ素である。 式(I)、(Ia)、(Ib)及び(Ic)の化合物に関し、Z(存在する場 合)は直鎖基、分枝鎖基または環式基であり得る。Zは好ましくは1〜4個、最 も好ましくは 1個または2個の炭素原子を有する。特に好ましい基ZはCH2である。 式(I)、(Ia)、(Ib)及び(Ic)の化合物に関し、R7はC1 〜4ア ルキル基であるか、またはヒドロキシルもしくはC1 〜2アルコキシ基によって置 換されたC2 〜4アルキル基であることが適当であり得、R8はC1 〜4アルキル基 であるか、またはヒドロキシルもしくはC1 〜2アルコキシ基によって置換された C1 〜4アルキル基であることが適当であり得、またはR7とR8とは、これらが結 合する窒素原子と共にアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジル、モルホリノ、 チオモルホリノ、ピペラジノ、または窒素原子においてC1 〜4アルキル基によっ てか、またはヒドロキシもしくはC1 〜2アルコキシ基で置換されたC2 〜4アルキ ル基によって置換されたピペラジノ基を構成するように連結(link)され得 る。 基NR78が、二重結合を有する環原子4〜7個の脂肪族複素環である場合、 特に好ましい基は3−ピロリンである。 基NR78が非芳香族アザ二環式環系である場合、当該系は6〜12個、好ま しくは7〜10個の環原子を有し 得る。適当な環には、5−アザビシクロ[2.1.1]ヘキシル、5−アザビシ クロ[2.2.1]ヘプチル、6−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、2− アザビシクロ[2.2.2]オクチル、6−アザビシクロ[3.2.2]ノニル 、6−アザビシクロ[3.3.1]ノニル、6−アザビシクロ[3.2.2]デ シル、7−アザビシクロ[4.3.1]デシル、7−アザビシクロ[4.4.1 ]ウンデシル及び8−アザビシクロ[5.4.1]ドデシル、特に5−アザビシ クロ[2.2.1]ヘプチル及び6−アザビシタロ[3.2.1]オタチルが含 まれる。 R8が、N、O及びSの中から選択された1個または2個のヘテロ原子を有す る5または6員脂肪族複素環によって置換されたC2 〜4アルキル基である場合、 適当な環にはピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、モルホリノまたはチオモル ホリノが含まれる。特に好ましいのは窒素含有脂肪族複素環、特にピロリジノ及 びモルホリノ環である。 特に適当な部分ZNR78には、ZがCH2またはCH2CH2であり、NR78 はアミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、アゼチジニル、 ピロリジノまたはモルホリノであるものが含まれる。 式ZNR78によって表わされる部分としては、ZがCH2またはCH2CH2 であり、R7は水素、C1 〜4アルキルまたはC3 〜6シクロアルキルであり、R8は ヒドロキシ、C1 〜2アルコキシ、アゼチジニル、ピロリジノ、ピペリジノ、モル ホリノ及びチオモルホリノの中から選択された1個または2個の置換基によって 置換されたC2 〜4アルキルであるものも好ましい。 特に、Zは好ましくはCH2であり、NR78は好ましくはジメチルアミノ、 アゼチジニルまたはピロリジノ、特にジメチルアミノである。 R1及びR2がこれらが結合する炭素原子と共に、酸素、硫黄及び窒素の中から 選択された1個もしくは2個のヘテロ原子かまたはS(O)、S(O)2及びN Raの中から選択された1個もしくは2個の基を任意に有し、かつ一つまたは二 つの二重結合も有し得る5または6員環を構成する場合、そのように構成された 環は飽和していても、部分的に飽和していても、また飽和していなくてもよい。 即ち、R1及びR2は例えば−OCH2CH2CH2−、−OCH2CH2O−、−O CH2CH2−、−OCH2O−、−NRaCH2CH2CH2−、−NRaCH2CH2 −、−CH2 CH2CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、−CH=CH−CH=CH−、− O−CH=CH−、−NRa−CH=CH−、−S−CH=CH−、−NRa−C H=N−、−O−CH=N−、−S−CH=N−、−N=CH−CH=CH−、 −CH=N−CH=CH−であり得る。R1及びR2が構成する特に好ましい連結 部分(linkage)には、−OCH2CH2CH2−、−OCH2CH2O−、 −OCH2CH2−、−OCH2O−、−NRaCH2CH2CH2−及び−CH=C H−CH=CH−が含まれる。上記諸例において、Raは好ましくは水素原子で ある。 本明細書中に基、または基の一部の呼称として用いた「アルキル」または「ア ルコキシ」という語は直鎖基も分枝鎖基も意味する。適当なアルキル基の例には 、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル及び t−ブチルが含まれる。適当なアルコキシ基の例には、メトキシ、エトキシ、n −プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、s−ブトキシ及びt−ブトキシ が含まれる。 本明細書中で言及したシクロアルキル基は、例えばシクロプロピル、シクロブ チル、シクロペンチルまたはシクロ ヘキシルであり得る。適当なシクロアルキルアルキル基は、例えばシクロプロピ ルメチルであり得る。 本明細書中に基、または基の一部の呼称として用いた「アルケニル」及び「ア ルキニル」という語は直鎖基も分枝鎖基も意味する。適当なアルケニル基の例に はビニル及びアリルが含まれる。適当なアルキニル基にはプロパルギルなどが有 る。 本明細書中に用いた「フルオロC1 〜6アルキル」及び「フルオロC1 〜6アルコ キシ」という語は、1個以上(特に1〜3個)の水素原子がフッ素原子によって 置換されたC1 〜6アルキル基やC1 〜6アルコキシ基を意味する。特に好ましいの はフルオロC1 〜3アルキル基及びフルオロC1 〜3アルコキシ基で、例えばCF3 、CH2CH2F、CH2CHF2、CH2CF3、OCF3、OCH2CH2F、OC H2CHF2またはOCH2CF3であり、CF3及びOCF3が最も好ましい。 本明細書中に用いた「ハロゲン」という語は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素 を意味する。最も適当なハロゲンはフッ素及び塩素で、特にフッ素の方が好まし い。 本発明の範囲内に有る特定の化合物に、 (2S,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3,9−ジフェニル−ス ピロ[5.5]ウンデカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3,9−ジフェニル−ス ピロ[5.5]ウンデカン、 (2R,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3,9− ジフェニル−スピロ[5.5]ウンデカン、 (2R,3S,9R)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3,9− ジフェニル−スピロ[5.5]ウンデカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3,9−ジフェニル−ス ピロ[5.5]ウンデカン−4−イルメチル)−2,4−ジヒドロ−1,2,4 −トリアゾル−3−オン、及び 4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3,8−ジフェニル−スピロ[5 .4]デカン とその医薬に許容可能な塩が含まれる。 本発明の範囲内に有る特定の化合物には更に、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−フェニル−スピロ[5. 4]デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−メトキシフェニル)−スピロ[5.4]デカン、 (2R,3S,8R)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4 −フルオロフェニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン、 (2R,3S,8S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4 −フルオロフェニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン、 (2R,3S,8R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン、 (2R,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン、 (2R,3S,8R)−4−アザ−4−(2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1, 2,4−トリアゾル−5−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン、 (2R,3S,8S)−4−アザ−4−(2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1, 2,4−トリアゾル−5−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン、 4−アザ−4−ベンジル−7−ジオキサ−5−フェニル−9−(2−(トリフル オロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウンデカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (3R,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (2R,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (2S,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(5−(ジメチル アミノメチル)−1,2,3−トリアゾル−4−イル)メチル−1,7−ジオキ サ−3−(4−フルオロフェニル)−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニ ル)−スピロ[5.5]ウンデカン、 4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)− 9−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウンデカン、 (2R,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (2R,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (2S,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(5−(ジメチル アミノメチル)−1,2,3−トリアゾル−4−イル)メチル−1,7−ジオキ サ−3−(4−フルオロフェニル)−9−(3−(トリフルオロメチル)フェニ ル)−スピロ[5.5]ウンデカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−7−ジオキサ−5−フェニル −9−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−スピロ[5.5]ウンデカ ン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−スピロ[5.5]ウ ンデカン、 4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)−9−(2−(ト リフルオロメトキシ)フェニル)−スピロ[5.5]ウンデカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(5−(ジメチルアミノメチル)−1, 2,3−トリアゾル−4−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−スピロ[5. 5]ウンデカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1, 2,4−トリアゾル−5−イル)メ チル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)−9−(3−(トリフ ルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.4]デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−ナフチル)−スピロ[5.4]デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1, 2,4−トリアゾル−5−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−(2−ナフチル)−スピロ[5.4]デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4 −フルオロフェニル)−9−(2−チオメチルフェニル)−スピロ[5.4]デ カン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−9−(5−フルオロ−2 −メトキシフェニル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−(1,3−イミダ ゾル−4−イルメチル)−スピロ[5.4]デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−9−(5−フルオロ−2 −イソプロポキシフェニル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−(1,3− イミダゾル− 4−イルメチル)−スピロ[5.4]デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−9−(2,5−ジメトキシフ ェニル)−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)−スピロ[5.4 ]デカン、 及び (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(カルボニルメチルピロリジン−1−イ ル)−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)−スピロ[5.4]デ カン とその医薬に許容可能な塩も含まれる。 本発明の範囲内に有る特定の化合物には更に、表1及び2に列挙した化合物と その医薬に許容可能な塩も含まれる。 本発明の別の一構成では式(I)の化合物を、好ましくは医薬に許容可能な塩 、特に酸付加塩の形態に製造する。 医薬用には、式(I)の化合物の塩は無毒でかつ医薬に許容可能な塩とする。 しかし、本発明による化合物またはその無毒でかつ医薬に許容可能な塩の製造に は他の塩も有用であり得る。本発明の化合物の、医薬に許容可能である適当な塩 に酸付加塩が含まれ、この塩は例えば、本発明の化合物の溶液を塩酸、フマル酸 、p−トルエンスルホン酸、マレイン酸、琥珀酸、酢酸、クエン酸、酒石酸、炭 酸、リ ン酸または硫酸といった医薬に許容可能な酸の溶液と混合することによって生成 させ得る。アミン基の塩には、そのアミノ窒素原子がアルキル、アルケニル、ア ルキニルまたはアラルキル部分などの適当な有機基を保持する第四アンモニウム 塩も含まれ得る。更に、本発明の化合物が酸性部分を保有する場合、その医薬に 許容可能な塩で適当なものにはアルカリ金属塩、例えばナトリウムまたはカリウ ム塩及びアルカリ土類塩、例えばカルシウムまたはマグネシウム塩などの金属塩 が含まれ得る。 塩は、該塩が溶解しない溶媒もしくは媒質中、または真空下にかもしくは凍結 乾燥により除去できる水などの溶媒中で遊離塩基形態の生成物を1当量以上の適 当な酸と反応させたり、適当なイオン交換樹脂上で既存塩のアニオンを別のアニ オンに交換したりする通常手段で製造可能である。 本発明は、先に述べた式(I)の化合物のプロドラッグを包含する。このプロ ドラッグは通常式(I)の化合物の、必要な式(I)の化合物へとin viv oで容易に変換可能な機能性誘導体である。適当なプロドラッグ誘導体を選択及 び製造する通常の操作は、例えば“Design of Prodrugs,” H. Bundgaard 編, Elsevier, 1985に記載されている。 プロドラッグは生物活性物質(「親薬物」もしくは「親分子」)の薬理学的に 不活性な誘導体であり得、前記誘導体は活性薬物放出のためには身体内での変換 を必要とし、親薬物分子よりも優れた送達特性を有する。in vivoでの変 換は、例えばカルホン酸エステル、リン酸エステルまたは硫酸エステルの化学的 または酵素性加水分解や、感受性官能基(susceptible funct ionality)の還元または酸化といった何らかの代謝過程の結果として生 起し得る。 本発明は、式(I)の化合物とその塩の溶媒和物、例えば水和物を包含する。 本発明による化合物は少なくとも三つの不斉中心を有し、従ってエナンチオマ ーとしてもジアステレオ異性体としても存在し得る。このような異性体とその混 合物はいずれも本発明の範囲内であると理解されるべきである。 好ましい式(I)、(Ia)、(Ib)及び(Ic)の化合物は、実施例1の 化合物が有する好ましい3位の立体化学的配置(即ち3−(S))を有する。一 例を式(Id)によって示す。 本発明は、1種以上の式(I)の化合物を医薬に許容可能なキャリヤまたは賦 形剤と共に含有する医薬組成物も提供する。 好ましくは、本発明による組成物は経口、非経口もしくは直腸内投与用または 吸入もしくは通気による投与用の錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、溶液 剤もしくは懸濁液剤、または坐剤といった単位投与形態とする。 錠剤などの固体組成物の調製では、活性主成分を医薬用キャリヤ、例えばコー ンスターチ、ラクトース、スクロース、ソルビトール、タルク、ステアリン酸、 ステアリン酸マグネシウム、リン酸二カルシウムまたはゴムといった通常の錠剤 形成成分、及び他の医薬用稀釈剤、例えば水と混合して、本発明の化合物または その無毒でかつ医薬に許容可能な塩の均質混合物から成る固体の製剤前(pre fo rmulation)組成物を調製する。この製剤前組成物が均質であるという のは、該組成物を等しく有効な錠剤、丸剤及びカプセル剤などの単位投与形態へ と容易に分割できるように活性成分を組成物全体に均一に分散させたという意味 である。上記のように調製した固体製剤前組成物を、0.1〜約500mgの本 発明の活性成分を含有する先に述べたような単位投与形態へと分割する。本発明 の新規な組成物から成る錠剤または丸剤は、作用時間の延長という利点をもたら す投与形態を実現するべく被覆したり配合を変更したりすることが可能である。 例えば、上記錠剤または丸剤は内側投与要素と、該要素を包囲する外皮の形態の 外側投与要素とから成り得る。これら二つの要素は腸溶層によって分離し得、腸 溶層は胃での崩壊を防止するべく機能して、内側要素が無事に十二指腸内へと進 み、もしくは遅れて放出されることを可能にする。この腸溶層もしくはコーティ ングには、幾つかのポリマー酸、及びポリマー酸とシェラック、セチルアルコー ル及び酢酸セルロースのような物質との混合物を含めた様々な物質を用い得る。 本発明の新規な組成物が取り得る、経口投与用または注射による投与用の液体 形態には、水溶液剤、適当な香味を 付与したシロップ剤、水性または油性懸濁液剤、及び綿実油、胡麻油、やし油ま たは落花生油といった食用油を用い、かつ香味を付与した乳濁液剤、並びにエリ キシル剤、及び類似の医薬用賦形剤を用いた液剤が含まれる。水性懸濁液剤に適 した分散剤もしくは懸濁化剤には、トラガカントゴム、アラビアゴム、アルキネ ート、デキストラン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロー ス、ポリビニルピロリドンまたはゼラチンといった合成及び天然ゴムが含まれる 。 注射による投与用の好ましい組成物には、活性成分としての式(I)の化合物 を表面活性物質(即ち湿潤剤または界面活性剤)と共に含有する組成物や、(油 中水型または水中油型乳濁液としての)乳濁液剤の形態の組成物が含まれる。 適当な表面活性物質には特に、ポリオキシエチレンソルビタン(例えばTwe enTM 20、40、60、80または85)及び他のソルビタン(例えばSp anTM 20、40、60、80または85)などの非イオン性物質が含まれる 。表面活性物質を含有する組成物の表面活性物質含量は0.05〜5%、特に0 .1〜2.5%である ことが好ましい。必要であれば他の成分、例えばマンニトールや、医薬に許容可 能な他の賦形剤を添加し得ることは理解されよう。 適当な乳濁液剤は、IntralipidTM、LiposynTM、Infon utrolTM、LoporundinTM及びLipiphysanTMなどの市販 の脂肪乳濁液(faL emulsions)を用いて製造し得る。予め調製し た乳濁液組成物に活性成分を溶解させ得、あるいはまた活性成分を油(例えば大 豆油、紅花油、綿実油、胡麻油、とうもろこし油またはアーモンド油)に溶解さ せ、これをリン脂質(例えば卵リン脂質、大豆リン脂質または大豆レシチン)及 び水と混合して乳濁液剤を製造してもよい。他の成分、例えばグリセロールやグ ルコースを添加して乳濁液剤の張度を調節し得ることは理解されよう。適当な乳 濁液剤は典型的には20%以下、例えば5〜20%の油を含有する。脂肪乳濁液 は好ましくは、0.1〜1.0μm、特に0.1〜0.5μmの脂肪液滴を含有 し、5.5〜8.0のpHを有する。 特に好ましい乳濁液剤組成物は、式(I)の化合物をIntralipidTM またはその構成成分(大豆油、卵 リン脂質、グリセロール及び水)と混合して調製したものである。 吸入または通気用組成物には、医薬に許容可能な水性もしくは油性溶媒または その混合物を用いて製造した溶液剤及び懸濁液剤、並びに散剤が含まれる。液体 または固体である本発明の吸入または通気用組成物には、医薬に許容可能な先に 示した賦形剤の中から適当なものを含有させ得る。この組成物は好ましくは、局 所または全身に作用させるべく口または鼻から呼吸器経由で投与する。好ましく は滅菌した、医薬に許容可能な溶媒を用いて製造した組成物は、不活性ガスの使 用により噴霧可能である。噴霧溶液は噴霧装置から直接吸い込ませることができ 、あるいはまた噴霧装置をフェイスマスク、テントまたは間欠的陽圧呼吸機に取 り付けてもよい。溶液剤、懸濁液剤または散剤組成物は、適当な方法で製剤を送 達する装置から好ましくは経口でか、または鼻腔経由で投与し得る。 本発明は、式(I)の化合物を含有する医薬組成物を調製する方法も提供し、 この方法は式(I)の化合物を医薬に許容可能なキャリヤまたは賦形剤と組み合 わせることを含む。 式(I)の化合物は、過剰なタキキニン活性、特にサブスタンスP活性の存在 を特徴とするきわめて様々な臨床状態の治療に有効である。 即ち、タキキニン活性、特にサブスタンスP活性の過剰は、例えば中枢神経系 の様々な障害に関与する。前記障害には、気分障害、即ち鬱病、またはより特定 的に抑鬱性の障害、例えば単独挿間性もしくは再発性主抑鬱性障害(singl e episodic or recurrent major depres sive disorders)及び気分変調性障害や双極性障害、例えば双極 性I障害、双極性II障害及び循環気質性障害など; 不安性障害、即ち広場恐怖 症を伴うかまたは伴わない恐慌性障害、恐慌性障害の履歴を有しない広場恐怖症 、特定恐怖症、例えば特定動物恐怖症、社会恐怖症、強迫性障害、外傷後ストレ ス性障害及び急性ストレス性障害を含めたストレス性障害並びに全般(gene ralized)不安性障害など; 精神分裂病及び他の精神病性障害、例えば 分裂病様障害、分裂情動性障害、妄想性障害、短期精神病性障害、共通型(sh ared)精神病性障害、及び妄想または幻覚を伴う精神病性障害; 譫妄、痴 呆及び健忘性障害その 他の認識障害または神経変性障害、即ちアルツハイマー病、老年痴呆、アルツハ イマー型痴呆、血管性痴呆、及び例えばHIV疾患、頭部外傷、パーキンソン病 、ハンチントン病、ピッタ病、クロイツフェルド−ヤコブ病に起因し、または多 くの病因に起因する他の痴呆など; パーキンソン病及び他の錐体外路運動障害 、即ち投薬誘発性運動障害、例えば神経弛緩薬誘発性振戦麻痺、神経弛緩薬誘発 性悪性症候群、神経弛緩薬誘発性急性異所症、神経弛緩薬誘発性急性静坐不能、 神経弛緩薬誘発性遅発性ジスキネジア及び投薬誘発性体位性振戦など; アルコ ール、アンフェタミン(またはアンフェタミン様物質)、カフェイン、大麻、コ カイン、幻覚薬、吸入剤及びエアゾル噴射剤、ニコチン、オピオイド、フェニル グリシジン誘導体、鎮静薬、催眠薬並びに不安寛解薬の使用から起こる、依存症 及び乱用、中毒、禁断症状、中毒性譫妄、禁断性譫妄、持続性痴呆、精神病性障 害、気分障害、不安性障害、性的機能不全並びに睡眠障害を含めた物質関連障害 ; 癲痢; ダウン症候群; MS及びALSなどの脱髄疾患並びに他の神経病 理学的障害、即ちニューロパシー、例えば糖尿病性及び化学療法誘発性神経障害 、及び疱疹後神経痛、三叉神経痛、脊 髄節または肋間神経痛その他の神経痛など; 及び脳梗塞、くも膜下出血または 脳水腫といった、急性または慢性脳血管損傷に起因する脳血管障害が含まれる。 タキキニン活性、特にサブスタンスP活性は侵害受容(nociceptio n)及び痛みにも関与する。従って、本発明の化合物は、急性外傷、変形性関節 症、慢性関節リウマチ、特に外傷後の筋骨格痛、脊椎痛、筋筋膜痛症候群、頭痛 、会陰切開痛及び熱傷などの軟組織及び末梢神経損傷; 心臓痛、筋痛、眼痛、 口腔顔面痛(orofacial pain)、例えば歯痛、腹痛、女性生殖系 痛(gynaecological pain)、例えば月経困難症、及び陣痛 などの深部痛及び内臓痛; 末梢神経障害、例えば神経絞扼及び腕神経叢引き抜 き、切断、ニューロパシー、三叉神経痛、非定型顔面痛、神経根損傷並びにくも 膜炎に関連する痛みなどの、神経及び神経根損傷に関連する痛み; しばしば癌 性疼痛と呼称される、癌に関連する痛み; 脊髄または脳幹損傷に起因する痛み などの中枢神経系痛; 腰痛; 坐骨神経痛; 強直性脊椎炎、痛風; 及び瘢 痕を含めた、強い痛みを伴う疾患及び状態の予防または治療に有用である。 タキキニン拮抗物質、特にサブスタンスP拮抗物質は、呼吸疾患、特に慢性閉 塞性気道疾患、気管支肺炎、慢性気管支炎、嚢胞性線維症及び喘息、成人呼吸障 害症候群及び気管支痙攣などの、過剰な粘液分泌に関連する呼吸疾患; 炎症性 腸疾患、乾癬、結合組織炎、変形性関節症、慢性関節リウマチ、掻痒症(pru ritis)及び日焼けなどの炎症性疾患; 湿疹及び鼻炎などのアレルギー; 毒づた過敏症などの過敏性障害; 結膜炎、春季カタル等といった眼病; 増 殖性硝子体網膜症などの細胞増殖関連眼状態; 接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎 、蕁麻疹その他の湿疹様皮膚炎などの皮膚疾患の治療にも有用であり得る。 タキキニン拮抗物質、特にサブスタンスP拮抗物質は、胸部腫瘍、神経節芽細 胞腫、及び小細胞肺癌などの小細胞癌を含めた新生物の治療にも有用であり得る 。 タキキニン拮抗物質、特にサブスタンスP拮抗物質は、胃炎、胃十二指腸潰瘍 、胃癌、胃リンパ腫、内臓のニューロン調節に関連する障害、潰瘍性大腸炎、ク ローン病、過敏腸症候群、並びに化学療法、放射線、毒、ウイルスまたは細菌感 染、妊娠、前庭障害、例えば動揺病、眩暈及びメニエル病、手術、片頭痛、頭蓋 内圧の変動、胃食道逆流疾 患、胃酸過多、暴飲暴食、酸性胃(acid stomach)、吐き戻し(w aterbrash)または反芻、胸焼け、例えば挿間性胸焼け、夜間胸焼けま たは食事誘発性胸焼け、及び消化不良によって誘発される嘔吐などの急性、後発 性または再発性嘔吐を含めた嘔吐などの炎症性胃腸(GI)管障害及び疾患を含 めたGI障害の治療にも有用であり得る。 タキキニン拮抗物質、特にサブスタンスP拮抗物質は、ストレス関連体性障害 ; 肩手症候群などの反射性交感神経性異栄養症; 移植組織の拒絶などの不利 な免疫反応、及び全身性エリテマトーデスなどの免疫促進または抑制関連障害; サイトカイン(cytokine)化学療法に起因する血漿溢出、膀胱炎、排 尿筋反射亢進及び失禁などの膀胱機能障害; 強皮症及び好酸性肝蛭症などの線 維化及びコラーゲン疾患; アンキナ、血管性頭痛、片頭痛及びレイノー病(R eynaud’s disease)などの血管拡張性及び血管痙攣性疾患に起 因する血流障害; 及び前記諸状態のいずれかに起因または関連する痛みまたは 侵害受容、特に片頭痛における痛みの伝達を含めた様々な他の状態の治療にも有 用であり得る。 式(I)の化合物は、上記状態の組み合わせ、特に術後痛と術後悪心嘔吐との 組み合わせの治療にも有効であり得る。 式(I)の化合物は、化学療法、放射線、毒、妊娠、前庭障害、運動、手術、 片頭痛、及び頭蓋内圧の変動によって誘発される嘔吐などの急性、後発性または 再発性嘔吐を含めた嘔吐の治療に特に有用である。式(I)の化合物は、癌化学 療法で日常的に用いられるものを含めた抗新生物薬(細胞毒性物質)が誘発する 嘔吐の治療において最も有用である。 上記のような化学療法薬の例には、アルキル化剤、例えばナイトロジェンマス タード、エチレンイミン化合物、スルホン酸アルキル、並びにニトロソウレア、 シスプラチン及びダカルバジンなどの、アルキル化作用を有する他の化合物; 代謝拮抗物質、例えば葉酸、プリンまたはピリミジン拮抗物質; 有糸分裂抑制 物質、例えばビンカアルカロイド、及びポドフィロトキシンの誘導体; 及び細 胞毒性抗生物質が含まれる。 化学療法薬の特定例は、例えばD. J. StewartがJ. Kuch arczyk等編, “Nause a and Vomitting: Recent Research and Clinical Advances,” CRC Press Inc., Boca Raton, Florida, USA, 1991の第177 〜203ページ、特に第188ページに挙げている。通常用いられる化学療法薬 には、シスプラチン、ダカルバジン(DTIC)、ダクチノマイシン、メクロル エタミン(ナイトロジェンマスタード)、ストレプトゾシン、シクロホスファミ ド、カルムスチン(BCNU)、ロムスチン(CCNU)、ドキソルビシン(ア ドリアマイシン)、ダウノルビシン、プロカルバジン、マイトマイシン、シタラ ビン、エトポサイド、メトトレキサート、5−フルオロウラシル、ビンブラスチ ン、ビンクリスチン、ブレオマイシン及びクロラムブシルが含まれる(R. J . Gralla等, Cancer Treatment Reports 68 (1), pp.163−172, 1984)。 式(I)の化合物は、癌治療などでの放射線療法や放射線宿酔を含めた放射線 によって誘発される嘔吐の治療、及び術後悪心嘔吐の治療にも有用である。 式(I)の化合物は、嘔吐軽減のために同時に、別個に、または逐次使用する 複合製剤として別の治療薬と一緒に提供し得ると理解される。前記のような複合 製剤は、例えば二成分個別包装剤(twin pack)の形態とし得る。 本発明の更に別の一構成は、オンダンセトロン、グラニセトロンもしくはトロ ピセトロンといった5−HT3拮抗物質または他の鎮吐薬、例えばメトクロプラ ミドなどのドーパミン拮抗物質と組み合わせた式(I)の化合物を包含する。加 えて、式(I)の化合物をデキサメタゾンなどの抗炎症性コルチコステロイドと 組み合わせて投与することも可能である。そのうえ、式(I)の化合物は先に述 べたアルキル化剤、代謝拮抗物質、有糸分裂抑制物質または細胞毒性抗生物質と いった化学療法薬と組み合わせて投与できる。そのような組み合わせに用いる公 知の治療薬の投与形態としては通常、現在使用可能な形態が適当である。 F. D. Tattersall等, Eur. J. Pharmaco l. 250, R5−R6, 1993に記載されたシスプラチン誘発性嘔吐 のフェレットモデルにおいて試験したところ、本発明の化合物はシスプラチンが 誘発するレッチング及び嘔吐を減衰させることが判明 した。 式(I)の化合物は、痛みもしくは侵害受容及び/または炎症並びにこれらを 伴う障害、例えば糖尿病性及び化学療法誘発性ニューロパシーなどのニューロパ シー、疱疹後神経痛その他の神経痛、喘息、変形性関節症、慢性関節リウマチ、 並びに片頭痛、急性または慢性緊張性頭痛、群発頭痛、顎関節痛及び上顎洞痛を 含めた頭痛などの治療にも特に有用である。 本発明は、治療に用いられる式(I)の化合物も提供する。 本発明はその別の一構成または変形例において、タキキニン過剰、特にサブス タンスP過剰に関連する生理障害の治療に用いられる医薬の製造用である式(I )の化合物を提供する。 本発明は、タキキニン過剰、特にサブスタンスP過剰に関連する生理障害を治 療または予防する方法も提供し、この方法は前記のような治療または予防を必要 とする患者に式(I)の化合物、または式(I)の化合物を含有する組成物をタ キキニンを減少させる量で投与することを含む。 或る種の状態の治療では、本発明による化合物を別の薬 理活性物質と共に用いることが望ましい場合が有る。例えば、喘息などの呼吸疾 患を治療する場合は式(I)の化合物を、NK−2受容体に作用するβ2−アド レナリン作動性受容体拮抗物質もしくはタキキニン拮抗物質などの気管支拡張薬 と共に用い得る。式(I)の化合物と気管支拡張薬とは患者に対して同時に、逐 次、または組み合わせて投与し得る。 同様に、本発明の化合物は、ヨーロッパ特許第0 480 717号及び同第 0 604 114号並びに米国特許第4,859,692号及び同第5,27 0,324号に開示されたものの中から選択される化合物のようなロイコトリエ ンD4拮抗物質などのロイコトリエン拮抗物質と共に用いることもできる。この 組み合わせは、喘息、慢性気管支炎及び咳などの呼吸疾患の治療に特に有用であ る。 従って本発明は、喘息などの呼吸疾患を治療する方法を提供し、この方法は前 記のような治療を必要とする患者に有効量の式(I)の化合物及び有効量の気管 支拡張薬を投与することを含む。 本発明は、式(I)の化合物、気管支拡張薬、及び医薬に許容可能なキャリヤ を含有する組成物も提供する。 片頭痛の治療または予防では、本発明の化合物をエルゴタミンや5−HT1作 動物質、特にスマトリプタンといった他の抗片頭痛薬と共に用い得ると理解され る。 同様に、行動性(behavioural)痛覚過敏の治療では本発明の化合 物をジゾシルピンなどの、N−メチルD−アスパルテート(NMDA)の拮抗物 質と共に用い得る。 下部尿路の炎症性状態、特に膀胱炎の治療または予防では、本発明の化合物を ブラジキニン受容体拮抗物質などの抗炎症薬と共に用い得る。 本発明は、式(I)の化合物、気管支拡張薬、及び医薬に許容可能なキャリヤ を含有する組成物も提供する。 痛みまたは侵害受容の治療または予防では、本発明の化合物をアセトアミノフ ェン(パラセタモール)、アスピリン及び他のNSAIDといった他の鎮痛薬、 特にオピオイド鎮痛薬、なかでもモルヒネと共に用い得ると理解される。特定の 抗炎症薬には、ジクロフェナク、イブプロフェン、インドメタシン、ケトプロフ ェン、ナプロキセン、ピロキシカム及びスリンダクが含まれる。本発明の化合物 と共に用いるのに適したオピオイド鎮痛薬には、モルヒネ、コデ イン、ジヒドロコデイン、ジアセチルモルヒネ、ヒドロコドン、ヒドロモルホン 、レホルファノール、オキシモルホン、アルフェンタニール、ブプレノルフィン 、ブトルファノール、フェンタニル、スフェンタニル、メペリジン、メタドン、 ナルブフィン、プロポキシフェン及びペンタゾシンまたはこれらの医薬に許容可 能な塩が含まれる。上記オピオイド鎮痛薬の好ましい塩には、硫酸モルヒネ、塩 酸モルヒネ、酒石酸モルヒネ、リン酸コデイン、硫酸コデイン、重酒石酸ジヒド ロコデイン、塩酸ジアセチルモルヒネ、重酒石酸ヒドロコドン、塩酸ヒドロモル ホン、酒石酸レボルファノール、塩酸オキシモルホン、塩酸アルフェンタニール 、塩酸ブプレノルフィン、酒石酸ブトルファノール、クエン酸フェンタニル、塩 酸メペリジン、塩酸メタドン、塩酸ナルブフィン、塩酸プロポキシフェン、ナプ シル酸プロポキシフェン(2−ナフタレンスルホン酸(1:1)一水和物)及び 塩酸ペンタゾシンが含まれる。 従って、本発明はその更に別の一構成において、本発明の化合物及び鎮痛薬を 少なくとも1種の医薬に許容可能なキャリヤまたは賦形剤と共に含有する医薬組 成物を提供する。 本発明はその更に別の一構成または変形例において、本発明の化合物及び鎮痛 薬を含有する製品を、痛みまたは侵害受容の治療または予防のために同時に、別 個に、または逐次使用される複合製剤として提供する。 本発明の化合物は優れた薬理プロフィールを有するため、該化合物を僅かな投 与量で治療に用い、それによって望ましくない副作用の危険性を最小限に留める ことができる。 タキキニン過剰に関連する状態の治療において、適当な投与レベルは1日当た り約0.001〜50mg/kgで、特に約0.01〜約25mg/kg、例え ば約0.05〜約10mg/kgなどである。 例えば、痛覚の神経伝達を含む状態の治療では、適当な投与レベルは1日当た り約0.001〜25mg/kg、好ましくは約0.005〜10mg/kgで 、特に約0.005〜5mg/kgである。化合物は1日当たり1〜4回、好ま しくは1回または2回の投与回数(regimen)で投与し得る。 注射用製剤を用いる嘔吐の治療では、適当な投与レベルは1日当たり約0.0 01〜10mg/kg、好ましくは約0.005〜5mg/kgで、特に0.0 1〜1mg/ kgである。化合物は1日当たり1〜4回、好ましくは1回または2回の投与回 数で投与し得る。 いずれの治療に用いる場合も、必要な式(I)の化合物の量は選択した特定の 化合物または組成物によるのみでなく、投与経路、治療する状態の性質、並びに 患者の年齢及び容体によって様々となり、最終的には主治医の判断に委ねられる と理解される。 一般的な方法(A)に従えば、本発明による化合物は、以後式(II) 〔式中R1、R2、R3、R4、R5、R9a、R9b、m及びnは式(I)に関して規 定したとおりである〕の化合物と呼称する、R6がHである式(I)の化合物を 式(III) LG−R6a (III) 〔式中R6aは式(I)に関して規定したとおりの基R6 またはその前駆体であり、LGはアルキルスルホニルオキシもしくはアリールス ルホニルオキシ基(例えばメシレートもしくはトシレート)またはハロゲン原子 (例えば臭素、塩素もしくはヨウ素)などの離脱基である〕の化合物と反応させ 、R6aが前駆体基である場合はこれを基R6に変換することによって製造し得る (この方法では任意の反応性基を保護し、かつ所望であれば後に脱保護し得る) 。 上述の反応は、例えば炭酸カリウムなどの酸受容体の存在下にジメチルホルム アミドなどの有機溶媒中で通常のように生起させ得る。 別の方法(B)によれば、密閉管等の中で高温、例えば50〜100℃におい てエーテル、例えばジオキサンなどの適当な溶媒中で式(IV) の化合物を式NHR78のアミンと反応させることにより、R6がCH2NR78 によって置換された1,2,3−トリアゾル−4−イルメチル基である式(I) の化合物を製造し得る。この反応はChemische Berichte 1 22, p.1963, 1989に記載された反応に基づく。 更に別の方法(C)によれば、塩基の存在下に式(II)の中間体を式(V) 〔式中Halはハロゲン原子、例えば臭素、塩素またはヨウ素であり、mは1〜 6の整数であり、R18は(反応条件下にオキソ置換基に変換される)H、CON H2またはOCH3である〕の化合物と反応させ、その後必要であれば、例えばC ONH2基をCH2NH2に還元することによって式(I)の化合物に変換するこ とにより、R6が非置換または置換1,2,4−トリアゾリル基によって置換 されたC1 〜6アルキル基である式(I)の化合物を製造し得る。 上述の反応に用いるのに適した塩基には、例えば炭酸カリウムなどのアルカリ 金属炭酸塩が含まれる。反応は、好ましくは約140℃などの高温において、例 えば無水ジメチルホルムアミドなどの無水有機溶媒中で生起させると都合が好い 。 基CONH2に適する還元剤は水素化アルミニウムリチウムであり、これを− 10℃から室温までの温度で用いる。 別の方法(D)によれば、式(I)の化合物は式(VI) の中間体からも酸触媒分子内環化反応によって製造し得る。 上記反応に用いるのに適した酸には、例えば塩酸などの無機酸が含まれる。反 応は、アルコール、例えばメタノー ルなどの適当な有機溶媒中で高温、例えば選択した溶媒の還流温度で生起させる と都合が好い。 適当な操作については、後出の実施例において詳述する。 更に別の方法(E)によれば、適当な相互変換操作を用いて式(I)の化合物 から他の式(I)の化合物を製造することも可能である。特に、相互変換操作を 用いて基R6を変更し得る。例えば、R6がH以外である式(I)の化合物はR6 がHである対応する式(I)の化合物を、例えば基R6の導入に適した試薬と反 応させることによって製造し得、R6がCORaである式(I)の化合物はR6が Hである式(I)の化合物を、例えば適当な酸無水物と反応させることによって 製造し得る。 R6がC1 〜6アルキルである式(I)の化合物はR6がCORaである対応する 式(I)の化合物を、例えばボランまたはシアノホウ水素化ナトリウムなどのホ ウ水素化物を用いて還元することにより製造し得る。 R6がCONRabによって置換されたC1 〜6アルキルである式(I)の化合 物は、R6がCO2aによって置換されたC1 〜6アルキルである対応する式(I )の化合物をアンモニアまたは式NRabのアミンで処理する ことによって製造し得る。 R6が5−オキサジアゾリルによって置換されたC1 〜6アルキルである式(I )の化合物は、R6がCO2aによって置換されたC1 〜6アルキルであり、その 際RaはC1 〜6アルキルである式(I)の化合物を塩基の存在下に式(VII) 〔式中R32はHまたは適当な置換基である〕の化合物と反応させることによって 製造し得る。 上記反応に用いるのに適した塩基には、例えばナトリウムなどのアルカリ金属 、及び例えば水素化ナトリウムなどのアルカリ金属水素化物が含まれる。 反応は適当な有機溶媒中で生起させると都合が好い。いずれの溶媒が適当であ るかは、用いる塩基の性質に依存する。例えば、用いる塩基がアルカリ金属であ る場合は適当な溶媒にアルコール、例えばエタノールが含まれ、用いる塩基がア ルカリ金属水素化物である場合は適当な溶媒に エーテル、例えばテトラヒドロフランが含まれる。 好ましくは、反応は選択した溶媒の還流温度などの高温で生起させる。 R6がチアゾリルによって置換されたC1 〜6アルキルである式(I)の化合物 は、R6がCSNH2によって置換されたC1 〜6アルキルである式(I)の化合物 を式Hal−CH2C(O)−R60〔式中Halは臭素、塩素またはヨウ素とい ったハロゲン原子であり、R60はHまたは適当な置換基である〕の化合物と反応 させることによって製造し得る。 R6がチオキソトリアゾリルによって置換されたC1 〜6アルキルである式(I )の化合物は、R6がCONHNH2によって置換されたC1 〜6アルキルである式 (I)の化合物を塩基の存在下に式R61NCS〔式中R61はHであるか、または C1 〜6アルキルなどの適当な置換基である〕の化合物と反応させることによって 製造し得る。 上記反応に用いるのに適した塩基には、例えば1,8−ジアザビシクロ[5. 4.0]ウンデク−7−エン(DBU)などの有機塩基が含まれる。反応は、ア ルコール、例えばブタノールなどの適当な有機溶媒中で生起させると都 合が好い。 更に別の一般的な方法(F)によれば、式(XX) の化合物を還元することによって、nが1であり、mは1または2である式(I )の化合物を製造することができる。 適当な還元条件には、好ましくはメタノールもしくはエタノールなどのアルコ ール、酢酸エチルなどのエステル、酢酸などの有機酸、またはこれらの混合物な どの適当な溶媒中のパラジウムや白金といった金属触媒またはその水酸化物もし くは酸化物; テトラヒドロフラン中のボラン; テトラヒドロフランなどのエ ーテル中の9−ボラシクロ[3.3.1]ノナン(9−BBN); 及びテトラ ヒドロフランなどのエーテル中のトリエチルホウ水素化リチウム(Super− HydrideTM)を用いて行なう接 触水素化が含まれる。 式(IV)の中間体は、式(VIII) 〔式中Halはハロゲン原子で、例えば塩素、臭素またはヨウ素、特に塩素であ る〕の化合物を室温以下の温度においてジメチルスルホキシドなどの適当な溶媒 中でアジ化物、例えばアジ化ナトリウムと反応させることによって製造し得る。 式(VIII)の化合物は、式Hal−CH2−C≡C−CH2−Hal〔式中各H alは独立に塩素、臭素またはヨウ素、特に塩素である〕のジハロアセチレンに 式(II)の中間体を滴下し加えることによって製造し得る。反応は、炭酸カリウ ムなどの塩基の存在下にジメチルホルムアミドなどの適当な溶媒中で生起させる と都合が好い。 式(V)の化合物は、J. Med. Chem. 27, p.849, 1984に記載されているようにして製造し得る。 mが2である式(VI)の中間体は、式(IX) の化合物またはその保護誘導体を通常方法で、例えば好ましくはエタノールなど のアルコールや酢酸エチルなどのエステルといった溶媒中でパラジウムもしくは 白金などの金属触媒またはその酸化物を用いて行なう接触水素化によって還元す ることにより製造し得る。 式(IX)の化合物は、式(X) の化合物を式(XI) の化合物またはその保護誘導体と反応させ、n−ブチルリチウムを用いてリチオ 化し、その後例えばオルトリン酸二水素ナトリウムで反応を停止させることによ って製造し得る。反応は、低温、例えば−78℃においてエーテル、例えばテト ラヒドロフランなどの溶媒中で生起させると都合が好い。 式(X)の化合物は、ヨーロッパ特許出願公開第0 577 394号に開示 された方法、または類似方法によって製造し得る。 式(XI)の化合物は公知化合物であり(Chemische Berich te 121, pp.1315−1320, 1988参照)、類似方法で製 造することも可能である。 R6が5員複素環によって置換されたC1 〜6アルキル基であり、前記複素環は ZNR78〔式中ZはCH2〕によって置換されている化合物の場合、ZNR78 の替わりに水素原子を有する対応する化合物から幾つかの好ましい式(I)の 化合物を製造することができる。即ち、例えばR6がCH2NR78部分を有する イミダゾリノン基である式(I)の化合物は、CH2NR78部分を欠く対応す る化合物をホルムアルデヒド及びアミンNHR78と通常のマンニッヒ反応条件 下に、例えば加熱しながらメタノール中で反応させることによって製造し得る。 所望であれば、R78+=CH2-などの試薬を予め製造して用い得、その場 合酸受容体としてはトリエチルアミンなどの第三級アミンを用いる。 あるいはまた、R6がイミダゾリノン基によって置換されたC1 〜6アルキル基 である式(I)の化合物をパラホルムアルデヒド及びアミン、例えばピロリジン やモルホリ ンといった第二級アミンと反応させれば、そのイミダゾリノン環がCH2NR78 によって置換された化合物を得ることができ、その際R7、R8、及びこれらが 結合する窒素原子は環原子4〜7個の脂肪族複素環を構成し、この環は場合によ っては酸素環原子か、またはNHもしくはNRc部分(前記Rcは先に規定したと おり)の一部である第二の窒素原子を有し得る。 上記反応は、例えばメタノールなどのアルコールのような適当な溶媒中で、当 該溶媒の沸点を越えない高温で通常のように生起させ得る。 幾つかの式(I)の化合物を製造する更に別の方法では、先に定義した式(II )の中間体を式(XII) 〔式中、同じであっても異なっていてもよい各LGはアルキルスルホニルオキシ もしくはアリールスルホニルオキシ基(例えばメシレートもしくはトシレート) または特にハ ロゲン原子(例えば臭素、塩素もしくはヨウ素)などの離脱基であり、mは1〜 6の整数であり、X及びZは式(I)に関して規定したとおりである〕の化合物 のうちのいずれか一つと反応させ、その後得られた化合物をアミンNHR78と 反応させてZNR78部分を完成する。 上述の反応は、炭酸カリウムなどの酸受容体の存在下にジメチルホルムアミド などの有機溶媒中で生起させると都合が好い。 必要であれば反応性基は保護し得ると理解され、即ち、例えば式(XIIa)の イミダゾリノンのNH基はアセチル基など、いずれか適当なアミン保護基で保護 し得る。 式(XX)の化合物は、式(XXI) 〔式中R30は−OSO2CF3などの適当な離脱基である〕の化合物を式(XXII ) のボロン酸またはそのエステルもしくは無水物と反応させることによって製造し 得る。 上記反応は好ましくは、水もしくは芳香族炭化水素、例えばベンゼンの存在下 または不在下にエーテル、例えばテトラヒドロフランまたは1,2−ジメトキシ エタンなどの適当な溶媒中で、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウ ム(0)などの遷移金属触媒を存在させて生起させる。この反応は好ましくは、 還流温度を越えない適当な温度において、アルカリ金属またはアルカリ土類金属 の炭酸塩、例えば炭酸ナトリウムなどの塩基の存在下に生起させる。 あるいはまた、式(XX)の化合物は式(XXIV) 〔式中各R40はC1 〜4アルキル基、好ましくはメチル基である〕の化合物を式( XXV) 〔式中Halはハロゲン原子で、例えば塩素、臭素またはヨウ素、特に臭素であ る〕の化合物と反応させることによっても製造可能である。 上記反応は、塩化リチウム、及びトリフェニルホスフィンパラジウム(0)な どの遷移金属触媒の存在下に生起させると都合が好い。反応に適する溶媒には芳 香族炭化水素、例えばトルエンが含まれ、反応は80℃から用いる溶媒の 還流温度までの温度で生起させる。 式(XXIV)の化合物は、対応する式(XXI)の化合物を式(R403Sn −Sn(R403の化合物、例えばヘキサメチルジスタンナンと反応させること によって製造し得る。この反応は、炭酸リチウムなどの塩基及びトリフェニルホ スフィンパラジウム(0)などの触媒の存在下に生起させると都合が好い。この 反応に適する溶媒にはテトラヒドロフランなどのエーテルが含まれ、反応は室温 から100℃までの温度、例えば約60℃で生起させる。 式(XXI)の化合物は式(XXIII) の化合物から、このケトンを塩基、例えばナトリウムヘキサメチルジシラジドの 存在下にエノール化し、その後例えばR30が−OSO2CF3である場合は2−[ N,N−ビス(トリフルオロメチルスルホニル)アミノ]−5−クロ ロピリジンまたはトリフルオロメタンスルホン酸無水物(triflic an hydride)を用いて適当な離脱基を導入し得る試薬と反応させることによ り製造し得る。この反応は、低温、例えば−78℃においてエーテル、例えばテ トラヒドロフランなどの適当な溶媒中で生起させると都合が好い。 式(XXII)及び式(XXV)の化合物は公知化合物であり、標準的な方法、 または本明細書中に述べた方法に類似の方法を用いて通常のように製造すること もできる。 式(XXIII)の化合物は式(X)の化合物から、図式1の反応操作手順かま たはこれに類似の方法によって製造し得る。 上述の諸方法の好ましい一具体例では、R6はベンジル基である。式(XX) の化合物を製造する方法(G)として先に述べた還元反応は、水素原子によるベ ンジル基の置換を好ましく実現し得る。このような考察から、R6が水 素原子である式(I)の化合物は他の式(I)の化合物に比べて特に好ましい前 駆体であると理解される。 R6が=Oまたは=S置換基を有する式(I)の化合物は互変異性体の形態で 存在し得ると理解される。そのような互変異性体形態とその混合物はいずれも本 発明に包含される。R6の=Oまたは=S置換基は=O置換基であることが最も 適当である。 先に述べた式(III)の中間体は、市販されていない場合は後出の実施例に述 べた操作によってか、または当業者には容易に明らかとなる代替操作によって製 造することができる。 上述の合成手順のいずれにおいても、関係する任意分子上の感受性もしくは反 応性基を保護することが必要となり、及び/または望ましくなる場合が有る。そ のような保護は、J. F. W. McOmie編, “Protectiv e Groups in Organic Chemistry,” Plen um Press, 1973並びにT. W. Greene及びP. G. M. Wuts, ”Protective Groups in Orga nic Synthesis,” John Wiley & Sons, 1991に記載されているような通常の保護基に よって実現可能である。保護基は、従来技術から知られている方法を用いて適当 な後続段階に除去し得る。 本発明のスピロケタール化合物の製造への適用に適する更に別の方法が、F. Perron及びK. F. Albizati, Chem. Rev. 89, pp.1617−1661, 1989に記載されている。 本発明の例示化合物を、国際特許出願公開第WO93/01165号明細書の 第36〜39ページに記載された方法によって試験した。本発明の化合物、また はプロドラッグの場合は親化合物は上記試験方法において活性で、そのNK1受 容体におけるIC50は1μM未満であることが判明した。 混乱を避けるべく、本明細書の全体を貫く命名法は次の構造 に基づいている。 以下の非限定的な実施例によって、本発明の化合物の製造を詳述する。記述1 2−フェニル−ブト−3−イン−1−オール 2−フェニル−4−トリメチルシリル−ブト−3−イン−1−オール(Che m. Ber. 121, pp.1315−1320, 1988; 7.8 g)をエタノールに溶解させ、得られた溶液を−5℃に冷却した。硝酸銀(8. 9g)をエタノール(60ml)及び水(21ml)に溶解させた溶液をアセチ レン溶液に、温度が5℃より低く維持されるようにして滴下し加えた。その結果 アセチレンが銀錯体として沈澱した。攪拌したアセチレン混合物に、シアン化カ リウム(17g)を水(30ml)に 溶解させた溶液を滴下し加え、得られた混合物を室温で30分間攪拌した。混合 物はほとんど溶解し、これを水で稀釈し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を ブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、蒸発させた。残留物を、溶離剤とし てヘキサン中の10%酢酸エチルを用いてシリカ上で精製して、標記化合物(5 g)を無色の油として得た。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 2.35(1H,d,J=3 Hz)、3.75〜3.83(2H,m)、3.83〜3.91(1H,m)、 7.25〜7.43(5H,m)。記述2 t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−フェニル−ブト−3−イン 窒素下に0℃において記述1の生成物(5g)をジクロロメタンに溶解させた 。この溶液に2,6−ルチジン(4.8ml)を添加し、その後トリフルオロメ タンスルホン酸t−ブチルジメチルシリル(9.44ml)を滴下し加え、得ら れた溶液を室温で一晩攪拌した。溶液を水(3回)、ブラインで洗浄し、脱水し (MgSO4)、溶媒を真空下に除去した。残留物を、溶離剤としてヘキサン中 の1− 5%ジエチルエーテルを用いてシリカ上で精製して、標記化合物を淡黄色の油と して得た(8.8g)。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 0.36(6H,s)、0. 91(9H,s)、2.33(1H,d,J=3Hz)、3.77〜3.81( 1H,dd)、3.82〜3.88(1H,m)、3.91〜3.97(1H, dd)、7.29〜7.47(5H,m)。記述3 4−ベンジル−2−[4−(t−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−3−フ ェニル−ブト−1−イニル]−3−フェニル−モルホリン−2−オール 記述2の生成物(8.8g)をテトラヒドロフラン(無水; 100ml)に 溶解させ、この溶液を−78℃に冷却した。n−ブチルリチウム(1.6Mヘキ サン溶液; 28.8ml)を内部温度が−70℃より低く維持されるようにし て滴下し加えた。得られた溶液を1時間攪拌した。4−ベンジル−3−(S)− フェニル−2−モルホリノン(ヨーロッパ特許出願公開第0577394号参照 ; 10.1g)をテトラヒドロフラン(50ml)に溶解させて−78℃に冷 却した。この溶液をアセチリド溶液に滴下 し加え、得られた反応混合物を−78℃で1時間攪拌した。混合物を0℃に加温 し、リン酸二水素ナトリウム(10%水溶液; 250ml)で反応停止させた 。テトラヒドロフランを真空下に除去し、残留物を酢酸エチル中に抽出した(3 回)。一つに合わせた有機溶液を水及びブラインで洗浄し、その後脱水し(Mg SO4)、真空下に濃縮した。残留物を、溶離剤としてヘキサン中の5−15% 酢酸エチルを用いてシリカ上で精製して、分離できない異性体の混合物状の生成 物を得た(7.5g)。黄色の油であった前記生成物を、それ以上精製せずに次 のステップに用いた。 MS CI+ m/z: 528(M+1+; 100%)。記述4 4−ベンジル−2−[4−(t−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−3−フ ェニル−ブチル]−3−フェニル−モルホリン−2−オール 記述3に述べた化合物を酢酸エチルに溶解させ、これに、酸化白金(500m g)を酢酸エチル中に懸濁させた懸濁液を添加した。得られた混合物を40ps iで2時間水素 化した。触媒を濾過によって除去し、かつ溶媒を真空下に除去して異性体混合物 状の生成物を得た。この混合物(7.3g)を精製せずに次のステップに用いた 。 MS CI+ m/z: 532(M+1+; 100%)。記述5 4−ベンジル−2−(4−ヒドロキシ−3−フェニル−ブチル)−3−フェニル −モルホリン−2−オール 記述4に述べたシリルエーテル(7.3g)をメタノールに溶解させた。メタ ノール性塩化水素(1M; 14ml)、次いでAmberlyst触媒(30 0mg)を添加した。得られた混合物に塩化水素のメタノール溶液の追加アリコ ートを添加し、反応混合物を2時間攪拌した。混合物を濾過し、かつ濃縮して黄 色の油を得た(5g)。このジオールを精製せずに次の反応に用いた。 MS CI+ m/z: 418(M+1+; 90%)。記述6 t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−フェニル−プロプ −1−イン 窒素下に0℃において1−フェニル−2−プロピン−1−オール(7g)をジ クロロメタンに溶解させた。得られた溶液に2,6−ルチジン(6.17ml) を添加し、その後トリフルオロメタンスルホン酸t−ブチルジメチルシリル(1 2.16ml)を滴下し加え、得られた溶液を室温で一晩攪拌した。ジクロロメ タンを水(2回)、ブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、溶媒を真空下に 除去した。残留物を、5%酢酸エチル/ペトロールに対して移動する100%ペ トロールを用いてフラッシュシリカ上で精製して、標記化合物を黄色の油として 得た(10.31g)。1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 0.18(3H,s)、0. 2(3H,s)、0.96(9H,s)、2.55(1H,d,J=2Hz)、 5.49(1H,d,J=2Hz)、7.26〜7.40(3H,m)、7.4 8〜7.53(2H,m)。記述7 4−ベンジル−2−[3−(t−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−3−フ ェニル−プロプ−1−イニル]−3 −フェニル−モルホリン−2−オール 記述6の生成物(5g)を乾燥THF(40ml)に溶解させて−78℃に冷 却した。n−ブチルリチウム(1.6Mヘキサン溶液; 13.9ml)を滴下 し加えて1時間攪拌すると、色が橙/赤色に変化した。3−(S)−フェニル− 4−ベンジル−2−モルホリノン(5.4g)をテトラヒドロフランに溶解させ 、これを−78℃に冷却してアセチリドに滴下し加えた。反応混合物を一晩攪拌 した。オルトリン酸二水素ナトリウムで反応を停止させ、酢酸エチル(3×10 0ml)で抽出した。一つに合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、脱水し( MgSO4)、かつ濃縮して褐色の油を得た。ヘキサン中の5−15%酢酸エチ ルで溶離するフラッシュシリカ上での精製を行なって標記化合物を得た。 MS CI+ m/z: 514(M+1+; 100%)。記述8 4−ベンジル−2−[3−(t−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−3−フ ェニル−プロピル]−3−フェニル −モルホリン−2−オール 記述7に述べたシリルエーテル(1g)を酢酸エチル(50ml)に溶解させ 、これに湿潤化した酸化白金(IV)(200mg)を添加した。反応混合物を1 時間水素雰囲気(30psi)下に置いた。触媒を濾過によって除去し、かつ溶 媒を真空下に除去して標記化合物を得た。 MS CI+ m/z: 518(M+1+; 100%)。記述9 4−ベンジル−2−(3−ヒドロキシ−3−フェニル−プロピル)−3−フェニ ル−モルホリン−2−オール 記述8に述べた飽和シリルエーテル(1g)を乾燥メタノール(10ml)に 溶解させ、これにメタノール性塩化水素(5ml)及びAmberlyst触媒 を添加し、反応混合物を1時間攪拌した。触媒を濾過によって除去し、かつ溶媒 を真空下に除去して黄色の油を得た。この油を酢酸エチルと炭酸ナトリウム溶液 とに分散させた。有機層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、かつ溶媒 を真空下に除去して黄色の油を得た。ペトロール中の20−3 0%酢酸エチルで溶離するフラッシュシリカ上での精製を行なって標記化合物を 得た(0.32g)。 MS CI+ m/z: 404(M+1+;δ: 100%)。記述10 (2R,3S)−4−ベンジル−3−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキ シ−2−(プロプ−2−エニル)モルホリン 不活性雰囲気下に(3S)−4−ベンジル−3−(4−フルオロフェニル)− 2−モルホリノン(13.6g; 47.6mmol)を無水テトラヒドロフラ ン(200ml)に溶解させ、これを−70℃より低温に冷却した。温度を−7 0℃より低く維持しながら、塩化アリルマグネシウム(2.0Mテトラヒドロフ ラン溶液26.2ml; 52.4mmol)を15分掛けて滴下し加えた。3 0分後、反応混合物を塩化アンモニウムの飽和溶液の添加によって反応停止させ 、室温に加温した。得られた懸濁液を酢酸エチル(3×100ml)で抽出し、 一つに合わせた有機抽出物を脱水し(MgSO4)、かつ真空下に濃縮し て標記化合物を淡黄色の油(15.3g; 98%)としてラクトールの〜3: 1混合物中に得、これを更に精製することなく用いた。 MS(ES+)m/z: 328(M+1; 22%)、310(M−OH; 61)、269(100)。記述11 (2R,3S)−4−ベンジル−2−(2,3−ジヒドロキシ)プロピル−3− (4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシモルホリン テトラヒドロフラン(200ml)、2−メチル−2−プロパノール(120 ml)及び水(14ml)から成る溶液に記述10のアルケン(18.9g; 57.7mmol)を四酸化オスミウム(0.2g; 0.8mmol)及び化 N−メチルモルホリンN−オキシド(7.78g; 66.4mmol)と共に 加え、これを室温で3日間攪拌した。得られた黒色の溶液を酢酸エチル(200 ml)、水(200ml)及び飽和ブライン(100ml)で稀釈し、分離し、 有機画分を脱水し(MgSO4)、真空下に濃縮した。得られた黒色の油(26 g)を、ヘキサ ン中の50−100%酢酸エチルで溶離するフラッシュシリカゲルクロマトグラ フィーにより精製して、標記化合物を白色泡状の異性体混合物として得た(15 .9g; 76%)。 C2024FNO4・0.5H2Oの元素分析: 計算値 C 64.84; H 6.82; N 3.78 実測値 C 65.22; H 6.74; N 3.68%。 MS(ES+): 362(M+1; 18%)、344(M−OH; 100 )。記述12 (2R,3S,9RS)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−( 4−フルオロフェニル)−9−ヒドロキシスピロ[5.4]デカン及び(2S, 3S,9RS)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4−フル オロフェニル)−9−ヒドロキシスピロ[5.4]デカン 記述11のトリオールの混合物(15.0g; 41.5mmol)を塩酸( 6M; 200ml)及びメタノール(100ml)に溶解させ、これを還流温 度で5時間加熱した。冷却した溶液を水酸化ナトリウムの4N溶液で塩 基性化し、酢酸エチル(3×200ml)で抽出した。一つに合わせた有機抽出 物を脱水し(MgSO4)、真空下に濃縮した。得られた黒色の油(18g)を 、ヘキサン中の33−66%酢酸エチルで溶離するフラッシュシリカゲルクロマ トグラフィーにより精製して、標記化合物をジアステレオマー対として得た。 極性が低い方の異性体対Aは橙色のゴム状物質として得られた(7.1g; 50%)。 Rf: 0.37(50%酢酸エチル/ヘキサン)。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 0.42(〜1/2 H,d,J =10.4Hz)*、1.69(1/2 H,dd,J=13.5及び5.5Hz) 、1.86(1/2 H,d,J=14.6Hz)、1.96(1/2 H,d,J=1 3.6Hz)、2.15(1/2 H,dd,J=14.6及び6.4Hz)、2. 30(1H,dt,J=12.0及び3.6Hz)、2.76(1H,d,J= 13.1Hz)、2.79(1H,d,J=13.2Hz)、3.11(〜1/2 H,d,J=11.2Hz)*、3.34(1H,d,J=14.2Hz)、3 .35〜3.71(3H,m)、3.91(1/2 H,dd,J=9.7及び3. 6Hz)、3.98〜4.24(2 1/2 H,m)、7.01(2×1/2 H,t ,J=8.8Hz)、7.08(2×1/2 H,t,J=8.7Hz)、7.18 〜7.29(5H,m)、7.54及び7.63(2H,2×br s)(*は D2O中で交換)。 MS(ES+): 344(M+1; 100%)。 極性が高い方の異性体対Bは橙色のガラス状物質として得られた(4.3g; 30%)。 Rf: 0.25(50%酢酸エチル/ヘキサン)。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 0.83(2/3 H,br d )*、1.64(1/3 H,dd,J=14.0及び5.7Hz)、1.87(2/3 H,d,J=14.6Hz)、2.02(1/3 H,J=14.0Hz)、2. 15(2/3 H,dd,J=14.6及び6.6Hz)、2.32〜2.41(1 H,m)、2.74〜2.82(1H,m)、3.03(1/3 H,d,J=11 .0Hz)*、3.14(2/3 H,d,J=13.7Hz)、3.17(1/3 H ,d,J=13.7Hz)、3.50(1/3 H,d,J=13.6Hz)、3. 59(2/3 H,d,J=13.7Hz)、3.66〜4.16(51/3 H,m) 、4.33(2/3 H,br s)、7.00〜7.09(2H 全体,m)、7 .21〜7.31(5H,m)、7.41〜7.52(2H 全体,m)(*はD2 O中で交換)。 MS(ES+): 344(M+1; 100%)。記述13 (2R,3S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4−フル オロフェニル)−9−オキソスピロ[5.4]デカン ジクロロメタン(10ml)に溶解させた無水ジメチルスルホキシド(3.4 ml; 47.8mmol)を、塩化オキサリル(2.0ml; 22.9mm ol)を無水 ジクロロメタン(200ml)に溶解させて−70℃より低温に冷却した溶液に 10分掛けて滴下し加えた。この添加の間温度を−60℃より低く維持し、得ら れた溶液を−70℃より低い温度で更に15分間攪拌した。温度を−70℃より 低く維持しながら、ジクロロメタン(40ml)に溶解させた記述12のアルコ ール異性体対A(6.57g; 19.1mmol)を10分掛けて滴下し加え 、その後前記温度で1時間攪拌した。トリエチルアミン(13.3ml; 95 .5mmol)を10分掛けて滴下し加え、反応混合物を室温に加温した。得ら れた混合物を重炭酸ナトリウムの稀釈溶液(0.2M)及び水(200ml)で 洗浄し、有機画分を脱水し(MgSO4)、真空下に濃縮した(7.9g)。得 られた粗生成物を、ヘキサン中の14−20%酢酸エチルで溶離するフラッシュ シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して標記化合物を淡黄色のガラス状物 質として得、これを放置して固化させ、淡黄褐色(buff coloured )の固体を得た(5.2g; 80%)。 C2020FNO3の元素分析: 計算値 C 70.37; H 5.91; N 4.10 実測値 C 70.29; H 5.83; N 4.02%。 [α]D 22: +125.6(c=1.04; CH2Cl2)。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 2.31(2H,d,J=3 .0Hz)、2.35(1H,dt,J=12.0及び3.5Hz)、2.80 (1H,d,J=12.9Hz)、2.83(1H,br d,J=11.0H z)、3.52(1H,s)、3.59(1H,dq,J=10.1及び1.6 Hz)、3.68(1H,d,J=13.2Hz)、3.88(1H,d,J= 16.6Hz)、4.03(1H,d,J=16.6Hz)、4.18(1H, dt,J=11.7及び2.5Hz)、7.05(1H,t,J=8.7Hz) 、7.19〜7.32(5H,m)、7.58(2H,br s)。 MS(ES+): 342(M+1; 100%)。記述14 (2R,3S)−(4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4−フ ルオロフェニル)スピロ[5.4]デク−9−エン−9−イル)トリフルオロメ タンスルホネート 記述13のケトン(4.0g; 11.7mmol)を無水テトラヒドロフラ ン(16ml)に溶解させた溶液を、−70℃より低温に冷却したナトリウムビ ス(トリメチルシリル)アミドの溶液(1.0Mテトラヒドロフラン溶 液; 14.0ml; 14.0mmol)に10分掛けて滴下し加えた。反応 混合物を上記温度で2時間攪拌してから、2−[N,N−ビス(トリフルオロメ チルスルホニル)アミノ]−5−クロロピリジン(6.44g; 16.4mm ol)を少しずつ添加した。得られた溶液を−70℃より低温で1/2時間攪拌 し、その後一晩室温に加温した。反応混合物を塩化アンモニウムの飽和溶液(6 0ml)で反応停止させ、酢酸エチル(3×30ml)で抽出した。一つに合わ せた有機抽出物を脱水し(MgSO4)、かつ真空下に濃縮して粗な油(13. 2g)を得、この油を、ヘキサン中の10%酢酸エチルで溶離するフラッシュシ リカゲルクロマトグラフィーにより更に精製して、橙色の油状の標記化合物(3 .21g; 58%)を回収ケトン(0.51g; 13%)と共に得た。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 2.33(1H,dt,J= 12.0及び3.5Hz)、2.83(2H,d,J=13.5Hz)、3.5 0(1H,s)、3.68(1H,m)、3.73(1H,d,J=13.4H z)、3.94(1H,dd,J=13.1及び2.1Hz)、4.25(1H ,dt,J=11.7及び2.5Hz)、4.57(1H,dd,J=13.2 及び2.1Hz)、5.60(1H,t,J=2.0Hz)、7.01(2H, t,J=8.7Hz)、7.22〜7.31(5H,m)、7.4 8(2H,br s)。 MS(ES+): 474(M+1; 100%)。記述15 (2−メトキシフェニル)ボロン酸 2−ブロモアニソール(3.74g; 19.0mmol)を無水テトラヒド ロフラン(15ml)に溶解させて−70℃より低温に冷却した溶液にn−ブチ ルリチウム(1.6Mヘキサン溶液13.0ml; 19.8mmol)を滴下 し加え、この添加の間温度を−60℃より低く維持した。溶液を20分間攪拌し てからホウ酸トリメチル(5.9ml; 57.0mmol)を添加し、次に− 70℃より低温で更に1時間攪拌し、その後一晩室温に加温した。反応混合物を 0℃に冷却し、5%塩酸水溶液(25ml)でpH5.0に酸性化し、生じた層 を分離し、水性相を酢酸エチル(2×25ml)で抽出した。一つに合わせた有 機層をブライン(25ml)で洗浄し、脱水し(MgSO4)、かつ真空下に濃 縮して標記化合物を白色の固体として得(2.9g; 97%)、これを更に精 製することなく用いた。記述16 (2−(3RS)−RS,3S)−4−ベンジル−2−[3−(t−ブチル−ジ メチル−シラニルオキシ)−3−フェニル−プロプ−1−イニル]−3−(4− フルオロフェニル)−モルホリン−2−オール 記述7の方法に従い、記述6の生成物(19.7g; 79.9mmol)及 び(3S)−4−ベンジル−3−(4−フルオロフェニル)−2−モルホリノン (22.8g; 80.0mmol)から標記化合物を橙色の油として製造した (29.5g; 69%)。 MS(ES+): 532(M+1; 100%)、514(M−OH; 20 )。記述17 (2−(3RS)−RS,3S)−4−ベンジル−2−[3−(t−ブチル−ジ メチル−シラニルオキシ)−3−フェニル−プロピル]−3−(4−フルオロフ ェニル)−モルホリン−2−オール 記述8の方法に従い、記述16の生成物(22.0g; 41.3mmol) から標記化合物を粗な油として製造し た(15.6g; 70%)。 MS(ES+): 536(M+1; 100%)、518(M−OH; 92 )。記述18 (2−(3RS)−RS,3S)−4−ベンジル−3−(4−フルオロフェニル )−2−ヒドロキシ−2−(3−ヒドロキシ−3−フェニル−プロピル)−モル ホリン−2−オール 記述9の方法に従い、記述17の生成物(15.6g; 29.1mmol) から標記化合物を粘稠な油として製造した(5.3g; 43%)。 MS(ES+): 422(M+1; 55%)、404(M−OH; 100 )。記述19 2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)オキシラン α,α,α−トリフルオロ−o−トルアルデヒド(3g)を無水テトラヒドロ フランに溶解させて−78℃に冷却し、これにヨードクロロメタン(1.38m l)を添加 し、次いでメチルリチウム(臭化リチウム複合体; 1.5M; 12ml)を 5分掛けて添加した。反応混合物を一晩放置して室温に加温した。反応混合物を 塩化アンモニウムの飽和溶液で反応停止させ、ジエチルエーテル(2×50ml )で抽出した。一つに合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、脱水し(MgS O4)、かつ濃縮して褐色の油を得た。100%ヘキサンからヘキサン中の5% EtOAcまでで溶離するフラッシュシリカ上での精製によって無色の油を得 た(1.1g)。1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 2.61〜2.71(1H, dd)、3.14〜3.25(1H,dd)、4.17〜4.27(1H,m) 、7.33〜7.70(5H,m)。記述20 2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−4−トリメチル−シラニル−ブト −3−イン−1−オール Chem. Ber. 121, pp.1315−1320, 1988に 記載された、チタン錯体を用いる化学的操作により記述19のオキシランを開環 して標記化合物を得た。1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 0.19(9H,s)、2. 01〜2.09(1H,dd)、3.58〜3.69(1H,m)、3.78〜 3.88(1H,m)、4.28〜4.34(1H,m)、7.34〜7.41 (1H,t)、7.51〜7.59(1H,t)、7.60〜7.66(1H, d)、7.74〜7.80(1H,d)。 記述20のアルコールを記述1〜5に述べた一連のステップに用いて、対応す るジオール中間体を得た。記述21 (a)2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ブト−3−イン−1−オー 1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 2.34〜2.45(1H, m)、2.62(1H,d)、3.94〜4.22(2H,m)、4.54〜4 .64(1H,m)、7.62〜7.94(1H,t)、7.82〜7.98( 2H,t+d)、8.04〜8.13(1H,d)。 (b)t−ブチルジメチルシロキシ−2−(2−トリフルオロメチル−フェニル )−ブト−3−イン 1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 0.012(6H,s)、0 .86(9H,s)、2.22(1H,d,J=2.5Hz)、3.77〜3. 91(2H,m)、4.21〜4.27(1H,m)、7.32〜7.42(1 H,t)、7.52〜7.61(1H,t)、7.62〜7.68(1 H,d)、7.78〜7.84(1H,d)。 (c)4−ベンジル−2−[4−(t−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)− 3−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ブト−1−イニル]−3−(4− フルオロフェニル)−モルホリン−2−オール MS CI+: 614(M+1+; 100%)。 (d)4−ベンジル−2−[4−(t−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)− 3−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ブチル]−3−(4−フルオロフ ェニル)−モルホリン−2−オール この水素化では2種の生成物が観察された。フラッシュクロマトグラフィー( 溶離剤はヘキサン中の10−20%酢酸エチル)によって単離後、2種の異性体 対を続く二つの反応にそれぞれ用いた。スポット1f: より大きい。 MS CI+ m/z: 618(M+1+; 100%)。スポット2f: より小さい。 MS CI+ m/z: 618(M+1+; 100%)。 (e)4−ベンジル−2−[4−ヒドロキシ−3−(2−トリフルオロメチル− フェニル)−ブチル]−3−(4−フルオロフェニル)−モルホリン−2−オー MS CI+ m/z: 504(M+1+; 100%)。記述22 2−(3−トリフルオロメチル−フェニル)オキシラン 記述19の方法に従い、α,α,α−トリフルオロ−m−トルアルデヒドから 出発して標記化合物を製造した。1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 2.75〜2.83(1H, m)、3.14〜3.23(1H,m)、3.89〜3.96(1H,m)、7 .43〜7.62(4H,m)。記述23 2−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−4−トリメ チル−シラニル−ブト−3−イン−1−オール Chem. Ber. 121, pp. 1315−1320, 1988 に記載された、チタン錯体を用いる化学的操作により記述22のオキシランを開 環して標記化合物を得た。1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 0.21(9H,s)、1. 88〜1.95(1H,t)、3.73〜3.82(2H,m)、3.92〜3 .99(1H,m)、7.45〜7.70(4H,m)。 記述23のアルコールを記述1〜5に述べた一連のステップに用いて、対応す るジオール中間体を得た。記述24 (a)2−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−ブト−3−イン−1−オー 1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 1.95〜2.04(1H, m)、2.41(1H,d,J=2.5Hz)、3.78〜3.87(2H,m )、3.90〜3.99(1H,m)、7.44〜7.70(4H,m)。 (b)t−ブチルジメチルシロキシ−2−(3−トリフルオロメチル−フェニル )−ブト−3−イン 1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 0.01(6H,s)、0. 89(9H,s)、2.39(1H,d,J=2.5Hz)、3.73〜3.8 1(1H,m)、3.87〜3.95(1H,m)、3.97〜4.04(1H ,m)、7.48〜7.76(4H,m)。 (c)4−ベンジル−2−[4−(t−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)− 3−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−ブト−1−イニル]−3−(4− フルオロフェニル)−モルホリン−2−オール MS CI+ m/z: 614(M+1+; 100%)。 (d)4−ベンジル−2−[4−(t−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)− 3−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−ブチル]−3−(4−フルオロフ ェニル)−モルホリン−2−オール この段階では、有用な異性体分離は観察されなかった。 MS CI+ m/z: 618(M+1+; 100%)。 (e)4−ベンジル−2−[4−ヒドロキシ−3−(3−トリフルオロメチル− フェニル)−ブチル]−3−(4−フルオロフェニル)−モルホリン−2−オー MS CI+ m/z: 504(M+1+; 100%)。記述25 2−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)オキシラン 記述19の方法に従い、α,α,α−トリフルオロメトキシ−o−ベンジルア ルデヒドから出発して標記化合物を製造し、これを蒸留によって精製した。 BP7mm: 60℃。1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 2.67〜2.74(1H, m)、3.16〜3.24(1H,m)、4.14〜4.20(1H,m)、7 .20〜7.38(4H,m)。記述26 2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−4−トリメチル−シラニル−ブト −3−イン−1−オール Chem. Ber. 121, pp.1315−1320, 1988に 記載された、チタン錯体を用いる化学的操作により記述25のオキシランを開環 して標記化合物を得た。1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 0.21(9H,s)、1. 93〜2.01(1H,m)、3.58〜3.86(2H,m)、4.25〜4 .31(1H,m)、7.23〜7.38(3H,m)、7.61〜7.67( 1H,m)。 記述26のアルコールを記述1〜5に述べた一連のステップに用いて、対応す るジオール中間体を得た。記述27 (a)2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ブト−3−イン−1−オー 1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 2.03〜2.09(1H, m)、2.45(1H,d,J=2.5Hz)、3.62〜3.70(2H,m )、4.26〜4.30(1H,m)、7.29〜7.42(3H,m)、7. 60〜7.68(1H,m)。 (b)t−ブチルジメチルシロキシ−2−(2−トリフルオロメトキシ−フェニ ル)−ブト−3−イン 1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 0.01(6H,s)、0. 87(9H,s)、2.24(1H,d,J=2.5Hz)、3.81〜3.8 4(2H,m)、4.20〜4.25(1H,m)、7.24〜7.33(3H ,m)、7.66〜7.70(1H,m)。 (c)4−ベンジル−2−[4−(t−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)− 3−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ブト−1−イニル]−3−(4 −フルオロフェニル)−モルホリン−2−オール MS CI+ m/z: 630(M+1+; 100%)。 (d)4−ベンジル−2−[4−(t−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)− 3−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ブチル]−3−(4−フルオロ フェニル)−モルホリン−2−オール MS CI+ m/z: 634(M+1+; 100%)。 (e)4−ベンジル−2−[4−ヒドロキシ−3−(2−トリフルオロメトキシ −フェニル)−ブチル]−3−(4−フルオロフェニル)−モルホリン−2−オ ール MS CI+ m/z: 520(M+1+; 20%)。記述28 4−ヒドロキシメチル−N−(p−トルエンスルホニル)イミダゾール 4−ヒドロキシメチルイミダゾール塩酸塩(10g)をジクロロメタン(20 0ml)中に懸濁させた。p−トルエンスルホニルクロリド(15.58g)を 添加し、攪拌した反応混合物にトリエチルアミン(25.8ml)を滴下し加え 、これを室温で一晩攪拌した。混合物を水(2×100ml)及びブライン(1 ×100ml)で洗浄し、有機層を脱水し、かつ蒸発させると透明な油が残り、 この油を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶化して、標記化合物を白色の結晶質固 体として得た(15g; 80%)。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 2.44(3H,s)、4. 55(2H,s)、7.21(1H,s)、7.35(2H,d,J=8.0H z)、7.62(2H,d,J=8.0Hz)、7.98(1H,s)。 MS(CI+)m/z: 253(M+H; 100%)。記述29 [(N−p−トルエンスルホニル)イミダゾル−2−イル]メチルメタンスルホ ネート 記述28の生成物(1g)をジクロロメタン(15m l)に溶解させ、得られた溶液を氷−メタノール浴中で冷却した。ジクロロメタ ン(1ml)中のトリエチルアミン(0.4g)を滴下し加え、次いでメタンス ルホニルクロリド(0.45g)を添加した。混合物を水(2×10ml)及び ブライン(1×10ml)で洗浄し、有機層を脱水し、かつ蒸発させて、標記化 合物を白色の結晶質粉末として得た(1.3g)。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 2.45(3H,s)、3. 00(3H,s)、5.13(2H,s)、7.39(2H,d,J=8.0H z)、7.40(1H,s)、7.84(2H,d,J=8.0Hz)、8.0 0(1H,s)。 MS(CI+)m/z: 267((M−CH3O)+; 30%)。実施例1 (2S,3S,9R)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3,9− ジフェニル−スピロ[5.5]ウンデカン(異性体A) 記述5に述べたジオール(5g)を塩酸(200ml)中に懸濁させ、これに 溶解を助長するべくメタノール(50ml)を添加した。得られた混合物を還流 温度で2時間加熱した。TLC(ヘキサン中の25%酢酸エチル)によ り、出発物質が総て反応して4種の生成物の混合物が得られたことを確認した。 塩酸を真空下に除去し、残留物を重炭酸ナトリウム溶液で処理した。混合物を酢 酸エチル(3回)で抽出し、一つに合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、脱 水し(MgSO4)、かつ蒸発させて黄色の油を得た。この油を、溶離剤として ヘキサン中の1−5%酢酸エチルを用いてシリカ上で精製した。それによって、 最初に溶離される成分である異性体Aを単離し、これをイソプロパノールから再 結晶化して標記化合物を白色の結晶として得た。 MS CI+ m/z: 400(M+1+; 100%)。実施例2 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3,9− ジフェニル−スピロ[5.5]ウンデカン(異性体B1) 実施例1に述べたカラムから2番目に溶出した画分は、クロマトグラフィーに よって分離できない異性体の1:1混合物であった。この混合物をイソプロパノ ールからの分 別結晶化により分離して、標記化合物を無色の針状結晶として得た。 MS CI+ m/z: 400(M+1+; 100%)。実施例3 (2R,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3,9− ジフェニル−スピロ[5.5]ウンテカン(異性体B2) 実施例2に述べた結晶化で得られた母液を濃縮し、かつイソプロパノールから 再結晶化(2回)して、標記化合物を無色の柱状結晶として得た。 MS CI+ m/z: 400(M+1+; 100%)。実施例4 (2R,3S,9R)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3,9− ジフェニル−スピロ[5.5]ウンデカン(異性体C) 実施例1に述べたカラムから3番目に溶出した画分を濃縮して、標記化合物を 無色の油として得た。 MS CI+ m/z: 400(M+1+; 100%)。実施例5 (2S,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3,9−ジフェニル−ス ピロ[5.5]ウンデカン 実施例1の生成物(異性体A; 0.2g)をHClを加えた酢酸エチル(5 0ml)に溶解させ、これに湿潤化したパラジウム−炭(20%; 120mg )を添加し、反応混合物を40psiの水素雰囲気下に置いた。出発物質が存在 しなくなったことをTLC(ペトロール中の20%酢酸エチル)で確認してから 触媒を真空下に除去した。得られた黄色の油を、酢酸エチル中の10%メタノー ルに対して移動するペトロール中の20%酢酸エチルでの溶離によりフラッシュ シリカ上で精製して標記化合物を得た。 MS CI+ m/z: 310(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; DMSO; HCl塩)δ: 1.22〜1. 33(1H,m)、1.59〜1.68(1H,m)、1.77〜1.86(1 H,m)、1.90〜2.04(1H,m)、2.46〜2.58(1H,m) 、3.16(1H,s)、3.22〜3.37(2H,m)、3.60〜3.6 8(1H,t)、3.71〜3.79(1H,m)、3.87〜3.96(1H ,m)、3.96〜4.08(1H,m)、4.5(1H,s)、7.18〜7 .32(5H,m)、7.41〜7.51(3H,m)、7.55〜 7.62(2H,m)。実施例6 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3,9−ジフェニル−ス ピロ[5.5]ウンデカン 実施例2の生成物(異性体B1; 0.44g)をメタノール性酢酸エチルに 溶解させ、これに湿潤化したパラジウム−炭(10%; 0.2g)を添加し、 反応混合物を一晩40psiの水素雰囲気下に置いた。触媒を濾過によって除去 し、蒸発後に標記化合物を白色の結晶質固体として得た。 MS CI+ m/z: 310(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; DMSO)δ: 1.07〜1.19(1H, m)、1.38〜1.47(2H,m)、2.18〜2.31(1H,m)、2 .82(1H,br s)、3.26〜3.36(2H,m)、3.89〜4. 10(4H,m)、4.42(1H,s)、6.91〜7.05(5H,m)、 7.42〜7.49(3H,m)、7.52〜7.60(2H,m)。実施例7 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3,9−ジフェニル−ス ピロ[5.5]ウンデカン−4−イル メチル)−2,4−ジヒドロ−1,2,4−トリアゾル−3−オン 実施例6の化合物(0.25g)を、炭酸カリウム(0.3g)及びN−メチ ルカルボキシ−2−クメロロアセトアミドラゾン(ヨーロッパ特許出願公開第0 577394号参照; 0.134g)を加えたN,N′−ジメチルホルムアミ ド(2.6ml)中に懸濁させ、70℃で1時間加熱した。得られた暗黄色の混 合物を140℃に加熱して環化を生起させた。酢酸エチル中の5%メタノールを 用いるTLCによって、出発物質と、非環式生成物と、環式生成物とが良好に分 離していることを確認した。混合物を水(30ml)及び酢酸エチル(10ml )で稀釈した。有機層を水(2×30ml)、ブラインで洗浄し、脱水し(Mg SO4)、かつ蒸発させて暗黄色の半固体を得た。ジクロロメタンでの粉砕によ り、標記化合物を淡黄褐色の結晶質固体として得た(0.1g)。 MS CI+ m/z: 407(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; DMSO; HCl塩)δ: 1.22〜1. 34(3H,m)、2.16〜2.30(1H,m)、2.33〜2.44(1 H,m)、2.66〜2.82(3H,m)、3.25(1H,s)、3.28 〜3.36(1H,m)、3.60〜3.67(1H,m)、3.72〜 3.79(1H,m)、3.87〜4.00(2H,m)、6.81〜6.91 (4H,m)、6.94〜7.00(1H,m)、7.33(3H,br s) 、7.5(1H,br s)、11.18〜11.27(2H,m)。実施例8 4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3,8−ジフェニル−スピロ[5 .4]デカン 記述9に述べたジオール(0.16g)を無水エーテルに溶解させ、これに三 フッ化ホウ素エーテル付加物(etherate)を滴下し加えると接触時にゴ ム状固体が生じた。溶解を助長するべくジクロロメタンを添加し、反応混合物を 攪拌下に一晩放置した。エーテルを真空下に除去し、ホウ素錯体をメタノール性 塩化水素に加えて一晩攪拌することにより破壊した。メタノールを真空下に除去 して、標記化合物を褐色の油として得た。 MS CI+ m/z: 386(M+1+; 100%)。実施例9 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−フェニル−スピロ[5.4]デカン (a)(2R,3S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4 −フルオロフェニル)−9−フェニル−スピロ[5.4]デク−9−エン 不活性雰囲気下に記述14のエノールトリフラート(240mg; 0.51 mmol)を無水1,2−ジメトキシエタン(1.75ml)に溶解させた。重 炭酸ナトリウム溶液(2.0M溶液; 0.76ml; 1.52mmol)を 添加し、続いてフェニルホロン酸(87mg; 0.71mmol)、塩化リチ ウム(64mg; 1.52mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィ ン)パラジウム(0)(29mg; 0.025mmol)を添加し、得られた 混合物を還流温度で11/2時間加熱した。反応混合物を真空下に濃縮し、残留物 を酢酸エチル(20ml)と水(20ml)とに分配した。有機画分を水(2× 20ml)及びブライン(20ml)で洗浄し、脱水し(MgSO4)、かつ真 空下に濃縮して褐色のゴム状物質を得、この物質を、ヘキサン中の10%酢酸エ チルで溶離するフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより更に精製して、 標記化合物を白色の固体として得た(152mg; 75%)。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 2.38(1H,ddd,J =3.5、12及び12Hz)、2.83(2H,m)、3.61(1H,s) 、3.73(2H,m)、4.31(2H,m)、4.97(1H,dd,J= 2及び13Hz)、5.92(1H,t,J=2Hz)、6.92(1H,t, J=8.8Hz)、7.12(2H,m)、7.25(9H,m)、7.53( 2H,br m)。 MS(ES+)m/z: 402(M+1; 100%)。 (b)(2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−フェニル−スピロ[5.4]デカン ステップ(a)のアルケン(90mg; 0.22mmol)をメタノール( 15ml)及びクロロホルム(16μl)中で10%パラジウム−炭(0.15 g)の存在下に40psiで一晩水素化した。HyfloTMパッドでの濾過によ って触媒を除去し、溶媒を蒸発させた。残留物を重炭酸ナトリウムの稀釈溶液( 20ml)と酢酸エチル(20ml)とに分配し、一つに合わせた有機抽出物を 脱水し(MgSO4)、真空下に濃縮した。ヘキサン中の50−100%酢酸エ チルで溶離するフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより更に精製して、 標記化合物を無 色の油として得た(61mg; 87%)。1 H NMR(500MHz; CDCl3)δ: 1.71(1H,dd,J= 10.2及び12.7Hz)、2.22(1H,m)、3.04(1H,dd, J=2.2及び12.3Hz)、3.19(1H,m)、3.62(3H,m) 、4.10(1H,s)、4.21(1H,m)、4.34(1H,t,J=8 Hz)、6.77(2H,dd,J=1.8及び8.1Hz)、7.03(2H ,t,J=8.7Hz)、7.13(3H,m)、7.49(2H,dd,J= 5.6及び8.7Hz)。 MS(ES+)m/z: 314(M+1; 100%)。実施例10 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−メトキシフェニル)スピロ[5.4]デカン (a)(2S,3S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4 −フルオロフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)スピロ[5.4]デク− 9−エン 実施例9のステップ(a)の方法に従い、記述15のボロン酸(288mg; 1.90mmol)から標記化合物を淡黄色の泡として得た(181mg; 66%)。1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 2.38(1H,ddd,J =3.5、12及び12Hz)、2.82(2H,m)、3.62(1H,s) 、3.78(3H,s)、3.8〜3.7(2H,m)、4.32(2H,m) 、4.98(1H,dd,J=2及び12.9Hz)、6.15(1H,t,J =2HZ)、6.96〜6.80(5H,m)、7.13〜7.18(6H,m )、7.54(2H,br s)。 MS(ES+)m/z: 432(M+1; 100%)。 (b)(2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)スピロ[5.4]デカン ステップ(a)のアルケン(200mg; 0.46mmol)を温メタノー ルに溶解させ、5〜10分間窒素でガス抜きした。蟻酸アンモニウム(500m g)及び10%パラジウム−炭(100mg)を添加し、反応フラスコを窒素で パージし、得られた懸濁液を還流温度で2〜24時間加熱した。冷却した反応混 合物をHyfloTMパッドで濾過し、かつ真空下に濃縮して粗なゴム状物質を得 、この物質を、ヘキサン中の67−100%酢酸エチル(またはジクロロメタン 中の4−8%メタノール)で溶離するフラッシュシリカケルクロマトグラフィー により精製して、標記化合物を無色の油として得た(80mg; 5 1%)。1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 1.80(1H,m)、2. 08(1H,m)、3.03(1H,dd,J=2及び12Hz)、3.20( 1H,ddd,J=3.6、12及び12Hz)、3.65〜3.55(5H, m)、3.96(1H,m)、4.01(1H,s)、4.23(1H,m)、 4.33(1H,t,J=8Hz)、6.72〜6.64(3H,m)、7.2 6〜6.97(3H,m)、7.49(2H,m)。 MS(ES+)m/z: 344(M+1; 100%)。実施例11 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1, 2,4−トリアゾル−5−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)スピロ[5.4]デカン 実施例7の方法に従い、実施例10の化合物(70mg; 0.2mmol) から標記化合物を白色の針状結晶として得た(50mg; 56%)。 Mp: 237〜238℃(トルエン)。1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 1.90(1H,m)、2. 12(1H,m)、2.54(1H,m)、2.89(2H,m)、3.67〜 3.48(7H,m)、3.89(1H,m)、4.20(1H,m)、4.3 5(1H,t,J=8Hz)、6.57(1H,m)、6.73(2H, m)、7.19〜7.01(3H,m)、7.59(2H,br s)、9.9 (1H,s)、10.6(1H,s)。 MS(ES+)m/z: 441(M+1; 100%)。実施例12 (2R,3S,8R)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4 −フルオロフェニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン(異性体A)及 び(2R,3S,8S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−( 4−フルオロフェニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン(異性体B) 記述18のジオール(2.4g; 5.7mmol)を6N塩酸(127ml )及びメタノール(38ml)の溶液に加え、これを還流温度で18時間加熱し た。メタノールを真空下に蒸発させ、水性残留物を炭酸ナトリウムで中和してp H7〜8とした。得られた溶液を酢酸エチル(3×200ml)で抽出し、一つ に合わせた有機抽出物を脱水し(MgSO4)、かつ真空下に濃縮して橙色の油 を得た(3.0g)。粗な濃縮物を、ヘキサン中の8−20%酢酸エチルで溶離 するフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、分離した標記化 合物を粘稠な油と して得、これらの油は放置したところ固化した(合計1.05g; 46%)。異性体Af: 0.29(ヘキサン中の10%酢酸エチル)。 C2626FNO2の元素分析: 計算値 C 77.57; H 6.50; N 3.47 実測値 C 77.16; H 6.38; N 3.37%。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 1.77〜2.00(3H, m)、2.34(1H,dt,J=11.9及び3.5Hz)、2.78(2H ,d,J=13.2Hz)、3.49(1H,s)、3.65(1H,d,J= 13.3Hz)、3.64〜3.69(1H,m)、4.38(1H,dt,J =11.7及び2.4Hz)、4.46(1H,dd,J=8.9及び5.6H z)、7.04(2H,t,J=8.8Hz)、7.17〜7.35(10H, m)、7.63(2H,br s)。 MS(ES+): 404(M+1; 100%)。異性体Bf: 0.24(ヘキサン中の10%酢酸エチル)。1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 1.08〜1.17(1H, m)、1.90〜2.21(3H,m)、2.33(1H,dt,J=11.9 及び3.5Hz)、3.11(2H,d,J=13.8Hz)、3.54(1H ,s)、3.55〜3.60(1H,m)、3.70(1H,d,J=13.3 Hz)、4.23(1H,dt,J=11.7及び2.5Hz)、4.98(1 H,dd,J=8.4及び6.7Hz)、7.01〜7.08(4H, m)、7.15〜7.33(8H,m)、7.65(2H,br s)。 MS(ES+): 404(M+1; 100%)。実施例13 (2R,3S,8R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン塩酸塩 実施例12の異性体A(303mg; 0.75mmol)をメタノール(1 5ml)及びクロロホルム(2μl; 0.25mmol)に溶解させ、10% パラジウム−炭(200mg)の存在下に40psiで4時間水素化した。溶液 をHyfloTMパッドで濾過し、真空下に濃縮乾固し、かつ残留固体(234m g)を再結晶化して、標記化合物を白色の固体として得た(100mg)。 m.p.: 260〜261℃(分解; メタノール−酢酸エチル)。 C1920FNO2・HCl・0.3H2Oの元素分析: 計算値 C 64.24; H 6.13; N 3.94 実測値 C 64.19; H 5.95; N 3.84%。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO)δ: 1.60〜1.70(1 H,m)、1.78〜1.94(1H,m)、1.98〜2.10(2H,m) 、3.25〜3.32(2H,m)、3.96(1H,br d,J=11.9 Hz)、4.30(1H,m)、4.69〜4.74(1H,m)、4. 74(1H,s)、7.30〜7.39(7H,m)、7.70(2H,dd, J=8.7及び5.5Hz)、9.5〜9.8(〜1H,vbr s)、9.9 〜10.3(〜1H,vbr s)。 MS(ES+): 314(M+1; 100%)。実施例14 (2R,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン塩酸塩 実施例13の方法に従って実施例12の異性体B(455mg; 1.13m mol)から標記化合物を製造し、再結晶化の後に白色の固体を得た(194m g)。 m.p.: 234〜235℃(分解; メタノール−酢酸エチル)。 C1920FNO2・1.35HClの元素分析: 計算値 C 62.94; H 5.94; N 3.86 実測値 C 62.96; H 5.71; N 3.93%。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO)δ: 1.00〜1.11(1 H,m)、1.97(2H,m)、2.24(1H,六重項,J=6.3Hz) 、3.26〜3.32(2H,m)、3.89(1H,d,J=11.7Hz) 、4.21(1H,m)、4.75(1H,s)、5.05(1H,dd,J= 8.7及び6.5Hz)、7.20(2H,d,J=7.9Hz)、7.26〜 7.35(5H,m)、7.71(2H,dd,J=8.7及び5.4Hz)、 9.6〜10.3(〜2H,vbr s)。 MS(ES+): 314(M+1; 100%)。実施例15 (2R,3S,8R)−4−アザ−4−(2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1, 2,4−トリアゾル−5−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン 実施例7の方法に従い、実施例13の生成物(192mg; 0.55mmo l)から標記化合物を泡として製造した(80mg; 35%)。 C2223FN43・H2Oの元素分析: 計算値 C 61.67; H 5.88; N 13.08 実測値 C 61.75; H 5.74; N 12.28%。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 1.65〜1.76(1H, m)、1.82〜2.01(3H,m)、2.56(1H,br t,J=11 .6Hz)、2.79(1H,d,J=11.2Hz)、2.90(1H,d, J=14.6Hz)、3.38(1H,d,J=14.6Hz)、3.55(1 H,s)、3.73(1H,br d,J=9.4Hz)、4.38(1H,b r t,J=11.7Hz)、4.52(1H,dd,J=9.1及び6.3H z)、7.05(2H,t,J=8.6Hz)、7.25〜7.34(5H,m )、7.54(2H,br s)、9.46(1H,s)、9.92(〜1H, br s)。 MS(ES+): 411(M+1; 100%)。実施例16 (2R,3S,8S)−4−アザ−4−(2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1, 2,4−トリアゾル−5−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン 実施例7の方法に従い、実施例14の生成物(284mg; 0.81mmo l)から標記化合物を泡として製造した(86mg; 26%)。 C2223FN43・0.5H2Oの元素分析: 計算値 C 63.00; H 5.77; N 13.86 実測値 C 63.05; H 5.53; N 13.14%。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 1.10〜1.16(1H, m)、1.90〜1.97(〜2H,m)、2.09〜2.17(1H,六重項 ,J=6.4Hz)、2.51(1H,dt,J=11.9及び3.5Hz)、 2.77(1H,d,J=11.2Hz)、2.87(1H,d,J=14.5 Hz)、3.42(1H,d,J=14.5Hz)、3.56(1H,s)、3 .63(1H,br d,J=11.4Hz)、4.21(1H,br t,J =11.7Hz)、5.00(1H,t,J=7.5Hz)、7.01〜7.0 7(5H,m)、7.21〜7.26(4H,m)、7.56(2H,br s )、9.64(1H,s)、10.23(〜1H,br s)。 MS(ES+): 411(M+1; 100%)。実施例17 4−アザ−4−ベンジル−7−ジオキサ−5−フェニル−9−(2−トリフルオ ロメチル−フェニル)スピロ[5.5]ウンデカン (4異性体) 実施例1の方法に従い、記述21のステップ(d)及び(e)で得られた2種 の異性体対を別個に環化して各二つの異性体を得た。溶離剤としてヘキサン中の 1−5%酢酸エチルを用いてフラッシュシリカ上で分離後、四つの異性体を単離 した。記述21の(d)のスポット1の生成物(2.32g)を環化することに より、次のような化合物が得られた。スポット1 (2R,3S,9R; 0.25g) Rf: より大きい。 MS CI+ m/z: 485(M+1+; 100%)。スポット2 (2S,3S,9R; 1.1g) Rf: より小さい。 MS CI+ m/z: 485(M+1+; 100%)。 記述21の(d)のスポット2の生成物(1.91g) を環化することにより、次のような化合物が得られた。スポット1 (2S,3S,9S; 0.28g) Rf: より大きい。 MS CI+ m/z: 485(M+1+; 100%)。スポット2 (2R,3S,9S; 0.8g) Rf: より小さい。 MS CI+ m/z: 485(M+1+; 100%)。 上記四つの異性体を、実施例5に述べた操作を用いて脱ベンジル化し(それに よって実施例18〜21の化合物を得)、その際各異性体の最終精製はフラッシ ュシリカ上でジクロロメタン中の1%メタノールで溶離することにより行なった 。実施例18 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−トリフルオロメチル−フェニル)スピロ[5.5]ウンデカ 酢酸エチルから塩酸塩を再結晶化した。 MS CI+ m/z: 396(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO; HCl塩)δ: 1.21〜 1.38(2H,m)、1.48〜1.58(1H,m)、2.18〜2.32 (1H,m)、3.12(1H,br s)、3.24〜3.36(2H,m) 、3.86〜4.10(3H,m)、4.12〜4.19(1H,m)、4.5 5(1H,br s)、7.00〜7.06(1H,m)、7.10〜7.16 (1H,m)、7.30〜7.45(3H,m)、7.58〜7.62(1H, m)、7.67〜7.74(2H,m)。実施例19 (3R,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−トリフルオロメチル−フェニル)スピロ[5.5]ウンデカ 酢酸エチルから塩酸塩を再結晶化した。 MS CI+ m/z: 396(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO; HCl塩)δ: 1.32〜 1.44(1H,m)、1.61〜1.70(2H,m)、2.01〜2.09 (1H,m)、2.96〜3.04(1H,m)、3.08〜3.30(2H, m)、3.65〜3.74(1H,m)、3.75〜3.86(1H,m)、4 .00〜4.10(2H,m)、4.58〜4.63(1H,m)、7.29〜 7.36(2H,m)、7.41〜7.52(1H,m)、7.54〜7.84 (5H,m)、9.58(1H,br s)。実施例20 (2R,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)スピロ[5.5]ウンデ カン 酢酸エチル/ヘキサンから塩酸塩を再結晶化した。 MS CI+ m/z: 396(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO; HCl塩)δ: 1.31〜 1.52(2H,m)、1.58〜1.68(1H,m)、2.02〜2.14 (1H,m)、3.01〜3.08(1H,m)、3.15〜3.31(2H, m)、3.94〜4.06(2H,m)、4.08〜4.19(2H,m)、4 .90(1H,s)、7.30〜7.40(2H,t)、7.41〜7.48( 1H,m)、7.49〜7.56(1H,m)、7.65〜7.71(1H,m )、7.82〜7.89(3H,m)、9.79(1H,br s)。実施例21 (2S,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)スピロ[5.5]ウンデ カン 酢酸エチル及びメタノールから塩酸塩を再結晶化した。 MS CI+ m/z: 396(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO; HCl塩)δ: 1.15〜 1.27(1H,m)、1.55〜1.65(1H,m)、1.81〜1. 88(1H,m)、1.98〜2.13(1H,m)、2.72〜2.84(1 H,m)、3.26〜3.32(2H,m)、3.63〜3.71(1H,m) 、3.77〜3.86(1H,m)、3.92〜4.10(2H,m)、4.5 8(1H,s)、7.29〜7.38(2H,m)、7.42〜7.48(1H ,m)、7.54〜7.71(5H,m)、9.95(1H,br s)。実施例22 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(5−(ジメチルアミノメチル)−1, 2,3−トリアゾル−4−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−(2−トリフルオロメチル−フェニル)スピロ[5.5]ウ ンデカン (a)(2S,3S,9S)−4−アザ−4−(4−クロロブト−2−イニル) −1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)−9−(2−トリフルオロ メチル−フェニル)スピロ[5.5]ウンデカン 窒素雰囲気下に、1,4−ジクロロ−2−ブチン(0.071ml)及び炭酸 カリウム(65mg)をN′,N′−ジメチルホルムアミド(2ml)と混合し 、これを攪拌した。反応混合物を50℃に加熱し、これに、実施例18の生成物 (63mg)をN′,N′−ジメチルホルムアミ ド溶液として滴下し加えた。3時間後、反応混合物を水と酢酸エチルとに分散さ せた。水性層を酢酸エチルで抽出した(2回)。一つに合わせた有機層をブライ ンで洗浄し、脱水し(MgSO4)、かつ溶媒を蒸発させて黄色の油を得た。ヘ キサン中の10−20%酢酸エチルで溶離するフラッシュシリカ上での精製によ って、標記化合物を無色の油として得た(60mg)。 (b)(2S,3S,9S)−4−アザ−4−(4−アジドブト−2−イニル) −1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)−9−(2−トリフルオロ メチル−フェニル)スピロ[5.5]ウンデカン 上記ステップ(a)のクロロアルキン(60mg)をジメチルスルホキシド( 3ml)に溶解させ、これにアジ化ナトリウム(10mg)を添加し、室温で3 時間攪拌した。反応混合物を塩化アンモニウム/酢酸エチル(4:1)間に分散 させた。有機層を水、ブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、かつ真空下に 蒸発させて標記化合物を得た(55mg)。 MS CI+: 534(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 1.26〜1.56(3H, m)、2.20(6H,s)、2.28〜2.40(1H,m)、2.54(1 H,m)、2.89〜2.96(1H,d,J=11Hz)、3.09〜3.1 5(1H,br s)、3.25(1H,d,J=14Hz)、3.30(1H ,s)、3.41〜3.49(2H,m)、3.64〜3.76(2H,m)、 3.84〜3.90(1H,m)、4.01〜4.09(1H,m)、4.14 〜4.20(1H,m)、6.91〜6.96(1H,m)、7.40〜7.1 9(5H,m)、7.26(1H,s)、7.49〜7.53(1H,m)。 (c)(2S,3S,9S)−4−アザ−4−(5−(ジメチルアミノメチル) −1,2,3−トリアゾル−4−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4− フルオロフェニル)−9−(2−トリフルオロメチル−フェニル)スピロ[5. 5]ウンデカン 密閉管内で窒素雰囲気(blanket of nitrogen)下に、ス テップ(b)のアジ化物(60mg)をジオキサン(2ml)に溶解させて0℃ に冷却した。ジメチルアミン(2ml)を凝縮させて溶液に導入し、管を密閉し た。密閉した管を60℃で6時間加熱した。TLC(ジクロロメタン中の5%メ タノール)によって出発物質が残存しないことを確認した。溶媒を真空下に除去 して 褐色の油を得た。この油を、ジクロロメタン中の5%メタノール及びジクロロメ タン中の0.2%アンモニアで溶離するフラッシュクロマトグラフィーにより精 製して標記化合物を得た。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 1.26〜1.56(3H, m)、2.20(6H,s)、2.28〜2.40(1H,m)、2.54(1 H,m)、2.89〜2.96(1H,d,J=11Hz)、3.09〜3.1 5(1H,bs)、3.25(1H,d,J=14Hz)、3.30(1H,s )、3.41〜3.49(2H,m)、3.64〜3.76(2H,m)、3. 84〜3.90(1H,m)、4.01〜4.09(1H,m)、4.14〜4 .20(1H,m)、6.91〜6.96(1H,m)、7.04〜7.19( 5H,m)、7.26(1H,s)、7.49〜7.53(1H,m)。 MS CI+ m/z: 534(M+1; 100%)。実施例23 4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)− 9−(3−トリフルオロメチル−フェニル)スピロ[5.5]ウンデカン (4異 性体) 実施例1の方法に従い、記述24の(e)の生成物を環化して四つの異性体を 得、これらの異性体を溶離剤としてヘキサン中の1−10%酢酸エチルを用いる フラッシュク ロマトグラフィーによって単離した。前記クロマトグラフィーによって、スポッ ト1(Rf値最大)及びスポット4(Rf値最小)を有効に分離した。スポット2 及び3はlobarクロマトグラフィー(溶離剤はヘキサン中の1−5%酢酸エ チル)及びイソプロピルアルコールからの結晶化によって単離した。スポット1 (2S,3S,9R) MS CI+ m/z: 486(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO; 塩)δ: 1.16〜1.2 8(1H,m)、1.62〜1.71(1H,m)、1.73〜1.85(1H ,m)、1.84〜2.03(1H,m)、2.62〜2.72(1H,m)、 3.16〜3.54(3H,m)、3.64〜4.10(5H,m)、4.62 〜4.72(1H,m)、7.30〜7.61(13H,m)。スポット2 (2R,3S,9S) MS CI+ m/z: 486(M+1+; 100%)。1 H NMR(500MHz; CDCl3; 遊離塩基)δ: 1.20〜1. 32(1H,m)、1.64〜1.72(1H,m)、1.77〜1.83(1 H,m)、1.99〜2.08(1H,m)、2.38〜2.47(1H,m) 、2.77〜2.91(2H,m)、3.21(1H,d,J=14Hz)、3 .38(1H,d,J=14Hz)、3.66(1H,s)、3.76〜3.8 6(3H,m)、4.08〜4.13(1H,m)、7.01〜7.09(1H ,m)、7.20〜7.51(12H,m)。スポット3 (2R,3S,9R) MS CI+ m/z: 486(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; CDCl3; 遊離塩基)δ: 1.10〜1. 58(4H,m)、2.28〜2.46(2H,m)、2.74〜2.86(3 H,m)、3.16(1H,s)、3.57〜3.73(2H,m)、3.96 〜4.14(2H,m)、6.94〜7.34(13H,m)。スポット4 (2S,3S,9S) MS CI+ m/z: 486(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; CDCl3; 遊離塩基)δ: 1.12〜1. 26(1H,m)、1.46〜1.69(2H,m)、2.20〜2.32(1 H,m)、2.37〜2.47(1H,m)、2.81〜2.92(2H,m) 、3.03(1H,d,J=14Hz)、3.56(1H,s)、3.62(1 H,d,J=14Hz)、3.78〜3.87(1H,m)、3.99〜4.1 0(2H,m)、4.27〜4.35(1H,m)、6.95〜7.02(2H ,m)、7.17〜7.42(10H,m)、7.52(1H,s)。 上記四つの異性体を、実施例5に述べた操作を用いて脱ベンジル化し(それに よって実施例24〜27の化合物を得)、その際各異性体の最終精製はフラッシ ュシリカ上でジクロロメタン中の1%メタノールで溶離することにより 行なった。実施例24 (2R,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(3−トリフルオロメチル−フェニル)スピロ[5.5]ウンデカ 酢酸エチル及びメタノールから塩酸塩を再結晶化した。 MS CI+ m/z: 396(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO; HCl塩)δ: 1.28〜 1.39(1H,m)、1.67〜1.79(2H,m)、1.06〜2.01 (1H,m)、2.94〜3.05(2H,m)、3.21〜3.32(1H, m)、3.61(1H,N−H)、3.70〜3.79(1H,t)、3.81 〜3.87(1H,m)、4.00〜4.12(2H,m)、4.54(1H, s)、7.30〜7.38(2H,t)、7.55〜7.64(4H,m)、7 .78〜7.85(2H,m)。実施例25 (2R,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(3−トリフルオロメチル−フェニル)スピロ[5.5]ウンデカ MS CI+ m/z: 396(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO; HCl塩)δ: 1.15〜 1.28(1H,m)、1.32〜1.41(1H,m)、1.49〜1. 62(1H,m)、2.33〜2.45(1H,m)、2.85(1H,s)、 3.11〜3.31(2H,m)、3.74〜3.84(1H,m)、3.94 (1H,s)、4.06〜4.14(1H,m)、4.16〜4.35(2H, m)、6.94〜7.09(3H,m)、7.13〜7.21(1H,m)、7 .22〜7.35(2H,m)、7.30〜7.63(2H,m)。実施例26 (2S,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(3−トリフルオロメチル−フェニル)スピロ[5.5]ウンデカ MS CI+ m/z: 396(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO; HCl塩)δ: 1.22〜 1.33(1H,m)、1.64〜1.73(1H,m)、1.78〜1.86 (1H,m)、1.90〜2.04(1H,m)、2.65〜2.76(1H, m)、3.24〜3.36(2H,m)、3.65〜3.73(1H,t)、3 .78〜3.84(1H,m)、3.88〜3.95(1H,m)、3.97〜 4.07(1H,m)、4.56(1H,s)、7.28〜7.37(2H,t )、7.50〜7.60(4H,m)、7.62〜7.69(2H,m)。実施例27 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(3−トリフルオロメ チル−フェニル)スピロ[5.5]ウンデカン MS CI+ m/z: 396(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO; HCl塩)δ: 1.04〜 1.15(1H,m)、1.61〜1.72(2H,m)、2.11〜2.22 (1H,m)、3.00〜3.12(2H,m)、3.18〜3.22(1H, m)、4.00〜4.18(4H,m)、4.57(1H,s)、7.24〜7 .33(2H,m)、7.44〜7.52(1H,m)、7.53〜7.58( 1H,m)、7.59〜7.66(2H,m)、7.72〜7.80(2H,m )、9.74(1H,br s)、9.91(1H,br s)。実施例28 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(5−(ジメチルアミノメチル)−1, 2,3−トリアゾル−4−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−(3−トリフルオロメチル−フェニル)スピロ[5.5]ウ ンデカン 実施例22に述べたのと同じ化学的操作を用い、実施例27の生成物(0.2 1g)から標記化合物を得た(58mg)。 MS CI+ m/z: 534(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO; HCl塩)δ: 1.08〜 1.19(1H,m)、1.45〜1.61(2H,m)、2.21〜2. 36(7H,m+(CH32)、2.42〜2.49(1H,m)、2.84〜 3.94(2H,m)、3.47(2H,dd,J=14Hz,J1=14Hz )、3.81(2H,m)、4.05〜4.12(2H,m)、4.21〜4. 28(1H,m)、6.97〜7.04(2H,t)、7.26〜7.32(1 H,m)、7.37〜7.48(4H,m)、7.60(1H,m)。実施例29 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−7−ジオキサ−5−フェニル −9−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)スピロ[5.5]ウンデカン 記述27の(e)の生成物に由来し得る四つの異性体のうちの一つのみを、ヘ キサン中の1−5%酢酸エチルで溶離するフラッシュクロマトグラフィーによっ て単離した。ジオール(4g)を実施例1の方法に従って環化し、それによって 次のような化合物を得た。スポット1 (2S,3S,9S; 0.35g) Rf: 最大。 MS CI+ m/z: 502(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; CDCl3; 遊離塩基)δ: 1.22〜1. 60(3H,m)、2.25〜2.38(2H,m)、2.78〜2.88(2 H,m)、3.01〜3.06(1H,m)、3.19(1H,s)、3.58 〜3.65(1H,m)、3.71〜3.76(1H,d,J=13Hz)、3 .84〜3.91(1H,m)、3.99〜4.15(2H,m)、 6.67〜6.73(1H,m)、6.91〜6.96(1H,m)、7.02 〜7.12(3H,m)、7.20〜7.33(8H,m)。 その他の異性体(2.9g)は混合物のままで脱ベンジル化した。実施例30 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)スピロ[5.5]ウンデ カン 実施例29の標記化合物を実施例5の方法に従い脱ベンジル化した。酢酸エチ ルから塩酸塩を再結晶化した。 MS CI+ m/z: 412(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO; HCl塩)δ: 0.81〜 0.89(1H,m)、1.00〜1.10(1H,m)、1.21〜1.26 (1H,m)、1.36〜1.55(2H,m)、2.19〜2.32(1H, m)、3.04〜3.11(1H,m)、3.33(6H,s)、3.90〜4 .15(4H,m)、4.51(1H,s)、6.80〜6.86(1H,m) 、7.03〜7.05(1H,m)、7.18〜7.28(2H,m)、7.3 5〜7.41(2H,m)、7.63〜7.71(2H,m)。実施例31 4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニ ル)−9−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)スピロ[5.5]ウンデカ 実施例29で言及した異性体混合物を脱ベンジル化したところ、主に二つの異 性体が得られ、これらの異性体を溶離剤としてジクロロメタン中の0.2%アン モニア及びジクロロメタン中の0−2%メタノールを用いるLobarクロマト グラフィーによって分離した。2位及び9位の立体化学的配置が未確定である二 つの単独異性体が得られた。 (a)ジエチルエーテル/ヘキサンから再結晶化した遊離塩基 Rf: より大きい。 MS CI+ m/z: 411(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 1.22〜1.33(1H, m)、1.58〜1.68(1H,m)、1.84〜2.09(3H,m)、3 .71〜3.79(1H,m)、3.10〜3.21(2H,m)、3.69〜 3.85(4H,m)、3.96〜4.04(1H,m)、7.00〜7.07 (2H,t)、7.19〜7.36(4H,m)、7.51〜7.59(2H, m)。 (b)酢酸エチル及びメタノールから再結晶化した塩酸塩 Rf: より小さい。 MS CI+ m/z: 411(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; CDCl3; HCl塩)δ: 1.36〜1. 47(1H,m)、1.59〜1.68(1H,m)、1.73〜1.81(1 H,m)、2.01〜2.16(1H,m)、2.90〜3.01(1H,m) 、3.28〜3.44(2H,m)、3.64〜3.72(1H,t)、3.8 0〜3.89(2H,m)、4.11〜4.17(1H,s)、4.21〜4. 32(1H,m)、7.09〜7.17(2H,t)、7.18〜7.34(4 H,m)、7.69〜7.75(2H,m)。実施例32 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(5−(ジメチルアミノメチル)−1, 2,3−トリアゾル−4−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)スピロ[5.5] ウンデカン 実施例22に述べたのと同じ化学的操作を用いて実施例30の生成物(0.2 1g)を反応させ、それによって標記化合物を得た(90mg)。 MS CI+ m/z: 550(M+1+; 100%)。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 1.18〜1.34(3H, m)、1.41〜1.49(1H,m)、2.15〜2.20(6H,s)、2 .24〜2.38(1H,m)、2.52〜2.62(1H,m)、2.88〜 2.94(1H,m)、3.01〜3.07(1H,m)、3.20〜3. 26(2H,m)、3.37〜3.47(2H,m)、3.63〜3.74(2 H,m)、3.83〜3.92(1H,m)、4.01〜4.16(2H,m) 、6.68〜6.75(1H,m)、6.96〜7.12(7H,m)。 実施例9の方法に従い、(2R,3S)−(4−アザ−4−ベンジル−1,7 −ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)スピロ[5.4]デク−9−エン− 9−イル)トリフルオロメタンスルホネート(記述14)及び適当なフェニルボ ロン酸から次の実施例の化合物(表1)を製造した。 上記実施例に続く実施例の化合物(表2)は、表1に示した対応する実施例の 化合物から実施例22の方法に従って製造した。 実施例79 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1, 2,4−トリアゾル−5−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)スピロ[5.4] デカン 実施例7の方法に従い、実施例33の化合物から標記化合物を得た。1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 1.75(1H,m)、2. 33(1H,m)、2.56(1H,m)、2.95(2H,m)、3.46〜 3.68(5H,m)、4.14(1H,m)、4.40(1H,m)、6.8 0(1H,d,J=7.7Hz)、6.96(1H,s)、7.07(2H,d ,J=8.3Hz)、7.26(1H,m)、7.38(1H,d)、7.58 (2H,vbs)、10.37(1H,s)、10.90(1H,s)。実施例80 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−ナフチル)スピロ[5.4]デカン 実施例9の方法に従い、記述14の化合物及び2−ナフタレンボロン酸から標 記化合物を得た。1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 2.01(1H,dd,J= 12.8及び3.0Hz)、2.29(1H,dd,J=12.8及び8.0H z)、3.07(1H,dd,J=12.2及び2.4Hz)、3.21(1H ,dt,J=12.2及び3.5Hz)、3.71(1H,dd,J=11.3 及び3.0Hz)、3.84(1H,t,J=7.6Hz)、3.93(1H, s)、4.07(1H,s)、4.27〜4.41(2H,m)、4.47(1 H,t,J=8.3Hz)、6.85(1H,d,J=7.0Hz)、7.00 (2H,t,J=8.7Hz)、7.20(1H,t,J=7.7Hz)、7. 31〜7.51(4H,m)、7.62(1H,d,J=8.2Hz)、7.7 4〜7.79(2H,m)。 MS(ES+)m/z: 364(M+1; 100%)。実施例81 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1, 2,4−トリアゾル−5−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−(2−ナフチル)スピロ[5.4]デカン 実施例7の方法に従い、実施例80の化合物から標記化合物を得た。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO)δ: 1.90(1H,dd, J=12.9及び9.3Hz)、2.30(1H,dd,J=12.8及び8. 4Hz)、2.45(1H,m)、2.80(1H,dd,J=14.0及び7 .7Hz)、3.27(1H,d,J=14.0Hz)、3.58〜3.6 9(3H,m)、4.07〜4.21(2H,m)、4.31(1H,t,J= 8.3Hz)、6.76(1H,d,J=7.0Hz)、7.13(2H,t, J=8.8Hz)、7.20(1H,t,J=7.7Hz)、7.30(1H, t,J=7.7Hz)、7.45(1H,t,J=7.5Hz)、7.59〜7 .70(4H,m)、7.85(1H,d,J=8.0Hz)、11.22(1 H,s)、11.26(1H,bs)。 MS(ES+)m/z: 461(M+1; 100%)。実施例82 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4 −フルオロフェニル)−9−(2−チオメチルフェニル)スピロ[5.4]デカ (a)(2S,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3 −(4−フルオロフェニル)−9−(2−チオメチルフェニル)スピロ[5.4 ]デク−9−エン 実施例9のステップ(a)の方法に従い、記述14の化合物及び2−チオメチ ルフェニルボロン酸から標記化合物を得た。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 2.31(3H,s)、2. 38(1H,dt,J=12.1及び3.6Hz)、2.83(2H,d,J= 13.4Hz)、3.62(1H,s)、3.76(2H,m)、4.33 (2H,m)、4.90(1H,dd,J=13.1及び2.2Hz)、5.9 1(1H,s)、6.80(1H,dd,J=7.7及び1.4Hz)、6.9 6〜7.05(3H,m)、7.13〜7.30(7H,m)、7.58(2H ,br)。 MS(ES+)m/z: 448(M+1; 100%)。 (b)(2S,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3 −(4−フルオロフェニル)−9−(2−チオメチルフェニル)スピロ[5.4 ]デカン ステップ(a)の化合物(266mg; 0.59mmol)をベンゼン:エ タノール(1:1; 10ml)に加え、これをウィルキンソン触媒(50mg )を用いて18時間、1気圧の水素で水素化した。反応混合物をHyfloTMで 濾過し、かつ濃縮して粗な油を得(361mg)、この油を6:1のヘキサン: 酢酸エチルで溶離するフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して 、標記化合物を油として得た(236mg; 88%)。1 H NMR(360MHz; CDCl3)δ: 1.71(1H,dd,J= 12.9及び9.0Hz)、2.13〜2.27(2H,m)、2.27(3H ,s)、2.67〜2.76(2H,m)、3.37(1H,s)、3.41〜 3.52(2H,m)、3.62(1H,d,J=13.2Hz)、3. 97(1H,m)、4.09(1H,dt,J=11.6及び2.2Hz)、4 .23(1H,t,J=8.2Hz)、6.20(1H,dd,J=7.6及び 1.0Hz)、6.77(1H,dt,J=7.0及び0.7Hz)、6.88 〜7.18(9H,m)、7.52(2H,bs)。 MS(ES+)m/z: 450(M+1; 100%)。実施例83 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−9−(5−フルオロ−2 −メトキシフェニル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−(1,3−イミダ ゾル−4−イルメチル)スピロ[5.4]デカン (a)(2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−9−(5−フルオ ロ−2−メトキシフェニル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−(N−p− トルエンスルホニル−1,3−イミダゾル−4−イルメチル)スピロ[5.4] デカン 実施例41の生成物(55mg; 0.14mmol)をN,N−ジメチルホ ルムアミド(1ml)に溶解させ、これに炭酸カリウム(58mg; 0.42 mmol)、次いで記述29の生成物(69mg; 0.21mmol)を添加 した。反応混合物を室温で12時間攪拌し、そ の後水(10ml)で稀釈し、酢酸エチル(3×30ml)で抽出した。一つに 合わせた有機相をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、真空下に濃縮した 。5%メタノール/ジクロロメタンで溶離するフラッシュシリカ上での精製によ って標記化合物を得た。 MS ES+: 596(100%)。 (b)(2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−9−(5−フルオ ロ−2−メトキシフェニル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−(1,3− イミダゾル−4−イルメチル)スピロ[5.4]デカン ステップ(a)の生成物をメタノール/HCl(15ml)に溶解させ、室温 で2 1/2時間攪拌した。反応混合物を真空下に濃縮し、かつ残留物をエーテルで 粉砕(5回)して、標記化合物を淡黄色の固体として得た(45mg)。1 H NMR(360MHz; d6−DMSO)δ: 1.70(1H,t,J =9.7Hz)、2.16(1H,t,J=12.8Hz)、3.50(2H, m)、3.72(5H,m)、4.15(2H,t,J=8.3Hz)、6.1 8(1H,m)、6.86(2H,m)、7.11(1H,d,J=7. 75Hz)、7.23(2H,m)、7.46(2H,d,J=8Hz)、7. 73(2H,br s)、9.05(1H,s)。 MS ES+: 442(100%)。 同様にして、次の化合物も製造した。実施例84 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−9−(5−フルオロ−2 −イソプロポキシフェニル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−(1,3− イミダゾル−4−イルメチル)スピロ[5.4]デカン 実施例45の生成物及び記述29の生成物から得た。 MS(ES+)m/z: 470(M+1; 100%)。実施例85 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−9−(2,5−ジメトキシフ ェニル)−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)スピロ[5.4] デカン 実施例42の生成物(200mg)、臭化ベンジル(70μl)及び炭酸カリ ウム(220mg)をジメチルホルムアミド(2ml)中に懸濁させ、得られた 混合物を2時間60℃に加熱した。混合物を冷却し、水(30ml)及 び酢酸エチル(20ml)で稀釈した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、脱 水し(MgSO4)、蒸発させた。残留物を、ヘキサン中の10−20%酢酸エ チルを用いるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物を白 色の固体として得た。1 H NMR(250MHz; d6−DMSO)δ: 1.88(1H,t,J =10Hz)、2.18(1H,dd,J=8及び12.5Hz)、2.32〜 2.41(1H,m)、2.74〜2.79(1H,m)、2.93(1H,d ,J=12.5Hz)、3.34(1H,t,J=8Hz)、3.61〜3.6 8(3H,m)、3.68(3H,s)、3.69(3H,s)、3.80〜3 .91(1H,m)、4.08〜4.17(1H,m)、4.24(1H,t, J=8Hz)、6.16(1H,d,J=3Hz)、6.78(1H,dd,J =3及び9Hz)、6.90(1H,d,J=9Hz)、7.28〜7.45( 7H,m)、7.77〜7.83(2H,m)。 MS(ES+)m/z: 464(M+1; 100%)。実施例86 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(カルボニルメチルピロリジン−1−イ ル)−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)スピロ[5.4]デカ 実施例10の生成物(160mg; 0.47mmol)、ピロリジン酢酸( 92mg; 0.56mmol) 及びトリエチルアミン(78μl; 0.56mmol)を乾燥ジメチルホルム アミド(3ml)に加えた溶液にヒドロキシベンゾトリアゾール三水和物(HO BT; 65mg; 0.49mmol)、次いで1−(3−ジメチルアミノプ ロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(WSCDI; 91mg; 0. 49mmol)を添加した。反応混合物を室温で72時間攪拌し、水で稀釈し、 その後酢酸エチルで抽出した(3回)。一つに合わせた有機抽出物をブラインで 洗浄し(1回)、その後脱水し(MgSO4)、かつ濃縮したところ褐色の油が 残留した。ジクロロメタン/メタノール/アンモニア(95:5:0.25、次 いで90:10:0.25)で溶離するシリカゲル上での精製によって、標記化 合物を淡黄色の泡として得た。1 H NMR(250MHz; CDCl3)δ: 1.78(4H,br s) 、2.22(1H,m)、2.60(5H,m)、3.47〜3.32(3H, m)、4.07〜3.74(8H,m)、4.43(1H,t,J=8Hz)、 5.56(1H,br s)、6.85(2H,m)、7.01(3H,m)、 7.20(1H,m)、7.61(2H,m)。 MS(ES+)m/z: 455(M+1; 100%)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,TJ,TM,TT,UA,UG,US,UZ,V N (72)発明者 オーエン,サイモン・ニール イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 シワード,アイリーン・マリー イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 スウエーイン,クリストフアー・ジヨン イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式(I) 〔式中 R1は水素、ハロゲン、C1 〜6アルキル、C2 〜6アルケニル、C2 〜6アルキニル 、C3 〜7シクロアルキル、C3 〜7シクロアルキルC1 〜4アルキル、C1 〜6アルコ キシ、フルオロC1 〜6アルキル、フルオロC1 〜6アルコキシであるか、C1 〜4ア ルコキシまたはヒドロキシ基によって置換されたC1 〜4アルキルであるか、ヒド ロキシ、トリメチルシリル、ニトロ、CN、SRa、SORa、SO2a、CO Ra、CO2a、CONRab、NRab、SO2NRab、またはOC1 〜4アル キルNRabであり、その際Ra及びRbはそれぞれ独立に水素またはC1 〜4アル キルであり、 R2及びR3はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、C1 〜6アルキルであるか、C1 〜4 アルコキシによって置換されたC1 〜6アルコキシであるか、またはトリフルオロ メチルであり、 または、R1及びR2が隣接する炭素原子に結合する場合R1とR2とは、これらが 結合する炭素原子と一緒に5または6員環が形成されるように連結され得、前記 環は場合によっては、酸素、硫黄及び窒素の中から選択された1個もしくは2個 のヘテロ原子かまたはS(O)、S(O)2及びNRaの中から選択された1個も しくは2個の基を有し、また前記環は一つまたは二つの二重結合も有し得、その 際Raは前記規定どおりであり、 R4は水素、ハロゲン、C1 〜6アルキル、C2 〜6アルケニル、C2 〜6アルキニル 、C3 〜7シクロアルキル、C3 〜7シクロアルキルC1 〜4アルキル、C1 〜6アルコ キシであるか、C1 〜4アルコキシ基によって置換されたC1 〜4アルキルであるか 、トリフルオロメチル、ニトロ、CN、SRa、SORa、SO2a、CORa、 CO2a、またはCONRabであり、その際Ra及びRbは前記規定どおりであ り、 R5は水素、ハロゲン、C1 〜6アルキルであるか、C1 〜4アルコキシによって置 換されたC1 〜6アルコキシであるか、またはトリフルオロメチルであり、 R6は水素、CORa、CO2a、COCONRab、COCO2aであるか、( CO2a、CONRab、ヒドロキシ、CN、CORa、NRab、C(NOH )NRab、CONHフェニル(C1 〜4アルキル)、COCO2a、CONHN Rab、C(S)NRab、CONRa1 〜6アルキルR12、CONR132 〜6 アルケニル、CONR132 〜6アルキニル、COCONRab、CONRaC( NRb)NRab、CONRaヘテロアリール、及びフェニル(ここで、該フェニ ルはC1 〜6アルキル、C1 〜6アルコキシ、ハロゲン及びトリフルオロメチルの中 から選択された1個、2個または3個の置換基によって任意に置換される))の 中から選択された基によって任意に置換されたC1 〜6アルキルであるか、オキソ によって任意に置換されたC1 〜6アルキル、または2個もしくは3個の窒素原子 を有する5員もしくは6員複素環によって置換されたC1 〜6アルキルであり、前 記複素環は=Oもしくは=Sによって任意に置換され、かつ式Z NR78の基によって任意に置換され、前記式中ZはC1 〜6アルキレンまたはC3 〜6 シクロアルキルであり、 R7は水素、C1 〜4アルキル、C3 〜7シクロアルキル、C3 〜7シクロアルキルC1 〜4 アルキル、またはC1 〜4アルコキシもしくはヒドロキシルによって置換され たC2 〜4アルキルであり、 R8は水素、C1 〜4アルキル、C3 〜7シクロアルキル、C3 〜7シクロアルキルC1 〜4 アルキルであるか、またはC1 〜4アルコキシ、ヒドロキシル、もしくはN、 O及びSの中から選択された1個もしくは2個のヘテロ原子を有する4、5もし くは6員脂肪族複素環によって置換されたC2 〜4アルキルであり、 またはR7、R8、及びこれらが結合する窒素原子は、ヒドロキシ及びC1 〜4アル コキシ(ここで、該C1 〜4アルコキシはC1 〜4アルコキシまたはヒドロキシル基 によって任意に置換される)の中から選択された1個または2個の基によって任 意に置換されかつ二重結合を任意に有する環原子4〜7個の脂肪族複素環を構成 し、この環は酸素もしくは硫黄環原子、基S(O)もしくはS(O)2、また はNHもしくはNRc部分の一部である第二の窒素原子を任意に有し得、その際 RcはヒドロキシまたはC1 〜4アルコキシによって任意に置換されたC1 〜4アル キルであり、 またはR7、R8、及びこれらが結合する窒素原子は環原子6〜12個の非芳香族 アザ二環式環系を構成し、 またはZ、R7、及びこれらが結合する窒素原子は、酸素環原子を任意に有し得 る環原子4〜7個の脂肪族複素環を構成し、 R9a及びR9bはそれぞれ独立に水素またはC1 〜4アルキルであるか、またはR9a とR9bとは、これらが結合する炭素原子と一緒にC5 〜7環が形成されるように連 結され、 R12はORa、CONRabまたはヘテロアリールであり、 R13はHまたはC1 〜6アルキルであり、 mは0、1、2または3であり、 nは0、1、2または3であり、 ただしmとnとの合計は2または3である〕の化合物またはその医薬に許容可能 な塩。 2. 式(Ia) 〔式中R1、R2、R3、R4、R5、m及びnは請求項1に規定したとおりであり 、Q1はCH、NまたはC−ZNR78であり、その際Z、R7及びR8は請求項 1に規定したとおりである〕を有することを特徴とする請求項1に記載の化合物 またはその医薬に許容可能な塩。 3. 式(Ib) 〔式中R1、R2、R3、R4、R5、m及びnは請求項1に規定したとおりであり 、Q2はCHまたはNであり、Z、R7及びR8は請求項1に規定したとおりであ る〕を有することを特徴とする請求項1に記載の化合物またはその医薬に許容可 能な塩。 4. 式(Ic) 〔式中R6は請求項1に規定したとおりであり、 A1はC1 〜4アルコキシであり、 A2は水素、ハロゲン、C1 〜4アルキル、またはフルオロC1 〜4アルキルであり 、 A3は水素またはハロゲンである〕を有することを特徴とする請求項1に記載の 化合物またはその医薬に許容可能な塩。 5. 式(Id) 〔式中R1、R2、R3、R4、R5、R6、R9a、R9b、m及びnは請求項1に規定 したとおりである〕を有することを特徴とする請求項1に記載の化合物またはそ の医薬に許容可能な塩。 6. R1が水素、C1 〜4アルキル、C1 〜4アルコキシ、ハロゲンまたはCF3で あることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の化合物。 7. R2が水素、C1 〜4アルキル、C1 〜4アルコキシ、ハロゲンまたはCF3で あることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の化合物。 8. R3が水素、フッ素、塩素またはCF3であることを特徴とする請求項1か ら3のいずれか1項に記載の化合物。 9. R4が水素であることを特徴とする請求項1から3 のいずれか1項に記載の化合物。 10. R5が水素、フッ素、塩素またはCF3であることを特徴とする請求項1 から3のいずれか1項に記載の化合物。 11. nが1であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の 化合物。 12. mが1または2であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項 に記載の化合物。 13. R6が2個または3個の窒素原子を有する5員複素環によって置換され たC1 〜6アルキルであり、前記複素環は=Oまたは=Sによって任意に置換され 、かつ式ZNR78の基によって任意に置換され、前記式中Z、R7及びR8は請 求項1に規定したとおりであることを特徴とする請求項1から12のいずれか1 項に記載の化合物。 14. 複素環が の中から選択されることを特徴とする請求項13に記載の化合物。 15. 複素環が の中から選択されることを特徴とする請求項14に記載の化合物。 16. ZがCH2であることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に 記載の化合物。 17. R7がC1 〜4アルキル基であるか、またはヒドロキシルもしくはC1 〜2 アルコキシ基によって置換されたC2 〜4アルキル基であり、R8はC1 〜4アルキ ル基であるか、またはヒドロキシルもしくはC1 〜2アルコキシ基によって置換さ れたC1 〜4アルキル基であり、またはR7とR8とは、これらが結合する窒素原子 と共にアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジル、モルホリノ、チオモルホリノ 、ピペラジノ、または窒素原子においてC1 〜4アルキル基によってか、またはヒ ドロキシもしくはC1 〜2アルコキシ基で置換されたC2 〜4アルキル基によって置 換されたピペラジノ基を構成するように連結されていることを特徴とする請求項 1から16のいずれか1項に記載の化合物。 18. ZがCH2であり、NR78はジメチルアミノ、アゼチジニルまたはピ ロリジノであることを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載の化合 物。 19. (2S,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3,9−ジフェ ニル−スピロ[5.5]ウンデカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3, 9−ジフェニル−スピロ[5.5]ウンデカン、 (2R,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3,9− ジフェニル−スピロ[5.5]ウンデカン、 (2R,3S,9R)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3,9− ジフェニル−スピロ[5.5]ウンデカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3,9−ジフェニル−ス ピロ[5.5]ウンデカン−4−イルメチル)−2,4−ジヒドロ−1,2,4 −トリアゾル−3−オン、及び 4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3,8−ジフェニル−スピロ[5 .4]デカン の中から選択された化合物またはその医薬に許容可能な塩。 20. (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フル オロフェニル)−9−フェニル−スピロ[5.4]デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−メトキシフェニル)−スピロ[5.4]デカン、 (2R,3S,8R)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4 −フルオロフェニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン、 (2R,3S,8S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4 −フルオロフェニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン、 (2R,3S,8R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン、 (2R,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン、 (2R,3S,8R)−4−アザ−4−(2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1, 2,4−トリアゾル−5−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン、 (2R,3S,8S)−4−アザ−4−(2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1, 2,4−トリアゾル−5−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−8−フェニル−スピロ[5.4]デカン、 4−アザ−4−ベンジル−7−ジオキサ−5−フェニル−9−(2−(トリフル オロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウンデカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (3R,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (2R,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (2S,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(5−(ジメチルアミノメチル)−1, 2,3−トリアゾル−4−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5 ]ウンデカン、 4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)− 9−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウンデカン、 (2R,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (2R,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (2S,3S,9R)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5]ウン デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(5−(ジメチルアミノメチル)−1, 2,3−トリアゾル−4−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.5 ]ウンデカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−7−ジオキサ−5−フェニル −9−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−スピロ[5.5]ウンデカ ン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェ ニル)−9−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−スピロ[5.5]ウ ンデカン、 4−アザ−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)−9−(2−(ト リフルオロメトキシ)フェニル)−スピロ[5.5]ウンデカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(5−(ジメチルアミノメチル)−1, 2,3−トリアゾル−4−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−スピロ[5. 5]ウンデカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1, 2,4−トリアゾル−5−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−スピロ[5.4 ]デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−3 −(4−フルオロフェニル)−9−(2−ナフチル)−スピロ[5.4]デカン 、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(2,3−ジヒドロ−3−オキソ−1, 2,4−トリアゾル−5−イル)メチル−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオ ロフェニル)−9−(2−ナフチル)−スピロ[5.4]デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−1,7−ジオキサ−3−(4 −フルオロフェニル)−9−(2−チオメチルフェニル)−スピロ[5.4]デ カン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−9−(5−フルオロ−2 −メトキシフェニル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−(1,3−イミダ ゾル−4−イルメチル)−スピロ[5.4]デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−1,7−ジオキサ−9−(5−フルオロ−2 −イソプロポキシフェニル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−(1,3− イミダゾル−4−イルメチル)−スピロ[5.4]デカン、 (2S,3S,9S)−4−アザ−4−ベンジル−9−(2,5−ジメトキシフ ェニル)−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)−スピロ[5.4 ]デカン、 及び (2S,3S,9S)−4−アザ−4−(カルボニルメチルピロリジン−1−イ ル)−1,7−ジオキサ−3−(4−フルオロフェニル)−スピロ[5.4]デ カン の中から選択された化合物またはその医薬に許容可能な塩。 21. 式 を有し、式中のR1、R2及びR3 である化合物の中から選択された化合物またはその医薬に許容可能な塩。 22. 式 を有し、式中のR1及びR2である化合物の中から選択された化合物またはその医薬に許容可能な塩。 23. 治療に用いられることを特徴とする請求項1から22のいずれか1項に 記載の化合物。 24. 請求項1から22のいずれか1項に記載の化合物 を医薬に許容可能なキャリヤまたは賦形剤と共に含有する医薬組成物。 25. タキキニン過剰に関連する生理障害を治療または予防する方法であって 、そのような治療または予防を必要とする患者に請求項1に記載の化合物もしく はその医薬に許容可能な塩、または請求項1に記載の化合物もしくはその医薬に 許容可能な塩を含有する組成物をタキキニンを減少させる量で投与することを含 む方法。 26. 痛みまたは炎症を治療または予防することを特徴とする請求項25に記 載の方法。 27. 片頭痛を治療または予防することを特徴とする請求項25に記載の方法 。 28. 嘔吐を治療または予防することを特徴とする請求項25に記載の方法。 29. 帯状疱疹後神経痛を治療または予防することを特徴とする請求項25に 記載の方法。 30. タキキニン過剰に関連する生理障害の治療または予防に用いられる医薬 の製造への、請求項1から22のいずれか1項に記載の化合物の使用。 31. 痛みまたは炎症の治療または予防に用いられる医 薬の製造への、請求項1から22のいずれか1項に記載の化合物の使用。 32. 片頭痛の治療または予防に用いられる医薬の製造への、請求項1から2 2のいずれか1項に記載の化合物の使用。 33. 嘔吐の治療または予防に用いられる医薬の製造への、請求項1から22 のいずれか1項に記載の化合物の使用。 34. 帯状疱疹後神経痛の治療または予防に用いられる医薬の製造への、請求 項1から22のいずれか1項に記載の化合物の使用。 35. 請求項1に記載の化合物を製造する方法であって、 (A)R6がH以外である式(I)の化合物の場合、式(II) 〔式中R1、R2、R3、R4、R5、R9a、R9b、m及びnは請求項1に規定した とおりである〕の化合物を式(III) LG−R6a (III) 〔式中R6aは請求項1に規定したとおりの基R6またはその前駆体であり、LG は離脱基である〕の化合物と反応させ、R6aが前駆体基である場合はこれを基R6 に変換すること、または (B)R6がCH2NR78によって置換された1,2,3−トリアゾル−4−イ ルメチル基である式(I)の化合物の場合、式(IV) の化合物を式NHR78のアミンと反応させること、または (C)R6が非置換または置換1,2,4−トリアゾリル基によって置換された C1 〜6アルキル基である式(I)の化合物の場合、式(II)の中間体を式(V) 〔式中Halはハロゲン原子であり、mは1〜6の整数であり、R18はH、CO NH2またはOCH3である〕の化合物と反応させ、その後必要であれば式(I) の化合物に変換すること、または (D)式(VI) の化合物から酸触媒分子内環化反応によって製造すること、または (E)別の式(I)の化合物からの相互変換によって製造すること、または (F)nが1であり、mも1である式(I)の化合物の場合、式(XX) の化合物を還元すること を含み、 前記各操作後、何らかの保護基が存在する場合に必要であれば当該保護基を除去 し、 式(I)の化合物がエナンチオマーもしくはジアステレオ異性体の混合物として 得られる場合は前記混合物を任意に分割して所望のエナンチオマーを得、及び/ または 所望であれば、得られた式(I)の化合物またはその塩をその医薬に許容可能な 塩に変換する 方法。 36. 式(XX) 〔式中R1、R2、R3、R4、R5、R6、R9a及びR9bは請求項1に規定したとお りである〕の化合物またはその塩。
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