JPH10511502A - 難燃性フラットケーブル製造の装置および方法 - Google Patents
難燃性フラットケーブル製造の装置および方法Info
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Classifications
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-
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- Insulated Conductors (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
本発明による難燃性フラットケーブルは、複数の導体をPTFEあるいはPTFPから成る底側フィルムと上側フィルムとの2枚のフィルムでラミネートした構造を有する。導体はPTFEあついはPTFP樹脂材料で被覆されていてもよい。底側フィルムおよび上側フィルムのラミネート面は、底側および上側フィルムがラミネートされる際の良接着能を与える目的で弗素化エチレンプロピレン(FEP)でラミネートされている。本発明による難燃性フラットケーブルの製造方法は、複数の導体をラックからラミネータへ供給し、導体を260から659℃(500から1200°F)の温度の一対のコアヒータを通して予熱し、底側フィルムを導体の下へ、また上側フィルムを導体の上へ、下部IRヒータと上部IRヒータの間および下部シューヒータと上部ジューヒータの間より供給し、導体を下部加熱ロールと上部加熱ロールによって、ラミネートされたフラットケーブルが形成されるように底側フィルムと上側フィルムでラミネートし、次いでラミネートされたフラットケーブルを一対の冷却ロールを有する冷却システムによって冷却することから成る。
Description
【発明の詳細な説明】
難燃性フラットケーブル製造の装置および方法
発明の属する技術分野
本発明は難燃性フラットケーブル、難燃性フラットケーブル製造装置と難燃性
フラットケーブル製造方法に係る。より具体的には本発明は、複数個の導体が2
枚のポリテトラフルロエオチレン(PTFE)フィルム間にラミネートされて居
りVCR、カムレコーダー、コンピュータ、ロケット、ミサイル、自動車、船舶
、航空機、光通信分野などで用いられる難燃性フラットケーブルに関するもので
ある。
発明の背景
多くの電気的あるいはメカトロニックな装置がすべての工業で用いられて来て
いる。殊に、各種の電気的あるいはメカトロニックな装置がVCR、カムレコー
ダー、コンピュータ、ロケット、ミサイル、自動車、船舶、航空機、光通信装置
に用いられており、また多くのケーブルが絶対的に必要である。
電気的あるいはメカトロニックな装置に用いられるフラットケーブルは複数の
導体ワイヤ(以下導体とする)を合成樹脂フィルムでラミネートして製造される
。換言すると、電気的あるいはメカトロニックな装置に用いられる従来のフラッ
トケーブルは平配列された20本、40本、120本などのような複数個の導体
を底側フィルムと上側フィルムのような2本の合成樹脂フィルムでラミネートし
て製造されている。合成樹脂フィルムで導体をラミネートしたフラットケーブル
は、また導体リボンケーブルと呼ばれる。
従来のフラットケーブルにおいては、導体のラミネートにポリエステル系フィ
ルムが用いられている。ポリエステルの融点は比較的低い。従って、従来のフラ
ットケーブルは火災時に容易に損傷を受け、さらに、この損傷が電気的あるいは
メカトロニックな装置に重大な問題を引き起こす。時には、損傷した装置は修理
、
回復不能となる。殊に通信システムの火災の場合には、通信停電が厳しい損害を
引き起こす可能性がある。
従って、最先端の電気的あるいはメカトロニックな装置用の難燃性フラットケ
ーブルの開発の必要がある。ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)とポリテ
トラフルオロロピレン(PTFP)は優れた難燃性を有することが知られている
。PTFEやPTFPは800°Fにおいても難燃性でまた高温で溶融しない。
もしフラットケーブルがPTFEあるいはPTFPでラミネートされれば、火災
の場合にも損傷されずに安全に保たれる。PTFEおよびPTFPは米国のデュ
ポン社により登録商標(テフロンあるいはケプトン)を付して販売されている。
しかしながら、PTFEあるいはPTFPフィルムで複数の導体をラミネートす
る技術は開発されていない。
本発明者はPTFEあるいはPTFPで導体をラミネートした難燃性フラット
ケーブルおよびかかる難燃性フラットケーブルの製造方法を開発した。
発明の目的
本発明の目的は、先端の電気的あるいはメカトロニックな装置用の難燃性フラ
ットケーブルを提供することにある。
本発明の他の目的は、先端の電気的あるいはメカトロニックな装置用の難燃性
フラットケーブルであって、複数の導体をPTFEあるいはPTFPフィルムで
ラミネートして製造されていて、800°Fにおいても難燃性を有するような、
ものを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、複数の導体をPTFEあるいはPTFPフィルム
でラミネートして製造された難燃性フラットケーブルの製造に用いる装置を提供
することにある。
本発明のさらにその他の目的は、複数導体をPTFEあるいはPTFPフィル
ムラミネートして製造される難燃性フラットケーブルの製造方法を提供すること
にある。
発明の開示
本発明による難燃性フラットケーブルは、複数の導体をPTFEあるいはPT
FPから成る底側フィルムと上側フィルムの2本のフィルムでラミネートした構
造を有する。導体はPTFEあるいはPTFP樹脂材料で被覆されていてもよい
。底側および上側フィルムのラミネート面は、底側及び上側フィルムがラミネー
ト加工される際の良好な接触能を与えるために、弗素化エチレンプロピレン(F
EP)フィルムでラミネートされる。
本発明による難燃性フラットケーブルの製造方法は、複数の導体をラックより
ラミネーターへ供給し、導体を1対のコアヒーターを通して500°〜1200
°Fに予熱し、底側フィルムを導体の下側にまた上側フィルムを導体の上側に上
部IRヒータと下部IRヒータの間と、下部シューヒータと上部シューヒータの
間を通して供給し、導体を下部ヒーティングロールおよび上部ヒーティングプレ
スロールによって底側フィルムと上側フィルムでラミネートされたフラットケー
ブルが形成されるようにラミネートし、さらにラミネートされたフラットケーブ
ルを1対のクーリングロールを有する冷却システムで冷却することから成る。
本発明による難燃性フラットケーブルの製造装置は、導体巻取用の複数のスプ
ールを支持するラック;導体を500°〜1200°Fに予熱する手段;1対の
IRヒータおよび1対のシューヒータを含む底側フィルムおよび上側フィルムの
供給システム;下部ヒーティングロールおよび上部ヒーティングプレスロールを
含み導体を底側フィルムと上側フィルムでラミネートするラミネータ;ラミネー
トされたフラットケーブルを冷却する手段;予め定められた数の導体を有するラ
ラミネートされたフラットケーブルにスリッティングする手段;スリッティング
されたフラットケーブルを引張る手段;およびスリッティングされたフラットケ
ーブルを巻き取る手段から成る。
図面の簡単な説明
本発明は、添付図面と関連して、以下の本発明の好的具体例の詳細な説明を参
照することによってさらに充分に理解される。
図1は、難燃性フラットケーブル製造用のラミネータに供給するための導体を
巻いた複数のスプールを支持するためのラックの概略透視図。
図2は、本発明による難燃性フラットケーブル製造用のラミネータの概略正面
図。
図3は、本発明による難燃性フラットケーブルの概略透視図。
図4A〜4Fは、本発明の好適具体例の難燃性フラットケーブルの断面図。
好適実施例(実施形態)の詳細な説明
本発明のフラットケーブルは図3に概略的に示されている。図3に示したフラ
ットケーブルは本発明による一具体例であり、PTFEで被覆され平面状態に配
列した導体1の上部と下部をそれぞれFEPでラミネートされたPTFEフィル
ム11,12でラミネートした構造を有する。
さらに具体的には、PTFEフィルムはPTFE層とFEP層から構成される
。PTFE層は約3μmの厚さを、FEP層は約2μmの厚さをもつ。FEPと
PTFE層は熱接着によってラミネートされる。PTFE層にFEPをラミネー
トさせる理由はこのFEP層が加熱加圧によって良好な接着を示すためで、これ
は、PTFEフィルム間に複数の導体が平面状態に配列され、またFEP層が導
体とPTFE層との両者に固着するからである。
フラットケーブルの導体の数は20,40,120などのように可変であるが
、それぞれ用いられる用途に応じて本発明によって製造されることができる。
フラットケーブルの設計図も非常に多様であり、幾つかの型の設計図の具体例
が図4に示されている。
本発明によってフラットケーブルを製造する方法及び装置は次の通りである。
図1と図2はワイヤ分配ラックとラミネーターに分離して示すが、これら装置
は連続的に作動される。
図1は、難燃性フラットケーブルを製造するためのラミネーターに導体を供給
するためのワイヤ分配ラックの概略透視図である。
導体1を巻いたスプールを導体1を供給するためのワイヤ分配ラック中に示す
。
ワイヤスプールから供給された導体1はセンサ2によってその切断の有無が感知
される。即ち、いずれか一つの導体1が作業途中で切断されると、感知センサ2
が機械の作動を停止させる。感知センサ2を通過する導体1はそれぞれガイドロ
ール3とコームタイプロール4,5を通過しながら配列される。コームタイプロ
ーラ5を通過した導体1はモータ駆動供給ローラ6を通過した後、図2に示した
ラミネータへ供給される。
図1のワイヤ分配ラックは40個のスプールのみを示す。それ以上の数の設置
ができる。
図2は本発明による難燃性フラットケーブルを製造するためのラミネーターの
概略的な正面図である;
複数個の平面配列された導体1がコームガイドローラ10を通り、またコアヒ
ータ13の間に供給される。一対のコアヒータ13は500℃〜1200℃Fの
範囲に加熱され、導体ワイヤ1を予熱する。予熱の目的は、次の段階でPTFE
フィルムでラミネートするためと、PTFEフィルムで配列された導体をラミネ
ートする時にフィルム間に気泡が発生することを防止するためである。
平面配列されたワイヤの上部面にラミネートされる上側フィルム11は、ガイ
ドロール10を経てIRヒータ14とシューヒータ16を通って後加熱及び圧着
装置を通過する。
平面配列されたワイヤの下部面にラミネートされる底側フィルム12は、ガイ
ドロール10を経てIRヒータ15とシューヒータ17を通って後加熱及び圧着
装置を通過する。
IRヒータ14,15とシューヒータ16,17はそれぞれ上側および底側フ
ィルム11,12を予熱してラミネートを円滑に行えるようにする役を果たす。
上側および底側フィルム11,12はPTFE層とFEP層から構成され、P
TFE層は約3μmの厚さを、FEP層は約2μmの厚さをもつ。平面配列され
たワイヤ1に接着される層はFEP層であり、またその外部層はPTFE層であ
る。FEP層が接着層になるべき理由は強い接着力を保つためである。
加熱及び圧着装置50中で、上面および底側加熱ロール18,19がそれぞれ
のフラットケーブルの特定の用途に合う温度に加熱されて導体にフィルムをラミ
ネートする。底側加熱ロール19は固定されており、上側加熱ロール18はラミ
ネータロール圧着システムによってフラットケーブルを圧着する。
フラットケーブルの断面は図4A〜図4Fに示したように非常に多様である。
フラットケーブルの断面において導体1を含んだ部位はその高さだけ厚い厚さを
もち、また導体を含んでいない上側および底側フィルム11,12が直接接着さ
れる部位は薄い厚さをもつ。このような形状でラミネートを行うために断面の形
状をもつスリップシート(slip sheet)が使用される。上側フィルム11を圧着
するように供給ロール31から送られたスリップシート35が上側加熱ロール1
8に従って巻取りロール32に巻き取られる。供給ロール33から送られたスリ
ップシート35が底側加熱ロール19を通って巻取りロール34に巻き取られる
。
平面配列された導体1が上側および底側フィルム11,12によってラミネー
トされると、冷却装置60に入る。冷却システムでは冷却ロール21,22を通
して冷却される場合と、その他に冷却ロール21を通過した後冷却水タンク70
の冷却ロール30を通して冷却し、その後冷却ロール22を通す場合の2つのケ
ースがある。
冷却装置60の冷却ロール22を通過したフラットケーブルは、フィルムの両
エッジ(以下スクラップと呼ぶ)をスクラップケーブルスプール24によって巻
き取られ、またそれぞれのフラットケーブルが切断されて引張ロール25を通過
してケーブル巻取りアーバ26に巻き取られる。
スクラップは切断システムのロータリスリッタ23によってストリップ状に切
断され、またそれぞれのフラットケーブルもストリップ状に切断される。即ち、
フラットケーブルが20本の導体からなる場合には、本発明の装置によって40
,60,80,100,120本のワイヤ1が一体にラミネートされた後に、ロ
ータリスリッタ23によって20本の導体を有するフラットケーブルが形成され
るように長手方向に切断される。図1及び図2は約40本の導体1が供給されて
、20本の導体を含む2個のフラットケーブルを製造するもので、ロータリスリ
ッタ23によって長手方向に切断されたものがケーブル巻取りアーバ26に巻き
取
られる。
上側フィルム11と底側フィルム12はIRヒータ14,15へ供給する前に
湿気が除去されるようにすることが好ましい。このオーブン100の温度は25
0°Fに保持することが好ましい。
図4A〜図4Fは本発明によるフラットケーブルの断面図の概略を示す。図4
Aは被覆されていない複数個のワイヤ1をその上側及び底側でPTFEフィルム
でラミネートしたフラットケーブルの断面図である。図4BはPTFEで被覆さ
れた複数個のワイヤ1の上側及び底側をPTFEフィルムでラミネートしたフラ
ットケーブルの断面図である。図4CはPTFEで被覆された2本のワイヤ1が
一単位となるように上側及び底側でPTFEフィルムでラミネートしたフラット
ケーブルの断面図である。図4DはPTFEで被覆された2本のワイヤ1と接地
線101が一単位となるように上側及び底側でPTFEフィルムでラミネートし
たフラットケーブルの断面図である。図4EはPTFEで被覆された3本のワイ
ヤ1が一単位となるように上側及び底側でPTFEフィルムでラミネートしたフ
ラットケーブルの断面図である。図4Fは被覆されていない4本のワイヤ1が一
単位となるように上側及び底側でPTFEフィルムでラミネートしたフラットケ
ーブルの断面図である。
本発明は先端的な電気的あるいはメカトロニックな装置などに用いられる複数
個の導体をPTFEフィルムでラミネートした高い難燃性をもつフラットケーブ
ルの製造に関する効果を奏する。
本発明はこの分野で通常の技術を有する者によって容易に実施することができ
る。多くの変形や変更は以下の請求項に定義されるように本発明の範囲に含まれ
るものと言える。
─────────────────────────────────────────────────────
【要約の続き】
から成る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 複数の導体をPTFEあるいはPTEPから成る底側フィルムと上側フィ ルムの二枚のフィルムでラミネートした構造の難燃性フラットケーブルにおいて 、上記フィルムが良好な接着のための厚さが2μmである弗素化エチレンプロピ レン(FEP)フィルムでラミネートされた30μmの厚さのPTFEあるいは PTFP層である難燃性フラットケーブル。 2. PTFEあるいはPTFPで被覆されたあるいは被覆されない導体1の複 数個をワイヤ分配ラックからラミネータに供給し; 加熱圧着システムに供給する前の発泡を防ぐために、一対のコアヒータ1 3を通して導体1を予熱し; 加熱と圧着によって弗素化エチレンプロピレン(FEP)層を接着するた めに、導体1の上部と下部に夫々にIRヒータ14,15およびシューヒータ1 6,17を通してPTFEあるいはPTFPフィルムを供給し; 下部加熱ロール19および上部加熱圧着ロール18によって800°Fに おいて上記導体1および上記フィルム11,12をラミネートし; 冷却ロール21,23によってラミネートされたフラットケーブルを冷却 し; 予め決められた導体数に基づいて、ロータリースリッタ23によって冷却 されたフラットケーブルを長手方向に切断し;さらに 引張りりローラで引張られるようにされた夫々のフラットケーブルをケー ブル巻き取りアボール26に巻き取る工程から成る難燃性フラットケーブルの製 造方法。 3. ワイヤ分配ラックから供給される上記導体1がセンサ2,ガイドロール3 ,コームタイプローラ4,5及びモータ駆動供給ローラ6を通して供給されるよ うにする請求項2記載の方法。 4. 上記上部加熱ロール18がラミネータロール圧着システム20によって圧 着される請求項2記載の方法。 5. 一方のスリップシート35が上記上部加熱ロール18をその表面に沿って 通過し、他方のスリップシート35が前記下部加熱ロール19をその表面に沿っ て通過する請求項2記載の方法。 6. 上記冷却ロール21を通過したフラットケーブルが冷却タンク70の冷却 ロール30を通過し、次いで冷却ロール22を通過する請求項2記載の方法。 7. 上記フィルム11,12をIRヒータ14,15へ供給する前に250° Fの温度をもつオーブン100内で乾燥させる工程をさらに含む請求項2記載の 方法。
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