JPH1051236A - 多層基板を用いたvco等の高周波回路 - Google Patents
多層基板を用いたvco等の高周波回路Info
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- JPH1051236A JPH1051236A JP20557896A JP20557896A JPH1051236A JP H1051236 A JPH1051236 A JP H1051236A JP 20557896 A JP20557896 A JP 20557896A JP 20557896 A JP20557896 A JP 20557896A JP H1051236 A JPH1051236 A JP H1051236A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板のtanδや吸湿に影響されない高周波
回路を提供すること。 【解決手段】 高周波回路20は、中心導体と該中心導
体を挟む2つのベタグランド電極とから成るトリプレー
ト型のストリップライン共振器が内部に形成された多層
基板を有する高周波回路から1つのベタグランド電極を
省略した形状である。換言すれば、回路パターン25
と、少なくとも整合ラインを含む内部電極26と、共振
線路27と、ベタグランド電極28とが異なる層に形成
され、共振線路27とベタグランド電極28とでストリ
ップライン共振器を構成して成る多層基板を備え、ベタ
グランド電極28と内部電極26とは共振線路27を挟
むように配置され、共振線路27と内部電極26との間
には別のベタグランド電極が存在しない。
回路を提供すること。 【解決手段】 高周波回路20は、中心導体と該中心導
体を挟む2つのベタグランド電極とから成るトリプレー
ト型のストリップライン共振器が内部に形成された多層
基板を有する高周波回路から1つのベタグランド電極を
省略した形状である。換言すれば、回路パターン25
と、少なくとも整合ラインを含む内部電極26と、共振
線路27と、ベタグランド電極28とが異なる層に形成
され、共振線路27とベタグランド電極28とでストリ
ップライン共振器を構成して成る多層基板を備え、ベタ
グランド電極28と内部電極26とは共振線路27を挟
むように配置され、共振線路27と内部電極26との間
には別のベタグランド電極が存在しない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多層基板を利用
したVCO(電圧制御発振器)等の高周波回路に関する
もので、特に、共振器のQ値が高く、基板の吸湿に起因
する周波数変動が少なく、しかも安価な高周波回路に関
する。
したVCO(電圧制御発振器)等の高周波回路に関する
もので、特に、共振器のQ値が高く、基板の吸湿に起因
する周波数変動が少なく、しかも安価な高周波回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機やPHSが広範に使用される
に伴い、そこに使用されるVCOの小型化、低価格化が
強く要望されている。これに応える提案の一例は、株式
会社技術調査会発行の雑誌「エレクトロニクス実装技
術」1995.10(第11巻第10号)の第33〜3
5ページに掲載された多層チップVCOである。その断
面図は図3に示すとおりであり、多層チップVCOは多
くのセラミック基板を積層した多層基板1を備えてい
る。これらのセラミック基板のうち、中央よりやや下側
に位置するセラミック基板の一面には、VCOの一部を
構成するストリップライン共振器の中心導体2が形成さ
れている。また、このストリップライン共振器の接地導
体板として、中心導体2を上下から挟むように、多層基
板1の底面には第1のベタグランド電極3が形成され、
適宜のセラミック基板に第2のベタグランド電極4が形
成される。更に、多層基板1の側面は側面電極5によっ
て被覆されており、ストリップライン共振器の中心導体
2の一端はスルーホール内の接続導体6を介して、多層
基板1の表面に形成された回路パターン7に接続され、
中心導体2の他端は側面電極5に接続される。これによ
り、終端短絡のトリプレート型ストリップライン共振器
が形成される。第2のベタグランド電極4と多層基板1
の上面との間のセラミック基板には、整合ラインやチョ
ークライン等の受動回路として働く内部電極8が形成さ
れ、内部電極8と回路パターン7との間及び回路パター
ン7とベタグランド電極2との間は接続導体によって適
宜接続される。以上のようにして、多層チップVCOが
構成される。
に伴い、そこに使用されるVCOの小型化、低価格化が
強く要望されている。これに応える提案の一例は、株式
会社技術調査会発行の雑誌「エレクトロニクス実装技
術」1995.10(第11巻第10号)の第33〜3
5ページに掲載された多層チップVCOである。その断
面図は図3に示すとおりであり、多層チップVCOは多
くのセラミック基板を積層した多層基板1を備えてい
る。これらのセラミック基板のうち、中央よりやや下側
に位置するセラミック基板の一面には、VCOの一部を
構成するストリップライン共振器の中心導体2が形成さ
れている。また、このストリップライン共振器の接地導
体板として、中心導体2を上下から挟むように、多層基
板1の底面には第1のベタグランド電極3が形成され、
適宜のセラミック基板に第2のベタグランド電極4が形
成される。更に、多層基板1の側面は側面電極5によっ
て被覆されており、ストリップライン共振器の中心導体
2の一端はスルーホール内の接続導体6を介して、多層
基板1の表面に形成された回路パターン7に接続され、
中心導体2の他端は側面電極5に接続される。これによ
り、終端短絡のトリプレート型ストリップライン共振器
が形成される。第2のベタグランド電極4と多層基板1
の上面との間のセラミック基板には、整合ラインやチョ
ークライン等の受動回路として働く内部電極8が形成さ
れ、内部電極8と回路パターン7との間及び回路パター
ン7とベタグランド電極2との間は接続導体によって適
宜接続される。以上のようにして、多層チップVCOが
構成される。
【0003】同様の提案が特開昭63−209305号
公報によりなされており、図4は同公報に開示された発
振器の構造を示している。この発振器は、回路パターン
10が表面に形成された第1の誘電体基板11と、ベタ
グランド電極12が表面に形成された第2の誘電体基板
13と、表面に中心導体14が形成され、裏面にベタグ
ランド電極15が形成された第3の誘電体基板16と、
裏面に回路パターン17が形成された第4の誘電体基板
18とを図示のとおりの順に積層し、更に、側面を側面
電極19で覆った構造をしている。回路パターン10、
17はVCOの発振器部を構成し、中心導体14と2つ
のベタグランド電極12、15とによってVCOのトリ
プレート型ストリップライン共振器が構成される。
公報によりなされており、図4は同公報に開示された発
振器の構造を示している。この発振器は、回路パターン
10が表面に形成された第1の誘電体基板11と、ベタ
グランド電極12が表面に形成された第2の誘電体基板
13と、表面に中心導体14が形成され、裏面にベタグ
ランド電極15が形成された第3の誘電体基板16と、
裏面に回路パターン17が形成された第4の誘電体基板
18とを図示のとおりの順に積層し、更に、側面を側面
電極19で覆った構造をしている。回路パターン10、
17はVCOの発振器部を構成し、中心導体14と2つ
のベタグランド電極12、15とによってVCOのトリ
プレート型ストリップライン共振器が構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような多層基板
チップVCOは、安価なプリント基板を積層して多層基
板を作成することにより価格を下げることができる。し
かし、プリント基板はtanδが悪いうえに比較的吸湿
し易いので、図3や図4に示す構造の多層チップVCO
をプリント基板を用いて製作した場合、中心導体とベタ
グランド電極との間に容量が形成されることにより、以
下のような問題が生じる。即ち、多層チップVCOを小
型化するにつれ、ストリップライン共振器の一方のベタ
グランド電極4、12と他方のベタグランド電極3、1
5との間の間隔が極めて狭くなるため、その分、上下の
ベタグランド電極の間に積層されたプリント基板のta
nδの影響が大きく現れてストリップライン共振器の電
力損失が大きくなり、そのQ値が低下する。
チップVCOは、安価なプリント基板を積層して多層基
板を作成することにより価格を下げることができる。し
かし、プリント基板はtanδが悪いうえに比較的吸湿
し易いので、図3や図4に示す構造の多層チップVCO
をプリント基板を用いて製作した場合、中心導体とベタ
グランド電極との間に容量が形成されることにより、以
下のような問題が生じる。即ち、多層チップVCOを小
型化するにつれ、ストリップライン共振器の一方のベタ
グランド電極4、12と他方のベタグランド電極3、1
5との間の間隔が極めて狭くなるため、その分、上下の
ベタグランド電極の間に積層されたプリント基板のta
nδの影響が大きく現れてストリップライン共振器の電
力損失が大きくなり、そのQ値が低下する。
【0005】もう1つの問題は、プリント基板が比較的
吸湿し易いことに起因する。ストリップライン共振器の
共振周波数は、主に中心導体のインダクタンス、中心導
体と上下のベタグランド電極との間の浮遊容量及びプリ
ント基板の誘電率によって決められるが、プリント基板
が吸湿するとプリント基板の誘電率が変化してしまう。
このため、ストリップライン共振器の共振周波数がプリ
ント基板の吸湿によって変化してしまうという問題が生
じる。
吸湿し易いことに起因する。ストリップライン共振器の
共振周波数は、主に中心導体のインダクタンス、中心導
体と上下のベタグランド電極との間の浮遊容量及びプリ
ント基板の誘電率によって決められるが、プリント基板
が吸湿するとプリント基板の誘電率が変化してしまう。
このため、ストリップライン共振器の共振周波数がプリ
ント基板の吸湿によって変化してしまうという問題が生
じる。
【0006】この発明は、上記の課題を解決するために
提案されたものであり、基板のtanδや基板の吸湿に
影響されにくく、小型で安価な高周波回路を提供するこ
とを目的とする。
提案されたものであり、基板のtanδや基板の吸湿に
影響されにくく、小型で安価な高周波回路を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、中心導体と該中心導体を挟む2つの
ベタグランド電極とから成るトリプレート型のストリッ
プライン共振器が内部に形成された多層基板の一方の面
に前記中心導体と電気的に接続された回路パターンを設
けたVCO等の高周波回路から、前記回路パターンに近
い方の前記ベタグランド電極を省略した形状であること
を特徴とする高周波回路、を提供する。
めに、この発明は、中心導体と該中心導体を挟む2つの
ベタグランド電極とから成るトリプレート型のストリッ
プライン共振器が内部に形成された多層基板の一方の面
に前記中心導体と電気的に接続された回路パターンを設
けたVCO等の高周波回路から、前記回路パターンに近
い方の前記ベタグランド電極を省略した形状であること
を特徴とする高周波回路、を提供する。
【0008】この発明の高周波回路は、別の見方をする
と、回路パターンと、少なくとも整合ラインを含む内部
電極と、共振線路と、ベタグランド電極とが異なる層に
形成され、該共振線路と該ベタグランド電極とでストリ
ップライン共振器を構成して成る多層基板を備えるVC
O等の高周波回路であって、前記ベタグランド電極と前
記内部電極とが前記共振線路を挟むように配置され、前
記共振線路と前記内部電極との間には別のベタグランド
電極が存在しないようにしたことを特徴とする高周波回
路、であると言うことができる。この場合、前記ストリ
ップライン共振器の共振周波数を決定する容量値は、前
記共振線路と前記ベタグランド電極との間に形成される
容量の値に実質的に等しい。
と、回路パターンと、少なくとも整合ラインを含む内部
電極と、共振線路と、ベタグランド電極とが異なる層に
形成され、該共振線路と該ベタグランド電極とでストリ
ップライン共振器を構成して成る多層基板を備えるVC
O等の高周波回路であって、前記ベタグランド電極と前
記内部電極とが前記共振線路を挟むように配置され、前
記共振線路と前記内部電極との間には別のベタグランド
電極が存在しないようにしたことを特徴とする高周波回
路、であると言うことができる。この場合、前記ストリ
ップライン共振器の共振周波数を決定する容量値は、前
記共振線路と前記ベタグランド電極との間に形成される
容量の値に実質的に等しい。
【0009】この発明の高周波回路においては、前記多
層基板は複数の積層されたプリント基板から成ることが
好ましい。
層基板は複数の積層されたプリント基板から成ることが
好ましい。
【0010】
【作用】トリプレート型のストリップライン共振器の2
つのベタグランド電極のうち、内部電極に近い方のベタ
グランド電極が存在しないため、このベタグランド電極
と共振線路との間の容量は除去される。この結果、スト
リップライン共振器の共振周波数を決定する容量値は、
共振線路とベタグランド電極との間に形成される容量の
値に実質的に等しくなり、高周波回路への基板のtan
δによる影響が低減される。しかも、基板の吸湿による
基板の誘電率の変化によってストリップライン共振器の
共振周波数が変動する度合が小さくなる。
つのベタグランド電極のうち、内部電極に近い方のベタ
グランド電極が存在しないため、このベタグランド電極
と共振線路との間の容量は除去される。この結果、スト
リップライン共振器の共振周波数を決定する容量値は、
共振線路とベタグランド電極との間に形成される容量の
値に実質的に等しくなり、高周波回路への基板のtan
δによる影響が低減される。しかも、基板の吸湿による
基板の誘電率の変化によってストリップライン共振器の
共振周波数が変動する度合が小さくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係る高周波回
路の1つの実施の形態を概略的に示す断面図である。こ
の高周波回路20は複数層の(図1においては第1層〜
第4層の)プリント基板21、22、23、24を積層
した多層基板を有する。第1層のプリント基板21の表
面には、第1層の電極である回路パターン25が形成さ
れており、回路パターン25に対して回路部品が取り付
けられる。第2層のプリント基板22の表面には、第2
層の電極である整合ラインやチョークライン等の受動回
路を含む内部電極26が形成され、第3層のプリント基
板23の表面には、ストリップライン共振器の共振線路
27が第3層の電極として形成され、第4層のプリント
基板24の表面には、ストリップライン共振器のベタグ
ランド電極28が第4層の電極として形成されている。
図1の高周波回路は、上記の第1層〜第4層の電極をそ
れぞれ第1層〜第4層のプリント基板21〜24にそれ
ぞれ形成してから積層し、その側面に側面電極30を形
成することによって製作される。プリント基板21〜2
4の所要個所にはスルーホールが形成されており、その
内面に導体を形成することによって回路パターン25、
内部電極26及び中心導体27の間を適宜接続し、高周
波回路を構成することは勿論である。
路の1つの実施の形態を概略的に示す断面図である。こ
の高周波回路20は複数層の(図1においては第1層〜
第4層の)プリント基板21、22、23、24を積層
した多層基板を有する。第1層のプリント基板21の表
面には、第1層の電極である回路パターン25が形成さ
れており、回路パターン25に対して回路部品が取り付
けられる。第2層のプリント基板22の表面には、第2
層の電極である整合ラインやチョークライン等の受動回
路を含む内部電極26が形成され、第3層のプリント基
板23の表面には、ストリップライン共振器の共振線路
27が第3層の電極として形成され、第4層のプリント
基板24の表面には、ストリップライン共振器のベタグ
ランド電極28が第4層の電極として形成されている。
図1の高周波回路は、上記の第1層〜第4層の電極をそ
れぞれ第1層〜第4層のプリント基板21〜24にそれ
ぞれ形成してから積層し、その側面に側面電極30を形
成することによって製作される。プリント基板21〜2
4の所要個所にはスルーホールが形成されており、その
内面に導体を形成することによって回路パターン25、
内部電極26及び中心導体27の間を適宜接続し、高周
波回路を構成することは勿論である。
【0012】図1から明らかなとおり、この発明に係る
高周波回路は、図3及び図4に示す従来のトリプレート
型のストリップライン共振器の2つのグランド電極のう
ちの内部電極に近い方のベタグランド電極を省略した形
状をしている点を特徴とする。従来のトリプレート型の
ストリップライン共振器は、中心導体を誘電体基板を介
して上下からベタグランド電極で挟む構造であるので、
しかも、内部電極と中心導体との間に1つのベタグラン
ド電極が配置されていて、ベタグランド電極と中心導体
との間隔が小さいので、中心導体とその上下のベタグラ
ンド電極との間に形成される容量の値は、積層されたプ
リント基板のtanδやプリント基板の吸湿によって大
きく変化してしまう。このため、ストリップライン共振
器の特性、したがってVCO等の高周波回路の特性が変
動することは前記したとおりである。
高周波回路は、図3及び図4に示す従来のトリプレート
型のストリップライン共振器の2つのグランド電極のう
ちの内部電極に近い方のベタグランド電極を省略した形
状をしている点を特徴とする。従来のトリプレート型の
ストリップライン共振器は、中心導体を誘電体基板を介
して上下からベタグランド電極で挟む構造であるので、
しかも、内部電極と中心導体との間に1つのベタグラン
ド電極が配置されていて、ベタグランド電極と中心導体
との間隔が小さいので、中心導体とその上下のベタグラ
ンド電極との間に形成される容量の値は、積層されたプ
リント基板のtanδやプリント基板の吸湿によって大
きく変化してしまう。このため、ストリップライン共振
器の特性、したがってVCO等の高周波回路の特性が変
動することは前記したとおりである。
【0013】これを防止するため、この発明は、従来の
トリプレート型のストリップライン共振器の2つのベタ
グランド電極のうち、内部電極に近い方のベタグランド
電極を省略するようにしたものである。これにより、従
来のトリプレート型のストリップライン共振器の中心導
体と内部電極に近い方のベタグランド電極との間に形成
されていた容量は除去されることになる。
トリプレート型のストリップライン共振器の2つのベタ
グランド電極のうち、内部電極に近い方のベタグランド
電極を省略するようにしたものである。これにより、従
来のトリプレート型のストリップライン共振器の中心導
体と内部電極に近い方のベタグランド電極との間に形成
されていた容量は除去されることになる。
【0014】したがって、この発明に係る高周波回路の
ストリップライン共振器は、従来のトリプレート型のス
トリップライン共振器に比べて容量が減少するので、プ
リント基板のtanδや誘電率によって影響される度合
が低くなる。内部電極に近い方のベタグランド電極を省
略した結果、共振線路27をベタグランド電極28から
離して配置することが可能になるので、共振線路27と
ベタグランド電極28との間の容量を減らすことがで
き、ストリップライン共振器の共振周波数の変動を低減
することができる。更に、従来のトリプレート型のスト
リップライン共振器を用いた高周波回路に比べて、電極
の層が1つ減ったことになるので、製造コストが低減さ
れる。
ストリップライン共振器は、従来のトリプレート型のス
トリップライン共振器に比べて容量が減少するので、プ
リント基板のtanδや誘電率によって影響される度合
が低くなる。内部電極に近い方のベタグランド電極を省
略した結果、共振線路27をベタグランド電極28から
離して配置することが可能になるので、共振線路27と
ベタグランド電極28との間の容量を減らすことがで
き、ストリップライン共振器の共振周波数の変動を低減
することができる。更に、従来のトリプレート型のスト
リップライン共振器を用いた高周波回路に比べて、電極
の層が1つ減ったことになるので、製造コストが低減さ
れる。
【0015】以下、第1層〜第4層の電極の具体例につ
いて図2を用いて説明する。なお、回路パターンや電極
を構成する導体は黒く塗りつぶされ、白い部分がプリン
ト基板の面である。
いて図2を用いて説明する。なお、回路パターンや電極
を構成する導体は黒く塗りつぶされ、白い部分がプリン
ト基板の面である。
【0016】図2の(a)は、第1層のプリント基板2
1の表面に形成された第1層の電極である回路パターン
25の一例を示している。回路パターン25は高周波回
路20の増幅器、発振器等を構成するよう所要の形状を
有し、これに回路部品が電気的に接続される。
1の表面に形成された第1層の電極である回路パターン
25の一例を示している。回路パターン25は高周波回
路20の増幅器、発振器等を構成するよう所要の形状を
有し、これに回路部品が電気的に接続される。
【0017】(b)は、第2層のプリント基板22の表
面に形成された第2層の電極である内部電極26の一例
を示している。内部電極26は高周波回路のための整合
ラインやチョークライン等の受動回路を含む。内部電極
26と回路パターン25とは所定の個所でスルーホール
31を介して電気的に接続される。
面に形成された第2層の電極である内部電極26の一例
を示している。内部電極26は高周波回路のための整合
ラインやチョークライン等の受動回路を含む。内部電極
26と回路パターン25とは所定の個所でスルーホール
31を介して電気的に接続される。
【0018】(c)は、第3層のプリント基板23の表
面に形成された第3層の電極である共振線路27の一例
を示している。共振線路27は、所定の周波数で共振す
るよう、この図では蛇行した形状をしている。
面に形成された第3層の電極である共振線路27の一例
を示している。共振線路27は、所定の周波数で共振す
るよう、この図では蛇行した形状をしている。
【0019】(d)は、第4層のプリント基板24の表
面に形成されたベタグランド電極28の一例を示してお
り、裏面には端子電極が形成されている(図示せず)。
なお、端子電極が不要の場合には、ベタグランド電極2
8を第3層のプリント基板23の裏面に形成し、第4層
のプリント基板24と端子電極とを省略してもよい。
面に形成されたベタグランド電極28の一例を示してお
り、裏面には端子電極が形成されている(図示せず)。
なお、端子電極が不要の場合には、ベタグランド電極2
8を第3層のプリント基板23の裏面に形成し、第4層
のプリント基板24と端子電極とを省略してもよい。
【0020】
【実施例】以上、図1〜図2により説明した構成の高周
波回路を5.0×5.0×0.8mmの大きさに製作し
た。その特性を測定したところ、ストリップライン共振
器のQ値が向上し、C/Nが最高で5dB改善され、こ
の高周波回路が吸湿したときの周波数変動は、従来のも
のに比べて50%低減された。
波回路を5.0×5.0×0.8mmの大きさに製作し
た。その特性を測定したところ、ストリップライン共振
器のQ値が向上し、C/Nが最高で5dB改善され、こ
の高周波回路が吸湿したときの周波数変動は、従来のも
のに比べて50%低減された。
【0021】
【発明の効果】以上、図を参照しながら1つの実施の形
態について詳述したところから明らかなとおり、この発
明は、トリプレート型のストリップライン共振器の2つ
のベタグランド電極のうち内部電極に近い方のベタグラ
ンド電極を省略した形状としたため、ストリップライン
共振器は基板のtanδによる影響を受けにくくなり、
ストリップライン共振器のQ値を向上させることができ
る。しかも、基板の吸湿によって基板の誘電率が変化し
ても、それによってストリップライン共振器の共振周波
数が変動する度合を従来に比べて極めて小さくすること
ができる。
態について詳述したところから明らかなとおり、この発
明は、トリプレート型のストリップライン共振器の2つ
のベタグランド電極のうち内部電極に近い方のベタグラ
ンド電極を省略した形状としたため、ストリップライン
共振器は基板のtanδによる影響を受けにくくなり、
ストリップライン共振器のQ値を向上させることができ
る。しかも、基板の吸湿によって基板の誘電率が変化し
ても、それによってストリップライン共振器の共振周波
数が変動する度合を従来に比べて極めて小さくすること
ができる。
【0022】更に、この発明は、基板のtanδや吸湿
による影響が軽減された結果、安価なプリント基板を用
いて多層基板を構成することができるので、安価な高周
波回路を提供することが可能になる。
による影響が軽減された結果、安価なプリント基板を用
いて多層基板を構成することができるので、安価な高周
波回路を提供することが可能になる。
【図1】この発明に係る高周波回路の1つの実施の形態
の構成を概略的に示す断面図である。
の構成を概略的に示す断面図である。
【図2】図1の高周波回路の各層の回路パターンの形状
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図3】従来の高周波回路の一例を説明するための断面
図である。
図である。
【図4】従来の高周波回路の他の例を説明するための図
である。
である。
20:高周波回路、21:第1層のプリント基板、 2
2:第2層のプリント基板、23:第3層のプリント基
板、 24:第4層のプリント基板、25:回路パター
ン、 26:内部電極、 27:共振線路、28:ベタ
グランド電極、 30:側面電極、 31:スルーホー
ル
2:第2層のプリント基板、23:第3層のプリント基
板、 24:第4層のプリント基板、25:回路パター
ン、 26:内部電極、 27:共振線路、28:ベタ
グランド電極、 30:側面電極、 31:スルーホー
ル
Claims (4)
- 【請求項1】 中心導体と該中心導体を挟む2つのベタ
グランド電極とから成るトリプレート型のストリップラ
イン共振器が内部に形成された多層基板の一方の面に前
記中心導体と電気的に接続された回路パターンを設けた
VCO等の高周波回路から、前記回路パターンに近い方
の前記ベタグランド電極を省略した形状であることを特
徴とする高周波回路。 - 【請求項2】 回路パターンと、少なくとも整合ライン
を含む内部電極と、共振線路と、ベタグランド電極とが
異なる層に形成され、該共振線路と該ベタグランド電極
とでストリップライン共振器を構成して成る多層基板を
備えるVCO等の高周波回路であって、 前記ベタグランド電極と前記内部電極とが前記共振線路
を挟むように配置され、前記共振線路と前記内部電極と
の間には別のベタグランド電極が存在しないようにした
ことを特徴とする高周波回路。 - 【請求項3】 請求項2記載の高周波回路であって、前
記ストリップライン共振器の共振周波数を決定する容量
値が、前記共振線路と前記ベタグランド電極との間に形
成される容量の値に実質的に等しいことを特徴とする高
周波回路。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の高
周波回路であって、前記多層基板が複数の積層されたプ
リント基板から成ることを特徴とする高周波回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20557896A JPH1051236A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 多層基板を用いたvco等の高周波回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20557896A JPH1051236A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 多層基板を用いたvco等の高周波回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1051236A true JPH1051236A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16509211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20557896A Pending JPH1051236A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 多層基板を用いたvco等の高周波回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1051236A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001052402A1 (en) * | 2000-01-12 | 2001-07-19 | Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. | Voltage-controlled oscillator for producing multiple frequency bands |
| US7952365B2 (en) | 2005-03-23 | 2011-05-31 | Nec Corporation | Resonator, printed board, and method for measuring complex dielectric constant |
-
1996
- 1996-08-05 JP JP20557896A patent/JPH1051236A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001052402A1 (en) * | 2000-01-12 | 2001-07-19 | Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. | Voltage-controlled oscillator for producing multiple frequency bands |
| US6759915B2 (en) | 2000-01-12 | 2004-07-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Multi-band, voltage-controlled oscillator |
| US7952365B2 (en) | 2005-03-23 | 2011-05-31 | Nec Corporation | Resonator, printed board, and method for measuring complex dielectric constant |
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