JPH10512625A - 高密度焼結合金及び予備合金粉の球状化法 - Google Patents

高密度焼結合金及び予備合金粉の球状化法

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JPH10512625A JP9504056A JP50405697A JPH10512625A JP H10512625 A JPH10512625 A JP H10512625A JP 9504056 A JP9504056 A JP 9504056A JP 50405697 A JP50405697 A JP 50405697A JP H10512625 A JPH10512625 A JP H10512625A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、粉末金属焼結品の形成方法であって、黒鉛及び潤滑剤を予備合金鉄基粉末とブレンドする工程、前記ブレンド混合物を押圧して一段圧縮段階で成形する工程、前記品物を焼結する工程、及び前記品物を還元雰囲気中で高温焼結して密度が7.4g/ccより大きい焼結品を製造する工程を含む方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 高密度焼結合金及び予備合金粉の球状化法 発明の分野 本発明は、高密度を有する粉末金属焼結品の形成方法に関し、特に、ベース材 料として予備合金粉を使用し、それに黒鉛及び他の添加剤を加え、その品物を還 元雰囲気中で高温焼結して高密度を有する焼結部品を製造し、続いて球状化する ことにより、粉末金属から焼結品を形成する方法に関する。特に、本発明は、黒 鉛と、モリブデンを含有する予備合金鉄基粉末(pre-alloyed iron based powde r)のブレンドに続いて炭化物をミクロ構造で球状化するために熱処理して高張 力及び高靭性の双方を有する品物を製造することにより高密度を有する粉末金属 の焼結品を形成する方法に関する。発明の背景 粉末金属技術は、当業者に周知であり、一般的には、圧縮してから高温に供し て焼結製品を製造する金属粉の形成を含む。 更に、米国特許第 2,289,569号は、一般的には、粉末や金に関し、更に詳細に は、低融点合金粉及び焼結品の形成における該低融点合金粉の使用に関する。 従来の粉末金属品の弾性率及び靭性率は密度によって制限される。従来の粉末 金属法は、一段押圧、一段焼結法で約7.2g/ccまで制限される。密度を高める ためにコストが追加される二段押圧、二段焼結法が用いられる。 高密度を有する焼結品を製造するためにこれまで種々の方法が設計されてきた 。その方法は、密度が典型的には7.5g/ccまでの二段押圧二段焼結法及び7.8 g/ccまでのほぼ十分な密度が得られる粉末熱鍛造が含まれる。しかしながら、そ の従来法は、比較的高価であり時間を要する。最近開発された方法としては、米 国特許第 5,154,881号(Rutz)に開示された7.35g/ccまでの粉末の温間押圧が 含まれる。しかしながら、加熱装置においてツールクリアランスを維持するとい った温間押圧についてプロセスの欠点がある。また、温間押圧は、7.5g/ccま で及びそれよりも大きい非常に超高密度が慣用の合金装置で二段押圧及び二段焼 結せずに 容易に達することができない。 また、米国特許第 2,027,763号に他の方法が開示されており、超硬合金の製造 方法に関し、実質的に硬金属の製造での方法に関した工程からなる。特に、米国 特許第 2,027,763号は、焼結硬金属の製造方法であって、高応力下で硬金属を結 合する普通の接着剤の噴霧を生じる高圧下で可融性金属と、溶融し易い補助金属 との乾燥微粉末混合物の噴霧を生成する工程、該金属粉噴霧と該接着液噴霧が押 型に向かって又は押型の中で適合する噴霧とし、押型を金属粉の湿潤圧縮物質で 充填する工程、及びこのように形成された該硬金属粒子を焼結によって完全なも のにする工程を含む方法に関する。 米国特許第 4,707,332号には、焼結援助と同時に働きかつ仕上げ構造製品の延 性を高める特殊添加剤によって焼結することができる金属間相から構造部品を製 造する方法が教示されている。 更に、米国特許第 4,464,206号は、予備合金粉の鍛練粉末金属法に関する。特 に、米国特許第 4,464,206号には、実質的に非成形性予備合金金属粉を粉砕し、 粉砕した金属粉粒子を高温に加熱して平らにし、粒子が加熱中に粘着し物質を形 成する工程、該金属粉物質を破砕する工程、該破砕金属粉物質を圧縮する工程及 び該金属粉を鍛練製品に熱時加工する工程を含む方法が教示されている。 焼結鉄基合金を圧縮強化するか又はその耐摩耗性を高める他の方法は、粉末や 金部品の圧縮強化方法に関する米国特許第 5,151,247号及び耐摩耗性焼結部品の 製造方法に関する米国特許第 4,885,133号に開示されている。 従来技術に記載された方法は、全て焼結製品の所望の機械的性質を効果的に生 じるコストに重大な欠点がある。 本発明の目的は、更に、一段圧縮、一段焼結処理によって7.4g/ccより大き い密度の焼結品を製造する方法を提供するものである。 本発明の目的は、動的張力特性が改良された焼結品を製造する改良法及びそれ を調節する精密な方法を提供することである。 本発明の目的は、更に、炭素含量が0.8%より大きい、特に、炭素0.8〜2 .0%の張力特性が改良された焼結品を製造する改良法を提供することである。 本発明の態様は、更に、球状化によって高延性を有するPM品を製造するもの である。 歴史的に、鋼は炭素含量0.8%未満で製造されてきた。しかしながら、超高 炭素鋼が製造された。超高炭素鋼は、炭素0.8〜2.0%を含有する炭素鋼であ る。微細球状化炭化物を有する超高炭素鋼を製造するプロセスは、米国特許第 3 ,951,697号及びJournal of the Minerals,Metals and Materials Soc.,Aug.1 993に出てくる“構造物質としての超高炭素鋼の事例”と称するD.R.Lesver,C. K.Syn,A.Goldberg,J.Wadsworth & O.D.Sherby による論文に開示されてい る。 出願人は、微粉末鉄合金と鉄末のブレンドの組合わせによる粉末金属の焼結品 を形成して還元雰囲気中で焼結部品を製造して高密度を有する焼結部品を製造す る方法に関する高密度焼結合金と称する発明のPTC出願第PCT/CA94/00065号を 1994年2月7日に及び米国出願第08/193,578号を1994年2月8日に出願した。 本発明の目的は、ベース材料として予備合金粉を使用しかつそれに黒鉛を加え ることにより高密度焼結部品を製造する点で他の改良を与えることである。 本発明の最も広範囲の態様は、粉末金属焼結品の形成方法であって、黒鉛及び 潤滑剤を予備合金鉄基粉末とブレンドする工程、前記ブレンド混合物を押圧して 一段圧縮段階で成形する工程、前記品物を焼結する工程、前記品物を還元雰囲気 中で高温焼結して7.4g/ccより大きい密度を有する焼結品を製造する工程を含 む方法に関する。 本発明の他の態様は、粉末金属焼結品の形成方法であって、黒鉛約0.8〜2. 0重量%及び潤滑剤を、モリブデン約0.5〜3.0%を含有する予備合金鉄基粉 末とブレンドする工程、前記ブレンド混合物を押圧して一段圧縮段階で成形する 工程、前記品物を焼結する工程、及び前記品物を還元雰囲気中で高温焼結して密 度の高い焼結品を製造する工程を含む方法を提供するものである。 本発明の別の態様は、予備合金鉄基粉末と黒鉛のブレンドを含み、モリブデン 0.5〜3.0%;黒鉛0.8〜2.0%を有し;残りの%は鉄と避けられない不純 物である焼結した状態の塊物質を形成する粉末金属組成物を提供するものである 。図面の説明 ここで、本発明のこれらの及び他の特徴及び目的を下記の図面に関して述べる 。 図1は、錬鋼の炭素%に対する引張伸び%のグラフである。 図2は、密度に対する弾性率のグラフである。 図3は、焼結した状態の品物の結晶粒界炭化物のスケッチである。 図4aは、高密度粉末金属処理段階の概略図である。 図4bは、高密度粉末金属処理段階の他の実施態様の概略図である。 図5は、本明細書に記載された本発明で製造したコネクティングロッドの上面 図である。 図6は、フローチャートである。 図7は、Fe−Fe3C相の共融体部分を示すグラフである。 図8は、コンロッド粒度分布;圧印加工部品と対比した球状化部品の幅のグラ フである。 発明の説明 焼結粉末金属法 本明細書に開示された発明は、1250〜1350℃の高温及び水素、水素/ 窒素のような還元雰囲気又は真空中を用いる。更に、高焼結温度と組合わせた還 元雰囲気は、表面酸化物を減少又は清浄し、粒子が良好な結合を生じかつ成形品 が適切な張力を生じることを可能にする。 潤滑剤は、当業者に周知の方法で添加されて粉末の結合を援助しかつ押圧後の 製品の射出を援助する。用いられる潤滑剤の例は、ステアリン酸亜鉛である。品 物は、適切な圧力、例えば、1平方インチ当たり25〜50メートルトンを用い て混合物を形に押圧することにより形成される。 熱処理段階は、焼結段階後に導入される。コイニング、再サイジング、機械加 工等の二次加工が焼結段階後に導入される。 更に、仕上製品のミクロ構造は、下記のことを示すように改善される。 (a)高密度; (b)十分に丸い細孔; (c)均一構造; (d)微細に分散した球状化炭化物;及び (e)従来の粉末金属鋼より性質が錬鋼に近い製品。超高炭素鋼 典型的には、炭素鋼の%は炭素0.8%までの範囲にある。超高炭素鋼は、炭 素0.8〜2%を含有する炭素鋼である。 引張延性が炭素含量の増加で劇的に低下することは既知であり、超高炭素鋼は 歴史的には脆すぎて広く用いられないと考えられてきた。図1は、鋼の炭素含量 に対する伸び又は延性の関係を示すグラフである。図1から、炭素%が高いほど 鋼の延性が小さいことが明らかである。更に、鋼中の炭素を減少させることによ り、引張張力が低下する。 しかしながら、超高炭素鋼の適切な熱処理を用いることにより、高延性及び高 張力が得られる。高密度焼結合金による超炭素鋼粉末金属 本明細書に記載される発明は、黒鉛及び潤滑剤を予備合金鉄基粉末と本明細書 に記載され図6に示されるようにブレンドする工程を含む。本明細書に用いられ る該黒鉛の例は、Asbury製の3203グレードからなるが他の黒鉛グレードも含まれ る。 本明細書に用いられる予備合金粉は、粉末製造法で合金にされ、粒子が全体に 適度な同じ組成を有する2種以上の元素から構成される金属粉末からなる。 本明細書に記載される方法は、下記の組成によって超高炭素含量を有する高密 度グレード粉末金属焼結製品を製造するように修正することができる。 Mo 0.5 - 3.0% C、黒鉛として 0.8 - 2.0% Fe及び他の避けられない不純物 残部 黒鉛は、潤滑剤及びモリブデン含有予備合金鉄基粉末とブレンドされ、従来の 押圧法で最低6.8g/ccまで圧縮される。次に、真空中、又は部分バックフィル (即ち、アルゴン又は窒素を流入)真空中、又は純粋水素、又はH2/N2の混合 中1250〜1350℃、特に、1270〜1310℃の温度で焼結が起こる。 真空は、典型的には、約200ミクロンで生じる。更に、一段工程圧縮は、典型 的には、好ましくは6.8〜7.1g/ccを生じる。 上記に示した組成を用いることにより7.4g/ccより大きい高密度の焼結した 状 態の品物が二段押圧二段焼結法よりむしろ一段圧縮一段焼結段階で製造される。 本明細書に開示される本発明を用いることにより、7.4〜7.7g/ccの焼結密度 を有する高密度焼結品が製造される。 その高密度焼結品は、下記の特性を要する品物に用いられる。即ち: 高弾性(剛性) 高耐摩耗性 高引張特性 高疲労度 高靭性(高衝撃強さ) 良好な機械加工性 図2は、焼結品の密度と弾性率間の関係を示すグラフである。図2から、密度 が高いほど弾性率が高いことが明らかである。 約100〜120 ksiの引張強さ及び約50フットポンドの衝撃強さが本明細 書に記載される高密度焼結合金法を用いることにより達成されたことは注目すべ きことである。 黒鉛を予備合金粉末に加えかつそれを真空中又はバックフィル真空中、又は純 粋水素又はN22中で1270〜1350℃の温度で焼結することにより、高密 度焼結合金が超固相線焼結によって製造される。上記で示した組成について、焼 結密度が7.6g/ccの合金は減圧下又はH2/N2を含む還元雰囲気中1280〜1 310℃で一段圧縮及び焼結によって製造される。 モリブデン0.85%を含む鉄の予備合金鉄基粉末を1.5%黒鉛添加物及び潤 滑剤とブレンドした予備合金形態で用いることにより特に良好な結果が得られた 。更に詳しくは市場で入手できる適切な市販グレードが下記に引用した物理的及 び科学的性質を有する QMP AT 4401の呼称で販売されている。 見掛け密度 2.92 g/cm3 流量 26秒/50g 化学分析 C 0.003% O 0.08% S 0.007% P 0.01% Mn 0.15% Mo 0.85% Ni 0.07% Si 0.003% Cr 0.05% Cu 0.02% Fe 98% より大 上記に示された市販の予備合金は、鉄と予備合金したモリブデン0.85%及 び避けられない不純物からなる。避けられない不純物の存在は、当業者に周知で ある。 他のグレードの予備合金粉も用いられる。Ni及びSiのような黒鉛化元素( 微量元素以外)は避けられるべきである。熱処理−球状化 本明細書に記載された方法に従って製造された焼結超高炭素鋼品は高密度を示 すが、上記の理由のために脆い傾向がある。特に、図3に示されるように形成さ れる結晶粒界炭化物50のために脆性が生じる。結晶粒界炭化物50は、冷却中 オーステナイトからフェライト変態で析出する。鉄がフェライト相とオーステナ イト相を有することは注目されるべきである。更に、炭素が0.02%までフェ ライト又は(α)相に溶解し、2.0%までオーステナイト又は(γ)相に溶解 される。フェライト相とオーステナイト相間の転移温度は、図7に示されるよう に約727℃である。球状化は、炭化物の丸い形又は球形を生じる鋼を加熱及び 冷却する任意の方法である。 球状化は、脆化している結晶粒界炭化物及び他の角状炭化物を丸い形又は球形 に変化させる熱処理の方法である。従来技術における球状化法は炭化物が丸い形 に非常にゆっくりとしか変化しないので時間を要し非経済的である。典型的には 、完全な球状化には温度における長い浸漬時間が必要である。プロセスを速める 方法は、機械的加工と加熱を組合わせて急速な球状化をもたらす加工熱処理を用 いることである。この方法は、高精度の正味形部品に適さず、コストの欠点もあ る。 球状化方法は、高密度焼結成分について開発されたものであり、部品を焼結し 、焼結炉内でACMより高い約1000℃に冷却し、200℃より低く急冷し、脆 化している結晶粒界炭化物の析出を防止又は最少化する。この方法は、主に残留 オーステナイトとマルテンサイトからなる準安定ミクロ構造の形成を生じる。部 品がA1温度(700〜800℃)近くの温度に高められる後続の熱処理により 、炭化物の比較的急速な球状化、及び高張力と高延性双方が得られる。図4aは 、この球状化方法を示すグラフである。図4aの方法は、図6にも示される。図 4aにグラフで示される焼入れ(quenching)は、油焼入れによって生じるもので ある。 他の実施態様においては、部品を第1段階で上記のように焼結するが、図4b に示されるように室温に冷却する。従って、焼結ミクロ構造は脆化炭化物を含む 。第2段階は、別の熱処理ラインで行われ、部品を約1000℃でオーステナイ ト化して炭化物を溶解し、油焼入れし、続いて球状化する。 従って、焼結した状態の超高炭素鋼を球状化することにより、その方法は高延 性、典型的には引張伸び5〜10%及び高張力100〜120ksiUTSを有する粉 末金属を生じる。球状化処理により、炭化物は脆さの小さな球形となる。 球状化した粉末金属超高炭素鋼は、高張力と延性についての特性の良好なバラ ンスをもつ高密度P/M鋼を生じる。 その延性は、圧印加工されるべき部品の良好な寸法精度を維持することを可能 にする。その焼結部品は、球状化状態で用いられるか又は超高張力成分に熱処理 される。 更に、超高張力及び超高延性については、超高炭素鋼粉末金属を下記のように 球状化後に慣用的に熱処理し、球状化炭化物を部分的に溶解する。 1.マトリックスをオーステナイト化する; 2.マルテンサイトに焼入れする; 3.マルテンサイトを焼戻す。コネクティングロッド 本明細書に記載された本発明に従って種々の焼結品が製造される。本明細書に 記載された本発明の特に良好な用途は、自動車エンジンコネクティングロッド又 はコンロッドの製造に関する。 焼結コネクテイングロッドは、これまで、Journal of the Minerals,Metals and Materials So.,May 1988に出てくる“焼結コネクティングロッドの疲労設計 ”と称する論文に詳述された従来技術で製造されてきた。 しかしながら、その従来技術の一段押圧、一段焼結コネクティングロッドは、 その一段押圧、一段焼結ロッドの密度及び弾性率が高くないので商業ベースで製 造されなかった。更に、高張力のために熱処理が必要でありかつ機械にかけにく い設計がある。図5は、コネクティングロッドを示す図である。 特に、高密度焼結合金コネクティングロッドは、本明細書に記載される高密度 焼結合金法及び本明細書に記載される超高炭素鋼に従って製造される。 更に詳細には、下記の組成を有する自動車コネクティングロッドが製造される 。 Mo 0.6 〜 3.0% C 0.8 〜 2.0% Fe 残量 + 避けられない不純物 その自動車コネクティングロッドは、下記の特性を示した。即ち: 球状化した状態のもの: UTS(最後の引張応力) 120 ksi YS(収量) 95 ksi 伸び % 8% 衝撃強さ 40 ft/lbs 逆曲げ疲労 40 ksi ここで、%は重量%を示す。 球状化したままの状態における成分はある程度のひずみを示すものである。例 えば、焼結コンロッドは、上から下まで(狭いところから広いところまで)側面 テーパがあり部品毎に可変縮みがある。本明細書に記載される球状化により、高 延性を有する焼結部品が得られ、部品を冷間精密圧印加工することができ、良好 な寸法精度が達成される。 例えば、図8は、黒鉛1.5%を含む前述の QMP AT 4401組成を用いて球状化 したままの状態の図5の寸法Xの変化及びコイニング後の変化を示すグラフであ る。特に、図8から、球状化したままの状態で近似変化2.94〜2.99インチ が示され、圧印加工変化は約2.975〜2.98インチである。 高度に強化した伝動装置のような他の製品も本明細書に記載された発明に従っ て製造される。 好適実施態様並びに操作及び使用は図面に関して詳しく記載してきたが、好適 実施態様の変更が請求の範囲に記載された発明の真意から逸脱することなく当業 者によって達成されることは理解されるべきである。
【手続補正書】 【提出日】1998年4月24日 【補正内容】 請求の範囲 1.粉末金属焼結品の形成方法であって、黒鉛及び潤滑剤を予備合金鉄基粉末と ブレンドする工程、前記ブレンド混合物を押圧して一段圧縮段階で成形する工程 、前記品物を焼結する工程、及び前記品物を還元雰囲気中で高温焼結して密度が 7.4g/ccより大きい焼結品を製造する工程を含む方法。 2.前記予備合金鉄基粉末がモリブデン約0.6〜3.0%を含む請求項1記載の 方法。 3.前記黒鉛が約0.8〜2.0%の範囲である請求項2記載の方法。 4.前記還元雰囲気が水素、水素/窒素混合物、真空或いは部分バックフィル真 空である請求項3記載の方法。 5.前記焼結が一段焼結工程において1250〜1350℃の温度で行われる請 求項4記載の方法。 6.前記焼結が一段焼結工程において1270〜1310℃の温度で行われる請 求項4記載の方法。 7.前記予備合金鉄基粉末を、黒鉛約1.5%及び潤滑剤とブレンドする請求項 6記載の方法。 8.前記ブレンド混合物を、焼結前に約6.8g/ccの密度に押圧する請求項7記 載の方法。 9.前記焼結品がオーステナイト結晶粒及び前記オーステナイト結晶粒間の結晶 粒界炭化物を含み、前記焼結品を熱処理して前記炭化物を球状化し、かつ密度が 7.4g/ccより大きい焼結粉末金属品を製造する請求項1記載の方法。 10.下記の工程を更に含む請求項9記載の方法。 (a)前記焼結品を焼結炉内でACM温度より高い温度に冷却する工程; (b)前記焼結品を200℃より低い温度に急冷する工程;及び (c)該温度をA1温度近くまで上げて前記炭化物を急速に球状化する工程。 11.下記の工程を更に含む請求項9記載の方法。 (a)前記焼結品を該焼結炉内で冷却する工程; (b)前記品物を熱処理ラインにおいて1000℃で30分間オーステナイト 化する工程; (c)油焼入れする工程;及び (d)該温度をA1温度近くまで上げて前記品物を急速に球状化する工程。 12.粉末金属焼結品の形成方法であって、黒鉛約0.8〜2.0重量%及び潤滑剤 を、モリブデン約0.5〜3.0%を含有する予備合金鉄基粉末とブレンドする工 程、前記ブレンド混合物を押圧して一段圧縮段階で成形する工程、前記品物を焼 結する工程、及び前記品物を還元雰囲気中で高温焼結して密度が7.4g/ccより 大きい焼結品を製造する工程を含む方法。 13.実質的に下記の成分からなる粉末金属組成物: (a)0.5〜3.0%のモリブデンを含む予備合金鉄基粉末、 (b)0.8〜2.0%の炭素黒鉛を含む黒鉛、 (c)残部が鉄及び避けられない不純物、及び (d)潤滑剤。 14.前記潤滑剤がステアリン酸亜鉛を含む請求項13記載の粉末金属組成物。 15.前記予備合金鉄基粉末が実質的に0.85%のモリブデンからなる請求項1 4記載の粉末金属組成物。 16.前記黒鉛が実質的に1.5%の炭素からなる請求項15記載の粉末金属組成 物。 17.黒鉛と予備合金鉄基粉末との混合物を焼結することにより得られる粉末金属 焼結品であって、下記の成分を含む粉末金属焼結品: (a)0.5〜3.0重量%のモリブデンを含む鉄の予備合金鉄基粉末、 (b)0.8〜2.0重量%の炭素、 (c)潤滑剤、及び (d)避けられない不純物及び7.4g/ccより大きい密度。 18.前記潤滑剤がステアリン酸亜鉛を含む、請求項17記載の粉末金属焼結品。 19.前記予備合金鉄基粉末が実質的に0.85%のモリブデンからなる請求項1 7記載の粉末金属焼結品。 20.前記黒鉛が実質的に1.5%の炭素からなる請求項19記載の粉末金属組成 物。 21.黒鉛と予備合金鉄基粉末との混合物を焼結することにより得られるコネクテ ィングロッドであって、実質的に下記の成分を含むコネクティングロッド: (a)0.6〜3.0重量%のモリブデンを含む鉄の予備合金鉄基粉末、 (b)0.8〜2.0重量%の炭素、 (c)潤滑剤、及び (d)避けられない不純物及び7.4g/ccより大きい密度。 22.約120ksi の極限張力を有する請求項21記載のコネクティングロッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,US,UZ, VN (72)発明者 チアン デュック チュー ダーニー カナダ オンタリオ エム4エル 2ティ ー7 トロント ハイフィールド ロード 21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 独占的所有権又は独占権を請求する発明の実施態様は次の通り定義される。 1.粉末金属焼結品の形成方法であって、黒鉛及び潤滑剤を予備合金鉄基粉末と ブレンドする工程、前記ブレンド混合物を押圧して一段圧縮段階で成形する工程 、前記品物を焼結する工程、及び前記品物を還元雰囲気中で高温焼結して密度が 7.4g/ccより大きい焼結品を製造する工程を含む方法。 2.前記予備合金鉄基粉末がモリブデン約0.6〜3.0%を含む請求項1記載の 方法。 3.前記黒鉛が約0.8〜2.0%の範囲である請求項2記載の方法。 4.前記還元雰囲気が水素、水素/窒素混合物、真空或いは部分バックフィル真 空である請求項3記載の方法。 5.前記焼結が一段焼結工程において1250〜1350℃の温度で行われる請 求項4記載の方法。 6.前記焼結が一段焼結工程において1270〜1310℃の温度で行われる請 求項4記載の方法。 7.前記予備合金鉄基粉末を、黒鉛約1.5%及び潤滑剤とブレンドする請求項 6記載の方法。 8.前記ブレンド混合物を、焼結前に約6.8g/ccの密度に押圧する請求項7記 載の方法。 9.前記焼結品がオーステナイト結晶粒及び前記オーステナイト結晶粒間の結晶 粒界炭化物を含み、前記焼結品を熱処理して前記炭化物を球状化し、かつ密度が 7.4g/ccより大きい焼結粉末金属品を製造する請求項11記載の方法。 10.下記の工程を更に含む請求項9記載の方法。 (a)前記焼結品を焼結炉内でACMより高い温度に冷却する工程; (b)前記焼結品を200℃より低い温度に急冷する工程;及び (c)該温度をA1温度近くまで上げて前記炭化物を急速に球状化する工程。 11.下記の工程を更に含む請求項9記載の方法。 (a)前記焼結品を該焼結炉内で冷却する工程; (b)前記品物を熱処理ラインにおいて1000℃で30分間オーステナイト 化する工程; (c)油焼入れする工程;及び (d)該温度をA1温度近くまで上げて前記品物を急速に球状化する工程。 12.粉末金属焼結品の形成方法であって、黒鉛約0.8〜2.0重量%及び潤滑剤 を、モリブデン約0.5〜3.0%を含有する予備合金鉄基粉末とブレンドする工 程、前記ブレンド混合物を押圧して一段圧縮段階で成形する工程、前記品物を焼 結する工程、及び前記品物を還元雰囲気中で高温焼結して密度が7.4g/ccより 大きい焼結品を製造する工程を含む方法。 13.下記の成分を有する焼結した状態の塊物質を生じる予備合金鉄基粉末と黒鉛 のブレンドを含む粉末金属組成物。 (a)モリブデン 0.5〜3.0% (b)黒鉛 0.08〜2.0% (c)鉄及び避けられない不純物 残部。
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