JPH10512938A - コンプレッサ設備 - Google Patents

コンプレッサ設備

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JPH10512938A JP8520696A JP52069695A JPH10512938A JP H10512938 A JPH10512938 A JP H10512938A JP 8520696 A JP8520696 A JP 8520696A JP 52069695 A JP52069695 A JP 52069695A JP H10512938 A JPH10512938 A JP H10512938A
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Abstract

(57)【要約】 この発明は、噴射冷却式コンプレッサ(12)を伴うコンプレッサ設備(10)及びコンプレッサ設備内の気体を圧縮するための方法に関する。気体媒体の環境的に許容できる圧縮を可能にするために、コンプレッサ設備(10)は、添加剤の無いオイルレス冷却水(25)で冷却される。コンプレッサ(12)内への冷却水の噴射は、圧縮がほぼ等温となるように用量決定される。さらに、冷却回路内へ鉱物沈積物の形成を防ぐように冷却水(25)を改質するような鉱物沈積物防止用水処理装置(31)が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 コンプレッサ設備 この発明は、噴射冷却式コンプレッサを備えたコンプレッサ設備(compressor installation)及びコンプレッサ設備内で気体を圧縮する方法に関する。 気体媒体、特に大気から吸込まれた空気を圧縮するためにはコンプレッサ、特 にスクリュー型コンプレッサが用いられる。一般に、不純物が無く適当は温度で 最高の圧力レベルをもつ気体を提供することが意図される。 スクリュー型コンプレッサの圧力出口において低温の気体を提供するため、ス クリュー型コンプレッサ用のさまざまな液体噴射ポンプが開発されてきた。この ような噴射冷却されたスクリュー型コンプレッサのために用いられる冷却材は油 、水又は化学的冷却材混合物である。 スクリュー型コンプレッサの場合、一般に低い気体出口温度が高い効率に関連 していることは周知である。しかし、今日、危険な物質による環境汚染や水の浪 費と引き換えに優れたエネルギー効率を得ることは許されない。 CH-A-564 153号は、中を油が循環する閉鎖圧力冷却回路を伴うスクリュー型の コンプレッサについて記述している。CH-A-564 153号から、油の液滴サイズ及び その軌跡が冷却効果に対し多大な影響を及ぼすということがわかっている。さら に油滴の細かい噴霧が優れた冷却を提供することが知られているが、それでも小 さな油滴は後に油を分離するのを困難にしており、圧力気体内の不純物の原因と なる。潤滑及び冷却のための潤滑油は、スクリュー型コンプレッサ内に射出され 、圧縮すべき気体の加速を制限する。圧縮された気体 と共にこの潤滑油は沈降容器の中へと導かれ、ここで圧力気体内を一緒に運ばれ てきたこの潤滑油は沈降することになる。沈降容器から、圧力気体は、冷却手段 を介してコンプレッサ設備から外へ導かれる。潤滑油は、冷却材導管及び油冷却 手段を介してコンプレッサに戻され、コンプレッサ内で圧縮すべき気体と再度混 合される。この文書はまさに、水の適合性を扱っているが、それでも対応する実 施形態について具体的なヒントを全く提供してはいない。 冷却材及び潤滑材として油を使用することはすなわち、圧力気体から潤滑油を 全て取り除くことが不可能であるために、環境に対する1つの負担を意味する。 その上、このようなスクリュー型コンプレッサ設備は、完全に油を含まない圧力 気体が必要とされる利用分野では使用できない。 EP-B-0 389 036、DE-A-40 42 177及びEP-B-0 258 255号は、冷却液として水を 使用するための具体例を開示している。冷却材として水を用いると、圧力気体内 の不利な不純物を避けることができる。圧力気体の中に水が存在すること自体、 大部分の利用分野特に圧力気体が大気から吸込まれコンプレッサ内で圧縮された 空気にある場合において全く問題を提起しない。 一般に、圧力気体を生成することには高いエネルギー消費量が付随する。この ような理由から、スクリュー型コンプレッサの内部の温度の進展に影響を及ぼす ことによって圧力気体の生成のエネルギー消費量を低減させる努力がなされた。 EP-B-0 389 036号のスクリュー型コンプレッサにおいては、圧力気体を生成す るときのエネルギー消費量を低下させようとして、流体はコンプレッサハウジン グ内に直接噴射される。噴射されるべき冷却水の大部分は、圧力増加との関係に おいてさまざまな場所でスクリュー型コンプレッサの圧縮空間内に射出されるの に対して、こ の冷却水の一部分はコンプレッサの取込み側に噴射される。 DE-A-40 42 177号に従うと、作業チャンバ内の温度は、細かく噴霧されたミス トを生成する噴霧器ノズルを具備することによって低下させるようになっている 。さらにこれらの噴霧器ノズルは、作業チャンバ内の温度のさらに均等な進展を 実現するものと考えられている。 スクリュー型コンプレッサのエネルギー消費量は回転子の回転数によって実質 的に決定される。回転数の一関数である圧縮中の圧力気体粒子の加速度は、回転 子の制動、ひいてはスクリュー型コンプレッサのエネルギー消費量にとって重要 な要因である。その上、回転子の回転数は、軸受の摩擦及び回転子の相互摩擦に 影響を及ぼす。低速は、回転速度の関数である損失の低下を可能にする。一方、 回転子同士の間及び回転子とコンプレッサハウジングの間の漏れは、逆流損失に よって意図された圧力レベル及び高い圧力気体速度が得られなくなることから、 低速でマイナスの効果をもつことになる。 このような逆流損失を最小限におさえるため、EP-B-0 258 255号は、水を噴射 することによりハウジングの内壁及び回転子上にフィルムを生成することを提案 している。この目的のため、圧力気体の完全な飽和に必要な量の約4倍の量の水 が噴射されるものと考えられている。この冷却水は、取込み流路又はコンプレッ サハウジング内に噴射されなくてはならない。圧縮中、圧縮すべき気体は加熱し 、噴射された水の一部分はプロセス中に蒸発する。蒸発しなかった水はコンプレ ッサの回転子とハウジングを相互に密封する。それでも、回転子は、乾燥運転す る回転子に対応する先端部円速度にて回転するようになっている。 圧縮気体と共に、冷却水も同様にスクリュー型コンプレッサから外に導かれる 。気体及び冷却水の混合物は、冷却手段を介して分離 装置まで導かれ、ここで気体と液体冷却水が分離される。分離された冷却水は、 無圧力タンクに導かれ、ここからポンプを用いて再びスクリュー型コンプレッサ に補給され得る。ただし噴射水の一部分しか回復されない。水噴射が最低値にセ ットされている場合、水の戻りは全くなく、必要とされる水は全量、新鮮水源か ら供給される。 請求項1の前提事項(preamble)の基礎をなす米国特許第4,968,231号は、潤滑 及び冷却のためホウ酸カリウム水溶液が循環する閉鎖圧力冷却材回路を伴ったコ ンプレッサ設備について記述している。コンプレッサの下流には、冷却材回路内 に沈降容器が配置されており、この容器は耐圧的にコンプレッサの出口と連絡さ れている圧力容器である。圧力容器内に支配的な圧力は、フィルター及び冷却手 段を介してコンプレッサに向かってコンプレッサ設備内を循環するホウ酸塩溶液 を推進する。コンプッサ内に噴射されたホウ酸塩溶液は圧縮気体により加熱され 、同じく加熱された圧力気体と共に沈降容器に達する。ここでも又、USA-4 968 231号 から知られているコンプレッサも、ホウ酸塩の放出及び高いエネルギー消 費により、環境にとって有害である。 コンプレッサハウジング内への液体の噴射を特徴とするいくつかの既知のスク リュー型コンプレッサは、すでにエネルギー消費量に関し有利なレベルに達して いる。それでも、以前と同様に、水の蒸発がコンプレッサ内部に鉱物沈積物をひ き起こし、これか大きな許容誤差ひいては大きなギャップならびに効率低下の原 因となることから、冷却材の噴霧は困難である。 本発明の目的は、環境汚染の心配のない気体媒体の圧縮方法を提供することに ある。 本発明に従うと、この目的は、請求項1及び請求項11の特徴によって達成され る。 概説すると、本発明のコンプレッサ設備は、油や潤滑材を含まない冷却水が、 コンプレッサ、連結ライン、沈降容器及び冷却液ラインによって形成された循環 回路内を循環できるようになっている。冷媒として水を用いることにより、環境 内に油も水添加剤も放出しないコンプレッサ設備が提供される。しかし、水は優 れた密封材ではない。従って、本発明の水噴射式コンプレッサは、油噴射式コン プレッサに比べはるかに狭い密封間隙を必要とする。その結果、厳しい許容誤差 が順守される必要がある。鉱物沈積物を防ぐための水処理装置及びほぼ等温の圧 縮は、沈積物が密封間隙に詰まるのを防ぎ、また、損傷を招来するのを防ぐ。軸 受上の沈積物を回避することにより、コンプレッサの寿命も延びる。 このように本発明は、いくつかの方法の組合わせである。まず、コンプレッサ 設備を潤滑するか又は冷却するために油その他の添加剤を使用しないので環境汚 染は避けられ、この効果は、コンプレッサ設備の効率の損失と引き換えに得られ るものではない。コンプレッサ設備に閉鎖冷却水回路及び鉱物沈積物防止用水処 理装置を具備し、かつコンプレッサ設備をほぼ等温の圧縮用に設計することによ り、コンプレッサ設備内の内部損失は最小限になる。閉回路及びほぼ等温の圧縮 による低い水消費量と連動して初めて鉱物沈積物を防ぐことのできる水処理装置 は、回転子設計における厳しい許容誤差を可能にする。回転子設計におけるこれ らの厳しい許容誤差は、逆流損失を低減しかくして特定の潤滑材又は密封剤の必 要なく効率を改善する。鉱物沈積物を避けることは、厳しい許容誤差を可能にす るための重要な特長である。本発明のコンプレッサ設備は、低い回転速度で作動 できることから、損失や摩耗は最小限におさえられる。低い水消費量の他に、ほ ぼ等温の圧縮も又、温度上昇によりひき起こされるコンプレッサ内の抵抗が低減 されることから、回転子に対 しより小さい抵抗を提示するというプラスの効果を有する。ほぼ等温の圧縮とい うのは、気体出口温度が気体入口温度より5°から10°未満の値だけ高いか又は 低いような圧縮を意味する。好ましくは、気体出口温度は気体入口温度より低い か又はこれに等しい。かくして、本発明は、冷却水中の添加剤の削除のみならず 、環境に対するひずみの減少をもたらす複数の対策が充分に調整された1つのシ ステムで構成されている。 水処理装置は、微生物が無制御に広がることによる環境上の危険性も同様に除 外されるように、循環する冷却水中の微生物の生育を防止するというもう1つの 利点も有している。 冷却剤として水を使用しこれを処理することは、生成された圧力気体が油や微 生物を全く含まずかくして食品業界の分野及び清浄空気実験室内でさえコンプレ ッサ設備が使用できるという点でも有利なことである。 コンプレッサ設備は、閉回路での作動を可能にするほぼ閉鎖したシステムと考 えることができる。例えば空気などの圧縮予定気体が、コンプレッサ設備を離れ る時にも、同様に圧力空気に含まれる一定量の水分を伴って供給された場合、冷 却水の量は一定に留まり、循環回路は、外部に対し締め出された状態で作動させ られ得る。しかし、循環回路は、圧縮すべき気体を介して外部に開放しており、 そのためシステムはほぼ閉鎖したものと呼ぶことしかできない。気体によっても ち込まれた液体を補償するためには、循環回路は開放していてよい、つまりドレ ンを有していてよい。好ましくは、冷却水噴射は、冷却水が全く消費されないよ うにコンプレッサ内でいかなる蒸発も起こらないような形で設計されている。初 期充てん及びメンテナンスを目的としてフィードラインを具備することができる 。 好ましくは、水処理装置は、冷却水内を輸送される異物に荷電す る分解手段である。例えば溶解した鉱物などの異物は、分極手段の電解の間に存 在する電界の影響下で自由電子を交換することになる。単一指向性電荷のため、 異物粒子は互いに反発し、かくして沈積物を生み出すことになるクラスタ(clust ers)の形成が防がれる。鉱物沈積物、例えば石灰沈積物の形成を防ぐことにより 、全ての装置構成要素特に回転子及びその軸受の寿命は延びる。 コンプレッサ設備の水処理装置は、外部電圧の供給を受ける非犠牲タイプ(non -sacrificed type)の2つの電極を有することができる。しかし、分極手段が電 気化学要素を含んでいるようなコンプレッサ設備を得ることが好まれる。使用さ れる電気化学要素は正及び負の電極を含みその間を冷却水が電解質として流れて いる。冷却水中の異物は電荷キャリヤーとして役立つ。このような水処理装置は 、給電無しでも作動状態にあるという利点をもつ。こうしてコンプレッサ設備は 単純化され、電力の浪費が防止される。 好ましくは分極手段は、軸方向に貫通する1本のパイプの中に配置され、この パイプの内部壁には、パイプ内部に延びる対向電極と連動する金属電極が設けら れている。水処理装置のこのような設計では、流れる冷却水に対し抵抗はわずか なため、冷却水を送るエネルギーは少なく済む。同時に、この設計は、冷却水内 を輸送される異物の優れた分極をうながす。特に、金属電極がアルミニウム製で あり対向電極が炭素製である場合優れた分極が得られる。この材料組合わせでは 、冷却水の中の量の溶解電極の電極材料の溶解量は無視し得る程度であることが 保証される。もう一つの利点は、軸方向に貫通するパイプの内壁を金属電極に対 し絶縁する絶縁材をすればより効果的となる。 分極手段の下流に配置された微粒子フィルタ、好ましくは膜フィルタを用いる と、冷却水から不純物をろ過することができる。 コンプレッサ設備は、液面調節バルブを介して水道水用網(net)に連結するこ とができる。このようなコンプレッサ設備は油及び潤滑材無しで機能することか ら、場合によって圧縮すべき気体に伴なう余分な水を排出させることが可能であ る。等温圧縮では温度が圧力露点(pressure dew point)より下降するため、この 余分な水分の付加は、圧縮すべき空気が高い温度となる夏季に特に起こり易い。 しかし、過度の凝縮水が集められた時点で上位レベルセンサがドレン弁を開かせ ることから、監視努力は軽微に済む。油及び凝縮水を分離するため、本来多くの メンテナンス作業を必要とする油分離装置は、本発明のコンプレッサ設備を用い れば不要となる。 以上で述べた以外の本発明の利点は、明細書、クレーム及び図面から容易に理 解されるであろう。以下、図面中に例示された好ましい実施形態の詳細な記述を 示す。 〈図1〉 冷却水回路内に結合された水処理装置を伴うコンプレッサ設備の好ましい実施 形態を例示している。 〈図2〉 図1の水処理装置の拡大図である。 〈図3〉 図1のコンプレッサ設備内で使用するためのスクリュー型コンプレッサの概略 的断面図である。 〈図4〉 回転子の軸に対し横方向に見た、図3のスクリュー型コンプレッサの一対の回 転子の概略的断面図である。 図1は、オイルレス圧力空気(oil-free pressure air)を生成するコンプレッ サ設備10を示す。コンプレッサ設備10には、コンプレッサ12が含まれ、その取込 み側は気体取込みダクト14を介してエア フィルタ16に連結されている。コンプレッサ12の内部で圧縮された空気は、圧縮 空気21のための圧力気体容器としても同時に役立つ沈殿又は沈降許容容器20内へ 、連結導管18を介して導かれる、圧力空気は圧力空気導管22を介してシステムか ら取り出すことができる。 モーター24によって駆動されるコンプレッサ12には、セラミック材料に作られ た一次回転子と二次回転子を伴うスクリュー型コンプレッサである。一次回転子 は、その軸のまわりにらせん状に巻きつけられコンプレッサ12の圧力部分内で約 240°の全巻き角(angle of wrap)を示す5つの両凸歯を有する。2次回転子は 、その軸のまわりにらせん状に巻きつけられた6つの凸凹歯を有する。回転子が かみ合った時点で一次回転子と二次回転子の歯は互いの上を転回する。 回転子対の回転子は両方共、それぞれ両側で軸受内に支持されている。かみ合 うことによって二次回転子を駆動する一次回転子はそれ自体駆動軸によって駆動 される。 スクリュー型コンプレッサ12内で用いられる回転子対の回転子は共にセラミッ クまたはプラスチック材料で成形され非常に平滑な表面及び非常に厳密な許容誤 差をもつ回転子である。これらの厳密な許容誤差は、細部処理、例えばラップ仕 上及びニスがけによって達成される。 以下の表1は、図3及び4と組合せて、優れた効率を得ることのできる許容誤 差を示しており、図3及び4では次の用語が使用されている: S 取込み側クリアランス A 圧力側クリアランス R シリンダクリアランス r 半径方向軸受クリアランス a 軸方向クリアランス Ts 横方向アキ高 Tv 基準円の部域内の回転子軸に対して垂直な円周方向フランククリアランス Tn 基準円の部域内の断面形状フランクに対し垂直な垂直クリアランス 取込み側56が左側に例示され、圧力側58をスラスト軸受60によって識別するこ とのできる図3に概略的に示されているスクリュー型コンプレッサ12は、それぞ れのシリーズの回転子直径に応じ、以下の許容誤差を有する: 許容誤差値は1/100 mm単位で示されており、Ts 、Tv 及びTn についての値 は基準中心間距離を基準にしている。比較のため、既知のコンプレッサについて の許容誤差がカッコ内に表されている。アキ高(overhead clearance)Ts 、円周 方向フランククリアランス(flank clearance)Tv 及び垂直クリアランス(normal clearance)Tn は図4に示され、一次回転子62が二次回転子64とかみ合ってこ れを駆動している。 好ましくは、回転子は、DE-A-39 03 067又はDE-A-40 35 534号の 中で記述されている方法に従って製造される。 気体出口温度が気体入口温度以下となる圧縮を可能とするために、コンプレッ サ設備10に、油及び潤滑材を含まない冷却水の循環用冷却回路26を設ける。この ようにして、0.95〜1.05、好ましくは0.95〜1.0 の間のポリトロープ指数でポリ トローププロセスと同様に圧縮を実行する。圧縮中、冷却水25は、水噴射ノズル を介してスクリュー型コンプレッサの部域内で噴射され、コンプレッサ12内で圧 縮中に生成された熱を取り込む。好ましくはDE-AS-40 42 177 号に従って設計さ れた噴射ノズルは、コンプレッサの取込み側及び圧力側の両方の中へ噴射する。 噴射は、コンプレッサの中のどこかで蒸発が発生することが確実にないようにす る形で行われる。冷却水分配装置(図示せず)を用いて、取込みダクト内に噴射 された冷却水とコンプレッサハウジング内に噴射された冷却水の比率を調整する ことができる。このようにして、作動条件が変動しても、コンプレッサ内に入る 空気の 100%の飽和を得ることができる。非常に微細な水滴を結果としてもたら す早期噴霧及びコンプレッサ内部について平担な温度曲線を伴う長時間にわたる 噴射は、厳密な許容誤差と合わせて、特に高い効率を達成することになる。 冷却及び凝縮水25は、沈降許容容器20内でほぼ完全に凝縮する。同容器20内の 圧力のため、冷却水は冷却液導管28を介して水処理装置31に向かって推進される 。なおこの水処理装置は、鉱物沈積物が発生するのを防ぎ好ましくは分極手段で ある。水処理装置31から、水は冷却手段32及び微粒子フィルタ34に向かって推進 され、ここで処理され冷却された水はコンプレッサ12の水噴射ノズルで導かれる 。 コンプレッサ設備には供給水入口36を通して供給水が充てんでき、この供給水 は、気体取込みダクト14を通して取込まれた空気に添加される。供給水は、コン プレッサ28、連結導管18及び沈降許容容器 20を介して冷媒ライン28の途中に配置されている水処理装置31に達する。 水処理装置31として用いられる図2に拡大図で示された分極手段は、軸方向に 貫通し処理容器として役立つ鋼管38を有している。鋼管38の内側には、アルミニ ウムの金属電極42から鋼管38を絶縁しているプラスチック材料でできた絶縁体40 が設けられている。対向電極44は、内側に円筒形鋼管38を備えた棒状の炭素電極 である。鋼管38の軸と一致する軸をもつ対向電極44は、金属電極42と同じ長さを 持ち、鋼管の中を流れる冷却水25を通してのみこれを電気的に接続されている。 冷却水25を処理するのに、金属電極42と対向電極44の間に起こる要素電圧(ele ment voltage)が用いられる。鉱物を含む水25が電解質として鋼管38の中を通過 する間、金属電極42、対向電極44及び鉱物を含む冷却水25はガルバニック要素(g alvanic element)を構成する。金属電極42と対向電極44の間の電圧は、冷却水25 と電極42、44の性質に応じて 0.8〜1.2Vの間である。 イオン荷電器とも呼ばれる分極手段31は、シリコン、カルシウム及びマグネシ ウムの沈殿物及び湯あかを防ぐか又は分解する。2つの電極42、44の間で支配的 な要素電圧によってイオン荷電器の内側で達成されるイオン化は、例えばカルシ ウム、マグネシウム、シリコン及び鉄といった水中に溶解した天然鉱物をほぼ完 全に対応する水酸化物(例えばCa(OH)2,Mg(OH)2,Si(OH)2,Fe(OH)2)へと変換 する。この変換の後、結果として得られた水酸化物粒子は、電荷をとる。各々の 粒子が同じ極性の同じ電荷をもつこの条件により、粒子の集魂が防止される。こ れは、同じ電荷が互いに反発し合うせいである。 イオン化された鉱物粒子はその電荷された条件を制限された時間 中しか保持しないことから、冷却水25のイオン化を連続的に繰り返すことが必要 である。好ましい実施形態においては、冷却水25は、1分あたり約6回、水処理 装置31の中を通過させられる。冷却水の戻りのため可能となっている水処理装置 31内での冷却水25の反復的処理のため、比較的弱い電界の場合でも、異物の充分 な荷電ひいては冷却水25の軟化が達成できる。 水処理装置31の機能のためには、電荷輸送のため以外、電極42、44の間にいか なる電流も流れないように冷却水25のみを介してアルミニウム電極を炭素電極44 と連結させることが重要である。2つの電極42、44が電気的に接続されたとすれ ば、大量のアルミニウムが放出され、冷却水25の中に溶解したシリコンがシャフ ト、ハウジング及び軸方向面シール上にがんこな沈積物を形成するというマイナ スの影響をもたらすことになろう。 水処理装置31の下流に配置された微粒子フィルタ34は、冷却水25から異物を常 時取り除くのに役立つ。微粒子フィルタ34の膜が詰まる可能性があるため、定期 的にこのフィルタ34を交換すべきである。 メンテナンスをほとんど必要とせずにコンプレッサ設備10の作動を保証するた めには、中央ユニット46及び上下レベルセンサ48、49を有する電気制御装置が具 備される。レベルセンサ48、49の目的は、沈降許容容器20内の冷却水レベルを監 視することにある。取込まれた空気の温度及び温度に応じて量に多少の差のある 凝縮水が冷却回路26に導入される。 圧縮すべき空気が暖かく温度の高いものである場合、圧縮は、特に多い凝縮水 の生成をひき起こす。これは、ドレンパイプ50により冷却回路26から自動的に排 出される。この目的で、中央ユニット46は上位レベルセンサ48によって合図が送 られるように沈降許容容器20内の冷却水25が最大許容水位に達した時点で、自動 的にドレン弁 52を開く。下位レベルセンサ49に達した時点で、ドレン弁52は閉じる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.噴射された冷水(25)を分離するための沈殿又は沈降許容容器(20)にダク ト(18)によって連結された圧力出口をもつ水噴射冷却式コンプレッサ(12)を 含むコンプレッサ設備において、この沈降許容容器(20)は、耐圧式にコンプレ ッサ(12)の出口に連結された圧力容器であり、コンプレッサ設備にはさらに同 容器(20)とコンプレッサ(12)を結ぶ冷却水導管(28)と、沈降許容容器(20 )とコンプレッサ(12)の間で冷却水(25)の流路内に配置された冷却手段(32 )とが備えられており、コンプレッサ(12)、連結ダクト(18)、沈降容器(20 )、冷却手段(32)、及び冷却水導管(28)で形成された循環回路(26)内をオ イルレス冷却水(25)が循環し、この水は、沈降許容容器(20)内の圧力によっ て冷却手段(32)に向かって推進され、さらに、 コンプレッサ(12)への噴射はコンプレッサ(12)がほぼ等温の圧縮を行うよ うに用量決定されていること、 鉱物沈積物を予防するための水処理装置(31)が循環回路(26)の中に配置さ れていること、 循環回路内に収容される冷却水が添加剤を含んでいないこと、 を特徴としたコンプレッサ設備。 2.水処理装置(31)が、冷却水(25)の中を輸送される異物に荷電するための 分極手段であることを特徴とする請求項1に記載のコンプレッサ設備。 3.前記分極手段が、電解質として間に冷却水(25)が流れる正及び負の電極を もつ電気化学要素を含んで成ることを特徴とする請求項2に記載のコンプレッサ 設備。 4.前記分極手段は、内側に延びる対向電極(44)を連動する金属 電極の備わった内部壁をもち軸方向に貫通しているパイプ(38)の中に配置され ていることを特徴とする請求項3に記載のコンプレッサ設備。 5.金属電極(42)が管状であり、対向電極(44)が棒状であり、両方同じ長さ を持ち電極を通じてのみ連結されていることを特徴とする請求項4に記載のコン プレッサ設備。 6.水処理装置(31)には、分解手段の下流に配置されている微粒子フィルタ( 34)が含まれていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコンプレ ッサ手段。 7.冷却手段(32)は、気体出口温度が気体入口温度以下となるのに充分なほど の低温及び量で冷却水(25)がコンプレッサ(12)に補給されるように設計され ていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコンプレッサ設備。 8.噴射手段がコンプレッサ(12)の空気取込みダクトの中に具備されており、 この手段を通して、取込まれた空気がコンプレッサ(12)に入った時点で完全に 飽和状態となるような量で冷却水(25)を噴射することができることを特徴とす る請求項1〜7のいずれかに記載のコンプレッサ設備。 9.コンプレッサハウジングの中に噴射ノズルが配置され、それを通って冷却水 がコンプレッサ(12)の取込み部分及び圧縮部分内へ噴射されることを特徴とす る請求項1〜8のいずれかに記載のコンプレッサ設備。 10.冷却水分配装置が具備されており、これにより空気取り込みダクト内に噴射 された冷却水とコンプレッサハウジングを通って噴射される冷却水の割合を調整 することができることを特徴とする請求項8又は9に記載のコンプレッサ設備。 11.コンプレッサ設備内の気体を圧縮する方法において、圧縮すべ き気体が圧縮中に噴霧された冷却水(25)によって冷却され、冷却水(25)が冷 却閉回路内を循環し反復的水処理に付される圧縮方法であって、水処理は、冷却 回路内の鉱物沈積物の形成が防がれるように前記冷却水(25)を改質すること、 及び冷却水(25)は、気体出口温度が気体取込み温度以下となるのに充分なほど の低温及び量でコンプレッサ(12)に補給されることを特徴とする方法。 12.コンプレッサ(12)には、圧縮すべき気体として水飽和空気が供給されるこ とを特徴とする請求項11に記載の方法。 13.スクリュー型コンプレッサが使用され、冷却水(25)の一部分がスクリュー 型コンプレッサの取込み部分内又は取込みダクト内へそのハウジングを通して噴 射されること、及び冷却水の大部分がスクリュー型コンプレッサの圧縮部分内へ そのハウジングを通して噴射されることを特徴とする、特に請求項11又は12に記 載のコンプレッサ設備内の気体を圧縮する方法。 14.冷却水の60〜90%、好ましくは75〜80%がハウジングを通してスクリュー型 コンプレッサの圧縮部分内へ噴射されることを特徴とする請求項13に記載の方法 。 15.冷却水の少なくとも5%、好ましくは10%がハウジングを通してスクリュー型 コンプレッサの取込み部分の中に噴射されることを特徴とする請求項13又は14に 記載の方法。 16.冷却水(25)は、冷却水液滴の直径が0.1mm未満、好ましくは0.05mm未満と なるように噴霧されることを特徴とする請求項11〜15のいずれかに記載の方法。 17.噴射される前に、前記冷却水(25)が気体取込み温度より低い温度まで冷却 されることを特徴とする請求項11〜16のいずれかに記載の方法。
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