JPH10513251A - プレート式熱交換器 - Google Patents
プレート式熱交換器Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、2つの流体間の熱伝達のためのプレート式熱交換器(1)であって、このプレート式熱交換器(1)は恒久的に結合されている幾つかのモジュール(2)から成り、この各モジュールは2枚の伝熱アウタープレート(3)と、それらの間に挟まれている幾つかの主として長方形の伝熱インナープレート(4)とから成り、この伝熱インナープレート(3)はその隅部分にそれぞれの流体のための開口(10)を有し、この開口(10)はプレート式熱交換器(1)を通る流れの通路を形成し、上記の伝熱アウタープレート(3)は少なくとも一つの流体のために上記の伝熱インナープレート(4)より小さい開口(10)を有し、そして前記複数モジュール(2)はそれぞれの伝熱アウタープレート(3)の前記開口(10)の周囲で互いに結合されているプレート式熱交換器(1)に関する。本発明において、少なくとも1つの流体が幾つかの流路内でプレート式熱交換器(1)を通って流れるように配置されており、流路の少なくとも1つのディスク(13)が少なくとも1つの流れの通路に挿入されており、そして前記流路のディスク(13)は、互いに結合されている2つの伝熱アウタープレートに対して基本的に前記開口(10)を密封するために配置されている。
Description
【発明の詳細な説明】
プレート式熱交換器
本発明は、2つの流体間の熱伝達のためのプレート式熱交換器であって、この
プレート式熱交換器は恒久的に結合されている幾つかのモジュールから成り、上
記の各モジュールは2枚の伝熱アウタープレートと、それらの間に挟まれている
幾つかの主として長方形の伝熱インナープレートとから成り、これらのインナー
プレートは、プレート式熱交換器を通る流れの通路を形成するために、それらの
隅部分にそれぞれの流体のための開口を有し、上記の伝熱アウタープレートは、
少なくとも一方の流体のために、上記の伝熱インナープレートより小さい開口を
有し、そして上記の複数モジュールはそれぞれの伝熱アウタープレートの上記の
開口の周囲で互いに結合されているプレート式熱交換器に関する。
現在まで、複数モジュールを恒久的に結合して成るプレート式熱交換器を通る
幾つかの流路内に流体を流すことは可能ではなかった。幾つかの流路内の流れは
、伝熱プレートの幾つかの部分を互いに隔てることによって達成することができ
、この場合流体は先ず1つの部分を通って流れ、そして次に残りの部分を通って
次々と流れる。流路の定義は、流れの通路の1つから、幾つかの平行なプレート
の隙間を通って、他の流れの通路までの流れの経路を意味する。したがって、幾
つかの流路において流体は流れの通路を行ったり来たりする。
しかしながら、従来のプレート式熱交換器においては、流体の1つが幾つかの
流路内でプレート式熱交換器を通って流れるように、ガスケットを備えているも
のが知られている。例えば、英国特許第1522369号にはこのようなプレー
ト式熱交換器が示されているが、この熱交換器では1つまたは幾つかの伝熱プレ
ートを穴を開けないままにしておき、つまり、伝熱プレートの、取入れ口を作る
ために通常は切り取られる部分をそのままにしておくことによって、2つの流路
が作られている。在来型のプレート式熱交換器は、伝熱プレートの各対ごとにガ
スケットが備えられており、そしてこれによって各対を切り離すことが可能にな
っている。場合によっては、伝熱プレートを穴のあいていないプレートに代える
ことも可能である。
第1段落に記載したプレート式熱交換器では、穴の開いていないプレートは幾
つかの流路を作るために用いることはできない。それは、恒久的に結合されるモ
ジュールはそれぞれの伝熱アウタープレートにおける開口の周囲で互いに結合さ
れるからである。穴の開いていない幾つかのモジュールを溶接する間中、問題が
現れるだろう。
本発明の目的は、上述の種類のプレート式熱交換器において、このプレート式
熱交換器が幾つかの流路内の流れに適合できるように、安全で確実に、モジュー
ルを結合できるようにすることである。
上述の目的は、本発明の以下のような主な特徴によって達成される。その特徴
は、すなわち、少なくとも1つの流体が幾つかの流路内にてプレート式熱交換器
を通って流れるように配置されていることと、そして、流路のディスクが少なく
とも1つの流れの通路に少なくとも1つ挿入されていて、この流路のディスクは
基本的に上記の開口を閉じるために、互いに結合されている2つの伝熱アウター
プレートに対して配置されていることである。
この流路のディスクを取り付けることができるように、流路のディスクの周縁
からその中心を通る仮想直線の長さは少なくとも1つの方向において、伝熱アウ
タープレートにおける開口の直径よりも短くなければならない。これは以下のこ
とにより達成される。それは、すなわち、流路のディスクが、伝熱アウタープレ
ートにおける開口の直径を超える直径を有している基本的に円形状の形態をなし
ていることと、流路のディスクが、伝熱アウタープレートを部分的に挿入させる
ことができるくぼみを有していることと、そして、このくぼみの底部から流路の
ディスクの周縁までのあらゆる方向における距離は、伝熱アウタープレートにお
ける開口の直径より短いこととである。
空気の滞留によって流体が流路のディスクに最も近いプレートの隙間に達する
のを妨げられないので、流路のディスクは上部の流れの通路において、くぼみが
上を向いて流れの通路の換気のために上部スロットを形成するような方向に付け
られる。
同様に、流体はプレート式熱交換器の排出口においてその内部に残されてはな
らず、したがって流路のディスクは下部の流れの通路において、くぼみが下を向
いて流れの通路のドレンのために下部のスロットを形成するような方向に付けら
れる。
また代替の実施態様では、流路のディスクは基本的に楕円形の形状にすること
もでき、この場合その短い方の直径は伝熱アウタープレートにおける開口の直径
より短くする。この種の流路のディスクは開口を完全には覆うことができず、そ
して場合によっては非常に大きなスロットが形成され、そこを通って流路のディ
スクから流体が漏れることもある。この問題は、幾つかの流路のディスクを互い
に向き合うように配置して上下互い違いにすることによって、解決される。
本発明によって示唆されている流路のディスクは、溶接、はんだ付け、接着、
リベット締め、またはこれらと同様な方法で、互いに結合された2枚の伝熱アウ
タープレートの少なくとも1つと連結されている。
本発明は、添付の図面を参照しながら以下により詳細に説明されるであろう。
図1は本発明による幾つかの流路を備えたプレート式熱交換器の概略的な側面
図を示す。図2は、端末のプレートと2つの隣接するモジュールから成る、図1
におけるプレート式熱交換器の一部を通る概略的な断面部分を示す。図3は、図
1におけるプレート式熱交換器に含まれている流路のディスクの前面図を示す。
そして、図4は、結合されている2つのモジュールの伝熱アウタープレートに接
している上記の流路のディスクの斜視図の概略的な断面部分を示す。
図1には、恒久的に結合されている幾つかのモジュール2から成る2つの流体
間の熱伝達のためのプレート式熱交換器であって、上記の各モジュールは2枚の
伝熱アウタープレート3と、それらの間に挟まれている幾つかの主として長方形
の伝熱インナープレート4とから成るプレート式熱交換器が示されている。モジ
ュール2は、少なくとも1枚の前端のプレート6と1枚の後端のプレート7と幾
つかの締め付けボルト8とから成る在来型のフレーム5の中に配置されている。
端末のプレート6および7は接続部9を有し、この接続部9は第1の流体のため
の流れの通路と連絡している。その他の流体のための流れの通路への接続部は図
示されていない。
伝熱プレート3および4には、隆起と溝との形状のパターンがプレスによって
備えられている。第1と第2の伝熱プレートの、一つ置きに在る隆起は互いに接
している。これらの伝熱プレートは互いに溶接されるか、あるいは他の方法、例
えば接着やはんだ付けまたはこれらの組合せによって、互いに恒久的に結合され
ている。これらの伝熱プレートは、一つ置きのプレート間隔に第1の流体のため
の流動空間を形成し、そして残りのプレート間隔に第2の流体のための流動空間
を形成する。
図2は、前端のプレート6の一部(上記接続部を除く)と2つの隣接するモジ
ュール2とを通る概略的な断面部分を示している。伝熱アウタープレート3と伝
熱インナープレート4は細長く、そして丸みのある形のような他の形状も考えら
れるが主として長方形であり、プレスによって従来の波形パターンを有している
薄い金属プレートで作られている。
伝熱アウタープレート3と伝熱インナープレート4は、これらの伝熱プレート
の隅部の位置に、貫通している開口10を有している。これらの開口10は一般
的には円形であるが、三角形や長方形のような他の形状も考えられ、したがって
これらの開口の形状が本発明の範囲を限定しているわけではない。
伝熱アウタープレート3は、伝熱インナープレート4より小さい開口10を示
している。このことによって、伝熱アウタープレート3の開口の縁11は、伝熱
インナープレート4の縁12よりも流れの通路に長く延びている。
伝熱アウタープレート3のモジュール2の縁11が、残りの伝熱プレート4の
縁12の内側に延びていることによって、流れの通路内において軸方向および半
径方向の位置に関して正確な位置に溶接装置を挿入し、モジュール2を互いに溶
接することが容易になる。
本発明においては、流体の少なくとも1つがプレート式熱交換器1を通って幾
つかの流路内に流れるように配置されており、そして1つの流路のディスク13
が、少なくとも1つの流れの通路に挿入されている。この流路のディスク13は
、基本的には上記開口10をシールするために、互いに結合されている2つの伝
熱アウタープレート3に対して配置されている。
図3及び4は、丸みを帯びている底部15を有しているくぼみ14を備えた、
流路の丸いディスク13を示している。
流路のディスク13は、基本的には上記開口10をシールするために、開口の
縁11より大きくなければならない。このことは、モジュール2は最初に互いに
連結されなければならないので、流路のディスク13を取り付けるときに、問題
を引き起こす。加えて、流路のディスク13は、伝熱アウタープレート3におけ
る開口10を通して挿入し、そしてモジュール2を通して他の伝熱アウタープレ
ート3に挿入しなければならない。これは、もし流路のディスクの周縁からその
中心を通る仮想直線の長さが少なくとも1つの方向において、伝熱アウタープレ
ート3における開口10の直径よりも短ければ、実施することが可能になる。こ
うした構造によって、当然、流路のディスク13が伝熱インナープレートの開口
より小さく、そしてモジュール2の寸法は流路のディスク13が流れの通路内で
ある程度まで傾けられるように十分なスペースを与えられるものであるという前
提に基づいて、流路のディスク13は第1番目の伝熱アウタープレート3を何と
か通過することができる。
伝熱アウタープレート3における開口10の直径を超える直径を有する基本的
に円形の流路のディスク13を形成することによって、また伝熱アウタープレー
ト3の縁11を部分的に挿入することができるくぼみ14を形成することによっ
て、くぼみ14の底部から流路のディスクの周縁までの全ての方向における距離
が、伝熱アウタープレート3における開口10の直径より小さければ、流路のデ
ィスク13は伝熱アウタープレート3における縁11を通り抜けることができる
。伝熱アウタープレート3の縁11がくぼみ14の中に挿入されることにより、
流路のディスク13がモジュール2に対して垂直に配置することができるように
、くぼみ14の寸法は選択されている。加えて、流路のディスク13は流れの通
路内で回転されて、その伝熱アウタープレート3の反対側の縁11を越える。し
たがって、くぼみ14の幅はこのような回転を許容するものになるであろうし、
そして底部15は丸みを帯びていることが好ましい。
流路のディスク13が上部の流れの通路に配置されているときは、くぼみ14
が上を向いていて、流れの通路の換気のために上部スロットを形成する。これに
よって、流れの通路内に存在する空気が、流路のディスク13の近くに滞留する
ことを防ぐことができる。同様に、下部の流れの通路内の、流路のディスク13
は、くぼみ14が下を向いていて、流れの通路のドレンのために下部スロットを
形成するような方向に向き付けられる。
代替の実施態様では、流路のディスク13は基本的に楕円形にすることもでき
、この場合その短い方の直径は伝熱アウタープレートの開口の直径より短くする
。基本的には上記開口10をシールするために、流路の幾つかのディスク13を
互いに向き合うように配置して上下互い違いにすることができる。このようにし
て、流路の楕円形のディスク13のそれぞれの側にできる可能性のあるスロット
は流路の次のディスク13によって覆うことができ、こうしたディスクは例えば
プレスによって、伝熱アウタープレート3を密封するように適宜に作られている
。上部の流れの通路内の、流路のディスク13は、流れの通路の換気のために上
部スロットが形成されるような方向に適宜に付けられており、そしてこれに対応
して下部の流れの通路内の、流路のディスク13は、流れの通路のドレンのため
に下部スロットが形成されるような方向に適宜に付けられている。
上記の流路のディスク13は、溶接、はんだ付け、接着、リベット締め、また
はこれらと同様な公知の方法で、互いに結合された2枚の伝熱アウタープレート
の少なくとも1つと、もしくは互い同士で連結されている。
当然、流路のディスクは換気またはドレンのための個別の穴を備えることもで
きる。流路のディスク13は伝熱プレート3より厚いプレートから作ることがで
き、そしてプレスによる波形またはこれと同様な形態で強化することもできる。
流路のディスク13は、2つまたは幾つかの部分で形成されることも可能で、こ
れらの部分は流れの通路内に挿入されてから、溶接して一体にされる。
─────────────────────────────────────────────────────
【要約の続き】
(13)は、互いに結合されている2つの伝熱アウター
プレートに対して基本的に前記開口(10)を密封する
ために配置されている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.2つの流体間の熱伝達のためのプレート式熱交換器(1)であって、該プ レート式熱交換器(1)は恒久的に結合されている幾つかのモジュール(2)か ら成り、前記各モジュールは2枚の伝熱アウタープレート(3)と、それらの間 に挟まれている幾つかの主として長方形の伝熱インナープレート(4)とから成 り、前記伝熱インナープレート(3)は前記プレート式熱交換器(1)を通る流 れの通路を形成するためにその隅部分にそれぞれの流体のための開口(10)を 有し、前記伝熱アウタープレート(3)は少なくとも一つの流体のために前記伝 熱インナープレート(4)より小さい開口(10)を有し、そして前記モジュー ル(2)はそれぞれの伝熱アウタープレート(3)の前記開口(10)の周囲で 互いに結合されているプレート式熱交換器(1)において、 少なくとも1つの流体が幾つかの流路内で前記プレート式熱交換器(1)を通 って流れるように設置されており、そして、 流路の少なくとも一つのディスク(13)が少なくとも1つの流れの通路に挿 入されており、そして前記流路のディスク(13)は、互いに結合されている2 つの伝熱アウタープレートに対して基本的に前記開口(10)を閉じるために配 置されていることを特徴とするプレート式熱交換器。 2.請求項1に記載のプレート式熱交換器において、前記流路のディスク(1 3)の周縁からその中心を通る少なくとも1つの方向における仮想直線は、前記 伝熱アウタープレート(3)における前記開口(10)の直径よりも短い長さを 有することを特徴とするプレート式熱交換器。 3.請求項2に記載のプレート式熱交換器において、前記流路のディスク(1 3)は前記伝熱アウタープレート(3)における前記開口(10)の直径を超え る直径を有している基本的に円形状の形態をなしており、前記流路のディスク( 13)が前記伝熱アウタープレート(3)を部分的に挿入させることができるく ぼみ(14)を有しており、そして前記くぼみ(14)の底部(15)から前記 流路のディスク(13)の周縁までのあらゆる方向における距離は前記伝熱アウ タープレート(3)における前記開口(10)の直径より短いことを特徴とする プレート式熱交換器。 4.請求項3に記載のプレート式熱交換器において、前記流路のディスク(1 3)は、上部の流れの通路において前記くぼみ(14)が上を向いて前記の流れ の通路の換気ために上部スロットを形成するような方向に付けられていることを 特徴とするプレート式熱交換器。 5.請求項3に記載のプレート式熱交換器において、前記流路のディスク(1 3)は、下部の流れの通路において前記くぼみ(14)が下を向いて前記の流れ の通路のドレンのために下部スロットを形成するような方向に付けられているこ とを特徴とするプレート式熱交換器。 6.請求項2に記載のプレート式熱交換器において、前記流路のディスク(1 3)は基本的に楕円形の形態であり、その短い方の直径は前記伝熱アウタープレ ート(3)の前記開口(10)の直径より短いことを特徴とするプレート式熱交 換器。 7.請求項6に記載のプレート式熱交換器において、幾つかの流路のディスク (13)が互いに向き合うように配置されて上下互い違いにされていることを特 徴とするプレート式熱交換器。 8.請求項7に記載のプレート式熱交換器において、前記流路のディスク(1 3)は、上部の流れの通路において前記の流れの通路の換気ために上部スロット を形成するような方向に付けられていることを特徴とするプレート式熱交換器。 9.請求項7に記載のプレート式熱交換器において、前記流路のディスク(1 3)は、下部の流れの通路において前記の流れの通路のドレンのために下部スロ ットを形成するような方向に付けられていることを特徴とするプレート式熱交換 器。 10.請求項1から9の何れか1項に記載のプレート式熱交換器において、前 記流路のディスク(13)は溶接、はんだ付け、接着、リベット締め、またはこ れらと同様な方法で、互いに結合された2枚の伝熱アウタープレート(3)の少 なくとも1つと連結されていることを特徴とするプレート式熱交換器。
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