JPH1052014A - 高速回転するかご形誘導電動機のロータとその製造方法 - Google Patents

高速回転するかご形誘導電動機のロータとその製造方法

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JPH1052014A
JPH1052014A JP8214076A JP21407696A JPH1052014A JP H1052014 A JPH1052014 A JP H1052014A JP 8214076 A JP8214076 A JP 8214076A JP 21407696 A JP21407696 A JP 21407696A JP H1052014 A JPH1052014 A JP H1052014A
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iron core
slot
rings
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JP8214076A
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Tadanobu Toyama
忠信 當山
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ロータのスロット加工時の加工工数及び組立
時の組立工数を低減できる製造方法と、そのような製造
方法を実現可能にする構造を提供する。 【解決手段】 軸方向左、右両端のエンドリングのそれ
ぞれを、内側エンドリング14A、14’Aと外側エン
ドリング14B、14’Bとに分割し、鉄心2の左右両
端の外周に、内側エンドリング14A、14’Aを取り
付けた状態で、片方の内側エンドリングから、鉄心2を
経由して他方の内側エンドリングに至るスロットを一工
程で加工して完全に整列された1本のスロットとする。
このようにして所定数のスロットの加工が終了した状態
で、それぞれのスロットにロータバーを挿入し、ロータ
バーと内、外エンドリングとを電子ビーム溶接により一
体に溶接する方法と、このようにして完成されたロータ
とロータバーとエンドリングとの一体構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は一般に回転電機に
関し、特に高速回転するかご形誘導電動機のロータとそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機のロータはかご形構造が効率
が良く、また高速回転させるために鉄心とエンドリング
を高強度材にして強大な遠心力に耐えるようにする必要
がある。そこで、例えば、ロータコアをソリッド状、 ま
たはソリッドに近い状態にしたり、エンドリングに導電
性高強度材としてのベリリウム銅などを使用する。とこ
ろが、ベリリウム銅などの導電性高強度材料製のエンド
リングをロータバーと接合するために銀ろう付けやTI
G溶接(Tungusten Innert Gas Welding)を行うと、ベ
リリウム銅合金では、 その発生熱により析出硬化熱処理
された材料の強度が低下する傾向があるため、最近では
下記に示すように、 このような強度低下の懸念のない構
造を有するロータとその製造方法が開発された。このロ
ータの半体断面図としての図4(A)と、図4(A)の
A部拡大図としての図4(B)及び正面図としての図5
を参照して説明する。 このロータは、 回転軸1、鉄心2、ロータバー3、及び
左、 右のエンドリング4、4’から構成される。この製
造方向は回転軸1の軸方向左右両端に、長手方向外周に
複数個のスロット2aを有するソリッドの鉄心2を圧入
し、スロット2aの各々にロータバー3を挿入して左、
右からエンドリング4、4’を組み付ける。次に、 図4
(B)に示されるように、 右方のエンドリング4’とロ
ータバー3の係合部を、 電子ビームで溶接(Wは溶接
部)して左方のエンドリングについても同様に加工と組
立を行う。この際、エンドリングのスロット4’aは、
エンドリング4’を貫通しないようにし、 また、 この改
良以前の従来技術による銀ろう付けやTIG溶接に代
え、電子ビーム溶接を採用したことにより、幅に比較し
深い溶け込みが得られことにより遠心力に対し、ある程
度強度の向上を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鉄心と左、
右のエンドリングに、 それぞれ別個にスロット加工を行
う関係でスロットのピッチp(図5参照)の精度を高く
設定する必要がある。 従って加工工数も多くなる問題があり、このスロット加
工時の加工工数及び組立時の組立工数を低減するのが本
発明の目的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による高速誘導電
動機のロータは、 意図された製造方法を実施可能にする
ための構造と、 製造工程とを含む。 (1)ロータの構造としては、(イ)従来技術による左
右のエンドリングの、それぞれを、内側と外側の2部分
AとBに分割して、(ロ)前記鉄心の左、 右両端にそれ
ぞれの内側エンドリングを装着した状態で、一方側の内
側エンドリングから、鉄心を通過し他方の内側エンドリ
ングに至り一工程で整列して加工されたスロットの複数
個と、(ハ)これらのスロットに挿入されたロータバー
と、(ニ)このロータバーの外側に配置された外側エン
ドリングとを含んで成り、(ホ)内側エンドリングと外
側エンドリングとロータバーとが電子ビーム溶接により
一体に接合された構造である。 (2)製造方法としては、(イ)鉄心の左、 右両端にそ
れぞれの内側エンドリングを装着し、(ロ)軸方向一方
端の内側エンドリングから、鉄心を通過し他方端の内側
エンドリングに至るスロットを一工程で整列して加工す
る工程と、(ハ)このように整列して加工されたスロッ
トに、前記ロータバーが挿入され、その外方に外側エン
ドリングが配置されて、電子ビーム溶接によりエンドリ
ングと、ロータバーとが一体に接合されるかご形誘導電
動機のロータの製造方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明による誘導電動機のロータ
の半体断面を図1(A)に、図1(A)のM部拡大図を
図1(B)に、側面を図2に示し、図4及び図5と同じ
部品には同じ符号を付し、異なる点のみを説明する。図
4(A)に示した、 従来のエンドリング4と4’は、図
1(A)および図1(B)に示すようにエンドリング1
4と14’とされ、 これらが、 それぞれ、内側と外側の
エンドリング14A、14Bと14’A、14’Bとに
分割された以外は従来と同様である。このロータの製造
方法は次の手順による。 (1)図3(A)に示すように、 回転軸1にスロットを
未加工の鉄心2を圧入して、鉄心の左、右両側面に内側
のエンドリング14Aと14’Aを組み込む。 (2)上記の状態で、 左、右両側面の内側のエンドリン
グ14A、14’Aの外周に軸線方向に、スロット14
a、14’aを、鉄心2の外周に複数列のスロット12
aを整列させて同一工程で加工する。この場合スロット
同士間の間隔は等角度間隔が好ましい。 (3)このように、整列して加工されたスロット12a
のそれぞれに図3(C)に示されるように、ロータバー
3を各スロット12a、14a、14’aに挿入し左、
右両側面に外側のエンドリング14B、14’Bを組み
込む。 (4)左右のエンドリング14A、14B及びロータバ
ー3とを電子ビーム溶接W’によって一体化する(図3
(D)参照)。
【0006】
【発明の効果】内側のエンドリングAに加工されたスロ
ットは、 外側のエンドリングBの方へ貫通していないの
で高速回転による強大な遠心力に耐えられ、スロット加
工は一度で済み、スロットピッチの精度も必要最小限で
よいので加工工数が大幅に削減され、エンドリングAと
Bを組み込む時にも、従来のようなスロット位置の確認
及び合わせが不必要であるので、組立時の工数も削減さ
れる。また、電子ビーム溶接の発生熱による影響も低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図の(A)は、本発明による高速誘導電動機
のロータの半体断面図であり、同図の(B)は同図
(A)のM部拡大図である。
【図2】図1(A)の側面図である。
【図3】同図の(A)〜(D)は、図1(A)に示すロ
ータの製造方法の手順を示す説明図である。
【図4】同図の(A)は、従来の高速誘導電動機のロー
タの半体断面図であり、同図の(B)は同図(A)のA
部拡大図である。
【図5】図4(A)の側面図である。
【符号の説明】
1:回転軸 2:鉄心 3:ロータバー 12a、14a、14’a:スロット 14、14’、14A、14B、14’A、14’B:
エンドリング M:拡大して示す部分 p:ピッチ W、W’:電子ビーム溶接部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、その外周に固定された、かご
    形で中空環状の鉄心と、この鉄心の外周上にほぼ略両軸
    端間にはめ込まれて平行に延在する複数のロータバー
    と、これらのロータバーのそれぞれを両軸端において連
    結して支持するエンドリングとを含んで成り、前記鉄心
    とエンドリングとが高強度材料で製作されTIG溶接に
    より接合されている高速回転するかご形誘導電動機にお
    いて:軸方向両端の前記エンドリングは、それぞれが内
    側エンドリング(14A、14’A)と外側エンドリン
    グ(14B、14’B)とに分割されて、 前記の鉄心
    (2)と内側エンドリング(14A、14’A)とに、
    整列して加工されたスロット(12a)に、前記ロータ
    バー(3)が挿入され、その外方に外側エンドリング
    (14B、14’B)が配置されて、 電子ビーム溶接に
    より前記エンドリング(14、14’)とロータバー
    (3)とが一体に接合されていることを特徴とする高速
    回転するかご形誘導電動機のロータ。
  2. 【請求項2】 回転軸(1)と、スロットを未加工の中
    空環状の鉄心(2)と、複数個のロータバー(3)と、
    それぞれが、内側エンドリングと外側エンドリングとか
    ら成る左右1対のエンドリング(14A、 14B、1
    4’A、14’B)を準備し;前記回転軸(1)の外周
    に前記中空環状の鉄心(2)を圧入し;軸に圧入された
    前記スロット未加工の鉄心(2)内側のエンドリングA
    を組み込み;この状態で、 鉄心(2)と内側エンドリン
    グ(14A、14’A)とに亙って整列したスロット
    (12a)を一工程で加工し;前記ロータバー(3)を
    各スロット(12a)に挿入して、 左、右の外側のエン
    ドリング(14B、14’B)を組み込み;内側と外側
    のエンドリングとロータバーとを電子ビーム溶接により
    一体化することを特徴とする高速回転するかご形誘導電
    動機のロータの製造方法。
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