JPH1052748A - ダイカストマシンの射出制御弁 - Google Patents
ダイカストマシンの射出制御弁Info
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- JPH1052748A JPH1052748A JP21087096A JP21087096A JPH1052748A JP H1052748 A JPH1052748 A JP H1052748A JP 21087096 A JP21087096 A JP 21087096A JP 21087096 A JP21087096 A JP 21087096A JP H1052748 A JPH1052748 A JP H1052748A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単一の弁で、ランアラウンド回路の連通遮断
と射出シリンダのロッド側の作動油を油タンクに戻すこ
とのできるダイカストマシンの射出制御弁を提供するも
のである。 【解決手段】 ランアラウンド回路を有する射出シリン
ダを備え、該射出シリンダのヘッド側に接続される制御
弁によって該射出シリンダへ供給する作動油の流量を制
御するダイカストマシンの射出回路に使用され、前記射
出シリンダに付設された充填完了検出手段から発信され
た信号を受信して該ランアラウンド回路を遮断し、か
つ、該射出シリンダのロッド側室の作動油を油タンクへ
開放する回路を連通する機能を合わせ有する構成とし
た。
と射出シリンダのロッド側の作動油を油タンクに戻すこ
とのできるダイカストマシンの射出制御弁を提供するも
のである。 【解決手段】 ランアラウンド回路を有する射出シリン
ダを備え、該射出シリンダのヘッド側に接続される制御
弁によって該射出シリンダへ供給する作動油の流量を制
御するダイカストマシンの射出回路に使用され、前記射
出シリンダに付設された充填完了検出手段から発信され
た信号を受信して該ランアラウンド回路を遮断し、か
つ、該射出シリンダのロッド側室の作動油を油タンクへ
開放する回路を連通する機能を合わせ有する構成とし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランアラウンド回
路を有する射出シリンダを備えた、ダイカストマシンの
射出回路に使用されるダイカストマシンの射出制御弁に
関するものである。
路を有する射出シリンダを備えた、ダイカストマシンの
射出回路に使用されるダイカストマシンの射出制御弁に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ダイカストマシン等の射出シ
リンダ装置には、油圧源からシリンダのヘッド側室に供
給する作動油の量を節約し、出来るだけ少ない作動油で
ピストンを前進させるために、ロッド側室とヘッド側室
を結ぶランアラウンド回路を設け、前進動作時にロッド
側室から排出される作動油をヘッド側室へ戻し、アキュ
ムレータや油圧ポンプ等の油圧源から送られてくる作動
油とともにピストンを前進させるようにしていることが
知られている。
リンダ装置には、油圧源からシリンダのヘッド側室に供
給する作動油の量を節約し、出来るだけ少ない作動油で
ピストンを前進させるために、ロッド側室とヘッド側室
を結ぶランアラウンド回路を設け、前進動作時にロッド
側室から排出される作動油をヘッド側室へ戻し、アキュ
ムレータや油圧ポンプ等の油圧源から送られてくる作動
油とともにピストンを前進させるようにしていることが
知られている。
【0003】そして、従来は、図6に示すような油圧回
路を使用して、油圧源300aの作動油を電磁弁370
を経由して供給しアキュムレータ240から作動油を供
給することによって、運転開始とともに制御弁210を
指定の開度に保って射出シリンダ200のピストンロッ
ド200aの前進速度を制御しつつ、溶湯を金型キャビ
ティ内へ射出充填する。ランアラウンド回路260を遮
断する場合には、充填完了検知信号により電磁弁150
を励磁し、パイロットチェッキ弁140を開け、カート
リッジバルブ110、流量調整弁130を経由してロッ
ド側からヘッド側へ作動油が流れることにより、ランア
ラウンドバルブ160のポペットに作用する圧力差と左
右の断面積の差により、ランアラウンドバルブ160は
自動的に閉まる。図中、符号310は電磁弁、320は
カートリッジバルブ、352、380はチェックバルブ
を示す。
路を使用して、油圧源300aの作動油を電磁弁370
を経由して供給しアキュムレータ240から作動油を供
給することによって、運転開始とともに制御弁210を
指定の開度に保って射出シリンダ200のピストンロッ
ド200aの前進速度を制御しつつ、溶湯を金型キャビ
ティ内へ射出充填する。ランアラウンド回路260を遮
断する場合には、充填完了検知信号により電磁弁150
を励磁し、パイロットチェッキ弁140を開け、カート
リッジバルブ110、流量調整弁130を経由してロッ
ド側からヘッド側へ作動油が流れることにより、ランア
ラウンドバルブ160のポペットに作用する圧力差と左
右の断面積の差により、ランアラウンドバルブ160は
自動的に閉まる。図中、符号310は電磁弁、320は
カートリッジバルブ、352、380はチェックバルブ
を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなランアラウンド回路では、ランアラウンド回路の開
閉と射出シリンダのロッド側の作動油の油タンクへの戻
す回路の開閉は、別個のバルブを使用して行なってい
た。そのため、2系列の回路の開閉、すなわち、2個の
バルブの開度調整の協調制御が困難であるという問題が
あった。本発明では、このような問題を解決し、ランア
ラウンド回路の開閉とロッド側作動油の油タンクへの戻
しを、1個のバルブで同時に行なうようにできる射出制
御弁を提供することを目的とする。
うなランアラウンド回路では、ランアラウンド回路の開
閉と射出シリンダのロッド側の作動油の油タンクへの戻
す回路の開閉は、別個のバルブを使用して行なってい
た。そのため、2系列の回路の開閉、すなわち、2個の
バルブの開度調整の協調制御が困難であるという問題が
あった。本発明では、このような問題を解決し、ランア
ラウンド回路の開閉とロッド側作動油の油タンクへの戻
しを、1個のバルブで同時に行なうようにできる射出制
御弁を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明においては、第1の発明においては、
ランアラウンド回路を有する射出シリンダを備え、該射
出シリンダのヘッド側に接続される制御弁によって該射
出シリンダへ供給する作動油の流量を制御するダイカス
トマシンの射出回路に使用され、前記射出シリンダに付
設された充填完了検出手段から発信された信号を受信し
て該ランアラウンド回路を遮断し、かつ、該射出シリン
ダのロッド側室の作動油を油タンクへ開放する回路を連
通する機能を合わせ有する構成とした。また、第2の発
明では、第1の発明におけるダイカストマシンの射出制
御弁において、マニホールド内に軸方向円柱状に穿設さ
れた弁室に両端部が該弁室内径と同じ大径で中間部が小
径のスプールを前後進摺動自在に配設するとともに、該
弁室のスプール前進側に射出シリンダのロッド側室へ連
通する作動油のポート(ロッド側ポート)と、該ポート
に連通する作動油の油タンクへのポート(油タンクポー
ト)と、該弁室のスプール後退側に射出シリンダのヘッ
ド側室へ連通する作動油のポート(ヘッド側ポート)を
該マニホールドにそれぞれ備え、該スプールの前進限位
置では前記大径部が該ヘッド側ポートを遮断するととも
に該油タンクポートを連通し、該スプールの後退限位置
では該ロッド側ポートと該ヘッド側ポートとを連通する
とともに該油タンクポートを遮断するように該スプール
を配設し、該弁室内に該スプールを前進限方向の壁面へ
当接するよう付勢する圧縮コイルばねを弾装するととも
に、該スプールの前進側端面を該圧縮コイルばねならび
に該スプールの後退側端面に作用する押圧力に打ち克っ
て後退方向に押圧する作動油の給油室を該弁室内に設け
た。さらに、第3の発明では、第2の発明の射出制御弁
において、給油室の作動油を外部へ連通遮断し、かつ、
油タンクポートを連通遮断するカートリッジバルブをマ
ニホールド内に収納した。そして、第4の発明では、ス
プールの前進限側のマニホールド内に、一端が給油室に
連通し他端が外部へ通じる大きな通過面積を有する経路
へ連通する閉回路を配設し、かつ、該閉回路内にオリフ
ィスで形成された絞りを配設した。
るために、本発明においては、第1の発明においては、
ランアラウンド回路を有する射出シリンダを備え、該射
出シリンダのヘッド側に接続される制御弁によって該射
出シリンダへ供給する作動油の流量を制御するダイカス
トマシンの射出回路に使用され、前記射出シリンダに付
設された充填完了検出手段から発信された信号を受信し
て該ランアラウンド回路を遮断し、かつ、該射出シリン
ダのロッド側室の作動油を油タンクへ開放する回路を連
通する機能を合わせ有する構成とした。また、第2の発
明では、第1の発明におけるダイカストマシンの射出制
御弁において、マニホールド内に軸方向円柱状に穿設さ
れた弁室に両端部が該弁室内径と同じ大径で中間部が小
径のスプールを前後進摺動自在に配設するとともに、該
弁室のスプール前進側に射出シリンダのロッド側室へ連
通する作動油のポート(ロッド側ポート)と、該ポート
に連通する作動油の油タンクへのポート(油タンクポー
ト)と、該弁室のスプール後退側に射出シリンダのヘッ
ド側室へ連通する作動油のポート(ヘッド側ポート)を
該マニホールドにそれぞれ備え、該スプールの前進限位
置では前記大径部が該ヘッド側ポートを遮断するととも
に該油タンクポートを連通し、該スプールの後退限位置
では該ロッド側ポートと該ヘッド側ポートとを連通する
とともに該油タンクポートを遮断するように該スプール
を配設し、該弁室内に該スプールを前進限方向の壁面へ
当接するよう付勢する圧縮コイルばねを弾装するととも
に、該スプールの前進側端面を該圧縮コイルばねならび
に該スプールの後退側端面に作用する押圧力に打ち克っ
て後退方向に押圧する作動油の給油室を該弁室内に設け
た。さらに、第3の発明では、第2の発明の射出制御弁
において、給油室の作動油を外部へ連通遮断し、かつ、
油タンクポートを連通遮断するカートリッジバルブをマ
ニホールド内に収納した。そして、第4の発明では、ス
プールの前進限側のマニホールド内に、一端が給油室に
連通し他端が外部へ通じる大きな通過面積を有する経路
へ連通する閉回路を配設し、かつ、該閉回路内にオリフ
ィスで形成された絞りを配設した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明においては、ランアラウン
ド回路を有する射出シリンダを備え、該射出シリンダの
ヘッド側に接続される制御弁によって該射出シリンダへ
供給する作動油の流量を制御するダイカストマシンの射
出回路に使用され、前記射出シリンダに付設された充填
完了検出手段から発信された信号を受信して該ランアラ
ウンド回路を遮断し、かつ、該射出シリンダのロッド側
室の作動油を油タンクへ開放する回路を連通する機能を
合わせ有する構成としたため、すなわち、具体的には、
第2の発明のように、マニホールド内に軸方向円柱状に
穿設された弁室に両端部が該弁室内径と同じ大径で中間
部が小径のスプールを前後進摺動自在に配設するととも
に、該弁室のスプール前進側に射出シリンダのロッド側
室へ連通する作動油のポート(ロッド側ポート)と、該
ポートに連通する作動油の油タンクへのポート(油タン
クポート)と、該弁室のスプール後退側に射出シリンダ
のヘッド側室へ連通する作動油のポート(ヘッド側ポー
ト)を該マニホールドにそれぞれ備え、該スプールの前
進限位置では前記大径部が該ヘッド側ポートを遮断する
とともに該油タンクポートを連通し、該スプールの後退
限位置では該ロッド側ポートと該ヘッド側ポートとを連
通するとともに該油タンクポートを遮断するように該ス
プールを配設し、該弁室内に該スプールを前進限方向の
壁面へ当接するよう付勢する圧縮コイルばねを弾装する
とともに、該スプールの前進側端面を該圧縮コイルばね
ならびに該スプールの後退側端面に作用する押圧力に打
ち克って後退方向に押圧する作動油の給油室を該弁室内
に設けたため、給油室に油圧源の作動油を供給してスプ
ールを後退限位置に保持してランアラウンド回路を連通
状態とし、逆に、給油室の作動油を油タンクに開放する
ことでスプールを前進限位置に移動して、ランアラウン
ド回路を遮断すると同時にロッド側の作動油を排出通路
より油タンクに戻すようにした。第3の発明では、マニ
ホールド内に組み込まれたカートリッジバルブで給油室
ならびにロッド側の作動油を油タンクに戻すようにし
た。また、第4の発明では、スプールの前進動作中、前
進限へのスプールの衝突による衝撃を緩和し機器を保護
する。
ド回路を有する射出シリンダを備え、該射出シリンダの
ヘッド側に接続される制御弁によって該射出シリンダへ
供給する作動油の流量を制御するダイカストマシンの射
出回路に使用され、前記射出シリンダに付設された充填
完了検出手段から発信された信号を受信して該ランアラ
ウンド回路を遮断し、かつ、該射出シリンダのロッド側
室の作動油を油タンクへ開放する回路を連通する機能を
合わせ有する構成としたため、すなわち、具体的には、
第2の発明のように、マニホールド内に軸方向円柱状に
穿設された弁室に両端部が該弁室内径と同じ大径で中間
部が小径のスプールを前後進摺動自在に配設するととも
に、該弁室のスプール前進側に射出シリンダのロッド側
室へ連通する作動油のポート(ロッド側ポート)と、該
ポートに連通する作動油の油タンクへのポート(油タン
クポート)と、該弁室のスプール後退側に射出シリンダ
のヘッド側室へ連通する作動油のポート(ヘッド側ポー
ト)を該マニホールドにそれぞれ備え、該スプールの前
進限位置では前記大径部が該ヘッド側ポートを遮断する
とともに該油タンクポートを連通し、該スプールの後退
限位置では該ロッド側ポートと該ヘッド側ポートとを連
通するとともに該油タンクポートを遮断するように該ス
プールを配設し、該弁室内に該スプールを前進限方向の
壁面へ当接するよう付勢する圧縮コイルばねを弾装する
とともに、該スプールの前進側端面を該圧縮コイルばね
ならびに該スプールの後退側端面に作用する押圧力に打
ち克って後退方向に押圧する作動油の給油室を該弁室内
に設けたため、給油室に油圧源の作動油を供給してスプ
ールを後退限位置に保持してランアラウンド回路を連通
状態とし、逆に、給油室の作動油を油タンクに開放する
ことでスプールを前進限位置に移動して、ランアラウン
ド回路を遮断すると同時にロッド側の作動油を排出通路
より油タンクに戻すようにした。第3の発明では、マニ
ホールド内に組み込まれたカートリッジバルブで給油室
ならびにロッド側の作動油を油タンクに戻すようにし
た。また、第4の発明では、スプールの前進動作中、前
進限へのスプールの衝突による衝撃を緩和し機器を保護
する。
【0007】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例の詳細に
ついて説明する。図1〜図4は、本発明の実施例に係
り、図1は第1実施例を示す射出制御弁の縦断面図、図
2は第2実施例を示す射出制御弁の縦断面図、図3は射
出制御装置の第1実施例を示す油圧回路図、図4は射出
制御装置の第2実施例を示す油圧回路図、図5は第1制
御弁の実施例を示す縦断面図である。なお、図6は従来
の1実施例を示す油圧回路図である。
ついて説明する。図1〜図4は、本発明の実施例に係
り、図1は第1実施例を示す射出制御弁の縦断面図、図
2は第2実施例を示す射出制御弁の縦断面図、図3は射
出制御装置の第1実施例を示す油圧回路図、図4は射出
制御装置の第2実施例を示す油圧回路図、図5は第1制
御弁の実施例を示す縦断面図である。なお、図6は従来
の1実施例を示す油圧回路図である。
【0008】図1に示す第1実施例のダイカストマシン
の射出制御弁220(機能的には、ランアラウンドバル
ブということが出来る)は、マニホールド220a内に
設けられた円筒形状空間からなる弁室内に両端が大径で
中間部が小径のスプール220bを前後進摺動自在に配
設したもので、上半分がスプール後退時、下半分がスプ
ール前進時を示す。射出制御弁220は、マニホールド
220aの両側上方に、射出シリンダ200のロッド側
ポートRとヘッド側ポートHを備えるとともに、スプー
ル220bの前進側下方に油タンク280へ通ずる作動
油の排出通路(油タンクポート)Tを備え、マニホール
ド220a内の円筒形状の空洞部からなる弁室に軸方向
進退動自在なスプール220bを収納しており、スプー
ル220bは常時圧縮コイルばね220cにより図の左
側方向(スプール前進方向)に付勢される。
の射出制御弁220(機能的には、ランアラウンドバル
ブということが出来る)は、マニホールド220a内に
設けられた円筒形状空間からなる弁室内に両端が大径で
中間部が小径のスプール220bを前後進摺動自在に配
設したもので、上半分がスプール後退時、下半分がスプ
ール前進時を示す。射出制御弁220は、マニホールド
220aの両側上方に、射出シリンダ200のロッド側
ポートRとヘッド側ポートHを備えるとともに、スプー
ル220bの前進側下方に油タンク280へ通ずる作動
油の排出通路(油タンクポート)Tを備え、マニホール
ド220a内の円筒形状の空洞部からなる弁室に軸方向
進退動自在なスプール220bを収納しており、スプー
ル220bは常時圧縮コイルばね220cにより図の左
側方向(スプール前進方向)に付勢される。
【0009】一方、スプール前進方向の弁室は、給油室
220dを形成しており、アキュムレータ240より供
給された作動油を、制御弁240を経由して導入するこ
とにより、前記圧縮コイルばね220cの付勢力および
スプール220bの右側端面に負荷される油圧力との和
である左方向力に打ち克ってスプール220bを右側方
向に移動させる。スプール220bが右側方向の前進限
位置にあるときは、ロッド側ポートRとヘッド側ポート
Hとが連通するとともに油タンクポートTを遮断し、ス
プール220bが左側方向の後退限位置にあるときは、
スプール220bの右方の大径分がヘッド側ポートHを
塞ぎ、ランアラウンド回路が遮断されると同時に、油タ
ンクポートTが開放されてロッド側の作動油が油タンク
280へ戻される。符号220fはプラグである。な
お、マニホールド220aの前進側端部に一端が給油室
220dに連通し他端が外部へ通じる大きな通過面積を
有する経路へ連通する閉回路を配設し、この閉回路に通
路面積をオリフィスで縮小した絞り220fを設け、ス
プール220bの左方移動の前進限位置におけるマニホ
ールド220aへの衝突の衝撃を緩和する対策を構じ
た。
220dを形成しており、アキュムレータ240より供
給された作動油を、制御弁240を経由して導入するこ
とにより、前記圧縮コイルばね220cの付勢力および
スプール220bの右側端面に負荷される油圧力との和
である左方向力に打ち克ってスプール220bを右側方
向に移動させる。スプール220bが右側方向の前進限
位置にあるときは、ロッド側ポートRとヘッド側ポート
Hとが連通するとともに油タンクポートTを遮断し、ス
プール220bが左側方向の後退限位置にあるときは、
スプール220bの右方の大径分がヘッド側ポートHを
塞ぎ、ランアラウンド回路が遮断されると同時に、油タ
ンクポートTが開放されてロッド側の作動油が油タンク
280へ戻される。符号220fはプラグである。な
お、マニホールド220aの前進側端部に一端が給油室
220dに連通し他端が外部へ通じる大きな通過面積を
有する経路へ連通する閉回路を配設し、この閉回路に通
路面積をオリフィスで縮小した絞り220fを設け、ス
プール220bの左方移動の前進限位置におけるマニホ
ールド220aへの衝突の衝撃を緩和する対策を構じ
た。
【0010】図2は、第2の実施例を示す射出制御弁2
20Aであり、図1の第1実施例と異なる点を述べる
と、マニホールド220aの前進限方向下方にカートリ
ッジバルブ330が配設されており、給油室220dの
作動油とロッド側の作動油の排出通路である油タンクポ
ートTを流れる作動油の外部への連通遮断を行なう。す
なわち、ボディ330a内に上下方向摺動自在に収納さ
れたポペット330bに電磁弁340を経由してアキュ
ムレータ240から作動油を供給してカートリッジバル
ブ330を閉止状態とし、逆に制御弁340を励磁状態
から消磁してニュートラル(中立)状態にしてポペット
330bを下降させ、前述した作動油を油タンク280
へ戻すようになっている。
20Aであり、図1の第1実施例と異なる点を述べる
と、マニホールド220aの前進限方向下方にカートリ
ッジバルブ330が配設されており、給油室220dの
作動油とロッド側の作動油の排出通路である油タンクポ
ートTを流れる作動油の外部への連通遮断を行なう。す
なわち、ボディ330a内に上下方向摺動自在に収納さ
れたポペット330bに電磁弁340を経由してアキュ
ムレータ240から作動油を供給してカートリッジバル
ブ330を閉止状態とし、逆に制御弁340を励磁状態
から消磁してニュートラル(中立)状態にしてポペット
330bを下降させ、前述した作動油を油タンク280
へ戻すようになっている。
【0011】図3はこのような射出制御弁220や22
0Aを組み込んだランアラウンド回路を備えた射出シリ
ンダ200の射出回路を示し、油圧源300aより供給
され蓄圧された作動油のアキュムレータ240と接続さ
れた作動油供給回路290に、サーボモータ210aで
駆動され詳細構造を図5に示す第1の制御弁210を配
設するとともに、射出シリンダ200と第1の制御弁2
10との間に、絞り230を介して油タンク280へ通
じるブリードオフ回路270が設けられる。一方、射出
シリンダ200のロッド側には、作動油供給回路290
の途中に接続されるランアラウンド回路260が設けら
れるとともに、その途中にランアラウンド回路260の
作動油を油タンク280へ戻す第2の制御弁、すなわ
ち、射出制御弁220が配設される。そして、図示して
いないが、第1制御弁210のサーボモータ210aや
射出制御弁220や射出シリンダ200のヘッド側室お
よびロッド側室に設置された圧力検出器や射出シリンダ
200のピストンロッド200aに取り付けられた位置
検出器(または速度・加速度検出器)と接続され、各種
検出信号を入出力する制御装置が設けられている。
0Aを組み込んだランアラウンド回路を備えた射出シリ
ンダ200の射出回路を示し、油圧源300aより供給
され蓄圧された作動油のアキュムレータ240と接続さ
れた作動油供給回路290に、サーボモータ210aで
駆動され詳細構造を図5に示す第1の制御弁210を配
設するとともに、射出シリンダ200と第1の制御弁2
10との間に、絞り230を介して油タンク280へ通
じるブリードオフ回路270が設けられる。一方、射出
シリンダ200のロッド側には、作動油供給回路290
の途中に接続されるランアラウンド回路260が設けら
れるとともに、その途中にランアラウンド回路260の
作動油を油タンク280へ戻す第2の制御弁、すなわ
ち、射出制御弁220が配設される。そして、図示して
いないが、第1制御弁210のサーボモータ210aや
射出制御弁220や射出シリンダ200のヘッド側室お
よびロッド側室に設置された圧力検出器や射出シリンダ
200のピストンロッド200aに取り付けられた位置
検出器(または速度・加速度検出器)と接続され、各種
検出信号を入出力する制御装置が設けられている。
【0012】図3の油圧回路300は、既に説明した各
機器のほかに、油圧源300a、制御弁310、32
0、330、340、350、360、370や逆止弁
380等が組み込まれている(符号320、330、3
50はカートリッジ弁、符号310、340、360、
370は方向切替弁である)。図3の油圧回路300や
後述する図4の油圧回路300Aにカートリッジバルブ
330を用いた理由について述べると、射出制御弁22
0は前進限位置近くのダンピング開始位置までに数ミリ
秒の短時間で弁切替えを行なう必要があり、そのため射
出制御弁220のA室、B室に高速度で作動油を流入さ
せるとともに、Pp室から高速度で作動油を流出させる
必要がある。したがって、Pp室から油タンクへ向かう
作動油流路を出来るだけ広くしなければならない。これ
がカートリッジバルブ330を使用する理由である。ソ
レノイドバルブは作動油流路は狭いが、カートリッジバ
ルブの場合は背面の作動油を抜き、ポペットを少しスト
ロークするだけで一挙に大量の作動油を流出させる流路
を開くことが可能になる。なお、ランアラウンドバルブ
である射出制御弁220を速く切り替えるために、図1
や図2の実施例では、スプール220bのロッド側の大
径部の直径よりもヘッド側の大径部の直径を大きくして
左右で段差を付け、ロッド側ポート部とヘッド側ポート
部の開口面積は圧損対策のために大きくしつつも、Pp
室の切り替わりに要する作動油容積を少なくして、少量
の作動油を抜くだけで切り替わり可能な構造に配慮して
いる。
機器のほかに、油圧源300a、制御弁310、32
0、330、340、350、360、370や逆止弁
380等が組み込まれている(符号320、330、3
50はカートリッジ弁、符号310、340、360、
370は方向切替弁である)。図3の油圧回路300や
後述する図4の油圧回路300Aにカートリッジバルブ
330を用いた理由について述べると、射出制御弁22
0は前進限位置近くのダンピング開始位置までに数ミリ
秒の短時間で弁切替えを行なう必要があり、そのため射
出制御弁220のA室、B室に高速度で作動油を流入さ
せるとともに、Pp室から高速度で作動油を流出させる
必要がある。したがって、Pp室から油タンクへ向かう
作動油流路を出来るだけ広くしなければならない。これ
がカートリッジバルブ330を使用する理由である。ソ
レノイドバルブは作動油流路は狭いが、カートリッジバ
ルブの場合は背面の作動油を抜き、ポペットを少しスト
ロークするだけで一挙に大量の作動油を流出させる流路
を開くことが可能になる。なお、ランアラウンドバルブ
である射出制御弁220を速く切り替えるために、図1
や図2の実施例では、スプール220bのロッド側の大
径部の直径よりもヘッド側の大径部の直径を大きくして
左右で段差を付け、ロッド側ポート部とヘッド側ポート
部の開口面積は圧損対策のために大きくしつつも、Pp
室の切り替わりに要する作動油容積を少なくして、少量
の作動油を抜くだけで切り替わり可能な構造に配慮して
いる。
【0013】図4は、射出制御弁220や220Aを組
み込んだランアラウンド回路を備えた射出シリンダ20
0の射出回路の第2実施例(油圧回路300A)を示し
たもので、図3の射出回路(油圧回路300)と違い
は、ブリードオフ回路270が無く、射出制御弁220
とカートリッジバルブ350との間にリリーフバルブ3
90や流量調整弁392を配設した点である。すなわ
ち、図3の油圧回路300は、射出シリンダ200のヘ
ッド圧制御を行なうものに対して、図4の油圧回路30
0Aはロッド圧制御を行なう回路である。
み込んだランアラウンド回路を備えた射出シリンダ20
0の射出回路の第2実施例(油圧回路300A)を示し
たもので、図3の射出回路(油圧回路300)と違い
は、ブリードオフ回路270が無く、射出制御弁220
とカートリッジバルブ350との間にリリーフバルブ3
90や流量調整弁392を配設した点である。すなわ
ち、図3の油圧回路300は、射出シリンダ200のヘ
ッド圧制御を行なうものに対して、図4の油圧回路30
0Aはロッド圧制御を行なう回路である。
【0014】図5に示すものは、第1制御弁210の1
実施例を示し、大別して駆動部10と流量制御部30か
ら構成される。駆動部10においては、14は回転量検
知装置(角度検出器)を備えたサーボモータであり、フ
レーム15に取り付けたサーボモータ14の出力軸は、
カップリング16を介してボールねじ軸17の一端部と
連結される。このボールねじ軸17にはボールねじ軸1
7の回転によって前後進するボールナット18が螺合さ
れており、ボールナット18の縁端部フランジは後述す
る流量調整部30のスプール36と連結ロッド20を介
して接続され、ボールナット18とスプール36は一体
的に前後進するよう構成される。駆動方式は上述のサー
ボモータやパルスモータによる回転をボールねじ機構
(ボールねじ軸17およびボールナッ18)による往復
動変換に限らず、油圧シリンダによって直接にスプール
36を前後進させる往復動機構としてもよい。
実施例を示し、大別して駆動部10と流量制御部30か
ら構成される。駆動部10においては、14は回転量検
知装置(角度検出器)を備えたサーボモータであり、フ
レーム15に取り付けたサーボモータ14の出力軸は、
カップリング16を介してボールねじ軸17の一端部と
連結される。このボールねじ軸17にはボールねじ軸1
7の回転によって前後進するボールナット18が螺合さ
れており、ボールナット18の縁端部フランジは後述す
る流量調整部30のスプール36と連結ロッド20を介
して接続され、ボールナット18とスプール36は一体
的に前後進するよう構成される。駆動方式は上述のサー
ボモータやパルスモータによる回転をボールねじ機構
(ボールねじ軸17およびボールナッ18)による往復
動変換に限らず、油圧シリンダによって直接にスプール
36を前後進させる往復動機構としてもよい。
【0015】流量調整部30においては、図5に示すよ
うに、後端側にフランジ34を固設した円筒状のマニホ
ールド32内に穿設された空洞部からなる弁室38(具
体的には、前方弁室38aと後方弁室38bで構成され
る)を前後進自在にスプール36が配設されており、ス
プール36の前進位置では、作動油流入口50から入っ
た作動油はスプール36に阻まれて流路を遮断され、一
方、スプール36の後退位置では、作動油流入口50と
作動油排出口60とが連通され(図3の状態)、作動油
流量はスプール36の後退移動により前方弁室38aに
形成された間隙量によって制御される。すなわち、スプ
ール36の後退量を少なくすると作動油流量は小さく、
後退量を大にすると作動油流量も大になり、かつ、スプ
ール後退量と作動油流量とは直線比例に近似した、ある
一定の関係にあるので、任意に作動油流量を制御でき
る。
うに、後端側にフランジ34を固設した円筒状のマニホ
ールド32内に穿設された空洞部からなる弁室38(具
体的には、前方弁室38aと後方弁室38bで構成され
る)を前後進自在にスプール36が配設されており、ス
プール36の前進位置では、作動油流入口50から入っ
た作動油はスプール36に阻まれて流路を遮断され、一
方、スプール36の後退位置では、作動油流入口50と
作動油排出口60とが連通され(図3の状態)、作動油
流量はスプール36の後退移動により前方弁室38aに
形成された間隙量によって制御される。すなわち、スプ
ール36の後退量を少なくすると作動油流量は小さく、
後退量を大にすると作動油流量も大になり、かつ、スプ
ール後退量と作動油流量とは直線比例に近似した、ある
一定の関係にあるので、任意に作動油流量を制御でき
る。
【0016】スプール36には、前方弁室38aと後方
弁室38bとを連通するパイロット通路36aが設けら
れるとともに、中心部にスプール36を貫通し、かつ、
前方弁室側が後方弁室側より大径の段付透孔42が軸方
向に穿設され、段付透孔42の大径および小径にそれぞ
れ一致する大径部と小径部を有し該小径部が該後方弁室
の背後のマニホールド32に接続するフランジ34に設
けたねじ穴34cに締結された段付ロッド40を前後進
するスプール36と摺動自在に配設した。段付ロッド4
0は、大径部が中間部にオイルシールのためのパッキン
44を収納したピストン40aであり、小径部40bは
同一直径の棒状形状をしており、内部にねじ穴34cに
接続する空気抜き穴34bと連通する空気抜き穴40c
が軸方向に穿設される。
弁室38bとを連通するパイロット通路36aが設けら
れるとともに、中心部にスプール36を貫通し、かつ、
前方弁室側が後方弁室側より大径の段付透孔42が軸方
向に穿設され、段付透孔42の大径および小径にそれぞ
れ一致する大径部と小径部を有し該小径部が該後方弁室
の背後のマニホールド32に接続するフランジ34に設
けたねじ穴34cに締結された段付ロッド40を前後進
するスプール36と摺動自在に配設した。段付ロッド4
0は、大径部が中間部にオイルシールのためのパッキン
44を収納したピストン40aであり、小径部40bは
同一直径の棒状形状をしており、内部にねじ穴34cに
接続する空気抜き穴34bと連通する空気抜き穴40c
が軸方向に穿設される。
【0017】なお、第1制御弁210はステッピングモ
ータでも位置検出器を付属させれば速度制御、圧力制御
とも可能でサイクルフィードバック制御も可能である
が、リアルタイムフィードバック制御を実施する場合に
は図5のようにサーボモータ駆動としたほうがよい。
ータでも位置検出器を付属させれば速度制御、圧力制御
とも可能でサイクルフィードバック制御も可能である
が、リアルタイムフィードバック制御を実施する場合に
は図5のようにサーボモータ駆動としたほうがよい。
【0018】以上のように構成された第1制御弁210
や第2制御弁220を備えた油圧回路300や300A
を有する射出回路におけるダイカストマシンの射出制御
方法の作動について、以下に説明する。まず、図3や図
4において、制御弁370の右方のソレノイドSOLa
を励磁し、油圧源300aから作動油をアキュムレータ
240へ送って蓄圧する。次に、制御弁340の左方の
ソレノイドSOLbを励磁して給油室220dへ作動油
を送り、図1や図2に示すスプール220bを右方の後
退限位置へ移動することによって、図3や図4に示すラ
ンアラウンド回路260を連通状態としたうえ、当初全
閉状態に保持されていた図5の第1制御弁(スプール3
6が左方前進限位置にある)210に、あらかじめ設定
したプログラムに基づいて開度指令を与え、低速射出指
令や高速射出指令の程度に応じて開度指令を出してサー
ボモータ14に所要角度の回転指令を与えて、スプール
36が所定の位置まで後退移動させる。このとき、ピス
トン40a後部の空気は空気抜き穴40cおよび空気抜
き穴34bを経由して補充される(逆に、スプール36
が前進するときピストン40a後部の空気は空気抜き穴
40cおよび空気抜き穴34bを経由して大気開放され
る)。スプール36の移動に伴って、流量調整部30の
流入口50と排出口60が連通し、作動油は所定の開度
に応じた流量で第1制御弁210を流れ、たとえば射出
シリンダ200のヘッド側室へ作動油を供給する。射出
速度に変更を与えるときには、その速度に応じた開度に
合わせてスプール36を所定の位置に移動する。このよ
うにして、射出シリンダ200のピストンロッド200
aを前進させる。
や第2制御弁220を備えた油圧回路300や300A
を有する射出回路におけるダイカストマシンの射出制御
方法の作動について、以下に説明する。まず、図3や図
4において、制御弁370の右方のソレノイドSOLa
を励磁し、油圧源300aから作動油をアキュムレータ
240へ送って蓄圧する。次に、制御弁340の左方の
ソレノイドSOLbを励磁して給油室220dへ作動油
を送り、図1や図2に示すスプール220bを右方の後
退限位置へ移動することによって、図3や図4に示すラ
ンアラウンド回路260を連通状態としたうえ、当初全
閉状態に保持されていた図5の第1制御弁(スプール3
6が左方前進限位置にある)210に、あらかじめ設定
したプログラムに基づいて開度指令を与え、低速射出指
令や高速射出指令の程度に応じて開度指令を出してサー
ボモータ14に所要角度の回転指令を与えて、スプール
36が所定の位置まで後退移動させる。このとき、ピス
トン40a後部の空気は空気抜き穴40cおよび空気抜
き穴34bを経由して補充される(逆に、スプール36
が前進するときピストン40a後部の空気は空気抜き穴
40cおよび空気抜き穴34bを経由して大気開放され
る)。スプール36の移動に伴って、流量調整部30の
流入口50と排出口60が連通し、作動油は所定の開度
に応じた流量で第1制御弁210を流れ、たとえば射出
シリンダ200のヘッド側室へ作動油を供給する。射出
速度に変更を与えるときには、その速度に応じた開度に
合わせてスプール36を所定の位置に移動する。このよ
うにして、射出シリンダ200のピストンロッド200
aを前進させる。
【0019】本実施例に使用される第1制御弁210で
は、このようなスプール36が前進限の全閉位置以外の
開いた状態に、停電や何らかの駆動部10の故障に起因
して駆動力が0となった場合には、パイロット通路36
aによる作動油の連通により、前方弁室38aと後方弁
室38bの圧力が等しく、かつ、スプール36に穿設し
た段付透孔42の存在により前方弁室38aの受圧面積
は後方弁室38bの受圧面積より小さいので、スプール
36の前進力が後退力に勝り、スプール36は自動的に
前進限位置へ移動し、第1制御弁210は全閉状態とな
る。したがって、従来この流量調整弁の前後に配設して
いた開閉弁を省略することが可能になるというメリット
がある。
は、このようなスプール36が前進限の全閉位置以外の
開いた状態に、停電や何らかの駆動部10の故障に起因
して駆動力が0となった場合には、パイロット通路36
aによる作動油の連通により、前方弁室38aと後方弁
室38bの圧力が等しく、かつ、スプール36に穿設し
た段付透孔42の存在により前方弁室38aの受圧面積
は後方弁室38bの受圧面積より小さいので、スプール
36の前進力が後退力に勝り、スプール36は自動的に
前進限位置へ移動し、第1制御弁210は全閉状態とな
る。したがって、従来この流量調整弁の前後に配設して
いた開閉弁を省略することが可能になるというメリット
がある。
【0020】射出前進中、位置検出器に前記の設定プロ
グラムで与えた設定位置で第1制御弁210の開度を随
時変更し、速度を変更する。射出前進中は、既に述べた
ように、図3や図4の制御弁340は左ポシションにあ
り、射出制御弁220のPp室が加圧され射出制御弁2
20の右端のA室に備えたばね付勢力と右端に作用する
左側方向の油圧力との和に打ち克ってスプール220b
が後退限位置に移動し、排出口(ロッド側ポート)Rと
排出口(ヘッド側ポート)Hが連通しランアラウンド回
路が連通状態にある。そして、充填完了検出手段によ
り、たとえば、位置検出器に与えた充填完了の位置で制
御弁340が中立状態の戻るか、または、左ポシション
になり、Pp室の加圧が解除されスプール20bは迅速
に左方向(前進方向)に動く(なお、充填完了後にバル
ブを切り替える代わりに位置信号等により充填完了以前
にバルブ切替えをしてもよい)。すると、ロッド側の作
動油はカートリッジバルブ350を経由して油タンク2
80へ戻される。このようにして、射出充填が完了し、
速度制御を終え、次の増圧工程の圧力制御へ移る。この
ように、射出制御弁220は、ロッド側Rとヘッド側ポ
ートと油タンクポートTの開口面積の比は、一体型のバ
ルブであるため、ストロークに対して一定の関係に保つ
ことができるから、完全な協調制御が可能で、ランアラ
ウンド回路の切替えに対しロッド側の圧力制御が容易と
なる。これに対して、従来技術では、2個のバルブでこ
れらの操作を行なっており、2個のバルブの切替え時に
生じるタイムラグの発生に起因して制御精度が悪化す
る。また、このズレ量は、鋳造毎に油温、コントローラ
のスキャンタイム等の影響で微妙に変化する。
グラムで与えた設定位置で第1制御弁210の開度を随
時変更し、速度を変更する。射出前進中は、既に述べた
ように、図3や図4の制御弁340は左ポシションにあ
り、射出制御弁220のPp室が加圧され射出制御弁2
20の右端のA室に備えたばね付勢力と右端に作用する
左側方向の油圧力との和に打ち克ってスプール220b
が後退限位置に移動し、排出口(ロッド側ポート)Rと
排出口(ヘッド側ポート)Hが連通しランアラウンド回
路が連通状態にある。そして、充填完了検出手段によ
り、たとえば、位置検出器に与えた充填完了の位置で制
御弁340が中立状態の戻るか、または、左ポシション
になり、Pp室の加圧が解除されスプール20bは迅速
に左方向(前進方向)に動く(なお、充填完了後にバル
ブを切り替える代わりに位置信号等により充填完了以前
にバルブ切替えをしてもよい)。すると、ロッド側の作
動油はカートリッジバルブ350を経由して油タンク2
80へ戻される。このようにして、射出充填が完了し、
速度制御を終え、次の増圧工程の圧力制御へ移る。この
ように、射出制御弁220は、ロッド側Rとヘッド側ポ
ートと油タンクポートTの開口面積の比は、一体型のバ
ルブであるため、ストロークに対して一定の関係に保つ
ことができるから、完全な協調制御が可能で、ランアラ
ウンド回路の切替えに対しロッド側の圧力制御が容易と
なる。これに対して、従来技術では、2個のバルブでこ
れらの操作を行なっており、2個のバルブの切替え時に
生じるタイムラグの発生に起因して制御精度が悪化す
る。また、このズレ量は、鋳造毎に油温、コントローラ
のスキャンタイム等の影響で微妙に変化する。
【0021】充填完了の後の圧力制御では、あらかじめ
設定したプログラムにより第1制御弁210の開度を調
整し、射出シリンダ200の圧力を所定の圧力に設定
し、制御装置内のタイマで設定された加圧時間が経過し
て射出が完了する。射出が完了したのち、金型を開き、
成形品を取り出す。
設定したプログラムにより第1制御弁210の開度を調
整し、射出シリンダ200の圧力を所定の圧力に設定
し、制御装置内のタイマで設定された加圧時間が経過し
て射出が完了する。射出が完了したのち、金型を開き、
成形品を取り出す。
【0022】図3の油圧回路を使用した本発明の実施例
では、溶湯が金型キャビティを充填完了する直前に、ラ
ンアラウンド回路260を閉じるとともに、射出シリン
ダ200のロッド室の作動油をタンク280へ開放する
場合、圧力制御を行なう前に、ロッド圧(ロッド側室内
作動油圧力)とヘッド圧(ヘッド側室内作動油圧力)を
一旦、常圧に落として、充填完了後あらためてヘッド圧
を0から上昇する制御を行なうため、ヘッド側の圧力だ
けで射出力制御ができる。これに対して、従来例または
図4の実施例では、ヘッド圧とロッド圧の両方の圧力で
射出力は決定されるから、両方の圧力を制御するか、制
御対象を切り替えるかが必要で制御が複雑で難しい。
では、溶湯が金型キャビティを充填完了する直前に、ラ
ンアラウンド回路260を閉じるとともに、射出シリン
ダ200のロッド室の作動油をタンク280へ開放する
場合、圧力制御を行なう前に、ロッド圧(ロッド側室内
作動油圧力)とヘッド圧(ヘッド側室内作動油圧力)を
一旦、常圧に落として、充填完了後あらためてヘッド圧
を0から上昇する制御を行なうため、ヘッド側の圧力だ
けで射出力制御ができる。これに対して、従来例または
図4の実施例では、ヘッド圧とロッド圧の両方の圧力で
射出力は決定されるから、両方の圧力を制御するか、制
御対象を切り替えるかが必要で制御が複雑で難しい。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の射出制御弁
によれば、ランアラウンド回路の連通遮断切替え時に完
全な協調制御が可能で、単一の弁でランアラウンド回路
を緊急遮断すると同時にロッド側の作動油を油タンクへ
速やかに戻すことができる。また、簡便容易に油圧源作
動油とランアラウンド回路の戻り作動油を同時に、安全
確実に流量制御出来るばかりでなく、たとえば、図3の
実施例に示すような油圧回路を形成することにより、サ
ーボモータ駆動の第1制御弁のみで速度制御と圧力制御
を行なうことができる。したがって、運転操作性と運転
信頼性を高めることが出来る。
によれば、ランアラウンド回路の連通遮断切替え時に完
全な協調制御が可能で、単一の弁でランアラウンド回路
を緊急遮断すると同時にロッド側の作動油を油タンクへ
速やかに戻すことができる。また、簡便容易に油圧源作
動油とランアラウンド回路の戻り作動油を同時に、安全
確実に流量制御出来るばかりでなく、たとえば、図3の
実施例に示すような油圧回路を形成することにより、サ
ーボモータ駆動の第1制御弁のみで速度制御と圧力制御
を行なうことができる。したがって、運転操作性と運転
信頼性を高めることが出来る。
【図1】本発明の実施例に係る射出制御弁の縦断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の他の実施例に係る射出制御弁の縦断面
図である。
図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す油圧回路図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す油圧回路図である。
【図5】本発明の実施例に係る第1制御弁の縦断面図で
ある。
ある。
【図6】従来の実施例に係る油圧回路図である。
10 駆動部 11 流量調整弁 14、 サーボモータ(パルスモータ) 14A 油圧シリンダ 15、115A フレーム 16 カップリング 16A 連結板 17 ボールねじ軸 17a 軸受 18 ボールナット 20 連結ロッド 30 流量調整部 32 マニホールド 34 フランジ 34a ガイドブッシュ 34b 空気抜き穴 34c ねじ穴 36 スプール 36a パイロット通路 38 弁室 38a 前方弁室 38b 後方弁室 40 段付ロッド 40a ピストン 40b 小径部 40c 空気抜き穴 42 段付透孔 44 パッキン 46 パッキン 50 流入口 60 排出口 100 増圧レベル調整バルブ 110 カートリッジバルブ 120 リリーフバルブ 130 増圧時間調整バルブ 140 電磁弁 150 パイロットチェッキ弁 160 ランアラウンドバルブ 170 電磁弁 180 電磁弁 200 射出シリンダ 200a ピストンロッド 202b 位置検出器(または速度・加速度検出器) 210 第1制御弁 210a サーボモータ 220 第2制御弁(射出制御弁) 220A 第2制御弁(射出制御弁) 220a マニホールド 220b スプール 220c 圧縮コイルばね 220d 給油室 220e 絞り 220f プラグ 230 絞り 240 アキュムレータ 250 制御装置 270 ブリードオフ回路 280 油タンク 290 作動油供給回路 300 油圧回路 300A 油圧回路 300a 油圧源 310 電磁弁(制御弁) 320 カートリッジ弁 330 カートリッジ弁 340 電磁弁(制御弁) 350 カートリッジ弁 350a ボディ 350b ポペット 351 カートリッジカバー 352 チェックバルブ 360 電磁弁(制御弁) 370 電磁弁(制御弁) 380 逆止弁 390 リリーフバルブ 392 流量調整弁 H ヘッド側ポート R ロッド側ポート T 油タンクポート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】一方、スプール前進方向の弁室は、給油室
220dを形成しており、アキュムレータ240より供
給された作動油を、制御弁240を経由して導入するこ
とにより、前記圧縮コイルばね220cの付勢力および
スプール220bの右側端面に負荷される油圧力との和
である左方向力に打ち克ってスプール220bを右側方
向に移動させる。スプール220bが右側方向の前進限
位置にあるときは、ロッド側ポートRとヘッド側ポート
Hとが連通するとともに油タンクポートTを遮断し、ス
プール220bが左側方向の後退限位置にあるときは、
スプール220bの右方の大径分がヘッド側ポートHを
塞ぎ、ランアラウンド回路が遮断されると同時に、油タ
ンクポートTが開放されてロッド側の作動油が油タンク
280へ戻される。符号220fはプラグである。な
お、マニホールド220aの前進側端部に一端が給油室
220dに連通し他端が外部へ通じる大きな通過面積を
有する経路へ連通する閉回路を配設し、この閉回路に通
路面積をオリフィスで縮小した絞り220eを設け、ス
プール220bの左方移動の前進限位置におけるマニホ
ールド220aへの衝突の衝撃を緩和する対策を講じ
た。
220dを形成しており、アキュムレータ240より供
給された作動油を、制御弁240を経由して導入するこ
とにより、前記圧縮コイルばね220cの付勢力および
スプール220bの右側端面に負荷される油圧力との和
である左方向力に打ち克ってスプール220bを右側方
向に移動させる。スプール220bが右側方向の前進限
位置にあるときは、ロッド側ポートRとヘッド側ポート
Hとが連通するとともに油タンクポートTを遮断し、ス
プール220bが左側方向の後退限位置にあるときは、
スプール220bの右方の大径分がヘッド側ポートHを
塞ぎ、ランアラウンド回路が遮断されると同時に、油タ
ンクポートTが開放されてロッド側の作動油が油タンク
280へ戻される。符号220fはプラグである。な
お、マニホールド220aの前進側端部に一端が給油室
220dに連通し他端が外部へ通じる大きな通過面積を
有する経路へ連通する閉回路を配設し、この閉回路に通
路面積をオリフィスで縮小した絞り220eを設け、ス
プール220bの左方移動の前進限位置におけるマニホ
ールド220aへの衝突の衝撃を緩和する対策を講じ
た。
Claims (4)
- 【請求項1】 ランアラウンド回路を有する射出シリン
ダを備え、該射出シリンダのヘッド側に接続される制御
弁によって該射出シリンダへ供給する作動油の流量を制
御するダイカストマシンの射出回路に使用され、 前記射出シリンダに付設された充填完了検出手段から発
信された信号を受信して該ランアラウンド回路を遮断
し、かつ、該射出シリンダのロッド側室の作動油を油タ
ンクへ開放する回路を連通する機能を合わせ有すること
を特徴とするダイカストマシンの射出制御弁。 - 【請求項2】 マニホールド内に軸方向円柱状に穿設さ
れた弁室に両端部が該弁室内径と同じ大径で中間部が小
径のスプールを前後進摺動自在に配設するとともに、 該弁室のスプール前進側に射出シリンダのロッド側室へ
連通する作動油のポート(ロッド側ポート)と、該ポー
トに連通する作動油の油タンクへのポート(油タンクポ
ート)と、該弁室のスプール後退側に射出シリンダのヘ
ッド側室へ連通する作動油のポート(ヘッド側ポート)
を該マニホールドにそれぞれ備え、 該スプールの前進限位置では前記大径部が該ヘッド側ポ
ートを遮断するとともに該油タンクポートを連通し、該
スプールの後退限位置では該ロッド側ポートと該ヘッド
側ポートとを連通するとともに該油タンクポートを遮断
するように該スプールを配設し、 該弁室内に該スプールを前進限方向の壁面へ当接するよ
う付勢する圧縮コイルばねを弾装するとともに、該スプ
ールの前進側端面を該圧縮コイルばねならびに該スプー
ルの後退側端面に作用する押圧力に打ち克って後退方向
に押圧する作動油の給油室を該弁室内に設けたことを特
徴とする請求項1記載のダイカストマシンの射出制御
弁。 - 【請求項3】 給油室の作動油を外部へ連通遮断し、か
つ、油タンクポートを連通遮断するカートリッジバルブ
をマニホールド内に収納した請求項2記載のダイカスト
マシンの射出制御弁。 - 【請求項4】 スプールの前進限側のマニホールド内
に、一端が給油室に連通し他端が外部へ通じる大きな通
過面積を有する経路へ連通する閉回路を配設し、かつ、
該閉回路内にオリフィスで形成された絞りを配設した請
求項2または請求項3記載のダイカストマシンの射出制
御弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21087096A JPH1052748A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ダイカストマシンの射出制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21087096A JPH1052748A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ダイカストマシンの射出制御弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1052748A true JPH1052748A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16596473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21087096A Pending JPH1052748A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ダイカストマシンの射出制御弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1052748A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020142245A (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | 芝浦機械株式会社 | 射出装置及び成形機 |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP21087096A patent/JPH1052748A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020142245A (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | 芝浦機械株式会社 | 射出装置及び成形機 |
| WO2020179209A1 (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | 東芝機械株式会社 | 射出装置及び成形機 |
| US12186955B2 (en) | 2019-03-04 | 2025-01-07 | Shibaura Machine Co., Ltd. | Injection device and molding machine |
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