JPH1052985A - インクジェット用圧着紙 - Google Patents

インクジェット用圧着紙

Info

Publication number
JPH1052985A
JPH1052985A JP8211390A JP21139096A JPH1052985A JP H1052985 A JPH1052985 A JP H1052985A JP 8211390 A JP8211390 A JP 8211390A JP 21139096 A JP21139096 A JP 21139096A JP H1052985 A JPH1052985 A JP H1052985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
paper
parts
epichlorohydrin
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8211390A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1052985A5 (ja
JP3993905B2 (ja
Inventor
Takashi Taniguchi
隆 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuetsu Corp
Original Assignee
Kishu Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kishu Paper Co Ltd filed Critical Kishu Paper Co Ltd
Priority to JP21139096A priority Critical patent/JP3993905B2/ja
Publication of JPH1052985A publication Critical patent/JPH1052985A/ja
Publication of JPH1052985A5 publication Critical patent/JPH1052985A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3993905B2 publication Critical patent/JP3993905B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット用圧着紙を単層の塗工層で形
成する流動性の高い塗料で、この加工品はインクジェッ
トプリンタで親展面に印字しても優れた耐水性と耐候性
を兼ね備え、親展面を圧着した後に剥離しても、親展面
の印字が対抗面に転移することの無いインクジェット用
圧着紙。 【解決手段】 天然ゴム系ラテックスと微細無定形シリ
カ又は/及びその他の微細鉱物粉末からなる感圧接着用
塗料組成物に、天然ゴム系ラテックス100重量部当た
り、5重量部以上のポリジメチルアミンエピクロルヒド
リン類とポリジメチルアミンエピクロルヒドリンのポリ
カチオンからなる一液塗料を、基材上にポリカチオン固
形分として片面当たり0.4〜1.0g/m2 塗被し、
インクジェット適性と圧着紙としての適性を兼ね備えた
塗工層を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧着した親展面同
士を必要時に剥離でき、剥離することによってインクジ
ェットプリンタを用いて親展面に印字されている個人向
け情報を確認できるという圧着はがき等に用いられるイ
ンクジェット用圧着紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、郵便法の改正に伴い、封書よりも
郵便料金が安く、封書と同様に通信の機密保持が可能な
親展性を有するはがきが開発されてきている。中でも、
用紙の親展面に塗被された剥離性を持つ感圧接着剤の層
上に各種情報を印字した後、用紙を二つ折り又は三つ折
りに折り畳み、50〜100kg/cm2 の強圧をかけて親
展面同士を前記感圧接着剤を介して圧着することによ
り、はがきの形態を構成した所謂「圧着はがき」が大量
の通知書類の発送を必要とする業界で封書からの切り替
えとして急速に進んでいる。
【0003】従来より圧着はがきへの各種情報の印字方
式としては、主としてレーザービーム方式が使用されて
きた。ところが、レーザービーム方式では、トナー定着
のために圧着はがきを加熱する必要があり、その加熱に
よって不快臭が発生したり、感圧接着剤の老化が進むと
いう問題があった。また、レーザービーム方式を採用し
たプリンタの大部分は連続式であるにもかかわらず、圧
着はがきの原紙が印刷後、巻き取り状ではなくて折り畳
み式であり、接着面同士が接触した状態からこれを展開
して給紙し、印字処理される。この工程で接着面の接触
箇所が大きな荷重を受けた場合、ブロッキングが発生し
やすいという問題があった。
【0004】そこで最近、レーザービーム方式に代わる
印字方式として水溶性インク(「水性インク」と称する
こともある)を用いる高速インクジェット方式が注目さ
れている。この高速インクジェット方式は、印刷と同様
に巻取紙に直列ノズル連続インクジェット方式で直接印
字を行い、そのインク部を高周波乾燥装置で局所的に発
熱させて乾燥するという方式である。かかる高速インク
ジェット方式によれば、ランニングコストが安く、最大
300m/minにも達する高速印字によって大量の情
報処理が可能となる。高速インクジェット方式に使用さ
れる水溶性インク、例えばサイテックス社#1007等
の水溶性インクは、染料が5〜6重量%であってその他
の大部分は水分であるので、誘電率が高く発熱に対する
効率が良いという性質を有している。
【0005】他方、インクジェット用圧着紙には、圧着
紙に当然に要求される機能に加えて、水性インクを使用
対象とする一般的なインクジェット用紙と同じく、印字
品質、インクの耐水性及び耐候性、インクの乾燥性、イ
ンクの裏抜け防止性能等が要求される。これらの品質の
中では、圧着はがき郵送中の雨濡れ等による事故防止の
点から、インクの耐水性に関してより高度の特性が要求
される。
【0006】この場合の耐水性については、直接染料又
は酸性染料を着色剤とした水溶性インクについての耐水
性が対象となる。この種の水溶性インクは、染料分子中
のスルホン基及び/又はカルボキシル基の塩によって染
料の水溶化がなされており、水溶性を与えている部分は
強い負の電荷を帯びている。ここで、水溶性インクにつ
いての従来の耐水化技術の主なものは、インク受容層に
カチオン性を呈するポリマーを介在することによって電
荷的に染料分子を捕捉し、水の蒸発に伴って近接した両
者間にファンデルワールス力を働かせて染料分子をイン
ク受容層に固定するというものである。インク受容層に
介在するポリマーとして、具体的には、例えば4級化ポ
リビニルピリジン、ポリエチレンイミン、4級化ポリエ
チレンイミン、ポリアリルスルフォン、ジシアンジアミ
ド縮合物、ポリエチレンポリアミン系ポリマー、ポリア
リルアミン、ポリジアリルアミン等、多くのカチオン性
ポリマーの応用が紹介されている。
【0007】特願平7−315632号、特願平8−5
1487号では、インクジェット用圧着紙の耐水化剤を
主剤として変性ポリエチレンイミンを利用し、塗料のp
Hを高く保って、負イオン状態のまま限界量以下のポリ
カチオン若しくは無機塩を併用する方法を提案してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの特許
に共通して利用されている耐水化剤、即ち変性ポリエチ
レンイミンは耐候性が劣り、経時的に黄変するという欠
陥がある。よって変性ポリエチレンイミンを使わずに流
動性及び安定性が高く且つ一液性塗料で基材を処理する
ことによって耐水性はもとより、耐候性の良好なインク
ジェット用圧着紙の開発を目的とした。
【0009】また、圧着紙の親展面同士を接着する接着
剤組成物はアニオン分散系であり、カチオン性ポリマー
や多価金属塩類とは反応して凝集若しくは著しい増粘が
起こるため、同時に混合ができない。さらに、サイテッ
クス社のインクジェット用インクの耐水化には大量の耐
水化剤が必要であり、再加工時に耐水化剤の脱落が起こ
りやすい。従って、カチオン性ポリマー等の耐水化剤を
下塗りし、その上に接着剤組成物の上塗り層を設ける2
層構造にしても、耐水化剤がポリアミドエピクロルヒド
リンのような反応性を有してセルロースに結合し、且つ
樹脂が水に不溶化するポリカチンでない限り、上塗り層
の塗工中に下塗り層の耐水化剤の脱落が起こる。これが
戻り液に混じって接着剤組成物中に戻されるため、増
粘、凝集が起こり、短時間での塗工作業は不可能とな
り、計量した接着剤組成物を上塗り層として流し出すダ
イコーターのような形式でない限り、製品化はできな
い。
【0010】すなわち圧着紙に利用されるコールドシー
ル剤は、アニオン分散系であり、カチオン性の強いポリ
マーと混合してインクジェット用圧着紙に適する一液性
塗料を調製しようとするとその分散系が壊れ、液の増粘
と同時に接近した分散質が重合し、塊を生じ塗料として
使用不能となる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、親展面を有す
る用紙の親展面同士がその親展面に塗被された接着剤組
成物を介して剥離可能に圧着される圧着紙において、前
記接着剤組成物が、コ一ルドシール剤、微細鉱物粉末及
びポリジメチルアミンエピクロルヒドリン及び/又は変
性ジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物からなるイ
ンクジェット用圧着紙であり、変性ジメチルアミンエピ
クロルヒドリン縮合物はポリジメチルアミンアンモニア
エピクロルヒドリン及びポリジメチルアミンエチレンジ
アミンエピクロルヒドリンである。これらのポリカチオ
ンを片面当たり固形分0.4乃至1.0g/m2 を塗被
したインクジェット圧着紙である。(以下ポリジメチル
アミンエピクロルヒドリン系ポリカチオンをPDMAE
と略記することとする。)
【0012】さらにコールドシール剤100重量部当た
り少なくとも5重量部以上のPDMAEを含み、その他
のポリカチオン系耐水剤総量が片面当たり固形分0.4
乃至1.0g/m2 の塗被量であるインクジェット用圧
着紙に係る。また、ポリカチオン加工量を節約する目的
で、カルシウム及びマグネシウムの水溶性塩を加えるこ
ともできる。
【0013】接着剤組成物中のコールドシール剤は、天
然ゴム系ラテックスとメタクリル酸メチルなどを重合し
たものが主体であり、これにアクリル樹脂系エマルジョ
ン、スチレン−ブタジエンラテックス等を使用したもの
もある。この天然ゴム系ラテックスの乳化剤は蛋白質で
あって、多量のアンモニアを添加することによってアニ
オン系分散液となっている。塗料調製時コールドシール
剤の濃度が20%以下となる条件で強攪拌下にPDMA
E類を添加すると、コールドシール剤に対し5重量部付
近で等電点となり、粘度はピークに達する。これを過ぎ
るとカチオン系に変換し、PDMAEを増量するに従っ
て系の粘度が低下する。この間凝集塊を生成せず、粘度
も低くなることを発見した。このように安定下にイオン
返しができることは、PDMAE類が比較的低分子でラ
テックス自体の分散剤が両性物質からなることが寄与し
ていると推定される。
【0014】PDMAE類の分子量は10,000乃至
100,000、より望ましくは10,000乃至3
0,000であり、カチオン当量は6.0〜7.5me
q/gである。この分子量はPEOを基準物質として、
高速液体クロマトグラフィーによって求めたものであ
り、カチオン当量はPDMAE類の固形分1gを1/400
規定ポリビニル硫酸カリウム溶液でコロイド滴定し、ト
ルイジンブル−0.1%溶液を指示薬として、青から赤
紫に変化した時点の容量ml(CV値という)を4で除
した数値である。
【0015】PDMAE類は、微細鉱物粉末の分散剤と
して用いてもよいが、予め通常のアニオン系分散剤で微
細鉱物粉末を分散したものにコールドシール剤を加えた
後に加えてもよい。コールドシール剤100重量部に対
し、PDMAE類5重量部未満では殆ど流動性を失うほ
どの増粘が起き、5重量部以上で流動性が出てくること
から、この5重量に近づく付近で等電点に達したとみる
ことができる。従って実用的には8重量部まで増量し、
完全にカチオン性として流動性を与えた方がよい。この
状態で保持すると分散質の電荷の再配列が起こり、残部
のポリカチオンを追加したときの分散が良好で粘度が著
しく低下する。
【0016】このような2段添加としなくても、ポリカ
チオンを連続的に混合したときは、著しい増粘現象を経
ずに容易に接着用塗料が得られるが、上記2段添加の場
合よりも粘度はやや高くなる。
【0017】これらカチオン系の接着剤塗料では、等電
点をピークとしてポリカチオンの増量に従って、実用的
濃度では粘度が低下するので、要求される耐水性に応じ
て自由にポリカチオン量を調節することができる。ま
た、カルシウム、マグネシウムの塩酸、硫酸、硝酸等の
水に対する溶解度の高い塩類を併用することによって、
ポリカチオン量を節約することも可能である。本発明は
耐水性を同一としたときの接着剤組成中のポリカチオン
量が少ないのが特徴であるが、このことはプレ印刷時の
印刷適性を保持する上で有利である。
【0018】接着剤組成物中には、コールドシール剤1
00重量部当たり、100乃至250重量部の微細鉱物
粉末を使用する。微細鉱物粉末としては3μm以下の超
微細無定形シリカが最適であるが、シリカ自体はシラノ
一ル基を末端に保有するので、ポリカチオンと反応して
増粘する場合が多い。印刷適性を考慮して炭酸カルシウ
ム、酸化チタン、タルク、ゼオライト、ケイ酸アルミニ
ウム、ケイ酸カルシウム、硫酸バリウム等一般に塗工用
顔料に使用できる鉱物粉末を適宜配合する。これらの鉱
物粉末で、二次粒子を形成しているものは3μm以下の
ものを使用することが望ましい。圧着時にかかる強度の
線圧で大径2次粒子が崩壊し易く、親展面の印字部と重
複した部分が剥離する際に対抗面に移行し、転写事故と
なる頻度が高くなるためである。
【0019】後添加に用いるポリカチオンは、ポリアル
キレンポリアミンポリジアリルジメチルアンモニウムク
ロライド、ポリアミドアミン(多塩基酸又はそのアルキ
ルエステルとポリアルキレンポリアミンとの反応生成
物)の鉱酸塩、1ポリアミドアミンエピクロルヒドリ
ン、2−プロペンアミンハイドロクロライドホモポリマ
ー、ポリアリルアミン、アリルアミン・ジアリルアミン
共重合物、ポリビニルアミン等一般に耐水化剤として利
用できるものは使用できるが、PDMAE類以外では、
ポリアミドアミン鉱酸塩、ポリアミドアミン部分エピク
ロルヒドリン縮合物、2一プロペンアミンハイドロクロ
ライドホモポリマー等が耐水性で特に優れている。ポリ
カチオンの紙への塗布量は総計で片面当たりの0.4〜
1.0g/m2 (固形)であり、望ましくは0.5〜
0.7g/m2 である。
【0020】多価金属塩類については染料の不溶化に効
果があり、特にカルシウム及びマグネシウムの塩酸、硝
酸、硫酸塩が染料中の塩と置換して不溶化した染料生成
物を形成するのに役立つ。これによって、ポリカチオン
の添加量を節約することができる。
【0021】接着剤組成物には必要に応じて顔料の分散
剤、顔料の接着剤、消泡剤、pH調整剤、接着剤の架橋
剤、老化防止剤、防腐剤等を使用することがある。
【0022】この定着方式は、カチオン性のコールドシ
ール剤にも同様に適用でき、PDMAEの利用によっ
て、特に粘度の低いインクジェット用塗料が得られる。
また、実施例ではサイテックス社製インクによって説明
したが、直接及び酸性染料を着色剤とした水溶性インク
全てについて適用可能である。
【0023】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。実施例中の部或いは%は断らない限り、夫々乾燥重
量部及び重量%である。実施例に使用したPDMAEの
特性を下記表1に示した。実施例中にはこの区分に従
い、PDMAEの次にA〜Gの記号をつけて表した。
【0024】
【表1】
【0025】
【実施例】
<実施例1>代表粒径1.2μmの無定形シリカ(カー
プレックスFPS101:塩野義製薬製)及び代表粒径
2.5μmのタルク各75部をアニオン系分散剤と共
に、水中に分散し、天然ゴム系ラテックス(FB−06
FK:三井フラー製)100部を混合した。これにPD
MAE−Fを8部添加した。1時間後ポリカチオンとし
てPDMAE−Gを20部、カチオン澱粉(置換度0.
15)15部、硫酸マグネシウム10部を添加して、濃
度28%の塗料とした。この塗料につき、上質紙に6g
/m2 の塗工量となるようコーティングロッドで塗工し
た。
【0026】<実施例2>ポリカチオンとして、PDM
AE−A20部を使用した以外は実施例1と同様に実施
した。
【0027】<実施例3>ポリカチオンとして、PDM
AE−B20部を使用した以外は実施例1と同様に実施
した。
【0028】<実施例4>ポリカチオンとして、PDM
AE−E20部を使用した以外は実施例1と同様に実施
した。
【0029】<実施例5>ポリカチオンとして、PDM
AE−D20部を使用した以外は実施例1と同様に実施
した。
【0030】<実施例6>ポリカチオンとして、PDM
AE−C20部を使用した以外は実施例1と同様に実施
した。
【0031】<実施例7>ポリカチオンとして、ジシア
ンアミドポリアルキレンポリアミン縮合物(ネオフィッ
クスE−117:日華化学製)20部を使用した以外は
実施例1と同様に実施した。
【0032】<実施例8>ポリカチオンとして、ジエチ
レントリアミンとアジピン酸との反応生成物であるポリ
アミドアミンを硫酸で中和したポリマー(KJC−S:
星光化学製)20部を使用した以外は、実施例1と同様
に実施した。
【0033】<実施例9>ポリカチオンとして、2−プ
ロペンアミンハイドロクロライドホモポリマー(ネオフ
ィックスRD−5:日華化学製)20部を使用した以外
は、実施例1と同様に実施した。
【0034】<実施例10>荷電転化剤であるPDMA
E−Fを使用せず、定着用ポリカチオンとして、PDM
AEを28部添加した以外は、実施例1と同様に実施し
た。
【0035】<実施例11>ポリカチオンとして、PD
MAE−Aを28部使用した以外は、実施例10と同様
に実施した。
【0036】<実施例12>ポリカチオンとして、PD
MAE−Fを28部使用した以外は実施例10と同様に
実施した。
【0037】<実施例13>カープレックスFPS10
1及び代表粒径2.5μmのタルク各75部をPDMA
E−A8部と共に水中に分散し、FB06FK100部
と混合した。ただちにネオフィクスRD−5を20部、
カチオン澱粉15部、硫酸マグネシウム10部を添加し
て濃度28%の塗料とした。以下実施例1と同様に実施
した。
【0038】<実施例14>微細鉱物粉末の分散剤にP
DMAE−E8部を使用した以外は、実施例13と同様
に実施した。
【0039】<実施例15>カープレックスFPS10
1及び代表粒径2.5μmのタルク各25部をアニオン
系オリゴマーと共に水中に分散し、FB06FK100
部と混合した。これにPDMAE−F15部、PDMA
E−C25部及びカチオン澱粉15部を添加して、濃度
28%の塗料とした。この塗料につき粘度を測定し、ま
た上質紙に固形分6g/m2 になるようにコーティング
ロッドで塗工した。
【0040】<実施例16>実施例15において、後か
ら添加するポリカチオンをネオフィックスRD−5とし
て20部添加した以外は、実施例15と同様に実施し
た。
【0041】<実施例17>実施例15において、後か
ら添加するポリカチオンをPDMAE−Gとして20部
添加した以外は、実施例15と同様に実施した。
【0042】<比較例1>荷電添加剤であるPDMAE
−Fを使用せず、ポリカチオンとしてネオフィックスR
D−5を28部添加した以外は、実施例1と同様に実施
した。
【0043】<比較例2>ポリカチオンとして、PDM
AE−A28部を使用した以外は実施例10と同様に実
施した。
【0044】上記実施例及び比較例にしたがって、調製
した塗料について粘度を測定し、上質紙に6g/m2
塗工量になるようにコーティングロッドで塗工した。加
工紙については黒、青、赤の3色のインクに対する耐水
性を測定した。以下各性能試験方法とその評価の仕方を
説明する。
【0045】(1)粘度 濃度28%の塗料についてトキメック製B型粘度計60
回転で測定した。この塗料の揺変性が大きく、経歴によ
って粘度の変化が大きいので、できるだけ調製完了か
ら、一定時間経過後に測定し、A〜Fの5段階に区分し
た。Aは50mPa・s以下、Bは51〜120mPa
・s、Cは121〜200mPa・s、Dは201〜4
00mPa.s.、Eは401〜1,000mPa.
s.、Fは1,000mPa・s以上である。
【0046】(2)印字の耐水性 インクジェットプリンタ(シャープIO−735X)の
インクタンクにサイテックス社インク#1007黒、#
1008青、#1011赤を夫々注入し、普通モードで
接着面に各色のベタ印刷を行った。印字資料を垂直にし
て30℃の水中に2分間浸漬した後、水から引上げ鏡面
板に張り付け、資料が垂直になるようにして風乾した。
風乾資料の印字部についてインクの流出の状況を目視判
定し、◎、○、○′、Δ、Δ′の5段階に区別した。
○′が合格の限界で、下部に僅かに染料の染みだしが認
められるものであり、◎はドットがシャープで印字の周
辺で染料の溶出が見られず、完全に固着したものをい
う。
【0047】以上の実施例1乃至17と比較例1及び2
の結果を下記表2に示す。実施例15〜17以外のもの
はポリカチオンの使用量は0.5g/m2 /sである。
【0048】
【表2】
【0049】実施例1乃至9では、PDMAE−Fで電
荷を逆転した後、ポリカチオンを追加した系の粘度が著
しく低く、特にポリカチオンがPDMAE類のみからな
るものの、インクに対する耐水性の向上率が最も高い。
【0050】実施例7及び9と比較例1、2を比較すれ
ば、PDMAEの前処理により、著しい粘度低下と共に
耐水性の向上が認められる。同様の処方でポリアミドア
ミン塩やポリアミドエピクロルヒドリン等も利用でき
る。ポリアミドエピクロルヒドリンを用いる場合には、
水不溶性の染料固着剤としての特色が出せる。
【0051】実施例10乃至12は、PDMAE類を必
要量一時に添加したものである。この際、PDMAE−
Fのみ粘度が低いが定着性が悪いので、耐水化に要する
ポリカチオン比率を上げる必要がある。A、E等はFに
よってカチオン化した後に、加えたものよりも粘度が高
く、耐水化度もやや劣る。
【0052】実施例13、14はPDMAEのA及びE
を荷電逆転に使ったものであるが、Fで荷電逆転したも
のよりも粘度が高いが耐水化度はほぼ同等である。
【0053】以上の例は全て無機塩を併用しているので
あるが、実施例15乃至17に無機塩を使用しない系を
示す。ポリカチオンの総計が0.6〜0.7g/m2
sで充分な耐水化を達成することができる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各種情報
をインクジェット方式で親展面に印字した場合、耐水性
が良好で、水に濡れても印字の滲み、脱落、汚染等の事
故が起こらず、しかもプレ印刷適性が良好で、圧着紙と
しての性能も兼ね備えたインクジェット用圧着紙を与え
ることができる。
【0055】しかも、アニオン系の塗料をカチオン系に
電荷の転化を行っているにも拘らず凝集塊を生ぜず、安
定且つ低粘度のカチオン性塗料となり、耐水化度に応じ
て、ポリカチオンを自由に増減することが可能である。
場合によってはCa、Mg等の塩を併用して染料の不溶
化を助けることができる。この塗料は均一な軽量塗工が
可能ならば塗工形式を問わず、目的とする加工紙を経済
的に作ることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親展面を有する用紙の親展面同士がその
    親展面に塗被された接着剤組成物を介して剥離可能に接
    着するように折り畳んで圧着してなる圧着紙において、
    前記接着剤組成物が、コールドシール剤、微細鉱物粉
    末、ポリジメチルアミンエピクロルヒドリン及び/又は
    変性ジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物からなる
    ことを特徴とするインクジェット用圧着紙。
  2. 【請求項2】 変性ジメチルアミンエピクロルヒドリン
    縮合物は、ポリジメチルアミンアンモニアエピクロルヒ
    ドリン及ぴポリジメチルアミンエチレンジアミンエピク
    ロルヒドリンである請求項1記載のインクジェット用圧
    着紙。
  3. 【請求項3】 ポリジメチルアミンエピクロルヒドリン
    又は/及び変性ポリジメチルアミンエピクロルヒドリン
    縮合物の圧着紙片面当たりの塗被量は、固形分で0.4
    乃至1.0g/m2 である請求項1記載のインクジェッ
    ト用圧着紙。
  4. 【請求項4】 親展面を有する用紙の親展面同士が、そ
    の親展面に塗被された接着剤組成物を介して剥離可能に
    接するように折り畳んで圧着してなる圧着紙において、
    前記接着剤組成物が、コールドシール剤、微細鉱物粉
    末、コールドシール剤100重量部当たり5重量部以上
    のポリジメチルアミンエピクロルヒドリンを含み、その
    他の耐水化剤であるポリカチオンの総量が圧着紙片面当
    たりの塗被量で固形分0.4乃至1.0g/m2 である
    ことを特徴とするインクジェット用圧着紙。
JP21139096A 1996-08-09 1996-08-09 インクジェット用圧着紙 Expired - Lifetime JP3993905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21139096A JP3993905B2 (ja) 1996-08-09 1996-08-09 インクジェット用圧着紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21139096A JP3993905B2 (ja) 1996-08-09 1996-08-09 インクジェット用圧着紙

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003319354A Division JP4131692B2 (ja) 2003-09-11 2003-09-11 インクジェット用圧着紙及びその製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPH1052985A true JPH1052985A (ja) 1998-02-24
JPH1052985A5 JPH1052985A5 (ja) 2004-09-24
JP3993905B2 JP3993905B2 (ja) 2007-10-17

Family

ID=16605178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21139096A Expired - Lifetime JP3993905B2 (ja) 1996-08-09 1996-08-09 インクジェット用圧着紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3993905B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129135A (ja) * 2000-10-26 2002-05-09 Daio Paper Corp 疑似接着用紙
JP2005133234A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Mitsubishi Paper Mills Ltd 高速輪転インクジェット記録用圧着葉書用紙
JP2005281564A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Toppan Forms Co Ltd 接着剤組成物とその製造方法および情報担持用シート
JP2010221688A (ja) * 2009-02-24 2010-10-07 Oji Paper Co Ltd インクジェット記録シート
JP2014104642A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd インクジェット記録用圧着原紙
JP2015189235A (ja) * 2014-03-31 2015-11-02 トッパン・フォームズ株式会社 再剥離性シート

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129135A (ja) * 2000-10-26 2002-05-09 Daio Paper Corp 疑似接着用紙
JP2005133234A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Mitsubishi Paper Mills Ltd 高速輪転インクジェット記録用圧着葉書用紙
JP2005281564A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Toppan Forms Co Ltd 接着剤組成物とその製造方法および情報担持用シート
JP2010221688A (ja) * 2009-02-24 2010-10-07 Oji Paper Co Ltd インクジェット記録シート
JP2014104642A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd インクジェット記録用圧着原紙
JP2015189235A (ja) * 2014-03-31 2015-11-02 トッパン・フォームズ株式会社 再剥離性シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP3993905B2 (ja) 2007-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012025075A (ja) インクジェット用圧着用紙及び印字方法、並びに印画物
JP3817320B2 (ja) インクジェット用圧着紙
JPH1052985A (ja) インクジェット用圧着紙
JP4131692B2 (ja) インクジェット用圧着紙及びその製造方法
JPH0977948A (ja) アセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール系樹 脂組成物及びその用途
JPH1052985A5 (ja)
JP2005125639A (ja) 高速輪転インクジェット記録用圧着葉書用紙
JP3499153B2 (ja) 変性天然ゴムラテックス及びコールドシール接着剤
JPH09157611A (ja) インクジェット用圧着紙
JP2003327930A (ja) 感圧接着シート
EP0376605B1 (en) Method for forming microcapsules
JP3476388B2 (ja) コールドシール接着剤
JP4331452B2 (ja) 再剥離性圧着記録用紙
JP6212459B2 (ja) インクジェット記録用圧着用紙
JP2003027398A (ja) オフセット印刷可能なインクジェット用感圧接着性記録用紙
JP3691252B2 (ja) インクジェット記録用圧着紙
JP2018051836A (ja) インクジェット記録用圧着用紙及びその製造方法
JP2005213468A (ja) 後糊圧着用紙用自着性エマルジョン塗料
JP4767490B2 (ja) 高速輪転インクジェット記録用圧着葉書用紙
JPH1158940A (ja) インクジェット用圧着紙
JP2004216669A (ja) 高速輪転インクジェット記録用圧着葉書用紙
JP2005105258A (ja) 感圧接着シート
JP4062627B2 (ja) インクジェット記録媒体の製造方法
JP3909748B2 (ja) 再剥離性圧着記録用紙
JP3065303B1 (ja) コ―ルドシ―ル接着剤

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803

Year of fee payment: 6

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803

Year of fee payment: 6

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term