JPH1053286A - 包装体の開封機構 - Google Patents

包装体の開封機構

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JPH1053286A
JPH1053286A JP8207196A JP20719696A JPH1053286A JP H1053286 A JPH1053286 A JP H1053286A JP 8207196 A JP8207196 A JP 8207196A JP 20719696 A JP20719696 A JP 20719696A JP H1053286 A JPH1053286 A JP H1053286A
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Kenji Bando
健司 坂東
Hiroki Ishikawa
浩樹 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物を取り出すための開口部が形成され、
この開口部を覆う蓋材を有する包装体において、蓋材は
包装体とは別に製造されて包装体に固定されているた
め、包装体の製造コストが高くなり、さらに蓋材を引き
剥すときに蓋材が包装体から剥離してしまい、再び蓋材
で開口部を覆うときに蓋材と開口部の位置合わせを行わ
なければならず包装体の製造に手間がかかる。 【解決手段】 包装体5の縦シール部5dから包材Fの
一部が延出して、蓋材5Aが包装体5と一体に形成され
る。そして、この蓋材5Aの包装体5の開口部5aを封
止する部分には粘着層5Cが形成されており、蓋材5A
が開口部5aを覆うときにこの粘着層5Cが開口部5a
の周囲にて包装体5に粘着されて、開口部5aが閉鎖さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエットティッシ
ュなどが収納された包装体に係り、開封動作が容易で、
且つ製造コストの低減を可能にした包装体の開封機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】図7(A)(B)は、シート状繊維素材
に薬剤などを含浸させたウエットティッシュを収納する
従来の包装体を示す斜視図であり、(A)は蓋材が閉じ
られている状態を示し、(B)は蓋材が開けられている
状態を示している。包装体1を構成している包材は、例
えば表面側から順にPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)フィルム、アルミニウム箔、シーラント層が積層さ
れたラミネート材料であり、図7に示す包装体1の底面
側で縦シールされているとともに、前後両端部分が横シ
ールされて横シール部1b、1bが形成され、ほぼ立方
体形状の軟質な密封体が構成され、この密封体内部にウ
エットティッシュ3が重ねられて収納されている。
【0003】包装体1の上面には、長円形状の開口部1
aが形成されるように、包材にミシン目などが形成さ
れ、その上に粘着層を有する蓋材2が粘着されるものと
なっている。この蓋材2は、例えばポリエチレンやポリ
プロピレンなどのフィルムと印刷基材としてPETフィ
ルムまたはPPフィルムとのラミネート材などにより形
成され、その包装体に面する部分には粘着層が形成され
ている。この蓋材2が剥がされると、前記ミシン目で囲
まれた部分の包材が蓋材2側に粘着して一緒に引かれ、
前記ミシン目の部分で包材が切断されて前記開口部1a
が形成される。そして、一度開封して開口部1aからウ
エットティッシュ3を取り出した後は、開口部1aが再
び蓋材2で覆われ、蓋材2の粘着層が開口部1aの周辺
において包装体に粘着し、開口部1aが閉じられる。こ
のように未使用時に蓋材2で開口部1aを封止すること
により、包装体1内のウエットティッシュ3の乾燥を防
止できるようになっている。
【0004】図7に示すものよりも以前の包装体1で
は、前記蓋材2が包装体1の上面から完全に剥がし取ら
れる構造であったため、開口部1aからウエットティッ
シュ3を取り出した後、再度蓋材2を開口部1aの位置
に合わせて貼り付けることが必要であった。しかし、完
全に剥がした蓋材2を開口部1aに再度位置合せして貼
り付けるのは手間がかかるのみならず、本来開口部1a
の周囲に貼り付けるべき粘着層が、開口部1aから露出
しているウエットティッシュ3に貼り付いてしまうなど
の問題があった。
【0005】そこで、図7に示している包装体1では、
蓋材2の切り欠き2c、2cよりも基部側の部分が固定
端2aとなり、前記切り欠き2cと2cに挟まれた部分
がヒンジ部として機能するようになっている。そして、
蓋材2の裏面全域に粘着層が形成されて、包装体1の表
面に粘着固定されている。この包装体1では、蓋材2の
先端の摘まみ部2bを手で摘んで蓋材2を引き剥がし、
切り欠き2c、2cで挟まれたヒンジ部の部分まで剥が
すと、図7(B)に示すように、蓋材2は固定端2aが
包装体1の表面に固定された状態で、開口部1aが開放
されるようになる。開口部1aからウエットティッシュ
3を取り出した後は、蓋材2をそのまま包装体1の上面
に倒し、蓋材2を開口部1aの周囲に粘着させて、蓋材
2により開口部1aを封止できるようにしている。した
がって、蓋材2を再度貼着するときには、蓋材2が元の
位置へ戻された状態で包装体1の表面に貼着されるた
め、蓋材2と開口部1aとを位置合せする必要がなくな
り、常に蓋材2が包装体1の決められた位置に貼着され
るものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この包装体1
では、図7(A)の状態から蓋材2の摘まみ部2bを掴
んで包装体1から離れる方向へ引き剥したときに、その
剥がれが切り欠き2c、2cをの部分で必ず止まるとは
限らず、勢い良く蓋材2を引っ張ったときなどに、固定
端2aが包装体1の表面から剥がれてしまうことがる。
また、剥がれを固定端2aで止まらせるためには、切り
欠き2c、2cの切り込み寸法を長くして、切り欠き2
c、2cで挟まれた部分のヒンジ機能を向上させる必要
がある。しかし、切り欠き2c、2cの切り込み寸法を
長くすると、蓋材2のヒンジ部での強度が低くなり、引
き剥しを繰り返しているうちに、前記切り欠き2c、2
cの部分に亀裂が入ることもある。また、蓋材は、前述
のようにポリエチレンやポリプロピレンなどのフィルム
とPETフィルムとのラミネート材により形成されてお
り、このようなシート材を包装体を構成する包材とは別
に製造しなくてはならず、蓋材のコストが高いという問
題があった。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、開閉動作が容易で、蓋材の固定端での強度を高
くでき、また製造コストを従来よりも低減することがで
きる包装体を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の包装体の開封機構は、内容物を取り出すため
の開口部と、前記開口部を覆う蓋材とを有する包装体に
おいて、前記蓋材は包装体を形成する包材の貼り合わせ
部から延出して包材と一体に形成されており、前記蓋材
の前記開口部を覆う封止部分には前記開口部の周囲にて
包装体の表面に粘着する粘着層が設けられていることを
特徴とするものである。
【0009】前記蓋材は、包装体を形成する包材の貼り
合わせ部から包装体の開口部と逆側の方向へ延出して包
材と一体に形成されて、前記貼り合わせ部から折り返さ
れて前記開口部を覆うよう構成されていることが望まし
い。
【0010】また、包装体の開口部の周縁部は、包材の
他の部分よりも厚く形成されていることが好ましい。
【0011】また、包材の蓋材が折り返されるヒンジ部
に、包材から切り離すための切れ込みが入れられる構造
とすることが可能である。
【0012】本発明の包装体は、積層フィルムなどの包
材をヒートシールなどして貼り合わせ、所定の形状に成
形することにより、製造されるものである。この包装体
内には、薬液などが含浸されたウエットティッシュなど
が収納されており、前記包装体にはウエットティッシュ
などの内容物を取り出すための開口部と、この開口部を
覆う蓋材が設けられている。
【0013】この蓋材の包装体の開口部を覆う封止部分
には粘着層が形成されて、この粘着層が開口部の周囲に
おいて包装体に接着されることにより、開口部が覆われ
るものとなっている。前記粘着層は包装体の表面から剥
離され蓋材が包装体に対して再度押圧されたときに粘着
力を維持できる繰返しの剥離/粘着が可能なものであ
り、例えば可塑剤を含んだポリ塩化ビニル組成物や、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体に塩化ビニルモノマーがグ
ラフト重合されたグラフト共重合体などのグラフトマー
を主体としたものである。
【0014】また、包装体を形成する包材には、後に開
口部となる部分がミシン目など(パーフォレーション)
により切り離し自在とされており、切り離し自在とされ
ている部分およびその周囲に蓋材が粘着層により粘着さ
れている。商品として使用されるときに最初に蓋材が引
き剥がされると、前記ミシン目などで囲まれている部分
が蓋材に粘着されたまま引き剥がされるため、包装体が
前記ミシン目などの部分で切断されて図1(B)に示す
ように、包装体5に開口部5aが形成され、ミシン目な
どで切り離された切断片5cは蓋材5Aに貼着されたま
まとなる。よって、再度蓋材が包装体の表面に倒される
と、切断片5cが開口部5aを覆い、蓋材の粘着層は開
口部の周囲部分に粘着される。または、包装体5に最初
から開口部5aが開口しており、蓋材5Aには前記開口
部5aに対面する部分を除いたその周囲にのみ粘着層が
形成され、蓋材5Aで開口部が封止されているときに、
粘着層が内容物に接しないようにしてもよい。いずれに
せよ、蓋材に設けられた粘着層が開口部から内容物に接
しないようになっている。
【0015】前記蓋材は、図1に示すように前記包装体
の貼り合わせ部から包材が包装体の開口部の方向に延出
して、包材と一体に形成されている。したがって、従来
のように蓋材と包材とを別に製造する必要がなく、包装
体の製造コストを低減できる。また、別体で製造される
蓋材を、包装体の開口部の形成部に位置合わせして貼着
する必要はなく、包装体の製造工程を簡略化でき、製造
時間も短縮することができる。
【0016】また、蓋材を包装体から引き剥して開口部
を開放するときに、蓋材が包装体から完全に剥されるこ
とはなく、また蓋材の基端部の強度も高くできる。
【0017】さらに、図2(B)に示すように、蓋材を
包装体の包材の貼り合わせ部から包装体の表面に沿って
開口部とは逆向きになる方向(方向)へ延びるよう形
成してもよい。この場合、この蓋材を貼り合わせ部から
180度折り返し、蓋材を包装体の表面に粘着させるこ
とにより、蓋材により開口部が封止される。よって、蓋
材を包装体の表面から剥がすと、図2(B)に示すよう
に、蓋材が方向へ倒れやすく、開口部の方向へ戻りに
くくなり、一度開封した蓋材を手で押さえていなくて
も、開口部方向へ倒れることがなくなり、ウエットティ
ッシュなどを連続して取り出しやすくなる。
【0018】また、図5に示すように包装体の開口部の
周縁部において、包材の裏面(包装体の内側に向く面)
にPETなどの補強シート6をヒートシールして包材に
接着して、開口部周辺を他の部分より厚く形成すると、
開口部周辺部において包装体の剛性が増して開口部周辺
部において包装体の撓みや皺が生じにくくなり、蓋材5
Aにより開口部5aを覆うときに蓋材5Aと開口部周辺
部がより隙間なく粘着するようになり、蓋材5Aにより
外部の空気をより効果的に遮断して開口部5aを覆うこ
とができる。
【0019】また、図6に示すように、蓋材5Aのヒン
ジ部(a)に部分的に切れ込み7を入れておくと、この
切れ込み7をきっかけにして蓋材5Aを包装体5から完
全に剥すことができ、容器内などに入れて使用できる。
このように、切れ込み7を入れておくことにより、包装
体5をそのままの状態、あるいは容器内に入れて使用す
る場合のどちらにも使用することができる。
【0020】以下に示す実施の形態では、包装体の貼り
合わせ部は包材の端部において、フィルムの裏面どうし
を合わせてヒートシールしたいわゆる合掌貼りとなって
いるが、本発明はこれに限らず、蓋材が形成されている
端部が他方の端部の上に重ねられて、蓋材の延出開始端
付近で貼り合わされたいわゆる封筒貼りのものでもよ
く、この場合でもその効果は何等変わらない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を参照しながら
説明する。図1は、本発明の包装体およびその開封機構
の第1の実施形態を示す斜視図であり、(A)は蓋材が
開口部を覆っている状態、(B)は蓋材が開口部を開放
する方向に倒された状態を示すものである。また、図3
は図1(B)のIII−III線の断面図である。包装
体5を構成する包材Fは、図3に示すように、表面から
ポリエチレンテレフタレート(PET)層f1、アルミ
ニウム箔f2、延伸ポリプロピレン(CPP)などのい
わゆるシーラントと呼ばれるヒートシール層f3が、ド
ライラミネートなどにより順に積層接着された積層フィ
ルム(積層シート)から構成されている。または、PE
Tにアルミニウムまたはシリカまたはアルミナ層が蒸着
されたPETにヒートシール層がラミネートされている
ものでもよい。
【0022】2軸延伸ポリプロピレンは、熱が加えられ
ると溶融し、この溶融部分どうしが結合するヒートシー
ル性を有するものである。包材Fは、ヒートシール層f
3が内側になるように構成されているため、図1(A)
(B)の包装体の表面の貼り合わせ部となる縦シール部
5dおよび包装体の前後に位置する横シール部5b、5
bにおいて、包材Fのヒートシール層f3どうしが合わ
せられ、押圧され且つ加熱されることにより、それぞれ
のシール部において包材Fが熱溶着される。なお、ヒー
トシール強度を向上させるために、CPPとポリエチレ
ン(PE)の2層を貼り合わせたものやPET半体をヒ
ートシール層f3として使用してもよい。
【0023】アルミニウム箔f2は水や酸素を透過せ
ず、気密性に優れているので、包装体の中に化粧料また
は薬剤が含浸されたウエットティッシュ3などが入れら
れたときに、これらの乾燥を防ぐことができる。アルミ
ニウム箔f2の表面には商品のマークや取扱い説明の文
字などが印刷されており、PET層f1はこの印刷を保
護するためにアルミニウム箔表面にラミネートされ積層
されている。
【0024】図1(B)に示されているように、包装体
5の表面にはウエットティッシュ3などの内容物を取り
出すための開口部5aが形成されている。図3に示すよ
うに、包装体5を形成する前記包材Fには、開口部5a
となる部分が切り取られるように、ミシン目または一定
ピッチの切込みなどのパーフォレーションPが形成され
ており、このパーフォレーションPで囲まれた所定面積
Aの部分が切断片5cとなっている。
【0025】図1(A)(B)に示すように、前記縦シ
ール部5dは方向へ倒されており、この縦シール部5
dから包材Fの一部分が開口部5a側へ延びて、蓋材5
Aが形成されている。図1(A)(B)に示されている
ものでは、縦シール部5dにおいて上側に重ねられてい
る包材Fの端部が延出して蓋材5Aが形成されている
が、下側に重ねられている包材Fから蓋材5Aが延出し
て形成されているものでもよい。または、上側および下
側の両方から包材Fが延出して、対向する面で貼り合わ
されて蓋材5Aが形成されているものであってもよく、
この場合、蓋材5Aの強度が増し、開口部5aの開閉の
ための繰り返しの引き剥し動作に耐えるものとなる。
【0026】蓋材5Aの基部すなわち前記縦シール部5
dとの境界部がヒンジ部(a)となっており、さらに蓋
材5Aの先端部分は、縁部が小円弧形状の摘まみ部5D
となっている。蓋材5Aの包装体に対向する面では、前
記ヒンジ部(a)および摘まみ部5Dを除くハッチング
部分に粘着剤が塗布されて粘着層5Cが形成されてい
る。製造直後の包装体5では図1(A)に示すように、
蓋材5Aが開口部5a側へ倒されて粘着層5Cにより包
装体5の表面に粘着されている。
【0027】包装体5の製造工程では、PET層f1、
アルミニウム箔f2、ヒートシール層f3がラミネート
された積層体の縦方向の一方の端部に一定の間隔をあけ
て蓋材5Aとなる突出部が形成されるよう、前記積層体
が所定の形状に切断されて包材Fが形成される。そし
て、この蓋材5Aの突出方向と平行な位置にて包材Fに
予めパーフォレーションPが切り込まれる。その後に、
内容物となる折り重ねられたウエットティッシュ3が包
材Fで包まれ、包材Fの縦方向の端部どうしがヒートシ
ール層f3が互いに向かいあうよう合わされて、蓋材5
Aの延出部分よりも内側において熱シールによりヒート
シール層f3どうしが溶着されて、縦シール部5dが形
成される。
【0028】また前記のいずれかの工程において、蓋材
5Aの包装体5と対向する片面全面に粘着層5Cが形成
される。縦シール部5dが形成された後に、この縦シー
ル部5dが方向へ倒されて蓋材5Aが包材Fの前記パ
ーフォレーションPで囲まれた部分に粘着され、さらに
横シール部5b、5bにてヒートシール層f3どうしが
熱溶着され、図1(A)に示す包装体1が完成する。こ
のようにして形成された包装体5では、蓋材5Aは包材
Fと一体に形成されているため、蓋材5Aを包材Fと別
に製造するものに比べ製造コストを低くすることができ
る。また、蓋材5Aの引き剥し動作のときに蓋材5Aが
包装体5から剥されることはなく、蓋材5Aは常に包装
体5に固定されるものとなる。
【0029】最初にこの包装体5を使用するときに、摘
まみ部5Dを摘まんで蓋材5Aを方向へ引くと、蓋材
5の裏面の粘着層5Cが包装体5の表面から剥がされる
が、このとき面積Aの部分の切断片5cが粘着層5Cに
粘着されたまま剥がされ、パーフォレーションPの部分
で包材Fが切断される。よって、図1(B)に示すよう
に、切断片5cが蓋材5A側に貼り付き、且つ包装体5
には開口部5aが形成される。したがって、ウエットテ
ィッシュ3の取出しが終了し蓋材5Aを図1(A)に示
す向きに倒し開口部5aを閉鎖するとき、切断片5cの
位置が開口部5aの位置に一致し、開口部5aから現れ
ているウエットティッシュに粘着層5Cが接することは
ない。
【0030】また、包装体5に最初から開口部5aが開
口しており、蓋材5Aの前記開口部5aに対面する部分
を除いたその周囲にのみ粘着層を部分的に形成し、蓋材
5Aで開口部が封止されているときに、粘着層が内容物
に接しないようにしてもよい。このとき、粘着層が形成
されていない部分の面積を開口部5aの面積よりも大き
くできるので、粘着層がウエットティッシュに付きにく
くなる。また、蓋材5Aは縦シール部の先部(a)にお
いて折り返されて開口部5aを開放するものであり、
(a)がヒンジ部となるものであるが、このヒンジ部
(a)を他の部分よりも薄肉で且つ軟質に形成すると、
蓋材5Aを持ち上げやすくなる。
【0031】図2(A)(B)は、本発明の第2の実施
形態の包装体およびその開封機構を示す斜視図であり、
(A)は蓋材が閉じられている状態を示し、(B)は蓋
材が開けられて包装体の開口部が開放されている状態を
示している。また図4は図2(B)のIV−IV線の断
面図である。包装体5は、前述したようにPET層f
1、アルミニウム箔f2、ヒートシール層f3がラミネ
ートされた包材Fにより形成されている。この包装体5
は、包材Fにより内容物であるウエットティッシュ3が
包まれ、縦シール部5dにて包材Fのヒートシール層f
3どうしが熱溶着されるとともに、前後の横シール部5
b、5bにてヒートシール層f3どうしが熱溶着され
て、包装体5が構成されている。
【0032】ただし、図4に示すように、前記縦シール
部5dでの貼り合わせ部は方向へ倒されており、この
貼り合わせ部から包材Fの一部分が方向へ延びて蓋材
5Aが一体に形成されている。そして蓋材5Aは、前記
縦シール部5dの先部が、ヒンジ部(a)となって、1
80度折り返し可能となっている。また蓋材5Aの先端
は摘まみ部5Dとなっている。また蓋材5Aの前記ヒン
ジ部(a)および摘まみ部5Dを除くハッチング部分は
粘着剤が塗布されて粘着層5Cとなっている。製造直後
の包装体5では図2(A)に示すように、蓋材5Aがヒ
ンジ部(a)にて180度折り返されて粘着層5Cによ
り包装体5の表面に粘着されている。
【0033】最初に使用するときに、摘まみ部5Dを摘
まんで蓋材5Aを引き剥がすと、切断片5cが蓋材5A
側に粘着されて引かれ、前述したパーフォレーションに
より包材Fが切断されて開口部5aが開口する。図2
(B)の開放状態では、蓋材5Aが方向へ倒れようと
し、開口部5aの方向へ戻らないため、蓋材5Aにより
開口部5aが閉じられることがなく、また手で開放状態
の蓋材5Aを押さえておく必要もない。開口部5aから
ウエットティッシュ3を取り出した後に、蓋材5Aを1
80度折り返して、開口部5aの外周に粘着させて封止
する。このとき、蓋材5Aを180度折り返しやすくす
るために、ヒンジ部(a)の部分を蓋材5Aよりも薄肉
で且つ軟質に構成しておいてもよい。
【0034】また、開口部5aの周辺部において包材F
を厚く形成すると、開口部周辺部において包装体に皺や
撓みが生じにくくなり、蓋材5Aを閉じたときの包装体
5の気密性をさらに高くすることができる。図5に示さ
れている実施形態では、開口部5a周辺部において包材
Fのヒートシール層f3にPETなどの補強シート6が
接着されている。このように構成することにより、開口
部周辺部において包装体の剛性が増して撓みや皺ができ
にくくなり、蓋材5Aが包装体5と開口部5aの周辺部
においてより隙間なく接着することができるので、蓋材
5Aを閉じたときの包装体5の気密性をさらに高くする
ことができ、ウエットティッシュ3の乾燥をより効果的
に防ぐことができる。
【0035】また、図6に示すように蓋材5Aのヒンジ
部(a)に切れ込み7を入れると、包装体5を容器内な
どに入れて使用するときに、この切れ込みをきっかけに
して蓋材5Aを完全に包装体から切り離すことができ
る。したがって、同一の包装体を容器内に入れて使用す
ることも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の包装体の封止機
構では、蓋材が包装体と一体に形成されているため、蓋
材を包装体と別に製造するものに比べて、包装体の製造
コストを抑えることができる。また、蓋材を包装体から
引き剥して開口部を開放するとき、蓋材が包装体から完
全に引き剥されることはないので、蓋材の基端部の強度
を高くできる。
【0037】また、前記蓋材を開口部と逆の方向へ延出
するように形成すると、蓋材が開口部の逆側に倒れるよ
うになって開口部の方向へ戻りにくくなる。よって、蓋
材を開放した後に手を離しても、蓋材が開口部を塞ぐ方
向へ勝手に倒れることがなく、ウエットティッシュなど
の内容物を片手で連続して取り出すことができる。
【0038】また開口部周辺にPETフィルムなどを接
着して、開口部周辺部において包装体を部分的に厚くす
ると、開口部周辺において包装体に皺や撓みが生じにく
くなり、蓋材を包装体により確実に接着することができ
る。
【0039】さらに、蓋材のヒンジ部の近くに切れ込み
を入れると、この切れ込みをきっかけにして蓋材を完全
に剥すことができるので、包装体を容器に入れて使用す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装体の封止機構の第1の実施形態を
示す斜視図で、(A)は蓋材により開口部が覆われてい
る状態、(B)は蓋材が開けられ開口部が開放されてい
る状態を示す、
【図2】本発明の包装体の封止機構の第2の実施形態を
示す斜視図であり、(A)は蓋材により開口部が覆われ
ている状態、(B)は蓋材が開けられ開口部が開放され
ている状態を示す、
【図3】図1(B)のIII−III線の断面図、
【図4】図2(B)のIV−IV線の断面図、
【図5】本発明の包装体の第3の実施形態を示す斜視
図、
【図6】本発明の包装体の第4の実施形態を示す斜視
図、
【図7】従来の包装体の斜視図であり、(A)は蓋材に
より開口部が覆われている状態、(B)は蓋材が開けら
れ開口部が開放されている状態を示す、
【符号の説明】
3 ウエットティッシュ 5 包装体 5a 開口部 5d 縦シール部(貼り合わせ部) 5A 蓋材 5C 粘着層 (a) ヒンジ部 F 包材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物を取り出すための開口部と、前記
    開口部を覆う蓋材とを有する包装体において、前記蓋材
    は包装体を形成する包材の貼り合わせ部から延出して包
    材と一体に形成されており、前記蓋材の前記開口部を覆
    う封止部分には前記開口部の周囲にて包装体の表面に粘
    着する粘着層が設けられていることを特徴とする包装体
    の開封機構。
  2. 【請求項2】 蓋材は、包装体を形成する包材の貼り合
    わせ部から包装体の開口部と逆側の方向へ延出し、且つ
    前記蓋材は貼り合わせ部から折り返されて前記開口部を
    覆うものである請求項1記載の包装体の開封機構。
  3. 【請求項3】 包装体の開口部の周辺部は、包材の他の
    部分よりも厚く形成されている請求項1または2記載の
    包装体の開封機構。
  4. 【請求項4】 前記蓋材の基部に、包材から切り離すた
    めの切れ込みが形成されている請求項1ないし3のいず
    れかに記載の包装体の開封機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003525076A (ja) * 1999-12-01 2003-08-26 デューリング・アクチェンゲゼルシャフト 水分を含んだティッシュまたは同様の消耗品のための包装用品
US7475781B2 (en) 2004-06-23 2009-01-13 Uni-Charm Corporation Easy-open package
US7703602B2 (en) 2005-10-31 2010-04-27 Uni-Charm Corporation Easy-open encasement
JP2020138762A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 大王製紙株式会社 シート包装体

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