JPH1053675A - 延伸フィルム用ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents
延伸フィルム用ポリプロピレン系樹脂組成物Info
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- JPH1053675A JPH1053675A JP21148296A JP21148296A JPH1053675A JP H1053675 A JPH1053675 A JP H1053675A JP 21148296 A JP21148296 A JP 21148296A JP 21148296 A JP21148296 A JP 21148296A JP H1053675 A JPH1053675 A JP H1053675A
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Abstract
フィルムを与えるポリプロピレン系樹脂組成物およびそ
の延伸フィルムを提供すること。 【解決手段】下記(a)、(b)および(c)成分を含
むことを特徴とする延伸フィルム用ポリプロピレン系樹
脂組成物およびこれを少なくとも一軸方向に延伸して得
られることを特徴とする延伸フィルム。 (a)下記条件を満足する結晶性ポリプロピレン系樹脂
68〜99.7重量% 冷キシレン可溶部(CXS) 5.0重量%以下 極限粘度([η]) 1.6〜3.5 dl/g (b)下記条件を満足するポリオレフィン系樹脂 0.
1〜30重量% 冷キシレン可溶部(CXS) 30重量%以上 極限粘度([η]) 0.15〜1.5 dl/g (c)帯電防止剤 0.2〜2.0重量%
Description
た延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムを効率よく製造す
るのに適したポリプロピレン系樹脂組成物およびそれを
用いた延伸フィルムに関する。
に二軸延伸フィルムは、透明性、光沢等の光学的特性、
引張強度、剛性等の機械的特性、防湿性等が優れている
ゆえに食品包装、繊維包装、その他、広範囲な用途に使
用されている。しかし、このように優れた延伸ポリプロ
ピレン系樹脂フィルムにも欠点が皆無というわけではな
く、フィルム表面への塵の付着、印刷時のインク着肉不
良等の原因となる静電気を帯びやすいという欠点を有し
ている。このため従来、延伸ポリプロピレン系樹脂フィ
ルムでは、一般に練り込み型帯電防止剤を配合すること
により帯電防止性を発現させているが、延伸フィルムで
は、未延伸フィルムとは異なり高度に配向、結晶化が進
んでいるため帯電防止剤がフィルム表面に均一にブリー
ドしにくく、良好な帯電防止性を得るのは非常に難し
い。以上のことから、二軸延伸フィルムにおいて、帯電
防止剤をフィルム表面にブリードさせるための技術とし
て、低分子量の結晶性ワックスの配合(特開昭55−1
51046号公報)が提示されているが、これでは低分
子量の結晶性ワックスがフィルム製膜時にポリプロピレ
ン結晶中に取り込まれてしまうため、帯電防止剤がフィ
ルム表面にブリードしにくくなり、十分な帯電防止性の
改良効果が得られない。
止性の改良手段として、低分子量の非晶性ポリプロピレ
ン樹脂に帯電防止剤を高濃度に練り込んだマスターバッ
チの使用(特開平5−98096号公報)が提示されて
いるが、これに例示されている非晶性のポリプロピレン
樹脂では分子量が小さすぎるため、それ自体がフィルム
製膜後にフィルム表面にブリードして表面がべたつき、
フィルム同志の互着を起こすため、二軸延伸フィルム用
途としては不適当である。
は、帯電防止性に優れる延伸ポリプロピレン系樹脂フィ
ルムを与えるポリプロピレン系樹脂組成物およびその延
伸フィルムを提供することである。
に鑑み、延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムの帯電防止
性を改良すべく種々検討した結果、結晶性ポリプロピレ
ン系樹脂に特定の構造を有するポリオレフィン系樹脂お
よび帯電防止剤を配合することにより上記目的に適った
延伸フィルム用ポリプロピレン系樹脂組成物およびその
延伸フィルムが得られることを見出し本発明に到達し
た。すなわち、本発明は以下のとおりである。 〔1〕下記(a)、(b)および(c)成分を含むこと
を特徴とする延伸フィルム用ポリプロピレン系樹脂組成
物。 (a)下記条件を満足する結晶性ポリプロピレン系樹脂
68〜99.7重量% 冷キシレン可溶部 5.0重量%以下 極限粘度([η]) 1.6〜3.5 dl/g (b)下記条件を満足するポリオレフィン系樹脂 0.
1〜30重量% 冷キシレン可溶部 30重量%以上 極限粘度([η]) 0.15〜1.5 dl/g (c)帯電防止剤 0.2〜2.0重量% 〔2〕上記の延伸フィルム用ポリプロピレン系樹脂組成
物を少なくとも一軸方向に延伸して得られることを特徴
とする延伸フィルム。
明する。本発明における(a)成分である結晶性ポリプ
ロピレン系樹脂とは公知のプロピレンを主体とする結晶
性重合体であり、結晶性単独重合体またはエチレン、ブ
テン−1等のα−オレフィンを2重量%以下含有する結
晶性プロピレン重合体である。また、結晶性ポリプロピ
レン重合体に含まれるα−オレフィンは2種類以上を用
いてもよい。これらのポリプロピレンは、例えば、特公
昭64−6211号公報、特公平4−37084号公報
に記載されている高活性触媒を用い、プロピレンを単独
に重合系へ供給するか、あるいは、プロピレンおよび少
量のα−オレフィンを重合系へ供給して重合を実施し、
得ることができる。本発明の延伸フィルム用ポリプロピ
レン系樹脂組成物全体に対する(a)成分の重量比は、
68〜99.7重量%の範囲にあることが必要である。
68重量%より少ないとフィルムの剛性が低下する。ま
た、99.7重量%より多いと帯電防止性の改良効果が
得られない。本発明の(a)成分の結晶性ポリプロピレ
ン系樹脂は、冷キシレン可溶部(全樹脂中の20℃キシ
レンに対する可溶分の割合(重量%)、以下「CXS」
という)が5.0重量%以下であることが必要であり、
好ましくは4.0重量%以下、特に好ましくは3.0重
量%以下である。CXSが多すぎるとフィルムの剛性が
低下する。また、(a)成分は、極限粘度(ウベローデ
型粘度計を用いて測定される極限粘度、以下「[η]」
という)が1.6〜3.5dl/gであることが必要で
あり、好ましくは1.8〜2.8dl/gである。
[η]が小さすぎても、大きすぎてもフィルム製膜時の
加工性が低下する。また、本発明(a)成分の分子量分
布(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)により測定される樹脂の重量平均分子量と数平均分
子量の比(Mw/Mn)、以下「Mw/Mn」という)
は、前記の高活性触媒系によって得られるようなMw/
Mnが6.0以下のものであり、好ましくは5.0以
下、特に好ましくは4.5以下である。
フィン系樹脂は、例えば、公知のチーグラーナッタ触媒
で重合されるプロピレン、エチレン、ブテン−1、ヘキ
セン−1、4−メチルペンテン−1等の単独重合体また
は共重合体もしくはこれらの重合体の混合物である。そ
の中でも、プロピレン単独重合体、エチレン−プロピレ
ン共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、エチレ
ン−プロピレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−ヘ
キセン−1共重合体、プロピレン−4−メチルペンテン
−1共重合体が好ましく用いられる。その中でも、エチ
レン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン
−1を0.5重量%以上、好ましくは1.5重量%以上
共重合させたプロピレン共重合体が特に好ましく用いら
れる。本発明の延伸フィルム用ポリプロピレン系樹脂組
成物全体に対する(b)成分の重量比は、0.1〜30
重量%の範囲にあることが必要であり、好ましくは、
0.2〜20重量%、特に好ましくは0.3〜10重量
%である。0.1重量%より少ないと帯電防止性の改良
効果が得られず、また、30重量%より多いとフィルム
の剛性が低下する。本発明の(b)成分はCXSが30
重量%以上であることが必要であり、好ましくは50重
量%以上、特に好ましくは70重量%以上である。CX
Sが少ないと、帯電防止性の改良効果が得られない。ま
た、(b)成分は、[η]が0.15〜1.5dl/g
であることが必要であり、好ましくは0.20〜1.2
dl/g、特に好ましくは0.30〜1.0dl/gで
ある。[η]が小さすぎるとそれ自体がフィルム製膜後
にフィルム表面にブリードして表面がべたつき、フィル
ム同志の互着を起こしやすくなる。また、[η]が大き
すぎると結晶性ポリプロピレン系樹脂((a)成分)中
への分散性が悪化する。また、(b)成分は、温度18
0℃における溶融粘度が6000〜20000cpsで
あり、好ましくは8000〜15000である。溶融粘
度が小さすぎるとそれ自体がフィルム製膜後にフィルム
表面にブリードして表面がべたつき、フィルム同志の互
着を起こしやすくなる。また、大きすぎると結晶性ポリ
プロピレン系樹脂((a)成分)中への分散性が悪化す
る。本発明における(b)成分は、(1).(a)成分
を重合したときの副生成物として得ることもできるし、
(2).(b)成分のみを単独に重合することにより得
ることもできる。(1)の場合は、(a)成分の重合に
よって得られた樹脂を、そのまま(b)成分も含む樹脂
組成物として使用できるし、もしくは一旦(a)成分か
ら単離した(b)成分を後述する方法で(a)成分に配
合して使用することもできる。また、(2)の場合は、
得られた(b)成分を、別途準備しておいた(a)成分
に後述する方法で配合して使用することができる。その
中でも、(2)の場合の、単独に重合することにより得
られた(b)成分を、別途準備しておいた(a)成分に
後述する方法で配合して使用する方法が好ましい。
剤は、一般にポリオレフィンフィルム(特にポリプロピ
レンフィルム)の帯電防止剤として使用されているもの
であればよく、特に限定されるものではない。(c)成
分の帯電防止剤を具体的に例示すると、第一級アミン
塩、第三級アミン、第四級アンモニウム化合物等カチオ
ン系のもの、硫酸化油、硫酸化アミド油、硫酸化エステ
ル油、脂肪アルコール硫酸エステル塩、アルキル硫酸エ
ステル塩、脂肪酸エチルスルフォン酸塩、アルキルスル
フォン酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、リン酸
エステル塩等のアニオン系のもの、多価アルコールの部
分的脂肪酸エステル、脂肪アルコールのエチレンオキサ
イド付加物、脂肪アミンまたは脂肪酸アミドのエチレン
オキサイド付加物、アルキルフェノールのエチレンオキ
サイド付加物、アルキルナフトールのエチレンオキサイ
ド付加物、ポリエチレングリコール、アルキルジエタノ
ールアミンの脂肪酸エステル、アルキルジエタノールア
ミド等の非イオン系のもの、カルボン酸誘導体、イミダ
ゾリン誘導体等の両性系のものが挙げられる。なかで
も、多価アルコールの部分的脂肪酸エステル、アルキル
ジエタノールアミンの脂肪酸エステル、アルキルジエタ
ノールアミドの非イオン系のものが好ましく用いられ、
グリセリンステアリン酸エステル、ステアリルジエタノ
ールアミンモノステアレートが特に好ましく用いられ
る。また、これらの帯電防止剤は単独での使用だけでな
く、2種類以上の併用によっても用いることができる。
本発明の延伸フィルム用ポリプロピレン系樹脂組成物全
体に対する(c)成分の重量比は、0.2〜2.0重量
%の範囲にあることが必要であり、好ましくは0.3〜
1.7重量%、特に好ましくは0.5〜1.5重量%で
ある。0.2重量%より少ないと十分な帯電防止性が得
られず、また2.0重量%より多いと、発煙、ロール汚
れ等の問題が製膜時に発生する。
ポリプロピレン系樹脂に、(b)成分であるポリオレフ
ィン系樹脂または(c)成分である帯電防止剤を配合す
る方法としては、これらが均一に分散する方法であれば
限定を受けるものではなく、例えば、リボンブレンダ
ー、ヘンシェルミキサー、タンブラーミキサー等で混合
し、その混合物を押出し機で溶融混練する方法等を挙げ
ることができる。なお、このとき、必要に応じて公知の
酸化防止剤、中和剤、滑剤、無滴剤、アンチブロッキン
グ剤等を適宜配合することができる。また、(a)成分
に(b)または(c)成分を1〜100重量部程度含む
マスターバッチをあらかじめ作製し、それを適宜配合し
て所定の濃度として用いることができる。このようにし
て得られた本発明の延伸フィルム用ポリプロピレン系樹
脂組成物は、通常以下に述べる方法にて製膜、延伸加工
され二軸延伸フィルムとなる。すなわち、該組成物を押
出し機にて溶融後、Tダイより押し出し、冷却ロールに
てシート状に冷却固化する。次いで得られたシートを多
数の加熱ロールにて縦方向に予熱、延伸し、続いて予熱
部、延伸部、および熱処理部からなる加熱炉にて横方向
に延伸し、必要に応じてコロナ処理等を実施し、巻き取
る。該組成物の溶融温度は、分子量によるが、通常23
0〜290℃、好ましくは240〜280℃の範囲で行
われる。縦延伸温度は通常120〜150℃、好ましく
は130℃〜145℃、縦延伸倍率は通常3〜8倍、好
ましくは4〜6倍で行われ、横延伸温度は通常150〜
170℃、好ましくは155℃〜165℃、横延伸倍率
は通常6〜12倍、好ましくは8〜10倍で行われる。
本発明のフィルムの厚みは、特に限定されないが、通常
200μm以下であり、好ましくは5〜100μm、特
に好ましくは8〜80μmである。以下、実施例、およ
び比較例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明
は、以下の実施例により特に限定を受けるものではな
い。
各項目は、下記の方法で測定した。 (1)冷キシレン可溶部(CXS) (単位:重量%) 試料5gを沸騰キシレン500mlに完全に溶解させた
後、20℃に降温し、4時間放置する。その後、これを
析出物と溶液とにろ別し、ろ液を乾固して減圧下70℃
で乾燥した。その重量を測定して含有量(重量%)を求
めた。 (2)極限粘度([η]) (単位:dl/g) ウベローデ型粘度計を用いて濃度 0.1、0.2およ
び0.5g/dlの3点について還元粘度を測定した。
極限粘度は、「高分子溶液、高分子実験学11」(19
82年共立出版株式会社刊)第491頁に記載の計算方
法、すなわち、還元粘度を濃度に対しプロットし、濃度
をゼロに外挿する外挿法によって求めた。溶媒としてテ
トラリンを用い、温度135℃で測定した。 (3)分子量分布(Mw/Mn) ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)に
より、下記の条件で測定した。また、検量線は標準ポリ
スチレンを用いて作成した。 機種 : ミリポアウォーターズ社製 150CV型 カラム : Shodex M/S 80 測定温度 : 145℃ 溶媒 : オルトジクロロベンゼン サンプル濃度: 5mg/8ml 本条件でNBS(National Bureau o
f Standards)のStandard Ref
erence Material 706(Mw/Mn
=2.1のポリスチレン)を測定したところ分子量分布
(Mw/Mn)2.1が得られた。 (4)エチレン含有量、ブテン−1含有量 (単位:
重量%) エチレン含有量:高分子分析ハンドブック(1985
年、朝倉書店発行)の256ページ「(i)ランダム共
重合体」の項記載の方法によってIRスペクトル法で決
定した。 ブテン−1含有量:IRスペクトル法により次式から決
定した。 ブテン−1含有量(重量%)=1.208K' ここで、K' は、767cm-1 における吸光度であ
る。 (5)溶融粘度 (単位:cps) 東京計器(株)製 BL型粘度計により、温度180℃
で測定した。 (6)帯電防止性 (単位:秒) 恒温恒湿室(温度23℃、湿度50%)で、スタティッ
クオネストメーター(Static Honestme
ter、宍戸商会(株)製)により、40mm×40m
mサイズの試料片に、加電圧10kVで1分間帯電させ
た後、帯電圧が半減するまでの秒数を帯電防止性の値と
した。この値が小さいほど帯電防止性は良好といえる。
測定は、40℃で3日間エージングさせたフィルムのコ
ロナ放電処理を施した面側を測定した。また、1試料に
つき3回測定し、その平均値を求めた。
レット化 CXSが1.9重量%、[η]が2.1dl/g、Mw
/Mnが3.8の プロピレンホモポリマー粉100重
量部に対して、安定剤としてステアリン酸カルシウム
0.1重量部、BHT(2,6−ジターシャリーブチル
ヒドロキシトルエン)0.2重量部、および商品名Ir
ganox1010(チバガイギー社製酸化防止剤)
0.05重量部をヘンシェルミキサーで混合した後、6
5mmφ押出し機で造粒、ペレット化した。 (II).(b)成分のポリオレフィン系樹脂のマスタ
ーバッチの作製 (I)記載のプロピレンホモポリマー粉80重量部に対
して、(b)成分のポリオレフィン系樹脂として、CX
Sが71重量%、[η]が0.43dl/g、エチレン
含量が2.4重量%のエチレン−プロピレン共重合体2
0重量部、安定剤としてステアリン酸カルシウム0.1
重量部、BHT(2,6−ジターシャリーブチルヒドロ
キシトルエン)0.2重量部、および商品名Irgan
ox1010(チバガイギー社製酸化防止剤)0.05
重量部をヘンシェルミキサーで混合した後、40mmφ
押出し機で造粒、ペレット化して(b)成分のマスター
バッチを得た。 (III).(c)成分の帯電防止剤のマスターバッチ
の作製 (I)記載のプロピレンホモポリマー粉90重量部に対
して、帯電防止剤としてグリセリンステアリン酸エステ
ルにステアリルジエタノールアミンモノステアレートを
加えたものを10重量部、安定剤としてステアリン酸カ
ルシウム0.1重量部、BHT(2,6−ジターシャリ
ーブチルヒドロキシトルエン)0.2重量部、および商
品名Irganox1010(チバガイギー社製酸化防
止剤)0.05重量部をヘンシェルミキサーで混合した
後、65mmφ押出し機で造粒、ペレット化して(c)
成分のマスターバッチを得た。 (IV).延伸フィルムの作製 (I)で得られたポリプロピレンペレット80重量部に
対し、(II)で得られた(b)成分のマスターバッチ
ペレット10重量部、(III)で得られた(c)成分
のマスターバッチペレット10重量部を加えてペレット
ブレンダーで混合した後、樹脂温度260℃で溶融押出
しを行い、30℃の冷却ロールにて急冷することにより
厚さ1.0mmのシート状に冷却固化し、続いて、余熱
後、縦延伸機のロール周速差により延伸温度145℃で
縦方向に5倍延伸し、引き続きテンター式延伸機にて延
伸温度162℃で横方向に8倍延伸し、170℃で熱処
理を行い、厚さ25μmの延伸フィルム(各成分の重量
比 (a)成分:96.7重量%、(b)成分:2.0
重量%、(c)成分:1.0重量%)とした後、フィル
ムの片面にコロナ放電処理機で表面ぬれ張力が42dy
neになるように処理を施した。得られた延伸フィルム
を40℃で3日間エージングし、帯電防止性を評価し
た。評価結果を表1に示した。
重量部に対し、実施例1(II)記載の(b)成分のマ
スターバッチペレット2.5重量部、実施例1(II
I)記載の(c)成分のマスターバッチペレット10重
量部を加えてペレットブレンダーで混合した以外は、実
施例1(IV)と同様にして延伸フィルムを作製し(各
成分の重量比 (a)成分:98.2重量%、(b)成
分:0.5重量%、(c)成分:1.0重量%)、帯電
防止性を評価した。評価結果を表1に示した。
部に対し、実施例1(II)記載の(b)成分のマスタ
ーバッチペレット20重量部、実施例1(III)記載
の(c)成分のマスターバッチペレット10重量部を加
えてペレットブレンダーで混合した以外は、実施例1
(IV)と同様にして延伸フィルムを作製し(各成分の
重量比 (a)成分:94.7重量%、(b)成分:
4.0重量%、(c)成分:1.0重量%)、帯電防止
性を評価した。評価結果を表1に示した。
ン系樹脂として、CXSが79重量%、[η]が0.4
1dl/g、エチレン含量が6.5重量%のエチレン−
プロピレン共重合体を用いた以外は、実施例1(II)
と同様にして(b)成分のマスターバッチペレットを得
た。さらに実施例1(IV)と同様にして延伸フィルム
を作製し(各成分の重量比 (a)成分:96.7重量
%、(b)成分:2.0重量%、(c)成分:1.0重
量%)、帯電防止性を評価した。評価結果を表1に示し
た。
ン系樹脂として、CXSが84重量%、[η]が0.4
2dl/g、エチレン含量が12.2重量%のエチレン
−プロピレン共重合体を用いた以外は、実施例1(I
I)と同様にして(b)成分のマスターバッチペレット
を得た。さらに実施例1(IV)と同様にして延伸フィ
ルムを作製し(各成分の重量比 (a)成分:96.7
重量%、(b)成分:2.0重量%、(c)成分:1.
0重量%)、帯電防止性を評価した。評価結果を表1に
示した。
ン系樹脂として、CXSが91重量%、[η]が0.4
3dl/g、ブテン含量が45.2重量%のプロピレン
−ブテン−1共重合体を用いた以外は、実施例1(I
I)と同様にして(b)成分のマスターバッチペレット
を得た。さらに実施例1(IV)と同様にして延伸フィ
ルムを作製し(各成分の重量比 (a)成分:96.7
重量%、(b)成分:2.0重量%、(c)成分:1.
0重量%)、帯電防止性を評価した。評価結果を表1に
示した。
部に対し、実施例1(III)記載の(c)成分の帯電
防止剤のマスターバッチペレット10重量部を加えてペ
レットブレンダーで混合し、実施例1(II)記載の
(b)成分のマスターバッチペレットを混合しなかった
以外は、実施例1(IV)と同様にして延伸フィルムを
作製し(各成分の重量比 (a)成分:98.7重量
%、(b)成分:無添加、(c)成分:1.0重量
%)、帯電防止性を評価した。評価結果を表1に示し
た。
ン系樹脂として、CXSが21重量%、[η]が0.1
1dl/g、エチレン含量が3.2重量%のエチレン−
プロピレン共重合体を用いた以外は、実施例1(II)
と同様にして(b)成分のマスターバッチペレットを得
た。さらに実施例2と同様にして延伸フィルムを作製し
(各成分の重量比 (a)成分:98.2重量%、
(b)成分:0.5重量%、(c)成分:1.0重量
%)、帯電防止性を評価した。評価結果を表1に示し
た。
部に対し、比較例2で得られた(b)成分のマスターバ
ッチペレット15重量部、実施例1(III)記載の
(c)成分のマスターバッチペレット10重量部を加え
てペレットブレンダーで混合した以外は、実施例1(I
V)と同様にして延伸フィルムを作製し(各成分の重量
比 (a)成分:95.7重量%、(b)成分:3.0
重量%、(c)成分:1.0重量%)、帯電防止性を評
価した。評価結果を表1に示した。以上の実施例、比較
例から本発明により得られる樹脂組成物で延伸したフィ
ルムは、帯電防止性の改良効果が明らかに認められる。
系樹脂組成物は、帯電防止性に優れた延伸フィルムを与
える。本発明により提供される延伸フィルムは、優れた
帯電防止性を生かして食品包装、繊維包装等広範な用途
に使用できる。
Claims (2)
- 【請求項1】下記(a)、(b)および(c)成分を含
むことを特徴とする延伸フィルム用ポリプロピレン系樹
脂組成物。 (a)下記条件を満足する結晶性ポリプロピレン系樹脂
68〜99.7重量% 冷キシレン可溶部 5.0重量%以下 極限粘度([η]) 1.6〜3.5 dl/g (b)下記条件を満足するポリオレフィン系樹脂 0.
1〜30重量% 冷キシレン可溶部 30重量%以上 極限粘度([η]) 0.15〜1.5 dl/g (c)帯電防止剤 0.2〜2.0重量% - 【請求項2】請求項1記載の延伸フィルム用ポリプロピ
レン系樹脂組成物を少なくとも一軸方向に延伸して得ら
れることを特徴とする延伸フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21148296A JPH1053675A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 延伸フィルム用ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21148296A JPH1053675A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 延伸フィルム用ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1053675A true JPH1053675A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16606692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21148296A Pending JPH1053675A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 延伸フィルム用ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1053675A (ja) |
Cited By (2)
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-
1996
- 1996-08-09 JP JP21148296A patent/JPH1053675A/ja active Pending
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