JPH1053820A - 鋼ダスト、スラッジ及び/又は鉱石の金属化合物類の処理方法 - Google Patents

鋼ダスト、スラッジ及び/又は鉱石の金属化合物類の処理方法

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JPH1053820A
JPH1053820A JP21273496A JP21273496A JPH1053820A JP H1053820 A JPH1053820 A JP H1053820A JP 21273496 A JP21273496 A JP 21273496A JP 21273496 A JP21273496 A JP 21273496A JP H1053820 A JPH1053820 A JP H1053820A
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sludge
aluminum
metal
metal compounds
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Giichi Koshiba
義一 小柴
Yasuo Otani
康夫 大谷
Itaru Suyama
格 陶山
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ASAHI GIKEN HANBAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製鋼ダスト、スラッジ金属化合物類の処理方法
に関し、特にアルミニウム含有アルミ残灰を利用して製
鋼ダスト、スラッジ金属化合物類の処理時における投入
熱量を減少させた製鋼ダスト、スラッジ金属化合物類の
処理方法を提供することを目的とする。 【構成】製鋼ダスト、スラッジ金属化合物類及び/又は
ニッケル鉱石、クロム鉱石、マンガン鉱石、チタン鉱
石、鉄鉱石の何れか少なくとも一種の鉱石を含む金属化
合物に、炭素含有還元剤とアルミニウム含有アルミ残
灰、及び更に必要に応じ粘結剤を添加、混合、成形して
成形体とし、これを加熱、あるいは放電して着火させ自
焼させた後、溶融炉に装入して還元溶融することあるい
は、前記成形体を直接溶融炉に装入して還元精錬するこ
とを特徴とする製鋼ダスト、スラッジ金属化合物類の処
理方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製鋼ダスト、スラッ
ジ及び/又は鉱石の金属化合物類の処理方法に関し、特
にアルミニウム含有アルミ残灰を利用して製鋼ダスト、
スラッジ金属化合物類の処理時における投入熱量を減少
させた製鋼ダスト、スラッジ金属化合物類の処理方法に
関する。
【0002】
【従来技術】従来より製鋼ダスト、スラッジ金属化合物
類の処理方法としては、それらに炭素系還元剤と粘結剤
とを加え混合してペレットやブリケットに成形し、得ら
れたペレットやブリケット状成形物を予熱乾燥後、高温
スラグ内に投入し加熱して有用金属を還元回収する技術
が知られており、例えば、特開昭60−43444号公
報には溶滓の顕熱を有効利用してNiやFeを回収する
ダストの無公害処理が開示されている。同じく溶滓の顕
熱を利用する方法であって、還元剤として炭素質を使用
し、これと種々の還元助剤と組合せることによる製鋼ダ
スト、スラッジ金属化合物類の処理方法が知られてい
る。例えば、特公昭60−159128号公報には、還
元助剤として、CaCl2またはNaClを、特公昭6
0−159133号公報には、CaCl2、NaCl及
び鋳鉄粉を、特公昭60−159129号公報にはCa
Cl2、NaClまたはソーダ灰を、特公昭60−15
9130号公報にはアルカリ金属炭酸塩(Na2CO3
2CO3)を使用する技術がそれぞれ開示されている。
【0003】しかし、これらの方法は、何れも熱源とし
てスラグ顕熱を使う技術であるからスラグの発生量、発
生のタイミングによって処理量が制約される難点があ
る。また、還元剤に炭素質を用いるため1,400℃以
上の高温にしないと反応時間が長く、還元効率が低い。
また、スラグ中にダストやスラッジ金属化合物類を投入
するとスラグ温度が低下して反応が抑制され、更に溶滓
の粘度が急激に上昇し、揮発成分の揮化が不完全になる
という欠点もある。溶滓温度の低下抑制のため、塊状成
形物に予め燃焼剤、例えば液体燃料を混合して焙焼させ
る方法(特願昭59−136364号公報参照)や炭素
質燃料と燃焼助剤(例えば、鉄粉、アルミニウム粉、フ
ェロシリコン粉、KCl)を混合した塊状成形を焙焼さ
せて、溶滓と反応させる方法(特開昭60−18124
7号公報、特開昭60−218415号公報参照)や、
還元剤として炭素質、アルミニウム粉、フェロシリコン
粉、還元助剤としてNaCl、CaCl2、KClO3
鋳鉄粉を用いる方法(特開昭60−187632号公報
参照)が知られている。これらの方法は、炭素質還元剤
を使用するため塊状成形物の焙焼に3〜5時間もの長時
間を有すること、空気量のコントロールが難しく焼上り
が不均一になり易いという欠点がある。その結果、有価
メタルの回収率が劣化するという問題が生じる。
【0004】また、ダスト、スラッジ金属化合物類を加
熱乾燥して粉体のまま、コークス、充填層堅型炉へ吹込
んで還元する方法が、特開平6−179905号公報に
開示されている。しかし、この方法は、設備が大掛りで
処理物が大量に供給されないと採用できる方法ではな
い。また、アルミニウム含有アルミニウム残灰(以下A
l残灰と記す)中のAlのテルミット反応を利用する技
術に関しては、製鋼ダスト、スラッジよりZnを回収す
る方法(特開平5−202436号公報)がある。この
方法は、製鋼ダスト、スラッジをロータリーキルン等で
還元焙焼し、Zn及びPbなどの揮発しやすい成分を粗
酸化亜鉛として補集する。この粗酸化亜鉛にAl残灰と
フラックス(CaO、Na2CO3、NaOHなど)を加
え塊成化し、AlとZnOのテルミット反応によりZn
を還元、揮発させる。揮発した金属Znをフィルターで
回収する技術である。この技術は、Znの回収を粗酸化
亜鉛−揮発還元と2段階で得るものであってそれぞれの
段階で多量の熱エネルギ−を消費するという難点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
欠点を改良すべく種々検討した結果、炭素質還元剤と共
にAl23を含んだAl粉、特にAl溶解時の副産物で
あるAl残灰を使用することにより塊状成形体の成形性
が良く、焙焼性の向上した塊状成形体が得られることを
見出し、更にAlテルミット反応特有の速い反応速度
と、Al23生成熱量の大きいため、成形体自体が高温
になることが有効に作用し、金属の回収率が向上すると
の知見を得、この知見に基づいて更に検討した結果、本
発明を完成したもので、本発明の目的はアルミニウム含
有アルミ残灰を利用して製鋼ダスト、スラッジ金属化合
物類の処理時における外部から加える熱量を減少させた
製鋼ダスト、スラッジ金属化合物類の処理方法を提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明の
要旨は、製鋼ダスト、スラッジ金属化合物類及び/又は
ニッケル鉱石、クロム鉱石、マンガン鉱石、チタン鉱
石、鉄鉱石の何れか少なくとも一種の鉱石を含む金属化
合物に、炭素含有還元剤とアルミニウム含有アルミ残
灰、及び更に必要に応じ粘結剤を添加、混合、成形して
成形体とし、これを加熱、あるいは放電して着火させ自
焼させた後、溶融炉に装入して還元溶融することを特徴
とする製鋼ダスト、スラッジ金属化合物類の処理方法で
あり、請求項2の発明の要旨は、製鋼ダスト、スラッジ
金属化合物類及び/又はニッケル鉱石、クロム鉱石、マ
ンガン鉱石、チタン鉱石、鉄鉱石の何れか少なくとも一
種の鉱石を含む金属化合物に、炭素含有還元剤とアルミ
ニウム含有アルミ残灰、及び更に必要に応じ粘結剤を添
加、混合、成形して成形体とし、これを溶融炉内に装入
し、成形体を加熱又は放電し着火させて自焼させながら
還元溶融することを特徴とする製鋼ダスト、スラッジ金
属化合物類の処理方法である。そして、本発明では、還
元溶融する際、発生するAl23生成熱が金属酸化物の
還元に必要な熱量の大半を供給するので、省エネルギ−
効果の大きい製鋼ダスト、スラッジ金属化合物類の処理
方法である。
【0007】すなわち、本願の請求項1の発明は、先ず
ダスト、スラッジ金属化合物類に炭素質還元剤とAl残
灰を混合して、成形体を作製するものであるが、この
際、成形体に成形しにくい場合には粘結剤を添加して成
形体を形成する。次いで、得られた成形体を加熱、ある
いは放電させて着火し自焼させる。その際、塊状成形体
に含有されている水分や揮発性金属(Na、K、Zn、
Pbなど)が揮散する。焙焼後の塊状成形体は、溶融還
元炉へ装入して金属を炭素還元する。請求項2の発明
は、同様な方法で塊状成形体を得たら、それを自然乾燥
した後、溶融還元炉内へ直接装入し着火して自焼させ
る。その時塊状成形体内部で、金属Alと金属酸化物が
次式のように反応して金属とAl23が生成する。 3NiO+2Al=3Ni+Al23……(1) Fe23+2Al=2Fe+Al23……(2) Cr23+2Al=2Cr+Al23……(3) 3MnO+2Al=3Mn+Al23……(4) Al23生成熱は390Kcal/molと大きく、こ
の生成熱によって塊状成形体自体の温度が上昇するの
で、外部エネルギ−は余り供給しなくても金属を還元で
きる優れた溶融還元法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明における被処理物である製鋼
炉ダスト、スラッジ金属化合物類は、金属酸化物が主体
であるが、スラッジの処理に中和剤としてCaOを使用
した場合、CaSO4の如き硫酸塩、CaF2の如きふっ
化物、硝酸塩および金属水酸化物が含有されている。従
って、本発明ではこの金属酸化物の還元及び硫酸塩と金
属水酸化物等の分解を炭素含有還元剤及びアルミニウム
含有アルミ残灰(Al残灰とも記載する)によって行う
のである。
【0009】本発明で使用する炭素含有還元剤として
は、通常金属酸化物の還元に使用されるものならは何れ
でも良く、例えば、コ−クス、カーボンブリーズ、木
炭、石炭粉末等であり、その粒度としては0.1〜15
mmが適当である。また、本発明で使用するAl残灰と
しては、金属Alを30重量%以上含有する最大径2m
m以下の微粉末であることが好ましい。すなわち、本発
明におけるAl粉末としては粒径が小さく、かつ比較的
均一であって粒度分布が広すぎないものを用いることが
必要である。好ましくは平均粒径が0.01〜0.2m
mであり、最大粒径が2mm以下のものが用いられる。
【0010】本発明におけるAl残灰中のアルミナ(A
23)粉末の役割はテルミット反応速度を調節するこ
とである。しかして、テルミット反応の反応速度を制御
するために、Al23粉末を30%以上70%以下含有
することが必要である。Al23粉末の含有率が70%
を超えると反応が抑制されて、反応時間が長くなり、ま
た、30%未満だと短時間に反応が進み、突沸現象が観
察される。好ましくはAl23:40〜55%の範囲で
ある。Al23の粒径分布はAl粉末のそれと同程度の
ものが好ましい。このようなAl23含有Al粉末とし
ては、Al溶解時に副産物として発生するAl残灰が適
合する。特に金属Alを回収した残りのAl残灰のう
ち、金属Al:10〜50%(好ましくは25〜40
%)、AlN:1〜20%(好ましくは5〜15%)、
Al23:30〜70%(好ましくは40〜55%)か
らなるものが使用可能である。
【0011】製鋼ダスト、スラッジ金属酸化物類に対す
るAl残灰の配合率は、金属Al含有率で1%〜10%
になるようにする。好ましくは2%〜6%である。金属
Alが原料に対して1%以下であると焙焼が不可能であ
り、10%以上では塊状物が急激な生成熱発生のため破
砕される。本発明では製鋼ダスト、スラッジ金属化合物
類と炭素含有還元剤及びAl残灰とより成形体に成形す
る。通常、これらのものは容易に成形しうるが、成形困
難な場合には粘結剤を添加する。粘結剤としては、ステ
アリン酸、ポリビニールアルコール、ポルトランドセメ
ント等が使用される。成形手段としては双ロール式ブリ
ケットマシン、ペレタイザーによって行う。成形物の形
状としては、ペレット状、ブリケット等何れの形態でも
良く、好ましくは径換算(直径換算)で20〜50mm
φ、重量100〜200g程度の大きさの塊状成形物で
ある。
【0012】塊状成形体を還元炉に直接投入する直接還
元処理方法では、その配合率(金属Al配合率として)
は、上記と同じく1〜10%である。Al10%を超え
るとAl23生成熱量が大きくなりすぎて、還元炉を破
損するおそれがある。そのため原料に含まれる金属酸化
物を還元するのにこのAl量で不足する場合には、炭素
質還元剤を添加する。焙焼しないで還元炉に直接装入さ
れた塊状成形体に加熱あるいは放電着火させるとテルミ
ット反応が始まり、塊状成形体の温度が急激に上昇す
る。温度上昇部分から揮発成分が揮発する。揮発成分は
ダクト内で冷却され回収される。
【0013】前記のように金属Alが1〜10%配合さ
れているため、Al23生成熱によって炉内温度は上昇
する。金属Alの配合率が5%を超す時は、急激な発熱
のため炉が破損するおそれがあるので、塊状成形体の装
入は、少量ずつ数回に分けて行うことが必要である。金
属Alの配合率が3%を超える場合、自焼により炉内温
度は800℃以上に達するので、外部エネルギー(例え
ばアーク放電)を少し補えば還元反応が持続でき電力原
単位は大幅に下る。その上、反応時間が短くなるので、
原料処理量が大幅に増大する。本発明者らが得た実績で
は金属Al=3%配合で原料処理量を約2倍にすること
ができた。塊状成形体を予備焙焼する方法では、焙焼時
間が約1/2に短縮された。得られた焙焼体は一様で均
質な焼上りであり、内部に還元メタルが観察された(×
100顕微鏡による)。Al23粉末を含有しないAl
粉末を使用した場合は、予備焙焼では燃焼速度が早く爆
発的に燃焼し中心部の温度が上昇し、水蒸気などの生成
ガスの噴出により成形体が潰滅した。燃焼時間のコント
ロールは、Al粉と同程度の粒度分布をもつAl23
の混合で達成できた。その混合率は、金属Al量×
(1.5〜5)の範囲が好ましい。Al23の割合が大
きくなる程、燃焼時間は長くなる。
【0014】
【実施例及び比較例】
実施例1 焙焼助燃剤としての使用例 塊状成形体の焙焼を促進するため、スラッジ、電気炉ダ
スト金属化合物類及びニッケル鉱石粉末(10%配合)
に適量のカーボンブリーズを混合した調製原料にAl残
灰を10重量%添加し混合した。使用した調製原料の化
学成分を表1に示す。また、Al残灰の化学成分を表2
に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】(1)表1に示す調製原料5,000k
g、表2のAl残灰を550kgに水約300リットル
を加えロータリーミキサーで10分間混練した後、製団
機でブリケットを作製した。これを鋼製容器に約1,0
00kg入れて、100時間自然乾燥した。ブリケット
は良好に固化し破損、欠けなどの欠陥の発生は、従来品
(Al残灰無添加のもの)と同等であった。塊状成形体
(ブリケット)の圧縮強度(圧縮してブリケットが圧潰
する強度)は製団直後は従来法も本願発明の方法(Al
残灰添加)も約100Nと同じであったが、乾燥後の圧
縮強度は、本願発明の方法の方が約3〜4倍の強度を有
していた。ブリケットの特性について表3にまとめて示
す。
【0018】
【表3】
【0019】(2)乾燥後のブリケットを焙焼ボックス
(1.2m×1.2m×0.8mH)に約1,500k
g装入し、プロパンガスバーナで30分間底部を加熱し
着火した。その結果を表4に示す。従来法に比し本願法
は、着火性、着火の保持に優れ、燃焼時間が約1/2に
短縮され、焼上り結果も良好であった。
【0020】
【表4】
【0021】実施例2 焙焼助燃剤としての使用例 表1に示す調製原料に、金属Al含有率が各々10.5
%、21.3%、30.6%のAl残灰と、金属Al粉
末(Al含有率82%Al−残Al23)を用いて、ブ
リケット中の金属Al含有率と着火性の関係を調べた結
果を表5に示す。調製原料に対し、金属Al含有率が
1.5%以上あれば自焼するのでアルミ残灰中の金属A
l含有率は、10%以上あれば実用に供することができ
る。また、金属Al含有率が50%以上になると燃焼速
度が早くなりすぎ取扱いが困難となるし、Al含有率が
高くなるとコスト高になる。従ってAl残灰の金属Al
含有率は10〜50重量%が適している。なかでもAl
含有率30%前後のものがコストパフォーマンが高い。
【0022】
【表5】
【0023】実施例3 Al残灰を添加した成形体を直
接装入の例 調製原料にAl残灰を10%配合して成形した成形体
(以下、α−10−Ptと表記する)を還元炉に直接装
入した。α−10−Ptは原料層中で自動着火し、Al
テルミット反応で、揮散性アルカリ金属ガスを放出させ
た。天蓋下雰囲気温度は空気吹込み量の調節で700〜
800℃に保つことができた。上記空気吹込みでアルカ
リ金属ガスも酸化され、ダストとして炉外へ集塵除去し
た。焙焼の目的は揮散性アルカリ金属の蓄積による還元
炉の原料吹上げ障害の除去にあるが、空気吹込みで吹上
げ障害は防止できた。表6に示すように700℃あれば
蒸気圧の最も低い亜鉛(Zn)でも61mmHg=0.
08atmの飽和蒸気圧となる。一方α−10−Pt中
の揮散性アルカリ金属の濃度は表7の如くいずれも4%
以下であるから原料層が650℃以上に保たれればアル
カリ蒸気の析出濃縮は起きない。α−10−Ptを焙焼
しないまま、還元材・造滓材と混合し常温で還元炉に直
接装入した。天蓋下の空気流入量を調節し、雰囲気温度
を700〜800℃に保つと、装入後数分でα−10−
Ptは自動的に着火し、原料全面が700℃を超えた。
開放炉のままでは空気流入量が多く、雰囲気温度は40
0℃以下になり、α−10−Ptの着火は大幅に遅れ
た。原料層下部の炭素還元層からの700℃以上のCO
ガスが高温のままα−10−Ptに接触するまで、即ち
投入原料が遂次消化され、下層へ移行し着火温度に達す
るまでの遅れと判断できる。天蓋下雰囲気を還元性のま
ま700℃以上に保てれば、アルカリ金属蒸気を酸化さ
せることなく蒸着回収も可能である。ただし原料中の水
分を十分除去する必要がある。原料水分が、僅か0.6
%でも全金属蒸気を酸化させる。水分が0でも原料中の
各種水酸化物は400℃以上で遂次水蒸気を放出し金属
蒸気を酸化する。天蓋化の雰囲気を十分に還元性にする
為、温度を高く保ち、LPGなどの吹込みが必要にな
る。
【0024】
【表6】
【0025】
【表7】
【0026】実施例4 Al残灰入り成形体+混合粉を
直接装入 原料配合が変わると、例えば、スラッジが少なく、スケ
ール、ダストが多いと、α−10−Ptだけでは原料層
の温度上昇が大きく、部分的な融着も発生し、別の操炉
困難が起きた。この困難を解消するため、Al残灰添加
率を9%に減らし、成形体と成形する前の混合粉とを約
3:1で配合して直接装入した。天蓋温度は実施例3よ
りやや高く、720〜830℃であった。ダスト中のア
ルカリ濃度は実施例3より低いが、吹上げ障害も無く、
ほぼ全量を炉外へ除去出来た。スラッジは弗素、塩素を
多く含み、スラグ融点を大幅に引下げ、溶湯温度の低下
による溶湯排出困難を招いて来たが、Al23添加によ
りスラグ融点が上昇し、この困難も解消した。Al残灰
添加は、電力原単位引下げ効果があり、生産量増加を可
能にした。同時にAl灰添加は、スラグのAl23濃度
を高め、融点上昇により、Cr収率向上・溶湯排出容易
の効果もある。調製原料中のスラッジが減り、スケー
ル、ダストが増えると、成形体の金属水酸化物が減り、
着火後の温度上昇が大きく、そのことが反応速度を速
め、温度上昇速度を大きくさせる。スラッジの少ない原
料は弗素・塩素が減りスラグ融点がやや高い。したがっ
てAl残灰添加を減らし、スラグ融点を調節することが
望ましい。状況を検討し、Al残灰添加を9%に下げ、
スラグ融点の過度上昇を制御すると共に成形体:調製原
料比率を2:1、3:1として直装した。調製原料の少
ない3:1の方が炉況が安定していた。即ち、天蓋下温
度の変動が小さくダスト成分も変動率(標準偏差/平均
値)が少なかった(表10参照)。Al灰添加前の調製
原料組成を表8に、実施例3、4の平均的なスラグを表
9に示す。
【0027】
【表8】
【0028】
【表9】
【0029】
【表10】
【0030】アルカリ金属蒸気は天蓋下で酸化されダス
トとして補集される。原料層温度が低くなると、凝縮
し、濃縮効果を引起こす。実施例3、4では飽和温度が
最も高い亜鉛で14mmHg以下と想定され、原料層温
度は610℃以上であれば完全と判断された。テスト期
間中、原料層温度は常に650℃以上であった。念のた
め、原料層のサンプルを採取し、析出の有無を検査し
た。成形体表面に析出物が観測され、X線解析による
と、SiO2,MgO,Al23,CaO,が主な成分
で、Zn,Na,K,は弱かった。
【0031】実施例5 乾燥原料とAl残灰の成形体 スラッジ比率の多い原料ではAl残灰を増加させ、スラ
グの融点低下を防がねばならない。その結果炭素還元率
が減り、Alテルミット率が増える。その結果、アルカ
リ金属蒸気濃度が高くなる。即ち、析出障害が起こり易
くなる。Al灰の配合比率が増えると同じ電力負荷でも
生産量が増加する。表11にあるように、スラッジの多
い原料は水分が多く、集塵機での潮解障害が起きる。原
料を乾燥すれば良いが、成形性が弱まる欠点がある。然
しAl残灰の配合比の増加は前述の通り電力原単位の低
減、生産量の増加があると共に、高Al23スラグが得
られ、このスラグが造滓材としての用途もある。
【0032】
【表11】
【0033】乾燥原料に微量のステアリン酸と灯油を加
え、粉末に潤滑性を付与し、粒子間距離を近づけ、成形
強度を確保する手段とした。表7にあるように、Al残
灰が増えると、追加すべき炭材(小塊Coke)量が急
速に減り、調製原料としては無炭素が扱い易かった。表
11の原料を乾燥し、更に無炭素にして、Alテルミッ
トのみで還元するには、化学量論的には30%Al、6
%AlNのAl残灰が約0.585kg/kg−B必要
であるが、生成スラグのAl23が高く、且つCaF2
は低くなる為、融点が高くなり過ぎ、操炉困難が予想さ
れた(表12参照)。勿論スラッジのみの原料を高Al
のAl残灰で還元すれば、上記困難は解決出来るが、経
済的な困難が起きる。
【0034】
【表12】
【0035】
【発明の効果】
(1)スラッジ、ダストに含まれる、金属酸化物とAl
残灰に含まれる金属アルミのテルミット反応により、原
料ブリケットを容易に焙焼することができる。すなわ
ち、ブリケットの着火性、着火の保持が良好で、焼上り
も均一で焼結することも無い。Al残灰無添加のブリケ
ットに比べ燃焼時間は約1/2に短縮される。 (2)アルミ残灰を添加することでブリケットの圧縮強
度を大きくすることができる。Al残灰10%配合で、
ブリケットの圧縮強度はAl残灰無添加に比して約3倍
となった。 (3)原料のスラッジ、ダストに含まれる金属酸化物と
Alが反応して生じるAl23生成熱を原料ブリケット
自体の加熱に利用することで還元に必要な外部エネルギ
ーの大幅な節約が可能である。電気炉で還元した場合、
Al残灰10%配合(金属Al=3%)で電力原単位は
約1/2に低減した。 (4)テルミット反応は、反応速度が速いのでその制御
が必要となる。Al残灰中のAl23粉の粒度分布及び
含有量を調節することで反応速度を実用的な範囲にコン
トロールすることが可能である。Al23生成熱量と反
応速度のコントロールで還元時間を約1/2に短縮する
ことができ、生産性を向上させることができる。原料の
処理能力が2倍と大きくなったので、Ni鉱石やクロム
鉱石を粉砕して、スラッジ、製鋼ダストに配合使用する
ことができる。 (5)スラッジ中にCaF2が多い場合、スラグ融点が
低下し、CrやMnの還元率が悪くなる。しかし、Al
残灰を使用することでスラグにAl23が含有される結
果、スラグ融点が上昇し、上記有効メタルの回収が良好
になる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製鋼ダスト、スラッジ金属化合物類及び
    /又はニッケル鉱石、クロム鉱石、マンガン鉱石、チタ
    ン鉱石、鉄鉱石の何れか少なくとも一種の鉱石を含む金
    属化合物に、炭素含有還元剤とアルミニウム含有アルミ
    残灰、及び更に必要に応じ粘結剤を添加、混合、成形し
    て成形体とし、これを加熱、あるいは放電して着火させ
    自焼させた後、溶融炉に装入して還元溶融することを特
    徴とする製鋼ダスト、スラッジ及び/又は鉱石の金属化
    合物類の処理方法。
  2. 【請求項2】 製鋼ダスト、スラッジ金属化合物類及び
    /又はニッケル鉱石、クロム鉱石、マンガン鉱石、チタ
    ン鉱石、鉄鉱石の何れか少なくとも一種の鉱石を含む金
    属化合物に、炭素含有還元剤とアルミニウム含有アルミ
    残灰、及び更に必要に応じ粘結剤を添加、混合、成形し
    て成形体とし、これを溶融炉内に装入し、成形体を加熱
    又は放電し着火させて自焼させながら還元溶融すること
    を特徴とする製鋼ダスト、スラッジ及び/又は鉱石の金
    属化合物類の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記アルミニウム含有アルミ残灰は、金
    属Al:10〜50重量%、AlN:1〜20重量%、
    Al23:30〜70重量%含有することを特徴とする
    請求項1及び2記載の製鋼ダスト、スラッジ金属化合物
    類の処理方法。
  4. 【請求項4】 前記アルミニウム含有アルミ残灰の最大
    粒経が2mm以下で、且つ、平均粒経が0.01〜0.
    2mmであることを特徴とする請求項1及び2記載の製
    鋼ダスト、スラッジ及び/又は鉱石の金属化合物類の処
    理方法。
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