JPH1055501A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH1055501A
JPH1055501A JP14189997A JP14189997A JPH1055501A JP H1055501 A JPH1055501 A JP H1055501A JP 14189997 A JP14189997 A JP 14189997A JP 14189997 A JP14189997 A JP 14189997A JP H1055501 A JPH1055501 A JP H1055501A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トラックピッチの狭小化及びトラックの高密度
化を実現し、且つ大きい再生出力を得ることが可能な磁
気記録再生装置を提供することにある。 【解決手段】磁気ディスク1上に所定のトラックに沿っ
て信号を磁気的に記録する記録ヘッド11と、スピンバ
ルブ型磁気抵抗素子を有し、磁気ディスク1上に記録さ
れた信号を再生するものであって、トラック幅方向にお
ける感度分布が外部制御信号に従って変化する再生ヘッ
ド12と、この再生ヘッド12に前記外部制御信号を与
える制御手段とを備える磁気記録再生装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク装
置の如き磁気記録再生装置に関し、特に、複合ヘッドを
用いた磁気記録再生装置。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置、例えばハードディス
ク装置は、コンピュータ用のランダムアクセス可能な大
容量の外部記憶装置として多く利用されている。ハード
ディスク装置には、記憶容量の大容量化のために高記録
密度化に対する要求がますます高まっており、この要求
に応えるべく多方面から研究開発がなされている。
【0003】一般に、ハードディスク装置は、非磁性基
板上に磁性層を設けてなる磁気ディスクが一本の回転軸
に複数枚積み重ねて取り付けられ、記録再生用のヘッド
はアームに取り付けられて各ディスク面に対向して配置
され、アームがアクチュエータによりディスク半径方向
に移動されてヘッドの位置決め、つまりシーク動作を行
うように構成されている。信号の記録再生を行う際に、
ヘッドは高速で回転するディスク面には直接接触せず、
わずかに浮上した状態でディスク面の所望の位置にアク
セスするように配置される。そして、ディスク面上の同
心円状のトラックに対して、ヘッドによって信号が記録
され、あるいは記録された信号が再生される。
【0004】このようなハードディスク装置において、
記憶容量の大容量化の要求に応えるためには、ディスク
の線記録密度、すなわちトラック長さ方向の記録密度を
高めたり、あるいはトラック幅を狭めてトラック密度を
高めることにより記録密度を向上させようとする試みが
これまでになされている。近年、さらに記録密度を高め
るため、ヘッドを極端に低浮上させたり、あるいは、記
録媒体にヘッドをほぼ接触させて記録再生を行う接触記
録の研究開発も勢力的に行なわれている。
【0005】一方、信号再生の感度を高めるために、磁
気抵抗効果を利用したMRヘッドに代表される能動型ヘ
ッドの開発も盛んに行われている。MRヘッドは、パー
マロイなどの軟磁性体の電気抵抗が外部磁界により変化
する性質を利用して、記録媒体からの磁束を電気信号に
変換するヘッドである。このヘッドの再生感度は、軟磁
性体からなるMR素子の電気抵抗の変化を電圧変化に変
換するためにMR素子に流すセンス電流の大きさに比例
することから、ヘッド・媒体間の相対速度が小さい場合
でも、大きな再生出力が得られるという特徴がある。ま
た、MRヘッドの再生出力が大きいという特徴を生かし
てトラック幅を狭くし、トラック密度を高めることが可
能となっている。
【0006】MRヘッドからなる再生ヘッドは、誘導型
ヘッドからなる記録ヘッドとトラック方向に所定距離離
間して一体化された複合ヘッドとしてヘッドスライダ上
に搭載される使用形態がとられることが多い。複合ヘッ
ドはヘッドスライダを介してロータリアクチュエータに
よりディスクの半径方向に移動され、先のように目標ト
ラックへの位置決め動作、すなわちシーク動作が行われ
る。この場合、記録ヘッドと再生ヘッドの間にトラック
方向に存在する間隔のために、シーク動作時に記録ヘッ
ドと再生ヘッドの間にトラックずれが発生する。ここで
トラックずれとは、ヘッドとトラックとの相対位置が記
録ヘッドと再生ヘッドとで異なることをいう。
【0007】このトラックずれのメカニズムについて、
図19を用いて説明する。図19(a)(b)は、ロー
タリアクチュエータにより移動される複合ヘッドが磁気
ディスク上の内周側トラックおよび外周側トラックにそ
れぞれ位置しているときの状態を模式的に示す図であ
る。同図に示されるように、ロータリアクチュエータを
用いて複合ヘッドを移動させる場合には、ヘッドの向き
(アジマス方向)とトラック方向との角度差、いわゆる
スキュー角がヘッドの位置するトラック半径位置によっ
て変化する。図19(a),図19(b)の例では、ス
キュー角θは内周側で負となり、外周側で正となってい
る。このようなトラック半径位置によるスキュー角の変
化は、そのまま記録ヘッドと再生ヘッド間のトラックず
れとなって現れる。このトラックずれは、特にトラック
ピッチが狭くなるに従い大きくなり、正しい再生を行う
上で問題となってくる。
【0008】また、高トラック密度化のためにトラック
幅を狭くすると、記録ヘッドと再生ヘッドとのトラック
幅方向の位置合わせ精度を高める必要がある。しかし、
狭トラック化すると製造プロセスの精度の点で記録ヘッ
ドと再生ヘッドの位置合わせ公差が相対的に大きくな
り、高トラック密度化に大きな障害となる。
【0009】さらに、ロータリアクチュエータを粗動ア
クチュエータとし、機械式のマイクロアクチュエータを
微動アクチュエータとした二段制御式のヘッド駆動機構
も提案されている。このヘッド駆動機構により、複合ヘ
ッドは記録時には記録ヘッドがトラックに乗るように、
また再生時には再生ヘッドがトラックに乗るようにそれ
ぞれ制御される。従って、記録と再生を頻繁に繰り返す
場合には、複合ヘッド全体を頻繁に駆動しなければなら
ず、所望の記録ヘッドまたは再生ヘッドを目標トラック
上に正確にセトリングするのに要する時間が長くなって
しまう。
【0010】また、ヘッド・媒体間スペーシングが非常
に小さくなって、両者が接触した場合には、その接触力
がマイクロアクチュエータに対して外乱として加わるた
め、ヘッド駆動機構が十分な機能を発揮できず、高精度
のトラッキング制御ができないという問題が起こる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、複合
ヘッドを用いた磁気記録再生装置においてはトラックず
れの問題が内在しており、かかるトラックずれのため
に、再生出力の低下を招き、トラックピッチの狭小化を
阻害し、トラックの高密度化を阻害するものとなってい
た。
【0012】そこで、本発明の目的は、トラックピッチ
の狭小化及びトラックの高密度化を実現し、且つ大きい
再生出力を得ることが可能な磁気記録再生装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は次のような磁
気記録再生装置により達成できる。すなわち、磁気記録
媒体上に所定のトラックに沿って信号を磁気的に記録す
る記録ヘッドと、スピンバルブ型磁気抵抗素子を有し、
前記磁気記録媒体上に記録された信号を再生するもので
あって、トラック幅方向における感度分布が外部制御信
号に従って変化する再生ヘッドと、この再生ヘッドに前
記外部制御信号を与える制御手段とを具備する。
【0014】また、上記目的は次のような磁気記録再生
装置により達成される。すなわち、磁気記録媒体上に所
定のトラックに沿って信号を磁気的に記録する記録ヘッ
ドと、スピンバルブ型磁気抵抗素子を有し、前記磁気記
録媒体上に記録された信号を再生する再生ヘッドと、前
記磁気感応素子に磁気的に設けられ、前記トラック,記
録ヘッド及び再生ヘッドとの間の時間的且つ位置的な振
舞に応じた電流が供給される導電部材とを具備する磁気
記録再生装置。
【0015】さらに、上記目的は次のような磁気記録再
生装置により達成される。即ち、磁気記録媒体上に所定
のトラックに沿って信号を磁気的に記録する記録ヘッド
と、スピンバルブ型磁気抵抗素子と、このスピンバルブ
型磁気抵抗素子に設けられ、当該スピンバルブ型磁気抵
抗素子にバイアス磁界を印加するバイアス磁界印加手段
とを含み、トラック幅方向における感度分布を、再生ヘ
ッドと記録ヘッドとの間隔と,再生ヘッドの向きとトラ
ックの伸長方向との角度差とに基づいて変化させる再生
ヘッド部材と、を備えたことを特徴とする磁気記録再生
装置。
【0016】またさらに、上記目的は次のような磁気記
録再生装置により達成される。すなわち、磁気記録媒体
上に所定のトラックに沿って信号を磁気的に記録する記
録ヘッドと、スピンバルブ型磁気抵抗素子と、シャント
バイアス効果によって当該スピンバルブ型磁気抵抗素子
にバイアス磁界を印加するための電流を当該スピンバル
ブ型磁気抵抗素子自体に流す手段とを含み、当該手段に
よりスピンバルブ型磁気抵抗素子自体に流す電流は,再
生ヘッドと記録ヘッドとの間隔と,再生ヘッドの向きと
トラックの伸長方向との角度差と,に基づいて規定され
る、再生ヘッドと、を備えたことを特徴とする磁気記録
再生装置。
【0017】このように本発明では、複合ヘッドの再生
ヘッドとして、詳細は後述するスピンバルブ型磁気抵抗
素子(GMR素子)によるGMRヘッドを用い、しかも
当該GMRヘッドの感度分布の中心を移動することで、
GMRヘッドを用いることに伴って大きい再生出力を得
ると共に、感度分布の中心を移動したとしてもトラック
相互間におけるクロストークの発生を大きくしないよう
にして、トラックピッチの狭小化及びトラックの高密度
化を実現する。本発明は、GMRヘッドは感度特性が対
称であり、感度分布の中心を移動した場合でも、特性曲
線の裾部分が広がることなく特性曲線全体が移動するこ
とに着眼点がある。
【0018】一方、再生ヘッドの感度分布を、スピンバ
ルブ型磁気抵抗素子に印加する磁界によって制御するこ
とにより、従来の機械式のヘッド駆動機構に比べサーボ
帯域、つまりヘッドの駆動周波数帯域を非常に高くする
ことが可能となる。すなわち、従来のロータリアクチュ
エータやマイクロアクチュエータなどの機械式アクチュ
エータの場合、10数kHzオーダの固有振動数を超え
てサーボ駆動することはできない。これに対し、本発明
のように磁気的に再生ヘッドの感度分布を移動制御する
方式では、微動アクチュエータ機能の駆動対象が再生ヘ
ッド自身の磁気的な特性である感度分布であり、再生ヘ
ッド自体を駆動する機械式アクチュエータと異なり、駆
動対象が質量を持たないため、機械式アクチュエータの
みを用いた場合に比べ1桁以上高い周波数でサーボ駆動
を行うことが可能となる。この結果、非常に応答性に優
れたヘッド位置決め制御が可能であり、記録と再生を頻
繁に繰り返す場合でも、所望の記録ヘッドまたは再生ヘ
ッドを目標トラック上に正確にセトリングするのに要す
る時間が短縮される。
【0019】さらに、このように再生ヘッドの感度分布
を磁気的に動かすようにすると、ヘッド・媒体間の機械
的な接触による外乱がヘッドに加わった場合でも、機械
式アクチュエータのようにヘッドの駆動が影響を受ける
ことがなく、安定したヘッド位置決め制御が可能とな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態の説明に
先立ち、本発明の原理を説明する。先に述べたように、
シーク動作時に生ずる記録ヘッドと再生ヘッドとの間の
トラックずれは、トラック上の適性位置に再生ヘッドが
位置しないことである。このトラックずれの問題は、再
生出力を低下させ、且つ、トラックピッチの狭小化及び
トラックの高密度化を阻むことになる。
【0021】そこで、トラックずれの問題を解消するた
め、再生ヘッドの感度分布を移動することにより、たと
え再生ヘッドがトラック上の適性位置に位置しなくて
も、再生出力の低下を防止する手段がある。かかる手段
は、特開平7−153045号公報に開示がある。当該
公報は、図1に示すように、再生ヘッドとして高感度型
ヘッドであるMRヘッドを用い、MRヘッドの感度分布
の中心を図示のようにシフト量SLだけ移動することに
より、再生ヘッドの感度分布が極力トラック上の適性位
置に位置するようにしている。
【0022】しかし、再生ヘッドとしてMRヘッドの感
度分布の中心を移動した場合、図1に示すように、特性
曲線の右裾部分は確かに右にシフトするが、左裾部分は
依然としてシフト前と同じである。つまり、MRヘッド
の感度分布の中心を移動した場合は、特性曲線の裾部分
が広がってしまう。一般に、MRヘッドの再生出力は、
特性曲線における感度ピークの略1/2を超える、抵抗
値が急峻に変化する部分を、信号の再生に利用する。特
性曲線における感度ピークの略1/2以下の部分は、信
号の再生に利用されないがクロストークを発生させる部
分である。なお、図1における符号301はシフト前の
MRヘッドの感度分布特性曲線を示し、符号302はシ
フト後のMRヘッドの感度分布特性曲線を示し、符号3
03はシフト前のMRヘッドにおけるクロストーク領域
を示し、符号302はシフト後のMRヘッドにおけるク
ロストーク領域を示している。シフト後のクロストーク
領域302は、シフト前のクロストーク領域301より
も大きい。
【0023】かかる現象は、MRヘッドを再生ヘッドと
して用いることにより、大きい再生出力を得ることはで
きても、感度分布の中心を移動した結果、トラック相互
間におけるクロストークの問題を大きくさせることにな
り、結局は、トラックピッチの狭小化及びトラックの高
密度化を阻む要因となる。
【0024】そこで本発明は、複合ヘッドの再生ヘッド
として、詳細は後述するスピンバルブ型磁気抵抗素子
(GMR素子)によるGMRヘッドを用い、しかも当該
GMRヘッドの感度分布の中心を移動することで、GM
Rヘッドを用いることに伴って大きい再生出力を得ると
共に、感度分布の中心を移動したとしてもトラック相互
間におけるクロストークの発生を大きくしないようにし
て、トラックピッチの狭小化及びトラックの高密度化を
実現する。本発明は、GMRヘッドは感度特性が対称で
あり、感度分布の中心を移動した場合でも、特性曲線の
裾部分が広がることなく特性曲線全体が移動することに
着眼点がある。なお、図2における符号401はシフト
前のGMRヘッドの感度分布特性曲線を示し、符号40
2はシフト後のGMRヘッドの感度分布特性曲線を示
し、符号403はシフト前のGMRヘッドにおけるクロ
ストーク領域を示し、符号402はシフト後のGMRヘ
ッドにおけるクロストーク領域を示している。領域40
1,402は大きさが同じで位置だけが相違する。
【0025】また、MRヘッドでは上述したように感度
中心が移動するとしても、原理上、感度分布の形状、感
度分布の幅も変化してしまうことから、MRヘッドの感
度中心を移動した場合、MRヘッドのトラック上におけ
る移動が左右対称とならない。つまり、バイアス磁界等
によりMRヘッドの感度分布をトラック幅方向に移動さ
せた場合、必然的に、感度分布が変化してしまうだけで
はなく、図3示すように、バイアス磁界に対して感度中
心位置の移動が線形的にならないという問題があった。
これは、従来の機械アクチュエータによる再生ヘッドの
対称移動と大きく異なるため、磁気記録再生装置の性能
を向上させることが困難である。
【0026】これに対し、本発明による、図9、図16
に示される構造のGMRヘッドは、図11又は図18に
示すような再生感度中心の移動を行っても、図2に示す
ように左右対称な感度分布が得られる上、トラック幅方
向の移動に対しても対称に移動させることができる。図
10に示す両層の磁化配置が左右対称であるため、バイ
アス磁界を加えた場合に感度分布中心を左右に対称に移
動させることが可能となる。図4にバイアス電流と感度
中心との位置関係を示す。図3に示すMRヘッドと比較
して、GMRヘッドの場合は、直線的且つ対称的に感度
分布の中心位置を移動させることができる。この移動に
際して、感度分布形状が変化しないことは上述した通り
である。
【0027】以下、図面を参照して本発明をディスク状
磁気記録媒体を用いた磁気ディスク装置に適用した実施
形態について説明する。図5は、本発明の第1の実施形
態に係る磁気ディスク装置の概略構成を示す斜視図であ
る。ディスク状磁気記録媒体(以下、磁気ディスクとい
う)1は、スピンドルモータ2により回転駆動される。
磁気ヘッドユニット3は、複合ヘッドをスライダ上に搭
載して構成されている。この複合ヘッドは、記録ヘッド
および再生ヘッドを磁気ディスク1上のトラック方向に
所定距離離間して一体化して構成されている。この磁気
ヘッドユニット3は、粗動アクチュエータ4により磁気
ディスク1の半径方向に駆動されるアクチュエータアー
ム5の先端に配置されている。粗動アクチュエータ4
は、VCM(ボイスコイルモータ)を用いたロータリア
クチュエータにより構成される。複合ヘッドは、粗動ア
クチュエータ4と後述する磁気的な微動アクチュエータ
機能により、磁気ディスク1上の目標トラックに位置決
めされつつ、信号の記録再生を行う。
【0028】次に、図6を用いて磁気ヘッドユニット3
について説明する。図6は、磁気ヘッドユニット3の原
理的構成を模式的に示した図である。磁気ヘッドユニッ
ト3には、複合ヘッドである記録ヘッド11及び再生ヘ
ッド12が搭載されている。記録ヘッド11は例えば誘
導型ヘッドであり、端子13を介して図示しない記録ア
ンプからデータ信号に応じた記録電流が供給されること
によって、磁気ディスク1上にデータ信号を記録する。
再生ヘッド12は、後述するスピンバルブ型MR素子を
用いた巨大磁気抵抗効果型ヘッド(GMRヘッド)であ
り、磁気ディスク1上に記録されたデータ信号や、デー
タ信号の記録に先立ち予め記録されたサーボ信号の再生
を行う。再生ヘッド12のGMR素子には、端子14を
介して図示しないセンス回路からセンス電流I0 が供給
される。また、磁気ディスク1上に記録された信号に基
づく磁界によるGMR素子の磁気抵抗の変化がセンス電
流I0 による電圧変化、すなわち電圧信号として端子1
4より取り出され、この電圧信号が図示しない再生アン
プに供給される。
【0029】再生ヘッド12の近傍に、再生ヘッド12
の感度分布を制御するためのバイアス磁界をGMR素子
に印加するバイアス磁界発生素子15が設けられてい
る。このバイアス磁界発生素子15には、端子16を介
して図示しない電流ドライバから感度分布制御用バイア
ス電流I1 が外部制御信号として供給される。感度分布
制御用バイアス電流11 は、後述するように複合ヘッド
が位置するトラックの位置を示すトラック位置情報や、
目標トラックに対する複合ヘッドの位置の誤差を示すヘ
ッド位置誤差情報に従って制御される。この制御によ
り、再生ヘッド12の感度分布、特に磁気ディスク1の
半径方向における感度分布が記録ヘッド11との相対位
置関係を最適化するように制御される。
【0030】図7(a)(b)に、記録ヘッド11に対
する再生ヘッド12の相対位置関係の制御例を示す。図
7(a)(b)は、記録ヘッド11および再生ヘッド1
2が磁気ディスク1上の内周側トラックおよび外周側ト
ラックに位置しているときの、記録ヘッド11と再生ヘ
ッド12との相対位置変化及び再生ヘッド12の感度分
布の状態を模式的に示す図である。
【0031】粗動アクチュエータ4にロータリアクチュ
エータを用いた場合、ヘッドの向き(アジマス方向)と
トラック方向との角度差(スキュー角)θがトラック半
径位置によって変化することは前述した通りである。本
実施形態では、図7(a)に示すように内周側トラック
17でスキュー角θは負となり、また図7(b)に示す
ように外周側トラック18でスキュー角θは正となって
いる。図19(a)(b)に示したように、従来技術で
は半径位置によるスキュー角θの変化は、そのまま記録
ヘッドと再生ヘッド間のトラックずれとなる。
【0032】これに対し、本実施形態では図7(a)
(b)に示すように、再生ヘッド12が位置する磁気デ
ィスク1上のトラック半径位置を示すトラック位置情報
に基づく外部制御信号によって、再生ヘッド12の感磁
部19が矢印で示すトラック幅方向に移動する構成であ
る。この感磁部19の移動によりスキュー角θによる記
録ヘッド11と再生ヘッド12間のトラックずれを防止
することができる。なお、感磁部19は磁気ディスク1
からの信号磁界に対して再生ヘッド12の出力が変化す
る領域をいう。
【0033】このように本実施形態では、複合ヘッドの
再生ヘッドとして、スピンバルブ型磁気抵抗素子(GM
R素子)によるGMRヘッドを用い、しかも当該GMR
ヘッドの感度分布の中心を移動することで、GMRヘッ
ドを用いることに伴って大きい再生出力を得ると共に、
感度分布の中心を移動したとしてもトラック相互間にお
けるクロストークの発生を大きくしないようにして、ト
ラックピッチの狭小化及びトラックの高密度化を実現す
ることができる。本実施形態は、GMRヘッドは感度特
性が対称であり、感度分布の中心を移動した場合でも、
特性曲線の裾部分が広がることなく特性曲線全体が移動
することに着眼点がある。
【0034】具体的には、図8に示すように、記録ヘッ
ド11と再生ヘッド12とのトラック方向の間隔をdと
すると、再生ヘッド12の感磁部19のトラック幅方向
中心(感度分布中心)を略d×tanθだけ移動させる
ことにより、記録ヘッド11と再生ヘッド12間のトラ
ックずれを零にすることができる。ここで、間隔dは既
知である。またスキュー角θは、アクチュエータアーム
5の長さと,粗動アクチュエータ4の回転中心の配置お
よびヘッドが位置するトラック半径位置とにより規定さ
れる。後述する制御部は、間隔dとスキュー角θとによ
り各トラック半径位置における再生ヘッド12の感度分
布中心の移動方向及び移動量を正確に求めることができ
る。
【0035】こうすることにより、トラック半径位置に
よりスキュー角θが変化しても、記録ヘッド11と再生
ヘッド12間のトラックずれをなくし、両ヘッド11,
12を常に同一のトラック上に正確に乗せることが可能
となる。
【0036】次に、図9〜図15を参照して再生ヘッド
12およびバイアス磁界発生素子15の具体例について
説明する。図9に示す再生ヘッドは、スピンバルブ型M
R素子20を用いたGMRヘッドであり、スピンバルブ
型MR素子20は磁気ディスク1の面に垂直方向に磁化
が固定された第1の磁性層であるピン層21と、磁化が
印加磁界により変化する第2の磁性層であるフリー層2
2を非磁性導電層23を挟んで設けた構成となってい
る。スピンバルブ型MR素子20の両端には、図の例で
はピン層21のトラック幅方向両端に接触させて一対の
リード24が接続されており、これらのリード24a,
24bは、一対の端子14にそれぞれ接続されている。
【0037】このようなスピンバルブ型MR素子20は
公知であり、ピン層21およびフリー層22は例えばC
o−Fe膜からなり、非磁性導電層23は例えばCu膜
からなる。ここで、スピンバルブ型MR素子20におけ
るフリー層22は、従来の技術によるとトラック幅方向
に磁気ディスク面と並行に磁化が揃うように配向されて
いる。このような構成で媒体からの信号磁界をGMR素
子20に印加すると、フリー層22の磁化方向が決ま
り、このフリー層22の磁化方向とピン層21の磁化方
向との関係で、リード24間で見たGMR素子20の電
気抵抗が変化する。これが巨大磁気抵抗効果である。
【0038】フリー層22は上述のように、従来技術で
はトラック幅方向に一様に配向されているのに対し、本
実施形態では例えば図10に示すように、トラック幅方
向の位置に応じて異なる方向に磁化されるように異方性
配向されている。
【0039】一方、スピンバルブ型MR素子20の近傍
には、図9の例ではフリー層22に近接させて図6中の
バイアス磁界発生素子15に相当する導電膜からなるバ
イアス電流ライン25がトラック幅方向に沿って設けら
れている。バイアス電流ライン25の両端は、一対の端
子16にそれぞれ接続されている。バイアス電流ライン
25は、スピンバルブ型MR素子20のトラック幅方向
およびトラック方向に直交する方向にほぼ一様のバイア
ス磁界Hbを印加するためのものである。
【0040】このようにすると、バイアス電流ライン2
5に流す電流の方向および大きさにより、スピンバルブ
型MR素子20に印加するバイアス磁界Hbの向きおよ
び大きさを変化させることができる。これにより、GM
R素子20のトラック幅方向における感度分布、特に感
度が最大となる位置(感度分布中心)を変化させること
ができる。さらに詳しく説明すると、GMR素子20の
感度分布中心は図10の場合、異方性配向されたフリー
層22の磁化方向がピン層21の磁化方向と直交する位
置である。この状態でバイアス磁界Hbを印加すると、
フリー層22の各部の磁化方向がバイアス磁界Hbとの
ベクトル合成により変化するため、感度分布中心がトラ
ック幅方向に変化することになる。
【0041】図11(a)(b)に、バイアス電流ライ
ン25を流れる電流の方向および大きさを変えてスピン
バルブ素子に印加されるバイアス磁界Hbを変えた場合
の、GMR素子20のトラック幅方向における感度分布
の変化を示す。図11(a)に示すように、図中上向き
のバイアス磁界Hbが印加された場合には、感度分布中
心は右側に移動し、また図11(b)に示すように下向
きの磁化が印加された場合には、感度分布中心は逆に左
側に移動する。このようにバイアス電流の方向や大きさ
を変えることで、感度分布中心をトラック幅方向の任意
の方向に任意の量だけ移動させることが可能である。し
かも、GMRヘッドは感度特性が対称であり、感度分布
の中心を移動した場合でも、特性曲線の裾部分が広がる
ことなく特性曲線全体が移動するだけであるから、感度
分布の中心を移動したとしてもトラック相互間における
クロストークの発生を大きくはならない。
【0042】また、フリー層22に図10に示したよう
な磁化分布を有する異方性配向を持たせておくことによ
って、上述のように感度分布中心を移動させることがで
きると共に、感度分布を狭い範囲に抑えてより尖鋭な感
度分布を得ることが可能となる。従来のMRヘッドで
は、再生トラック幅(トラック幅方向の再生幅)はリー
ド間隔で規定されていたが、本実施形態のようにフリー
層22に磁化や異方性分布を持たせることによって、リ
ード24の間隔よりも狭い再生トラック幅を実現するこ
とができ、より狭トラック化を図ることが可能となる。
【0043】なお、図9に示したスピンバルブ型MR素
子20、リード24およびバイアス電流ライン25から
なる再生ヘッド12は、図示しない絶縁性基板上に公知
の薄膜プロセスにより記録ヘッド11と共に複合ヘッド
として容易に形成することが可能である。
【0044】次に、本実施形態における制御系の構成を
図12を用いて説明する。図12において、GMR素子
20は、センス回路31から例えば一定のセンス電流が
供給され、磁気ディスク1上に記録された信号に基づく
磁界による磁気抵抗の変化に対応した電圧信号、すなわ
ち再生信号を出力する。この再生信号は、再生アンプ3
2により増幅された後、データ復号部33、PES復調
部34およびトラック位置情報生成部35に入力され
る。データ復号部33では、再生アンプ32からの再生
信号を二値化し、さらに「0」,「1」のデータ識別を
行った後、元のデータを復号する。PES復調部34
は、磁気ディスク1上に予め記録されたサーボデータか
ら目標トラックに対するヘッド位置の誤差を示すヘッド
位置誤差情報を出力する。トラック位置情報生成部35
は、同様にサーボデータからヘッドが現在位置している
トラックの半径位置を示すトラック位置情報を出力す
る。
【0045】PES復調部34からのヘッド位置誤差情
報とトラック位置情報生成部35からのトラック位置情
報は、制御部36に入力される。制御部36は、粗動ア
クチュエータ4を駆動するVCMドライバ37と、バイ
アス電流ライン25にバイアス電流を供給する電流ドラ
イバ38の制御を行う。以下、制御部36の具体的な制
御手順の例を説明する。
【0046】まず、第1の制御手順について、図13を
参照して説明する。すなわち、制御部36は、ステップ
101として、例えば図示しないHDDコントローラか
ら目標トラックに対するシーク命令が与えられると、ま
ずVCMドライバ37を制御する。この制御により、ス
テップ102として、粗動アクチュエータ4が複合ヘッ
ドを磁気ディスク1上の目標トラックに向けて移動させ
る。制御部36は、ステップ103として、複合ヘッド
が磁気ディスク1上の目標トラック上に乗ったことをト
ラック位置情報生成部35で生成されるトラック位置情
報により確認すると、ステップ104として、目標トラ
ックの半径位置から、再生ヘッド12の感度分布中心の
移動方向および移動量を計算により求める。なお、ステ
ップ103にて、複合ヘッドが磁気ディスク1上の目標
トラック上に乗ったことを確認しない場合は、ステップ
102に戻る。次に、ステップ105として、その移動
方向および移動量に対応したバイアス電流がバイアス電
流ライン25に流れるように電流ドライバ38を制御す
る。これにより、ステップ106として、記録ヘッドと
再生ヘッドとの間のトラックずれが補正されるように、
再生ヘッドの感度分布が制御される。
【0047】上記においては、再生ヘッド12の感度分
布中心の移動方向および移動量を計算により求めたが、
これに代えて、図14に示すように、制御部36Aにル
ック・アップ・テーブル(LUT)39を内蔵させ、目
標トラックの半径位置から、再生ヘッド12の感度分布
中心の移動方向および移動量を、テーブル・ルックアッ
プにより提示することもできる。なお、ここでのルック
・アップ・テーブル(LUT)39は、予め、目標トラ
ックの複数の半径位置に対応する、再生ヘッド12の感
度分布中心の移動方向および移動量が記憶されている。
【0048】次に、第2の制御手順について図15を参
照して説明する。すなわち、第2の制御手順におけるス
テップ201,202及び206は、第1の制御手順に
おけるステップ101,102及び106と同じであ
る。すなわち、制御部36は、例えば図示しないHDD
コントローラから目標トラックに対するシーク命令が与
えられると、まずVCMドライバ37を制御する。この
制御により、粗動アクチュエータ4が複合ヘッドを磁気
ディスク1上の目標トラックに向けて移動させる。
【0049】第2の制御手順は、ステップ203〜20
5が第1の制御手順におけるステップ103〜105と
相違する。すなわち、ステップ203として、粗動アク
チュエータ4による複合ヘッドが位置しているトラック
の位置と目標トラックとの距離、すなわち複合ヘッドの
位置誤差をPES復調部34からのヘッド位置誤差情報
に基づいて監視する。そして、ステップ204として、
このヘッド位置誤差がある閾値以下になるとVCMドラ
イバ37に粗動アクチュエータ4を停止させる指令を送
る。ステップ205として、複合ヘッドをその位置で停
止させると共に、ヘッド位置誤差が零となるように電流
ドライバ38を制御して、バイアス電流ライン25に流
すバイアス電流を制御する。
【0050】以上のような第1又は第2の制御手順の制
御により、スキュー角θに起因する記録ヘッド11と再
生ヘッド12間のトラックずれを補正して、正確なデー
タ再生を行うことができる。
【0051】なお、上記実施形態ではGMR素子20に
バイアス磁界を印加するバイアス磁界発生素子15とし
てバイアス電流ライン25を用いたが、これに代えてM
R素子20自体に流れる電流を利用して、シャントバイ
アス効果により同様のバイアス磁界を印加することも可
能である。かかる第3の実施形態の構成は、図16と図
17に示されるが、図16と図17とにおいては、図6
と、図9及び図12と同一部分には同一符号を付してあ
る。
【0052】図16に示すように、本実施形態の磁気ヘ
ッドユニット3´は、複合ヘッドである記録ヘッド11
及び再生ヘッド12が搭載され、図6にて示したバイア
ス磁界発生素子15は無い。また、図17に示すよう
に、電流ドライバ38Aは、バイアス磁界発生素子15
が無いことから、図12におけるバイアス電流ライン2
5,電流ドライバ38は削除され、新規に電流ドライバ
38Aが設けられている。この電流ドライバ38Aは、
制御部36´の制御の下で、図12におけセンス回路3
1の機能と、MR素子20にシャントバイアス効果によ
りバイアス磁界発生素子15と同様のバイアス磁界を印
加ための電流(感度分布制御用バイアス電流)をMR素
子20に流す機能とを合わせ持っている。
【0053】また、上記実施形態ではGMR素子20の
ピン層21をトラック幅方向に一様に磁化し、フリー層
22を異方性配向したが、逆にフリー層22をトラック
幅方向に一様に配向させ、ピン層21の磁化に図8に示
したような分布を与えても、同様の効果が得られる。か
かる実施形態を図18(a)〜(c)を参照して説明す
る。すなわち、GMR素子20において、ピン層21の
磁化とフリー層22の磁化とが直交するとき、GMR素
子20の感度中心が定まる。バイアス付与により、図1
8(a)に示すように、向きの異なる複数の磁化21a
〜21eを有するピン層21に対し、フリー層22の磁
化が同じ水平向きに配向すると、感度分布中心は、図示
の磁化21cに相当する位置に定まる。またバイアスを
変えることにより、図18(b)に示すように、向きの
異なる複数の磁化21a〜21eを有するピン層21に
対し、フリー層22の磁化が同じ右上がり向きに配向す
ると、感度分布中心は、図示の磁化21dに相当する位
置に定まる。更に、バイアスを変えることにより、図1
8(c)に示すように、向きの異なる複数の磁化21a
〜21eを有するピン層21に対しフリー層22の磁化
が同じ右下がり向きに配向すると、感度分布中心は、図
示の磁化21bに相当する位置に定まる。
【0054】このように、バイアスを変えることにより
GMR素子20の感度分布中心を変えることができ、上
述した各実施形態と同様な作用効果を得ることができ
る。さらに、フリー層21とピン層22との磁化のなす
角度がトラック幅方向に図8と同様の分布を持てば良い
から、フリー層21やピン層22に異方性配向を施す代
わりに、GMR素子20に印加するバイアス磁界の強度
や方向に分布を持たせても、同様の効果を得ることが可
能である。その他、本発明は種々変形して実施すること
が可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トラックピッチの狭小化及びトラックの高密度化を実現
し、且つ大きい再生出力を得ることが可能な磁気記録再
生装置を提供することにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MRヘッドにおける感度特性を示す図。
【図2】GMRヘッドにおける感度特性を示す図。
【図3】MRヘッドにおけるバイアス電流と感度分布中
心との特性を示す図。
【図4】GMRヘッドにおけるバイアス電流と感度分布
中心との特性を示す図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る磁気ディスク装
置の概略的構成を示す斜視図。
【図6】同実施形態に係る磁気ヘッドユニットの原理的
構成を模式的に示す図。
【図7】同実施形態におけるトラック半径位置によるト
ラックと記録ヘッドおよび再生ヘッドの相対位置変化と
再生ヘッドの感度分布の変化を示す図。
【図8】再生ヘッドの感度分布の移動方向及び移動量を
示す図。
【図9】同実施形態における再生ヘッドに用いられるス
ピンバルブ型MR素子とバイアス磁界発生素子の具体的
な構成例を示す斜視図。
【図10】図9におけるピン層およびフリー層の磁化分
布を示す図。
【図11】図9におけるフリー層の印加磁界による磁化
分布の変化を示す図。
【図12】同実施形態における制御系の構成を示すブロ
ック図。
【図13】同実施形態における制御系の制御動作の一例
を示す流れ図。
【図14】同実施形態におけるLUTを有する制御部を
示す図。
【図15】同実施形態における制御系の制御動作の他例
を示す流れ図。
【図16】本発明の第2の実施形態に係る磁気ディスク
装置の概略的構成を示す斜視図。
【図17】同実施形態における制御系及び磁気ヘッドユ
ニットを示す図。
【図18】本発明の第3の実施形態に係るピン層、フリ
ー層の磁化の組合せと感度分布中心との関係を示す図。
【図19】従来技術の問題点を説明するためのトラック
半径位置によるトラックと記録ヘッドおよび再生ヘッド
の相対位置変化を示す図。
【符号の説明】
1…磁気ディスク(ディスク状磁気記録媒体) 2…スピンドルモータ 3…磁気ヘッドユニット 4…粗動アクチュエータ(ロータリアクチュエータ) 5…アクチュエータアーム 11…記録ヘッド 12…再生ヘッド(スピンバルブ型MRヘッド) 15…バイアス磁界発生素子 17…内周側トラック 18…外周側トラック 19…再生ヘッド感磁部 20…スピンバルブ型MR素子 21…ピン層(第1の磁性層) 22…フリー層(第2の磁性層) 23…非磁性導電層 24…リード 25…バイアス電流ライン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録媒体上に所定のトラックに沿って
    信号を磁気的に記録する記録ヘッドと、 スピンバルブ型磁気抵抗素子を有し、前記磁気記録媒体
    上に記録された信号を再生するものであって、トラック
    幅方向における感度分布が外部制御信号に従って変化す
    る再生ヘッドと、 この再生ヘッドに前記外部制御信号を与える制御手段と
    を備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記再生ヘッドは、 スピンバルブ型磁気抵抗素子と、 このスピンバルブ型磁気抵抗素子に設けられ、当該スピ
    ンバルブ型磁気抵抗素子にバイアス磁界を印加するバイ
    アス磁界印加手段とを具備することを特徴とする請求項
    1に記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】前記再生ヘッドは、 スピンバルブ型磁気抵抗素子と、 シャントバイアス効果によって当該スピンバルブ型磁気
    抵抗素子にバイアス磁界を印加するための電流を当該ス
    ピンバルブ型磁気抵抗素子自体に流す手段とを具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記外部制御信号を、前
    記再生ヘッドが位置すべきトラックの磁気記録媒体半径
    方向の位置を示すトラック位置情報に従って変化させる
    手段を具備することを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載の磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記外部制御信号を、前
    記再生ヘッドが位置すべきトラックに対する該再生ヘッ
    ドの位置誤差を示すヘッド位置誤差情報に従って変化さ
    せる手段を具備したことを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】前記再生ヘッドは、磁化が所定方向に固定
    された第1の磁性層と、磁化が印加磁界により変化する
    第2の磁性層を非磁性導電層を挟んで設けたスピンバル
    ブ型磁気抵抗素子を有し、 前記制御手段は、前記スピンバルブ型磁気抵抗素子にバ
    イアス磁界を印加するバイアス磁界印加手段と、前記バ
    イアス磁界を前記外部制御信号に従って制御するバイア
    ス磁界制御手段とを具備することを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれかに記載の磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】前記再生ヘッドは、磁化が前記磁気記録媒
    体の面に垂直な方向に固定された第1の磁性層と、トラ
    ック幅方向の位置に応じて異なる方向に磁化を形成する
    ように異方性配向された第2の磁性層とを非磁性導電層
    を挟んで設けたスピンバルブ型磁気抵抗素子を有し、 前記制御手段は、前記スピンバルブ型磁気抵抗素子に前
    記磁気記録媒体の面に垂直な方向を向くバイアス磁界を
    印加するバイアス磁界印加手段と、前記バイアス磁界を
    前記外部制御信号に従って制御するバイアス磁界制御手
    段とを具備することを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】前記制御手段の前記外部制御信号は、再生
    ヘッドの向きとトラックの伸長方向との角度差がトラッ
    クの半径位置によって変化することに基づいて生成され
    ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の
    磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】磁気記録媒体上に所定のトラックに沿って
    信号を磁気的に記録する記録ヘッドと、 スピンバルブ型磁気抵抗素子を有し、前記磁気記録媒体
    上に記録された信号を再生する再生ヘッドと、 前記磁気感応素子に磁気的に設けられ、前記トラック,
    記録ヘッド及び再生ヘッドとの間の時間的且つ位置的な
    振舞に応じた電流が供給される導電部材とを具備したこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】前記記録ヘッド、再生ヘッド及び導電部
    材は、複合ヘッドを構成することを特徴とする請求項9
    に記載の磁気記録再生装置。
  11. 【請求項11】磁気記録媒体上に所定のトラックに沿っ
    て信号を磁気的に記録する記録ヘッドと、 スピンバルブ型磁気抵抗素子と、このスピンバルブ型磁
    気抵抗素子に設けられ、当該スピンバルブ型磁気抵抗素
    子にバイアス磁界を印加するバイアス磁界印加手段とを
    含み、トラック幅方向における感度分布を、再生ヘッド
    と記録ヘッドとの間隔と,再生ヘッドの向きとトラック
    の伸長方向との角度差とに基づいて変化させる再生ヘッ
    ド部材と、 を備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  12. 【請求項12】磁気記録媒体上に所定のトラックに沿っ
    て信号を磁気的に記録する記録ヘッドと、 スピンバルブ型磁気抵抗素子と、シャントバイアス効果
    によって当該スピンバルブ型磁気抵抗素子にバイアス磁
    界を印加するための電流を当該スピンバルブ型磁気抵抗
    素子自体に流す手段とを含み、当該手段によりスピンバ
    ルブ型磁気抵抗素子自体に流す電流は,再生ヘッドと記
    録ヘッドとの間隔と,再生ヘッドの向きとトラックの伸
    長方向との角度差と,に基づいて規定される、再生ヘッ
    ドと、 を備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
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