JPH1055775A - 組み合わされたイオンビームおよびマイクロ波照射手段および方法 - Google Patents
組み合わされたイオンビームおよびマイクロ波照射手段および方法Info
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- JPH1055775A JPH1055775A JP9114254A JP11425497A JPH1055775A JP H1055775 A JPH1055775 A JP H1055775A JP 9114254 A JP9114254 A JP 9114254A JP 11425497 A JP11425497 A JP 11425497A JP H1055775 A JPH1055775 A JP H1055775A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/32—Gas-filled discharge tubes
- H01J37/32009—Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
- H01J37/32192—Microwave generated discharge
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/30—Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
- H01J37/317—Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
- H01J37/3171—Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation for ion implantation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単かつ低価格の構成でイオン注入による結
晶損傷を的確にアニールできるようにする。 【解決手段】 基板14内にイオン18を注入しかつ注
入損傷をマイクロ波26の照射によってアニールする装
置10が開示される。好ましい実施形態のプロセスで
は、マイクロ波26は基板14を注入が開始される前に
所定の温度Tpに加熱しかつ注入の間オンとされる。所
望の注入ドーズ量に到達したとき、イオンビームおよび
マイクロ波放射はほぼ同時にオフとされかつ基板14は
チェンバ12の冷たい壁部への放射により急速に冷却さ
れ、それによって大きな横方向ドーパント再分布を防止
する。基板保持チェンバ12およびそのイオンビームポ
ート19およびマイクロ波ポート24はマイクロ波26
の基板14への結合を可能にしかつマイクロ波26のイ
オン注入装置16への結合を避けるよう設計される。
晶損傷を的確にアニールできるようにする。 【解決手段】 基板14内にイオン18を注入しかつ注
入損傷をマイクロ波26の照射によってアニールする装
置10が開示される。好ましい実施形態のプロセスで
は、マイクロ波26は基板14を注入が開始される前に
所定の温度Tpに加熱しかつ注入の間オンとされる。所
望の注入ドーズ量に到達したとき、イオンビームおよび
マイクロ波放射はほぼ同時にオフとされかつ基板14は
チェンバ12の冷たい壁部への放射により急速に冷却さ
れ、それによって大きな横方向ドーパント再分布を防止
する。基板保持チェンバ12およびそのイオンビームポ
ート19およびマイクロ波ポート24はマイクロ波26
の基板14への結合を可能にしかつマイクロ波26のイ
オン注入装置16への結合を避けるよう設計される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板にエネルギ粒子
およびマイクロ波の組合わせによって照射を行ない該基
板の特性を変えるための手段および方法に関する。
およびマイクロ波の組合わせによって照射を行ない該基
板の特性を変えるための手段および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子技術において基板の特性を局部的に
変えるためにイオン衝撃(ion bombardme
nt)およびイオン注入(ion implantat
ion)を使用することがよく知られている。イオン注
入はトランジスタ、ダイオード、抵抗、容量および他の
形式の電子エレメントを構成するために半導体基板と共
に広く使用されている。いくつかの場合には、注入され
るイオンはドーパントイオンであり、かつ他の場合には
それらは化合物を生成する、例えば、シリコン基板内に
二酸化シリコンを生成するイオンとすることができる。
変えるためにイオン衝撃(ion bombardme
nt)およびイオン注入(ion implantat
ion)を使用することがよく知られている。イオン注
入はトランジスタ、ダイオード、抵抗、容量および他の
形式の電子エレメントを構成するために半導体基板と共
に広く使用されている。いくつかの場合には、注入され
るイオンはドーパントイオンであり、かつ他の場合には
それらは化合物を生成する、例えば、シリコン基板内に
二酸化シリコンを生成するイオンとすることができる。
【0003】イオン注入の重大性の1つは結晶損傷(c
rystalline damage)である。注入ド
ーズ量が高くなればなるほど、損傷はより大きくなる。
通常基板を加熱して結晶損傷をアニールしおよび/また
は注入されたイオンを活性化する(例えば、それらを電
気的にアクティブにする)ことが必要である。ここで使
用されている「アニールする」または「アニーリング」
(annealling)は「アクティベイション」ま
たは「活性化」(activation)を含むものと
する。
rystalline damage)である。注入ド
ーズ量が高くなればなるほど、損傷はより大きくなる。
通常基板を加熱して結晶損傷をアニールしおよび/また
は注入されたイオンを活性化する(例えば、それらを電
気的にアクティブにする)ことが必要である。ここで使
用されている「アニールする」または「アニーリング」
(annealling)は「アクティベイション」ま
たは「活性化」(activation)を含むものと
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】注入ドーズ量とアニー
リング温度との間の関係は特に注入ドーズ量が十分に大
きくて転位ループ(dislocation loop
s)を生成しあるいは基板内のドーパントの固体溶解限
界(solid solubility limit)
または基板と科学量論的化合物を作成するのに必要なレ
ベルに接近する場合に、複雑になる。アニーリングはし
ばしば高い温度でかつかなり長い時間にわたり行なわれ
なければならない。例えば、シリコンによれば103℃
のオーダーで102〜103分のオーダーの時間の間ア
ニールすることは異常なことではない。注入およびアニ
ール工程の期間およびそのために必要なエネルギーは基
板に形成される電子装置のコストを大幅に増大する可能
性がある。ドーズ量に応じて、残留する注入損傷はしば
しば従来の技術を使用してはアニールするのが非常に困
難であるかあるいは不可能であり、残留する損傷は装置
の性能をひどく悪化させる。したがって、改善された注
入およびアニール手段および方法の必要性が依然として
存在する。
リング温度との間の関係は特に注入ドーズ量が十分に大
きくて転位ループ(dislocation loop
s)を生成しあるいは基板内のドーパントの固体溶解限
界(solid solubility limit)
または基板と科学量論的化合物を作成するのに必要なレ
ベルに接近する場合に、複雑になる。アニーリングはし
ばしば高い温度でかつかなり長い時間にわたり行なわれ
なければならない。例えば、シリコンによれば103℃
のオーダーで102〜103分のオーダーの時間の間ア
ニールすることは異常なことではない。注入およびアニ
ール工程の期間およびそのために必要なエネルギーは基
板に形成される電子装置のコストを大幅に増大する可能
性がある。ドーズ量に応じて、残留する注入損傷はしば
しば従来の技術を使用してはアニールするのが非常に困
難であるかあるいは不可能であり、残留する損傷は装置
の性能をひどく悪化させる。したがって、改善された注
入およびアニール手段および方法の必要性が依然として
存在する。
【0005】技術的に伝統的なオーブンまたはファーネ
スにおいて加熱することによりおよび種々の可視光およ
び赤外線源の使用によりアニールを行なうことが知られ
ており(例えば、S.M.Sze、「半導体技術(Se
miconductor Technology)」、
マグロウヒル(McGraw−Hill)、ニューヨー
ク、1985年、252ページ、図23を参照)および
マイクロ波の印加によりアニールを行なうものが知られ
ている(例えば、米国特許第5,284,795号、ゲ
イ(Gay)他、「半導体装置の熱的アニーリング(T
hemal Annealing of Semico
mnductor Devices)」、1990年1
2月20日出願のフランス特許第9016040号に基
づき1991年12月9日に出願、を参照)。しかしな
がら、これらの従来技術の方法は当業者によく知られて
いるように数多くの不都合または制約を受ける。したが
って、改善された注入およびアニール手段ならびに方法
の絶えざる必要性が存在する。
スにおいて加熱することによりおよび種々の可視光およ
び赤外線源の使用によりアニールを行なうことが知られ
ており(例えば、S.M.Sze、「半導体技術(Se
miconductor Technology)」、
マグロウヒル(McGraw−Hill)、ニューヨー
ク、1985年、252ページ、図23を参照)および
マイクロ波の印加によりアニールを行なうものが知られ
ている(例えば、米国特許第5,284,795号、ゲ
イ(Gay)他、「半導体装置の熱的アニーリング(T
hemal Annealing of Semico
mnductor Devices)」、1990年1
2月20日出願のフランス特許第9016040号に基
づき1991年12月9日に出願、を参照)。しかしな
がら、これらの従来技術の方法は当業者によく知られて
いるように数多くの不都合または制約を受ける。したが
って、改善された注入およびアニール手段ならびに方法
の絶えざる必要性が存在する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様では、基
板にイオンを注入するための装置において、第1の結合
領域を通り第1の方向で前記基板に向けられる周波数f
のマイクロ波源、そしてマイクロ波の伝搬のためにカッ
トオフ周波数fcoを有する第2の結合領域を通って第
2の方向で前記基板に向けられるエネルギイオン源であ
って、fco<fであるものが設けられる。
板にイオンを注入するための装置において、第1の結合
領域を通り第1の方向で前記基板に向けられる周波数f
のマイクロ波源、そしてマイクロ波の伝搬のためにカッ
トオフ周波数fcoを有する第2の結合領域を通って第
2の方向で前記基板に向けられるエネルギイオン源であ
って、fco<fであるものが設けられる。
【0007】この場合、前記基板は前記マイクロ波が定
在波を提供するチェンバ内に含まれるよう構成すると好
都合である。
在波を提供するチェンバ内に含まれるよう構成すると好
都合である。
【0008】また、前記基板を包含しかつその中にマイ
クロ波およびイオンが向けられる真空チェンバが設けら
れ、かつ前記基板は前記チェンバ内に熱的に非伝導性の
支持部材によって支持されてもよい。
クロ波およびイオンが向けられる真空チェンバが設けら
れ、かつ前記基板は前記チェンバ内に熱的に非伝導性の
支持部材によって支持されてもよい。
【0009】さらに、前記マイクロ波はTE01,TE
10またはTE11伝搬モードまたはその組合わせとす
ることができる。
10またはTE11伝搬モードまたはその組合わせとす
ることができる。
【0010】本発明の別の態様では、基板内に選択され
たイオンを導入する方法において、前記基板にマイクロ
波を照射して前記基板を所定の温度に加熱する段階、前
記基板がマイクロ波にさらされている間に前記基板の表
面上に前記選択されたイオンを所定の注入ドーズ量に到
達するまで衝突させる段階、そして前記基板内での前記
選択されたイオンの実質的に非対称の分布を保つように
時間的に十分に一致して前記選択されたイオンおよびマ
イクロ波を停止する段階が設けられる。
たイオンを導入する方法において、前記基板にマイクロ
波を照射して前記基板を所定の温度に加熱する段階、前
記基板がマイクロ波にさらされている間に前記基板の表
面上に前記選択されたイオンを所定の注入ドーズ量に到
達するまで衝突させる段階、そして前記基板内での前記
選択されたイオンの実質的に非対称の分布を保つように
時間的に十分に一致して前記選択されたイオンおよびマ
イクロ波を停止する段階が設けられる。
【0011】この場合、前記マイクロ波を停止した後
に、前記基板は放射冷却されるようにしてもよい。
に、前記基板は放射冷却されるようにしてもよい。
【0012】また、前記マイクロ波の停止と前記選択さ
れたイオンの停止との間の時間差は前記選択されたイオ
ンを衝突させる段階の期間の約20%以下とすると好都
合である。
れたイオンの停止との間の時間差は前記選択されたイオ
ンを衝突させる段階の期間の約20%以下とすると好都
合である。
【0013】さらに、前記十分なマイクロ波エネルギは
前記基板を60秒より少ない時間で前記所定の温度に加
熱するよう供給すると好都合である。
前記基板を60秒より少ない時間で前記所定の温度に加
熱するよう供給すると好都合である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明はイオン注入の間に基板の
マイクロ波照射により基板の特性を変えるための改善さ
れた手段および方法に関する。説明の便宜上かつ制限的
なものではなく、本発明の手段および方法は半導体基板
にイオン注入を行ない局部的にそれらの電気的および他
の特性を変えることに関連して実例によって説明する。
それは特に半導体基板、例えば、シリコンに関して有用
であるが単にシリコンまたは他の半導体基板に限定され
るものではない。さらに、本発明は複合または多層また
は多材料基板ならびに均質な(homogeneou
s)基板に適用可能でありかつ多結晶並びに単結晶基板
およびそれらの組合わせに適用可能である。
マイクロ波照射により基板の特性を変えるための改善さ
れた手段および方法に関する。説明の便宜上かつ制限的
なものではなく、本発明の手段および方法は半導体基板
にイオン注入を行ない局部的にそれらの電気的および他
の特性を変えることに関連して実例によって説明する。
それは特に半導体基板、例えば、シリコンに関して有用
であるが単にシリコンまたは他の半導体基板に限定され
るものではない。さらに、本発明は複合または多層また
は多材料基板ならびに均質な(homogeneou
s)基板に適用可能でありかつ多結晶並びに単結晶基板
およびそれらの組合わせに適用可能である。
【0015】図1は、本発明の好ましい実施形態に係わ
る組合わされたイオン注入およびマイクロ波加熱装置1
0の単純化した概略構成図を示す。図2は基板14を保
持するサンプルチェンバ12のさらなる詳細を示し、か
つ図3は本発明の別の実施形態を示す。図1〜図3にお
いては、同様のまたは類似の要素を示すために同じ参照
数字が使用されている。
る組合わされたイオン注入およびマイクロ波加熱装置1
0の単純化した概略構成図を示す。図2は基板14を保
持するサンプルチェンバ12のさらなる詳細を示し、か
つ図3は本発明の別の実施形態を示す。図1〜図3にお
いては、同様のまたは類似の要素を示すために同じ参照
数字が使用されている。
【0016】次に図1および図2を参照すると、装置1
0は基板14を含むサンプルチェンバ12を具備する。
説明の便宜上かつ制限的な意味ではなしに、基板14は
約100mmの直径17および約0.5mmの厚さの伝
統的な単結晶シリコンウェーハであるが、これは必須の
ものではない。ユーザの希望に応じて、任意の適切な基
板をかつより大きなまたはより小さな寸法のものを使用
することができる。
0は基板14を含むサンプルチェンバ12を具備する。
説明の便宜上かつ制限的な意味ではなしに、基板14は
約100mmの直径17および約0.5mmの厚さの伝
統的な単結晶シリコンウェーハであるが、これは必須の
ものではない。ユーザの希望に応じて、任意の適切な基
板をかつより大きなまたはより小さな寸法のものを使用
することができる。
【0017】イオン注入装置16はイオンビーム18を
結合セクション(couplingsection)1
9を通り基板14の前面20に対するよう向ける。イオ
ン注入装置16はフラッド(flood)型または走査
型イオン注入装置とすることができる。行なわれた試験
では、中電流走査型注入装置「イートンモデル(Eat
on Model)NV−3206型」が都合が良いこ
とが分かった。それは約30〜150kVの加速電位で
約50〜500マイクロアンペアのビーム電流および約
7〜8mmの直径を備えた、例えばホウ素(boro
n)、酸素、その他のイオンのほぼ円柱形のビームを提
供した。しかしながら、特定の用途にとって望ましいビ
ーム電流、加速電圧およびイオン形式が可能であれば任
意の適切な注入装置を使用できる。イオンビーム電流お
よび注入装置16によって供給される総合ドーズ量を決
定するためにビーム電流モニタ装置22が設けられると
好都合である。
結合セクション(couplingsection)1
9を通り基板14の前面20に対するよう向ける。イオ
ン注入装置16はフラッド(flood)型または走査
型イオン注入装置とすることができる。行なわれた試験
では、中電流走査型注入装置「イートンモデル(Eat
on Model)NV−3206型」が都合が良いこ
とが分かった。それは約30〜150kVの加速電位で
約50〜500マイクロアンペアのビーム電流および約
7〜8mmの直径を備えた、例えばホウ素(boro
n)、酸素、その他のイオンのほぼ円柱形のビームを提
供した。しかしながら、特定の用途にとって望ましいビ
ーム電流、加速電圧およびイオン形式が可能であれば任
意の適切な注入装置を使用できる。イオンビーム電流お
よび注入装置16によって供給される総合ドーズ量を決
定するためにビーム電流モニタ装置22が設けられると
好都合である。
【0018】導波路セクション24はサンプルチェンバ
12の前面13に好適に結合され、ウェーハ14の前面
20に対してマイクロ波放射26を導くよう構成されて
いる。当業者が本明細書の開示に従って理解するよう
に、マイクロ波26はチェンバ12内へかつ基板14を
通りかつ基板14のまわりに伝搬することができ、した
がって基板14を囲みかつその中に浸透する。イオンビ
ーム18のチェンバ12への結合を可能にするために導
波路セクション24としてクォータサークル(quar
ter circle)が好適に使用される。
12の前面13に好適に結合され、ウェーハ14の前面
20に対してマイクロ波放射26を導くよう構成されて
いる。当業者が本明細書の開示に従って理解するよう
に、マイクロ波26はチェンバ12内へかつ基板14を
通りかつ基板14のまわりに伝搬することができ、した
がって基板14を囲みかつその中に浸透する。イオンビ
ーム18のチェンバ12への結合を可能にするために導
波路セクション24としてクォータサークル(quar
ter circle)が好適に使用される。
【0019】導波路セクション24はマイクロ波発生器
30に結合され、該マイクロ波発生器30はマイクロ波
26を導波路セクション24およびウェーハ14に伝達
する。マイクロ波発生器30は好適にマイクロ波源3
2、および電力計測セクション36を具備し、該電力計
測セクション36は入力電力Piが知られているものと
して少なくとも反射電力Prを検出し、あるいは、Pi
およびPrの双方を検出しウェーハ14に転送される正
味電力(net power)Pn=Pi−Prが知ら
れあるいは決定できるようにする。
30に結合され、該マイクロ波発生器30はマイクロ波
26を導波路セクション24およびウェーハ14に伝達
する。マイクロ波発生器30は好適にマイクロ波源3
2、および電力計測セクション36を具備し、該電力計
測セクション36は入力電力Piが知られているものと
して少なくとも反射電力Prを検出し、あるいは、Pi
およびPrの双方を検出しウェーハ14に転送される正
味電力(net power)Pn=Pi−Prが知ら
れあるいは決定できるようにする。
【0020】電力計測セクション36は好適に整合セク
ション38に結合され、該整合セクション38は発生器
および負荷のインピーダンス整合を提供する。マイクロ
波発生器30を構成する種々のそれぞれの構成要素およ
び接続導波路は伝統的なものでありかつ商業的に入手可
能である。2分の1〜数ギガヘルツで数キロワットの電
力を提供できるマイクロ波源が適している。例えば、約
2.45ギガヘルツで約2キロワットを出力するマグネ
トロンが使用されたが、より高いおよびより低い周波数
並びにより高いおよびより低い電力も使用できる。サン
プルチェンバ12およびウェーハ14に効率的に結合す
る周波数を使用することが望ましい。
ション38に結合され、該整合セクション38は発生器
および負荷のインピーダンス整合を提供する。マイクロ
波発生器30を構成する種々のそれぞれの構成要素およ
び接続導波路は伝統的なものでありかつ商業的に入手可
能である。2分の1〜数ギガヘルツで数キロワットの電
力を提供できるマイクロ波源が適している。例えば、約
2.45ギガヘルツで約2キロワットを出力するマグネ
トロンが使用されたが、より高いおよびより低い周波数
並びにより高いおよびより低い電力も使用できる。サン
プルチェンバ12およびウェーハ14に効率的に結合す
る周波数を使用することが望ましい。
【0021】真空シール40、例えば、石英窓、がマイ
クロ波発生器30を真空セクション42から分離するた
めに設けられており、真空セクション42内にはイオン
ビーム18および基板14が横たわっている。このよう
にして、マイクロ波発生器30は気密にする必要がなく
かつ真空状態の下で動作する必要もない。真空セクショ
ン42は動作のために真空状態が必要とされる装置10
の部分のみを含んでいれば良い。これは一般にイオンビ
ーム18に関与する装置10の部分に制限される。サン
プルチェンバ12は好適に真空部分42内に含まれてい
る。イオンビーム18がそこを通過する結合セクション
19は使用されるマイクロ波の伝搬のためのカットオフ
周波数fcoより低い横方向寸法27を有し、したがっ
てセクション19に関する限りウェーハ14におけるマ
イクロ波電界に大きな影響を与えることはなくあるいは
大きな量のマイクロ波エネルギがイオン注入装置16内
に反射し戻されないことが望ましい。これは本発明の特
定的な特徴である。結合セクション19はユーザおよび
特定の注入装置あるいはその動作がマイクロ波26によ
って乱されるシステムの他の部分の必要に適するように
円形または方形、あるいは他の断面を持つことができ
る。
クロ波発生器30を真空セクション42から分離するた
めに設けられており、真空セクション42内にはイオン
ビーム18および基板14が横たわっている。このよう
にして、マイクロ波発生器30は気密にする必要がなく
かつ真空状態の下で動作する必要もない。真空セクショ
ン42は動作のために真空状態が必要とされる装置10
の部分のみを含んでいれば良い。これは一般にイオンビ
ーム18に関与する装置10の部分に制限される。サン
プルチェンバ12は好適に真空部分42内に含まれてい
る。イオンビーム18がそこを通過する結合セクション
19は使用されるマイクロ波の伝搬のためのカットオフ
周波数fcoより低い横方向寸法27を有し、したがっ
てセクション19に関する限りウェーハ14におけるマ
イクロ波電界に大きな影響を与えることはなくあるいは
大きな量のマイクロ波エネルギがイオン注入装置16内
に反射し戻されないことが望ましい。これは本発明の特
定的な特徴である。結合セクション19はユーザおよび
特定の注入装置あるいはその動作がマイクロ波26によ
って乱されるシステムの他の部分の必要に適するように
円形または方形、あるいは他の断面を持つことができ
る。
【0022】サンプルチェンバ12は円形または方形の
断面とすることができかつ、これらに限定されるもので
はないが例えば、TE01,TE10またはTE11伝
搬モードのような種々のマイクロ波伝搬モードをサポー
トするよう設計される。円形チェンバは約120mmの
直径42および約40〜60mmの長さ44を備えるの
が好都合であることがわかったが、それらが基板14を
装着しかつマイクロ波エネルギをそこに結合することが
可能であるかぎり、他の寸法も使用できる。マイクロ波
キャビティとして作用することができるチェンバ内には
一般に定在波が存在する。
断面とすることができかつ、これらに限定されるもので
はないが例えば、TE01,TE10またはTE11伝
搬モードのような種々のマイクロ波伝搬モードをサポー
トするよう設計される。円形チェンバは約120mmの
直径42および約40〜60mmの長さ44を備えるの
が好都合であることがわかったが、それらが基板14を
装着しかつマイクロ波エネルギをそこに結合することが
可能であるかぎり、他の寸法も使用できる。マイクロ波
キャビティとして作用することができるチェンバ内には
一般に定在波が存在する。
【0023】横方向寸法25の導波路セクション24は
円形または方形あるいは任意の他の都合の良い形状とす
ることができ、かつ一様なまたは先細の断面を持つこと
ができる。方形の断面が好都合である。適切なマイクロ
波結合をサンプルチェンバ12に提供し最大エネルギが
基板14に転送できることが重要である。導波路セクシ
ョン24の正確な形状および寸法はマイクロ波周波数、
サンプルチェンバ12の形状、ユーザによって選択され
た結合方式およびサンプルチェンバ12内に励起されて
いるマイクロ波伝搬モードに依存する。例えば、導波路
セクション24は好適に方形断面を有し、約2.45ギ
ガヘルツで動作するために約4.3×8.7cmの各横
方向寸法を備えたものとされる。
円形または方形あるいは任意の他の都合の良い形状とす
ることができ、かつ一様なまたは先細の断面を持つこと
ができる。方形の断面が好都合である。適切なマイクロ
波結合をサンプルチェンバ12に提供し最大エネルギが
基板14に転送できることが重要である。導波路セクシ
ョン24の正確な形状および寸法はマイクロ波周波数、
サンプルチェンバ12の形状、ユーザによって選択され
た結合方式およびサンプルチェンバ12内に励起されて
いるマイクロ波伝搬モードに依存する。例えば、導波路
セクション24は好適に方形断面を有し、約2.45ギ
ガヘルツで動作するために約4.3×8.7cmの各横
方向寸法を備えたものとされる。
【0024】基板14はその主たる前面20をチェンバ
12の軸46と垂直にかつその中に軸方向の中心に装着
するのが好ましい。ウェーハ14は、例えば、3個また
はそれ以上の誘電体ポスト50または他の支持手段によ
って好適に支持することができる。ポスト(post
s)または他の支持手段は空洞12の導電壁からの熱的
アイソレーションを提供しウェーハ14に結合されてい
るマイクロ波エネルギを大きく混乱させず、したがって
ウェーハ加熱の一様性(一様性が望まれる場合)に対す
る悪影響を避けることが望ましい。充電または帯電によ
るイオンビーム18の擾乱を防止するため、導電性リー
ド52が累積された電荷をキャビティ12の壁または他
の基準電位に抜くために設けられている。リード52は
望ましくは高い温度に耐えることができる材料とされ
る。
12の軸46と垂直にかつその中に軸方向の中心に装着
するのが好ましい。ウェーハ14は、例えば、3個また
はそれ以上の誘電体ポスト50または他の支持手段によ
って好適に支持することができる。ポスト(post
s)または他の支持手段は空洞12の導電壁からの熱的
アイソレーションを提供しウェーハ14に結合されてい
るマイクロ波エネルギを大きく混乱させず、したがって
ウェーハ加熱の一様性(一様性が望まれる場合)に対す
る悪影響を避けることが望ましい。充電または帯電によ
るイオンビーム18の擾乱を防止するため、導電性リー
ド52が累積された電荷をキャビティ12の壁または他
の基準電位に抜くために設けられている。リード52は
望ましくは高い温度に耐えることができる材料とされ
る。
【0025】ウエーハ14の前面20は好適にチェンバ
12の前面13から距離48に位置している。2〜4m
mの距離48が好都合であることが分かったが、基板1
4が比較的大きなマイクロ波電界強度の領域に位置する
限りより大きなまたはより小さな距離も使用できる。こ
のマイクロ波電界強度は加熱されることが希望される基
板の部分にわたり横方向に一様であることが望ましい。
12の前面13から距離48に位置している。2〜4m
mの距離48が好都合であることが分かったが、基板1
4が比較的大きなマイクロ波電界強度の領域に位置する
限りより大きなまたはより小さな距離も使用できる。こ
のマイクロ波電界強度は加熱されることが希望される基
板の部分にわたり横方向に一様であることが望ましい。
【0026】基板14(図1を参照)に対する電磁波の
方向はマイクロ波電力流の方向を表すポインティングベ
クトルP(すなわち、P=E×H)がキャビティチェン
バ12の軸46に沿ってかつ基板14の面20に垂直に
向けられるようにすることが好ましい。電界ベクトルE
および磁界ベクトルHはウエーハ面20の面に平行に横
たわっているが、これは必須のことではない。基板14
はチェンバ12内でマイクロ波放射26の定在波パター
ンの最大部分にあるいは少なくともウエーハの面におい
てかなりの電界強度を提供する位置に配置されることが
望ましい。サンプルチェンバ12に近付きつつあるおよ
びサンプルチェンバ12内のマイクロ波26の偏波(p
olarisation)は方形または円形または楕円
形とすることができる。サンプルチェンバ12は種々の
マイクロ波伝搬モードをサポートするよう設計できる
が、一様な加熱が望ましい場合は、基板14の位置にお
いてかつ基板14の直径17にわたり最も一様なマイク
ロ波エネルギ分布を提供するモードを選択することが望
ましい。
方向はマイクロ波電力流の方向を表すポインティングベ
クトルP(すなわち、P=E×H)がキャビティチェン
バ12の軸46に沿ってかつ基板14の面20に垂直に
向けられるようにすることが好ましい。電界ベクトルE
および磁界ベクトルHはウエーハ面20の面に平行に横
たわっているが、これは必須のことではない。基板14
はチェンバ12内でマイクロ波放射26の定在波パター
ンの最大部分にあるいは少なくともウエーハの面におい
てかなりの電界強度を提供する位置に配置されることが
望ましい。サンプルチェンバ12に近付きつつあるおよ
びサンプルチェンバ12内のマイクロ波26の偏波(p
olarisation)は方形または円形または楕円
形とすることができる。サンプルチェンバ12は種々の
マイクロ波伝搬モードをサポートするよう設計できる
が、一様な加熱が望ましい場合は、基板14の位置にお
いてかつ基板14の直径17にわたり最も一様なマイク
ロ波エネルギ分布を提供するモードを選択することが望
ましい。
【0027】冷却コイル54は望ましくはサンプルチェ
ンバ12の壁部を基板14に関して低い温度に維持する
ために設けられることが望ましい。この目的のために水
または他の流体をコイル54を通して循環させることが
できる。サンプルチェンバ12の壁部を比較的低い温度
に保つことはチェンバ12の壁部から汚染物質が排気さ
れること(out−gassing)または昇華(su
blimation)を避けるためおよびマイクロ波2
6がターンオフさたれ後に基板14の急速な放射冷却を
可能にするためのヒートシンクを提供するために望まし
い。行われた実験では、サンプルチェンバ12は銅合金
であったが、純粋の銅またはアルミニウムまたはアルミ
ニウム合金あるいは他の比較的良好な伝導体または導体
も使用できる。コイル54および水がサンプルチェンバ
12を冷却するために好都合であるが、技術的によく知
られた他の熱除去構成も使用できる。例えば、かつ限定
的なものではないが、チェンバ12は外側および内側の
壁部の間の溝(channels)において循環する冷
却流体(液体または気体)を備えた2重壁とすることが
でき、あるいはサンプルチェンバ12はフィンを取り付
けかつ該フィンにわたり気体または液体を通すことによ
り冷却することもでき、あるいはチューブ、溝および/
またはフィンの組合わせも使用できる。
ンバ12の壁部を基板14に関して低い温度に維持する
ために設けられることが望ましい。この目的のために水
または他の流体をコイル54を通して循環させることが
できる。サンプルチェンバ12の壁部を比較的低い温度
に保つことはチェンバ12の壁部から汚染物質が排気さ
れること(out−gassing)または昇華(su
blimation)を避けるためおよびマイクロ波2
6がターンオフさたれ後に基板14の急速な放射冷却を
可能にするためのヒートシンクを提供するために望まし
い。行われた実験では、サンプルチェンバ12は銅合金
であったが、純粋の銅またはアルミニウムまたはアルミ
ニウム合金あるいは他の比較的良好な伝導体または導体
も使用できる。コイル54および水がサンプルチェンバ
12を冷却するために好都合であるが、技術的によく知
られた他の熱除去構成も使用できる。例えば、かつ限定
的なものではないが、チェンバ12は外側および内側の
壁部の間の溝(channels)において循環する冷
却流体(液体または気体)を備えた2重壁とすることが
でき、あるいはサンプルチェンバ12はフィンを取り付
けかつ該フィンにわたり気体または液体を通すことによ
り冷却することもでき、あるいはチューブ、溝および/
またはフィンの組合わせも使用できる。
【0028】導波路24はまた面13の代わりにあるい
は面13に加えてサンプルチェンバ12の他の面に結合
することができる。例えば、図3の装置10′におい
て、マイクロ波26はチェンバ12の後部面15を通っ
て向けられ、それによってポインティングベクトルPが
ウエーハ14の後部面21に向くようにすることができ
る。図3においては、導波路セクション24′は図1の
ように曲がったものではなく真っ直ぐなものであるが、
これは必須のことではなくかつマイクロ波放射を導入す
るための任意の手段で十分である。チェンバ12の前面
または後部面はマイクロ波放射26を導入するための唯
一の選択肢ではない。それは任意の都合のよい構成によ
って、例えば、前面、後部面、1つまたはそれ以上の側
部面またはそれらの組合わせを介してチェンバ12内に
結合することができる。さらに、スロットまたは格子ま
たは他の結合アパーチャまたはアンテナを使用してサン
プルチェンバ12内のマイクロ波エネルギの分布および
その基板14への結合を増強することができる。重要な
ことはマイクロ波エネルギが効率よく基板14に結合さ
れかつ合理的な空間的一様性をもって結合され、それに
よって基板14の関連部分が望まれるように一様に加熱
されることである。また、イオンビーム部分19は、開
口29が走査ビーム18(走査注入装置からの)を妨害
しない限り、マイクロ波26の注入装置16への逆方向
の伝搬を防止する助けとするため該開口29をもつこと
ができる。
は面13に加えてサンプルチェンバ12の他の面に結合
することができる。例えば、図3の装置10′におい
て、マイクロ波26はチェンバ12の後部面15を通っ
て向けられ、それによってポインティングベクトルPが
ウエーハ14の後部面21に向くようにすることができ
る。図3においては、導波路セクション24′は図1の
ように曲がったものではなく真っ直ぐなものであるが、
これは必須のことではなくかつマイクロ波放射を導入す
るための任意の手段で十分である。チェンバ12の前面
または後部面はマイクロ波放射26を導入するための唯
一の選択肢ではない。それは任意の都合のよい構成によ
って、例えば、前面、後部面、1つまたはそれ以上の側
部面またはそれらの組合わせを介してチェンバ12内に
結合することができる。さらに、スロットまたは格子ま
たは他の結合アパーチャまたはアンテナを使用してサン
プルチェンバ12内のマイクロ波エネルギの分布および
その基板14への結合を増強することができる。重要な
ことはマイクロ波エネルギが効率よく基板14に結合さ
れかつ合理的な空間的一様性をもって結合され、それに
よって基板14の関連部分が望まれるように一様に加熱
されることである。また、イオンビーム部分19は、開
口29が走査ビーム18(走査注入装置からの)を妨害
しない限り、マイクロ波26の注入装置16への逆方向
の伝搬を防止する助けとするため該開口29をもつこと
ができる。
【0029】図4は、本発明に係わる注入−マイクロ波
注入およびアニール処理プロセス60の単純化した流れ
図を示し、かつ図5は図4のプロセスに対する温度−時
間図の一例である。説明の都合上、基板14はシリコン
であるものと仮定する。プロセス60はステップ62を
具備し、そこでウエーハ14が処理の用意ができたチェ
ンバ12内へロードされる。ステップ62は約10〜2
0秒の期間63を有する。次に、ステップ64におい
て、マイクロ波源30がターンオンされウエーハ14に
マイクロ波26を浴びせる(flood)。ステップ6
4はウエーハ14の温度を所定の温度Tp、例えば、シ
リコン基板について600〜1300℃の範囲かつより
好適には900〜1200℃そして典型的には約100
0℃に上昇させるが(ステップ66)、他の温度もまた
有用である。当業者は本明細書の教示に基づき異なる基
板材料は異なるTpの値を必要とすることを理解するで
あろう。
注入およびアニール処理プロセス60の単純化した流れ
図を示し、かつ図5は図4のプロセスに対する温度−時
間図の一例である。説明の都合上、基板14はシリコン
であるものと仮定する。プロセス60はステップ62を
具備し、そこでウエーハ14が処理の用意ができたチェ
ンバ12内へロードされる。ステップ62は約10〜2
0秒の期間63を有する。次に、ステップ64におい
て、マイクロ波源30がターンオンされウエーハ14に
マイクロ波26を浴びせる(flood)。ステップ6
4はウエーハ14の温度を所定の温度Tp、例えば、シ
リコン基板について600〜1300℃の範囲かつより
好適には900〜1200℃そして典型的には約100
0℃に上昇させるが(ステップ66)、他の温度もまた
有用である。当業者は本明細書の教示に基づき異なる基
板材料は異なるTpの値を必要とすることを理解するで
あろう。
【0030】ウエーハ加熱または「ランプアップ(ra
mp−up)」ステップ66は期間65を有する。期間
65は印加されるマイクロ波電力のレベルに依存する。
約60秒以内に、好ましくは約30秒以内にそしてさら
に好ましくは10秒またはそれ以下で基板14をTpに
加熱するために十分な電力が印加されるべきである。1
000℃のオーダの温度にウエーハを加熱することは1
0秒またはそれ以下の時間で行うことができ、これはマ
イクロ波26からシリコンウエーハ14への高いレート
のエネルギ転送およびウエーハ14を排気されたサンプ
ルチェンバ12内で熱的に隔離したことによる。ダイあ
るいはデバイスの製造のために一般に使用されるシリコ
ンウエーハについては、これは約20ワット/cm2の
マイクロ波電力レベルで達成できることが分かってい
る。
mp−up)」ステップ66は期間65を有する。期間
65は印加されるマイクロ波電力のレベルに依存する。
約60秒以内に、好ましくは約30秒以内にそしてさら
に好ましくは10秒またはそれ以下で基板14をTpに
加熱するために十分な電力が印加されるべきである。1
000℃のオーダの温度にウエーハを加熱することは1
0秒またはそれ以下の時間で行うことができ、これはマ
イクロ波26からシリコンウエーハ14への高いレート
のエネルギ転送およびウエーハ14を排気されたサンプ
ルチェンバ12内で熱的に隔離したことによる。ダイあ
るいはデバイスの製造のために一般に使用されるシリコ
ンウエーハについては、これは約20ワット/cm2の
マイクロ波電力レベルで達成できることが分かってい
る。
【0031】ウエーハ14が所定の温度Tpに到達した
とき、注入装置16はステップ68においてターンオン
されイオン18をウエーハ14に向ける。使用される中
電流注入装置によれば、ビーム18は毎秒約4000/
100(x/y)回でウエーハ14にわたり走査を行
う。注入期間69は注入装置18の電流能力およびユー
ザにより選択される基板特性の所望の変化を生じさせる
ために注入されるべきドーズ量に依存する。注入期間6
9は変動するが中電流注入装置によってトランジスタま
たは他のデバイスを形成するためにシリコンにおいて有
用なレベルのドーパント注入(例えば、1015〜10
16イオン/cm2)を提供するためには50〜120
秒の時間が典型的なものである。バックグランドのウエ
ーハドーピングレベルおよびユーザによって要求される
注入不純物ドーピンクレベルおよび注入装置の電流能力
に応じて、より長いまたはより短い時間を使用すること
ができる。例えば、半導体基板内に埋込み誘電体層が形
成されるべき場合には、注入装置の電流能力に応じて、
すなわち、注入装置が〜1018イオン/cm2を伝達
するのにどれだけ長くかかるかに応じて3600秒のオ
ーダの注入時間が必要であろう。
とき、注入装置16はステップ68においてターンオン
されイオン18をウエーハ14に向ける。使用される中
電流注入装置によれば、ビーム18は毎秒約4000/
100(x/y)回でウエーハ14にわたり走査を行
う。注入期間69は注入装置18の電流能力およびユー
ザにより選択される基板特性の所望の変化を生じさせる
ために注入されるべきドーズ量に依存する。注入期間6
9は変動するが中電流注入装置によってトランジスタま
たは他のデバイスを形成するためにシリコンにおいて有
用なレベルのドーパント注入(例えば、1015〜10
16イオン/cm2)を提供するためには50〜120
秒の時間が典型的なものである。バックグランドのウエ
ーハドーピングレベルおよびユーザによって要求される
注入不純物ドーピンクレベルおよび注入装置の電流能力
に応じて、より長いまたはより短い時間を使用すること
ができる。例えば、半導体基板内に埋込み誘電体層が形
成されるべき場合には、注入装置の電流能力に応じて、
すなわち、注入装置が〜1018イオン/cm2を伝達
するのにどれだけ長くかかるかに応じて3600秒のオ
ーダの注入時間が必要であろう。
【0032】注入期間69が完了した後、注入装置16
はステップ70においてターンオフされ、すなわち、イ
オンビーム18がウエーハ14から除去される。ステッ
プ72(マイクロ波オフ)はステップ70のタイムラグ
71内で行われることが望ましい。ステップ72はマイ
クロ波源30をターンオフすることによりあるいは単に
マイクロ波26をチェンバ12からそらすことにより行
うことができる。タイムラグ71は正であっても(イオ
ンビームがオフになった後にマイクロ波をオフ)、ある
いは負(イオンビームがオフになる前にマイクロ波をオ
フ)でもよく、あるいはゼロ(マイクロ波およびイオン
ビームがほぼ同時にシャットオフされる)でもよい。一
般に、タイムラグ71はほぼゼロまたは正、すなわち、
t72≧t70、であることが望ましく、この場合tは
時間でありかつtjkはステップ“jk”が行われる時
間を示す。ステップ72(マイクロ波オフ)はステップ
70(注入オフ)の前に行うことができるが、すなわ
ち、タイムラグ71が負になることができるが、これは
注入される基板ロケーションがTpにあるいはその近く
に維持されない限りアニールされない残留注入損傷が存
在する確率が増大するためそれほど望ましくない。
はステップ70においてターンオフされ、すなわち、イ
オンビーム18がウエーハ14から除去される。ステッ
プ72(マイクロ波オフ)はステップ70のタイムラグ
71内で行われることが望ましい。ステップ72はマイ
クロ波源30をターンオフすることによりあるいは単に
マイクロ波26をチェンバ12からそらすことにより行
うことができる。タイムラグ71は正であっても(イオ
ンビームがオフになった後にマイクロ波をオフ)、ある
いは負(イオンビームがオフになる前にマイクロ波をオ
フ)でもよく、あるいはゼロ(マイクロ波およびイオン
ビームがほぼ同時にシャットオフされる)でもよい。一
般に、タイムラグ71はほぼゼロまたは正、すなわち、
t72≧t70、であることが望ましく、この場合tは
時間でありかつtjkはステップ“jk”が行われる時
間を示す。ステップ72(マイクロ波オフ)はステップ
70(注入オフ)の前に行うことができるが、すなわ
ち、タイムラグ71が負になることができるが、これは
注入される基板ロケーションがTpにあるいはその近く
に維持されない限りアニールされない残留注入損傷が存
在する確率が増大するためそれほど望ましくない。
【0033】タイムラグ71の大きさ(正でも負でも)
は通常期間69の20%以下であり、より望ましくは1
0%以下であり、さらに望ましくは5%以下であり、か
つ好ましくは期間69の2〜3%以下である。負のタイ
ムラグ71(始めにマイクロ波オフ)に対しては、タイ
ムラグ71の大きさが小さくなればなるほど、残留注入
損傷の危険は少なくなる。正のタイムラグ71(始めに
イオンビームがオフ)に対しては、タイムラグ71の大
きさが小さくなればなるほど、大きなドーパント再分布
の危険はより少なくなる。プラスまたはマイナス0〜1
0秒の範囲のタイムラグ71が有用であり、より好適に
は0〜5秒であり、かつ好ましくは0〜3秒であること
が分かった。
は通常期間69の20%以下であり、より望ましくは1
0%以下であり、さらに望ましくは5%以下であり、か
つ好ましくは期間69の2〜3%以下である。負のタイ
ムラグ71(始めにマイクロ波オフ)に対しては、タイ
ムラグ71の大きさが小さくなればなるほど、残留注入
損傷の危険は少なくなる。正のタイムラグ71(始めに
イオンビームがオフ)に対しては、タイムラグ71の大
きさが小さくなればなるほど、大きなドーパント再分布
の危険はより少なくなる。プラスまたはマイナス0〜1
0秒の範囲のタイムラグ71が有用であり、より好適に
は0〜5秒であり、かつ好ましくは0〜3秒であること
が分かった。
【0034】マイクロ波は注入が停止された後に長い期
間の間オフにしておくことができる。これはドーパント
イオンがウエーハ内におかれた後にウエーハを高い温度
に維持するという効果を有する。これは、例えば、埋込
み酸化物または窒化物層を形成するために非常に高いド
ーズ量の化学的反応物が注入される場合に有用である。
そのような場合、注入ドーズ量は化学量論的酸化物また
は窒化物または他の化合物を形成するためにそのような
イオンに対する固体溶解限界を越えなければならない。
間の間オフにしておくことができる。これはドーパント
イオンがウエーハ内におかれた後にウエーハを高い温度
に維持するという効果を有する。これは、例えば、埋込
み酸化物または窒化物層を形成するために非常に高いド
ーズ量の化学的反応物が注入される場合に有用である。
そのような場合、注入ドーズ量は化学量論的酸化物また
は窒化物または他の化合物を形成するためにそのような
イオンに対する固体溶解限界を越えなければならない。
【0035】期間75の冷却ステップ74において、ウ
エーハ14の温度はほぼ室温まで、あるいは少なくとも
注入イオンのさらなる拡散が効果的に停止しかつ基板が
安全に大気中に取り出すことができるように(ステップ
76)十分低い温度まで急速に低下される。冷却はウエ
ーハ14からサンプルチェンバ12の冷却された壁部へ
の放射冷却によって好適に達成される。しかしながら、
ウエーハはまた比較的不活性のガス(すなわち、これら
の温度において基板との望ましくない化学反応を生じな
い気体)を浴びせることによって冷却プロセスをさらに
加速するために対流および伝導冷却を与えることもでき
る。ステップ76の後に、ウエーハは78で示される総
合的な装置製造プロセスにおける次のステップへと転送
される。約1000℃のTpからの冷却期間75は約1
0秒でありかつ除去期間77は約10秒である。
エーハ14の温度はほぼ室温まで、あるいは少なくとも
注入イオンのさらなる拡散が効果的に停止しかつ基板が
安全に大気中に取り出すことができるように(ステップ
76)十分低い温度まで急速に低下される。冷却はウエ
ーハ14からサンプルチェンバ12の冷却された壁部へ
の放射冷却によって好適に達成される。しかしながら、
ウエーハはまた比較的不活性のガス(すなわち、これら
の温度において基板との望ましくない化学反応を生じな
い気体)を浴びせることによって冷却プロセスをさらに
加速するために対流および伝導冷却を与えることもでき
る。ステップ76の後に、ウエーハは78で示される総
合的な装置製造プロセスにおける次のステップへと転送
される。約1000℃のTpからの冷却期間75は約1
0秒でありかつ除去期間77は約10秒である。
【0036】上で述べたプロセスを使用してウエーハを
処理するために必要な合計時間は提供される注入ドーズ
量に応じてほぼ110〜170秒である。0.1〜8オ
ーム・センチ(ohm−cm)の導電率のn型シリコン
においては、約1015イオン/cm2に対応するホウ
素(boron)のドーズ量が約1〜3ミクロンの接合
深さを提供し、かつ約1016イオン/cm2に対応す
るドーズ量が約3〜6ミクロンの接合深さを提供する。
処理するために必要な合計時間は提供される注入ドーズ
量に応じてほぼ110〜170秒である。0.1〜8オ
ーム・センチ(ohm−cm)の導電率のn型シリコン
においては、約1015イオン/cm2に対応するホウ
素(boron)のドーズ量が約1〜3ミクロンの接合
深さを提供し、かつ約1016イオン/cm2に対応す
るドーズ量が約3〜6ミクロンの接合深さを提供する。
【0037】本発明の同時注入+マイクロ波加熱プロセ
スを行うために必要な時間は伝統的な順次的な注入+ア
ニールプロセスと比較することができる。注入装置にロ
ードし、注入を行いかつ注入装置からアンロードする時
間は2つの処理についてほぼ同じでありかつ従って比較
に影響を与えない。本発明の処理においては、アニール
は注入ステップの間に行われ、従って何らの余分のアニ
ールステップまたは時間が必要とされない。従って、温
度上昇(ramp−up)(ステップ66=ウエーハ加
熱)および温度低下(ramp−down)(ステップ
74=ウエーハ冷却)時間のみが本発明の処理と伝統的
な処理との間で比較するために残っている。
スを行うために必要な時間は伝統的な順次的な注入+ア
ニールプロセスと比較することができる。注入装置にロ
ードし、注入を行いかつ注入装置からアンロードする時
間は2つの処理についてほぼ同じでありかつ従って比較
に影響を与えない。本発明の処理においては、アニール
は注入ステップの間に行われ、従って何らの余分のアニ
ールステップまたは時間が必要とされない。従って、温
度上昇(ramp−up)(ステップ66=ウエーハ加
熱)および温度低下(ramp−down)(ステップ
74=ウエーハ冷却)時間のみが本発明の処理と伝統的
な処理との間で比較するために残っている。
【0038】本発明のプロセスによれば、それぞれ期間
65および75の加熱および冷却ステップ66および7
4は、一度に1つのウエーハが処理されるものと仮定す
ると、おのおののウエーハに対し合計約10+10=2
0秒を必要とする。本発明の処理によればこれ以上のア
ニール時間を加える必要はなく、それはアニールは注入
と同時に行われるからである。典型的なファーネスによ
るアニールは1つのバッチで200のウエーハに対して
行われる。伝統的な従来技術のプロセスに対する典型的
な立上り(ramp−up)+アニール+立下り(ra
mp−down)時間は40+120+60=220分
=13200秒である。バッチサイズにより除算するこ
とによりウエーハごとに約13200/200=66秒
の時間が得られる。従って、ウエーハごとに約66−2
0=46秒の正味の節約が可能である。
65および75の加熱および冷却ステップ66および7
4は、一度に1つのウエーハが処理されるものと仮定す
ると、おのおののウエーハに対し合計約10+10=2
0秒を必要とする。本発明の処理によればこれ以上のア
ニール時間を加える必要はなく、それはアニールは注入
と同時に行われるからである。典型的なファーネスによ
るアニールは1つのバッチで200のウエーハに対して
行われる。伝統的な従来技術のプロセスに対する典型的
な立上り(ramp−up)+アニール+立下り(ra
mp−down)時間は40+120+60=220分
=13200秒である。バッチサイズにより除算するこ
とによりウエーハごとに約13200/200=66秒
の時間が得られる。従って、ウエーハごとに約66−2
0=46秒の正味の節約が可能である。
【0039】毎年極めて多数のウエーハが製造されるか
ら、節約できる合計の時間およびコストはかなりのもの
である。さらに、エネルギのかなりの節約があり、それ
は、通常アニーリングのために使用されていてもいなく
ても連続してランニングが行われる、熱的ファーネスに
関連する大きな装置を加熱する必要がないからである。
また、それらのチェンバのより高い吸収のため効率が悪
い石英ランプによって加熱することと比較すると節約が
可能である。従って、本発明のプロセスは従来技術の方
法に対し実質的により効率的でありかつ望ましい時間の
節約およびコストの利点を有する。
ら、節約できる合計の時間およびコストはかなりのもの
である。さらに、エネルギのかなりの節約があり、それ
は、通常アニーリングのために使用されていてもいなく
ても連続してランニングが行われる、熱的ファーネスに
関連する大きな装置を加熱する必要がないからである。
また、それらのチェンバのより高い吸収のため効率が悪
い石英ランプによって加熱することと比較すると節約が
可能である。従って、本発明のプロセスは従来技術の方
法に対し実質的により効率的でありかつ望ましい時間の
節約およびコストの利点を有する。
【0040】例えば、酸素または窒素を注入することに
より埋込み誘電体層を形成することが望まれる場合には
2段階注入が非常に有用であることが分かった。例え
ば、シリコン基板が始めに約10分間約0.6×10
18O+/cm2のドーズ量まで注入され、この場合注
入ビームのみにより平均ウエーハ温度は約600〜65
0℃に到達する。これに続き同じビーム電流(〜12ミ
リアンペア)で約20分第2段階が行われ、この場合酸
素イオンドーズ量は約1.8×1018O+/cm2ま
で増大されこの間マイクロ波は約40ワット/cm2で
印加されて注入の間に走査領域における基板温度を約1
000℃に上昇させる。より高いまたはより低い温度を
使用できるが、第1段階の注入は約800℃より低い温
度で行われかつ第2段階の注入は約900℃より高い温
度、好ましくは≧1000℃、で行われるのが望まし
い。上に述べた2段階プロセスは約0.4マイクロメー
トルの厚さで基板面からおよそ0.2〜0.25マイク
ロメートル下に良好な結晶品質の介在するシリコンを備
えて化学量論的SiO2の埋込み酸化物層を提供する。
得られた結果は伝統的な従来技術のプロセスを使用して
約1.1×1018O+/cm2までの注入とこれに続
く1200〜1300℃での6時間のファーネスによる
アニールによって得られたものと同等かまたはより良好
である。従って、埋込み誘電体層ならびにドーピングさ
れた領域を本発明のプロセスを使用して得ることができ
る。
より埋込み誘電体層を形成することが望まれる場合には
2段階注入が非常に有用であることが分かった。例え
ば、シリコン基板が始めに約10分間約0.6×10
18O+/cm2のドーズ量まで注入され、この場合注
入ビームのみにより平均ウエーハ温度は約600〜65
0℃に到達する。これに続き同じビーム電流(〜12ミ
リアンペア)で約20分第2段階が行われ、この場合酸
素イオンドーズ量は約1.8×1018O+/cm2ま
で増大されこの間マイクロ波は約40ワット/cm2で
印加されて注入の間に走査領域における基板温度を約1
000℃に上昇させる。より高いまたはより低い温度を
使用できるが、第1段階の注入は約800℃より低い温
度で行われかつ第2段階の注入は約900℃より高い温
度、好ましくは≧1000℃、で行われるのが望まし
い。上に述べた2段階プロセスは約0.4マイクロメー
トルの厚さで基板面からおよそ0.2〜0.25マイク
ロメートル下に良好な結晶品質の介在するシリコンを備
えて化学量論的SiO2の埋込み酸化物層を提供する。
得られた結果は伝統的な従来技術のプロセスを使用して
約1.1×1018O+/cm2までの注入とこれに続
く1200〜1300℃での6時間のファーネスによる
アニールによって得られたものと同等かまたはより良好
である。従って、埋込み誘電体層ならびにドーピングさ
れた領域を本発明のプロセスを使用して得ることができ
る。
【0041】さらに、本発明のプロセスは前に形成され
たドーピングされた領域の大きな再分布(redist
ribution)を生じないことが分かっている。こ
れは、本発明による高い温度での時間が従来技術の順次
的な注入+アニールプロセスのためのアニール時間より
もほぼ数桁の大きさだけ小さいためである。これは非常
に実用的であり、それは装置および処理の設計の双方を
単純化するからである。これに対し、従来技術では、お
のおのの新しい注入+アニール段階は前に形成された接
合を移動させかつこれらの複雑な変化を考慮に入れなけ
ればならなかった。本発明のプロセスはそのような複雑
さを避けあるいは最少にしかつ極めて有用である。
たドーピングされた領域の大きな再分布(redist
ribution)を生じないことが分かっている。こ
れは、本発明による高い温度での時間が従来技術の順次
的な注入+アニールプロセスのためのアニール時間より
もほぼ数桁の大きさだけ小さいためである。これは非常
に実用的であり、それは装置および処理の設計の双方を
単純化するからである。これに対し、従来技術では、お
のおのの新しい注入+アニール段階は前に形成された接
合を移動させかつこれらの複雑な変化を考慮に入れなけ
ればならなかった。本発明のプロセスはそのような複雑
さを避けあるいは最少にしかつ極めて有用である。
【0042】さらに、ウエーハ温度のみに基づき対処さ
れるものを越えて注入損傷のアニールを加速しかつ注入
されたドーパントの横方向拡散を防止する注入イオンと
マイクロ波との間の基板における協力的な効果があるこ
とが発見された。イオンが基板内での衝突によって減速
するとき、注入イオンビームの真下の基板の小さな領域
においてマイクロ波エネルギの吸収を局部的に増強する
付加的な自由キャリアが生成される。これらの余分のキ
ャリアはマイクロ波からエネルギを吸収する。この付加
的なエネルギは部分的に結晶格子に結合し戻され、それ
によって減速するイオンによって引き起こされる結晶欠
陥の緩和を増強する。これは欠陥形成と同時に進行し、
従って注入が行われたときにもしあっても少しの欠陥の
みが凍結される。結晶格子の「実効温度(effect
ive temperature)」は、基板全体とし
ての高い温度およびイオン自体により与えられるエネル
ギを考慮しても、衝突するイオンのみによってそうでな
い場合よりも注入イオンビームのすぐ下でより高くなる
ものと考えられる。この影響は過渡的なものであり、す
なわち、それは移動するイオンビームとともに移動す
る。この協力的な相互作用のため、アニールまたは注入
損傷の除去は単に平均的なウエーハ温度に基づいて予期
されるよりも注入ビームのすぐ近傍でずっと高いレート
で行うことができる。従って、事実上従来技術を使用し
た注入後のアニールの時間に対して注入が行われている
間に完全な注入損傷のアニールが数秒で達成できる。こ
れは非常に大きな実用性を有する本発明に特有の特徴で
ある。
れるものを越えて注入損傷のアニールを加速しかつ注入
されたドーパントの横方向拡散を防止する注入イオンと
マイクロ波との間の基板における協力的な効果があるこ
とが発見された。イオンが基板内での衝突によって減速
するとき、注入イオンビームの真下の基板の小さな領域
においてマイクロ波エネルギの吸収を局部的に増強する
付加的な自由キャリアが生成される。これらの余分のキ
ャリアはマイクロ波からエネルギを吸収する。この付加
的なエネルギは部分的に結晶格子に結合し戻され、それ
によって減速するイオンによって引き起こされる結晶欠
陥の緩和を増強する。これは欠陥形成と同時に進行し、
従って注入が行われたときにもしあっても少しの欠陥の
みが凍結される。結晶格子の「実効温度(effect
ive temperature)」は、基板全体とし
ての高い温度およびイオン自体により与えられるエネル
ギを考慮しても、衝突するイオンのみによってそうでな
い場合よりも注入イオンビームのすぐ下でより高くなる
ものと考えられる。この影響は過渡的なものであり、す
なわち、それは移動するイオンビームとともに移動す
る。この協力的な相互作用のため、アニールまたは注入
損傷の除去は単に平均的なウエーハ温度に基づいて予期
されるよりも注入ビームのすぐ近傍でずっと高いレート
で行うことができる。従って、事実上従来技術を使用し
た注入後のアニールの時間に対して注入が行われている
間に完全な注入損傷のアニールが数秒で達成できる。こ
れは非常に大きな実用性を有する本発明に特有の特徴で
ある。
【0043】この協力的な効果のさらに他の特徴はそれ
が注入されたドーパントの高度に非対称の再分布につな
がることである。特に、注入の間に垂直方向の(ウエー
ハ面に垂直)ドーパント再分布よりもずっと少ない横方
向(ウエーハ面に平行)ドーパント再分布がある。例え
ば、1〜17オーム・センチのn型シリコンウエーハに
おいて3×1016イオン/cm2のドーズ量への92
0℃で720秒の間行われた同時的なホウ素注入および
マイクロ波アニールは3.8マイクロメートルの接合深
さおよびたった0.82マイクロメートルのマスキング
酸化物のエッジの下での横方向拡散を生成した。これは
伝統的な、順次的な注入+アニールによって一般に観察
される約10対9の比率に比較して、ほぼ5対1の垂直
方向対横方向拡散比となっている。
が注入されたドーパントの高度に非対称の再分布につな
がることである。特に、注入の間に垂直方向の(ウエー
ハ面に垂直)ドーパント再分布よりもずっと少ない横方
向(ウエーハ面に平行)ドーパント再分布がある。例え
ば、1〜17オーム・センチのn型シリコンウエーハに
おいて3×1016イオン/cm2のドーズ量への92
0℃で720秒の間行われた同時的なホウ素注入および
マイクロ波アニールは3.8マイクロメートルの接合深
さおよびたった0.82マイクロメートルのマスキング
酸化物のエッジの下での横方向拡散を生成した。これは
伝統的な、順次的な注入+アニールによって一般に観察
される約10対9の比率に比較して、ほぼ5対1の垂直
方向対横方向拡散比となっている。
【0044】従って、本発明のプロセスはイオン注入さ
れた接合におけるかなりの垂直/横方向接合深さの非対
称性を提供することができ、この場合大きな非対称性は
少なくとも2/1を意味するものと考える。ドーズ量お
よび他の条件に応じて、非対称性は3/1、さらに良好
には4/1そして5/1とすることができる。これは非
常に大きな実用上の重要性を有する本発明のさらに他の
特徴であり、その理由はこれによって比較的深い接合が
望まれる場合でもより少ない面積を占有するより小さな
デバイスを作ることが可能になるからである。これは集
積回路のパッケージ密度を増大しかつより複雑な集積回
路を製造可能にする。
れた接合におけるかなりの垂直/横方向接合深さの非対
称性を提供することができ、この場合大きな非対称性は
少なくとも2/1を意味するものと考える。ドーズ量お
よび他の条件に応じて、非対称性は3/1、さらに良好
には4/1そして5/1とすることができる。これは非
常に大きな実用上の重要性を有する本発明のさらに他の
特徴であり、その理由はこれによって比較的深い接合が
望まれる場合でもより少ない面積を占有するより小さな
デバイスを作ることが可能になるからである。これは集
積回路のパッケージ密度を増大しかつより複雑な集積回
路を製造可能にする。
【0045】マイクロ波をほぼ注入と同じ時間にシャッ
トオフすることにより、本発明によって提供されるドー
ピングの非対称性はほぼ保たれる。数分の引き続く(注
入後の)マイクロ波照射の後でも、伝統的な横方向ドー
パント再分布は最少になる。注目の温度における大きな
ドーパント移動のための合計時間は非常に短い。本発明
のプロセスを使用して生成された接合は非常に少しの側
部拡散を有するのみならず、この非対称性は本発明を使
用して行われるその後のイオン注入にわたり保つことが
できる。
トオフすることにより、本発明によって提供されるドー
ピングの非対称性はほぼ保たれる。数分の引き続く(注
入後の)マイクロ波照射の後でも、伝統的な横方向ドー
パント再分布は最少になる。注目の温度における大きな
ドーパント移動のための合計時間は非常に短い。本発明
のプロセスを使用して生成された接合は非常に少しの側
部拡散を有するのみならず、この非対称性は本発明を使
用して行われるその後のイオン注入にわたり保つことが
できる。
【0046】本発明が特定の装置によってかつある種の
基板の注入および加熱によって説明されたが、当業者は
本明細書の開示に基づき本発明のプロセスは数多くの種
類の注入イオンおよび基板にかつ数多くの異なる形式の
電子的構造の形成に広く適用できることを理解するであ
ろう。さらに、マイクロ波の構成要素および注入装置な
らびにターゲットチェンバの特定の組合わせが説明され
たが、これらは制限的なものではなくかつ基板の共通の
領域にエネルギイオンおよびマイクロ波を同時的に提供
するための他の構成も使用できる。イオンビーム電流お
よびマイクロ波電力レベルはイオンが減速しかつ結晶損
傷を引き起こしている小さな領域における基板において
マイクロ波との建設的な相互作用が行われるようなもの
であり、イオンビームがそのロケーションに存在する間
に実効的な局部温度を上昇させ、従って注入損傷のアニ
ールが大きな注入後のアニール(post−impla
nt annealing)の必要性なしに同時的に治
癒されることが重要である。当業者に明らかなこれらお
よび他の変形は添付の特許請求の範囲に含まれるものと
考える。
基板の注入および加熱によって説明されたが、当業者は
本明細書の開示に基づき本発明のプロセスは数多くの種
類の注入イオンおよび基板にかつ数多くの異なる形式の
電子的構造の形成に広く適用できることを理解するであ
ろう。さらに、マイクロ波の構成要素および注入装置な
らびにターゲットチェンバの特定の組合わせが説明され
たが、これらは制限的なものではなくかつ基板の共通の
領域にエネルギイオンおよびマイクロ波を同時的に提供
するための他の構成も使用できる。イオンビーム電流お
よびマイクロ波電力レベルはイオンが減速しかつ結晶損
傷を引き起こしている小さな領域における基板において
マイクロ波との建設的な相互作用が行われるようなもの
であり、イオンビームがそのロケーションに存在する間
に実効的な局部温度を上昇させ、従って注入損傷のアニ
ールが大きな注入後のアニール(post−impla
nt annealing)の必要性なしに同時的に治
癒されることが重要である。当業者に明らかなこれらお
よび他の変形は添付の特許請求の範囲に含まれるものと
考える。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、エネル
ギ粒子およびマイクロ波の組合わせによって基板の特性
を変えるための改善された手段および方法が実現され、
前述の従来技術の欠点を大幅に改善することが可能にな
る。
ギ粒子およびマイクロ波の組合わせによって基板の特性
を変えるための改善された手段および方法が実現され、
前述の従来技術の欠点を大幅に改善することが可能にな
る。
【図1】本発明の好ましい実施形態に係わる組み合わさ
れたイオン注入およびマイクロ波加熱装置を示す単純化
された概略構成図である。
れたイオン注入およびマイクロ波加熱装置を示す単純化
された概略構成図である。
【図2】図1の装置の一部の基板ターゲットチェンバの
さらに詳細を示す単純化した説明図である。
さらに詳細を示す単純化した説明図である。
【図3】図1と同様のしかしながら本発明のさらに別の
実施形態に係わる装置を示す単純化した構成図である。
実施形態に係わる装置を示す単純化した構成図である。
【図4】本発明の好ましい実施形態に係わる方法を示す
単純化したフローチャートである。
単純化したフローチャートである。
【図5】図4に示されるプロセスのための単純化した、
例示的な、温度−時間図である。
例示的な、温度−時間図である。
10 組み合わされたイオン注入およびマイクロ波加熱
装置 12 サンプルチェンバ 14 基板またはウエーハ 16 イオン注入装置 18 イオンビーム 19 結合セクション 20 前面 22 電流モニタ装置 24 導波路セクション 26 マイクロ波 30 マイクロ波発生器 32 マイクロ波源 36 電力計測セクション 40 真空シール 42 真空セクション 52 導電性リード 54 冷却コイル
装置 12 サンプルチェンバ 14 基板またはウエーハ 16 イオン注入装置 18 イオンビーム 19 結合セクション 20 前面 22 電流モニタ装置 24 導波路セクション 26 マイクロ波 30 マイクロ波発生器 32 マイクロ波源 36 電力計測セクション 40 真空シール 42 真空セクション 52 導電性リード 54 冷却コイル
フロントページの続き (72)発明者 アンリ・クロード・ガイ フランス国フォンスグリーブ 31130、リ ュ・デ・リベラル 14 (72)発明者 イレーヌ・パジェ フランス国ヴィレヌーブ・トロザンヌ 31270、リュ・ド・ティエール 19 (72)発明者 ピエール・ジベール フランス国フルザン 31270、リュ・ド・ ヴァーダン 16 (72)発明者 ジャック・リン・クヮン フランス国トゥールーズ 31100、リュ・ ドュ・ルクレーヌ 30
Claims (8)
- 【請求項1】 基板にイオンを注入するための装置であ
って、 第1の結合領域を通り第1の方向で前記基板に向けられ
る周波数fのマイクロ波源、そしてマイクロ波の伝搬の
ためにカットオフ周波数fcoを有する第2の結合領域
を通って第2の方向で前記基板に向けられるエネルギイ
オン源であって、fco<fであるもの、 を具備することを特徴とする基板にイオンを注入するた
めの装置。 - 【請求項2】 前記基板は前記マイクロ波が定在波を提
供するチェンバ内に含まれることを特徴とする請求項1
に記載の装置。 - 【請求項3】 前記基板を包含しかつその中にマイクロ
波およびイオンが向けられる真空チェンバが設けられ、
かつ前記基板は前記チェンバ内に熱的に非伝導性の支持
部材によって支持されることを特徴とする請求項1また
は2に記載の装置。 - 【請求項4】 前記マイクロ波はTE01,TE10ま
たはTE11伝搬モードまたはその組合わせからなるこ
とを特徴とする請求項1〜3の内のいずれか1項に記載
の装置。 - 【請求項5】 基板内に選択されたイオンを導入する方
法であって、 前記基板にマイクロ波を照射して前記基板を所定の温度
に加熱する段階、 前記基板がマイクロ波にさらされている間に前記基板の
表面上に前記選択されたイオンを所定の注入ドーズ量に
到達するまで衝突させる段階、そして前記基板内での前
記選択されたイオンの実質的に非対称の分布を保つよう
に時間的に十分に一致して前記選択されたイオンおよび
マイクロ波を停止する段階、 を具備することを特徴とする基板内に選択されたイオン
を導入する方法。 - 【請求項6】 前記マイクロ波を停止した後に、前記基
板は放射冷却されることを特徴とする請求項5に記載の
方法。 - 【請求項7】 前記マイクロ波の停止と前記選択された
イオンの停止との間の時間差は前記選択されたイオンを
衝突させる段階の期間の約20%以下であることを特徴
とする請求項5または6に記載の方法。 - 【請求項8】 前記十分なマイクロ波エネルギは前記基
板を60秒より少ない時間で前記所定の温度に加熱する
よう供給されることを特徴とする請求項5〜7の内のい
ずれか1項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9605005A FR2747840B1 (fr) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | Appareil d'irradiation combinee par un faisceau d'ions et un rayonnement micro-onde, et procede associe |
| FR9605005 | 1996-04-22 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1055775A true JPH1055775A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=9491430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9114254A Pending JPH1055775A (ja) | 1996-04-22 | 1997-04-16 | 組み合わされたイオンビームおよびマイクロ波照射手段および方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0803894A1 (ja) |
| JP (1) | JPH1055775A (ja) |
| KR (1) | KR970072073A (ja) |
| FR (1) | FR2747840B1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012186465A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-27 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基板処理装置 |
| JP2014179589A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-09-25 | Internatl Rectifier Corp | 高温表面平衡状態でのイオン注入 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105977124A (zh) * | 2016-07-29 | 2016-09-28 | 上海华力微电子有限公司 | 半导体衬底的承载台、离子注入设备及工艺 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3387130A (en) * | 1964-09-28 | 1968-06-04 | Hewlett Packard Co | Atomic beam tube having a source and an annular collimator |
| FR2670950B1 (fr) * | 1990-12-20 | 1993-04-16 | Motorola Semiconducteurs | Procede et appareil pour le traitement de recuit des dispositifs a semiconducteur. |
| DE69514191T2 (de) * | 1994-05-06 | 2000-08-17 | Koninklijke Philips Electronics N.V., Eindhoven | Mikrowellenübertragungssystem |
-
1996
- 1996-04-22 FR FR9605005A patent/FR2747840B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-03-03 EP EP97103478A patent/EP0803894A1/en not_active Withdrawn
- 1997-04-16 JP JP9114254A patent/JPH1055775A/ja active Pending
- 1997-04-22 KR KR1019970014888A patent/KR970072073A/ko not_active Abandoned
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012186465A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-27 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基板処理装置 |
| JP2014179589A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-09-25 | Internatl Rectifier Corp | 高温表面平衡状態でのイオン注入 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2747840A1 (fr) | 1997-10-24 |
| KR970072073A (ko) | 1997-11-07 |
| FR2747840B1 (fr) | 1998-09-11 |
| EP0803894A1 (en) | 1997-10-29 |
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