JPH105601A - 金属触媒担体成形用の複数列一体型波板 - Google Patents

金属触媒担体成形用の複数列一体型波板

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JPH105601A
JPH105601A JP8161733A JP16173396A JPH105601A JP H105601 A JPH105601 A JP H105601A JP 8161733 A JP8161733 A JP 8161733A JP 16173396 A JP16173396 A JP 16173396A JP H105601 A JPH105601 A JP H105601A
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規 永井
Masakazu Noda
正和 野田
Masamitsu Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は金属触媒担体成形用の複数列一体型
波板に関し、各列間の連結強度の向上を図った複数列一
体型波板を提供することを目的とする。 【解決手段】 請求項1に係る発明は、帯状の金属製薄
板を、隣接する各列19と位相をずらせて波形21が連
続して成形された複数列19に区画すると共に、各列1
9と直交する平坦部23を全列19に亘って設け、当該
各平坦部23で、隣接する各列19相互間を連結したも
のである。そして、請求項2は、請求項1記載の波板に
於て、波形21は、山部21aと谷部21bが交互に連
続してなり、平坦部23はこれらの間に夫々成形されて
いることを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1
記載の波板に於て、波形は、山部と谷部が所定の規則性
を以って配置されてなり、平坦部はこれらの間に夫々成
形されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、触媒コンバータの
金属触媒担体を成形する複数列一体型波板の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両排気系には、エンジンから排
出された排ガスを浄化する触媒コンバータが装着されて
いるが、触媒担体として、図6に示すように帯状に裁断
した金属製薄板(例えば、Fe−Cr−Al合金)の波
板1と平板3を重ねて、これらを多重に巻回したハニカ
ム構造の金属触媒担体5が広く使用されている。
【0003】そして、金属触媒担体5の製造に当たり、
波板1と平板3の相対移動をなくしてフィルムアウト現
象を防止するため、波板1と平板3の当接部分を溶接又
はロー材で接合したり、金属触媒担体5をダイス等の加
圧治具で緊締加圧し、これを真空状態で加熱して波板1
と平板3を一体に拡散接合させる等の方法が採られてい
る。
【0004】然し、上記金属触媒担体5にあっては、平
板3を使用する分だけ重量が重く、又、波板1は高温の
排ガスによる熱応力を吸収できるが、平板3は熱応力を
吸収し難いため、波板1と平板3の接合箇所に応力歪み
が発生して破断や脱落を引き起こす虞があった。そこ
で、特開平5−138040号公報には、図7に示すよ
うに金属製薄板7を巻回方向へ複数の列9a,9b,9
c,9dに区画して、各列9a,9b,9c,9dに波
形11を所定のピッチで連続的に形成すると共に、各列
9a,9b,9c,9dの位相を隣接する相互間でずら
してこれを多重に巻回していく金属触媒担体成形用の複
数列一体型の波板13が開示されている。
【0005】而して、斯かる波板13を用いた金属触媒
担体にあっては、平板が不要となるため金属触媒担体全
体の軽量化が可能となり、その結果、低熱容量となって
昇温時間が短縮できると共に、熱応力の吸収に優れ破断
や脱落を引き起こす虞もないし、重合する波板13の波
形11の端部が相互に噛み合って波板13の相対移動が
防止されるため、フィルムアウト現象が生ずることもな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記波板1
3にあっては、図8の正面図に示すように各列9a,9
b,9c,9d相互が波形11の山部11aと谷部11
bとの間の交点Pでのみ連結した構造であるため、排ガ
スの流入による各列9a,9b,9c,9d毎の温度変
化で熱膨張率に差が生じた場合、上記交点Pに於ける各
列9a,9b,9c,9d相互の連結部が欠損してしま
う虞があった。
【0007】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、上述の如き複数列一体型波板に改良を加え、各列間
の連結強度の向上を図った金属触媒担体成形用の複数列
一体型波板を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る複数列一体型波板は、帯状の金属製
薄板を、隣接する各列と位相をずらせて波形が連続して
成形された複数列に区画すると共に、各列と直交する平
坦部を全列に亘って設け、当該各平坦部で、隣接する各
列相互間を連結したものである。
【0009】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載の複数列一体型波板に於て、波形は、山部と谷部が
交互に連続してなり、平坦部は、これらの間に夫々成形
されていることを特徴とし、請求項3に係る発明は、請
求項1記載の複数列一体型波板に於て、波形は、山部と
谷部が所定の規則性を以って配置されてなり、平坦部
は、これらの間に夫々成形されていることを特徴として
いる。
【0010】(作用)各請求項に係る複数列一体型波板
を所定寸法に裁断してこれを順次積層し、或いはこれを
多重に巻回することで、触媒コンバータに用いる金属触
媒担体が製造される。そして、各請求項に係る複数列一
体型波板は、各列と直交する平坦部を全列に亘って設け
ることで、隣接する各列相互間の連結強度の向上を図っ
たため、金属触媒担体に排ガスが流入して、温度変化で
各列毎に熱膨張率に差が生じても、各平坦部が各列相互
間の連結を図ってその欠損を防止する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1は請求項1及び請求項2に
係る複数列一体型波板(以下、「波板」という)の一実
施形態の平面図を示し、本実施形態に係る波板15は、
帯状に裁断した金属(例えば、Fe−Cr−Al合金)
製の薄板を、図3の如き成形する金属触媒担体17の軸
方向へ複数の列19に区画し、そして、各列19に、夫
々、隣接する各列19と180°位相をずらして波形2
1を連続して成形したもので、図2に示すように波形2
1は、山部21aと谷部21bが交互に連続した形状と
なっている。
【0012】そして、各山部21aと谷部21bとの中
間には、所定の幅を持った平坦部23が各列19と直交
(金属触媒担体17の軸方向)して全列19に亘って設
けられており、隣接する各列19相互間は、各平坦部2
3で夫々連結した構造となっている。尚、図示しないが
上記波板15は、回転する一対のコルゲート加工ギヤに
金属製薄板を連続的に供給して各列19の波形21と平
坦部23の成形が行われ、コルゲート加工ギヤは複数枚
のギヤが積層して対となるギヤが互いに噛合した構造と
なっており、斯かるコルゲート加工ギヤによって金属製
薄板を加工することで、上述の如き構造の波板15が成
形される。
【0013】本実施形態に係る波板15はこのように構
成されているから、当該波板15を所定寸法に裁断して
これを図3の如く順次積層し、或いは図示しないが斯か
る波板15を多重に巻回して金属触媒担体17が製造さ
れる。そして、上記金属触媒担体17によれば、積層さ
れた各波板15の波形21の山部21aと谷部21bの
端部が相互に噛み合って、波板15相互の相対移動を防
止する。
【0014】又、既述したように図7に示す波板13に
あっては、各列9a,9b,9c,9d相互が波形11
の山部11aと谷部11bの間の交点Pでのみ連結した
構造であるため、排ガスの流入による各列9a,9b,
9c,9d毎の温度変化で熱膨張率に差が生じた場合、
各列9a,9b,9c,9d相互の連結部が欠損してし
まう虞があったが、本実施形態に係る波板15は、山部
21aと谷部21bとの中間に所定の幅を持った平坦部
23を全列19に亘って設けることで、隣接する各列1
9相互間の連結強度の向上を図ったものであるから、排
ガスの流入による温度変化で各列19毎に熱膨張率に差
が生じても、各平坦部23が各列19相互間の連結を図
ってその欠損を防止することとなる。
【0015】従って、本実施形態を用いた金属触媒担体
17によれば、図7の従来例を用いた金属触媒担体に比
し各列19相互の連結強度が向上して、熱膨張率の差に
よる欠損を確実に防止できることとなった。然も、本実
施形態に係る波板15を用いた金属触媒担体17にあっ
ては、平板が不要となるため金属触媒担体17全体の軽
量化が可能となり、その結果、低熱容量となって昇温時
間が短縮できると共に、熱応力の吸収に優れ破断や脱落
を引き起こす虞もないし、積層した波板15の波形21
の端部が相互に噛み合って波板15の相対移動が防止さ
れるため、フィルムアウト現象が生ずることもない。
【0016】そのため、製造工程で従来の如きロー付け
や拡散接合等の接合が不要となってコストの低廉化が可
能となる。図4は請求項1及び請求項3に係る波板の一
実施形態の平面図を示し、本実施形態に係る波板25も
上記波板15と同様、帯状に裁断した金属製の薄板を、
成形する金属触媒担体の軸方向へ複数の列27に区画
し、そして、各列27に、夫々、隣接する各列27と位
相をずらして波形29を連続して成形したものである
が、図4及び図5に示すように本実施形態の波形29
は、山部29a→谷部29b→谷部29bというように
山部29aの次に谷部29bが連続する規則性を以っ
て、山部29aと谷部29bが配置された形状となって
いる。
【0017】そして、これらの中間(山部29aと谷部
29bの中間及び谷部29bと谷部29bの中間)に
は、夫々、所定の幅を持った平坦部31が各列27と直
交(金属触媒担体の軸方向)して全列27に亘って設け
られており、隣接する各列27相互間は各平坦部31で
夫々連結した構造となっている。尚、上記波板25も、
回転する一対のコルゲート加工ギヤに金属製薄板を連続
的に供給して各列27の波形29と平坦部31の成形が
行われ、コルゲート加工ギヤは複数枚のギヤが積層して
対となるギヤが互いに噛合した構造となっている。
【0018】本実施形態に係る波板25はこのように構
成されているから、当該波板25を所定寸法に裁断して
これを順次積層し、或いはこれを多重に巻回して金属触
媒担体が製造され、斯かる金属触媒担体によっても、重
合する各波板25の波形29の端部が相互に噛み合って
波板25相互の相対移動を防止する。
【0019】そして、排ガスの流入による温度変化で各
列27毎に熱膨張率に差が生じても、各平坦部31が各
列27相互間の連結を図ってその欠損を防止することと
なる。従って、本実施形態を用いた金属触媒担体によっ
ても、図7の従来例を用いた金属触媒担体に比し各列2
7相互の連結強度が向上して、熱膨張率の差による欠損
を確実に防止することができる。
【0020】然も、平板が不要となるため金属触媒担体
全体の軽量化が可能となり、その結果、低熱容量となっ
て昇温時間が短縮できると共に、熱応力の吸収に優れ破
断や脱落を引き起こす虞もないし、重合した各波板25
の波形29の端部が相互に噛み合って波板25の相対移
動が防止されるため、フィルムアウト現象が生ずること
もない。
【0021】更に又、本実施形態に係る波列25は、山
部29aの次に谷部29bが連続するように各列27の
波形29を形成したので、これを巻回又は積層して金属
触媒担体を成形した場合、上記波板15に比し山部29
aと谷部29bが上下関係に於て重合することが殆どな
くなって、触媒効率が向上することとなった。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係る波板
によれば、従来に比し各列相互間の連結強度が向上し、
因って、これらの波板を用いて金属触媒担体を成形すれ
ば、各列の熱膨張率の差による連結部の欠損を確実に防
止できることとなった。
【0023】然も、波形に平坦部を設けたことで、請求
項3に係る波板のように波形の山部と谷部が所定の規則
性を以って配置するパターン設計が自在となり、この結
果、金属触媒担体の成形に於て、波板のみの巻回又は積
層で互いに山部と谷部が上下関係で重合しない波形の配
列を選択する自由度が拡大することとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2に係る波板の一実施形態
の平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1の波板で成形した金属触媒担体の断面図で
ある。
【図4】請求項1及び請求項3に係る波板の一実施形態
の平面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】従来の金属触媒担体の製造方法を示す概略図で
ある。
【図7】従来の複数列一体型の波板の斜視図である。
【図8】図7に示す波板の正面図である。
【符号の説明】
15,25 波板 17 金属触媒担体 19,27 列 21,29 波形 21a,29a 山部 21b,29b 谷部 23,31 平坦部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の金属製薄板を、隣接する各列(1
    9,27)と位相をずらせて波形(21,29)が連続
    して成形された複数列に区画すると共に、各列(19,
    27)と直交する平坦部(23,31)を全列(19,
    27)に亘って設け、当該各平坦部(23,31)で、
    隣接する各列(19,27)相互間を連結したことを特
    徴とする金属触媒担体成形用の複数列一体型波板。
  2. 【請求項2】 波形(21)は、山部(21a)と谷部
    (21b)が交互に連続してなり、平坦部(23)は、
    これらの間に夫々成形されていることを特徴とする請求
    項1記載の複数列一体型波板。
  3. 【請求項3】 波形(29)は、山部(21a)と谷部
    (21b)が所定の規則性を以って配置されてなり、平
    坦部(31)は、これらの間に夫々成形されていること
    を特徴とする請求項1記載の複数列一体型波板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008264596A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Showa Aircraft Ind Co Ltd 排気ガス浄化用の触媒担体

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