JPH1056377A - 2線2相式非同期論理ファンクションジェネレータ、およびそれを用いた半導体集積回路装置 - Google Patents

2線2相式非同期論理ファンクションジェネレータ、およびそれを用いた半導体集積回路装置

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JPH1056377A
JPH1056377A JP21016296A JP21016296A JPH1056377A JP H1056377 A JPH1056377 A JP H1056377A JP 21016296 A JP21016296 A JP 21016296A JP 21016296 A JP21016296 A JP 21016296A JP H1056377 A JPH1056377 A JP H1056377A
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JP21016296A
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Makoto Kuwata
真 鍬田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2線2相式非同期データを入力としてハザー
ドのない2線2相式データが出力でき、しかもユーザー
が所望の論理をフィールドにて実現することができる2
線2相式非同期論理ファンクションジェネレータ、さら
にFPGAを始めとするASICによる半導体集積回路
装置を提供する。 【解決手段】 ASICにおける非同期論理FPGAの
論理回路ブロックを構成し、2線2相式論理における内
部回路の状態を所望の回路動作の後に必ず初期状態に戻
す状態遷移を用いた非同期論理方式のファンクションジ
ェネレータであって、入力データに応じてデコード結果
を出力するデコーダ1と、所望の論理データを記憶する
記憶回路2と、記憶回路2の論理データを出力する出力
回路3と、記憶回路2への書き込みを制御するスキャン
ラッチコントローラ4とから構成され、2線2相式デー
タA,Bを入力として2線2相式データQが出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ASIC(Applic
ation Specific Integrated Circuit)、特にFPGA
(Field Programmable Gate Array)の回路動作技術に関
し、2線2相式データを入出力として非同期動作をする
システムに用いて好適な2線2相式非同期論理ファンク
ションジェネレータ、およびそれを用いた半導体集積回
路装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、発明者が検討した技術とし
て、論理ブロック構造を有するFPGAを始めとするA
SICにおいて、このASICにおけるファンクション
ジェネレータとしては、PROCEEDING OF THE IEEE,vol8
1,No.7 july 1993 p1030 “A Reprogrammable Gate Arr
ay and Application ”にあるように、ユーザーが所望
の論理を開発現場(フィールド)にて実現できる特徴を
持つ技術などが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なファンクションジェネレータにおいては、外部に同期
式のラッチがあることを前提として構成されているた
め、出力に入力データ間の遅延や内部ゲート間の遅延に
よって生じる一時的な、誤った“1”あるいは“0”の
ヒゲ・パルスの発生によるハザードが生じる可能性を含
んでいる。また、同期式の1線式データの入力を前提と
しているために、2線2相式非同期入力に対して対応す
ることができない。
【0004】また、社団法人 電子情報通信学会技法
(CPSY94-26,FTS94-26,ICD94-26 (1994-04) )の“非同
期式プロセッサTITACの設計と評価”にあるよう
に、2線2相式非同期論理は原理的に低消費電力化の面
で注目されている技術であり、さらに本発明者が以前に
出願した特願平6−329290号の“半導体記憶回
路”にあるように、2線2相式非同期記憶回路の構成方
法は示されているが、2線2相式非同期論理において、
所望の論理をフィールドにて実現できるような回路構成
については言及されていない。
【0005】従って、前記のような所望の論理をフィー
ルドにて実現できるFPGAを始めとするASICにお
いて、2線2相式非同期データを入力とする非同期論理
回路ブロック(CLB:Configuration Logic Block)を
実現するためには、2線2相式非同期データが入力で
き、かつハザードのない2線2相式データを出力できる
ようなファンクションジェネレータを構成する必要があ
る。
【0006】そこで、本発明の目的は、2線2相式非同
期データを入力としてハザードのない2線2相式データ
が出力でき、しかもユーザーが所望の論理をフィールド
にて実現することができる2線2相式非同期論理ファン
クションジェネレータを提供することにある。
【0007】さらに、FPGAを始めとするASICに
おいて、2線2相式非同期論理ファンクションジェネレ
ータを含む非同期論理回路ブロックにより構成される非
同期論理FPGA、また非同期論理回路ブロックを埋め
込んだゲートアレー、エンベデッドアレーまたはスタン
ダードセルにより構成することができる半導体集積回路
装置を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0010】すなわち、本発明の2線2相式非同期論理
ファンクションジェネレータは、2線2相式論理による
内部回路の状態を所望の回路動作の後に必ず初期状態に
戻す状態遷移を応用したものであり、2線2相式データ
を入力とし、初期状態から入力が全て確定したときにの
みデコード結果を出力するデコーダを作り、これを入力
データのデコーダに適用し、所望の論理データを記憶す
る記憶回路を選択し、その結果を2線2相式データで出
力するものである。この記憶回路は、フリップフロップ
またはメモリで構成するようにしたものである。
【0011】また、本発明の半導体集積回路装置は、前
記2線2相式非同期論理ファンクションジェネレータを
用い、半導体集積回路装置の論理回路ブロック構造を、
ファンクションジェネレータ、セレクタおよび非同期レ
ジスタを含む非同期論理回路ブロックから構成するもの
である。
【0012】特に、前記半導体集積回路装置は、1つも
しくは複数の非同期論理回路ブロック、および1つもし
くは複数のスイッチボックスを有する非同期論理FPG
Aから構成したり、または非同期論理回路ブロックを埋
め込んだゲートアレー、エンベデッドアレーまたはスタ
ンダードセルから構成するようにしたものである。
【0013】よって、前記2線2相式非同期論理ファン
クションジェネレータ、およびそれを用いた半導体集積
回路装置によれば、2線2相式非同期データを入力とし
てハザードのない2線2相式データが出力でき、かつ2
線2相式非同期デコーダ出力をプログラマブルな記憶回
路の選択信号として使用することにより、ユーザーが所
望の論理をフィールドにて実現できる2線2相式非同期
ファンクションジェネレータを構成することができる。
【0014】さらに、この非同期ファンクションジェネ
レータを含む非同期論理回路ブロックと周知の技術で構
成されたスイッチボックスとを組み合わせることによ
り、非同期論理FPGAを構成することができ、またゲ
ートアレー、エンベデッドアレーまたはスタンダードセ
ルに非同期論理回路ブロックを埋め込むことで、2線2
相式データを入出力として非同期動作が可能な半導体集
積回路装置を実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1であるファンクションジェネレータを示す回路図、
図2〜図4は本実施の形態1において、基本的な構成に
よるデコーダを示す回路図、真理値を示す説明図、およ
び入出力信号を示す波形図、図5はファンクションジェ
ネレータの入出力状態を示すタイミングチャート、図6
はファンクションジェネレータを用いた非同期論理回路
ブロックの一例を示す回路図、図7は非同期論理回路ブ
ロックを用いた2線2相式非同期論理FPGAの一例を
示す構成図である。
【0017】まず、図1により本実施の形態1のファン
クションジェネレータの構成を説明する。
【0018】本実施の形態1のファンクションジェネレ
ータは、たとえばASICによる半導体集積回路装置に
おいて、非同期論理FPGAの論理回路ブロックを構成
し、2線2相式論理における内部回路の状態を所望の回
路動作の後に必ず初期状態に戻す状態遷移を用いた非同
期論理方式のファンクションジェネレータとされ、入力
データに応じてデコード結果を出力するデコーダ1と、
所望の論理データを記憶する記憶回路2と、記憶回路2
の論理データを出力する出力回路3と、記憶回路2への
書き込みを制御するスキャンラッチコントローラ4とか
ら構成され、2線2相式データ(A+、A−)、(B
+、B−)を入力として、2線2相式データ(Q+、Q
−)が出力されるようになっている。
【0019】デコーダ1は、4つの論理ゲートNAND
の組み合わせによる回路構成とされ、2線2相式データ
を入力とし、初期状態から入力データが全て有効状態に
なったときにのみデコード結果を出力する部分であり、
このデコード結果は出力回路の出力制御をするため出力
回路3に出力される。
【0020】記憶回路2は、4つのフリップフロップF
Fから構成され、それぞれデータ入力端子D、2つの選
択信号入力端子S1,S2、クロック信号入力端子T、
データ出力端子Q,バーQが設けられている。この記憶
回路2は、それぞれのフリップフロップFFに所望の論
理データを記憶する部分であり、この論理データはデコ
ーダ1のデコード結果に応じて出力回路3に出力され
る。
【0021】出力回路3は、一対からなる4組の3ステ
ートインバータIVと、4つのNチャネル型MOSFE
TからなるNMOS回路5と、2つの論理ゲートNOR
との組み合わせにより構成されている。この出力回路3
は、フリップフロップFFの出力データを入力とし、記
憶回路2の論理データを出力する部分であり、この論理
データはデコーダ1に入力される2線2相式データに基
づいて、3ステートインバータIVの出力が論理ゲート
NORを介するNMOS回路5のアクティブプルダウン
出力と排他論理的に接続され2線2相式データとして出
力される。
【0022】スキャンラッチコントローラ4は、記憶回
路2のフリップフロップFFへの書き込みをアドレスス
キャンラッチ方式により実現する部分であり、LSIの
外部より入力されたアドレスをデコードし、フリップフ
ロップFFの選択信号に入力することで任意のラッチを
指定し、スキャンクロックSCに同期させて、データD
inをフリップフロップFFに書き込むことができるよ
うになっている。
【0023】次に、本実施の形態1の作用について、始
めに図2〜図4に基づいて基本的なデコーダ1の構成お
よび動作などの概要を説明する。
【0024】図2は、2線2相式非同期データを入力と
するデコーダ1の基本的な構成を示し、初期状態から入
力が全て確定したときにのみデコード結果を出力するこ
とができるように構成された回路例であり、その真理値
表は図3、波形例は図4に示すようになる。
【0025】このデコーダ1は、2データ入力・4デー
タ出力の例であり、入力は2線2相式のデータ形式にて
表現され、すなわち1データは2線(本実施の形態1で
は(a+、a−)、(b+、b−)と表すものとする)
にて表現され、(a+、a−)=(0、0)はデータが
無効の状態、(a+、a−)=(0、1)はデータが有
効データ0の状態、(a+、a−)=(1、0)はデー
タが有効状態1の状態をそれぞれ表し、また(a+、a
−)=(1、1)は状態として認めない。なお、(b
+、b−)のデータについても同様である。
【0026】ここで、デコーダ1の回路動作を図3およ
び図4を用いて説明すると、このデコーダ1の初期状態
においては必ず全ての入力が無効状態である。その後、
入力が有効状態0もしくは有効状態1に遷移するが、そ
のタイミングは必ずしも同一ではない。しかし、このデ
コーダ1では、全ての入力が確定したときにのみ、ただ
1つのデコード結果を有効状態にすることができる。
【0027】そして、デコードの終了後は、入力は全て
無効状態に戻され、その結果、全ての出力は無効状態と
なる。よって、本実施の形態1におけるデコーダ1にお
いては、不要な回路は動作しないため、必要最小限の電
力しか必要としないという効果がある。
【0028】次に、本実施の形態1におけるファンクシ
ョンジェネレータのタイミングチャートの一例を図5を
用いて説明する。
【0029】このファンクションジェネレータにおいて
は、入力データA(A+、A−)、B(B+、B−)の
両方、もしくは片方のみが無効状態の場合はデコーダ1
の出力が全て“H”となり、NMOS回路5により、フ
ァンクションジェネレータの出力データQ(Q+、Q
−)は無効状態となる。また、入力データA,Bの両方
の入力が有効状態になった時点でデコーダ1の出力がた
だ1つ“L”となり、記憶回路2のフリップフロップF
Fの出力が選択され、ファンクションジェネレータの出
力データQが有効状態となる。
【0030】ここで、記憶回路2のフリップフロップF
Fに所望の値を書き込んでおくことで、任意の所望の論
理を実現することができる。入力データA,Bの両方の
入力が有効状態から、少なくとも1つの入力が無効状態
になると、デコーダ1の出力は全て“H”となり、NM
OS回路5によりファンクションジェネレータの出力デ
ータは無効状態となる。このように動作させることで、
2線2相式非同期論理に対応したファンクションジェネ
レータを構成することができる。
【0031】このファンクションジェネレータにおい
て、フリップフロップFFへの書き込みはスキャンラッ
チコントローラ4により実現することができる。すなわ
ち、LSIの外部より入力されたアドレス信号をデコー
ドし、フリップフロップFFの選択信号に入力すること
で任意のラッチを指定し、データを書き込むことができ
る。
【0032】この例では、ファンクションジェネレータ
の出力データを得るのに3ステートインバータIVを接
続することで実現しているが、この3ステート出力機能
をフリップフロップFFに持たせてもよいし、もしくは
フリップフロップFFの出力をただ論理和をとること
や、トランスファゲートにより出力を選択することで実
現してもよい。
【0033】このようなフリップフロップFFについて
は、非同期レジスタなどの周知の技術をそのまま使用で
きる、またフリップフロップFFへの書き込みについて
も、ここではアドレススキャンラッチ方式を示したが、
これも周知であるシリアルスキャン方式などを用いても
よい。
【0034】このシリアルスキャン方式は、アドレスス
キャン方式がアドレスの割り付けられたフリップフロッ
プFFを1つ1つ選択してデータの読み書きを行うのに
対して、たとえばフリップフロップFFにスキャンデー
タ入力端子と出力端子を持ち、これらを前後のフリップ
フロップFFと接続することでデータをシリアルに転送
し、データの読み書きを行う方法である。
【0035】次に、本実施の形態1におけるファンクシ
ョンジェネレータを用いた非同期論理回路ブロックの一
例を図6を用いて説明する。
【0036】この非同期論理回路ブロックは、2線2相
式データが入力される3つのファンクションジェネレー
タ6と、これらのファンクションジェネレータ6の出力
を選択する8つのセレクタ7と、これらのセレクタ7の
出力の同期をとって出力する2つの非同期レジスタ8と
からなり、8組の2線2相式データA1〜A3,B1〜
B3,C,Dを入力として、4組の2線2相式データW
〜Zが出力される構成となっている。
【0037】たとえば、セレクタ7は組み合わせ回路、
トランスファーMOSFET、3ステートバッファなど
により構成され、また非同期レジスタ8は各種論理ゲー
トの組み合わせによって構成されている。
【0038】この非同期論理回路ブロックにおいては、
一部の2線2相式入力データA1〜A3,B1〜B3,
Cはファンクションジェネレータ6のいずれかに入力さ
れ、所望の論理出力を生成する。この出力は、他の入力
データDとともにセレクタ7に入力され、所望の出力が
選択される。このセレクタ7において、どの入力を選択
するかは、ファンクションジェネレータ6と同様にプロ
グラマブルにしてもよいし、ユーザー論理に開放しても
よい。
【0039】そして、セレクタ7により選択された出力
は、データの同期を取ったりするため、非同期レジスタ
8を介して出力データW,Zとして出力するか、非同期
レジスタ8を介さずにそのまま非同期論理回路ブロック
の外に出力データX,Yとして出力される。
【0040】この非同期論理回路ブロックの構成におい
ては、ここで示した例を拡張し、ファンクションジェネ
レータ6の入力数を増やしたり、セレクタ7の入力を限
定したり、必要ならば基本ゲートなどを埋め込んだりし
てもよく、特にその構成方法には限定されない。
【0041】次に、前記非同期論理回路ブロックを用い
た2線2相式非同期論理FPGAの一例を図7を用いて
説明する。
【0042】ここでは、たとえば周知のパストランジス
タで構成された複数のスイッチボックス9(S)を用
い、この格子状に配置されたスイッチボックス9の中心
部に非同期論理回路ブロック10(C)が配置され、外
周部にはI/Oブロック11が配置された2線2相式非
同期論理FPGA構造となっている。
【0043】このFPGAにおいては、スイッチボック
ス9により、非同期論理回路ブロック10を構成する所
望のファンクションジェネレータの出力もしくはI/O
ブロック11と、ファンクションジェネレータの入力も
しくはI/Oブロック11とを接続することができる。
【0044】ここでは、2線2相式非同期論理FPGA
について述べてきたが、FPGAでデバックした論理に
ついてプログラマブル部を固定したり、大量生産に向け
コストを低減するため、ゲートアレー/エンベデッドア
レー/スタンダードセルに容易に論理を乗せ換えられる
ように、ファンクションジェネレータを用いた非同期論
理回路ブロック10をゲートアレー/エンベデッドアレ
ー/スタンダードセルに埋め込んでおいてもよい。
【0045】従って、本実施の形態1のファンクション
ジェネレータ6によれば、入力データに応じてデコード
結果を出力するデコーダ1と、所望の論理データを記憶
する記憶回路2と、記憶回路2の論理データを出力する
出力回路3などから構成されることにより、2線2相式
非同期データを入力として、ハザードのない2線2相式
データを出力することができる。
【0046】また、ファンクションジェネレータ6を含
む非同期論理回路ブロック10により構成される非同期
論理FPGA、また非同期論理回路ブロック10を埋め
込んだゲートアレー、エンベデッドアレーまたはスタン
ダードセルによるASICにおいて、2線2相式非同期
データを入出力とする所望の論理をユーザーがフィール
ドにて実現することができる。
【0047】(実施の形態2)図8は本発明の実施の形
態2であるファンクションジェネレータを示す回路図で
ある。
【0048】本実施の形態2のファンクションジェネレ
ータは、前記実施の形態1と同様にASICにおいて、
非同期論理FPGAの論理回路ブロックを構成し、2線
2相式論理における内部回路の状態を所望の回路動作の
後に必ず初期状態に戻す状態遷移を用いた非同期論理方
式のファンクションジェネレータとされ、実施の形態1
との相違点は、フリップフロップFFへの書き込みにお
いて、アドレス指定をフリップフロップFFの選択信号
からデコード出力の論理和をとることで実現するように
した点である。
【0049】すなわち、本実施の形態2においては、図
8に示すように、デコーダ1aが4組の論理ゲートAN
Dと論理ゲートNORの組み合わせによる回路構成とさ
れ、論理ゲートNORには論理ゲートANDの出力信号
とスキャンラッチコントローラ4aからのアドレス信号
が入力され、そしてこの論理ゲートNORの出力信号は
出力回路3aを構成する3ステートインバータIVの制
御端子と、記憶回路2aを構成するフリップフロップF
Fの書き込み許可信号WEの反転端子にそれぞれ入力さ
れる。
【0050】これにより、記憶回路2aのフリップフロ
ップFFへの書き込みにおいて、フリップフロップFF
のアドレス指定を、それぞれの論理ゲートANDの出力
を一方の入力とするように接続される論理ゲートNOR
により、デコーダ1aの出力の論理和をとることで実現
することができる。
【0051】従って、本実施の形態2のファンクション
ジェネレータによれば、論理ゲートAND、この論理ゲ
ートANDの出力信号とスキャンラッチコントローラ4
aからのアドレス信号とが入力される論理ゲートNOR
の組み合わせによってデコーダ1aが構成されることに
より、前記実施の形態1と同様にユーザーが所望の論理
をフィールドにて実現でき、2線2相式非同期データを
入力として、ハザードのない2線2相式データを出力す
ることができ、特に本実施の形態2においては、フリッ
プフロップFFに書き込まれたデータを容易に確認する
ことができる。
【0052】(実施の形態3)図9は本発明の実施の形
態3であるファンクションジェネレータを示す回路図で
ある。
【0053】本実施の形態3のファンクションジェネレ
ータは、前記実施の形態1と同様にASICにおいて、
非同期論理FPGAの論理回路ブロックを構成し、2線
2相式論理における内部回路の状態を所望の回路動作の
後に必ず初期状態に戻す状態遷移を用いた非同期論理方
式のファンクションジェネレータとされ、実施の形態1
との相違点は、記憶回路をRAMにして構成するように
した点である。
【0054】前記実施の形態1,2のように、フリップ
フロップFFは一般的にトランジスタを多数必要とする
ため、本実施の形態3においては、図9に示すように、
フリップフロップFFに代えて、記憶回路2bをRAM
により構成するものである。すなわち、デコーダ1bに
は記憶回路2bを構成するメモリセル12と、出力回路
3bを構成するセンスアンプ13およびトランスファー
MOS回路14〜16がそれぞれ接続されている。
【0055】たとえば、メモリセル12は2組のNチャ
ネル型MOSFETとインバータ、センスアンプ13は
2組のNチャネル型MOSFETとPチャネル型MOS
FETとの対からなり、またトランスファーMOS回路
14〜16は、それぞれ2つのPチャネル型MOSFE
T、2つのNチャネル型MOSFET、2組のPチャネ
ル型MOSFETの対から構成されている。
【0056】このファンクションジェネレータにおいて
は、デコーダ1bの出力信号がメモリセル12を構成す
るMOSFETのゲートにそれぞれ入力され、さらにメ
モリセル12に接続される相捕データ線にはセンスアン
プ13が接続されている。また、相捕データ線上には、
スキャンラッチコントローラ4bとの間に書き込み許可
用のトランスファーMOS回路14が接続され、また論
理ゲートORとの間に書き込み時にプリチャージ電位と
書き込み電位とがショートすることを防ぐためのトラン
スファーMOS回路15、プリチャージ用のトランスフ
ァーMOS回路16がそれぞれ接続されている。
【0057】本実施の形態3におけるファンクションジ
ェネレータの動作は、前記実施の形態1と同様、入力デ
ータA,Bの両方の入力が有効状態になった時点でデコ
ーダ1bの出力がただ1つ“L”となり、メモリセル1
2の出力が選択され、センスアンプ13にて出力データ
Qが生成される。また、入力データA,Bの少なくとも
片方が非選択時には全てのメモリセル12が非選択とな
るが、トランスファーMOS回路16によりデータ線が
“H”となり、センスアンプ13により無効データが出
力される。
【0058】また、メモリセル12への書き込み時には
スキャンラッチコントローラ4bより出力される書き込
み許可信号バーWEによりトランスファーMOS回路1
4が電気的に開き、スキャンラッチコントローラ4bよ
り書き込みデータDinを書き込むことができる。この
書き込み時に、書き込みデータとプリチャージデータと
が衝突しないように、トランスファーMOS回路15に
てデータ線とプリチャージ用のトランスファーMOS回
路16とを切り離す。
【0059】ここでは、データ線のセンスにセンスアン
プ13を用いたが、電気的にマージンがある場合には2
つのセンスアンプ13の代わりに、2つのインバータな
どのゲートを用いてもよい。
【0060】従って、本実施の形態3のファンクション
ジェネレータによれば、メモリセル12、センスアンプ
13、トランスファーMOS回路14〜16からなるR
AMによって記憶回路2bが構成されることにより、前
記実施の形態1と同様にユーザーが所望の論理をフィー
ルドにて実現でき、2線2相式非同期データを入力とし
て、ハザードのない2線2相式データを出力することが
できる。
【0061】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態1〜3に基づき具体的に説明したが、本
発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいう
までもない。
【0062】たとえば、前記実施の形態のファンクショ
ンジェネレータについては、図1、図8、図9に示すよ
うな回路構成に限定されるものではなく、デコーダの論
理構成、記憶回路および出力回路の回路構成については
種々の変形が可能であり、特に2線2相式非同期データ
を入力として、2線2相式データを出力することができ
る回路構成であればよい。
【0063】たとえば、前記実施の形態のようなファン
クションジェネレータにおいて、複数の出力が必要な場
合には、図にて説明はしないが、フリップフロップFF
を2次元配列することで簡単に得ることができる。
【0064】また、前記実施の形態では、2データ入力
・4データ出力のデコーダを用いた例を示したが、この
デコーダを拡張し、さらに多入力のデコーダを構成する
ことで多入力のファンクションジェネレータを構成する
ことができる。
【0065】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0066】(1).2線2相式非同期データを入力として
ハザードのない2線2相式データが出力でき、かつ2線
2相式非同期デコーダ出力をプログラマブルな記憶回路
の選択信号として使用することで、ユーザーが所望の論
理をフィールドにて実現できる2線2相式非同期ファン
クションジェネレータを構成することが可能となる。
【0067】(2).前記(1) の非同期ファンクションジェ
ネレータを含む非同期論理回路ブロックと周知のスイッ
チボックスとを組み合わせることで、非同期論理FPG
Aを構成することができ、またゲートアレー、エンベデ
ッドアレーまたはスタンダードセルに非同期論理回路ブ
ロックを埋め込むことで、2線2相式データを入出力と
して非同期動作が可能な半導体集積回路装置を実現する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1であるファンクションジ
ェネレータを示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態1において、基本的な構成
によるデコーダを示す回路図である。
【図3】本発明の実施の形態1において、基本的な構成
によるデコーダの真理値を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態1において、基本的な構成
によるデコーダの入出力信号を示す波形図である。
【図5】本発明の実施の形態1におけるファンクション
ジェネレータの入出力状態を示すタイミングチャートで
ある。
【図6】本発明の実施の形態1におけるファンクション
ジェネレータを用いた非同期論理回路ブロックの一例を
示す回路図である。
【図7】本発明の実施の形態1において、非同期論理回
路ブロックを用いた2線2相式非同期論理FPGAの一
例を示す構成図である。
【図8】本発明の実施の形態2であるファンクションジ
ェネレータを示す回路図である。
【図9】本発明の実施の形態3であるファンクションジ
ェネレータを示す回路図である。
【符号の説明】
1,1a,1b デコーダ 2,2a,2b 記憶回路 3,3a,3b 出力回路 4,4a,4b スキャンラッチコントローラ 5 NMOS回路 6 ファンクションジェネレータ 7 セレクタ 8 非同期レジスタ 9 スイッチボックス 10 非同期論理回路ブロック 11 I/Oブロック 12 メモリセル 13 センスアンプ 14〜16 トランスファーMOS回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2線2相式論理による内部回路の状態を
    所望の回路動作の後に必ず初期状態に戻す状態遷移を用
    いた非同期論理方式のファンクションジェネレータであ
    って、2線2相式データを入力データとし、初期状態か
    ら前記入力データが全て有効状態になったときにのみデ
    コード結果を出力するデコーダと、所望の論理データを
    記憶する記憶回路とを有し、前記入力データが全て有効
    状態になった時点で、前記デコーダにより前記入力デー
    タのデコード結果に応じて前記記憶回路の1つの論理デ
    ータを選択し、この選択された論理データを2線2相式
    データとして出力することを特徴とする2線2相式非同
    期論理ファンクションジェネレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の2線2相式非同期論理フ
    ァンクションジェネレータであって、前記記憶回路は、
    フリップフロップまたはメモリから構成されることを特
    徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の2線2相式非同
    期論理ファンクションジェネレータを用いた半導体集積
    回路装置であって、前記半導体集積回路装置の論理回路
    ブロック構造は、前記ファンクションジェネレータ、セ
    レクタおよび非同期レジスタを有する非同期論理回路ブ
    ロックからなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置であ
    って、前記半導体集積回路装置は、1つもしくは複数の
    前記非同期論理回路ブロック、および1つもしくは複数
    のスイッチボックスを有する非同期論理FPGAからな
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の半導体集積回路装置であ
    って、前記半導体集積回路装置は、前記非同期論理回路
    ブロックを埋め込んだゲートアレー、エンベデッドアレ
    ーまたはスタンダードセルからなることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
JP21016296A 1996-08-08 1996-08-08 2線2相式非同期論理ファンクションジェネレータ、およびそれを用いた半導体集積回路装置 Pending JPH1056377A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008116972A (ja) * 2007-11-19 2008-05-22 Seiko Epson Corp 書き込み装置および回路
JP2008203842A (ja) * 2008-01-30 2008-09-04 Seiko Epson Corp 表示装置および回路
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US8154509B2 (en) 2004-08-04 2012-04-10 Seiko Epson Corporation Electronic display system, electronic paper writing device, electronic paper and method for manufacturing the same
JP2016082587A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置、電子部品、および電子機器

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